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平成22年度 (PDFファイル)

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平成22年度 (PDFファイル)
平成 22 年度
事業報告書
平成 22 年 4 月 1 日から平成 23 年 3 月 31 日まで
目
次
はじめに
-1-
〔Ⅰ〕法人の概要
-2-
1.学校法人の沿革
-2-
2.設置する学校、学部、学科等
-3- 3 - 3 - 3 -
(1)立正大学
(2)立正高等学校
(3)立正中学校
-3-
3.設置する学校等の所在地
(1)立正大学
(2)立正高等学校
(3)立正中学校
(4)研修所
-
3
3
3
3
-
-4-
4.各学校等の入学定員・収容定員・現員数等
(1)学生・生徒数
(2)学生・生徒数の推移
(3)入学者数・卒業者数等
(4)学部の卒業状況(時期別)
(5)学部の退学者数(除籍者を含む。)
(6)学位授与件数
(7)平成 22 年度教育職員免許状取得状況
(8)平成 22 年度国家試験合格率
-
4
5
6
6
7
8
8
8
-
-9-
5.役員に関する事項
6.評議員に関する事項
- 10 -
7.教職員に関する事項
- 11 -
(1)立正大学教員数(平成 22 年 5 月 1 日現在)
(2)立正中学校・高等学校教員数(平成 22 年 5 月 1 日現在)
(3)立正大学・中学校・高等学校職員数(平成 22 年 5 月 1 日現在)
(4)立正大学・中学校・高等学校教職員推移
-
11
11
11
11
-
- 12 -
8.系列の状況
i
(1)準付属高等学校
(2)出資割合が総出資額の 2 分の 1 以上の会社の状況
- 12 - 12 -
〔Ⅱ〕事業の概要
- 13 -
1.立正大学ブランドビジョンの展開
- 13 -
(1)教養教育体系の改革
(2)ブランドビジョンの浸透
(3)東日本大震災における取り組み
- 13 - 13 - 14 - 14 -
2.内部統制とガバナンスの整備と充実
(1)内部統制とガバナンス
(2)コンプライアンスの推進・災害時危機管理
(3)モニタリングと第三者評価<自己点検評価への取り組み>
- 14 - 14 - 14 - 15 -
3.教育研究活動の展開
(1)大学教育の充実と整備
(2)大学院教育の充実と整備
(3)学生が自ら学修を管理する学修環境の整備
(4)地域連携事業の展開
(5)教育研究活動の支援
(6)FD の推進
-
15
15
15
17
17
18
-
- 19 -
4.学生支援体制の充実
- 19 - 19 - 19 -
(1)経済的支援の更なる充実
(2)メンタルヘルスサポートの充実
(3)学生課外活動の充実
- 20 -
5.研究推進
(1)研究活動の組織化
(2)研究所・博物館の事業
(3)研修奨励表彰制度(蘊奥賞)
(4)学術交流の推進
(5)石橋湛山記念基金による研究助成
-
20
20
24
24
25
-
- 26 -
6.学生支援
(1)キャリア形成支援・就職支援
(2)国際交流
(3)学生健康保険互助会
(4)本学独自の奨学金制度
(5)学生短期貸付金
ii
26
28
29
29
30
-
- 30 - 30 -
(6)福利厚生関係
(7)健康管理関係
- 31 -
7.管理・運営
(1)事務局組織の見直し
(2)事務システムの改善
(3)自己点検・自己評価の実施
(4)一般広報事業
(5)経常費補助金
(6)研究に係る競争的資金の獲得
(7)SD の推進
-
31
31
31
32
33
34
35
-
- 36 -
8.連携の強化
(1)地域との連携
(2)付属立正中学校・高等学校との連携強化
(3)高大連携の推進
(4)産学官連携推進センターの事業
(5)心理臨床センター
-
36
36
36
37
41
-
9.公開講座
- 42 -
10.入試関係
- 46 - 46 - 46 - 46 -
(1)入試制度の多様化
(2)入試広報の充実
(3)学生・生徒応募状況
- 48 -
11.付属立正中学校・高等学校
(1)特色ある教育活動
(2)教育内容の向上
(3)生徒募集対策
(4)馬込移転計画に関する事項
-
48
48
48
49
-
- 50 -
12.キャンパス環境整備事業
(1)大崎キャンパス整備事業
(2)熊谷キャンパス整備事業
(3)立正大学付属立正中学校・高等学校馬込キャンパス整備事業
(4)省エネルギー対策
-
50
51
52
52
-
13.重要な契約
- 54 -
14.当年度の主な設備の取得状況
- 54 -
iii
15.監査の状況
- 54 -
〔Ⅲ〕財務の概況
- 55 -
1.財務の概況
- 55 - 55 - 55 -
(1)消費収支計算書について
(2)貸借対照表について
- 55 -
2.経年比較
(1)消費収支計算書
(2)貸借対照表
(3)消費収支計算書関係比率
(4)貸借対照表関係比率
-
55
56
57
57
-
3.資金調達の状況
- 58 -
(1)借入金の状況
(2)寄付金の状況
(3)学校債の状況
- 58 - 58 - 58 -
〔Ⅳ〕当面の課題
- 59 - 59 - 59 -
(1)継続的な主な諸課題
(2)平成 22 度からの新たな諸課題
iv
はじめに
本学は来年(2012 年)開校 140 年を迎える、日本の数ある私立大学のなかで最も古い歴史と伝統を有
する大学の一つである。本学の建学の精神である「真実」「正義」「和平」を踏まえ、『「モラリスト
×エキスパート」を育む。』という教育目標を掲げ、「人類社会の発展に貢献しうる人材」(立正大学
学則第一条)の育成を目指し、ブランディング戦略を展開している。
大学は「学生」のために存在しており、教職員の最も大事な仕事は学生のために働くことにある。受
け入れた学生一人ひとりに対して、丁寧でキメの細かい良質の教育を行い、「『優れた教養』と『高い
専門性』を備えた学生」を出来るだけ多く社会に送り出すことが、本学の最も重要な使命である。
8 学部(仏教学部・文学部・経済学部・経営学部・法学部・社会福祉学部・地球環境科学部・心理学
部)、学生数 10,000 から 11,000 人(大学院生を含む)を擁する「人間に関する総合大学」として、建
学の精神に裏付けられたアイデンティティの構築(UI:University Identity)と、社会連携・地域連
携の展開のための研究視座や方法論としての「学問の総合化や融合化とその実践」を通して、これまで
大学改革を一歩一歩推し進めつつ、新たな大学像の創造に努めてきた。
「日本で一番大切にしたい大学」とはどこか重みがあって無視できない、人間として信頼・信用され
る卒業生を輩出していく大学であり、同時にその取り組みそのものが社会や人々の感動を呼び起こし共
鳴されるようなオンリーワンの大学であり、「人間に関する総合大学」である立正大学の活きる道がそ
こにある。『「モラリスト×エキスパート」を育む。』というメッセージにはこのような思いが込めら
れている。
今年の 3 月に発生した東日本大震災のような時に示される日本人の冷静さと規律の正しさ、助け合い
の心を、日本が誇るべき「ソーシャルキャピタル(社会的資本)」だと、海外のメディアでは称賛して
いる。本学でも立正精神を基盤とした「共に生き、共に栄える」ような歩みを着実に進めていくことが
肝要である。
この事業報告書は、平成 22 年度における本学の主な取り組みについて報告し、立正大学学園が次代
を担う学生教育に今後も邁進していくことを改めて確認するものである。
-1-
〔Ⅰ〕法人の概要
1.学校法人の沿革
天正 8年(1580)
明治 5年(1872)
明治37年(1904)
明治40年(1907)
大正 8年(1919)
大正13年(1924)
昭和22年(1947)
昭和23年(1948)
昭和24年(1949)
昭和25年(1950)
昭和26年(1951)
昭和41年(1966)
昭和42年(1967)
昭和42年(1967)
昭和44年(1969)
昭和45年(1970)
昭和50年(1975)
昭和56年(1981)
昭和61年(1986)
昭和63年(1988)
平成 6年(1994)
平成 7年(1995)
平成 9年(1997)
平成11年(1999)
平成13年(2001)
平成13年(2001)
平成15年(2003)
日蓮宗の教育機関として下総飯高檀林創設
学制発布により檀林を廃し二本榎(東京都港区)に日蓮宗宗教院を設立
専門学校令による日蓮宗大学林(東京都品川区大崎)設立認可
日蓮宗大学林を日蓮宗大学と改称
財団法人日蓮宗大学設立認可
大学令による立正大学設立認可。文学部・予科・研究科設置
学校教育法による新制立正中学校設置認可
学校教育法による新制立正高等学校設置認可
学校教育法による立正大学文学部・仏教学部設置認可
立正大学短期大学部設置認可、立正大学経済学部設置認可
私立学校法により財団法人立正大学から学校法人立正大学学園となる。立正大学
大学院文学研究科設置
熊谷キャンパス開設
立正大学経営学部設置認可、教養部一部熊谷キャンパス移転
奈良立正女子美術学院併合
立正大学保育専門学校設置認可
立正大学短期大学部熊谷キャンパス移転
奈良立正女子美術学院廃止認可
立正大学法学部設置認可
立正大学保育専門学校廃校認可
立正大学大学院経済学研究科設置認可
立正大学大学院法学研究科設置認可
立正大学社会福祉学部設置認可
立正大学大学院経営学研究科設置認可、立正大学地球環境科学部設置認可
立正大学大学院地球環境科学研究科・立正大学大学院社会福祉学研究科設置認可
立正大学短期大学部廃止認可
立正大学心理学部設置認可
立正大学大学院心理学研究科設置届出
-2-
2.設置する学校、学部、学科等
(1)立正大学
文学研究科 経済学研究科 法学研究科 経営学研究科
社会福祉学研究科 地球環境科学研究科 心理学研究科
宗学科 仏教学科
哲学科 史学科 社会学科 文学科
経済学科
経営学科
法学科
社会福祉学科 人間福祉学科
環境システム学科 地理学科
臨床心理学科
大学院
仏教学部
文学部
経済学部
経営学部
法学部
社会福祉学部
地球環境科学部
心理学部
(2)立正高等学校
全日制
普通科
(3)立正中学校
3.設置する学校等の所在地
(1)立正大学
①大崎キャンパス
大学院研究科
学部
研究所等
②熊谷キャンパス
大学院研究科
学部
研究所等
東京都品川区大崎 4 丁目 2 番 16 号
文学研究科、経済学研究科、経営学研究科、心理学研究科
仏教学部、文学部、経済学部、経営学部、心理学部
日蓮教学研究所、法華経文化研究所、人文科学研究所、経済研究所、産業
経営研究所、心理学研究所、心理臨床センター、産学官連携推進センター、
情報メディアセンター(大崎図書館)
埼玉県熊谷市万吉 1700 番地
法学研究科、社会福祉学研究科、地球環境科学研究科
法学部、社会福祉学部、地球環境科学部
法制研究所、社会福祉研究所、環境科学研究所、情報メディアセンター(熊
谷図書館)、博物館
(2)立正高等学校
東京都品川区大崎 4 丁目 2 番 16 号
(3)立正中学校
東京都品川区大崎 4 丁目 2 番 16 号
(4)研修所
①八ヶ岳研修所
②軽井沢研修所
山梨県北杜市大泉町西井出 8240 番地 2100
長野県北佐久郡軽井沢町大字追分 56-40
-3-
4.各学校等の入学定員・収容定員・現員数等
(1)学生・生徒数
平成 22 年 5 月 1 日現在
学 部
立
正
大
学
仏教学部
文学部
経済学部
経営学部
法学部
社会福祉学部
地球環境科学部
心理学部
学 部(計)
文学研究科
修士課程
博士後期課程
経済学研究科
修士課程
博士後期課程
法学研究科
修士課程
経営学研究科
修士課程
社会福祉学研究科
修士課程
博士後期課程
地球環境科学研究科
修士課程
博士後期課程
心理学研究科
修士課程
博士後期課程
大学院(計)
合 計
中学校・高等学校
立正高等学校
(全日制普通科)
立正中学校
合 計
入学
定員
収容
定員
1年
2年
105
510
360
300
300
300
230
250
2,355
73
56
17
16
10
6
20
20
10
10
13
10
3
25
18
7
24
20
4
181
2,536
420
2,040
1,440
1,200
1,200
1,200
920
1,000
9,420
163
112
51
38
20
18
40
40
20
20
29
20
9
57
36
21
52
40
12
399
9,819
134
572
396
362
331
374
224
292
2,685
41
33
8
30
22
8
11
2
9
9
9
7
2
11
10
1
17
15
2
119
2,804
101
526
467
335
327
334
204
264
2,558
48
38
10
30
26
4
11
5
6
6
7
7
0
13
11
2
20
17
3
129
2,687
入学
定員
収容
定員
3年
126
600
392
295
323
281
226
277
2,520
6
6
7
7
5
5
2
2
8
8
28
2,548
現
1年
2年
4年
合計
130
680
420
364
402
319
255
306
2,876
2,876
491
2378
1675
1356
1383
1308
909
1139
10,639
95
71
24
67
48
19
22
7
15
15
21
14
7
26
21
5
45
32
13
276
10,915
員
3年
合計
収容定員に対す
る現員の割合
()内は昨年度
1.17
1.17
1.16
1.13
1.15
1.09
0.99
1.14
1.13(1.14)
0.58
0.63
0.47
1.76
2.40
1.06
0.55
0.18
0.75
0.75
0.72
0.70
0.78
0.46
0.58
0.24
0.87
0.80
1.08
0.69(0.64)
1.11(1.12)
収容定員に対す
る現員の割合
()内は昨年度
300
900
200
236
191
627
0.70
200
500
600
1,500
190
390
197
433
202
393
589
1,216
0.98
0.81(0.83)
-4-
(2)学生・生徒数の推移
-5-
(3)入学者数・卒業者数等
平成 23 年 3 月 31 日現在
卒業者数
修了者数
就職者数
進学者数
(※1)
(※2)
仏教学部
131
86
41
6
文学部
571
506
217
30
経済学部
396
359
217
6
経営学部
345
290
163
8
法学部
331
296
156
10
社会福祉学部
373
293
204
14
地球環境科学部
223
189
101
21
心理学部
291
245
101
32
学 部(計)
2661
2264
1,200
127
文学研究科
40
25
6
7
修士課程
32
20
4
7
博士後期課程
8
5
2
経済学研究科
30
24
7
3
修士課程
22
19
7
3
博士後期課程
8
5
0
法学研究科
2
4
1
1
修士課程
2
4
1
1
経営学研究科
9
6
3
1
修士課程
9
6
3
1
社会福祉学研究科
9
7
5
0
修士課程
7
5
5
0
博士後期課程
2
2
0
地球環境科学研究科
11
13
5
0
修士課程
10
11
5
0
博士後期課程
1
2
0
心理学研究科
17
22
14
5
修士課程
15
15
10
5
博士後期課程
2
7
4
大学院(計)
118
101
41
17
合 計
2,779
2,365
1,241
144
※1 上記入学者数には編入学者・転入学者を含まない。
※2 上記博士後期課程修了者数には博士後期課程満期退学者数を含む。
入学者数
研究科・学部
(5 月 1 日現在)
(4)学部の卒業状況(時期別)
9 月卒業判定対象者数
73
9 月卒業者数
50
3 月卒業判定対象者数
2666
-6-
3 月卒業者数
2214
(5)学部の退学者数(除籍者を含む。)
平成 23 年 3 月 31 日現在
学部名
仏教学部
昼間主コース
夜間主コース
文学部
昼間主コース
夜間主コース
経済学部
昼間主コース
夜間主コース
経営学部
昼間主コース
夜間主コース
法学部
社会福祉学部
地球環境科学部
心理学部
昼間主コース
夜間主コース
合 計
1年
2年
8
8
0
16
16
0
5
5
0
18
18
0
10
8
11
4
4
0
80
3年
4
4
0
23
23
0
31
31
0
10
10
0
13
8
6
3
3
0
98
4年
7
7
0
16
16
0
3
3
0
5
5
0
8
4
6
8
5
3
57
-7-
12
12
0
49
40
9
13
12
1
19
18
1
25
8
22
22
12
10
170
合計
31
31
0
104
95
9
52
51
1
52
51
1
56
28
45
37
24
13
405
4 月 1 日現員
数に対する
退学者の割合
(%)
6.3
6.4
0.0
4.4
4.0
52.9
3.1
3.1
12.5
3.8
3.8
100.0
4.0
2.1
4.9
3.2
2.8
4.6
3.8
(6)学位授与件数
研究科名
専攻別
仏教学
英米文学
社会学
文学研究科
史学
国文学
哲学
小 計
経済学研究科
経済学
法学研究科
法学
経営学研究科
経営学
社会福祉学研究科
社会福祉学
環境システム学
地球環境科学
地理空間システム学
研究科
小 計
臨床心理学専攻
応用心理学専攻
心理学研究科
小 計
心理学専攻
合 計
修士課程
申請者数
11
2
2
8
1
9
33
19
4
6
5
8
3
11
11
5
16
94
修士授与
件数
7
2
1
4
1
5
20
19
4
6
5
8
3
11
11
4
15
80
課程博士
申請者数
1
0
0
0
1
1
3
0
0
1
1
2
1
6
課程博士
授与件数
1
0
0
0
1
1
3
0
0
1
1
2
1
6
論文博士
申請者数
0
0
0
0
0
0
0
0
0
0
0
0
0
論文博士
授与件数
0
0
0
0
0
0
0
0
0
0
0
0
0
(7)平成 22 年度教育職員免許状取得状況
中学校
専修
国語
社会
外国語(英語)
書道
商業
宗教
地理歴史
公民
情報
理科
福祉
合 計
幼稚園一種
82
高等学校
一種
0
4
1
0
0
0
0
0
0
1
0
6
専修
合計
一種
10
85
9
0
0
0
0
0
0
5
0
109
0
0
1
0
1
0
3
1
0
2
0
8
10
0
10
3
1
0
61
79
1
6
2
173
20
89
21
3
2
0
64
80
1
14
2
296
特別支援学校一種
23
(8)平成 22 年度国家試験合格率
学 部
国家試験の名称
社会福祉学部社会福祉学科
(H22 卒業者数 190 名)
社会福祉学部人間福祉学科
(H22 卒業者数 103 名)
社会福祉士国家試験
精神保健福祉士国家試験
保育士申請者数
-8-
受験者数
(A)
合格者数
(B)
合格率(%)
B/A*100
76
21
27.6%
0
0
0.0%
所定科目を履修すると卒業と同時に
100
取得
5.役員に関する事項
平成 23 年 3 月 31 日現在
役職名
理 事 長
副理事長
常任理事
常任理事
常任理事
理
事
理
事
理
事
理
事
理
事
理
事
理
事
理
事
監
事
監
事
監
事
氏 名
及川 周介
山崎 和海
石井富美子
榊原 英夫
今井 賢
中原 健次
則武 海源
山口 雅功
駒野 教源
石黒
誠
丸山 暢謙
倉本冨士雄
張田 珠潮
篠原 智高
長谷川正浩
石橋 省三
担当または主な職業
宗教法人新宿常円寺住職
立正大学学長、立正大学経営学部教授
立正大学副学長、立正大学社会福祉学部教授
立正大学副学長、立正大学経営学部教授
立正大学副学長、立正大学経済学部教授
立正中学校・高等学校長
立正大学仏教学部教授
立正大学社会福祉学部教授
宗教法人常在寺住職
立正大学事務局長
宗教法人妙立寺住職
宗教法人慈眼寺住職
弁護士
財団法人石橋湛山記念財団理事長
-9-
6.評議員に関する事項
平成 23 年 3 月 31 日現在
役職名
評議員
〃
〃
〃
〃
〃
〃
〃
〃
〃
〃
〃
〃
〃
〃
〃
〃
〃
〃
〃
〃
〃
〃
〃
〃
〃
〃
〃
〃
〃
〃
〃
〃
〃
氏 名
山崎 和海
中原 健次
原
愼定
北村 行遠
五味 久壽
秦野
眞
鈴木 隆史
仲山 佳秀
米林
仲
齊藤
勇
中山 茂樹
角田晋太郎
大場 一人
野坂 法雄
小多喜孝道
二ノ宮啓吉
吉浜 邦夫
松田 克也
井口 範英
金居
央
黒田 幸寿
新渡戸智純
砂川 米子
駒野 教源
古河 良晧
伊東 正光
酒井 光雄
風間 隨修
齊藤 憲一
渡邉 義生
丸山 暢謙
池上 幸保
小島 敏男
倉本冨士雄
担当または主な職業
立正大学学長、立正大学経営学部教授
立正中学校・高等学校長
立正大学仏教学部長
立正大学文学部長
立正大学経済学部長
立正大学経営学部長
立正大学法学部長
立正大学社会福祉学部長
立正大学地球環境科学部長
立正大学心理学部長
立正大学事務局副局長
立正大学事務局学長室部長
立正中学校・高等学校教頭
宗教法人常仙院住職
学校法人小多喜学園理事長
目黒区議会議員
㈱吉浜商店
城南信用金庫
㈱ジェイアール東日本建築設計事務所
屋久島おおぞら高等学校教員
アットホームプラス㈱代表取締役
宗教法人妙行寺住職
宗教法人常在寺住職
宗教法人常圓寺住職
宗教法人浄蓮寺住職
宗教法人法泉寺住職
宗教法人妙栄寺住職
宗教法人東城寺住職
宗教法人長胤寺住職
池上商事株式会社代表取締役
- 10 -
7.教職員に関する事項
(1)立正大学教員数(平成 22 年 5 月 1 日現在)
学部
仏教
文
経済
経営
法
社会福祉
地球環境科
心理
合 計
専
教授
13
33
22
13
14
18
21
21
155
准教授
4
9
7
6
9
7
4
3
49
任
講師
0
5
3
8
4
3
3
7
33
教
員
助教
0
0
0
0
0
4
6
4
14
助手
0
0
0
0
0
0
0
0
0
小計
17
47
32
27
27
32
34
35
251
非常勤
教 員
38
182
72
30
35
68
50
91
566
合計
55
229
104
57
62
100
84
126
817
※非常勤教員数は、通年及びⅠ期・Ⅱ期担当の延べ人数を示す。
(2)立正中学校・高等学校教員数(平成 22 年 5 月 1 日現在)
学校別
中 学
高 校
合 計
教 諭
講 師
22
34
56
合計
19
21
40
41
55
96
(3)立正大学・中学校・高等学校職員数(平成 22 年 5 月 1 日現在)
学校別
大 学
中学・高校
合 計
専任職員
170
3
173
常勤嘱託
19
7
26
小計
189
10
199
非常勤嘱託
28
3
31
合計
217
13
230
(4)立正大学・中学校・高等学校教職員推移
※中高教員は非常勤講師を含む。職員は学園全体で常勤嘱託者を含む。
※大学非常勤教員数に関して、平成 13~19 年度は 3 月 31 日現在の通年及びⅡ期担当の延べ人数を示
し、平成 20 年度以降は 5 月 1 日現在の通年及びⅠ期・Ⅱ期担当の延べ人数を示す。
- 11 -
8.系列の状況
(1)準付属高等学校
学校法人淞南学園
住
所
立正大学淞南高等学校
島根県松江市大庭町 1794 の 2
(2)出資割合が総出資額の 2 分の 1 以上の会社の状況
立正エンタープライズ株式会社
主たる事業 損害保険代理業(80.3%)引越業者・貸衣装業者の紹介業務(19.7%)
資 本 金 10,000,000 円(出資割合 100%)
※役員及び従業員は全員当学園役職員が兼務及び出向
- 12 -
〔Ⅱ〕事業の概要
1.立正大学ブランドビジョンの展開
人間としてのあり方や生き方に関する深い洞察、現実を正しく理解する力の涵養、専門の枠を超えて
共通に求められる知識や思考法などの知的な技法の獲得など、新しい時代に求められる「人間に関する
総合大学」としての教養教育の制度設計と、併せて「真実」「正義」「和平」を求める「建学の精神」
に基づいた「初年次・導入教育、共通教育・学部教養教育」の教育体系についての改革と、高等教育の
質保証に取り組んできた。
建学の精神の下、学則に謳う「人類社会の発展に貢献しうる人材」の育成、および立正大学の将来を
展望し高等教育機関としてのアカウンタビリティ(説明責任)をはたすべく、建学精神の理念をさらに
深化させた新しいビジョンと個性ある大学像を形成し学内アイデンティティを確立し、併せて本学の教
育理念としてのブランドビジョンを教学面においてさらに具現化し、確実なものとするために今年度に
あっても平成 21 年度に開設した「学修の基礎I」の内容の充実を図ってきた。
なお平成 22 年度には改めて大学としての教育の 3 つの方針(「学位授与方針(ディプロマ・ポリシ
ー)、教育課程編成・実施方針(カリキュラム・ポリシー)、入学者受入れ方針(アドミッション・ポ
リシー)」)を公式化しつつ、本学がその構築を目指す「立正大学スタンダード」への有効な足がかり
を得た。
(1)教養教育体系の改革
本学における教養教育および「モラリスト養成」教育が手薄であるとの大学基準協会による指摘を
受け、本学の教養教育(立正スタンダード)の方向性を明確にした。
1 年次にモラリストの養成を主眼とした「モラルの基礎」を新設するほか、社会人としての常識・
就職を意識した「キャリア開発の基礎Ⅰ」や国際化時代のコミュニケーションを重視した「基礎英語
Ⅰ」を設けるのが特徴である。さらに年次を追って専門科目を受講しながら「基礎英語Ⅱ」や「キャ
リア開発の基礎Ⅱ、Ⅲ」を受講することで、バランスのとれた知識、態度を身に付けることができる
ようなカリキュラムを想定している。なお、平成 23 年度に 3 年目を迎える全学共通必修科目「学修
の基礎Ⅰ」の改訂と、「学修の基礎Ⅱ」の講義内容のいっそうの充実に向けた検討を行った。
<「モラリスト」の養成を意識したカリキュラム改革>
区分
科目名称
備考
一般教育科目
学修の基礎Ⅰ(2)
[全学共通科目]
教養的科目
一般教育科目
モラルの基礎(2)
「建学の精神」に基づく深い教養とモラルとの融合
[全学開放科目] キャリア開発の基礎Ⅰ(2) (立正大学オリジナル科目)
キャリア開発の基礎Ⅱ(2) 「就業力」育成
キャリア開発の基礎Ⅲ(2)
外国語科目
専門
「建学の精神」に基づく初年次・導入教育
学部導入科目
基礎英語Ⅰ(2)
基礎英語Ⅱ(2)
「英語基礎力」の充実
学修の基礎Ⅱ(2)
「建学の精神」に基づく専門課程への導入教育
(2)ブランドビジョンの浸透
本学のブランドビジョン『「モラリスト×エキスパート」を育む。』が、人類普遍の精神とも言うべ
き「真実・正義・和平」の理念を骨格とする建学の精神を、現代社会の教育的課題に即して具現化し
たものであることをいっそう明確にし、これをさらに広く浸透させることが喫緊の課題である。そこ
には、紳士・淑女的モラルと幅広い教養を備えた専門家の育成に向けた本学の理想と願いが込められ
ている。
しかし、現状に鑑みるに、本学のブランドビジョンが内外にあって必ずしも十分に浸透していると
は言い難い。本学における教育の質的向上と社会的認知度のさらなる向上を目指して次のような学内
外における活動を展開し、ブランドビジョンのいっそうの浸透を図った。
平成 22 年度のブランディング戦略の取り組み並びに実践活動について、以下箇条書きにて示す。
- 13 -
(学内)
①新任教職員向け研修の実施
②FD、SD 推進の観点より現職教職員向け研修の実施
③授業「学修の基礎Ⅰ」の必修化とブランドビジョンを反映したテキストの作成
(学外)
①モラリストを基調とした公開講座の実施
②ケアロジーカレッジの実施
③グリーンブックにブランドビジョンとケアロジーのページ掲載
④各種広報活動の展開 学園新聞、駅中ポスター、看板等
(3)東日本大震災における取り組み
立正大学では、大震災直後に公式ホームページで犠牲になられた多くの方々に哀悼の意を表すると
ともに、被災された方々に対するお見舞い文を掲載した。また、ホームページ上で在学生に対する安
否確認、被災地への新聞告知によるお見舞い、大学行事の中止、支援措置等の情報提供を行うととも
に、新入生、在学生に対する電話連絡等での被災状況の確認を行った。
さらに、被災された在学生に対しては、「大規模自然災害被災者に対する経済的支援要領」に基づ
く支援措置、新入生に対しては、学費等の減免措置を決定した。
また、在学生の安全確保のため、卒業式、大学院学位授与式、入学式の式典中止を決定し、さらに、
学年暦を一部変更し授業開始を 5 月 6 日(金)とすることを決定した。その他にも、社会福祉学部のボ
ランティア活動推進センターを核とした募金活動、被災者に対するメンタルケアで心理学部教員の支
援活動が行われ、4 月以降も社会福祉学部教員による同様な支援活動、社会福祉学部のボランティア
活動推進センターを中心としたボランティア活動支援などを引き続き予定している。
2.内部統制とガバナンスの整備と充実
本学園の社会的信頼性の保持と健全な経営の確保を図る観点から、業務の遂行を監査し、内部統制を
点検・評価するために構築されたシステムをさらに整備し、強化した。
(1)内部統制とガバナンス
立正大学学園内部監査規程に基づき設置された監査室の組織・業務の点検・評価を受け、指摘され
た事項については改善を図った。監事監査・会計監査に加えて、内部監査を機能させることによって、
点検・評価体制がさらに充実した。
(2)コンプライアンスの推進・災害時危機管理
立正大学学園は、キャンパスハラスメント防止等規程を定めているが、コンプライアンス推進の視
点から、キャンパスハラスメント防止の啓蒙を検討した。その一環として新任教職員研修において規
程を紹介し、キャンパスハラスメント防止に努めるための講習を行った。
3 月 11 日に発生した東日本大震災に際しては、立正大学危機管理規程に基づき危機対策本部を設置
し、危機管理マニュアルに従って対応した。震災発生時の反省を踏まえ、危機管理マニュアルの見直
しに着手した。
(3)モニタリングと第三者評価<自己点検評価への取り組み>
本学の自己点検評価の姿勢・体制・方法について、大学基準協会から指摘があったことから、下記
のような見直しを行った。
①事務組織「自己点検・評価室」を核として、自己点検と FD 推進を強化するための組織・諸規程
の見直しを行い、PDCA サイクルが機能する体制に整備した。
②大学設置基準上の教員数及び学生の収容人員に対する在籍者比率の適正化を図るため、総務部に
よる管理のほか自己点検・評価委員会で点検することとした。
③教員定数管理については、新たに定めた「教員人事に関する申し合わせ」に沿って処理すること
とした。
- 14 -
3.教育研究活動の展開
教育の質保証を具体化するため、建学の精神及びその具現化であるブランドビジョンを踏まえた 3 つ
の方針(学位授与方針、教育課程編成・実施方針、入学者受入れ方針)を定めた。また研究活動のさら
なる展開に当たっては、研究ビジョン「ケアロジー」による学際的・複眼的なアプローチ・研究を重視
することとした。
(1)大学教育の充実と整備
学士課程教育の充実が要請されていることから、導入・初年次教育と学士課程教育に対する取り組
み、検討を行った。
①導入教育・初年次教育への取り組み
平成 21 年度から実施した全学共通必修科目「学修の基礎Ⅰ」の講義内容のいっそうの充実・
定着を図るために、ガイドブック(『START2010』)を改訂した。内容・構成の全面的な改訂につ
いては、平成 23 年度以降に開設を予定している「モラルの基礎」で扱う分野・対象を明確にし
たうえ、ワーキング・グループを設置し取り組む。
全学部において、推薦・AO 入試等で合格した学生を対象に入学前(リメディアル)教育を行っ
ているが、全学的な扱いについて今後検討を進める。
②学士課程教育の充実・教養教育の充実
入学前教育(リメディアル)、新入生に対する導入・初年次教育及び立正スタンダードとして
の全学共通教養教育について、いっそうの充実を図る方向で検討を進めた。これらの教養教育に
加え学部の専門教育を展開することにより、本学の学士課程教育の質的向上を図る予定である。
新入生については、従来の英語能力試験に替え、TOEIC.Bridge を課すことで、学生自身による 2
年次以降の英語力強化に向けた管理を可能にする環境を導入することとした。
③免許・資格取得支援活動の充実
(a)教員免許状取得にかかわる支援
平成 22 年度入学生より「履修カルテ」の作成指導の徹底、演習指導の徹底などを通じ、免
許状取得にいたるまでの支援を充実し、教職への道を確実なものとすることに努めた。
(b)諸資格取得にかかわる支援
社会教育主事、博物館学芸員、学校図書館司書教諭、図書館司書等の諸資格の取得が、大崎・
熊谷両キャンパスにおいて等しくかつ円滑に図られるように教員の配置を行うとともに、これ
を通じてカリキュラムのさらなる整備・充実を図ることを目標としていたが、平成 23 年度か
ら熊谷キャンパスにおいても社会教育主事の資格取得に関する科目を新設することになった。
(2)大学院教育の充実と整備
心理学研究科において、その基礎となる心理学部に平成 23 年 4 月「対人・社会心理学科」が開設
されることをうけ、修士課程に対人・社会心理学専攻(入学定員 5 名:昼夜開講制)を設置すること
を決定した。また、大学院生の多様な学修ニーズに応えるため、長期履修制度、単位互換制度、研究
成果報告制度、1 年修士修了制度、先取履修制度の適用範囲を拡充した。
(3)学生が自ら学修を管理する学修環境の整備
学生自身が自らの学修を管理する方法に、「学習ポートフォリオ」があるが、本学では教職関係の
「履修カルテ」を除きまだ導入していない。ポートフォリオの導入に向けた検討を平成 22 年度以降
も続ける。
①GPA を基軸にした学修環境の整備
GPA の導入によって、学生への学修支援、フォローアップが必要となる。GPA は学生が自分の
学修を管理する枠組みを作り出すため、大学は管理に必要な学修に関する情報を提供しなければ
ならない。そのため、形式を統一した「Web シラバス」により授業情報や到達目標、成績評価の
方法を得て、
「Web 履修登録」できる仕組みを整備した。さらに、GPA を成績評価とだけ捉えるの
ではなく、学修のシステムの核として、個別の学習指導、学業成績優秀者表彰や奨学生の選考、
そして「退学勧告制度」の活用をも考慮に入れ、それらの実施を検討する必要があるが、校友会
の奨学生選考に GPA を活用することとした。
- 15 -
②9月卒業制からセメスター制へ
経済状況の悪化にともなう救済措置として9月卒業・半期休学が制度化されているが、さらに
セメスター制への移行を図る方向で検討した。 セメスター制度は、半年間の学期ごとに授業が
完結し、単位を取得する制度である。これにより、学生は、選択の自由度が高くなり、
“自分流”
の学びのスタイルが設計できる。履修登録の機会が年 2 回になるため、途中で興味や関心が変化
した場合の履修科目の軌道修正も可能となり、個性的な履修計画が容易になる。万一不合格科目
があっても、そのリカバリーが早期にできるというメリットがある。GPA 制度と相まって効果を
発揮する制度でもあるので、導入に向けて平成 22 年度以降も積極的に検討する。
③ICT(Information and Communication Technology)活用教育の推進
平成 22 年 8 月、9 月に教育情報ネットワークシステムのリプレイスを行った。その中に、大崎・
熊谷キャンパス間を遠隔教育システムで結び、授業をリアルタイムで中継するリモート講義があ
る。また、LMS(Learning Management System、授業支援システム)として WebClass を運用し、
アンケート・小テスト・教材の展開が可能となり、教育効果と双方向性を重視したeラーニング
のシステム環境が構築され、授業コンテンツの収録・配信もできる環境にある。このように、ICT
活用教育環境を整備してきた。学生・教員によるラーニング・コミュニティの形成をはじめとし
て、ICT 活用教育にふさわしい、新たな教養教育のカリキュラムを開発と教員の積極的な参加を
促進している。
<教育研究上の目的に即して情報通信技術を積極的に取り入れた教育方法の改善>
(a)遠隔教育、ビデオ・オン・デマンド(Ub!Point)
平成 18 年度より 4 年間の実績を踏まえ、教育研究システム更改に伴い、学内遠隔教育シス
テムをよりコンパクト化し利便性を高めた。また、各授業端末には Web カメラを設置した。そ
の実績として、文学部哲学科においては、Skype・Messenger・Meeting24 等のオンライン会議
ソフトを用いて学外の難病患者や関係者達との交流授業を実現した。更に、学内遠隔教育シス
テムとも組合わせて、他学科・他学部とのコラボ授業を実験的に試みた。将来的に新たな授業
形式として教学側に提供できるよう、学内外の遠隔授業やコラボ授業の環境構築の標準化を進
めている。ビデオ・オン・デマンドに関しては、経済学部の一部授業で「Ub!Point」を利用し、
欠席学生や授業復習の便宜を図っている。しかし、未だ需要は少ない。
(b)教員向け ICT 活用講習会開催
「WingNet」
「WebClass」
「Ub!Point」
「C-Learning」
「出席管理システム」
「アンケート・小テ
スト集計システム」については年 2 回、「クリッカー」「共同研究スペース(Proself)」につい
ては随時、教員向けの講習会を開催し、ICT 活用の推進を図っている。
(c)学習管理(LMS)
平成 17 年より教員・学生間コミュニケーションツールおよび LMS として「Wingnet」
「Webclass」を活用している。インターネットを利用して資料の提示、テストの実行、レポー
ト提出や成績データの集計が行え、学内のネットワークは勿論のこと自宅や携帯電話からのア
クセスも可能で ActiveDirectory との連携による認証、office ファイル・PDF ファイル・動画
ファイル・画像ファイル・音声ファイル・HTML などの様々な形式のファイルが取り込み可能と
いう利点があり利用する教員は増えている。
(d)授業+E-Learning
本学では、E-Learning ツールとしても前述の「Webclass」を活用している。教員が独自に開
設した授業用コースを活用する場合と、市販の「情報倫理」「TOEIC」
「レポート作成」「プレゼン
テーション」などのコンテンツを活用する自習用コースを用意している。これにより、授業中
に学生と双方向授業を可能とするとともに、学生は自分の好きな時間に好きな場所からもイン
ターネットを利用して予習復習が可能となっている。
(e)携帯端末を利用した学生応答・理解度把握システム(クリッカー)
経済学部の一部授業においては、平成 19 年から携帯電話を活用(C-Learning)した授業、
平成 21 年からはクリッカーを活用した授業を実施している。経済学部では、平成 22 年 4 月よ
り学部生全員に配布している。クリッカーの導入により、大教室であっても教員と学生の距離
が縮まり学生の参加意欲が高まる双方向授業を期待している。今後は、
「小テスト実施」
「アン
ケート調査」
「自動出欠管理」
「リアルタイム理解度」などの活用を考えている。なお、これら
の環境は平成 22 年度教育研究システムの更改においても全学部への利用拡大を図るため導入
している。
- 16 -
(f)無線 LAN の拡充
平成 22 年度教育研究システムの更改によって、無線 LAN サービスエリアを大崎キャンパス
12 箇所、熊谷キャンパス 7 箇所まで拡充した。これにより、持ち込みパソコンをはじめ各種モ
バイル機器を接続してインターネットを利用できる。また、Windows OS のパソコンであればオ
ンデマンド印刷機能を利用できる。
(g)教卓への LAN 拡充と AV 機器の操作統一
平成 22 年度教育研究システムの更改によって、主に AV 機器を設置されている教室の教卓ま
でインターネット接続が可能となるように LAN を敷設し、一部常設のパソコンを設置した。ま
た、両キャンパスに設置されている AV 機器の操作性を統一した。
④図書館システムの整備
大崎キャンパスの図書館では、大学基準協会による大学評価・認証評価の指摘事項に対する改
善を行った。現時点で校舎面積の拡大ができないという厳しい制約の中で、閲覧座席数を 542 席
から 578 席に増設した。この結果、大崎キャンパスでの収容定員に対する座席数の割合が 9.1%
となり、大幅な改善を成し得た。本事業は、付属立正中学校・高等学校の馬込キャンパス移転後
の大崎キャンパス再編成へ向けての 1 ステップと位置づけている。他方、図書館所有および新規
購入した貴重書の公開を実施し、大きな反響を呼んだ。
熊谷キャンパスの図書館にあっては、入館者の声を反映して、一部休憩室のリフォームを実施
した。大学図書館と学部図書館との有機的連携を図るため、基本調査を実施し、今後の改善の資
料収集に当たっている。アカデミックキューブ内の学部資料室や学生の自習室が充実したことも
あり、今後はそれぞれの役割を踏まえつつ、大崎キャンパスと同様、図書館資料と学部(研究室)
資料との一元管理等の仕組みの問題を解決し、外に対しては他大学図書館等との連携をより充実
させ、利用者の要望に応えるべく準備を進めている。
大崎キャンパス・熊谷キャンパスとも、今後は大学(図書館)として、オンラインデーターベ
ースやe-ジャーナルを始めとしたデジタル化/電子媒体への対応、冊子媒体の蓄積とともに学
術雑誌等へのアクセス環境の改善など、電子図書館化を含めた環境整備の検討を進めている。
入館者数
大崎図書館
熊谷図書館
平成 20 年度
483,385 人
133,866 人
平成 21 年度
492,544 人
84,160 人
平成 22 年度
519,901 人
96,332 人
蔵書数
大崎学部
大崎図書館
熊谷学部
熊谷図書館
平成 20 年度
249,381 冊
326,899 冊
54,541 冊
152,567 冊
平成 21 年度
251,274 冊
329,721 冊
55,588 冊
155,270 冊
平成 22 年度
254,726 冊
332,382 冊
57,449 冊
158,262 冊
(4)地域連携事業の展開
総合研究機構と産学官連携推進センターを統廃合し、「研究推進・地域連携センター」の新設を決
定した。地域連携事業は産学官連携推進センターで行われてきたが、今後は「研究推進・地域連携セ
ンター」で行われることになった。産学官連携推進センターによる主要な地域連携事業としてデリバ
リーカレッジを実施した。また、心理臨床センターによる主要な地域連携事業として相談活動(心理
療法・カウンセリングなど)を実施した。
(5)教育研究活動の支援
本学の経営基盤や研究・教育基盤を強化し、研究活動の活性化・高度化を図るため、また産学官連
携を通じて得た研究成果を活用していくために、より一層受託研究を始め外部資金導入のための効果
的な仕組みづくりの構築に取り組んだ。
大学教育にあっては、学部教育の独自性を発揮していく教育活動の支援策として、平成 17 年度か
ら展開している「一学部一優策(社会貢献創出)」を、平成 22 年度も継続事業として取り組んだ。平
成 22 年度は一学部一優策事業として次の事業を実施した。
- 17 -
仏教学部
経済学部
「仏教文化体験学習センター・文化財修復研究学習プロジェクト」(平成 20~22
年度)を企画・実施。平成 22 年度は<仏教文化再発見講座>として『文化財保存
学講座』『仏教講座』『仏像制作体験実習』『美術館・修復施設見学』を企画し、
実施した。その中で『文化財保存学講座』と『仏教講座』はそれぞれ 5 回の講座を
開催し、毎回 50 名ほどの参加者があった。その際の質疑応答やアンケートにおい
て、この「取り組み」が各人の感性の中に潜在する文化性を再確認する機会になっ
たことが認められ、仏教文化や文化財に関する社会的認知に貢献した。
「グローバリゼーションの中のアジアと日本の役割」―東アジアの中において、日
本の未来を考える―
(6)FD の推進
平成 19 年度に立正大学 FD 推進委員会、大学院 FD 推進委員会の両委員会を発足し、授業改善に関
する多面的な取り組みを推進し平成 22 年度で 4 年目を迎えた。本学が目指すのは、建学の精神を規
範にした、感性に根ざすモラルと広い教養を備えたエキスパートの育成であり、この目標を具現化す
べく全学的な取り組みを実施し教職員の意識付けを行っている。平成 20 年より FD 活動を広く一般に
公表するために、学部・研究科ごとに FD 活動状況を確認・評価し、次年度の取り組みに活かせるよ
う「FD 活動評価シート」作成は、FD 進捗状況が可視化されるよう HP に掲載している。
平成 22 年度の特記事項として、FD 活動の強化に向けて「立正大学 FD 推進委員会規程」「立正大学大
学院 FD 推進委員会規程」から“推進”という名称を取り除き「立正大学 FD 委員会規程」「立正大学大
学院 FD 委員会規程」と名称改正し、規程内容も一部変更した。また、従来まで学部と大学院の FD 委
員会を同時に開催していたが、学部と大学院の役割りや意義を明確化にするために別日に開催し学部
と大学院の FD の規程改正等を実施した。
①学部での活動
・問題意識の共有、組織のコンプライアンス、学部を超えた人的交流を目的に FD 新任教員研修
会を実施した。
・FD 活動、進捗状況、取り組み目標等を『FD NEWS LETTERvol.3』に掲載し、非常勤を含めた全
教職員に配布し周知した。
・学内講師による「立正大学における ICT 教育」をテーマに FD 研修会を 2 回実施した。外部講
師を招いて「『日本でいちばん大切にしたい大学』になるために」をテーマに FD 講演会を 1 回
実施した。また、平成 22 年度より非常勤講師の参加も推奨した。
・FD 活動の啓蒙のために学内に FD 活動啓蒙ポスターを掲示した。
・その他に社団法人日本私立大学連盟主催『平成 22 年度 FD 推進会議(専任教職員向け)「キャ
リアガイダンスと教職員の職能開発」』と『平成 22 年度 FD 推進会議(新任専任教員向け)
「大
学教育の職能開発と FD」
』、社団法人 私立大学情報教育協会『平成 22 年度教育改革 FD/IT 理
事長・学長等会議「社会的・職業的自立に向けたキャリア形成教育を考える」』等外部主催の
参加を推奨した。
②研究科での活動
・「FD 推進部会申し合わせ」を制定し、大学院における FD 推進活動の枠組みを規定した。
・
「大学院生の教育・研究環境に関するアンケート」を実施し、平成 21 年度回答率が 24.8%と低
い回答率を改善するために早期告知、研究論文発表会日等の実施し 45.7%に向上させた。
- 18 -
4.学生支援体制の充実
経済的支援、メンタルヘルスサポート、課外活動の振興を重点課題として、学生支援体制の充実を図
った。
(1)経済的支援の更なる充実
公的な奨学金制度である日本学生支援機構奨学金、本学独自の橘奨学生制度、学業継続支援奨学金
制度により、
経済的支援を行った。本学の学部生の約 4 割が日本学生支援機構奨学金の貸与を受けた。
また、東日本大震災に際しては、本学の大規模自然災害被災者に対する経済的支援制度の定めを超え
た対応に着手し、モラりす奨学金制度を創設した。
(2)メンタルヘルスサポートの充実
大崎・熊谷両キャンパスにカウンセリングルームが設置されており、カウンセラーを配置した対応
により、一定の効果を挙げた。今後、さらに教職員が一体となって日常的に学生に対応し得る状況を
創出するため、窓口としてのインテーカー(ゲートキーパー)機能の充実化を目指した研修など、サ
ポート体制の充実化を図り、学生の成長を促す支援体制の確立を継続的に目指していく。
(3)学生課外活動の充実
課外活動は正課の授業とともに学生生活を構成する重要な要素であるとの視点に立ち、課外活動の
充実化のために教職員による一層の支援、大学による経済的支援等実施した。本学では、課外活動で
優秀な成績をあげた学生や団体、課外活動を通じて社会的貢献をされた方、永年にわたって課外活動
を指導・育成された方の功績を顕彰している。平成 22 年度は、2 団体・13 名の学生と 3 名の教職員・
指導者の方々が受賞された。
- 19 -
5.研究推進
知的財産の源となる研究活動に必要な経費は、学内で十二分に確保しきれない状況にある。この様な
状況下、本学の経営基盤を強化し、研究活動の活性化・高度化を図るために、科学研究費や受託研究な
どの外部資金導入のための効果的な仕組みづくりの構築に取り組んだ。
(1)研究活動の組織化
これまで分散して活動していた研究組織(総合研究機構と産学官連携推進センター)を統廃合し、
平成 23 年 4 月に「研究推進・地域連携センター」を新設することにより、研究活動の活性化策とし
て展開することとした。また、平成 21 年 6 月に総務部内に研究支援課を新設し、これまで総務部総
務課所管の科学研究費補助金、総合研究機構所管の共同研究、産学官連携推進センター所管の受託研
究に分散して行っていた研究支援事務を統合した。
(2)研究所・博物館の事業
日蓮教学研究所
機関誌
研究・プロジ
ェクト
研究助成
講座・発表
『日蓮教学研究所紀要』第 38 号発行
①史料調査
日蓮教団の寺院を中心に、古文書等の研究調査。(平成 22 年度調査寺院 千葉県茂
原市 藻原寺、東京都港区 圓真寺)
②架蔵資料デジタル化
「法華系教団史関係資料データベース」(本研究所に架蔵されている厖大な写真資料
のうち、日蓮聖人遺文の写本類を中心に画像データベース化を推進中)
③史料叢書編集・出版
『日蓮宗史料叢書』編集(平成 18~27 年度を予定)
日本私立学校振興・共済事業団からの補助金(ICT 活用教育研究支援)を受けて「法華
系教団史関係資料データベース」(架蔵写真資料のデータベース)の構築を推進中。
①仏教講座
・12 月 6 日(第 50 回)「中世の遁世門における修行道について」
(東京大学教授 蓑輪顕量)
②月例研究会
・5 月 26 日「《慈》の論理構造再考―有部六足論を中心として―」
(研究員 佐野靖夫)
・6 月 23 日「長松日扇における教化活動の一考察―嶋田家との交流をめぐって―」
(研究員 武田悟一)
・10 月 27 日「西インド・ナーシクの石窟碑について」
(所員 仲澤浩祐)
・11 月 24 日「『立正安国論』における「一代五時」の表記をめぐって」
(所員 北川前肇)
・1 月 26 日「明治初期日蓮教団再編に関する一考察」
(所員 安中尚史)
③研究生研究会
・6 月 2 日
加賀国における日蓮宗寺院の展開 ―貞享二年寺社由来書上を中心として―(栗原啓
文)
明治期における日蓮宗の動向 ―日露戦争との関係について―(徳永前啓)
・7 月 7 日
堅樹院日寛伝の検討(水谷進良)
・10 月 6 日
『法華宗本門弘経抄』の一研究 ―本門八品思想について―(米澤晋之助)
日蓮聖人遺文『薬王品得意抄』にみる女人教化の研究(穂坂悠子)
初期日興門流における諫暁活動 ―門弟申状を中心に―(本間俊文)
・1 月 26 日
日蓮聖人の一念三千法門について ―『八宗違目鈔』を中心に―(中村宣悠)
日蓮聖人の『涅槃経』引用について(宮川朋華)
- 20 -
法華経文化研究所
『法華文化研究』第 35 号・第 36 号発行
法華経総合研究会では、より時代の要請に即した総合・包括的法華経研究を進めるべく、
次世代型グラフィカルテキストデータベースシステム構築が継続中である。本年度は、
前年度に引き続き現存梵本テキストのうち維摩経・二万五千頌般若経・ラリタヴィスタ
研究・プロジ ラ・智光明荘厳経のデータ校正作業と孔雀明王経のテキストデータの作成。漢文パート
ェクト
として、漢訳法華経諸本のうち高麗大蔵経所収『妙法蓮華経』・宋版宮内庁本『妙法蓮
華経』のテキストデジタルデータの作成とグラフィカルシステムのプログラミングを継
続中。さらに今年度から、本研究所所蔵江戸期法華経関連の典籍より、天台教学和綴じ
写本を中心に、手始めとして日遠上人関連写本の画像データ化を行った。
日本私立学校振興・共済事業団からの補助金(ICT 活用教育研究支援)を受けて法華経
研究助成
及び初期大乗経典(梵・蔵・漢)次世代型グラフィカル・テキストデータベースを開発。
①法華経文化研究所公開研究会
・6 月 30 日「有部最後の論書『アビダルマディーパ』」:立正大学仏教学部教授・法
華経文化研究所長 三友健容
・12 月 1 日「日蓮聖人の批判精神について」:立正大学仏教学部教授・仏教学部長・
法華経文化研究所所員 原愼定
②法華経文化研究所研究員研究生研究会
講座・発表 ・6 月 2 日「カニシカ大塔について」:研究生堀江正教、「仏教福祉の視点から見た日
蓮遺文」:研究生 吉村彰史、「『不真空論』の空思想について」:研究員 野田悟
史
・10 月 14 日「マウリヤ王朝について-その衰退と崩壊-」研究生 堀江正教、「キジ
ル石窟における涅槃図像の展開」研究生 大門浩子、「ハルシャ王とその時代につい
て」研究生 三浦未帆、「『摂大乗論』の転識得智について」研究生田口恵敬、「吉
蔵の法華経疏における仏身論」研究生 藤野泰二
機関誌
機関誌
研究・プロジ
ェクト
人文科学研究所
『立正大学人文科学研究所年報』第 48 号
①共同研究(A)
(哲学科准教授)田坂さつき「当事者との対話による生命倫理の探求」
(史学科教授)池上悟「山陰地方における仏教遺跡の研究」
(史学科教授)野沢佳美「宋元版大蔵経の出版と地域社会研究のための資料収集と整理」
(文学科教授・日本語日本文学)松村定男「続 近現代の書について」
(文学科講師・英語英米文学)伊澤高志「イギリス王政復古期におけるシェイクスピア受容
と改作・翻案」
②共同研究(B)
・代表者 (史学科教授)坂巻清「歴史・社会叙述とテクスト」
・構成メンバー (史学科教授)坂巻清、(文学科教授)藤井貞和、(社会学科准教授)浅
岡隆裕、(文学科講師)中井理香
①定例発表会
・平成 22 年 5 月 26 日(水)
「意味世界は価値世界である」松永澄夫所員(哲学科)
わたし
講座・発表
「フェミニンの哲学への視座―他者を内在化させた 女 という一人称へ―」金井淑子所員
(哲学科)
・平成 22 年 6 月 23 日(水)
「地租改正と近代的土地所有」奥田晴樹所員(史学科)
「有職故実の現状と課題」佐多芳彦所員(史学科)
・平成 22 年 7 月 28 日(水)
「認知テクノロジーを使用した映像アーカイブ研究の現況」桜井均所員(社会学科)
「新宗教研究と『語られたもの』」武井順介所員(社会学科)
「感情労働研究の現状と課題」三橋弘次所員(社会学科)
・平成 22 年 10 月 27 日(水)
「技術のあり方をめぐる対話-テキストとサービスラーニング」田坂さつき所員(哲学科)
「限界集落の限界とは」吉岡雅光所員(社会学科)
・平成 23 年 2 月 23 日(水)
「ヴェローナからローマへ―トマス・オトウェイによる『ロミオとジュリエット』翻案」
- 21 -
伊澤高志所員(文学科・英語英米文学)
「テクスト論―歴史叙述の模索」藤井貞和所員(文学科・日本語日本文学)
②特別講演会
・平成 22 年 11 月 24 日(水)
「M.ハイデガーにとっての『真理』について」手川誠士郎所員(哲学科)
「慣習から犯罪へ―イギリス繊維工業における原料着服 Embezzlement をめぐって―」坂
巻清所員(史学科)
・平成 23 年 1 月 26 日(水)
「フォークナーの詩について」仁木勝治所員(文学科英語英米文学)
機関誌
講演会
経済研究所
研究叢書 No.28「ヒックスと時間-貨幣・資本理論と歴史理論の総合」小畑二郎教授
「交通政策の回顧と展望」平成 22 年 7 月 13 日 15 時~17 時
(財)運行管理者試験センター理事 小野芳計氏
産業経営研究所
機関誌
産業経営研究所年報(第 28 号)
共同研究 3 個人研究 1
・共同研究1
・共同研究2
研究・プロジ
ェクト
・個人研究1
・個人研究2
研究助成
講座・発表
・個人研究3
共同研究 2 件
個人研究 3 件
氏名:加藤吉則教授、浦野寛子講師、吉田健太郎講師
論題:品川を中心とした城南地域の発展と大学の役割
氏名:佐藤一義教授、宮川満教授、松村洋平准教授
論題:中小企業経営者の理念と行動
氏名:西岡由美講師
論題:WLB実現に向けた人事管理システムのあり方
氏名:浦野寛子講師
論題:考慮集合形成メカニズム
氏名:商店街活性化における社会企業家の可能性に関する研究
産業経営研究所研究発表会
発表:浦野寛子講師、西岡由美講師、吉田健太郎講師
法制研究所
機関誌
公開シンポ
ジウム
「法制研究所年報」16 号発行
テーマ「次世代へのメッセージ -教育に新しい風を!!-」
・基調講演:島村宜伸氏(元文部大臣、元農林水産大臣)
・コーディネーター:小島敏男(立正大学客員教授、元文部科学副大臣)
・パネリスト:丸山晃(埼玉新聞社会長)
加藤ひとみ(財団法人埼玉県交際交流協会理事長)
後藤素彦(公益社団法人日本青年会議所常任理事)
紫藤晃男(元坂戸市教育委員会教育長)
・日時:平成 22 年 12 月 4 日(土)14 時から 16 時 30 分
・会場:立正大学熊谷校舎 19 号館(アカデミック・キューブ)A101 教室
・参加者:189 名
社会福祉研究所
社会福祉研究所 年報 第 13 号
プロジェクト 釜崎プロジェクト・中村プロジェクト
講座・発表 「文化サロン」講座を年 4 回実施
機関誌
- 22 -
機関誌
講座・発表
環境科学研究所
地球環境研究 13 号
日本地球惑星学会第 57 回年会(平成 22 年 9 月 7~9 日)
日本地形学連合 2010 年秋季大会(平成 22 年 11 月 13・14 日)
談話会 10 月(河口の地層の時間的、空間的分布)北沢俊幸助教
談話会 11 月(竹林の景観生態学)鈴木重雄助教
談話会 12 月(南極周辺の梅について)長島秀樹教授
談話会 1 月(地図・地理振興に関する教育行政面での若干の態様について)松井秀郎教授
特別談話会 3 月(水界の炭素循環:浮遊生物、流れ流れて落ち行く先は~)渡辺泰徳教授
心理学研究所
機関誌
研究助成
講座・発表
立正大学心理学部心理学研究所紀要 第 9 号 発行
掲載論文 9 本
個人研究 3 件
・山村豊所員「認知症高齢者に対する家族介護者の介護態度に関する質的研究」
・日向野智子所員「対人苦手意識緩和における思考抑制および促進の効果」
・佐藤秀行所員「樹木画 2 枚施行法の基礎的研究」
共同研究 1 件
・西松能子所員、岡本淳子所員、小澤康司所員
「臨床心理職にとっての望まれる技能の研究」(平成 20~22 年度)
研究発表 8 件
平成 22 年 6 月 23 日(水)
・高橋尚也所員「住民と行政との協働における個人の参加と相互作用の進展」
・草野智洋所員「社会的引きこもり状態からの回復プロセス-修正版グラウンデッドセ
オリーアプローチを用いて-」
平成 22 年 7 月 28 日(水)
・八木善彦所員「視覚的反復接触がもたらす好意度変容過程-神経科学的および実験心
理学的アプローチを用いた検討-」
・上瀬由美子所員「ステレオタイプ・偏見研究の紹介」
平成 22 年 10 月 27 日(水)
・米田弘枝所員「DVによる女性と子どもの被害と支援」
・川名好裕所員「男性の魅力」
・古屋健所員「高校生の心理社会的ストレスと問題行動傾向」
平成 23 年 1 月 26 日(水)
・村瀬旻所員「日常生活のなかでのカウンセリング―ピアカウンセリングの活動をさら
に進める―」
博物館
企画展
特別展
講演会
移動展
博物館実習
①企画展「古代・中世の武蔵国の骨蔵器」
期間:平成 22 年 7 月 1 日(木)~31 日(土)
会場:立正大学博物館 第 1 展示室西側
②特別展
「群集墳の時代~野原古墳群~」
期間:平成 22 年 11 月 22 日(月)~12 月 25 日(金)
会場:立正大学博物館 第 1 展示室西側
③記念講演会
「武蔵国における古代・中世の墓と骨蔵器」
講師:渡辺一氏(大東文化大学非常勤講師)
会場:熊谷市中央公民館
日時:平成 22 年 7 月 24 日(土)13 時~14 時 30 分
④記念講演会
「埼玉の群集墳」
講師 大谷徹氏(㈶埼玉県埋蔵文化財調査事業団)
日時:平成 22 年 12 月 11 日(土)13 時~14 時 30 分
会場:アカデミックキューブ A309 教室
- 23 -
⑤大崎移動展
会 場:大崎校舎 5 号館 1 階フロア
講演会:「南武蔵における古代火葬墓の展開」
講師 村田文夫氏(昭和 39 年度立正大学卒業生)
日時 平成 22 年 10 月 2 日(土)14 時~15 時 30 分
⑥大崎移動展
会場:大崎校舎 5 号館 1 階フロア
日時:平成 23 年 1 月 6 日~29 日(土)
⑦博物館実習
全 7 日間の日程(館務実習 8 月 30 日~9 月 3 日。他に事前講義 1 日間、
野外実習 1 日間)。
実習生 8 名(文学部史学科 6 名、地球環境科学部環境システム学科 2 名)。
(3)研修奨励表彰制度(蘊奥賞)
学術研究やその成果の社会的還元をとおして立正大学の社会的評価の高揚に大いに貢献した立正
大学の教員および元教員を対象として授与している。
①蘊奥本賞
授与者
小松邦彰
名誉教授
研究内容
日蓮教学・法華思想
②蘊奥奨励賞
榎戸智也
授与者
経営学部准教授
研究内容
分散システム
(4)学術交流の推進
学部・研究科
仏教学部
経済学部
法学部
地球環境科
学部
心理学部
文学研究科
社会福祉学
研究科
目的
提携先
①学生に仏教各派の教義 ①駒澤大学、大正大学
理解と幅広い日本仏教 ②中華仏学研究所、福厳仏学院、新竹玄奘大学、仏光山南
思想・文化を修得させ
華大学、タマサート大学、中央民族大学、西蔵大学、北
京大学、韓国精神文化研究院、圓光大学校、カリフォル
る。
②仏教学の国際的発展
ニア大学バークレー校、ハワイ大学マノア校、ゲッチン
ゲン大学、東国大学校、法鼓仏教研修学院
教育・研究の協力交流
華東師範大学、北方交通大学、中国人民大学、建国大学、
ホーチミン市立大学
外国の大学との学術交流 ニュージーランド オタゴ大学
海外の大学及び研究者と 中国内蒙古師範大学地理学科学院
の学術交流
教員・学生の交流
韓国・翰林大学
・仏教系専攻の分野にお ・仏教系四大学単位互換制度(駒沢大学、東洋大学、大正
大学)
ける教育及び研究を推
・大学院社会学分野の単位互換制度に関する運営協議会
進する。
(茨城大学、駒沢大学、埼玉大学、成蹊大学、専修大学、
・他大学と単位互換制度
他 18 大学)
を導入することによ
り、豊富な学習機会を
提供する。
・大学院社会福祉学専攻 大学院社会福祉学専攻課程協議会加盟校による制度によ
課程又は社会福祉学専 り、次の大学の大学院間で講義の聴講が可能である。
門科目をおく専攻課程 ・上智大学、明治学院大学、日本女子大学、東洋大学、淑
徳大学、日本社会事業大学、大正大学、立正大学、ルー
に委託聴講生の制度を
テル学院大学、関東学院大学、立教大学、法政大学
設ける。
- 24 -
(5)石橋湛山記念基金による研究助成
①研究助成費
助成費受給者
学部
職名
研究課題
氏名
仏教学部
准教授
手島一真
中国北朝末・隋唐期の仏教新潮流形成に関する地域的社
会的研究
経済学部
教授
芹田浩司
経済グローバル化と発展途上国の産業発展 -グロー
バル金融危機以後のラテンアメリカ地域における産業
再編の問題を中心として-
社会福祉学部
教授
大平滋
アメリカにおける「地域教育」(community education)
の実態研究 -カリフォルニア州を中心に-
地球環境科学部
講師
渡来靖
関東平野北西内陸域における地上気温と周辺地形との
関係に関する解析的研究とシミュレーション
地球環境科学部
特任講師
范海生
航空機レーザースキャナを用いた森林植生管理パター
ンの遠隔観測手法に関する研究
②出版物助成費
助成費受給者
学部
職名
書名
氏名
文学部
教授
大塚巌
「 Seven Topics in the Description of English
Nominal and Adjectival Expressions」
社会福祉学部
教授
三友量順
「仏教文化と福祉
- 25 -
-普遍思想の視点から-」
6.学生支援
(1)キャリア形成支援・就職支援
①「キャリア開発基礎講座Ⅰ・Ⅱ・Ⅲ」の開設
(受講者数)
科目名
基礎講座Ⅰ
基礎講座Ⅱ
基礎講座Ⅲ
計
大崎校舎
(平成・年度)
(20) (21) (22)
284
246
383
244
263
216
218
327
327
746
836
926
熊谷校舎
(平成・年度)
(20) (21) (22)
248
315
201
266
171
175
272
260
262
786
746
638
合計
(平成・年度)
(20) (21) (22)
532
561
584
510
434
391
490
587
589
1,532
1,582
1,564
②「スキル開発 1・2・3」の開設
当該科目は IT 関連資格取得を目的としたスキル開発 1(パソコン検定講座 3 級)
、ビジネス系
資格取得を目的としたスキル開発 2(秘書検定講座 2 級、簿記検定講座 2・3 級)、語学系資格取
得を目的としたスキル開発 3(TOEIC 講座)を開設、低廉な費用で資格取得ができるため受講希
望者が年々増加している。
(a)受講者数
科 目 名
パソコン検定講座 3 級
秘書検定講座 2 級
簿記検定講座 2 級
簿記検定講座 3 級
TOEIC 講座
計
大崎校舎
(平成・年度)
(20) (21) (22)
192
195
216
149
150
195
23
33
38
58
55
53
108
55
61
530
488
563
熊谷校舎
(平成・年度)
(20) (21) (22)
190
148
150
36
58
45
0
0
10
17
39
24
37
32
38
280
277
267
合計
(平成・年度)
(20) (21) (22)
382
343
366
185
208
240
23
33
48
75
94
77
145
87
99
810
765
830
(b)合格者数
科
目 名
パソコン検定
講座 3 級
秘書検定講座
2級
簿記検定講座
2級
簿記検定講座
3級
TOEIC 講座
大崎校舎
(平成・年度)
(20) (21) (22)
熊谷校舎
(平成・年度)
(20) (21) (22)
計
(平成・年度)
(20) (21) (22)
合格率%
(平成・年度)
(20) (21) (22)
170
183
205
152
131
150
322
314
355
84.3
91.6
93.2
99
85
54
18
23
8
117
108
62
63.2
51.9
25.8
8
3
5
-
-
-
8
3
5
34.7
9.1
13.2
26
3
24
4
3
7
30
6
31
40.0
6.4
40.3
9
16
12
2
2
2
11
18
14
7.6
20.7
14.1
③インターンシップ(受講者数)
平成
年度
応募者
22
21
20
333
267
119
公募制
実施結果
受入先
実習生
69
129
66
137
57
86
- 26 -
一般応募制
合計
受入先
実習生
受入先
実習生
14
11
6
14
11
8
83
77
63
143
148
94
④進路・就職相談関係(相談件数)
校舎
平成
年度
(22)
9 月 10 月 11 月 12 月 1 月
2月
3月
53
113
201
271
296
351
330
263 2,977
166
50
67
206
194
228
338
367
349 2,742
204
44
68
187
220
254
390
450
301 2,902
(22) 132
89
82
79
56
53
77
49
76
(21) 128
95
91 120
28
44 118
77
77
(20)
21
54
33
19
2
14
20
11
15
※相談件数は延べ人数。ただし、平成 20 年度熊谷は実人数。
106
86
60
93
95
37
78
970
99 1,058
28
314
大崎
4月
5月
6月
7月
8月
392
280
234
193
(21)
345
246
186
(20)
366
228
190
合計
熊谷
⑤就職ガイダンス
(a)内容
回数
平成 20 年度
平成 21 年度
1
就職活動の基本
就職活動と自己分析の基本
2
業界・企業研究の基本
業界・企業研究の基本
履歴書・エントリーシートの
基本
就活マナーの基本・就活体験談
(熊谷)
履歴書・エントリーシートの
基本
社会人ルールとマナーの基
本
3
4
5
-
面接試験の基本
6
-
-
平成 22 年度
ハジメの一歩が大事!!
「できる自己分析」
これだけはゼッタイ実践!!
「夏休み活用法」
会社選びで後悔しない!!
「業界・企業研究」
書類通過のポイントはこれ
だ!!「履歴書・ES 作成」
できないでは許されない!!
「人事が求める就活マナー」
企業の視点でしっかり準
備!!「面接突破法」
(b)出席者数
回数
1
2
3
4
5
6
大崎校舎
(平成・年度)
(20)
(21)
(22)
1,001
916
762
843
642
665
860
973
770
658
744
743
665
815
644
-
-
569
4,027 4,090
4,153
熊谷校舎
(平成・年度)
(20)
(21)
(22)
415
580
457
352
319
382
234
482
303
180
310
286
295
346
287
-
-
273
1,476
2,037
1,988
- 27 -
合計
(平成・年度)
(20)
(21)
(22)
1,416
1,496
1,219
1,195
961
1,047
1,094
1,455
1,073
838
1,054
1,029
960
1,161
931
0
0
842
5,503
6,127
6,141
⑥平成 22 年度求人件数
業種
農業・林業
鉱業
建設業
不動産
メーカー
電気・ガス・熱・水道供給業
輸送
商社
流通
金融
情報通信
サービス
公務(国家)
公務(地方)
未分類
合計
求人件数
11
1
313
128
746
3
150
766
712
255
752
2,226
3
19
7
6,092
⑦就職率(就職希望者に対する就職者数)
平成 19 年度
85.2%
平成 20 年度
89.2%
平成 21 年度
74.1%
平成 22 年度
73.0%
(2)国際交流
①留学生数(平成 22 年度)
学 部
大学院
正規生
115
65
科目等履修生
0
14
②留学生数の推移
- 28 -
計
115
79
③交換留学の実施
(a)長期留学生の派遣
留学先
期間
人数
平成 22 年 9 月~平成 23 年 8 月
1
USM(アメリカ)
平成 22 年 9 月~平成 23 年 2 月
1
(USM:University of Southern Maine)
(b)留学生の受入れ
プログラム
人数(大学)
期間
3 名(韓国・東国大学)
平成 22 年 4 月~平成 22 年 9 月
2 名(韓国・東国大学)
平成 22 年 4 月~平成 23 年 3 月
3 名(韓国・東国大学)
平成 22 年 9 月~平成 23 年 3 月
2 名(韓国・威徳大学)
平成 22 年 4 月~平成 22 年 9 月
日本語プログラム
1 名(韓国・威徳大学)
平成 22 年 4 月~平成 23 年 3 月
5 名(韓国・威徳大学)
1 名(ニュージーランド
・オタゴ大学)
平成 22 年 9 月~平成 23 年 3 月
平成 22 年 4 月~平成 22 年 9 月
④語学研修の実施
(a)夏期語学研修
派遣先
期間
SIT
平成 22 年 8 月 8 日~平成 22 年 9 月 5 日
中央民族大学
平成 22 年 8 月 8 日~平成 22 年 9 月 4 日
(SIT:Southern Institute of Technology)
(b)春期語学研修
派遣先
期間
University of Otago
平成 23 年 2 月 15 日~平成 23 年 3 月 20 日
Deakin University
平成 23 年 2 月 12 日~平成 23 年 3 月 13 日
人数
13
11
人数
15
10
(3)学生健康保険互助会
互助会員(学生)の健康保持及び疾病負傷につき相互扶助の精神に基づき、医療給付、見舞金給付
の他、医療機関を利用することのない互助会員のために還元給付活動を行っている。
業務内容
契約病院・薬局請求書処理及び支払い
医療見舞金申請受付
契約保養施設(ガッポの宿)受付及び契約旅館支払
学生健康保険のしおり発行
時期
通年
通年
通年
4月
件数
6,153 件
805 件
22 件
4,500 部
(4)本学独自の奨学金制度
奨学金は学生が就学上必要な費用に窮することなく、学業に専念し有意義な学生生活を送れるよ
う支援・援助する制度である。本学では経済的理由のため学業継続が困難な学生や、優れた能力を
有する学生に対し次の奨学金を給付している。
①特別奨学金(69.4 万円、単年度給付、返還義務なし)
入試成績上位者への奨学制度。平成 22 年 4 月入学の新入生 20 名に給付した。
②橘奨学生
第 1 種(学部学生 40 万円、大学院生 50 万円 単年度給付、返還義務なし)
学部生 115 名、大学院生 20 名。
第 2 種(学部学生 20 万円 半期給付、返還義務なし)
学部生 39 名。
- 29 -
③学業継続支援奨学金
(学部学生 17.35 万円、大学院生 14.1 万円 在学中 1 度のみ給付、返還義務なし)
学部生 15 名、大学院生 1 名に給付。
④聖厳法師奨学金(修士課程 40 万円、博士後期課程 50 万円、大学院研究生 60 万円)
文学研究科仏教学専攻の大学院生、及び、同博士後期課程研究指導修了満期退学後の大学院研究
生を対象とした奨学制度。2 名に給付。
⑤スポーツ奨学金(学費相当額を上限)
野球部 31 名、サッカー部 7 名、ラグビー部 13 名の計 51 名に給付。
(5)学生短期貸付金
5,000 円単位で 30,000 円を限度に、最長 1 ヶ月間無利子で貸付を行っている。
使途明細
大崎・昼間
大崎・夜間
熊谷
合計
生活費
100
0
126
226
書籍購入
帰省旅費
4
0
3
7
その他
6
0
8
14
合計件数
126
1
176
303
16
1
39
56
合計金額
\3,160,000
\20,000
\3,940,000
\7,120,000
(6)福利厚生関係
八ヶ岳・軽井沢の各研修所は、主にゼミナール・クラブ・サークル等の研修・合宿に利用されている。
申込
人数
八ヶ岳
研修所
軽井沢
研修所
校舎
4月
5月
6月
7月
8月
9月
大崎
熊谷
大崎
熊谷
3
0
0
0
26
18
0
0
0
0
0
0
23
0
0
0
16
10
160
78
93
20
86
173
10 月 11 月 12 月
0
1
0
2
4
0
0
0
8
3
0
0
1月
2月
3月
合計
7
0
0
0
5
8
0
0
7
0
0
0
192
60
246
253
(7)健康管理関係
学生が心身とも健康に過ごせるよう、健康管理・カウンセリングの両面から支援を行っている。保
健室では学生生活で起こるさまざまな傷病への応急処置や校医による健康相談、新学期当初の定期健
康診断のほか、健康管理にかかる各種身体測定や救急鞄の貸出による支援を実施している。
また、学生カウンセリングルームでは家族や友人・異性などとの人間関係や進路問題、精神的・肉
体的な悩みなどに、カウンセラーが親身な対応を行っている。
①保健室利用者数
校舎
大崎
熊谷
4月
395
243
5月
324
105
6月
367
115
7月
363
97
8月
38
23
9月
97
32
10 月
219
108
11 月
200
50
12 月
163
56
1月
155
55
2月
32
134
3月
26
94
合計
2,379
1,112
②学生カウンセリングルーム利用者数
校舎
大崎
熊谷
4月
77
49
5月
86
65
6月
107
83
7月
106
81
8月
17
0
9月
29
22
- 30 -
10 月
66
59
11 月
76
75
12 月
64
57
1月
59
66
2月
28
0
3月
7
0
合計
722
557
7.管理・運営
(1)事務局組織の見直し
大学事務局長の諮問に基づき、大学運営の執行を支える事務組織の機能を充実させるとともに、教
育研究活動の充実・多様化に対応できる事務組織の集約化と機能強化を図ることを目的として、平成
22 年 5 月に事務組織再編のための検討委員会を設置し、9 月に学部・大学院事務室と学事・学生部の
機能改革を中心とした事務組織再編成案を作成した。また、平成 22 年 11 月から平成 23 年 1 月にか
けて、この再編成案をもとに再編作業を行うための実行委員会を組織し、再編成案の概要に基づいた
職務分掌の精査を行い、再編成案の実効性についての検証作業を行なった。この再編成案については、
引き続き平成 23 年度も教学部門や事務局の意見を徴しながら、平成 23 年 9 月実施の可否について検
討を行っていく予定である。
(2)事務システムの改善
①事務システムの運用管理とシステム改修
教務システムパッケージ(Campusmate-J2)、また各種 Web ベースサービス(シラバス・履修・
成績入力)、証明書発行機(RIS コーナ)、ポータルシステム等の効果的な運用による業務の効率
化を図るべくシステムの改修を実施し、学生への修学支援に注力している。
<平成 22 年度の主な改修内容>
(a)教務システムパッケージ(Campusmate-J2)のカスタマイズ作業
・学籍サブシステムをはじめ教務/成績/課外活動/学生健康等に関する機能の改修
・大学院教務事務システム化に伴う機能の改修
(b)平成 21 年度入試改修要望に基づいたプログラム開発・改修
・志願票読取プログラム改修
・心理学部新学科の追加および地球環境科学部募集単位変更対応
・漢字氏名廃止の対応
・特別奨学生情報一括アップロード機能追加
②内注によるシステム開発(EUC)
上記、教務システムのデータベースからコストをかけずにデータ抽出・データ加工が行なえる
EUC を活用し、留学生関係や非常勤教員関係の業務を構築した。
③窓口有料申請書の自動発行
上記、教務システムで利用している証明書発行機(RIS コーナ)が有する高額紙幣機能を利用
して各業務部署で作成されている申請書類の発行を関連部署と調整・検討し、次年度も継続して
検討する。
(3)自己点検・自己評価の実施
①自己点検・評価業務
・平成 23 年度に大学基準協会へ提出する「改善報告書」の作成準備として、4 月に勧告・助言事
項の改善状況調査を行い、8 月に全学プレゼンテーションを実施した。報告書は次年度 5 月末
迄に取り纏める予定である。
・平成 22 年度は、下記のとおり自己点検・評価委員会(大学院を含む)を開催し、活動方針、
活動状況の点検、活動結果の報告書作成等について協議、決定を行った。
4/22、5/21、6/14、8/6、10/23、12/18、1/20、2/25、3/18
(計 9 回)
4/22、5/14、6/30、7/23、9/25、11/25、2/15
自己点検・評価小委員会
(計 7 回)
※上記委員会等の決定に基づき、平成 22 年度の活動結果を報告書に取り纏めた。結果は、各
学部事務室カウンター・事務局各部署・情報メディアセンター(図書館の書架)に冊子を
配布し、学生・教職員に公表する。配布は平成 23 年 4 月末の予定。
自己点検・評価委員会
- 31 -
②授業改善アンケート
全科目(一部対象外科目を除く)を対象に、1 期科目を 7 月、2 期・通年科目を 12 月に実施し
た。結果は平成 22 年度「授業改善アンケート報告書」・
「大学院生の教育・研究環境に関するア
ンケート報告書」として、大学院との合冊版として冊子を作成した。
報告書の大学全体編を HP にアップするとともに、各学部・大学院事務室のカウンター、非常
勤講師室、図書館の書架に開架し、学生・大学院生が閲覧できるようにした。専任教員全員と各
事務局部署にも配布した。さらに、今年度からコメントバック(集計結果に対する教員のコメン
ト)も同様に開架し、学生が閲覧できるようにした。、結果を授業改善に生かすよう各学部・大
学院へ喚起した。
③教員情報システムの運用
教員の属人的情報および研究業績管理として、データ(教員が随時入力)の更新を 6 月、12 月、
2 月に行った。
また、上記と同時期に、教員が提供を希望する情報は、Read(研究開発支援総合ディレクトリ)
へ提供した。
(4)一般広報事業
平成 22 年度は「校名プロモーションから内容プロモーションへ」をテーマに、立正大学の名称を
中心とした広報戦略から、大学の商品ともいうべき教育・研究、社会貢献活動、学生の活躍等の実践・
成果について有機的結合をはかり、各部署と連携を取りながら具体的な実例に伴う相乗効果のある広
報活動を計画し展開した。
①交通広告の掲載改革
分散から拠点集中を基本に「校名認知」を目的として行っていた駅看板を動きのある看板やコ
ンテンツのある看板(デジタル)に変更し、複数のメディアを有機的に結びつけることで広報効
果を高めた。
②クロスメディアの活用
新聞、交通広告などで興味・関心を引きつけ、Mobile・PC を連動させ深い情報を与える仕組み
づくりを行った。複数のメディアをミックスさせた相乗効果を狙った広報活動を展開させた。
③立正大学と受験生・高校生を「つなぐ」きっかけづくり
テレビを活用したプロモーションとして、天気予報フィラーCM と BS 日テレ『大学を知ろう~
智の道しるべ~』(BS 日テレ)を制作した。大学の授業風景、クラブ活動、施設などを通して、生
き生きとした学生の姿やキャンパスの雰囲気を伝えた。天気予報フィラーCM は仙台放送・新潟テ
レビ・静岡テレビで放映をした。『ノルウエイの森』静岡の地方上映会を開催し、地区入試支援
を実施した。
④ホームページの充実
日経 BP コンサルティングが実施している「全国大学サイト・ユーザビリティ調査 2010/2011」
において、私立大学ランキング第 5 位、国公立を含めた 200 大学中総合第 12 位となり上位を維
持した。
- 32 -
(5)経常費補助金
①交付額
交付額
(単位:千円)
一般補助
特別補助
合計
609,112
348,181
957,293
②経常費補助金の推移
- 33 -
(6)研究に係る競争的資金の獲得
①科学研究費補助金交付額の推移
②科学研究費補助金取扱件数の推移
③科学研究費補助金採択件数の推移
- 34 -
(7)SD の推進
①行動指針の策定
学園振興政策プロジェクトの一貫で平成 21 年から平成 22 年で 3 回に分けて、SD 研修と位置づ
けて『~「モラリスト×エキスパートを育む。」の実現に向けて~』をテーマにした特定研修を
実施した。管理職と一般職員で、問題を共有し職員の役割としての行動指針を策定した。
行動指針
一、自分が変われば、大学も変わる
一、目的を共有し、チームワークを大切に責任を持って
行動する
一、常に社会に目を向け、大学人として行動する
一、「学生のため」の環境作りを意識し、自らの役割りを
果たす
一、仕事・人・物に思いやりを持つ
②人事制度の再構築
人材一人ひとりの能力を総合的に育成するための人事制度の再構築を図る。
平成 23 年度より人事考課(評価)制度を試行導入し、あわせて体系的な研修制度を確立してい
くため、平成 22 年度は全職員に対し、基礎的な能力を身につけてもらうため以下の研修を実施
した。今後は職員としての資質の向上及び業務遂行能力の向上を図り、職員各自がその知識と教
養を高めるため、個々の能力にあわせた研修を体系的に組んで実施していく。
・管理者基礎研修(管理職対象)
・問題解決能力向上研修(一般職対象)
・リーダーシップ研修(選抜)
・メンタルヘルスラインケア研修(管理職対象)
・メンタルヘルスセルフケア研修(一般職対象)
・人事考課(評価)制度試行導入に向け、目標設定についての講義(全職員対象)
- 35 -
8.連携の強化
(1)地域との連携
事 業 名「埼玉県と県内との連携による政策研究」
主催
埼玉県北部地域元気アップ
共催
立正大学
実施期間 平成22年4月1日~平成23年3月31日
場所
立正大学及び北部地域
内容
研究成果の発表及び政策提言
(2)付属立正中学校・高等学校との連携強化
立正大学と付属立正中学校・高等学校との相互の意思疎通と連携強化を目的として、平成 22 年度
は付属高校・準付属高校の進路状況を把握し、付属高校・準付属高校から立正大学へ進学する際の入
試制度の改革を実施した。主な改革として付属高校・準付属高校からの進学率を上げるために、継続
的な入試連携を行った。付属高校・準付属高校からの進学基準を学力が一定基準を満たし、校長推薦
により進学できる入試制度を確立した。しかし、入学希望者数と学部受入枠に差があり、進学率向上
には至らなかったことが次年度への課題となった。
(3)高大連携の推進
高校生のキャリアプランニングの支援と高揚を図るとともに、大学の教育内容に対する理解を深め
ることを目的とし、高等学校との情報交換と交流、大学への特別聴講生徒の受け入れ、大学教員によ
る出張講義や大学での講義受講等のプログラムを実施して、高校生の知的好奇心を引き出し、大学で
の学びにつなげるために平成 22 年度は下記の 6 つの事項を実施した。
①平成 22 年度は、昨年度までの 13 校(都立竹台高等学校、都立足立高等学校、都立足立西高等学
校、神奈川県立城山高等学校、神奈川県立住吉高等学校、日体荘原高等学校、都立篠崎高等学校、
都立八潮高等学校、東京都立大森高等学校、神奈川県立瀬谷西高等学校、神奈川県立永谷高等学
校、神奈川県立菅高等学校、神奈川県立相模原総合高等学校)に加え、新たに 5 校(神奈川県立
城郷高等学校、神奈川県立逗子高等学校、横浜市立みなと総合高等学校、神奈川県立横須賀明光
高等学校、埼玉県立妻沼高等学校)と協定し、18 校との連携を結んだ。
②特別聴講生として、都立篠崎高等学校の生徒 3 名および都立八潮高等学校の生徒 4 名の受け入れ
を行った。高大連携特別聴講生オリエンテーションを行った後、第 1 期正規授業 15 回を聴講。7
名の内 4 名が所定の課程を修了した。
③図書館インターンシップとして、神奈川県立城山高等学校の生徒 8 名の受け入れを行った。この
プログラムでは、ICT を駆使したカウンター業務、レファレンス業務、書籍の装備実習作業等の
業務体験のほか、「図書館学」の特別講演を実施。大学図書館のカウンター業務以外の目に見え
ない様々な業務体験を通して、生徒自身の進路形成と図書館業務の社会的文化的役割を伝えた。
④高大連携体験学習として、神奈川県立城郷高等学校の生徒 14 名の受け入れを行った。
「誤った進
路選択をさせないために大学で学ぶ心理学とは」をコンセプトに大学の正規授業体験と併せ、連
続 3 回の高大接続教育プログラムを設定。初回は「大学を知ろう」をテーマに施設見学と学部紹
介。2 日目は、「高大の学び」をテーマに高等学校の基礎教育の重要性を説明。最終日は、「キャ
リア教育」の視点から、自分自身を知る、自分磨きの重要性について講義を行い、早い段階での
大学授業体験を通して大学での学修意義を伝えた。
⑤連携先の高等学校において、進路ガイダンス、出張講義を実施。また大学見学では、生徒のほか
保護者を対象に受け入れを実施した。
⑥教育交流校と高大連携連絡協議会を開催し、本学の教育改革や平成 22 年度の活動報告、次年度
に向けた活動計画について意見交換を行った。
- 36 -
(4)産学官連携推進センターの事業
①地域連携・共催事業
事業名「第 5 回熊谷市産学官連携フォーラム」
主催
熊谷市
共催
立正大学
実施期間
平成 23 年 2 月 26 日(土)
場所
立正大学熊谷校舎アカデミック・キューブ A101 教室
・1 部 基調講演「地域経済発展のための産学官連携 ~地域イノベーション・エ
コ・システムの構築に向けて~」
講師:経済産業省関東経済産業局地域経済部長 吉澤 雅隆
内容
・2 部 産学連携の現状報告 大学と地域(特に産業)とのかかわりについて
報告者:ものつくり大学教授 東江真一、埼玉工業大学教授 矢嶋龍彦、
立正大学教授 後藤真太郎
事 業 名「桶川平成市民大学 第 2 回」
主催
桶川市公民館
共催
立正大学
実施期間
平成 22 年年 9 月 22 日(水)
場所
立正大学熊谷校舎アカデミック・キューブ A204 教室
吉田榮夫名誉教授による講義「南極観測と地球環境問題」
内容
講義終了後学食で昼食をとり、学内施設を見学
事 業 名「直実市民大学 第 4 回」
主催
熊谷市中央公民館
共催
立正大学
実施期間
平成 22 年 5 月 27 日(木)
場所
立正大学熊谷校舎アカデミック・キューブ A307 教室
清水千尋副学長による講義「立正大学を知り、利用・活用を図る」
内容
講義終了後学内施設を見学
②協定締結
事業名「学官連携に関する基本協定」(継続)
連携先
滑川町
実施期間
平成20年7月15日(5年間)
事業名「生涯教育に関わる官学連携に関する基本協定」(継続)
連携先
筑西市
実施期間
平成20年9月4日(5年間)
事業名「中小企業に対する支援協力に関する覚書」(継続)
連携先
日本政策金融公庫
実施期間
平成20年10月3日(5年間)
③受託研究
事業名「大都市圏の森林における窒素飽和による硝酸態窒素流出に関する研究」
委託者
(独)森林総合研究所
期間
平成 22 年 5 月 24 日~平成 23 年 3 月 1 日
担当
地球環境科学部 佐竹研一教授
事業名「
「滑川町児童生徒の安全安心のための情報化推進について」に関する研究」
委託者
滑川町
期間
平成 22 年 4 月 1 日~平成 23 年 3 月 10 日
担当
地球環境科学部 後藤真太郎教授
事業名「サハリン沖石油・天然ガス生産に備える市民協働による油汚染防除体制の構築」
委託者
(独)科学技術研究機構
期間
平成 20 年 10 月~平成 23 年 9 月
担当
地球環境科学部 後藤真太郎教授
- 37 -
事業名「革新的な三次元映像技術による超臨場感コミュニケーション技術の研究開発」
委託者
(独)情報通信研究機構
期間
平成 22 年 4 月~平成 23 年 3 月
担当
心理学部 櫻井広幸准教授
長江デルタの農業構造転換に伴う陸域負荷構造の変化に関する開発地理学的研究
委託者
(独)国立環境研究所
期間
平成 22 年 4 月~平成 23 年 3 月
担当
経済学部 元木靖教授
事業名「石馬寺蔵閻魔王ならびに眷属像の修復研究」
委託者
石馬寺
期間
平成 21 年 9 月~平成 24 年 3 月
担当
仏教学部 秋田貴廣教授
事業名「気象予報講座」
委託者
株式会社ライフビジネスウェザー
期間
平成22年8月6日~平成22年8月12日
担当
地球環境科学部
④展示発表会
事 業 名「科学・技術フェスタ in 京都 平成 22 年度 産学官連携推進会議」
主催
内閣府,総務省,文部科学省,経済産業省,日本経済団体連合会他
実施期間
平成 22 年 6 月 5 日(土)
場所
国立京都国際会館
地球環境科学部 佐竹研一教授、後藤真太郎教授の「ポスター展示」、経済学部 石
内容
田孝造教授他著「生活都市、国際都市としての品川区の現状と課題に関する調査研
究」報告書の展示と配布等
事 業 名「第 7 回埼玉北部地域技術交流会」
主催
埼玉北部地域技術交流会実行委員会,埼玉県産業技術総合センター
熊谷商工会議所、深谷商工会議所、本庄商工会議所、寄居町商工会、岡部商工会、
大里商工会、加須市商工会、埼玉工業大学、ものつくり大学、東京電機大学、立正
共催
大学、埼玉縣信用金庫、埼玉りそな銀行、埼玉りそな産業協力財団、コラボ産学官
埼玉支部
後援
熊谷市、深谷市、本庄市、行田市、寄居町、加須市
実施期間
平成 22 年 11 月 10 日(水)
場所
立正大学熊谷校舎スポーツ・キューブ
・講演:「事業の海外戦略について ~市場としての東南アジア(中国、インド、
ベトナムなど)~」、講師:山形大学大学院理工学研究科教授 野長瀬裕二、(株)
内容
メトラン代表取締役 新田一福
・地球環境科学部 後藤真太郎教授、佐竹研一教授、鈴木厚志教授がポスター展示
を行った。
⑤デリバリーカレッジ
(春期)
筑西市
日付
5 月 8 日(土)
5 月 15 日(土)
5 月 29 日(土)
6 月 5 日(土)
6 月 19 日(土)
6 月 26 日(土)
氏名
手島一真
村上喜良
三友量順
桐谷征一
溝口元
三友健容
職名
仏教学部准教授
文学部教授
社会福祉学部教授
文学研究科非常勤講師
社会福祉学部教授
仏教学部教授
- 38 -
タイトル
中国大陸の仏教 -歴史・信仰-
脳死移植と生命倫理
普遍思想と仏教
中国における末法の歴史観とその文化
生殖医療(補助)技術と生命倫理
デクノボウの法華経
座間市
日付
5 月 19 日(水)
氏名
林康史
職名
経済学部教授
5 月 26 日(水)
溝口元
社会福祉学部教授
6 月 2 日(水)
齊藤昇
文学部教授
6 月 9 日(水)
小澤奈美恵
経済学部教授
6 月 16 日(水)
早川誠
法学部教授
八戸市
日付
氏名
職名
5 月 22 日(土)
原田壽子
名誉教授
5 月 29 日(土)
6 月 5 日(土)
6 月 12 日(土)
佐野市
日付
堀越正巳
藤岡明房
金子充
ラグビー部監督
経済学部教授
社会福祉学部准教授
5 月 29 日(土)
北川前肇
仏教学部教授
6 月 5 日(土)
高橋美由紀
経済学部准教授
6 月 12 日(土)
林康史
経済学部教授
6 月 19 日(土)
堺正一
社会福祉学部教授
千葉市
日付
氏名
職名
氏名
職名
6 月 12 日(土)
鈴木裕一
地球環境科学部教授
6 月 19 日(土)
渡辺泰徳
地球環境科学部教授
6 月 26 日(土)
吉田榮夫
名誉教授
(秋期)
筑西市
日付
9 月 4 日(土)
9 月 18 日(土)
9 月 25 日(土)
10 月 2 日(土)
氏名
本間直行
鈴木敏和
岩井昭二
金子勝
職名
経済学部教授
名誉教授
名誉教授
法学部教授
10 月 16 日(土)
苑志佳
経済学部教授
10 月 30 日(土)
茅ヶ崎市
日付
藤岡明房
経済学部教授
10 月 7 日(木)
原田壽子
名誉教授
10 月 14 日(木)
浅岡隆裕
文学部准教授
10 月 21 日(木)
11 月 11 日(木)
大島英樹
奥村悳一
法学部准教授
名誉教授
11 月 18 日(木)
日向野智子
心理学部特任講師
氏名
職名
- 39 -
タイトル
昨今の世界経済とマーケットの展望
アメリカ大型財団の活動から見た企業
の社会貢献
アメリカ古典文学の魅力を探る
映画に観るアメリカ文化 -異人種間
の恋愛と婚姻-
アメリカ政治と民族 -オバマ大統領
誕生の背景-
タイトル
自分らしく輝いて生きる -健康寿命
を伸ばそう-
ラグビーに感謝
排出権取引と日本政府の対応
年金,医療,生活保護をどうするか
タイトル
宮沢賢治の世界 -法華経の信仰と童
話について-
江戸時代のライフコース -古文書か
ら考える-
マネーの心理学
“しあわせ”ってなんですか? ~福祉
のこころを考える~
タイトル
人間生活と物質循環 ~地球にやさし
い生き方を目指して~
生き物おもしろ話 ~やさしく生きる
ために~
南極観測と地球環境問題
タイトル
世界経済覇権の推移
多文化主義と言語権
国際政治における理想主義と現実主義
理想の人間社会とそれを支える構造
グローバリゼーションのインパクトと
中国経済
排出権取引と日本の政府の対応
タイトル
自分らしく輝いて生きる -健康寿命
を伸ばそう-
地域を活性化する“地域メディア”づく
り
生涯学習が切り開く新たな世界
マネジメントの必要性
人間関係における苦手意識 -不適応
を適応に変えるためのヒント-
郡山市
日付
氏名
9 月 29 日(水)
高橋美由紀
経済学部准教授
10 月 6 日(水)
高尾善希
文学部非常勤講師
10 月 13 日(水)
北原進
名誉教授
10 月 20 日(水)
10 月 27 日(水)
三郷市
日付
10 月 2 日(土)
10 月 9 日(土)
10 月 16 日(土)
10 月 23 日(土)
10 月 30 日(土)
釜石市
日付
石山秀和
正井泰夫
文学部非常勤講師
名誉教授
タイトル
江戸時代の人口と地域経済 -古文書
から考える-
博徒の幕末日本 -時代変革が生み出
した異形の人びと-
時代劇と歴史・風俗の考証 -テレビ・
映画にみる江戸時代の虚像・実像-
江戸の庶民教育
江戸を地図にする
氏名
清水多吉
北川前肇
大井晴策
村上喜良
小宮信夫
職名
名誉教授
仏教学部教授
心理学部特任教授
文学部教授
文学部教授
タイトル
動乱の幕末維新期
宮沢賢治の法華経信仰
現代社会とストレス
安楽死・尊厳死と生命倫理
地域社会の安全をどう守るか
氏名
職名
職名
11 月 13 日(土)
大竹智
社会福祉学部准教授
11 月 20 日(土)
11 月 27 日(土)
林康史
片柳勉
経済学部教授
地球環境科学部教授
12 月 4 日(土)
生方智子
文学部専任講師
タイトル
子供の生活環境の変化の変還と子育
ち・子育ての現状と課題 -その解決に
むけて-
マネーの心理学
歴史遺産観光から見るイギリス
現代日本文化をめぐるジェンダースタ
ディーズ
⑥子ども大学くまがや
熊谷市,熊谷市青年会議所,埼玉県等と連携して「子ども大学くまがや」を開校した。熊谷市
内の小学校の 4~6 年生計 42 名が子ども大学生に応募した。
日付
氏名
10 月 2 日(土)
日向野智子
出浦尚明
10 月 31 日(日)
森圭一郎
11 月 13 日(土)
12 月 4 日(土)
高村弘毅
戸田光洋
堺正一
職名
心理学部特任講師
くまがや まちの灯り
実行委員会代表
シンガー・ソングライ
ター
名誉教授
サッカー部コーチ
社会福祉学部教授
- 40 -
タイトル
仲良くなれる人、仲良くなれない人 -
仲良くなるにはどうしたらいいかな?
みんなで考えてみよう!
午前:くまがやまちの灯り ダンボール
ハウスの作成
午後:シンガー・ソングライター森圭一
郎さんのライブに参加
川の話
A コース:サッカーが上手になるには
B コース:埼玉の偉人
(5)心理臨床センター
①心理臨床センターの活動状況
心理臨床センター
指導相談員(心理学部教員) 16 名
相談員
専任相談員
2名
非常勤相談員
4名
平成 22 年度に電話受付した新規申込 85 件のうち、38%が大学近
電話受付 85 件 隣居住者からの申込であり、来談経緯は 41%が病院・学校等の専
門機関からの紹介であった。
相談件数
平成 22 年度の延べ面接回数のうち、37%が大学近隣居住者との面
面接回数 967 回 接であった(下表参照)。当センターは地域のメンタルヘルスに
貢献することを目的としている。
(表)平成 22 年度 居住地別延べ面接回数
居住地
面接回数
品川区・大田区・目黒区・港区
371
東京都(上記の区を除く)
244
神奈川県
141
埼玉県
121
千葉県
56
その他の県
34
計
967
②心理臨床セミナーの実施業務
心理臨床セミナー
目的
日時・場所
1
テーマ
講師
日時・場所
2
テーマ
講師
日時・場所
3
テーマ
講師
実績
地域社会(心理臨床に携わる専門家)への貢献および修了生の卒後教育
平成 22 年 10 月 17 日(日)・立正大学大崎校舎 11 号館第 5A 会議室
「発達障害のソーシャルスキルトレーニング」
共立女子大学家政学部 岡田智 氏
平成 22 年 10 月 17 日(日)・立正大学大崎校舎 11 号館第 5A 会議室
「うつ病の復職プログラムにおける集団認知行動療法」
慶応義塾大学医学部 NTT 東日本関東病院 田島美幸 氏
筑波大学大学院人間科学総合研究科 NTT 東日本関東病院 岡田佳詠 氏
平成 22 年 10 月 23 日(土)・立正大学大崎校舎 9B15 教室
「事例検討会」
事例提供者 大工原美香(平成 19 年度修了生)
コメンテーター 中田洋二郎教授他、立正大学心理臨床センター相談員
上記 3 回で 66 名
③大学院生の実習指導
大学院生の実習指導
臨床心理士資格取得に必要な大学院生の実習および指導を心理臨床センター内で行
目的
う(内部実習)とともに、外部専門機関での実習(外部実習)に関わる連絡・調整を
行う。
面接
検査
集団面接 インテーク面接
陪席
観察
計
内部実習
実績(回)
232
167
14
7
260
61
741
医療機関
学校
保健所・社会福祉機関
産業系
計
外部実習
6
8
4
1
19
実績※
429
291
139
16
875
※上段:外部実習領域/中段:外部実習先機関数/下段:延べ実習回数
- 41 -
9.公開講座
講座名
主催
後援
会場
開催日
テーマ
講師
参加者等
1
2
3
4
講座名
主催
開催日
会場
テーマ
講師
参加者等
開催日
会場
テーマ
講師
参加者等
開催日
会場
テーマ
講師
参加者等
開催日
会場
テーマ
参加者等
「立正大学ケアロジーカレッジ~自分らしく、美しく生きるために」
立正大学
平成 22 年 10 月 2 日(土)
大崎キャンパス 石橋湛山記念講堂
ココロとカラダの最新エリカ・バイブル
エリカ・アンギャル氏(ミス・ユニバース・ジャパン公式栄養コンサルタント)
応募者数:1,201 人 参加者数:492 名
平成 22 年 10 月 16 日(土)
大崎キャンパス 11 号館 1171 教室
きれいが輝くセルフスキンケア
高橋理砂氏(ビューティーセラピスト。
『乙女美肌室』著者。本学 OG)
応募者数:383 人 参加者数:91 人
平成 22 年 11 月 6 日(土)
大崎キャンパス 9 号館 9B21 教室
自己へのケア、記憶のケア 傷を愛せる女(わたし)に
金井淑子氏(立正大学文学部教授。専門分野:女性学、ジェンダー研究)
応募者数:306 人 参加者数:127 人
平成 22 年 12 月 4 日(土)
大崎キャンパス 石橋湛山記念講堂
あなたはもっと輝ける~自分の魅力を引き出すイネスマジック~
イネス・リグロン氏(ビーティ&ファッションエキスパート)
& 板井麻衣子氏(2010 ミス・ユニバース・ジャパン)
応募者数:1,761 人
参加者数:574 人
講座名
主催
会場
実施期間
テーマ
講師
実施期間
テーマ
講師
実施期間
テーマ
講師
実施期間
テーマ
講師
「生きること・死ぬこと」
立正大学仏教学部
大崎校舎 1152 教室
平成 22 年 6 月 5 日(土)
生死輪廻 ―生まれかわる・死にかわる―
仏教学部教授 仲澤浩祐
平成 22 年 6 月 12 日(土)
日蓮聖人の書簡にみるある信徒の死
仏教学部教授 松村壽巖
平成 22 年 6 月 19 日(土)
自死・こころの死・生きるということ ―精神科医の立場から―
心理学部教授 西松能子
平成 22 年 6 月 26 日(土)
生きることは死ぬこと・死ぬことは生きること
仏教学部教授 庵谷行亨
講師
1
2
3
4
「立正大学第 91 回公開講座」
立正大学
熊谷市/熊谷市教育委員会/熊谷商工会議所
熊谷キャンパス アカデミックキューブ A101 教室
平成 22 年 6 月 13 日(日)
「自分らしく、チャレンジ!! ~オトタケ的教育論」
乙武洋匡氏(
『五体不満足』著者)
応募者数:1,201 人 参加者数:492 名
- 42 -
1
2
1
2
3
4
5
1
2
3
4
5
講座名
「「建学の日」仏教文化公開講座〈わたし〉にとっての仏像̶ はなさんと仏像を語る ̶」
主催
会場
実施期間
テーマ
講師
実施期間
テーマ
講師
立正大学仏教学部
石橋湛山記念講堂
平成 22 年 10 月 13 日(水)
「立正大学と人間力」
学長 山崎和海
平成 22 年 10 月 13 日(水)
<わたし>にとっての仏像-はなさんと仏像を語る
タレント はな、仏教学部教授 安田治樹、秋田貴廣、則武海源
講座名
主催
共催
会場
実施期間
テーマ
講師
実施期間
テーマ
講師
実施期間
テーマ
講師
実施期間
テーマ
講師
実施期間
テーマ
講師
「立正大学文学部公開講座」つながりあう― 様々な家族のすがたから―
立正大学文学部
品川区
立正大学大崎校舎 1151 教室
平成 22 年 10 月 6 日(水)
赤い「ち」と白い「ち」-古代の親子
文学部教授 三浦佑之
平成 22 年 10 月 13 日(水)
講座名
主催
会場
実施期間
テーマ
講師
実施期間
テーマ
講師
実施期間
テーマ
講師
実施期間
テーマ
講師
実施期間
テーマ
講師
「金融市場と資産運用」
経済学部
立正大学大崎校舎 1171 教室
平成 22 年 10 月 25 日
マーケットを知る~模擬取引〔シミュレーション・ゲーム〕
林康史教授
平成 22 年 11 月 1 日
債券投資・株式投資の見方・考え方
巾村和敏 氏
平成 22 年 11 月 8 日
不動産・REIT(不動産投資信託)市場の特徴と展望
植松丘 氏
平成 22 年 11 月 15 日
取引所の機能
渡辺好明 氏
平成 22 年 11 月 22 日
行動ファイナンス概説 メディアとマーケット情報
田村正之 氏、林康史教授
私らしく生きることを求めて-岡本かの子『老妓抄』『家霊』のなかの家族とジェンダー
立正大学文学部専任講師 生方智子
平成 22 年 10 月 20 日(水)
積みすぎた方舟「現代家族」のゆくえ-家族幻想・自立神話を超えて
文学部教授 金井淑子
平成 22 年 10 月 23 日(土)
機械と共に生きる!-つながる家族と多くの仲間
湘南工科大学非常勤助手 ALS 患者 舩後靖彦
平成 22 年 10 月 30 日(土)
人は人の中で人になる-重い障害のある人たちと歩いて
社会福祉法人十愛療育会理事長 日浦美智江
- 43 -
6
7
8
9
10
11
実施期間
テーマ
講師
実施期間
テーマ
講師
実施期間
テーマ
講師
実施期間
テーマ
講師
実施期間
テーマ
講師
実施期間
テーマ
講師
講座名
主催
共催
会場
実施期間
テーマ
講師
1
2
3
4
5
6
講座名
主催
会場
実施期間
テーマ
講師
実施期間
テーマ
講師
実施期間
テーマ
講師
実施期間
テーマ
講師
実施期間
テーマ
講師
実施期間
テーマ
講師
平成 22 年 11 月 29 日
コモディティ運用(農産物を中心として)
山下雅弘 氏
平成 22 年 12 月 6 日
ディスクロージャー(情報公開)と投資者保護
畠山久志 氏
平成 22 年 12 月 13 日
投資信託、ファンドマネジメントの最前線
田倉達彦 氏
平成 22 年 12 月 20 日
経済予測の実際
河野龍太郎 氏
平成 23 年 1 月 17 日
金融市場におけるコンプライアンス
山田正勝 氏
平成 23 年 1 月 24 日
オルタナティブ投資の潮流
安田伸樹 氏
「熊谷市中央公民館公開講座」
立正大学社会福祉学部
熊谷市中央公民館
熊谷市中央公民館
平成 22 年 10 月 1 日(金)~10 月 29 日(金)毎週金曜日
現代家族と福祉
安達映子准教授、大竹智准教授、清水海隆教授、村尾泰弘教授、溝口元教授
「立正大学熊谷キャンパス公開講座」総合テーマ -政権交代と私たちの暮らし-
地球環境科学部、社会福祉学部、法学部
立正大学熊谷校舎アカデミックキューブ 101 教室
平成 22 年 6 月 5 日(土)
私たちのとって政権交代が意味すること ~憲法学の視点から~
法学部講師 岩切大地
平成 22 年 6 月 12 日(土)
私たちにとって政権交代が意味すること ~行政学の視点から~
法学部教授 山口道昭
平成 22 年 6 月 19 日(土)
子育てをめぐる諸問題を考える -民主党の政策は有効か?-
社会福祉教授 矢澤圭介
平成 22 年 6 月 26 日(土)
貧困・失業・格差をどうするか ~国際比較の視点から~
社会福祉学部准教授 金子充
平成 22 年 7 月 3 日(土)
ダム建設と水中生物、そして私たちの暮らし方
地球環境科学部教授 渡辺泰徳
平成 22 年 7 月 10 日(土)
ダムの文化・水の文化
地球環境科学部教授 河野忠
- 44 -
7
8
9
10
11
12
1
2
3
実施期間
テーマ
講師
実施期間
テーマ
講師
実施期間
テーマ
講師
実施期間
テーマ
講師
実施期間
テーマ
講師
実施期間
テーマ
講師
平成 22 年 9 月 18 日(土)
福祉と財政 ~日本国はどうなるのか~
社会福祉学部教授 山口忠利
平成 22 年 9 月 25 日(土)
民主党政権と社会保障政策
社会福祉学部教授 渡部記安
平成 22 年 10 月 2 日(土)
防災と減災 ~「今後の治水対策のあり方の関する有識者会議」をふまえて~
地球環境科学部准教授 小松陽介
平成 22 年 10 月 9 日(土)
どうなる私たちの食生活 ~日本の農業の行く末を考える~
地球環境科学部特任講師 高田明典
平成 22 年 10 月 16 日(土)
私たちにとって先の参議院選挙が教える
名誉教授 鍋澤幸雄
平成 22 年 10 月 23 日(土)
私たちのとって政権交代が意味すること ~国際法学の視点から~
法学部准教授 永田高英
講座名
主催
共催
会場
実施期間
テーマ
講師
実施期間
テーマ
講師
実施期間
テーマ
講師
「心理学部公開講座」
心理学部
品川区教育委員会
立正大学大崎校舎 1151 教室
平成 22 年 10 月 2 日
だましの手口を見抜く
高橋尚也講師
平成 22 年 10 月 16 日
人に対する思い込み
上瀬由美子教授
平成 22 年 10 月 23 日
夫婦や恋人の間に潜む暴力
米田弘枝准教授
- 45 -
10.入試関係
(1)入試制度の多様化
入試制度については、受験生に AO 入試(プレゼンテーション入試)、公募制・指定校、特別入試、
一般入試、センター利用入試と多様な受験制度を与え受験機会を多く設定している。また、2 月前期
の一般入試では、昨年度に引き続き、より受験しやすい環境つくりを推し進め地区入試会場の充実(札
幌、仙台、新潟、高崎、大宮、横浜、静岡、福岡)に努めている。また、受験料優遇制度や成績優秀
者奨学金制度を設けており、受験生の立場にたった入学試験を行い、多様な入学者の確保に努めた。
その結果、平成 22 年度に実施した入学試験の定員充足率はおよそ 109.8%(募集定員 2,355 名、入
学者 2,586 名)となり、適切な定員確保を実現できた。
(2)入試広報の充実
受験生募集については、大学を紹介するパンフレット(アーチ・入試ガイドブック・まるわかり
BOOK・変わる立正大学・ポスター・受験生用講義案内・入試問題集・チラシ等)を用途に合わせて多
種制作し、受験生への配慮を実施。
また、オープンキャンパスへの増員増、入試実施時期の告知による志願者増を視野に入れた学園振
興プロジェクト(校名認知)と連携した広告を継続して実施した。特に、受験雑誌、交通広告、新聞、
入試相談会、WEB など多様な手段を活用し、オープンキャンパス告知、入試実施告知、大学改革など
を掲載した。高校訪問においては、重点地域を設定して実施した。その他、以下のイベント等を実施
した。
オープンキャンパス
高校教員対象入試説明会
高校訪問
入試広告の媒体
進学相談会・入試説明会
高大連携に伴う対応
大学見学者への対応
平成 22 年度は 6 月から延べ 12 日間開催し 9,152 名の参加者があった。東
日本大震災の影響で 3 月のオープンキャンパスは中止となったが、1 万人
近い人が本学を訪れていただいたのは、昨年のオープンキャンパスに全学
的行事なみの教職員を動員し、その対応が評価されたのではないかと思わ
れる。
大崎、熊谷、横浜、静岡、千葉、水戸、新潟、大宮、高崎で実施。258 校、
265 名の高校教員が参加した。また、大崎・熊谷以外の会場では受験生へ
の相談会も同時に開催した。
6 月~7 月・9 月~10 月・12 月の年間 3 回、全国各地、各回約 750 校を訪
問している。
受験雑誌、交通広告新聞、入試相談会、web を中心として、入試実施、地
区入試、大学改革、オープンキャンパスなどの実施を告知した。
平成 22 年度は 380 回、特に首都圏でのオーダーが多く、300 回以上と可能
な限り対応している。また、各学部教員による高校での出張授業にも対応
し、本年度は約 50 回の出張講義を行った。
髙大連携校からの要望に対応して大学学部・学科の説明や構内案内等を実
施。連携校からの高校生の受講も一部認めている。
高校からの依頼による団体および個人への説明、キャンパス案内を随時実
施している。
(3)学生・生徒応募状況
①応募者数
学校別
大学院
入学定員
応募者数
合格者数
181
209
124
大
学
2,355
18,143
5,789
合
計
2,536
18,352
5,913
- 46 -
備考
編入学試験は含まない。
②応募者数推移(編入学試験は含まず)
- 47 -
11.付属立正中学校・高等学校
(1)特色ある教育活動
①建学の精神の具現化
建学の精神を日蓮上人の人格と教えにおく仏教主義の学校として、「行学二道」を教育目標に
置き、日常生活や年間行事を通じて「明るい挨拶の励行」
「自ら学ぶ意欲を持たせる教育」
「一人
ひとりの個性と存在を認める思いやりの心と、自ら律することのできる精神力を持たせる教育」
を指針とし、宗教情操教育の中で心豊かな人格(親切・勇気・感謝)の心を大切に育成すること
を年間行事、日々の学校生活を通して実践した。
②生きた語学研修
国際社会で正しく自己主張ができ、世界の一員であることの自覚と自信を身につけるために、
中学 3 年生・高校 1 年生を対象に米国(サンディエゴ)でのホームステイを 7/25~8/17 間で実
施した。
コミュニケーション能力を高めるために中学 1 年生から中学 3 年生まで、少人数でのネイティ
ブスピーカーによる英会話授業を実施した。
(2)教育内容の向上
①中学・高校あわせて約 3000 時間に及ぶ補習を実施。この中には、成績不振者に対するものから、
基礎、応用力練成まで、高校 3 年生においては大学受験指導にいたるものや、漢字検定、英語検
定合格対策の補習をも含む。また、5 月から 9 月にかけてホームヘルパー2 級の資格を習得する
ための講習を実施した。
②7/20~7/22 まで 3 日間、高校 1 年生を対象にゴルフ、ウインドサーフィンの体育集中授業を実施
した。
③1/5~1/8 まで 4 日間、中学 2 年生を対象にスキー教室を実施した。
④進路指導対策の一貫として、中学 3 年生全員を対象に高校入試対策の補習を実施した。
⑤高等学校では、1 年生から志望する大学・学部を視野に入れ、2 年生で「文系クラス」、「理系ク
ラス」を設け、3 年生では効率的に学習が進められるように選択授業を充実させた。
(3)生徒募集対策
①広報活動の充実
塾の先生方対象の進学説明会を 9 月 2 日(木)に実施。平成 22 年度入試報告と来年度入試の
概要を説明。さらに、保護者・受験生対象の中学校説明会を 5 回、オープンスクール 3 回(同時
にミニ説明会開催)。入試問題解説会を 2 回実施。高等学校説明会を 3 回、平日の午後 5 時から
の高校イブニング説明会を 5 回実施した。
校外での説明会として、5/7「無限大」(品川・きゅりあん)・5/8「私立中学合同相談会」
(東京フォーラム)・8/21・22「私立中学高等学校進学相談会」(東京フォーラム)
・10/17
「池袋進学相談会」(サンシャイン文化会館)の他、塾・出版関係主催の「進学相談会」に
参加し、多くの受験生の個別相談に応じた。
②入学者勧誘対策
2/13 中学合格者対象のウエルカムパーティーを開催し、手続き締め切りの 2/15 までの間に合
格者全員に電話勧誘、および入学相談に応じる。
③高校入試制度の変更
外部募集を 50 名から 60 名に増員し、推薦入試と一般入試を実施。推薦入試にポイント制を、
一般入試に併願優遇入試を導入。さらに、一般入試を 2/10 及び 2/11 の 2 回実施し、入学者の拡
大図る。その結果として、応募者 126 名(前年度 44 名)となり、66 名(前年度 31 名)が入学。
高校 1 年入学者数は内申生と合わせて 237 名となった。
- 48 -
④応募者数
学校別
入学定員
応募者数
合格者数
高等学校
300
297
286
中学校
200
1,349
317
合
500
1,646
603
計
備考
付属立正中学校を含む。
⑤応募者数推移
(4)馬込移転計画に関する事項
学内の「将来構想検討委員会」を中心に教育目標、カリキュラム、運営方式などの教育的要求事項
や生徒の学習生活の実態などを把握した基本構想を検討。今後さらに検討を重ね、具体的指針の確立
を目指す。
建設に関しては、「立正大学付属立正中学校・高等学校馬込キャンパス建設計画」に沿って、大学
学園と中高がさまざまな角度からタスクホース会議を通じて検討、協議した。また中高学内でも、そ
れを基に全教職員と数回にわたりヒアリングを実施し、理想的な学校建築を目指し意見の交換の場を
持った。
- 49 -
12.キャンパス環境整備事業
副都心として再開発著しい大崎に位置する都心型キャンパス(大崎キャンパス)と、埼玉県北部で初の
二十万人都市となった熊谷市にある郊外型キャンパス(熊谷キャンパス)において、双方のキャンパス特
性を踏まえたソフト・ハードの両面からの環境整備を継続して実施した。
平成 22 年 6 月末に、熊谷キャンパスの再開発事業(第一期工事)が完了した。
(1)大崎キャンパス整備事業
「大崎キャンパス」にあっては、限られたスペース内での学生アメニティ空間の改善策やバリアフ
リー対策、さらに 4 号館地下の改修工事などを実施した。
また平成 21 年 2 月 27 日に本契約を締結した東京都交通局馬込車両工場跡地(19,959.78 ㎡)につ
いては、付属立正中学校・高等学校の移転事業として、今年度は実施設計を進めながら、施工業者の
選定作業を行った。選定委員会の発足、当委員会の検討・審議、役員会・理事会での厳正な審議を経
て、施工業者として鹿島建設(株)を選定し、同社との契約締結に至った。
なお、付属立正中学校・高等学校の移転後の大崎キャンパスの再配置計画については、平成 23 年
度には、学部要望などを取り入れながら、立正大学の将来構想に基づく大崎校舎の再配置計画に臨む。
事業名「キャンパス整備に関すること」
昨年に引き続き学生のキャンパスアメニティ空間の向上を目的とした整備を実施した。
平成 22 年度は食堂業者が「銀座スエヒロ」に代わり、安価で美味しい食事を学生に提供
出来るよう、特に看板であるステーキを焼くための設備を新たに厨房に導入した。また、
トークパレット内の使用されなくなった麺コーナーを利用し、近年の学生のニーズに応え
るべく軽食と飲料が買えるコンビニ風の店舗に改装を行った。
また、学内にある旧式トイレの改善要望が寄せられている事から、平成 22 年度は学生
の利用が最も多く外部利用者も多数利用する、トークパレット横にある男女トイレ及び隣
接する多目的トイレを、明るくて入り易くバリアフリーにも配慮した機能的なトイレに造
り替えた。その際、女性の意見を取り入れたパウダーコーナー、フィッテングボードを新
たに設置した。今後とも旧式のトイレを中心に順次更新を行っていく予定である。
その他、4 号館地下 1 階にある心理臨床センターおよび心理学部実験・実習室等の環境
が良くない(青カビの臭いがする)との指摘があり改善を行った。
工事は地下 1 階エリアの広範囲に及ぶ為、2 回に分けて工事を実施した。部屋によって工
事内容は若干異なるが、カーペットの張替え、天井と壁の塗装、吸湿効果のある壁材への
張替え、除湿機の設置、エアコン機器の交換及びクリーニングの実施により、環境改善を
行った。また、廊下部の壁面についても再塗装を行い明るい空間に生まれ変わった。
事業名「付属立正中学校・高等学校移転後の大崎キャンパスの再配置計画」
大崎キャンパス既存建物(4,7,8,9,10,12 号館)の現況と将来の再配置を踏まえ、その
可能性を探る為の基礎的な資料を得ることを目的とし、平成 21 年度に㈱佐藤総合計画に
調査委託を行い実施をした既存建物(4,7,8,9,10,12 号館)の調査結果の中間報告がまと
まり、その成果として物調査報告書(中間報告書)を年度当初に受領した。
その調査結果によれば、「調査によって見受けられた劣化及び不具合は、概ね竣工後の
経年変化による劣化に起因するものであり、竣工後、20 年以上経過した建物は、建物の延
命を図る意味で、改修工事が望まれる。但し、4 号館は、建物全体の防水性能が低下して
いるほか、耐震性が不足しており緊急的な対応が望まれる。」との見解である。
平成 22 年度は、この調査報告を受けて、再配置基本計画案作成に係る懸案事項の諸検
討を行った。特に今回の調査により、4 号館の耐震補強問題は喫緊を要する事項である事
が改めて再認識されたので、4 号館を今後どうするかが、大崎再配置計画を作成する上で
の重要なポイントとなる事から、先ず 4 号館を改修(耐震補強含む)をして将来も使用し
続ける場合と 4 号館を建替えた場合での比較シミュレーションを行う事にした。
その結果、改修した場合の費用は建替えた場合の 4 割程度で納まるが、建物自体の耐用
年数が迫っており、机上の理論ではあるが今後 15 年程度しか使用に持たず、長期に渡る
使用を考えれば、建替えを行った場合の方が懸命との結論に至った。また、建替えを行っ
- 50 -
た場合のメリットとして使用目的にあった比較的自由な設計が可能となる点が挙げられ
る。逆にデメリットとしては工期の長期化、工事車両の通行方法などの問題が挙げられる。
以後、シミュレーションの結果に基づいて、4 号館を建替えて再配置を行う方向での検
討段階に至っている。現在、4 号館を建替える場合の工事車両の搬入路の確保、4 号館建
替え中の代替教室の確保が可能かどうか等の検討を行っている。
事業名「ESCO利用による省エネ工事」
本学では、これまで国の省エネ法や東京都の条例に対応すべく、省エネルギー推進委員
会の下で、空調温度設定の見直しや夏季のクールビズに代表される省エネ対策を実践し、
エネルギーの使用削減に努めてきたが、東京都から課せられた年平均 8%の削減義務を達
成するには、更なる大幅な省エネルギー対策が必要となる。
既に実践してきた空調温度設定の見直しなどによる省エネ対策には限界が来ており、こ
れ以上、教育環境の質を低下させる訳にはいかないとの判断から、大規模な省エネ改修工
事を行う事にした。
費用対効果を踏まえつつ、最も基準の厳しい東京都から課せられた年平均 8%のエネル
ギー削減義務を確実に達成する為に、ESCO(※1)事業者の協力により省エネ工事を実施す
る事にした。
工事の内容は下記の①~⑪である。
①外灯照明の高効率化
②教室・事務室の天井照明器具交換
③窓に日照調整用フィルム貼付 ④中高体育館照明の高効率化
⑤中高プール照明の高効率化
⑥空調機の外気量制御
⑦空調機の変風量制御
⑧熱源機の更新と追加
⑨トランスの遊休化
⑩熱源機械室換気ファンの間欠運転制御
⑪冷却水ポンプの変流量制御
[ 工 事 費 総 額 ]\116,859,500 円(税込)※フィルム貼付工事含む
[ 補 助 金 ]
①国土交通省「平成 22 年度建築物省エネ改修推進事業補助金」\17,965,000 円
②東京電力㈱「環境配慮型高効率熱源機導入支援制度(空調分野)」\1,890,000 円
[ E S C O 事 業 者 ]日本ファシリティ・ソリューション株式会社
[ 空調電気工事 ]高砂熱学工業株式会社
[ 照 明 工 事 ]サナーエレクトロニクス株式会社
[ フィルム工事 ]東京エネシス株式会社
(※1)ESCO サービスとは、ESCO 事業者は顧客に対し、建物のエネルギー診断をはじめ、事業
の導入に必要な設計・施工、事業資金の調達、省エネルギー効果の保証および導入設備
の保守・運転管理等、包括的なサービスを複数年にわたって提供する。
(2)熊谷キャンパス整備事業
平成 22 年 6 月末に、熊谷キャンパスの再開発事業(第一期工事)の最終工事として、自然との親和
性を与えるような「外構部分(水路や森のゾーン作りなど)」を完工させた。またユニデンスC館な
ど一部小規模な既存校舎の改修工事を実施、そしてその他の既存校舎についての改修工事などの検討
に入った。
熊谷キャンパスは、平成 22 年 6 月末を以って、一連の工事が終了し、平成 19 年 5 月の着工以来、
3 年と 1 ヶ月の長期に亘る再開発事業は完了した。
平成 21 年 3 月に竣工した「アカデミックキューブ」、
「メディアフォレスト」、
「スポーツキューブ」
に続き、第一期工事Bとして旧 1 号館の改修工事に加え、快適なアメニティ空間創りにも取り組んだ。
旧 1 号館は、昔の面影や風景を残し、卒業生がほっとする空間を保存する目的で、現在の基準に適応
した耐震性の向上やアスベスト除去、最新の空調や照明設備を導入し、キャンパスの新たな「顔」と
して「ゲートプラザ」に再生された。
新たなキャンパスのシンボルとしてゲートプラザの南側には、東西に流れる修景池を造り、ビオト
ープとしての役割を果たしている。修景池の脇には、既存の樹木を利用した森のゾーンを整備し、身
近に自然と触れ合えるよう木製の散策路を設え癒しのリフレッシュ空間を創造した。
- 51 -
大学正門からアカデミックキューブに至る広大なスペースにはインターロッキングを敷きつめ、多
彩なイベントにもマッチングした様相になった。さらにキャンパス内に「スポーツ広場」、
「ウッドデ
ッキ広場」、
「水の広場」
、
「中央広場」といった学生が気軽に集える憩いの場を設けている。バリアフ
リー化にも配慮し、点字ブロックの設置や校舎内部だけでなく校舎間の動線上にある段差の解消に努
めた。また、バス発着所から校舎まで屋根付き通路を設置し、傘をささずに校舎へ行くことができる。
このように、再開発事業に伴う新たな校舎等の整備によって、教育、研究機関としての施設環境は
新たなステージへと進化した。
事業名「キャンパス整備に関すること」
・熊谷キャンパス再開発事業
平成 22 年度は、再開発事業の最終工事として、18 号館解体工事、水路・修景池工事、
その他外構整備工事(キャンパスプラザ、水の広場、エントランス他)が完工した。
・ユニデンスAB館居室電気錠改修工事
学生各個室および建物出入口の電気錠システムのリニューアルを実施した。
・既存校舎の用途変更・改修
強化クラブの寄宿舎のあり方について検討を行い、平成 22 年度は 26 号館(旧日蓮宗熊
谷学寮)改修工事を実施。サッカー部の寄宿舎として使用が開始された。また、7 号館の
一部を子育て支援センターとして改修し、平成 23 年度より使用が開始される。
・緑地管理に関すること
平成 22 年 12 月の現地審査を経て、平成 23 年 2 月、熊谷キャンパスは、財団法人都市
緑化基金の SEGES(社会・環境貢献緑地システム)において、
「Excellent Stage3」の認
定を取得。昨年度の「Excellent Stage2」に対し 1 ランク昇格となった。引き続き、自
然と共生できるキャンパスを目指して、教育環境の向上を推進していきたい。
(3)立正大学付属立正中学校・高等学校馬込キャンパス整備事業
事業名「立正大学付属立正中学校・高等学校馬込キャンパス建設事業」
平成 22 年度からは「実施設計」がスタートし、建築に関わる発注図(建築工事図、電
気工事図、外溝図、機械設備図)、平面図の作成等を行った。新たに ICT 勉強会もスター
トした。平成 23 年 3 月には 6 月からの本体工事着工を目指し、開発許可申請の準備に至
っている。
工事を進める上で 10 月 28 日に工事請負業者として鹿島建設株式会社に発注を行った。
11 月 2 日に地元住民に向けた「計画説明会」を、12 月 20 日には条例に基づく「計画・工
事説明会」を実施した。平成 23 年 1 月からは「擁壁撤去・土壌汚染対策工事」を実施し
た。
(4)省エネルギー対策
平成 22 年度からは、国の省エネ法が改正され、従来、事業所単位(大崎、熊谷単位)でのエネル
ギー管理から、事業者(学園)全体でのエネルギー管理に規制体系が変わり、学園全体としてエネル
ギー使用の削減が求められることになった。
平成 22 年度も昨年度と同様に、大学・中学校・高等学校の教職員からなる省エネルギー推進委員
会の下、学園全体が一丸となって、クールビズやウォームビズを始めとした、一層の省エネルギー推
進、地球温暖化防止に努めた。
熊谷キャンパスではエコキャンパスを意識した再開発工事が現在進行しており、平成 22 年度につ
いては既存の建物における大規模な省エネ改修工事は実施しないが、大崎キャンパスに於いて年 8%
削減を目指した省エネ改修工事を実施し、学園全体としてのエネルギー消費を削減していくことで国
の改正省エネ法に対応した。
①大崎キャンパス
東京都の条例により平成 22 年度から、
「特定地球温暖化対策事業所」としての指定を受け、大
- 52 -
崎キャンパスのエネルギー使用量を第一計画期間(平成 22~26 年度)に於いて基準値より CO2
排出量換算で年平均 8%削減する義務を負った。
本学では、これまで国の省エネ法に対応すべく年平均 1%のエネルギー削減を目指し、省エネ
ルギー推進委員会の下、空調温度設定の見直しや夏季のクールビズに代表される省エネ対策を実
践し、エネルギーの使用削減に努めてきたが、東京都から課せられた年平均 8%の削減義務を達
成するには、更なる大幅な省エネルギー対策が必要となった。
従来実践してきた空調温度設定の見直しなどによる省エネには既に限界が来ており、費用対効
果を踏まえつつ、平成 22 年度は設備面での省エネ改修工事を実施し、
「第二種エネルギー管理指
定工場」(原油換算で年間使用量が 1,500kL 以上、3,000kL 未満)対象外の事業所になるよう本事
業を開始した。
②熊谷キャンパス
大学では初めての SEGES(社会・環境貢献緑地評価システム)の認定、そして今回は関東電気
協会から「電力使用合理化最優秀賞」を授賞したエコキャンパスとして、自然との共生、地球環
境の保全、自然エネルギー(含む、太陽光発電)と従来の供給エネルギーとの融合を図りながら、
キャンパス全体のビル管理システムの下、キャンパスの維持・保守管理を進めている。
事業名「エネルギー管理に関すること」(学園と大崎)
平成 22 年度は省エネ法が改正され、従来のキャンパス単位のエネルギー管理から、熊
谷校舎、研修所を含む学園全体でのエネルギー管理による省エネ推進を行う必要性が生じ
た。更に、従来の実務者レベルから役員クラスの参画によるトップダウン型式での省エネ
推進が求められている。本学に於いては既に法改正を睨んで整備された「エネルギー管理
規定」と「省エネルギー推進委員会」が有り、その下で対応を行う事が出来た。
11 月に「定期報告書、中長期計画書、温帯法関係」の書類を提出した結果、学園全体の
エネルギー使用量は 3,116kL/年(原油換算による平成 21 年度の使用量)となった。今後、
毎年、この値から 1%以上のエネルギー使用の削減を求められる事になる。
一方、大崎校舎では、東京都の環境確保条例の改正により平成 22 年 4 月から新たに「特
定地球温暖化対策事業所」として指定を受ける事になった。条例に従って、9 月に第三者
検証機関による大崎校舎の過去 3 年分のエネルギー使用状況の監査を受け、東京都に基準
排出量等の届出を行った。その結果、大崎校舎の基準排出量は CO2 換算で 2,619t となり、
8%の削減義務率を課せられる事になった。平成 22~26 年度の第一計画期間において、こ
の基準排出量(2,619t)をベースにして、毎年平均 8%(209t)の削減が求められている。
そして 11 月には、今後本学が条例により課せられた削減義務を果たすべく、如何に省エ
ネルギーを推進していくかを記した「地球温暖化対策計画書」の届出を行った。
東京都の条例により課せらた年平均 8%の削減義務を果たすべく、その対策として平成
22 年度、ESCO 事業による大規模な省エネ改修工事を実施して対応を行うことにした。
<学内省エネ推進の経緯>
・省エネルギー推進委員会開催(7 月 5 日熊谷にて開催)
・夏季のクールビズ実施(6 月 1 日~9 月 30 日)
・大崎キャンパス省エネ改修工事(6 月 10 日~9 月 22 日)
・熊谷キャンパス図書館閲覧室照明改修工事(8 月)
・大崎キャンパス省エネ勉強会(ESCO 事業報告含む)(10 月から毎月定例)
・「退室時照明・空調スイッチ off」の省エネ推進ポスターを教室に掲示(10 月)
・冬季のウォームビズ実施(12 月 1 日~3 月 31 日)
・3 月 11 日東日本大震災発生による節電対策実施(3 月 14 日~)
事業名「エネルギー管理に関すること」(熊谷)
熊谷校舎は、平成 21 年度のエネルギー使用実績が 1,500kL/年(原油換算)を下回ったた
め、今年度は第二種エネルギー管理指定工場の指定から外れた。しかしながら、平成 22
年度は猛暑の影響で、1,500kL/年(原油換算)を超過する見込みであるため、平成 23 年度
は省エネ法および埼玉県条例の法規制の対象となる。このため昨年度同様、管理標準によ
る管理を継続し、省エネに努めた。
また、平成 22 年度も平成 21 年度同様、大崎管財課と共同で、省エネルギー推進委員会
- 53 -
を開催し、委員会において、活動方針、エネルギー使用量等の議論を行った。なお、熊谷
校舎おいて、具体的な省エネに関する活動を以下に列挙する。
・クールビズ、ウォームビズの実施
・BEMSを用いたエネルギー解析
・図書館閲覧室照明改修工事
平成 22 年 8 月、当該室内の老朽化した照明設備を、再開発で建設した新校舎と同様の
HF型蛍光灯に改修した。
また、デマンドコントロールの運用を開始した。中央監視設備で一日における電力の推
移をモニタリングしながら電力のピークをカットするように各設備を運転・調整した。今
後、ピーク電力を下げることで電気料金の低減が期待できる。
13.重要な契約
契約名「立正大学付属立正中学校・高等学校馬込キャンパス建設工事」
契約相手方
鹿島建設株式会社
契約日
平成 22 年 10 月 28 日
契約期間
平成 23 年 1 月 1 日~平成 24 年 12 月 20 日
契約金額
\4,924,500,000 円
その他
工事場所:東京都大田区西馬込一丁目 27 番 1、22 及び 34 番 21
14.当年度の主な設備の取得状況
(教育研究用機器備品)
摘要
ゲートプラザ AV 機器(リース)
金額(円)
摘要
金額(円)
64,071,000 コピー(複合)機
2,518,780
大崎 11 号館入退館管理ゲート
8,820,000 液晶テレビ・スタンド
2,250,411
パソコン
7,113,538 ID カード発行機
1,965,794
エアコン
4,924,525 仏像彫刻
1,912,500
閲覧用机・椅子
3,579,000 プロジェクタ
1,250,170
15.監査の状況
独立監査法人
指定有限責任社員・業務執行社員
新日本有限責任監査法人(東京都千代田区)
公認会計士
- 54 -
3名
〔Ⅲ〕財務の概況
1.財務の概況
(1)消費収支計算書について
平成 22 年度消費収入総額(帰属収入)は 15,119 百万円で対前年度比 592 百万円 3.8%減となった。
これは、主として資産運用収入が減少したことによるものである。帰属収入から組入れる基本金は
1,108 百万円で対前年度比 221.2%増となったが、これは土地借入金返済に伴う基本金組入れ増なら
びに大崎校舎施設設備拡充計画に基づき、新たに今年度より 500 百万円組入れることによるものであ
る。これに対して、消費支出は 13,974 百万円で対前年度比 49 百万円 0.4%増となり、これは主とし
て、減価償却額などが増加したことによる。この結果、平成 22 年度消費収入超過額は 37 百万円とな
った。
(2)貸借対照表について
平成 22 年度末の貸借対照表資産の部の資産総額は 85,741 百万円で対前年度比 344 百万円の増とな
った。これは、流動資産増加(現金預金など)によるものである。負債総額は 11,868 百万円で対前
年度比 801 百万円減となったが、これは主に馬込キャンパス校地取得に伴う借入金返済による長期借
入金の減少によるものである。基本金は 86,061 百万円で対前年度比 1,108 百万円増となった。これ
は、主に第1号基本金(熊谷キャンパス再開発事業計画工事および馬込キャンパス開発事業計画工事
に係る当該資産への組入れ等)、第2号基本金組入れ計画に基づく組入れ増加によるものである。こ
の結果、翌年度繰越消費支出超過額は 12,188 百万円となった。
2.経年比較
(1)消費収支計算書
①消費収入の部
(単位:百万円)
科
目
平成 18 年度 平成 19 年度 平成 20 年度 平成 21 年度 平成 22 年度
学 生 生 徒 等 納 付 金
12,155
11,828
11,488
11,391
11,321
手
数
料
430
374
372
366
407
寄
付
金
192
187
184
162
176
補
助
金
1,512
1,338
1,455
1,480
1,450
入
2,248
2,946
2,676
1,416
938
他
953
855
832
896
827
資
産
運
そ
用
収
の
帰
属
収
入
合
計
17,490
17,528
17,007
15,711
15,119
基
本
金
組
入
額
-3,576
-4,663
-2,589
-345
-1,108
消
費
収
入
合
計
13,914
12,865
14,418
15,366
14,011
②消費支出の部
(単位:百万円)
科
目
人
費
7,063
6,874
6,918
7,080
7,086
費
4,377
4,766
4,932
5,074
5,055
費
1,624
1,522
1,584
1,601
1,640
他
304
28
16,417
170
193
計
13,368
13,190
29,851
13,925
13,974
当年度消費収入超過額
545
-325
-15,433
1,441
37
教
件
平成 18 年度 平成 19 年度 平成 20 年度 平成 21 年度 平成 22 年度
育
管
研
理
そ
消
究
経
経
の
費
支
出
合
- 55 -
(2)貸借対照表
①資産の部
(単位:百万円)
科
目
平成 18 年度 平成 19 年度 平成 20 年度 平成 21 年度 平成 22 年度
固定資産
63,212
66,994
78,974
78,687
77,865
有形固定資産
27,126
30,315
39,635
39,010
38,381
土
地
6,470
6,470
13,219
13,219
13,216
建
物
17,692
16,939
22,260
21,963
20,657
構
築
物
1,111
1,099
1,130
1,669
2,395
教 育 用 機 器 備 品
671
558
792
1,033
817
図
書
887
848
813
780
755
そ
の
他
295
4,401
1,421
346
541
その他の固定資産
36,086
36,679
39,339
39,677
39,484
減価償却引当特定資産
15,282
15,899
16,542
16,867
17,573
第 3 号基本金引当資産
7,780
9,744
9,744
9,856
9,856
教育施設拡充引当資産
10,695
8,793
5,803
5,549
5,269
退職給与引当特定資産
2,214
2,149
2,098
2,040
1,977
そ
の
他
115
94
5,152
5,365
4,809
流動資産
25,699
25,349
4,690
6,710
7,876
現
金
預
金
8,113
3,806
3,555
4,957
5,781
有
価
証
券
16,760
21,070
583
1,246
1,660
そ
の
他
826
473
552
507
435
資産の部合計
88,911
92,343
83,664
85,397
85,741
②負債の部
(単位:百万円)
科
目
平成 18 年度 平成 19 年度 平成 20 年度 平成 21 年度 平成 22 年度
固定負債
4,427
4,293
8,535
8,138
7,414
金
0
0
4,350
3,882
3,298
退 職 給 与 引 当 金
4,427
4,293
4,185
4,071
3,954
0
0
0
185
162
5,037
4,265
4,187
4,531
4,454
金
0
0
150
468
585
長
長
期
期
借
未
入
払
金
流動負債
短
期
借
入
未
払
金
1,391
674
666
566
524
前
受
金
3,390
3,293
3,085
3,212
3,104
そ
の
他
256
298
286
285
241
9,464
8,558
12,722
12,669
11,868
負債の部合計
③基本金の部
科
目
第
1
号 基 本
第
2
号 基 本
第
3
号 基 本
第
4
号 基 本
基本金の部合計
(単位:百万円)
金
金
金
金
平成 18 年度 平成 19 年度 平成 20 年度 平成 21 年度 平成 22 年度
58,044
62,645
68,224
68,711
70,099
10,695
8,793
5,803
5,549
5,269
7,780
9,744
9,744
9,856
9,856
837
837
837
837
837
77,356
82,019
84,608
84,953
86,061
- 56 -
④収支差額の部
(単位:百万円)
科
目
翌年度繰越消費収入超過額
消費収支差額の部合計
負債の部、基本金の部及び
消 費 収 支 差 額 の 部
平成 18 年度 平成 19 年度 平成 20 年度 平成 21 年度 平成 22 年度
2,092
1,766
-13,666
-12,226
-12,188
2,092
1,766
-13,666
-12,226
-12,188
88,911
92,343
83,664
85,397
85,741
(3)消費収支計算書関係比率
比
率
算
1
人 件 費 比 率
2
人 件 費 依 存 率
3
教育研究経費比率
4
消 費 支 出 比 率
5
消 費 収 支 比 率
6
学生納付金比率
7
補 助 金 比 率
8
基本金組入比率
9
帰属収支差額比率
式
人件費
帰属収入
人件費
学生生徒等納付金
教育研究経費
帰属収入
消費支出
帰属収入
消費支出
消費収入
学生生徒等納付金
帰属収入
補助金
帰属収入
基本金組入額
帰属収入
帰属収入-消費支出
帰属収入
平成 18
年度
%
40.4
平成 19
年度
%
39.2
平成 20
年度
%
40.7
平成 21
年度
%
45.1
平成 22
年度
%
46.9
58.1
58.1
60.2
62.2
62.6
25.0
27.2
29.0
32.3
33.4
76.4
75.3
175.5
88.6
92.4
96.1
102.5
207.0
90.6
99.7
69.5
67.5
67.5
72.5
74.9
8.6
7.6
8.6
9.4
9.6
20.4
26.6
15.2
2.2
7.3
23.6
24.7
-75.5
11.4
7.6
平成 18
年度
%
10.6
平成 19
年度
%
9.3
平成 20
年度
%
15.2
平成 21
年度
%
14.8
平成 22
年度
%
13.8
30.5
32.8
47.4
45.7
44.8
510.2
594.4
112.0
148.1
176.8
239.3
115.6
115.3
154.3
186.2
(4)貸借対照表関係比率
比
率
算
1
総 負 債 比 率
2
有形固定資産比率
3
流
4
前 受 金 保 有 率
動
比
率
式
負債総額
資産総額
有形固定資産
総資産
流動資産
流動負債
現金預金
前受金
- 57 -
3.資金調達の状況
(1)借入金の状況
(単位:円)
借 入 先
私立学校振興・共済事業団
東 京 都 私 学 財 団
計
期首残高
当期借入額
当期返済額
期末残高
2,350,000,000
0
350,000,000
2,000,000,000
2,000,400,000
1,200,000
117,846,000
1,883,754,000
4,350,400,000
1,200,000
467,846,000
3,883,754,000
(2)寄付金の状況
(単位:円)
寄付金受入先
大
日 蓮 宗
新入生父母
140 周年寄付金
立正エンタープライズ株式会社
仏教同窓生・寺院(仏教学部指定)
そ の 他
現物寄付金
合
計
学
69,500,000
11,200,000
50,494,900
3,465,000
6,611,250
1,600,000
10,464,459
153,335,609
(3)学校債の状況
発行していない。
- 58 -
中学校
高等学校
3,000,000
13,500,000
5,019,100
385,000
0
1,000,000
14,390
22,918,490
合
計
72,500,000
24,700,000
55,514,000
3,850,000
6,611,250
2,600,000
10,478,849
176,254,099
〔Ⅳ〕当面の課題
立正大学学園として、法人側からみた改革、大学からみた改革、学部・学科並びに研究科からみた改
革、さらに付属立正中学校・高等学校からみた改革を同時並行的に、かつ整合性をもって進めていかな
ければならない。しかしながら、継続的な課題、新たな改革への課題などが山積しているのが現実であ
る。
平成 22 年度末現在、立正大学学園の喫緊の課題や懸案事項として、以下のような事柄を指摘するこ
とができる。
(1)継続的な主な諸課題
①大学基準協会による自己点検・評価の勧告・改善・助言等指摘事項への対応
②教養教育の充実と教学改革の推進と、不断の FD 活動への取り組み
③入口・出口戦略の有効的な対応と外部諸要件に対する迅速な対応
・入試政策の充実化
・職業教育・キャリア教育の義務化、国際化・グローバル化への対応
・教育情報の公表の義務化への積極的な対応
④中高大連携の推進と、
「付属中高入試制度」の実施とフォローアップ
⑤大崎・熊谷両キャンパスの整備、並びに付属立正中学校・高等学校・馬込キャンパスの建設
⑥財務の安定性・信頼性の確保等への対策
⑦事務組織改革と危機管理・内部統制課題など運営組織体制の再整備と、USR(University Social
Responsibility)への対応
⑧学園振興政策プロジェクトの継続(平成 21 年から 5 年間)
⑨140 周年勧募事業の推進
なお大学基準協会より指摘された主要三点、
「学生の受け入れ」
「教員組織」、
「自己点検・評価への
取り組み」に関しては、今年度は昨年度と同様、以下のような状況になっている。
(a)基準を超えないチェック体制を構築し、「学生の受け入れ」に関しては、8 学部とも大学基準
協会の基準内で受け入れている。
(b)
「教員組織の専任教員数」に関しては、専任教員数は既に設置基準数を上回っており、教員数
の充足のための学内基準(全体枠とその採用に関するガイドラインなど)については、大枠
において学内合意が図られている。
(c)「自己点検・評価に対する不断の取り組み」として、平成 21 年度に設置した「自己点検・評
価/FD 推進室」の下での学内体制の整備とともに、来年度に「外部評価委員会」を立ち上げ、
本学にあっても第三者評価を取り入れていく。なお平成 22 年度の自己点検評価報告書は、5
月末に発刊する予定である。
(2)平成 22 度からの新たな諸課題
①「中長期的な立正大学のグランドデザイン」作りへの取り組み
・中教審答申などの対応を踏まえた、「人間に関する総合大学」としての教学改革のフレーム作り
と立正大学スタンダード作り
・大学全体の枠組みの中での柔軟な取り組み/組み換えによる研究科や学部・学科改革の推進
・2 キャンパス(大崎、熊谷)による住み分け、並びに両キャンパス双方の効果的相乗りとシナジ
ー効果を発揮できる学事改革への取り組み
・規模の経済性・範囲の経済性・連結の経済性などを考慮したスキーム作り
②学園のガバナンスのあり方
・教学と法人との有機的連携
・学園財政の責任主体である大学・学部、そして中高が、その応分の責任を負担している実態を踏
まえた健全な学園運営の仕組みづくりとその運営形態
・私立大学法の改正に見られる「内部統制課題」や、東日本大震災などに見られる危機管理体制
- 59 -
③馬込土地取得に伴う付属立正中学校・高等学校・馬込キャンパス建設事業(実施設計から施工工
事へ)と、付属立正中学校・高等学校の馬込キャンパス移転後の「1,400 人~1,500 人規模」の
生徒数の確保
④付属立正中学校・高等学校の移転後の大崎校舎の再配置計画のための現状調査と再配置計画
⑤産官学連携の推進と総合研究機構の統廃合による「研究推進・地域連携センター」の開設に伴う
有効的かつ効果的な運営
⑥学園振興政策プロジェクトの再検討
など
以上
- 60 -
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