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2005年3月期 決算発表総合表
2005年4月28日
双日ホールディングス株式会社
決算の主要特徴点
要約損益計算書
要約貸借対照表と主要経営指標
(単位:億円)
◆ 期間収益力は着実に向上
経常利益は新事業計画の初年度目標を
超過達成
計画:500億円
実績:581億円
合理化による販管費の削減効果等により、
営業利益は見通し比104%、加えて
持分法投資利益の増加もあり、経常利益
は見通し比116%と超過達成
上
売
上
<エクイティ・ファイナンスの内容>
優先株式 :3,600億円
引受先: ㈱UFJ銀行、㈱みずほコ-ポレート銀行、
㈱東京三菱銀行、UBSグループ
転換社債型新株予約権付社債(CB):100億円
引受先: UBSグループ
(全額転換済)
<有利子負債の削減>
主要金融機関3行引受分の優先株式3,500億円
については、10月末にデット・エクイティ・スワップを
実施し、同額の借入金を圧縮
◆ 資産健全化処理を完了
2005年3月末で計画通り処理を完了し、資産の
質を一気に改善するという所期の目的を達成
資産圧縮
6,200億円
損失処理
4,300億円
資金創出
1,500億円
<選択と集中の加速>
個別案件毎に策定したシナリオに基づき、債権
売却、債権回収、償却処理を行い
一部、3月末までの処理が間に合わなかった
案件は、最大損失見込額に対する会計手当
により、二次損失リスクを遮断
<保有不動産の処分等>
案件の性格に応じ、個別または一括での売却
を実施
一部、3月末までに引渡しを実行できなかった
案件については、概ね売却予定先との間で
基本合意は出来ており、早急に売却を実行する
売上高
4兆9,000億円
経常利益
650億円
当期純利益
350億円
(前提条件)
・為替レート(¥/US$):105
・原油価格(US$/BBL) :35∼40
Brent
実績
a
実績
増減
b
a-b
46,759
58,617
益
2,442
2,490
( 売 上 総 利 益 率 )
(5.22%)
(4.25%)
人
当期見通し
左記○部分の摘要
c
利
件
費
件
-791
-848
-11,858
(単位:億円)
来期通期
達成率
a/c
-48
見通し
-820
-851
31
-113
-137
24 販管費
)
(-1,724)
(-1,836)
(112)
貸 倒 引 当 金 ・ 貸 倒 償 却
-18
-27
9
(
償
小
却
計
連 結 調 整 勘 定 償 却 額
(
販
営
(
管
費
業
営
業
計
利
利
益
率
)
-45
-28
-17
(-1,787)
(-1,891)
(104)
56
益
655
599
)
(1.40%)
(1.02%)
-1,856
50,000
2,500
94%
98%
49,000
2,510
(5.00%)
低採算の国内外自動車販売会社からの撤退による
減少(-40)等
⇒補足説明資料「事業セグメント別売上総利益
実績」ご参照
費
価
-7,253
(0.97%) 売上総利益
57
05/3月末 04/3月末
流動資産
低採算取引の縮小等によるエネルギー・
金属資源セグメントでの減少
国内外の自動車販売事業からの撤退等に
よる機械・宇宙航空セグメントでの減少
費
-47
海外現地法人統合による合理化
+21
その他(合理化等)
残高
e
増減
d-e
-3,117
14,232
17,349
金
4,261
4,357
-96
受取手形及び売掛金
6,181
7,090
-909
資産圧縮、子会社減少による減少
券
72
177
-105
資産内容の見直しによる固定化営業債権への振替等
資産健全化処理による販売用不動産の減少等
現
金
有
及
び
価
預
証
た
な
卸
資
産
1,947
2,395
-448
短
期
貸
付
金
410
1,880
-1,470
産
75
133
-58
そ の 他 の 流 動 資 産
1,396
1,716
-320
-110
-399
289
10,244
13,407
-3,163
繰
貸
事業再編(新規連結・連結除外)による増減
左記○部分の摘要
残高
d
延
税
倒
金
引
資
当
金
有
形
固
定
資
産
2,466
4,932
-2,466
-1,870
96%
-1,760
連
結
調
整
勘
定
800
414
386
630
104%
750
無
形
固
定
資
産
239
248
-9
投
資
有
価
証
券
4,093
4,105
-12
+125
(1.26%)
取
利
息
184
246
-62
金
1,021
1,821
-800
支
払
利
息
-487
-557
70
固 定 化 営 業 債 権
2,869
1,526
1,343
)
(-303)
(-311)
(8)
繰
延
税
金
資
産
581
975
-394
金
37
45
-8
そ
の
他
の
投
資
548
824
-276
(0)
貸
金
-2,373
-1,438
-935
9
14
-5
24,485
30,770
-6,285
-4,576
(
金
受
(
利
取
金
収
配
融
支
当
収
長
)
(-266)
(-266)
持 分 法 に よ る 投 資 利 益
107
59
そ の 他 営 業 外 収 益
188
232
そ の 他 営 業 外 費 用
-103
-139
36
( 営 業 外 収 支 計 )
(-74)
(-114)
(40)
-130
57%
-100
経
益
581
485
96
500
116%
650
有 形 固 定 資 産 等 売 却 益
26
常
支
利
期
貸
倒
付
引
当
48 持分法損益
-44
資
産
合
計
流動負債
88
17,547
22,123
益
10
支払手形及び買掛金
4,725
4,793
-68
退 職 給 付 引 当 金 取 崩 益 等
29
短
金
9,331
13,209
-3,878
コ マ ー シ ャ ル ヘ ゚ ー ハ ゚ ー
1,392
1,412
-20
動
利
( 特 別 利 益 小 計 )
(153)
上場株式を中心とした資産処分による売却益
(222)
(-69)
期
借
入
有形固定資産等売却・除却損
-981
旧本社ビル:台場(-195)、三田(-169)
社 債 ( 一 年 内 償 還 )
431
389
42
有 形 固 定 資 産 等 評 価 損
-247
国内海浜開発事業撤退(-154)
そ の 他 の 流 動 負 債
1,668
2,320
-652
-1,563
固定負債
投 資 有 価 証 券 売 却 損
-129
通信関連株式売却(-55)等
投 資 有 価 証 券 等 評 価 損
-134
国内外非上場株式の評価減等
社
関係会社等整理・引当損
-623
海外原木伐採事業撤退(-107)、海外コンドミニアム開発事業(-27)等
長
-2,241
海外石化製品事業会社撤退(-138)、中南米医療機撤退(-79)等
事
業
構
造
改
善
損
3,802
5,365
債
161
612
-451
金
2,969
4,306
-1,337
退 職 給 付 引 当 金
290
79
211
先 物 取 引 清 算 損 失
-180
( 特 別 損 失 小 計 )
(-4,535)
(-1,128)
(-3,407)
(
)
(-4,382)
(-906)
(-3,476)
-4,100
107%
-100
少
税 引 前 当 期 純 利 益
-3,801
-421
-3,380
-3,600
106%
550
資
等
-113
-123
10
額
-183
231
-414
益
-28
-23
-5
益
-4,125
-336
-3,789
特
別
法
法
当
基
損
人
人
税
数
礎
等
調
主
純
的
計
税
株
期
益
整
利
利
収
益
力
419
(単位:億円)
当期
負
新事業計画に合わせ、タックスプラニングを見直した
ことによる繰延税金資産の取崩
前期
営 業 活 動 に よ る C F
-197
872
投 資 活 動 に よ る C F
2,384
730
(フリーキャッシュフロー合計)
財 務 活 動 に よ る C F
現金及び現金同等物の期末残高
(2,187)
-2,123
4,066
(1,602)
-686
4,012
借
入
債
数
合
株
計
主
持
本
382
368
14
21,349
27,488
-6,139
資産内容の見直しによる固定化営業債権への振替等
資産内容の見直しによる長短貸付金からの振替等
合併処理(-150)、新事業計画による減額(-159)
選択と集中の加速に伴う損失処理による増加、及び
334
120
214
3,361
1,506
1,855
増資:資本金(+1,800)、資本剰余金(+1,800)
合併処理(-152)、利益剰余金への振替(-292)
剰
余
金
4,877
3,466
1,411
利
益
剰
余
金
-4,920
-1,048
-3,872
)
(3,318)
(3,924)
(-606)
計
土 地 再 評 価 差 額 金
-49
-55
6
その他有価証券評価差額金
326
167
159
為 替 換 算 調 整 勘 定
自
己
株
式
-792
(注1) 基礎的収益力
-874
0
82
-1
基礎的収益力=営業利益(貸倒引当金・貸倒償却控除前)+金利収支
資
-3,800
109%
350
95
(注2) 将来情報に関するご注意
上記の業績見通しは、現在入手可能な情報から当社が現時点で合理的であるとし
た判断、および仮定に基づいて算定しております。従い、実際の業績は、内外主要
市場の経済状況や為替相場の変動などさまざまな重要な要素により、記載の見通
しとは大きく異なる可能性があります。重要な変更事象等が発生した場合は、適時
開示等にてお知らせします。
PLの営業利益は黒字だが、証券化の一巡および
資産健全化に関連した一過性の支出や事業撤退
によるキャッシュ・フローの減少もあり当期は支出超
となった。
本
-1
計
2,802
3,162
-360
負債、少株持分、資本合計
24,485
30,770
-6,285
GROSS 有 利 子 負 債
14,284
19,928
-5,644
NET 有 利 子 負 債
10,023
15,571
-5,548
負
NET
株
保
主
資
証
合
債
本
債
デット・エクイティ・スワップによる減少等
金
本
小
デット・エクイティ・スワップによる減少等
分
資
(
+受取配当金+持分法による投資損益
キャッシュ・フローの状況
期
そ の 他 の 固 定 負 債
コモディティー取引(-180)
514
合併処理(-402)、資産健全化処理による減少等
合併処理(+404)
LNGジャパン(7)等
持
変
資産内容の見直しによる短期貸付金等の固定資産
貸倒引当金(短期)からの振替等
繰延資産
メタルワン(91)、豪州アルミ事業(13)
投 資 有 価 証 券 売 却 益
分
資産内容の見直しによる固定化営業債権への振替等
への振替に伴う貸倒引当金(長期)への振替等
固定資産
受
少
◆ 06/3期通期見通し
高
総
物
2004年10月に3,700億円のエクイティ・ファイナンスを
実施。 うち3,500億円をデット・エクイティ・スワップ
したことなどによりネット有利子負債を1兆円
まで圧縮した結果ネットDERは3.58倍に改善
前期
売上高
売
減
◆ 株主資本の充実と有利子負債の削減
による財務基盤の強化を実現
当期
倍
率
3.58倍
4.92倍
- 1.35倍
比
率
11.4%
10.3%
1.2%
務
609
896
-287
資本剰余金からの振替(+292)、当期純利益(-4,125)
事業セグメント別売上総利益実績
2005年3月期 IR補足説明資料
2005年4月28日
双日ホールディングス株式会社
売上総利益
(単位:億円)
05/3期
04/3期
実績
実績
(前期比増減)
見通し
プラント関連・原子燃料関連・石油製品等の口銭減による減益(▲19)があるも、エネルギー権益事業
ならびに金属資源関連事業会社の生産開始・権益新規取得、新規連結による増加(+48)などにより増益
415
第一化成グループ等連結除外による減少(▲14)、包装資材の急激な原料高の製品転嫁遅れによる
減少(▲5)があるも、メタノール(+18)、メトン(+3)事業は好調
420
低採算事業から撤退(▲18)、マンション事業案件の厳選による影響(▲6)により減益
130
昨年7月以降国内販売価格下落により、特に国内販売会社であるサン建材(▲4)、日商岩井住宅資材
(▲2)が減益も、単体では増益(+1)
130
1
低採算の穀物輸入取引・物流取引の減少(▲4)があるも、エビを中心とした水産商いや食品販売が
増加(+5)し、ほぼ前期並
150
144
2
不採算事業からの撤退による影響(日本ビネガーボトラーズ▲5、デジカメ事業▲2)があるも、チップ事業
(+4)、なか卯(+3)、育児用品関連(+1)、北米向けタイヤ輸出(+1)などの増加により増益
212
233
21
278
272
▲6
2,274
2,256
▲ 18
216
186
▲ 30
2,490
2,442
▲ 48
430
▲ 37
エネルギー・金属資源
311
339
28
化学品・合成樹脂
440
441
1
建設都市開発
173
149
▲ 24
木材
117
113
▲4
食料
134
135
物資・リテール
142
繊維
海外現地法人
合 計
04/3期実績比
400
467
その他
06/3期
低採算の国内外自動車販売会社からの撤退(▲40)などを主要因に全体では前期比で減益となったが、
中南米・欧州の自動車事業は好調(+24)で、船舶運航収入も増加(+26)
機械・宇宙航空
8営業部門
+
海外現地法人
主な増減理由
40
天候不順、原料相場高騰など一過性の要因により減益(単体▲6、ニチメンインフィニティ▲3)となるも、
シンガポール社の新規連結(+14)及び第一紡績の通年寄与(+14)により増益
275
欧州における低採算事業の撤退や、商権移管の影響などを主要因に全体では前期比で減益となったが、
米州・アジア・中国は増益
290
2,250
日商エレクトロニクスの新規連結(+114)、鉄鋼関連事業の再構築(▲37)、選択事業からの撤退(▲24)、
セグメント間消去他
260
2,510
2005年3月期 決算発表資料
2005年 4月28日
新事業計画(2004年4月∼2007年3月)の進捗状況
別紙 1
双日ホールディングス株式会社
★ 目的
「市場の信認の早期回復」を通じて、企業価値の向上を図る
外部環境に左右されない強固な経営基盤を早期に確立し、双日グループならではの高付加価値を提供する「革新的な機能型商社」としての地位を確立
★ 基本方針
『財務体質の抜本的強化』
新
事
業
計
画
初
年
度
の
実
績
『良質な収益構造への変革』
07/3期の財務目標
・資産内容の抜本的見直し(事業リスクの低減、資産の質・流動性の向上)
・増資による株主資本の充実(資産内容の抜本的見直しにより減少する
株主資本を回復)と有利子負債の削減
・選択と集中の加速
‐ 選択・低採算事業から撤退し、競争優位を持つ事業へ注力
・SCVA(リスク・リターン指標)の向上(事業ポートフォリオ最適化)
‐ 継続的な「ポートフォリオ管理」と「リスク管理の強化・高度化」
・経常利益: 750億円
・ネットDER: 3倍程度
‐ ネット有利子負債: 1兆円水準
・格付け: BBB以上
◆ 資産健全化処理
2005年3月末で計画通り処理を完了し、資産の質を一気に改善するという所期の目的を達成
(資産圧縮 6,200億円、損失処理 4,300億円、資金創出 1,500億円)
◆ 初年度経常利益計画の超過達成
経常利益は初年度計画値500億円に対し、合理化による販管費の削減効果等に加え
持分法投資利益の増加により581億円と超過達成
◆ 経常利益
○ 選択と集中の加速によるもの
個別案件毎に策定したシナリオに基づき、債権売却(個別または一括)、債権回収、償却処理を行い、
一部、3月末までの処理が間に合わなかった案件は、最大損失見込額に対する会計手当により、
二次損失リスクを遮断している
○ 保有不動産の処分等
案件の性格に応じ、個別または一括での売却を実施
一部、3月末までに引渡しを実行できなかった案件については、概ね売却予定先との間で基本合意は
出来ており、早急に売却を実行する
◆ 株主資本の充実と有利子負債の削減
4,000億円規模の損失処理に伴い減少する株主資本を回復するとともに、有利子負債削減を
行うために、2004年10月に3,700億円のエクイティ・ファイナンスを実施
○ エクイティ・ファイナンス(総額3,700億円)の実施
‐ 優先株式(3,600億円) − UFJ、みずほコーポレート、東京三菱、UBSグループ
‐ 第一回無担保転換社債型新株予約権付社債(CB)(100億円) − UBSグループ(全額転換済)
○ 有利子負債の削減
‐ UFJ、みずほコーポレート、東京三菱の引受分の優先株式3,500億円については、
デット・エクイティ・スワップを実施し、借入金の削減に充当
上記施策の実施により、株主資本比率ならびにDERを大幅に改善
するとともに、 バランスシートの健全性とクレジットの向上を実現
◆ 新規投融資(実績)
足元の収益確保はもとより、将来の収益源への種まきとして、リスク・リターンが見合う
優良案件に的を絞り、約560億円の新規投融資を実行
(単位:億円)
800
◆ SCVA経営の推進
SCVA専任組織を設置し、SCVA経営のさらなる浸透に向け、国内外関係会社を含めたグループ
統一基準を構築するとともに、システム構築等インフラを充実させSCVAの高度化を推進
◆ リスク管理の強化・高度化
双日㈱にリスク管理企画室を新設し、リスク管理諸施策の立案・企画機能を強化するととも
に、リスク管理担当役員を専任とし独立性を確保
また、社内格付システムの強化、モニタリング等事後管理システムの充実化などの諸施策を
通じて、事業ポートフォリオ管理の高度化を推進
経常利益(実績)
750
650
581
600
○主な投融資実績
‐ IT関連事業(日商エレクトロニクス㈱)
‐ 石油権益投資(英国領北海)
‐ 婦人衣料品(シンガポール㈱)
‐ 自動車リテール事業(中国)
‐ ガス権益投資(米国メキシコ湾)
‐ 炭鉱権益投資(豪州・クィーンズランド州)
‐ 綿織物事業(中国・山東省)
‐ 自動車販売事業(ウクライナ)
‐ FPSO投資(豪州)
経常利益(計画)
480 485
500
04/3実績
05/3実績
400
200
0
06/3見通し
07/3計画
◆ ネットDER
ネット有利子負債
株主資本
ネットDER
(倍)
6.0
(単位 : 億円)
20,000
15,571
5.4
15,000
◆ 株主資本構成の再構築
資産健全化処理の過程で生じた未処理損失を一掃し、株主資本構成を再構築するとともに、
今後の財務政策の柔軟性と経営戦略の機動性を高める
‐ 資本の組み替え(資本準備金の取崩し・減資)
(2005年6月28日株主総会承認予定、2005年8月1日効力発生予定)
新
事
業
計
画 ◆ 資本構造の改善
2 発行済優先株式への対応を進める
年
目
に
お ◆ 資金調達構造の改善
け 長期資金の調達、社債発行等調達手段の多様化により、調達構造の安定性向上を図る
る
取
り
組 ◆ 資産の質の維持・向上
み 資産健全化処理により改善された資産の質を維持・向上するため、統合リスク管理の深化等
リスク管理を強化・高度化し、株主資本対比でリスクアセットのコントロール徹底を図る
◆ 事業ポートフォリオ戦略(全体)
SCVA管理の一層の推進・徹底とリスク管理の強化・高度化の更なる深化を図ることで、事業
ポートフォリオの見直しを継続的に実施し、良質な収益構造への変革を加速化
⇒ 軸足は資産健全化等による選択事業・低採算事業からの撤退から成長領域への資源投入に
5.0
4.0
3.3
2.9
5,000
◆ 事業ポートフォリオ戦略(営業5部門の成長戦略)
各営業部門は、それぞれ以下の方針を掲げ、足元の収益を確保するとともに、将来の収益基盤の
強化・拡大に向けた成長戦略の実践のために、成長領域への資源投入を図る
‐ 伝統的に強みを持ち、安定的に収益に寄与する事業基盤(航空機、自動車CKD輸出等)を強化しつつ、
部品事業・アフターマーケット対策等の自動車事業の拡充など新たな収益基盤の構築に注力する
10,500
3.6
2,905
○ 機械・宇宙航空部門
10,500
10,023
10,000
3,640
3,150
2,802
0
2.0
04/4/1 ※
05/3実績
06/3見通し
07/3計画
※ 04/4/1 ・・・ 旧ニチメンと旧日商岩井の合併処理を反映させた参考数値
◆ 格付け
(2004年9月末時点)
○ エネルギー・金属資源部門
‐ 従来型の物流取引の強化・拡大を図りつつ、上流権益投資を通じ、上流事業からのバリューチェーンを
構築し複合的なビジネス展開を推進する
○ 化学品・合成樹脂部門
‐ 高機能・高付加価値商品を中心とする商品戦略、アジア&BRICS地域を中心とする地域戦略、
成長&ニッチな市場を攻める市場戦略、マーケティング力を強化するための物流加工拠点等への
投資戦略の4戦略を軸に、豊富な情報力、加工・サービス機能を活かし、収益の拡大を目指す
○ Moody's
‐ 無担保長期債務格付け Ba2 ( Ba3 )
○ S&P
‐ 長期会社格付け ‐ 長期優先債券格付け BB- BB+ ( CC )
( BB )
○ R&I
‐ 長期優先債務格付け B+ ( B+ )
BB+ BBB- ( #BB+ )
( #BBB- )
○ 建設・木材部門
‐ 効率的なビジネスモデルを確立し、既存事業において安定収益を確保するとともに、建設では商業施設
開発事業の育成、木材では川下展開の強化等により新たな収益基盤を構築する
○ 生活産業部門
‐ 川下分野の強化を目的に食料・物資・繊維を一部門に集約。川上を中心とした営業基盤をベースに
川下まで一貫したSCMを構築する
3.0
○ JCR
‐ 発行体格付け
‐ 債券格付け
2005年3月期 決算発表資料
2005年 4月28日
資産健全化処理の実績
別紙 2
双日ホールディングス株式会社
★ 資産健全化処理計画の総括
★ 具体的処理内容
資産健全化処理は、2005年3月末で計画通り処理を完了
(資産圧縮 6,200億円、損失処理 4,300億円、資金創出 1,500億円)
能動的対応が困難なもの
資産健全化処理は計画通り処理を完了
◆ 選択と集中の加速によるもの
(全案件の二次損失リスクを遮断)
個別案件毎に策定したシナリオに基づき、債権売却(個別または一括)、
債権回収、償却処理を行い、一部、3月末までの処理が間に合わなかった
案件は、最大損失見込額に対する会計手当により、二次損失リスクを
遮断している
相手先との短期的直接解決が難しく、最終処理時期の見通しづらい案件
最大損失見込額に対し会計手当は完了し、将来の二次損失リスクなし
資産健全化処理の実績
- 国内外の訴訟案件等で法的な制限があるもの
- カントリーリスク債権
◆ 保有不動産の処分等
案件の性格に応じ、個別または一括での売却を実施
一部、3月末までに引渡しを実行できなかった案件については、概ね売却
予定先との間で基本合意は出来ており、早急に売却を実行する
(単位:億円)
6,000
430
3月末にクロージングが
間に合わなかったもの
460
★ 資産健全化処理の完了
売却先と基本合意済、早期に最終処理が見込まれる案件
最大損失見込額に対し会計手当は完了し、二次損失のリスクなし
5,000
資産健全化処理前後のBS(資産)の動き
(単位:億円)
- 低採算の海外石化製品事業会社向け債権
- 中南米民間医療機関連債権
4,000
30,000
処理完了
3,000
最終処理済のもの
6,200
5,310
最終処理によりリスク遮断
20,000
2,000
【選択と集中の加速によるもの】
★ 損失処理
30,777
-
1,000
24,485
10,000
0
通信関連株式売却
低採算の国内外自動車ビジネスからの撤退
不採算の国内日用品樹脂製品事業からの撤退
航空機オペレーティングリース事業の再編
航空機ファイナンス事業からの撤退
マレーシアにおける原木伐採事業からの撤退
海外建設機械子会社からの撤退
国内業務用無線サービス事業からの撤退
05/3末
【保有不動産の処分等】
0
04/4/1 ※
05/3末
※ 04/4/1・・・旧ニチメンと旧日商岩井の合併処理を反映させた参考数値
総資産
処理実績
-
トレードピアお台場ビル(旧日商岩井 東京本社ビル)売却
三田NNビル(旧ニチメン 東京本社ビル)売却
フォーラム赤坂ビル売却
千葉 のぞみ野宅地造成地売却
大阪 鶴見区マンション売却
大阪 泉北みずき台宅地造成地売却
東京 雪ヶ谷社宅売却
海外コンドミニアム開発事業撤退
(財)財務会計基準機構会員
平成17年3月期
決算短信(連結)
上 場 会 社 名
双日ホールディングス株式会社
コ ー
2768
ド 番
号
平成 17年4月28日
上場取引所
東 ・大各市場第1部
本社所在都道府県
東京都
(URL http ://www.sojitz-holdings.com )
代
表
者
問合せ先責任者
役職名
役職名
決算取締役会開催日
米国会計基準採用の有無
平成 17年 4月28日
無
氏 名
氏 名
代表取締役社長
広報部長
西 村 英 俊
吉村 剛史
TEL (
03)
5520−3404
1.17年 3月期の連結業績(平成16年 4月 1日∼平成17年 3月31日 )
(1)連結経営成績
(百万円未満切り捨て)
売
上
高
営 業 利 益
17年 3月期
16年 3月期
4,675,903
5,861,737
65,521
59,948
△ 20.23%
−
当期純利益
1株当たり
当期純利益
百万円 % 17年 3月期
16年 3月期
△ 412,475
△ 33,609
−
−
9.30%
−
58,088
48,461
%
円 銭 48
52
19.87%
−
株主資本
総資本
当期純利益率 経常利益率
潜在株式調整後
1株当たり当期純利益
円 銭 △ 1,876
△ 172
経 常 利 益
百万円 % 百万円 %
百万円 % %
16年3月期
17年3月期
10,741百万円
(注) ①持分法投資損益
17年3月期
219,825,798株
16年3月期
②期中平均株式数(
連結)
③会計処理の方法の変更
有
④売上高、営業利益、経常利益、当期純利益におけるパーセント表示は、対前期増減率
⑤1株当たり当期純利益の計算に関しましては、37ページを御参照ください。
%
2.1
1.5
△ 138.3
△ 18.3
−
−
売上高
経常利益率
1.2
0.8
5,929百万円
194,817,297株
(2)連結財政状態
百万円
17年 3月期
16年 3月期
株主資本比率
株主資本
総 資 産
1株当たり株主資本
% 円 銭
百万円
2,448,478
3,077,022
280,241
316,234
△ 1,440
235
11.4
10.3
240,066,694株
16年3月期
(注) ①期末発行済株式数(連結) 17年3月期
166,825,000株
17年3月期
16年3月期
②期末発行済優先株式数
179,560株
17年3月期
16年3月期
③期末自己株式数
④1株当たり株主資本の計算に関しましては、37ページを御参照ください。
26
43
213,374,473株
133,000,000株
87,718株
(3)連結キャッシュ・
フローの状況
営業活動による
キャッシュ・フロー
百万円
17年 3月期
16年 3月期
財務活動による
キャッシュ・
フロー
投資活動による
キャッシュ・
フロー
百万円
百万円
△ 19,774
87,160
238,410
73,030
(4)連結範囲及び持分法の適用に関する事項
329 社
連結子会社数
持分法適用非連結子会社数
(5)連結範囲及び持分法の適用の異動状況
55 社
55 社
連結 (新規)
(除外)
現金及び現金同等物
期
末
残
高
百万円
△ 212,264
△ 68,602
10 社
持分法 (新規)
406,566
401,240
持分法適用関連会社数
24 社
(除外)
178 社
64 社
2.18年 3月期の連結業績予想(平成17年 4月 1日∼平成18年 3月31日 )
売
上
高
経 常 利 益
百万円
中 間 期
通
期
(
参考)1株当たり予想当期純利益(通期)
当期純利益
百万円
2,300,000
4,900,000
29,000
65,000
145 円
79 銭
上記の予想の前提条件その他の関連する事項については14∼15ページを御参照下さい。
1
百万円
15,000
35,000
双日ホールディングス株式会社
企業集団の状況
当社は、商法第364条に定める株式移転制度を利用して設立された持株会社であり、子会社の事業活動を管理・監督
すること及びこれに附帯する事業を行うことを目的としております。
平成16年4月1日、旧ニチメン㈱と旧日商岩井㈱は合併し、双日㈱として新しくスタート致しました。当社グループは、
この双日㈱を核に、総合商社として物品の売買及び貿易業を中心に、国内及び海外における各種製品の製造・販売・
サービスの提供に携わっている他、各種プロジェクトの企画・調整・コーディネーターとしての機能の発揮、各種事業分野
への投資及び金融活動等、全世界的に多角的な事業を行っております。
なお、平成17年6月に開催予定の定時株主総会での決議を前提として、当社は、平成17年10月1日に当社を存続
会社として、双日㈱との合併を予定しております。
当企業集団にて、かかる事業を推進する関係会社は、子会社420社、関連会社212社の計632社(内、連結対象会社
517社)から構成されております。
当社の経営体制、主な関係会社を図示すると以下のとおりとなります。
主な関係会社
双日ホールディングス(株)
監
査
役
業
務
室
監
監
査
査
役
役
会
監
査
部
秘
書
部
双日(株)
経 営 企 画 ・IR部
株
主
総
会
人 事 総 務 部
取
締
役
会
社
財 務 主 計 部
長
広
報
部
コンプライアンス部
指
名
委
員
会
報
酬
委
員
会
双日シェアードサービス(株)
リス ク 管 理 部
(注) 当社は平成16年7月1日に、ニチメン・日商岩井ホールディングス㈱から、双日ホールディングス㈱に
商号変更いたしました。
平成16年4月1日に、当社の完全子会社である旧ニチメン㈱と旧日商岩井㈱は合併し、双日㈱となりました。
また、平成16年4月1日に、ニチメン・日商岩井職能㈱は双日シェアードサービス㈱に商号変更いたしました。
尚、双日㈱及び双日シェアードサービス㈱は当社の完全子会社であります。
2
(事業の種類別セグメント)
双日ホールディングス株式会社
主要取扱商品又はサービスの内容
事業の種類
主要関係会社 (事業内容・連結区分)
機 械 ・ 宇宙 航空 自動車及び自動車部品、同製造関連設備機器、建設機械、ベアリング、 ・双日エアロスペース(株) (航空宇宙、防衛産業関連機器の輸出入・販売 子)
発電機、各種産業機械、船舶、車輌、航空機及び関連機器、情報処理、
コンピュータソフト開発、電子・通信及び家電関連設備機器、
製鉄・セメント関連プラント設備機器、医療、金属加工機及び
関連設備他
・双日マシナリー(株) (一般産業機械類の輸出入・販売 子)
・双日マリンアンドエンジニアリング(株)
(船舶の売買、傭船およびそれらの仲介、船舶関連機器・材料の輸出入・国内販売等 子)
・MMC Automotriz, S.A. (自動車 組立/販売 子)
・Sunrock Aircraft Corp. Ltd. (航空機リース 子)
子会社
109社(国内 26社、海外 83社)
関連会社 34社(国内 4社、海外 30社)
エ ネ ル ギ ー ・ 石油・ガス、石油製品、原子燃料、原子力関連機器、石炭、鉄鉱石、
金 属 資 源 合金鉄、アルミナ、アルミ、銅、亜鉛、錫、貴金属、
海洋石油生産設備機器、発電、変電、送電設備・資機材、
エネルギー化学プラント他
・(株)ジェクト
(石油製品・LPガス・コークス・炭素製品・各種鉱産品のトレーディング 子)
・双日エネルギー(株) (石油製品等の販売 子)
・東京油槽(株) (石油化学製品等保管、倉庫、運送業務 子)
・Catherine Hill Resources Pty Limited (石炭鉱区保有/豪州における持株会社 子)
・エルエヌジージャパン(株) (LNG事業及び関連投融資 関連)
・日商LPガス(株) (LPG・石油類の輸入・販売 関連)
・Japan Alumina Associates (Australia) Pty. Ltd. (アルミナの製造 関連)
子会社 48社(国内 16社、海外 32社)
関連会社 28社(国内 7社、海外 21社)
化
合
学
成
品
樹
・ 有機化学品、無機化学品、精密化学品、工業塩、化学肥料、医・農薬、 ・エヌエヌ・ケミカル(株) (化学品及び無機鉱産物の国内取引及び貿易取引 子)
脂 化粧品、食品化学原料、窯業・鉱産物
・グローバル・ケミカル・ホールディングス(株) (化学品事業の持ち株会社 子)
汎用樹脂、エンジニアリングプラスチック等合成樹脂原料、
工業用及び包装、食品用フィルム・シート、
液晶・電解銅箔等電子材料、プラスチック成型機、その他合成樹脂製品他
・プラ・ネット・ホールディングス(株) (合成樹脂事業の持ち株会社 子)
・プラネット(株) (合成樹脂原料・製品等の貿易・売買 子)
・プラマテルズ(株) (合成樹脂原料・製品等の貿易・売買 子)
(※2)
・P.T. Kaltim Methanol Industri (メタノールの製造販売 子)
・Thai Central Chemical Public Co., Ltd. (化成肥料製造、販売、輸入肥料製品の販売 子)
・アリスタライフサイエンス(株) (ライフサイエンス事業会社 関連)
子会社 57社(国内 25社、海外 32社)
関連会社 39社(国内 9社、海外 30社)
建 設 都 市 開 発 マンションの企画・建設・分譲、宅地造成・販売、ビル事業、
建設工事請負、不動産売買・賃貸・仲介・管理、商業施設開発事業、
建設資材他
・双日商業開発(株) (商業施設の開発・建設・所有・賃貸事業 子)
・双日リアルネット(株) (不動産の売買・賃貸借の仲介等 子)
・ニコム建物管理(株) (ビル・マンション・商業施設ほか不動産の管理業務 子)
・日商岩井不動産(株) (不動産の売買、管理、賃貸、仲介 子)
・チェルシージャパン(株) (商業施設の開発、所有、賃貸、運営 関連)
子会社 36社(国内 17社、海外 19社)
関連会社 13社(国内 5社、海外 8社)
木
材 輸入原木、製材・合板・集成材など木材製品、住宅建材他
・サン建材(株) (総合建材販売 子)
・双日ランバー(株) (木材製材品の卸売 子)
・与志本林業(株) (外国産原木、外国産・国内産製材品、合板等の販売 子)
・Tachikawa Forest Products( N.Z.) Ltd. (製材加工・販売 関連)
子会社 関連会社 食
料 穀物、小麦粉、油脂、油糧・飼料原料、畜水産物、畜水産加工品、
青果物、冷凍野菜、冷凍食品、菓子、菓子原料、コーヒー豆、砂糖、
その他各種食品及び原料他
9社(国内
5社(国内
6社、海外
3社、海外
(※3)
3社)
2社)
・双日食料(株) (農畜水産物,飼料原料,その他各種食料品の販売 子)
・日商岩井ミートアンドアグリプロダクツ(株)
(食肉、園芸品、飼料等の国内販売及び輸出入 子)
・ユニテックフーズ(株) (天然食品添加物及び果実,果汁等の販売 子)
・フジ日本精糖(株) (砂糖製造、精製、加工・販売 関連)
・ヤマザキナビスコ(株) (菓子製造 関連)
(※2)
子会社 6社(国内 4社、海外 2社)
関連会社 24社(国内 11社、海外 13社)
物 資 ・ リテ ール 育児用品、物資製品、チップ植林事業、
和風ファストフードチェーン運営他
・双日ジーエムシー(株) (物資製品等の輸出入・販売 子)
・Vietnam Japan Chip Vung Ang Corporation (木材チップの製造販売及び植林事業 子)
・(株)なか卯 (和風ファストフードチェーン運営 関連)
・日商岩井紙パルプ(株) (包装用、梱包用資材、容器、機械等の販売 関連)
・ペイレス・シューソース・ジャパン(株) (靴小売の展開 関連)
子会社 関連会社 繊
5社(国内
6社(国内
2社、海外
4社、海外
(※2)
3社)
2社)
維 羽毛原料及び羽毛製品、綿・化合繊織物、不織布、
・シンガポール(株) (衣料製品の企画・製造・販売 子)
各種ニット生地・製品、繊維原料一般、産業資材用繊維原料及び製品、 ・第一紡績(株) (繊維製品製造・販売、倉庫業、ショッピングセンター経営 子)
衣料製品、インテリア、寝具・寝装品及び
・(株)ニチメンインフィニティ (紳士・婦人・子供衣料製品の企画・製造・販売 子) ホームファッション関連製品他・
・Now Apparel Ltd. (繊維二次製品の生産管理・販売 子)
子会社 20社(国内 13社、海外
関連会社 11社(国内 2社、海外
海 外 現 地 法 人 複数の商品を取扱う総合商社であり、世界の主要拠点において
多種多様な活動を行っております。
そ の 他 事 業
職能サービス、国内地域法人、物流・保険サービス事業、
ベンチャーキャピタル、企業再生ファンドの運営・管理、
鉄鋼関連事業、情報産業関連事業、ITコンテンツ、バイオメディカル、
環境事業、本社ビル賃貸事業、情報処理、コンピュータソフト開発他
7社)
9社)
・双日米国会社(子)
・双日欧州会社(子)
・双日アジア会社(子)
・双日中国会社(子)
・双日香港会社(子)
子会社 76社(国内 1社、海外 75社)
関連会社 24社(海外 24社)
・双日インシュアランス(株) (保険代理業 子)
・双日九州(株) (国内地域法人 子)
・双日シェアードサービス(株) (職能サービス 子)
・双日ロジスティクス(株)
(物流サービス業、陸海空運送取扱業/国際複合一貫輸送業(NVOCC) 子)
・日商エレクトロニクス(株) (ネットワークサービス事業 子)
・中央毛織(株) (各種繊維製品の製造・加工・販売等 関連)
・(株)メタルワン (鉄鋼関連商品の輸出入、外国間及び国内販売等 関連)
子会社 53社(国内 34社、海外 19社)
関連会社 28社(国内 16社、海外 12社)
(※1) 双日(株)は連結子会社でありますが、総合商社として各種商品・サービスの取扱いを行っておりますので上記には含めておりません。
(※2) 関係会社の内、平成17年3月31日現在、国内証券市場に公開している会社は、日商エレクトロニクス(株)(東証1部)、
フジ日本精糖(株)(東証2部)、中央毛織(株)(東証2部、名証2部)、プラマテルズ(株)(ジャスダック)及び
(株)なか卯(ジャスダック)の5社であります。
(※3) 平成17年4月1日を以って、双日ランバー(株)は日商岩井住宅資材(株)と合併し、双日住宅資材(株)となりました。
3
(※2)
(※2)
双日ホールディングス株式会社
グループ経営方針
1.基本方針
当社は、2004 年度を初年度とする「新事業計画」において、
“財務体質の抜本的な強化”と“良質な収
益構造への変革”を成し遂げ、外部環境に左右されない強固な経営基盤の確立と市場の信認の早期回復を
通じて企業価値を向上させることを基本方針としております。
2004 年 9 月に発表しました「新事業計画」は、2004 年度を初年度とする 3 ヵ年を計画期間とし、本計
画期間終了時には、
“強み”のある事業において双日ならではの高付加価値を提供する「革新的な機能型商
社」としての地位を確立いたします。その目指すべき姿、共有すべき信条を下記の通り「経営ビジョン」
として策定しております。
(経営ビジョン)
・ 個々の中核事業領域において、収益性・成長性の向上を絶えず追求することにより、それぞれ
の業界・市場においてトップクラスの競争力と収益力を持つ「事業の複合体」を目指します。
・ 環境の変化や、市場のグローバル化に対して素早く挑戦し、起業を通じ、常に新しい事業領域
の開拓に努める「革新的な商社」を目指します。
・ 多様な顧客のニーズを掘り起こし、ビジネスパートナーとして深化したサービスを提供できる
「機能型商社」を目指します。
・ 社員一人一人に自己実現に挑戦する機会を与える「開かれた事業体」を目指します。
2.利益配分に関する基本方針
当社は、株主の皆さまに対して安定的に配当を行うとともに、内部留保の拡充と有効活用によって企業
競争力と株主価値を向上させることを経営の最重要課題のひとつと位置付けております。配当水準につき
ましては、資本構成と株主資本の状況や、利益成長のための投資等に伴う資金需要などを勘案し、適切な
水準を決定してまいります。
当期においては、財務体質の抜本的な強化を図るために資産内容を徹底して見直し、この見直しに伴う
損失処理によって大幅な欠損金が生じました。この欠損金を解消するために、2005 年 6 月に開催予定の
定時株主総会において、資本準備金の取り崩し、および資本の減少を付議する予定です。この資本の減少
は、「資本の部」の勘定の振替であり、当社の純資産額に変更を生じるものではありません。また、この資
本の減少による発行済株式総数の変更もありませんので、1 株当たりの純資産額に変更を生じるものでも
ありません。
なお、
当社はグループ全体としての財務体質の改善と経営基盤の強化のための内部留保との調和を図り、
期間利益を積み上げた上で、2006 年度決算における配当を目指します。
3.新事業計画の概要
(1)新事業計画の基本方針
「新事業計画」は、下記①②等の施策を通じ“財務体質の抜本的な強化”と“良質な収益構造への変革”
を基本方針とし、企業価値の向上を目指すものであります。
① 財務体質の抜本的強化
<資産内容の徹底した見直し>
「新事業計画」では、従来からの視点を一新し、事業リスクの低減、および資産の質・流動性の
向上の観点から、計画初年度(2004 年度)において、従来、継続を前提としていた事業を含む低採
4
双日ホールディングス株式会社
算事業からの大胆な撤退、ならびに保有不動産の処分等を行い、このことにより、資産の質の低下
に終止符を打ち、資産の質を一気に向上させることを目指しました。
― 上記方針に基づき、2004 年度で計画どおり資産健全化処理を完了し、資産の質を一気に改善すると
いう所期の目的を達成いたしました。その結果として、2004 年度に 6,200 億円の資産を圧縮、4,300
億円の損失処理、1,500 億円の資金創出を行いました。
② 良質な収益構造の変革
<選択と集中の加速と、SCVA(リスク・リターン指標)の向上>
SCVA(Sojitz Corporation Value Added)の観点から、大胆に「選択と集中」を加速します。経済
付加価値を生まない事業を徹底的に整理するとともに、現在は価値を生んでいるものの将来性に乏し
い事業も整理の対象といたします。他方、成長領域での価値をさらに高めるために既存事業を拡大さ
せるための資金投入や、新規の投融資、ならびに M&A を積極的に行います。なお、今後も下記の 3
つのプロセスを通じて事業ポートフォリオを継続的に見直すことによって SCVA の向上を図り、良質
な収益構造への変革を実現してまいります。
・ 成長領域への資源投入
・ 選択事業・低採算事業からの撤退
・ 継続的な「事業ポートフォリオ管理」と「リスク管理の強化・高度化」によるSCVA の向上
(2)新事業計画の財務目標
新事業計画最終年度(2007 年 3 月期)の連結ベースでの財務目標は以下のとおりです。
・ 経常利益:
750 億円
・ ネット DER: 3 倍程度(ネット有利子負債 1 兆円水準)
・ 格付け:
BBB 以上
4.新事業計画の進捗状況
事業計画初年度である 2005 年 3 月期の数値計画と実績数値は以下となりました。
計画
実績
達成率
経常利益
500 億円
581 億円
116%
ネット有利子負債
11,100 億円
10,023 億円
124%
ネット DER
3.8 倍
3.6 倍
113%
5.対処すべき課題
当社の課題は、「新事業計画」に掲げる施策を確実にスケジュール通りに実行することによって、“財務
体質の抜本的強化”と“良質な収益構造への変革”を成し遂げることと認識しております。外部環境に左
右されない強固な経営基盤、および当社ならではの高付加価値を提供する革新的な機能型商社としての地
位を早期に確立し、企業価値の向上を目指します。
「新事業計画」における基本方針に基づき、当社では以下の課題に取り組んでまいります。
・ 事業リスクの低減、資産の質・流動性の向上
・ 資本構造の改善(発行済優先株式への対応)
・ 資金調達の安定性確保
・ 信用力の回復による、双日ブランドの確立
・ SCVA 経営の深化(リスク・リターン指標による事業ポートフォリオ管理)
・ 成長戦略の明確化
上記課題に関し、資産の健全化については、2004 年度中に抜本処理を行い、資産の質を一気に向上させ
5
双日ホールディングス株式会社
る対策を実行いたしました。また、SCVA による事業評価を踏まえ、低採算事業から撤退し、競合優位性
を持つ事業へ注力することで、収益構造を変革し、事業ポートフォリオの改善を図るべく選択と集中を実
行いたしました。今後も、引き続き選択と集中を継続的に進め、事業ポートフォリオの改善を進めると同
時に各事業の成長戦略を明確化してまいります。また、リスク量のコントロールとリスク・リターンの向上
を図るためリスク管理の強化・高度化も継続して進めてまいります。
6.コーポレート・ガバナンスに関する基本的な考え方およびその施策の実施状況
(1) 基本的な考え方
当社は、株主をはじめとするステークホルダーに対する経営責任と説明責任を明確にするとともに、透
明性の高い経営体制を確立することにより、グループ全体の収益力の向上と企業価値の極大化を目指して、
グループの持株会社として傘下子会社の事業活動を管理・監督することをコーポレート・ガバナンスの基
本的な方針、目的としており、重要な経営の課題であると認識しております。加えて、コーポレート・ガ
バナンス体制のあり方とその効率化につき「新事業計画」の進捗を睨みながら検討は続けてまいります。
当社は、取締役の選任、報酬、経営の監視等の経営の諸問題については、経営の透明性やコーポレート・
ガバナンスの向上を目指して、以下の施策を実施しております。
(2) 施策の実施状況
①
会社の経営上の意思決定、執行および監督に係る経営管理組織その他コーポレート・ガバナンス
体制の状況
1)会社の機関の内容
・ 当社は監査役設置会社です。法的にも監査役の監査機能が強化されたこと、および取締役会の
任意の諮問機関として指名委員会、報酬委員会を設置することにより取締役の選任・報酬に対す
る妥当性・透明性を確保できると考えることから、監査役設置会社としております。
尚、当社は本年10月1日付けで傘下事業会社の双日株式会社との合併を予定しており、新しい「会
社法」に関する法令改正の動向を勘案の上、引き続き最適なコーポレート・ガバナンス体制の検
討を行ってまいります。
・ 当社取締役会は取締役5名(うち、社外取締役1名、双日株式会社の取締役兼務3名)で構成され
ており、グループ内の最高意思決定機関として、グループ経営に係る最重要案件の審議・決裁を
行っております。
・ 当社の監査役会は監査役4名(うち社外監査役2名)で構成されております。
・ 当社は平成15年4月の設立時より経営の意思決定と業務執行の分離による権限・責任の明確化お
よび意思決定・執行の迅速化を実現するため、執行役員制度を導入しております。また急速な経
営環境の変化に迅速かつ的確に対応し、経営に対する責任を明確にするため、取締役および執行
役員の任期を1年としております。
・ 当社では取締役会の任意の諮問機関として、当社取締役候補者・執行役員候補者および双日株
式会社取締役候補者の各選任案を審議する「指名委員会」
(委員長は社外取締役、委員は取締役2
名)、当社取締役・執行役員および双日株式会社取締役の各報酬を審議する「報酬委員会」
(委員
長は社外取締役、委員は取締役2名)を設置しております。また新事業計画の進捗の徹底を目的と
した「フォローアップ委員会」(委員長は双日株式会社社長、委員は取締役2名、執行役員1名)を
双日株式会社に設置し、外部の専門家をアドバイザーに起用して第三者のアドバイスを踏まえた
進捗状況の管理を行っております。
・ コンプライアンス体制については、当社内にコンプライアンス部を設置し、双日グループおよ
びその役職員が国内外法令・社内規程を遵守し、社会規範を尊重した節度と良識をもった行動の
徹底を図ることを目的としたコンプライアンス・プログラムを制定するとともに、双日グループ
の法令遵守および危機管理を主目的とする「コンプライアンス委員会」を双日株式会社に設置し
ております。また双日グループのイントラネット内にコンプライアンス委員会のホームページを
6
双日ホールディングス株式会社
開設して啓蒙活動を行う等、グループ全体でのコンプライアンス強化に取り組んでおります。
2)内部統制システムの整備の状況
・ 業務執行の適法性、有効性および効率性を担保するための内部統制システムは、リスク管理部、
コンプライアンス部、主計部、経営企画部等の社内組織による牽制および監査部による事後チェ
ックと関連の社内規程により機能しております。今般、内部統制システムの見直しとさらなる強
化を目的として、当社および双日株式会社の横断的組織として検討タスクフォース(当社:経営
企画・IR部、広報部、監査部、コンプライアンス部、リスク管理部、双日株式会社:主計部、経
営企画部、より構成)を設置し、適時開示に係る社内体制の整備、内部統制システムの取組方針
(対象範囲、実行方法、スケジューリング、推進体制等)の検討を開始しました。
・ 平成17年2月末に、双日グループ内の報告・情報開示体制を明示した会社情報の適時開示に係る
宣誓書を、東京証券取引所および大阪証券取引所に提出しました。
3)リスク管理体制の整備の状況
・ 当社グループは、総合商社として、物品の売買および貿易業をはじめとして、国内および海外
における各種製品の製造・販売やサービスの提供、各種プロジェクトの企画・調整、各種事業分
野への投資、ならびに金融活動などグローバルに多角的な事業を行っており、市場リスク(為替、
金利、商品市況、株価などの変動リスク)、信用リスク(貸倒リスク、回収リスク)、投資リスク、
カントリーリスク、オペレーショナルリスクなど、様々なリスクにさらされておりますので、こ
れらのリスクを適切にモニターしコントロールするために当社傘下の事業会社である双日株式
会社で「リスク管理総合基準」などを設け、この基準に基づきリスク管理体制や管理手法を整備
しております。各リスク項目に対する管理体制は以下のとおりです。
・ 市場リスクに伴う損失の発生または拡大を未然に防ぐために、為替、金利、商品などの市況商
品やそれらの派生商品の各々について、社内組織単位ごとにポジション(ロング・ショート)限
度枠と損失限度額を設定の上、厳格なポジション・損失管理を行うとともに、損切りルールの遵
守を徹底しております。また、一般の営業・財務活動に伴い発生する市場リスクは、物品の売買
取引や資産・負債のマッチングと、先物為替予約取引、商品先物・先渡契約、金利スワップ取引
などによるヘッジ取引などによって、リスクをミニマイズすることを基本方針としております。
また相場変動を通じて収益獲得を目的とする取引については、ポジション・損失管理と損切りル
ールの徹底に加え、フロント業務とバックオフィス業務を明確に分離し管理しております。
・ 上記のリスク管理体制を整備していたにもかかわらず、意図的に文書の偽造や報告がなされた
ことにより本来のチェック・監督機能が十分に発揮されずに損失が発生した今般のコモディティ
ー取引に関する事故の反省を踏まえ、今後の再発防止に向けた具体的な対策として、
− 営業部門の企画業務室に営業部の先物取引に関するチェック権限と責任を与えて、営業現場
での牽制機能の強化を図る。
− 先物担当者の定期的な部門内外への異動を制度化する。
(担当期間は最長2年間)
− 先物担当者は任期中、毎年、休暇および研修による一時的な職務からの強制離脱を図らせる。
− 職能部門間の横断的なコミュニケーションルートを確立する。
− 通常2年に1回の社内監査を、先物取引については既に1年に1回の監査としているが、さらに
取引規模に応じて調査期間の延長・調査人員の増員などを行い、監査の実効性を高める。
− これまで以上にコンプライアンスの意識の徹底を図り、コンプライアンス遵守を個人ならび
に組織の業績評価に反映させる。
− 内部通報制度については、通報者が関係者である場合の懲罰の軽減等、インセンティブを設
ける。
等の措置を講じます。
上記諸施策の実施を含め、事故再発防止に向け「再発防止委員会」を設置し、内部統制と一体
となったリスク管理体制の抜本的な強化を図ってまいります。
7
双日ホールディングス株式会社
・ 取引先に対する信用リスクを客観的に評価するために取引先ごとに信用格付を付与するととも
に、信用格付を参考に取引先ごとの取引限度額を設定し、信用供与額を取引限度に収めることに
よって信用リスクをコントロールしております。また、延払・融資・保証行為に伴う信用リスク
は、収益性が信用リスクに見合ったものかを評価し、リスクに見合う収益を生まない取引につい
ては、収益性改善または信用リスク抑制の措置を採ることとしております。
・ 事業投資から発生する損失の予防・抑制を目的として、事業投資案件の審議における厳格なス
クリーニング、フォローアップ管理、撤退について各々基準を設け、管理を行っております。新
規事業投資案件のスクリーニングでは、キャッシュフロー計画を含めた事業計画を精査し事業性
を厳格に評価するとともに、キャッシュフロー内部収益率(IRR)のハードルを設定し、リスク
に見合った収益が得られる案件を抽出できる仕組みを整えております。既に実行済みの事業投資
案件については定期的に事業性を評価して問題点を早期・事前に把握し、撤退・整理損をミニマ
イズする目的で、撤退条件を設定し、リスクに見合った収益を生まない投資から適時に撤退する
ための意思決定に活用しております。
・ カントリーリスク発現時の損失の発生を最小化するためには、まず特定の国・地域に対するエ
クスポージャーの集中を避ける必要があると考えており、各国・地域ごとにカントリーリスクの
大きさに応じた国格付を付与し、
国格付の低い国に対してはエクスポージャー総計の管理を行い、
カントリーリスクが大きい国との取り組みでは、案件ごとにリスク回避策を講じております。
・ 平成16年10月に双日株式会社にリスク管理企画室を新設し、リスク管理体制のあり方の検討、
決裁事項の立案・審議プロセスの見直し、モニタリング制度の構築、撤退基準とその運用ルール
の見直し、などを行うとともに、各営業部門の統合リスク量の計量体制を整え、ポートフォリオ
管理の導入を図ります。さらに、より厳格なリスク評価を行うために2006年4月よりSCVAの算
出方法をWACC(加重平均資本コスト)方式からリスクアセット方式に変更する準備を進めてお
ります。
4)監査役監査、会計監査及び内部監査の状況
・ 監査役監査:
(組織) 監査役会
(人員) 社外監査役2名を含む4名で構成
(監査手続)・ 監査役会が定めた監査の方針、監査実施計画及び業務分担等に従い、取締役会に
出席するほか、取締役等からその職務の執行状況の聴取、重要な決裁書類等の閲覧、
さらには子会社から営業の報告を求めるなどの方法により監査を実施し、経営に対
する監視、監督機能を果たしています。
・ 当社の監査役4名のうち3名(平成17年3月末までは4名全員)が双日株式会社の監
査役を兼務し、子会社の業務を直接把握することにより、監査の有効性を高めてい
ます。
・ 監査役の監査機能の充実を図るため、監査役会の専属組織である監査役業務室を
設置し専任スタッフを配置しています。
・ 会計監査人:
当社は、商法に基づく会計監査人および証券取引法に基く会計監査に関し、新日本監査法人
とあずさ監査法人による共同監査を依頼しております。当期において業務を執行した公認会計
士の氏名は以下のとおりです。
8
双日ホールディングス株式会社
業務を執行した公認会計士の氏名
所属する監査法人名
指定社員 業務執行社員 小西 文夫
新日本監査法人
指定社員 業務執行社員 杉山 正治
指定社員 業務執行社員 竹野 俊成
新日本監査法人
新日本監査法人
指定社員 業務執行社員 富山 正次
あずさ監査法人
指定社員 業務執行社員 横井 直人
指定社員 業務執行社員 小野 純司
あずさ監査法人
あずさ監査法人
・ 内部監査:
(組織) 監査部
(人員) 部長以下合計13名
(監査手続)
・ 毎期初に取締役会の承認を受けた監査計画に基づき、双日株式会社の営業部,財務
部、および連結子会社、海外4極法人(米国・欧州・アジア・中国)を対象に2年に
1度の頻度で監査を行っています。
またヘッジ取引等で先物取引を行う部署は平成
16年4月以降、年に1度の先物監査を行っています。
・ 取引リスクを適時・詳細に把握管理できる営業部署が、反復自己点検することに
より現場での問題点の早期発見と業務効率の改善促進、損失発生の未然防止、なら
びにリスク管理マインドの熟成を図るため、営業部およびグループ会社に「自己点
検制度」を導入しており、半年に1度、監査部の作成した点検項目に基づいたチェ
ックを行い、改善実行状況をフォローアップすることとしております。
・ コンプライアンス、信頼できる財務報告、リスク管理状況等を重点項目として、
受監査部署の内部統制、ガバナンスが有効に機能しているかをモニタリングし、評
価・検証して経営トップに報告すると共に、
現場実務の管理体制強化の為の実効的な
改善提案を行っています。
・ 監査後、受監査部署および主管部門長、職能部門担当役員、監査役に対して監査
講評会を開催し、監査記録書に基づき現場への報告を行います。
・ 要約した監査報告書を経営トップに提出すると共に、毎月1回監査報告会におい
て経営トップに直接説明報告し、指示を仰いでいます。監査時の指摘、改善事項が
受監査部署で早期に改善されるよう3ヵ月後、6ヵ月後に改善状況報告を提出させ、
フォローアップ監査により改善を確認しています。
・ 監査役監査、会計監査及び内部監査の相互連携:
監査役は、監査部および会計監査人とは、監査の相互補完また効率性の観点から、双方向的
な情報の交換を行うと共に、連携し、監査の実効性を高めています。
具体的な連携としては、監査部から監査役への年度監査計画の説明、監査部の監査講評会へ
の監査役の出席、監査部監査結果に対する監査役の意見書の作成、監査部から経営トップへの
監査報告書の写しを監査役に提出、監査部から監査役会への半期毎の内部監査状況説明、監査
役から監査部への情報の提供・調査の依頼、などを行っています。
また会計監査人とは、会計監査人から監査役会に対する定期的な報告会の開催、内部統制に
ついての意見交換などを通じて連携を図っています。
・ 業務執行および経営監視の仕組みの模式図は次頁のとおりです。
9
双日ホールディングス株式会社
株主(株主総会)
当社(持株会社)
選任・解任
選任・解任
監査役会
選任・監督
選任・監督
諮問機関
役員候補者、
役員報酬の
審議
代表取締役
経 営 監 視
執行役員
会計監査
選任・解任
業務監査
取締役会
指名委員会
報酬委員会
会計監査人
株主(株主総会)
双日株式会社(事業会社)
選任・解任
取締役会
業務監査
監査役会
選任・監督
選任・監督
指示
代表取締役
選任
指示
報告
業 務 執 行
経営の
基本方針
等を付議
多額の
投融資等
を付議
フォローアップ
委員会
報告
経営会議
コンプライアンス
委員会
投融資審議会
重要な業務
執行について
付議・報告
会計監査
執行役員
10
会計監査人
選任・解任
選任・解任
双日ホールディングス株式会社
②
会社と会社の社外取締役および社外監査役の人的関係、資本的関係または取引関係その他の利害
関係の概要
・社外取締役の村岡茂生氏、および社外監査役の品川正治氏、石田克明氏の各氏と当社との間の利
害関係はありません。
③
会社のコーポレート・ガバナンスの充実に向けた取り組みの最近1年間における実施状況
・報酬委員会
(開催回数) 6回
(出席状況) 毎回、全委員出席
(活動・成果の内容) 当社取締役・執行役員の報酬体系の提案
当社取締役・執行役員、双日株式会社取締役の業績評価方法の提案
・指名委員会
(開催回数) 1回
(出席状況) 全委員出席
(活動・成果の内容) 当社取締役・執行役員、双日株式会社取締役の各候補者案の審議
・フォローアップ委員会
(開催回数) 5回
(出席状況) 全委員出席(当社社長も毎回オブザーバーとして出席)
(活動・成果の内容) 予算・実績管理、資産健全化、リスク管理、事業ポートフォリオ
再構築、財務基盤、資本政策を報告し、新事業計画の進捗状況を管理。
・コンプライアンス委員会
(開催回数) 9回
(出席状況) 全委員出席
(活動・成果の内容) コンプライアンス体制の周知徹底、危機管理体制の整備、個人情報保
護法施行への対応(個人情報保護規程を制定。)
11
双日ホールディングス株式会社
経営成績及び財政状態
1. 経営成績
(1)当連結会計年度の概況
当期は国内においては新潟中越地震、海外においてはインド洋大津波など、大きな災害が発生し
ました。他方、混乱が続いていたイラク情勢は、政権移譲後の国民議会選挙が一応の成功を見たことで、
ようやく落ち着きを見せ始めています。
このような中で、世界経済は好調な米国経済と旺盛な中国の需要に支えられ、全体として高い成
長を持続しました。それと同時に、ニューヨーク原油が初めて 1 バレル 50 ドル台に乗せるなど、国際商
品市況の上昇が目立ちました。
米国経済は課題となっていた雇用も回復に向かい、連銀は平成 16 年 6 月から 3 年ぶりの利上げ
に踏み切りました。その後も小刻みな利上げを繰り返し、超低金利状態からの脱出が進んでいます。
他方、欧州経済はユーロ高により輸出が伸び悩み、雇用の回復が進まないなど、景気回復はまだ
ら模様が続いています。
中国経済は、素材産業などの分野で過剰投資が景気の過熱を招き、政府は引き締め気味の政策
運営を行っています。しかし、平成 16 年も9.5%成長と政府目標の 7%を大きく上回りました。香港を含
む日中間の貿易額が、日米間の貿易額を越えたことは、平成 16 年の大きな話題のひとつです。NIEs、
ASEAN でも輸出主導で景気は堅調に推移しました。
ブラジル、ロシア、インド、中国の新興 4 ヵ国(
BRICs)では、広大な国土と多数の人口を背景にし
て、世界経済の中で着実に存在感を増しています。
わが国経済は、家計消費の冷え込みや輸出の減速から、景気は足踏み状態を迎えています。た
だし、企業収益は好調を維持しており、設備投資も緩やかに増加しており、雇用情勢も改善に向かって
います。
当社は子会社である旧ニチメン㈱と旧日商岩井㈱とを平成 16 年 4 月 1 日に合併し、「双日株式会
社」として新たにスタートさせました。完全親会社である当社は平成 16 年 7 月 1 日をもってニチメン・日
商岩井ホールディングス㈱から「双日ホールディングス㈱」に商号変更しております。当連結会計年度
の当社グループの業績につきましては下記のとおりであります。
当連結会計年度の連結売上高は、低採算取引の見直しをした結果、4 兆 6,759 億 3 百万円と前期
比 20.2%の減収となりました。売上高の内容を取引形態別に前期と比較いたしますと、輸出取引は機
械・宇宙航空部門などで 11.9%、輸入取引はエネルギー・金属資源部門などで 19.5%、国内取引は低
採算の石油製品関連取引の減少などで 22.5%、外国間取引は海外現地法人、機械・宇宙航空部門な
どで 22.6%とそれぞれ減収となりました。
また商品部門別では、エネルギー・金属資源部門が代行取引を中心に低採算取引の見直しにより
40.2%、建設都市開発部門がマンション販売の減少により 17.7%、機械・宇宙航空部門が航空機関連
取引の減少により 17.6%、海外現地法人が低採算取引の縮小により 14.1%、食料が穀物等の輸入取
引の減少により 9.3%、それぞれ前期比大きく減収となり、その他の部門も繊維部門が連結子会社の新
規連結により若干の減収にとどまったものの総じて減収となりました。
12
双日ホールディングス株式会社
連結利益につきましては、売上総利益は繊維部門、その他事業にて連結子会社の新規連結により
増益となりましたが機械・宇宙航空部門で事業構造改善に伴う連結子会社の売却・整理により、建設都
市開発部門でマンション販売の減少などで減益となり前期比 1.9%減益の 2,442 億 47 百万円となりまし
た。営業利益は売上総利益が減少したものの、販売費及び一般管理費が合理化効果などにより前期
比 103 億 49 百万円と大幅に改善したため 655 億 21 百万円と前期比 9.3%の増益となりました。経常利
益は㈱メタルワンなどの持分法投資損益の改善などにより580 億 88 百万円と前期比 19.9%の増収とな
りました。特別損益につきましては、特別利益として投資有価証券売却益 87 億 72 百万円など合計 153
億 1 百万円を計上し、他方、特別損失として昨年 9 月 8 日に発表しました「新事業計画」にそって保有
不動産の処分や海外投融資を含む低採算事業の見直しを行い、有形固定資産等売却・除却損 981 億
13 百万円、有形固定資産等評価損 246 億 50 百万円、事業構造改善損 2,241 億 19 百万円、関係会
社等整理・引当損 622 億 65 百万円などに加え本年 3 月に判明した社内ルール違反による商品先物取
引から生じた先物取引清算損失 179 億 86 百万円を計上し合計 4,534 億 68 百万円となり、特別損益は
4,381 億 67 百万円の損失となりました。この結果、税金等調整前当期純損失は 3,800 億 79 百万円とな
り、法人税、住民税及び事業税 113 億 31 百万円、「新事業計画」における収益計画の蓋然性を厳格に
見直したことによる繰延税金資産の取崩などによる法人税等調整額 182 億 87 百万円を計上し、少数株
主利益 27 億 78 百万円を控除した結果、当期純損失は 4,124 億 75 百万円となりました。
(2)事業の種類別セグメントの連結業績
<機械・宇宙航空>
航空機関連取引の減少や連結子会社の売却・整理等により、売上高は 8,697 億 71 百万円と前期
比 17.6%の減収となりましたが、営業利益は合理化による販売費及び一般管理費の減少により
123 億 36 百万円と前期比 16.4%の増益となりました。
<エネルギー・金属資源>
エネルギー事業において低採算取引の見直しにより、売上高は 1 兆 777 億 58 百万円と前期比
40.2%の減収となりましたが、営業利益は利益率が改善したことにより 106 億 22 百万円と前期比
48.9%の大幅な増益となりました。
<化学品・合成樹脂>
低採算取引の見直しにより、売上高は 5,961 億 44 百万円と前期比 4.3%の減収となりましたが、営
業利益は合理化による人件費等販売費及び一般管理費の減少により 156 億 46 百万円と前期比
28.1%の増益となりました。
<建設都市開発>
マンション販売の減少により、売上高は 1,924 億 22 百万円と前期比 17.7%の減収となり、営業利
益も71 億 3 百万円と前期比 16.4%の減益となりました。
<木 材>
売上高は 2,919 億 81 百万円と前期比 1.1%の僅かな減収となりましたが、営業利益は 37 億 33 百
万円と前期比 6.4%の増益となりました。
13
双日ホールディングス株式会社
<食 料>
前期に引き続き、利益率が低い穀物等の取引を縮小したことなどにより、売上高は 3,963 億 14 百
万円と前期比 9.3%の減収となりました。営業利益は利益率の改善と合理化による販売費及び一
般管理費の減少により45 億 75 百万円と前期比 129.7%の大幅な増益となりました。
<物資・リテール>
チップ事業が好調でしたが低採算取引を見直し、売上高は 2,403 億 95 百万円と前期比 3.4%の減
収となりましたが、営業利益は販売費及び一般管理費の減少により 19 億 28 百万円と前期比
243.7%の大幅な増益となりました。
<繊 維>
猛暑による影響で秋冬物のスタートが不調だったこともあり、連結子会社の新規連結があったもの
の、売上高は 1,478 億 40 百万円と前期比 0.2%の僅かな減収となりましたが、営業利益は利益率
の改善で48 億 57 百万円と前期比 18.0%の増益となりました。
<海外現地法人>
低採算取引の見直しにより、売上高は 7,431 億 18 百万円と前期比 14.1%の減収となりましたが、
前期不振であった欧州法人で利益率の改善や統合効果による販売費及び一般管理費の減少な
どにより収益力が回復しつつあり、営業利益は 41 億 99 百万円と前期比 264.8%の大幅な増益と
なりました。
<その他事業>
海外支店にて低採算取引から撤退したこと等により、売上高は 1,201 億 56 百万円と前期比21.0%
の減収となりました。営業利益も39 億 30 百万円と前期比 60.0%の減益となりました。
2. 平成 17 年度業績見通し
現時点での通期の業績見通しは以下のとおりです。
(連結)
売上高
4 兆 9,000 億円
経常利益
650 億円
当期純利益
350 億円
(単体)
売上高
1 兆 2,512 億円
経常利益
170 億円
当期純利益
162 億円
上記見通しの前提条件として、為替レート(¥/US$)は 105 円、原油価格は 35∼40US$/BBL(Brent)
としております。
14
双日ホールディングス株式会社
また、平成17 年 6 月に開催予定の定時株主総会に付議される当社と当社の子会社である双日㈱
との合併(平成 17 年 10 月1日予定)が実行されることを前提としております。
※将来情報に関するご注意
上記の業績見通しは、現在入手可能な情報から当社が現時点で合理的であるとした判断、および仮定に基
づいて算定しております。従い、実際の業績は、内外主要市場の経済状況や為替相場の変動などさまざまな重
要な要素により、記載の見通しとは大きく異なる可能性があります。重要な変更事象等が発生した場合は、適時
開示等にてお知らせします。
3. 財政状態
(1) 連結バランスシートの状況
「新事業計画」にそって「保有不動産の処分」を進め、また、「選択と集中」を加速するにあたり、事
業リスクの低減、および資産の質・流動性の観点から、海外投融資を含む低採算事業の見直しを行い、
撤退コストや回収可能額を厳格に算定しました。その結果、従来、営業循環過程にあると判断した流動
資産を固定資産へ振替処理し、多額の固定化営業債権の計上と貸倒引当金の大幅な積増を行いまし
た。また、昨年9 月 29 日開催の取締役会にて第三者割当による優先株式と転換社債型新株予約権付
社債の発行を決議し、10 月 29 日に総額 3,700 億円の払込を受けました。優先株式による増資 3,600
億円のうち、3,400 億円については 当社に対する貸付金元本債権の現物出資となっております。この結
果、有利子負債が減少しましたので流動比率は改善されております。また、転換社債型新株予約権付
社債 100 億円は当連結会計年度末時点で全額普通株式に転換されております。
(2) 連結キャッシュ・フローの状況
当連結会計年度のキャッシュ・フローの状況は、営業活動によるキャッシュ・フローは 197 億 74 百万
円の支出、投資活動によるキャッシュ・フローは 2,384 億 10 百万円の収入、財務活動によるキャッシュ・
フローは 2,122 億 64 百万円の支出となりました。これに換算差額及び連結範囲の変更に伴う増減額を
調整した結果、当連結会計年度末の現金及び現金同等物の残高は 4,065 億 66 百万円となりました。
① 営業活動によるキャッシュ・フロー
当連結会計年度の営業活動による資金は、前期比 1,069 億 34 百万円減少の 197 億 74 百万円の
支出となりました。主として、本年 3 月に判明した社内ルール違反による商品先物取引を清算する
ための支出として 179 億 86 百万円があったことなどによります。
なお、前期には売掛債権等の流動化規模が拡大したことによる営業資金の多額な回収があったと
いう一過性の要因がありました。
② 投資活動によるキャッシュ・フロー
当連結会計年度の投資活動による資金は、前期比 1,653 億 80 百万円増加の 2,384 億 10 百万円
の収入となりました。主な収入としましては、保有不動産の処分を進めたことによる有形固定資産
の売却、投資有価証券の売却や貸付金の回収などによるものです。
③ 財務活動によるキャッシュ・フロー
当連結会計年度の財務活動による資金は、引き続き有利子負債の削減を進めましたので、前期
比 1,436 億 62 百万円減少の 2,122 億 64 百万円の支出となりました。
15
双日ホールディングス株式会社
4. 事業等のリスク
当社グループは、総合商社として、物品の売買および貿易業をはじめとして、国内および海外における各種
製品の製造・販売やサービスの提供、各種プロジェクトの企画・調整、各種事業分野への投資、ならびに金融活
動などグローバルに多角的な事業を行っております。
これらの事業の性質上、当社グループは、市場リスク(為替、金利、商品市況、株価などの変動リスク)、信用リ
スク(貸倒リスク、回収リスク)、投資リスク、カントリーリスクなど様々なリスクにさらされています。これらのリスクは、
予測不可能な不確実性を含んでおり、将来の当社グループの業績にインパクトを与える可能性があります。な
お、当社グループでは 04 年 9 月公表の「新事業計画」に基づき、上記リスクを含む事業リスクの低減、および資
産の質・流動性の向上の観点から、海外投融資を含む低採算事業の見直しを行い、05 年 3 月期決算において
健全化処理(損失計上)を実施致しました。
こうした様々なリスクに対処するためには、グループがかかえているさまざまなリスクを一貫した考え方に基づ
いて適切に認識し「統合リスク管理」として計量することで、経営に活用することが重要です。当社グループでは、
このような考えに基づき、リスク管理を強化・高度化するため、04 年 10 月に「リスク管理企画室」を立ち上げ、リス
ク管理に関する各種制度の見直しを開始すると共に、継続的に「統合リスク管理」を実施してまいります。
しかしながら、今般、コモディティー取引において社内規程通りの管理がなされず、さらにそれを隠蔽するた
めに書類の捏造と虚偽の報告が意図的に行われることで多額の損失を発生するに至りました。今回の事故に対
しては、当社グループと利害関係を有しない第三者を委員長に「事故調査委員会」による調査及び同時並行に、
下記に代表される全ての国内外の類似取引に関しても当社監査部が外部の専門家の協力を得て内部監査を
行い、社内規程から逸脱した取引行為は存在しないことを確認致しました。なお、内部監査は下記取引を対象
に、実需契約残高、在庫残高、先物取引内容、契約書の真偽確認の4項目について実施致しました。
・ 石油等(ナフサ、ガソリン、灯油、軽油、重油)
・ 非鉄金属(錫地金)
・ 鉄鉱石・合金鉄(ニッケル)
・ 貴金属(金、銀、プラチナ等)
・ 食料(砂糖、コーヒー、大豆、大豆粕、トウモロコシ、エビ)
・ 財務(スワップ取引、為替予約等)
当社グループと致 しましては「事故調査委員会」の報告を踏まえ、再発防止に向けてリスク管理体制及びコン
プライアンス管理体制の抜本的な強化を図り、再発防止策の実施を進め、信頼回復に努めていく所存でありま
す。
当社グループの事業に関しては、以下のようなリスクがあります。
(1)
市場リスク
当社グループは、グローバルな事業展開や貿易業における外貨建の取引などに伴う為替変動リスク、資金の
調達や運用などに伴う金利変動リスク、営業活動における買付契約・棚卸商品などに伴う商品市況変動リスク、
ならびに株式の保有などに伴う株価変動リスクなどの市場リスクにさらされております(なお、市場リスクを伴う取
引はこれらに限定されるものではありません)。
これらの市場リスクの多くは顧客へ転嫁することが可能ですが、当社グループでは、市場リスクに伴う損失の
発生または拡大を未然に防ぐために、為替、金利、商品などの市況商品やそれらの派生商品の各々について、
社内組織単位ごとにポジション(ロング・ショート)限度額と損失限度額を設定の上、ポジション・損失管理を行うと
ともに、損切りルールを制定し運用しております。また、一般の営業・財務活動に伴い発生する市場リスクは、物
16
双日ホールディングス株式会社
品の売買取引や資産・負債のマッチングと、先物為替予約取引、商品先物・先渡契約、金利スワップ取引など
によるヘッジ取引などによって、リスクをミニマイズすることを基本方針としております。
(2)
信用リスク
当社グループでは、多様な商取引により国内外の多数の取引先に対して信用供与を行っており、信用リスク
を負っております。こうしたリスクに対処するために、当社グループでは、信用供与を行っている取引先ごとに客
観的な手法に基づく 11 段階の信用格付けを付与するとともに、信用格付けを参考に取引先ごとの取引限度を
設定し、信用供与額を取引限度に収 めることにより信用リスクをコントロールしております。また、取引先の信用
状態に応じて必要な担保・保証などのリスクヘッジを講じています。また、延払・融資・保証行為に伴う信用リスク
は、別途、収益性が信用リスクに見合ったものかを定期的に評価し、リスクに見合う収益を生まない取引につい
ては、収益性改善または信用リスク抑制の措置を採ることとしております。
(3)
投資リスク
当社グループでは、様々な事業に対して投資を行っており、投資価値の変動によるリスクを負っております。
事業投資から発生する損失の予防・抑制を目的として、当社グループでは事業投資案件の審議における厳格
なスクリーニング、フォローアップ管理、ならびに撤退について各々基準を設け、管理を行っております。
新規事業投資案件のスクリーニングでは、キャッシュフロー計画を含めた事業計画を精査し事業性を厳格に
評価するとともに、キャッシュフロー内部収益率(
IRR)のハードルを設定し、リスクに見合った収益が得られる案
件を抽出できる仕組みを整えております。
既に実効済みの事業投資案件については、問題事業を早期に発見し適切な措置を講じることで損失をミニ
マイズするために、定期的に事業性を評価するなどプロセス管理を徹底しております。また、事業投資案件の問
題点を早期・事前に把握し、撤退・整理損をミニマイズする目的で、撤退条件を設定し、リスクに見合った収益を
生まない投資から適時適切に撤退するための意思決定に活用しております。
(4)
カントリーリスク
当社グループでは、カントリーリスク発現時の損失の発生を最小化するためには、先ず、特定の国・地域に対
するエクスポージャーの集中を避ける必要があると考えております。このため、各国・地域ごとにカントリーリスク
の大きさに応じて国格付けを付与するとともに、国格付が低いにもかかわらず、比較的大きなネットエクスポージ
ャーを有している国に対してはネットエクスポージャーの上限枠を設定し、ネットエクスポージャーを上限枠内に
抑制するようにしております。
また、カントリーリスクが大きい国との取組みでは、案件ごとにリスク回避策を講じております。
17
連 結 売 上 高 内 訳
形 態 別 売 上 高
双日ホールディングス株式会社
(単位:百万円)
当連結会計年度
形
態
前連結会計年度
(平成16年4月1日∼平成17年3月31日) (平成15年4月1日∼平成16年3月31日)
構成比%
構成比%
前 年 度 対 比
増減額
増減率%
輸
出
769,704
16.5
873,841
14.9 ▲
104,137 ▲
11.9
輸
入
1,132,897
24.2
1,407,280
24.0 ▲
274,383 ▲
19.5
国
内
1,860,767
39.8
2,401,979
41.0 ▲
541,212 ▲
22.5
間
912,533
19.5
1,178,634
20.1 ▲
266,101 ▲
22.6
計
4,675,903
100.0
5,861,737
100.0 ▲
1,185,834 ▲
20.2
外
国
合
商品部門別売上高
(単位:百万円)
当連結会計年度
部
門
前連結会計年度
(平成16年4月1日∼平成17年3月31日) (平成15年4月1日∼平成16年3月31日)
構成比%
機 械 ・ 宇 宙 航 空
構成比%
前 年 度 対 比
増減額
増減率%
869,771
18.6
1,055,396
18.0 ▲
185,625 ▲
17.6
1,077,758
23.0
1,803,097
30.8 ▲
725,339 ▲
40.2
596,144
12.8
622,743
10.6 ▲
26,599 ▲
4.3
建 設 都 市 開 発
192,422
4.1
233,801
4.0 ▲
41,379 ▲
17.7
木
材
291,981
6.2
295,264
5.0 ▲
3,283 ▲
1.1
食
料
396,314
8.5
437,009
7.5 ▲
40,695 ▲
9.3
物 資 ・ リテ ー ル
240,395
5.1
248,963
4.2 ▲
8,568 ▲
3.4
繊
維
147,840
3.2
148,087
2.5 ▲
247 ▲
0.2
海 外 現 地 法 人
743,118
15.9
865,299
14.8 ▲
122,181 ▲
14.1
そ
業
120,156
2.6
152,072
2.6 ▲
31,916 ▲
21.0
計
4,675,903
100.0
5,861,737
100.0 ▲
1,185,834 ▲
20.2
エ ネ ル ギ ー ・
金
属
資
源
化
合
合
学
成
の
品
樹
他
事
・
脂
(注)事業区分の変更と各事業の主な取扱商品について
平成16年4月に子会社である旧ニチメン㈱と旧日商岩井㈱が合併した事により、商権単位のレベルで事業ポートフォリオの再検証が容易となり、その最適化を図った結
果、セグメント情報の有用性を高めるため、当連結会計年度より、以下の通り事業区分の変更を行っております。前連結会計年度のセグメント情報につきましては、当
連結会計年度の区分で表示しております。
・従来、「住・生活産業」に含めておりました「建設都市開発」、「木材」、「食料」、「物資・リテール」、「繊維」をそれぞれ独立した事業区分に変更しております。
・従来の「機械」を「機械・宇宙航空」としております。
・従来、「機械」に含めておりました「エネルギー関連のプラント等」を「エネルギー・金属資源」に統合しております。
・各事業の主な取扱商品は「企業集団の状況」の「事業の種類別セグメント」に記載の通りです。
18
連結損益計算書
双日ホールディングス株式会社
(単位:百万円)
科 目
当連結会計年度
前連結会計年度
(平成16年4月1日∼平成17年3月31日)
(平成15年4月1日∼平成16年3月31日)
売上高比
売上高比
%
1 売
上
2 売
3 売
上
上
高
原
総
価
利
244,247
▲
178,725
%
100.00
▲
94.78
5,861,737
▲
5.22
▲
3.82
増減率
5,612,714
100.00
▲
249,022
▲
189,074
1,185,834
▲
20.23
1,181,058
▲
21.04
4,775
▲
1.92
3.23
10,349
▲
5.47
5,573
95.75
4.25
▲
%
▲
▲
65,521
1.40
59,948
1.02
益
51,648
1.10
58,269
1.00
) (
18,431 ) (
0.39 ) (
24,572 ) (
0.42 ) ( ▲
6,141 ) ( ▲
24.99 )
) (
3,653 ) (
0.08 ) (
4,543 ) (
0.08 ) ( ▲
890 ) ( ▲
19.59 )
9 (持分法による投資利益) (
10,741 ) (
0.23 ) (
5,929 ) (
0.10 ) (
4,812 ) (
81.16 )
10 ( 投 資 有 価 証 券 売 却 益 ) (
2,382 ) (
0.05 ) (
6,231 ) (
0.11 ) ( ▲
3,849 ) ( ▲
61.77 )
16,439 ) (
0.35 ) (
16,992 ) (
0.29 ) ( ▲
553 ) ( ▲
3.25 )
7 (
8 (
業
受
利
4,431,656
増減額
益
6 営
業
▲
益
4 販売費及び一般管理費
5 営
4,675,903
前 年 度 対 比
外
取
受 取
収
利
息
配 当
金
11 (
そ
の
他
12 営
業
外
費
13 (
払
59,082
▲
1.26
▲
69,757
▲
0.98 ) ( ▲
53,590 ) ( ▲
14 ( コ マ ー シ ャ ル ヘ ゚ ー ハ ゚ ー 利 息 ) ( ▲
2,920 ) ( ▲
0.06 ) ( ▲
2,085 ) ( ▲
10,328 ) ( ▲
0.22 ) ( ▲
14,081 ) ( ▲
58,088
1.24
48,461
の
息
▲
45,833 ) ( ▲
そ
利
用
) (▲
15 (
支
) (
他
) (▲
▲
1.19
6,621
10,675
0.91 ) (
9.30
▲
▲
11.36
15.30
7,757 ) ( ▲
14.47 )
835 ) (
40.05 )
0.24 ) (
3,753 ) ( ▲
26.65 )
0.83
9,627
19.87
0.04 ) ( ▲
16 経
常
利
益
17 特
別
損
益
▲
438,167
▲
9.37
▲
90,563
▲
1.55
▲
347,604
383.83
18 税金等調整前当期純損失(▲)
▲
380,079
▲
8.13
▲
42,101
▲
0.72
▲
337,978
802.78
19 法 人 税、 住民 税及 び事 業税
▲
11,331
▲
0.24
▲
12,282
▲
0.21
20 法 人 税 等 調 整 額
▲
18,287
▲
0.39
21 少
益
▲
2,778
▲
0.06
▲
2,282
22 当 期 純 損 失 ( ▲ )
▲
412,475
▲
8.82
▲
33,609
数
株
主
利
(注) 特別損益については連結補足資料をご参照願います。
19
23,058
951
▲
7.74
0.40
▲
41,345
-
▲
0.04
▲
496
21.74
▲
0.57
▲
378,866
-
連 結 補 足 資 料
双日ホールディングス株式会社
(単位:百万円)
摘 要
当 連 結 会 計 年 度
前 連 結 会 計 年 度
(平成16年4月1日∼平成17年3月31日)
(平成15年4月1日∼平成16年3月31日)
前 年 度 対 比 増 減 額
特 別 利 益 明 細
有 形 固 定 資 産 等 売 却 益
2,617
681
投 資 有 価 証 券 売 却 益
8,772
21,492
持
益
1,043
-
1,043
退職給付引 当金 取崩 益等
2,868
-
2,868
特
分
変
別
動
利
益
利
合
計
15,301
1,936
▲
12,720
22,173
▲
6,872
4,999
▲
93,114
▲
24,650
特 別 損 失 明 細
有 形 固 定 資 産 等 売 却 ・除 却 損
▲
98,113
有 形 固 定 資 産 等 評 価 損
▲
24,650
投 資 有 価 証 券 売 却 損
▲
12,916
▲
6,603
▲
6,313
投 資 有 価 証 券 等 評 価 損
▲
13,415
▲
8,998
▲
4,417
関 係 会 社 等 整 理 ・引 当 損
▲
62,265
▲
34,635
▲
27,630
▲
28,338
▲
6,633
特 定 海 外 債 権 引 当 金繰 入額
事
特
業
構
別
造
退
改
職
善
▲
224,119
-
28,338
▲
217,486
等
-
▲
7,050
7,050
退 職 給 付 制 度 変 更 費 用
-
▲
15,271
15,271
統
-
▲
206
206
合
金
損
-
▲
費
用
先 物 取 引 清 算 損 失
▲
17,986
特
計
▲
453,468
▲
計
▲
438,167
貸 倒 償 却 ・引 当 金 繰 入 額
(販売費及び一般管理費に含む)
▲
1,837
特
別
別
損
失
損
合
益
-
▲
17,986
112,737
▲
340,731
▲
90,563
▲
347,604
▲
2,629
参 考
20
792
連結貸借対照表
双日ホールディングス株式会社
(単位:百万円)
資 産 の 部
科 目
1
負債、少数株主持分及び資本の部
平成17年
平成16年
3月31日現在
3月31日現在
1,423,129
1,734,918
▲
311,789
流動資産
増減額
科 目
平成17年
平成16年
3月31日現在
3月31日現在
流動負債
増減額
1,754,681
2,212,318
▲
457,637
1
472,513
479,264
▲
6,751
2
2
現 金 及 び 預金
426,082
435,671
▲
9,589
支払手形及び買掛金
3
受取手形及び売掛金
618,086
708,982
▲
90,896
短 期 借 入 金
933,100
1,320,861
▲
387,761
3
4
有
券
7,150
17,705
▲
10,555
コマーシャルペーパー
139,200
141,200
▲
2,000
4
5
た な 卸 資 産
194,694
239,499
▲
44,805
社債(一年内償還)
43,050
38,858
4,192
5
6
短 期 貸 付 金
41,000
188,002
▲
147,002
未 払 法 人 税等
7,644
7,788
144
6
7
繰 延 税 金 資産
7,482
13,346
▲
5,864
繰 延 税 金 負債
422
257
165
7
8
そ
139,590
171,637
▲
32,047
賞 与 引 当 金
4,234
3,108
1,126
8
28,969
事業構造改善損失
引
当
金
9
価
証
の
他
貸 倒 引 当 金 ▲
10,957
▲
39,926
そ
10
固定資産
1,024,427
1,340,726
▲
316,299
▲
246,511
の
-
▲
500
▲
500
9
154,515
220,479
▲
65,964
10
380,206
536,459
▲
156,253
11
債
16,048
61,167
▲
45,119
12
他
固定負債
11
有形固定資産
246,652
493,163
12
無形固定資産
103,850
66,228
37,622
長 期 借 入 金
296,927
430,640
▲
133,713
13
38,614
繰 延 税 金 負債
7,544
10,463
▲
2,919
14
退職給付引当金
29,046
7,928
21,118
15
そ
他
30,639
26,259
4,380
16
計
2,134,887
2,748,778
613,891
17
少 数 株 主 持分
33,349
12,009
21,340
18
金
336,122
150,606
185,516
19
資 本 剰 余 金
487,686
346,619
141,067
20
利 益 剰 余 金 ▲
492,048
▲
104,802
387,246
21
土地再評価差額金 ▲
4,869
▲
5,469
600
22
16,692
15,937
23
8,186
24
13
連 結 調 整 勘定
79,989
41,375
14
そ
23,860
24,852
▲
992
673,924
781,335
▲
107,411
15
の
他
投資その他の資産
16
投 資 有 価 証券
409,307
410,531
▲
1,224
17
長 期 貸 付 金
102,142
182,093
▲
79,951
18
固定化営業債権
286,934
-
19
繰 延 税 金 資産
57,170
95,685
▲
38,515
20
再 評 価 に 係 る
繰 延 税 金 資 産
881
1,822
▲
941
21
そ
54,820
234,988
▲
180,168
22
貸 倒 引 当 金 ▲
143,786
▲
93,546
23
の
他
繰延資産
24 資
産
237,332
921
合
計
2,448,478
▲
1,377
3,077,022
286,934
▲
▲
456
628,544
21
社
負
の
債
資
合
本
▲
▲
そ の 他 有 価 証 券
評 価 差 額 金
32,629
為替換算調整勘定 ▲
79,193
▲
87,379
86
▲
32
▲
54
25
自
己
株
式 ▲
資
本
合
計
280,241
316,234
▲
35,993
26
負債、少数 株主 持分
及 び 資 本 合 計
2,448,478
3,077,022
▲
628,544
27
連結剰余金計算書
双日ホールディングス株式会社
(単位:百万円)
当 連 結 会 計 年 度
前 連 結 会 計 年 度
(平成16年4月1日∼平成17年3月31日)
(平成15年4月1日∼平成16年3月31日)
科 目
(資本剰余金の部)
1
資 本 剰 余 金 期 首 残 高
346,619
293,335
2
資
高
185,493
140,710
3
増資及び新株予約権の行使
185,483
140,574
4
合
益
- 29
5
利 益 剰 余 金 か ら の 振 替 高
- 106
6
自
本
剰
余
金
併
差
差
益
9
- 減
少
高
44,426
87,426
8
連結子会社合併による減少高
15,227
- 9
資
額
29,198
87,426
資 本 剰 余 金 期 末 残 高
487,686
346,619
10
資
本
本
株
加
分
7
己
増
剰
式
余
剰
処
金
余
金
取
崩
(利益剰余金の部)
11
利 益 剰 余 金 期 首 残 高
12
利
13
資
益
本
剰
余
剰
金
余
金
▲
104,802
加
高
32,262
87,450
取
崩
額
29,198
87,426
3,041
- - 24
22
- 高
419,508
57,339
失
412,475
33,609
子会社及び持分法適用会社の
増 減 に 係 る 増 加 高
15 (注) 最 小 年 金 債 務 調 整 額
17
(注)
未実現デリバティブ評価損益
利
益
剰
余
減
当
19
役
与
22
10
20
土 地 再 評 価 差 額 金 取 崩 額
885
645
未実現デリバティブ評価損益
- 346
22
資 本 剰 余 金 へ の 振 替 高
- 106
23
連結子会社合併による減少高
5,946
9,856
(注)
純
少
18
21
期
金
134,913
増
14
16
▲
損
員
己
株
賞
24
自
損
- 415
25
連 結 範 囲 の 変 更 に 伴 う
剰 余 金 の 減 少 高
式
処
分
差
- 5,973
26
(注)
その他有価証券評価差額金充当額
- 6,376
27
(注)
最 小 年 金 債 務 調 整 額
177
- 28
利 益 剰 余 金 期 末 残 高
▲
492,048
(注)海外関係会社における処理に伴う増減であります。
22
▲
104,802
連結キャッシュ・フロー計算書
双日ホ−ルディングス株式会社
(単位:百万円)
科 目
当連結会計期間
前連結会計期間
(平成16年4月1日∼平成17年3月31日)
(平成15年4月1日∼平成16年3月31日)
増 減 額
1 営業活動によるキャッシュ・フロー
2
3
4
5
6
7
8
9
10
11
12
13
14
15
16
17
18
19
20
21
22
23
24
25
26
27
28
税 金 等 調 整 前 当 期 純 損 失 (▲ )
減
価
償
却
費
投 資 有 価 証 券 評 価 損
貸 倒 引 当 金 の 増 減 額
受 取 利 息 及 び 受 取 配 当 金
支
払
利
息
持 分 法 に よ る 投 資 利 益
投 資 有 価 証 券 売 却 損 益
有 形 固 定 資 産 売 却 ・除 却 損 益
有 形 固 定 資 産 等 評 価 損
売
上
債
権
の
増
減
額
た な 卸 資 産 の 増 減 額
仕
入
債
務
の
増
減
額
そ
の
他
営 業 活 動 に よ る キ ャ ッ シ ュ ・フ ロ ー
投資活動によるキャッシュ・フロー
定
期
預
金
の
収
支
有
価
証
券
の
収
支
有 形 固 定 資 産 の 取 得 に よる 支 出
有 形 固 定 資 産 の 売 却 に よる 収 入
投 資 有 価 証 券 等 の 取 得 に よる 支 出
▲
▲
▲
▲
▲
▲
投 資 有 価 証 券 等 の 売 却 に よる 収 入
短
期
貸
付
金
の
収
支
長 期 貸 付 金 の 貸 付 に よ る 支 出
長 期 貸 付 金 の 回 収 に よ る 収 入
そ
の
他
投 資 活 動 に よ る キ ャ ッ シ ュ ・フ ロ ー
29 財務活動によるキャッシュ・フロー
30
短
期
借
入
金
の
収
支
31
コ マ ー シ ャ ル ヘ ゚ ー ハ ゚ ー の 収 支
32
長 期 借 入 れ に よ る 収 入
33
長 期 借 入 金 の 返 済 に よ る 支 出
34
社 債 の 発 行 に よ る 収 入
35
社 債 の 償 還 に よ る 支 出
36
増
資
に
よ
る
収
入
37
そ
の
他
38 財 務 活 動 に よ る キ ャ ッ シ ュ ・フ ロ ー
39
40
41
▲
現 金 及 び 現 金 同 等 物 に 係 る換 算 差 額
▲
▲
▲
▲
▲
▲
▲
現 金 及 び 現 金 同 等 物 の 増 減 額
現 金 及 び 現 金 同 等 物 の 期 首 残 高
42
連 結 範 囲 の 変 更 に 伴 う 現 金 及 び
現
金
同
等
物
増
減
額
43
現 金 及 び 現 金 同 等 物 の 期 末 残 高
▲
23
380,079
24,784
13,415
64,121
22,084
48,754
10,741
360
95,495
24,650
7,171
45,102
15,770
85,043
19,774
▲
▲
▲
▲
▲
▲
9,832
15,411
8,358
77,419
17,936
80,361
58,176
8,180
26,810
4,872
238,410
▲
85,255
2,000
203,706
487,734
9,998
40,088
19,389
790
212,264
▲
882
5,488
401,240
▲
▲
▲
▲
▲
▲
▲
42,101
▲
337,978
33,557
8,998
23,570
29,116
55,675
5,929
21,945
4,317
−
101,743
52,938
49,161
45,386
87,160
▲
8,773
4,417
40,551
7,032
6,921
4,812
22,305
91,178
24,650
94,572
7,836
33,391
130,429
106,934
15,090
6,687
10,848
3,794
14,347
76,955
30,625
35,559
24,410
6,401
73,030
189,312
119,600
176,441
409,663
47,225
85,794
272,223
677
68,602
▲
▲
▲
▲
▲
▲
▲
▲
▲
▲
▲
▲
▲
24,922
8,724
2,490
73,625
3,589
3,406
27,551
27,379
2,400
1,529
165,380
274,567
121,600
27,265
78,071
37,227
45,706
252,834
1,467
143,662
5,630
85,958
310,441
▲
4,748
80,470
90,799
162
4,840
▲
5,002
406,566
401,240
5,326
双日ホールディングス株式会社
連結財務諸表作成のための基本となる重要な事項
1.連結の範囲及び持分法の適用に関する事項
(
1)連結子会社
連結子会社の数は329社であります。主な連結子会社は以下のとおりであります。
双日㈱、双日マシナリー㈱、双日マリンアンドエンジニアリング㈱、双日エアロスペース㈱、双日エネルギー㈱、
プラネット㈱、プラマテルズ㈱、エヌエヌ・
ケミカル㈱、ニコム建物管理㈱、日商岩井不動産㈱、サン建材㈱、双日食料㈱、
双日ジーエムシー㈱、㈱ニチメンインフィニティ、第一紡績㈱、日商エレクトロニクス㈱、双日九州㈱、
MMC Automotriz, S.A.、Catherine Hill Resources Pty Ltd.、P.T. Kaltim Methanol Industri、
Thai Central Chemical Public Co., Ltd.
双日米国会社、双日欧州会社、双日アジア会社、双日中国会社、双日香港会社
当連結会計年度において新規設立、新規取得等により、新たに55社を連結の範囲に含めました。
その主な連結子会社名は以下のとおりであります。
日商エレクトロニクス㈱、シンガポール㈱
また、売却、清算及び持分法非適用子会社への移行等により55社が減少しております。
(2)持分法適用会社
非連結子会社及び関連会社のうち非連結子会社10社、関連会社178社に対する投資について持分法を適用しております。
持分法適用の範囲に含めた主な関連会社は以下のとおりであります。
アリスタライフサイエンス㈱、エルエヌジージャパン㈱、㈱メタルワン
当連結会計年度において新規設立・
取得等により24社が増加し、持分法非適用関連会社への移行及び売却等により
64社が減少しております。
2.連結子会社の決算日等に関する事項
連 結 子 会 社 のうち、決 算 日 が 連 結 決 算 日 と異 な る子 会 社 は 194 社 あ ります 。これ らの 子 会 社 の うち 、当 該 決 算 日
と連 結 決 算 日 の 差 異 が3 ヶ月 を超 えな い連 結 子 会 社 につ いて は 当 該 子 会 社 の財 務 諸 表 を使 用 して お ります が、
連 結 決 算 日 との間 に生 じた重 要 な 取 引 につ いて は 連 結 上 必 要 な調 整 を行 ってお ります 。連 結 決 算 日 との差 異 が
3ヶ月を超えている連結子会社については連結決算日に正規の決算に準ずる合理的な手続きによる決算を行っております。
3.会計処理基準に関する事項
連結財務諸表提出会社の採用する会計処理基準は次のとおりであります。
(
1)重要な資産の評価基準及び評価方法
① 有価証券(
投資有価証券を含む)
売買目的有価証券(
一部の在外連結子会社)
・… 時価法によっております。
売却原価は主として移動平均法により算出しております。
満期保有目的の債券
・… 償却原価法(
定額法)
によっております。
その他有価証券
時価のあるもの
・… 連 結 決 算 日 の 市 場 価 格 等 に 基 づ く時 価 法 (評 価 差 額 は 全 部 資 本 直 入 法 に より処 理 し、
売却原価は移動平均法により算定)
によっております。
時価のないもの
・… 移動平均法による原価法によっております。
② デリバティブ
時価法によっております。
③ 運用目的の金銭の信託
時価法によっております。
④ たな卸資産
主として個別法または移動平均法による原価法 によっております が、在外 連結 子会 社では個 別法 による低 価法
を採用しております。
24
双日ホールディングス株式会社
(
2)重要な減価償却資産の減価償却の方法
① 有形固定資産
主として定率法を採用しております。ただし、平成 10年 4月 1日 以降 に取 得した建 物(附属 設備 を除 く)は定 額法
によっております。
② 無形固定資産
主 として定 額 法 を採 用してお ります。なお 、自 社利 用のソフトウェアにつ いては、社内 にお ける利用 可能 期間
(5年)に基づく定額法によっております。また、一部の連結子会社では 、鉱 業権 につ いて生産 高比 例法 によって
おります。
(
3)重要な引当金の計上基準
① 貸倒引当金
売上債権、貸付金等の貸倒損失に備えるため、一般債権については貸倒実績率により、貸倒懸念 債権 等特 定の
債権については個別に回収可能性を検討し、回収不能見込額を計上しております。
② 賞与引当金
従業員に対する賞与の支払に備えて、支給見込額を計上しております。
③ 退職給付引当金
従業員の退職給付に備えるため、当連結会計年度末における退職給付債 務及 び年 金資 産の見込 額に基づ き、
当連結会計年度末において発生していると認められる額を計上しております。
(
4)重要な外貨建の資産又は負債の本邦通貨への換算の基準
外 貨 建 金 銭 債 権 債 務 は 、連 結 決 算 日 の 直 物 為 替 相 場 に より円 貨 に 換 算 し、換 算 差 額 は 損 益 として
処 理 して お りま す 。な お 、在 外 子 会 社 等 の 資 産 及 び 負 債 は 、当 該 子 会 社 等 の 決 算 日 の 直 物
為 替 相 場 に より円 貨 に 換 算 し、収 益 及 び 費 用 は 期 中 平 均 相 場 に より円 貨 に 換 算 して お りま す 。
換 算 差 額 は 、少 数 株 主 持 分 及 び 資 本 の 部 に お け る為 替 換 算 調 整 勘 定 に 含 め て計 上 してお ります 。
(
5)重要なリース取引の処理方法
リー ス物 件 の 所 有 権 が 借 主 に移 転 す ると認 め られ るもの以 外 の ファイナ ンス・リー ス取 引 につ いて は 、
通 常 の 賃 貸 借 取 引 に 係 る方 法 に 準 じた 会 計 処 理 に よっ て お りま す が 、一 部 の 在 外 連 結 子 会 社 に
ついては売買取引に係る方法に準じた会計処理方法によっております。
(
6)重要なヘッジ会計の方法
① ヘッジ会計の方法
原 則 として 繰 延 ヘ ッジ 処 理 に よっ て お りま す 。な お 、振 当 処 理 の 要 件 を満 た して い る為 替 予 約 、
通 貨 スワップ及 び 通 貨 オプションにつ いては 振 当 処 理 に、特 例 処 理 の要 件 を満 たしている金 利 スワップに
つ いては特 例処 理によってお ります。
② ヘッジ手段とヘッジ対象
外 貨 建 取 引 の為 替 変 動 リスクに対 して為 替 予 約 取 引 、通 貨 スワップ取引 、通 貨オプション取引 を、借入 金、
貸付金、利付債券等の金利変動リスクに対して金利スワップ取引、金利キャップ取引、金利オプション取引を、貴金
属 、穀 物 、石 油 等 の商 品 価 格 変 動 リスクに対 しては 商 品 先 物 取 引 、商 品 先 渡 取 引 等 をヘ ッジ手 段 として
用いております。
③ ヘッジ方針
事 業 活 動 に伴 って発生 する通貨 、金 利、有価 証券 、商 品の相場 変動 リスクを回避 するため、社 内管 理規 程に
基 づ き 、主 として デ リバ テ ィブ 取 引 に よりリス クを ヘ ッジ して お りま す 。
④ ヘッジ有効性評価の方法
ヘ ッジ対 象 のキャッシュ・フロー 変 動 の累 計 又 は 相 場 変 動 とヘ ッジ手 段 の キャッシ ュ・フロー 変 動 の 累 計
又 は 相 場 変 動 等 を半 期 毎 に比 較 し、両 者 の変 動 額 等 を基 礎 にして、ヘ ッジ有 効 性 を評 価 してお ります 。
た だ し、特 例 処 理 に よっ て い る 金 利 ス ワ ップ に つ い て は 、有 効 性 の 評 価 を省 略 して お りま す 。
25
(
7)その他連結財務諸表作成のための基本となる重要な事項
双日ホールディングス株式会社
① 繰延資産の処理方法
開業費は、国内連結子会社については、商法施行規則の規定する期間により、また、在外連結子会社については、
所在国の会計基準に準拠して定められた期間により均等償却しております。
新株発行費は、3年間で均等償却しております。
社 債 発 行 費 は 、社 債 の償 還 期 限 又 は 商 法 施 行 規 則 に規 定 す る最 長 期 間 (3 年 間 )のいず れ か短 い期 間で
均等償却しております。但し、金額僅少なものは一括費用処理しております。
② 大型不動産開発事業に係る支払利息の取得原価への算入
大 型 不 動 産 開 発 事 業 (総 投 資 額 が 20 億 円 以 上 か つ 開 発 期 間 が 1 年 超 の もの )に 係 る正 常 な 開 発
期 間 中 の 支 払 利 息 は 取 得 原 価 に 算 入 してお ります 。
③ 消費税等の会計処理
税抜方式によっております。
④ 連結納税制度の適用
連結納税制度を適用しております。
4.連結子会社の資産及び負債の評価に関する事項
連 結 子 会 社 の資 産 及 び 負 債 の評 価 につ いては 、全 面 時 価 評 価 法 を採 用 してお ります 。
5.連結調整勘定の償却に関する事項
連 結 調 整 勘 定 は 、5 年 から20 年 の間 で均 等 償 却 す ることにしてお ります。ただし、金額 的に少額 のものは 、取 得年 度で
一括償却しております。
6.利益処分項目等の取扱いに関する事項
連結剰余金計算書は連結会社の利益処分について連結会計年度中に確定した利益処分に基づいて作成しております。
7.連結キャッシュ・フロー計算書における資金の範囲
連 結 キャッシュ・フロー 計 算 書 にお ける資 金 (現 金 及 び 現 金 同 等 物 )は 手 許 現 金 、随 時 引 き出 し可 能 な 預 金 及 び
容 易 に 換 金 可 能 で あ り、か つ 、価 値 の 変 動 に つ い て 僅 少 な リス クしか 負 わ な い 取 得 日 か ら3 ヶ月 以 内 に
償還期限の到来する短期投資からなっております。
26
双日ホールディングス株式会社
表示方法の変更
1.連結貸借対照表
(
1) 証券取引法の改正に伴い、金融商品会計に関する実務指針が改正され、投資事業有限責任組合およびこれ に類 する
組合への出資(証券取引法第2条第2項において有価証券とみなされるもの)を従来の投資その他の資産の「その他」より
「投資有価証券」に表示を変更しております 。前 連結 会計 年度 末に「その他 」に含めている当 該金 額は 11,462 百 万円
であります。
(
2) 「固 定 化 営 業 債 権 」は 前 連 結 会 計 年 度 末 は 、投 資 その他 の資 産 の「そ の他 」に 含 め て表 示 してお りました が、
当連結会計年度末において資産の総額の100分の5を超えたため区分掲記しております。なお 、前 連結 会計 年度 末の
「
固定化営業債権」
は152,614百万円であります。
2.連結損益計算書
特別利益および特別損失について科目名称を見直し、当連結会計年度より次の通りに変更しております。なお、科目名称
の変更であり、前連結会計年度の数値に変更はありません。
投資有価証券等売却益
投資有価証券等売却損
関係会社整理・
引当損等
⇒
⇒
⇒
投資有価証券売却益
投資有価証券売却損
関係会社等整理・
引当損
連結貸借対照表に関する注記事項
17年3月末
16年3月末
百万円
百万円
119,505
151,286
2.受取手形の割引高並びに裏書譲渡高
43,125
29,899
3.保証債務
60,938
89,613
1.有形固定資産の減価償却累計額
(
内、保証予約等)
4.自己株式
(
普通株式
1,069 )
179,560 株
(
7,315 )
87,718 株
5.一部国内連結子会社は、土地の再評価に関する法律(平成10年3月31日公布法律第34号)に基づき、事業用の土地
の再評価を行い、土地再評価差額金を資本の部に計上しております。
・
再評価の方法
主として、土地の再評価に関する法律施行令(平成10年3月31日公布政令第119号)第2条第5号に定める不動産
鑑定士による鑑定評価により算出しております。
・
再評価を行った年月日
平成14年3月31日迄実施
・
再評価を行った土地の当期末における時価と再評価後の帳簿価格との差額
1,269百万円
27
セ グ メン ト情 報
(1)事業の種類別セグメント情報
双日ホ−ルディングス株式会社
当連結会計年度(
平成16年4月1日∼平成17年3月31日)
(単位:
百万円)
機械・宇宙航空
エネルギ−・
金属資源
化学品・
合成樹脂
計
営 業 費 用
営 業 利 益
869,771
16,845
886,616
874,279
12,336
1,077,758
34,200
1,111,958
1,101,335
10,622
596,144
29,809
625,953
610,307
15,646
192,422
3,651
196,074
188,971
7,103
291,981
16,184
308,165
304,431
3,733
396,314
12,053
408,367
403,792
4,575
240,395
3,252
243,647
241,718
1,928
Ⅱ 資 産 (
平成17年3月末)
326,470
346,899
355,287
177,124
103,840
117,919
55,294
木材
建設都市開発
食料
物資・リテール
Ⅰ 売上高及び営業損益
売 上 高
(1)外部顧客に対する売上高
(2)セグメント間の内部売上高
繊維
海外現地法人
その他事業
計
消去又は全社
連 結
Ⅰ 売上高及び営業損益
売 上 高
計
営 業 費 用
営 業 利 益
147,840
2,870
150,710
145,852
4,857
743,118
290,456
1,033,574
1,029,374
4,199
120,156
16,031
136,188
132,258
3,930
4,675,903
425,353
5,101,256
5,032,322
68,934
Ⅱ 資 産 (
平成17年3月末)
106,020
474,874
247,204
2,310,937
(1)外部顧客に対する売上高
(2)セグメント間の内部売上高
(
(
(
(
−
425,353
425,353
421,941
3,412
)
)
)
)
137,541
4,675,903
−
4,675,903
4,610,381
65,521
2,448,478
(
注)
1.営業費用のうち消去又は全社の項目に含めた配賦不能営業費用の金額は8,260百万円であり、その主なものは、双日㈱における職能グループの費用
であります。
2.資産のうち消去又は全社の項目に含めた全社資産は、現預金及び公社債等の余資運用資産及び投資有価証券等であります。
3.事業区分の変更と各事業の主な取扱商品について
平成16年4月に子会社である旧ニチメン㈱と旧日商岩井㈱が合併した事により、商権単位のレベルで事業ポートフォリオの再検証が容易となり、その最適化を
図った結果、セグメント情報の有用性を高めるため、当連結会計年度より、以下の通り事業区分の変更を行っております。前連結会計年度のセグメント情報に
つきましては、当連結会計年度の区分で表示しております。
・従来、「
住・
生活産業」に含めておりました「建設都市開発」、「
木材」
、「
食料」
、「
物資・
リテール」
、「
繊維」
をそれぞれ独立した事業
区分に変更しております。
・従来の「
機械」
を「
機械・宇宙航空」と名称を変更しております。
・従来、「
機械」
に含めておりました「エネルギー関連のプラント等」
を「
エネルギー・
金属資源」
に統合しております。
・各事業の主な取扱商品は「企業集団の状況」の「事業の種類別セグメント」
に記載の通りです。
28
双日ホ−ルディングス株式会社
前連結会計年度(
平成15年4月1日∼平成16年3月31日)
(単位:
百万円)
機械・宇宙航空
エネルギ−・
金属資源
化学品・
合成樹脂
1,055,396
9,814
1,065,211
1,054,615
10,596
1,803,097
58,236
1,861,333
1,854,201
7,132
622,743
26,434
649,178
636,967
12,210
233,801
579
234,380
225,879
8,500
295,264
8,153
303,417
299,908
3,508
437,009
12,638
449,648
447,655
1,992
248,963
552
249,516
248,954
561
382,525
344,796
375,678
305,061
142,405
117,274
63,653
建設都市開発
木材
食料
物資・リテール
Ⅰ 売上高及び営業損益
売 上 高
(1)外部顧客に対する売上高
(2)セグメント間の内部売上高
計
営 業 費 用
営 業 利 益
Ⅱ 資 産 (
平成16年3月末)
繊維
海外現地法人
その他事業
計
消去又は全社
連 結
Ⅰ 売上高及び営業損益
売 上 高
(1)外部顧客に対する売上高
(2)セグメント間の内部売上高
計
営 業 費 用
営 業 利 益
Ⅱ 資 産 (
平成16年3月末)
148,087
3,003
151,090
146,973
4,116
865,299
287,781
1,153,081
1,151,930
1,151
152,072
18,440
170,513
160,682
9,830
5,861,737
425,634 (
6,287,372 (
6,227,770 (
59,601
−
425,634 )
425,634 )
425,981 )
346
5,861,737
−
5,861,737
5,801,788
59,948
96,626
701,575
394,705
2,924,303
152,718
3,077,022
(
注)
1.営業費用のうち消去又は全社の項目に含めた配賦不能営業費用の金額は9,421百万円であり、その主なものは、双日㈱における職能グループの費用
であります。
2.資産のうち消去又は全社の項目に含めた全社資産は、現預金及び公社債等の余資運用資産及び投資有価証券等であります。
29
(2) 所在地別セグメント情報
双日ホ−ルディングス株式会社
当連結会計年度(平成16年4月1日∼平成17年3月31日)
(単位:百万円)
日 本
北 米
アジア・
オセアニア
その他の
地域
142,877
598,290
42,142
欧 州
計
消去又
は全社
連 結
Ⅰ 売上高及び営業損益
売 上 高
(1)外部顧客に対する売上高
(2)セグメント間の内部売上高
3,542,471
350,122
4,675,903
-
4,675,903
249,905
112,244
37,929
210,403
345
610,828 (
610,828 )
-
3,792,377
462,366
180,806
808,694
42,487
5,286,731 (
610,828 )
4,675,903
営 業 費 用
3,749,990
457,867
177,112
795,050
37,152
5,217,174 (
606,792 )
4,610,381
営 業 利 益
42,386
4,499
3,693
13,643
5,334
69,557 (
4,035 )
65,521
1,917,528
193,591
234,599
272,002
48,843
2,666,565 (
218,087 )
2,448,478
計
Ⅱ 資 産(平成17年3月末)
(注)
1.国又は地域の区分は、地理的近接度によっております。
2.日本以外の区分に属する主な国又は地域
北米 :米国、カナダ
欧州 :英国、ドイツ
アジア・オセアニア :シンガポール、中国
その他の地域
:中南米、アフリカ
3.営業費用のうち消去又は全社の項目に含めた配賦不能営業費用の金額は8,260百万円であり、その主なものは、双日㈱
における職能グループの費用であります。
4.資産のうち消去又は全社の項目に含めた全社資産は、現預金及び公社債等の余資運用資産及び投資有価証券等であります。
前連結会計年度(平成15年4月1日∼平成16年3月31日)
(単位:百万円)
日 本
北 米
欧 州
アジア・
その他の
オセアニア
地域
計
消去又
は全社
連 結
Ⅰ 売上高及び営業損益
売 上 高
(1)外部顧客に対する売上高
(2)セグメント間の内部売上高
4,658,268
284,442
208,370
691,650
19,007
5,861,737
-
5,861,737
298,832
582,703
22,861
488,313
123
1,392,832 (
1,392,832 )
-
4,957,100
867,145
231,231
1,179,963
19,130
7,254,569 (
1,392,832 )
5,861,737
営 業 費 用
4,901,976
867,149
229,214
1,172,426
17,322
7,188,096 (
1,386,308 )
5,801,788
営 業 利 益
55,124
▲4
2,017
7,537
1,798
66,473 (
6,525 )
59,948
2,225,734
268,573
326,665
329,178
68,997
3,219,147 (
142,124 )
3,077,022
計
Ⅱ 資 産(平成16年3月末)
(注)
1.国又は地域の区分は、地理的近接度によっております。
2.日本以外の区分に属する主な国又は地域
北米 :米国、カナダ
欧州 :英国、スペイン、ドイツ
アジア・オセアニア :シンガポール、中国、タイ
その他の地域
:中南米、アフリカ
3.営業費用のうち消去又は全社の項目に含めた配賦不能営業費用の金額は9,421百万円であり、その主なものは、双日㈱
における職能グループの費用であります。
4.資産のうち消去又は全社の項目に含めた全社資産は、現預金及び公社債等の余資運用資産及び投資有価証券等であります。
30
(3) 海外売上高
当連結会計年度(平成16年4月1日∼平成17年3月31日)
双日ホールディングス株式会社
(単位:百万円)
北米
Ⅰ 海
外
売
上
高
Ⅱ 連
結
売
上
高
欧州
313,841
アジア・オセアニア
221,808
その他の地域
905,238
241,350
計
1,682,238
4,675,903
Ⅲ 連 結 売 上 高 に占 める
海 外 売 上 高 の 割 合
6.7%
4.7%
19.4%
5.2%
36.0%
(注)
1.国又は地域の区分は、地理的近接度によっております。
2.各区分に属する主な国又は地域
北米 :米国、カナダ
欧州 :英国、ドイツ
アジア・オセアニア :中国、シンガポール
その他の地域
:中南米、中東
3.海外売上高は、当社及び連結子会社の日本以外の国又は地域における売上高であります。
前連結会計年度(平成15年4月1日∼平成16年3月31日)
(単位:百万円)
北米
Ⅰ 海
外
売
上
高
Ⅱ 連
結
売
上
高
欧州
336,219
アジア・オセアニア
361,155
その他の地域
999,890
355,211
計
2,052,476
5,861,737
Ⅲ 連 結 売 上 高 に占 める
海 外 売 上 高 の 割 合
5.7%
6.2%
17.0%
(注)
1.国又は地域の区分は、地理的近接度によっております。
2.各区分に属する主な国又は地域
北米 :米国、カナダ
欧州 :英国、ドイツ、スペイン
アジア・オセアニア :中国、タイ、シンガポール
その他の地域
:中南米、アフリカ
3.海外売上高は、当社及び連結子会社の日本以外の国又は地域における売上高であります。
31
6.1%
35.0%
双日ホールディングス株式会社
当連結会計年度 (平成17年3月31日現在)
有 価 証 券
1.売買目的有価証券 (平成17年3月31日現在)
(単位:百万円)
種
株
類
連結貸借対照表
計
上
額
式
当連結会計年度の損益
に含まれた評価差額
157
▲
6
2.満期保有目的の債券で時価のあるもの (平成17年3月31日現在)
(単位:百万円)
種
連結貸借対照表
計
上
額
類
(1) 国 債 ・ 地 方 債
時 価 が連 結 貸 借 対 照 表
計 上 額 を 超 え る もの
価
差
額
49
49
0
(2) 海 外 公 社 債
5,708
6,725
1,016
小 計
5,758
6,775
1,016
291
285
6,050
7,061
時 価 が連 結 貸 借 対 照 表
計 上 額 を超 え な い もの
合
時
海外公社債
計
▲
5
1,011
3.その他有価証券で時価のあるもの (平成17年3月31日現在)
(単位:百万円)
種
連結貸借対照表計上額が
取 得 原 価 を超 え るもの
価
連結貸借対照表
計
上
額
99,338
150,394
51,055
債
1,341
1,558
216
海 外 公 社 債
583
702
119
2,387
2,914
527
103,649
155,568
51,919
16,015
13,205
債
410
410
海 外 公 社 債
1,355
1,245
▲
110
165
159
▲
6
17,947
15,020
121,596
170,589
類
取
(1) 株
式
(2) 債
券
社
(3) そ の 他
小 計
連結貸借対照表計上額が
取 得 原 価 を超 えないもの
(1) 株
式
(2) 債
券
国
(3) そ の 他
小 計
合
計
32
得
原
差
額
▲
2,809
▲
▲
0
2,926
48,992
双日ホールディングス株式会社
4. 当連結会計年度中に売却したその他有価証券 (自平成16年4月1日 至平成17年3月31日)
(百万円)
売却益の合計額
売却額
77,382
売却損の合計額
11,338
14,312
5.時価評価されていない主な有価証券の内容及び連結貸借対照表計上額 (平成17年3月31日現在)
(1)満期保有目的の債券
(百万円)
非 上 場 外 国 債 券
そ
の
29
他
499
(2)その他有価証券
(百万円)
株
式
63,853
社
債
2
非 上 場 外 国 債 券
1,731
非
券
2,598
他
11,607
上
場
そ
債
の
6.その他有価証券のうち満期があるもの及び満期保有目的の債券の今後の償還予定額 (平成17年3月31日現在)
(単位:百万円)
1年以内
1年超5年以内
5年超10年以内
10年超
債 券
(1) 国 債 ・ 地 方 債
49
410
-
678
(2) 社 債
-
375
-
-
(3) 海 外 公 社 債
146
175
2,306
-
3,688
(4) そ
の
他
そ の 他
合 計
3,297
-
51
3,494
1,012
33
5,995
1,686
159
2,524
双日ホールディングス株式会社
前連結会計年度 (平成16年3月31日現在)
有 価 証 券
1.売買目的有価証券 (
平成16年3月31日現在)
(単位:百万円)
種
(1) 株
(2) 債
類
連結貸借対照表
計
上
額
当連結会計年度の損益
に含まれた評価差額
式
109
券
6,420
340
6,529
227
合
計
▲
113
2.満期保有目的の債券で時価のあるもの (
平成16年3月31日現在)
(単位:百万円)
種
連結貸借対照表
計
上
額
類
(1) 国 債 ・ 地 方 債
時 価 が連 結 貸 借 対 照 表
計 上 額 を 超 え る もの
価
差
額
34
34
0
(2) 海 外 公 社 債
8,615
9,132
517
小 計
8,650
9,167
517
海外公社債
4,311
3,962
12,961
13,129
時 価 が連 結 貸 借 対 照 表
計 上 額 を超 え ない もの
合
時
計
▲
349
167
3.その他有価証券で時価のあるもの (
平成16年3月31日現在)
(単位:百万円)
種
連結貸借対照表計上額が
取 得 原 価 を超 え るもの
類
取
(1) 株
式
(2) 債
券
得
78,847
116,020
37,173
差
額
債
72
72
0
社
債
2,494
2,814
320
3,688
4,157
469
85,102
123,065
37,963
33,609
26,010
▲
7,598
債
4,408
3,568
▲
839
海 外 公 社 債
1,928
1,747
▲
180
595
513
▲
82
40,541
31,840
▲
8,700
125,643
154,906
小 計
(1) 株
式
(2) 債
券
社
(3) そ の 他
小 計
合
連結貸借対照表
計
上
額
国
(3) そ の 他
連結貸借対照表計上額が
取得原価を超えないもの
価
原
計
34
29,262
双日ホールディングス株式会社
4. 当連結会計年度中に売却したその他有価証券 (
自平成15年4月1日 至平成16年3月31日)
(百万円)
売却益の合計額
売却額
97,913
売却損の合計額
24,218
6,049
5.時価評価されていない主な有価証券の内容及び連結貸借対照表計上額 (平成16年3月31日現在)
(1)満期保有目的の債券
(百万円)
非 上 場 外 国 債 券
3,247
(2)その他有価証券
(百万円)
株
式
78,288
非 上 場 外 国 債 券
15,961
そ
の
他
2,730
6.その他有価証券のうち満期があるもの及び満期保有目的の債券の今後の償還予定額 (平成16年3月31日現在)
(単位:百万円)
1年以内
1年超5年以内
5年超10年以内
10年超
債 券
(1) 国 債 ・ 地 方 債
82
14
9
-
(2) 社 債
400
2,375
1,293
4,784
(3) 海 外 公 社 債
5,188
16,495
2,814
5,468
-
2
-
-
10
-
-
168
5,681
18,888
4,117
10,421
(4) そ
の
他
そ の 他
合 計
35
双日ホールディングス株式会社
リ
ー
ス
取
引
関
係
EDINETにより開示を行うため記載を省略しております。
デ リ バ テ ィ ブ 取 引 関 係
EDINETにより開示を行うため記載を省略しております。
税
効
果
会
計
関
係
発表日時点では開示内容を集計中のため、後日確定した段階で追加の開示を行います。
退
職
給
付
関
係
発表日時点では開示内容を集計中のため、後日確定した段階で追加の開示を行います。
36
1株当たり情報
双日ホールディングス株式会社
1.期中平均株式数(
連結)
当連結会計年度
前連結会計年度
(
平成16年4月1日∼平成17年3月31日) (
平成15年4月1日∼平成16年3月31日)
普通株式
219,825,798株
194,817,297株
優先株式
166,825,000株
117,695,891株
Ⅰ種優先株式
105,200,000株
93,094,795株
Ⅱ種優先株式
26,300,000株
23,273,699株
Ⅲ種優先株式
1,500,000株
1,327,397株
Ⅳ種優先株式
19,950,000株
―
Ⅴ種優先株式
12,875,000株
―
Ⅵ種優先株式
1,000,000株
―
2.期末発行済株式数(
連結)
当連結会計年度
前連結会計年度
(平成17年3月31日現在)
(平成16年3月31日現在)
普通株式
240,066,694株
213,374,473株
優先株式
166,825,000株
133,000,000株
Ⅰ種優先株式
105,200,000株
105,200,000株
Ⅱ種優先株式
26,300,000株
26,300,000株
Ⅲ種優先株式
1,500,000株
1,500,000株
Ⅳ種優先株式
19,950,000株
―
Ⅴ種優先株式
12,875,000株
―
Ⅵ種優先株式
1,000,000株
―
(
注)1.当連結会計年度における発行済株式数の増減内容は以下の通りであります。
株式の種類
発行株式数
資本組入額
第三者割当による増資 優先株式
33,825,000株
180,000百万円
転換社債型新株予約
権付社債の転換
26,784,063株
5,516百万円
普通株式
2.1株当たり当期純利益金額の算定に当たっては「
1株当たり当期純利益に関する会計基準」
(企業会計基準第2号)
及び「
1株当たり当期純利益に関する会計基準の適用指針」
(企業会計基準
適用指針第4号)を適用しております。
○1株当たり当期純利益
普通株式に係る当期純利益
普通株式の期中平均株式数(
連結)
○1株当たり株主資本
期末の資本の部合計−優先株式の期末発行済株式数×発行価額
期末の普通株式の発行済株式数(
連結)
○1株当たり予想当期純利益(
通期)
普通株式に係る予想当期純利益
期末の普通株式の発行済株式数(
連結)
37
双日ホールディングス株式会社
重要な後発事象
1. 当 社 と事 業 子 会 社 である双 日 株 式 会 社 とは平 成 17 年 4 月 28 日 開 催 のそれ ぞれの取 締 役 会 にて本 年 6 月 開 催 予 定
のそれぞれの定時株主総会での承認決議を前提に平成17年10月1日付で当社(双日ホールディングス株式会社)を
存続会社として合併する合併契約書締結の承認を決議いたしました。
その内容は次のとおりであります。
1) 合併の目的
平成15年4月の当社の設立以来、双日グループの持ち株会社として担ってきた、経営統合の推進、合理化計画の実行、
資産内容の健全化、選択と集中の加速、ガバナンス機能の強化などの役割は所期の目的を達成できたと判断して
判断しております。
昨年9月に発表しております「新事業計画」の2年目にあたり、グループ経営体制の簡素化を図り、効率的且迅速な
意 思 決 定 を行 うことで 計 画 の 達 成 をより確 実 なもの とす るため 、本 年 10 月 1 日 をもって100 % 子 会 社 で ある
双日株式会社との合併を行います。
2) 合併の要旨
(1)合併の日程
合併契約書承認取締役会
平成17年4月28日
合併契約書調印
平成17年4月28日
合併契約書承認株主総会(双日株式会社) 平成17年6月27日
合併契約書承認株主総会(当社)
平成17年6月28日
合併期日
平成17年10月1日
合併登記
平成17年10月上旬
(2)合併方式
当社を存続会社とする吸収合併方式で、双日株式会社は解散します。
(3)合併比率
当 社 は双 日 株 式 会社 の発 行済 株式 の全 てを保有 していることから、合 併に際しては新株 式の発行 及び
資本金の増加は行いません。
(4)合併交付金
合併交付金の支払は行いません。
3) 合併後の状況(予定)
(1)商号
双日株式会社(英文名称:Sojitz Corporation)
(注)合併期日に商号変更することを予定しております。
(2)事業内容
総合商社
(3)合併後の経営体制
取締役および監査役
代表取締役社長
土橋 昭夫
取締役
加瀬 豊
取締役
橋川 真幸
取締役
藤島 安之
取締役
小林 克彦
取締役
石原 啓資
取締役
佐藤 洋二
取締役(非常勤)
村岡 茂生
取締役(非常勤)
宮内 義彦
常勤監査役
和田 讓治
常勤監査役
八幡 俊朔
常勤監査役
岡﨑 謙二
監査役(非常勤)
石田 克明
監査役(非常勤)
星野 和夫
注1. 村岡 茂生氏は商法第188条第2項第7号ノ2に定める社外取締役であります。
2. 八幡 俊朔、石田 克明、星野和夫の各氏は「株式会社の監査等に関する
商法の特例に関する法律」第18条第1項に定める社外監査役であります。
上記取締役および監査役につきましては本年6月28日に予定されております当社定時
株主総会において承認されることを条件といたします。
38
双日ホールディングス株式会社
2. 当社は平成17年4月28日開催の取締役会にて、本年6月28日開催予定の当社定時株主総会に資本の減少を議案として付議
することを決議いたしました。
その内容は次のとおりであります。
1) 目的:
損 失 処 理 案 による資 本 準 備 金 の取 り崩 しと相 俟 って、資 本 を減 少 させ 、繰 越 損 失 の一 掃 を
図 りま す 。
2) 資本減少の要領: 商 法 第 375 条 第 1 項 第 3 号 の 規 定 に 基 づ き、損 失 処 理 案 実 施 後 の 資 本 の 欠 損 額
55,818,490,062 円 を補 填 す るた め 、資 本 の 額 336,122,742,706 円 の うち 、236,122,742,706 円
を無償で減少させ、資本金を100,000,000,000円といたします。
減 少 す る資 本 のうち、資 本 の欠 損 に充 当 され ない180,304,252,644 円 につ いて、その全 額 を
を「その他資本剰余金」として内部留保させていただく予定です。
3) 資本減少の方法: 発 行 済 株 式 総 数 の 変 更 は 行 わ ず 、資 本 の 額 の み を 減 少 す る 方 法 に よりま す 。
4) 日程:
取締役会決議日
平成17年4月28日
株主総会決議日
平成17年6月28日(予定)
効力発生日
平成17年8月1日(予定)
39
(財)財務会計基準機構会員
平成17年3月期
個別財務諸表の概要
上 場 会 社 名
双日ホールディングス株式会社
コ ー ド 番
2768
号
平成 17年4月28日
上場取引所
東・
大各市場第1部
本社所在都道府県
東京都
(URL http ://www.sojitz-holdings.com )
代
表
者
問合せ先責任者
役 職名
役 職名
決算取締役会開催日
平成 17年 4月28日
平成 17年 6月28日
定時株主総会開催日
氏名
氏名
代表取締役社長
広報部長
西 村 英 俊
吉村 剛史
TEL (03)5520−3404
中間配当制度の有無
有
単元株制度採用の有無
有(1単元100株)
1.17年 3月期の業績(平成16年 4月 1日∼平成17年 3月31日 )
(1)経営成績
(
百万円未満切り捨て)
売
上
高
営 業 利 益
百万円 % 17年 3月期
16年 3月期
2,160
2,897
545
647
1株当たり
当期純利益
百万円 % 17年 3月期
16年 3月期
△ 563,141
83
百万円 % 百万円 %
△ 25.4
−
当期純利益
15.8
−
潜在株式調整後
1株当たり当期純利益
186
164
総資本
売上高
当期純利益率 経常利益率 経常利益率
%
-
51
43
13.4
−
株主資本
円 銭
円 銭
△ 2,561
0
−
−
経 常 利 益
%
%
0.0
0.0
△ 149.6
0.0
8.6
5.7
219,856,157株
195,654,856株
17年3月期
16年3月期
(注) ①期中平均株式数
②会計処理の方法の変更
無
③売上高、営業利益、経常利益、当期純利益におけるパーセント表示は、対前期増減率
④1株当たり当期純利益の計算に関しましては、45ページを御参照ください。
(2)配当状況
1株当たり年間配当金
中間
円 銭 17年 3月期
16年 3月期
0
0
期末
円 銭 0
0
0
0
百万円
円 銭 0
0
0
0
配当性向
配当金総額
(
年間)
株主資本
配当率
%
%
0
0
(3)財政状態
総 資 産
株主資本
百万円
17年 3月期
16年 3月期
株主資本比率
百万円
316,597
504,917
1株当たり株主資本
%
280,246
472,421
円 銭
88.5
93.6
240,124,714株
17年3月期
16年3月期
(注) ①期末発行済株式数
166,825,000株
16年3月期
②期末発行済優先株式数 17年3月期
121,540株
17年3月期
16年3月期
③期末自己株式数
④1株当たり株主資本の計算に関しましては、45ページをご参照ください。
△ 1,439
967
9
26
213,407,492株
133,000,000株
54,699株
2.18年3月期の業績予想(平成17年 4月 1日∼平成18年 3月31日 )
売 上 高
百万円 中 間 期
通 期
1,200
1,251,200
経常利益
当期純利益
百万円 百万円 100
17,000
100
16,200
1株当たり年間配当金
期 末
期 末
円 銭
0
0
0
0
円 銭
0
0
0
0
円 銭
0
0
0
0
(参考)1株当たり予想当期純利益(通期) 67円 47銭
上記の予想の前提条件その他の関連する事項については14∼15ページをご参照ください。
通期の業績見通しにつきましては、平成17年10月1日に当社と当社の子会社である双日㈱との合併が実行されることを前提として、合併後の数値を
表記しております。
40
損 益 計 算 書
(単位:百万円)
双日ホールディングス株式会社
平 成 16 年 度
平 成 15 年 度
前 年 度 対 比
科 目
(16.4∼17.3)
売上高比
100.00
2,249
▲ 77.67
25.23
647
22.33
1,663
76.99
32
1.10
1,631
-
) (
1,641 ) (
75.97 ) (
29 ) (
1.00 ) (
1,612 ) (
- )
) (
22 ) (
1.02 ) (
3) (
0.10 ) (
19 ) (
633.33 )
100.00
1,614
▲ 74.77
益
545
益
業
収
益
2
営
業
費
用
3
営
業
利
4
営
5
(
6
(
そ
の
他
7
営
業
外
費
8
( 支
息 ) ( ▲
1,377 ) ( ▲ 63.75 ) ( ▲
9
( 新 株 発 行 費 償 却 ) ( ▲
外
受
取
利
払
そ
収
息
用
利
の
他
▲
▲
) ( ▲
11 経
常
利
益
12 特
別
損
2,022
▲ 93.61
▲
▲
515
18
利
186
8.61
164
5.66
22
当 期 未 処 分 利 益 又 は
当 期 未 処 理 損 失 ( ▲ )
▲
26
益
1.16
▲
106
1.20
-
563,141
5.66
▲
563,058
8.29 )
13.41
▲
563,330
-
▲
563,307
-
3.66
81
25
0.87
1
83
2.87
▲
-
83
▲
292.62
15 ) ( ▲
25
越
1,507
6.26 ) (
▲
繰
15.77
181 ) ( ▲
14 法 人 税 、 住 民 税 及 び 事 業 税
期
▲
7.74 ) ( ▲
164
17 前
102
166 ) ( ▲
-
▲
28.23
49.84 )
563,143
額
▲
159 ) (
▲
整
635
319 ) ( ▲ 11.02 ) ( ▲
-
調
25.44
478 ) ( ▲ 22.12 ) ( ▲
-
等
▲
▲
- )
563,330
税
▲
737
1,363 ) (
▲
人
▲
0.49 ) ( ▲
益
当 期 純 利 益 又 は
16
当 期 純 損 失 ( ▲ )
▲ 17.77
14 ) ( ▲
税 引 前 当 期 純 利 益 又 は
13
税引前当期純損失(▲)
15 法
%
2,897
2,160
営
業
増減率
増減額
%
1
10 (
売上高比
(15.4∼16.3)
%
563,224
▲
76.42
4.00
-
83
83
▲
563,141
特別損益の内訳
(単位:百万円)
摘 要
平 成 16 年 度
平 成 15 年 度
前 年 度 対 比 増 減 額
特別損失明細
有形固定資産等除却損
▲
62
-
▲
62
関 係 会 社 株 式 評 価 損
▲
563,154
-
▲
563,154
事
損
▲
114
-
▲
114
計
▲
563,330
-
▲
563,330
計
▲
563,330
-
▲
563,330
特
特
業
構
別
別
造
損
改
失
損
善
合
益
41
貸 借 対 照 表
(単位:百万円)
双日ホールディングス株式会社
資 産 の 部
科 目
1
流動資産
負 債 及 び 資 本 の 部
17年3月末
16年3月末
39,667
10,374
科 目
増減額
29,293
473
4,167 ▲
3,694
用
55
56 ▲
4
繰 延 税 金 資 産
31
10
5
関係会社短期貸付金
27,540
-
27,540
6
未
金
11,490
6,113
5,377
7
そ
他
76
26
50
2
現 金 及 び 預 金
3
前
8
9
払
費
収
入
の
276,223
固定資産
有形固定資産
76
38
38
5
4
3
1
6
493,697 ▲ 217,474
24
66 ▲
42
87
116 ▲
29
87
116 ▲
29
投資その他の資産
276,110
493,514 ▲ 217,404
464,503 ▲ 193,154
15
関 係 会 社 株 式
271,349
16
関係会社長期貸付金
4,500
28,724 ▲
24,224
17
長 期 前 払 費 用
240
271 ▲
31
18
繰 延 税 金 資 産
20
5
706
844 ▲
138
費
68
137 ▲
69
19 繰 延 資 産
立
15
20
創
21
新
株
発
行
費
633
638 ▲
5
22
社
債
発
行
費
4
69 ▲
65
産
合
計
316,597
504,917
▲
188,320
払
預
費
り
金
固定負債
社
負
債
債
合
計
5,273
180 ▲
-
27,000
▲
27,000
7
-
27,000
▲
27,000
8
36,351
32,495
3,856
9
資本金
336,122
150,606
185,516
10
資本剰余金
507,239
321,755
185,484
11
507,239
321,755
185,484
12
▲
563,058
83
▲
563,141
13
当 期 未 処 分 利 益
▲
又は当期未処理損失(▲)
563,058
83
▲
563,141
14
25
▲
32
15
資
本
準
備
金
利益剰余金
自己株式
資
23 資
4
未 払 法 人 税 等
3
14
96
84
6 ▲
ア
3
用
3
ェ
4,913
未
器 具 及 び 備 品
ウ
2
21
11
ト
26,000
10,186
39
フ
1
金
払
-
30,856
未
60 ▲
ソ
5,495
1
21
13
36,351
流動負債
増減額
26,000
建 物 付 属 設 備
無形固定資産
16年3月末
社債(1年内償還)
10
12
17年3月末
合
57
▲
計
280,246
472,421
▲
192,175
16
負 債 及 び 資 本 合計
316,597
504,917
▲
188,320
17
42
本
▲
双日ホールディングス株式会社
重要な会計方針
1.有価証券の評価基準及び評価方法
子会社株式については移動平均法による原価法によっております。
2.固定資産の減価償却の方法
有形固定資産は定率法を採用しております。
無形固定資産は定額法を採用しております。尚、自社利用のソフトウェアについては、社内における利用可能期間(5年)
に基づく定額法によっております。
3.繰延資産の処理方法
創立費、新株発行費については、3年間で毎期均等償却しております。
社債発行費については、社債の償還期限または商法施行規則に規定する最長期間(3年間)のいずれか短い期間で
毎期均等償却しております。
4.リース取引の処理方法
リース物件の所有権が借主に移転すると認められるもの以外のファイナンス・リース取引については、通常の賃貸借取引に
係る方法に準じた会計処理によっております。
5.その他財務諸表作成のための重要な事項
(1)消費税等の会計処理
税抜方式によっております。
(2)連結納税制度の適用
連結納税制度を適用しております。
貸借対照表に関する注記事項
17年3月末
1.有形固定資産の減価償却累計額
16年3月末
7 百万円
14 百万円
7,559 百万円
5,158 百万円
未払金
10,151 百万円
5,226 百万円
3.保証債務
- 百万円
256 百万円
2.関係会社に対する債権・債務
未収入金
4.自己株式
121,540 株
54,699 株
損益計算書に関する注記事項
当 期
前 期
1.減価償却実施額
百万円
百万円
有形固定資産
3
14
無形固定資産
18
3
営業収益
2,160
2,897
受取利息
1,607
29
2.関係会社との取引
重要な後発事象
重要な後発事象については、38∼39ページを御参照下さい。
43
損失処理案
(単位:百万円)
双日ホールディングス株式会社
平成16年度
平成15年度
(当期未処理損失の処理)
Ⅰ
当
Ⅱ
前
Ⅲ
当
Ⅳ
資
Ⅴ
次
期
期
期
本
損
繰
未
処
準
期
越
備
理
金
繰
利
損
取
越
崩
損
失
563,141
-
益
83
-
失
563,058
額
507,239
-
失
55,818
-
益
-
83
益
-
83
(当期未処分利益の処分)
Ⅰ
当
Ⅱ
次
期
期
未
処
繰
分
越
利
利
44
1株当たり情報
双日ホールディングス株式会社
1.期中平均株式数
当期
前期
(
平成16年4月1日∼平成17年3月31日) (
平成15年4月1日∼平成16年3月31日)
普通株式
219,856,157株
195,654,856株
優先株式
166,825,000株
117,695,891株
Ⅰ種優先株式
105,200,000株
93,094,795株
Ⅱ種優先株式
26,300,000株
23,273,699株
Ⅲ種優先株式
1,500,000株
1,327,397株
Ⅳ種優先株式
19,950,000株
―
Ⅴ種優先株式
12,875,000株
―
Ⅵ種優先株式
1,000,000株
―
2.期末発行済株式数
当期末
前期末
(平成17年3月31日現在)
(平成16年3月31日現在)
普通株式
240,124,714株
213,407,492株
優先株式
166,825,000株
133,000,000株
Ⅰ種優先株式
105,200,000株
105,200,000株
Ⅱ種優先株式
26,300,000株
26,300,000株
Ⅲ種優先株式
1,500,000株
1,500,000株
Ⅳ種優先株式
19,950,000株
―
Ⅴ種優先株式
12,875,000株
―
Ⅵ種優先株式
1,000,000株
―
(
注)1.当期における発行済株式数の増減内容は以下の通りであります。
株式の種類
発行株式数
資本組入額
第三者割当による増資 優先株式
33,825,000株
180,000百万円
転換社債型新株予約
権付社債の転換
26,784,063株
5,516百万円
普通株式
2.1株当たり当期純利益金額の算定に当たっては「
1株当たり当期純利益に関する会計基準」
(企業会計基準第2号)
及び「
1株当たり当期純利益に関する会計基準の適用指針」
(企業会計基準
適用指針第4号)を適用しております。
○1株当たり当期純利益
普通株式に係る当期純利益
普通株式の期中平均株式数
○1株当たり株主資本
期末の資本の部合計−優先株式の期末発行済株式数×発行価額
期末の普通株式の発行済株式数
○1株当たり予想当期純利益(
通期)
普通株式に係る予想当期純利益
期末の普通株式の発行済株式数
45
2005 年 3 月期決算説明会要旨(5 月 10 日) 双日ホールディングス株式会社
【2005 年 3 月期 決算概要】
2004 年 9 月に新事業計画 (2004 年 4 月∼2007 年 3 月)を発表した双日ホールディン
グスの初年度決算は、低採算事業からの撤退に伴い、売上高・売上総利益は減少したもの
の、売上総利益率は前期に比べ大幅に改善し、また、同事業計画の財務目標のひとつであ
る経常利益が、販管費の削減効果や持分法投資損益の改善等により通期見通しに対して
116%と大幅に超過達成するなど、収益性および収益力の着実な向上を示す内容となりまし
た。
尚、2005 年 3 月期の決算概要は次の通りです。
連結売上高は、エネルギー・金属資源部門での低採算取引の縮小を主要因として、4 兆
6,759 億円と前期比 20.2%の減収となりました。
売上総利益は、機械・宇宙航空部門での事業構造改善に伴う連結子会社の売却・整理等
により、前期比 1.9%減益の 2,442 億円となりました。営業利益は売上総利益が減少したも
のの、販売費及び一般管理費が合理化効果などにより前期比 104 億円と大幅に改善したた
め 655 億円と前期比 9.3%の増益となりました。経常利益は、メタルワンの業績好調などに
より持分法投資損益が改善したこともあり、581 億円と前期比 19.9%の増益となりました。
特別損益につきましては、特別利益として投資有価証券売却益など合計 153 億円を計上し、
他方、特別損失として新事業計画に基づく資産健全化処理に伴う損失に加え、本年 3 月に
判明した社内ルール違反による商品先物取引から生じた先物取引清算損失を計上したため、
合計 4,535 億円となり、特別損益は 4,382 億円の損失となりました。この結果、税金等調整
前当期純損失は 3,801 億円となり、法人税、住民税及び事業税 113 億円、収益計画の蓋然
性を厳格に見直したことによる繰延税金資産の取崩などによる法人税等調整額 183 億円を
計上し、少数株主利益 28 億円を控除した結果、当期純損失は 4,125 億円となりました。
【新事業計画の初年度の総括】
双日ホールディングスは新事業計画の基本方針である「財務体質の抜本的強化」ならび
に「良質な収益構造への変革」に沿って、計画達成に向けて着実なスタートを切りました。
◇財務体質の抜本的強化
①
資産健全化処理
2005 年 3 月末で計画通り処理を完了し、資産の質を一気に改善するという所期の目標を
達成しました。
(資産圧縮額は 6,200 億円、損失処理は 4,300 億円、資金創出は 1,500 億円)
②
株主資本の充実と有利子負債の削減
上述の資産健全化処理に伴い減少する株主資本を回復させるとともに、有利子負債の削
減を行うため、2004 年 10 月に 3,700 億円のエクイティ・ファイナンスを実施し、同時に
借入金の返済を行いました。
◇良質な収益構造への変革
選択と集中を加速化し、選択・低採算事業からの撤退を進めるとともに、競争優位を持つ
事業へ注力しました。具体的には足元の収益確保に加え、将来の収益源への種まきとして、
リスク・リターンが見合う優良案件に的を絞り、約 560 億円の新規投融資を実行しました。
また、SCVA とリスク管理の両面を意識した案件発掘という取り組み姿勢が営業現場に着実
に根付き、
「SCVA 経営」および「リスク管理の強化・高度化」など経営管理体制を確立し
ました。
◇財務目標
新事業計画初年度である 2005 年 3 月期の数値計画と実績数値は以下となりました。
計画
実績
達成率
経常利益
500 億円 581 億円 116% ネット有利子負債
11,100 億円 10,023 億円 124% ネット DER
3.8 倍 3.6 倍 113% ◇ コモディティー取引事故
2005 年 3 月、アルミおよび銅の地金に伴う市況取引において社内規程通りの管理がなさ
れず、さらにそれを隠蔽するために書類の捏造と虚偽の報告が意図的に行われたことによ
り、多額の損失を発生するに至りました。
当社グループとしては事故再発防止に向け、経営トップから全社で取り組む「再発防止委
員会」を発足し、再発防止に向けた諸施策を実施するとともに、内部統制と一体となった
リスク管理体制の構築に着手しております。
【新事業計画における 2 年目の取り組み】
双日ホールディングスは新事業計画 2 年目を計画達成をより確実なものにするための飛
躍の年と位置付け、以下の取り組みを実行してまいります。
◇ガバナンス体制
双日ホールディングスのこれまで担ってきた「経営統合の推進」
「合理化計画の実行」
「資産の健全化」
「選択と集中の加速」といった所期の目的はほぼ達成したと考えられます。
そのため、グループ経営体制を簡素化し効率的かつ迅速な意思決定を可能にし、また「革
新的な機能型商社」に相応しい、透明性の高い経営体制を構築するべく、2005 年 10 月 1
日付で双日ホールディングスと、その傘下の中核事業会社である双日を合併します。また、
それに先駆け外部からの取締役招聘、社外監査役の拡充を行います。
◇財務体質の抜本的強化
①株主資本構成の再構築
資産健全化の過程で生じた末処理損失を一掃し、安定的に配当が可能となる体制を確立
すべく、資本準備金の取崩しと減資による資本の組み替えを実施します。
②負債・資本構造の改善
資産サイドについては資産健全化を計画通り処理完了したことで、資産の質を一気に改
善したため、今後は負債・資本構造の改善を進めてまいります。
負債については、流動比率、長期比率、直接調達比率を改善すべく中長期的に取り組んで
いく方針です。具体的には、定期的な社債発行によるマーケットからの直接調達および長
期性資金を確保していくとともに、資金調達手法の多様化を推し進めてまいります。
一方、資本構造については、株主資本の中で優先株式が非常に大きい比率を占めており、
また、将来転換による希薄化という点を問題として認識しております。当社は株主価値向
上のために希薄化を抑制することを考えており、具体的対応として株主資本の水準を維持
しながら、買入・消却を実施するスキームを検討しています。また、来期以降については
期間収益の積み上げを原資として優先株式の買入・消却を行っていきます。
◇良質な収益構造への変革
①リスク管理の強化・高度化
資産健全化処理により改善した資産の質を維持・向上するために、総合的なリスク管理
体制の強化・高度化を目指します。全社的なリスク管理体制の再点検を実施し、市場の信
認を得るための総合的なリスク管理体制を整備するとともに、損失を低水準に抑える仕組
みを確立します。
②事業ポートフォリオ戦略の深化
今後も継続的に事業ポートフォリオ管理を実施してまいりますが、軸足を成長領域への
資源投入にシフトし、
「良質な収益構造への変革」の実現を目指します。
【2006 年 3 月期決算見通し】
2006 年 3 月期連結業績見通しは以下の通りです。
売上高 4 兆 9,000 億円、経常利益 650 億円、当期純利益 350 億円
尚、本件に関する詳細については、双日ホールディングス株式会社 ホームページ
(http://www.sojitz-holdings.com) IR 投資家情報をご覧下さい。
2005年3月期決算説明会
~新事業計画初年度の総括 および 2年目における取り組みについて~
2005年5月10日
2005年5月10日
グループの経営ビジョン
‹
個々の中核事業領域において、収益性・成長性の向上を絶えず追求することにより、それ
ぞれの業界・市場においてトップクラスの競争力と収益力を持つ「事業の複合体」を目指す
‹
環境の変化や市場のグローバル化に対して素早く挑戦し、起業を通じ、常に新しい事業領
域の開拓に努める「革新的な商社」を目指す
‹
多様な顧客のニーズを掘り起こし、ビジネスパートナーとして深化したサービスを提供でき
る「機能型商社」を目指す
‹
社員一人一人に自己実現に挑戦する機会を与える「開かれた事業体」を目指す
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2
目次
Ⅰ.
2005年3月期 決算概要
4
Ⅱ.
新事業計画 初年度の総括
8
Ⅲ.
新事業計画 2年目における取り組み
18
Ⅳ.
2006年3月期 決算見通し
32
Ⅴ.
今後の成長戦略
35
将来の見通しに関する注意事項
資料に記載されている内容につきましては種々の前提に基づいたものであり、将来の計画数値、施策な
どに関する記載については、不確定な要素を含んだものであることをご理解ください。
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3
Ⅰ.
2005年3月期 決算概要
2005年3月期 決算概要(主なP/L項目①)
主なP/L項目
05/3期見通し
達成率
△11,858億円
△11,858億円
50,000億円
50,000億円
94%
94%
2,490億円
2,490億円
(4.25%)
(4.25%)
△48億円
△48億円
(+0.97%)
(+0.97%)
2,500億円
2,500億円
(5.00%)
(5.00%)
98%
98%
△1,787億円
△1,787億円
△1,891億円
△1,891億円
+104億円
+104億円
655億円
655億円
599億円
599億円
+56億円
+56億円
05/3期実績
04/3期実績
売上高
46,759億円
46,759億円
58,617億円
58,617億円
売上総利益
2,442億円
2,442億円
(5.22%)
(5.22%)
(売上総利益率)
(売上総利益率)
販管費
営業利益
増減
-
-
630億円
630億円
-
-
104%
104%
売上総利益率は前期に比べ大幅に改善
販管費の削減効果もあり営業利益は通期見通しに対して超過達成
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5
2005年3月期 決算概要(主なP/L項目②)
主なP/L項目
05/3期実績
04/3期実績
増減
05/3期見通し
達成率
営業利益
655億円
655億円
599億円
599億円
+56億円
+56億円
営業外収支
△74億円
△74億円
△114億円
△114億円
+40億円
+40億円
経常利益
(経常利益率)
(経常利益率)
581億円
581億円
(1.24%)
(1.24%)
485億円
485億円
(0.83%)
(0.83%)
+96億円
+96億円
(+0.41%)
(+0.41%)
特別損益
△4,382億円
△4,382億円
△906億円
△906億円
△3,476億円
△3,476億円
-
-
-
-
当期純利益
△4,125億円
△4,125億円
△336億円
△336億円
△3,789億円
△3,789億円
△3,800億円
△3,800億円
-
-
630億円
630億円
-
-
500億円
500億円
(1.00%)
(1.00%)
104%
104%
-
-
116%
116%
通期見通しに対して経常利益は116%と大幅に超過達成、期間収益力は着実に向上
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6
2005年3月期 決算概要(主なB/S項目)
主なB/S項目
05/3末
04/4/1 *
増減
総資産
24,485億円
24,485億円
30,777億円
30,777億円
△6,292億円
△6,292億円
株主資本
2,802億円
2,802億円
2,905億円
2,905億円
△103億円
△103億円
ネット有利子負債
10,023億円
10,023億円
15,571億円
15,571億円
△5,548億円
△5,548億円
ネットDER
3.6倍
3.6倍
5.4倍
5.4倍
△1.8倍
△1.8倍
* 04/4/1・・・ 旧ニチメンと旧日商岩井の合併処理を反映させた参考数値
資産健全化処理を完了し、約6,000億円の資産を圧縮
デット・エクイティ・スワップにより有利子負債を削減
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7
Ⅱ.
新事業計画 初年度の総括
新事業計画の基本方針
◆ 目的: 「市場の信認の早期回復」を通じて、企業価値の向上を図る
外部環境に左右されない強固な経営基盤を早期に確立し、双日グループ
ならではの高付加価値を提供する「革新的な機能型商社」としての地位を確立
◆ 基本方針
『良質な収益構造への変革』
『財務体質の抜本的強化』
‹ 資産内容の抜本的見直し(事業リスクの低減、 資産の
‹ 選択と集中の加速
質・ 流動性の向上)
選択・低採算事業から撤退し、競争優位を持つ事業へ注力
‹ 増資による株主資本の充実(資産内容の抜本的見直し
‹ SCVA(リスク・リターン指標)の向上(事業ポートフォリオ最適化)
により減少する株主資本を回復)と有利子負債の削減
継続的な「ポートフォリオ管理」と「リスク管理の強化・高度化」
3年後(07/3)の財務目標
‹経常利益: 750億円
‹ネットDER: 3倍程度
- ネット有利子負債: 1兆円水準
‹格付け: BBB以上
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9
新事業計画 初年度の総括
『財務体質の抜本的強化』
‹ 資産健全化処理
2005年3月末で計画通り処理を完了し、資産の質を一気に改善するという所期の目的を達成
‹ 株主資本の充実と有利子負債の削減
2004年10月に3,700億円のエクイティ・ファイナンスを実施
『良質な収益構造への変革』
‹ 初年度経常利益計画の超過達成
計画値500億円に対し581億円と超過達成
‹ 競争優位を持つ事業への注力
将来の収益源への種まきとして、優良案件に約560億円の新規投融資を実行
‹ SCVA経営の推進
専任組織を設置し、グループ統一基準を構築するとともに、インフラを充実
‹ リスク管理の強化・高度化
双日にリスク管理企画室を新設、リスク管理担当役員を専任とし独立性を確保
事業ポートフォリオ管理の高度化を推進
『財務目標』
‹経常利益:
581億円
3.6倍
- ネット有利子負債: 1兆円
(初年度計画比116%超過達成)
‹ネットDER:
(既に3年後の目標水準達成)
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10
財務体質の抜本的強化 ~資産健全化処理の総括
資産健全化処理は、2005年3月末で計画通り処理を完了
(資産圧縮 6,200億円、損失処理 4,300億円、資金創出 1,500億円)
‹ 選択と集中の加速によるもの
個別案件毎に策定したシナリオに基づき、債権売却(個別または一括)、債権回収、償却処理を行い、
一部、3月末までの処理が間に合わなかった案件は、最大損失見込額に対する会計手当により、
二次損失リスクを遮断している
‹ 保有不動産の処分等
案件の性格に応じ、個別または一括での売却を実施
一部、3月末までに引渡しを実行できなかった案件については、概ね売却予定先との間で基本合意は
出来ており、早急に売却を実行する
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11
財務体質の抜本的強化 ~資産健全化処理の実績
資産健全化処理は計画通り処理を完了 (全案件の二次損失リスクを遮断)
(単位:億円)
資産健全化処理前後のBS(資産)の動き
(単位:億円)
資産健全化処理の実績
6,000
430
能動的対応が困難なも の
30,000
460
処理完了
5,000
20,000
4,000
相手先との短期的直接解決が難しく、最終処理時期の
見通しづらい案件
最大損失見込額に対し会計手当は完了し、
将来の二次損失リスクなし
3 月末にク ロ ー ジ ン グが
間に合わなかっ たも の
30,777
24,485
3,000
6,200
5,310
10,000
売却先と基本合意済、早期に最終処理が見込まれる案件
最大損失見込額に対し会計手当は完了し、
二次損失のリスクなし
2,000
最終処理済のも の
1,000
0
04/4/1 ※
05/3末
※ 04/4/1・・・旧ニチメンと旧日商岩井の合併処理を
反映させた参考数値
総資産
最終処理によりリスク遮断
0
05/3末
処理実績
* 具体的な処理内容については、決算説明会資料「別紙2」をご参照
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12
財務体質の抜本的強化 ~株主資本の充実と有利子負債の削減
4,000億円規模の損失処理に伴い減少する株主資本を回復するとともに、
4,000億円規模の損失処理に伴い減少する株主資本を回復するとともに、
有利子負債の削減を行うために、3,700億円のエクイティ・ファイナンスを実施
有利子負債の削減を行うために、3,700億円のエクイティ・ファイナンスを実施
‹ エクイティ・ファイナンスの概要
金額
金額
3,700億円
3,700億円
方法
方法
第三者割当による
第三者割当による
‐‐ 優先株式の発行(3,600億円)
優先株式の発行(3,600億円)
‐‐ 転換社債型新株予約権付社債の
転換社債型新株予約権付社債の
発行(100億円)
発行(100億円)
‹ 有利子負債の削減
主要金融機関3行引受分の優先株式3,500億円
(UFJ 3,300億円、みずほコーポレート 100億円、
東京三菱 100億円)については、デット・エクイティ・
スワップ(DES)を実施し、借入金の削減に充当
払込日
2004年10月29日
払込日 2004年10月29日
優先株式
優先株式
‐‐ UFJ、みずほコーポレート、東京三菱、
UFJ、みずほコーポレート、東京三菱、
UBSグループ
引受先
UBSグループ
引受先
転換社債型新株予約権付社債
転換社債型新株予約権付社債
‐‐ UBSグループ
UBSグループ (全額転換済)
(全額転換済)
株主資本比率及びDERを大幅に改善し、バランスシートの健全性とクレジットの向上を担保
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13
良質な収益構造への変革
選択・低採算事業から撤退し、競争優位を持つ事業へ注力するとともに、
「SCVA経営」および「リスク管理の強化・高度化」など経営管理体制を確立
‹ 競争優位を持つ事業への注力
足元の収益確保に加え、将来の収益源への種まきとし
て、リスク・リターンが見合う優良案件に的を絞り、約
560億円の新規投融資を実行
主な投融資実績
¾ IT関連事業(日商エレクトロニクス㈱)
‹SCVA経営の推進
SCVAの高度化
¾ SCVA専任組織を設置
¾ 国内外関係会社を含めたグループ統一基準を構築
¾ システム構築等インフラを充実
¾ 石油権益投資(英国領北海)
¾ 婦人衣料品(シンガポール㈱)
¾ 自動車リテール事業(中国)
¾ ガス権益投資(米国メキシコ湾)
‹リスク管理の強化・高度化
¾事業ポートフォリオ管理の高度化
¾ 炭鉱権益投資(豪州・クィーンズランド州)
9 社内格付システムの強化
¾ 綿織物事業(中国・山東省)
9 モニタリング等事後管理システムの充実化
¾ 自動車販売事業(ウクライナ)
¾ FPSO投資(豪州)
¾リスク管理企画室の新設
事業ポートフォリオの再構築を行い、リスク・リターンの極大化への取り組みは着実に進展
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14
財務目標 - 進捗状況
ネットDER : 3倍程度
経常利益 : 750億円
(単位:億円)
800
経常利益(計画)
(ネット有利子負債 1兆円水準)
ネット有利子負債
経常利益(実績)
750
株主資本
ネットDER
(倍)
(単位 : 億円)
20,000
6.0
650
15,571
581
600
480 485
5.4
15,000
500
5.0
10,500
10,023
400
10,500
10,000
4.0
3.6
3.3
2.9
5,000
200
2,905
3,150
2,802
3,640
0
0
04/3実績
05/3実績
06/3見通し
07/3計画
3.0
2.0
04/4/1 ※
05/3実績
06/3見通し
07/3計画
※ 04/4/1 ・・・ 旧ニチメンと旧日商岩井の合併処理を反映させた参考数値
新事業計画初年度(05/3期)の目標は超過達成
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15
コモディティー取引事故 ~発生経緯と現在までの対応
発生の経緯について
2005年3月8日
‹
コモディティー取引による損失発生を発見
2005年3月30日
‹
2005年3月9日
‹
コモディティー取引による損失発生の発見を公表
‹
事実関係の全容解明と同時に全社をあげたリスク管理体制の再
似取引に関しても当社監査部が外部の専門家の協力を得て、実
需契約残高、在庫残高、先物取引内容について内部監査を行い、
社内規程から逸脱した取引行為が存在しないことを確認
点検と再構築に着手
‹
すべてのポジションの最終処分に着手し、一昼夜で完了
2005年3月10日
「事故調査委員会」による事故調査結果を公表。本事故に関して、
組織的な関与はなく、また、取引そのものには違法性はなかった
が、取引に直接関与した双日管理職社員3名を社内懲戒規程に
従い3月30日付で懲戒解雇とした。同時にすべての国内外の類
‹
再発防止に向けた今後の対策を公表
‹
先物取引を行う国内外全ての部署に対して、社内規程に沿った
取引を行うことを約束した「宣誓書」の提出を義務付け、既に提出
が完了
‹
損失金額が179億8700万円に確定と公表
‹
事故の調査と原因究明のため、双日グループと利害関係を有し
2005年3月31日
ない社外の第三者である黒田泰行弁護士を委員長とする「事故
調査委員会」(社外弁護士3名、双日法務部2名、当社監査部3名
‹
の合計8名にて構成 )を発足
2005年3月25日
‹
「事故調査委員会」より事故調査報告書が提出される
当社の社長および双日の社長の役員報酬返上を含む双日営業
担当役員および関係者の社内処分を実施
2005年4月18日
‹
第一回コーポレート関連部署部長会 開催
2005年4月26日
‹
再発防止委員会発足
(4月初旬より体制構築準備、個別の再発防止策を実施)
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16
コモディティー取引事故 ~事故再発防止に向けた対応
3月25日の「事故調査委員会」の報告を踏まえ、以下の再発防止策の構築に着手
‹ 「再発防止委員会」の設置~委員長:土橋社長、副委員長:橋川副社長
~再発防止に向けた諸施策の実施とともに、内部統制と一体となったリスク管理体制の構築に着手
「再発防止委員会」
経営トップが先頭に立って
全社横断的な再発防止策を実施
外部コンサルタントを活用した
規定・マニュアルの見直し
‹ 足下の具体的な実施項目
¾ 先物取引を伴う「通常見越取引」も「特別見越取引」と同等の厳格な規定に変更し事故防止効力を向上
¾ 双日営業部門の企画業務室に「先物取引に関するチェック権限と責任」を与え、従来の縦型管理(部門長-営業部長)
の体系から、横からのチェック(企画業務室-営業部長)が入るような、営業現場での牽制機能を強化
¾ 双日内に「コーポレート関連部署部長会」を発足し、コミュニケーションの円滑化による再発防止効果企図
¾ 当社監査部による先物監査の強化に加え、有効性向上のため取引内容に応じた期間延長、人員増強する方針を決定
¾ 当社に加え、双日にコンプライアンス部を設置し、意識徹底のためコンプライアンス項目の組織業績評価への反映確立
¾ 先物取引担当者の担当期間(最長2年)と定期的な異動の制度化と、任期中の強制離脱ルールのさらなる徹底
¾ 内部通報制度の改善(当事者自主通報へのインセンティブ付与等)、ホットライン有効利用のさらなる徹底
「リスク管理の強化・高度化」を進めるため、全社的にリスク管理体制の再点検と再構築を実施
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Ⅲ. 新事業計画 2年目における取り組み
新事業計画 2年目における取り組み
新事業計画の初年度計画は順調に達成
2年目は計画達成をより確実なものとするための
飛躍の年と位置付け、以下の取り組みを実行
『ガバナンス体制』
‹ 双日HDと双日の合併 新たなガバナンス体制への進化
『財務体質の抜本的強化』
‹ 株主資本構成の再構築 資本準備金の取り崩しと減資により未処理損失を一掃し、安定的に配当が可能となる体制へ
‹ 負債・資本構造の改善 直接調達推進等による負債構造改善と、優先株式の買入・消却検討による資本構造改善
『良質な収益構造への変革』
‹ リスク管理の強化・高度化 リスク管理体制の見直し改革を推進、総合的なリスク管理体制を強化・高度化
‹ 事業ポートフォリオ戦略の深化 軸足を成長領域への資源投入に切り替え
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19
合併・新体制について
持株会社体制の当初目的達成
双日HDが担ってきた「経営統合の推進」「合理化計画の実行」「資産の健全化」
「選択と集中の加速」といった所期の目標は達成
経営の効率化とガバナンス体制構築
‹ グループ経営体制を簡素化し効率的かつ迅速な意思決定を可能にする
‹ 「革新的な機能型商社」に相応しい、透明性の高い経営体制の構築
具体的対応
10月1日に双日HDと双日を合併
外部から取締役を招聘 / 社外監査役の拡充
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20
合併について
双日グループの経営統合について
‹持株会社設立: 2003年4月1日
‹親子合併: 2005年10月1日
ニチメン・日商岩井HD (持株会社)
双日株式会社
(双日HDより商号変更)
日商岩井
ニチメン
合併
‹事業会社合併: 2004年4月1日
双日HD (持株会社)
合併
ニチメン
双日株式会社
合併
双日株式会社
日商岩井
* 双日HDの子会社である双日シェアードサービス株式会社は図中より省略しております。
双日グループの目指す「革新的な機能型商社」実現に向け邁進
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21
合併新会社の概要(予定)
合併新会社: 会社概要
合併期日:
2005年10月1日
存続会社:
双日ホールディングス株式会社 (以下「双日HD」と記載)
(吸収合併方式による)
合併後の商号:
双日株式会社 (英文名称: Sojitz Corporation)
(双日HDが上記の商号に商号変更)
本社:
東京都港区赤坂六丁目1番20号
資本金:
1,000億円
代表取締役社長:
土橋 昭夫 (現 双日株式会社 代表取締役社長)
従業員:
1,500名 (単体)
決算期:
3月31日
証券コード:
2768
上場:
東証一部・大証一部
16,600名 (連結)
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新経営体制について
双日HD経営体制 (~05年9月30日)
(新)双日経営体制 (05年10月1日~)
取締役・監査役候補者
取締役・監査役候補者
代表取締役社長
土橋 昭夫
代表取締役社長
土橋 昭夫
取締役
橋川 真幸
取締役
加瀬 豊 (新任)
取締役
小林 克彦
取締役
橋川 真幸
取締役 (非常勤)(※)
村岡 茂生
取締役
藤島 安之(新任)
取締役 (非常勤)
宮内 義彦(新任)
取締役
小林 克彦
常勤監査役
和田 讓治
取締役
石原 啓資(新任)
常勤監査役(※)
八幡 俊朔(新任)
取締役
佐藤 洋二(新任)
常勤監査役
岡﨑 謙二(新任)
取締役(非常勤)(※)
村岡 茂生
監査役 (非常勤)(※)
石田 克明
取締役(非常勤)
宮内 義彦
監査役 (非常勤)(※)
星野 和夫(新任)
常勤監査役
和田 讓治
常勤監査役(※)
八幡 俊朔
※村岡茂生は商法上の社外取締役
常勤監査役
岡﨑 謙二
※八幡俊朔、石田克明、星野和夫は商法上の社外監査役
監査役(非常勤)(※)
石田 克明
* 現代表取締役の西村英俊は6月28日に退任の予定
監査役(非常勤)(※)
星野 和夫
* 上記の取締役および監査役の就任は、来る6月28日に開催予定の
当社定時株主総会の承認を条件とする
※村岡茂生は商法上の社外取締役
※八幡俊朔、石田克明、星野和夫は商法上の社外監査役
* 上記のうち、合併会社(当社)にとって新任となる加瀬豊、藤島安之、石
原啓資、佐藤洋二については、当社定時株主総会において合併契約
書が承認されることを条件とする
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23
株主資本構成の再構築
未処理損失の一掃
資産健全化の過程で生じた未処理損失を一掃
具体的対応
資本準備金の取崩しと減資による資本の組み替えの実施
今後の方針
『新事業計画』を達成して安定的に配当が可能となる体制へ
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双日HDの連結株主資本の推移
連結株主資本の推移 (株主総会決議での承認及び法定手続き後の効力発生が前提)
2005年3月末
資本の組み替え実施後
(2005年8月発効予定)
2006年3月末 (予定)
資本金
3,361億円
資本金1,000億円
資本金
1,000億円
資本剰余金
4,877億円
差引
+ 2,802億円
資本剰余金
および
利益剰余金
2,318億円
差引
+ 2,802億円
資本剰余金
および
利益剰余金
2,318億円
差引
+ 3,152億円
当期利益350億円
その他▲516億円
その他▲516億円
未処理損失
▲4,920億円
その他▲516億円
未処理損失を一掃し、株主資本構成を再構築
* その他: その他有価証券評価差額金、為替換算調整勘定等を含む
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(ご参考)双日HD単体の資本の組み替えについて
単体株主資本の推移 (株主総会決議での承認及び法定手続き後の効力発生が前提)
資本準備金の取崩し・減資実施 (2005年8月発効予定)
現状 (2005年3月末)
未処理損失
▲5,630
億円
未処理
損失解消
5,630億円
資本準備金
5,072億円
資本金
3,361億円
資本準備金
の取崩し
▲5,072億円
減資
▲2,361億円
株主資本
2,803億円
その他
資本剰余金
1,803億円 (b)
株主資本
(a)+(b)=
2,803億円
資本金1,000億円
(a)
株主資本額は同一: 会計上減資は行うが、実質的な株主資本を減少させるものではない
注:
資本の部における「自己株式」勘定は微小なため、上記図では省略しております
上記推移図においては、2005年10月1日に予定している双日株式会社との合併の影響は勘案しておりません
‹ 減資の手続
¾ 資本準備金5,072億円を取崩し当期未処理損失に充当
¾ 資本金を2,361億円減少 (現金等の支出を伴わない形式的減資 (無償減資))。うち558億円を資本の欠損に充当し繰
越損失を一掃、残額1,803億円は「その他資本剰余金」として内部留保に充当
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負債・資本構造の改善 (1)
資産サイドは資産健全化を断行、資産の質を向上
今後は負債・資本構造の改善に着手
負債構造の改善の目的
負債に関する主要財務指標(流動比率、長期比率、直接調達比率)の改善
具体的対応
‹定期的な社債発行によるマーケットからの直接調達及び長期性資金の確保
‹資金調達手法の多様化
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負債・資本構造の改善 (2)
資本構造の改善の目的
株式価値向上のために、希薄化を抑制する
具体的対応
第一回 I 種優先株式につき、2005年度中の買入・消却の取り組みを検討
今後の方針
‹株主資本の水準を維持しながら、買入・消却を実施するスキームを検討
‹来期以降、期間収益の積み上げを原資として優先株式買入・消却を行う
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(ご参考) 発行済優先株式の概要
発行残高
保有金融機関
現在の転換価額
(修正時の上限・下限)
現在の
潜在株数
転換請求
開始日
262円 ( 上限262円
下限209.6円 )
200.8百万株
‘06/5/14~
262円 ( 上限262円
下限209.6円 )
200.8百万株
‘08/5/14~
262円 ( 上限262円
下限209.6円 )
200.8百万株
‘10/5/14~
262円 ( 上限262円
下限209.6円 )
200.8百万株
‘12/5/14~
262円 ( 上限262円
下限209.6円 )
200.8百万株
‘14/5/14~
568円 ( 上方修正なし
下限170.4円 )
5.3百万株
‘04/5/14~
(‘03/5発行分)
第一回Ⅰ種
526億円
(各回各種: 同一ポーション)
第二回Ⅰ種
第三回Ⅰ種
第四回Ⅰ種
526億円
526億円
526億円
UFJ銀行 各300億円
みずほコーポレート銀行 各90億円
東京三菱銀行 各70億円
りそな銀行 各36億円
三菱信託銀行 各20億円
農林中央金庫 各10億円
第一回Ⅱ種
526億円
第一回Ⅲ種
30億円
リーマンブラザーズ 30億円
(‘04/10発行分)
第一回Ⅳ種
1,995億円
UFJ銀行 1,995億円
‘24/10に決定
注
( 上限なし
下限80% )
未定
‘24/10/29~
第一回Ⅴ種
1,305億円
UFJ銀行 1,305億円
‘19/10に決定
注
( 上限500%
下限30% )
未定
‘19/10/29~
第二回Ⅴ種
200億円
みずほコーポレート銀行 100億円
東京三菱銀行 100億円
‘15/10に決定
( 下限30% )注
未定
‘15/10/29~
第一回Ⅵ種
100億円
UBS 100億円
注
432.4円 ( 上限120%
下限40% )
23.1百万株
上限200%
‘05/5/2~
注: IV種・V種は当初転換価額に対する比率、VI種は第1回転換価額修正の決定日(‘05/5/12)に定まる予定の基準VWAPに対する比率
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リスク管理の強化・高度化
リスク管理体制の見直し改革を推進し、総合的なリスク管理体制の強化・高度化を目指す
「リスク管理の強化・高度化」を進めるため、
全社的にリスク管理体制の再点検と再構築を実施
更なる強化+管理の高度化+事故再発防止委員会の設置
リスクの種類
市場リスク
2004年度の強化
実施策
従前からのリスク管理の内容
‹ポジション限度枠、損失限度額の設定
‹ポジション損失管理・損切ルール
‹ヘッジ取引・資産・負債のマッチング等によ
るリスクミニマイズ
2005年度運用フォロー+
リスク管理体制の強化
従前内容の見直し
‹リスク管理部門の人員拡充
リスク運営体制の
改革
‹リスク・マネジメントポリシーの策定
‹格付制度の見直し等
‹リスク管理企画室・コンプライ
アンス部新設等リスク管理体
制の充実化
‹COSOに基づいた業務運営体制の
構築
‹格付制度の高度化
‹信用格付・取引限度額の設定
信用リスク
投資リスク
‹信用供与額 < 取引限度額とすること等によ
る信用リスク抑制
審議制度改革
事後管理改革
オペレーショナル
リスク
‹新審議プロセスの定着と改善フォ
ロー
‹事前審議体制の構築
‹事業投資案件取組基準の策定
‹事後管理体制の見直し
‹事後管理対象範囲の拡大
‹事後フォロールールの見直し
‹管理ツールの整備
‹撤退ルールの見直し等
‹厳正運用フォロー等
‹ポートフォリオ管理
‹統合リスク管理体制の構築
‹ポートフォリオ管理の高度化
‹リスクアセット・コントロール
‹カントリー枠コントロール
‹事業投資案件の審議スクリーニングとフォ
ローアップ管理、撤退基準の設定、IRRハー
ドル設定による収益基準
カントリーリスク
‹リスクを吟味し尽くす審議
プロセス構築
‹特定国・地域に対するエクスポージャーに
関する集中を抑制管理、リスク回避策
‹業務執行の適法性・有効性・効率性を担保、
社内組織による牽制、監査部による事後
チェック
コンプライアンス体制
‹コンプライアンス部の設置
‹コンプライアンスプログラムの制定
‹コンプライアンス委員会の設置
ポートフォリオ
管理改革
内部統制システム
‹ 業務執行の適法性・有効性・効率
性を担保
‹ 横断的組織の設置
‹カントリー枠管理
‹統合リスク計量化のための
インフラ整備
事故再発防止委員会
‹ 再発防止に向けた諸施策の実施
‹ 内部統制と一体となったリスク管
理体制の構築
2005年度リスク管理方針
‹ 市場の信認を得るための総合的なリスク管理
体制の整備
‹ 損失を低水準に抑える仕組みの確立
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事業ポートフォリオ戦略の深化
撤退・売却等
成長領域への
資源投入へ
軸足をシフト
選択と集中の加速により
価値を生まない事業を処理
狙 い
アプローチ
商権レベルの精査により踏込んだ選択・
撤退を初年度に一気に実行
再配分
狙 い
成長領域(本命事業および本命予備軍)
の価値を高める
アプローチ
既存事業拡大のための資金投入に加え、
新規投融資・M&Aを積極的に活用
良質な収益構造への変革を実現
2005年度: 成長領域への資源投入
2004年度: 選択事業・低採算事業からの撤退
「SCVA経営」の推進・徹底と「リスク管理の強化・高度化」の更なる深化を図ることで
継続的な「事業ポートフォリオ管理」を実施
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Ⅳ.
2006年3月期 決算見通し
2006年3月期 決算見通し(主なP/L項目)
主なP/L項目
06/3期見通し
05/3期実績
増減
売上高
49,000億円
49,000億円
46,759億円
46,759億円
+2,241億円
+2,241億円
売上総利益
2,510億円
2,510億円
(5.12%)
(5.12%)
2,442億円
2,442億円
(5.22%)
(5.22%)
+68億円
+68億円
営業利益
750億円
750億円
655億円
655億円
+95億円
+95億円
経常利益
(経常利益率)
(経常利益率)
650億円
650億円
(1.32%)
(1.32%)
581億円
581億円
(1.24%)
(1.24%)
+69億円
+69億円
当期純利益
350億円
350億円
△4,125億円
△4,125億円
+4,475億円
+4,475億円
(売上総利益率)
(売上総利益率)
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2006年3月期 決算見通し(主なB/S項目)
主なB/S項目
06/3末見通し
05/3末
増減
総資産
25,350億円
25,350億円
24,485億円
24,485億円
865億円
865億円
株主資本
3,150億円
3,150億円
2,802億円
2,802億円
348億円
348億円
ネット有利子負債
10,500億円
10,500億円
10,023億円
10,023億円
477億円
477億円
ネットDER
3.3倍
3.3倍
3.6倍
3.6倍
△0.3倍
△0.3倍
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Ⅴ.
今後の成長戦略
事業ポートフォリオ戦略(事業セグメント別)
軸足は資産健全化等による選択事業・低採算事業からの撤退から、成長領域への資源投入に
‹各事業セグメントの成長戦略
機械・宇宙航空部門
伝統的に強みを持ち、安定的に収益に寄与する事業基盤(航空機、自動
車CKD輸出等)を強化しつつ、部品事業・アフターマーケット対策等の自
動車事業の拡充など新たな収益基盤の構築に注力する
エネルギー・金属資源部門
従来型の物流取引の強化・拡大を図りつつ、上流権益投資を通じ、上流
事業からのバリューチェーンを構築し複合的なビジネス展開を推進する
化学品・合成樹脂部門
高機能・高付加価値商品を中心とする商品戦略、アジア&BRICs地域を中
心とする地域戦略、 成長&ニッチな市場を攻める市場戦略、マーケティン
グ力を強化するための物流加工拠点等への投資戦略の4戦略を軸に、豊
富な情報力、加工・サービス機能を活かし、収益の拡大を目指す
建設・木材部門
効率的なビジネスモデルを確立し、既存事業において安定収益を確保する
とともに、建設では商業施設開発事業の育成、木材では川下展開の強化
等により新たな収益基盤を構築する
生活産業部門
川下分野の強化を目的に食料・物資・繊維を一部門に集約。川上を中心
とした営業基盤をベースに川下まで一貫したバリューチェーンを拡充する
海外現地法人
成長が著しい中国とインドに現地法人を新設し事業展開を強化
米州・欧州に加え、新たに中国・アジアにも商品部門制を導入し、海外4極
における商品戦略を強化
‹投融資に関する基本的な考え方
¾ 資源確保(権益)投融資
¾ 既存ビジネスの機能強化を図り、
付加価値を高めるための投融資
¾ パートナーとの連携で商権・ビジネスを拡大する
ための投融資
¾ 川下展開等、新たに事業領域を拡大するための
投融資
‹新規投融資の計画
700~800億円程度の新規投融資を計画。
うち、6割程度は物流・顧客基盤をもった事業領域での
資源確保(権益)投融資を予定
(例)
- 原料炭権益、石油・ガス権益
- 東欧自動車販売会社設立
足元の収益を確保するとともに、将来の収益基盤の強化・拡大に向けた
成長戦略の実践のために、成長領域への資源投入を図る
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事業セグメント別戦略(機械・宇宙航空部門)
売上総利益
05/3期
実績
(単位:億円)
06/3期
見通し
成長戦略
増減
<部門の概要>
機械・
宇宙航空
430
400
◆強力な収益基盤を持つ自動車、航空機、船舶、一般機械に集中。各事業の強み・独自性の
▲ 30 発揮により、収益基盤の維持・拡大を実現
◆特に、自動車分野では、基盤強化と周辺分野拡充に特化した投融資を積極的に実施
強み・特徴
2005年度の戦略・施策
<主な事業>
自動車関連
航空機関連
126
81
126
79
一般機械関連
94
110
船舶
91
67
0
・アジア、中近東など発展著しい市場における完成車、
ノックダウン部品輸出に強力な収益基盤を有す
・部品事業から完成車、アフターマーケットまでの
バリューチェーンを確立
・強みを持つ分野の基盤強化と周辺分野拡充に
特化した投融資を積極的に実施
~東南アジア部品製造・物流事業への積極投資
~旧CIS圏内における販売店網への投資
~アジア市場でのバリューチェーン拡充投資
▲2
・ボーイング社 日本総代理店
~ボーイング社民間機導入は半世紀で600機以上
~次世代戦略機B787ドリームライナー導入にも貢献
・ボンバルディア社のビジネス・ジェット機代理店権を
新たに取得したことで、フルラインナップの取り扱い
~コミューター機国内シェア100%
・ボーイング民間機、ボンバルディア民間機の更なる
導入支援
・周辺分野(航空機運航・チャーター等)の育成・強化
による、新たな収益基盤確保
+16
・中国JVベアリング製造・販売事業での独自性発揮
~中国を生産地および消費地と捉え、両面展開で
拡大
・製鉄プラント取引では業界トップクラスの実績
・中国でのベアリング事業は合弁方式による生産
拠点、販売網の拡充
・成長市場であるアジアにおける製鉄プラント案件の
受注拡大
・保有船事業と独自展開する周辺事業分野(新造船、
▲ 24 中古船売買、傭船仲介、監督保船、船用機器)の複
合的な協業による総合力は業界トップクラス
・保有船隊入れ替えによる最適なポートフォリオ構築
・情報力を駆使した仕組み船業務の拡充
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37
事業セグメント別戦略(エネルギー・金属資源部門)
売上総利益
05/3期
実績
(単位:億円)
06/3期
見通し
成長戦略
増減
<部門の概要>
エネルギー・
金属資源
339
415
◆顧客基盤、情報網を活用した収益機会の発掘に注力し、強みのある独自の事業分野・成長
領域(石油・ガス事業、石炭事業、発電、金属資源等)にフォーカスして経営資源を投入
+76 ◆物流・顧客基盤を持った事業分野を中心に上流権益投融資を実行し、バリューチェーンの
構築、相乗効果を最大化
◆物流取引の強化・拡大姿勢は引き続き堅持
強み・特徴
2005年度の戦略・施策
<主な事業>
発電・プラント
関連
石油・ガス関連
石炭関連
25
41
149
186
34
75
+16
・顧客満足度の高いプロジェクトを仕上げる総合力
~有力情報網・ネットワーク、案件組成機能
・統合により広がった顧客基盤
~特に中東、ブラジル、ロシア、アフリカ等に強み
・得意地域、特定分野(電力、エネルギー等)にフォー
カスし、プロジェクト組成ノウハウを活かした受注活動
に経営資源を集中投入
+37
・独自に構築してきた顧客・情報ネットワークを保有
そのネットワークからの情報収集力
・石油開発会社買収により石油・ガス上流権益事業に
おける機能・ノウハウを拡充
・海洋生産設備(FPSO等)での事業参画
・独自の情報収集力、機能・ノウハウを活かし、既発
見・未開発、生産中といった上流権益を中心に
分散投資を基本として投融資を実行
・上流権益投資を並行して下流石油製品トレーディング
との相乗効果を追求する
・石炭は日本総輸入量シェア3位(約10%)
~特に、ロシア炭・中国炭の取扱は業界第1位
+41 ・強力な販売力を梃子に権益投資を実施、権益比率
以上の取扱量を確保するビジネスモデルを確立
鉄鉱石・
合金鉄関連
58
48
・合金鉄関連では、業界トップクラスの取扱シェアの
▲ 10 商品を多数保有
・鉄鉱石の対日輸入量は第2位のシェア
・物流基盤の維持・拡大と投融資収益との相乗効果を
最大化するため、多くの実績を持つ豪州等を中心と
した優良権益への投融資を拡大
・合金鉄関連では、圧倒的な業界地位をより強化する
ための新規優良鉱山への投融資を拡大
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38
事業セグメント別戦略(化学品・合成樹脂部門)
売上総利益
05/3期
実績
(単位:億円)
06/3期
見通し
成長戦略
増減
<部門の概要>
化学品・
合成樹脂
441
420
◆豊富な情報力、国内外における製造・加工・サービス機能を活かし収益拡大を目指す
【基本4戦略】
商品戦略・・・高機能・高付加価値商品を中心
▲ 21
地域戦略・・・アジア&BRICs地域を中心
市場戦略・・・成長&ニッチな市場を攻める
投資戦略・・・マーケティング力を強化するための物流・製造・加工拠点等への集中投資
強み・特徴
2005年度の戦略・施策
<主な事業>
合成樹脂
化学品
肥料
メタノール
168
128
56
73
179
129
56
41
+11
+1
0
▲ 32
・世界4極(欧州、米州、中国、アジア)での樹脂
コンパウンド拠点におけるタイムリーな樹脂原料
供給体制
~車輌/OA/情報家電各分野の日系顧客に対して
質の高いサービスを提供
・包装資材分野における豊富な情報力
・電材、自動車、医薬包材等の成長分野での新規顧客
開拓に注力
・中国・アジアにおける樹脂・包材販売事業では適地
加工・生産・販売機能を強化し、新規商いを取り込む
・個々に強みを持つ幅広い取り扱い商品群
・特に、高いシェアを背景としたC5(メトン原料等)、
蛍石、工業塩輸入等での市場における価格競
争力や安定供給力に強み
・インド関連ビジネスの強化
・電材・健康食品分野における新商材の拡販
・C5(メトン原料等)事業拡大
・タイ、ベトナム、フィリピンの化成肥料製造販売事業
において、東南アジアでは欧米メジャーを凌ぐ業界
トップの地位
~各国で確立されたトップブランドとしての地位
~マーケットリーダーとしての価格支配力
・高利益率化成肥料の販売に注力し収益率向上を図る
・物流網の整備により、末端販売力を更に強化
・日本人技術者の指導、触媒技術向上により強化
された生産力
・東南アジアマーケットの中心、インドネシアに位置する
地理的優位性
・市況下落を保守的に見込む一方、コスト管理徹底
により収益力を維持
・安全面の管理を徹底し、効率稼動体制を維持
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39
事業セグメント別戦略(建設・木材部門)
売上総利益
05/3期
実績
(単位:億円)
06/3期
見通し
成長戦略
増減
<部門の概要>
◆効率的なビジネスモデルの確立 ⇒ 既存事業における安定収益の確保
建設・木材
262
260
▲2
◆新規収益基盤 ⇒商業施設開発事業の育成、木材における川下展開の強化
強み・特徴
2005年度の戦略・施策
<主な事業>
首都圏
マンション
34
16
郊外マンション
54
60
商業施設開発
21
19
▲ 18
+6
・都市部のワンルーム・中小規模マンションの卸売では
確固たる地位
・物件を厳選した取組を徹底する「物件優先主義」
にて案件選択
・長年培った有力情報源から得られる案件情報
・高度な案件組成機能
・商品提案・事業化・販売・管理に至る一貫した運営
~確立された双日ブランド
・商品企画力、販売力を強化
~マーケットにおける双日ブランドの維持強化
・他社に先駆けた開発実績に裏打ちされた高度な
開発/運営ノウハウ
▲ 2 ・商社機能を活用し、開発から企画、管理、運営
・優良案件の立ち上げ
・既存案件の集客力強化
まで案件の全てのフェーズに関わる運営体制
木材
113
130
+17
・圧倒的取扱量を背景とした世界各地のサプライヤー、
および国内大手顧客との信頼関係
~高シェア(20%超)を誇る輸入原木事業
~業界3位の建販商社サン建材
・資源供給国における加工メーカーの囲い込み・
新規設立
~付加価値と独自性の高い商品仕入の拡充
・原木・木材製品販売子会社の統合による川下販売力
のさらなる強化と利益率の向上
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40
事業セグメント別戦略(生活産業部門)
売上総利益
05/3期
実績
(単位:億円)
06/3期
見通し
成長戦略
増減
<部門の概要>
生活産業
512
465
▲ 47
◆川下分野での収益力強化を目的に繊維・食料・物資を一部門に集約
◆川上を中心とした営業基盤をベースに川下まで一貫したバリューチェーンを強化・拡充
強み・特徴
2005年度の戦略・施策
<主な事業>
繊維
食料
物資
233
135
144
275
150
40
+42
・素材・アパレル・産業用資材等幅広い商品で、業界
トップシェアの取扱い
・国内外に有する多数の生産拠点を軸に消費者ニーズ
を即座に生産工程に反映できる生産管理体制を構築
・子会社のニチメンインフィニティにおいて、20年以上の
伝統を誇る「マックレガー」ブランドを展開
・業界の環境変化・多様化する顧客ニーズに対応
~ 原料から製品までの一貫したSCMを拡充し、
クイック・レスポンス体制を確立
~ 消費者の嗜好を踏まえた企画開発力を強化
・川下領域での事業拡大により収益基盤を強化・拡大
+15
・鮪、海老等の水産物取扱量は業界トップクラス
・米商いにおいて中国精米工場から独占輸入
・商品開発機能を兼ね備えた食料商社・問屋を有す
・子会社の双日食料を軸としたメーカー・物流・IT
各機能の強化により販売力をアップ
・業容拡大に向け地方卸・量販等との連携・取組強化
・三国間ビジネスを拡大することで、中国・アジア市場
等への販売を強化
・アップリカ社 総代理店
~ ベビー用品トップブランドの同社製品を全国販売
・フィリップモリス社 西日本地区代理店
~ 輸入煙草市場の約6割を占める同社商品の西日本
地区における独占卸売販売権を所有
・チップ植林事業において、植林からチップ製造、
チップ輸出入まで一貫したバリューチェーンを構築
・ベビー用品、靴など生活消費財分野での取組を
強化し、取扱商品群ならびに販売先を拡大
・チップ植林事業では新規サプライヤーとの取引開始・
伐採機等の取扱拡大などにより収益基盤を強化
▲ 104
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41
事業セグメント別戦略(海外現地法人)
売上総利益
05/3期
実績
(単位:億円)
06/3期
見通し
成長戦略
増減
<部門の概要>
海外現地法人
272
290
◆成長が著しい中国とインドに現地法人を新設し事業展開を強化
+18 ◆米州・欧州に加え、新たに中国・アジアにも商品部門制を導入し、
海外4極における商品戦略を強化
強み・特徴
2005年度の戦略・施策
<主な事業>
米州
欧州
中国
アジア
134
51
29
39
123
54
41
42
・北米での鉄道車輌ビジネスの実績および人脈
▲ 11 ・中南米・中国産金属資源の北米・中国の鉄鋼ミル
向け双方向商売
・北米におけるIPP等エネルギー関連投資の拡大
・韓国車輌メーカーROTEM社との鉄道車輌ビジネス
における協業
・金属資源の米-中国間、双方向ビジネスの拡大
・繊維資材、木材建築資材、水産加工品等の米国内
市場向け輸入販売の促進
+3
・高機能包装材メーカーとの原料・製品の複合的取引
・トルコにおいて独占的な地位を有する溶剤タンク
オペレーション
・北海油田の権益取得による原油取引
・原子力事業(仏コジェマ社の総代理店)
・通信インフラ投資が活発な東欧、中東、アフリカでの
通信機器事業の展開
・船舶市況の活況を受けての舶用機器の販売
・高成長を続ける東欧市場での自動車・産業機械・
合成樹脂の展開
+12
・対中輸入業界No.1の燃料用石炭
・合弁コンパウンド工場からの合成樹脂原料供給体制
・急速に増加する国内需要に対応する優良製造工場
におけるベアリング供給体制
事業投資を梃子にした中国市場への取組強化
~木材のロシア材製材加工分野への投資
~電子通信関連の個別半導体分野への投資
~合成樹脂原料の取引拡大
~自動車部品の販売
+3
・タイでの取扱量No.1の合繊原料
・域内トップクラスの塗装・樹脂原料販売
・子会社製造メタノールの域内一手販売
・自動車関連、家電OA用樹脂事業のバリューチェーン
・カナダ・豪州産小麦等の穀物・食料の三国間取引
・インドに設立した現地法人と、アジア地域内外各店
との連携を強化
・地域一体となった商品戦略
・成長著しい四輪・二輪車関連商売に注力
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42
2005年3月期決算説明会
<参考資料>双日が取り組む事業例
2005年5月10日
2005年5月10日
民間航空機事業
圧倒的強みを持つ民間航空機事業
日本の民間航空機市場は双日グループの独壇場
< Boeing>
圧倒的なシェアと実績を誇る主力ビジネス 半世紀で600機以上の導入実績に加え
約1兆2,000億円の受注残
現在、国内マーケットシェア 85%超
次世代戦略機B787ドリームライナー導入も実現 B787機部品の35%は日本企業群が製造
<Bombardier>
コミューター機の国内マーケットシェア100%
過去8年間で48機を成約
ビジネスエアクラフト全機種の販売代理店権も
2004年12月獲得
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2
石炭事業
中国・ロシア炭の販売力と豪州・インドネシアでの炭鉱投資リターンによる相乗効果型ビジネス
① 日本の総輸入量(1億7000万㌧)の10%強の取り扱い(業界第3位)
② ロシア炭(シェア40%)、中国炭一般炭(シェア25%)輸入で取り扱い業界トップ
③ 豪州等にて独立系の高収益炭鉱への投資(現状総収益の40%→06年に70%へ)
ロシア
•ロシア炭の輸出
(日本:400万㌧シェア40%で業界1位)
•炭鉱投資調査中
(エリガプロジェクト、クズバス地区炭鉱)
米州
•アメリカ炭・コロンビア炭の輸出(日本向け20万㌧)
中国
•中国炭及びコークスの日本向け輸出
(石炭:400万㌧、冶金コークス:100万㌧)
•中国複数炭鉱への投資調査中
(総収益/億円)
インドネシア
80
•インドネシア炭の輸出(日本向け350万㌧)
•インドネシア炭鉱投資(ブラウ炭鉱1,000万㌧)
•新規炭鉱投資調査中
70
60
投融資リターン
投融資による物流収益
従来型物流収益
50
40
産地別年間取扱数量(2005年度見通し)
豪州
660万㌧
中国
500万㌧
インドネシア
350万㌧
米州
20万㌧
ロシア
400万㌧
合計
1,930万㌧
30
豪州
•豪州炭の輸出
(日本:約630万㌧、その他:30万㌧)
•豪州炭鉱への投資(Coal&Allied株式投資、
Jellinbah East炭鉱、Coppabella炭鉱
他6炭鉱の権益保有)
20
10
0
投融資リターン
投融資による物流収益
従来型物流収益
03年度実績
04年度実績
05年度見通
06年度見通
07年度見通
7.6
4.0
13.9
8.9
3.6
19.8
36.3
4.3
21.7
33.1
4.8
23.1
38.0
5.5
23.1
(*)投融資リターン:受取配当金+持分損益ー▲金利
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3
メトン樹脂事業
米国・ヨーロッパにおいて大型トラック部品、建設農業機械等における新素材として採用が急拡大中
【メトン樹脂は短時間で大型な成形品を製造でき、ガラスファイバーを含まない画期的な新素材】
○ 当社取組
・1994年 米国にて事業開始(Metton America Inc. 本社工場 米国テキサス州)
・売上 : 16.8 百万ドル(2004年)
11.4 百万ドル (2003年)
○ メトンの用途
・大型トラックパーツ : ボンネット、エアーディフレクター(風切り板)、バンパー等
・建設、農業機械、その他幅広い用途
○ 採用実績 Volvo等米国トラックメーカー全社、Caterpillar、John Deere等
○ メトンの特徴
・液状樹脂で大型部品、複雑形状部品の成形が容易 (⇒安価な成形コスト)
・ガラスファイバーを含まず高い衝撃耐性を実現 (⇒軽量化)
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4
商業施設開発事業
商社機能を最大限に活用した商業施設開発事業のリーディング・デベロッパー
<事業の特徴>
☆御殿場プレミアム・アウトレット
☆りんくうプレミアム・アウトレット
☆モラージュ柏(外観)
☆モラージュ柏(館内)
【プロジェクトマネジメント機能】
右記事業に加え、佐賀、佐野、
加須等の開発実績により蓄積
されたノウハウをフルに生かし、
土地取りまとめ、店舗企画、テ
ナント誘致、店舗運営等を全
て自社で行う
【金融機能】
先進的金融スキームを駆使し、
投資効率の極めて高いビジネ
スモデルを確立
【信用力】
当社信用力を活用し、優良テ
ナントの確保が可能
【今後の注力点】
集客力アップによる更なる収
益拡大
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5
アパレル事業 ~ 新規投資でバリューチェーンを強化 ~
アパレル事業において、国内外の生産拠点網と品質管理を背景に原料から製品までの一貫したSCM
アパレル事業において、国内外の生産拠点網と品質管理を背景に原料から製品までの一貫したSCM
【
【 消費者の嗜好を即座に生産工程に反映できる生産管理体制
消費者の嗜好を即座に生産工程に反映できる生産管理体制 】】
生機・生地
協力織布工場
(中国他)
・青島中綿
(Tシャツ等)
・寧波甬綿時装
(Tシャツ)
・山東宏利綿
(靴下)
生産管理
・南京蘇綿
(シャツ)
卸・小売
・シ博華綿
(ジーンズ)
・タカハター(国内)
(パンツ)
青島双日服飾
・その他協力縫製工場 有限公司を新設
(企画・見本作
成機能を付加)
強みのある生産背景
物流
グループ
経営管理
シンガポール㈱
(婦人アパレル)
消費者市場における事業拡大
消
費
者
青島即髪龍山染
織有限公司(中国)
を新設(綿織物)
縫製・加工
ニチメンインフィニティ
・マックレガーブランドを国内
および海外16ヵ国に展開する
カジュアルアパレルの雄
新規投資
・アパレル業界最高位の
高収益体質企業
マーケット発信の企画・開発
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6
環境保護に根ざしたチップ植林事業
植林機能を確立 ⇒ 地球規模で森林資源の保全
【10年前より環境派生型事業開始】
製紙原料の資源確保、地元の植林を促進の
ための長期的な視野に立つ先行投資としての
位置付け。
¾1995年ベトナムでの自社植林事業開始。
¾1997年/1999年豪州での自社植林事業開始。
(植林予定面積30,500ha:山手線内面積の5倍)
【植林事業の社会的役割】
¾地球規模での持続可能な森林資源の保全。
¾新規事業(Clean Development Mechanism)へ
の布石(CDM:クリーン開発メカニズム、地球
温化対策としての京都メカニズムの一つ)
¾呼び水としての植林事業(地元の植林を促進)
CO2排出権
環境植林
植林事業を基盤として、チップ製造、チップ・トレードまでのバリューチェーンを確立
¾1993年ベトナムパートナーとチップ製造会社設立(同国内に3社の事業会社設立)
¾チップの品質管理、デリバリー管理によるSCM強化
¾輸送費コストを抑えたアジアでのチップ事業展開
【チップ製造、チップトレード】
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7
2005年3月期 決算説明会資料
2. 連結決算説明資料
決算短信(連結)
連結売上高
連結損益計算書
連結特別損益
連結貸借対照表
連結キャッシュ・フロー計算書
企業集団の状況
連結対象会社の状況 (新規連結会社と除外会社)
連結対象会社の状況 (黒字会社・赤字会社)
連結対象会社の状況 (主要関係会社の業績推移)
セグメント情報(事業の種類別セグメント)
セグメント情報(所在地別セグメント)
カントリーリスクエクスポージャー
不動産関連(連結)
連結従業員数の内訳
1株当たり情報
2006年3月期通期連結業績見通し
P.
P.
P.
P.
P.
P.
P.
P.
P.
P.
P.
P.
P.
P.
P.
P.
P.
1
2
4
6
8
10
12
14
16
18
20
22
24
25
26
27
28
∼
∼
∼
∼
∼
∼
∼
∼
∼
∼
∼
3
5
7
9
11
13
15
17
19
21
23
(財)財務会計基準機構会員
平成17年3月期
決算短信(連結)
上
場
会
社 名
双日ホールディングス株式会社
コ
ー
ド
番
2768
号
平成 17年4月28日
上場取引所
本社所在都道府県
東 ・大各市場第1部
東京都
(URL http ://www.sojitz-holdings.com )
代
表
者
問合せ先責任者
役職名
役職名
決算取締役会開催日
平成 17年 4月28日
無
米国会計基準採用の有無
氏 名
氏 名
代表取締役社長
広報部長
西 村 英 俊
吉村 剛史
TEL (03)5520−3404
1.17年 3月期の連結業績( 平成16年 4月 1日∼平成17年 3月31日 )
(1)連結経営成績
(百万円未満切り捨て)
売
上
高
営 業 利 益
百万円 % 17年 3月期
16年 3月期
△ 20.23%
−
4,675,903
5,861,737
当期純利益
65,521
59,948
1株当たり
当期純利益
百万円 % 17年 3月期
16年 3月期
(注)
△ 412,475
△ 33,609
9.30%
−
潜在株式調整後
1株当たり当期純利益
円 銭 △ 1,876
△ 172
−
−
経 常 利 益
百万円 % 百万円 %
58,088
48,461
株主資本
総資本
当期純利益率 経常利益率
%
円 銭 48
52
19.87%
−
%
△ 138.3
△ 18.3
−
−
17年3月期
10,741百万円
16年3月期
①持分法投資損益
17年3月期
219,825,798株
16年3月期
②期中平均株式数(連結)
③会計処理の方法の変更
有
④売上高、営業利益、経常利益、当期純利益におけるパーセント表示は、対前期増減率
売上高
経常利益率
%
2.1
1.5
1.2
0.8
5,929百万円
194,817,297株
(2)連結財政状態
総 資 産
株主資本
百万円
17年 3月期
16年 3月期
(注)
2,448,478
3,077,022
①期末発行済株式数(連結)
②期末発行済優先株式数
③期末自己株式数
株主資本比率
% 円 銭
280,241
316,234
240,066,694株
166,825,000株
179,560株
17年3月期
17年3月期
17年3月期
1株当たり株主資本
百万円
11.4
10.3
△ 1,440
235
26
43
213,374,473株
133,000,000株
87,718株
16年3月期
16年3月期
16年3月期
(3)連結キャッシュ・フローの状況
営業活動による
キャッシュ・フロー
投資活動による
キャッシュ・フロー
百万円
17年 3月期
16年 3月期
財務活動による
キャッシュ・フロー
百万円
百万円
238,410
73,030
△ 19,774
87,160
(4)連結範囲及び持分法の適用に関する事項
329 社
連結子会社数
持分法適用非連結子会社数
(5)連結範囲及び持分法の適用の異動状況
55 社
連結 (新規)
(除外)
55 社
現金及び現金同等物
期
末
残
高
百万円
△ 212,264
△ 68,602
10 社
持分法 (新規)
406,566
401,240
178 社
持分法適用関連会社数
24 社
(除外)
64 社
2.18年 3月期の連結業績予想( 平成17年 4月 1日∼平成18年 3月31日 )
売
上
高
経 常 利 益
百万円
中 間 期
通
期
(参考)1株当たり予想当期純利益(通期)
当期純利益
百万円
2,300,000
4,900,000
29,000
65,000
145 円
79 銭
1
百万円
15,000
35,000
◆ 連結売上高
形 態 別 売 上 高
双日ホールディングス株式会社
(単位:百万円)
当連結会計年度
形
態
前連結会計年度
(平成16年4月1日∼平成17年3月31日) (平成15年4月1日∼平成16年3月31日)
構成比%
構成比%
前 年 度 対 比
増減額
増減率%
輸
出
769,704
16.5
873,841
14.9 ▲
104,137 ▲
11.9
輸
入
1,132,897
24.2
1,407,280
24.0 ▲
274,383 ▲
19.5
国
内
1,860,767
39.8
2,401,979
41.0 ▲
541,212 ▲
22.5
間
912,533
19.5
1,178,634
20.1 ▲
266,101 ▲
22.6
計
4,675,903
100.0
5,861,737
100.0 ▲
1,185,834 ▲
20.2
外
国
合
商品部門別売上高
(単位:百万円)
当連結会計年度
部
門
前連結会計年度
(平成16年4月1日∼平成17年3月31日) (平成15年4月1日∼平成16年3月31日)
構成比%
機 械 ・ 宇 宙 航 空
構成比%
前 年 度 対 比
増減額
増減率%
869,771
18.6
1,055,396
18.0 ▲
185,625 ▲
17.6
1,077,758
23.0
1,803,097
30.8 ▲
725,339 ▲
40.2
596,144
12.8
622,743
10.6 ▲
26,599 ▲
4.3
建 設 都 市 開 発
192,422
4.1
233,801
4.0 ▲
41,379 ▲
17.7
木
材
291,981
6.2
295,264
5.0 ▲
3,283 ▲
1.1
食
料
396,314
8.5
437,009
7.5 ▲
40,695 ▲
9.3
物 資 ・ リ テ ー ル
240,395
5.1
248,963
4.2 ▲
8,568 ▲
3.4
繊
維
147,840
3.2
148,087
2.5 ▲
247 ▲
0.2
海 外 現 地 法 人
743,118
15.9
865,299
14.8 ▲
122,181 ▲
14.1
そ
業
120,156
2.6
152,072
2.6 ▲
31,916 ▲
21.0
計
4,675,903
100.0
5,861,737
100.0 ▲
1,185,834 ▲
20.2
エ ネ ル ギ ー ・
金
属
資
源
化
学
品
・
合
成
樹
脂
合
の
他
事
(注)事業区分の変更と各事業の主な取扱商品について
平成16年4月に子会社である旧ニチメン㈱と旧日商岩井㈱が合併した事により、商権単位のレベルで事業ポートフォリオの再検証が容易となり、その最適化を図った
結果、セグメント情報の有用性を高めるため、当連結会計年度より、以下の通り事業区分の変更を行っております。前連結会計年度のセグメント情報につきましては、
当連結会計年度の区分で表示しております。
・ 従来、「住・生活産業」に含めておりました「建設都市開発」、「木材」、「食料」、「物資・リテール」、「繊維」をそれぞれ独立した事業区分に変更しております。
・ 従来の「機械」を「機械・宇宙航空」としております。
・ 従来、「機械」に含めておりました「エネルギー関連のプラント等」を「エネルギー・金属資源」に統合しております。
・ 各事業の主な取扱商品は「企業集団の状況」の「事業の種類別セグメント」に記載の通りです。
2
連結売上高内訳 増減内容
【形態別売上高】
当期
前期
億円
増減額
主な増減要因
億円
億円
輸
出
7,697
8,738
△
1,041
前期にスペイン向け発電設備の受注があったことによる
減収
輸
入
11,329
14,073
△
2,744
エネルギー関連の低採算取引の縮小、航空機取引での
契約上の引渡し端境期による減収
国
内
18,608
24,020
△
5,412
エネルギー関連の低採算取引縮小に伴う減収
間
9,125
11,786
△
2,661
海外現地法人での低採算取引からの撤退、円高の影響、
低採算の欧州自動車販売会社の売却による減収
計
46,759
58,617
△ 11,858
当期
前期
外
国
合
【商品部門別売上高】
億円
増減額
主な増減要因
億円
億円
機 械 ・ 宇 宙 航 空
8,698
10,554
△
1,856
中南米・欧州の自動車事業会社での増収、航空機取引での
契約上の引渡し端境期・低採算の国内外自動車販売会社から
の撤退等による減収
エネルギー・金属資源
10,778
18,031
△
7,253
石炭・鉄鉱石・合金鉄等での増収、エネルギー関連の低採算
取引の縮小等に伴う減収、前期にスペイン向け発電設備の
受注があったことによる減収
化 学 品 ・ 合 成 樹 脂
5,961
6,227
△
266
メタノール製造・販売会社での増収、樹脂成形品製造会社等
の連結除外の影響による減少
建
発
1,924
2,338
△
414
マンション事業案件の厳選の影響による減収、
資機材代行取引縮小に伴う減収
木
材
2,920
2,952
△
32
食
料
3,963
4,370
△
407
物 資 ・ リ テ ー ル
2,404
2,490
△
86
繊
維
1,478
1,481
△
3
人
7,431
8,653
△
1,222
業
1,202
1,521
△
319
計
46,759
58,617
海
そ
合
設
外
の
都
市
現
地
他
開
法
事
△ 11,858
(注)商品部門別売上高は、外部顧客に対する売上高となっております。
3
第2四半期以降の木材市況悪化による減収
エビを中心とした水産商いや食品販売での増収、
低採算の穀物輸入取引・物流取引での減収
チップ事業や育児用品関連取引での増収、
不採算事業からの撤退による減収
婦人衣料品製造・販売会社等の連結子会社化による増加、
天候不順、原料相場高騰など一過性の要因による減収
米州の為替レート影響等による減収、
欧州の低採算取引からの撤退・商権移管等による減収
IT関連事業会社の連結子会社化による増加、
国内外支店における低採算取引からの撤退による減収、
鉄鋼関連事業の再構築による減収
◆ 連結損益計算書
双日ホールディングス株式会社
(単位:百万円)
科 目
当連結会計年度
前連結会計年度
(平成16年4月1日∼平成17年3月31日)
(平成15年4月1日∼平成16年3月31日)
売上高比
売上高比
%
1 売
上
2 売
上
3 売
上
原
総
利
高
4,675,903
価
▲ 4,431,656
益
244,247
4 販売費及び一般管理費
5 営
業
178,725
▲
増減率
%
100.00
5,861,737
94.78
▲ 5,612,714
5.22
249,022
3.82
増減額
▲
189,074
▲
▲ 1,185,834
▲
20.23
95.75
1,181,058
▲
21.04
4,775
▲
1.92
3.23
10,349
▲
5.47
5,573
4.25
▲
%
100.00
▲
益
65,521
1.40
59,948
1.02
益
51,648
1.10
58,269
1.00
) (
18,431 ) (
0.39 ) (
24,572 ) (
0.42 ) ( ▲
6,141 ) ( ▲
24.99 )
) (
3,653 ) (
0.08 ) (
4,543 ) (
0.08 ) ( ▲
890 ) ( ▲
19.59 )
9 (持分法による投資利益) (
10,741 ) (
0.23 ) (
5,929 ) (
0.10 ) (
4,812 ) (
81.16 )
10 ( 投 資 有 価 証 券 売 却 益 ) (
2,382 ) (
0.05 ) (
6,231 ) (
0.11 ) ( ▲
3,849 ) ( ▲
61.77 )
16,439 ) (
0.35 ) (
16,992 ) (
0.29 ) ( ▲
553 ) ( ▲
3.25 )
6 営
7 (
8 (
業
受
受
利
▲
▲
前 年 度 対 比
外
取
取
収
利
配
息
当
金
11 (
そ
の
他
12 営
業
外
費
13 (
払
59,082
▲
1.26
▲
69,757
▲
0.98 ) ( ▲
53,590 ) ( ▲
14 ( コ マ ー シ ャ ル ヘ ゚ ー ハ ゚ ー 利 息 ) ( ▲
2,920 ) ( ▲
0.06 ) ( ▲
2,085 ) ( ▲
10,328 ) ( ▲
0.22 ) ( ▲
14,081 ) ( ▲
58,088
1.24
48,461
の
息
▲
45,833 ) ( ▲
そ
利
用
) (▲
15 (
支
) (
他
) (▲
▲
1.19
6,621
10,675
0.91 ) (
9.30
▲
▲
11.36
15.30
7,757 ) ( ▲
14.47 )
835 ) (
40.05 )
0.24 ) (
3,753 ) ( ▲
26.65 )
0.83
9,627
19.87
0.04 ) ( ▲
16 経
常
利
益
17 特
別
損
益
▲
438,167
▲
9.37
▲
90,563
▲
1.55
▲
347,604
383.83
税金等調整前当期純損失
(
▲
)
▲
380,079
▲
8.13
▲
42,101
▲
0.72
▲
337,978
802.78
19 法人税、住民税及び事業税
▲
11,331
▲
0.24
▲
12,282
▲
0.21
20 法 人 税 等 調 整 額
▲
18,287
▲
0.39
21 少
益
▲
2,778
▲
0.06
▲
2,282
22 当 期 純 損 失 ( ▲ )
▲
412,475
▲
8.82
▲
33,609
18
数
株
主
利
23,058
4
951
▲
7.74
0.40
▲
41,345
-
▲
0.04
▲
496
21.74
▲
0.57
▲
378,866
-
連結損益計算書 増減内容
【売上総利益】
当期
商品部門
前期
増減額
主な増減要因
△
37 億円
中南米・欧州の自動車事業での増益、船舶運航収入増による増益、
低採算の国内外自動車販売会社からの撤退による減少
エネルギー権益事業や石炭・合金鉄等の金属資源関連での増益、
プラント関連・原子燃料関連・石油製品等の減益
機 械 ・ 宇 宙 航 空
430 億円
467 億円
エネルギー・金属資源
339
311
28
化学品・合成樹脂
441
440
1
建 設 都 市 開 発
149
173
△
24
木
材
113
117
△
4
第2四半期以降の木材市況悪化による減益
食
料
135
134
1
エビを中心とした水産商いや食品販売での増益、
低採算の穀物輸入取引・物流取引での減益
物 資 ・ リ テ ー ル
144
142
2
チップ事業での増益、育児用品関連取引での増益、北米向けタイヤ
輸出取引増加による増益、不採算事業からの撤退による減益
繊
維
233
212
21
海 外 現 地 法 人
272
278
そ
235
220
の
他
事
業
消 去 又 は 全 社
合
△
計
49
△
2,442
△
6
15
4
△
45
2,490
△
48
メタノール製造・販売会社での増益、メトン事業での増益、
樹脂成形品製造会社等の連結除外の影響による減少
低採算事業からの撤退による減益、
マンション事業案件の厳選の影響による減益
婦人衣料品製造・販売会社等の連結子会社化による増加、
天候不順、原料相場高騰など一過性の要因による減益
欧州の低採算取引からの撤退・商権移管等の影響による減益
IT関連事業会社の連結子会社化による増加、
鉄鋼関連事業の再構築や選択事業からの撤退による減益
【販売費及び一般管理費】
科
当期
目
前期
増減額
人
件
費
△
791 億円
△
848 億円
57 億円
物
件
費
△
820
△
851
31
費
△
113
△
137
24
貸倒引当金・貸倒償却
△
18
△
27
9
連結調整勘定償却額
△
45
△
28
合
△ 1,787
△
1,891
減
価
償
却
計
△
17
主な増減要因
退職給付費用減少(+46)
鉄鋼製品事業譲渡、自動車販売子会社売却等、連結除外による影響
(+90)
IT関連事業会社等、新規連結による影響(△137)
海外現地法人の統合による合理化(+21)
その他、合理化・資産売却による販管費の削減効果により改善
104
【金融収支】
科
当期
目
前期
受
取
利
息
支
払
利
息
△
458
△
536
コマーシャルペーパー利息
△
29
△
21
(金 利 収 支)
受
取
配
金
融
収
当
支
184 億円
増減額
(△
金
計
303 )
246 億円
(△
266
△
62 億円
78
△
311 )
37
△
△
(
主な増減要因
資産の圧縮及び有利子負債の減少による影響
8
8 )
46
△
9
265
△
1
【その他収支】
科
当期
目
持分法による投資損益
107 億円
その他の営業外収益
その他の営業外費用
そ の 他 収 支 計
前期
59 億円
188
△
103
192
増減額
232
△
△
48 億円
メタルワン(+50)、豪州アルミ事業(+7)、ITX(△8)
44
金融商品関連収益の減少等
140
37
営業外為替差損益の改善等
151
41
【経常利益】
当期
経
常
利
益
581 億円
主な増減要因
前期
増減額
485 億円
5
96 億円
◆ 連結特別損益
双日ホールディングス株式会社
(単位:百万円)
当 連 結 会 計 年 度
摘 要
前 連 結 会 計 年 度
前年度対比増減額
(平成16年4月1日∼平成17年3月31日) (平成15年4月1日∼平成16年3月31日)
特 別 利 益 明 細
有形固定資産等売却益
2,617
681
投 資 有 価 証 券 売 却 益
8,772
21,492
持
益
1,043
-
1,043
退職給付引当金取崩益等
2,868
-
2,868
特
分
変
別
動
利
利
益
合
計
15,301
1,936
▲
12,720
22,173
▲
6,872
4,999
▲
93,114
▲
24,650
特 別 損 失 明 細
有形固定資産等売却・除却損
▲
98,113
有形固定資産等評価損
▲
24,650
投 資 有 価 証 券 売 却 損
▲
12,916
▲
6,603
▲
6,313
投資有価証券等評価損
▲
13,415
▲
8,998
▲
4,417
関係会社等整理・引当損
▲
62,265
▲
34,635
▲
27,630
▲
28,338
▲
6,633
特定海外債権引当金繰入額
事
特
業
構
別
造
退
改
職
善
-
▲
224,119
28,338
▲
217,486
等
-
▲
7,050
7,050
退職給付制度変更費用
-
▲
15,271
15,271
統
-
▲
206
206
合
金
損
▲
費
用
先 物 取 引 清 算 損 失
▲
17,986
特
計
▲
453,468
▲
計
▲
438,167
▲
1,837
特
別
別
損
失
損
合
益
-
▲
17,986
112,737
▲
340,731
▲
90,563
▲
347,604
▲
2,629
参 考
貸倒償却・引当金繰入額
(販売費及び一般管理費に含む)
6
792
連 結 特 別 損 益 の 内 訳
当期
摘 要
主な内容
億円
有形固定資産等売却益
26
投 資 有 価 証 券 売 却 益
88
上場株式を中心とした資産処分による売却益
持
益
10
情報産業関連等
退職給付引当金取崩益等
29
(
分
特
変
別
動
利
益
利
計
)
153
有形固定資産等売却・除却損
△
981
旧本社ビル売却(台場ビル(△195)、三田ビル(△169))、
航空機オペレーティングリース事業の再編に伴う機体売却、
および保有不動産の処分等
有形固定資産等評価損
△
247
国内海浜開発事業撤退(△154)
投 資 有 価 証 券 売 却 損
△
129
通信関連株式売却(△55)等
投資有価証券等評価損
△
134
国内外非上場株式の評価減等
関係会社等整理・引当損
△
623
海外原木伐採事業撤退(△107)、海外コンドミニアム開発
事業(△27)および、国内日用品樹脂製品事業撤退等
事
損
△
2,241
先 物 取 引 清 算 損 失
△
180
(
)
△
4,535
( 特 別 損 益 合 計 )
△
4,382
業
特
構
別
造
損
改
失
善
計
海外石化製品事業会社撤退(△138)、中南米医療機
撤退(△79)、一部海外自動車ビジネス撤退、および
国内業務用無線サービス事業撤退等
7
コモディティー取引(△180)
◆ 連結貸借対照表
双日ホールディングス株式会社
(単位:百万円)
資 産 の 部
科 目
1
負債、少数株主持分及び資本の部
平成17年
平成16年
3月31日現在
3月31日現在
1,423,129
1,734,918
▲
311,789
流動資産
増減額
科 目
平成17年
平成16年
3月31日現在
3月31日現在
1,754,681
2,212,318
▲
457,637
1
流動負債
増減額
2
現 金 及 び 預 金
426,082
435,671
▲
9,589
支払手形及び買掛金
472,513
479,264
▲
6,751
2
3
受取手形及び売掛金
618,086
708,982
▲
90,896
短 期 借 入 金
933,100
1,320,861
▲
387,761
3
4
有
券
7,150
17,705
▲
10,555
コマーシャルペーパー
139,200
141,200
▲
2,000
4
5
た な 卸 資 産
194,694
239,499
▲
44,805
社債(一年内償還)
43,050
38,858
4,192
5
6
短 期 貸 付 金
41,000
188,002
▲
147,002
未 払 法 人 税 等
7,644
7,788
144
6
7
繰 延 税 金 資 産
7,482
13,346
▲
5,864
繰 延 税 金 負 債
422
257
165
7
8
そ
139,590
171,637
▲
32,047
賞 与 引 当 金
4,234
3,108
1,126
8
28,969
事業構造改善損失
引
当
金
9
価
証
の
他
貸 倒 引 当 金 ▲
10,957
▲
39,926
そ
10 固 定 資 産
1,024,427
1,340,726
▲
316,299
▲
246,511
の
-
▲
500
▲
500
9
154,515
220,479
▲
65,964
10
380,206
536,459
▲
156,253
11
債
16,048
61,167
▲
45,119
12
他
固定負債
11
有形固定資産
246,652
493,163
12
無形固定資産
103,850
66,228
37,622
長 期 借 入 金
296,927
430,640
▲
133,713
13
38,614
繰 延 税 金 負 債
7,544
10,463
▲
2,919
14
退職給付引当金
29,046
7,928
21,118
15
そ
他
30,639
26,259
4,380
16
計
2,134,887
2,748,778
613,891
17
少 数 株 主 持 分
33,349
12,009
21,340
18
金
336,122
150,606
185,516
19
資 本 剰 余 金
487,686
346,619
141,067
20
利 益 剰 余 金 ▲
492,048
▲
104,802
387,246
21
土 地 再 評 価 差 額金 ▲
4,869
▲
5,469
600
22
16,692
15,937
23
8,186
24
13
連 結 調 整 勘 定
79,989
41,375
14
そ
23,860
24,852
▲
992
673,924
781,335
▲
107,411
15
の
他
投資その他の資産
16
投 資 有 価 証 券
409,307
410,531
▲
1,224
17
長 期 貸 付 金
102,142
182,093
▲
79,951
固定化営業債権
286,934
-
19
繰 延 税 金 資 産
57,170
95,685
▲
38,515
20
再 評 価 に 係 る
繰 延 税 金 資 産
881
1,822
▲
941
21
そ
54,820
234,988
▲
180,168
22
貸 倒 引 当 金 ▲
143,786
▲
93,546
18
の
他
23 繰 延 資 産
24 資
産
237,332
921
合
計
2,448,478
▲
1,377
3,077,022
286,934
▲
▲
456
628,544
社
の
負
債
資
合
本
▲
▲
そ の 他 有 価 証 券
評 価 差 額 金
32,629
為 替 換 算 調 整 勘定 ▲
79,193
▲
87,379
86
▲
32
▲
54
25
自
己
株
式 ▲
資
本
合
計
280,241
316,234
▲
35,993
26
負債、少数株主持分
及 び 資 本 合 計
2,448,478
3,077,022
▲
628,544
27
8
連結貸借対照表 増減内容
主 な 科 目
05年3月末
(資産の部)
04年3月末
増減額
主な増減要因
億円
億円
億円
金
4,261
4,357
△
96
受 取 手 形 及 び 売 掛 金
6,181
7,090
△
909
資産圧縮、子会社減少による減少
資産内容の見直しによる固定化営業債権への振替等
た
産
1,947
2,395
△
448
資産健全化処理による販売用不動産の減少等
券
72
177
△
105
現
金
及
な
有
投
(
び
卸
価
資
資
証
有
有
預
価
価
証
証
券
計
券
4,093
4,105
△
)
( 4,165)
( 4,282)
(△
12
117 )
短
期
貸
付
金
410
1,880
△ 1,470
資産内容の見直しによる固定化営業債権への振替等
長
期
貸
付
金
1,021
1,821
△
資産内容の見直しによる固定化営業債権への振替等
(
融
資
計
)
( 1,431)
( 3,701)
( △ 2,270 )
)
( 24,485)
( 30,770)
( △ 6,285 )
(負債・資本の部)
支 払 手 形 及 び 買 掛 金
4,725
4,793
金
9,331
13,209
コマーシャルペーパー
1,392
1,412
社 債 ( 一 年 内 償 還 )
431
389
社
161
612
(
資
短
産
期
合
借
計
入
債
長
△
42
△
451
2,969
4,306
( 19,928)
( △ 5,644 )
)
( 21,349)
( 27,488)
( △ 6,139 )
金
3,361
1,506
1,855
資
合
計
本
△ 1,337
資
本
剰
余
金
4,877
3,466
1,411
利
益
剰
余
金
△ 4,920
△ 1,048
△ 3,872
(
小
計
)
土 地 再 評 価 差 額 金
(△
( 3,318)
( 3,924)
606 )
△ 49
△ 55
6
その他有価証券評価差額金
326
167
159
為 替 換 算 調 整 勘 定
△ 792
△ 874
82
△ 1
△ 0
自
(
己
資
株
本
合
式
計
)
N E T 有 利 子 負 債
N
株
E
主
T
負
資
債
本
( 2,802)
( 3,162)
10,023
15,571
倍
率
3.6 倍
4.9 倍
比
率
11.4%
10.3%
△
(△
1
360 )
△ 5,548
-1.3倍
1.1%
9
デット・エクイティ・スワップによる減少等
20
( 14,284)
債
入
△ 3,878
金
負
借
68
( GROSS 有 利 子 負 債 )
(
期
△
800
One Yearによる振替、期日償還
One Yearによる一年内償還への振替等
デット・エクイティ・スワップによる減少等
増資:資本金(+1,800)、資本剰余金(+1,800)
合併処理(△152)、未処理損失処理の為、利益剰余金への振替(△292)
資本剰余金の欠損金への充当 (+292)、当期純損失(△4,125)
◆ 連結キャッシュ・フロー計算書
双日ホ−ルディングス株式会社
(単位:百万円)
当連結会計期間
科 目
前連結会計期間
増 減 額
(平成16年4月1日∼平成17年3月31日) (平成15年4月1日∼平成16年3月31日)
1 営業活動によるキャッシュ・フロー
2
3
4
5
6
7
8
9
10
11
12
13
14
15
16
17
18
19
20
21
22
23
24
25
26
27
28
税 金 等 調 整 前 当 期 純 損 失 ( ▲ )
減
価
償
却
投 資 有 価 証 券 評 価
貸 倒 引 当 金 の 増 減
受 取 利 息 及 び 受 取 配 当
支
払
利
持 分 法 に よ る 投 資 利
投 資 有 価 証 券 売 却 損
有 形 固 定 資 産 売 却 ・ 除 却 損
有 形 固 定 資 産 等 評 価
売
上
債
権
の
増
減
た な 卸 資 産 の 増 減
仕
入
債
務
の
増
減
そ
の
営 業 活 動 に よ る キ ャ ッ シ ュ ・ フ ロ
投資活動によるキャッシュ・フロー
定
期
預
金
の
収
有
価
証
券
の
収
有 形 固 定 資 産 の 取 得 に よ る 支
有 形 固 定 資 産 の 売 却 に よ る 収
費
損
額
金
息
益
益
益
損
額
額
額
他
ー
支
支
出
入
投 資 有 価 証 券 等 の 取 得 に よ る 支 出
▲
▲
▲
▲
▲
▲
▲
投 資 有 価 証 券 等 の 売 却 に よ る 収 入
短
期
貸
付
金
の
収
長 期 貸 付 金 の 貸 付 に よ る 支
長 期 貸 付 金 の 回 収 に よ る 収
そ
の
投 資 活 動 に よ る キ ャ ッ シ ュ ・ フ ロ
29 財務活動によるキャッシュ・フロー
30
短
期
借
入
金
の
収
コ マ ー シ ャ ル ヘ ゚ ー ハ ゚ ー の 収
31
32
長 期 借 入 れ に よ る 収
33
長 期 借 入 金 の 返 済 に よ る 支
34
社 債 の 発 行 に よ る 収
35
社 債 の 償 還 に よ る 支
36
増
資
に
よ
る
収
37
そ
の
38 財 務 活 動 に よ る キ ャ ッ シ ュ ・ フ ロ
支
出
入
他
ー
▲
支
支
入
出
入
出
入
他
ー
▲
▲
▲
▲
▲
380,079
24,784
13,415
64,121
22,084
48,754
10,741
360
95,495
24,650
7,171
45,102
15,770
85,043
19,774
▲
▲
▲
▲
▲
▲
9,832
15,411
8,358
77,419
17,936
80,361
58,176
8,180
26,810
4,872
238,410
▲
85,255
2,000
203,706
487,734
9,998
40,088
19,389
790
212,264
▲
▲
▲
▲
▲
▲
▲
42,101
▲
337,978
33,557
8,998
23,570
29,116
55,675
5,929
21,945
4,317
−
101,743
52,938
49,161
45,386
87,160
▲
8,773
4,417
40,551
7,032
6,921
4,812
22,305
91,178
24,650
94,572
7,836
33,391
130,429
106,934
15,090
6,687
10,848
3,794
14,347
76,955
30,625
35,559
24,410
6,401
73,030
189,312
119,600
176,441
409,663
47,225
85,794
272,223
677
68,602
39
40
現金及び現金同等物に係る換算差額
現 金 及 び 現 金 同 等 物 の 増 減 額
882
5,488
41
現 金 及 び 現 金 同 等 物 の 期 首 残 高
401,240
310,441
42
43
連結範囲の変更に伴う現金及び現金同等物増減額
162
406,566
4,840
401,240
現 金 及 び 現 金 同 等 物 の 期末 残高
▲
▲
10
▲
5,630
85,958
▲
▲
▲
▲
▲
▲
▲
24,922
8,724
2,490
73,625
3,589
3,406
27,551
27,379
2,400
1,529
165,380
▲
▲
▲
274,567
121,600
27,265
78,071
37,227
45,706
252,834
1,467
143,662
▲
4,748
80,470
▲
▲
▲
90,799
▲
5,002
5,326
連結キャッシュ・フロー計算書 補足説明
科 目
① 営業活動によるキャッシュ・フロー
1. 減価償却前 税引前当期純損失
2. キャッシュ・フローに影響の無い損益の除外(※)
3. 投資活動関連損益の除外
小計
4. その他
合計
② 投資活動によるキャッシュ・フロー
1. 定期預金の収支
2. 有価証券・投資有価証券
有価証券の収支
投資有価証券等の取得による支出
投資有価証券等の売却による収入
小計
3. 有形固定資産
有形固定資産の取得による支出
有形固定資産の売却による収入
小計
4. 貸付金
短期貸付金の収支
長期貸付金の貸付による支出
長期貸付金の回収による収入
小計
5. その他
合計
億円
△
△
△
3,553
2,110
30
1,413
1,216
197
投資活動関連の事業構造改善損、関係会社整理損の
除外等
PLの営業利益は黒字ながら、証券化の一巡、資産健
全化に関連した一過性の支出や事業撤退によるキャッ
シュ・フローの減少もあり当期は支出超となった。
98
△
△
△
フリーキャッシュ・フロー(①+②)
③ 財務活動によるキャッシュ・フロー
1. 短期借入金の収支
2. コマーシャルペーパーの収支
3. 長期借入金
長期借入れによる収入
長期借入金の返済による支出
小計
4. 社債
社債の発行による収入
社債の償還による支出
小計
5. 増資による収入
6. その他
合計
内 訳
当期
154
179
804
779
84
774
690
資産圧縮に伴う株式等売却
資産健全化処理による売却
582
82
268
768
49
2,384
2,187
△
852
20
△
△
2,037
4,877
2,840
△
△
△
△
100
401
301
194
8
2,123
※受取利息及び受取配当金、支払利息、有形固定資産売却・除却損益、有形固定資産等評価損、貸倒引当金の増減額
11
◆ 企業集団の状況
双日ホールディングス株式会社
当社は、商法第364条に定める株式移転制度を利用して設立された持株会社であり、子会社の事業活動を管理・監督
すること及びこれに附帯する事業を行うことを目的としております。
平成16年4月1日、旧ニチメン㈱と旧日商岩井㈱は合併し、双日㈱として新しくスタート致しました。 当社グループは、
この双日㈱を核に、総合商社として物品の売買及び貿易業を中心に、国内及び海外における各種製品の製造・販売・
サービスの提供に携わっている他、各種プロジェクトの企画・調整・コーディネーターとしての機能の発揮、各種事業分野
への投資及び金融活動等、全世界的に多角的な事業を行っております。
なお、平成17年6月に開催予定の定時株主総会での決議を前提として、当社は、平成17年10月1日に当社を存続
会社として、双日㈱との合併を予定しております。
当企業集団にて、かかる事業を推進する関係会社は、子会社420社、関連会社212社の計632社(内、連結対象会社
517社)から構成されております。
当社の経営体制、主な関係会社を図示すると以下のとおりとなります。
主な関係会社
双日ホールディングス(株)
監
査
役
業
務
室
監
査 監
役 査
会 役
監
査
部
秘
書
部
双日(株)
経営企画・IR部
株
主
総
会
人 事 総 務 部
取
締
役
会
社
財 務 主 計 部
長
広
報
部
コンプライアンス部
指
名
委
員
会
報
酬
委
員
会
双日シェアードサービス(株)
リ ス ク 管 理 部
(注) 当社は平成16年7月1日に、ニチメン・日商岩井ホールディングス㈱から、双日ホールディングス㈱に
商号変更いたしました。
平成16年4月1日に、当社の完全子会社である旧ニチメン㈱と旧日商岩井㈱は合併し、双日㈱となりました。
また、平成16年4月1日に、ニチメン・日商岩井職能㈱は双日シェアードサービス㈱に商号変更いたしました。
尚、双日㈱及び双日シェアードサービス㈱は当社の完全子会社であります。
12
(事業の種類別セグメント)
双日ホールディングス株式会社
主要取扱商品又はサービスの内容
事業の種類
主要関係会社 (事業内容・連結区分)
機 械・ 宇宙 航空 自動車及び自動車部品、同製造関連設備機器、建設機械、ベアリング、・双日エアロスペース(株) (航空宇宙、防衛産業関連機器の輸出入・販売 子)
発電機、各種産業機械、船舶、車輌、航空機及び関連機器、情報処理、・双日マシナリー(株) (一般産業機械類の輸出入・販売 子)
コンピュータソフト開発、電子・通信及び家電関連設備機器、
・双日マリンアンドエンジニアリング(株)
製鉄・セメント関連プラント設備機器、医療、金属加工機及び
(船舶の売買、傭船およびそれらの仲介、船舶関連機器・材料の輸出入・国内販売等 子)
関連設備他
・MMC Automotriz, S.A. (自動車 組立/販売 子)
・Sunrock Aircraft Corp. Ltd. (航空機リース 子)
子会社
109社(国内 26社、海外 83社)
関連会社 34社(国内 4社、海外 30社)
エ ネ ル ギ ー ・ 石油・ガス、石油製品、原子燃料、原子力関連機器、石炭、鉄鉱石、 ・(株)ジェクト (石油製品・LPガス・コークス・炭素製品・各種鉱産品のトレーディング 子)
・双日エネルギー(株) (石油製品等の販売 子)
金 属 資 源 合金鉄、アルミナ、アルミ、銅、亜鉛、錫、貴金属、
海洋石油生産設備機器、発電、変電、送電設備・資機材、
エネルギー化学プラント他
・東京油槽(株) (石油化学製品等保管、倉庫、運送業務 子)
・Catherine Hill Resources Pty Limited (石炭鉱区保有/豪州における持株会社 子)
・エルエヌジージャパン(株) (LNG事業及び関連投融資 関連)
・日商LPガス(株) (LPG・石油類の輸入・販売 関連)
・Japan Alumina Associates (Australia) Pty. Ltd. (アルミナの製造 関連)
子会社 48社(国内 16社、海外 32社)
関連会社 28社(国内 7社、海外 21社)
化
合
学
成
品
樹
・ 有機化学品、無機化学品、精密化学品、工業塩、化学肥料、医・農薬、・エヌエヌ・ケミカル(株) (化学品及び無機鉱産物の国内取引及び貿易取引 子)
・グローバル・ケミカル・ホールディングス(株) (化学品事業の持ち株会社 子)
脂 化粧品、食品化学原料、窯業・鉱産物
汎用樹脂、エンジニアリングプラスチック等合成樹脂原料、
工業用及び包装、食品用フィルム・シート、
液晶・電解銅箔等電子材料、プラスチック成型機、その他合成樹脂製品他
・プラ・ネット・ホールディングス(株) (合成樹脂事業の持ち株会社 子)
・プラネット(株) (合成樹脂原料・製品等の貿易・売買 子)
・プラマテルズ(株) (合成樹脂原料・製品等の貿易・売買 子)
(※2)
・P.T. Kaltim Methanol Industri (メタノールの製造販売 子)
・Thai Central Chemical Public Co., Ltd. (化成肥料製造、販売、輸入肥料製品の販売 子)
・アリスタライフサイエンス(株) (ライフサイエンス事業会社 関連)
子会社 57社(国内 25社、海外 32社)
関連会社 39社(国内 9社、海外 30社)
建 設 都 市 開 発 マンションの企画・建設・分譲、宅地造成・販売、ビル事業、
・双日商業開発(株) (商業施設の開発・建設・所有・賃貸事業 子)
建設工事請負、不動産売買・賃貸・仲介・管理、商業施設開発事業、 ・双日リアルネット(株) (不動産の売買・賃貸借の仲介等 子)
建設資材他
・ニコム建物管理(株) (ビル・マンション・商業施設ほか不動産の管理業務 子)
・日商岩井不動産(株) (不動産の売買、管理、賃貸、仲介 子)
・チェルシージャパン(株) (商業施設の開発、所有、賃貸、運営 関連)
子会社 36社(国内 17社、海外 19社)
関連会社 13社(国内 5社、海外 8社)
木
材 輸入原木、製材・合板・集成材など木材製品、住宅建材他
・サン建材(株) (総合建材販売 子)
・双日ランバー(株) (木材製材品の卸売 子)
・与志本林業(株) (外国産原木、外国産・国内産製材品、合板等の販売 子)
・Tachikawa Forest Products( N.Z.) Ltd. (製材加工・販売 関連)
(※3)
子会社 9社(国内 6社、海外 3社)
関連会社 5社(国内 3社、海外 2社)
食
料 穀物、小麦粉、油脂、油糧・飼料原料、畜水産物、畜水産加工品、
青果物、冷凍野菜、冷凍食品、菓子、菓子原料、コーヒー豆、砂糖、
その他各種食品及び原料他
・双日食料(株) (農畜水産物,飼料原料,その他各種食料品の販売 子)
・日商岩井ミートアンドアグリプロダクツ(株)
(食肉、園芸品、飼料等の国内販売及び輸出入 子)
・ユニテックフーズ(株) (天然食品添加物及び果実,果汁等の販売 子)
・フジ日本精糖(株) (砂糖製造、精製、加工・販売 関連)
・ヤマザキナビスコ(株) (菓子製造 関連)
(※2)
子会社 6社(国内 4社、海外 2社)
関連会社 24社(国内 11社、海外 13社)
物 資・ リテ ール 育児用品、物資製品、チップ植林事業、
和風ファストフードチェーン運営他
・双日ジーエムシー(株) (物資製品等の輸出入・販売 子)
・Vietnam Japan Chip Vung Ang Corporation (木材チップの製造販売及び植林事業 子)
・(株)なか卯 (和風ファストフードチェーン運営 関連)
・日商岩井紙パルプ(株) (包装用、梱包用資材、容器、機械等の販売 関連)
・ペイレス・シューソース・ジャパン(株) (靴小売の展開 関連)
(※2)
子会社 5社(国内 2社、海外 3社)
関連会社 6社(国内 4社、海外 2社)
繊
維 羽毛原料及び羽毛製品、綿・化合繊織物、不織布、
・シンガポール(株) (衣料製品の企画・製造・販売 子)
各種ニット生地・製品、繊維原料一般、産業資材用繊維原料及び製品、・第一紡績(株) (繊維製品製造・販売、倉庫業、ショッピングセンター経営 子)
衣料製品、インテリア、寝具・寝装品及び
・(株)ニチメンインフィニティ (紳士・婦人・子供衣料製品の企画・製造・販売 子) ホームファッション関連製品他・
・Now Apparel Ltd. (繊維二次製品の生産管理・販売 子)
子会社 20社(国内 13社、海外 7社)
関連会社 11社(国内 2社、海外 9社)
海 外 現 地 法 人 複数の商品を取扱う総合商社であり、世界の主要拠点において
多種多様な活動を行っております。
そ の 他 事 業
・双日米国会社(子)
・双日欧州会社(子)
・双日アジア会社(子)
・双日中国会社(子)
・双日香港会社(子)
子会社 76社(国内 1社、海外 75社)
関連会社 24社(海外 24社)
職能サービス、国内地域法人、物流・保険サービス事業、
・双日インシュアランス(株) (保険代理業 子)
ベンチャーキャピタル、企業再生ファンドの運営・管理、
・双日九州(株) (国内地域法人 子)
鉄鋼関連事業、情報産業関連事業、ITコンテンツ、バイオメディカル、・双日シェアードサービス(株) (職能サービス 子)
環境事業、本社ビル賃貸事業、情報処理、コンピュータソフト開発他 ・双日ロジスティクス(株)
(物流サービス業、陸海空運送取扱業/国際複合一貫輸送業(NVOCC) 子)
・日商エレクトロニクス(株) (ネットワークサービス事業 子)
・中央毛織(株) (各種繊維製品の製造・加工・販売等 関連)
・(株)メタルワン (鉄鋼関連商品の輸出入、外国間及び国内販売等 関連)
子会社 53社(国内 34社、海外 19社)
関連会社 28社(国内 16社、海外 12社)
(※1) 双日(株)は連結子会社でありますが、総合商社として各種商品・サービスの取扱いを行っておりますので上記には含めておりません。
(※2) 関係会社の内、平成17年3月31日現在、国内証券市場に公開している会社は、日商エレクトロニクス(株)(東証1部)、
フジ日本精糖(株)(東証2部)、中央毛織(株)(東証2部、名証2部)、プラマテルズ(株)(ジャスダック)及び
(株)なか卯(ジャスダック)の5社であります。
(※3) 平成17年4月1日を以って、双日ランバー(株)は日商岩井住宅資材(株)と合併し、双日住宅資材(株)となりました。
13
(※2)
(※2)
◆ 連結対象会社の状況 (新規連結会社と除外会社)
当期中の連結対象会社数の増減
(単位:社)
05/3末
04/3末
増減
連結子会社
329
329
−
持分法適用会社
188
228
△ 40
517
557
△ 40
当期中の主な新規連結会社と除外会社
○ 主な新規連結対象会社
連結子会社
(事業の種類)
(会社名)
(主な事業内容)
機械・宇宙航空
Sojitz Aircraft Leasing B.V.
航空機のリース
エネルギー・金属資源
Sojitz Moly Resources, Inc. *
モリブデン鉱山の権益保有会社
エネルギー・金属資源
Catherine Hill Resources Pty Limited *
石炭鉱区保有/オーストラリアにおける持株会社
エネルギー・金属資源
Sojitz Energy Project Ltd.
シンガポール㈱
石油・ガス開発
婦人アパレルの企画・製造・販売
日商エレクトロニクス㈱
ネットワークサービス事業
繊維
その他事業
*持分法適用会社からの区分変更
持分法適用会社
(事業の種類)
(会社名)
(主な事業内容)
物資・リテール
㈱なか卯 **
和風ファストフードチェーン運営
その他事業
フュージョン・コミュニケーションズ㈱
VoIP技術を利用した第一種電気通信事業
その他事業
㈱CRS埼玉
自動車関連のリサイクル事業
**連結子会社からの区分変更。なお、当期の損益は連結子会社として取り扱っております。
○ 主な連結除外会社
連結子会社
(事業の種類)
(会社名)
(主な事業内容)
機械・宇宙航空
Vernisbalc S.A.
スペインでの輸入自動車販売会社
機械・宇宙航空
日商岩井自動車販売㈱
輸入自動車販売会社
エネルギー・金属資源
双日金属販売㈱
非鉄金属・鉄鋼製品販売
建設都市開発
Bestromont International Pte Ltd.
シンガポール国内における分譲マンション開発のため
の投資会社
食料
㈱シーフェスタ
水産物、その他食料品の輸出入及び卸販売業
物資・リテール
日本ビネガーボトラーズ㈱
通信販売会社
持分法適用会社
(事業の種類)
機械・宇宙航空
化学品・合成樹脂
建設都市開発
その他事業
(会社名)
(主な事業内容)
BIG FIGHT MARITIME,S.A.
船舶所有運航
㈱アーテックスズキ
合成樹脂の成形・加工
PT. Nico Central
海外オフィスビル運営会社
アイ・ティー・エックス㈱
IT分野での投資事業育成
14
連結対象会社の増減による収益への影響額(前期比)
(※連結調整勘定償却による影響は除く)
増加
(単位:億円)
売上高
連結子会社
売上総利益
798
184
販管費
△ 137
営業利益
47
減少
(単位:億円)
売上高
連結子会社
売上総利益
△ 929
△ 106
15
販管費
90
営業利益
△ 16
◆ 連結対象会社の状況 (黒字会社・赤字会社)
(1)黒字会社数・赤字会社数
(単位:社)
当
連
結
会
計
年
度前
連
結
(05/3末)
黒字
連
結
子
会
社
持
分
法
適
用
会
社
合
計
会
計
年
度
(04/3末)
赤字
計
黒字
赤字
計
前
期
黒字
増
減
赤字
国 内
90
33
123
101
27
128
△ 11
海 外
152
53
205
144
55
199
8
計
242
86
328
245
82
327
比 率
73.8%
26.2%
100.0%
74.9%
25.1%
100.0%
国 内
41
19
60
58
11
海 外
100
28
128
110
計
141
47
188
比 率
75.0%
25.0%
国 内
131
海 外
計
比 率
比
計
6
5
2
6
3
4
1
69
△ 17
8
49
159
△ 10
△ 21
△ 31
168
60
228
△ 27
△ 13
△ 40
100.0%
73.7%
26.3%
100.0%
52
183
159
38
197
△ 28
14
△ 14
252
81
333
254
104
358
△
△ 23
△ 25
383
133
516
413
142
555
△ 30
△
△ 39
74.2%
25.8%
100.0%
74.4%
25.6%
100.0%
△
△
△
2
△
9
9
(注)双日㈱(前年度は旧ニチメン㈱及び旧日商岩井㈱)は上記数値には含めておりません。
(2)黒字額・赤字額
(単位:億円)
当 連 結 会 計 年 度
前 連 結 会 計 年 度
(04/4∼05/3)
(03/4∼04/3)
黒字
連
結
子
会
社
持
分
法
適
用
会
社
合
計
赤字
計
黒字
赤字
計
前
期
黒字
17
増
減
赤字
計
20
△ 416
△ 436
△
国 内
160
△ 579
△ 419
180
△ 163
海 外
234
△ 292
△
58
171
△ 209
△
38
63
△
計
394
△ 871
△ 477
351
△ 372
△
21
43
△ 499
△ 456
国 内
111
△
76
35
68
△
9
59
43
△
△
海 外
71
△
16
55
55
△
22
33
16
計
182
△
92
90
123
△
31
92
59
△
国 内
271
△ 655
△ 384
248
△ 172
76
23
△ 483
海 外
305
△ 308
△
3
226
△ 231
5
79
△
計
576
△ 963
△ 387
474
△ 403
71
102
△
△
比
83
67
6
61
24
22
△
2
△ 460
77
2
△ 560
△ 458
(注)双日㈱(前年度は旧ニチメン㈱及び旧日商岩井㈱)は上記数値には含めておりません。
16
20
黒字・赤字会社のうち連結決算業績への影響が大きい会社
○ 黒字会社
(単位:億円)
会社名
出 資
比 率
持分損益
当期
事業内容
前期
増
減
(連結子会社)
P.T. Kaltim Methanol Industri
85.0%
31.0
28.9
2.1
㈱ニチメンインフィニティ
100.0%
19.3
双日欧州会社
100.0%
17.7
8.3 (注1)
9.4
海外現地法人
Sojitz Moly Resources, Inc.
100.0%
11.0
3.5
7.5
モリブデン鉱山の権益保有会社(カナダ)
MMC Automotriz, S.A.
21.0
△ 1.7
メタノールの製造販売(インドネシア)
紳士・婦人・子供衣料製品の企画・製造・
販売
92.3%
10.9
1.4
9.5
自動車の組立/販売(ベネズエラ)
Catherine Hill Resources Pty
Limited
100.0%
10.1
9.8
0.3
石炭事業の持株会社(オーストラリア)
双日マリン アンド エンジニアリング㈱
100.0%
9.9
6.9 (注2)
3.0
船舶の売買、運航管理及び舶用機器の販売
83.5%
9.8
8.3
1.5
肥料の製造販売(タイ)
プラ・ネット・ホールディングス㈱
100.0%
9.7
5.0 (注3)
4.7
合成樹脂事業の持株会社
グローバル・ケミカル・ホールディングス㈱
100.0%
4.6
4.4
0.2
化学品事業の持株会社
㈱メタルワン
40.0%
90.8
40.5
50.3
Japan Alumina Associates
(Australia) Pty. Ltd.
50.0%
12.7
5.9
6.8
Thai Central Chemical Public Co., Ltd.
(持分法適用会社)
鉄鋼関連商品の輸出入、外国間及び国内販売等
アルミナの製造(オーストラリア)
(注1)旧欧州ニチメン<連結>、旧日商岩井欧州会社<連結>、旧日商岩井イタリア会社、旧日商岩井フランス会社の4社合算数値。
(注2)旧日商岩井船舶㈱と旧ニュウズマリタイム㈱の合算数値。両社は平成16年4月1日を以って合併し、双日マリン アンド エンジニアリング㈱
となっております。
(注3)プラ・ネット・ホールディングス㈱は、平成15年9月1日を以って旧ニチメン㈱から分割された合成樹脂事業を承継しました。
○ 赤字会社
(単位:億円)
会社名
出 資
比 率
持分損益
当期
事業内容
前期
増
減
(連結子会社)
下田マリンタウン開発㈱
100.0%
△ 158.2
△ 92.0
△
66.2
不動産開発
Sunrock Aircraft Corporation Ltd.
100.0%
△ 133.0
△
0.7
△ 132.3
航空機のリース会社(アイルランド)
双日ホーム㈱
100.0%
△ 116.1
△
7.0
△ 109.1
住宅の建築・分譲
日商岩井不動産㈱
100.0%
△
89.7
7.7
△
97.4
不動産の売買、管理、賃貸、仲介
中津エステート㈱
100.0%
△
52.2
△ 19.0
△
33.2
不動産の賃貸
32.9%
△
8.1
1.2
△
9.3
(持分法適用会社)
アイ・ティー・エックス㈱
17
IT分野での投資育成事業等
◆ 連結対象会社の状況 (主要関係会社の業績推移)
( )内の%は05/3末時点における議決権所有割合
連結子会社
(単位:百万円)
国内
双日マシナリー㈱
売上高
売上総利益
当期利益
影響純利益
03/3 *
71,961
4,197
418
-
04/3 *
64,441
3,873
376
376
(100.00%)
05/3
65,237
4,100
701
701
双日マリン アンド エンジニアリング㈱
03/3 *
売上高
56,727
売上総利益
2,225
当期利益
332
影響純利益
-
04/3 *
63,424
2,790
686
686
*旧日商岩井プラント機器㈱、旧日商岩井メカトロニクス㈱、旧ニチメンマシナリー㈱、
旧日商岩井中部機械㈱、旧日商岩井マシナリーシステム㈱の5社合算数値
*旧日商岩井船舶㈱と旧ニュウズマリタイム㈱の2社合算数値
双日エアロスペース㈱(旧日商岩井エアロマリン㈱)
03/3
04/3
売上高
119,631
99,543
売上総利益
3,323
3,015
当期利益
262
822
影響純利益
822
双日エネルギー㈱ <連結>
(100.00%)
05/3
88,106
2,645
445
445
売上高
売上総利益
当期利益
影響純利益
03/3 *
146,892
9,332
120
-
04/3 *
141,331
9,454
453
437
(100.00%)
05/3
43,560
3,244
993
993
(97.08%)
05/3
152,442
8,455
452
439
*旧ニチメンエネルギー㈱と旧日商岩井石油㈱<連結>の2社合算数値
プラ・ネット・ホールディングス㈱ <連結>
03/3
売上高
149,033
売上総利益
8,428
当期利益
△ 196
影響純利益
-
04/3 *
220,898
12,518
498
498
(100.00%)
05/3 *
311,394
17,004
969
969
* 03/9/1を以って旧ニチメン㈱から分割された合成樹脂事業を承継
(100.00%)
05/3
218,303
12,576
458
458
サン建材㈱ <連結>
03/3
4,861
915
362
-
04/3
5,943
1,247
531
531
(100.00%)
05/3
8,497
1,505
669
669
03/3
74,863
2,440
△ 85
-
04/3
71,641
2,480
82
82
(100.00%)
05/3
66,634
2,626
543
543
03/3
27,238
12,349
1,421
-
04/3
27,241
12,407
2,096
2,096
(100.00%)
05/3
26,057
12,110
1,926
1,926
03/3
-
04/3
-
(40.20%)
05/3
55,592
11,427
1,762
708
ニコム建物管理㈱ <連結>
売上高
売上総利益
当期利益
影響純利益
(100.00%)
05/3
169,859
4,493
497
497
双日食料㈱
04/3
166,522
4,828
690
690
04/3
23,840
951
113
113
(100.00%)
05/3
23,746
1,178
151
151
㈱ニチメンインフィニティ <連結>
03/3
19,762
829
31
-
03/3
-
04/3 *
2,798
781
145
145
(100.00%)
05/3
8,283
2,232
354
354
第一紡績㈱ <連結>
売上高
売上総利益
当期利益
影響純利益
(46.55%)
05/3 *
46,804
2,776
403
188
03/3
161,357
4,565
100
-
双日ジーエムシー㈱
売上高
売上総利益
当期利益
影響純利益
売上高
売上総利益
当期利益
影響純利益
04/3 *
43,720
2,633
310
144
03/3
42,614
2,442
241
-
*04/3、05/3は、プラ・ネット・ホールディングス㈱に連結
グローバル・ケミカル・ホールディングス㈱ <連結>
03/3
04/3
売上高
162,433
224,836
売上総利益
8,670
12,042
当期利益
△ 569
436
影響純利益
436
売上高
売上総利益
当期利益
影響純利益
プラマテルズ㈱ <連結>
* 03/12から連結対象子会社化
18
売上高
売上総利益
当期利益
影響純利益
売上高
売上総利益
当期利益
影響純利益
日商エレクトロニクス㈱ <連結>
売上高
売上総利益
当期利益
影響純利益
連結子会社
(単位:百万円)
海外
MMC Automotriz, S.A.
03/3
14,433
2,308
△ 984
-
売上高
売上総利益
当期利益
影響純利益
04/3
10,304
2,256
155
141
(92.31%)
05/3
19,531
3,916
1,181
1,090
Catherine Hill Resources Pty Limited <連結>
03/3
04/3
売上高
4,869
3,768
売上総利益
1,748
880
当期利益
233
984
影響純利益
984
(100.00%)
05/3 *
6,733
2,144
1,013
1,013
* 持分法適用会社から区分変更
P.T. Kaltim Methanol Industri
03/3
9,088
1,908
250
-
04/3
12,775
4,709
3,403
2,893
(85.00%)
05/3
15,667
6,578
3,646
3,099
03/3 *
915,528
21,185
△ 3,980
-
04/3 *
817,150
12,546
△ 2,327
△ 2,327
(100.00%)
05/3
793,225
13,389
87
87
売上高
売上総利益
当期利益
影響純利益
双日米国会社 <連結>
売上高
売上総利益
当期利益
影響純利益
*旧米国ニチメン<連結>と旧日商岩井米国会社<連結>の2社合算数値
双日アジア会社 <連結>
売上高
売上総利益
当期利益
影響純利益
03/3 *
46,890
1,940
157
-
04/3 *
41,417
1,495
341
341
Thai Central Chemical Public Co.,Ltd. <連結>
03/3
04/3
売上高
26,264
29,362
売上総利益
3,641
3,583
当期利益
804
1,311
影響純利益
830
双日欧州会社 <連結>
売上高
売上総利益
当期利益
影響純利益
03/3 *
209,799
6,627
△ 7,175
-
04/3 *
184,955
5,720
826
826
(83.46%)
05/3
30,163
3,674
1,551
982
(100.00%)
05/3
162,883
5,132
1,771
1,771
*旧欧州ニチメン<連結>、旧日商岩井欧州会社<連結>、旧日商岩井イタリア会社、旧
日商岩井フランス会社の4社合算数値
(100.00%)
05/3
73,016
1,774
△ 162
△ 162
*旧ニチメンアジア大洋州<連結>の数値
双日香港会社 <連結>
売上高
売上総利益
当期利益
影響純利益
04/3 *
134,379
1,257
△ 820
△ 820
(100.00%)
05/3
160,595
1,416
253
253
03/3
417,887
4,440
434
-
04/3
411,349
4,201
1,146
573
(50.00%)
05/3
434,617
4,248
1,393
696
03/3
15,493
8,929
87
-
04/3
17,457
10,408
△ 266
△ 137
(18.40%)
05/3 *
17,578
10,715
△ 465
△ 85
03/3 *
144,087
1,435
△ 1,335
-
*旧ニチメン香港と旧日商岩井香港会社の2社合算数値
持分法適用会社
国内
アリスタライフサイエンス㈱ <連結>
03/3
売上高
91,675
売上総利益
21,352
当期利益
1,725
影響純利益
-
04/3
89,238
25,148
762
268
(35.20%)
05/3
92,715
29,977
116
41
04/3
1,899,994
94,450
10,133
4,053
(40.00%)
05/3
2,277,944
123,433
22,704
9,082
㈱メタルワン <連結>
売上高
売上総利益
当期利益
影響純利益
03/3
-
エルエヌジージャパン㈱ <連結>
売上高
売上総利益
当期利益
影響純利益
㈱なか卯
売上高
売上総利益
当期利益
影響純利益
* 05/3/2に既保有株式(51.4%)のうち33.0%を㈱ゼンショーに譲渡したことにより持分法
適用会社化(当期PLは連結子会社扱い)
海外
Vietnam Suzuki Corporation
売上高
売上総利益
当期利益
影響純利益
03/3
8,514
868
308
-
04/3
8,561
1,341
463
162
(35.00%)
05/3
12,680
2,126
992
347
Japan Alumina Associates (Australia) Pty. Ltd.
03/3
04/3
売上高
5,981
7,275
売上総利益
2,067
2,279
当期利益
1,209
1,388
影響純利益
694
(注)上記の業績数値は、原則として各関係会社作成の財務諸表に基づく。
影響純利益は、期中の所有比率変動に拘らず、期末の持分比率を当期利益に乗じて算出したもの。 また、影響純利益は、双日ホールディングス㈱設立後である04/3期より記載。
19
(50.00%)
05/3
9,494
4,412
2,539
1,269
◆ セグメント情報(事業の種類別セグメント)
双日ホ−ルディングス株式会社
当連結会計年度(平成16年4月1日∼平成17年3月31日)
(単位:百万円)
機械・宇宙航空
エネルギ−・
金属資源
化学品・
合成樹脂
建設都市開発
木材
食料
物資・リテール
Ⅰ 売上高及び営業損益
売 上 高
計
営 業 費 用
営 業 利 益
869,771
16,845
886,616
874,279
12,336
1,077,758
34,200
1,111,958
1,101,335
10,622
596,144
29,809
625,953
610,307
15,646
192,422
3,651
196,074
188,971
7,103
291,981
16,184
308,165
304,431
3,733
396,314
12,053
408,367
403,792
4,575
240,395
3,252
243,647
241,718
1,928
Ⅱ 資 産 (平成17年3月末)
326,470
346,899
355,287
177,124
103,840
117,919
55,294
(1)外部顧客に対する売上高
(2)セグメント間の内部売上高
繊維
海外現地法人
その他事業
計
消去又は全社
連 結
Ⅰ 売上高及び営業損益
売 上 高
計
営 業 費 用
営 業 利 益
147,840
2,870
150,710
145,852
4,857
743,118
290,456
1,033,574
1,029,374
4,199
120,156
16,031
136,188
132,258
3,930
4,675,903
425,353
5,101,256
5,032,322
68,934
Ⅱ 資 産 (平成17年3月末)
106,020
474,874
247,204
2,310,937
(1)外部顧客に対する売上高
(2)セグメント間の内部売上高
(
(
(
(
−
425,353
425,353
421,941
3,412
)
)
)
)
137,541
4,675,903
−
4,675,903
4,610,381
65,521
2,448,478
(注)
1.営業費用のうち消去又は全社の項目に含めた配賦不能営業費用の金額は8,260百万円であり、その主なものは、双日㈱における職能グループの費用
であります。
2.資産のうち消去又は全社の項目に含めた全社資産は、現預金及び公社債等の余資運用資産及び投資有価証券等であります。
3.事業区分の変更と各事業の主な取扱商品について
平成16年4月に子会社である旧ニチメン㈱と旧日商岩井㈱が合併した事により、商権単位のレベルで事業ポートフォリオの再検証が容易となり、その最適化を
図った結果、セグメント情報の有用性を高めるため、当連結会計年度より、以下の通り事業区分の変更を行っております。前連結会計年度のセグメント情報につ
きましては、当連結会計年度の区分で表示しております。
・ 従来、「住・生活産業」に含めておりました「建設都市開発」、「木材」、「食料」、「物資・リテール」、「繊維」をそれぞれ独立した事業
区分に変更しております。
・ 従来の「機械」を「機械・宇宙航空」と名称を変更しております。
・ 従来、「機械」に含めておりました「エネルギー関連のプラント等」を「エネルギー・金属資源」に統合しております。
・ 各事業の主な取扱商品は「企業集団の状況」の「事業の種類別セグメント」に記載の通りです。
前連結会計年度(平成15年4月1日∼平成16年3月31日)
(単位:百万円)
機械・宇宙航空
エネルギ−・
金属資源
化学品・
合成樹脂
建設都市開発
木材
食料
物資・リテール
Ⅰ 売上高及び営業損益
売 上 高
(1)外部顧客に対する売上高
(2)セグメント間の内部売上高
計
営 業 費 用
営 業 利 益
Ⅱ 資 産 (平成16年3月末)
1,055,396
9,814
1,065,211
1,054,615
10,596
1,803,097
58,236
1,861,333
1,854,201
7,132
622,743
26,434
649,178
636,967
12,210
233,801
579
234,380
225,879
8,500
295,264
8,153
303,417
299,908
3,508
437,009
12,638
449,648
447,655
1,992
248,963
552
249,516
248,954
561
382,525
344,796
375,678
305,061
142,405
117,274
63,653
繊維
海外現地法人
その他事業
計
消去又は全社
連 結
Ⅰ 売上高及び営業損益
売 上 高
(1)外部顧客に対する売上高
(2)セグメント間の内部売上高
計
営 業 費 用
営 業 利 益
Ⅱ 資 産 (平成16年3月末)
148,087
3,003
151,090
146,973
4,116
865,299
287,781
1,153,081
1,151,930
1,151
152,072
18,440
170,513
160,682
9,830
5,861,737
425,634 (
6,287,372 (
6,227,770 (
59,601
−
425,634 )
425,634 )
425,981 )
346
5,861,737
−
5,861,737
5,801,788
59,948
96,626
701,575
394,705
2,924,303
152,718
3,077,022
(注)
1.営業費用のうち消去又は全社の項目に含めた配賦不能営業費用の金額は9,421百万円であり、その主なものは、双日㈱における職能グループの費用
であります。
2.資産のうち消去又は全社の項目に含めた全社資産は、現預金及び公社債等の余資運用資産及び投資有価証券等であります。
20
事業の種類別セグメント 増減内容
【
売
上
高
】
当期
機 械 ・ 宇 宙 航 空
前期
8,866 億円
増減額
主な増減要因
10,652 億円
△
1,786
億円
中南米・欧州の自動車事業会社での増収、航空機取引での契約上の引渡し
端境期・低採算の国内外自動車販売会社からの撤退等による減収
石炭・鉄鉱石・合金鉄等での増収、エネルギー関連の低採算取引の縮小等に
伴う減収、前期にスペイン向け発電設備の受注があったことによる減収
エネルギー・金属資源
11,120
18,613
△
7,493
化学品・合成樹脂
6,259
6,492
△
233
メタノール製造・販売会社での増収、樹脂成形品製造会社等の連結除外の
影響による減少
建 設 都 市 開 発
1,961
2,344
△
383
マンション事業案件の厳選の影響による減収、
資機材代行取引縮小に伴う減収
木
材
3,082
3,034
食
料
4,084
4,496
△
412
物 資 ・ リ テ ー ル
2,436
2,495
△
59
繊
維
1,507
1,511
△
4
海 外 現 地 法 人
10,336
11,531
△
1,195
1,362
1,705
△
343
そ
の
他
事
業
消 去 又 は 全 社
連
結
合
【 営 業 利
△
計
4,254
△
4,256
46,759
58,617
当期
前期
第1四半期の木材市況好調による単体および総合建材販売会社での増収
(セグメント間の売上高を含むベース)
48
エビを中心とした水産商いや食品販売での増収、
低採算の穀物輸入取引・物流取引での減収
チップ事業や育児用品関連取引での増収、
不採算事業からの撤退による減収
婦人衣料品製造・販売会社等の連結子会社化による増加、
天候不順、原料相場高騰など一過性の要因による減収
米州の為替レート影響等による減収、
欧州の低採算取引からの撤退・商権移管等による減収
IT関連事業会社の連結子会社化による増加、国内外支店における低採算取引
からの撤退による減収、鉄鋼関連事業の再構築による減収
2
△
11,858
益 】
増減額
123 億円
エネルギー・金属資源
106
71
35
売上総利益の増益、合理化による販売費及び一般管理費の削減
化学品・合成樹脂
156
122
34
メタノール製造・販売会社での増益、合理化による販売費及び一般管理費の
削減
建 設 都 市 開 発
71
85
14
低採算事業からの撤退による減益、マンション事業案件の厳選の影響に
よる減益
木
材
37
35
2
合理化による販売費及び一般管理費の削減
食
料
46
20
26
合理化による販売費及び一般管理費の削減
物 資 ・ リ テ ー ル
19
6
13
チップ事業での増益、合理化による販売費及び一般管理費の削減
繊
維
49
41
8
海 外 現 地 法 人
42
12
30
拠点統合等合理化による販売費及び一般管理費の削減
そ
40
98
△
58
鉄鋼関連事業の再構築による減益、IT関連事業会社の連結子会社化に
よる増加
34
3
△
37
655
599
の
他
事
業
消 去 又 は 全 社
連
【
結
合
資
産
計
△
106 億円
主な増減要因
機 械 ・ 宇 宙 航 空
17
△
億円
売上総利益の減益、合理化による販売費及び一般管理費の削減
婦人衣料品製造・販売会社等の連結子会社化による増加等
56
】
05年3月末
04年3月末
増減額
3,265 億円
3,825 億円
エネルギー・金属資源
3,469
3,448
化学品・合成樹脂
3,553
3,757
△
204
資産健全化処理による減少
建 設 都 市 開 発
1,771
3,050
△
1,279
資産健全化処理による減少
木
材
1,038
1,424
△
386
資産健全化処理による減少
食
料
1,179
1,173
物 資 ・ リ テ ー ル
553
637
維
1,060
966
海 外 現 地 法 人
4,749
7,016
△
2,267
資産圧縮による減少
そ
業
2,472
3,947
△
1,475
旧本社ビル売却
消 去 又 は 全 社
1,376
1,527
△
151
24,485
30,770
△
6,285
繊
連
の
結
他
事
合
計
△
主な増減要因
機 械 ・ 宇 宙 航 空
560
21
億円
資産健全化処理による減少
新規投資による増加、資産健全化処理による減少
6
△
(注) 各セグメントの売上高はセグメント間の内部売上高を含んでおります。
21
84
和風ファストフードチェーン運営会社の持分法適用会社化による減少
94
婦人衣料品製造・販売会社の連結子会社化による増加
◆ セグメント情報(所在地別セグメント)
双日ホ−ルディングス株式会社
当連結会計年度(平成16年4月1日∼平成17年3月31日)
(単位:百万円)
日 本
北 米
アジア・
オセアニア
その他の
地域
142,877
598,290
42,142
欧 州
計
消去又
は全社
連 結
Ⅰ 売上高及び営業損益
売 上 高
(1)外部顧客に対する売上高
(2)セグメント間の内部売上高
3,542,471
350,122
4,675,903
-
4,675,903
249,905
112,244
37,929
210,403
345
610,828 (
610,828 )
-
3,792,377
462,366
180,806
808,694
42,487
5,286,731 (
610,828 )
4,675,903
営 業 費 用
3,749,990
457,867
177,112
795,050
37,152
5,217,174 (
606,792 )
4,610,381
営 業 利 益
42,386
4,499
3,693
13,643
5,334
69,557 (
4,035 )
65,521
1,917,528
193,591
234,599
272,002
48,843
2,666,565 (
218,087 )
2,448,478
計
Ⅱ 資 産(平成17年3月末)
(注)
1.国又は地域の区分は、地理的近接度によっております。
2.日本以外の区分に属する主な国又は地域
北米 :米国、カナダ
欧州 :英国、ドイツ
アジア・オセアニア :シンガポール、中国
その他の地域
:中南米、アフリカ
3.営業費用のうち消去又は全社の項目に含めた配賦不能営業費用の金額は8,260百万円であり、その主なものは、双日㈱
における職能グループの費用であります。
4.資産のうち消去又は全社の項目に含めた全社資産は、現預金及び公社債等の余資運用資産及び投資有価証券等であります。
前連結会計年度(平成15年4月1日∼平成16年3月31日)
(単位:百万円)
日 本
北 米
欧 州
アジア・
オセアニア
その他の
地域
計
消去又
は全社
連 結
Ⅰ 売上高及び営業損益
売 上 高
(1)外部顧客に対する売上高
4,658,268
284,442
208,370
691,650
19,007
(2)セグメント間の内部売上高
298,832
582,703
22,861
488,313
123
1,392,832 (
1,392,832 )
-
4,957,100
867,145
231,231
1,179,963
19,130
7,254,569 (
1,392,832 )
5,861,737
営 業 費 用
4,901,976
867,149
229,214
1,172,426
17,322
7,188,096 (
1,386,308 )
5,801,788
営 業 利 益
55,124
▲4
2,017
7,537
1,798
66,473 (
6,525 )
59,948
2,225,734
268,573
326,665
329,178
68,997
3,219,147 (
142,124 )
3,077,022
計
Ⅱ 資 産(平成16年3月末)
5,861,737
-
5,861,737
(注)
1.国又は地域の区分は、地理的近接度によっております。
2.日本以外の区分に属する主な国又は地域
北米 :米国、カナダ
欧州 :英国、スペイン、ドイツ
アジア・オセアニア :シンガポール、中国、タイ
その他の地域
:中南米、アフリカ
3.営業費用のうち消去又は全社の項目に含めた配賦不能営業費用の金額は9,421百万円であり、その主なものは、双日㈱
における職能グループの費用であります。
4.資産のうち消去又は全社の項目に含めた全社資産は、現預金及び公社債等の余資運用資産及び投資有価証券等であります。
22
所在地別セグメント増減内容
【
売
上
地
高
】
域
当期
前期
増減額
37,924 億円
49,571 億円
本
北
米
4,623
8,671
△
4,048
欧
州
1,808
2,312
△
504
低採算の欧州自動車販売会社の売却、および現
地法人での低採算取引からの撤退による減収
アジア・オセアニア
8,087
11,800
△
3,713
現地法人での低採算取引からの撤退、および円
高の影響による減収
そ の 他 の 地 域
425
191
234
船舶子会社での新造船引渡に伴う増加、および
中南米自動車事業会社での増収
13,928
7,820
連
結
合
△
計
6,108
△
46,759
58,617
当期
前期
11,647 億円
エネルギー関連の低採算取引の縮小に伴う減
少、および前期にスペイン向け発電設備の受注
があったことによる減収
現地法人での低採算取引からの撤退、および円
高の影響による減収
日
消 去 又 は 全 社
△
主な増減要因
△
11,858
【 営 業 利 益 】
地
域
日
本
424 億円
北
米
45
欧
州
増減額
551 億円
127 億円
事業再構築に伴う減少
0
45
合理化による販売費および一般管理費の削減
37
20
17
合理化による販売費および一般管理費の削減
アジア・オセアニア
136
75
61
メタノール製造・販売会社、および石炭採掘事
業会社での増益
そ の 他 の 地 域
53
18
35
船舶運航収入の増加、中南米の自動車事業会社
での増益
65
25
合理化に伴う双日単体職能経費の削減
599
56
消 去 又 は 全 社
連
【
結
資
合
産
地
△
計
40
△
△
主な増減要因
△
655
】
05年3月末
域
04年3月末
本
北
米
1,936
2,686
△
750
欧
州
2,346
3,266
△
920
アジア・オセアニア
2,720
3,292
△
572
そ の 他 の 地 域
489
690
△
201
資産健全化処理、船舶子会社での新造船引渡に
伴う減少等
1,421
△
760
旧本社ビル売却
30,770
△
6,285
連
結
合
計
△
2,181
24,485
22,257 億円
△
△
(注)各セグメントの売上高はセグメント間の内部売上高を含んでおります。
23
3,082 億円
主な増減要因
日
消 去 又 は 全 社
19,175 億円
増減額
資産健全化処理による減少等
資産圧縮による減少等
◆ カントリーリスクエクスポージャー
エクスポージャー残高 (2005年3月末)
双日グループ連結ベース(国内3月末、海外12月末)
(注意事項)
双日グループ連結保有資産を対象として、カントリーリスクに晒されている資産をエクスポージャーとして集計しています。
今回は、開示の対象範囲を、前回の双日単体/プラネット/エヌエヌ・ケミカル/海外現地法人から、双日グループ全てに
広げております。また開示対象資産も、前回の投資/融資/保証等に加え、営業債権・商品(「営業債権」に分類)、現預金・
金融資産等(「現預金等」に分類)、固定化営業債権・固定資産等(「その他資産」に分類)を追加しております。
(単位:億円)
投資
融資
保証等
191
その他
資産
グロスエクス
ポージャー
保全額
ネットエクス
ポージャー
51
94
374
9
365
28
マレーシア
28
0
24
89
4
9
154
5
149
インドネシア
99
260
224
151
61
578
1,373
117
1,256
フィリピン
54
24
21
62
3
212
376
28
348
217
132
15
407
129
259
1,159
97
1,062
(中国単独)
161
104
15
257
70
210
817
88
729
(香港単独)
56
28
0
150
59
49
342
9
333
89
123
58
82
21
194
567
58
509
ブラジル
7
現預金
等
タイ
中国(香港を含む合計)
3
営業
債権
ベネズエラ
0
5
1
74
14
11
105
17
88
アルゼンチン
0
12
0
42
0
52
106
7
99
515
559
350
1,098
283
1,409
4,214
338
3,876
合計
(注)「保全額」は、カントリーリスク(非常リスク)に対し公的機関による保険・保証、第三国一流銀行の保証等により
リスクをカバーしている金額です。(引当額は含めていません)
(参考数値)
エクスポージャー残高 (2004年9月末)
(単位:億円)
投資
融資
保証等
営業
債権
現預金
等
その他
資産
グロスエクス
ポージャー
保全額
ネットエクス
ポージャー
タイ
25
4
10
211
61
115
426
28
398
マレーシア
29
0
25
75
0
86
215
6
209
インドネシア
84
347
266
104
67
663
1,531
143
1,388
55
32
16
63
3
221
390
35
355
188
279
18
432
133
240
1,290
194
1,096
(中国単独)
152
234
18
256
77
193
930
178
752
(香港単独)
36
45
0
176
56
47
360
16
344
85
116
71
90
24
217
603
91
512
ベネズエラ
0
7
7
71
19
18
122
13
109
アルゼンチン
0
13
0
50
0
55
118
24
94
466
798
413
1,096
307
1,615
4,695
534
4,161
フィリピン
中国(香港を含む合計)
ブラジル
合計
24
◆ 不動産関連(連結)
販売用不動産の残高と含み損益
(単位:億円)
当期(05/3)末
前期(04/3)末
残高
残高
(含み損益)
増 減
(含み損益)
(含み損益)
双日㈱単体*
185
(53)
683
(26)
△ 498
(27)
連結子会社計
180
(29)
272
(33)
△ 92
(△ 4)
365
(82)
955
(59)
△ 590
(23)
連結合計
有形固定資産のうち、不動産(土地・建物・構築物)の残高
(単位:億円)
双日㈱単体*
連結子会社計
連結合計
当期(05/3)末
前期(04/3)末
残高
残高
増 減
163
1,719
△ 1,556
1,119
1,643
△ 524
1,282
3,362
△ 2,080
(注) 連結子会社の残高は各社個別財務諸表に基づく。
賃貸用固定資産の土地・建物・構築物も含む。
*双日㈱単体の前期末残高は旧ニチメン㈱と旧日商岩井㈱の単純合算を表示しております。
25
◆ 連結従業員数の内訳
商品部門別
(単位:名)
当期(05/3)末
単体(注)
連結
子会社
前期(04/3)末
合計
単体(注)
連結
子会社
増 減
合計
単体(注)
連結
子会社
合計
機 械 ・ 宇 宙 航 空
230
1,795
2,025
214
2,338
2,552
16
△ 543
△ 527
エ ネ ルギー・ 金属 資源
189
993
1,182
200
1,043
1,243
△ 11
△ 50
△ 61
化学品・合成樹脂
16
4,027
4,043
20
4,143
4,163
△4
△ 116
△ 120
建 設 都 市 開 発
81
529
610
78
489
567
3
40
43
木
材
55
747
802
57
715
772
△2
32
30
食
料
118
300
418
134
246
380
△ 16
54
38
物 資 ・ リ テ ー ル
30
562
592
32
651
683
△2
△ 89
△ 91
維
166
3,106
3,272
170
2,403
2,573
△4
703
699
海 外 現 地 法 人
0
1,833
1,833
0
1,952
1,952
0
△ 119
△ 119
546
1,263
1,809
616
565
1,181
△ 70
698
628
1,431
15,155
16,586
1,521
14,545
16,066
△ 90
610
520
繊
そ
の
他
合 計
事
業
(注)当社は持株会社であるため、単体欄は持株会社単体従業員数及び事業会社である子会社の双日㈱単体従業員数 (前期 (04/3) 末は
旧ニチメン㈱及び日商岩井㈱の単体従業員数の合計)の合計人員数を記載し、連結子会社の欄からは除いて表示しております。
尚、従業員数は、就業先での人員数を記載しております。
【参考情報】
双日㈱における子会社等への出向者を含む単体従業員数は、05/3末1,902名、04/3末2,121名(旧ニチメン㈱ 853名、
旧日商岩井㈱ 1,268名)となっております。
26
◆1株当たり情報
1.期中平均株式数(連結)
当連結会計年度
前連結会計年度
(平成16年4月1日∼平成17年3月31日) (平成15年4月1日∼平成16年3月31日)
普通株式
219,825,798株
194,817,297株
優先株式
166,825,000株
117,695,891株
Ⅰ種優先株式
105,200,000株
93,094,795株
Ⅱ種優先株式
26,300,000株
23,273,699株
Ⅲ種優先株式
1,500,000株
1,327,397株
Ⅳ種優先株式
19,950,000株
―
Ⅴ種優先株式
12,875,000株
―
Ⅵ種優先株式
1,000,000株
―
2.期末発行済株式数(連結)
当連結会計年度
前連結会計年度
(平成17年3月31日現在)
(平成16年3月31日現在)
普通株式
240,066,694株
213,374,473株
優先株式
166,825,000株
133,000,000株
Ⅰ種優先株式
105,200,000株
105,200,000株
Ⅱ種優先株式
26,300,000株
26,300,000株
Ⅲ種優先株式
1,500,000株
1,500,000株
Ⅳ種優先株式
19,950,000株
―
Ⅴ種優先株式
12,875,000株
―
Ⅵ種優先株式
1,000,000株
―
(注) 1.当連結会計年度における発行済株式数の増減内容は以下の通りであります。
発行株式数
資本組入額
第三者割当による増資 優先株式
33,825,000株
180,000百万円
転換社債型新株予約
権付社債の転換
26,784,063株
5,516百万円
株式の種類
普通株式
2.1株当たり当期純利益金額の算定に当たっては「1株当たり当期純利益に関する会計基準」
(企業会計基準第2号)及び「1株当たり当期純利益に関する会計基準の適用指針」(企業会計基準
適用指針第4号)を適用しております。
○1株当たり当期純利益
普通株式に係る当期純利益
普通株式の期中平均株式数(連結)
○1株当たり株主資本
期末の資本の部合計−優先株式の期末発行済株式数×発行価額
期末の普通株式の発行済株式数(連結)
○1株当たり予想当期純利益(通期)
普通株式に係る予想当期純利益
期末の普通株式の発行済株式数(連結)
27
◆ 2006年3月期通期連結業績見通し
2006年3月期 連結業績見通し
(単位:億円)
売
上
2004年度
2005年度
実績
見通し
増減
高
46,759
49,000
2,241
益
2,442
2,510
68
販売費及び一般管理費
△1,787
△1,760
27
655
750
95
売
上
営
総
業
利
利
益
支 )
(△303)
(△280)
(23)
( そ の 他 収 支 )
(229)
(180)
(△49)
営
益
△74
△100
△26
(
金
利
業
収
外
損
経
常
利
益
581
650
69
特
別
損
益
△4,382
△100
4,282
税金等調整前当期純利益
△3,801
550
4,351
当
△4,125
350
4,475
期
純
利
益
商品部門別売上総利益見通し
(単位:億円)
2004年度
2005年度
実績
見通し
増減
機 械 ・ 宇 宙 航 空
430
400
△30
エネルギー・金属資源
339
415
76
化学品・合成樹脂
441
420
△21
建
材
262
260
△2
設
・
木
(
建
設
)
(149)
(130)
(△19)
(
木
材
)
(113)
(130)
(17)
生
活
産
業
512
465
(
繊
維
)
(233)
(275)
(42)
(
食
料
)
(135)
(150)
(15)
(
物
資
)
(144)
(40)
(△104)
海 外 現 地 法 人
272
290
18
そ
他
186
260
74
計
2,442
2,510
68
合
の
△47
(注)グループ経営体制の簡素化を図り、迅速な意思決定を行うことで「新事業計画」の
達成をより確実なものにするため、2005年度より以下の通り事業区分の変更を
行っており、上記はその事業区分に基づき記載しております。
・従来それぞれ独立した事業区分としていた「建設都市開発」と「木材」を統合し
「建設・木材」に変更
・従来それぞれ独立した事業区分としていた「繊維」「食料」「物資・リテール」を
統合し「生活産業」に変更
28
2005年3月期 決算説明会資料
4. 貿易記者会資料
(全 6 頁)
平成 17年4月28日
貿易記者会御中
双日ホールディングス株式会社
平成16年度(平成17年3月期)貿易記者共通質問事項
1.連結または単体の追加情報
① 社員数の増減(連結)
(単位:人)
平 成 17 年 3 月 末 平 成 16 年 3 月 末 増
連
結
従
業
員
数
減
16,066
16,586
520
② 期中発生不良債権の件数と金額(双日㈱-単体)
項
目
双日㈱-単体ベース
備
期
中
発
生
件
数
2件 当期発生の破産更生債権件数
期
中
発
生
金
額
0.2 当期発生の破産更生債権金額
額
0.2
期
中
処
理
期 末 不 良 債 権 残
(金額:億円)
考
0.0 回収見込金額
当社は持ち株会社であるため、事業会社である子会社の双日㈱の単体情報を記載しております。
③ 期中実施の投融資の概況(双日㈱-単体)
主な投融資事例
(金額:億円)
・ 日商エレクトロニクス㈱
投資
130
(ネットワークサービス事業/子会社)
・ SOJITZ ENERGY VENTURE, INC.
投資及び融資
54
融資
28
(石油・ガス開発/子会社)
・ 秋田新都心ビル㈱
(商業・業務施設の保有・賃貸・運営・管理/子会社)
・ シンガポール㈱
投資
28
投資及び融資
27
融資
24
(衣料製品の企画・製造・販売/子会社)
・ SOJITZ ENERGY PROJECT LTD.
(石油・ガス開発/子会社)
・ 双日商業開発㈱
(商業施設の開発・建設・所有・賃貸事業/子会社)
・ CATHERINE HILL RESOURCES PTY LTD. 融資
12
(石炭鉱区保有/子会社)
当社は持ち株会社であるため、事業会社である子会社の双日㈱の単体の投融資の内、主な新規(含む追加)
投融資事例を記載しております。
1
双日ホールディングス株式会社
2.連結関連情報
① 主要連結対象会社(現地法人)の決算概要 〔税引後利益〕
(単位:億円)
当 連 結 会 計 年 度前 連 結 会 計 年 度前
年
( 平 成 16 年 度 通 期 ) ( 平 成 15 年 度 通 期 ) 増
度
減
比
額
双
日
米
国
会
社
1
▲ 23
24
双
日
欧
州
会
社
18
8
10
双
日
香
港
会
社
3
▲8
11
社
▲2
2
▲4
双
日
ア
ジ
ア
会
(注) 上記の各連結対象会社はいずれも12月決算会社であり、「通期」とは1∼12月の実績を示しております。
ま た 、 前 年 同 期 数 値 は 旧 ニ チ メ ン ㈱ と 旧 日 商 岩 井 ㈱ の 現 地 法 人 の 単 純 合 算 を 表 示 し てお りま す 。
② 連結決算での黒字・赤字会社数
■ 連結子会社/持分法適用会社別、国内/海外別黒字会社数・赤字会社数
(単位:社)
平 成 17 年 3 月 末 平 成 16 年 3 月 末
黒
字赤
字黒
字赤
字
国
内
90
33
101
27
社海
外
152
53
144
55
合
計
242
86
245
82
国
内
41
19
58
11
持分法適用会社海
外
100
28
110
49
合
計
141
47
168
60
国
内
131
52
159
38
計海
外
252
81
254
104
合
計
383
133
413
142
連
合
結
子
会
(注) 双日㈱(前期は旧ニチメン㈱及び旧日商岩井㈱)は上記数値には含めておりません。
2
双日ホールディングス株式会社
■ 連結子会社/持分法適用会社別、国内/海外別黒字額・赤字額
(単位:億円)
当 連 結 会 計 年 度前 連 結 会 計 年 度
( 平 成 16 年 4 月 ∼ 平 成 17 年 3 月 ) ( 平 成 15 年 4 月 ∼ 平 成 16 年 3 月 )
黒
字
額赤
字
額黒
字
額赤
字
額
国
内
160
▲ 579
180
▲ 163
社海
外
234
▲ 292
171
▲ 209
合
計
394
▲ 871
351
▲ 372
国
内
111
▲ 76
68
▲9
持 分 法 適 用 会 社海
外
71
▲ 16
55
▲ 22
合
計
182
▲ 92
123
▲ 31
国
内
271
▲ 655
248
▲ 172
計海
外
305
▲ 308
226
▲ 231
合
計
576
▲ 963
474
▲ 403
連
結
子
会
合
(注) 双日㈱(前年度は旧ニチメン㈱及び旧日商岩井㈱)は上記数値には含めておりません。
③ 黒字・赤字会社のうち連結決算業績への影響が大きい会社
(単位:億円)
会
㈱
名出資比率事
社
メ
タ
ル
ワ
ン
P.T. Kaltim Methanol Industri
業
内
容 平成16年度 平成15年度
鉄鋼関連商品の輸出入、外国間および
当期純損益 当期純損益
増減額
40.0% 国内販売等
91
41
50
85.0% メタノールの製造販売
31
29
2
㈱ニチメンインフィニティ
100.0% 紳士・婦人・子供衣料製品の企画・製造・販売
17
21
▲4
プラ・ネット・ホールディングス㈱
100.0% 合成樹脂事業の持ち株会社
10
5
5
グローバル・ケミカル・
ホ ー ル デ ィ ン グ ス ㈱
100.0% 化学品事業の持ち株会社
5
4
1
下田マリンタウン開発㈱
100.0% 不動産の開発業
▲ 158
▲ 92
▲ 66
Sunrock Aircraft Corporation
Ltd.
100.0% 航空機リース業
▲ 133
▲1
▲ 132
双
100.0% 住宅の建築・分譲
▲ 116
▲7
▲ 109
日
ホ
ー
ム
㈱
日 商 岩 井 不 動 産 ㈱
100.0% 不動産の売買、管理、賃貸、仲介
▲ 90
8
▲ 98
中 津 エ ス テ ー ト ㈱
100.0% 不動産の賃貸業
▲ 52
▲ 19
▲ 33
▲2
▲1
▲1
㈱
な
か
卯
18.4% 和風ファストフードチェーン運営
(注) 上記の当期純損益は当社持分相当額であります。また、出資比率は直接・間接比率の合計となっております。
3
双日ホールディングス株式会社
貿易記者会追加質問事項
1. 有価証券評価損(連結)
①有価証券評価損の総額、および、このうち銀行株による評価損の金額
②銀行株以外で大きな評価損の原因となった株式の銘柄
③評価損を計上する株式の基準
①、②、③ともに口頭にて説明致します。
2. 年金債務(単体)
(単位:億円)
平 成 17 年 3 月 末
退
職
給
付
引
当
金
217
年
金
債
務
(
PBO
)
217
額
-
積
立
不
足
3. 中期経営計画の数値と期末時点での進捗状況
「中期経営計画」につきましては、平成17年3月期決算短信(連結)の4ページより記載して
おります「グループ経営方針」及び別途配布しております「新事業計画(2004年4月∼2007年3月)
の進捗状況」をご参照下さい。
4
双日ホールディングス株式会社
4. 中国事業の動向
所在地別セグメント情報「中国」の今期売上高、営業利益と通期見通し
当連結会計年度
前連結会計年度
( 平 成 16 年 4 月 ∼ 平 成 17 年 3 月 ) ( 平 成 15 年 4 月 ∼ 平 成 16 年 3 月 )
(
売
上
高
内
香
港
営
(
内
業
利
香
)
益
港
)
(単位:億円)
前
増
年
度
減
比
額
2,955
2,152
803
1,783
1,355
428
17
5
12
10
▲3
13
通期見通しにつきましては口頭にて説明致します。
平成16年度 在中国関連会社数
74社
うち連結子会社
32社 (内 香港 10社)
うち持分法適用関連会社
42社 (内 香港 5社)
5. 固定資産の減損会計の早期適用について
口頭にて説明致します。
6. 石油・ガス保有埋蔵量
口頭にて説明致します。
5
双日ホールディングス株式会社
7.ブラジル、ロシア、インド事業の動向について
主な取扱い商品・事業
(1) ブラジル
鉄鉱石の輸入
石油公社向け石油開発案件
半導体実装機及び電子部品の輸出
化学品の輸入
(2) ロシア
木材の輸入
石炭の輸入
機械の輸出・販売(電力エネルギー関連プラント、自動車)
(3) インド
現地法人の設立
鉄鉱石の輸入
工業塩の輸入・三国間取引
携帯電話端末及び通信インフラ設備の三国間取引
自動車
6
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