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6.品質管理部門

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6.品質管理部門
第3章
6.品質管理部門
1.品質管理部門の
マネジメントイノベーションの必要性
そのためには、クレームや工程内不良の解析
力・予防力・データ分析力、製造・購買・開発な
ど関連部門とのコミュニケーション力、再発防止
1.品質管理部門の役割使命
計画・検証能力、内部品質監査能力を強化すると
激動する経営環境における品質管理部門の役割
ともに、高次元の品質管理を確実に実行できるマ
使命は、
ネジメント力が必要である。
①重要品質問題や部門横断的な品質問題に対す
る統括的な調整と対策フォローの実施
2.品質管理部門の重要な管理業務
②市場への不良の流出を防ぐとともに、再発防
止の徹底と製造品質の向上を推進する
③顧客クレームに対する迅速な対応を行い、顧
客満足度の向上を図る
④製造現場での品質パトロールの実施により、
品質不良の未然防止を図る
⑤検査機器・測定器の校正を確実に実施し、製
品の品質保証業務を完遂させる
⑥初期流動管理を他部門と連携を取りながら、
製品の垂直立ち上げを実施していく
⑦効果的な内部品質監査を実施して、品質の底
上げを実施していく
品質管理部門の役割使命を果たすためには、次
の管理業務についてマネジメントイノベーション
を実施する必要がある。
(1)
工程内不良低減管理
工程内不良を削減していくためには、不良が発
生したら即座に対応するリアルタイムマネジメン
トを実施するとともに、再発防止対策を徹底する
プロセスマネジメントを実施していく必要がある。
(2)
クレーム削減管理
クレームを削減していくためには、クレームが
発生したら、その真の原因を追究して再発防止を
など企業が成長するために必要な絶対条件である
徹底して図るプロセスマネジメントを実施してい
品質保証を全社に定着させることにより、企業の
く必要がある。
成長に貢献する。
(3)
クレーム回答納期管理
2.役割使命が果たされていない実態
クレーム回答を納期通りに実施していくために
工場全体の品質管理の司令塔としての役割使命
は、クレーム回答納期や遅れの状況が VM ボード
を担う品質管理部門のマネジメントの観点から実
で目で見てわかり、即座に対応するリアルタイム
態を捉えてみる。
マネジメントを実施する必要がある。
多くの品質管理部門の実態は、現場の不良発生
(4)
品質パトロール管理
やクレーム発生に対する後追いとなっている。い
製造現場の品質状況を未然にチェックし対策を
わゆる「もぐら叩き」である。本来はその真の原
実施するためには、品質パトロールというプリベ
因を追究して予防的管理を実施すべきであるが、
ンティブマネジメントの考え方を取り入れる必要
再発防止も含めて対策が取られているかまったく
がある。
わからない状況が多く見受けられる。
(5)
初期流動管理
品質管理部門で大切なことは、品質をコントロ
新製品の早期立ち上げにおいて、他部門と共同
ールして予防的管理を実施するというマネジメン
で製品品質を向上させていくという初期流動管理
トのイノベーションを果たしていくことである。
を徹底させ、トータルマネジメントを実施してい
3.品質管理部門のマネジメントイノベーショ
く必要がある。
ンとは
これからは、他社を凌駕するような高次元の品
このように、VM ボードで品質管理の高次元の
マネジメントのやり方を実践していく必要がある。
質管理を構築していかなければならない。
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Vol.60 No.7 工場管理
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