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平成24年度

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平成24年度
(別紙)
成果の説明書
(氏名) 津川
1
康雄
(学部) 地域政策学部
重要事項
(1)教育、研究、社会貢献
教育は学部・大学院の講義を通じて行い、とくに学部の演習Ⅰ・Ⅱのゼミ生とフィ
ールド・ワークを高崎・深谷(埼玉)
・小田原(神奈川)で実施し、都市構造、都市景
観、都市システムの把握方法などについて指導した。なお、演習Ⅱの学生と長野県の
白馬セミナーにおいて卒論作成に向けての合宿を行った。卒業論文については200
3年3月に『卒業論文集第14号』として印刷・製本し、図書館に寄贈した。また、
ゼミ活動の一環としてインターネット上に開設されたオンライン百科事典について、
関係自治体・NPOとの連携を図り、調査・分析を行い、2013年3月に本学で報
告会を開催した。その他、教員免許状更新講習においては、
「郷土を知ろう(群馬の地
理と歴史)」の地理分野の講師を務め、現役教員との交流を果たすことができた。また、
大学紹介を兼ねた模擬講義を群馬県内の高等学校で実施した。大学院では、地域活性
化特論において、
「高崎市の観光とランドマーク」をテーマに、本学及び政策研究大学
院大学の院生に対して講義を行った。さらに、博士後期課程の大学院生に対して博士
論文審査を行い、学位(博士・地域政策学)の授与に至った。
研究は科学研究費補助金(西原純・静岡大学教授
平成の合併政策終了後の合併・
非合併市町村の現状・行政課題の解明と合併政策の総括)の研究分担者として加わり、
「市町村合併における非合併小規模自治体の地域特性とその課題(地域政策研究第 15
巻第 3 号)」をまとめた。なお、2012年9月に九州大学博多駅サテライトで開催さ
れた合併科研の研究集会において、
「市町村合併に伴う住民意識と地域的傾向-高崎市
を例として-」を発表した。さらに、科学研究費補助金(日野正輝・東北大学教授
持
続可能な都市空間の形成に向けた都市地理学の再構築)の研究分担者として加わり、
分担金の一部を使用し、
「地域アイデンティティの醸成とランドマーク
えりあぐんま
第 18 号」をまとめた。
なお、ランドマーク研究の進展を図るため、2012年8月にルーマニア、ブルガ
リアを訪れた(自費)。とくにルーマニアのブラショフでは、ドイツ系住民のまちづく
りの特徴や、アメリカ合衆国・ロサンゼルスにおけるハリウッド・サインと同様のラ
ンド・サインを確認できたことが訪問成果の 1 つとなった。今回で10度目となる渡
欧によって得られた知見と画像は、学部講義におけるランドスケープ論の大きな支え
となっている。
社会との連携については、国・市・独立行政法人における5つの審議会・協議会の
会長として議事進行及び議論の取りまとめに努めた。とくに総合計画に関わる審議会
においては、当該自治体が複数の自治体との合併を行ったため、そのメリット、デメ
リットに配慮した答申を作成した。県においては、コンペ事業委員会の会長を努め応
募テーマの審査及び講評を行った。なお、市のプロポーザル事業における応募提案の
評価についても数件関わった。いずれも都市に関わる部分が多く、研究の実践・応用
を考える上で意味があったともの考えている。
(2)学内業務の内容
学生部長 5 年目としての業務を遂行し、学生相談連絡会議、六者会議、授業料減免
審査会、定期健康診断報告会、学生支援センター運営会議、キャリア支援センター運
営会議、健康保健組合理事会、普通救命講習会、大学訪問への出席・議事進行などの
業務を行った。ちなみに、東日本大震災後の安全・安心指向の高まりを踏まえ、健康
保健組合と法人との連携により、学内の食料備蓄とそのサイクルを確立できた。なお、
都留文科大学との交流の機会となっている「鶴鷹祭」、大学祭の「三扇祭」においては、
本部役員として参加した。キャンパス整備委員会にオブザーバーとして参加し、二つ
の大学(埼玉県、群馬県)を視察し、新グラウンド整備に対する提言を行った。
学内の会議も宛職を含め、教育研究審議会、教授会、研究科委員会等への出席、大
学説明会、入試、まちなか教育活動センター事業委員会、ホームカミングデイ等の業
務に当たった。
2
その他の事項
本学における(財)後援会の評議員として会議への出席、関東甲信越支部総会、九
州支部総会、山陽・山陰支部総会への出席と共に、学生部報告及び大学の現況等の説
明を行った。同窓会においては、同窓会奨学金に関わる面接と審査委員会における説
明を行った。
なお、民間出版社からの取材依頼を受け、記事の掲載に至ったものが数件あった。
研究成果ではないが、社会との結びつきを重視する上でも必要と考え対応した。
以上、今年度の成果及び業務報告を踏まえ、次年度も引き続き、教育、研究、学内
業務、社会・地域貢献のバランスに配慮しつつ活動を続けていきたい。ちなみに、科
学研究費補助金(西原純・静岡大学教授
平成の合併政策終了後の合併・非合併市町
村の現状・行政課題の解明と合併政策の総括)は最終年度、科学研究費補助金(日野
正輝・東北大学教授
持続可能な都市空間の形成に向けた都市地理学の再構築)の研
究分担者として2年目となり、前者においては総まとめ、後者においてはランドマー
ク研究の進化を図るために、都市構造とその形成に果たすランドマークの機能につい
ての調査・研究を行いたいと考えている。
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