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レイアウト 1 - トップ
真の改革をめざして
The Democratic Party of Japan
2005
民主党
国会レポート
目 次
序 文
第1章
国会レポート2005発刊にあたって
政策調査会長
松本 剛明
前政策調査会長
仙谷 由人
160回∼163回国会総括 ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
国民にわかりやすい選択肢を提示し、政権への道を歩む
p. 2
年金改革・議員年金改革の動き
p. 5
第2章 『次の内閣』の活動 ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
第3章
CONTENTS
資 料
1
予 算
p. 6
2
憲法調査会
p. 8
3
内 閣
p. 10
4
子ども/男女共同参画/人権・消費者
p. 12
5
総 務
p. 14
6
法 務
p. 16
7
外務・防衛
p. 18
8
財務金融
p. 20
9
厚生労働
p. 22
10
農林水産
p. 24
11
経済産業/規制改革
p. 26
12
文部科学
p. 28
13
国土交通
p. 30
14
環 境
p. 32
15
政治改革
p. 34
焦点となった法案への対応 ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
1 [被災者生活再建支援法改正案] 住宅再建支援制度の確立を
p. 36
2 [犯罪被害者等基本法] 犯罪被害者の権利や利益の保護を
p. 36
3 [郵政民営化関連法] 「民営化」の名に値しない欠陥法
p. 37
4 [住基台帳・大量閲覧制限法案] 住基台帳の閲覧を制限
p. 37
5 [会社法]
日本の会社法制の現代化
p. 38
6 [刑事施設・処遇法] 再犯防止機能の強化をめざして
p. 38
7 [防衛庁設置法等改正] シビリアン・コントロールの確保をめざして
p. 39
8 [海洋権益関連法案] 領土・領海・排他的経済水域を守る
p. 39
民主党国会レポート 2005 ── 真 の 改 革 を め ざ し て
9 [所得税法等改正] サラリーマン増税に反対
p. 40
発行日
2005年12月16日 頒価500円(税込・送料別)
10 [預金者保護法案] 偽造カード等対策
p. 40
発行人
松本 剛明
11 [介護保険法改正] 大幅修正を獲得して賛成
p. 41
発行所
民主党政策調査会
12 [障害者自立支援法] 与党も認めた欠陥法
p. 41
〒100-8981 東京都千代田区永田町2-2-1
13 [独占禁止法改正等] 脱談合社会の確立に向けて
p. 42
衆議院第一議員会館内
14 [公共工事品質確保法] 質と価格の両立をめざし抜本修正
p. 42
Tel.03-3581-5111(内線3873∼3876)
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
民主党が取り組んだ主な議員立法(160回∼ 163回国会)
p. 43
案件一覧(160回∼ 163回国会)
p. 47
前原
『次の内閣』
及び第2次岡田『次の内閣』一覧
p. 64
民主党本部 〒100-0014 東京都千代田区永田町1-11-1
Tel.03-3595-9988(代表) URL http://www.dpj.or.jp
国会レポート 2005 発刊にあたって
政策調査会長
松本 剛明
前 政策調査会長
仙谷 由人
共感できる政策を国民に
届けることが民主党の使命
国民とともに
夢のある現実政策を
民主党は、総選挙の厳しい敗北を真摯に受け止
民主党は、つねに政権を担ったときに実行
め、政策分野についても、その内容、取りまとめる姿
すべき政策策定を心がけてきました。民主党
勢、伝え方の各面から率直に見直しています。これ
政権ならどう国政運営をするか、具体的数値
までの政調メンバーの弛まぬ努力により、積み上げ
でまとめ、毎年度の政府予算案に対抗し、「民
てきた政策や議員立法、その上にたった国会論戦、
主党の予算案」を提示してきました。総選挙
また集大成としてのマニフェストは、大きな財産です
のマニフェストでは、具体的な数値や制度設
が、民主党の政策が国民に届いていたかを省みる
計を盛り込んだ明快な政策提言に取り組み、
と、残念ながら必ずしもそうは言えません。今求めら
民主党を支持する多くの皆さんとともに政策
れるのは「発信力」。民主党から進めたいテーマに
を練り上げていくプロセスを大事にしました。
は具体的な「提案」を、政府から問われる課題には
「対案」を用意し、国民の目に見える「政策競争」を
展開します。
163回特別国会においても、19件の議員立法を
同時に民主党は当面の課題への対応ばかり
でなく、将来の望ましい日本の姿と国民生活
のあり方を展望した、夢のある政策構想を描
提出しました。先送りされようとしたアスベスト対策や
くこともきわめて大事だと位置づけています。
議員年金廃止等では「提案」を取りまとめ、郵政改革
少子高齢社会での社会保障制度の確立、未来
や障害者自立支援等に関しては「対案」を示しまし
の人材への大胆な投資、格差拡大への対応な
た。民主党がリードしてきた、高齢者虐待防止や会
ど、これらに果敢にチャレンジする「新しい
計検査院の機能強化等については、私たちの提案
政府」の実現のためにも、中長期的な視点に
に与党も賛同して法案が成立しました。これからも、
立った政策と構想に力を注がねばなりません。
国民の視点に立った民主党の政策と姿勢を訴えて
いきます。
民主党はこのたびの総選挙で敗北を余儀な
民主党は、政治に競争をもたらす政権交代のある
くされました。政策内容やその策定手続がし
政党政治の実現をめざす原点に立ち返り、民主主義
っかりしていても、国民に「わかりやすいメ
の一翼を担う政党として再生できるのかの岐路にあ
ッセージ」が伝わるのでなければ有効ではな
ります。国民が政策を選択する今、期待に応えて政
く、また選択肢を示したとはいえません。謙
策面からその使命を果たせるように、国民が共感で
虚な反省の上に、政策面でもさらに必要な工
きる政策を発信するべく私たちは力を尽くします。
夫・改善をしていく決意です。
序
文
国
会
レ
ポ
ー
ト
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0
5
発
刊
に
あ
た
っ
て
1
第1章 160回∼163回国会総括
国民にわかりやすい選択肢を提示し、
政権への道を歩む
160回臨時国会
(8日間)
2004年7月30日から8月6日
支援の具体策ではハグラカシの発言に終始し、
説明責任を放棄した。
なお、台風等災害、中越地震、イラク日本人
第20回参議院選挙において民主党は50議席を
人質事件に対して民主党は対策本部を立ち上げ、
獲得、改選議席で第1党となる勝利を収めた。
地域組織を含めた全党的な取り組みを展開した。
「与党が強行採決した年金法を撤回し抜本的な年
金改革に取り組むべし」との民意が明確に示さ
れたものであり、民主党は速やかに政府の年金
法を廃止する法案を提出した。しかし与党は、
国民の審判に背を向け、わずか1日のみの審議で
廃止法案を葬り去る暴挙に出た。
岡田代表が無投票で再選
8月30日に民主党代表選挙告示。岡田克也代表
162回通常国会
2005年1月21日から8月8日
(200日間)
郵政民営化を今国会の唯一最大の課題と位置
づけた小泉内閣に対し、民主党は議論すべき問
題は郵政改革のみではないと批判。住宅再建も
含んだ被災者生活再建支援、政治とカネの問題、
が無投票で再選され、9月13日の臨時党大会で正
地方主権確立をめざした分権改革、年金の抜本
式に承認された。同時に、第2次岡田『次の内閣』
改革をはじめとした社会保障制度改革、外交問
。
が組閣された(酣P.64参照)
題などの諸課題についても国会論戦を展開した。
首相の国会冒涜に議長が注意
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161回臨時国会
2004年10月12日から12月3日
(53日間)
この臨時国会は、第2次岡田『次の内閣』と
しかしながら、一貫して説明責任を放棄し不
誠実な答弁を繰り返し、国会を軽視する小泉首
相の政治姿勢を象徴する事件が冒頭に発生した。
施政方針演説に対する衆議院本会議質疑にお
第2次小泉改造内閣が初めて対決する国会となっ
ける岡田代表の再質問に対し、小泉首相はかた
た。民主党は、被災者生活再建支援法改正案、
くなに答弁を拒否。議会制民主主義の根幹を揺
イラク特措法廃止法案、年金抜本改革推進法案、
るがす不誠実かつ不真面目なこの態度に本会議
政治資金透明化法案など、13件の議員立法を提
場は騒然となり紛糾、審議はストップした。
出し、論戦を挑んだ。しかし、小泉首相をはじ
再開された本会議冒頭、議長が「答弁にあた
め政府・与党は、議論に正面から取り組むこと
っては誠意をもってするよう」と小泉首相に注
を忌避し、とりわけ、イラクの自衛隊派遣延長
意するという事態に至り、首相の恥ずべき行動
問題、橋本元首相の1億円ヤミ献金事件、被災者
は議会史上に汚点として記されることになった。
第
1
章
2004.11.21 新潟中越地震で被災された方々を激励する岡田代表(当時)
民主党予算案を掲げて論戦
2004年度補正予算案については、国が行うべ
設置の前提となる国会決議では、
「今秋までに改
革の方向付けを行い骨格の成案を得る」
とされた。
き住宅再建をはじめとする被災者支援策が不十
しかし、自公両党は合同会議が始まるやいなや
分であるなどの問題点があるが、被災者の生活
「現行制度は画期的なもの」とうそぶき、年金の抜
支援、被災地の復旧・復興支援の一助となるこ
本改革の議論を棚上げにし続けた。これは、159
とも事実であり、異例ではあるが賛成した。
回通常国会において年金法改正を強行した暴挙
また2005年度政府予算案に対して、民主党は3
回目となる独自案を取りまとめた。マニフェス
ト記載事項をベースに、「子ども=子育て」「教
に続く国民への裏切り行為に他ならない。
なりふり構わぬ郵政法案審議
育」「地方の活性化」を最重点項目とし、予算配
通常国会開会から3ヶ月以上たった4月27日、
分を「コンクリート(建物)
」から「人」への投
政府は「郵政民営化法案」を国会に提出した。
資に転換し、不要不急の公共事業予算等の徹底
このような重要法案を会期後半に提出すること
的な削減を行い、国債発行額を絞り込んだ予算
は極めて異例であり、この法案が自民党内の政
案を示した。政府予算案については、歳出の構
争の具であることを示すものでもあった。
造改革がほとんど取り組まれていないこと、定
民主党は、この法案が真の郵政事業改革には
率減税縮減など増税路線が国民生活や景気を直
ほど遠く、名称だけが「株式会社」となった官
撃するものであること、などから反対した。
業が民業を圧迫する本末転倒の改悪であること
政治腐敗を温存させた自公政権
等審議を通じて追及したが、小泉首相、竹中郵
政担当相はすり替えやゴマカシ答弁に終始した。
旧橋本派に対する日歯連のヤミ献金事件は、自
その上、提出が遅れた自らの責任を省みるこ
民党本部や国民政治協会ぐるみの事件として司法
となく、政府・与党は会期の大幅延長を強行し
の判断を仰ぐに至った。国民の政治とカネに対す
た。
る「憤懣」が高まる中、民主党は、国会における
民主党は、政府案を廃案にし、解散総選挙を
真相解明、そして迂回献金の禁止を含めた抜本的
実現することを最大の課題として取り組みを進
な政治資金規正法改正につなげることを主張し、
めた。対案も検討したが、廃案に追い込むため
予算委員会における橋本元首相らの証人喚問を
の戦術的判断から提出は行わなかった。その結
強く求めたが、自公両党は拒み続けた。
果、参議院において法案を否決に追い込んだ。
年金合同会議で自公はまたも裏切り
年金の抜本改革を衆参の垣根を越えて全会派
で議論する場として、年金合同会議が設置された。
しかし小泉首相は、自らが提出した法案を自
らが総裁を務める自民党議員の反対票で否決さ
れるという屈辱を恥じることなく、無責任にも、
「身内を切ってまで郵政民営化を行う」という劇
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2005.9.28 提案・対案路線で臨む前原代表
場効果を計算したパフォーマンスにすり替えた。
結果として、民主党が対案を提出しなかったこ
とで、国民には郵政改革に対する選択肢が無く、
」
自民党に「法案反対の民主党は『改革抵抗勢力』
とのレッテル貼りを許すこととなった。
すべての課題が置き去りに
小泉首相のなりふり構わぬ郵政法案中心の国
岡田代表辞任、前原新代表を選出
岡田代表が総選挙敗北の責任を取り退任を表
明したことを受け、民主党の新代表を選ぶ両院
議員総会が9月17日に開かれ、衆参両院の国会議
員の投票の結果、前原誠司新代表が選出された。
また、20日の両院議員総会において前原『次の
内閣』が組閣された(酣P.64参照)
。
会対応のために、その他の多くの課題は置き去
りにされた。外交とりわけ冷え切った関係に拍
車がかかるアジア外交、政治腐敗防止、被災者
163回特別国会
生活再建支援、アスベスト対策、年金抜本改革
2005年9月21日から11月1日
(42日間)
……、いずれも国民の関心が高く、また生活に
直結する重要課題について、民主党は様々な議
論を提起したが、政府・与党はこれに応えず、
国民から負託された責任を放棄した。
マニフェストでは評価を得るも
8月8日の衆議院解散を受けて、民主党は「3年
間で10兆円のムダづかい一掃」、
「年金一元化」、
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「月額1万6千円の子ども手当」などを柱とするマニ
フェストを発表。「郵政法案成立」のみを謳い具体
的政策を記さず国民に「白紙委任」を迫る自民党
の"マニフェスト"との比較において、彼我の差は明
らかであった。しかし、争点設定では、民主党の
包括的な政策提起に比較して、自民党は郵政民営
化のアジェンダ設定に力点を置いて成功を収め
た。選挙戦全体の中でマニフェスト活用をどのよ
うに位置づけるか、新たな対応が求められること
となった。
前原民主党は「提案主義」
(政府・与党が国民
の声に背を向けて必要な法整備や施策を怠って
いる場合には速やかに法案・政策を提案の形に
まとめ実現を図る)、「対案主義」(国民生活を直
撃する法案・政策に対しては具体的対案を掲げ
堂々と論戦を展開する)を掲げてこの国会に臨
んだ。
会期が短い特別国会にも関わらず、郵政改革
や障害者自立支援等に関しては対案を、政府・
与党が先送りしたアスベスト対策や議員年金廃
止等では提案を取りまとめ、19件の議員立法を
提出し、国民にわかりやすい具体的な政策論戦
に挑んだ。その中には、高齢者虐待防止や会計
検査院の機能強化等、民主党の提案に与党も賛
同し成立した法律もあり、提案・対案路線は一
定の成果を挙げた。
年金改革・議員年金改革の動き
民意を無視し続ける政府・与党
159回通常国会直後に実施された2004年参
に設置する与野党協議機関において「秋ま
でに年金制度改革の骨格の成案を得る」こ
議院選挙では、年金改革が最大の争点とな
とが、民主党の主張により盛り込まれた。
り、その結果、民主党は改選議席数でも得
しか し 、そ の 後 の 協 議 に お いて、与 党 は
票数でも第一党の地位を得た。この「年金
「2004年改正は画期的な改革」
「年金制度は
改革を一からやり直せ」という民意を得て、
100年安心」と主張し、改革に取り組む姿勢
民主党は選挙後の160回臨時国会に「国民
を全く見せないまま、8月の衆議院解散を迎
年金法等の一部を改正する法律を廃止する
えた。
等の法律案」ほか3法案を提出した。しか
し、政府年金改正法により年金の改革は終
第
1
章
議員年金改革
結したと主張する与党は、廃止法案をわず
民主党は2005年総選挙において、年金制
か1日の審議で否決し、再び国民の声を無
度の抜本改革とともに議員年金廃止をマニ
視した。民主党は年金改革の灯を絶やさな
フェストに掲げ、選挙直後の163回特別国会
いために、続く161回臨時国会にも年金抜
において関連法案を提出した。その骨格は
本改革推進法案を提出した(衆議院解散に
①議員年金制度は06年をもって廃止する、
より廃案 酣P.22参照)
。
②既受給者に対しては支給額を3割削減、③
現職国会議員に対しては過去の納付金総額
協議機関設置に向けて
年金制度に対する国民の不信が払拭でき
の5割を「清算金」として給付し、将来の年金
給付は行わない、というものであった。
ない中、162回通常国会において、小泉首
これに対して与党からも議員年金改革と
相から年金改革に関する与野党協議機関の
称する案が示されたが、これは実質的に既
設置の呼びかけがあり、与党からも正式に
存の議員年金制度を継続するものであっ
協議の申し入れがあったことから、民主党
た。そのため、世論の批判が強く、結果と
はこれに応じた。
して与党は自らの案を撤回した。しかし、
2005年3月9日に与野党幹事長間協議をス
民主党案の審議に応ずることなく、議員年
タートさせ、4月1日に衆参両院において「年
金廃止は2006年の通常国会に持ち越される
金をはじめとする社会保障制度改革に関す
こととなった。
る国会決議」が行われた。決議には、国会
2005.4.14 民主党の年金改革案を主張する岡田代表(当時)
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第2章 『次の内閣』の活動
1 予 算
2004年度補正予算への対応
兆円の増税を提案した。景気の先行きが不透明
162回通常国会では、まず2004年度補正予算案
であるだけでなく、構造改革やそれを通じた歳
の審議が行われた。その主な内容は、前年度剰
出見直しもまったく進まない状況において国民
余金及び当年度税収見込み増などを財源として、
に負担増を求めても、到底理解が得られるもの
災害対策、社会保障を中心とする義務的経費の
ではない。まして、「定率減税」はその導入時に
増加等に対応するものであった。
おいて「所得税の抜本改革までの措置」とされ
民主党は2004年に生じた台風被害、地震被害
に速やかに対応するため、161回臨時国会から補
ており、これを放置したまま縮減・廃止を実施
するのは法律違反にも等しい(酣P.40参照)
。
正予算案の提出を求めてきたが、政府の対応は
また歳出においては、「年金保険料流用」が民
遅れた。さらにその内容は被災者支援として不
意をまったく無視して継続される事態となった。
十分なばかりか、災害対策に名を借りた旧来型
本来、社会保険庁の事務経費は税金で負担すべ
公共事業が含まれ、一方で歳出の節減努力が不
きところ、これまで財政上の理由から年金保険
十分であるなど多くの問題点があった。しかし、
料で穴埋めされてきたが、159回通常国会におけ
民主党は、一刻も早い復旧・復興を望む被災者
る民主党の再三にわたる追及により、この年金
の立場に立ち、国を挙げて被災者を支援する姿
保険料が社会保険庁職員の宿舎・公用車、社会
勢を明確にするため、極めて異例ではあるが、
保険庁長官の交際費などにも充当されている実
補正予算案に賛成した。
態が明らかになった。このため、政府・与党も
この見直しを表明せざるを得なくなったが、
小泉内閣で140兆円の借金増
第
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内
閣
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の
活
動
6
就任当初「国債発行枠30兆円」を掲げた小泉
首相だったが、4回目の本予算案となる2005年度
予算案においても国債発行額は34兆円を超え、
2005年度予算においても継続された。
政治家の議論を通じて
民主党予算案を編成
小泉内閣による借金増は144兆円にも達した。こ
民主党は、3回目の独自予算案編成に2004年末
れにより債務残高のGDP比は170%を超え、わが
から本格的に着手した。2003年総選挙マニフェ
国財政は極めて深刻な危機に陥った。
スト、2004年参院選マニフェストを踏まえ、12
一方で、小泉内閣は「定率減税」の縮減=1.7
月22日の『次の内閣』において、「2005年度民主
第
2
章
2005.2.2
(当時)
民主党予算案をアピールする仙谷政調会長
党予算案」の基本方針が確認された。
額20兆円の地方に対する補助金のうち、5.5兆円
その骨格は①一般会計総額、国債発行額とも
を税源移譲、12兆円を「一括交付金」とするな
に政府案より抑制する、②「地方分権」「子育
ど、国・地方の財政関係の抜本改革を予算案の
て・教育」を重視する、③総選挙マニフェス
形で示した。
ト・参院選マニフェストを網羅する、④定率減
税の縮減は行わない──などで、この基本方針
「選択肢を示す」
ことが民主党の責任
に基づき、2005年1月に『次の内閣』湯沢合宿を
将来世代にさらなる負担を求めることは許さ
開催、「子ども手当」の創設をはじめとする具体
れず、中央政府による硬直的な予算配分ではわ
的内容について精力的な議論を展開した。こう
が国の将来展望がない。政府予算にはムダや不
して2月1日、民主党は「2005年度民主党予算案」
要不急の予算が膨大に含まれている。民主党予
を発表した。
算案は、こうしたムダを徹底的に排除するため、
国の行う大型公共事業の半減、特殊法人等向け
「チルドレン・ファースト」の
民主党予算案
「2005年度民主党予算案」の最大の特徴は、
支出の半減、国家公務員人件費の削減など歳出
の徹底的な見直しを行う一方で、これまで「コ
ンクリート(建物)」に偏っていた投資を「人」
「チルドレン・ファースト」である。これは民主
に重点的に配分し、各地域がその多様性に応じ
党の理念である「未来への責任」に根ざすもの
てお金をより有効活用できるようにしている。
であり、「将来世代の負担となる国債発行額を可
予算は現政権の独占物ではなく、国民のもの
能な限り抑制する」「次世代育成のために財政資
である。それを具現化するためには国民が選択
源を重点的に配分する」ため、具体的には①国
肢を持つ必要があり、これを提示するのが民主
債発行額を政府予算に比べ約4兆円縮減、②義務
党の責務である。民主党は、国民の代表である
教育終了時までの子ども1人に対して、月1万6千
政治家同士の徹底した議論を通じて、国民に新
円の「子ども手当」を支給、③出産による経済
しい予算案の選択肢、新しい未来像を提示し、
負担軽減のため、現行制度に加え、出生児1人に
その上で政府予算案に反対した。
付き20万円の「出産助成金」を支給──などを
盛り込んだ。また「地方分権」については、総
第
2
章
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次
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内
閣
﹄
の
活
動
7
2 憲法調査会
民主党「憲法提言」
民主党は1998年に憲法調査会を設置し、過去4
回、報告書を発表してきた。2004年6月には、
「創憲に向けて、中間提言」を取りまとめ公表。
(3)人権保障
『憲法提言』」を調査会総会で提案し了承された。
を基本とした人権保障体制の確立をめざす。①
民主党は「日本国憲法の根本規範に基づいて
8
備する──等。
「人間の尊厳」の尊重と「共同の責務」の実現
(1)総論
﹃
次
の
内
閣
﹄
の
活
動
拡充する、④公会計や財政に関する諸規定を整
その後の議論も踏まえ、2005年10月、「民主党
その内容の概略は以下の通り。
第
2
章
の検討も含め、司法権の強化と違憲審査機能を
ドメスティック・バイオレンス等に見られる
「人間の尊厳」を破壊する一切の暴力からの保護、
犯罪被害者の人権の擁護、子どもの権利の保障、
築き上げてきたものを堅持、さらに強化・発展
政教分離の原則を厳格に維持する、②環境保全
させるための憲法論議」という土台を明確にし、
のような社会的広がりを持つ課題の解決につい
未来志向の新しい憲法を構想する。
て、国・地方公共団体、企業その他の中間団体、
そもそも憲法とは、主権者である国民が国家
家族・コミュニティーや個人の協力がなければ
機構等に公権力を委ねる一方、その限界を設け、
「共同の責務」
達成し得ないという基本認識の下、
これを自らの監視下に置いてコントロールする
を果たす社会をめざす、③情報社会の到来と価
ための基本ルールである。しかし、過去わが国
値意識の変化に対応した「知る権利」
「対話の権
では、時々の政権の恣意的解釈によって憲法の
利」「学習権」などを確立する、④日本国民とし
運用が左右され、同一の内閣においてすら憲法
て主体的に国際人権保障の責務を果たしていく
解釈が平然と変更されてきた。いま最も必要な
──等。
ことは、この傾向に歯止めをかけ、憲法を鍛え
直して「法の支配」を取り戻すことである。
(2)統治機構
(4)地方分権
「補完性の原理」に基づく分権国家への転換を
めざす。①基礎自治体優先の考えをベースに、基
①首相主導の政府運営を実現する、②国会に
礎自治体では完結できないものについて広域自
議会オンブズマンや行政監視院などを設置し、
治体がこれを補完する、②国・地方の間の権限配
議会(国会)の権限を強化するとともに行政監
③地方政府の多様性を承認する、
分を明確にする、
視機能を充実する、③新たな憲法裁判所の設置
④財政自治権・課税自主権を確立する──等。
第
2
章
を議論する調査会総会
2005.7.6 「憲法提言」
(5)安全保障
国民主権、憲法改正規定など、根本規範として
いわゆる憲法9条問題については、次の「四原
中核をなす部分については、改正できないもの
則・二条件」を提示する。わが国の安全保障活
とする、③発案権の所在については、国会によ
動に関する四原則とは、①戦後日本が培ってき
る発案(96条1項)のほか、「国民による発案」
た平和主義の考えに徹する、②国連憲章上の
も一定の条件下で認めるべきである。内閣の発
「制約された自衛権」を明確にする、③国連の集
案権は認めない──など等である。これらの論
団安全保障活動を明確に位置づける、④「民主
点につき、今後議論をさらに深め、民主党とし
的統制」(シビリアン・コントロール)の考えを
ての見解を明らかにしていく。
明確にすることを基本とする。また、安全保障
に係る原則を生かすための二つの条件は、①武
衆参憲法調査会報告書
力の行使については最大限抑制的である、②憲
一方、国会では2000年1月衆議院・参議院にそ
法附属法として「安全保障基本法(仮称)
」を定
れぞれ憲法調査会が設置された。5年に及ぶ調査、
める。
議論を経て、2005年4月に衆参それぞれの調査会
民主党は、この「憲法提言」を素材に、主権
として報告書が取りまとめられた。
者であり憲法制定権者である国民の間で、憲法
本報告書は、今後の本格的な憲法議論のため
に関する論議が今後活発に行われるよう、引き
の素材となるものである。民主党は憲法全体に
続き真摯に努力をしていく。
わたる論点を明確にし、報告書としてまとめた
ことは、大きな意義を有すると考える。
憲法改正等のための国民投票法制度
2005年9月、衆議院ではこれまでの調査会を
憲法改正のための国民投票法制度についても
「日本国憲法に関する調査特別委員会」(憲法改
民主党としての論点整理を2005年4月に公表し、
正国民投票制度に係る議案の審査等及び日本国
同年10月、大綱草案が調査会で大筋了承された。
憲法の広範かつ総合的な調査を行う)に改組し、
その概略は、①国民投票制度がカバーする範囲
参議院では引き続き「憲法調査会」で憲法につ
については、憲法改正に限らず、皇室制度など
いて広範かつ総合的な調査を行うこととなった。
国民の重大な関心事、政策テーマについても含
める、②憲法改正の限界については、平和主義、
第
2
章
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次
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内
閣
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活
動
9
3 内 閣
自然災害への対応と
防災政策の充実に向けて
2004年、自然災害が多発した。7月に集中豪雨
治安・防犯対策の確立のために
犯罪の多様化・ボーダレス化等により、国民
の「体感治安」が悪化している現状にかんがみ、
により新潟県・福島県・福井県において甚大な
民主党は「治安・防犯ワーキングチーム」を設
被害が発生したのを皮切りに、8月から10月には
置した。治安を良くしてほしいという住民の要
数度の台風来襲によって全国各地で大きな被害
望に的確に応えることができないのは、警察の
が生じた。さらに10月23日には新潟県中越地方
体質にも一因があるとの指摘があり、民主党は、
で震度6強の地震が発生したほか、翌2005年3月
住民からの苦情処理制度の拡充や、各都道府県
には、福岡県西方沖にて震度6弱の地震が発生し、
議会や知事による警察行政への監督強化、公安
大きな被害をもたらした。
委員会の機能強化等の政策を取りまとめ、総選
民主党ではそれぞれの災害について対策本部
挙マニフェストに盛り込んだ。
を設置し、代表をはじめ党幹部が現地視察を行
ったほか、公費による住宅本体への再建支援を
可能とする「被災者住宅再建支援法の一部を改
農林水産省・環境省所管の補助金を内閣府に一
被災者支援に向けた取り組みを精力的に行った
括計上し、地域再生のための施策推進を目的と
また、今後の防災政策の方向性を探るため、
﹃
次
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内
閣
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の
活
動
10
政府は162回通常国会において、国土交通省・
正する法律案」を二度にわたって提出するなど、
(酣P.36参照)
。
第
2
章
真の地域再生をめざして
する「地域再生法案」を提出した。民主党は、
その他の三位一体改革関連法案への対応とあわ
「防災問題プロジェクトチーム」を設置し、防災
せ、既存の補助金をまとめただけの交付金では、
関係者・有識者ヒアリングや防災関係箇所の視
民主党の主張する一括交付金と似て非なるもの
察等を行った。同プロジェクトチームでは、近
であることから、反対した。
い将来の発生が懸念される首都直下地震に焦点
を絞り、住宅耐震化の推進や危機管理対策の充
実を柱とした報告書「首都直下地震対策につい
て」を取りまとめた。
新・沖縄ビジョンを取りまとめ
民主党は2002年8月、沖縄の真の自立と発展へ
の道程を示す「民主党・沖縄ビジョン」を取り
まとめたが、その後3年が経過し、沖縄経済の低
2005.6.20
沖縄県中城湾の現況説明を受ける視察団
第
2
章
2005.11.7
北方領土問題について関係者と意見交換(根室市)
迷や米軍基地の再編問題等、様々な情勢の変化
市内でシンポジウムを開催したが、民主党は今
が生じた。そこで162回通常国会において「21世
後も地元関係者と意見交換を続け、政策実現に
紀『沖縄ビジョン』改訂ワーキングチーム」を
取り組んでいく。
設置し、見直しに向けて新たな作業を開始した。
2005年6月には沖縄に調査団を派遣し、経済人、
北方領土問題への取り組み
市民団体、労働組合関係者ら地元有識者で構成
2005年11月のロシア・プーチン大統領の訪日
する「沖縄ビジョン協議会」と意見交換を行う
を前に、北方領土返還問題が改めて注目された。
とともに、返還軍用地跡地利用の現況や特別自
民主党は11月7日、前原代表を筆頭に北海道根室
由貿易地域、米軍関係施設などを視察した。こ
市を訪問し、現地自治体・関係団体・元島民と
うした知見をもとに検討を重ね、8月に新たな沖
の意見交換を行った。
縄ビジョンを策定した。
この「新・沖縄ビジョン」では、沖縄の真の
自立と発展をめざし、「基地」「経済」「教育」
警察不正経理問題への取り組み
北海道警察元幹部の内部告発に端を発した警
「環境」の4分野を大きな柱にすえ、具体策を取
察不正経理疑惑はとどまることを知らず、全国
りまとめた。とくに基地問題については、日米
の都道府県警察に問題が拡大する様相をみせた。
地位協定の大幅な見直しを求めるとともに、米
とりわけ愛媛県警察では、全国で初めて現職の
軍再配置(トランスフォーメーション)に伴い、
警察官が内部告発を行い、これに対し県警側は
在沖米軍基地を大幅に縮小するよう明記した。
当該警察官の配置転換を行うなど、不祥事隠し
また、本土と比べて非常に高い失業率を改善
(スロ
するため、より自然と調和的なライフスタイル
ともとれる行動をとった。
これに対応するため、衆議院内閣委員会では、
ーライフ)の拠点となる「滞在型リゾート」産業や、
163回特別国会において愛媛県警に対する実情調
豊かな自然を活用した安全性の高い農水産品を
査を行ったが、与党の反対により内部告発者の
「地域ブランド」として生産・販売するなど、沖縄の
ヒアリングは実現しなかった。そのため民主党
自然と風土、歴史と文化を最大限に活かす産業
の呼びかけで、独自の調査会を現地で開催し、
を振興し、雇用創出を図ると強調した。
内部告発者から不正経理の生々しい実態を聴取
「新・沖縄ビジョン」発表にあたっては、那覇
した。
第
2
章
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の
活
動
11
4 子ども/男女共同参画/
人権・消費者
真の男女共同参画社会の
実現に向けて
した取り組みが契機となり、161回臨時国会にお
味や施策の取り組みを間違って理解し、男女共
いて「犯罪被害者等基本法」が衆議院内閣委員長
同参画政策全般を批判する動きが一部に見られ
提案により可決、成立した(酣P.36参照)
。
イル"“自分らしさ" を応援するといった観点か
12
振り込め
(オレオレ)詐欺対策
ら、「男女共同参画社会基本法」がめざす男女共
振り込め詐欺や架空請求では、不正売買され
同参画社会実現のため、①「多様なライフスタ
た「銀行口座」と、本人確認が徹底されていな
イルを生きる時代の自立と安心の政策:男女共
い「携帯電話」が、犯罪の二大ツールとして悪
同参画政策の充実に向けて」の改定(2004年12
用されている。民主党は、早急な対策が必要と
月)、②男女共同参画基本計画の改定に向けた
の認識から協議を進め、二大ツールの不正利用
、
「中間整理」についての談話を発表(2005年5月)
﹃
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内
閣
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の
活
動
基本法案」を提出し続けてきた。民主党のそう
近年、男女共同参画政策について、言葉の意
る。これに対し、民主党は、“多様なライフスタ
第
2
章
の147回通常国会以来5度にわたり、「犯罪被害者
防止を図る法律を成立させた。
③内閣府男女共同参画会議の「男女共同参画社
「銀行口座」については、これまで口座売買自
会の形成の促進に関する施策の基本的な方向」
体や口座売買の広告などを禁止する法律がなか
の答申についての談話を発表し、記者会見を行
った。そこで、161回臨時国会において、銀行口
うなど(2005年7月)、真の男女共同参画社会実
座の不正売買や広告を禁止し、違反者に対して
現に向け、正しい方向で議論が進むよう積極的
罰則規定を設けた「金融機関等による顧客等の
な活動を行った。
本人確認等に関する法律の一部を改正する法律
案」が衆議院内閣委員長提案により可決、成立
犯罪被害者等基本法の成立
した。
犯罪被害者の多くは、被害回復のための十分
また「携帯電話」については、162回通常国会
な支援を受けられず、司法制度の不備や人間関
において、与野党共同提案による「携帯音声通
係などで二次的な被害に苦しむ例が少なくない。
信事業者による契約者等の本人確認等及び携帯
民主党は、犯罪被害者の意思の尊重と権利保護
音声通信役務の不正な利用の防止に関する法律
が図られる総合的な法律が必要と考え、2000年
案」が成立した。これにより、①事業者に対し
第
2
章
2004.10.29 公設民営型の幼保融合化施設を視察
契約締結時・譲渡時に本人確認を義務付けるこ
査も踏まえ、幼保一体化や家庭的保育制度を推
と、②自己が契約者となっていない携帯電話の譲
進し、子どもたちに質のよい居場所を作ること
渡・譲受を禁止すること、③携帯電話の匿名貸与
や、児童虐待防止に向けた政策づくりに取り組
営業を禁止することなどの規定が設けられた。
んだ。また、子どもたちを事故から守るため、
幼児を自転車の補助いすに乗せる際に、ヘルメ
人身取引被害者等保護法の
制定に向けて
2002年7月、国連人権高等弁務官事務所が「人
ットの着用を義務付ける「道路交通法の一部を
改正する法律案」を163回特別国会に再提出した
(継続審議)
。
権および人身売買に関して奨励される原則およ
び指針」報告書を作成した。民主党は、この指
「未来世代応援政策」の取りまとめ
針に基づき、人身取引の被害者保護を法目的に
民主党は、162回通常国会において「次世代育
明記し、被害者の救済・支援を柱とする包括的
成支援(少子化対策)プロジェクトチーム」を
な法整備が必要であると考え、162回通常国会で
設置し、「未来世代応援政策」の取りまとめを進
「人身売買禁止法検討プロジェクトチーム」を設
めた。子どもたちには健やかに生まれ育つ権利、
置し、検討を進めた。そして、163回特別国会に
若い世代には子どもを産み育てる権利があると
おいて、「人身取引等の防止及び人身取引等の被
の視点から、対象を次世代に限らず、子どもを
害者の保護に関する法律案」を政府・与党にさ
産み育てる若い世代も応援対象としている。具
。
きがけて取りまとめ、提出した(継続審議)
体的には、①テマとヒマ(子どもたちにかける
人手と時間など)、②お金(子ども手当など経済
現場の声を
「子ども政策」に生かす
民主党は、現場の声を政策立案に生かすべく、
的支援)、③個々のニーズ(虐待等の被害を受け
た子ども・非行や触法行為をした子どもなど)
の三点から構成されている。今後は全体を包括
2004年10月に、東京・横浜で公設民営型の幼保
する「未来世代応援基本法(子ども家庭省・子
融合型施設など保育現場の視察を行い、また児
どもオンブードの根拠法となるもの)」の策定を
童虐待の問題では、栃木県小山市・児童虐待死
めざす。
事件調査団を現地派遣した。そうした視察や調
第
2
章
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動
13
5 総 務
基礎自治体重視の
民主党地方分権改革プラン
題など、公務員に対する国民の信頼は落ち込ん
いる約20兆円の補助金を原則廃止する一方、5.5
でおり、その回復のための取り組みが急務であ
兆円の税源移譲と12兆円余りの一括交付金制度
る。また、国・地方の財政が逼迫していること
の創設を柱とした抜本的分権改革案を提唱して
から、
「行政のスリム化と良質なサービスの両立」
きた。
も喫緊の課題となっている。
162回通常国会では、「地方分権改革プロジェ
そうした問題意識の下、162回通常国会では、
クトチーム」において、税源移譲や一括交付金
「公務員制度改革プロジェクトチーム」において、
の制度設計をさらに深化させるため、分権改革
不透明・不適切な特殊勤務手当の支給の実状を
の基礎となる国と地方の役割分担について検討
知るため、市民団体や総務省などからヒアリン
を行った。
グを実施した。また、自治体首長などから、行
体の中でも住民に一番身近な基礎自治体を重視
した地方分権改革の方向性を明確にした。その
﹃
次
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内
閣
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の
活
動
14
相次ぐ公務員の不祥事、地方公務員の厚遇問
これまで民主党は、中央政府が地方を縛って
その結果、補完性の原理に基づき、地方自治
第
2
章
公務員を取り巻く厳しい環境へ対応
政サービスの一部をNPOや市民団体に委託する
取り組みについてヒアリングを実施した。
これらをもとに、①天下りの禁止、②公務員
内容は、①中核市程度の規模(人口30万人規模)
への労働基本権の付与、③給与制度・諸手当の
の基礎自治体を「標準モデルの基礎自治体」と
見直しや適正な人員規模の設定等による総人件
位置づけ、そこに現行の政令指定都市以上の権
費の縮減、④市場化テストの導入、といった内
限を移譲する、②地方支分部局の事務事業の一
容を盛り込んだ「公務員制度改革案について」
部を広域自治体へ移譲する、③地方自治体が、
と題する中間報告を取りまとめた。
シティマネージャー制度を含めた統治形態や議
会のあり方を独自に決められるようにすること
などである。
今後は、国と地方との役割分担をさらに具体
公務員制度の
抜本的改革への取り組み
163回特別国会では、「給与法検討会」を設け、
化し、税源移譲の金額、税源移譲後の財政調整
公務員給与の改革案や労働基本権の付与などに
制度のあり方などについて検討を進めていく。
ついて議論を重ねた。その結果、公務員制度の
2005.10.7
郵政改革法案審議−民主党案の提出者
第
2
章
2005.6.10
「住民基本台帳法改正案」を提出
抜本的改革の第一歩を踏み出すべく、「国家公務
を事前に与党政治家に説明するのは「通常業務
員法の一部を改正する法律案」を取りまとめ、
の範囲内」と答弁するなど、視聴者の信頼回復
提出した(審議未了、廃案)
。
にはほど遠い姿勢と、同経営陣の問題意識の乏
本法案は、①人事院の給与勧告等の基礎とな
る民間給与調査について、民間賃金の実態を的
しさが改めて浮き彫りとなった。こうした理由
から、民主党はNHK予算案に反対した。
確に把握するために幅広く行うべきこと、②政
府が、国家公務員の特殊勤務手当について、必
要性及び合理性の観点から検討を行い、必要な
措置を講ずること等を盛り込んでいる。
今後は、公務員制度全体の改革案を早急に取
りまとめていく。
郵政民営化関連法律案への対応
郵政民営化関連法律案が、162回通常国会及び
163回特別国会に政府より提出された。民主党は、
政府案に強く反対するとともに、163回特別国会
においては、政府案の対案として「郵政改革法
案」を提出した(酣P.37参照)
。
NHKの経営姿勢を厳しく追及
NHKの一連の不祥事によって、受信料の支払
拒否が増加の一途をたどり、受信料制度が崩壊
住基台帳・大量閲覧制限法案を
国会に提出
しかねない危機的な状況の下、日本放送協会平
民主党は、住民基本台帳の閲覧制度を悪用し
「放送法第三十七条第二項の規
成17年度予算案(
た事件が発生したことを契機に、住民基本台帳
定に基づき、承認を求めるの件」)が、政府より
法の改正に取り組んだ。
162回通常国会に提出された。
自治体担当者やNPOからのヒアリング、パブリ
民主党は、以前からNHKの不祥事とその経営
ックコメントを実施し、幅広い意見を参考にしな
責任を国会で厳しく追及してきたが、同予算案
がら検討作業を行った結果、住民基本台帳の閲
は、受信料の不払い件数の急増を驚くほど甘く
覧を制限する「住民基本台帳法の一部を改正する
見積もるなど、NHK経営陣と政府の危機感の欠
法律案」
(住基台帳・大量閲覧制限法案)
を取りま
如を示す、無責任極まりない内容だった。また、
とめ、162回通常国会に提出した(酣P.37参照)
。
番組作成にあたって与党政治家の介入があった
のではないかという問題についても、番組内容
第
2
章
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次
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﹄
の
活
動
15
6 法 務
凶悪・重大犯罪の厳罰化
政府は161回臨時国会に、明治40年以来の抜本
改正となる、集団強姦等罪の新設、殺人罪・傷
害罪・危険運転致傷罪等の法定刑の引き上げを
盛り込んだ「刑法等の一部を改正する法律案」
渡の対抗要件に関する民法特例法改正案」には、
労働債権の確保が困難になること、新たな資金供
給の効果が薄いことから、反対した。
敗訴者負担法案を廃案に
を提出した。民主党は、再犯防止効果や刑務所
政府が159回通常国会に提出し、継続審議とな
の過剰収容の解消対策等について国会審議で質
っていた「民事訴訟費用等に関する法律の一部を
し、財産犯や性犯罪に係る法定刑の適正化等を
改正する法律案」
( 敗訴者負担法案)
は、原告・被
求める附帯決議を付した上で、法案に賛成した。
告双方の合意による弁護士報酬等の敗訴者負担
制度を導入する内容であった。敗訴した場合の負
裁判外紛争解決手続の枠組を創設
政府は、司法制度改革の一環として、161回臨
担を恐れた一般市民が裁判を起こしにくくなること、
弁護士費用の敗訴者負担制が消費者契約、労働
時国会に、裁判外紛争制度の理念と民間紛争手
契約等の一般契約にまで広まることが懸念された。
続業務の認証制度を定める「裁判外紛争解決手
民主党は法案に強く反対し、161回臨時国会では、
続の利用の促進に関する法律案」(ADR法案)
審議入りを許さず、ついに廃案に持ち込んだ。
を提出した。民主党は、民間ADRによる紛争解
決の公平性と質の確保、国民に利用しやすくす
ること等を質疑で質し、法案に賛成した。
刑事施設を一斉調査
民主党は、川越少年刑務所、東京拘置所をは
じめ全国13ヶ所の行刑施設を一斉調査し、政府
第
2
章
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閣
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活
動
16
企業による資金調達の円滑化
政府が161回臨時国会に提出した、企業の資金
調達を円滑化するための2法案のうち、民主党は、
根保証をした個人保証人を保護するために極度額
の定めのない根保証契約を無効とする「民法改正
が162回通常国会に提出した「刑事施設及び受刑
者の処遇等に関する法律案」に対し、4項目の修
正を実現した(酣P.38参照)
。
人身取引の防止に向けて
案」に賛成した。一方、動産・将来債権の譲渡の
政府は、162回通常国会に、人身取引の加害者
登記による新たな対抗要件制度を設ける「債権譲
の処罰、被害者の保護、人身取引・密入国の防止を
2005.3.4
東京拘置所視察
第
2
章
2005.10.25
法務部門会議
目的に刑法、入管法、組織犯罪処罰法を改正する
害に係る調停・仲裁等の手続を定め、報道機関
「刑法等の一部を改正する法律案」
を提出した。民
等に対し、自主的な救済制度をつくる努力義務
主党は、刑事罰が整備されることを評価する一方、
を課す内容であった。政府・与党は、
「人権擁護
被害者保護の措置が不十分であるとし、
「人身取引
法案」を再提出しようとしたが、自民党内の反
被害者保護センター」の創設を主張するとともに、外
対で実現しなかった。民主党案は、衆議院解散
国当局に情報提供する際の難民申請者の安全の確
に伴い廃案となった。
保等について質疑で質し、法案に賛成した。
共謀罪法案の成立を阻止
商法の抜本改正
159回通常国会より継続審議になっていた「犯罪
政府は、162回通常国会に60年ぶりの商法抜本
の国際化及び組織化並びに情報処理に対処する
改正となる「会社法案」を提出した。ライブド
ための刑法等の一部を改正する法律案」には、共
アによるニッポン放送株取得問題を受け、法案
謀罪の創設、証人買収罪の創設、電子メール等の
はにわかに脚光を浴びた。民主党は、
「会社法プ
通信履歴の保全要請等、重大な問題が多かった。
ロジェクトチーム」を中心に法案の検討を進め、
とりわけ、共謀罪は構成要件が曖昧で、600以上
3項目の条文修正を実現した(酣P.38参照)
。
の犯罪について、犯罪の実行に着手しなくても団
体の活動として実行する相談をしただけで犯罪と
人権侵害救済法案を提出
され、捜査手法として通信傍受等の拡大を招く危
わが国では、公権力による人権侵害、不当な
険性があることから、民主党は強く反対した。政
差別や虐待が後をたたず、人権侵害を予防し、
府案は、162回通常国会終盤に審議入りしたもの
被害者が安心して迅速に救済を求められる制度
の、衆議院解散に伴い廃案となった。
の確立が急務である。民主党は、2002年に取り
政府は批判が強いにもかかわらず、163回特別
まとめた法案大綱をもとに、
「人権侵害による被
国会にも同じ内容の法案を提出した。民主党は、
害の救済及び予防等に関する法律案」
(人権侵害
政府案が国際組織犯罪条約の趣旨、わが国の刑
救済法案)を策定し、162回通常国会に提出した。
法原則を逸脱していること等を国会審議で厳しく
法案は、内閣府の外局として中央人権委員会、
追及し、採決を阻止した。民主党は廃案を主張
各都道府県に地方人権委員会を設置し、人権侵
したが、与党の多数決により継続審議となった。
第
2
章
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の
活
動
17
7 外務・防衛
アジア外交
ある。
「東アジア共同体」の創設等によるアジア諸国
2005年10月の日米間の合意で普天間基地等の
との信頼醸成は喫緊の課題であるが、小泉首相
返還も含めた方向性が示されたが、その解決に
の不用意な発言や靖国神社参拝等により、中国
は、地元住民の理解が不可欠である。民主党は、
や韓国等の反発を招いた。民主党は、過去の反
今後とも米軍の再編プロセス全体について検証
省を踏まえ、アジア諸国の心情を重く受け止め
を進め、わが国の安全保障の本質について曖昧
るべきとの立場から、丁寧な説明を欠き、歴史
な姿勢をとる政府を厳しく追及していく。
問題等を政治焦点化させた小泉首相の稚拙な外
交に厳しく対峙していく。
イラク問題への対応
民主党は、イラクへの自衛隊派遣に反対の姿
経済外交
大きく変貌を遂げつつある国際経済体制の下、
勢を強め、161回臨時国会の基本計画の期限を前
に「イラク特措法廃止法案」を提出したが、邦
民主党は近隣諸国との関係にも考慮し、主体的
人人質事件やサマワで迫撃砲の発射等が続発す
な経済外交の推進に取り組んだ。アジア太平洋
るなか、政府は自衛隊の派遣延長を決定した。
の将来像として、人、モノ、カネ、サービス、
民主党は、積極的な国際協力を推進する立場
情報など生産要素の移動を自由化するとともに、
から、独自の復興支援策を提示してきた。一方、
持続可能な発展の基礎となる経済安全保障を確
主権移譲後1年を経過しても、米軍、イラク軍、
立する方向性を打ち出した。
市民に多くの犠牲が出ているのに加え、イギリ
ス軍やオーストラリア軍の撤退も報じられてい
第
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章
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活
動
18
日米地位協定改定・在日米軍再編
及び基地問題
2004年8月の海兵隊ヘリ墜落事故を受け、民主
党は事故等の捜査を日米両当局の合同捜査とす
るなどの日米地位協定の抜本的な改定案を策定
した。基地問題は、整理・統合・縮小の進展とと
もに航空管制権及び基地の管理権返還も重要で
たが、政府は163回特別国会での議論を避けた。
民主党は再び「イラク特措法廃止法案」を提出
したが、審議未了、廃案となった。今後ともイ
ラクからの自衛隊の速やかな撤退を求めていく。
テロ特措法改正案への対応
2001年9月11日の米同時多発テロ事件以後も、
第
2
章
2005.10.11 駐日オーストラリア大使との意見交換
各国で深刻なテロが続発しており、民主党はテ
称)」の設置や情報収集・分析態勢の強化等につ
ロ対策の策定に取り組んでいる。163回特別国会
いて、与党との協議を進めている。
に政府が提出した「テロ特措法延長法案」につ
いては、自衛隊の海上給油の実績・成果に対す
る評価が不可欠であるにもかかわらず、政府が
北朝鮮問題の解決に向けて
北朝鮮のNPT脱退や核保有宣言などにより、
明確な説明責任を放棄したため、反対した。今
小泉政権は瀬戸際外交に翻弄されている。民主
後とも、総合的なテロ対策の策定、自衛隊の海
党は、「改正外為法」及び「入港禁止法」の趣旨
外活動にかかるシビリアン・コントロールの徹
も踏まえ、独自に、162回通常国会に「北朝鮮人
底、武器使用基準の緩和、国際協力のあり方な
権救済法案」を提出した。
ど、本質的な議論を通じて各種のテロに対峙し
ていく。
今後も再開された日朝協議や六者協議の動向
等を注視し、上記の経済制裁法の適用も視野に
拉致事件、核・ミサイル問題の解決に全力をあ
アフガニスタン及び中東和平
民主党は2005年1月、アフガニスタンの持続的
発展に資するため、復興支援策を策定し、5月に
げ、一定の期限内に実質的・具体的進展が見ら
れない場合、国連安保理に問題解決を求めるな
ど、国際社会への働きかけを強めていく。
イスラエル・パレスチナ等に調査団を派遣した。
民主党はパレスチナ新暫定自治政府に自爆攻撃
の停止を強く求め、イスラエルには「分離壁」の建
設やパレスチナ自治区への軍事行動の中止を求
めた。今後も中東和平の重要性を訴えていく。
国連平和協力に関する
基本法制制定の取り組み
日本の国際協力活動は国内外の理解と支持が
定着しているが、イラク等への自衛隊派遣によ
り、そのあり方に疑問が出ている。民主党は、
緊急事態法制等の整備
国連等の要請による国際平和の維持・構築・創
民主党は、2003年の武力攻撃事態対処法等の
造に正面から関与できる基本法案を策定し、常
制定にあたり、政府・与党と「国民保護法制」
設の「国際協力部隊(仮称)」を創設するなどの
の整備について合意した。それに基づき、「緊急
検討を進めている。
事態基本法(仮称)」の制定、「危機管理庁(仮
第
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活
動
19
8 財務金融
違法年金担保融資対策法成立を主導
公的年金受給権については、関係法令により、
担保設定が禁止されている。しかしながら、現
たって粉飾決算を行っていたことが明らかにな
り、産業再生機構や金融庁、東京証券取引所の
責任が厳しく問われる事態となった。
実には、年金証書や預金通帳、印鑑、キャッシ
これに加えて、ニッポン放送株をめぐるライ
ュカードを預かるという形で、事実上、年金を
ブドアとフジテレビの買収合戦が、162回通常国
担保にとった高利融資を行う金融業者が存在し、
会の重要法案である会社法・証券取引法の審議
被害が拡大していた。この背景には、関係法令
にも大きな影響を与えることとなった。
に罰則規定がなく、違法年金担保融資が放置さ
れていることがあった。
民主党は、間接金融から直接金融をより重視
した金融システムを構築するには、公正な証券
そのため、民主党は、161回臨時国会において
市場を確立することが必要不可欠であり、その
「貸金業の規制等に関する法律の一部を改正する
ためには、米国証券取引委員会(SEC)になら
法律案」(違法年金担保融資対策法案)を取りま
った強力な日本版SECを設置する必要があると
とめ、与党との協議を重ねた。その結果、民主
いう考えから、改めて「証券取引委員会設置法
党案をベースとした成案ができあがり、衆議院
案」を提出した。しかし、自らの権限縮小を嫌
財務金融委員長提案として成立した。
う金融庁の抵抗もあり、民主党案は否決された。
一方、金融庁は、159回通常国会で断念した有
証券市場の信頼回復のため
法案を提出
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動
20
価証券報告書虚偽記載(継続開示義務違反)に
対する課徴金制度の導入をめざし、162回通常国
2004年秋に発覚した西武鉄道による有価証券
会において「証券取引法の一部を改正する法律
報告書虚偽記載・インサイダー取引事件を皮切
案」を提出する構えだったが、内閣法制局の反
りに、証券市場の信頼性を揺るがす事件・不祥
対により、またしてもこれを断念することとな
事が相次いだ。金融庁が上場企業など4,500社に
った。そして、改正点を、ライブドアによるニ
有価証券報告書の自主点検を求めた結果、600社
ッポン放送株取得の際に問題となった公開買付
近くが訂正を行うなど、問題の根深さが浮き彫
(TOB)制度の見直しにそっくり入れ替えること
りになった。さらには、産業再生機構が2004年
春に支援を決めたカネボウが、過去何年にもわ
となった。
これに対し、民主党は、継続開示義務違反に
第
2
章
2005.7.13 財務金融部門会議
対する課徴金制度の導入は速やかに実現すべき
その骨格は①改革の期間を8年とし、改革終了
ものであると考え、政府案に対する修正案の準
時点において、国の一般会計のプライマリーバ
備に取りかかった。最終的に、与党側にも民主
ランスの黒字化を図る、②前半の4年間において
党と同様の意見が強かったことから、与野党共
は徹底的な歳出改革を行い、財政赤字補填のた
同の成案を得ることとなり、政府原案・修正案
めの増税はしない、③後半の4年間では、さらな
とも成立した。
る歳出改革を前提に、必要があれば歳入の改革
に着手する──というもので、特に前半4年間の
偽造キャッシュカード等
対策法案を提出
近年、偽造・盗難キャッシュカードによる不
正な預金引き出し事件が急増し、社会問題とな
歳出削減については、「民主党予算案」を前提に
具体的な削減項目・額を盛り込んだ。2005年の
衆院選のマニフェストでは、これを反映する形
で「3年間で10兆円削減」を掲げた。
っている。そのため、民主党は、162回通常国会
において、「偽造キャッシュカード等対策ワーキ
その他重要課題への取り組み
ングチーム」を設置して対策の取りまとめを急
162回通常国会において財務金融部門では、①
ぎ、「無権限預貯金等取引からの預金者等の保護
公会計②企業会計③公的債務管理④特別会計改
等に関する法律案」を提出した。民主党案に対
革⑤地域金融円滑化⑥違法年金担保融資⑦偽造
する与党の対案は、提出が3ヶ月近くも遅れ、盗
キャッシュカード等対策の7つのワーキングチー
難通帳が補償の対象とならないなど大きな欠陥
ム、また①NPO・公益法人改革②貸金業の2つ
があったが、与党案が成立し、民主党案は否決
のプロジェクトチームを設置し、当面する重要
(酣P.40参照)
された
。
課題に取り組んだ。
公益法人制度改革及び金融サービス法案につ
財政健全化プランの取りまとめ
161回臨時国会において、民主党は衆参選挙の
マニフェストや、3度の「民主党予算案」の考え
方を踏まえつつ検討を進め、2005年7月に「財政
健全化プラン」の中間報告を取りまとめた。
いても、引き続き具体案づくりを継続していく。
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21
9 厚生労働
政府年金改正法廃止法案を提出
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動
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医療財源の不安定化
159回通常国会で自公与党が強行採決・成立さ
162回通常国会に政府から提出された「国民健
せた政府年金改正法は、国民の年金に対する信
康保険法等の一部を改正する法律案」は、国民
頼、負担と給付の不公平を改善しておらず、進
健康保険財政において、従来国が負担してきた
行する社会の変化に適応していない。そのため、
部分を縮小し、都道府県に肩代わりさせようと
民主党は改正法を一旦白紙に戻し、改めて年金
する内容だった。国保の補助金削減については
の抜本改革をやり直すよう、160回臨時国会に
地方6団体の補助金改革案にも含まれておらず、
「国民年金法等の一部を改正する法律を廃止する
財源を移譲しても地方に裁量の余地がないこと、
等の法律案」ほか3法案を提出したが、否決され
医療制度改革と切り離した財源変更の適否、そ
た。しかし、年金抜本改革は喫緊の課題である
して、国保と関係のない基礎年金の国庫負担比
ことから、161回臨時国会にも年金抜本改革法案
率の引き上げを法案に紛れ込ませるなどの問題
を提出した(酣P.5参照)
。
があり、民主党は政府案に反対した。
無年金障害者の救済へ第一歩
介護保険施行5年目の見直し
159回通常国会に提出した無年金障害者救済に
施行後5年が経過し、162回通常国会に「介護
関する民主党法案と与党法案が、161回臨時国会
保険法等の一部を改正する法律案」が政府から
において審議された。その結果、学生・主婦に
提出された。「筋トレ」の強制や家事援助サービ
対象を限定し、障害基礎年金の6割を支給する与
スのカットなどが懸念されたが、民主党は介護
党案が成立し、同時に民主党が求める在日外国
保険利用者の利便性が低下しないことを確認し、
人・在外邦人の救済も早期に検討を行う旨の附
介護予防事業の見直し規定や、権利擁護事業の
則修正が行われた。民主党は162回通常国会に
必須化について修正を実現し、法案に賛成した
「無年金問題ワーキングチーム」を設置し、「特
(酣P.41参照)
。
定障害者に対する特別障害給付金の支給に関す
る法律の一部を改正する法律案」
(無年金障害者
救済法改正案)を提出した。
高齢者虐待防止法案が成立
介護保険法改正とあわせて、介護現場での虐
待に対応する法律が必要との認識から、民主党
2005.10.18
障害者自立支援法案への対案
について本会議質疑
第
2
章
2005.7.27
厚生労働部門会議
は「高齢者虐待防止プロジェクトチーム」を設
就業支援団体の登録拒否要件を拡大する修正が
置し、行政の役割の明確化、虐待防止措置、介
行われ、賛成した。
護者が虐待に至らないようにする支援策をまと
め、162回通常国会に「高齢者虐待の防止、高齢
アスベスト総合対策の推進を提起
者の養護者に対する支援等に関する法律案」を
建築材料をはじめ広く使用されているアスベ
提出した。与党も独自案を提出したが、解散に
ストによる健康被害が大きな社会問題となって
より両案とも廃案となった。163回特別国会では
いる。162回通常国会では、特に長期にわたる潜
両案の一本化協議が行われ、民主党の主張を全
伏期間を経て発症する「中皮腫」などで死亡し
面的に盛り込んだ法案が衆議院厚生労働委員長
た人の労災認定が、「死後5年」の時効の壁に阻
提案として成立した。
まれていることが明らかとなった。そこで民主
党は、「総合雇用対策プロジェクトチーム」を中
障害者福祉の後退
心に議論を重ね、時効期間が経過しても、一定
政府が162回通常国会に提出した「障害者自立
要件のもとで労災保険給付の請求ができるよう
支援法案」は、利用者への定率負担導入のほか、
議員立法(「労働安全衛生法等の一部を改正する
サービス水準が引き下げられる恐れがあるなど
法律案」)を提出したが、廃案となった。
問題が多かった。民主党は障害者団体の要望を
163回特別国会では、民主党はアスベスト問題
受け、与党に抜本的な修正を求めたが、与党が
について、過去の行政責任、健康被害対策、既
拒否したため、政府案に反対した。解散により
存アスベスト対策を含め、法律に基づいた総合
廃案となったが、163回特別国会に政府案が再提
的かつ一体的な内容が必要との観点から、
「石綿
出された。民主党は対案として、「障害者の自立
対策の総合的推進に関する法律案」を政府・与
の支援及び社会参加の促進のための身体障害者
党にさきがけて提出した。これは国、地方公共
福祉法等の一部を改正する法律案」を提出した
団体及び事業者の責務を明らかにするとともに、
が、否決され、政府案が成立した(酣P.41参照)
。
アスベスト対策推進のための基本方針などを定
162回通常国会に政府から提出された「障害者
める内容で、あわせて具体的な政策提言「民主
の雇用の促進等に関する法律の一部を改正する
党は『ノンアスベスト社会』をつくる」を発表し
法律案」については、民主党の指摘により在宅
た。民主党案は継続審議となった(酣P.33参照)
。
第
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23
10 農林水産
農林漁業再生プランのバージョンアップ
第
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動
24
米国産牛肉輸入再開への対応
民主党が2004年に策定した「農林漁業再生プ
米国におけるBSE(牛海綿状脳症)の発生に
ラン」は、農林漁業関係者のみならず大きな反
伴う米国産牛肉の輸入禁止は、日本経済に大き
響を呼んだが、現場の声をより一層反映させる
な影響を及ぼし、国民生活に大きな不安を与え
ため、162回通常国会では「農業再生プランバー
た。民主党は、162回通常国会において野党3党
ジョンアップワーキングチーム」を設置し、新
で再提出した「牛海綿状脳症対策特別措置法案」
たな「農業再生プラン」を策定した。策定にあ
及び「輸入牛肉に係る情報の管理及び伝達に関
たっては、党農林漁業再生運動本部とともに、
する特別措置法案」(BSE対策特別措置法案)の
19回にわたって現地視察を重ね(長崎・茨城・山
審議を求め、輸入牛肉についても国産牛肉と同
口・横浜・北海道・兵庫・沖縄・愛媛・鳥取・愛知・高
様にトレーサビリティー(情報伝達)を義務付
知・香川・青森・岩手・鹿児島・福井・熊本・宮城
け、食の安全を確保すべきと強く主張した。し
等)
、現場の声を新たな政策に反映させた。
かし、政府・与党は自らの政策の矛盾点を認め
新プランの主な柱は、販売農家に対する1兆円
つつ、野党案の審議入りに抵抗し、廃案となっ
の直接支払いについて、①国が米・麦・大豆・雑
た。163回特別国会においても、民主党は3野党
穀・菜種・飼料作物など自給率強化に資する6品
共同で法案を再提出したが、継続審議となった。
目に対して5千億円を直接支払いする、②地方
米国産輸入牛肉のリスク評価について、厚生
分権の観点から、野菜・果物・果樹などの地域特
労働省及び農林水産省は2005年5月、食品安全委
産品や地方が独自に行う農業支援策などについ
員会に対して諮問を行ったが、10月31日に出さ
て、地方が独自に5千億円を直接支払いするとい
れた審議結果は「農林水産省・厚生労働省から
うもの。このほか③農山漁村活性化のための施策
提示された輸出プログラム(特定危険部位の除
の充実、④主要な食品輸出国に輸入国の立場から
去や20カ月齢以下の牛)が遵守されるもの」と
調査を行う国際食品調査官(仮称)を配置する等、
いう仮定を踏まえれば、
「リスクの差は非常に少
食の安全対策の強化を盛り込んでいる。
ない」という内容だった。これは事実上、米国
また、「森林・林業再生プラン」「漁業再生プ
ラン」についても再検討を行い、骨子案を策定
した。
等の管理・検査体制に問題があれば、輸入は危
険であると言っているに等しい。
民主党は2004年及び2005年、米国とカナダに2
2005.7.20
BSE問題について米国視察
第
2
章
2005.10.20
「子どもたちの食の安全を守る!」緊急集会
回にわたってBSE調査団を派遣し、その報告書
や困難なもの等について例外規定を設けるべき
において、米国の現行の管理・検査体制の下で
と主張した。
は、輸入解禁は拙速であると指摘した。食品安
民主党案は否決されたが、政府案は民主案と
全委員会の審議結果は、民主党の報告書内容と
改正部分が異なり、また、民主党の従来の主張
合致するものである。民主党は今後も国民の食
と相違がないため、政府案には賛成した。
の安全を守るため、輸入牛肉についても日本と
同様のトレーサビリティーを求め、現段階での
米国産輸入牛肉解禁に反対をしていく。
経営所得安定対策に向けて
162回通常国会に政府が提出した「国の補助金
等の整理及び合理化等に伴う農業近代化資金助
JAS法等改正案への対応
成法等の一部を改正する等の法律案」について
BSE問題に限らず、食の安全の問題は国民の
は、三位一体改革関連法案ではあるものの、民
最大の関心事の一つである。162回通常国会では、
主党が主張する補助金削減案に沿うことから、
政府から「JAS法等の一部を改正する法律案」
賛成した。
が提出され、流通JAS規格の新設や、JAS規格
また、政府が提出した「農業経営基盤強化促
の格付けなどが議論となったが、民主党は加工
進法等の一部を改正する法律案」については、
食品の原産地表示の問題等について、早急に見
民主党の主張する抜本的な農地制度の改正には
直すべきとの観点から、「JAS法等の一部を改正
なっていないことから、反対した。
する法律案」を別途提出した。
現在、加工食品については、
「名称、原材料名、
さらに、政府が163回特別国会において策定し
た「経営所得安定対策大綱」は、日本農業の多
内容量、賞味期限、保存方法、製造業者名」の6
くを占める小規模農家や兼業農家などを農業の
つの表示が義務付けられており、さらにこのう
担い手として認めず、結局は切り捨てていく政
ち昆布、干物、こんにゃくなど20食品群につい
策であるなど問題点が多いことから、民主党は
て、「原産地表示」(国内産においては産地名、
2006年の通常国会に向けて対案を策定していく。
外国産においては国名)が義務付けられている。
民主党はこの原産地表示を、原則すべての加工
食品に義務付け、技術的に表示が不可能なもの
第
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25
11 経済産業/規制改革
競争政策・独占禁止法改正等で
国会審議をリード
民主党は、
「独占禁止法・官製談合撤廃プロジェク
党が以前から提言していた内容であり、賛成し、
政府案は可決、成立した。
さらに、党商店街活性化対策本部と連携し、
トチーム」を設置し、競争政策・独禁法の分野で、政
「まちづくり対策プロジェクトチーム」を精力的
策、法案取りまとめ等を行い、国会審議をリードした。
に開催し、地域・コミュニティーの再生を図る
161回臨時国会において、政府は「私的独占の
ため、中心市街地・商店街活性化、まちづくり
禁止及び公正取引の確保に関する法律の一部を
改正する法律案」を提出した。民主党は政府案で
三法の見直し等に向けた作業を進めた。
は談合防止の実効性が乏しいなどの点から、対
原子力などエネルギー政策をリード
案を提出した。161回国会及び162回通常国会を
2004年8月9日、福井県美浜原子力発電所3号機
通じて両案の審議が行われ、最終的に政府案が
において、事故が発生し、死傷者が出る人身災
成立した。
害となった。民主党は、美浜原子力発電所事故
民主党は、163回特別国会に、公務員への罰則強
化等に資する「官製談合等の防止のための刑法等の
一部を改正する法律案」を提出した。法案は審議未
了、廃案となった(酣P.42参照)。
対策本部を設置し、現地調査団派遣、事故の徹
底究明、再発防止策に取り組んだ。
政府は162回通常国会に、「原子力発電におけ
る使用済燃料の再処理等のための積立金の積立
て及び管理に関する法律案」、「核原料物質、核
中小企業対策予算を取りまとめ
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の
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動
26
燃料物質及び原子炉の規制に関する法律の一部
民主党は、2004年参院選マニフェストに基づ
を改正する法律案」を提出した。民主党は両法
いて、中小企業対策費について政府予算を大幅
案の徹底審議を求め、附帯決議等に民主党の意
に増額する大胆な提言を取りまとめ、「2005年度
見を反映させて賛成、政府案は成立した。
民主党予算案」に盛り込んだ。
政府は162回通常国会に「中小企業経営革新支
さらに政府は、
「エネルギーの使用の合理化に
関する法律の一部を改正する法律案」を162回通
援法の一部を改正する法律案」
「有限責任事業組
常国会に提出した。民主党は、13の経済団体、
合契約に関する法律案」を提出した。関連法案
業界団体からヒアリングを重ね、現場の声を吸い
の整理統合やベンチャー支援については、民主
上げた。法案は全会一致で成立した。
第
2
章
2005.4.4 六ヶ所村核燃サイクル施設調査後に青森県庁訪問
民主党は「総合エネルギー戦略調査会」におい
「経済外交基本方針(中間報告)」を取りまとめ
て、有識者からヒアリングを精力的に行った。ま
た。「海洋権益問題プロジェクトチーム」は、中
た、
「核燃料サイクルに関する検討小委員会」では、
国による東シナ海のガス田開発問題の動向も踏
六ヶ所村の核燃料再処理工場、高速増殖原型炉
まえ、政策提言及び関連法案の策定を行った。
「もんじゅ」
を調査し、有識者からヒアリングを行い、
163回特別国会に「海底資源開発推進法案」「排
核燃サイクルに関して意見集約に努めた。核燃サ
他的経済水域等における天然資源の探査及び海
イクル政策については、コストとリスクの増大、政
洋の科学的調査に関する主権的権利その他の権
府の資源エネルギー戦略の欠如等の実態にかん
利の行使に関する法律案」を提出し、継続審議
がみ、安全性を最優先し、官・民の役割分担の明
となった(酣P.39参照)。これらプロジェクトチー
確化などについて、今後も議論を重ねていく。さ
ムは外務・防衛部門主管であったが、政策取りま
らに「自然エネルギー検討小委員会」において、
とめには経済産業部門が大きな役割を果たした。
関係者からヒアリングを重ねた。
162回通常国会では、夏時間制度が焦点となっ
た。民主党は「サマータイム検討プロジェクト
チーム」において論点を整理した。
原油高問題についても、経済団体等との意見
交換などを行った。
規制改革重点分野を取りまとめ
「規制改革調査会」では、①幼保一体化、②農
業、③農地・都市改革、④医療、⑤教育、⑥金
融を重点分野と位置付け、各々の規制改革の方
向性を取りまとめた。また改革派知事からのヒ
アリングを重ね、地方分権を推進する視点から
知的財産権戦略、通商問題への取り組み
規制改革の論点を取りまとめた。
「知的財産権戦略プロジェクトチーム」では、勉
強会、政策立案を精力的に行い、知財立国に向
会計検査院法の改正を実現
けた活動を展開した。米国、フランス、イギリスの
規制改革調査会のもとに、
「会計検査院法改正
各国大使館からヒアリングを行うとともに、営業秘
プロジェクトチーム」を設置し、選択的検査対象の
密と模倣品対策、コンテンツ産業等について、省
拡大などに資する「会計検査院法の一部を改正す
庁・団体・企業からヒアリングを重ねた。
る法律案」を与野党に働きかけ、超党派で参議院
また「経済外交プロジェクトチーム」では、
に提出した。法案は163回特別国会で成立した。
第
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12 文部科学
教育基本法問題への取り組み
民主党では、2000年3月設置の「教育基本問題
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義務教育国庫負担制度等の
改革に関する提案
調査会」を中心に議論を進め、2005年4月、調査
民主党は2005年10月、「義務教育国庫負担制度
会の作業部会報告書をまとめた。その基本スタ
等の改革に関する提案」をまとめ、発表した。
ンスは、「新たな時代における新たな人づくりの
政府は三位一体改革に名を借りた義務教育費総
あり方」について、一部の審議会だけで議論す
額の削減を強引に進めているが、民主党は義務
るのでなく、国民的な議論を起こし、国会に教
教育費国庫負担金に代わり、「教育一括交付金」
育基本法を議論する調査会を設置するなど、そ
(仮称=教育を使途目的とする交付金)を創設し、
の基本理念を国民とともに語り、考え、改革の
これを国から市区町村に直接交付するなど、教
方向を創り出すことである。今後も、関係団体
育行政及び義務教育費負担制度のあり方につい
や有識者などと意見交換をしながら、教育の根
て抜本的見直しを提案している。今後この提案
本についての議論を深めていく。
に基づき民主党法案の策定に取り組む。
民主党の「学び場再生プラン」
学校視察を政策立案に生かす
民主党は、2004年参院選マニフェストに掲げ
民主党は、民間人出身の校長を迎えている東
た「平成の教育改革」の具体策として、
「学び場
京都杉並区立和田中学校、コミュニティースク
再生プラン」を策定した。
ール(地域運営学校)を実践する東京都足立区
その基本的な内容は、①学習内容削減と脆弱
立五反野小学校、三鷹市立第四小学校、京都市
な指導体制を放置してきた文部科学省の姿勢に
立御所南小学校、小金井市立東中学校、アスベ
反対する、②真の主権者たる国民を養成すると
スト問題に苦慮する世田谷区立希望丘中学校を
いう目標のもと、21世紀にふさわしい学力内容
視察し、政策立案に積極的に生かした。
を見直す、③自立・共生・協働できる子どもの
コミュニティースクールは、民主党がトップ
教育をめざす学習内容に改善・充実させ、子ど
主導のもと、従来から主張している仕組みで、
もたちにそうした内容を習熟させる、④生命を
地域社会と協力し、公立学校を「地域立学校」
大切にする態度などを身につけるため、指導体
として運営し子どもを育てるもの。地域コミュ
制を整備・強化するというものである。
ニティーの再生、強化につながることからも、
第
2
章
2005.5.30 コミュニティースクールを実践する小学校を視察
公立小中学校の有効な改革手段の一つである。
及び2001年の「特殊法人等整理合理化計画」に
基づき、「日本原子力研究所」と「核燃料サイク
学校安全への取り組み
ル開発機構」の二つの特殊法人を統合するもの。
近年、大阪池田小・児童殺傷事件など学校内
民主党は、新法人の事業目的に安全が明記され
や登下校中に子どもたちが巻き込まれる痛まし
ていないなど、安全行政への取り組み体制が不
い事件が相次ぎ、子どもたちの安全を取り巻く
十分なため、反対した。
環境が悪化の一途をたどっている。こうした問
題に対応するため、民主党は162回通常国会で
学校教育法改正への取り組み
「学校安全法プロジェクトチーム」を設置し、神
162回通常国会で、政府より「学校教育法の一
戸市内や東京都内など8校の公立小中学校を視察
部を改正する法律案」が提出された。短大卒業
するとともに、「学校安全対策基本法案(仮称)
」
者への短期大学士学位授与及び大学、高等専門
の骨子をまとめた。
学校の教員組織の整備を目的としている。民主
これは、子どもたちが安全に安心して学校生
党は、学校教育法において、高専教員の役割が
活を送ることができるよう、学校安全対策につ
教育のみに限定されている問題を指摘し、附帯
いて、国、地方公共団体等の責務を明らかにす
決議に教育水準の維持向上を図るため研究に対
るとともに、①不審者侵入、通学路の防犯等防
する支援を行うこと等を盛り込み、賛成した。
犯対策、②耐震化、豪雪・豪雨等防災対策、③
老朽化・事故防止対策、④アスベスト、シック
スクール等環境衛生対策などについて必要な施
策を進める内容である。
国立大学法人法改正への対応
162回通常国会で、政府より「国立大学法人法
の一部を改正する法律案」が提出された。富山
大学・富山医科薬科大学・高岡短期大学の3大学
理念なき
「日本原子力研究開発機構法」に反対
の統合、筑波短期大学の4年制化、政策研究大学
161回臨時国会で、政府より「独立行政法人日
党は、以前から国立大学の整理統合を主張して
本原子力研究開発機構法案」が提出された。本
法案は、1998年成立の「中央省庁等改革基本法」
院大学の事務所所在地変更の法案である。民主
おり、法案に賛成した。
第
2
章
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活
動
29
13 国土交通
自然災害への迅速な対応
2004年、観測史上最高の10もの台風が上陸し、
また、民主党では、「航空・鉄道事故調査委員
会改革作業チーム」において、同調査委員会に
各地に大きな被害をもたらした。また、新潟中
よる事故調査と再発防止策の問題点とその制度
越地震、福岡西方沖地震が発生し甚大な被害が
的なあり方について、現在、検討を進めている。
生じた。民主党は、各地の災害現場をいち早く
視察し、現状を把握するとともに、国に対して
速やかな対応を要請してきた。
国土総合開発法改正案に反対
162回通常国会において、政府より「総合的な
特に、四国での鉄道被害に対しては、国土交
国土の形成を図るための国土総合開発法等の一
通委員会での質問により複数災害による鉄道復
部を改正する等の法律案」が提出された。全国
旧への補助を認めさせるなどの成果を得た。
総合開発計画・国土総合開発法は、公共事業関
連計画の上位計画として位置づけられ、大規模
JR福知山線事故への迅速な対応
鉄道事故・航空機トラブルが各地で相次ぎ、
政府案の内容は、①計画名称を「国土形成計
公共交通機関への信頼性が大きく揺らいでいる。
画」に変更、②計画を「全国計画」と「広域地
民主党は、107名の死者を出したJR福知山線
方計画」に分け地方公共団体の関与を強化、③
列車脱線事故について、事故当日(2005年4月25
日)に事故対策本部を設置するとともに、直ち
に現地調査団を派遣した。
第
2
章
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動
30
開発・大型公共事業の根拠となっていた。
開発中心からの転換、などであった。
民主党は政府案について、①計画に対する国
会のコントロールが及ばないこと、②計画策定
また5月25日には、政府・細田内閣官房長官(当
主体が国土交通省であり不適当、③広域地方計
時)並びにJR西日本に対して申し入れを行った。
画への自治体の関与が不十分、などの問題点が
内容は、①被害者に対する心のケア・誠意をもっ
解消されない限り、従来の失敗を繰り返すこと
た補償、②事故処理及び原因究明・再発防止の徹
になると整理した。そして、与党に政府案の修
底、③航空・鉄道事故調査委員会の機能充実、④
正を求めたが、受け入れなかったため、政府案
適切な情報提供、⑤安全第一のダイヤ編成・ダイヤ
に反対した。
の厳格なチェック、⑥ATS-P(自動列車停止装置P
型)の設置促進、などである。
今後は、民主党の考える国土のあり方につい
て検討を進めていく。
2005.7.15
国土交通部門会議
第
2
章
2005.10.18
国土交通委員会
各地のダム建設事業への対応
大型公共事業、特にダムについては、各地で
省から実に198名、日本道路公団からは43名の天
下りがあること、談合組織加盟47社のシェアが
水需要が伸び悩み、治水に関する代替案(堤防
90%近いことが判明した。特に日本道路公団は、
強化・緑のダム)があり、必要性が極めて乏し
自らが談合に積極的に関与しており、効率的な
いにもかかわらず、いまだに事業を続行させて
組織運営が全くなされていなかった。
いる。首都圏では現在、群馬県で八ツ場ダム建
設が進行中である。
民主党は、こうした事実を解明し、問題の再
発防止を徹底する必要があると考え、「日本道路
民主党では「八ツ場ダム検証プロジェクトチ
公団等民営化関係法施行法の一部を改正する法
ーム」を設置し、2004年11月に現地視察、12月
律案」(道路関係4公団民営化凍結法案)を162回
に地元関係者との意見交換を行った。そして、
通常国会に提出したが、廃案となった。
首都圏の水需要を検証した結果、全体として十
分余裕があることが明らかになった。
離島振興法改正案の提出
また、愛媛県の肱川に計画されている山鳥坂
離島では、公共事業によって経済が維持され
ダムについては、2004年12月に現地視察し、地
ているのが現実であるが、それにより自然破壊
元関係者と意見交換を行った。
が進み、島を疲弊させている。また、物価が高
い一方で収入が低く、人口が流出し過疎化が進
橋梁談合事件への取り組み
鋼鉄製橋梁に関する談合は、40年間行われて
きたと言われており、根の深さが問題となって
行している。欧州では、税の減免で公共事業に
頼らない離島振興策が導入され、成功を収めて
いる。
いる。橋梁工事の受注実績は、30年間ほとんど
民主党は、162回通常国会において、離島にお
変化なく、国や日本道路公団は事態を放置して
ける揮発油税減免措置の創設のための「離島振
きた。また、問題の指摘を受けても国土交通省
興法等の一部を改正する法律案」を提出したが、
や日本道路公団は積極的な調査を行わなかった。
廃案となった。
民主党は、天下りリストと談合組織加盟各社
のシェアについて政府に資料要求を行った。こ
れにより、談合組織加盟47社に対して国土交通
第
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動
31
14 環 境
環境部門では、法案対応や環境全般に関する
域での捕獲補助制度等を盛り込んだ。
諸問題について部門会議で取り組み、専門的な
課題についてはワーキングチーム(以下WT=ク
動物愛護・外来種対策
マと生息域に関する、動物愛護・外来種対策、
「動物愛護・外来種対策WT」では、特に動物
水俣病対策、循環社会、災害時の廃棄物を考え
実験の規制について取り組み、162回通常国会に
る、異常気象対策、環境アセスメント法改正、
おいて「動物の愛護及び管理に関する法律の一
神栖町有機ヒ素混入問題、沖縄と環境を考える、
部を改正する法律案」の審議に臨んだ。民主党
環境とCSRを考える、地球温暖化対策小委員会
は自民党との協議において、①動物実験の3R
など)を設置し、積極的に議論を進めてきた。
(代替法、数の削減、苦痛の軽減)の明文化、②
環境分野という特性に照らせば、机上の議論に
動物虐待の罰金増額、③動物由来感染症の予防
終始することなく、現地視察を重ね、当事者の
と生態に応じた飼養の努力義務化、④動物取扱
声を政策立案、法案策定に十分反映させること
業の範囲に移動販売業・理美容業を追加、⑤犬
が重要である。
猫引取り後のNPO等への譲渡推進等を盛り込む
よう提起し、合意したことから、同法案は衆議
クマによる人的被害対策
「クマと生息域に関するWT」では、青井俊樹
第
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動
32
院環境委員長提案により可決、成立した。残さ
れた課題は5年後に見直すこととされた。
岩手大学教授、米田一彦日本ツキノワグマ研究
外来種対策では、159回通常国会において、政
所理事長、山本茂行富山市ファミリーパーク飼
府提出の「特定外来生物による生態系等に係る
育課長など有識者からヒアリングを行い、北陸
被害の防止に関する法律」が成立した。民主党
地方での被害が多かったことから、富山県内の
は、「外来生物種規制法案」を政府案の対案とし
地元猟友会とともに、クマの出没現場や民家の
て提出した経緯があり、①予防原則を念頭に、
被害状況等を視察した。WTの中間報告には、
生態系等に係る被害の防止を第一義として外来
①捕獲と保護のルールづくり、②保護管理のた
種の選定をすべきである、②外来種対策と動物
めの専門スタッフの育成、③継続的な調査・研
愛護を一体として取り組む体制整備が必要であ
究、④里山の再生、⑤中長期的な森林・林業政
ると主張した。今後も、現行法の問題点につい
策、⑥危機管理と行政の迅速な対応、⑦住宅地
て追及していく。
第
2
章
「辺野古のボーリング調査」視察
2004.12.8 沖縄と環境を考えるWT
水俣病対策、アスベスト対策
管理・除去・廃棄の推進計画の策定、在庫品の
水俣病問題については、「水俣病対策WT」を
廃棄、解体工事における安全対策強化、廃棄物
設置し、有識者や地元水俣市の被害者、チッソ
の再利用禁止、減量化・無害化処理の推進などを
水俣工場などと意見交換を行い、2005年3月に
盛り込んでいる。なお、民主党案は衆議院環境委
「民主党水俣病問題対策」を発表した。その内容
員会に付託され、
継続審議となった(酣P.23参照)
。
は、「公害健康被害の補償等に関する法律」上の
認定拡大を図り、同法で救済できない被害者に
廃棄物・リサイクル対策等
ついては特別法により救済するものであり、民
「循環社会WT」では、
「資源循環・廃棄物管理
主党は現在、「水俣病被害者救済法案(仮称)」
法案」の策定を進めた。民主党案では、①廃棄
の策定に取り組んでいる。
物・リサイクル法制度の統合、②有価・無価に影響
また、162回通常国会では環境・厚生労働・経
されない廃棄物の定義、③リサイクル施設に対す
済産業・国土交通・文部科学各部門を中心に
る環境規制の適用、④製造者の製品取引義務(拡
「アスベスト問題プロジェクトチーム」を設置し、
大生産者責任)の明記、⑤埋立税・焼却税の導入
健康被害対策にとどまらないアスベスト総合施
などを盛り込んだ。また、災害時に
(経済的措置)
策について幅広く検討した。163回特別国会では、
おける廃棄物処理が全国的に問題となり、「災害
アスベスト対策に総合的・一体的に取り組むた
時の廃棄物を考えるWT」を設置、京都や新潟
めの基本的枠組みを定める「石綿対策の総合的
などの被災地を視察し、災害時の廃棄物対策に
推進に関する法律案」を提出、あわせて具体的
ついて検討を重ねた。
な政策提言「民主党は『ノンアスベスト社会』
個別リサイクル法に関しても、2006年に改正
をつくる」を発表した。この政策提言は、①内
予定の「容器包装リサイクル法」について検討
閣総理大臣を長とする対策会議の設置、②2007
を進めている。
年度までにアスベスト全面禁止、③対策基金の
「環境アセスメント法改正WT」では、多くの市
創設のほか、④健康被害対策として、被害者補
民団体の積極的な参加の下で活発な議論を展開
償だけでなく、早期発見・早期治療のため健康
した。とくに、環境アセスメントについて、法改
管理制度を創設、⑤公害防止対策として、情報
正に向けた作業に取り組んでいる。
収集と開示、粉じん濃度の統一的基準の設定、
第
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動
33
15 政治改革
「政治とカネ」の問題を徹底追求
2004年、日歯連による自民党旧橋本派への1億
金団体の収支報告書に係る外部監査の義務づけ、
⑤政治団体間の寄付の銀行振込み等の義務づけ、
円ヤミ献金事件など「政治とカネ」をめぐる問
⑥収支報告書への残高の内訳記載、⑦インター
題が次々と明らかになり、国民の政治に対する
ネットによる報告書の公開と報告書の保存期間
不信が広がった。
の延長、⑧企業・団体献金を受けることのでき
民主党は、161回臨時国会冒頭から、ヤミ献金
事件の真相解明を図るべく、橋本元首相など関
る政党支部数の制限など、政治資金の透明化を
図るものである。
係者の証人喚問を要求した。しかし、小泉首相
一方、自・公与党も161回臨時国会に「政治資
が他人事の態度に終始したこともあり、証人喚
金規正法の一部を改正する法律案」を提出した
問は行われなかった。
が、肝心の迂回献金禁止がないなど、「政治とカ
結局、この問題では、2004年11月30日に非公
開の衆議院政治倫理審査会が行われただけで、
そこでの橋本元首相の弁明も、真相解明にほど
ネ」の問題解決にまったく応えていない極めて
お粗末な内容だった。
国会審議において、民主党は与党に対して、
遠く、旧橋本派の繰越金が実態とかけ離れてい
迂回献金の禁止規定を盛り込むよう強く求めた
る事実が判明したこともあり、政治不信は頂点
が、自民党は与党案がベストだと強弁した。結
に達した。
局、162回通常国会では衆議院解散により、両案
とも審議未了、廃案となった。
「迂回献金禁止法案」を提出
第
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の
活
動
34
そして総選挙後の163回特別国会において、民
民主党は、日歯連事件で問題となった事柄に
主党及び与党は前国会で廃案となった法律案を
法的規制をかけて、政治資金の透明化を図るた
再提出し、最終的に、民主党案は否決され、与
めに、「政治資金規正法等の一部を改正する法律
党案が可決、成立した。
案」を161回臨時国会に提出した。内容は、①い
民主党は、引き続き政治資金の透明度を高め、
わゆる迂回献金の禁止規定の新設、②政治団体
政治に対する国民の信頼回復を図るために、政
間の寄附の金額的制限の設定、③政治資金収支
治改革に関するあらゆる課題に取り組んでいく。
報告書において1件150万円以上の不記載を重過
失とみなして罰すること、④政党本部・政治資
第
2
章
を提出
2004.11.16 「政治資金規正法等改正案」
政治団体本部による支部の
解散届出が可能に
合併後も従前の行政区域のままとしており、区
割りを見直す場合は、衆議院選挙区画定審議会
163回特別国会において、衆議院政治倫理の確
が10年に1度の国勢調査に基づき区割り案を作
立及び公職選挙法改正に関する特別委員長より
成、総理大臣に勧告、政府が公選法改正案を提
「政治資金規正法の一部を改正する法律案」が提
出し、国会で決定されることとなっている。ま
案され、可決、成立した。
現行法では、政治団体支部の解散届を提出で
きるのは支部自身だけで本部は届出ができない
た2002年の公選法改正により、区割り見直しで
は、市区町村を分割しないのが原則ともされて
いる。
ことになっているが、これを、本部も支部に代
民主党は、本改正案は是としつつ、「平成の大
わって支部の解散届を提出できるようにする改
合併」に伴う行政区画変更と選挙区画の関係や、
正内容である。
公選法が抱える課題について問題提起した。
越県合併の公選法改正に賛成
参議院の選挙制度改革
162回通常国会において、政府より「公職選挙
2004年1月、最高裁は2001年施行の参議院通常
法の一部を改正する法律案」が提出され、全会
選挙における一票の格差について判決を下した。
一致で可決、成立した。
それは、5.06倍の格差を合憲としつつも、15名中6
内容は、2005年2月に長野県山口村が県境を越
名の判事が「違憲」との反対意見を付し、合憲と判
えて岐阜県中津川市に編入されたことにより、
断した9名中4名も漫然と現状が維持されたままで
旧山口村の衆議院議員の選挙区を長野4区から岐
あれば違憲の余地が十分にあるとの補足意見を
阜5区に、比例代表ブロックを北陸信越から東海
付したものだった。
に移すものである。法律改正をしなければ、旧
民主党は、この判決を重く受け止め、2004年11
山口村の有権者は、参議院選挙や知事選挙では
月、党内に「参議院選挙制度改革検討委員会」を
岐阜県が選挙区となるが、衆議院議員選挙だけ
設置し、一票の格差是正を図るための検討を進め
長野県が選挙区のままというおかしな構図にな
た。2005年7月には常任幹事会で「参議院選挙制
るためだった。
度改革の基本的考え方について」が承認され、そ
現行法は、衆議院の選挙区について、市町村
の方針に基づいて議論を進めることとされた。
第
2
章
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活
動
35
第3章 焦点となった法案への対応
1 被災者生活再建支援法改正案 2 犯罪被害者等基本法
住宅再建支援制度の
確立を
新潟中越地震でも焦点に
民主党は、犯罪被害者の意思の尊重と権利保
くの個人住宅が被害を受け、その再建が大きな
護が図られる総合的な法律の制定が必要である
問題となった。自然災害による被災者が被害か
と考え、2000年の147回通常国会以来、5度に渡
ら回復するためには、生活の基盤たる「住まい」
り「犯罪被害者基本法案」を提出してきた。民
の再建は欠かせない。また被災地における住宅
主党の取り組みが契機となり、161回臨時国会に
再建は、単に個人の問題のみにとどまらず、コ
おいて、「犯罪被害者等基本法案」が衆議院内閣
ミュニティー全体の復興の点からも重要である。
委員長提案により、全会一致で可決、成立した。
しかしながら現行の「被災者生活再建支援制度」
その内容は、国・地方公共団体などの関係機
では、生活再建支援金(最大300万円)のうち、
関や民間団体等の責務等を定め、犯罪被害者等
住宅再建支援に関しては、居住安定経費(最大
への具体的施策として、①精神的ケア、②給付
200万円)の名目のもとガレキ撤去など周辺経費
金の充実、③捜査・公判段階の進捗状況の情報
のみに支援対象が絞られており、住宅本体の再
を提供する制度の整備、④刑事手続きへの参加、
建に用いることができない。
⑤民間団体への支援の充実などが盛り込まれて
住宅の建築費、購入費又は補修費にも生活再建
支援金を用いることができる内容を盛り込んだ
36
犯罪被害者等基本法の誕生
2004年10月に発生した新潟中越地震では、多
そのため民主党は、161回臨時国会において、
第
3
章
焦
点
と
な
っ
た
法
案
へ
の
対
応
犯罪被害者の権利や
利益の保護を
いる。
支援対象者の拡大を実現
「被災者生活再建支援法の一部を改正する法律
同法には、民主党が主張した①支援対象者の
案」を提出した。しかし、与党は「私有財産で
拡大(ストーカーやDV、児童虐待や、犯罪に準
ある住宅に公的支援はできない」との大義名分
ずる行為の被害者等)、②国や地方公共団体によ
を崩さず、廃案となった。
る弁護士・医師等の紹介、③海外情報の収集、
バージョンアップした法案を再提出
しなしなお全国各地で、住宅再建支援制度の
確立を求める声が根強く上がっている。民主党
はこうした声に応え、支援金増額や支給要件を
④施策の策定過程の透明性確保、⑤犯罪被害者
等施策推進会議への有識者(被害者・支援者等)
の参加拡大等が盛り込まれた。
被害者や支援者の声を反映
さらに緩和する改正案を162回通常国会冒頭、衆
今後は、民主党としても、基本法で具体化し
議院へ提出した。また参議院にも同内容の法案
た基本的施策をもとに、必要な法整備等を検討
を提出したが、与党の抵抗により、両案とも再
していく。また、犯罪被害者等基本計画の策定
び廃案となった。
段階も含め、被害者や支援者の声が十分反映さ
れるよう取り組みを進めていく。
3 郵政民営化関連法
「民営化」の名に値し
ない欠陥法
4 住基台帳・大量閲覧制限法案
住基台帳の閲覧を制限
「改革の本丸」と小泉首相が主張する郵政民
住基台帳閲覧による個人情報の流出
営化について、政府は2004年9月、「郵政民営
現行の住民基本台帳法では、個人の住所・
化の基本方針」を閣議決定し、郵政民営化推
氏名・生年月日・性別という4情報は公開が原
進本部を設置した。そして162回通常国会に
則とされ、基本的には誰でも市区町村の窓口
「郵政民営化関連法律案」が提出された。
で閲覧できるようになっている。
そのため、住所等の情報が本人の知らない
政府案は参議院で廃案。解散・総選挙へ
うちに閲覧され、ダイレクトメール等が送ら
政府案は、実際には政府が大株主となって特
れたり、母子家庭などをねらった犯罪が発生
殊会社と政府系金融機関をつくるものであり、
「民営化」の名に値しない法案だった。しかも、
するという深刻な問題が起こっている。
2005年4月1日に全面施行された個人情報保
新会社の規模は巨大なまま、あらゆる新規業務
護法により、地方公共団体には個人情報の適
を遂行できることから、民業圧迫が必至だった。
正な取扱いが求められているが、住民基本台
衆議院本会議における採決では、自民党から
帳の閲覧制度によって、地方公共団体から個
造反者が出たものの、僅差で可決された。しか
人情報が事実上流出し、住民が危険にさらさ
し、8月8日に行われた参議院本会議では、自民
れているのが現状である。
党からの多数の造反により、政府案が否決され、
廃案に追い込まれた。これを受け、小泉首相は
即日衆議院を解散、総選挙となった。
民主党は「郵政改革法案」を提出
163回特別国会において、政府案が再提出さ
「住基台帳・大量閲覧制限法案」
を提出
こうした事態に対し、政府・与党の対応は
後手に回った。民主党は個人情報保護への意
識の高まりを受け、いち早く法改正に取り組
「住民基本台帳法の一部を改正する法律案」
み、
れたが、民主党は問題の本質を、350兆円もの
を162回通常国会に提出した。民主党案は、台
郵便貯金・簡易保険の資金が国債引き受けや特
帳の閲覧者を国、地方公共団体、「公益上特に
殊法人等に流れ込み、ムダ遣いされていること
必要と認められる者」に制限しているが、審
にあるととらえ、短期間のうちに「郵政改革法案」
議未了、廃案となった。
を策定した。民主党案は、郵便貯金の預入限度
政府もようやく法改正へ動き出したが、民
額を段階的に引き下げることとし、郵便と決済・
主党は公益性を確保しつつ、個人情報の営利
少額貯金については国の責任で全国的サービス
目的の利用や犯罪への悪用を防止するため、
を提供する一方、保険は民営化することとしてい
引き続き住基台帳の閲覧制度を見直していく。
る。民主党案は否決され、政府案が成立したが、
この論戦が、前原新代表による対案路線の口火
を切った。
第
3
章
第
3
章
焦
点
と
な
っ
た
法
案
へ
の
対
応
37
5 会社法
日本の会社法制の
現代化
投資家・株主の立場で修正を実現
わが国の行刑施設は、明治41年に制定され
た監獄法によって運営されてきたが、政府は
法案」は、有限会社の廃止による株式会社へ
これを全面的に改正する「刑事施設及び受刑
の一本化、最低資本金制度の撤廃、企業再編
者の処遇等に関する法律案」を162回通常国会
の柔軟化、会計参与制度の創出、敵対的買収
に提出した。政府案は、受刑者の権利義務や
への対応策の導入等を内容としていた。
職員の権限を明文化するなど、評価すべき点
める一方で、投資家・株主保護を後退させる
と判断し、衆議院で修正を要求し、①株主が
経営者の責任追及する権利を確保するために、
はあるものの、わが国がどのような刑事司法
をめざすのか等、理念が明確ではなかった。
刑事施設を一斉調査
株主代表訴訟を過度に制限する要件を削除す
おりしも性犯罪者の再犯事件が起こり、刑
る、②総会屋に利益供与した取締役の責任が
事施設における矯正教育の再犯防止効果に対
従来の商法より軽減されないよう、直接かか
する関心が高まった。民主党は、性犯罪者へ
わった取締役は無過失の弁済責任を負う、③
の処遇プログラムを実施している全国13ヶ所
株価操縦やインサイダー取引などの悪用を防
の刑事施設を一斉調査し、この結果、人的・
ぐため、新株発行類似手続を経ない自己株式
物的な制約のために矯正教育が十分に行われ
の売却はできないという条文修正を実現した。
ておらず、受刑者も刑事施設の職員も過酷な
また、親子会社などに関する企業結合法制
の整備の検討について附帯決議を付した。
擬似外国会社に関する問題
38
再犯防止機能の強化
をめざして
162回通常国会に政府から提出された「会社
民主党は、政府案が企業経営の自由度を高
第
3
章
焦
点
と
な
っ
た
法
案
へ
の
対
応
6 刑事施設・処遇法
環境におかれている実態が明らかになった。
矯正機能を向上させる修正を実現
民主党は、調査結果を踏まえて政府案の修正
参議院では、擬似外国会社に関する規定に
を要求し、与党と協議した結果、①法律の目的
より、本店が外国にあり、日本で営業してい
に、受刑者の状況に応じた処遇を行う旨の文言
る外資系証券会社や、特別目的会社を利用し、
を加えること、②刑事施設の長が刑事施設視察
証券化を行っている国内金融機関の取引が禁
委員会の意見を受けて講じた措置について公表
止されるとの懸念が広まった。民主党は、金
すること、③適正かつ効果的な矯正処遇を行う
融市場への無用の混乱を防ぐため、この規定
ために刑務官に必要な研修や訓練を行うこと、
を削除する修正案を提出した。修正案は否決
④施行日から5年以内に法律の施行状況を検討
されたが、「外国会社に与える影響を踏まえて
すること、という修正を実現させた。
必要に応じて見直す」との附帯決議を付し、
民主党は政府原案に賛成した。
さらに、過剰収容の解消や職員の執務状況
の改善に努めることなどについて、附帯決議
によって担保し、法案は可決・成立した。
7 防衛庁設置法等改正
8 海洋権益関連法案
シビリアン・コントロール
の確保をめざして
領 土・領 海・排 他 的
経済水域を守る
162回通常国会に政府が提出した「防衛庁設
日中間の排他的経済水域(EEZ)において、
置法及び自衛隊法の一部を改正する法律案」
は、
海洋権益を巡る論争が生じており、両国間の
①自衛隊定数及び即応予備自衛官員数の削減、
懸案事項となっている。国連海洋法条約を受
②自衛隊の統合運用体制整備のための「統合幕
けた「EEZ・大陸棚法」では、EEZの範囲に
僚監部」の新設、③情報本部の長官直轄化、④
ついて、①原則として200海里、②そこを超え
陸自第14旅団の新編、⑤弾道ミサイル等の飛来
る部分については中間線、③中間線に代わる
への対応、
⑥防衛庁職員給与改訂を定めていた。
合意線があるときはその合意線まで、と規定
政府は拙速な審議で国会軽視
一部未整備のまま放置されてきた。
上記②、③、⑤は、2006年度以降の運用を
そこで、民主党はこのEEZ法の規定を前提
前提としており、予算関連法案として拙速に
として、政府にさきがけて、下記2法案を策定
決定する必要がない内容である。しかも、従
し、163回特別国会に提出した(継続審議)
。
来の防衛政策からの重要な変更を伴っていた。
このような新たな政策体系を急いで創設しよ
沿岸国による資源探査の権利を確保
うという政府・与党の姿勢は、国会審議を事
国連海洋法条約においては、海洋の科学的
実上骨抜きにするものであり、民主党は法案
調査及び資源探査等について沿岸国の権利を
を個別に審査するよう主張した。
認めているが、日本ではこれまで、生物資源
弾道ミサイル防衛への対応
特に弾道ミサイル防衛は、2004年12月に閣
を除き国内法が整備されてこなかった。
民主党の「排他的経済水域等における天然
資源の探査及び海洋の科学的調査に関する主
議決定された「防衛大綱・中期防」において
権的権利その他の権利の行使に関する法律案」
駆け込み的に言及されている。民主党はその
は、違反者に対する法的措置を定めるもので
必要性は認めつつも、費用対効果等の観点や、
ある。
シビリアン・コントロールを徹底する見地か
ら、修正案を準備し、与党と協議を行った。
しかし、発射命令の有効期間の定め、国会
第
3
章
しているが、同条約に基づいた国内法は依然、
海底資源開発推進本部の設置を提起
また、民主党の「海底資源開発推進法案」
の関与、国民への公表、迎撃の原則等が政府
は、排他的経済水域等における鉱物資源開発
答弁では極めて曖昧だった。そこで民主党は、
において、国の主体的・戦略的対応が必要と
シビリアン・コントロールを徹底する修正案
の観点から、内閣総理大臣を本部長とする海
を提出したが、否決された。民主党の主張が
底資源開発推進本部を設置する等、海底資源
盛り込まれた附帯決議には賛成し、政府案に
の開発に関する施策を総合的かつ効果的に推
は反対した。
進することを目的とするものである。
第
3
章
焦
点
と
な
っ
た
法
案
へ
の
対
応
39
9 所得税法等改正
サラリーマン 増 税 に
反対
政府・与党は、2005年度税制改正において、
近年、偽造・盗難キャッシュカードによる不
正な預金引き出し事件が急増し、大きな社会問
縮減(控除率20%→10%)することを決定、162
題となっている。そのため民主党は162回通常国
回通常国会に「所得税法等の一部を改正する法
会において、「偽造キャッシュカード等対策ワー
律案」を提出した。本法案にはこのほか、住宅
キングチーム」を設置、対策の取りまとめを急
税制、金融・証券税制、国際課税、中小企業関
いだ。この問題の本質は、偽造、盗難、カード、
係税制等についての改正が盛り込まれた。
通帳、ATM、窓口、ネットバンキングなど取引
の手段、形態を問わず、金融機関には本人確認
の義務があるにもかかわらず、それがきちんと
政府は「景気は着実に回復している」と宣伝
遂行されず、しかもその結果生じた損失は全面
するが、小泉内閣発足以来、配偶者特別控除の
的に預金者が負わなければならないという不条
縮減、住民税均等割引き上げなどの増税のほか、
理にある。
年金などの各種保険料の引き上げが繰り返され
そこで民主党は2005年3月25日、「無権限預貯
ており、そのうえ定率減税縮減が実施されれば、
金等取引からの預金者等の保護等に関する法律
とりわけサラリーマン層に与える影響は極めて
案」を提出、被害拡大を防ぐためにも、速やか
深刻である。何より定率減税は、その根拠法に
な成立を図るよう主張した。
おいて、「所得税の抜本的な見直しを行うまでの
間」の措置とされており、これを行わずして、
40
偽造カード等対策
1999年以降実施されてきた定率減税を2分の1に
定率減税縮減の影響は深刻
第
3
章
焦
点
と
な
っ
た
法
案
へ
の
対
応
10 預金者保護法案
成立した与党案には大きな欠陥が
単に年金財源を確保するため、安易な定率減税
金融庁もほぼ同時期、スタディグループを設
縮減を実施すれば、違法となる可能性さえあっ
置したものの、法案化の意思はなく、与党の動
た。
きを待つだけだった。与党の動きもまた鈍く、
定率減税継続のため修正案提出
法案が提出されたのは、162回通常国会の会期延
長後の6月21日だった。しかも、「偽造カード等
そこで民主党は、政府案に対し、定率減税縮
及び盗難カード等を用いて行われる不正な機械
減に関する規定を削除する修正案を提出し、定
式預貯金払戻し等からの預貯金者等の保護等に
率減税の縮減に徹底的に反対する立場を明確に
関する法律案」という法案名が示すように、問
した。修正案にはこのほか、民主党が以前から
題の本質に切り込まない不十分な内容だった。
主張している新たなローン利子控除制度の創設
最終的には与党案が成立し、民主党案は否決さ
やNPO支援税制の拡充も盛り込んだ。
れたが、与党案は盗難通帳が補償の対象となら
最終的に民主党修正案は否決され、政府案が
ないなど大きな欠陥を抱えており、根本的な解
成立した。定率減税の縮減は政府原案のとおり
決にはならない。民主党は引き続き、民主党案
2006年1月から実施されることとなった。
の成立を求めていく。
11 介護保険法改正
大幅修正を獲得して
賛成
政府原案は財政の辻褄合わせ
介護保険法施行5年後の見直しにあたっての
12 障害者自立支援法
与党も認めた欠陥法
2004年10月、突如政府が新たな障害者施策
として「改革のグランドデザイン案」を発表
焦点は、現行40歳以上の被保険者・受給者範囲
し、当事者を含めた十分な議論のないまま、
を拡大することにあった。しかし、162回通常国
162回通常国会に「障害者自立支援法案」を提
会に政府が提出した「介護保険法等の一部を改
出した。同法案は①障害者の基本的な生活を
正する法律案」は、対象年齢拡大が先送りされ、
維持するためのサービスを障害者の「益」と
介護保険財政の辻褄合わせに終始する内容だっ
捉え、②サービス受給に一律1割負担を求める
た。また、
「介護予防」と称して高齢者に「筋力向
等、大きな問題を含んでいた。
上トレーニング」を強制する一方、家事援助サー
ビスが大幅にカットされる恐れがあった。法案
の条文も抽象的で、実質的な内容は160項目に
与党から異例の「修正協議要求」
民主党は当事者との意見交換を重ねた結果、
わたる政省令に委ねられており、国会審議を軽
障害福祉制度の一元化、在宅支援制度における
視する内容だった。
国の支出の義務化等については評価しつつも、
介護保険のエイジフリー化に道筋
数多くの問題を含む政府案だったことから、
政府案のままでは、障害者の生活が成り立たな
いと判断した。そこで①定率負担の凍結・所得
保障の導入、②移動の保障、③自立支援医療
民主党は、介護保険財政の健全性を維持し、要
の凍結、④重度障害者の長時間介護サービスの
介護者等に対するサービス水準を維持するた
保障等9項目の修正を与党に要求したが、実質
め、与党と修正協議を行った。その結果、①市
的にゼロ回答だった。それにもかかわらず与党
町村が行う地域支援事業に権利擁護事業を必
は「修正協議を継続するべきである」との異例の
須化する、②予防給付・地域支援事業を3年後に
声明を発表し、自ら「修正」を求めざるを得ない
見直す等で合意した。また、衆議院で4項目、参
欠陥法案であることを明らかにした。民主党は
議院で24項目の附帯決議を付し、とくに民主党
与党に強く抗議し、政府案に反対した。
が強く求めた介護保険の「エイジフリー化」につ
第
3
章
いては、
「平成18年度末までに結論が得られる
障害者自立支援・社会参加促進法案を提出
よう新たな検討の場を設ける」こととした。さら
政府案は解散により廃案となったが、政府
に厚生労働大臣から、①家事援助の一律カット
は法の欠陥を正すことなく163回特別国会に再
は行わない、②筋トレは強制しない、③新たな
提出した。民主党は、現行の支援費制度の継
自己負担が過剰にならないよう負担軽減措置を
続を前提に、①裁量的経費の義務化、②精神
講ずる等の答弁を引き出し、適切なサービス実
障害者への支援費制度導入、③障害者の社会
施や要介護者の負担軽減を明らかにしたうえで、
参加促進等を内容とする対案を提出したが、
法案に賛成した。
否決され、政府案が成立した。
第
3
章
焦
点
と
な
っ
た
法
案
へ
の
対
応
41
13 独占禁止法改正等
14 公共工事品質確保法
四半世紀ぶりの独禁法改正に対案を提出
「公共工事の品質確保の促進に関する法律案」
脱談合社会の確立に
向けて
政府は、161回臨時国会において、矛盾と欠陥
に満ち、理念も哲学もない「私的独占の禁止及
び公正取引の確保に関する法律の一部を改正す
る法律案」を提出した。民主党は、有識者から
意見を聴取し、脱談合社会の確立、21世紀型経
済憲法の制定を視野に入れた対案である「独禁
法改正案」をまとめ、提出した。民主党案は、
①行政制裁金を創設、②罰金を課徴金から控除、
③審判官を増員、④官庁職員の行為の申告者に
行政制裁金を減算など、明確・公正なルールの
確立、官製談合の撤廃を図り、措置体系の見直
しに途を開くものである。
官製談合防止への取り組み
161回臨時国会では、民主党案及び政府案が、
衆議院本会議及び経済産業委員会で審議され、
民主党案の優れている点、政府案の矛盾点が明ら
かとなった。一部の有識者からは民主党案を支持
する声も聞かれ、与党は採決に踏み切れず、両案
は継続審議となった。162回通常国会での審議に
おいて、民主党は、政府案について、①曖昧で実
第
3
章
焦
点
と
な
っ
た
法
案
へ
の
対
応
42
効性の低い課徴金制度を温存、②勧告制度廃止
はデュープロセスを軽視、③官製談合防止法改正
への道筋が欠落等の理由から反対した。最終的
に民主党案は否決され、政府案が成立した。
また、163回特別国会では、民主党は「官製談
合等の防止のための刑法等の一部を改正する法
律案」を提出した。談合罪、入札談合等関与行
為の見直しや公務員が談合に関与した場合の処
罰の創設などを柱としている。法案は審議未了、
廃案となった。
質と価格の両立をめざし
抜本修正
は、価格のみによる入札方式を見直し、品質や
技術を重視した業者選定方式への転換を促進す
るもので、161回臨時国会に与党から提案された。
その内容は、①品質確保に関する基本理念、②
発注者(国・地方自治体等)・受注者の責務、
③技術能力の審査・技術提案制度などであった。
参入規制、情報公開の不透明性を指摘
与党案には①技術提案制度を利用した意図的
な業者選定の危険性、②実質的な参入規制が可
能、③情報公開・苦情処理など透明性確保措置
が不十分などの問題点が多く、民主党は法案修
正が必要と考えた。与党案は継続審議となった。
談合排除など与党案を抜本修正
民主党は、学識経験者・業界団体などから意
見を聴取し、議論を重ね、162回通常国会におい
て、与党に以下の法案修正を求めた。①談合排
除の明確化、②恣意的運用の防止(情報公開・
苦情処理制度創設)、③発注者責任の明確化、④
発注関係事務の公正性確保などである。与野党
協議の結果、民主党の主張がほぼ受け入れられ
た。また、①自治体の技術審査体制の強化、②
ランク制・経営事項審査制度の見直しなどが委
員会決議となった。さらに、予定価格制度など
公共事業全般の議論を継続することで合意した。
与党案は撤回され、衆議院国土交通委員長提案
として法案は成立した。
資料 民主党が取り組んだ主な議員立法(160回∼163回国会)
法案名
提出会派
現在の結果
160回臨時国会提出(2004年7月30日∼8月6日)
国民年金法等の一部を改正する法律を廃止する等の法 (衆)
民
(衆)否決
律案(04年年金改正法等廃止法案)
(参)
民
(参)
廃案
国家公務員共済組合法等の一部を改正する法律を廃止 (衆)
民
(衆)否決
する等の法律案
(04年年金改正法等廃止法案)
(参)
民
(参)
廃案
地方公務員等共済組合法等の一部を改正する法律を廃 (衆)
民
(衆)否決
止する等の法律案
(04年年金改正法等廃止法案)
(参)
民
(参)
廃案
私立学校教職員共済法等の一部を改正する法律を廃止 (衆)
民
(衆)
否決
する等の法律案
(04年年金改正法等廃止法案)
(参)
廃案
(参)民
160回臨時国会 議員立法の提出会派による本数、割合
衆議 院
参議 院
提 出 会 派
本数
民主党(その他野党との共同を含む)
4
与野党
0
与党
0
民主党(その他野党との共同を含む)
衆 議 院
参 議 院
4
民主党
民主党
与野党
0
その他野党との共同を含む
その他野党との共同を含む
与党
0
100%
100%
■民主党
(その他野党との共同含む)
■与野党:民主党、与党などによる。
■与 党:自由民主党、公明党の
いずれか又は両者による。
161回臨時国会 議員立法の提出会派による本数、割合
161回臨時国会提出
(2004年10月12日∼12月3日)
民主党(その他野党との共同を含む) 9
提 出 会 派
本数
衆 議 院
参 議 院
衆議 院
11%
私的独占の禁止及び公正取引の確保に関す
る法律の一部 (衆)
民
与野党
7
を改正す
(独禁法改正案)2
与党 る法律案
参議 院
50%
被災者生活再建支援法の一部を改正する法律案
民主党(その他野党との共同を含む) 2
39%
継続⇒
162国会廃案
(衆)
民共社
民主党
与野党
0
①特定非営利活動の促進のための法人税法等の一部を
(衆)
民
その他野党との共同を含む
与党
0
②非営利活動の促進のための地方税
改正する法律案、
100%
■民主党
廃案
(その他野党との共同含む)
廃案
■与野党:民主党、与党などによる。
■与 党:自由民主党、公明党の
いずれか又は両者による。
162
回通常国会 議員立法の提出会派による本数、
割合
法の一部を改正する法律案
(NPO支援税制2法案)
提 出 会 派
本数
民主党(その他野党との共同を含む)
17
与野党
16
与党
6
衆 議 院
参 議 院
衆議 院
イラクにおける人道復興支援活動及び安全確保支援活動 (衆)
民共社
の実施に関する特別措置法を廃止する法律案 (イラク特
措法廃止法案)
15%
参議院
犯罪被害者等基本法案
与党
2
41%
(衆)
民
高齢期等において国民が安心し
て暮らすことのできる社
163
回特別国会 議員立法の提出会派による本数、
割合
提 出 会 派
本数
衆 議 院
参
会を実現するための公的年金制度の抜本的改革を推進
衆議 院
17
民主党(その他野党との共同を含む)
する法律案
(年金抜本改革推進法案)
与野党
発達障害者支援法案
4
参議院
与党
4
民主党(その他野党との共同を含む)
2
与野党
1
与党
0
継続⇒
■民主党
80%
(衆)
内閣委員長
0
16%
16%
廃案
20%
44%
政治資金規正法等の一部を改正する法律案
(政治資金透
(衆)
民
民主党(その他野党との共同を含む) 8
明化法案)
与野党
162国会廃案
■与野党:民主党、与党などによる。
■与 党:自由民主党、公明党の
いずれか又は両者による。
成立
継続⇒
議 院
(衆)
民自公共社
33%
(その他野党との共同含む)
162国会廃案
撤回⇒
内閣委員長提案、成立
■民主党
(その他野党との共同含む)
68%
67%
貸金業の規制等に関する法律の一部を改正する法律案
(衆)
財務金融委員長
成立
(違法年金担保融資対策法案)
資
料
国家公務員倫理法及び自衛隊員倫理法の一部を改正する (衆)
民
■与野党:民主党、与党などによる。
■与 党:自由民主党、公明党の
いずれか又は両者による。
廃案
法律案
軽犯罪法の一部を改正する法律案(歩きたばこ禁止法案) (衆)
民
継続⇒
162国会廃案
衆=衆法 参=参法 予=予算 条=条約 閣=閣法 諾=承諾 認=承認 決=決算 議=決議 許=許諾 N=NHK決算
則 = 規 則 程 = 規 程 修 = 本 会 議 修 正 案・予 算 編 成 替 え 動 議 省 = 審 査 省 略 附 = 附 帯 決 議 自 由 = 賛 否 決 め ず
資
料
民
主
党
が
取
り
組
ん
だ
主
な
議
員
立
法
43
160回臨時国会 議員立法の提出会派による本数、割合
提 出 会 派
本数
民主党(その他野党との共同を含む)
4
与野党
0
衆議 院
法案名
衆 議 院
参 議 院
提出会派
与党
参議 院
0
平成十六年に被災した自動車にかかる自動車重量税の還
(参)
民
民主党(その他野党との共同を含む)
4
与野党
0
与党
0
民主党
付の特例に関する法律案(被災者自動車重量税還付法案)
その他野党との共同を含む
100%
戦時性的強制被害者問題の解決の促進に関する法律案
民主党
その他野党との共同を含む
100%
(参)
民共社
現在の結果
廃案
■民主党
(その他野党との共同含む)
■与野党:民主党、与党などによる。
廃案
■与 党:自由民主党、公明党の
いずれか又は両者による。
161回臨時国会 議員立法の提出会派による本数、割合
衆議 院
参議 院
提 出 会 派
本数
民主党(その他野党との共同を含む)
9
与野党
7
与党
2
民主党(その他野党との共同を含む)
2
与野党
0
与党
0
衆 議 院
参 議 院
11%
39%
50%
民主党
その他野党との共同を含む
100%
■民主党
(その他野党との共同含む)
■与野党:民主党、与党などによる。
■与 党:自由民主党、公明党の
いずれか又は両者による。
162回通常国会 議員立法の提出会派による本数、割合
162回通常国会提出
(2005年1月21日∼8月8日)
民主党(その他野党との共同を含む) 17
提 出 会 派
本数
衆 議 院
衆議 院
被災者生活再建支援法の一部を改正する法律案
15%
与野党
16
与党
6
参議院
北朝鮮にかかる人権侵害の救済に関する法律案
民主党(その他野党との共同を含む) 8
44%
41%
与野党
2
道路交通法の一部を改正する法律案
(幼児ヘルメット着用
与党
参 議 院
(衆)
民共社
20%
(参)
民共社
(衆)
民
(衆)
民
80%
民主党(その他野党との共同を含む)
17
与野党
4
与党
4
衆 議 院
衆議 院
動の促進のための税法上の特例に関する法律案
廃案
(その他野党との共同含む)
廃案
■与野党:民主党、与党などによる。
■与 党:自由民主党、公明党の
いずれか又は両者による。
義務化法案)
163
回特別国会 議員立法の提出会派による本数、
割合
特定大規模災害が発生した地域における被災者支援活
(衆)
民
本数
廃案
■民主党
0
提 出 会 派
廃案
廃案
参 議 院
公共工事の品質確保の促進に関する法律案(公共工事品 (衆)国土交通委員長 成立
質確保法案)
16%
33%
参議院
16%
携帯音声通信事業者による契約者等の本人確認等及び
(衆)
民自公共社
民主党(その他野党との共同を含む) 2
68%
67%
携帯音声通信役務の不正な利用の防止に関する法律案
1
与野党
与党
(携帯電話不正利用防止法案)
成立
■民主党
(その他野党との共同含む)
■与野党:民主党、与党などによる。
■与 党:自由民主党、公明党の
いずれか又は両者による。
0
無権限預貯金等取引からの預金者等の保護等に関する (衆)
民
否決
法律案(偽造キャッシュカード等対策法案)
国会議員の歳費、旅費及び手当等に関する法律の一部 (衆)
民
廃案
を改正する法律案(議員歳費1割カット法案)
証券取引委員会設置法案(日本版SEC設置法案)
(衆)
民
否決
刑事訴訟法の一部を改正する法律案(取調べの可視化・弁 (衆)
民
廃案
護人立会い権法案)
民
主
党
が
取
り
組
ん
だ
主
な
議
員
立
法
44
動物の愛護及び管理に関する法律の一部を改正する法 (衆)
環境委員長
成立
律案(動物愛護法改正案)
離島振興法等の一部を改正する法律案
(衆)
民
廃案
住民基本台帳法の一部を改正する法律案(住基台帳・大 (衆)
民
廃案
量閲覧制限法案)
酒類小売業者の経営の改善等に関する緊急措置法の一 (衆)
財務金融委員長 成立
部を改正する法律案(酒類緊急地域指定延長法案)
日本道路公団等民営化関係法施行法の一部を改正する (衆)
民
廃案
法律案(道路関係4公団民営化凍結法案)
衆=衆法 参=参法 予=予算 条=条約 閣=閣法 諾=承諾 認=承認 決=決算 議=決議 許=許諾 N=NHK決算
則 = 規 則 程 = 規 程 修 = 本 会 議 修 正 案・予 算 編 成 替 え 動 議 省 = 審 査 省 略 附 = 附 帯 決 議 自 由 = 賛 否 決 め ず
法案名
提出会派
特定障害者に対する特別障害給付金の支給に関する法 (衆)
民
現在の結果
廃案
律の一部を改正する法律案
①戦後強制抑留者に対する特別給付金の支給に関する (衆)
民
廃案
法律案、②独立行政法人平和祈念事業特別基金等に関 (参)民共社
廃案
する法律を廃止する法律案(シベリア等強制抑留者に対す
る特別給付金支給法案)
行政機関の保有する情報の公開に関する法律等の一部 (衆)民
廃案
を改正する法律案(情報公開法改正案)
高齢者虐待の防止、高齢者の養護者に対する支援等に (衆)民
160
回臨時国会 議員立法の提出会派による本数、
割合
関する法律案
(高齢者虐待防止法案)
提 出 会 派
本数
衆 議 院
参
人権侵害による被害の救済及び予防等に関する法律案
(衆)民
廃案
議 院
衆議 院
民主党(その他野党との共同を含む)
4
与野党
0
与党
0
民主党(その他野党との共同を含む)
4
民主党
民主党
0
その他野党との共同を含む
その他野党との共同を含む
(人権侵害救済法案)
出入国管理及び難民認定法第二条第五号ロの旅券を所 (衆)法務委員長
参議 院
持する外国人の上陸申請の特例に関する法律案(台湾ビ
ザなし渡航恒久化法案)
与野党
100%
戦時性的強制被害者問題の解決の促進に関する法律案
与党
0
100%
(参)民共社
民法の一部を改正する法律案
(選択的夫婦別姓法案)
(参)民共社
161
回臨時国会 議員立法の提出会派による本数、
割合
原子爆弾被爆者に対する援護に関する法律の一部を改
(参)
民共社
提 出 会 派
本数
衆 議 院
参 議 院
衆議 院
9
民主党(その他野党との共同を含む)
正する法律案
(被爆者援護法改正案)
与野党
7
会計検査院法の一部を改正する法律案
与党
2
民主党(その他野党との共同を含む)
2
与野党
0
11%
(参)決算委員長
参議 院
民
特殊法人等の役職員の関係営利企業への就職の制限に (参)
39%
関する法律案(道路公団等天下り規制法案)
50%
民主党
その他野党との共同を含む
労働安全衛生法の一部を改正する法律案
(歯科健診法案) (参)
民100%
与党
0
廃案
成立
■民主党
(その他野党との共同含む)
■与野党:民主党、与党などによる。
廃案
■与 党:自由民主党、公明党の
いずれか又は両者による。
廃案
廃案
廃案
廃案
■民主党
(その他野党との共同含む)
■与野党:民主党、与党などによる。
廃案
■与 党:自由民主党、公明党の
いずれか又は両者による。
資
料
162回通常国会 議員立法の提出会派による本数、割合
衆議 院
参議院
提 出 会 派
本数
民主党(その他野党との共同を含む)
17
与野党
16
与党
6
民主党(その他野党との共同を含む)
8
与野党
2
与党
0
衆 議 院
15%
参 議 院
20%
44%
■民主党
41%
80%
(その他野党との共同含む)
■与野党:民主党、与党などによる。
■与 党:自由民主党、公明党の
いずれか又は両者による。
163回特別国会 議員立法の提出会派による本数、割合
163回特別国会提出
(2005年9月21日∼11月1日)
民主党(その他野党との共同を含む) 17
提 出 会 派
衆議 院
郵政改革法案
与野党
本数
4
衆 議 院
16%
参 議 院
否決
(衆)
民
イラクにおける人道復興支援活動及び安全確保支援活
(衆)
民
33%
4
与党
参議院
動の実施に関する特別措置法を廃止する法律案
(イラク
民主党(その他野党との共同を含む) 2
68%
与野党
特措法廃止法案)
廃案
16%
1
0
与党
政治資金規正法等の一部を改正する法律案
(政治資金透 (衆)
民
■民主党
67%
(その他野党との共同含む)
■与野党:民主党、与党などによる。
■与 党:自由民主党、公明党の
いずれか又は両者による。
否決
明化法案)
人身取引等の防止及び人身取引等の被害者の保護に関 (衆)
民
継続
する法律案
衆=衆法 参=参法 予=予算 条=条約 閣=閣法 諾=承諾 認=承認 決=決算 議=決議 許=許諾 N=NHK決算
則 = 規 則 程 = 規 程 修 = 本 会 議 修 正 案・予 算 編 成 替 え 動 議 省 = 審 査 省 略 附 = 附 帯 決 議 自 由 = 賛 否 決 め ず
資
料
民
主
党
が
取
り
組
ん
だ
主
な
議
員
立
法
45
法案名
提出会派
①牛海綿状脳症対策特別措置法の一部を改正する法律 (衆)
民共社
現在の結果
継続
案、②輸入牛肉に係る情報の管理及び伝達に関する特
別措置法案(BSE対策2法案)
障害者の自立の支援及び社会参加の促進のための身体 (衆)
民
否決
障害者福祉法等の一部を改正する法律案(障害者自立支
援・社会参加促進法案)
国家公務員法の一部を改正する法律案
(衆)
民
廃案
民
道路交通法の一部を改正する法律案(幼児ヘルメット着用 (衆)
継続
義務化法案)
廃案
①海底資源開発推進法案、②排他的経済水域等におけ (衆)
民
継続
衆議 院
160
回臨時国会 議員立法の提出会派による本数、
割合
国会議員互助年金法を廃止す
る法律案
(議員年金廃止法案)
(衆)
民
提 出 会 派
本数
民主党(その他野党との共同を含む)
4
与野党
0
衆 議 院
参 議 院
る天然資源の探査及び海洋の科学的調査に関する主権
(海洋権益関
的権利その他の権利の行使に関する法律案
与党
0
参議 院
連2法案)
民主党(その他野党との共同を含む)
4
民主党
民主党
100%
100%
その他野党との共同を含む
その他野党との共同を含む
与野党
0
国会議員の歳費、旅費及び手当等に関する法律の一部
(衆)
民
与党
0 ト法案)
を改正する法律案
(議員歳費1割カッ
161
回臨時国会 議員立法の提出会派による本数、
割合
①戦後強制抑留者に対する特別給付金の支給に関する
(衆)
民
提 出 会 派
本数
衆 議 院
法律案、②独立行政法人平和祈念事業特別基金等に関
■民主党
(その他野党との共同含む)
否決
■与野党:民主党、与党などによる。
■与 党:自由民主党、公明党の
いずれか又は両者による。
継続
参 議 院
衆議 院
民主党(その他野党との共同を含む) 9
する法律を廃止する法律案
(シベリア等強制抑留者に対す
11%
与野党
7
与党
2
民主党(その他野党との共同を含む)
2
る特別給付金支給法案)
参議 院
石綿対策の総合的推進に関する法律案(アスベスト対策
(衆)
民
50%
推進法案)
与野党
39%
民主党
その他野党との共同を含む
0
100%
官製談合等の防止のための刑法等の一部を改正する法
(衆)
民
与党
0
継続
■民主党
(その他野党との共同含む)
■与野党:民主党、与党などによる。
廃案
■与 党:自由民主党、公明党の
いずれか又は両者による。
律案(官製談合防止法案)
162
回通常国会 議員立法の提出会派による本数、
割合
成立
高齢者虐待の防止、高齢者の養護者に対する支援等に
(衆)
厚生労働委員長
提 出 会 派
本数
衆 議 院
参 議 院
衆議 院
民主党(その他野党との共同を含む)
関する法律案
17
15%
与野党
16
20%
原子爆弾被爆者に対する援護に関する法律の一部を改
(参)
民共社
与党
6
民主党(その他野党との共同を含む)
8
与野党
2
参議院
正する法律案(被爆者援護法改正案)
44%
41%
労働安全衛生法の一部を改正する法律案
(歯科健診法案)
会計検査院法の一部を改正する法律案
与党
0
廃案
■民主党
(参)
民 80%
(参)決算委員長
廃案
(その他野党との共同含む)
■与野党:民主党、与党などによる。
成立
■与 党:自由民主党、公明党の
いずれか又は両者による。
163回特別国会 議員立法の提出会派による本数、割合
参議院
46
衆議 院
民
主
党
が
取
り
組
ん
だ
主
な
議
員
立
法
提 出 会 派
本数
民主党(その他野党との共同を含む)
17
与野党
4
与党
4
民主党(その他野党との共同を含む)
2
与野党
1
与党
0
衆 議 院
参 議 院
16%
33%
16%
68%
■民主党
67%
(その他野党との共同含む)
■与野党:民主党、与党などによる。
■与 党:自由民主党、公明党の
いずれか又は両者による。
衆=衆法 参=参法 予=予算 条=条約 閣=閣法 諾=承諾 認=承認 決=決算 議=決議 許=許諾 N=NHK決算
則 = 規 則 程 = 規 程 修 = 本 会 議 修 正 案・予 算 編 成 替 え 動 議 省 = 審 査 省 略 附 = 附 帯 決 議 自 由 = 賛 否 決 め ず
資料 160回臨時国会の案件一覧(2004年7月30日∼8月6日)
160回臨時国会会派名略称
自=自由民主党、民=民主党・無所属クラブ
(衆)/民主党・新緑風会
(参)
、公=公明党、共=日本共産党、社=社会民主党・市民連合
(衆)/社会民主党・護憲連合
(参)
、各=各派に属しない議員、
( )
は会派所属議員の一部
種類 提出 案件名
衆結果
衆
継続
永住外国人に対する地方公共団体の議会の議員及び長
の選挙権等の付与に関する法律案([公]提出第159回国
会衆法第3号)
継続
衆
継続
育児休業、介護休業等育児又は家族介護を行う労働者の
(水島広子
福祉に関する法律等の一部を改正する法律案
君外五名[民]提出第159回国会衆法第9号)
継続
衆
継続
国 民 の 祝 日に 関 する法 律 の 一 部 を 改 正 する法 律 案
([自公]提出第159回国会衆法第14号)
継続
衆
継続
臨床検査技師、衛生検査技師等に関する法律の一部を
改正する法律案([自公]提出第159回国会衆法第16号)
継続
衆
継続
牛海綿状脳症対策特別措置法の一部を改正する法律案
(鹿野道彦君外五名[民共社]提出第159回国会衆法第23号)
継続
衆
継続
輸入牛肉に係る情報の管理及び伝達に関する特別措置法案
(鹿野道彦君外五名[民共社]提出第159回国会衆法第24号)
継続
衆
継続
労働者の募集及び採用における年齢に係る均等な機会
の確保に関する法律案(加藤公一君外二名[民]提出第
159回国会衆法第28号)
継続
衆
継続
公職選挙法の一部を改正する法律案(中井洽君外五名
[民]提出第159回国会衆法第32号)
継続
衆
継続
衆議院議員選挙区画定審議会設置法の一部を改正する法
律案(中井洽君外五名[民]提出第159回国会衆法第33号)
継続
衆
継続
政治資金規正法等の一部を改正する法律案(中井洽君
外五名[民]提出第159回国会衆法第34号)
継続
衆
継続
公職にある者等のあっせん行為による利得等の処罰に
関する法律の一部を改正する法律案(中井洽君外五名
[民]提出第159回国会衆法第35号)
継続
衆
継続
民法の一部を改正する法律案(枝野幸男君外六名[民共
社]提出第159回国会衆法第40号)
継続
衆
継続
独立行政法人福祉医療機構法の一部を改正する法律案(小
坂憲次君外四名[自民公共社]提出第159回国会衆法第45号)
継続
衆
継続
国会議員の歳費、旅費及び手当等に関する法律の一部
を改正する法律案(山花郁夫君外一名[民]提出第159回
国会衆法第46号)
継続
衆
継続
学校教育法の一部を改正する法律案(武正公一君外三
名[民]提出第159回国会衆法第48号)
継続
衆
継続
食育基本法案
([自公]提出第159回国会衆法第49号)
継続
衆
継続
国民年金法の一部を改正する法律案([自]提出第159回
国会衆法第50号)
継続
衆
継続
国立国会図書館法の一部を改正する法律案(鳩山由紀夫君
外五名[民共社]提出第159回国会衆法第51号)
継続
衆
継続
無年金障害者に対する障害福祉年金の支給に関する法
律案
(泉房穂君外二名[民]提出第159回国会衆法第52号)
継続
参結果
態度
備考
衆=衆法 参=参法 予=予算 条=条約 閣=閣法 諾=承諾 認=承認 決=決算 議=決議 許=許諾 N=NHK決算
則 = 規 則 程 = 規 程 修 = 本 会 議 修 正 案・予 算 編 成 替 え 動 議 省 = 審 査 省 略 附 = 附 帯 決 議 自 由 = 賛 否 決 め ず
1
6
0
回
臨
時
国
会
の
案
件
一
覧
︵
2
0
0
4
年
7
月
30
日
∼
8
月
6
日
︶
47
資
料
1
6
0
回
臨
時
国
会
の
案
件
一
覧
︵
2
0
0
4
年
7
月
30
日
∼
8
月
6
日
︶
48
種類 提出 案件名
衆結果
参結果
態度 備考
衆
継続
特定障害者に対する特別障害給付金の支給に関する法
律案([自公]提出第159回国会衆法第58号)
継続
衆
継続
短時間労働者の雇用管理の改善等に関する法律の一部
を改正する法律案(水島広子君外五名[民]提出第159回
国会衆法第59号)
継続
衆
7/30
国民年金法等の一部を改正する法律を廃止する等の法
律案(岡田克也君外十名[民]提出衆法第1号)
8/5否決
賛成
衆反=自公
衆
7/30
国家公務員共済組合法等の一部を改正する法律を廃止
する等の法律案
(岡田克也君外十名[民]提出衆法第2号)
8/5否決
賛成
衆反=自公
衆
7/30
地方公務員等共済組合法等の一部を改正する法律を廃止
する等の法律案
(岡田克也君外十名[民]提出衆法第3号)
8/5否決
賛成
衆反=自公
衆
7/30
私立学校教職員共済法等の一部を改正する法律を廃止す
る等の法律案
(岡田克也君外十名[民]提出衆法第4号)
8/5否決
賛成
衆反=自公
参
7/30
国民年金法等の一部を改正する法律を廃止する等の法
律案(山本孝史君外二名[民]提出参法第1号)
未付託未了
参
7/30
国家公務員共済組合法等の一部を改正する法律を廃止
する等の法律案(山本孝史君外二名[民]提出参法第2号)
未付託未了
参
7/30
地方公務員等共済組合法等の一部を改正する法律を廃止
する等の法律案
(山本孝史君外二名[民]提出参法第3号)
未付託未了
参
7/30
私立学校教職員共済法等の一部を改正する法律を廃止す
る等の法律案
(山本孝史君外二名[民]提出参法第4号)
未付託未了
閣
継続
児童福祉法の一部を改正する法律案(第159回国会閣法
第34号)
継続
閣
継続
育児休業、介護休業等育児又は家族介護を行う労働者
の福祉に関する法律等の一部を改正する法律案(第159
回国会閣法第35号)
継続
閣
継続
犯罪の国際化及び組織化並びに情報処理の高度化に対
処するための刑法等の一部を改正する法律案(第159回
国会閣法第46号)
継続
閣
継続
民事訴訟費用等に関する法律の一部を改正する法律案
(第159回国会閣法第65号)
継続
閣
継続
民事関係手続の改善のための民事訴訟法等の一部を改
正する法律案(第159回国会閣法第77号)
継続
閣
継続
信託業法案
(第159回国会閣法第85号)
継続
閣
継続
労働組合法の一部を改正する法律案(第159回国会閣法
第88号)
継続
諾
継続
平成十五年度一般会計予備費使用総調書及び各省各庁
(その1)
所管使用調書
(内閣提出第159回国会承諾)
継続
諾
継続
平成十五年度特別会計予備費使用総調書及び各省各庁
(その1)
所管使用調書
(内閣提出第159回国会承諾)
継続
諾
継続
平成十五年度特別会計予算総則第十四条に基づく経費
増額総調書及び各省各庁所管経費増額調書(その1)
(内閣提出第159回国会承諾)
継続
諾
継続
平成十五年度一般会計予備費使用総調書及び各省各庁
所管使用調書
(その2)
(内閣提出第159回国会承諾)
継続
諾
継続
平成十五年度特別会計予備費使用総調書及び各省各庁
(内閣提出第159回国会承諾)
所管使用調書
(その2)
継続
衆=衆法 参=参法 予=予算 条=条約 閣=閣法 諾=承諾 認=承認 決=決算 議=決議 許=許諾 N=NHK決算
則 = 規 則 程 = 規 程 修 = 本 会 議 修 正 案・予 算 編 成 替 え 動 議 省 = 審 査 省 略 附 = 附 帯 決 議 自 由 = 賛 否 決 め ず
種類 提出 案件名
衆結果
諾
継続
平成十五年度特別会計予算総則第十四条に基づく経費
増額総調書及び各省各庁所管経費増額調書(その2)
(内閣提出第159回国会承諾)
継続
N
継続
日本放送協会平成十三年度財産目録、貸借対照表及び
損益計算書
(内閣提出第156回国会NHK決算)
審査未了
N
継続
日本放送協会平成十四年度財産目録、貸借対照表及び
損益計算書
(内閣提出第159回国会NHK決算)
審査未了
議
8/5
厚生労働大臣坂口力君不信任決議案(海江田万里君外
四名[民共社]提出決議第1号)
省8/5否決
参結果
態度 備考
賛成
衆反=自公
資料 161回臨時国会の案件一覧
(2004年10月12日∼12月3日)
161回臨時国会会派名略称
(衆)/民主党・新緑風会
(参)
、公=公明党、共=日本共産党、社=社会民主党・市民連合
自=自由民主党、民=民主党・無所属クラブ
(衆)/社会民主党・護憲連合
(参)
、各=各派に属しない議員、
( )
は会派所属議員の一部
種類 提出 案件名
衆結果
衆
継続
永住外国人に対する地方公共団体の議会の議員及び長の選挙
権等の付与に関する法律案([公]提出第159回国会衆法第3号)
継続
衆
継続
育児休業、介護休業等育児又は家族介護を行う労働者
の福祉に関する法律等の一部を改正する法律案(水島
広子君外五名[民]提出第159回国会衆法第9号)
撤回
衆
継続
国民の祝日に関する法律の一部を改正する法律案([自
公]提出第159回国会衆法第14号)
継続
衆
継続
臨床検査技師、衛生検査技師等に関する法律の一部を改正
する法律案
([自公]提出第159回国会衆法第16号)
継続
衆
継続
牛海綿状脳症対策特別措置法の一部を改正する法律案
(鹿野道彦君外五名[民共社]提出第159回国会衆法第23号)
継続
衆
継続
輸入牛肉に係る情報の管理及び伝達に関する特別措置法案
(鹿野道彦君外五名[民共社]提出第159回国会衆法第24号)
継続
衆
継続
労働者の募集及び採用における年齢に係る均等な機会
の確保に関する法律案(加藤公一君外二名[民]提出第
159回国会衆法第28号)
継続
衆
継続
公職選挙法の一部を改正する法律案(中井洽君外五名
[民]提出第159回国会衆法第32号)
継続
衆
継続
衆議院議員選挙区画定審議会設置法の一部を改正する法
律案(中井洽君外五名[民]提出第159回国会衆法第33号)
継続
衆
継続
政治資金規正法等の一部を改正する法律案(中井洽君
外五名[民]提出第159回国会衆法第34号)
撤回
衆
継続
公職にある者等のあっせん行為による利得等の処罰に
関する法律の一部を改正する法律案(中井洽君外五名
[民]提出第159回国会衆法第35号)
継続
衆
継続
民法の一部を改正する法律案(枝野幸男君外六名[民共
社]提出第159回国会衆法第40号)
継続
衆
継続
独立行政法人福祉医療機構法の一部を改正する法律案(小坂
憲次君外四名[自民公共社]提出第159回国会衆法第45号)
撤回
参結果
態度 備考
衆=衆法 参=参法 予=予算 条=条約 閣=閣法 諾=承諾 認=承認 決=決算 議=決議 許=許諾 N=NHK決算
則 = 規 則 程 = 規 程 修 = 本 会 議 修 正 案・予 算 編 成 替 え 動 議 省 = 審 査 省 略 附 = 附 帯 決 議 自 由 = 賛 否 決 め ず
1
6
1
回
臨
時
国
会
の
案
件
一
覧
︵
2
0
0
4
年
10
月
12
日
∼
12
月
3
日
︶
49
資
料
1
6
1
回
臨
時
国
会
の
案
件
一
覧
︵
2
0
0
4
年
10
月
12
日
∼
12
月
3
日
︶
50
種類 提出 案件名
衆結果
参結果
態度 備考
衆
継続
国会議員の歳費、旅費及び手当等に関する法律の一部
を改正する法律案(山花郁夫君外一名[民]提出第159回
国会衆法第46号)
継続
衆
継続
学校教育法の一部を改正する法律案(武正公一君外三
名[民]提出第159回国会衆法第48号)
継続
衆
継続
食育基本法案
([自公]提出第159回国会衆法第49号)
継続
衆
継続
国民年金法の一部を改正する法律案([自]提出第159回
国会衆法第50号)
継続
衆
継続
国立国会図書館法の一部を改正する法律案(鳩山由紀夫
君外五名[民共社]提出第159回国会衆法第51号)
継続
衆
継続
無年金障害者に対する障害福祉年金の支給に関する法律案
(泉房穂君外二名[民]提出第159回国会衆法第52号)
衆
継続
特定障害者に対する特別障害給付金の支給に関する法
律案([自公]提出第159回国会衆法第58号)
附11/25修正 附12/3可決 賛成
衆
継続
短時間労働者の雇用管理の改善等に関する法律の一部を改正す
る法律案(水島広子君外五名[民]提出第159回国会衆法第59号)
継続
衆
10/27
独立行政法人福祉医療機構法の一部を改正する法律案
(衆議院厚生労働委員長提出衆法第1号)
衆
11/2
政治資金規正法の一部を改正する法律案([自公]提出衆法第2号)
継続
衆
11/2
公共工事の品質確保の促進に関する法律案([自公]提出衆法第3号)
継続
衆
11/2
私的独占の禁止及び公正取引の確保に関する法律の一部を
改正する法律案
(仙谷由人君外十六名[民]提出衆法第4号)
継続
衆
11/4
被災者生活再建支援法の一部を改正する法律案(仙谷
由人君外五名[民共社]提出衆法第5号)
審査未了
衆
11/11
国立国会図書館法の一部を改正する法律案
(衆議院議院
運営委員長提出衆法第6号)
省11/11可決 11/19可決
衆
11/11
特定非営利活動の促進のための法人税法等の一部を改
正する法律案(野田佳彦君外三名[民]提出衆法第7号)
審査未了
衆
11/11
特定非営利活動の促進のための地方税法の一部を改正す
る法律案(野田佳彦君外三名[民]提出衆法第8号)
審査未了
衆
11/11
イラクにおける人道復興支援活動及び安全確保支援活
動の実施に関する特別措置法を廃止する法律案(鳩山
由紀夫君外七名[民共社]提出衆法第9号)
審査未了
衆
11/16
政治資金規正法等の一部を改正する法律案(仙谷由人
君外四名[民]提出衆法第10号)
継続
衆
11/17
犯罪被害者等基本法案(衆議院内閣委員長提出衆法第11号)
省11/18可決 12/1可決
衆
11/19
高齢期等において国民が安心して暮らすことのできる社
会を実現するための公的年金制度の抜本的改革を推進
する法律案(仙谷由人君外七名[民]提出衆法第12号)
継続
衆
11/19
発達障害者支援法案([自民公共社]提出衆法第13号)
撤回
衆
11/24
金融機関等による顧客等の本人確認等に関する法律の一
部を改正する法律案(衆議院内閣委員長提出衆法第14号)
衆
11/24
租税特別措置法の一部を改正する法律案
(衆議院財務金融
委員長提出衆法第15号)
衆
11/24
貸金業の規制等に関する法律の一部を改正する法律案
(衆議院財務金融委員長提出衆法第16号)
審査未了
省10/29可決 11/10可決
全会一致
賛成
全会一致
賛成
全会一致
賛成
衆=全会一致 参反=(民)
省11/25可決 12/3可決
賛成
全会一致
省11/25可決 12/1可決
賛成
全会一致
省11/25可決 附12/1可決 賛成
全会一致
衆=衆法 参=参法 予=予算 条=条約 閣=閣法 諾=承諾 認=承認 決=決算 議=決議 許=許諾 N=NHK決算
則 = 規 則 程 = 規 程 修 = 本 会 議 修 正 案・予 算 編 成 替 え 動 議 省 = 審 査 省 略 附 = 附 帯 決 議 自 由 = 賛 否 決 め ず
種類 提出 案件名
衆結果
参結果
態度 備考
衆
11/24
発達障害者支援法案
(衆議院内閣委員長提出衆法第17号)
省11/25可決 附12/3可決 賛成
衆
11/25
国家公務員倫理法及び自衛隊員倫理法の一部を改正す
る法律案
(長妻昭君外四名[民]提出衆法第18号)
審査未了
衆
11/25
軽犯罪法の一部を改正する法律案(長妻昭君外五名[民]
提出衆法第19号)
継続
参
11/12
平成十六年に被災した自動車に係る自動車重量税の還
付の特例に関する法律案(津田弥太郎君外十七名[民]提
出参法第1号)
参
12/1
戦時性的強制被害者問題の解決の促進に関する法律案
(岡崎トミ子君外八名[民共社]提出参法第2号)
条
10/12
経済上の連携の強化に関する日本国とメキシコ合衆国との
間の協定の締結について承認を求めるの件
(条約第1号)
11/2承認
閣
継続
児童福祉法の一部を改正する法律案(第159回国会閣法第34号)
附11/11修正 附11/26可決 賛成
全会一致
閣
継続
育児休業、介護休業等育児又は家族介護を行う労働者
の福祉に関する法律等の一部を改正する法律案(第159
回国会閣法第35号)
附11/18修正 附12/1可決 賛成
全会一致
閣
継続
犯罪の国際化及び組織化並びに情報処理の高度化に対
処するための刑法等の一部を改正する法律案(第159回
国会閣法第46号)
継続
閣
継続
民事訴訟費用等に関する法律の一部を改正する法律案
(第159回国会閣法第65号)
審査未了
閣
継続
民事関係手続の改善のための民事訴訟法等の一部を改
正する法律案(第159回国会閣法第77号)
附11/4可決
附11/26可決 賛成
全会一致
閣
継続
信託業法案(第159回国会閣法第85号)
附11/16可決 附11/26可決 賛成
全会一致
閣
継続
労働組合法の一部を改正する法律案(第159回国会閣法第88号)
附11/2可決 附11/10可決 賛成
全会一致
閣
10/12
一般職の職員の給与に関する法律等の一部を改正する
法律案(閣法第1号)
10/22可決
10/27可決
衆賛成
衆反=共
(民)
参反=共
閣
10/12
特別職の職員の給与に関する法律等の一部を改正する
法律案(閣法第2号)
11/11可決
11/19可決
賛成
全会一致
閣
10/12
障害補償に係る障害の等級の改定等のための国家公務
員災害補償法及び地方公務員災害補償法の一部を改正
する法律案(閣法第3号)
11/11可決
11/19可決
賛成
全会一致
閣
10/12
防衛庁の職員の給与等に関する法律の一部を改正する法律案(閣法第4号)
10/22可決
10/27可決
賛成
全会一致
閣
10/12
下級裁判所の設立及び管轄区域に関する法律の一部を
改正する法律案(閣法第5号)
10/22可決
10/27可決
賛成
全会一致
閣
10/12
裁判外紛争解決手続の利用の促進に関する法律案(閣法第6号)
附11/9可決
附11/19可決 賛成
全会一致
閣
10/12
裁判所法の一部を改正する法律案
(閣法第7号)
附11/30修正 附12/3可決 賛成
衆反=共社 参反=共社各
閣
10/12
刑法等の一部を改正する法律案(閣法第8号)
附11/18可決 附12/1可決 賛成
反=共社
閣
10/12
民間事業者等が行う書面の保存等における情報通信の
技術の利用に関する法律案(閣法第9号)
附11/11可決 附11/19可決 賛成
全会一致
閣
10/12
民間事業者等が行う書面の保存等における情報通信の
技術の利用に関する法律の施行に伴う関係法律の整備
等に関する法律案(閣法第10号)
附11/11可決 附11/19可決 賛成
全会一致
閣
10/12
独立行政法人日本原子力研究開発機構法案(閣法第11号)
附11/11可決 附11/26可決 反対
衆反=民共社 参反=民共社各
閣
10/12
住宅の品質確保の促進等に関する法律の一部を改正す
る法律案(閣法第12号)
11/9可決
反=共
全会一致
審査未了
未付託未了
11/10承認
11/17可決
賛成
賛成
反=共
衆=衆法 参=参法 予=予算 条=条約 閣=閣法 諾=承諾 認=承認 決=決算 議=決議 許=許諾 N=NHK決算
則 = 規 則 程 = 規 程 修 = 本 会 議 修 正 案・予 算 編 成 替 え 動 議 省 = 審 査 省 略 附 = 附 帯 決 議 自 由 = 賛 否 決 め ず
1
6
1
回
臨
時
国
会
の
案
件
一
覧
︵
2
0
0
4
年
10
月
12
日
∼
12
月
3
日
︶
51
資
料
1
6
1
回
臨
時
国
会
の
案
件
一
覧
︵
2
0
0
4
年
10
月
12
日
∼
12
月
3
日
︶
52
種類 提出 案件名
衆結果
参結果
閣
10/12
金融先物取引法の一部を改正する法律案(閣法第13号)
附11/18可決 附12/1可決 賛成
閣
10/12
関税暫定措置法の一部を改正する法律案(閣法第14号)
11/9可決
11/17可決
賛成
反=共
閣
10/12
経済上の連携の強化に関する日本国とメキシコ合衆国
との間の協定に基づく特定原産地証明書の発給等に関
する法律案(閣法第15号)
11/9可決
11/17可決
衆賛成
衆=全会一致
参反=(民)
閣
10/12
アメリカ合衆国の千九百十六年の反不当廉売法に基づき受
けた利益の返還義務等に関する特別措置法案(閣法第16号)
附11/11可決 11/26修正
賛成
全会一致
閣
11/26
アメリカ合衆国の千九百十六年の反不当廉売法に基づ
き受けた利益の返還義務等に関する特別措置法案(参
議院回付案閣法第16号)
11/30同意
賛成
衆=全会一致
閣
10/12
民法の一部を改正する法律案(閣法第17号)
附11/25可決 附11/10可決 賛成
全会一致
閣
10/12
債権譲渡の対抗要件に関する民法の特例等に関する法
律の一部を改正する法律案(閣法第18号)
附11/25可決 附11/10可決 反対
衆反=民共社
参反=民共社各
閣
10/15
私的独占の禁止及び公正取引の確保に関する法律の一
部を改正する法律案(閣法第19号)
継続
閣
11/9
日本郵政公社による証券投資信託の受益証券の募集の
取扱い等のための日本郵政公社の業務の特例等に関す
る法律案(閣法第20号)
11/25可決
諾
継続
平成十五年度一般会計予備費使用総調書及び各省各庁
所管使用調書
(その1)(内閣提出第159回国会承諾)
継続
諾
継続
平成十五年度特別会計予備費使用総調書及び各省各庁
所管使用調書
(その1)(内閣提出第159回国会承諾)
継続
諾
継続
平成十五年度特別会計予算総則第十四条に基づく経費
増額総調書及び各省各庁所管経費増額調書(その1)(内
閣提出第159回国会承諾)
継続
諾
継続
平成十五年度一般会計予備費使用総調書及び各省各庁
所管使用調書
(その2)(内閣提出第159回国会承諾)
継続
諾
継続
平成十五年度特別会計予備費使用総調書及び各省各庁
(その2)(内閣提出第159回国会承諾)
所管使用調書
継続
諾
継続
平成十五年度特別会計予算総則第十四条に基づく経費
増額総調書及び各省各庁所管経費増額調書(その2)
(内閣提出第159回国会承諾)
継続
決
11/19
平成十五年度一般会計歳入歳出決算(決算)
継続
決
11/19
平成十五年度特別会計歳入歳出決算(決算)
継続
決
11/19
平成十五年度国税収納金整理資金受払計算書(決算)
継続
決
11/19
平成十五年度政府関係機関決算書(決算)
継続
国
11/19
平成十五年度国有財産増減及び現在額総計算書(内閣
提出国有財産)
継続
国
11/19
平成十五年度国有財産無償貸付状況総計算書(内閣提
出国有財産)
継続
N
継続
日本放送協会平成十三年度財産目録、貸借対照表及び
損益計算書(内閣提出第156回国会NHK決算)
審査未了
N
継続
日本放送協会平成十四年度財産目録、貸借対照表及び
損益計算書(内閣提出第159回国会NHK決算)
審査未了
議
12/2
日米交流百五十周年を記念し、日米関係の増進に関す
る決議案(川崎二郎君外九名[自民公]提出決議第1号)
省12/3可決 継続
12/3可決
態度 備考
全会一致
反対
衆反=民共社
参反=民共社各
賛成
衆反=共
衆=衆法 参=参法 予=予算 条=条約 閣=閣法 諾=承諾 認=承認 決=決算 議=決議 許=許諾 N=NHK決算
則 = 規 則 程 = 規 程 修 = 本 会 議 修 正 案・予 算 編 成 替 え 動 議 省 = 審 査 省 略 附 = 附 帯 決 議 自 由 = 賛 否 決 め ず
資料 162回通常国会の案件一覧(2005年1月21日∼8月8日)
162回通常国会会派名略称
自=自由民主党、民=民主党・無所属クラブ
(衆)/民主党・新緑風会
(参)
、公=公明党、共=日本共産党、社=社会民主党・市民連合
(衆)/社会民主党・護憲連合
(参)
、各=各派に属しない議員、
( )
は会派所属議員の一部
種類 提出 案件名
衆結果
衆
継続
永住外国人に対する地方公共団体の議会の議員及び長の選挙
権等の付与に関する法律案([公]提出第159回国会衆法第3号)
審査未了
衆
継続
国民の祝日に関する法律の一部を改正する法律案([自
公]提出第159回国会衆法第14号)
4/5修正
衆
継続
臨床検査技師、衛生検査技師等に関する法律の一部を
改正する法律案([自公]提出第159回国会衆法第16号)
撤回
衆
継続
牛海綿状脳症対策特別措置法の一部を改正する法律案
(鹿野道彦君外五名[民共社]提出第159回国会衆法第23号)
審査未了
衆
継続
輸入牛肉に係る情報の管理及び伝達に関する特別措置法案
(鹿野道彦君外五名[民共社]提出第159回国会衆法第24号)
審査未了
衆
継続
労働者の募集及び採用における年齢に係る均等な機会の確保に関
する法律案(加藤公一君外二名[民]提出第159回国会衆法第28号)
審査未了
衆
継続
公職選挙法の一部を改正する法律案(中井洽君外五名
[民]提出第159回国会衆法第32号)
審査未了
衆
継続
衆議院議員選挙区画定審議会設置法の一部を改正する法
律案(中井洽君外五名[民]提出第159回国会衆法第33号)
審査未了
衆
継続
公職にある者等のあっせん行為による利得等の処罰に
関する法律の一部を改正する法律案(中井洽君外五名
[民]提出第159回国会衆法第35号)
審査未了
衆
継続
民法の一部を改正する法律案(枝野幸男君外六名[民共
社]提出第159回国会衆法第40号)
審査未了
衆
継続
国会議員の歳費、旅費及び手当等に関する法律の一部を改正す
る法律案(山花郁夫君外一名[民]提出第159回国会衆法第46号)
審査未了
衆
継続
学校教育法の一部を改正する法律案(武正公一君外三
名[民]提出第159回国会衆法第48号)
審査未了
衆
継続
食育基本法案([自公]提出第159回国会衆法第49号)
4/19修正
衆
継続
国民年金法の一部を改正する法律案([自]提出第159回
国会衆法第50号)
審査未了
衆
継続
国立国会図書館法の一部を改正する法律案(鳩山由紀
夫君外五名[民共社]提出第159回国会衆法第51号)
審査未了
衆
継続
短時間労働者の雇用管理の改善等に関する法律の一部を改正す
る法律案(水島広子君外五名[民]提出第159回国会衆法第59号)
審査未了
衆
継続
政治資金規正法の一部を改正する法律案([自公]提出第
161回国会衆法第2号)
審査未了
衆
継続
公共工事の品質確保の促進に関する法律案([自公]提出
第161回国会衆法第3号)
撤回
衆
継続
私的独占の禁止及び公正取引の確保に関する法律の一部を改正
する法律案(仙谷由人君外十六名[民]提出第161回国会衆法第4号)
3/15否決
衆
継続
政治資金規正法等の一部を改正する法律案(仙谷由人
君外四名[民]提出第161回国会衆法第10号)
審査未了
参結果
態度 備考
5/13可決
賛成
6/10可決
衆反=共社
参反=共社各
反対
衆反=民社 参反=民社各
賛成
衆反=自公共社
衆=衆法 参=参法 予=予算 条=条約 閣=閣法 諾=承諾 認=承認 決=決算 議=決議 許=許諾 N=NHK決算
則 = 規 則 程 = 規 程 修 = 本 会 議 修 正 案・予 算 編 成 替 え 動 議 省 = 審 査 省 略 附 = 附 帯 決 議 自 由 = 賛 否 決 め ず
1
6
2
回
通
常
国
会
の
案
件
一
覧
︵
2
0
0
5
年
1
月
21
日
∼
8
月
8
日
︶
53
資
料
1
6
2
回
通
常
国
会
の
案
件
一
覧
︵
2
0
0
5
年
1
月
21
日
∼
8
月
8
日
︶
54
種類 提出 案件名
衆結果
参結果
態度 備考
衆
継続
高齢期等において国民が安心して暮らすことのできる社会
を実現するための公的年金制度の抜本的改革を推進する法
律案(仙谷由人君外七名[民]提出第161回国会衆法第12号)
審査未了
衆
継続
軽犯罪法の一部を改正する法律案(長妻昭君外五名[民]
提出第161回国会衆法第19号)
審査未了
衆
1/21
被災者生活再建支援法の一部を改正する法律案(仙谷
由人君外四名[民共社]提出衆法第1号)
未付託未了
衆
2/8
平成十六年度の水田農業構造改革交付金等についての所得税及び法人
税の臨時特例に関する法律案(衆議院財務金融委員長提出衆法第2号)
省2/8可決
附2/9可決
賛成
全会一致
衆
2/8
二千五年日本国際博覧会への外国人観光旅客の来訪の促
進に関する法律案(衆議院国土交通委員長提出衆法第3号)
省2/8可決
2/9可決
賛成
全会一致
衆
2/25
北朝鮮に係る人権侵害の救済に関する法律案(鳩山由
紀夫君外四名[民]提出衆法第4号)
未付託未了
衆
3/7
道路交通法の一部を改正する法律案(山花郁夫君外四
名[民]提出衆法第5号)
未付託未了
衆
3/17
地震防災対策強化地域における地震対策緊急整備事業
に係る国の財政上の特別措置に関する法律の一部を改正
する法律案
(衆議院災害対策特別委員長提出衆法第6号)
省3/18可決 附3/30可決 賛成
全会一致
衆
3/17
山村振興法の一部を改正する法律案(衆議院農林水産委員長提出衆法第7号)
省3/17可決 3/23可決
全会一致
衆
3/18
特定大規模災害が発生した地域における被災者支援活動の促進のため
の税法上の特例に関する法律案(野田佳彦君外五名[民]提出衆法第8号)
未付託未了
衆
3/18
公共工事の品質確保の促進に関する法律案
(衆議院国土
交通委員長提出衆法第9号)
省3/18可決 附3/30可決 賛成
反=共
衆
3/18
半島振興法の一部を改正する法律案(衆議院国土交通
委員長提出衆法第10号)
省3/18可決 3/23可決
賛成
全会一致
衆
3/22
携帯音声通信事業者による契約者等の本人確認等及び
携帯音声通信役務の不正な利用の防止に関する法律案
(菅義偉君外十三名[自民公共社]提出衆法第11号)
4/1可決
賛成
全会一致
衆
3/25
無権限預貯金等取引からの預金者等の保護等に関する
法律案
(中塚一宏君外四名[民]提出衆法第12号)
7/26否決
賛成
衆反=自公
衆
3/25
臨床検査技師、衛生検査技師等に関する法律の一部を改
正する法律案(衆議院厚生労働委員長提出衆法第13号)
省3/29可決 附4/22可決 賛成
全会一致
衆
3/29
国立国会図書館法の一部を改正する法律案(衆議院議
院運営委員長提出衆法第14号)
省3/29可決 4/6修正
賛成
衆反=共社
参反=共社各
衆
4/6
国立国会図書館法の一部を改正する法律案(参議院回付案衆法第14号)
4/7同意
賛成
衆反=共社
衆
3/29
国会職員法の一部を改正する法律案(衆議院議院運営委員長提出衆法第15号)
省3/29可決 4/6可決
賛成
全会一致
衆
4/7
国会議員の歳費、旅費及び手当等に関する法律の一部を
改正する法律案(鉢呂吉雄君外六名[民]提出衆法第16号)
未付託未了
衆
4/8
浄化槽法の一部を改正する法律案
(衆議院環境委員長提出衆法第17号)
省4/14可決 5/13可決
賛成
全会一致
衆
4/14
証券取引委員会設置法案(原口一博君外四名[民]提出衆法第18号)
4/26否決
賛成
衆反=自公
衆
5/12
刑事訴訟法の一部を改正する法律案(山内おさむ君外
二名[民]提出衆法第19号)
未付託未了
衆
6/3
動物の愛護及び管理に関する法律の一部を改正する法
律案(衆議院環境委員長提出衆法第20号)
省6/7可決
賛成
全会一致
衆
6/8
離島振興法等の一部を改正する法律案(菅直人君外四
名[民]提出衆法第21号)
未付託未了
4/8可決
6/15可決
賛成
衆=衆法 参=参法 予=予算 条=条約 閣=閣法 諾=承諾 認=承認 決=決算 議=決議 許=許諾 N=NHK決算
則 = 規 則 程 = 規 程 修 = 本 会 議 修 正 案・予 算 編 成 替 え 動 議 省 = 審 査 省 略 附 = 附 帯 決 議 自 由 = 賛 否 決 め ず
種類 提出 案件名
衆結果
衆
6/10
住民基本台帳法の一部を改正する法律案(山花郁夫君
外二名[民]提出衆法第22号)
未付託未了
衆
6/21
偽造カード等及び盗難カード等を用いて行われる不正な
機械式預貯金払戻し等からの預貯金者の保護等に関す
る法律案
([自公]提出衆法第23号)
附7/26可決 附8/3可決
反対
衆
7/15
文字・活字文化振興法案(衆議院文部科学委員長提出衆法第24号)
省7/15可決 7/22可決
衆賛成(参反対) 衆=全会一致 参反=(民)
衆
7/19
酒類小売業者の経営の改善等に関する緊急措置法の一部を
改正する法律案(衆議院財務金融委員長提出衆法第25号)
省7/26可決 8/3可決
賛成
全会一致
衆
7/20
日本道路公団等民営化関係法施行法の一部を改正する
法律案
(菅直人君外十六名[民]提出衆法第26号)
未付託未了
衆
7/22
特定障害者に対する特別障害給付金の支給に関する法律の一
部を改正する法律案(金田誠一君外五名[民]提出衆法第27号)
未付託未了
衆
7/22
戦後強制抑留者に対する特別給付金の支給に関する法
律案
(長妻昭君外八名[民共社]提出衆法第28号)
未付託未了
衆
7/22
独立行政法人平和祈念事業特別基金等に関する法律を廃
止する法律案
(長妻昭君外八名[民共社]提出衆法第29号)
未付託未了
衆
7/27
民間資金等の活用による公共施設等の整備等の促進に関する法律
の一部を改正する法律案(衆議院国土交通委員長提出衆法第30号)
省7/29可決 8/5可決
賛成
衆反=共社
参反=共社各
衆
7/28
行政機関の保有する情報の公開に関する法律等の一部を
改正する法律案
(本多平直君外五名[民]提出衆法第31号)
未付託未了
衆
7/29
高齢者虐待の防止、高齢者の養護者に対する支援等に関す
る法律案
(山井和則君外六名[民]提出衆法第32号)
未付託未了
衆
8/1
人権侵害による被害の救済及び予防等に関する法律案
(仙谷由人君外六名[民]提出衆法第33号)
未付託未了
衆
8/2
出入国管理及び難民認定法第二条第五号ロの旅券を所
持する外国人の上陸申請の特例に関する法律案(衆議
院法務委員長提出衆法第34号)
省8/2可決
賛成
全会一致
衆
8/4
独立行政法人平和祈念事業特別基金等に関する法律の
廃止等に関する法律案
([自公]提出衆法第35号)
未付託未了
衆
8/5
高齢者虐待の防止、高齢者の養護者に対する支援等に
関する法律案([自公]提出衆法第36号)
未付託未了
衆
8/5
探偵業の業務の適正化に関する法律案([自公]提出衆法第37号)
未付託未了
衆
8/8
臓器の移植に関する法律の一部を改正する法律案([自
公]提出衆法第38号)
未付託未了
衆
8/8
臓器の移植に関する法律の一部を改正する法律案([自
公]提出衆法第39号)
未付託未了
参
2/28
戦時性的強制被害者問題の解決の促進に関する法律案
(岡崎トミ子君外八名[民共社]提出参法第1号)
未付託未了
参
3/30
民法の一部を改正する法律案(千葉景子君外七名[民共
社]提出参法第2号)
未付託未了
参
5/12
母体保護法の一部を改正する法律案
(参議院厚生労働委員
長提出参法第3号)
参
7/26
戦後強制抑留者に対する特別給付金の支給に関する法
律案(谷博之君外七名[民共社]提出参法第4号)
未付託未了
参
7/26
独立行政法人平和祈念事業特別基金等に関する法律を廃
止する法律案
(谷博之君外七名[民共社]提出参法第5号)
未付託未了
7/26可決
参結果
8/5可決
5/13可決
態度 備考
賛成
衆反=民
参反=民各
全会一致
衆=衆法 参=参法 予=予算 条=条約 閣=閣法 諾=承諾 認=承認 決=決算 議=決議 許=許諾 N=NHK決算
則 = 規 則 程 = 規 程 修 = 本 会 議 修 正 案・予 算 編 成 替 え 動 議 省 = 審 査 省 略 附 = 附 帯 決 議 自 由 = 賛 否 決 め ず
1
6
2
回
通
常
国
会
の
案
件
一
覧
︵
2
0
0
5
年
1
月
21
日
∼
8
月
8
日
︶
55
資
料
種類 提出 案件名
1
6
2
回
通
常
国
会
の
案
件
一
覧
︵
2
0
0
5
年
1
月
21
日
∼
8
月
8
日
︶
56
衆結果
参結果
態度 備考
未付託未了
参
7/29
原子爆弾被爆者に対する援護に関する法律の一部を改正
する法律案
(山本孝史君外四名[民共社]提出参法第6号)
参
8/2
会計検査院法の一部を改正する法律案
(参議院決算委員
長提出参法第7号)
参
8/3
被災者生活再建支援法の一部を改正する法律案(円よ
り子君外七名[民共社]提出参法第8号)
未付託未了
参
8/4
特殊法人等の役職員の関係営利企業への就職の制限に
関する法律案(松井孝治君外六名[民]提出参法第9号)
未付託未了
参
8/4
労働安全衛生法の一部を改正する法律案(浅尾慶一郎
君外四名[民]提出参法第10号)
未付託未了
予
1/21
平成十六年度一般会計補正予算
(予算第1号)
(第1号)
1/28可決
予
1/21
平成十六年度特別会計補正予算
(特第1号)
(予算第2号)
予
1/21
予
8/3可決
賛成
参=全会一致
2/1可決
賛成
全会一致
1/28可決
2/1可決
賛成
全会一致
平成十六年度政府関係機関補正予算
(機第1号)
(予算第3号)
1/28可決
2/1可決
賛成
全会一致
1/21
平成十七年度一般会計予算
(予算第4号)
3/2可決
3/23可決
反対
衆反=民共社 参反=民共社各
予
1/21
平成十七年度特別会計予算
(予算第5号)
3/2可決
3/23可決
反対
衆反=民共社 参反=民共社各
予
1/21
平成十七年度政府関係機関予算
(予算第6号)
3/2可決
3/23可決
反対
衆反=民共社 参反=民共社各
条
2/25
国際的な組織犯罪の防止に関する国際連合条約を補足する人
(特に女性及び児童)の取引を防止し、抑止し及び処罰するた
めの議定書の締結について承認を求めるの件(条約第1号)
5/17承認
6/8承認
賛成
全会一致
条
2/25
国際的な組織犯罪の防止に関する国際連合条約を補足
する陸路、海路及び空路により移民を密入国させるこ
との防止に関する議定書の締結について承認を求める
の件(条約第2号)
5/17承認
6/8承認
賛成
全会一致
条
2/25
専門機関の特権及び免除に関する条約の附属書XVの
締結について承認を求めるの件(条約第3号)
7/15承認
4/13承認
賛成
全会一致
条
2/25
石綿の使用における安全に関する条約
(第百六十二号)
の締結について承認を求めるの件
(条約第4号)
7/15承認
4/13承認
賛成
全会一致
条
3/11
千九百六十五年の国際海上交通の簡易化に関する条約
の締結について承認を求めるの件(条約第5号)
6/7承認
6/15承認
賛成
全会一致
条
3/11
千九百七十六年の海事債権についての責任の制限に関
する条約を改正する千九百九十六年の議定書の締結に
ついて承認を求めるの件(条約第6号)
6/7承認
6/15承認
賛成
全会一致
条
3/11
西部及び中部太平洋における高度回遊性魚類資源の保
存及び管理に関する条約の締結について承認を求める
の件(条約第7号)
6/7承認
6/15承認
賛成
全会一致
条
3/11
社会保障に関する日本国とベルギー王国との間の協定
の締結について承認を求めるの件(条約第8号)
7/15承認
4/27承認
賛成
全会一致
条
3/11
社会保障に関する日本国政府とフランス共和国政府との
間の協定の締結について承認を求めるの件
(条約第9号)
7/15承認
4/27承認
賛成
全会一致
閣
継続
犯罪の国際化及び組織化並びに情報処理の高度化に対
処するための刑法等の一部を改正する法律案(第159回
国会閣法第46号)
審査未了
閣
継続
私的独占の禁止及び公正取引の確保に関する法律の一
部を改正する法律案
(第161回国会閣法第19号)
附3/15修正 附4/20可決 反対
閣
1/21
平成十六年度分として交付すべき地方交付税の総額の
特例に関する法律案(閣法第1号)
1/28可決
審査未了
2/1可決
衆反=民
参反=民各
衆賛成
衆反=共
(参反対) 参反=共
(民)
衆=衆法 参=参法 予=予算 条=条約 閣=閣法 諾=承諾 認=承認 決=決算 議=決議 許=許諾 N=NHK決算
則 = 規 則 程 = 規 程 修 = 本 会 議 修 正 案・予 算 編 成 替 え 動 議 省 = 審 査 省 略 附 = 附 帯 決 議 自 由 = 賛 否 決 め ず
種類 提出 案件名
衆結果
参結果
態度 備考
閣
1/21
平成十七年度における財政運営のための公債の発行の
特例等に関する法律案(閣法第2号)
3/2可決
3/30可決
反対
閣
2/1
民間事業者の能力を活用した市街地の整備を推進するための
都市再生特別措置法等の一部を改正する法律案(閣法第3号)
附4/1可決
附4/20可決 賛成
衆反=共社
参反=共社各
閣
2/1
都市鉄道等利便増進法案
(閣法第4号)
附4/7可決
4/27可決
反=共
閣
2/1
水防法及び土砂災害警戒区域等における土砂災害防止対策
の推進に関する法律の一部を改正する法律案(閣法第5号)
附4/14可決 附4/22可決 賛成
全会一致
閣
2/1
港湾の活性化のための港湾法等の一部を改正する法律案(閣法第6号)
附4/19可決 附5/13可決 賛成
衆反=共社 参反=共社各
閣
2/4
地域再生法案
(閣法第7号)
附3/18可決 附3/31可決 反対
衆反=民 参反=民各
閣
2/4
国の補助金等の整理及び合理化等に伴う国民健康保険
法等の一部を改正する法律案(閣法第8号)
3/22可決
3/31可決
反対
衆反=民共社
参反=民共社各
閣
2/4
国の補助金等の整理及び合理化等に伴う農業近代化資
金助成法等の一部を改正する等の法律案
(閣法第9号)
3/17可決
3/30可決
賛成
衆反=共社
参反=共各(社)
閣
2/4
裁判所職員定員法の一部を改正する法律案(閣法第10号)
3/10可決
3/30可決
賛成
全会一致
閣
2/4
下級裁判所の設立及び管轄区域に関する法律の一部を
改正する法律案(閣法第11号)
3/10可決
3/18可決
賛成
全会一致
閣
2/4
所得税法等の一部を改正する法律案(閣法第12号)
附3/2可決
附3/30可決 反対
衆反=民共社 参反=民共社各
閣
2/4
戦没者等の遺族に対する特別弔慰金支給法の一部を改
正する法律案(閣法第13号)
3/10可決
3/23可決
賛成
全会一致
閣
2/4
児童扶養手当法による児童扶養手当の額等の改定の特
例に関する法律案(閣法第14号)
3/10可決
3/23可決
賛成
衆反=共社
参反=共社各
閣
2/4
介護保険法施行法の一部を改正する法律案(閣法第15号)
3/22可決
3/31可決
賛成
全会一致
閣
2/4
中小企業経営革新支援法の一部を改正する法律案(閣法第16号)
附3/17可決 附4/6可決
賛成
全会一致
閣
2/4
有限責任事業組合契約に関する法律案(閣法第17号)
附4/14可決 附4/27可決 賛成
反=共
閣
2/8
独立行政法人沖縄科学技術研究基盤整備機構法案(閣法第18号)
附3/18可決 附3/31可決 賛成
全会一致
閣
2/8
沖縄振興特別措置法の一部を改正する法律案(閣法第19号)
3/18可決
3/30可決
閣
2/8
地方税法等の一部を改正する法律案(閣法第20号)
附3/8可決
附3/18可決 反対
衆反=民共社 参反=民共社各
閣
2/8
地方交付税法等の一部を改正する法律案(閣法第21号)
3/2可決
3/30可決
反対
衆反=民共社 参反=民共社各
閣
2/8
国の補助金等の整理及び合理化等に伴う義務教育費国
庫負担法等の一部を改正する法律案(閣法第22号)
3/17可決
3/31可決
反対
衆反=民共社
参反=民共社各
閣
2/8
通訳案内業法及び外国人観光旅客の来訪地域の多様化
の促進による国際観光の振興に関する法律の一部を改
正する法律案(閣法第23号)
4/21可決
6/3可決
賛成
全会一致
閣
2/8
公的資金による住宅及び宅地の供給体制の整備のため
の公営住宅法等の一部を改正する法律案(閣法第24号)
附5/10可決 附6/22可決 賛成
衆反=共社
参反=共社各
閣
2/8
地域における多様な需要に応じた公的賃貸住宅等の整
備等に関する特別措置法案
(閣法第25号)
附5/10可決 附6/22可決 賛成
衆反=共社
参反=共社各
閣
2/8
独立行政法人住宅金融支援機構法案
(閣法第26号)
附6/7可決
附6/29可決 賛成
衆反=共社 参反=共社各
閣
2/8
恩給法の一部を改正する法律案(閣法第27号)
3/18可決
3/23可決
全会一致
閣
2/8
関税定率法等の一部を改正する法律案
(閣法第28号)
附3/17可決 附3/30可決 賛成
閣
2/8
国際開発協会への加盟に伴う措置に関する法律の一部
を改正する法律案(閣法第29号)
3/22可決
閣
2/8
介護保険法等の一部を改正する法律案(閣法第30号)
附5/10修正 附6/22可決 賛成
3/30可決
賛成
賛成
賛成
賛成
衆反=民共社
参反=共社各(民)
全会一致
反=共
全会一致
衆反=共社 参反=共社各
衆=衆法 参=参法 予=予算 条=条約 閣=閣法 諾=承諾 認=承認 決=決算 議=決議 許=許諾 N=NHK決算
則 = 規 則 程 = 規 程 修 = 本 会 議 修 正 案・予 算 編 成 替 え 動 議 省 = 審 査 省 略 附 = 附 帯 決 議 自 由 = 賛 否 決 め ず
1
6
2
回
通
常
国
会
の
案
件
一
覧
︵
2
0
0
5
年
1
月
21
日
∼
8
月
8
日
︶
57
資
料
1
6
2
回
通
常
国
会
の
案
件
一
覧
︵
2
0
0
5
年
1
月
21
日
∼
8
月
8
日
︶
58
種類 提出 案件名
衆結果
参結果
閣
2/8
不正競争防止法等の一部を改正する法律案(閣法第31号)
附6/10可決 附6/22可決 賛成
閣
2/8
環境省設置法の一部を改正する法律案
(閣法第32号)
4/1可決
閣
2/9
電波法の一部を改正する法律案
(閣法第33号)
閣
2/9
閣
4/20可決
態度 備考
全会一致
賛成
全会一致
附7/29可決 審査未了
反対
衆反=民
不動産登記法等の一部を改正する法律案
(閣法第34号)
附3/29可決 附4/6可決
賛成
全会一致
2/10
障害者自立支援法案
(閣法第35号)
附7/15修正 審査未了
反対
衆反=民共社
閣
2/10
障害者の雇用の促進等に関する法律の一部を改正する
法律案(閣法第36号)
附6/10修正 附6/29可決 賛成
全会一致
閣
2/10
建設労働者の雇用の改善等に関する法律の一部を改正
する法律案(閣法第37号)
附6/30可決 附7/8可決
反対
衆反=民共社
参反=民共社各
閣
2/15
防衛庁設置法等の一部を改正する法律案
(閣法第38号)
附6/14修正 附7/22可決 反対
衆反=民共社 参反=民共社各
閣
2/15
在外公館の名称及び位置並びに在外公館に勤務する外
務公務員の給与に関する法律の一部を改正する法律案
(閣法第39号)
附3/17可決 3/30可決
賛成
全会一致
閣
2/15
旅券法及び組織的な犯罪の処罰及び犯罪収益の規制等
に関する法律の一部を改正する法律案(閣法第40号)
4/19可決
附6/3可決
賛成
全会一致
閣
2/15
水産資源保護法及び持続的養殖生産確保法の一部を改
正する法律案(閣法第41号)
附4/7可決
附4/20可決 賛成
全会一致
閣
2/18
農業経営基盤強化促進法等の一部を改正する法律案(閣法第42号)
4/26可決
6/3可決
反対
衆反=民共社 参反=民共社各
閣
2/18
特定農地貸付けに関する農地法等の特例に関する法律
の一部を改正する法律案(閣法第43号)
4/26可決
6/3可決
賛成
全会一致
閣
2/18
原子力発電における使用済燃料の再処理等のための積
立金の積立て及び管理に関する法律案
(閣法第44号)
附4/26可決 附5/13可決 賛成
衆反=共社
参反=共社各
閣
2/18
核原料物質、核燃料物質及び原子炉の規制に関する法
律の一部を改正する法律案
(閣法第45号)
附4/26可決 附5/13可決 賛成
衆反=共社
参反=共社各
閣
2/25
風俗営業等の規制及び業務の適正化等に関する法律の
一部を改正する法律案(閣法第46号)
審査未了
閣
2/25
電子署名に係る地方公共団体の認証業務に関する法律
の一部を改正する法律案(閣法第47号)
審査未了
閣
2/25
公職選挙法の一部を改正する法律案(閣法第48号)
6/10可決
閣
2/25
独立行政法人情報通信研究機構法の一部を改正する法
律案(閣法第49号)
審査未了
閣
2/25
農林物資の規格化及び品質表示の適正化に関する法律
の一部を改正する法律案(閣法第50号)
附6/7可決
附6/15可決 賛成
反=社
閣
2/25
農山漁村滞在型余暇活動のための基盤整備の促進に関
する法律の一部を改正する法律案
(閣法第51号)
6/10可決
6/22可決
賛成
全会一致
閣
2/25
刑法等の一部を改正する法律案(閣法第52号)
附6/16可決 附4/22可決 賛成
全会一致
閣
3/1
少年法等の一部を改正する法律案
(閣法第53号)
審査未了
閣
3/1
国立大学法人法の一部を改正する法律案
(閣法第54号)
附4/26可決 附5/18可決 賛成
全会一致
閣
3/1
学校教育法の一部を改正する法律案(閣法第55号)
附6/14可決 附7/8可決
賛成
反=共
閣
3/1
総合的な国土の形成を図るための国土総合開発法等の
一部を改正する等の法律案
(閣法第56号)
6/14可決
7/22可決
反対
衆反=民共社
参反=民共社各
閣
3/1
下水道法の一部を改正する法律案
(閣法第57号)
附6/14可決 附4/1可決
賛成
全会一致
閣
3/1
航空法の一部を改正する法律案
(閣法第58号)
附6/30可決 4/6可決
賛成
衆反=共社 参反=共社各
閣
3/1
流通業務の総合化及び効率化の促進に関する法律案(閣法第59号)
7/15可決
4/8可決
賛成
衆反=共社 参反=共社各
6/22可決
賛成
全会一致
衆=衆法 参=参法 予=予算 条=条約 閣=閣法 諾=承諾 認=承認 決=決算 議=決議 許=許諾 N=NHK決算
則 = 規 則 程 = 規 程 修 = 本 会 議 修 正 案・予 算 編 成 替 え 動 議 省 = 審 査 省 略 附 = 附 帯 決 議 自 由 = 賛 否 決 め ず
種類 提出 案件名
衆結果
参結果
態度 備考
閣
3/4
労働安全衛生法等の一部を改正する法律案
(閣法第60号)
審査未了
閣
3/4
社会保険労務士法の一部を改正する法律案
(閣法第61号)
附6/10可決 附4/8可決
賛成
全会一致
閣
3/4
独立行政法人年金・健康保険福祉施設整理機構法案(閣法第62号)
附6/16可決 4/20可決
反対
衆反=民共社 参反=民共社各
閣
3/4
社会保障に関する日本国政府とフランス共和国政府と
の間の協定の実施に伴う厚生年金保険法等の特例等に
関する法律案(閣法第63号)
6/10可決
4/27可決
賛成
全会一致
閣
3/4
社会保障に関する日本国とベルギー王国との間の協定の実施に
伴う厚生年金保険法等の特例等に関する法律案(閣法第64号)
6/10可決
4/27可決
賛成
全会一致
閣
3/4
森林組合法の一部を改正する法律案(閣法第65号)
6/10可決
4/6可決
賛成
全会一致
閣
3/4
種苗法の一部を改正する法律案
(閣法第66号)
6/10可決
4/13可決
賛成
全会一致
閣
3/8
廃棄物の処理及び清掃に関する法律等の一部を改正す
る法律案(閣法第67号)
附4/14可決 附5/11可決 賛成
全会一致
閣
3/8
特定特殊自動車排出ガスの規制等に関する法律案(閣法第68号)
附5/17可決 附4/6可決
賛成
全会一致
閣
3/8
湖沼水質保全特別措置法の一部を改正する法律案(閣法第69号)
附6/14可決 附4/13可決 賛成
全会一致
閣
3/11
保険業法等の一部を改正する法律案(閣法第70号)
4/14可決
4/22可決
反対
衆反=民 参反=民各
閣
3/11
証券取引法の一部を改正する法律案(閣法第71号)
4/26修正
6/22可決
賛成
全会一致
閣
3/11
行政手続法の一部を改正する法律案(閣法第72号)
6/10可決
6/22可決
賛成
全会一致
閣
3/11
特定電子メールの送信の適正化等に関する法律の一部
を改正する法律案(閣法第73号)
4/26可決
5/13可決
賛成
全会一致
閣
3/11
構造改革特別区域法の一部を改正する法律案(閣法第74号)
附6/10可決 附4/8可決
賛成
反=共
閣
3/11
船舶の所有者等の責任の制限に関する法律の一部を改
正する法律案(閣法第75号)
6/10可決
4/13可決
賛成
全会一致
閣
3/11
日本アルコール産業株式会社法案
(閣法第76号)
附4/14可決 附4/1可決
賛成
全会一致
閣
3/14
刑事施設及び受刑者の処遇等に関する法律案
(閣法第77号)
附4/14修正 附5/18可決 賛成
全会一致
閣
3/15
エネルギーの使用の合理化に関する法律の一部を改正
する法律案
(閣法第78号)
附7/15可決 附8/3可決
賛成
全会一致
閣
3/15
地球温暖化対策の推進に関する法律の一部を改正する
法律案(閣法第79号)
附5/12可決 附6/10可決 賛成
全会一致
閣
3/15
商標法の一部を改正する法律案
(閣法第80号)
附5/12可決 6/8可決
閣
3/22
会社法案
(閣法第81号)
附5/17修正 附6/29可決 賛成
閣
3/22
閣
4/19
電波法及び放送法の一部を改正する法律案(閣法第83号)
審査未了
閣
4/27
郵政民営化法案(閣法第84号)
閣
4/27
閣
賛成
全会一致
反=共
6/29可決
賛成
反=共
7/5修正
附8/8否決
反対
衆反=民共社 参反=民共社各(自)
日本郵政株式会社法案
(閣法第85号)
7/5修正
附8/8否決
反対
衆反=民共社 参反=民共社各(自)
4/27
郵便事業株式会社法案
(閣法第86号)
7/5可決
附8/8否決
反対
衆反=民共社 参反=民共社各(自)
閣
4/27
郵便局株式会社法案
(閣法第87号)
7/5修正
附8/8否決
反対
衆反=民共社 参反=民共社各(自)
閣
4/27
独立行政法人郵便貯金・簡易生命保険管理機構法案
(閣法第88号)
7/5可決
附8/8否決
反対
衆反=民共社 参反=民共社各(自)
閣
4/27
郵政民営化法等の施行に伴う関係法律の整備等に関す
る法律案(閣法第89号)
7/5修正
附8/8否決
反対
衆反=民共社
参反=民共社各(自)
認
2/4
地方自治法第百五十六条第四項の規定に基づき、公共
職業安定所の設置に関し承認を求めるの件(内閣提出
承認第1号)
3/29承認
3/18承認
賛成
全会一致
会社法の施行に伴う関係法律の整備等に関する法律案
(閣法第82号)
5/17修正
衆=衆法 参=参法 予=予算 条=条約 閣=閣法 諾=承諾 認=承認 決=決算 議=決議 許=許諾 N=NHK決算
則 = 規 則 程 = 規 程 修 = 本 会 議 修 正 案・予 算 編 成 替 え 動 議 省 = 審 査 省 略 附 = 附 帯 決 議 自 由 = 賛 否 決 め ず
1
6
2
回
通
常
国
会
の
案
件
一
覧
︵
2
0
0
5
年
1
月
21
日
∼
8
月
8
日
︶
59
資
料
1
6
2
回
通
常
国
会
の
案
件
一
覧
︵
2
0
0
5
年
1
月
21
日
∼
8
月
8
日
︶
60
種類 提出 案件名
衆結果
参結果
態度 備考
認
2/8
地方自治法第百五十六条第四項の規定に基づき、地方環境
事務所の設置に関し承認を求めるの件(内閣提出承認第2号)
4/1承認
4/20承認
賛成
認
2/15
放送法第三十七条第二項の規定に基づき、承認を求め
るの件(内閣提出承認第3号)
附3/17承認 附3/31承認 反対
諾
継続
平成十五年度一般会計予備費使用総調書及び各省各庁
所管使用調書
(その1)
(内閣提出第159回国会承諾)
4/21承諾
5/18承諾
反対
衆反=民共社
参反=民共社各
諾
継続
平成十五年度特別会計予備費使用総調書及び各省各庁
所管使用調書
(その1)
(内閣提出第159回国会承諾)
4/21承諾
5/18承諾
反対
衆反=民
参反=民各
諾
継続
平成十五年度特別会計予算総則第十四条に基づく経費
増額総調書及び各省各庁所管経費増額調書(その1)
(内閣提出第159回国会承諾)
4/21承諾
5/18承諾
反対
衆反=民共社
参反=民共社各
諾
継続
平成十五年度一般会計予備費使用総調書及び各省各庁
所管使用調書
(その2)
(内閣提出第159回国会承諾)
4/21承諾
5/18承諾
反対
衆反=民社
参反=民社各
諾
継続
平成十五年度特別会計予備費使用総調書及び各省各庁
所管使用調書
(その2)
(内閣提出第159回国会承諾)
4/21承諾
5/18承諾
反対
衆反=民社
参反=民社各
諾
継続
平成十五年度特別会計予算総則第十四条に基づく経費
増額総調書及び各省各庁所管経費増額調書(その2)
(内閣提出第159回国会承諾)
4/21承諾
5/18承諾
反対
衆反=民社
参反=民社各
諾
3/18
平成十六年度一般会計予備費使用総調書及び各省各庁
(その1)
所管使用調書
(内閣提出承諾)
未付託未了
諾
3/18
平成十六年度特別会計予備費使用総調書及び各省各庁
所管使用調書
(その1)
(内閣提出承諾)
未付託未了
諾
3/18
平成十六年度特別会計予算総則第十四条に基づく経費
増額総調書及び各省各庁所管経費増額調書(その1)
(内閣提出承諾)
未付託未了
諾
5/20
平成十六年度一般会計予備費使用総調書及び各省各庁
(その2)
所管使用調書
(内閣提出承諾)
未付託未了
諾
5/20
平成十六年度特別会計予備費使用総調書及び各省各庁
所管使用調書
(その2)
(内閣提出承諾)
未付託未了
諾
5/20
平成十六年度特別会計予算総則第十四条に基づく経費
増額総調書及び各省各庁所管経費増額調書(その2)
(内閣提出承諾)
未付託未了
決
継続
平成十五年度一般会計歳入歳出決算(第161回国会決算)
6/30議決
反対
衆反=民共社
決
継続
平成十五年度特別会計歳入歳出決算
(第161回国会決算)
6/30議決
反対
衆反=民共社
決
継続
平成十五年度国税収納金整理資金受払計算書(第161回国会決算)
6/30議決
反対
衆反=民共社
決
継続
平成十五年度政府関係機関決算書(第161回国会決算)
6/30議決
反対
衆反=民共社
国
継続
平成十五年度国有財産増減及び現在額総計算書(内閣
提出第161回国会国有財産)
6/30是認
反対
衆反=民共社
国
継続
平成十五年度国有財産無償貸付状況総計算書(内閣提
出第161回国会国有財産)
6/30是認
反対
衆反=民
N
継続
日本放送協会平成十三年度財産目録、貸借対照表及び
損益計算書
(内閣提出第156回国会NHK決算)
審査未了
N
継続
日本放送協会平成十四年度財産目録、貸借対照表及び
損益計算書
(内閣提出第159回国会NHK決算)
審査未了
N
2/15
日本放送協会平成十五年度財産目録、貸借対照表及び
損益計算書
(内閣提出NHK決算)
未付託未了
全会一致
衆反=民共社
参反=民共社各
衆=衆法 参=参法 予=予算 条=条約 閣=閣法 諾=承諾 認=承認 決=決算 議=決議 許=許諾 N=NHK決算
則 = 規 則 程 = 規 程 修 = 本 会 議 修 正 案・予 算 編 成 替 え 動 議 省 = 審 査 省 略 附 = 附 帯 決 議 自 由 = 賛 否 決 め ず
種類 提出 案件名
衆結果
参結果
態度 備考
議
1/21
スマトラ沖大地震・大津波災害に際し国際的支援活動に
おいて我が国が果たすべき役割に関する決議案
(川崎二
郎君外十一名[自民公共社]提出決議第1号)
省1/21可決
賛成
衆=全会一致
議
2/21
日露修好百五十周年に当たり、日露関係の飛躍的発展に関す
る決議案(川崎二郎君外二十一名[自民公共社]提出決議第2号)
省2/22可決
賛成
衆=全会一致
議
3/8
京都議定書発効に伴う地球温暖化対策推進の強化に関する
決議案(小坂憲次君外十三名[自民公共社]提出決議第3号)
省3/10可決
賛成
衆=全会一致
議
4/1
年金制度をはじめとする社会保障制度改革に関する決
議案(長勢甚遠君外八名[自民公社]提出決議第4号)
省4/1可決
賛成
衆反=共
議
6/17
議院運営委員長川崎二郎君解任決議案(筒井信隆君外
七名[民社]提出決議第5号)
省6/17否決
賛成
衆反=自公
議
8/2
国連創設及びわが国の終戦・被爆六十周年に当たり、
更なる国際平和の構築への貢献を誓約する決議案(川
崎二郎君外二十名[自民公]提出決議第6号)
省8/2可決
賛成
衆反=共
議
8/8
小泉内閣不信任決議案(岡田克也君外七名[民]提出決議第7号)
省審議未了
資料 163回特別国会の案件一覧(2005年9月21日∼11月1日)
163回特別国会会派名略称
(衆)/民主党・新緑風会
(参)
、公=公明党、共=日本共産党、社=社会民主党・市民連合
(衆)/社会民主
自=自由民主党、民=民主党・無所属クラブ
党・護憲連合
(参)
、国=国民新党・日本・無所属の会
(衆)/国民新党・新党日本の会
(参)
、各=各派に属しない議員、
( )
は会派所属議員の一部
種類 提出 案件名
衆結果
衆
10/3
郵政改革法案(松本剛明君外七名[民]提出衆法第1号)
10/11否決
衆
10/5
独立行政法人平和祈念事業特別基金等に関する法律の
廃止等に関する法律案([自公]提出衆法第2号)
継続
衆
10/6
イラクにおける人道復興支援活動及び安全確保支援活
動の実施に関する特別措置法を廃止する法律案(末松
義規君外三名[民]提出衆法第3号)
審査未了
参結果
態度 備考
賛成
衆反=自公共社国
反対
衆反=民共社
参反=共社民各
賛成
衆反=自公国
省10/18可決 10/26可決
賛成
衆反=共社国 参反=共社国各
障害者の自立の支援及び社会参加の促進のための身体
障害者福祉法等の一部を改正する法律案(山井和則君
外五名[民]提出衆法第10号)
10/31否決
賛成
衆反=自公国
国家公務員法の一部を改正する法律案(松本剛明君外
四名[民]提出衆法第11号)
審査未了
衆
10/11
政治資金規正法の一部を改正する法律案([自公]提出衆
法第4号)
10/18可決
衆
10/12
政治資金規正法等の一部を改正する法律案(松本剛明
君外七名[民]提出衆法第5号)
10/18否決
衆
10/12
人身取引等の防止及び人身取引等の被害者の保護に関
する法律案(小宮山洋子君外四名[民]提出衆法第6号)
継続
衆
10/13
牛海綿状脳症対策特別措置法の一部を改正する法律案
(山田正彦君外六名[民共社]提出衆法第7号)
継続
衆
10/13
輸入牛肉に係る情報の管理及び伝達に関する特別措置
法案(山田正彦君外六名[民共社]提出衆法第8号)
継続
衆
10/14
政治資金規正法の一部を改正する法律案(衆議院倫理
選挙特別委員長提出衆法第9号)
衆
10/14
衆
10/14
10/26可決
衆=衆法 参=参法 予=予算 条=条約 閣=閣法 諾=承諾 認=承認 決=決算 議=決議 許=許諾 N=NHK決算
則 = 規 則 程 = 規 程 修 = 本 会 議 修 正 案・予 算 編 成 替 え 動 議 省 = 審 査 省 略 附 = 附 帯 決 議 自 由 = 賛 否 決 め ず
1
6
3
回
特
別
国
会
の
案
件
一
覧
︵
2
0
0
5
年
9
月
21
日
∼
11
月
1
日
︶
61
資
料
1
6
3
回
特
別
国
会
の
案
件
一
覧
︵
2
0
0
5
年
9
月
21
日
∼
11
月
1
日
︶
62
種類 提出 案件名
衆結果
衆
10/19
道路交通法の一部を改正する法律案(小宮山洋子君外
三名[民]提出衆法第12号)
継続
衆
10/20
国会議員互助年金法を廃止する法律案(河村たかし君
外七名[民]提出衆法第13号)
審査未了
衆
10/21
永住外国人に対する地方公共団体の議会の議員及び長
の選挙権の付与に関する法律案([公]提出衆法第14号)
継続
衆
10/21
海底資源開発推進法案(細野豪志君外四名[民]提出衆法
第15号)
継続
衆
10/21
排他的経済水域等における天然資源の探査及び海洋の
科学的調査に関する主権的権利その他の権利の行使に
関する法律案(細野豪志君外四名[民]提出衆法第16号)
継続
衆
10/21
国会議員の歳費、旅費及び手当等に関する法律の一
部を改正する法律案(中川正春君外四名[民]提出衆法
第17号)
10/25否決
衆
10/21
戦後強制抑留者に対する特別給付金の支給に関する法
律案(長妻昭君外六名[民共社]提出衆法第18号)
継続
衆
10/21
独立行政法人平和祈念事業特別基金等に関する法律を廃
止する法律案(長妻昭君外六名[民共社]提出衆法第19号)
継続
衆
10/24
国会法及び国会議員の歳費、旅費及び手当等に関する
法律の一部を改正する法律案([自公]提出衆法第20号)
10/25可決
衆
10/25
衆
参結果
態度 備考
賛成
衆反=自公国
10/28可決
反対
衆反=民社
参反=民社各
国会議員の秘書の給与等に関する法律の一部を改正す
る法律案(衆議院議院運営委員長提出衆法第21号)
省10/25可決 10/28可決
賛成
衆反=社
参反=社各
10/25
国会職員の育児休業等に関する法律の一部を改正する
法律案(衆議院議院運営委員長提出衆法第22号)
省10/25可決 10/28可決
賛成
全会一致
衆
10/25
石綿対策の総合的推進に関する法律案(五島正規君外
九名[民]提出衆法第23号)
継続
衆
10/25
官製談合等の防止のための刑法等の一部を改正する法
律案(松本剛明君外五名[民]提出衆法第24号)
審査未了
衆
10/26
高齢者虐待の防止、高齢者の養護者に対する支援等に
関する法律案(衆議院厚生労働委員長提出衆法第25号)
省10/28可決 11/1可決
賛成
全会一致
参
10/5
原子爆弾被爆者に対する援護に関する法律の一部を改正
する法律案(山本孝史君外六名[民共社]提出参法第1号)
未付託未了
参
10/12
労働安全衛生法の一部を改正する法律案(浅尾慶一郎
君外四名[民]提出参法第2号)
審査未了
参
10/19
会計検査院法の一部を改正する法律案(参議院決算委員
長提出参法第3号)
10/28可決
10/21可決
賛成
全会一致
条
10/7
万国郵便連合憲章の第七追加議定書、万国郵便連合一
般規則及び万国郵便条約の締結について承認を求める
の件(条約第1号)
10/25承認
10/14承認
賛成
全会一致
条
10/7
郵便送金業務に関する約定の締結について承認を求め
るの件(条約第2号)
10/25承認
10/14承認
賛成
全会一致
閣
9/26
郵政民営化法案(閣法第1号)
10/11可決
附10/14可決 反対
衆反=民共社国 参反=民共社国各
閣
9/26
日本郵政株式会社法案(閣法第2号)
10/11可決
附10/14可決 反対
衆反=民共社国 参反=民共社国各
閣
9/26
郵便事業株式会社法案(閣法第3号)
10/11可決
附10/14可決 反対
衆反=民共社国 参反=民共社国各
閣
9/26
郵便局株式会社法案(閣法第4号)
10/11可決
附10/14可決 反対
衆反=民共社国 参反=民共社国各
閣
9/26
独立行政法人郵便貯金・簡易生命保険管理機構法案(閣法第5号)
10/11可決
附10/14可決 反対
衆反=民共社国 参反=民共社国各
衆=衆法 参=参法 予=予算 条=条約 閣=閣法 諾=承諾 認=承認 決=決算 議=決議 許=許諾 N=NHK決算
則 = 規 則 程 = 規 程 修 = 本 会 議 修 正 案・予 算 編 成 替 え 動 議 省 = 審 査 省 略 附 = 附 帯 決 議 自 由 = 賛 否 決 め ず
種類 提出 案件名
衆結果
参結果
閣
9/26
郵政民営化法等の施行に伴う関係法律の整備等に関す
る法律案(閣法第6号)
10/11可決
附10/14可決 反対
衆反=民共社国
参反=民共社国各
閣
9/30
電波法及び放送法の一部を改正する法律案(閣法第7号)
10/20可決
附10/26可決 反対
衆反=民 参反=民各
閣
9/30
電子署名に係る地方公共団体の認証業務に関する法律
の一部を改正する法律案(閣法第8号)
継続
閣
9/30
独立行政法人情報通信研究機構法の一部を改正する法
律案(閣法第9号)
継続
閣
9/30
労働安全衛生法等の一部を改正する法律案(閣法第10号)
附10/18可決 附10/26可決 賛成
衆反=共 参反=共各
閣
9/30
障害者自立支援法案(閣法第11号)
10/31可決
附10/14可決 反対
衆反=民共社国 参反=民共社国各
閣
10/4
平成十三年九月十一日のアメリカ合衆国において発生した
テロリストによる攻撃等に対応して行われる国際連合憲章
の目的達成のための諸外国の活動に対して我が国が実施す
る措置及び関連する国際連合決議等に基づく人道的措置に
関する特別措置法の一部を改正する法律案(閣法第12号)
10/18可決
10/26可決
反対
衆反=民共社国
参反=民共社国各
閣
10/4
風俗営業等の規制及び業務の適正化等に関する法律の
一部を改正する法律案(閣法第13号)
10/18可決
10/28可決
賛成
全会一致
閣
10/4
銀行法等の一部を改正する法律案(閣法第14号)
附10/20可決 附10/26可決 賛成
閣
10/4
一般職の職員の給与に関する法律等の一部を改正する
法律案(閣法第15号)
10/21可決
10/28可決
賛成
反=共社
閣
10/4
特別職の職員の給与に関する法律等の一部を改正する
法律案(閣法第16号)
10/21可決
10/28可決
賛成
反=社
閣
10/4
国家公務員退職手当法の一部を改正する法律案(閣法第17号)
10/21可決
10/28可決
賛成
反=共社
閣
10/4
防衛庁の職員の給与等に関する法律の一部を改正する
法律案(閣法第18号)
10/21可決
10/28可決
賛成
衆反=共社
参反=共社各
閣
10/4
裁判官の報酬等に関する法律の一部を改正する法律案(閣法第19号)
10/21可決
10/28可決
賛成
衆反=共社 参反=共社各
閣
10/4
検察官の俸給等に関する法律の一部を改正する法律案(閣法第20号)
10/21可決
10/28可決
賛成
衆反=共社 参反=共社各
閣
10/4
最高裁判所裁判官退職手当特例法の一部を改正する法
律案(閣法第21号)
10/21可決
10/28可決
賛成
反=社
閣
10/4
犯罪の国際化及び組織化並びに情報処理の高度化に対処
するための刑法等の一部を改正する法律案(閣法第22号)
継続
閣
10/7
建築物の耐震改修の促進に関する法律の一部を改正す
る法律案(閣法第23号)
附10/20可決 附10/28可決 賛成
全会一致
閣
10/7
郵便法の一部を改正する法律案(閣法第24号)
10/28可決
賛成
全会一致
諾
9/27
平成十六年度一般会計予備費使用総調書及び各省各庁
所管使用調書(内閣提出承諾)
継続
諾
9/27
平成十六年度特別会計予備費使用総調書及び各省各庁
所管使用調書(内閣提出承諾)
継続
諾
9/27
平成十六年度特別会計予算総則第十四条に基づく経費増
額総調書及び各省各庁所管経費増額調書(内閣提出承諾)
継続
N
継続
日本放送協会平成十三年度財産目録、貸借対照表及び
損益計算書(内閣提出第156回国会NHK決算)
10/25異議
がない
賛成
衆反=共社
N
継続
日本放送協会平成十四年度財産目録、貸借対照表及び
損益計算書(内閣提出第159回国会NHK決算)
10/25異議
がない
賛成
衆反=共社
N
継続
日本放送協会平成十五年度財産目録、貸借対照表及び
損益計算書(内閣提出第162回国会NHK決算)
10/25異議
がない
賛成
衆反=共社
10/19可決
態度 備考
反=共
衆=衆法 参=参法 予=予算 条=条約 閣=閣法 諾=承諾 認=承認 決=決算 議=決議 許=許諾 N=NHK決算
則 = 規 則 程 = 規 程 修 = 本 会 議 修 正 案・予 算 編 成 替 え 動 議 省 = 審 査 省 略 附 = 附 帯 決 議 自 由 = 賛 否 決 め ず
1
6
3
回
特
別
国
会
の
案
件
一
覧
︵
2
0
0
5
年
9
月
21
日
∼
11
月
1
日
︶
63
資
料
前原『次の内閣』一覧
(2005年9月20日∼)
民主党 前原『次の内閣』閣僚一覧(2005 年 11 月 1 日∼)
前原 誠司
ネクスト総理大臣
長島 昭久
ネクスト防衛庁長官
若林 秀樹
ネクスト経済産業大臣
山田 正彦
ネクスト農林水産大臣
鳩山由紀夫
ネクスト国務大臣
大島 敦
ネクスト内閣府担当大臣
松本 剛明
ネクスト官房長官
(規制改革担当)
長妻 昭
ネクスト国土交通大臣
渡辺 周
ネクスト総務大臣
(政治改革担当)
峰崎 直樹
ネクスト財務大臣
(経済財政担当)
千葉 景子
ネクスト法務大臣
長浜 博行
ネクスト環境大臣
原口 一博
ネクスト郵政改革担当大臣
/総合政策企画会議担当
大臣
櫻井 充
浅尾 慶一郎
ネクスト外務大臣
仙谷 由人
ネクスト金融担当大臣
ネクスト厚生労働大臣
鈴木 寛
小宮山 洋子
ネクスト文部科学大臣
ネクスト子ども/男女共同参画
/人権・消費者担当大臣
直嶋 正行
ネクスト官房副長官
第2次 岡田『次の内閣』一覧
(2004年9月13日∼2005年9月20日)
(2005
年 月 日∼2005 年 月 日)
民主党 第 2 次 岡田『次の内閣』閣僚一覧
前
原
﹃
次
の
内
閣
﹄
及
び
第
2
次
岡
田
﹃
次
の
内
閣
﹄
一
覧
64
岡田 克也
ネクスト総理大臣
横路 孝弘
ネクスト厚生労働大臣
円 より子
ネクスト国家公安委員長(内閣
委員会総括)/防災担当大臣
/科学技術担当大臣/
沖縄北方問題担当大臣
藤井 裕久
ネクスト副総理大臣
鮫島 宗明
ネクスト農林水産大臣
前原 誠司
ネクスト防衛庁長官
五十嵐 文彦
ネクスト総務大臣
海江田 万里
ネクスト経済産業大臣
峰崎 直樹
ネクスト経済財政
・金融担当大臣
簗瀬 進
ネクスト法務大臣
菅 直人
ネクスト国土交通大臣
直嶋 正行
ネクスト規制改革担当大臣
/産業再生担当大臣
鳩山 由紀夫
ネクスト外務大臣
佐藤 謙一郎
ネクスト環境大臣
小宮山 洋子
ネクスト男女共同参画担当大臣
/人権・消費者問題担当大臣
/子ども政策担当大臣
野田 佳彦
ネクスト財務大臣
仙谷 由人
ネクスト官房長官
古川 元久
ネクスト官房副長官
達増 拓也
ネクスト文部科学大臣
岩國 哲人
ネクスト政治改革担当大臣
小川 敏夫
ネクスト官房副長官
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