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資料ver2 - 秋田県医師会

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資料ver2 - 秋田県医師会
平成26年度第7回医報編集委員会
次
第
日時
平成26年10月28日(火)
場所
午後7時30分
秋田県医師会館 会議室
1.開 会
2.挨 拶
3.報 告
4.協 議
(1)11月15日号、12月1日号の編集について
資料1、2
(2)座談会について
資料3
(3)その他
資料4
5.閉 会
平成26年度
No.
号
締切
巻頭言
(2400字)
1443 4月1日
〆3/15 小山田会長
1444 4月15日
〆4/1 高橋理事
1445 5月1日
1446 5月15日
〆4/15 五十嵐常任理事
〆5/1 奥山理事
郡市医師会報点描
『美味礼賛』から;石田晋
之介
私の理想の死;小泉亮
面接の感想;朝倉健一
糖質制限食;工藤研二
後発品;伊藤久美子
1448 6月15日
〆6/1 長谷川理事
ワンポイントアドバイス;
佐々木範明
1449 7月1日
〆6/15 佐藤常任理事
湖東総合病院Now;中鉢明
彦
1450 7月15日
〆7/1 小山田会長
ロボットのいる人間社会;
佐々木静一郎
1451 8月1日
〆7/15 坂本副会長
1452 8月15日
〆8/1 西成副会長
1453 9月1日
〆8/12 小笠原理事
相棒;小林真
自作パソコン;柴田忍
鉄子の誓い;豊田知子
営農三十三年;木曽典一
さらば寝台特急;作左部昇
柳谷委員
新秋田県立美術館;荒井嗣 山菜四天王;齋藤宏文
上小阿仁村に来て;柳一雄
開業9年目で思う;楊国隆
ことば;孫七狸
安岡委員
外川亮(山本組合
_研修医2年目)
由利本荘市周辺の観光地に
ついて;松田武文
吉田達哉(市立秋
田_消化器内科)
シリーズフェチの告
白;加藤倫紀
〆1/15 大山常任理事
1464 2月15日
〆2/1 長谷川理事
1465 3月1日
〆2/15 小泉常任理事
1466 3月15日
〆3/1 三浦理事
伊藤委員長
岩崎副委員長
鬼塚裕美(秋田厚
生_初期研修2年
目)
後藤委員
柳谷委員
田中菜摘子(中通
_2年目研修医)
1461 平成27年1月1日
〆12/15 小山田会長
1463 2月1日
井田理事
佐藤常任理事
1459 12月1日 〆11/15 佐藤理事
1462 1月15日 〆12/26 坪井理事
後藤委員
蓮沼委員
〆10/1 島常任理事
〆12/1 小玉常任理事
伊藤委員長
岩崎副委員長
矢野博子(秋田厚
生_総合診療部)
1456 10月15日
1460 12月15日
井田理事
佐藤常任理事
大高 新
(秋田厚生)
裸参りまでの足跡;谷合久 坂の上の…;立木裕
バイクの楽しみ;田面木友
憲
久
〆11/1 鈴木常任理事
蓮沼委員
安岡委員
円山尚子
(秋田大学)
〆9/15 大澤理事
1458 11月15日
深呼吸
(1000字)
柳谷委員
野鯉釣りPart2;佐藤知
1455 10月1日
1457 11月1日 〆10/15 井田理事
若手医師
(2000字)
佐藤結香
(秋田組合)
慶長遣欧使節;佐々木静一
郎
〆5/15 伊藤常任理事
〆9/1 佐藤常任理事
休診日
(2000字)
学術講演会荒らしはもう止 しょうのない話;辻野
めて;長沼雄峰
守泰
1447 6月1日
1454 9月15日
資料1
執筆担当者(案)
蓮沼委員
安岡委員
若狭悠介(大館市
立_外科)
井田理事
佐藤常任理事
関根悠哉(日赤研
修センター)
伊藤委員長
岩崎副委員長
伊藤周一(市立横
手病院)
後藤委員
11月15日号(案)
表
紙
巻
頭
言
論 壇 ・ 解 説
代
議
員
会
名
簿
理 事 会 報 告
座
談
会
講
演
県 医 師 会 か ら
特
集
逝
去
会
員
委 員 会 報 告
県
医
報
告
日
医
報
告
東 北 医 連 報 告
報
告
会 長 室 か ら
郡市医師会トピックス
郡市医師会だより
郡市医師会報点描
開 業 し ま し た
若手医師のページ
投
稿
本
会
員
の
声
連
載
各 委 員 会 か ら
通 達 ・ 文 書
通 達 ・ 文 書 か ら
医療センターだより
医 師 国 保 だ よ り
放 送 ・ 講 演 会 等
県 医 師 会 掲 示 板
お
知
ら
せ
帰 ・ 去 ・ 来
つつが虫病発生情報
深
呼
吸
医家美術展出展作品
JMAT秋田研修会
鈴木明文常任理事
第7回理事会
設立67周年記念講演「日本経済の創生」 佐藤隆三
平成26年10月の動き
(未)
(未)(秋田厚生医療センター初期研修医2年目)
鬼塚裕美
平成26年10月1日~31日受付分
※5月から11月まで
(未)
※ 4/7
後藤 尚委員
12月1日号(案)
表
巻
論
代
名
理
座
講
県
特
逝
委
県
日
東
報
会
郡
郡
開
休
投
紙
頭
言
壇 ・ 解 説
議
員
会
簿
事 会 報 告
談
会
演
医 師 会 か ら
集
去
会
員
員 会 報 告
医
報
告
医
報
告
北 医 連 報 告
告
長 室 か ら
市医師会だより
市医師会報点描
業 し ま し た
診
日
稿
本
会
員
の
声
連
載
各 委 員 会 か ら
感 染 症 発 生 情 報
通 達 ・ 文 書
通 達 ・ 文 書 か ら
医療センターだより
医 師 国 保 だ よ り
放 送 ・ 講 演 会 等
県 医 師 会 掲 示 板
お
知
ら
せ
深
呼
吸
医家美術展出展作品
人口動態と地域医療 佐藤政弘理事
(未)
(未)
平成26年9月分
(未)
※ 5/7
柳谷直樹委員
資料2
11/15巻頭言
JMAT 秋田研修会
鈴木明文
1.はじめに
JMAT は Japan Medical Association Team の略で、以前から準備を進めていたところ東
日本大震災が発災し急遽立ち上がった日本医師会の医療チームである。その後、日本医師
会は JMAT 要綱を作成し、秋田県医師会はその内容をもとに活動計画を作成した(2013 年
10 月 23 日理事会で承認)
。その活動計画の基本方針は、①「JMAT 秋田」と呼ぶこと、②
秋田県派遣の医療チームにもなりうること、③研修・訓練を計画的に行うこと、④事前登
録を行うことである。郡市医師会を通じ事前登録をお願いしたところ約 60 チームの登録を
いただいた。研修会は全国的に開催されつつあるが回数はまだ少なく、内容も標準化され
ていない。JMAT 秋田の活動計画では、研修を秋田県医師会救急災害医療検討委員会(委
員長:平鹿総合病院院長平山
克先生)が実施することになっている。そこで、座学で災
害医療の基本を理解し、グループワークで亜急性期から慢性期の災害医療を机上シミュレ
ーションし、提示する課題について討論と発表を行う内容で準備を進めた。2014 年 2 月と
7 月に研修会を開催した。
2.第 1 回 JMAT 秋田研修会
2014 年 2 月 9 日 12 時 30 分から 16 時 30 分、秋田県総合保健センターにおいて第 1 回
目の研修会を開催した。受講者の募集は JMAT 秋田への事前登録の有無や職種を問わず行
い、医師 30 名、薬剤師 3 名、看護師 27 名、その他医療職 6 名、事務職 13 名、行政職 1
名の計 80 名が受講した。
まず、筆者と長谷川 傑委員(市立秋田総合病院)が座学を行った。筆者は、JMAT 誕
生の経緯、DMAT との相違、日本医師会 JMAT 要綱の概要、JMAT 秋田活動計画の内容、
災害医療の基本、発災時の対応、慢性期災害医療について解説した。そして、19 年前の阪
神淡路大震災における避難所の救護所活動、10 年前の新潟県中越地震における山間部の巡
回診療を、反省をまじえて紹介した。
長谷川委員は 3 年前の東日本大震災における自身の経験にもとづいて、発災時の対応、
巡回診療の実際、災害医療の基本である CSCATTT について解説した。CSCATTT は英国
で開発された MIMMS(Major Incident Medical Management and Support)という教育シス
テムの中で災害医療の基本として示され、今や国際的なキーワードとなっている。 C
は’Command & Control’(指揮・統制)
、S は’Safety’(安全確保)、C は’Communication’
(情報伝達)
、A は’Assessment’(評価)
、TTT は災害現場で行う Triage(トリアージ)、
Treatment(治療)
、Transport(搬送)の略である。CSCA は医療管理項目、TTT は医療支
援項目である。災害時の医療活動を行う者全員が理解しておかなければならないため、座
学の中核に据えた。要は、大規模災害が発災すると災害対策本部を頂点とした指揮命令系
統に医療チームも組み込まれ、現場・自分自身・被災者の安全を確保し、情報の収集・伝
達・共有を行い、さまざまな評価をもとに戦略を練り、傷病者が多数であればトリアージ
を行い、生命徴候の安定化を図り、本格的な治療が可能な病院へ搬送する、ということで
ある。
グループワークは奥山
学委員(秋田大学医学部)が進行役を務め、委員会委員が各グ
ループをサポートした。首都圏にマグニチュード 8 の地震による大規模災害が発災したと
いう想定で時系列的に情報を提供し、いくつかの場面で課題を提示し、多職種で構成した 6
名前後のグループで検討し発表する形式である。JMAT 出動にあたっての準備、被災地到
着時の行動、安全確認の方法、避難所の担当になって行うべきこと、撤収の判断など、実
際に必要となるいくつかの事項について具体的に検討していただいた。また、平時とは異
なるストレスの多い環境下での医療活動で、セルフケアとチームケアの重要性についても
考えていただいた。
最後に修了証をお渡しした。
第 1 回 JMAT 秋田研修会の様子。
3.第 2 回 JMAT 秋田研修会
2014 年 7 月 27 日 9 時から 16 時、秋田県総合保健センターにおいて第 2 回目の研修会
を開催した。受講者の募集は第 1 回と同じ条件で行い、医師 9 名、薬剤師 3 名、看護師 8
名、その他医療職 3 名、事務職 2 名、行政職 2 名の計 27 名が受講した。講師に厚生労働省
DMAT 事務局長(国立災害医療センター臨床研究部部長)小井土雄一先生と同事務局員で
ロジスティクスの専門家の市原正行氏をお招きした。その理由は、第 1 回目の研修で手ご
たえを感じたものの、現在もなお研修内容が標準化されていないなかで秋田県の研修内容
の妥当性を確認したかったからである。さらに、2 回目の研修内容をひな形に今後の研修会
の内容を決めたいと考えたからである。結果的に、第 1 回目の研修内容の妥当性を確認で
き、3 回目以降の研修内容も決めることが出来た。
まず、小井土先生が座学(災害医学概論)を行った。第 1 回研修会でも重点を置いた災
害医療支援の基本である CSCATTT、中長期にわたるシームレスな医療支援における災害医
療コーディネーターの役割や健康福祉との連携、人道支援の国際標準であるスフィア・プ
ロジェクトなどについて解説した。スフィア・プロジェクトは災害時に人権を守る最低限
の必要条件を示しており、そのハンドブック(日本語版もありダウンロード可)には生命
を守るための最低基準が具体的に詳細に示されている。
グループワークは市原氏が進行役になり行われた。委員会委員は各グループをサポート
した。南海トラフ巨大地震により大津波も発生し甚大な被害が生じ JMAT 秋田は高知県へ
出動するという想定で、まず「医療チーム派遣:出発から被災地到着まで」をテーマに市
原氏から解説があった。出発準備、移動方法、被災地到着時の行動、宿舎の確保などにつ
いて課題が示され、各グループで検討し発表が行われた。次いで、
「避難所運営」について、
次々と避難して来る多数の住民へどのように対応するかゲーム形式で研修が行われた。そ
の後「医療チーム派遣:被災地での活動開始から撤収まで」をテーマに市原氏から解説が
あり、避難所の評価、診療場所設営、診療活動、生活不活発病への対応、撤収などについ
て課題が示され、各グループで検討し発表が行われた。
最後に修了証をお渡しした。
第 2 回 JMAT 秋田研修会の様子。
4.おわりに
2 回の研修会は委員会委員にとっても今後の研修のあり方を決めるうえで有意義であっ
た。今年度は、小井土先生と市原氏が行った第 2 回目の研修内容を大いに参考にし、第 3
回目の研修会を平成 27 年 3 月 8 日日曜の 12 時 30 分から半日コースで開催する予定である。
12/1巻頭言
人口動態と地域医療
佐藤政弘
人口動態の変化
1956 年(昭和 31 年)には最多で 135 万人あった
秋田県の人口は、今年の 6 月に 104 万人を割り込ん
だ。2040 年には 70 万人以下になると予測されている。
1956 年から 58 年間で約 32 万人の減少、2014 年(今
年)から 26 年間で約 34 万人の減少見込みであり、
今後 26 年間でこれまでの 58 年間以上の人口減少が
生じることになる。人口減少に拍車がかかることを物
語っている。
2010 年と 2040 年の秋田県の世代別人口の変化を
県全体、秋田市、秋田市以外に分けて比較すると、15
~64 歳の現役世代人口は、県全体 64 万人→33 万人、
秋田市 20 万人→11 万人、秋田市以外 44 万人→22 万
人と半減する。65 歳以上の前期および後期高齢者人
口は、県全体 32 万人→30 万人、秋田市 7 万人→10
万人、秋田市以外 25 万人→20 万人と県全体では減、
秋田市では増、秋田市以外では減である。秋田県は全
国に先駆けて高齢化が進んでいる自治体であるが、県
全体では 65 歳以上の前期および後期高齢者人口は
2020 年頃に、75 歳以上の後期高齢者人口は 2030 年
頃にピークを迎える。ピークを過ぎた後本県の高齢者
人口は減少して行くが、64 歳以下の若年・現役世代
人口は高齢者人口以上の比率で減少していくため、高
齢化率(65 歳以上人口の割合)は 2010 年 29.6%、
2020 年 37.2%、2030 年 41.0%、2040 年 43.8%と総
数ではピークを過ぎた後も高齢化率は上昇を続ける。
若年・現役世代に負担が重くのしかかって行く。
二次医療圏と地域医療
日本全体では 348 の、秋田県全体では 8 つの二次医
療圏がある。これらの二次医療圏を大都市型、地方都
市型、過疎地域型の 3 つに分類し我が国の面積と人口
に占める割合を見ると、大都市型は面積で 5%、人口
で 44%、地方都市型は面積で 50%、人口で 46%、過
疎地域型は面積で 45%、人口で 9%である。ちなみ
に秋田県では秋田周辺が地方都市型で、他の 7 つの医
療圏はすべて過疎地域型である。
東京と秋田県では、人口・人口密度、人的・物的資
源(医療従事者数、医療機関数、高機能医療機関数な
ど)、交通網の整備、自治体の財政力、患者の経済力、
自然環境など事情が全く異なる。また同じ秋田県内で
も秋田市と他の地域、特に私の住む湯沢市とでは大き
く異なる。たとえば人口 10 万人あたりの医師数を見
ると、全国 251 人、秋田県 227 人、秋田周辺 305 人、
横手 227 人、湯沢・雄勝 137 人である(平成 23 年デ
ータ)。秋田周辺は中核病院の数も多く、医療資源と
しては全国屈指の優良二次医療圏であるという。
実は 2 年前に厚生労働省が全国の二次医療圏の整
理・統合を計画したことがあった。二次医療圏とはい
っても、患者が他の二次医療圏へ多数流出あるいは他
の二次医療圏から多数流入している医療圏は統合し
ようという試みである。そのときは秋田県での統合は
なかったし、全国的にも統合した医療圏は少なかった。
しかし人口減がこれから益々顕在化すれば、他の社会
機能と同じように、二次医療圏の整理・統合について
将来的には再検討を迫られるかもしれない。
人口密度、気象条件特に豪雪と地域医療
全国には 790 の市がある。この 790 市の人口密度
をみると、県内自治体では仙北市が 787 位、北秋田
市が 785 位、鹿角市が 768 位、湯沢市が 746 位と人
口密度が低い(2014 年 4 月 5 日現在)。しかもこれら
の市は多雪・豪雪地帯である。2025 年頃には、東京、
神奈川、大阪を始め人口上位の 7 都府県だけで日本の
人口の 6 割を占めるという。そして現在行われている
高齢者医療対策は、これら人口の多い都会型都府県を
主眼においたものであるという。
現在、在宅医療が国策として進められている。医療
経済の困窮が一因であろうし、今後激増する高齢者の
医療、特に看取りを含めた慢性期・終末期医療を考慮
すれば推進は適切なあるいはやむを得ない施策であ
ろう。しかし、豪雪地帯で人口密度が低くまた医師数
も少ない地域での在宅医療は、負担が大きく効率も悪
い。都会と比べて大きなハンディを背負っている。
医療の需要と供給の変化および病床機能報告制度と
地域医療ビジョン
我が国では今後しばらくの間、高齢者の増加と若年
現役世代の激減が続く。このことは医療・介護の需要
供給体制に大きな影響を及ぼす。具体的には急性期医
療の需要減と慢性期医療および介護の需要増である。
特に都会では今後急性期病床の余剰が多くなる。この
病床過剰を放置しておくと、不必要な需要が創り出さ
れるという(国際医療福祉大学大学院医療経営管理分
野 高橋康教授)。
今後生じる急性期病床の余剰を見据え、病床のダウ
ングレードや病床数の調整を目的として、国は「病床
機能報告制度」を策定した。各病院には、病床が高度
急性期、急性期、回復期、慢性期のいずれに該当する
かを報告する義務が生じた。この報告制度はすでに今
年 10 月から開始されている。こうした報告をもとに、
医療の将来的な需要と供給のバランスを目的として、
都道府県は「地域医療ビジョン」を策定する。そして
協議・調整・指導を行う。今後は病床数ばかりでなく
病床機能も国や都道府県の管理下におかれることに
なるかもしれない。今後、行政と医師会や病院協会と
の協議は、いっそう重要性を増す。
人口動態と社会の変化
現在、介護関係事業が花盛りである。他方、小中高
校の統廃合が各地で起きている。若年・現役世代の人
口減少は、ゆくゆくは介護関係事業にも波及する。
日本の人口は、鎌倉幕府成立時(1192 年)約 757
万人、江戸幕府成立時(1603 年)約 1227 万人、明
治維新時(1868 年)約 3330 万人と推定されている。
その後急増し、2004 年の 1 億 2784 万人をピークと
して減少に転じた。2050 年には 9515 万人、2100 年
には 4771 万人まで急減すると推計されている。ここ
100 年前後の日本は、急激な人口の増加と減少の真っ
ただ中にあるのである。
日本の総人口は 2004 年にピークを迎えたが、医
療・介護の需要のピークは少し遅れる。社会保障費の
動向や公的皆保険制度の行方など不確定要素も交え、
医療を取り巻く環境は今後激変する。しかし激変する
のは医療だけではない。社会全体が激変する。日本に
忍び寄る危機である。
参考資料:国立社会保障・人口問題研究所:「日本の
将来推計人口(平成 24 年 1 月推計)」
郡市医師会報点描候補、休診日候補
資料3
資料4
(案)
秋田医報座談会
次 第
日 時
場
テーマ「つつが虫病について」
1.開
会
2.挨
拶
3.自己紹介
4.座
談
5.閉
会
所
平成 26 年 11 月 25 日(火)
午後6時
秋田ビューホテル
司会進行 柳谷委員
・須藤 恒久 秋田大学名誉教授
・小泉ひろみ 秋田県医師会常任理事(感染症等危機管理対策担当)
・大鐘
悟 秋田県健康福祉部健康推進課 健康危機管理・疾病対策班 副主幹
(兼)班長
・佐藤 寛子 秋田県健康環境センター 保健衛生部ウイルス班 主任研究員
資料5
投稿
終活始末記
由利本荘市 青栁耐佐
50年前は田圃だったこの辺、その後新興住宅地となり、今は老人夫婦や独居老人が
多く住み、ポツリポツリと空き家に変わって行っております。私共も32年前ここに新築
し、子を育て、子は出て行き、同様の経過を辿っている所です。このままでは遠くに住む
息子に迷惑を掛けてしまう。なんとかしなければ。
いつやるの? 昨年暮れ、
「今でしょ!」と神の声。今年に入って、はやりの終活を始め
ました。ついでにそれが終わったら年金暮らしの老夫婦として息子の所に転がり込みます。
終活と言っても息子一人だけなので少ない財産処分の心配はありません。問題は物の量!
先ず新築前の家から持ち込んでから開けてもいない段ボール箱を点検。紙袋、紙箱、菓子
の空き缶、プラスティックの入れ物・・。戦前生まれ。もったいない時代生まれ。笑う他
ありません。
32年も住んでいると物が地層のように積もります。残すものの基準を「今後、我々の
役に立つ物」と決めました。カミさん曰く「役に立たなくても捨てられないものもあるの
よ。お棺に入れて呉れてもいいから」。大きなお棺が要りそう。それにしても先に逝く気?
最初に手を付けたのが、天袋でかなりのスペースを占めていた雛人形。幸いにも幼稚園
などで持って行ってくれました。
ピアノは10年以上もの間、ただの棚と化して居りま
した。
これもさる介護施設に引き受けて頂きました。
その運送屋さん:専門職とは言え 240kg
をたった二人で持ち運ぶ力と技には驚きました。
次が本:今までも折を見ては捨てていたつもりですが、なまじ 2 坪の書庫を建てたのが
仇になりました。私の医療関係、妻のミステリー(クリスティーだけ並べても 1.5m!)、
子等の残して行ったマンガ、教科書参考書。家中にちらばっていた本を測ってみました。
並べると全部で 30m にもなります。辞書類だけで 1.5m!必要なのはせいぜい2m。これ
は○○さんに上げれば喜ぶだろうな、これは××で役立つだろうな、なんて考えると時間
などありません。先ず市立図書館から来て頂きました。パソコン時代に入り、辞書類は要
らなくなったのだとか。結局1m程持って行ってくれました。次が看護学校図書館。かな
り協力してくれてそれでも3m。止む無く市内の古書店に頼み込んで(必要なものを除き)
残り全部をお願いしました。持って行って呉れました。走り去る車の後ろを「今まで有り
難う」と拝みました。
レコード:これも一度かなりの量を買い取りサイトで処分した筈なのに、子等の物を含
めてなお、重ねて2mにも。プレーヤーはあるものの滅多に聴いておりません。息子に電
話したら「俺のは捨てないで」という。彼の趣味の音楽物。「聴く器械はあるの?」「その
うち買う」
。そのうちおばけか・・・まあいずれ同じ目に遭うさと50㎝程送り付ける。買
い取りサイトを探すのも面倒になり、少しずつ「燃えるゴミ」になってもらう。CD もかな
りの量。これは買い取りサイトに送る。全部で300円。誰かに聴いて貰えば幸せと思い
ましょう。
カセットテープ:若い頃 FM をエアチェックしていてかなりの量。一度も聴いていないも
のも。本当に聴きたいものを若干残して燃えるゴミに。
表彰状や賞状類:学校、学会、医師会、自治体、病院などからの紙筒がゾロゾロ。家族
みんなの卒業証書も。私とカミさんの免許証だけを残してすべて「燃えるゴミ」に。
賞品類や記念品:麻雀の優勝カップ、ボウリングの優勝トロフィー、ゴルフの優勝カップ
(信じないでしょうが優勝したことがあるのです。ホント。ハンディ付きで)。額やら飾り
皿やら一杯詰まった箱が2つ。全て処分。折しも県医師会から喜寿の表彰との報せ。出席
も何もかもご辞退申し上げたつもりが、わざわざ医師会から運んで来て頂いた。紙筒と飾
り額。例外は認めない!記念写真を撮って貰って冷酷に、それでも運んで下さった方に心
で謝りながら同じ運命に。喜寿なのだから額よりも還暦の赤いチャンチャンコならぬダウ
ンのベストなどが嬉しいのですけれども・・一度考えてみられてはいかがでしょうか?
パソコン類:博士論文に使ったタイプライター(チン、ジャーッ・・懐かしいですね)。
ワープロ 2 台。PC-9801(昭和 63 年購入の愛機:つい最近まで現役:組合病院や医師会病
院の引っ越しでも大活躍)
。脅しに負けてお役御免になった(私とカミさんの)Windows-XP2
台。皆燃えるゴミやら燃えないゴミやら然るべきルートやらで消滅して貰いました。
衣類寝具:私の分は極めて簡単。今後絶対に着ない物を処分してすっきり。終活の心得
に「女性の衣類には絶対に手を出すな」とあり、家内は大奮闘。量的に私の何倍あるか分
からない。知り合いにやったり、ゴミにしたり・・時々意見を求められる。「捨てなさい」
と冷酷に。
炊事道具、食器(ガラス器、陶磁器)。貰いものの箱を開けもしないで保管してあるもの
も。これらには全くのお手上げ。幸い、本を処理して空いた書庫に並べた。後は家を手掛
ける不動産屋さんに丸投げするしかありません。
いろいろ書きました。大変でしたが大いに息子孝行をしたと思います。
得られた教訓:余計な収納は作るな!まして屋外に物置小屋や書庫などもっての他!
県医師会には長い間お世話になり、時にはご迷惑もお掛けしました。これからは年金暮
らしの老夫婦として信州でつましく暮らします。42 年の長い間、本当にありがとうござい
ました。貴医師会の益々のご発展をお祈り申し上げます。
140820 :青栁耐佐
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