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アフラックの現状
2016
平成27年度 事業のご報告
(平成27年4月1日∼平成28年3月31日)
アフラックは、多くの方々の
「生きる」
を創る保険会社として、
社会における課題の解決と持続的な成長をめざし、
社会と共有できる価値の創造
(CSV* 経営)
に努めてまいります。
*Creating Shared Value
「生きる」
を創る。
この言葉には、
当社が願う
「病気やケガなどに直面しても、
自分らしさを大切にし、充実した人生を創っている」
お客様の姿と、
生きるための保険のリーディングカンパニーとして、
これからも
「先進的な商品・サービスを創っていく」
当社の強い意志が込められています。
日本における代表者・会長
(左)チャールズ・レイク
日本における代表者・社長
(右)山内
裕司
アフラックの概要
正 式 名 称
アメリカン ファミリー ライフ アシュアランス カンパニー オブ コロンバス
(英文表記:American Family Life Assurance Company of Columbus)
略
称
アフラック
(アメリカンファミリー生命保険会社)
設
立
昭和49年
(1974年)
地
〒163-0456 東京都新宿区西新宿2-1-1 新宿三井ビル
所
在
日本における代表者・会長 チャールズ・レイク
日本における代表者・社長 山内 裕司(やまうち・ひろし)
社
員
数
4,463人〔うち 男性2,295人 女性2,168人 〕
平 均 年 齢
38.2歳〔うち 男性39.6歳 女性36.8歳 〕
営業拠点数
88営業部・支社
アソシエイツ数
(当社販売代理店)
13,247店*
* 提携金融機関
(370)及び日本郵便
(1)を含む
(第一生命、かんぽ生命及び大同生命は除く)
募 集 人 数 * 112,964人
* 生命保険募集人登録数
(提携金融機関、第一生命、日本郵便、かんぽ生命及び大同生命の募集人、
個人アソシエイツ店主及び法人アソシエイツ代表者は除く)
資 産 状 況
総
資
産:10兆7,755億円
負 債 状 況
保険契約準備金: 9兆9,735億円
資 本 状 況
純資産の部合計:
収 支 状 況
保 険 料 等 収 入: 1兆5,333億円
保険金等支払金:
7,306億円
契 約 状 況 * 新 契 約 件 数:
保 有 契 約 件 数:
6,090億円
164万件
2,378万件
*個人保険・個人年金保険合計
契 約 者 数 * 1,529万人
* 個人保険・個人年金保険
(年金支払開始後契約を含む)の保有契約を契約者
(法人を含む)単位に名寄せした数
ソルベンシー・マージン比率 848.2%
※上記は、平成27年度及び平成27年度末の数値です。
格
付
け
(平成28年6月末現在)
ムーディーズ
〔 保険財務格付け〕
:Aa3
S&P
〔 保険財務力格付け〕
:A+
(注)1. 保険財務力の格付けは、保険会社の保険金支払いの能力に関する格付会社の意見を表しています。
2. 格付けは現在の情報に基づいており、将来的には変化する可能性があります。
3. ムーディーズは、米国本社を含むAflac全社の格付けです。
最新情報につきましては、
当社オフィシャルホームページをご覧ください。
http://www.aflac.co.jp/
本資料について:
保険業法第199条において準用する第111条に基づき、当社の事業活動ならびに業績等について、皆様のご理解を深めていただくために制作したディス
クロージャー誌です。
当社の正式名称は
「アメリカン ファミリー ライフ アシュアランス カンパニー オブ コロンバス
(英文表記:American Family Life Assurance Company
of Columbus)
」
ですが、略称として
「アフラック」
及び
「アフラック日本社」
「日本社」
を使用しています。
「 Aflac米国本社」
及び
「米国本社」
には
「アフラック日本社」
が含まれますが、本資料においては、原則、
アフラック日本社を除いた米国でのオペレーション
を指しています。
計数
(%数値を除く)については、原則として単位未満を切り捨てて表示しています。%数値については、小数点第二位を四捨五入して表示しています。
このため、内訳の数値の積算と合計値は必ずしも一致しません。
アフラックの現状 2016
1
目次
アフラック・ダイジェスト
3
マネジメントメッセージ .....................................
4
アフラックのCSV経営 ......................................
6
CSV経営を支える理念 ..................................
8
CSV経営を体現する商品 ..............................
9
アフラックの営業体制
47
ダイバーシティの推進 ........................................ 10
社会貢献活動 ..................................................... 12
営業体制 ............................................................. 48
沿革
〈アフラックのあゆみ〉................................ 16
業務提携 ............................................................. 50
平成27年度のトピックス .................................. 18
研修・教育体制 ................................................... 52
商品開発 ............................................................. 54
平成27年度の業績
19
アフラックの経営体制
57
決算ハイライト ................................................... 20
契約の状況 ......................................................... 24
経営管理体制 ..................................................... 58
資産運用の状況 ................................................. 25
コンプライアンス態勢 ....................................... 59
資産・負債等の状況 ........................................... 26
情報資産の保護に向けた取り組み................... 62
収支の状況 ......................................................... 28
リスク管理態勢 .................................................. 64
危機管理態勢 ..................................................... 68
お客様サービスに関する
取り組み
31
ご契約のお申込みからお支払いまでの
取り組み.............................................................. 32
インターネットサービス..................................... 37
「お客様の声」
を経営に活かす取り組み ........... 38
適切なお支払いのための取り組み ................... 42
医療・介護に関するご契約者向けサービス ...... 45
ディスクロージャー
(情報開示)........................ 46
財務報告に係る内部統制評価 .......................... 69
内部監査態勢 ..................................................... 70
会社概要
71
役員一覧 ............................................................. 72
組織・従業員の状況 ........................................... 74
店舗ネットワーク ............................................... 76
米国本社の概要 ................................................. 78
CEOとの対話 ................................................ 80
Aflacの概要 ....................................................... 82
データ・ファイル
83
生命保険協会統一開示項目索引 ................... 134
索引 ................................................................... 136
2
アフラック・ダイジェスト
アフラック・ダイジェスト
マネジメントメッセージ........................................................4
アフラックのCSV経営 ........................................................6
CSV経営を支える理念 ....................................................8
CSV経営を体現する商品 ................................................9
ダイバーシティの推進 ....................................................... 10
社会貢献活動 .................................................................... 12
沿革
〈アフラックのあゆみ〉............................................... 16
平成27年度のトピックス ................................................. 18
アフラックの現状 2016
3
マネジメントメッセージ
「生きる」を創るリーディングカンパニーを目指して
平成28年4月に発生した熊本地震により被災された皆様にお見舞い申し上げますとともに、
被災地の一日も早い復興を心からお祈り申し上げます。
当社は、
「 がんによる経済的苦難から人々を救いたい」という想いから事業を開始して以来、
がん保険や医療保険などの
「生きるための保険」をご提供してまいりました。おかげさまで、お
客様をはじめとするステークホルダーの皆様から多くのご支持をいただき、平成27年度末には
2,378万件におよぶご契約をお預かりするまでに社業を拡大することができました。当社にか
かわるすべてのステークホルダーの皆様のご愛顧とご支援に改めて感謝申し上げます。
ステークホルダーの皆様から寄せられた信頼は、当社にとってかけがえのない貴重な財産で
あると同時に、そのご期待に応え続けなければならないという重い責任であると考え、これから
も社業の健全な発展に全力を尽くしてまいります。
アフラック・ダイジェスト
まだ経済全体としては力強い回復には至って
当社を取り巻く環境について
いません。
こうしたなか、生命保険事業の観点から国
4
平成27年度の日本経済は、経済再生とデ
内市場を見ますと、少子高齢化が進展するな
フレ脱却を目指した安倍政権による
「アベノ
か、団塊世代が労働市場から退出し、生産年
ミクス」のもと、緩やかな回復基調が見られ
齢人口が減少していく一方で、女性の就業率
たものの、企業の設備投資や個人消費は伸
は上昇しています。また、非正規雇用の増加
び悩みました。また今年1月には、金融機関に
による所得の伸び悩みや晩婚化による単身
よる貸出や国内消費を刺激すべく日本銀行
世帯の増加など社会構造の変化を背景とし
がマイナス金利の導入を発表しましたが、い
て、若年層の保険離れが進むなど保険に対
する考え方やニーズも大きく変化してきてい
当社はこの商品をがん保険、医療保険に続く
ます。このような変化を受けて、生命保険会
「 3本目の柱」となる重要な戦略商品と位置
社各社は国内外の保険会社の買収や銀行窓
付けています。
販・乗合代理店への取り組み強化による販売
「生きる」を創るリーディングカンパニーを
チャネルの拡大など、さまざまな戦略を打ち
目指すにあたっては、これからもがん保険・医
出しています。今後も、当社を取り巻く経営
療保険の分野で圧倒的な存在感を維持する
環境の変化は一層激しさを増し、その規模、
ことはもちろんのこと、時代とともに多様化
スピードともに過去に経験したものとは比較
するお客様のニーズにお応えし続けていく必
にならないレベルで進んでいくものと考えて
要があります。そのために、多様なバックグラ
います。
ウンドを持つ役職員がそれぞれの強みを活
かして互いに活発な議論を繰り返し、主体的
に行動する活力ある企業風土を醸成すべく、
新たな挑戦に向けて
ダイバーシティの推進に取り組んでいます。
当社は創業50周年という節目の年に向け
価値を創造し、ひいては、当社の持続的な成
て目指す姿として
「 Aflac VISION2024」を
長につながるものと考えています。
昨年12月に策定しました。経営環境の変化
当社は、創業以来40年以上にわたって生
が一層激しくなるなかでも持続的な成長の
命保険事業を営むなかで
「 CSV経営*」を実
実現に向けたあるべき姿として、
『「生きる」を
践してまいりました。ステークホルダーの皆
創るリーディングカンパニー』をビジョンに掲
様と新たな価値を創造し、社会における課題
げ、
「 生きるための保険」のリーダーとしての
の解決を通じた持続的な成長を実現してい
ポジションをさらに強固なものとすると同時
く−− 当社は、今後も役職員一人ひとりがこう
に、より幅広くお客様の
「生きる」を力強くサ
したCSV経営の考え方に基づき、新たな挑戦
ポートすることを目指していきます。
を続けながら社会に貢献していく会社を目指
そして今年、
このビジョンを実践していく保
してまいります。
険商品として
〈生きるためのがん保険 寄りそ
アフラック・ダイジェスト
多様な価値観が交錯し合うことにより新たな
*アフラックのCSV経営についてはP.6をご参照ください。
うDays〉と
〈病気やケガで働けなくなったと
きの 給与サポート保険〉
を発売しました。
前者は、がんを経験された方でも加入して
いただけるがん保険であり、再発・転移など
平成28年7月
アフラック
(アメリカンファミリー生命保険会社)
に備えたいという多くのがん経験者からのご
要望を反映した、がん保険のパイオニアであ
る当社ならではの商品と自負しています。
日本における代表者・社長
やまうち
ひろし
後者は、病気やケガで働けなくなった場合
に起こる収入の減少というご自身及びご家族
の問題を解消する新たな領域の保険であり、
アフラックの現状 2016
5
アフラックのCSV経営
アフラックは、
多くの方々の
「生きる」
を創る保険会社として、
社会における課題の Our Story
アフラックの願い
“がん”が 不治の病と恐れられていた時代、
「 がんによる経済的苦難から人々を救いたい」−
−− そんな想い
から昭和49年、日本ではじめて
「がん保険」を提供する保険会社としてアフラックは誕生しました。
社員10人ほどの小さな会社からスタートしたアフラックは、
「 がん保険を世の中にもっともっと普及させた
い」
「 苦しいときにがん保険を役立ててもらいたい」との強い信念のもと、お客様やアソシエイツ
(販売代理店)
など多くの方々に支えられ、現在では2,300万件を超えるご契約をお預かりする保険会社にまで成長するこ
とができました。
アフラックは、これからも多くの方々の
「生きる」を創る保険会社として、社会のお役に立つ存在であり続け
たいと願っています。
「生きる」を創る。
アフラック・ダイジェスト
この言葉には、アフラックが願う
「病気やケガなどに直面しても、自分らしさを大切にし、充実した人生を創っている」お客様の
姿と、
「 生きるための保険」のリーディングカンパニーとして、これからも
「先進的な商品・サービスを創っていく」当社の強い意志
が込められています。
Our Identity
アフラックが考えるCSV経営
∼アフラックにかかわるすべての人や社会を尊重し、ともに成長し続けることをめざして∼
アフラックが生命保険会社として社会とともに歩み、相互に発展していくためには、
「お客様」に安心をお
届けすること、
「株主」の期待に沿うような成長を実現すること、アソシエイツをはじめとする
「ビジネスパート
ナー」と相利共生の関係を築くこと、
「社員」の多様性を尊重し働きがいのある職場を提供すること、
「社会」
に貢献する活動を積極的に推進することなど、当社とかかわるすべてのステークホルダーに対する社会的責
任を着実に果たしたうえで、社会と共有できる価値
(Shared Value)を創造
(Create)していく企業経営
(=
CSV経営)を実践していくことが不可欠だと考えています。
アフラックでは、こうしたステークホルダーとともに持続的な成長をめざす姿勢が
「企業理念」として創業
時から示されており、いつの時代においても社会との調和を前提とした健全なビジネスの展開、すなわちCSV
経営によって成長を遂げてきました。
これからも社員一人ひとりがこの価値観を共有・実践することで、より良いアフラックをめざしていきます。
CSVとは :“ Creating Shared Value ”
の略で、一般的に
「共有価値の創造」と訳されています。
これまで推奨されてきた
「 CSR
( 社会的責任)活動」は主に
「善い行い」との評判を価値基準とし、事業そのものとの関わりも限られているもの、た
とえば寄付活動や社会貢献活動が中心ですが、CSVは企業の収益性や競争力の向上をめざすと同時に、その企業独自の資源や専門性を活用し
て社会的価値を創出することで、その結果として経済的価値を生み出すという点で大きく異なります。
6
解決と持続的な成長をめざし、
社会と共有できる価値の創造に努めてまいります。
Our Action
アフラックのCSV活動
∼アフラックならではの共有価値の創造をめざして∼
アフラックは日々の一つひとつの企業活動が、CSV経営を具現化する大切な活動であると考えています。
いい換えれば、がん保険に代表される商品の開発・販売そのものがCSV経営の根幹であり、われわれを取り
巻くステークホルダーとともに、アフラック独自の強みや専門性を活用し、その価値を社会と最大限分かち合
うことこそがアフラックのCSV活動といえます。
日々の企業活動を行うには、強固なコーポレート・ガバナンスや法令等の遵守など、社会との共生をめざす
企業として
「行動倫理憲章」や
「行動指針」に示された
「基本的な経営テーマ」はもちろんのこと、がん保険や医
療保険など“ 生きるための保険 ”の開発や
“ 生きる”をメインテーマとした本業と密接な社会貢献活動など、
アフラックだからこそ取り組むべき
「独自の経営テーマ」が存在します。
アフラック・ダイジェスト
これらのテーマに誠実かつ真摯に取り組むことで、これからもより多くのステークホルダーとの永きにわた
る実りある成長をめざし、より良い未来の実現に貢献していきたいと考えています。
アフラックのCSV経営
企業の成長
社会と共有できる価値の創造
独自の経営テーマ
アフラック
アフラックの
CSR経営
“生きるための保険”の提供
相利共生のパートナーシップ
日米両国のベストプラクティスの実践
“生きる”がテーマの社会貢献活動
「生きる」
を創る。
ブランドプロミス
ての基本的な経営テーマ
企業とし
強固なコーポレート・ガバナンス
法令等遵守とリスク管理の徹底
健全な財務基盤の構築
働きがいのある職場作り
The Aflac Way
企業理念
ステークホルダー
行動倫理憲章
行動指針
○ 新たな価値の創造 ●
●
●
○ お客様第一 ●
○
● 人間尊重 ●
○ 法令等の遵守
○ お客様 ●
●
●
○ 株主 ●
●
○ ビジネスパートナー ●
○ 社員 ●
○ 社会
アフラックの現状 2016
7
CSV経営を支える理念
企業理念
新たな価値の創造
若さと独創性溢れる人間集団として、パイオニア精神をもって
常に社会のニーズを先取りし、新たな価値の創造に努める。
人間尊重
社員やアソシエイツも含めたすべての人々を尊重し、常に事業
と個人双方の継続的な成長を目指す。
お客様第一
お客様のニーズに合致した商品と最善のサービスを常に最良
の価格で提供することにより、お客様の信頼を高め、社会か
らの厚い信認を獲得する。
法令等の遵守
(コンプライアンス)
企業活動および業務遂行にあたっては、日米両国の法令や行
動倫理憲章等の遵守をすべてに対して常に優先し、企業とし
ての社会的責任を果たす。
行動指針(抜粋)
1. 最良の商品と誠実な営業活動
社会のニーズの適確な把握と効率経営の推進により、先進的でお客
様にとって価値ある最良の保険商品を開発します。また、お客様に対
して、適正・誠実な営業活動を通じた保険商品の提案を行います。
アフラック・ダイジェスト
2. お客様に満足いただけるサービスの提供
お客様に満足いただける、最善のサービスを提供します。また、保険
金・給付金等のお支払いは、生命保険事業における最も基本的かつ重
要な機能であるとの認識に立ち、適時・適切なお支払いを行います。
3. お客様との適切なコミュニケーション
お客様に対して、適切で分かりやすい説明を心がけます。また、お客様
の声を真摯に受け止め、貴重なご意見・ご要望を業務の改善とサービ
スの充実につなげていきます。
4. お客様情報の適正な取扱い
貴重なお客様情報をお預かりしている責任を認識し、お客様の情報を
適正に取扱うとともに、その保護を徹底します。
7. 適切なリスク管理態勢の構築
保険会社としての責務を確実に履行し、健全かつ適切な事業運営を行
うため、組織的なリスク管理態勢を構築し、適切な管理を実行します。
8. 財務健全性の維持
お客様に長期の保障を約束する保険会社の責任を認識し、長期安定
的な資産運用収益の確保と財務健全性の維持を図ります。
9. 経営の透明性の確保
社会に開かれた保険会社として、ステークホルダー
(利害関係者)から
の理解と信頼をいただけるよう、経営情報を適時・適切に開示するな
ど、経営の透明性確保に取組みます。
10. 社会に対する貢献
社会の一員としての役割を自覚し、社会公益に資する活動を積極的に
推進します。また、人類共通の課題である環境問題に対しても前向き
に取組みます。
5. 法令等の遵守
(コンプライアンス)
法令等の遵守をすべてに対して常に優先します。また、すべての企業
活動において公正・公平な活動を心がけます。
11. 魅力的な職場の確保と人材の育成
事業と個人双方の継続的な成長を目指すために、人権を尊重した公
平・公正かつ魅力的な職場を確保するとともに、人材の育成に積極的
に取組みます。
6. 反社会的勢力の排除
市民社会の秩序や安全に脅威を与える反社会的勢力とは断固として
対決するとともに、一切の関係を遮断し、反社会的勢力を社会全体か
ら排除していくことに貢献します。
12. 不測の事態への対応
社会的責任と公共的使命を有する保険会社として、お客様や社会から
の揺るぎない信頼を確立するため、不測の事態に備えた適切な態勢
を構築します。
ブランドプロミス
日本初のがん保険でスタートし、
「 生きるための保険」を
切り拓いてきたアフラック。
ブランドマーク
ブランドマークの上部に掲げる
「生きる」を創る。
という
言葉は、右記のブランドプロミスを一言で表したもので
す。この言葉には、当社が願う
「病気やケガなどに直面
しても、自分らしさを大切にし、充実した人生を創って
いる」お客様の姿と、生きるための保険のリーディング
カンパニーとして、これからも
「先進的な商品・サービス
を創っていく」当社の強い意志が込められています。
8
がんをはじめとした病気やケガ、介護にまつわる不安を
少しでも取り除き、自分らしく生きていただくためのお
役に立ちたい。そんな想いが、私たちの中に脈々と流れ
続けています。
「生きるための保険」のリーディングカンパニーとして、
私たちは、時代の変化を先取りした商品・サービスを創
造するとともに、お客様のことを親身になって考えられ
る心を大切にしていきます。
お客様ひとりひとりが創る、自分らしく充実した人生。
アフラックの願いです。
CSV経営を体現する商品 ∼アフラックの新たな挑戦∼
がんを経験された方のためのがん保険
〈 生きるためのがん保険 寄りそうDays 〉
こうしたことを踏まえ、当社
険会社として、これまで多くのがんと闘う方々を応援して
は平成28年3月、過去にがんを
きました。創業当時、がんは不治の病として恐れられ、口
経験された方向けのがん保険
に出すこともはばかられた時代でした。そんななかでもこ
〈生きるためのがん保険 寄りそ
れほどまでにがん保険が日本の社会に普及し受け入れら
うDays* 〉を発 売しました。こ
れた理由は、当時からがんで苦しんでいた人が大勢いた
れは多くのお客様のご要望・ご
からにほかなりません。40年以上前から日本社会の大き
期待にお応えするため、当社が
な課題だった
“がん”を保障する保険商品を開発・提供す
これまでに蓄積してきたお支払
る当社
(会社)
、それを販売する販売代理店
(ビジネスパー
いに関する膨大なデータなど
トナー)、お客様、そして世間
(社会)のすべてにとって価値
をもとに開発した新しいがん保険であり、
まさに当社が掲
あるものががん保険であったといえます。
げる
「 CSV経営」
を体現する画期的な商品であると考えて
それまで日本に存在しなかったがん保険は、当社の基
います。なぜならこの商品の開発・発売は、アフラック独
幹商品として社会に広く浸透し、がん保険の保有契約件
自の強みや専門性を活かし、その価値を社会と共有する
数は平成4年には1,000万件を突破し、平成27年度末現
ことであり、これまでがんと闘う方々とそのご家族に常に
在、その数は1,494万件に達しています。
寄り添ってきた当社の新たな挑戦でもあります。
その間、がん治療を取り巻く環境は時代とともに大き
当社は、
〈 生きるためのがん保険 寄りそうDays〉がま
く変わり、かつては不治の病であったがんも、昨今の医療
さに日本中のがんを経験された方々に寄り添い、一人で
技術の進歩によって治る病気へと変わりつつあります。治
ことを願っています。
も多くの方のお役に立つことを願っています。
癒率の目安とされている
「 5年生存率」も年々向上してお
創る保険会社
多くの方々の
「生きる」を創る保険会社
り、一度がんを患っても前向きに社会復帰を果たす人も増
として ―― アフラックは
えています。また、
がんの治療=
「入院」
であった時代から、
も
これからもお客様ととも
「通院」で行うことができる治療や検査が増加しており、
がんになっても働き続けることができる社会の実現に向
けた新たな課題も明らかになっています。
アフラック・ダイジェスト
当社は昭和49年に日本初の〈がん保険〉を発売した保
に歩み続けます。
* がんの治療を受けた最後の日から5年以上経過し
5 年以上経過し
ていることなど所定の条件を満たせば、
せば、過去にがんを
経験した方でもご加入いただけるがん保険です。
がん保険です。商品の詳細
はP.54をご参照ください。
がん保険の保有契約件数の推移
(単位:件)
13,690,919
13,975,705
平成
12年度末
平成
17年度末
14,533,240
14,948,154
平成
22年度末
平成
27年度末
12,313,893
9,015,680
4,687,724
2,000,251
521,408
昭和
50年度末
昭和
55年度末
昭和
60年度末
平成
2年度末
平成
7年度末
アフラックの現状 2016
9
ダイバーシティの推進
社員一人ひとりが多様な能力を発揮できる環境を目指して
当社では、
すべての社員の多様性を尊重し、
その能力を最大限に発揮できる環境を創ることで、持続的な成長を目指すダ
イバーシティの推進に積極的に取り組んでいます。
さまざまな能力や発想、価値観を持つ社員が、有機的に動くことでさらなるイノベーションを起こし、新たな価値を創造
していくことを目指しています。
女性の活躍推進
当社ではダイバーシティ推進の取り組みの第一歩として、平成27年を
「女性活躍推進元年」と定め、女性社員の活躍推進
に優先的に取り組んでいます。
(平成27年度末)
女性の社員数
2,168人(48.6%)
女性の役員数
女性の管理職数
指導的立場*の女性社員数
5人(10.9%)
61人(10.3%)
257人(20.3%)
( )は全体に占める割合
*課長代理以上の役職
女性の活躍推進プログラム
アフラック・ダイジェスト
当社は平成26年から女性社員がその多様な能力や発
想、価値観を最大限発揮できる環境を整備し、女性社員
が活躍する風土をさらに進化させるべく、
「 女性の活躍推
進プログラム」
を開始しました。
本プログラムの取り組み目標の一つとして、平成32年
末時点で指導的立場に占める女性社員の割合を30%に
することを目指します。
女性の活躍推進プログラムの重要6領域
経営トップの
コミットメント
推進体制の強化
管理職の
アカウンタビリティ
女性のキャリア
開発・育成・登用
多様な働き方の促進
業務プロセス・評価
プロセスの見える化
※上記取組領域は、NPO法 人J-Winが 提唱する
「 D&I
(ダイバーシティ&インク
ルージョン)推進」のための重要6領域を参考に策定しています。
目 標 〈 指導的立場に占める女性社員の割合〉
平成26年9月
17.5% ▶
平成32年12月
30%
「女性の
「女
性の活躍
活躍推進
推進プロ
プログラ
グラム」
ム」
重要6領
重要
6領域の
域の取り
取り組み
組み内容
内容
経営トップのコミットメント
推進体制の強化
管理職のアカウンタビリティ
重要な経営課題の一つであることを全役職
員の共通認識として数値目標を公表する
社長を委員長とした
「ダイバーシティ推進委
員会」
を設置し、組織的な推進体制を整える
全管理職に対して女性活躍推進の理解浸透を図
るとともに、女性社員の育成スキル向上を図る
タウンホールミーティング
ダイバーシティ推進委員会
ダイバーシティ管理職研修
女性のキャリア開発・育成・登用
多様な働き方の促進
業務プロセス・評価プロセスの見える化
自分のありたい姿を実現するためのアドバイ
スや情報を提供する
全社を挙げて、仕事の進め方の見直しや働き
方の変革に取り組む
経験の有無にかかわらず、誰もが新しい業務
にチャレンジできる環境を整える
女性社員向けキャリアプラン研修
10
「Work SMART」
標語
業務手順書
●
Aflac Women in Leadership Global Conference 2015
平成27年11月、女性社員のリーダーシップの促進を目的として、米国本社と合同で
「 Aflac
Women in Leadership Global Conference 2015」
を開催しました。
本イベントでは、日本社及び
共 同 宣 言
米国本社の幹部社員が日米間
の相互理解を深めながら次世
「Believe in your potential・自らの可能性を信じる」
代の女性リーダー育成につい
∼リーダーシップの価値を定義し、枠組をつくり、
啓発を促すことで女性のポテンシャルを最大化する∼
て活発な議論を行い、共同宣
言を発表しました。
●
仕事と子育ての両立を目指す女性社員向け座談会
平成27年6月と10月に、仕事と子育ての両立に不安を持つ女性社員のキャリアアップを支援
するために、保険業界横断の座談会を東京と大阪で開催しました。保険会社という共通の業界
で活躍する多様なロールモデルを知ることにより、自身のキャリアを中長期的視点で考えること
の重要性に気づく機会となりました。
アフラック・ダイジェスト
女性活躍推進法に伴う行動計画の策定・公表
平成28年4月に施行された
「女性の職業生活における活躍の推進に関する法律
(女性活躍推進法)」に基づき、当社では
行動計画を策定しています。行動計画では、女性社員が十分に能力を発揮し、さらに活躍できる環境の整備を目指すこと
を宣言しています。なお、これら行動計画を含むさまざまな企業情報については、厚生労働省が運営する
「女性の活躍推進
企業データベース」
でその詳細を公表しています
(http://www.positive-ryouritsu.jp/positivedb/)。
計画期間
平成28年4月1日∼
平成33年3月31日
課題
目標
● 指導的立場の社員全
● 平成32年12月末 時点で指 導 的立場
体に占める女性の割
合が低いこと
に占める女性社員の割合を30%にす
ること
● 多様な働き方のさら
なる促進
● 組 織としてのパフォーマンスの 最 大
化・ワークライフマネジメントの 実 現
を目的とした
「Work SMART」の展開
取り組み内容
女性の活躍推進プログラムに基づ
く女性のキャリア開発・育成・登用
や多様な働き方の促進などの実践
当社の取り組みに対する外部評価
■ 平成27年3月
「平成26年度ダイバーシティ経営
企業100選」
に選出
(主催:経済産業省)
■ 平成28年3月
「 2016 J-Winダイバーシティ・アワード
ベーシックアチーブメント大賞」
を受賞
■ 平成28年7月
女性活躍推進法に基づく優良企業
認定マーク
「えるぼし」
を取得
(主催:厚生労働省)
※最高評価
「 3段階目」に認定
アフラックの現状 2016
11
社会貢献活動
「生きる」をメインテーマとした4つの活動
アフラックの社会貢献活動は、まさにCSV経営
(P.6参
小児がんと闘う子どもたちへの理解促進や治癒率向
照)の考え方を実践した活動です。
「生きる」を創る保険
上などを目的とした
「ゴールドリボン運動」については、
会社として独自の強みを活かし、アソシエイツなどのス
平成18年に企業として初めて賛同して以来、ウオーキン
テークホルダーとともに社会における共有価値を創造す
グイベントや募金活動等を通じて継続的な支援を行って
るため、戦略的に活動しています。
います。
その代表的な取り組みが、大都市圏の専門病院で小児
さらには、日本初のがん保険を発売し、日本で最も長く
がんなどの難病と闘う子どもたちやそのご家族をサポー
がんと向き合っている保険会社として、がんの正しい理解
トするために建てられた
「アフラックペアレンツハウス」で
の促進やがん検診の受診率向上に向けたイベントを全国
す。現在、東京と大阪の計3ヵ所で運営しており、これまで
の自治体と連携して行うなど、
「 がんに関する啓発活動」
に延べ12万人以上の方々にご利用いただいています。
を多面的に展開しています。
また、親をがんで亡くし、就学や進学の機会が狭められ
当社の社会貢献活動がユニークなのは、
これらの本業と
ている子どもたちやつらい治療を乗り越えた小児がん経
リンクした活動や支援のすべてが、社員とアソシエイツと
験者のための
「アフラック小児がん経験者・がん遺児奨学
ともに価値を共有し一体となって行われていることです。
アフラック・ダイジェスト
金制度」は、困難に立ち向
少しでも多くの
「生きる」を創るを支えること――。それ
かう子どもたちの支えにな
がアフラックの社会貢献活動のベースとなっています。
りたいという強い想いから
生まれた活動です。
アフラック
ペアレンツハウス
奨学生の募集案内
奨学金制度
社会貢献活動
4つの柱
アフラックペアレンツハウス浅草橋
ゴールドリボン運動
がんに関する啓発活動
がんを知る展
ゴールドリボンウオーキング
12
アフラックペアレンツハウス
小児がんなどの難病のため、自宅から離れた病院で治
療を受ける子どもとそのご家族が1人1泊1,000円
(患児
は無料)で宿泊できる施設です。館内は、利用者が自宅の
ようにくつろげるように、プレイルームやダイニングキッチ
ン、洗濯機などを完備しています。
また、宿泊施設としての機能だけでなく、専門カウンセ
ラーが駐在し、利用者の不安や悩みに応じるなど、付き添
いのご家族を経済的・精神的にサポートしています。さら
には、小児がんや難病の啓発の場としての役割も果たし
ており、国内外の小児がん関連書籍などを集めた図書・情
報コーナーを備えているほか、セミナールームは小児がん
アフラックペアレンツハウス亀戸(平成13年オープン)
東京都江東区亀戸6-24-4
■
アフラックペアレンツハウス浅草橋(平成16年オープン)
東京都台東区浅草橋1-3-12
■
アフラックペアレンツハウス大阪(平成22年オープン)
大阪府大阪市中央区北久宝寺町2-3-1
経験者の交流会や医療従事者の勉強会などに活用され
ています。
当社の保険契約の有無にかかわらずだれでも利用可
能なこの施設は、
これまで海外からも含め延べ124,140人
アフラック・ダイジェスト
■
(11,517家族、平成28年6月末現在)
にご利用いただいて
います。利用者の半数以上は小児がんの子どもとそのご
また、こうしたアフラックペアレンツハウスへの取り組
家族で、患児の治療中は期間の制限なく滞在できます。
みが評価され、平成27年7月、キッズデザイン協議会
(内
なお、アフラックペアレンツハウスは当社とともに、日
閣府認証NPO)が主催する
「第9回キッズデザイン賞*」を
本で最も歴史ある小児がんの患児・家族のための団体
「公
受賞しました。
*「キッズデザイン賞」は、
「 子どもたちの安全・
安心に貢献するデザイン」
「 創造性と未来を
拓くデザイン」などのキッズデザインの理念
を実現し、普及するための顕彰制度です。
益財団法人がんの子どもを守る会」が医療関係者や関連
団体と連携しながら専門性の高い運営を行っています。
運営資金については、社員・アソシエイツ・アフラックから
の寄付によってほぼ全額がまかなわれています。
アフラック小児がん経験者・がん遺児奨学金制度
親をがんで亡くした高校生や小児がんを経験した高
高校生を新たに奨学生の対象に加え、制度名も
「アフラッ
校生を対象とした返還不要の奨学金制度で、月額2万
ク小児がん経験者・がん遺児奨学金制度」として新たにス
5,000円を高校卒業まで給付しています。この奨学金制
タートしました。
度は当社の保険契約の有無にかかわらず応募でき、他の
奨学金制度との併用も可能です。これまでに支援した奨
(単位:人)
奨学生数の推移〔累計〕
2,362
学生は、累計2,362人にのぼっており、奨学金給付額は累
1,631
計で14億円を超えています。
1,008
本制度は、親をがんで亡くし経済的に困難な環境にあ
るがん遺児を支援する奨学金制度として、平成7年に当社
446
50
と
「アフラック全国アソシエイツ会」
( P.49参照)が共同で
(平成)
8年度
13年度
18年度
23年度
28年度
設立しました。その後、平成26年に小児がんを経験した
アフラックの現状 2016
13
ゴールドリボン運動
平成18年に企業としてはじめて
「ゴールドリボン*運動」
ゴールドリボン募金
に賛同し、ウオーキングイベントや募金活動などを通じ
平成27年に社員及びアフラック
て、小児がんと闘う子どもたち
によって集められた寄付金と、社員
への理解促進や治癒率向上に
やアソシエイツが購入したゴールド
向けた活動を支援しています。
リボンバッジ等のチャリティーグッズ
ゴールドリボンダック
の売り上げの一部を合わせた約1,500万円を
「認定NPO
小児がんは大人のがんに比べ
*「ゴールドリボン」は小児
がんへの支援を表すシン
ボルマークです。
圧倒的に患者数が少ないため、
薬や治療法の研究開発も遅れて
おり、治癒しても治療の影響で肥満や低身長などの晩期
合併症と呼ばれる後遺症が残ることがあるなど、小児が
ん経験者は多くの困難と向き合っています。
こうしたことを背景に、アフラックでは小児がんの正し
アフラック・ダイジェスト
い理解を広く社会に呼びかけ、小児がんの子どもたちへの
支援の輪を広げるべく、積極的な活動を展開しています。
法人ゴールドリボン・ネットワーク」に寄贈しました。社員
やアソシエイツは日頃からゴールドリボンバッジを身につ
け、小児がんの子どもたちへの支援を表明しています。
TOMODACHI アフラックプログラム
当社は、日米における次世代リーダーの育成を目指す
「公
益財団法人米日カウンシル」と米国大使館が主導する官
民パートナーシップである日米交流事業
「 TOMODACHI
イニシアチブ」
に参画しています。
ゴールドリボンウオーキング
具体的には、小児がんの研究に携わっている日本在住の
平成19年から4月25日の
「小児がんゴールドリボンの
医師を米国本社が支援する
「 Aflacがん・血液病センター」
日」
(4:しょう、2:にがん、5:ゴールドリボン)に合わせて
(ジョージア州アトランタ市/P.79参照)
に派遣し、当地で
ウオーキングイベントを
の研究成果をその後の日本での治療・研究に役立てても
実 施しており、平成28
らうことを目的とする米国留学助成制度
「 TOMODACHI
年4月に
「ゴールドリボ
アフラックプログラム」
を運営しています。
ンウオー キング2016」
平 成 27年 8月には、
を開催しました。
第3回目のプログラムと
当日は社員やアソシ
して、札 幌 北 楡 病 院 の
エイツなど約3,600人が参加し、東京都千代田区の日比
佐野弘純医師を米国に
谷公園をスタート地点に、皇居周辺のウオーキングを通し
派遣しました。
て、小児がんの子どもたちへの理解と支援を呼びかけま
した。
「 Aflacがん・血液病センター」での佐野医師
(中央)
がんに関する啓発活動
当社は、日本ではじめてがん保険を発売した保険会社
がんを知る展
として、
「 がんを知る展 」などを通じ、がんの正しい理解
ご自身やご家族の健康について考えるきっかけにして
や早期発見・早期治療の重要性、さらにはがん検診の受
ほしいとの想いで、がんに関する展示会
「がんを知る展」
診率向上を広く社会に呼びかける啓発活動を展開して
を全国で開催しています。展示会では、解説パネルやがん
います。
に関する映像だけでなく、乳がんの自己検診や最新の治
療方法を疑似体験できるコーナーを設けています。なお、
これらの展示物は、医療機関とのネットワークを活用し、
14
定期的に権威ある医師による監修を行うなど、常に最先
9月、当社のがんの情報発信に関する活動が評価され、が
端の情報を盛り込んでいます。これまでに全国75ヵ所で
ん対策企業アクションが創設した
「がん対策推進パート
開催しており、来場者数は延べ23万人を超えています。
ナー賞
(がんの情報提供部門)
」を受賞しました。
国・地方自治体との連携
がん電話相談
当社はがん検診受診率向上などを目指し、地方自治体
昭和57年に、がん研究会有明病院、産経新聞社の協力
と連携した活動を進めています。47都道府県だけでな
により当社がはじめて取り組んだ社会貢献活動で、がん
く、政令指定都市やその他市町村を含めた提携も進めて
に罹患した方やそのご家族向けの日本初のがん専門の
おり、平成28年6月末現在、全国112に及ぶ自治体
(47都
電話相談事業です。専門医や看護師資格を持つ専任カ
道府県、65市区町)と提携し、協力関係を築いています。
ウンセラーが症状の正しい理解や適切な治療の選択の
また、厚生労働省による国家プロジェクト
「がん対策推進
ためのアドバイス、心のケアなどの相談に応じます。これ
企業アクション」の推進
までに9万人を 超 える
パートナー企業として、
方々のご相談をお受け
職場におけるがん検診
しています。
アフラック・ダイジェスト
受診率向上及びがんに
関する啓発を推進して
います。なお、平成27年
がん対策推進パートナー賞受賞式
4つの活動を支える取り組み
■ アフラック・キッズサポートシステム
■ ワンハンドレッドクラブ
アフラックペアレンツハウス及びアフラック小児がん経験
平成5年にスタートした社員による任意の募金活動で、社
者・がん遺児奨学金制度の安定的な運営を目的とした当社独
員が指定する金額
(1口100円・任意口数)を毎月の給与から
自の社会貢献プログラムです。これらの活動を継続的に支え
控除し、アフラック・キッズサポートシステムやゴールドリボン
るため、アフラックからの寄付のほか、社員からは給与控除
運動などへ寄付しています。約8割の社員が参加しており、社
で、アソシエイツからは代理店手数料からの控除で寄付が行
員による寄付の総額に対して、アフラックが同額を拠出する
える仕組みを構築しています。平成27年度末までの累計寄
マッチングギフトを行っています。
付金額は約23億円にのぼっています。
■ 街頭募金活動
■ ダックチャリティー
アフラック小児がん経験者・がん遺児奨学金制度を支える
社員やアソシエイツが、販売促進ツールとしてアフラック
活動として、毎年、がん征圧月間である9月を中心にアフラッ
ダックのぬいぐるみを購入すると、当社がそれに連動してアフ
ク全 国アソシエイツ会
ラック・キッズサポートシステムへ寄
が 主体となり、全 国 各
付を行う
「ダックチャリティー」を行っ
地で街頭募金 活動を
ています。平成27年度末までの累計
行っています。平成27
寄付金額は約2億3,000万円となり
年度には延べ129ヵ所
ました。
で募金 活動を実 施し、
総額555万円が集まり
はじめてダック
ました。
募金活動を行う社員・アソシエイツ
アフラックの現状 2016
15
沿革〈アフラックのあゆみ〉
昭 和
49年
(1974)10月 日本における事業免許を取得 ●
①
11月 日本国内にて
〈がん保険〉を販売開始
50年
(1975)12月 大阪事務所を開設
①
52年
(1977) 1月 札幌営業所、福岡営業所を開設
53年
(1978) 9月 〈新がん保険〉を発売 ●
② 、既契約者の転換受付も開始
(11月)
12月 〈がん定期保険〉
を発売
54年
(1979) 6月 がん保険の累計支払件数10,000件に到達
57年
(1982) 8月 「がん電話相談」を開設
58年
(1983) 3月 全国法人会総連合
(現 公益財団法人全国法人会総連合)
の福利厚生制度
として、がん保険の集団取扱協定を締結
59年
(1984) 6月 代理店事務支援システム
「ARIS」を導入
60年
(1985) 1月 世界初の〈痴ほう介護保険〉
を発売 ●
③
7月 〈病気入院治療保険〉
〈 総合入院治療保険〉を発売
62年
(1987)12月 持株会社AFC
(現 Aflac Incorporated)
が東京証券取引所に上場
②
アフラック・ダイジェスト
平 成
元年
(1989) 1月 販売代理店の呼称を
「アソシエイツ」
に変更
ロゴマーク
“ AFLAC ”を採用 ●
④
11月 「AFLAC全国アソシエイツ会」
(現 アフラック全国アソシエイツ会)
を設立
2年(1990) 7月 〈スーパーがん保険〉
を発売
4年(1992) 5月 自社ビル
「アフラックスクエア」
( 東京都調布市)の建設に着工
〈スーパー介護年金プラン〉を発売
③
6月 がん保険の保有契約件数1,000万件を達成
7月 「認知症110番」を開設
6年(1994) 4月 「アフラックスクエア」が完成 ●
⑤
7年(1995) 7月 〈三大疾病保障プラン〉
〈 スーパー医療保険〉を発売
11月 〈特約ワイド〉
〈 スーパーがん保険ワイド〉を発売
12月 「公益信託アフラックがん遺児奨学基金」
を設立
④
8年(1996) 3月 単年度の入院給付金の支払額が生保業界第1位に
(平成7年度決算)
11月 〈アフラックの終身保険〉
〈アフラックの定期保険〉
〈アフラックの養老保険〉
を発売
9年(1997) 1月 生保業界で初の女性役員が就任
〈スーパーがん保険Ⅱ型〉を発売
10年
(1998) 1月 〈特約MAX 〈
〉 健康応援団MAX 〉を発売
4月 全都道府県での支社設置を完了
来店型店舗
「アメリカンファミリーサービスショップ」
(現 アフラックサービスショップ)
の1号店がオープン ●
⑥
⑤
9月 アフラック保険サービス株式会社を設立
(前身の山一土地建物株式会社
〔後の山一エコー商事株式会社 〕
は
昭和50年7月設立)
11年
(1999) 1月 執行役員制度を導入
5月 アフラック収納サービス株式会社を設立
7月 〈アフラックの個人年金〉を発売
12年
(2000) 4月 〈スーパーがん保険Vタイプ〉
を発売
5月 〈スーパー介護年金プランVタイプ〉
を発売
アフラックダイレクトドットコム株式会社を設立
電子署名による保険申込みシステム
「サイクロン」
を導入
⑥
9月 第一生命保険相互会社
(現 第一生命保険株式会社)
との業務提携に
基本合意 ●
⑦
12月 〈21世紀がん保険〉
〈 新・健康応援団MAX 〉
を発売
16
⑦
⑧
⑨
アフラック・ダイジェスト
13年
(2001) 2月 「アフラックペアレンツハウス亀戸」がオープン ●
⑧
3月 第一生命保険相互会社
(現 第一生命保険株式会社)
との業務提携を開始
4月 〈アフラックの終身保険どなたでも〉
を発売
14年
(2002) 1月 がん保険の累計支払件数が100万件に到達
2月 〈一生いっしょの医療保険 EVER 〉
を発売
9月 〈一生やさしい介護保険 介護MASTER 〉
を発売
15年
(2003) 5月 コーポレートキャラクターとして
「アフラックダック」
を採用 ●
⑨
6月 電子申込みシステム
「 e-App」を導入
16年
(2004) 4月 テレビ電話機能付きの携帯電話を活用した
「遠隔面接」制度を開始
11月 創業30周年社史
『 AFLAC JAPAN OUR HISTORY』
を刊行
12月 「アフラックペアレンツハウス浅草橋」
がオープン ●
⑩
17年
(2005) 4月 新たなブランドマークを採用、ブランドプロミスを策定 ●
⑪
9月 第9回
「Asia Insurance Industry Award」で
『年間最優秀生命保険
会社賞』
を受賞
第2回
「朝日 企業市民賞」を受賞
18年
(2006) 1月 〈未来の自分が決める保険 WAYS〉を発売
19年
(2007) 4月 次世代育成支援企業の認定
(くるみん)
をはじめて取得
8月 〈やさしいEVER 〉
を発売
9月 〈アフラックのがん保険 (フォルテ)
〉
を発売
20年
(2008) 3月 アフラック保険サービス株式会社とアフラックダイレクトドットコム
株式会社が経営統合
(新社名はアフラック保険サービス株式会社)
5月 アフラック・テクノロジー・サービス株式会社を設立
10月 郵便局株式会社
(現 日本郵便株式会社)
が当社がん保険の販売を開始
21年
(2009) 3月 アフラック・ハートフル・サービス株式会社を設立
〈アフラックの夢みるこどもの学資保険〉
〈 家族に毎月届く生命保険
GIFT 〉を発売
8月 〈もっと頼れる医療保険 新EVER 〉を発売
10月 個人保険・個人年金保険合計の保有契約件数が2,000万件を突破
22年
(2010) 1月 「アフラックペアレンツハウス大阪」
がオープン
6月 〈健康に不安がある人も入りやすい医療保険 新やさしいEVER 〉を発売
7月 苦情対応に関する国際規格
「ISO10002」
への適合を宣言
12月 47都道府県とがん対策推進に関する提携関係を構築
第8回
「企業フィランソロピー大賞」を受賞
23年
(2011) 3月 〈 生きるためのがん保険Days〉
を発売
東日本大震災支援
「
“ We Are One Family ”
活動」を開始
8月 「アフラックFacebookページ」
を開設
24年
(2012) 1月 〈もっと頼れる医療保険 新EVER 〉
をリニューアル発売
7月 〈健康に不安がある人も入りやすい医療保険 もっとやさしいEVER 〉
を発売
⑩
8月 独立行政法人
「国立がん研究センター」
とがん情報の普及啓発に関する協定
を締結
10月 来店型店舗
「よくわかる!ほけん案内」
を開設
25年
(2013) 1月 公益財団法人
「がん研究会」とがん情報の普及啓発に関する協定を締結
7月 日本郵政株式会社との業務提携に基本合意 ●
⑫
8月 〈ちゃんと応える医療保険EVER 〉
を発売
9月 大同生命保険株式会社との業務提携に合意
(12月から当社がん保険の販
売を開始)
10月 「アフラック小児がん経験者・がん遺児奨学金制度」を設立
26年
(2014) 5月 新電子申込書システム
「デジモ」
を導入
6月 がん保険による給付金等の累計支払額が6兆円に到達
7月 株式会社かんぽ生命が当社がん保険の販売を開始
9月 〈新 生きるためのがん保険Days〉
を発売
27年
(2015) 3月 「平成26年度ダイバーシティ経営企業100選」を受賞
5月 がん保険の累計支払件数が300万件に到達
7月 アフラックペアレンツハウスが
「第9回キッズデザイン賞」
を受賞
28年
(2016) 3月 「 2016 J-Winダイバーシティ・アワード ベーシックアチーブメント大賞」
を受賞
〈ちゃんと応える医療保険 やさしいEVER 〈
〉 生きるためのがん保険 寄り
そうDays〉
を発売
4月 「札幌システム開発オフィス」
を開設
7月 女性活躍推進法に基づく優良企業認定マーク
「えるぼし」
を取得 ●
⑬
〈病気やケガで働けなくなったときの 給与サポート保険〉を発売
⑪
⑫
⑬
アフラックの現状 2016
17
平成27年度のトピックス
平成27年
4月
●
「ゴールドリボンウオーキング2015」を開催
5月
●
「アフラックペアレンツハウス浅草橋」開設10周年の記念イベントを開催
①
●
● がん保険による累計支払件数が300万件を突破
7月
●
「アフラックペアレンツハウス」が
「第9回キッズデザイン賞」
(主催:キッズデザイン協議会)
を受賞
9月
②
●
●
「がん対策推進パートナー賞」
( 主催:がん対策推進企業アクション)
を受賞
10月
●
「アフラック
サイクル&スポーツガーデン」を東京都調布市で開催
11月
●
「Aflac
12月
● ITシステム開発機能の一部を北海道札幌市に移転することを発表
③
●
④
●
Women in Leadership Global Conference 2015」を開催
⑤
●
⑥
●
アフラック・ダイジェスト
①
●
②
●
③
●
④
●
⑤
●
⑥
●
平成28年
3月
●
「 2016
J-Winダイバーシティ・アワード ベーシックアチーブメント大賞」
(主催:特定非営利活動法人ジャパン・ウィメンズ・イノベイティブ・ネットワーク)
を受賞
● 引受基準緩和型医療保険
〈ちゃんと応える医療保険
● がん経験者向けがん保険
〈生きるためのがん保険
やさしいEVER 〉を発売
寄りそうDays〉
を発売
①
●
②
●
③
●
● 指定代理請求人の指定範囲を拡大
①
●
18
②
●
③
●
平成
年度の業績
27
平成27年度の業績
決算ハイライト .................................................................. 20
契約の状況 ........................................................................ 24
資産運用の状況 ................................................................ 25
資産・負債等の状況 .......................................................... 26
収支の状況 ........................................................................ 28
アフラックの現状 2016
19
決算ハイライト(平成27年度 決算の概況)
契約の状況
新契約件数
(前年度比 5.4%増)
164万件
81
医療保険の販売は減少したものの、がん保険の新契約
56
49
15
1
21
0
年度比5.4%増の164万件となりました。
新契約年換算保険料
93
個人保険
がん保険
医療保険
件数が90万件を上回ったことなどにより、全体では前
平成26年度
平成27年度
931
960
その他
個人年金保険
(前年度比 3.1%増)
(単位:億円)
960 億円
平成
年度の業績
27
(単位:万件)
164
155
726
667
がん保険の好調な販売を受け、第三分野の新契約年換
算保険料は前年度比8.7%増加し、全体でも同3.1%増
の960億円となりました。
保有契約件数
個人保険・
個人年金保険の合計
うち 第三分野
平成26年度
平成27年度
2,331
2,378
(前年度末比 2.0%増)
2,378万件
1,494
1,472
個人保険
がん保険
医療保険
その他
新契約件数の増加に伴い、保有契約件数は堅調に推移
し、前年度末比2.0%増の2,378万件となりました。
保有契約年換算保険料(前年度末比 1.9%増)
(単位:万件)
563
577
261
33
272
33
平成26年度末
平成27年度末
13,611
13,867
個人年金保険
(単位:億円)
1兆3,867億円
10,384
10,259
保有契約件数が堅調に増加したことにより、前年度末
比1.9%増の1兆3,867億円となりました。
うち 第三分野
平成26年度末
20
個人保険・
個人年金保険の合計
平成27年度末
収支の状況
保険料等収入
(前年度比 0.1%増)
15,316 15,333
(単位:億円)
1兆5,333 億円
個人年金保険の前納払契約は減少したものの、がん保
険などの主力商品が堅調に推移したことにより、前年
14,952
14,767
7,075 7,306
度と同水準となりました。
4,792
保険金等支払金
4,871
保険金・年金・
給付金
(前年度比 3.3%増)
364
566
保険料
2,282
2,434
再保険収入
7,306 億円
平成
26年度
平成
27年度
平成
26年度
保険料等収入
その他
〔 解約返戻金など〕
平成
27年度
保険金等支払金
平成
保険金・年金・給付金等のお支払い状況を示す保険金
等支払金は、前年度比3.3%増の7,306億円となりま
年度の業績
27
した。
資産運用収益
(前年度比 0.7%増)
(単位:億円)
3,149 3,170
3,170 億円
利息及び配当金等収入が増加したことなどにより、前
年度比0.7%増の3,170億円となりました。
資産運用費用
2,888
2,962
(前年度比 72.8%増)
261
283 億円
207
利息及び
配当金等
収入
10
153
164
209
74
283
その他
その他
平成
26年度
平成
27年度
資産運用収益
有価証券
評価損
平成
26年度
平成
27年度
資産運用費用
有価証券評価損を209億円計上するなど、前年度比
72.8%増の283億円となりました。
資産運用関係収支
(前年度比 3.3%減)
2,887億円
資産運用収益から資産運用費用を差し引いた資産運
用関係収支は、前年度比3.3%減の2,887億円となり
ました。
アフラックの現状 2016
21
利益の状況
基礎利益
(前年度比 42.6%減)
2,602億円
基礎収益は増加したものの、基礎費用のうち責任準備
金等繰入額が前年度比46.3%増加したことから、基
礎利益は同42.6%減の2,602億円となりました。これ
は前年度に締結した
「共同保険式再保険」の影響によ
基礎利益
(経常利益等の明細)
区 分
基礎利益
(A)
(=①ー②)
基礎収益①
うち保険料等収入
うち資産運用収益
基礎費用②
(単位:億円)
平成26年度
平成27年度
4,529
2,602
18,300
18,355
15,316
15,333
2,969
3,018
13,770
15,753
うち保険金等支払金
7,075
7,306
り、前年度の責任準備金等繰入額が少なかったことに
うち責任準備金等繰入額
3,361
4,917
よるものです。
うち資産運用費用
うち事業費
キャピタル損益(B)
(単位:億円)
4,529
臨時損益
(C)
平成
経常利益 (A)
+
(B)+
(C)
年度の業績
2,602
27
2
3,274
13
△107
△37
△113
4,504
2,381
平成26年度
平成27年度
4,529
2,602
基礎利益の内訳
(三利源)
区 分
基礎利益
うち危険差損益
平成26年度
5
3,082
平成27年度
(単位:億円)
3,617
1,791
うち費差損益
474
379
うち順ざや額
437
431
解 説 「基礎利益」
とは、生命保険会社の保険本業の期間収益を示す指標の一つで、保険料等収入や資産運用収益などからなる
「基礎収益」から、保険金等
支払金、責任準備金等繰入額
(危険準備金繰入額等を除く)
、事業費などからなる
「基礎費用」を差し引いたものです。この基礎利益に有価証券売却損益など
の
「キャピタル損益」
と
「臨時損益」を加えたものが、損益計算書上の
「経常利益」になります。
経常利益
(前年度比 47.1%減)
2,381億円
上記の通り、基礎利益が 前年度と比べ大幅に減少し
たことに加え、有価証券評価損の計上等によりキャピ
タル損益がマイナスになるなど、前年度比47.1%減の
2,381億円となりました。
最終利益(当期純利益) (前年度比 46.4%減)
1,576 億円
経常利益が減少したことに伴い、前年度比46.4%減の
1,576億円となりました。
解 説 「当期純利益」
とは、税引前当期純利益から法人税及び住民税、法人税等調整額を控除した金額で、一事業年度における会社のすべての活動によって
生じた利益です。
22
資産・健全性の状況
ソルベンシー・マージン比率
(単位:億円)
(前年度末比 49.8ポイント減)
898.0%
18,000
(単位:%)
848.2%
900
800
16,000
848.2%
14,455
13,572
14,000
700
12,000
監督基準
(200%)
を
大きく上回る
水準
10,000
前年度末から49.8ポイント減少したものの、引き続き
健全とされる200%を大きく上回りました。
500
8,000
400
6,000
300
3,219
4,000
解 説 「ソルベンシー・マージン比率」
とは、通常の予測を超えて発生するリ
3,200
200
2,000
スクに対する備えの程度
(支払余力)を示す行政監督上の指標の一つです。
数値が200%以上であれば、健全性についての一つの基準を満たしている
とされます。200%を下回った場合、監督当局による業務改善命令等の対象
になります。
600
100
0
0
平成26年度末
平成27年度末
ソルベンシー・マージン比率
ソルベンシー・マージン総額
リスクの合計額
平成
年度の業績
実質純資産額
(前年度末比 17.9%増)
2兆4,821億円
27
前年度末比17.9%増の2兆4,821億円と、高い財務健
全性を示す水準を確保しています。
解 説 「実質純資産額」
( 実質資産負債差額)とは、有価証券の含み損益などを反映した時価ベースの資産の合計から、価格変動準備金や危険準備金などの
資本性の高い負債を除いた負債の合計を差し引いたものです。時価評価後の実質的な自己資本を指すもので、生命保険会社の健全性を判断する行政監督上
の指標の一つです。
総資産
(前年度末比 0.3%増)
10兆7,755億円
総資産のうち94.5%は、安定した利息及び配当金等収
入が見込まれる国内外の公社債や一般貸付などの確
定利付資産で構成されています。
格付け
(平成28年6月末現在)
ムーディーズ
スタンダード&プアーズ
(S&P)
格付投資情報センター
(R&I)
Aa3
A+
AA−
(保険財務格付け)
(保険財務力格付け)
(保険金支払能力格付け)
※米国本社を含むAflac全社の格付け
※アフラック日本社の格付け
※米国本社を含むAflac全社の格付け
解 説 「格付け」
とは、主に企業の財務の健全性に関する意見として、利害関係のない第三者である格付会社が判断・公表するもので、会社の財務・収支情報、
営業・経営戦略などさまざまな情報に基づいて決定されます。なお、保険会社の格付けは、保険金支払いの確実性に関する格付会社の意見を表しています。
(注)1. 格付けは現在の情報に基づいており、将来的には変化する可能性があります。
2. 上記格付けは、当社が正式に依頼して取得したもの
(依頼格付け)
です。
アフラックの現状 2016
23
契約の状況
新契約の状況
前年度に引き続き、
〈 新 生きるためのがん保険Days〉
険合計)
は前年度比5.4%増の164万件となりました。
の好調な販売により、がん保険の新契約件数は前年度
年換算保険料について、第三分野は前年度比8.7%増
比14.5%増の93万件となりました。一方、医療保険の販
加し、全体でも同3.1%増の960億円を計上しました。
売は前年度比12.8%減の49万件となりました。第三分
第三分野:
野以外の商品では、終身保険〈未来の自分が決める保険
第三分野とは、
「 医療保障・生前給付保障等」を指し、主にがん保険や医療保険、介
護保険などが該当します。
WAYS〉の販売が好調だったものの、
こども保険や個人年
年換算保険料:
金保険については前年度と比べ減少しました。これらの
結果、平成27年度の新契約件数
(個人保険・個人年金保
年換算保険料とは、1回あたりの保険料について保険料の支払方法に応じた係数
を乗じ、1年あたりの保険料に換算した金額
(一時払契約等は、保険料を保険期間
で除した金額)
であり、契約規模を保険料収入の面から測る指標の一つです。
解約・失効の状況
平成
年度の業績
27
平成27年度の解 約失 効率
(件 数ベース/個 人保 険・
客様については、定年等による退職時に、退職後もご契
個人年金保険合計)は、前年度から0.3ポイント改善し、
約を継続できる旨を郵送でお知らせしています。
4.6%となりました。
また、ご契約の失効を未然に防止するため、保険料の
当社ではご契約内容をお知らせするため、
お客様あてに
口座引き落としができなかったお客様への通知を行うな
「アフラックメール」
( P.33参照)を定期的に郵送している
ど、ご契約を継続していただくための取り組みに注力して
ほか、勤務先経由で当社保険にご加入いただいているお
います。
保有契約の状況
平成27年度末の保有契約件数
(個人保険・個人年金保
また、保有契約件数が堅調に増加したことにより、個人
険合計)は、主力商品のがん保険
(前年度末比1.5%増)と
保険・個人年金保険合計の年換算保険料は、前年度末比
医療保険
(同2.4%増)がともに順調に増加し、前年度末
1.9%増の1兆3,867億円となりました。そのうち第三分
比2.0%増の2,378万件となりました。なお、保有契約件
野の年換算保険料は、1兆384億円と、全体の74.9%を占
数のうち、がん保険が1,494万件、医療保険が577万件
めています。
と、合わせて全体の87.1%を占めています。
(単位:億円、%)
■ 契約状況の規模に関する指標
生命保険会社における契約状況の規模を表す指標とし
て、死亡保険金額を示す
「契約高」をベースとした数値が用い
られますが、当社は、死亡保険金が設けられていない、ある
保有契約高
いはその金額が極めて少ないがん保険や医療保険などの第
(保険金額ベース)
解約失効率
三分野の取り扱いが大半を占めているため、当社の契約動
向を示す指標としては、
「 件数」及び
「年換算保険料」がより適
しています。
なお、当社の新契約高及び保有契約高、解約失効率
(保険
金額ベース)は、右記のとおりです。
24
新契約高
平成26年度
平成27年度
8,007
10,074
145,726
148,883
4.2
4.0
(注)1. 上記の数値は、個人保険・個人年金保険の合計です。
2. 解約失効率は、解約・失効高から復活の金額を相殺して算出しています。
なお、個人年金保険については、年金支払開始前契約を算出の対象
としています。
資産運用の状況
運用実績の概況
平成27年度の資産運用は、引き続き日本国債等の円
り、資産運用収益は3,170億円となりました。一方、資産
建長期確定利付資産を運用資産の中核とする一方で、収
運用費用については、有価証券評価損
(209億円)や為替
益性向上とリスク分散の観点から、国内及び海外投資信
差損
(41億円)、金融派生商品費用
(22億円)の計上など
託への新規投資やヘッジ付外貨建債券等の積み増しを行
により、283億円となりました。その結果、資産運用収益
いました。
から資産運用費用を差し引いた資産運用関係収支は、前
運用実績としては、安定収益である利息及び配当金等
年度比3.3%減の2,887億円となりました。これにより、
収入を2,962億円確保したことに加え、有価証券売却益
資産運用関係収支を分子として算出した運用利回りは
(168億円)や有価証券償還益
(38億円)の計上などによ
2.74%となりました。
一般勘定資産の状況
平成27年度末の一般勘定資産は、前年度末比0.3%増
平成27年度末において当社が保有する確定利付資産
の10兆7,755億円となりました。このうち94.5%は安定
(10兆1,798億円)のうち、残高の71.4%は外部格付けで
した利息及び配当金等収入が見込まれる国内の公社債
(4
“ A”格以上、96.6%は投資適格とされる
“ BBB ”
格以上と
兆8,051億円)や外国公社債
(4兆4,114億円)
、一般貸付
なっており、引き続き質の高いポートフォリオを維持して
平成
(9,350億円)
などの確定利付資産で構成されています。
います。
なお、貸付金のうち返済状況が正常ではない債権を
「リ
え十分な信用リスク調査を行い、投資対象については国
スク管理債権」と呼びますが、平成27年度末における当
内外の優良発行体
(借入人)を原則としています。
社の貸付金残高9,539億円のうち、リスク管理債権額は
年度の業績
また、当社は投資の実行に際して米国本社と連携のう
27
300億円
(貸付残高に対する比率:3.1%)となっています。
一般勘定資産の構成
確定利付資産の信用格付別残高の構成
一般勘定資産 10兆 7,755億円
外国公社債
40.9%
国内公社債
44.6%
AAA 1.2%
A
64.8%
一般貸付
8.7%
買入金銭債権 0.3%
AA 5.4%
確定利付資産 94.5%
(平成27年度末)
貸借対照表計上額 10兆 1,798億円
BBB
25.2%
A格以上 71.4%
BBB格以上96.6%
その他 5.5%
BB格以下 3.4%
格付けなし 0.0%
(平成27年度末)
今後の取り組み
当社は、徹底したリスク管理のもと、お客様を含むすべ
なお、当社は
「責任ある機関投資家」の諸原則
「日本版
てのステークホルダーの長期的・安定的な利益に資する
スチュワードシップ・コード」の趣旨に賛同し、スチュワード
資産運用に米国本社と一体となって取り組んでいきます。
シップ責任を果たすため、
「日本版スチュワードシップ・コー
具体的には、長期の負債特性に対応した資産配分の指
ドに関する方針」を平成27年11月に定めました。この方
針を定め、資本の安定性に資することを目的として策定し
針のもと、当社では運用受託機関を通じて投資先企業の
た
「戦略的アセットアロケーション」に基づき、安定的な資
価値向上や持続的成長を促していきます。
産運用収益の確保を目指す観点から、引き続き公社債な
こうしたグローバルベースでの資産運用及び資産運用
どの確定利付資産を中心に投資を行っていきます。また、
リスク管理態勢のさらなる強化の継続を通じて、資産運
効率的なポートフォリオの構築に向けた分散投資の観点
用収益の安定拡大を図っていきます。
から、アセットクラスの多様化を進めていきます。
※ アフラック全体の資産運用に関する詳細な情報等は、Aflac Incorporatedの年次報告書、有価証券報告書
(EDINET〈有価証券報告書等の開示書類を閲覧するサイト
http://disclosure.edinet-fsa.go.jp/ 〉
)
にてご覧いただけます。
EDINETでの検索方法:EDINET「書類検索」
から
「書類提出者/有価証券発行者/ファンド情報を指定する」
の
「提出者/発行者/ファンド」
欄にAflac Incorporatedのコード
「E05776」
を入力すると、検索できます。
アフラックの現状 2016
25
資産・負債等の状況
貸借対照表(主要項目)
(単位:百万円、%)
年度
科目
28,922
0.3
買入金銭債権
28,059
28,041
0.3
9,534,817
9,514,554
88.3
4,639,823
4,805,152
2,035
1,620
4,892,958
4,693,666
4,719,157
4,411,424
ー
14,114
1,026,738
953,934
16,747
18,897
1,009,990
935,036
有形固定資産
13,957
14,261
0.1
無形固定資産
10,816
11,745
0.1
9,863
14,636
0.1
106,146
165,787
1.5
ー
52,279
0.5
△8,152
△8,648
△0.1
①
●
外国証券
うち公社債
その他の証券
貸付金
②
●
保険約款貸付
一般貸付
平成
再保険貸
その他資産
年度の業績
繰延税金資産
貸倒引当金
本支店勘定
6
44
0.0
10,775,558
100.0
9,472,677
9,973,563
92.6
9,362,081
9,860,071
代理店借
12,766
13,120
0.1
再保険借
11,681
16,594
0.2
374,372
103,734
1.0
9,350
9,452
0.1
42,410
46,351
0.4
繰延税金負債
1,930
ー
ー
本支店勘定
3,412
3,722
0.0
9,928,601
10,166,539
94.3
267
267
0.0
200
200
0.0
543,761
447,445
4.2
543,761
447,445
544,228
447,912
4.2
270,004
161,105
1.5
270,004
161,105
1.5
814,233
609,018
5.7
10,742,835
10,775,558
100.0
③
●
保険契約準備金
うち責任準備金
④
●
その他負債
退職給付引当金
価格変動準備金
⑤
●
負債の部合計
持込資本金
供託金
⑥
●
剰余金
繰越利益剰余金
持込資本金等合計
その他有価証券評価差額金
⑦
●
評価・換算差額等合計
純資産の部合計
負債及び純資産の部合計
26
8.9
10,742,835
資産の部合計
純資産の部
構成比
20,582
株式
負債の部
金額
現金及び預貯金
公社債
27
平成27年度
(平成28年3月31日現在)
金額
有価証券
資産の部
平成26年度
(平成27年3月31日現在)
⑧
●
① 有価証券
総資産の88.3%
(9兆5,145億円)を占めている
「有価証券」は、そのほとんどが安定した収益が期待で
きる国内の公社債
(4兆8,051億円)
や外国公社債
(4兆4,114億円)
で構成されています。
なお、保有している有価証券の時価と帳簿価額との差額である含み益は、1兆4,097億円となりま
した。
② 貸付金
生命保険会社は資産運用の一環として、企業などに貸付を行い利息収入を得ています。
「貸付金」には
契約貸付と保険料振替貸付からなる
「保険約款貸付」と、国内外の企業等に対する貸付や住宅ローン等
からなる
「一般貸付」があります。平成27年度末の残高は、9,539億円となりました。
③ 資産の部合計(総資産額)
「総資産」はすべて一般勘定資産であり、平成27年度末は前年度末比0.3%増の10兆7,755億円とな
りました。
平成
④ 責任準備金
生命保険会社の貸借対照表に計上されている負債の大部分は、
「 責任準備金」で占められています。責
年度の業績
任準備金は、生命保険会社が将来の保険金等の支払いを確実に行うために、保険料や運用収益などを
27
財源として積み立てる準備金で、保険業法により積み立てが義務付けられているものです。
平成27年度末における
「責任準備金」の残高は、9兆8,600億円となりました。なお、当社は、標準責任
準備金対象契約については法令に基づき標準責任準備金を積み立て、標準責任準備金対象外契約につ
いては法令上最も高い積立水準となる
「平準純保険料式」を採用して積み立てています。
⑤ 価格変動準備金
価格変動による損失の発生する可能性が高い資産
(国内株式、外国株式、外貨建債券など)について、
その価格が将来下落したときに生じる損失に備えることを目的に、保険業法に従って積み立てられた準
備金です。平成27年度末における
「価格変動準備金」
の残高は、463億円となりました。
⑥ 持込資本金・供託金
当社は外国保険会社の日本支店であるため、国内保険会社の貸借対照表の項目である
「基金」または
「資本金」はありません。当社創業時の事業開設資金である
「持込資本金」
(2億6,715万円)と保険業法
第190条に基づき、日本における主たる店舗の最寄りの供託所に供託している
「供託金」
(2億円)が、基
金または資本金に相当します。
⑦ その他有価証券評価差額金
「その他有価証券」を時価評価したときの評価差額について、税効果相当額を除いた金額を
「その他有
価証券評価差額金」
として貸借対照表の純資産の部に計上
(差損の場合はマイナス表示)
しています。
平成27年度末における
「その他有価証券評価差額金」
の残高は、その他有価証券の含み益が前年度末
と比べ減少したことにより1,611億円となりました。
⑧ 純資産の部合計
平成27年度末の貸借対照表上における
「純資産の部合計」は、持込資本金、供託金、その他有価証券
評価差額金、剰余金
(4,474億円)
を合計した結果、6,090億円となりました。
アフラックの現状 2016
27
収支の状況
損益計算書
(主要項目)
(単位:百万円、%)
年度
科目
平成27年度
平成27年4月 1 日から
(平成28年3月31日まで
)
金額
経常収益
金額
前年度比
1,848,071
1,850,821
0.1
1,531,663
1,533,399
0.1
1,495,219
1,476,780
△1.2
314,987
317,095
0.7
288,845
296,295
2.6
7,820
16,891
116.0
1,420
326
△77.0
1,397,597
1,612,705
15.4
707,558
730,668
3.3
うち保険金
74,272
73,787
△0.7
うち年金
14,912
19,178
28.6
390,098
394,218
1.1
340,785
500,920
47.0
うち責任準備金繰入額 ●
④
340,784
497,989
46.1
⑤
●
16,425
28,383
72.8
うち有価証券売却損
2,669
351
△86.8
うち有価証券評価損
1,085
20,938
1,829.0
10,167
2,212
△78.2
308,234
327,476
6.2
24,593
25,255
2.7
450,474
238,116
△47.1
特別利益
ー
ー
ー
特別損失
3,784
3,992
5.5
61
51
△16.1
3,723
3,941
5.9
△0
△0
ー
税引前当期純利益
446,689
234,123
△47.6
法人税及び住民税
147,854
84,059
△43.1
4,541
△7,620
ー
294,293
157,683
△46.4
保険料等収入
①
●
うち保険料
資産運用収益
②
●
うち利息及び配当金等収入
うち有価証券売却益
その他経常収益
経常費用
保険金等支払金
経常損益の部
③
●
うち給付金
平成
責任準備金等繰入額
年度の業績
27
資産運用費用
うち金融派生商品費用
事業費
⑥
●
その他経常費用
経常利益
特別損益の部
⑦
●
固定資産等処分損
価格変動準備金繰入額
契約者配当準備金繰入額
(△は戻入額)
法人税等調整額
当期純利益
28
平成26年度
平成26年4月 1 日から
(平成27年3月31日まで
)
⑧
●
① 保険料等収入
「保険料等収入」はお客様にお支払いいただいた保険料などによるもので、生命保険会社の収益の大
部分を占めています。なお、再保険収入もここに含まれます。平成27年度は前年度比0.1%増の1兆5,333
億円となりました。
② 資産運用収益
「資産運用収益」は資産運用によって得られる利息、配当金、有価証券売却益などで、生命保険会社
にとって保険料等収入に次いで大きな収益です。平成27年度は前年度比0.7%増の3,170億円となり
ました。
③ 保険金等支払金
保険金、年金、給付金、解約返戻金などの保険契約上の支払い及び再保険料を計上します。平成27年
度の
「保険金等支払金」は、前年度比3.3%増の7,306億円となり、うち保険金、年金、給付金の合計は
4,871億円となりました。
平成
④ 責任準備金繰入額
将来の保険金等のお支払いに備えて積み立てる責任準備金については、決算処理において、決算日の
年度の業績
時点での必要な積立額を計算します。この金額が前年度末の責任準備金の額より多い場合、その金額
27
を
「責任準備金繰入額
(費用)
」に計上します
(逆に少ない場合は、
「 責任準備金戻入額(収益)」に計上しま
す)
。平成27年度の
「責任準備金繰入額」は、前年度比46.1%増の4,979億円となりました。
⑤ 資産運用費用
「資産運用費用」は資産運用収益を得るために要した費用であり、有価証券売却損、有価証券評価損、
金融派生商品費用などを含みます。平成27年度は、前年度比72.8%増の283億円となりました。
⑥ 事業費
「事業費」とは新契約の募集及び保有契約の維持保全や保険金などの支払いに必要な経費で、一般事
業会社の販売費及び一般管理費に相当します。平成27年度は、前年度比6.2%増の3,274億円となりま
した。
⑦ 経常利益
「経常利益」とは、生命保険事業本来の営業活動により毎年継続的に発生する収益
(経常収益)から、
発生する費用
(経常費用)を差し引いた金額で、一年間の事業活動の収支結果を表します。平成27年度
は、前年度比47.1%減の2,381億円となりました。
⑧ 当期純利益
「当期純利益」とは、経常利益に特別損益等を加えた税引前当期純利益から法人税及び住民税、なら
びに法人税等調整額を控除した金額であり、一事業年度における会社のすべての活動によって生じた利
益です。平成27年度の
「当期純利益」は、前年度比46.4%減の1,576億円となりました。
アフラックの現状 2016
29
お客様の“生きる”
のために
∼がん保険のお支払いは1営業日あたり平均12.4億円∼
平成27年度の1年間にお客様にお支払いした
「保険金・年金・給付金」の合計額は、4,871億円となりま
した。このうち、入院・手術・通院などの際にお支払いする
「給付金」は3,942億円、うち
「入院給付金」は
2,043億円となりました。
また、主力商品のひとつであるがん保険を通して、お客様にお支払いした
「保険金・給付金等」は合計
3,042億円、
1営業日*あたり平均12.4億円にのぼっています。
アフラックは、
「 生きるための保険」のリーディングカンパニーとして、これからもお客様の“生きる”
を力
強くサポートします。
*当社営業日数:244日
(平成27年度)
全商品
保険金・年金・給付金のお支払い額
4,871
4,792
(単位:億円)
うち がん保険
保険金・給付金等のお支払い額
3,066
3,042
3,942
3,900
がん保険
全商品
2,556
2,541
1,443
1,407
保険金・年金・給付金
平成
年度の業績
30
うち 給付金
うち 入院給付金
平成26年度
27
2,043
2,059
平成27年度
保険金・給付金等
うち 給付金
うち 入院給付金
平成26年度
平成27年度
お客様サービスに関する取り組み
お客様サービスに関する取り組み
ご契約のお申込みからお支払いまでの取り組み ............ 32
インターネットサービス..................................................... 37
「お客様の声」
を経営に活かす取り組み............................ 38
適切なお支払いのための取り組み ................................... 42
医療・介護に関するご契約者向けサービス..................... 45
ディスクロージャー
(情報開示)........................................ 46
アフラックの現状 2016
31
ご契約のお申込みからお支払いまでの取り組み
当社では、お客様のニーズを総合的に勘案し最適な保険選びをご提案するとともに、お客様に十分に保障内容をご理解
いただけるよう努めています。具体的には、お客様に適切な保障内容等の見直しなどをお考えいただくために、ご契約に
関する情報やお手続方法を随時お知らせしているほか、保険金や給付金などをもれなくご請求いただくための取り組みを
行っています。
アフラックの勧誘方針(販売時における当社の姿勢)
【基本方針】
●
法令等を遵守することを最優先するとともに、契約者
間の公平性に配慮し、適正な営業活動を行います。
●
お客様のプライバシーに配慮しつつ、お客様の立場に
立ってその意向を尊重し、誠実な営業活動を行います。
●
生命保険のプロフェッショナルとして、知識修得・能力
向上に努め、常に最善のサービスを提供します。
3. 勧誘の際はご迷惑をおかけしません
1. お客様のお仕事や生活の平穏を害することのないよ
う、訪問や電話による勧誘の時間帯には十分配慮いた
します。
2. お客様に対して常に節度ある態度で接し、威圧的な態
度や乱暴な言動等をもって著しく困惑させるような行
為は一切いたしません。
3. 当社がお引き受けする保険契約のほか、生命保険・損
1. 法令等を遵守します
お客様サービスに関する取り組み
1. 保険商品の販売等に係る勧誘にあたっては、法令、会
害保険・その他の金融商品を販売する場合には、商品
及び引受保険会社についてお客様の誤解を招くこと
がないよう、明確に区別して取り扱います。
社の方針、規程、手続き等
(以下、
「法令等」といいます。)
を遵守することを最優先いたします。
2. 全社員及び生命保険募集人
(代理店を含めます。)に対
する法令等の遵守に係る教育・指導の徹底をはじめ、
法令等遵守体制の強化に努めます。
4. 重要事項等をご説明させていただきます
1. 当社がお引き受けする保険契約の内容及びご契約に
関する重要事項については、
「 ご契約のしおり・約款」
「契約概要」
「 注意喚起情報」等の書面の交付等により
説明を行い、お客様が十分に理解された上でご加入い
2. お客様にとって最適な商品をご提案します
ただくよう努めます。また、
「パンフレット」等の募集資
1. 保険商品の販売等に係る勧誘に際しては、お客様の加
料は、会社の規定に従った適正なものを使用します。
入目的、収入・資産やご家族の構成等に照らして、最適
2. 上記以外で当社が販売・勧誘する保険商品等につきま
な保障内容・妥当な保障額の商品をご提案するよう努
しても、上記方針に則り、お客様に重要事項をご理解
めるとともに、会社の定める基準等に即した運営管理
いただくよう努めます。
を徹底し、契約者間の公平性に配慮します。
未成年者、特に15歳未満を被保険者とする生命保険
契約については、会社が定める保険金額に基づき保険
商品を適正に募集するよう努めます。
2. 外貨建の保険、変額年金保険等、リスク性商品を販売
3. 生命保険募集人
(代理店を含めます。
)に対しては、定
期的に商品内容、お客様に対して説明すべき事項、説
明に際して考慮すべき事項及び説明方法等についての
研修、勉強会等を行い、お客様に対して十分な説明が
できる体制の強化に努めます。
する場合には、お客様の加入目的や投資経験・年齢・知
識・財産・収入の状況等に十分留意し、お客様のニーズ
5. お客様に関する情報は適正に取り扱います
に合致した商品をご提案するよう努めます。
1. お客様のプライバシーを保護する観点から、お客様に
関する情報は業務上必要な範囲で収集・使用するとと
もに、厳重な管理を行う等、適正に取り扱います。
以上の方針は
「金融商品の販売等に関する法律」
( 金融商品販売法)の施行に伴い策定しました。金融商品販売法につい
ては、金融庁ホームページ
(http://www.fsa.go.jp/)
をご覧ください。
32
最適な保険選びのための情報提供(ご加入時)
アフラックの保険種類のご案内
意向確認書
当社が取り扱っている保険商品の
保険のお申込みにあたり、お客様ご
概要を一覧で紹介した冊子です。
自身のニーズに合致した最適な保険
商品であるかをご確認いただくため、
お客様にご記入いただいています。
ご契約のしおり・約款
ご契約に関する重要事項・諸手続き等、お客様にお知らせすべき事項やご契約
についての取り決めを記載しています。なお、平成26年4月より
「電子版ご契約
のしおり・約款
(Web約款)
」
を導入しています。
商品パンフレット
お客様に保険商品の内容をご理解いただ
お客様が保険商品を検討す
くための重要な情報として、販売・勧誘時に
る際の資料として、保障内容
説明すべき重要事項
(保障内容、保険期間等)を記載した
「契約
をわかりやすく記載していま
概要」と、ご契約にあたって特に注意すべき事項
(クーリング・オ
す。また、プランごとの保険料
フ制度、告知義務の内容等)を記載した
「注意喚起情報」等から
もご確認いただけます。
お客様サービスに関する取り組み
お申込みいただく前に
構成された冊子です。
■ デメリット情報
お客様が商品内容や手続き方法などについてご存知なかったために不利益を被ることのないよう、デメリット情報について
は、冊子
「お申込みいただく前に
(契約概要・注意喚起情報・その他重要事項)
」に明示し、ご契約にあたっては、お客様に事前に
しっかりとご理解いただくよう努めています。また、ご契約締結後においても
「アフラックメール」などの各種通知を通して、お客
様にデメリット情報をお伝えしています。
ご契約内容に関する情報提供(ご契約期間中)
アフラックメール
(P.37参照)
アフラックご契約者様専用サイト
ご契約内容をお知らせするため、ご
インターネット上で、
ご契約内容
契約者あてに
「アフラックメール」を郵
の照会や住所変更、各種手続き書
送し、お客様ご自身の契約内容につい
類のお取り寄せなどが可能です。
て、ご確認いただいています。また、ア
http://www.aflac.co.jp/
canet/
フラックメールに同封している
「安心ガイド」では、ご契約者に
ご利用いただけるサービスや給
付金等のご請求方法などを詳
しく掲載しています。
アフラックの現状 2016
33
お支払いに関する情報提供(ご請求時)
給付金等のお支払いについて
もに送付しています。これにより、
お客様
保険金・給付金のお支払いに関し
から通院給付金をもれなくご請求いた
て、ご請求手続きの流れや保険金・給
だけるよう努めています。
付金をお支払いできる場合・できない
通院給付金に関するご確認のお願い
場合の具体例、ご請求に関するQ&A
通 院 給付 金の請 求
をまとめた冊子です。当社オフィシャ
ルホームページでもご覧いただけます。
http://www.aflac.co.jp/keiyaku/seikyu/advice.html
書類をご 案内した後、
一定期間を経過しても通院給付金が未
請求となっている場合に、ご請求をお忘
通院給付金をもれなくご請求いただくために
れになっていないかをご確認いただくた
通院給付金が保障内容に含まれているご契約におい
めに送付しています。
て、通院給付金のお支払い明細
(お支払いのご案内)とと
ご請求手続きを充実させるための主な取り組み(ご請求時)
お客様サービスに関する取り組み
ご請求手続きに関する専用コールセンター
給付金デジタル請求サービス
当社では、保険金や給付金のご請求手続きに関する専
平成28年6月、医療保険及び医療特約の入院給付金・
用のコールセンターを開設しています。
通院給付金に関するご請求手続きを、オンライン上で完結
コールセンターでは、お客様からのお問い合わせに、保
することができる
「給付金デジタル請求サービス」を開始
険金等支払部門
(東日本保険金部及び西日本保険金部)
しました
(P.36参照)
。これにより、お手続きがペーパーレ
のスタッフが対応しています。専門的なご質問やご相談に
ス化されるだけでなく、より迅速な給付金のお支払いが可
お応えすることで、スムーズかつ適切なお支払いに努めて
能になりました。
います。
※病院発行の
「診断書」の提出が必要ないケースなど、サービス利用には一定の条
件があります。
■ 失効に関する取り組み
保険料支払いの猶予期間を経過しても保険料のお支払いがない場合、ご契約は猶予期間満了の日の翌日から
「失効」とな
ります。ご契約が失効してしまうとその効力が失われ、保険金・給付金等のお支払いができなくなります。ただし、ご契約が失
効した場合でも、失効した日から所定の期間内
(保険種類により異なります)であれば、所定のお手続きを経たうえで、ご契約を
「復活」することができます*。復活のお手続き方法に関しては、郵送によりお客様へご案内しています。
なお、当社ではご契約の失効を未然に防止するため、保険料の口座引き落としができなかったお客様への通知やお電話によ
るフォローコールを行っています。また、勤務先経由でご加入いただいているお客様については、定年等による退職時に、退職
後もご契約を継続できる旨を郵送でお知らせするなどご契約の継続に努めています。 * 復活したご契約の責任開始日は復活日となり、失効している期間の保障はありません。また、健康状態によっては復活をお引き受けできない場合や保険種類に
よっては復活のお取り扱いがない場合もあります。
■ 指定代理請求特約
「指定代理請求特約」とは、給付金等受取人が被保険者となっているご契約に付加することによって、被保険者が給付金等を
請求できない特別な事情がある場合にあらかじめ指定された方
(指定代理請求人)が被保険者に代わって給付金等を請求でき
る特約です。なお、この特約を付加するための特約保険料は不要です。
34
■ ご請求手続きの主な流れ
ご請求手続きにおいては、
「 書類でのお手続き」または
「オンラインでのお手続き
(給付金デジタル請求サービス)」のいずれか
をご選択いただけます。
書類でのお手続き
お客様
アフラック
1
電話・インターネットで連絡
入院・手術などにより、保険金・給付金等のお支払い
事由が発生した場合は、担当アソシエイツもしくは
当社
(専用フリーダイヤル/インターネット)までご連
絡いただきます。
保険金・給付金等のお支払い事由が発生した場合に
加え、お支払いの可能性があると思われる場合やご
不明な点がある場合も、お電話でお問い合わせいた
だけます。
ご請求に必要な書類をお客様あてに送付します。
●
お客様からお申し出いただいた証券番号をもとに、ほか
にご請求いただける契約がないかを必ず確認しています。
アフラック保険金部 フリーダイヤル
0120-555-877(通話料無料)
お客様から
お申し出のあった契約
受付時間 月∼金曜日
(祝日を除く)
9:00∼17:00
●
請求書類は、ご指定いただいた場所に郵送します。
お客様サービスに関する取り組み
お電話の場合
2
指定受取人ががんの告知を受けていないなどの特別な事情がある
場合には、個別のご相談を承っています。
お客様から
お申し出のなかった契約
A 契約
C 契約
B 契約
インターネットの場合
アフラックオフィシャルホームページ
お客様へ
ご案内する契約
パソコン
http://www.aflac.co.jp/keiyaku/seikyu/
A・B・C 契約
スマートフォン
http://www.aflac.co.jp/sp/keiyaku/seikyu/
●
請求書類の郵送によるお取り寄せができるほか、パソコンサイトで
は一部の請求書類を直接ダウンロードすることも可能です。
3
郵送
入院証明書等の請求書類をご用意のうえ、当社まで
ご返送いただきます。
●
ご請求の内容により必要書類が異なります。診断書のほか、戸籍謄
本、住民票等をご提出いただく場合もあります。
郵送
4
請求書類を確認し、保険金・給付金等をお支払いし
ます。
ご提出いただいた入院証明書等の記載内容から、ほか
にご請求いただける保険金・給付金等がないかを必ず確
認しています。
●
5
お支払い内容の明細
「お支
払いのご案内」を郵送によ
りお受け取りいただきます。
書類の不足や証明書の内容に問題がない場合は、当社に書類が到
着した日の翌日から5営業日以内にお支払いします。
お支払い+郵送
お客様から提出いただいた書類の内容に応じて、次回、
ご請求いただくための書類もご案内しています。
アフラックの現状 2016
35
オンラインでのお手続き
(給付金デジタル請求サービス)
※病院発行の
「診断書」
の提出が必要ないケースなど、サービス利用には一定の条件があります。
お客様
アフラック
1
当社オフィシャルホームページにアクセスいただき、
給付金請求手続きに関する専用画面
(フォーム)に
て、被保険者・受取人のお名前、給付金のお振込先や
連絡先等の基本情報を受取人の方に入力いただき
ます。
インターネットで送信
アフラックオフィシャルホームページ
パソコン
http://www.aflac.co.jp/keiyaku/seikyu/
スマートフォン
http://www.aflac.co.jp/sp/keiyaku/seikyu/
給付金・保険金のご請求画面
(パソコン)
お客様サービスに関する取り組み
デジタル請求サービスボタン
2
お客様から送信いただいた情報を確認し、給付金を
お支払いします。
送信いただいた情報から、ほかにご請求いただける保険
金・給付金等がないかを必ず確認しています。
●
情報の不足や内容に問題がない場合、当社が情報を受領した日の
翌日から5営業日以内にお支払いします。
基本情報を入力後、医療保険・医療特約の給付金請
求に必要な書類
(病院の領収書等)をスマートフォ
ンなどで撮影し、その画像を専用画面
(フォーム)に
アップロード
(添付)していただきます。
3
お支払い+郵送
お支払い内容の明細
「お支
払いのご案内」を郵送によ
りお受け取りいただけます。
お客様から送信いただいた情報に応じて、次回、ご請求
いただくための書類もご案内しています。
36
インターネットサービス
当社では、インターネットを通じたさまざまなサービスを提供しています。いつでもどこからでもご利用いただけるイン
ターネットの特性を活かし、お客様ニーズの多様化にお応えできる利便性の高いサービスの向上に努めています。
すべてのお客様向けサービス
オフィシャルホームページ
http://www.aflac.co.jp/
ンテンツやがんを経験された方の声を紹介するコーナー
などを通じ、当社ならではの幅広い情報をお届けしてい
ます。
オフィシャルホームページでは、お客様のライフステー
ジなどに合わせて、保険選びのポイントや最適な商品プ
ランをご案内しています。パソコンだけでなく、スマート
フォンやタブレット端末からも商品内容の確認や保険料
シミュレーション、商品パンフレットの請求が可能です。
また、
「 ご契約のしおり・約款」
( P.33参照)をパソコンで
お客様サービスに関する取り組み
閲覧できる
「 Web約款」など、インターネット上で手軽に
保険商品をご検討いただけるコンテンツを設けています。
さらに、特設サイト
「がん保険がよくわかるサイト」では
医師やファイナンシャルプランナーなどの専門家が、がん
やがん保険についての疑問にわかりやすくお応えするコ
「がん保険がよくわかるサイト」
ご契約者向けサービス
ご契約者様専用サイト
http://www.aflac.co.jp/canet/
ご契約者様専用サイトのサービス内容
● ご契約内容の照会
● インターネット上で手続きが完了するお手続き
●
●
「ご契約者様専用サイト」では、パソコンから手軽にご
契約内容の確認や住所変更、各種手続き書類のお取り寄
せが可能です。また、ご契約者様専用サイトに登録されて
いる対象のお客様に、メールマガジン
「アフラック通信」
を
配信しています。アフラック通信
ご契約者の住所変更
生命保険料控除証明書の再発行依頼
(9月∼翌年3月)
● 書類のお取り寄せ
保険料振替口座の変更
受取人の変更
● ご契約者の改姓
● 商品パンフレットの
請求
●
●
では、マネーや健康に関するお役
立ち情報、生命保険料控除証明書
発送のお知らせ、新商品情報など
をタイムリーにお届けしています。
「ご契約者様専用サイト」
「アフラック通信」
アフラックの現状 2016
37
「お客様の声」を経営に活かす取り組み
「お客様の声」を貴重な経営資源と位置付け、
当社は、お客様から日々お寄せいただくご意見・ご要望、または苦情などの
さまざまな業務の改善、商品・サービスの向上など幅広く経営に反映させる取り組みを進めています。
「お客様の声」
を幅広く把握するための取り組み
当社では、全国に広がる営業拠点をはじめコールセン
け付けた際の対応方法や苦情の再発防止に向けた改善
ターやオフィシャルホームページ、来店型店舗
(P.49参照)
策の重要性を記載しています。また、研修等を通じ
「お客
を含む全国のアソシエイツなどを通じ、日々お客様から
様の声」の速やかな報告と適切な対応の啓発に努めてい
さまざまなお申し出を承っています。また、商品パンフ
ます。
レットや保険証券、
ご契約者向け冊子
「アフラックメール」
さらに、
「 お客様の声」をより的確に分析し、業務の改善
お客様サービスに関する取り組み
(P.33参照)にコールセンターへのフリーダイヤルを明記
につなげるとともに、お申し出をいただいたお客様への
するなど、お客様から当社にお申し出いただきやすい仕
対応や事務処理の適切性を組織的に検証することを目的
組みづくりにも努めています。
として、
「 お客様の声」の収集態勢の強化にも引き続き取
当社は、こうしたお客 様からのお申し出のなかから
り組んでいます。具体的には、コールセンターなど日々お
「苦情」
「 相談・要望」
「 感謝」を
「お客様の声」として、全役
客様からのお申し出を直接受ける部門での
「お客様の声」
職員が常時アクセスできる
「お客様の声」データベースに
の登録に関する研修や正確かつ効率的に
「お客様の声」を
集約し、分類・管理・分析することでさまざまな業務改善
登録するためのシステムの改修を行っています。また、
「お
に役立てています。
客様の声」データベースへの登録漏れを防ぐためのお客
また、お客様の最も身近な存在であるアソシエイツに
様対応記録の事後検証やアソシエイツが受け付けた
「お
対しては
「代 理 店コンプライアンスマニュアル」
( P.60参
客様の声」の適切な管理のため
「 AANET」
( P.52参照)の
照)のなかに
「苦情等管理プログラム」を設け、苦情を受
機能向上などを行っています。
「お客様の声」
の状況
平 成27年 度における
「お 客 様 の声」の 状 況 は、当 社
要望」が81,079件、また、お礼やお褒め等の
「感謝」の声
の業務・商品等に対する不満足の表明である
「苦情」が
は3,726件となりました。
137,356件、当社に業務・商品等の改善を期待する
「相談・
「お客様の声」
の状況
(単位:件、%)
「お客様の声」の内容
苦情
平成27年度
占率
137,356
100.0
新契約関係
加入時の説明や募集行為に関するご不満など
48,528
35.3
収納関係
保険料の入金や保険料の払込方法の変更手続きに関するご不満など
15,523
11.3
保全関係
解約手続きや契約内容変更手続きに関するご不満など
34,184
24.9
保険金・給付金関係
お支払い手続きに関するご不満など
30,214
22.0
その他
アフターサービスや電話対応に関するご不満など
8,907
6.5
相談・要望
感謝
「お客様の声」の合計
81,079
3,726
222,161
(注)
「 お客様の声」データベースには、上記以外にセールス電話停止のご連絡が98,195件、
ダイレクトメール停止のご連絡が953件登録されています
(平成27年度)
。
38
「お客様の声」
に基づく業務改善・サービス向上に向けた取り組み
「お客様の声」の分析を進めた結果、業務の改善が必要
実務的な事項を速やかかつ幅広く審議する
「お客様サー
と判断した場合は、当該業務の主管部が改善に取り組み
ビス推進部会」を設置しています。
ます。特に重要性の高いテーマについては、お客様サービ
さらに、当 社は苦 情 対応に関 する国 際 規 格である
ス推進部の統括担当役員を委員長とする
「お客様サービ
「 ISO10002」
( 品質マネジメント−顧客満足−組 織にお
ス推進委員会」で
「苦情」
「 相談・要望」に基づく改善策や
ける苦情対応のための指 針)に適合した苦情対応マネ
お客様サービスの向上に資するテーマについても積極的
ジメントシステムを構築していることを宣言しています。
に審議する態勢としています。
「お客様サービス推進委員
ISO10002は、お客様満足の向上を実現するために苦情
会」は執行役員以上で構成されており、審議内容は
「経営
対応プロセスを適切に構築し運用することを目的としてお
会議」で報告されるなど、経営陣が率先して
「お客様の声」
り、日本においては
「 JISC
(日本工業標準調査会)
」によっ
を経営に活かす仕組みを構築しています。
て制定されています。当社はこの規格への準拠を維持し
また、
お客様サービス推進委員会の下部組織としてより
つつ、組織的な苦情処理管理態勢の強化に努めています。
「お客様の声」
を経営に活かす仕組み
集約・一元管理
経営への反映
﹁お客様の声﹂
お客様
経営会議
全国の営業拠点
お客様サービス推進委員会
コールセンター
アソシエイツ 等
「お客様の声」
データベース
オフィシャル
ホームページ
お客様サービスに関する取り組み
受付・登録
お客様
対応の
向上
お客様サービス推進部会
各主管部
「お客様の声」の分析
● 業務改善策・サービス向上に関する
施策の検討・実行
●
商品・
サービスの
向上
(平成28年7月1日現在)
■ 高齢のお客様・障がいをお持ちのお客様への対応
日本社会における高齢化が急速に進展するなか、当社では契約期間が長期にわたる生命保険の特性に鑑み、高齢のお客様に
対するより丁寧な対応、身体的・環境的変化に応じた対応を心がけています。また、障がいをお持ちのお客様については、ご事情
に応じた適切な対応に努めています。
こうしたことを踏まえ、当社ではコールセンターのオペレーターに対する
「認知症サポーター研修」を実施しています。また、70
歳以上のお客様を対象に募集時の状況について記録を残す
「高齢者対応実施報告書」を導入しています。
さらに、平成27年10月、当社は業務提携関係にある日本郵便株式会社と新たなお客様サービスに取り組むことを発表しまし
た。これは、同社が有する各家庭への配達ネットワークの強みを活かして当社の高齢のお客様に向けて現況確認を行うサービス
です
(平成28年10月の試行運用の開始を目指しています)
。
■ 住所変更案内サービス
平成28年4月、
ご契約に関する各種案内の不着を事前に防ぐため、日本郵便株式会社が提供する
「住所変更案内サービス」を
導入しました。
お引越し等により当社への住所変更手続きが済んでいない場合、ご契約に関する各種案内がお客様に届かない可能性があり
ます。本サービスを利用することで、当社への住所変更手続きを促す通知を同社からお客様の転居先に送付し、確実にお手続き
していただくよう案内します。これにより、当社はお客様との確実なコンタクトが可能になります。
アフラックの現状 2016
39
お客様からのご意見・ご要望等に基づく改善事例
当社では、お客様から日々お寄せいただくご意見・ご要望等に基づき、業務の改善や商品・サービスの向上に取り組んで
います。主な改善事例は以下のとおりです。
【改善事例1】
【改善事例3】
「給付金デジタル請求サービス」
の開始(P.36参照)
「先進医療給付金」
の病院への直接支払いを開始
お客様の声 給付金の請求手続きを郵送でやり取りするの
は時間がかかるので面倒だ。インターネットで手続きすること
はできないのか?
お客様の声 高額な先進医療を受けたいが、給付金を受け取
るまで、多額の立て替えをするのは不安だ。
改善内容
技術料が全額自己負担となる先進医療のなか
医療保険・医療特約で診断書等の提出が不要
でも、高額となる重粒子線治療や陽子線治療などについて、お
な給付金のご請求を対象に、インターネット上での情報入力
客様の一時的な経済的負担を解消し、安心して治療に専念し
と病院の領収書等の画像を送信いただくことで、請求手続き
ていただけるよう、
「 先進医療給付金」を一部の医療機関*に
改善内容
が完結するサービスを開始しました。これにより、従来の郵送
でのお支払いに比べ、より迅速な給付金のお支払いが可能に
直接支払うサービスを開始しました。
(平成28年4月から実施)
*対象の医療機関については、当社オフィシャルホームページをご覧ください。
なりました。
(平成28年6月から実施)
お客様サービスに関する取り組み
【改善事例4】
【改善事例2 】
「指定代理請求人」
の指定範囲を拡大
を設定する必要性を感じてい
お客様の声 「指定代理請求人」
るが、同居の親族がいない。内縁の妻を指定できるようにしてほ
しい。
お客様の声 クレジットカードで 保 険 料 を支 払いたいが、
カードの有効性を確認するには書類でのやり取りなどが必要
で時間がかかる。すぐに確認できる方法はないのか?
改善内容
お客様がクレジットカード決済代行会社のWeb
より円滑かつ確実な給付金等の請求手続きを
サイトから、ご自身のカードの有効性を確認できるサービスを
行うことができるように、
「 指定代理請求人」の範囲を拡大し
開始しました。これにより、従来のクレジットカード払いでのお
改善内容
ました。今まで親族以外の方は指定できませんでしたが、所
定の要件を満たせば指定できるように変更しました。これによ
り、内縁関係の方や同性パートナーの指定を希望されるお客
様のご要望にもお応えすることができます。また、3親等内の
親族を指定する場合には、同居または生計を一にしている必
要がありましたが、ご家族のライフスタイルに幅広く対応でき
るよう、
これらの要件を撤廃しました。
(平成28年3月から実施)
40
クレジットカードの有効性確認サービスの開始
申込み手続きに比べ、迅速な対応が可能になりました。
(平成27年6月から実施)
お客様満足度調査の実施
当社ではお客様へアンケート調査を実施し、当社の商
保険契約手続き時の満足度(回答数:683人)
品やサービスなどに関する評価やご意見をいただいてい
16.8%
66.9%
15.7%
ます。平成27年度は約5,000人のご契約者を対象に、保
どに関する満足度を確認する調査を行いました。
0.6%
0.1%
満足層 83.7%
険契約時のお手続きや保険金・給付金のご請求手続きな
保険金・給付金請求手続き時の満足度(回答数:246人)
お客様満足度調査の概要
41.1%
調査名: 平成27年度 お客様満足度調査
● 実施時期
:平成27年7月
● 方法
:
郵送
● 対象者
: 当社保険にご加入いただいている契約者
● 配布部数
:5,000部
● 回収部数
:1,166部
(回収率:23.3%)
48.4%
8.1%
●
1.6%
0.8%
満足層 89.4%
非常に満足
まあ満足
どちらとも
いえない
やや不満
非常に不満
契約者懇談会開催の概要
みとして、お客様サービス推進委員会の設置、お客様満足
契約者からのご意見・ご要望などを経営に反映する仕組
度調査の実施などの取り組みを行っています。
お客様サービスに関する取り組み
当社は、契約者懇談会は開催していません。ただし、ご
■ 金融ADR制度
「金融ADR制度」は、お客様が生命保険会社を含む金融
機関との間で十分な話し合いをしても問題の解決がつかな
いようなケースにおいて、裁判ではなく中立・公正な第三者に
かかわってもらいながら迅速・柔軟な解決を図るための制度
です。
【指定紛争解決機関のご連絡先】
一般社団法人生命保険協会 生命保険相談所
所在地:〒100-0005 東京都千代田区丸の内3-4-1 新国際ビル3階
電話:03-3286-2648
受付時間
(土日・祝日・年末年始を除く)9:00∼17:00
ホームページアドレス:http://www.seiho.or.jp/contact/about/
当社は、本制度に基づく指定紛争解決機関として金融庁
から指定を受けた一般社団法人生命保険協会と紛争解決等業務に関する
「手続実施基本契約」を締結し、個々の紛争解決に向
けた対応を行っています。
生命保険協会における苦情・紛争解決手続きの流れ
STEP1
生命保険相談所
における
苦情解決手続き
STEP2
情報提供・説明
苦情申出
相対交渉へのアドバイス
生命保険会社へ解決依頼
STEP2
裁定審査会
における
紛争解決手続き
裁定審査会
における
紛争解決手続き
原則1ヵ月経過後も
解決しない場合
申立内容が認められない場合
裁定申立
適格性の
審査
書面・事情聴取
等による事実確認
審理
裁定
和解案提示
手続き終了
不調
和解成立
※ 審理の結果、事実確認の困難性などの理由から裁判等での解決が妥当であると判断した場合は、
裁定手続きを途中で打ち切ることがあります。
※ 申し立てに係る請求内容については、審理の結果、
和解に至らなかった場合でもその旨の通知を受けた日から1ヵ月以内に訴訟を提起した場合、
裁定審査会が申し
立てを受け付けたときにさかのぼって時効が中断します。
アフラックの現状 2016
41
適切なお支払いのための取り組み
当社では、保険金・給付金等のお支払いは保険会社として最も重要な使命であるとの認識に基づき、適切なお支払い業
務の遂行及び支払管理態勢の強化に取り組んでいます。
適切なお支払いのための態勢
東日本・西日本保険金部
報告
経営会議/役員会議
①入力業務
②支払査定業務
コールセンター
③ 査定時検証
アソシエイツ
④ 査定後検証
異議申立
お客様サービス推進部
審査結果
の通知
⑤ 支払後検証
助言
支払アドバイザリーボード
情報連携
異議申立窓口
保険金等支払審査会
内部監査部
支払管理態勢の
有効性検証
お客様
指示
⑥ 折衝事後検証
(平成28年7月1日現在)
保険金等支払部門における態勢
お客様サービスに関する取り組み
お客様からご送付いただいた保険金・給付金等の請求
定後検証)
。
書類は、画像データ化し、入力センターへ伝送していま
さらに、高度な判断を要した案件については、保険金・
す。入力センターでは、画像データごとに2人の担当者が
給付金等のお支払い手続きの後に、お支払いの査定品質
それぞれ情報を入力します
(①入力業務)。2人の入力内
向上にかかわる企画・運営を担う
「支払管理室」が検証し
容が一致すると、次工程に流れる仕組みとなっています。
ています
(⑤支払後検証)。
その後、保険金等支払部門
(東日本保険金部及び西日
また、お支払い対象外と判断した案件については、一定
本保険金部)の査定担当者が、お支払いの可否を判断して
の決裁権限を有する査定担当者2人の判断が一致するこ
います
(②支払査定業務)。支払査定の結果、入力内容の
とを要するルールとするとともに、折衝
(お支払い対象外
修正が必要になった場合には、査定担当者が入力内容を
である旨をお客様にお伝えすること)後に、一定の決裁権
修正し、査定担当者とは別の専任担当者が修正内容の妥
限を有する検証者が改めて判断の妥当性や事務手続き
当性及び正確性を検証しています
(③査定時検証)。
の適切性について検証することにしています
(⑥折衝事後
これに加え、お支払い手続きの前に、査定が完結したす
検証)。
べてのご請求案件を対象として査定担当者とは別の専任
当社ではこうした検証プロセスにより、お支払い業務の
担当者が支払査定結果の妥当性を検証しています
(④査
正確性の向上に努めています。
保険金等支払部門以外における態勢
保険金等支払部門で適切なお支払いに取り組むととも
け付ける専用のフリーダイヤルを設け、保険金等支払部
に、その適切性を検証し、お支払い業務の正確性を確保す
門から独立した苦情管理の主管部であるお客様サービス
べく、苦情管理の主管部や監査部門、社外の専門的見地
推進部で対応しています。
からの意見等を取り入れる仕組みを構築しています。
異議申立窓口
保険金等支払部門による支払査定結果にご納得いた
だけないケースについては、お客様からの異議申立を受
42
異議申立窓口:0120-386-532(通話料無料)
受付時間 月∼金曜日
(祝日を除く)
9:00∼17:00
※音声ガイダンスでご案内し、
お問い合わせ内容によって担当者におつなぎします。
保険金等支払審査会
(弁護士、大学教授、ファイナンシャルプランナーなど)を
保険金等支払部門による支払査定結果に関するお客
委員とした
「支払アドバイザリーボード」を開催しています
様からの苦情については、支払査定結果の判断ならびに
(原則、四半期に1度開催)。
お客様対応の適切性を審査するため、
「 保険金等支払審
内部監査部
査会」を開催しています
(原則、週1回開催)
。
日本社の経営活動及び業務活動全般を独立的かつ客
支払アドバイザリーボード
観的な立場でモニタリングする内部監査部内に、保険金
保険金等支払部門の適切な業務運営を確保すべく、保
等支払業務に精通した監査人を配し、支払管理態勢の有
険金等支払部門から独立した視点で客観的に支払管理
効性を検証しています。
態勢の適切性を検証するための機関として、社外有識者
保険金・給付金のお支払い状況
19,865件)でした。なお、保険金・給付金のお支払い状
は、230万7,318件となりました。
況については、オフィシャルホームページ
(http://www.
一方、お客様から保険金・給付金のご請求をいただい
aflac.co.jp/corp/report/payment/)
で継続的に開示し
たものの、お支払い事由に該当しなかった件数
(お支払
ています。
お客様サービスに関する取り組み
平成27年度における保険金・給付金のお支払い件数
い非該当件数)は、20,101件
(うち保険金236件、給付金
お支払いの状況
(保険金・給付金の合計)
(単位:件)
平成27年度
区分
平成
26年度
給付金
合計
保険金
合計
死亡給付金 入院給付金 手術給付金 障害給付金
その他
19,470
20,101
236
19,865
36
10,018
4,056
ー
5,755
1
6
ー
6
ー
4
1
ー
1
不法取得目的無効
ー
ー
ー
ー
ー
ー
ー
ー
ー
告知義務違反解除
2,121
2,732
39
2,693
ー
1,176
799
ー
718
重大事由解除
13
9
ー
9
ー
3
2
ー
4
免責事由該当
54
52
2
50
1
39
9
ー
1
17,281
17,302
195
17,107
35
8,796
3,245
ー
5,031
ー
ー
ー
ー
ー
ー
ー
ー
ー
23,164 1,104,487
597,049
26
514,217
お支払い非該当件数
詐欺取消
お支払い事由非該当
その他
お支払い件数
2,194,525 2,307,318
68,375 2,238,943
(注)一般社団法人生命保険協会策定の統一基準で算出しています。
用語説明
お支払い非該当事由
内容
詐欺取消
保険契約の締結・復活に際して、詐欺の行為があった場合、契約は取消となります。
不法取得目的無効
保険金・給付金を不法に取得する目的で保険契約が締結・復活された場合、契約は無効となります。
告知義務違反解除
保険契約の締結・復活に際して、告知いただいた内容が事実と異なる場合、契約を解除することがあります。
重大事由解除
保険金・給付金を詐取する目的で事故を起こすなどの事由があった場合、保険契約を解除することがあります。
免責事由該当
免責期間中の自殺、契約者・被保険者・受取人の故意など、約款に規定する免責事由に該当するものです。
支払事由非該当
責任開始日前発病、がん保険における対象外疾病など、約款に規定するお支払い要件に該当しないものです。
アフラックの現状 2016
43
保険金・給付金をお支払いする場合、お支払いできない場合の事例
以下は、保険金・給付金をお支払いする場合、またはお支払いできない場合についての代表的な事例です
(ご契約の保険種類・
ご加入の時期によっては取り扱いが異なる場合がありますので、実際のご契約での取り扱いに関しては、
「 ご契約のしおり・約款」
にて必ずご確認ください。また、以下の事例に記載している内容以外に認められる事実関係によっても、取り扱いに違いが生じ
ることがあります)
。
なお、本内容については、当社オフィシャルホームページ
(http://www.aflac.co.jp/keiyaku/seikyu/guideline.html)やご
請求に関する事柄をまとめた冊子
「給付金等のお支払いについて」
( P.34参照)にも掲載しています。
【事例1】がん保険
(主契約)の対象疾病
お支払い
する場合
【事例3】がん保険
(主契約)の入院給付金
お支払い
する場合
「前立腺がん」と
「糖尿病」を患っている方が、
「前
立腺がん」
の全摘出術を目的として入院した場合
(ただし、一回の入院で
「糖尿病」のインスリン治
療後に
「前立腺がん」の全摘出術を行った場合、
「前立腺がん」の治療に関する期間の入院のみお
支払い対象となります)
お支払い
できない場合
「前立腺がん」と
「糖尿病」を患っている方が、
「糖
尿病」のインスリン治療を目的として入院した場
合や、
「 前立腺がん」の全摘出術を行うために必
要となった
「糖尿病」のインスリン治療を目的と
して入院した場合
「子宮頚がんⅠ期」と診断され、治療を開始した
場合
お支払い
「子宮頚部上皮内がん」と診断され、治療を開始
できない場合 した場合
[ 解説 ]がん保険
(主契約)の対象となる
「がん」とは、厚生労働省
お客様サービスに関する取り組み
大臣官房統計情報部編
「疾病、傷害および死因統計分類
提要 ICD-10
(2013年版)準拠」において
「悪性新生物」
に分類されている疾病をいいます。上記資料における分
類に該当するか否かの判断においては、WHO
(世界保健
機関)の下部組織である
「国際がん研究機関
(IARC)
」が
出版する刊行物を参考にしています。悪性新生物以外の
疾病は、がん保険
(主契約)のお支払い対象とはなりませ
ん。ただし、
〈 生きるためのがん保険Days〉
〈 生きるため
のがん 保 険Daysプラス〉
〈 新 生きるためのがん 保 険
Days〉
〈 新 生きるためのがん保険Daysプラス〉
〈 生きる
ためのがん保険 寄りそうDays〉は、
「 悪性新生物」のほ
かに
「上皮内新生物」を保障対象とするがん保険であり、
上記事例のいずれも保障対象です
(ただし、診断給付金
の保障がある場合、上皮内新生物の診断給付金額は、悪
性新生物の診断給付金額の1/10となります)
。また、特
約を付加している場合は、当該特約の保障対象となるこ
とがあります。
【事例2 】がん保険
(主契約)の責任開始日の前日以前に
「がん」
と診断確定されていた場合
(〈 生きるためのがん保険
寄りそうDays 〉
は除く)
お支払い
する場合
責任開始日以後に診断確定された
「肺がん」によ
り入院した場合
お支払い
できない場合
ご契約加入の1ヵ月後
(責任開始日前の待ち期
間中)に診断確定された
「肺がん」により入院し
た場合
[ 解説 ]被保険者が、告知前または告知のときからその被保険者
の責任開始日の前日以前に
「がん」と診断確定されてい
た場合、
ご契約者及びすべての被保険者がその事実を知
っているかいないかにかかわらず、ご契約は無効となり、
給付金等はお支払いできません。
[ 解説 ]がん保険の入院給付金は、責任開始日以降に診断確定さ
れた
「がん」
の治療を直接の目的とした入院であることを
お支払いの対象と定めています。従って、入院している場
合であっても、以下に該当する期間はがん保険の入院給
付金をお支払いできません。
●
がん以外の疾病の治療を直接の目的として入院した
期間
●
がんの治療を行う前提として、がん以外の疾病の治療
を行った期間
【事例4】医療保険
(引受基準緩和型を除く)
/医療特約の責任
開始期前に発病した場合
お支払い
する場合
責任開始期以後に発病した
「椎間板ヘルニア」に
より入院した場合
お支払い
できない場合
責任開始期前から治療を受けていた
「椎間板ヘル
ニア」
が、
ご契約加入後に悪化し入院した場合
[ 解説 ]入院給付金等は、
ご契約
(特約)
の責任開始期以後に発病
した疾病または発生した不慮の事故による傷害を原因と
する場合をお支払いの対象と定めています。従って、責任
開始期前に発病した疾病や責任開始期前の事故を原因
とする場合には、お支払いできません。なお、責任開始期
から一定期間経過後は責任開始期前の疾病や事故を原
因とするものでも、
お支払いする場合があります。
保険金・給付金をご請求されるお客様において、がんの定義などについてご不明な点がある場合、または当社の保険金・給付金のお支払
いに関する判断基準となる、厚生労働省、WHO等の国際機関の資料を確認されたい場合は、アフラック保険金部
(0120-555-877)まで
ご連絡ください。
44
医療・介護に関するご契約者向けサービス
当社は、医療・介護に関するご相談や情報提供、インターネットによる医療機関・介護施設の検索など、ご契約者及びそ
のご家族の方々にご利用いただける幅広いサービスを提供しており、当社オフィシャルホームページでも紹介しています。
http://www.aflac.co.jp/ikiru/service/
医療に関するサービス
アフラック
健康医療相談サービス
アフラック こどものための
健康医療相談サービス
アフラック 女性のための
医療情報サービス
0120-588-033
0120-296-505
0120-86-2013
年中無休/24時間受付
年中無休/24時間受付
年中無休/24時間受付
健康や医療に関するご相談に看護師などの医
療専門スタッフがお応えするサービスです。気に
なる身体の症状や治療のご相談にも応じます。
アレルギーや喘息、気になる症状など、お子様
の健康・医療に関するご相談に看護師などの医
療専門スタッフがお応えするサービスです。予
防接種やお子様の発育に対する不安に関するご
相談も可能です。
女性特有の病気に関するご相談に女性の医療
専門スタッフがお応えするサービスです。また、
女医のいる産婦人科など全国の医療機関に関
する情報提供も行っています。
提供:株式会社ウェルネス 医療情報センター
提供:株式会社ウェルネス 医療情報センター
提供:株式会社ウェルネス 医療情報センター
人間ドック・検診に関するサービス
介護に関するサービス
アフラック PET検診予約サービス
アフラック 介護情報サービス
0120-506-882
0120-324-703
0120-786-506
月∼金曜日
(祝日・8/12∼16、12/29∼1/5を除く)
9:30∼17:30
月∼金曜日
(祝日・8/12∼16、12/29∼1/5を除く)
9:30∼17:30
月∼金曜日
(祝日・8/12∼17、12/29∼1/5を除く)
9:30∼17:30
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お申込みから予約確認までを代行するサービス
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PET
( 陽電子放射断層撮影装置)検診が 可能な
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提供:株式会社ウェルネス 医療情報センター
公的介護保険制度の詳細やホームヘルパーの
依 頼 先など、介護に関するご 相談に専門のス
タッフがお応えするサービスです。各種介護サー
ビス会社・施設などもご紹介します。
お客様サービスに関する取り組み
アフラック 人間ドック予約サービス
提供:株式会社ウェルネス 医療情報センター
ご契約者に限らずどなたでもご利用いただけるサービス
がん電話相談
先進医療サーチ
03-5531-0110
http://senshin-search.net/
月∼木曜日
(祝日を除く)
11:00∼15:00
先進医療の制度や技術概要、実施医療機
関を掲載しているサイトです。技術名や部
位別・がんの分類から検索することがで
きます。
がんの悩みや疑問に専任カウンセラーが
お応えします。また、一部のご相談につい
ては、がん研有明病院の専門医が回答し
ます。
提供:株式会社法研
協力:がん研究会有明病院/産経新聞社
医療機関検索
こどものための医療機関検索
介護サービス機関検索
http://www.wellness.co.jp/aflac/asp/
http://www.wellness.co.jp/aflac/cs/
全国の医療機関
(病院・診療所・歯科診療所)
に関する情報データベースです。開業医など
の医療機関を地域別に簡単に検索できるほ
か、検索結果から医療機関一覧リストを出力
することもできます。
小児専門医療機関や休日・夜間でも対応可能
な診療所を地域別に簡単に検索できるサー
ビスです。検索結果から医療機関一覧リスト
を出力することもできます。
http://www.wellness.co.jp/aflac/
asp/?type=7
全国の介護施設・在宅サービス事業者等を地
域別に検索できるサービスです。
提供:株式会社ウェルネス
提供:株式会社ウェルネス
提供:株式会社ウェルネス
※本ページには、サービス
(平成28年7月1日現在)
の一部を記載しています。サービス内容については、予告なしに変更する場合があります。
アフラックの現状 2016
45
ディスクロージャー
(情報開示)
当社では、経営方針や財務内容などについて、お客様のご理解をより一層深めていただくため、積極的なディスクロー
ジャー
(情報開示)に努めています。今後もさまざまな媒体や方法を通じて、適切かつタイムリーなディスクロージャーを推
進していきます。
経営全般に関する資料
お客様サービスに関する取り組み
アフラックの現状
カンパニープロフィール
保険業法第199条において準用
する第111条に基づき制作してい
るディスクロージャー誌
当社の特長をわかりやすくまとめ
た会社案内資料
業績のご報告
(決算報告・上半期業績報告)
年度及び上半期
(4∼9月)の主要
業績を平易に解説した資料
Aflac Incorporated
年次報告書*
米国会計基準による日米Aflac及び
持株会社の事業報告書
オフィシャルホームページ
オフィシャルホームページでも、決算報告をはじめとした重要な経営情報
の開示を適宜行っています。
また、
お客様にお知らせしたい各種情報やニュー
スリリース、お手続きのご案内なども掲載しています。
アフラックのCSV経営
当社の経営コンセプトである
「CSV
経営」
を歴史とともに解説した冊子
アフラックオフィシャルホームページ
http://www.aflac.co.jp/
■ アフラックのSNS
(ソーシャル・ネットワーキング・サービス)
当社は
「 Facebookページ」
や
「LINE公式アカウント」
を開設し、
お客様に幅広い情
報をお届けしています。最新のテレビCMや新商品情報、社会貢献活動に関するレ
ポートなどSNSならではのタイムリーな情報をご覧いただけます。
LINEでは、期間限定でキャラクタースタンプの配信も実施しています。
Facebookページ
https://www.facebook.com/aflac.co.jp
LINE
公式アカウントから
「アフラック」で検索
*Aflac Incorporatedの年次報告書、有価証券報告書は、EDINET(有価証券報告書等の開示書類を閲覧するサイト〈 http://disclosure.edinet-fsa.go.jp/〉
)
で閲覧できます。
46
アフラックの営業体制
アフラックの営業体制
営業体制 ............................................................................ 48
業務提携 ............................................................................ 50
研修・教育体制 .................................................................. 52
商品開発 ............................................................................ 54
アフラックの現状 2016
47
営業体制
販売体制
昭和49年11月、当社は日本で
販売体制図
お客様
初めて
〈がん保険〉を発売し、日本
での営業を開始しました。また、
創 業 時から販 売チャネルとして
アソシエイツ
「アソシエイツ
(販売代理店)
制度」
(13,247店)
日本郵政グループ
第一生命
提携金融機関
日本郵便
かんぽ生命
大同生命
を採用し、その販売網を全国に拡
アフラック
(88営業部・支社)
大してきました。それに伴い、全
(平成27年度末)
都道 府県に営業部・支 社を設置
し、お客様に最も身近な存在であるアソシエイツを全面
式会社、株式会社かんぽ生命保険)及び大同生命保険株
的にサポートする体制を整えています。
式会社と業務提携を行うことで、
より多くのお客様に当社
その後、平成12年には第一生命保険相互会社
(現 第一
商品
(がん保険)
をご案内できる体制を構築しています。
生命保険株式会社)と業務提携を行い、平成19年には郵
また、提携金融機関による保険販売も積極的に推進
便局株式会社
(現 日本郵便株式会社)、さらに平成25年
しており、幅広い層のお客様に当社の商品を提供してい
には日本郵政グループ
(日本郵政株式会社、日本郵便株
ます。
当社は創業以来、独自の販売チャネルとして
「アソシエ
イツ制度」を採用しています。仲間を意味する
「アソシエ
イツ」は、文字通り当社の重要なビジネスパートナーであ
り、お客様にとって最も身近な保険の相談相手として、保
保険のご案内
お客様
アフラックの営業体制
アソシエイツ制度
アソシエイツ
保険のお申込み
業務委託契約
保障の提供
(保険金等のお支払い)
アフラック
険全般に関する有益な情報提供や付加価値の高いご提
案を行うとともに、幅広いご相談や新規契約の諸手続き、
保険料のお支払い
契約内容のメンテナンス、給付に関する手続き等を行っ
アソシエイツの内訳
ています。
平 成27年 度 末 現 在、全 国 のアソシエイツの 総 数 は
系列法人
1,913店(294) *1
13,247店
(うち系列法人アソシエイツ 1,913店、独立法
人アソシエイツ*2 5,126店、個人アソシエイツ*3 6,208店)
となっています。 *4
なお、アソシエイツのうち、当社専属アソシエイツ は
6,834店
(占率51.6%)
、うち個人アソシエイツは5,319店
個人
6,208店
(5,319)
アソシエイツの
合計
13,247店
独立法人 5,126店
(1,221)
平成27年度末
となっています。
*1. 系列法人アソシエイツ:特定の団体
(組織)と人的・資本的関係があり、かつ法
人格を有しているアソシエイツ
*2. 独立法人アソシエイツ:特定の団体
(組織)と人的・資本的関係がなく、かつ法
人格を有しているアソシエイツ
*3. 個人アソシエイツ :法人格を有していないアソシエイツ
*4. 当社専属アソシエイツ:生命保険代理店業務において、当社のみと業務委託
契約を締結しているアソシエイツ
48
( )内は専属アソシエイツ数(店)
(注)アソシエイツ数には、提携金融機関
(370)
及び日本郵便
(1)
が含まれています
(第一生命、かんぽ生命及び大同生命は含まれていません)。
アフラックの来店型店舗
なお、当社オフィシャルホームページで全国の来店型
「身近な場所で手軽に保険の相談をしたい」というお客
店舗の検索ができるほか、お客様のご都合に応じた保険
様のご要望にお応えするため、
アフラックでは来店型店舗
相談の予約も可能です。
として、都市部を中心とした
「よくわかる!ほけん案内」
(ア
フラック直営店を含む)及び全国各地に
「アフラックサー
ビスショップ」を展開しています。全国451店
(平成27年
「よくわかる!ほけん案内」
の
店舗
度末時点)
にのぼるこれらの来店型店舗では、保険をじっ
くり考えたいお客様に十分なコンサルティングでお応えす
る体制を整えており、
フェース・トゥ・フェースによる保険相
談をはじめ、給付金請求書類の受付などの各種手続きを
含めた保険全般に関するサービスを提供しています。
■ アフラック全国アソシエイツ会
アフラックの営業体制
平成元年、アソシエイツの社会的・経済的使命の実現と経営の質的向上を図ることを目的として、
「アフラック全国アソシエイ
ツ会」が設立されました
(平成27年度末会員数:7,771店)。
本会では、
アソシエイツの自主的な運営のもと
「研修事業」
「 社会貢献事業」
「広
報・親睦事業」
「 共済事業」の4つの基本事業を柱に全国の各地区会と連携し、さ
まざまな活動を行っています。
研修事業の中核である
「 A&Aコミュニケーション活動」では、各アソシエイツ
が自発的にチームを結成し、さまざまな課題を解決しながら、お客様サービスの
向上、営業ノウハウの蓄積、業務の効率化及び改善に取り組んでいます。毎年、各
地区で選抜されたアソシエイツが活動成果を発表する全国発表大会を開催し、
第26回A&Aコミュニケーション活動 全国発表大会
アソシエイツ相互のノウハウ共有の場ともなっています。
社会貢献事業においては、
「アフラック・キッズサポートシステム」
( P.15参照)を通じて
「アフ
ラックペアレンツハウス」や当社と共同で立ち上げた
「アフラック小児がん経験者・がん遺児奨
学金制度」への寄付・募金活動を継続的に行っています。また、阪神淡路大震災をきっかけに開
始した
「バレンタイン献血」や
「地域ボランティア活動」
「ゴールドリボン運動」など、全国各地で
さまざまな活動に取り組んでいます。
このほか、会員相互の情報交換を図るための活動や福利厚生を目的とした事業推進なども
バレンタイン献血
行っています。
アフラックの現状 2016
49
業務提携
第一生命保険株式会社
平成12年9月、当社と第一生命保険相互会社
(現 第一
現在、約4万人にの
生命保険株式会社)は、
「第一分野と第三分野の最強の
ぼる
「生 涯設 計デザ
パートナーシップ」
を形成すべく、業務提携に合意しました。
イナー」が、当社のが
今年で16年目を迎える本提携は、両社のそれぞれの
ん保険をご案内して
強みを最大限に活かして、幅広いお客様ニーズに対応し
おり、お客様一人ひとりの生涯設計に合わせた付加価値
ています。
の高い提案を行っています。
日本郵政グループ
アフラックの営業体制
平成19年11月、当社は郵便局株式会社
(現 日本郵便
これに伴い、全国
株式会社)からがん保険の商品供給会社に選定され、翌
の当社支社では、郵
年10月から全国300局の郵便局でがん保険の販売を開
便局やかんぽ生命の
始しました。さらに、平成25年7月には、日本郵政株式会
要望に応じた各種研
社と業務提携に合意し、日本郵政グループとの連携がス
修を実施する体制を整備しており、商品・事務知識、コン
タートしました。その後、取扱局を段階的に拡大し、平成
プライアンスはもちろん、お客様へのアプローチ話法な
27年7月から全国約2万局の郵便局で当社のがん保険が
ど、販売スキルのさらなる向上を目的とした研修を実施し
販売されています。
ています。
また、株式会社かんぽ生命保険においても、平成26年
また、郵便局を訪れたお客様へのがん啓発を目的に
7月から全国の支店でがん保険の販売を開始しています。
「がんを知る展」を開催しています。
大同生命保険株式会社
平成25年9月、当社と大同生命保険株式会社は、
「法
ん保険をご案内して
人会におけるがん保険販売に関する業務提携」を開始す
います。全国の当社
ることで合意し、同年12月から販売を開始しました。法
支社では、商品・事務
人会が存在しない近畿2府4県を除く全国約3,100人
(平
知識や販売スキルの
成27年度末時点)の同社営業職員が、法人会の福利厚生
向上を目的とした研修を定期的に行っています。
制度推進員として、法人会の会員企業の皆様に当社のが
■ 法人会における当社の取り組み
法人会は、戦後、正しい税知識の理解・普及を進め、自主申告納税制度の定着に協力すべく、企業のなか
から自発的に組織された団体です。各地で設立された法人会は、その後、全国的な広がりをみせ、昭和29
年には全国を束ねる全国法人会総連合
(現 公益財団法人全国法人会総連合)が組織されました。今では、
全国で約80万社
(平成27年12月末現在)
が加入する日本有数の公益団体となっています。
昭和58年、法人会の福利厚生制度に当社のがん保険が採用され、会員企業の役員や従業員であれば、
お一人からでも集団取扱料率でがん保険にご加入いただけるようになりました。なお、現在は当社受託の
法人会福利厚生制度として、がん保険だけでなく、医療保険や介護保険、死亡保険も推進されています。
50
金融機関
平成19年12月の銀行等金融機関に
よる保険窓販全面解禁以降、当社の主
力商品であるがん保険や医療保険など
の販売が可能となり、金融機関による
当社商品の販売が拡大しました。
また、平成20年4月には当社のがん
保険及び医療保険が、一般社団法人全
提携金融機関数
国信用金庫協会
(全信協)による
「業界制度商品」に認定
なお、提携金融機関専
されたことで、全国の信用金庫との販売提携も急速に広
用のコールセンター
「窓販
がりました。平成27年度末現在、提携金融機関は370に
ヘルプデスク」は、アライ
都市銀行
のぼり、
その支店数は約2万店に達しています。
アンスサポートセンター
信託銀行
2
64
これらの支店へのがん保険や医療保険を中心とした商
が管轄し、お客様へのス
地方銀行
品内容の研修やコンプライアンス研修などは
「金融法人
ムーズ な 対 応 を バック
営業部」
及び
「金融法人支社
(全国17支社)
」
で対応してい
アップする体制を整えて
ます。
います。
信託銀行
信用金庫
地方銀行
その他金融機関
5
第二地方銀行
信用金庫
41
242
その他金融機関
合計
16
370
アフラックの営業体制
第二地方銀行
アフラック
全国の金融機関
お客様
都市銀行
提携
金融機関数
(平成27年度末)
窓販ヘルプデスク
金融法人営業部/金融法人支社(全国17支社)
金融法人営業推進部/金融法人業務企画部
(平成27年度末)
■ アライアンスサポートセンター
「アライアンスサポートセンター」は、当社商品に関するお客様からのお問い合わせについて、業務提携先の販売担当者がス
ピーディーにお答えできるようサポートすることを目的とした提携先専用のコールセンターです。
提携先の販売実績の拡大に伴い、帳票の記入方法や商品内容の詳細など販売担当者からの問い合わせ内容は多岐にわたっ
ており、平成27年度は年間35万件超のお問い合わせが寄せられました。なお、災害対策強化の観点から東京都
(調布市)に加
え、兵庫県
(神戸市)
にも同様のコールセンターを設けています。
アフラックの現状 2016
51
研修・教育体制
アソシエイツ向け研修・教育体制
当社では、業界共通で求められる保険に関する知識は
また、アソシエイツの営業活動を支援するツールとし
もちろんのこと、アソシエイツがお客様から信頼され、期
て、当社独自の情報支援システム
「 AANET」を提供して
待に沿ったご提案ができるようコンサルティングスキル
います。AANETでは、タイムリーなトピックスや周知徹
やがん・医療に関する知識習得のためのオリジナルプロ
底が必要な情報などを迅速に伝えることができるほか、
グラムを提供しています。本プログラムでは、アソシエイ
募集に必要なガイドラインやマニュアルなどを集約して
ツの特性・成長レベルに応じて、さまざまな形態での研修
おり、アソシエイツが必要なときに閲覧できる仕組みと
を行っています。
なっています。
研修体系
知識
継続教育制度
コンプライアンス
全アソシエイツの
受講必須
がん・医療知識
オリジナル
プログラム
スキル
募集活動開始
登録後研修
一般課程試験
登録前研修
業界共通
公的保障等周辺知識
I
Tツール
アソシエイツの
特性・成長レベルに
応じて実施
アフラックの営業体制
コンサルティング
(平成28年7月1日現在)
研修
アソシエイツの特性・成長レベルによって、全国の営業部・支社の社員による研修を定期的に行っ
ています。また、全国規模の研修会や専門講師による研修等を開催するなど、より高度な知識・スキ
ルの習得を支援しています。
情報提供
(アフラックニュース/アソシエイツサテライトニュース)
毎月1回、アソシエイツ向け情報誌
「アフラックニュース」の発行や
「アソシエイツサテライトニュース」を
動画配信しています。
全国のアソシエイツのインタビューやがん・医療・公的保障に関する情報、コンプライアンスに関する情
報などアソシエイツの知識向上に必要な情報を提供しています。
AANET
( 情報支援システム)
当社からの周知徹底が必要な情報などをタイムリーに配信しているほか、保険募集に関
するガイドラインや商品情報・契約事務取扱に関するマニュアルを集約して掲載し、アソシ
エイツの日々の営業活動をITの面でサポートしています。
デジタル保険ナビ
保険販売における情報提供やさまざまなご提案を行うことができる
ツールです。パンフレットやチラシ、統計データなど必要な情報を検索してお客様に提示す
ることができます。
みらいシミュレーター
「 AANET」のトップ画面
お客様のご要望を踏まえた保険設計をわかりやすく提案することが
できるツールです。また、
お客様の収支状況や家族構成に応じたコンサルティングなど総合的な保障提案を行うことができます。
デジモ
紙の申込書に代わって電子データで契約申込みを行うことができるツールです。平成28年5月には、必要書類のペー
パーレス化や印鑑を必要としない口座設定手続きを開始するなどお客様の利便性向上に努めています。
52
金融機関向け研修体制
当社の保険商品を取り扱う金融機関に対しても、金融
「お客様への声かけ」
「 商品内容」
「 成約事例」
「 保障の見直
機関の特性やニーズに応じた研修体系を整備していま
し」などのメニューから課題にマッチしたプログラムを選
す。具体的には、社会保障制度の解説やライフスタイルに
択できるスタイルになっています。
合ったお客様へのご提案など多様な研修プログラムを用
このほか、商品の特徴を理解するための
「テーマ別研
意しています。これらのプログラムは、ロールプレイング
修」などのプログラムもあり、平成27年度の研修実施回
を組み合わせることで、お客様にとってより理解しやすい
数は、全国の金融機関で71,000回を超えています。
提案方法の習得を目指す内容となっています。
日頃取り扱っている預金を切り口として、預金と保険の組
み合わせで
「総合的な備え」を提案するワンストップサー
ビスの実現をサポートしています。
また、
「セミ・オーダー式研修」は、同じ金融機関でも保
研修体系
登録後研修
そのうち、
「 総合的な保障提案研修」では、金融機関が
フォローアップ研修
セミ・オーダー式研修
● テーマ別研修 など
●
●
●
●
●
継続教育制度
●
商品導入研修
総合的な保障提案研修
第三分野保障見直し提案研修
険窓販担当者によって異なる個々の課題や悩みに応じて、
(平成28年7月1日現在)
アフラックの営業体制
■ 窓販アフラックニュース
金融機関向け情報誌として、
「 窓販アフラックニュース」を年2回発行しています。
保険販売の意義や販売手法について、金融機関の保険窓販担当者へのインタビュー記事やがん・医療
に関する情報、保険業務に関するコンプライアンスの事例などをお届けしています。
アフラックの現状 2016
53
商品開発
がん保険
〈新 生きるためのがん保険Days〉
(がん経験者向け商品)
〈生きるためのがん保険 寄りそうDays〉
最新のがん治療環境を背景に
過去にがんを経験された方に
開発した、あらゆる世代のニーズ
もご加入いただける新しいがん
にお応えできるがん保険です。
保険です。これまでのがん保険
がんの三大治療
(手術・放射線
は、がんを経験されたお客様に
治療・抗がん剤治療)に対する保
はご加入いただくことができま
障を全プランに組み込んでいる
せんでしたが、この商品は満20
ほか、増加傾向にある通院や先
∼85歳のお客様で、がんの治療
進医療への手厚い保障など、最
新のがん治療に幅広く備えるこ
を受けた最後の日から5年以上
(平成26年9月発売)
とができます。
経過していることなど、所定の条
(平成28年3月発売)
件を満たせばお申込みいただけます。
入院・通院の手厚い保障や三大治療の保障、先進医療
〈新 生きるためのがん保険Days 〉の特長
がんの
“三大治療 ”
をすべてのプランで保障
通院とがん先進医療を手厚く保障
●
「診断給付金複数回支払特約」の付加が可能
● 販売プランの拡充と加入しやすい保険料設定
●
●
の保障を通じ、最新のがん治療に備えることが可能です。
これにより、再発・転移した場合や新たにがんに罹患され
アフラックの営業体制
た場合など、がん経験者の方ならではのご不安やご心配
に幅広くお応えします。
(既契約者専用商品)
〈新 生きるためのがん保険Daysプラス〉
すでに当社のがん保険にご加入いただいているお客様
を対象にしたがん保険です。
〈新 生きるためのがん保険
Days〉の特長である通院や抗がん剤治療などの最新の
保障を手軽な保険料で備えることができます。
〈 生きるためのがん保険 寄りそうDays 〉の特長
過去にがんを経験された方でも、所定の条件を満たせば
加入が可能
● 再発・転移、
新たながんの罹患にかかわらず、がん治療を
保障
● 三大治療を保障するなど、
最新のがん治療に幅広く対応
●
医療保険
〈ちゃんと応える医療保険EVER 〉
〈ちゃんと応える医療保険 やさしいEVER 〉
(引受基準緩和型商品)
入 院日数の 短 期 化など医 療
健康に不安がある方にもご加
環境の変化に対応した医療保険
入いただきやすい引受基準緩和
です。
型の医療保険です。
三大疾病
( がん・急性 心 筋 梗
平成28年3月に発売したこの
塞・脳卒中)を手厚く保障する特
商品は、三大疾病に対する保障
約も付加でき、重い病気になっ
の強化や通院の保障範囲の拡大
た際の高額な治療費に備えるこ
など、従 来商品と比べより手厚
とができます。
(平成25年8月発売)
い保障内容となっています。
(平成28年3月発売)
〈ちゃんと応える医療保険EVER 〉
の特長
5日未満の入院でも
「一律5日分」をお支払い
● 退院後の通院保障に加え、
入院前の通院も保障*
● 若年層を中心に手軽な保険料を実現
● 三大疾病などの重い病気に対する一時金
(複数回支払い)
・
保険料払込免除・長期入院の各種特約の付加が可能
●
* 通院保障ありプランの場合
〈ちゃんと応える医療保険 やさしいEVER 〉
の特長
持病・既往症がある方、通院中の方なども加入しやすい
退院後の通院保障に加え、入院前の通院も保障*
● 中高齢層の保険料を従来商品より低廉化
● 三大疾病などの重い病気に対する一時金
(複数回支払い)
・
保険料払込免除の各種特約の付加が可能
●
●
* 通院保障ありプランの場合
54
就労所得保障保険
〈病気やケガで働けなくなったときの 給与サポート保険〉
当社はこれまで、
がん保険や
病気やケガで働けなくなった
医療保険を中心に病気やケガの
「治療」に対する経済的
際、毎月のお給料のように給付金
保障の提供に注力してきましたが、
お客様の不測の事態へ
を受け取ることにより、収入減少
のさらなる備えとして、平成28年7月から同商品を発売し
に伴うさまざまな経済的困難を
ます。がん保険や医療保険ではカバーしきれない
「収入減
軽減することができる商品です。
少」に対する保障を提供することで、お客様の病気やケガ
入院または所定の在宅療養で
に対する不安をトータルでサポートできるようになります。
働けない場合*を保障します。ま
〈病気やケガで働けなくなったときの 給与サポート保険〉の特長
た、働けなくなったときの公的保
病気やケガで働けない場合*、毎月のお給料のように給付金
をお支払い
● 入院中または所定の在宅療養で働けない場合*を保障
● 働けなくなったときの公的保障を踏まえ、
「短期回復支援給付
金」
と
「長期療養支援給付金」
の保障額をそれぞれ設定可能
●
障
(傷病手当金、障害年金など)
(平成28年7月発売)
を踏まえ、
「 短期回復支援給付金」と
「長期療養支援給付
金」の保障額をそれぞれ1万円単位で設定でき、無駄のな
* 所定の就労困難状態に該当している場合
(精神障害や妊娠・出産などを原因とする場
合を除く)
い保障を準備することが可能です。
長期療養支援
給付金の
お支払いが
なかったとき
最初の6回分は就労困難状態*1の継続の
短期回復支援給付金 6回分合計60万円 有無にかかわらず生存していればお支払い
病気・ケガなどで
働けない状態に
就労困難状態*1の継続を条件にお支払い
1回目∼6回目
60日継続
7回目∼17回目
短期保障
短期回復支援給付金
10 万円
月額
収入の
減少分を
カバー
収入の
減少分を
カバー
健康時の収入
就労困難
状態 *1
アフラックの営業体制
仕組み図(被用者保険にご加入の方の場合)
(短期回復支援給付金10万円/長期療養支援給付金20万円の場合)〈保険期間・保険料払込期間:60歳満期〉
長期給付
無事故支払金
18回目以降
1回限り
長期保障
20 万円
長期療養支援給付金
長期療養支援給付金
月額と同額
20 万円
月額
公的保障
(傷病手当金)
60歳満期*2
公的保障(障害年金)
*1. 当社所定の就労困難状態に該当している場合(精神障害や妊娠・出産などを原因とする場合を除く)
*2. 保険期間・保険料払込期間は65歳満期もあります。
付帯サービス
■ がん専門相談サービス
「プレミアサポート」
がんに罹患されたとき、
ご自身やご家族が抱える悩みや疑問の解消と納得した医師・治療方法の選
択をサポートするため、がん患者専門カウンセラーによる
「訪問面談サービス」
、セカンドオピニオン
の受診と治療を目的とした
「専門医紹介サービス」
をご利用いただけます。
当社所定のがん保険にご加入の
被保険者向けサービス
http://www.premiersupport.jp/
■ ダックの医療相談サポート
病気やケガをしたとき、ご自身に合った治療方法の選択をサポートするため、現在診療を受けてい
る主治医とは別の医師に診断や治療方針・方法など
「第二の意見」
を求めることができる
「セカンドオ
当社所定の医療保険にご加入の
被保険者向けサービス
ピニオンサービス」
や治療を目的とした
「専門医紹介サービス」
をご利用いただけます。
http://www.iryosoudansupport.jp/
■ ダックのカウンセリングサービス
病気やケガをしたときの精神的な不安や公的保障の申請手続き、治療方法の選択などをサポート
するため、
「メンタルヘルスに関するご相談」
「 障害年金や傷病手当金などに関するご相談」
「 病気や
〈給与サポート保険 〉
に
ご加入の被保険者向けサービス
ケガの治療に関するご相談」
に関するサービスをご利用いただけます。
http://www.duckcounseling.jp/
アフラックの現状 2016
55
主な商品一覧(平成28年7月1日現在)
保険種類
概要
発売時期
新 生きるためのがん保険Days
がん治療を取り巻く環境変化に対応し、三大治療を
標準装備したがん保険
平成26年9月
新 生きるためのがん保険Daysプラス
すでに当社のがん保険にご加入いただいているお客
様に、最新の保障をご用意いただくためのがん保険
平成26年9月
生きるためのがん保険 寄りそうDays
過去にがんを経験された方でも所定の条件を満た
せばご加入いただけるがん保険
平成28年3月
ちゃんと応える医療保険EVER
一生涯にわたる病気・ケガの保障を手軽な保険料で
準備できる終身医療保険
平成25年8月
ちゃんと応える医療保険 やさしいEVER
持病や既往症がある方でもご加入いただきやすい引
受基準緩和型医療保険
平成28年3月
就労所得
保障保険
病気やケガで働けなくなったときの
給与サポート保険
病気やケガで働けなくなった際の収入減少に備える
就労所得保障保険
平成28年7月
(予定)
介護保険
スーパー介護年金プランVタイプ
「認知症」
「 寝たきり」に対する介護保障のほか、働き
盛りの
「高度障害」
も保障する介護保険
平成12年5月
未来の自分が決める保険 WAYS
将来のニーズに合わせて、保障を
「医療」
「 介護」
「年
金」
に変更できる死亡保険
平成18年1月
アフラックの終身保険
一生涯にわたって保障が続く死亡保険
平成8年11月
アフラックの定期保険
低廉な保険料で、一定期間を保障する死亡保険
平成8年11月
家族に毎月届く生命保険 GIFT
働き盛りの万一のときに、満期年齢まで毎月年金を
受け取ることができる家族生活保障保険
平成21年3月
アフラックの終身保険どなたでも
40∼80歳までの方ならどなたでも無条件で加入で
きる終身保険
平成13年4月
「がん」
「 急性心筋梗塞」
「 脳卒中」のリスクに一時金
で備えられる保険
平成7年7月
がん保険
販売名称
医療保険
アフラックの営業体制
死亡保険
三大疾病
保障保険
三大疾病保障プラン
個人
年金保険
アフラックの個人年金
ライフプランに合わせて確定年金
(5・10年)、保証期
間付終身年金
(5・10年)を選んで加入できる個人年
金保険
平成11年7月
アフラックの夢みるこどもの学資保険
高校入学時に一時金、大学生活4年間に学資年金を
受け取ることができる学資保険
平成21年3月
こども保険
※ その他の商品については、
「アフラックの保険種類のご案内」
や当社オフィシャルホームページをご覧ください。
なお、上記は商品の概要を説明したものであり、契約にかかわるすべての事項を記載したものではありません。
ご加入を検討される際には、
「 商品パンフレット」と合わせて
「お申込みいただく前に」
「 ご契約のしおり・約款」
などを必ずご確認ください。
56
アフラックの経営体制
アフラックの経営体制
経営管理体制 .................................................................... 58
コンプライアンス態勢 ...................................................... 59
情報資産の保護に向けた取り組み .................................. 62
リスク管理態勢 ................................................................. 64
危機管理態勢 .................................................................... 68
財務報告に係る内部統制評価 ......................................... 69
内部監査態勢 .................................................................... 70
アフラックの現状 2016
57
経営管理体制
コーポレート・ガバナンス及び内部管理態勢
当社は米国の生命保険会社であり、日米両国に上場す
にお客様の満足を高めることが、企業として持続的に成
る株 式 公 開 企 業
「 Aflac Incorporated」
( P.82参 照)の
長するための基盤であることを深く認識し、それを前提と
連結子会社である
「 American Family Life Assurance
して日本社におけるコーポレート・ガバナンス及び内部管
Company of Columbus(Aflac:Aflac米国本社)」の
理態勢を構築しています。
日本支店
(アフラック日本社/以下、日本社)です。
また、日米の経営陣は、日米の重要な経営課題に関して
日本社の総資産はAflacの8割超、保険料収入は約7割
「グローバルエグゼクティブマネジメントコミッティ」など
を占めるなど、日本市場がAflacのビジネスの中核となっ
グローバルな会議体で定期的に協議しています。日本社
ていることから、Aflac Incorporatedの取締役会及び日
からは日本における代表者などが協議に参加しています。
米双方の経営陣は日本のお客様を保護すること、ならび
Aflac Japan マネジメントガイド
アフラックの経営体制
Aflac Incorporatedは、日本社の経営に関して
「Aflac
ス及び内部管理態勢の確立を前提に、日本社に最大限の
Japan マネジメントガイド」
を定めています。
主体性を与え、迅速かつ円滑な経営判断及び業務運営を
Aflac Japan マネジメントガイドには基本原則として、
行わせることが定められています。
日本における代表者を頂点とするコーポレート・ガバナン
経営陣による会議体
日本社では、Aflac Incorporated及びAflac米国本社
ンス・オフィサー、インターナル・オーディット・オフィサー
との緊密な連携を促進するため、
「 Aflac Japan政策会
で構成する
「経営会議」を設置しています。コンプライア
議」を毎月開催し、Aflac米国本社社長と日本における代
ンスやリスク管理、内部管理態勢に関する事項など日本
表者などが日本社の経営計画の遂行状況や業務運営の
社の重要な経営課題については、経営会議で審議したう
進捗などを確認・共有できる体制を構築しています。
えで、経営判断を行うこととしています。加えて、経営陣が
日本社では経営判断を行うにあたり、社長以下常務以
認識しておくべき重要な事項については、全執行役員で
上の執行役員、保険計理人、統括法律顧問、コンプライア
構成される
「役員会議」で共有しています。
コーポレート・ガバナンス及び内部管理態勢
Aflac Incorporated(持株会社)
Board of Directors
(取締役会)
CEO
(最高経営責任者)
社 長
社 長
Audit and Risk Committee
(監査およびリスク委員会)
General Counsel
(最高法律顧問)
Chief Audit Executive
(内部監査最高責任者)
Aflac 米国本社
アフラック日本社
日本における代表者
会 長
社 長
経営会議
役員会議
執行役員
統括法律顧問
コンプライアンス・
オフィサー
インターナル・
オーディット・オフィサー
業務執行部門
法務部
法律顧問(社内弁護士)
コンプライアンス統括部
内部監査部
(平成28年7月1日現在)
58
コンプライアンス態勢
保険会社は、国民生活の安定と経済活動の健全な発展に貢献するという社会的責任と公共的使命を担っており、その経
営においては、法令だけでなく、あらゆる社会規範を遵守する高い企業倫理が求められています。また、形式的に法令等を
遵守するだけではなく、法令等の趣旨・目的を十分に理解したうえでお客様や社会の求める水準を認識し、
その期待に応え
ることが求められています。
当社は、保険会社に求められる高い企業倫理を維持するため、コンプライアンスを重視する経営理念のもと、各種法令
等遵守態勢の確立・強化及びその推進に積極的に取り組んでいます。
基本方針及び遵守基準等
企業理念
当社は、
「 企業理念」
( P.8参照)の一つに
「法令等の遵守
(コンプライアンス)」を掲げ、
『 企業活動および業務遂行
にあたっては、日米両国の法令や行動倫理憲章等の遵守
をすべてに対して常に優先し、企業としての社会的責任を
果たす』と宣言し、コンプライアンス重視の企業姿勢を社
理解し遵守することについて、毎年誓約を行っています。
行動指針
役職員が日々の業務遂行の際に意識すべき基本原則
や業務判断の拠り所となる
「アフラック日本社 行動指針」
(P.8参照)を制定し、オフィシャルホームページにて公表
しています。
内外に明確に示しています。
役職員が業務を遂行するにあたって遵守すべき倫理的
な指針を
「アフラック日本社 行動倫理憲章」に定め、それ
をすべての役職員に配付しており、役職員は憲章の内容を
アフラックの経営体制
法令等遵守に係る基本方針
行動倫理憲章
当社は、企業活動や業務遂行において適切性及び健全
性を確保し、生命保険会社の社会的責任と公共的使命を
全うするために法令等遵守態勢を整備し、
またそれを維持
することを
「法令等遵守に係る基本方針」
に定めています。
コンプライアンス推進の組織体制
経営陣が率先垂範してコンプライアンス態勢を推進す
最高法律顧問に対し、日本社のコンプライアンス態勢に
るため、
「 経営会議」において、コンプライアンスに関する
係る事項について直接の報告義務を負うことで、日本社
事項を検討のうえ、決定しています。また、経営会議の諮
の業務執行部門に対する牽制機能を確保しています。
問機関として、全社的なコンプライアンスに関する事項に
ついて審議する
「コンプライアンス委員会」を設置し、さ
らにその下部組織として各関連部門長によってコンプラ
イアンスの推進に関するより実務的な事項を審議する
「コ
ンプライアンス部会」を設置しています。
保険募集に関するコンプライアンス部門
代理店管理統括部は、各部門と連携し、募集管理に関す
る情報の収集・分析、遵守事項等の策定・改廃及び周知徹
底等を行っています。また、
アソシエイツに対する検査を主
管する営業検査部は、
アソシエイツが法令や当社の規程等
コンプライアンス統括部門
に則り、適切に業務運営を行っているかについて検査を実
コンプライアンス統括部は、全社的な法令等の遵守に
施したうえで状況把握・分析を行い、日本社の経営陣に報
係る統括部門として、コンプライアンスの実効性を確保す
告を行っています。
るための具体的な実践計画であるコンプライアンス・プロ
グラムの企画・立案を行うとともに、コンプライアンス委
員会及びコンプライアンス部会等を通じ、各部が法令・社
内規程等に則り適切に業務運営を行っているかの状況把
握・分析を行い、日本社の経営陣に報告を行っています。
また、日本社のコンプライアンス・オフィサーは、日本社社
法務部門
適正な企業経営のための社内におけるリーガルチェッ
クやリーガルアドバイスに対するニーズは年々高まってい
ます。当社では法務部を置き、日本社の統括法律顧問の
もとに弁護士資格を有する複数の社内弁護士を法律顧問
として配し、社内のニーズに迅速かつ適切に対応するとと
長に対して報告義務を負うほか、Aflac Incorporatedの
アフラックの現状 2016
59
もに当社業務に影響する法令改正の動向等の重要な事
業務執行部門
案について、日本社の経営陣に適宜報告を行っています。
各業務執行部門においては、部門長のリーダーシップ
また、日本社の統括法律顧問は、日本社社長に対して報
のもと、コンプライアンス統括部と連携しながらコンプラ
告義務を負うほか、Aflac Incorporatedの最高法律顧
イアンス意識の醸成とコンプライアンスに関する知識の
問に対し、日本社の業務運営にかかる重大な法的問題に
向上を目的に、事例の分析・研究、法令等に関する勉強会
ついて直接の報告義務を負うことで、日本社の業務執行
や講師を招いての集合研修等を実施し、コンプライアン
部門に対する牽制機能を確保しています。
スの推進に努めています。
社員・アソシエイツへの教育・啓発活動等
社 員 につ いては、役 職 員
管部
(事務統括部)が検証することによって問題点が発見
を 対 象 としたe-ラ ーニング
された場合には改善を行い、それらの結果を定期的に日
によるコンプライアンス学習
本社の経営陣に報告しています。
「 ACT
( Aflac Compliance
コンプライアンス・ホットライン
Training)
」を 年 間 を 通じて
実 施しているほか、コンプラ
当社は、
コンプライアンス態勢を確立するにあたり、万一、
ACTの学習画面
アフラックの経営体制
イアンスに関する通信教育の受講、入社時・営業配属時・
管理職登用時等や階層別のコンプライアンス研修、さら
には各部におけるコンプライアンス研修の開催等、全社
を挙げてコンプライアンスの推進を図っています。
アソシエイツについても、保険業法等の各種法令や社
内ルール等をわかりやすく解説した
「代理店コンプライア
ンスマニュアル」をAANETに公開し、アソシエイツ内で
の教育・研修等に活用できるようにしています。また、月1回
のアソシエイツ会 議やアソシエイツ向け情 報誌
(P.52参
照)等でコンプライアンスに関する事例紹介や解説を行
法令等の違反があった場合は、社内での早期発見、迅速な
是正、再発防止策の構築が重要であると考えています。
こうした考えのもと、コンプライアンス統括部、社内弁
護士及び社外弁護士を受付窓口とする
「コンプライアン
ス・ホットライン」を設置し、自身や他の役職員による法令
等違反を所属部門の上司に事前報告することなく、直接
連絡できる仕組みを整備しているほか、アソシエイツや取
引先が当社や当社役職員による法令等違反を発見した場
合にも、コンプライアンス・ホットラインを通じてコンプ
ライアンス統括部に直接連絡できる態勢を構築していま
す。なお、これらは匿名による連絡も受け付けています。
うなど、さまざまな場面においてコンプライアンスに対す
る意識及び知識の継続的向上に向けた取り組みを行って
います。
コンプライアンス違反の調査・処分
役職員による法令もしくは行動倫理憲章の違反、また
はその疑いがコンプライアンス・ホットラインヘの連絡等
コンプライアンス・マニュアル
遵守すべき法令等を解説した手引書として
「コンプライ
アンス・マニュアル」を作成し、社内データベースに掲出す
ることで役職員がいつでも参照できるようにしています。
さらに、各業務執行部門におけるコンプライアンス推進
のための勉強会や集合研修等の教材に用いることで、役
職員の法令等への理解を深めるために活用しています。
60
を通して発見された場合は、コンプライアンス統括部が
公正な調査を行います。調査の結果、法令もしくは行動
倫理憲章の違反があった場合には、人事部に報告され、
必要に応じて人事部担当役員を審査会長とする
「懲戒審
査会」において処分内容を審査し、懲戒処分については
社内公示することで再発防止を図っています。
また、アソシエイツによる法令等違反またはその疑い
コンプライアンスに関するモニタリング
が発見された場合にも、コンプライアンス統括部が公正
コンプライアンス態勢強化の一環として、全部門が自
な調査を行います。調査結果に基づき、
「 代理店行為審査
らコンプライアンス及び事務リスクに係る事項の実施状
会」において審査し、処分内容を決定のうえ、再発防止に
況を自己点検し、その自己点検の結果をモニタリング主
つなげています。
反社会的勢力への対応
反社会的勢力に対する基本方針
●
反社会的勢力への対応態勢
当社は、
「アフラック日本社 行動倫理憲章」
「アフラッ
当社は、反社会的勢力への対応を組織的に行うため、コ
ク日本社 行動指針」
において、反社会的勢力とは断固とし
ンプライアンス委員会の下部組織として
「反社会的勢力
て対決するとともに、一切の関係を遮断し、反社会的勢力
対応部会」を設置し、反社会的勢力への対応について審
を社会全体から排除することに貢献していくことを掲げ
議・報告するなど、組織的な対応を行う態勢を構築して
ています。
います。
また、
「 反社会的勢力への対応方針」を定め、
以下の考え
に則り、市民社会の秩序や安全に脅威を与える反社会的
勢力との関係遮断を徹底しています。
また、コンプライアンス統括部を反社 会的勢力への
対応を統括する部門と定め、以下の取り組みを行ってい
ます。
●
反社会的勢力に対する組織的な対応の統括
●
反社会的勢力への対応態勢強化に向けた企画・立案・
〈反社会的勢力への対応方針〉
1. 組織としての対応
実行・管理
規程等に明文の根拠を設け、役職員の安全確保に留意
経営陣への報告及び関係部門への情報連携
●
役職員への教育・啓発
反社会的勢力への対応に備え、平素より、警察、暴力追
●
反社会的勢力に関する情報の一元管理及び分析
放運動推進センター、弁護士等の外部専門機関との緊
●
不当要求が発生した場合の対応統括
2. 外部専門機関との連携
密な連携を行う。
アフラックの経営体制
●
しつつ、日本社社長以下、組織全体として対応する。
反社会的勢力への対応態勢
3. 取引を含めた一切の関係遮断
反社会的勢力とは、取引関係を含めて一切の関係をも
経営会議
ない。なお、他社
(信販会社等)との提携によって融資
報告
報告
たない。また、反社会的勢力による不当要求には応じ
取引等を実施する場合も同様とする。
コンプライアンス委員会
報告
報告
4. 不当要求に対する法的対応
反社会的勢力による不当要求に対しては、法的対応を
行う。
報告
指示
指示
指示
5. 裏取引や資金提供の禁止
反社会的勢力対応部会
た、反社会的勢力への資金提供は、一切行わない。
反社会的勢力対応 統括部門
(コンプライアンス統括部)
報告
指示
反社会的勢力に対する取り組み
連 携・支 援
事実を隠ぺいするための裏取引は、一切行わない。ま
反社会的勢力
対応 連携部門
社内弁護士・
( 法務部
・総務部 )
当社は、反社会的勢力への対応態勢を整備しています。
●
反社会的勢力への対応に関する規程等の制定
反社会的勢力対応 実施部門(全部門)
当社は、反社会的勢力への対応方針に基づき、
「 反社会
的勢力への対応規程」
「 平時における反社会的勢力への
対応要領」
「 有事における反社会的勢力への対応要領」
など、反社会的勢力への対応に関する基本ルールを定
連携
外部専門機関
(警察、暴力追放運動推進センター、弁護士)
(平成28年7月1日現在)
めています。
アフラックの現状 2016
61
情報資産の保護に向けた取り組み
当社では、
お客様の大切な個人情報を含むさまざまな情報資産の適切な保護及び管理が、
お客様からの信頼を確保する
大前提であるとの考えのもと、情報管理態勢の構築及び強化に取り組んでいます。
情報資産保護に関する態勢
アフラックの経営体制
当社では
「アフラック日本社 行動倫理憲章」
( P.59参
また、当社では執行役員以上で構成する
「情報管理推
照)において、お客様の個人情報を厳正に管理することを
進委員会」を設置しています。同委員会では、経営陣が個
すべての役職員の指針として定めたうえで、
「 情報セキュリ
人情報保護法等の遵守
(コンプライアンス)だけでなく、
ティ基本方針
(情報セキュリティポリシー)
」を策定してい
情報漏えいの防止
(セキュリティ)も含めた広い視点から
ます。さらに
「情報セキュリティ規程」及び
「個人情報等保
お客様の個人情報・個人番号
(以下、個人情報等)の管理
護規程」を設け、個人情報を含む情報資産を適切に管理
について、深度ある検証や必要な指示を行っています。さ
するための情報セキュリティの確保に取り組んでいます。
らに、その下部組織として各関連部門長によって情報管理
組織面における対応として、平成28年1月に全社的な
の推進に関するより実務的な事項を審議する
「情報管理
情報管理態勢をより強化するため
「情報管理推進部」を
推進部会」を設置しています。
新設し、情報管理に関する法令等遵守態勢の整備等に加
なお、平成28年1月から運用開始となった
「個人番号
(マ
え、社員やアソシエイツへの指導・教育の徹底等に取り組
イナンバー)
制度」
においても、
こうした取り組みを通して法
んでいます。
令等に従った個人番号の適切な取り扱いに努めています。
情報セキュリティに関する取り組み
当社では
「情報セキュリティ規程」のもと、情報資産の
御・早期発見能力の高度化、ならびに教育・訓練による人
機密性・完全性・可用性を保証したうえで、情報資産の安
的対応力の強化を図っています。これらの対策に加え、米
全確保及び適正な運用に努めています。さらに、定期的に
国本社と一体となった態勢整備及び定期的な演習等を通
社内及び社外からのシステム監査を受けることにより、適
じて、
アフラック全体の対応力の強化に努めています。
宜、情報セキュリティの改善を図っています。
なお、平成23年からIT部門のすべての部署において、
また、近年その脅威が高まっているサイバー攻撃に対し
情報セキュリティに関する国際規格
「 ISO27001」の認証
ては、社内システムのさらなるセキュリティ強化による防
を取得しています。
お客様の個人情報等の保護に関する取り組み
当社はお客様の個人情報等を適切に取り扱い、必要な
アソシエイツへの対応
安全管理措置を講じるため、利用目的、収集方法、利用方
当社は
「アソシエイツ制度」
( P.48参照)を採用している
法、データの提供など、お客様の個人情報等の適正な取
ことから、アソシエイツと一体となってお客様の個人情
り扱いに関する基本事項ならびに安全管理措置について
報等を保護する義務を負っています。それゆえ、アソシエ
「個人情報等保護規程」
を定めています。
また、当社オフィシャルホームページにおいて、
「アフ
育の強化に加え、代理店検査による定期的な点検や個人
ラックの個人情報の取り扱いについて」
( P.63参照)を公
データの提供の制限など、個人情報等の取り扱いに係る
表し、お客様の個人情報等の取り扱いに関する当社の基
安全管理措置の強化に重点的に取り組んでいます。
本的な考え方やお問い合わせ先等を明示しています。
外部委託先への対応
社員への指導・教育
当社はお客様の個人情報等の取り扱いを委託しているす
個人情報等の取り扱いについて、個人情報等保護に関す
べての外部業者に対し、個人情報等の管理状況の確認を
る通信教育の受講や入社時・管理職登用時などの研修実
年1回実施しています。また、委託する個人情報等の件数
施等に加え、全役職員を対象としたe-ラーニングによる教
や内容等により、委託先への訪問点検も実施しています。
育を定期的に実施し、
より一層の意識向上を図っています。
62
イツを指導・監督する立場として、ルールの徹底、指導・教
個人情報の取り扱いについて
お客様の個人情報をお守りすることは保険会社として
じめとする関連法令、外国法令等を遵守し、個人情報なら
非常に重要であり、事業を通じて知り得た個人情報につ
びに個人番号
(マイナンバー)及び特定個人情報
(以下、個
いては、以下のとおり適切な取り扱いに努めています。
人番号
(マイナンバー)及び特定個人情報を総称して
「特定
当社は、
「 個人情報の保護に関する法律」
( 以下、個人情
個人情報等」
)を適正に取り扱うとともに、安全管理につ
報保護法)
、
「 行政手続きにおける特定の個人を識別する
いて必要かつ適切な措置を講じます。
ための番号の利用等に関する法律」
( 以下、番号法)をは
(以下、1∼4においては、特定個人情報等を除きます。特定個人情
報等については、
「 6. 特定個人情報等の取り扱い」
をご覧ください)
1. 個人情報の利用目的
当社におけるお客様の個人情報の利用目的は、
①各種保険契約の引受・継続・維持管理、保険金・給付金等のお支払い
②当社、その関連会社・提携会社の取り扱う各種商品やサービスの案内・提
供・維持管理
③当社業務に関する情報提供・運営管理、商品やサービスの充実
④その他保険業に関連・付随する業務
となります。
2. 個人情報の収集方法
3. 個人情報の利用
当社は、個人情報を上記1.の利用目的の範囲内で利用させていただきま
す。ただし、法令等に基づく場合は、
この限りではありません。
4. 個人データの提供
当社は、次の場合に個人データを第三者に提供します。
下記の【個人データの第三者提供について】に記載の場合
● 上記1.の利用目的の達成に必要な範囲内で、
後述の代理店を含む委託先
に提供する場合
● 保険制度の健全な運営に必要であると考えられる場合
● 法令等に基づく場合
● その他、
ご本人が同意している場合
●
【個人データの第三者提供について】
● 代理店に対する提供
● 提携会社・関連会社との間での相互提供
● 団体取扱特約、
準団体取扱特約、集団取扱特約、特別集団取扱特約、保
険料口座振替特約、保険料クレジットカード支払特約の適用
● 再保険の利用
● その他
5. センシティブ情報の収集・利用・第三者提供
当社は、保険業法施行規則に基づき、人種、信条、門地、本籍地、保健医
療、犯罪経歴、労働組合への加盟、民族、性生活に関する個人情報
(以下
「セ
ンシティブ情報」
)については、次に掲げる場合を除くほか、取得、利用また
は第三者提供を行いません。
● 法令等に基づく場合
● 人の生命、
身体または財産の保護のために必要がある場合
● 公衆衛生の向上または児童の健全な育成の推進のため特に必要がある
場合
● 国の機関もしくは地方公共団体またはその委託を受けた者が法令の定
める事務を遂行することに対して協力する必要がある場合
● 源泉徴収事務等の遂行上必要な範囲において、
政治・宗教等の団体もし
くは労働組合への所属もしくは加盟に関する従業員等のセンシティブ情
報を取得、利用または第三者提供する場合
● 相続手続きによる権利義務の移転等の遂行に必要な限りにおいて、
セン
シティブ情報を取得、利用または第三者提供する場合
● 保険業その他金融分野の事業の適切な業務運営を確保する必要性から、
本人の同意に基づき業務遂行上必要な範囲でセンシティブ情報を取得、
利用または第三者提供する場合
● センシティブ情報に該当する生体認証情報を本人の同意に基づき、
本人
確認に用いる場合
利用目的・利用
当社は、特定個人情報等を番号法で限定的に定められた利用目的を超え
て取得・利用しません。
● 収集方法
当社は、法令等に従い、適正な方法により特定個人情報等を収集します。
● 提供
当社は、番号法で限定的に認められている場合を除き、特定個人情報等
を第三者に提供しません。
●
7. 個人データの管理
アフラックの経営体制
当社は、法令等に従い、適正な方法により個人情報を収集します。主な収
集方法としては、保険申込み時の契約申込書等や保険契約の継続・維持管
理等に必要な各種帳票により収集する方法や、アンケート等により収集す
る方法、電話等を通じてお伺いすることにより収集する方法があります。そ
して、個人情報の収集にあたっては、当社は、法令等に従い、上記1.の利用
目的をホームページで公表するほか、申込書・ご契約のしおり等に記載しま
す。なお、当社とのお電話につきましては、適切な対応を行うために録音さ
せていただくことがあります。
6. 特定個人情報等の取り扱い
当社では、個人データを正確で最新なものに維持するよう努めます。
当社では、個人情報管理責任者を定め、個人データ及び特定個人情報等
の漏えい、滅失、またはき損の防止、その他の個人データ及び特定個人情報
等の安全管理のために、各種取扱規程等を定めるとともに、アクセス制限、
持ち出し制限、不正アクセス防止のための措置、セキュリティ対策等により、
必要かつ適切な措置を講じています。
当社では、従業者に対する指導・教育等を通じ、適切に個人データ及び特
定個人情報等が取り扱われるよう必要かつ適切な監督を行うとともに、個
人データ及び特定個人情報等を委託先に提供する場合には、委託先に対し
て必要かつ適切な監督を行っています。当社では、
「 情報管理推進委員会」
を設け、個人データ及び特定個人情報等の適正な保護管理の推進に努めて
いますが、今後も継続的に改善を図ることとします。
8. 保険契約の内容等に関するお問い合わせ
当社では、保険契約の内容等に関するご照会については、ご本人である
ことをご確認させていただいたうえで、適切に対応することとします。
9. 保有個人データの利用目的の通知・開示・訂正等・利用停止等
当社は、個人情報保護法に基づく保有個人データの利用目的の通知・開
示・訂正等・利用停止等のご請求について、適切に対応することとします。
当社所定の書式にご記入いただき、当社所定の受付方法等に沿ってご請
求いただいた場合には、ご本人であることを確認させていただいたうえで、
個人情報保護法に基づき、原則書面により回答させていただきます。なお、
保有個人データの開示のご請求については、開示請求手数料のほか、ご請
求・回答内容等に応じて定めた開示実施手数料をお支払いいただきます。
詳しくは、下記10.の当社のお問い合わせ先までご連絡ください。
10. お問い合わせ先
当社は、個人情報
(特定個人情報等を含みます)の取り扱いに関する苦情
やご相談に対し、適切に対応させていただきます。
当社の個人情報
(特定個人情報等を含みます)の取り扱い、個人データ及
び特定個人情報等の安全管理措置、上記9.の保有個人データに関する各
種ご請求につきましては、下記までお問い合わせください。
アフラック コールセンター
0120-501-602(通話料無料)
受付時間 9:00∼17:00(土日・祝日・年末年始を除く)
当社が対象事業者となっている認定個人情報保護団体について
当社は、認定個人情報保護団体である一般社団法人生命保険協会の対
象事業者です。
同協会では、対象事業者の個人情報の取り扱いに関する苦情・相談を受
け付けています。
お問い合わせ先
一般社団法人生命保険協会 生命保険相談所 電話:03-3286-2648
〒100-0005 千代田区丸の内3-4-1 新国際ビル3階
受付時間 9:00∼17:00(土日・祝日・年末年始を除く)
ホームページアドレス http://www.seiho.or.jp
アフラックの現状 2016
63
リスク管理態勢
金融市場の変動や人口構造の変化、医療技術の進歩、大災害の発生、サイバー攻撃による脅威の増大など生命保険会社
を取り巻く環境は、ますます多様化・複雑化しています。こうした環境のなか、さまざまな要因から生じるリスクを的確に把
握し、適切に管理していくことは、経営の健全性とともに適切な業務運営を確保するうえで、非常に重要な課題であると認
識しています。
当社では、長期にわたるお客様への責任を確実に果たすために、
リスク管理を経営の最重要課題の一つに位置付け、
リス
ク管理態勢を整備しています。具体的には、財務の健全性の確保及び経営戦略の実現のために、リスクと収益を一体的に
管理する仕組みであるERM*の態勢を整備し、適切な運営に努めるとともに、
その高度化にも取り組んでいます。
* Enterprise Risk Management(エンタープライズ・リスク・マネジメント)
の略
リスク管理に関する方針及び規程等
当社では、
リスク管理に関する基本的な考え方を
「ERM
の実施方法・組織体制などについて、
「 統合リスク管理規
方針」に定めています。また、適切なリスク管理を実行す
程」をはじめとした各リスク管理規程に定めています。
るための基本的な事項として、リスクの定義、リスク管理
リスク管理体制
アフラックの経営体制
当社では、リスク管理をより効率的かつ効果的に推進
リスク主管部の担当役員を部会長として、各リスクの関
し、会社全体のリスクやその影響を統合的に管理するた
連部門長で構成されています。各部会では、管理対象とな
め、全社のリスク管理実施状況を総合的に把握・協議する
るリスクについて、各主管部でのリスク管理状況の把握、
「 ERM委員会」と、その下にリスクの特性と類似性を踏ま
部門横断的な対処が必要なリスク管理策の確認、関連部
えて、
「資産運用リスク・ALM*部会」
「保険引受リスク部会」
「事務リスク部会」
「システムリスク部会」の4つの部会を
割を担っています。特に、資産運用リスク・ALM部会にお
設置しています。なお、重要なリスク管理事項については、
いては、負債特性を踏まえたうえで資産運用リスクを適
各部会及びERM委員会における審議・報告を経たうえで、
切にコントロールするALMの観点に立ったリスク分析及
「経営会議」
に付議あるいは報告しています。
* Asset Liability Management(アセット・ライアビリティ・マネジメント)
の略
びその手法の高度化に取り組んでいます。
リスク管理統括部
ERM委員会及び各部会
ERM委員会及び各部会をはじめとする統合的なリスク
「 ERM委員会」は、リスク管理統括部統括担当役員を
管理態勢をより実効的に推進するために
「リスク管理統
委員長として、リスク管理に関連する部門の担当役員等
括部」を設置しています。リスク管理統括部は、全社的な
で構成され、全社におけるリスクに関する情報を集約した
リスク管理方針の策定・整備、業務環境の変化を踏まえ
うえで、リスク管理の方針、リスク管理態勢の整備・推進、
たリスク管理態勢の見直し及び統合リスク管理を主管す
各種リスクの測定・管理等の手法及び管理・対応状況につ
るとともに、ERM委員会の事務局として各種リスク管理
いて経営陣が審議する役割を担っています。
状況のモニタリングや経営陣への報告の取りまとめ等の
「資産運用リスク・ALM部会」
「保険引受リスク部会」
「事
役割を担っています。
務リスク部会」
「システムリスク部会」の4つの部会は、各
64
門への情報伝達及び具体的な施策の協議・検討を行う役
リスク管理体制
経営会議
ERM委員会
事務
リスク部会
経理部
対象
リスク
流動性リスク
人事部
法務部
総務部
広報部
企画部
風評
リスク
経営
リスク
オペレーショナルリスク
資産運用リスク
①市場関連リスク
②信用リスク
システム
リスク
管理部
保険引受
リスク
①資金繰りリスク
②市場流動性リスク
事務
リスク
システム
リスク
労務人事
リスク
法務
リスク
有形資産
リスク
内部監査部
資産運用
リスク
リスク管理部
経営数理部 事務統括部
主管部
リスク管理統括部
(事務局)
システム
リスク部会
リスク管理態勢の有効性検証
資産運用リスク・ 保険引受
ALM部会
リスク部会
リスク管理統括部︵統合的なリスク管理態勢の推進︶
部会
(平成28年7月1日現在)
当社では、ERMの態勢整備の一環として、資産・負債を
で、それらを合算した統合リスク量と経営体力を表す経
ともに時価評価する
「経済価値ベースでの統合リスク管
済価値ベースの資産負債差額を対比して管理することで、
理」を行っています。
「資産運用リスク」
「 保険引受リスク」
健全性の確保を図っています。
アフラックの経営体制
統合リスク管理
及び
「オペレーショナルリスク」を定量的に把握したうえ
リスクの分類と主たるリスクへの対応
当社では、リスクを
「資産運用リスク」
「 流動性リスク」
「市場関連リスク」及び
「信用リスク」については、これ
「保険引受リスク」
「オペレーショナルリスク」
「 風評リスク」
らのリスクを構成する要素ごとにリスク量の測定、モニタ
「経営リスク」
の6つに大別し、
さらに、各リスクを次のとお
リングを行うとともに、それらを合算した資産運用リスク
りに細分化して管理しています。
量が、設定された許容水準の範囲内に収まるようコント
資産運用リスク
ロールしています。
市場関連リスク
為替や金利、株価などの市場リスク・ファクターの変動に
より、オフバランス資産を含む保有資産及び負債の価値
が変動し、損失を被るリスク
なお、信用リスクについては、リスク量の計測だけでな
く、米国本社と連携して保有資産の個別の信用状況につ
いてもモニタリング・分析・評価を行い、適切に管理してい
ます。
信用リスク
貸付先や債券の投資先の財務状況の悪化などから、債権
の回収が困難になる、あるいはその価値が減少し、損失
を被るリスク
アフラックの現状 2016
65
流動性リスク
資金繰りリスク
予期せぬ資金の流出により予定外の資金調達を余儀なく
されるリスク
市場流動性リスク
市場の混乱などにより市場において取引ができなかった
り、通常よりも著しく不利な価格での取引を余儀なくされ
るリスク
額の保険契約や新しいタイプの保険商品などのリスク分
散、収益の安定化及び資本効率の向上の観点から再保険
を活用しています。
なお、再保険会社の選定にあたっては、米国本社と連
携し、引受能力が高く財務内容の健全な会社を選定する
とともに、財務状況等の健全性評価を定期的に実施して
います。また、特定の再保険会社に出再が集中することが
「資金繰りリスク」については、日次・月次・年次ベースで
ないよう定期的な検証・見直しも行っています。
の資金繰り状況の把握と見通しの策定により、適正かつ
オペレーショナルリスク
十分な資金ポジションを維持するよう管理すると同時に、
地震による災害など不測の事態が発生し、一時的に流動
性資金を要する場合に備えて、当座借越枠を設定してい
ます。
「市場流動性リスク」については、金融市場の混乱等に
アフラックの経営体制
よる市場流動性の低下に備えて、換金性の高い資産の残
高をモニタリングし、緊急に資金を手配する必要が生じて
事務リスク
役職員及び保険募集人等が正確かつ適正な事務を怠るこ
と、あるいは不正を起こすことにより損失を被るリスク
システムリスク
コンピュータシステムのダウンまたは誤作動等、システム
の不備等に伴い損失を被るリスク、さらにコンピュータが
不正に使用されることにより損失を被るリスク
も不利な価格での取引が発生しないよう管理しています。
労務人事リスク
保険引受リスク
雇用など労務上のトラブル、ハラスメントや人権問題など
人事上のトラブルが発生することにより損失を被るリスク
保険引受リスク
経済情勢や保険事故の発生率などが保険料設定時の予
測に反して変動することにより損失を被るリスク
保険商品の開発にあたっては、お客様のニーズを踏ま
えつつ、保険契約の長期性などに留意した商品設計を
行っています。また、保険料等の価格設定に際しては、自
社データや各種の統計データの分析・研究を行い、これら
基礎データの信頼度を十分に考慮して計算基礎率を設定
法務リスク
法令等の遵守や権利義務の観点から不適切な業務、取
引、文書等を原因として当社が損失を被るリスク、また
は、訴訟等の法的紛争により当社が損失を被るリスク
有形資産リスク
地震等の自然災害、伝染病、火災、大規模停電等による
有形資産
(動産・不動産・設備等。IT資産を除く)の毀損
等により損失を被るリスク
しています。さらに、収益性の検証や各種のリスク分析を
「事務リスク」については、各部における事務リスクのよ
行い、経済環境の変化等による影響も確認しています。
り厳格な洗い出しを進めるとともに、その影響度を評価
保険商品の販売開始後においては、保険事故発生率等
することで事務リスク管理態勢の構築に取り組んでいま
の状況の定期的なモニタリングを実施するとともに、将
す。また、事務過誤等の発生事象を収集・分析し、発生原
来収支予測等による収支状況の分析を行い、
「 保険引受リ
因の究明や再発防止策を講じることにより、適切な事務
スク」を適切に管理しています。保険料設定時の予測に反
を遂行する態勢を整えています。併せて、全社における業
して保険引受リスクに変化がある場合は、必要に応じて
務手順書等の整備を通じて、事務品質のより一層の向上
販売方針、引受基準及び保険料率の変更等、リスク特性
にも努めています。
に応じた対応策を実施する態勢としています。
66
また、当社では、予測を超える大災害等への対応、高
「システムリスク」については、経営陣による主体的な関
与のもと、システムリスク管理態勢をさらに強化するとと
もに、品質の高い安定的なシステムサービスの提供ならび
により強固なITセキュリティ対策の推進に取り組んでい
ます。なお、グローバルな危機に発展する可能性のあるサ
イバー攻撃に対しては、日米共同でサイバーセキュリティ
管理態勢を整備しています。また、昨今サイバー攻撃が高
度化していることを受け、その対策を定期的に評価・見直
すとともに
「金融ISAC*」等を通じてサイバーセキュリティ
に関する情報を積極的に収集するなど、サイバーセキュリ
ティ管理態勢のさらなる強化に努めています。
「労務人事リスク」については、主管部を中心に、全社各
部でリスクの把握と労務人事上の問題の発生防止に努め
ています。
「法務リスク」については、主管部が規程等に基づき、法
バイス等を行い、
リスクの顕在化防止に努めています。
「有形資産リスク」については、主管部を中心に、保有す
る有形資産を適切に管理するとともに、自然災害の発生
風評リスク
直接的あるいは間接的な風評により当社が損失を被るリ
スク
「風評リスク」については、風評リスクが懸念される事
案に関する情報の迅速な把握・収集・共有に努め、適切な
対応策の策定を行い、リスクの顕在化防止及び極小化を
図っています。
経営リスク
経営リスク
事業環境の変化や不適切な経営判断により、資本または
収益に対して負の影響を現在または将来において与え、
当社の事業目標の達成を阻害するリスク
「経営リスク」については、経営陣が適切な経営判断を
行うことができるよう、法令等の新規制定・改正等、事業
アフラックの経営体制
務リスクが懸念される事案に関して法的なチェックやアド
風評リスク
環境に大きな影響を与えうる事象についての情報を収集・
分析しています。
* 金融ISAC
(Information Sharing and Analysis Center)
とは、金融機関間の
サイバーセキュリティに関する情報を共有するための組織です。
などに備えた対策を実施しています。
ストレステストの実施
ストレステストとは、金融環境の大幅な変化等により
ストレステストの結果は、定期的にERM委員会及び資
運用ポートフォリオの時価・損益が悪化するシナリオや予
産運用リスク・ALM部会に報告され、必要に応じて経営
測に反して大量に解約が発生し損益が悪化するシナリオ
上または財務上の対応の検討に活用しています。
等を想定したうえで、財務の健全性に与える影響を把握・
分析し、将来の保険金などの支払いが確実に行えるかど
うかについて検証を行う手法です。
アフラックの現状 2016
67
危機管理態勢
当社では、大規模な自然災害の発生や感染症の大流行
(パンデミック)などの危機が発生した場合においても、お客様へ
のサービスの提供など保険会社としての社会的使命を果たすため、危機管理態勢の強化に積極的に取り組んでいます。
危機管理態勢の強化に向けた取り組み
当社では、お客様に多大な不利益を与える、あるいは当
各種訓練の実施
社の業務運営や当社従業者の人命・健康に甚大な影響を
危機管理にかかわる仕組みの有効性を確認するととも
及ぼす事象・状態を
「危機」と定義しています。特に全社
に、有事の際に社員が適切に行動できるよう定期的に訓
的な対応が必要な危機が発生した場合には、社長を本部
練を実施しています。
長とする
「日本社危機対策本部」を設置し、必要な対応を
① 日本社危機対策本部訓練
検討・実施することとしています。また、危機時においても
危機時においても適切な経営判断を行えるよう、社長
適切なお客様対応を実施できるよう、以下のような取り
を本部長とする日本社危機対策本部の設置、ならびに
組みを行っています。
初動対応の訓練を実施しています。
危機管理に関する規程等の整備
危機が発生した場合の初動対応や業務を継続するため
アフラックの経営体制
の対応を適切に行えるよう、規程等を整備しています。具
②「 BCP業務手順書」
実行訓練
危機時においても役職員が対応すべき業務を確実に
遂行できるよう、訓練を実施しています。
体的には、想定し得る危機の種類と対応体制、危機時に
事業拠点の分散
優先的に継続すべき業務と再開目標時間など、危機が発
危機時においてもお客様へのサービスを継続的に提供
生した場合でも、お客様へのサービスを継続するための
できるよう、以下の業務を行う事業拠点を分散し、業務継
対応事項を
「危機管理規程」に定めています。
続体制を強化していきます。
加えて、特に業務運営に与える影響が大きいと想定さ
① 保険金・給付金等のお支払い業務やコールセンター業
れる4つの危機
(パンデミック、大規模システム障害、首都
直下型地震、南海トラフ地震)に対しては、対応手順の詳
細を定めた
「BCP業務手順書」を策定しています。また、近
年急激にリスクが高まっているサイバー攻撃に対しては、
米国本社と連携のうえ、対応態勢の強化に取り組んでい
ます。
務等
② システムの開発及び運用業務
(
「札幌システム開発オ
フィス」の開設など)
バックアップセンターの機能拡充
システムのデータセンターが物理的に破壊され、早期
復旧が困難な状態等を想定し、バックアップセンターの機
能拡充に取り組んでいます。
専担組織の設置
危機となりうる要因が多様化・複雑化しているなか、企
画部内に
「危機管理室」を設け、重要課題への対応に集中
的に取り組んでいます。
68
財務報告に係る内部統制評価
米国基準財務報告に係る内部統制評価
当社は、米国の株式公開企業であるAflac Incorporated
の信頼性を確保すべく、同法に基づいた経営者による内
傘下のAflac米国本社の日本支店として、平成16年から
部統制の整備・評価を行っています。
企業改革法
(SOX法)への対応を実施しており、財務報告
日本基準財務報告に係る内部統制評価
当社は、金融商品取引法に定められた内部統制報告書
の提出義務者ではないものの、米国基準同様、日本基準
財務報告の信頼性を確保すべく、同法に準拠した経営者
による内部統制の整備・評価を行っています
(P.97参照)
。
当社における評価の具体的な実施事項は、以下のとお
⑤ 報告書の作成
財務報告に係る内部統制の有効性について、経営者に
よる内部統制報告書の作成
⑥ 外部監査人による監査
内部統制報告書に関し、独立した外部監査人による監
査の実施
りです。
① 評価範囲の設定
① 評価範囲の設定
の決定
文書化
③ 設計と運用の有効性評価
財務報告に係る内部統制の設計及び運用の有効性を
② 内部統制の文書化
③ 設計と運用の有効性評価
④ 不備の特定と改善
アフラックの経営体制
財務報告に係る内部統制に関するプロセス等について
各部門で実施
② 内部統制の文書化
内部監査部による品質保証
財務報告における重要な勘定科目及び業務プロセス
テストにより評価
(内部統制の運用の有効性に関する
評価については、内部監査部も独立的な立場から品質
⑤ 報告書の作成
保証を実施)
④ 不備の特定と改善
⑥ 外部監査人による監査
設計と運用の有効性評価に基づき、内部統制の不備を
特定し、改善が必要な項目について適宜対応
■ 財務報告に係る内部統制
企業会計審議会が平成23年3月30日に公表した
「財務報告に係る内部統制の評価及び監査の基準並びに財務報告に係る内
部統制の評価及び監査に関する実施基準の改訂について
(意見書)
」では、
「 内部統制」とは、基本的に
「業務の有効性及び効率
性」
「 財務報告の信頼性」
「 事業活動に関わる法令等の遵守」ならびに
「資産の保全」の4つの目的が達成されているとの合理的
な保証を得るために業務に組み込まれ、組織内のすべての者によって遂行されるプロセスをいい、統制環境、リスクの評価と対
応、統制活動、情報と伝達、
モニタリング
(監視活動)
及びIT
( 情報技術)への対応の6つの基本的要素から構成されます。
このうち、財務報告の信頼性を確保するための内部統制が
「財務報告に係る内部統制」と定義され、経営者をはじめとする業
務執行の責任者は、企業内に有効な内部統制のシステムを整備・運用することにより、財務報告に係る記載内容の適正性を確保
することになります。
なお、内部統制は上記の各基本的要素が有機的に結びつき、一体となって機能することで、その目的を合理的な範囲で達成
しようとするものであるため、財務報告に係る内部統制により財務報告の虚偽の記載を完全には防止、または発見することがで
きない可能性があることに注意する必要があります。
アフラックの現状 2016
69
内部監査態勢
内部監査の態勢
当社は内部監査によって、経営活動及び業務活動全般
される強い独立性と客観性を確保しています。一方、監査
を独立的かつ客観的な立場でモニタリングし、その有効
計画に経営陣の要請事項等を反映するとともに、監査計
性の評価を行っています。また、監査結果に基づく助言・
画の実施状況や重要な監査結果を定期的に日本社社長
提案等を通して経営に付加価値を提供し、組織の目標達
及び
「経営会議」に対して報告するなど、独立性を維持し
成に貢献しています。
ながら日本社経営陣とも十分な連携を図っています。
日本社においては
「内部監査部」とその担当役員である
「インターナル・オーディット・オフィサー」が内部監査機能
内部監査機能の独立性(イメージ図)
Aflac Incorporated(持株会社)
を担っています
(P.58参照)
。
取締役会
インターナル・オーディット・オフィサーと内部監査部
監査およびリスク委員会
は、持株会社であるAflac Incorporatedの社外取締役
内部監査最高責任者
のみで構成される
「監査およびリスク委員会」によって承
認された持株会社の
「内部監査最高責任者」の直接指揮
る監査計画は、内部監査最高責任者及び監査およびリス
コーポレート・ガバナンス
業務
執行部門
リスク管理
モニタリング
命令下で内部監査活動を行っており、その活動計画であ
アフラック日本社
インターナル・
オーディット・オフィサー
内部監査部
アフラックの経営体制
コンプライアンス
ク委員会の承認を受けなければなりません。このように、
日本社内にありながら、内部監査機能の有効性に必要と
内部監査の対象領域及び権限
内部監査は、日本社のコーポレート・ガバナンスやリス
するにあたり、資料の提出や事実の説明、その他必要事
ク管理、コンプライアンスの態 勢を含む、すべての経営
項等の報告を求めることができます。すべての役職員は、
活動と業務活動を対象領域としています。インターナル・
これらの求めに対して協力する必要があり、正当な理由な
オーディット・オフィサーと内部監査部はその責務を遂行
くこれを拒否することはできません。
内部監査の実施と結果の報告
内部監査の実施にあたっては、
「 業務の有効性と効率
達され、内部統制の改善・強化に役立てられます。
性」
「 内外に対する報告の信頼性・適時性・透明性」なら
また、重要性の高い問題点を認識した場合には、日本
びに
「コンプライアンス」といった観点から、監査対象領
社社長をはじめとする経営陣とAflac Incorporatedの
域における内部統制やガバナンスの有効性を評価してい
内部監査最高責任者に報告しており、さらに内部監査最
ます。
高責任者は、定期的に監査およびリスク委員会に報告し
内部監査の結果は、監査対象の部長及び担当役員に伝
ています。
内部監査人の専門性
70
内部監査機能の有効性を保つべく、内部監査人には
人
(CIA)」や米国のISACAが認定する
「公認情報システム
監査標準・監査技術についての専門的な知識と経験が要
(CISA)」、日米の
「公認会計士」等があり、当社の
監査人
求されます。内部監査関連の専門資格には、米国に本部
内部監査人はこれらの資格を取得することが求められて
を置く内部監査人協会
(IIA)が認定する
「公認内部監査
います。
会社概要
会社概要
役員一覧 ............................................................................ 72
組織・従業員の状況 .......................................................... 74
店舗ネットワーク .............................................................. 76
米国本社の概要 ................................................................ 78
CEOとの対話................................................................ 80
Aflacの概要 ...................................................................... 82
アフラックの現状 2016
71
役員一覧
マネジメントチーム 男性41人、女性5人(女性の比率10.9%)
日本における代表者・会長
常務執行役員
氏名
Charles D.
LakeⅡ
(チャールズ・レイク)
昭和37年生まれ
略歴
平成 4年 8月 米国通商代表部 日本部長
平成 7年 1月 米法律事務所に弁護士として勤務
平成 11年 2月 アフラック・インターナショナル・
インコーポレーテッド入社
平成 11年 6月 当社入社 執行役員 法律顧問
平成 13年 1月 常務執行役員 法律顧問
平成 13年 4月 常務執行役員 統括法律顧問
平成 13年 7月 副社長 統括法律顧問
平成 13年 9月 副社長
平成 15年 1月 日本における代表者・社長
平成 17年 4月 日本における代表者・副会長
平成 20年 7月 日本における代表者・会長
平成 26年 1月 アフラック・インターナショナル・
インコーポレーテッド 取締役社長
(兼任)
氏名
新井 裕司
(あらい・ゆうじ)
昭和37年生まれ
山崎 和弘
(やまざき・かずひろ)
昭和29年生まれ
(むらやま・よしふみ)
氏名
外池 徹
(とのいけ・とおる)
昭和25年生まれ
略歴
会社概要
昭和 48年 4月 株式会社第一勧業銀行入行
平成 13年 6月 執行役員
平成 14年 4月 株式会社みずほコーポレート銀行
執行役員
平成 16年 4月 常務執行役員
プロダクツユニット統括役員
平成 16年11月 アフラック・インコーポレーテッド
社外取締役
平成 17年 6月 第一勧業アセットマネジメント株式会社
代表取締役社長
平成 19年 2月 当社入社 副社長
平成 19年 7月 日本における代表者・社長
平成 27年 1月 副会長
昭和 57年 4月 当社入社
平成 18年 4月 執行役員
平成 24年 1月 常務執行役員
(経理・数理部門)
村山 芳史
副会長
略歴
昭和 61年 4月 当社入社
平成 14年 1月 執行役員
平成 17年 1月 常務執行役員 PFOJ
(Principal Financial Officer for Japan)
平成 24年 1月 常務執行役員
コンプライアンス・オフィサー
平成 27年 1月 常務執行役員
アフラック保険サービス株式会社
代表取締役社長(兼任)
昭和34年生まれ
(営業・マーケティング部門)
統括法律顧問
Andrew J.
Conrad
(アンドリュー・コンラッド)
昭和 57年
平成 19年
平成 20年
平成 24年
4月
1月
1月
1月
平成 13年 8月 アフラック・インターナショナル・
インコーポレーテッド入社
平成 18年 3月 シニア・バイス・プレジデント
平成 24年 1月 当社入社 常務執行役員
統括法律顧問(兼任)
昭和38年生まれ
Joseph F.
Meyer
平成 24年 3月 当社入社 常務執行役員
(ジョセフ・マイヤー)
昭和31年生まれ
(資産運用部門)
日本における代表者・社長
氏名
山内 裕司
(やまうち・ひろし)
昭和27年生まれ
(全部門管掌)
略歴
昭和 51年
平成 11年
平成 14年
平成 17年
4月
1月
1月
1月
当社入社
執行役員
上席常務執行役員
上席常務執行役員 CAOJ
(Chief Administrative Officer for Japan)
平成 22年 1月 上席常務執行役員
平成 24年 1月 専務執行役員
平成 27年 1月 日本における代表者・社長
石井 理
(いしい・おさむ)
昭和32年生まれ
近畿地区災害対策担当
(契約サービス部門)
CAOJ
宇都出 公也
(うつで・ともや)
昭和37年生まれ
平成 20年 4月 当社入社 執行役員
平成 20年 5月 執行役員
コンプライアンス・オフィサー
平成 21年 1月 執行役員
平成 25年 1月 常務執行役員
平成 27年 1月 常務執行役員 近畿事務部長委嘱
平成 6年
平成 15年
平成 24年
平成 26年
5月
7月
1月
1月
(契約サービス部門)
副社長
CTOJ
氏名
古出 眞敏
(こいで・まさとし)
昭和35年生まれ
(企画・調査部門、
リスク管理部
門、人事・総務部門、資産運用
部門、
コンプライアンス部門)
略歴
平成 10年11月 当社入社
平成 13年 9月 執行役員 統括法律顧問
コンプライアンス・オフィサー
平成 18年 3月 当社退社
平成 20年12月 当社入社 執行役員
平成 21年 1月 執行役員 統括法律顧問
コンプライアンス・オフィサー
平成 24年 1月 常務執行役員
平成 25年 7月 上席常務執行役員
平成 27年 1月 専務執行役員
平成 28年 7月 副社長
(ありよし・こうじ)
昭和28年生まれ
略歴
平成 20年10月 当社入社 常務執行役員
平成 22年 1月 上席常務執行役員
平成 24年 1月 専務執行役員
(営業・マーケティング部門)
昭和32年生まれ
(営業・マーケティング部門)
CTOJ
John A.
Moorefield
(ジョン・モアフィールド)
昭和37年生まれ
(IT部門)
杉山 幸裕
(すぎやま・ゆきひろ)
略歴
大迫 孝司
(おおさこ・たかし)
久保 理子
(くぼ・りこ)
昭和36年生まれ
二見 通
(ふたみ・とおる)
平成 17年 8月 当社入社 常務執行役員 CIOJ
(Chief Information Officer for Japan)
平成 20年 9月 常務執行役員
平成 26年 5月 常務執行役員 CTOJ
(Chief Transformation Officer for Japan)
平成 27年 1月 上席常務執行役員 CTOJ
(資産運用部門)
4月
1月
1月
1月
平成 24年 1月 当社入社 執行役員
平成 25年 1月 執行役員
CIOJ(Chief Information Officer for Japan)
平成 26年 1月 常務執行役員 CIOJ
平成 28年 1月 常務執行役員
CTOJ(Chief Technology Officer for Japan)
平成 25年 8月 当社入社 執行役員
平成 26年 1月 常務執行役員
昭和37年生まれ
当社入社
執行役員
常務執行役員
常務執行役員 CAOJ
(Chief Administrative Officer for Japan)
平成 24年 1月 上席常務執行役員 CAOJ
平成 26年 1月 上席常務執行役員
昭和 55年
平成 14年
平成 19年
平成 22年
当社入社 医長
執行役員 医長
執行役員
常務執行役員
CAOJ(Chief Administrative Officer for Japan)
(営業・マーケティング部門)
CIOJ
氏名
磯中 淳
昭和34年生まれ
(IT部門)
(企画・調査部門、人事・総務
部門)
上席常務執行役員
(いそなか・じゅん)
(はすもと・ともひと)
(企画・調査部門)
氏名
有吉 浩二
蓮本 智仁
昭和36年生まれ
専務執行役員
72
当社入社
執行役員 テリトリー・ディレクター
執行役員
常務執行役員
昭和35年生まれ
(IT部門)
JCIO
山本 秀人
(やまもと・ひでと)
昭和37年生まれ
加藤 広亮
(かとう・こうすけ)
昭和41年生まれ
(企画・調査部門)
昭和 60年
平成 16年
平成 20年
平成 21年
平成 27年
4月
1月
1月
1月
1月
当社入社
執行役員
執行役員 テリトリー・ディレクター
執行役員
常務執行役員
昭和 59年 4月
平成 2年10月
平成 8年 3月
平成 24年 1月
当社入社
当社退社
当社入社
執行役員
インターナル・オーディット・オフィサー
平成 27年 1月 常務執行役員 秘書室長委嘱
平成 27年 1月 当社入社 常務執行役員
Deputy CTOJ
(Chief Transformation Officer for Japan)
平成 28年 1月 常務執行役員
CIOJ(Chief Information Officer for Japan)
平成 27年 4月 当社入社 常務執行役員
JCIO(Japan Chief Investment Officer)
平成 28年 4月 常務執行役員 JCIO
運用企画部長委嘱
平成 25年10月 当社入社 執行役員
平成 27年 1月 執行役員
コンサルティング推進部長委嘱
平成 28年 1月 常務執行役員
(平成28年7月1日現在)
※
「部門」
は役員の担当領域を示しています。
執行役員
執行役員
氏名
薄井 健二
(うすい・けんじ)
昭和34年生まれ
(リスク管理部門)
保険計理人
熱田 和実
略歴
昭和 59年 4月 当社入社
平成 14年 1月 執行役員
平成 18年 4月 執行役員
インターナル・オーディット・オフィサー
平成 24年 1月 執行役員
昭和 59年 4月 当社入社
平成 19年 1月 執行役員 保険計理人
(あつた・かずみ)
昭和36年生まれ
小野 晃一
昭和37年生まれ
(営業・マーケティング部門)
根本 巌
(ねもと・いわお)
昭和37年生まれ
竹内 宏
昭和42年生まれ
大川 泰貴
(おおかわ・やすき)
昭和 59年
平成 19年
平成 21年
平成 25年
4月
1月
1月
1月
当社入社
執行役員 テリトリー・ディレクター
執行役員
執行役員
営業管理部長委嘱
(ほりうち・まさき)
昭和 60年 4月 当社入社
平成 19年 1月 執行役員 テリトリー・ディレクター
平成 21年 1月 執行役員
(おおつか・ゆたか)
昭和40年生まれ
(IT部門)
小田 均
(おだ・ひとし)
昭和42年生まれ
(資産運用部門)
栗原 徹也
(くりはら・てつや)
平成 15年 9月 当社入社
平成 16年 7月 アフラックダイレクトドットコム
株式会社 代表取締役社長
平成 19年 1月 当社執行役員
平成 19年12月 執行役員
アフラック保険サービス株式会社
代表取締役社長
平成 27年 1月 執行役員
金融法人業務企画部長委嘱
昭和 58年 4月 当社入社
平成 21年 1月 執行役員
昭和37年生まれ
関根 貴久
(せきね・たかひさ)
昭和37年生まれ
(営業・マーケティング部門)
國谷 昌賢
(くにたに・まさよし)
昭和37年生まれ
(営業・マーケティング部門)
昭和39年生まれ
昭和 62年 4月 当社入社
平成 26年 1月 執行役員
提携事業推進部長委嘱
(営業・マーケティング部門)
大塚 裕
平成 26年 2月 当社入社 執行役員
昭和39年生まれ
(ゆのき・よしのり)
昭和37年生まれ
平成 26年 9月 当社入社 執行役員
平成 27年 1月 執行役員
アソシエイツ営業統括部長委嘱
(営業・マーケティング部門)
外池 宏之
平成 26年10月 当社入社 執行役員
(とのいけ・ひろゆき)
昭和41年生まれ
金融法人営業推進部
担当役員補佐
(営業・マーケティング部門)
栗原 茂樹
(くりはら・しげき)
昭和39年生まれ
昭和62年 4月 当社入社
平成 27年 1月 執行役員
調査部長委嘱
(企画・調査部門)
昭和 62年 4月 当社入社
平成 21年 1月 執行役員
平成 22年10月 執行役員
アフラック・テクノロジー・サービス
株式会社 代表取締役社長
平成 25年 4月 執行役員
平成 13年12月 当社入社
平成 22年 1月 執行役員
平成 24年 1月 執行役員 CIOJ
(Chief Investment Officer for Japan)
平成 24年 8月 執行役員
資産運用部長委嘱
昭和 57年 4月 当社入社
平成 23年 1月 執行役員
重松 淳
(しげまつ・じゅん)
昭和40年生まれ
インターナル・オーディット・
オフィサー
中西 伸
平成 元年 4月 当社入社
平成 27年 1月 執行役員
平成 28年 4月 アフラック・インターナショナル・
インコーポレーテッド
執行役員(兼任)
平成 13年 9月 当社入社
平成 27年 1月 執行役員
インターナル・オーディット・オフィサー
(なかにし・しん)
昭和39年生まれ
(監査部門)
澤村 環
(さわむら・たまき)
昭和37年生まれ
平成 19年10月 当社入社
平成 27年 1月 執行役員
広告宣伝部長委嘱
(営業・マーケティング部門)
(契約サービス部門)
(きそがわ・えいこ)
堀内 正紀
柚木 良宣
昭和34年生まれ
木曽川 栄子
昭和 61年 4月 当社入社
平成 24年 1月 執行役員
(経理・数理部門)
昭和35年生まれ
(くるまづか・まこと)
達川 明俊
昭和38年生まれ
宇都出常務執行役員付
(契約サービス部門)
車塚 誠
(企画・調査部門、コンプライ
アンス部門)
会社概要
(営業・マーケティング部門)
昭和38年生まれ
略歴
昭和 61年 4月 当社入社
平成 24年 1月 執行役員
平成 27年 1月 執行役員
コンプライアンス・オフィサー
(営業・マーケティング部門)
金融法人営業推進部
担当役員補佐
(営業・マーケティング部門)
(たけうち・ひろし)
木島 葉子
(きじま・ようこ)
(たつかわ・あきとし)
(経理・数理部門)
(おの・こういち)
氏名
コンプライアンス・オフィサー
昭和 59年 4月 当社入社
平成 24年 1月 執行役員
平成 28年 1月 アフラック収納サービス株式会社
代表取締役社長(兼任)
昭和 60年 4月 当社入社
平成 24年 1月 執行役員
平成 27年 1月 執行役員
アソシエイツ営業推進第二部長委嘱
昭和 60年 4月 当社入社
平成 24年 1月 執行役員
平成 26年 4月 執行役員
近畿法人営業部長委嘱
河原 正視
(かわはら・まさし)
平成 25年10月 当社入社
平成 27年 1月 執行役員
昭和34年生まれ
山本常務執行役員付
(資産運用部門)
真鍋 美薫
(まなべ・みか)
昭和39年生まれ
(人事・総務部門)
島田 由秋
(しまだ・よしあき)
昭和41年生まれ
(営業・マーケティング部門)
昭和 62年 4月 当社入社
平成 28年 1月 執行役員
人事部長委嘱
アフラック・ハートフル・サービス
株式会社 代表取締役社長(兼任)
平成 元年 4月 当社入社
平成 28年 1月 執行役員
コンサルティング推進部長 兼
ショップ推進部長委嘱
会計参与の氏名又は名称
該当ありません。
会計監査人の氏名又は名称
該当ありません。
アフラックの現状 2016
73
組織・従業員の状況
組織図
お 客 ア ソ シ 契約管理企画部
契約部
契約審査部
契約保全部
近畿事務部
料金第一部
料金第二部
東日本保険金部
西日本保険金部
コンタクトセンター統括部
企画部
通訳・翻訳室
調査部
法務部
事務統括部
お客様サービス推進部
広報部
情報管理推進部
ダイバーシティ推進部
事業開発室
リスク管理統括部
資産運用リスク管理部
人事部
秘書室
総務部
商品数理部
経営数理部
収益管理部
経理部
資産運用オペレーション部
運用企画部
運用業務統括部
資産運用部
コンプライアンス統括部
内部監査部
会社概要
副会長
社 長
会 長
従業員の状況
従業員の在籍・採用状況
区分
(単位:人)
(単位:人)
在籍数
採用数
平成26年度末
平成27年度末
平成26年度
平成27年度
4,232
4,463
353
472
うち男子
2,146
2,295
161
241
うち女子
2,086
2,168
192
231
該当なし
該当なし
該当なし
該当なし
内勤職員
営業職員
(注)1. 内勤職員とは、社員及び嘱託の合計です。
2. 当社では総合職、一般職の区別はしていません。
内勤職員平均給与
(月額)
(単位:千円)
区分
平成27年3月
平成28年3月
内勤職員
407
406
(注)1. 内勤職員とは、社員及び嘱託の合計です。
2. 平均給与額は各年3月中の税込定例給与であり、賞与及び時間外手当は含みません。
74
営業職員平均給与
該当ありません。
(平成28年7月1日現在)
様
エ イ ツ
マスマーケット営業部
(63)
大型法人営業部
広域法人営業部
東京第一法人営業部
東京第二法人営業部
東海法人営業部
近畿法人営業部
総合支社・支社
金融法人営業部
金融法人支社
(17)
ショップ推進部
コミュニケーションサービス部
全88営業部・支社
( )
内は、支社数
(P.76∼77参照)
(単位:歳 )
(単位:年)
平均年齢
平均勤続年数
平成27年度末
平成26年度末
平成27年度末
38.0
38.2
10.6
10.7
うち男子
39.6
39.6
11.7
11.6
うち女子
36.3
36.8
9.6
9.7
該当なし
該当なし
該当なし
該当なし
営業職員
会社概要
お客様サービス推進委員会
コンプライアンス委員会
ERM委員会
情報管理推進委員会
平成26年度末
内勤職員
マーケティング企画部
商品開発部
ツールサポート部
広告宣伝部
営業教育部
代理店管理統括部
営業業務部
営業検査部
コンサルティング推進部
アソシエイツ営業推進第一部
アソシエイツ営業推進第二部
アソシエイツ営業推進第三部
アソシエイツ営業推進第四部
日本社投資委員会
ビジネスシステム検討委員会
人事政策委員会
ダイバーシティ推進委員会
従業員の平均年齢・平均勤続年数
区分
アソシエイツ営業推進第五部
役員会議
アソシエイツ営業統括部
営業管理部
提携事業推進部
カスタマーリレーションサポート部
金融法人営業推進部
金融法人業務企画部
システムリスク管理部
IT業務統括部
システム開発管理部
システム開発第一部
システム開発第二部
システム開発第三部
ITアーキテクト部
基盤サービス部
ユーザーサービス部
各種委員会
経営会議
(注)内勤職員とは、社員及び嘱託の合計です。
主要な業務内容
営業拠点数の推移
区分
平成26年度末
平成27年度末
営業部・支社
91
88
(注)営業拠点数は、営業部、総合支社、支社の合計値です。
生命保険の引受け:
がん保険・医療保険をはじめとする個人保険等の
募集及び引受業務を行っています。
資産の運用:
安定した収益が期待できる長期確定利付資産へ
の投資を行っています。
アフラックの現状 2016
75
店舗ネットワーク
当社生命保険に関するお問い合わせ先
0120-5555-95
通話料無料
受付時間 月∼金曜日
(祝日を除く)
9:00∼18:00
土曜日
(祝日を除く)
9:00∼17:00
※お電話の内容は、当社業務の運営管理、
サービス充実などの観点から録音させていただいています。
名 称
電話番号
北海道エリア
東北エリア
関信越エリア
会社概要
札幌総合支社
〒060-0001 札幌市中央区北1条西6-1-2(アーバンネット札幌ビル5F)
011-221-2641
旭川支社
〒070-0031 旭川市一条通9-50-3(旭川緑橋通第一生命ビル7F)
0166-23-7434
道東支社
〒080-0010 帯広市大通南9-4(帯広大通ビル6F)
0155-27-5762
函館支社
〒040-0011 函館市本町6-12(テーオービル7F)
0138-51-3451
北海道金融法人支社
〒060-0001 札幌市中央区北1条西6-1-2(アーバンネット札幌ビル5F)
011-221-3600
仙台総合支社
〒980-6122 仙台市青葉区中央1-3-1(アエル22F)
022-262-5610
青森支社
〒030-0802 青森市本町1-2-15(青森本町第一生命ビル9F)
017-777-0963
盛岡支社
〒020-0045 盛岡市盛岡駅西通2-9-1(マリオス13F)
019-654-4722
秋田支社
〒010-0923 秋田市旭北錦町5-50(シティビル秋田3F)
018-863-9723
山形支社
〒990-8580 山形市城南町1-1-1(霞城セントラル3F)
023-645-8230
郡山支社
〒963-8005 郡山市清水台2-13-23(郡山第一ビル5F)
024-938-7519
東北金融法人支社
〒980-6129 仙台市青葉区中央1-3-1(アエル29F)
022-778-5176
埼玉総合支社
〒330-0854 さいたま市大宮区桜木町1-9-6(大宮センタービル14F)
048-645-0861
水戸支社
〒310-0026 水戸市泉町1-2-4(水戸泉町第一生命ビル3F)
029-227-6505
宇都宮支社
〒321-0964 宇都宮市駅前通り1-3-1(KDX宇都宮ビル7F)
028-623-0192
群馬支社
〒370-0841 高崎市栄町16-11(高崎イーストタワー13F)
027-322-1387
埼玉西支社
〒359-0037 所沢市くすのき台3-18-3(第2リングスビル2F)
04-2998-7702
新潟支社
〒950-0088 新潟市中央区万代4-4-27(NBF新潟テレコムビル4F)
025-243-0612
長野支社
〒380-0823 長野市南千歳1-12-7(新正和ビル4F)
026-226-9542
関信越金融法人支社
〒330-8669 さいたま市大宮区桜木町1-7-5(ソニックシティビル18F)
048-637-8237
大型法人営業部
〒160-0023 新宿区西新宿1-23-7(新宿ファーストウエスト17F)
03-6757-2605
広域法人営業部
〒163-0456 新宿区西新宿2-1-1(新宿三井ビル19F)
03-5321-2377
東京第一法人営業部
同上
03-6311-5093
東京第二法人営業部
〒163-0456 新宿区西新宿2-1-1(新宿三井ビル17F)
03-6311-5095
マスマーケット営業部第一支社
〒163-0456 新宿区西新宿2-1-1(新宿三井ビル24F)
03-3344-2936
マスマーケット営業部第二支社
同上
03-3344-2639
千葉総合支社
〒260-0028 千葉市中央区新町1000(センシティビル11F)
043-241-5873
東京総合支社
〒160-0023 新宿区西新宿1-23-7(新宿ファーストウエスト17F)
03-3344-2836
首都圏総合支社
同上
03-3344-1580
首都圏エリア
柏支社
〒277-0842 柏市末広町5-19(第12関口ビル6F)
04-7147-1706
八王子支社
〒192-0046 八王子市明神町3-20-6(八王子ファーストスクエア9F)
042-644-0372
町田支社
〒194-0021 町田市中町1-2-4(日新町田ビル3F)
042-727-8031
横浜総合支社
〒221-0835 横浜市神奈川区鶴屋町2-23-2(TSプラザビル15F)
045-325-0134
湘南支社
〒251-0055 藤沢市南藤沢18-1(エバーズ第10藤沢ビルⅡ6F)
0466-23-3608
山梨支社
〒400-0031 甲府市丸の内3-32-12(甲府ニッセイスカイビル4F)
055-223-5592
金融法人営業部
〒100-0005 千代田区丸の内1-6-1(丸の内センタービル19F)
03-6367-3671
金融法人営業部第一金融法人支社
同上
03-6367-3654
〈名古屋駐在 〉
〒451-6017 名古屋市西区牛島町6-1(名古屋ルーセントタワー17F)
052-217-9159
〈大阪駐在 〉
〒530-0057 大阪市北区曽根崎2-3-5(梅新第一生命ビル5F)
06-7175-8951
〒100-0005 千代田区丸の内1-6-1(丸の内センタービル19F)
03-6367-3655
金融法人営業部第二金融法人支社
〈大阪駐在 〉
金融法人営業部第三金融法人支社
〈大阪駐在 〉
金融法人営業部第四金融法人支社
〈大阪駐在 〉
首都圏第一金融法人支社
首都圏第二金融法人支社
76
所在地
〒530-0057 大阪市北区曽根崎2-3-5(梅新第一生命ビル5F)
06-7175-8971
〒100-0005 千代田区丸の内1-6-1(丸の内センタービル19F)
03-6367-3656
〒530-0057 大阪市北区曽根崎2-3-5(梅新第一生命ビル5F)
06-7175-8947
〒100-0005 千代田区丸の内1-6-1(丸の内センタービル19F)
03-6367-3667
〒530-0057 大阪市北区曽根崎2-3-5(梅新第一生命ビル5F)
06-7175-8952
〒100-0005 千代田区丸の内1-6-1(丸の内センタービル19F)
03-6367-3674
同上
03-6367-3676
(平成28年7月1日現在)
名 称
東海法人営業部
所在地
〒451-6029 名古屋市西区牛島町6-1(名古屋ルーセントタワー29F)
愛知総合支社
同上
電話番号
052-217-2450
052-586-7682
東海・北陸エリア
岐阜支社
〒500-8833 岐阜市神田町6-11-1(協和第2ビル5F)
058-265-8791
沼津支社
〒410-0801 沼津市大手町4-3-45(アゴラ沼津7F)
055-964-1266
静岡支社
〒420-0852 静岡市葵区紺屋町17-1(葵タワー22F)
054-254-7723
浜松支社
〒430-7718 浜松市中区板屋町111-2(浜松アクトタワー18F)
053-477-0540
三重支社
〒510-0074 四日市市鵜の森1-3-23(ナカジマビル6F)
059-355-4632
富山支社
〒930-0004 富山市桜橋通り2-25(富山第一生命ビル7F)
076-431-0211
金沢支社
〒920-0853 金沢市本町1-5-2(リファーレ7F)
076-223-6341
福井支社
〒910-0006 福井市中央1-3-12(ユアーズ大手ビル5F)
0776-29-1163
東海第一金融法人支社
〒451-6017 名古屋市西区牛島町6-1(名古屋ルーセントタワー17F)
東海第二金融法人支社
同上
052-559-0228
052-559-0230
〒920-0853 金沢市本町1-5-2(リファーレ17F)
076-207-3654
近畿法人営業部
〒530-0057 大阪市北区曽根崎2-3-5(梅新第一生命ビル6F)
06-6206-3607
大阪総合支社
〒556-0011 大阪市浪速区難波中2-10-70(パークスタワー23F)
06-7173-2705
近畿総合支社
〒530-0057 大阪市北区曽根崎2-3-5(梅新第一生命ビル5F)
06-6206-3502
神戸総合支社
〒650-0034 神戸市中央区京町80(クリエイト神戸13F)
078-391-8893
滋賀支社
〒520-0043 大津市中央3-1-8(大津第一生命ビル4F)
077-525-9622
京都支社
〒600-8008 京都市下京区四条通烏丸東入ル長刀鉾町8(京都三井ビル6F)
075-241-4534
姫路支社
〒670-0902 姫路市白銀町24(みなと銀行第一生命共同ビル6F)
079-223-0594
奈良支社
〒630-8225 奈良市西御門町2(西御門服部ビル4F)
0742-27-9882
和歌山支社
〒640-8342 和歌山市友田町4-123(紀陽東和歌山ビル5F)
073-422-6136
近畿第一金融法人支社
〒530-0057 大阪市北区曽根崎2-3-5(梅新第一生命ビル5F)
06-7175-8970
近畿第二金融法人支社
同上
会社概要
近畿エリア
北陸金融法人支社
06-7175-8960
中国・四国エリア
九州・沖縄エリア
広島総合支社
〒730-0017 広島市中区鉄砲町7-18(東芝フコク生命ビル5F)
082-221-5966
鳥取支社
〒680-0846 鳥取市扇町32(扇町扶桑ビル5F)
0857-26-0589
島根支社
〒690-0003 松江市朝日町498-6(松江駅前第一生命ビル5F)
0852-31-8127
岡山支社
〒700-0907 岡山市北区 下石井2-2-5(ニッセイ岡山スクエア6F)
086-221-4583
山口支社
〒745-0034 周南市御幸通り1-10(日本生命徳山ビル4F)
0834-22-5623
徳島支社
〒770-0904 徳島市新町橋2-10-1(徳島眉山第一生命ビル4F)
088-623-1465
高松支社
〒760-0019 高松市サンポート2-1(高松シンボルタワー16F)
087-822-0833
松山支社
〒790-0003 松山市三番町4-9-6(NBF松山日銀前ビル5F)
089-933-7103
高知支社
〒780-0834 高知市堺町2-26(高知中央ビジネススクエア7F)
088-825-3515
中国・四国第一金融法人支社
〒700-0024 岡山市北区駅元町1-6(岡山フコク生命駅前ビル9F)
086-941-8934
中国・四国第二金融法人支社
〒730-0017 広島市中区鉄砲町7-18(東芝フコク生命ビル5F)
082-205-5001
福岡総合支社
〒812-0018 福岡市博多区住吉1-2-25(キャナルシティ・ビジネスセンタービル10F) 092-272-1519
北九州支社
〒802-0005 北九州市小倉北区堺町1-2-16(十八銀行第一生命共同ビル8F)
093-521-9312
佐賀支社
〒840-0816 佐賀市駅南本町6-4(佐賀中央第一生命ビル3F)
0952-25-6879
長崎支社
〒850-0032 長崎市興善町2-24(長崎第一生命ビル8F)
095-820-4670
熊本支社
〒860-0803 熊本市中央区新市街11-18(熊本第一生命ビル10F)
096-322-3228
大分支社
〒870-0034 大分市都町1-2-19(大分都町第一生命ビル7F)
097-532-0079
宮崎支社
〒880-0806 宮崎市広島1-18-13(宮崎第一生命ビル新館7F)
0985-20-7533
鹿児島支社
〒892-0844 鹿児島市山之口町2-30(鹿児島第一・海上ビル8F)
099-222-2405
沖縄支社
〒900-0033 那覇市久米2-4-16(三井生命那覇ビル4F)
098-863-8369
九州・沖縄金融法人支社
〒810-0001 福岡市中央区天神1-1-1(アクロス福岡9F)
092-517-8925
保険金・給付金のお支払いに関するお問い合わせ先
ご入院等の保険金・給付金等の支払事由が生じた場合や、お支払いの可能性があると思われる場合、
また、ご不明な点がある場合は、下記までご連絡ください。
0120-555-877
通話料無料
受付時間 月∼金曜日
(祝日を除く)
9:00∼17:00
※お電話の内容は、当社業務の運営管理、
サービス充実などの観点から録音させていただいています。
東日本保険金部
西日本保険金部
〒182-8006 調布市小島町2-33-2(スクエアビル3F)
〒540-8633 大阪市中央区高麗橋3-4-10(淀屋橋センタービル7F)
アフラックの現状 2016
77
米国本社の概要
シアトル
Aflac米国本社
1955年、米国ジョージア州コロンバス市で設立され
た
「 American Family Life Assurance Company of
アメリカ合衆国
ニューヨーク
シカゴ
サンフランシスコ
ワシントン D.C.
デンバー
ロサンゼルス
アトランタ
Columbus:Aflac
( 以下、Aflac米 国 本 社)」は、2015年
ダラス
ジョージア州
コロンバス市
に創業60周年を迎えました。1958年にがんの治療に伴
Aflac米国本社
(米国ジョージア州)
マイアミ
う経済的負担の軽減を目的
に世界で初めて開発され
こうしたなか、Aflac米国本社は
「病気やケガによって突
た がん 保 険 は、これま
発的に発生するお客様の自己負担費用を補完するための
でにない画期的な商品
保険商品を最も手頃な価格と最高のサービスで提供する
として広く全米に普及し、
こと」をミッションとしています。Aflac米国本社はマネジ
Aflac米国本社は半世紀以上
ドケアや公的保障をさらに補完する個人向けの医療保障
にわたって大きな発展を遂げてきました。
を企業の従業員を中心に提供することによってこのミッ
また、1974年に日本に進出して以来、世界最大規模の
ションを遂行しています。これにより、病気やケガで経済
保険市場である米国と日本に経営資源を集中することで
的負担を負ったお客様が最も必要としているときに、お
長期的かつ安定的な成長を続けています。
客様に直接、給付金を現金でお支払することで、経済的に
会社概要
Aflac米国本社のミッション
不安がなく治療に専念できるようサポートしています。
制度」を通じて医療保険サービスが提供されているほ
*「マネジドケア」とは、民間保険会社による医療サービス、医療費、医療の質等を
総合的に管理する組織・制度で、その代表的なものとしてHMOやPPO、POSな
どがあり、ブルークロス・ブルーシールド、エトナ社、アンセム社等の保険会社が
商品を提供しています。
か、公的医療保険制度については高齢者向けの
「メディ
米国の医療保険制度(イメージ図)
米国では主に、民間の保険会社による
「マネジドケア*
ケア」や貧困層向けの
「メディケイド」などの仕組みがあり
Aflac米国本社
補 完 保 険
ます。なお、米国では2010年3月に医療保険制度改革法
(PPACA)が成立し、その要となる政策としてほぼすべて
マネジドケア 等
メディケア/メディケイド 等
の国民に対する医療保険の加入義務付けが2014年1月
から実施されています。
公的
民間
高齢者・貧困層等を対象に提供
主に企業の福利厚生制度として従業員に提供
取扱商品
Aflac米国本社は創業以来60年にわたり、補完保険分
野における任意加入の個人保険販売に注力しており、全
米の職域での任意加入保険の販売においてNo.1*を誇っ
ています。短期所得保障保険などの
「将来の収入に備え
る保険」、がん保険や事故・重度障害保障保険などの
「資
米国本社の商品
将来の収入に備える保険
短期所得保障保険
普通生命保険
( 定期、終身)
入院保障保険
歯科医療保険
● 眼科医療保険
●
●
●
●
●
(新契約年換算保険料ベース)
普通生命保険
5.2%
歯科医療保険、眼科医療保険といった
「補完的な医療保
歯科・眼科医療保険
*Eastbridge Consulting Group, Inc.「米国における職域/任意加入保険販売
に関するレポート。2014年の保険会社の実績」
( コネチカット州エイボン、2015
年4月)
事故・重度障害保障保険
がん保険
● 重大疾病保険
補完的な医療保険
●
産の損失
(大きな出費)に備える保険」
、入院保障保険や
険」
を競争力の高い保険料で提供しています。
資産の損失
(大きな出費)に
備える保険
事故・重度障害
保障保険
5.2%
入院保障保険
14.6%
商品構成
29.9%
(2015年)
短期所得保障保険
23.2%
重病保障保険*
21.9%
*重病保障保険には、がん保険、重大疾病保険及び入院集中治療保険が含まれています。
78
販売チャネル
Aflac米国本社の販売チャネルは、伝統的な個人募集人
からなる専属代理店とブローカーで成り立っています。
販売チャネル
専属代理店
(個人募集人)
専属代 理 店チャネルは、4万人を 超える保 険募 集 人
(2015年12月末時点/月次平均有績募集人)によって支
ブローカー
職域区分(従業員数)
商品
従業員100人未満
個人保険
従業員100人以上
1,000人以下
従業員1,000人超
個人保険・団体保険
団体保険
(カスタマイズされたもの)
えられています。
社会貢献活動
Aflacは日米両国において、良き企業市民として社会と
なお、
「 公益 財団法 人米日カウンシル」と米国大使 館
の共生及び地域社会への貢献を実現すべく、がんに関連
が主導する官民パートナーシップである日米交流事業
する分野を中心とした社会貢献活動を積極的に推進して
「 TOMODACHI イニシアチブ」の一環として発足した米
います。
国留学助成制度
「TOMODACHI アフラックプログラム」
(P.14参照)では、研究成果をその後の日本での治療・研
「 Aflacがん・血液病センター」
(アトランタ小児病院内)へ
究に役立ててもらうことを目的として、日本で小児がんの
の支援を柱とした社会貢献活動を展開しています。2015
研究に携わっている医師を同センターで受け入れており、
年はAflacがん・血液病センターとパートナーシップを結
2015年8月には札幌北楡病院の佐野弘純医師を派遣し
んで20周年を迎え、またAflac米国本社が1995年から
ています。また、2016年8月からは
同センターに寄付した金額が1億ドルを超えるなど、特別
福島県立医科大学附属病院の
な1年となりました。Aflacがん・血液病センターは米国
小林正悟医師の派遣が決定し
でもトップレベルの小児がんセンターの一つに選ばれて
ています。
会社概要
Aflac米国本社では、小児がんや血液疾患の治療施設
おり、同センターを通した支援活動はAflacの企業文化の
「 Aflacがん・血液病センター」
で活動する
佐野医師
一部になっています。
■ Aflacの物語 ∼60年の軌跡∼
1955年、
Aflacはエイモス家3兄弟によって、米国ジョージア州の小さな都市コロン
バスに誕生しました。それから半世紀以上の月日を経た2015年、Aflac米国本社は
創業60周年を迎えました。そして、1974年に日本進出を果たしたアフラック日本社と
合計で、5,000万人以上の方々に経済的な保障を提供する企業にまで成長しました。
これからもAflacは日米両国において、革新的な商品開発と販売網の拡充を通じ、
Aflacの歴史と伝統を体現することにより、これまで以上に多くの
「約束」を守ってい
きたいと願っています。
エイモス家3兄弟
(左からポール、
ジョン、ウィリアム)
私たちの物語は、60年の間書きつづられてきた奉仕の物語です。
創業から60周年を迎えて、Aflacはこれまで通り変わることなく、
ご契約者の皆様が必要とする時にお役に立ちたいと願っています。
それは、人にまつわる物語です。それぞれの人の思いやり、
そして粘り
強さの物語です。
a Incorporatedの年次報告書
Aflac
(2015 YEAR IN REVIEW)
アフラックの現状 2016
79
最高経営責任者
(CEO)
との対話
Aflacの物語
∼60年の軌跡∼
2015年、Aflacは創業60周年を迎えま
Q した。
この先60年、Aflacが存続してい
るとすれば、
それはなぜでしょうか?
A
現在、米国と日本は世界最大の保険市場で
すが、これからもそうあり続けるとわたしは確
信しています。両国は当社が提供する補完保険に非
常に適した市場です。当社はこれからも市場の動向と
歩みを一にする商品を提供し続けるという戦略を継
続し、これらをお届けする効果的な販売網を構築して
会社概要
いきます。これに加えて、当社の財務力、ブランド認知
度、業務の効率性により、これからの60年、さらにそ
れ以降も何百万という人々に経済的な保障を提供す
る会社であり続けるでしょう。
Q 2015年 の 最 大 の 課 題 は何 でしたか?
A
2015年は、激しさを増す競合環境と刻々
変化する金融市場の下で、日米の両市場にお
いて販売成長に注力した一年でした。米国社の販売
を推進するとともに、日本社の版図をどのように広げ
て行くかについても決定を行いました。さらに、歴史
的な低金利環境が続くなかでニューマネーを運用す
ることは、当社にとっても大きな課題でした。当社は
株主配当と自社株取得の増加と同時に、強固な資本
基盤の維持に取り組んでいます。これからも、ご契約
者と株主を含むすべてのステークホルダーに対する
約束を守ることが当社の目標です。
契約者の視点からみて、Aflacの商品は
Q どのような付加価値があるのでしょうか?
A
ご契約者が給付の請求をされるのは、多く
の場合、困難な問題を抱えているときです。日
本であれ米国であれ、お客様が困難な状況にいると
きに、保険金・給付金を受け取ることはとても大切な
ことです。米国社は2015年に
「 One Day Pay」と呼
80
Chairman and Chief Executive Officer Daniel P. Amos
会長兼最高経営責任者
(CEO) ダニエル P. エイモス
ばれるお支払いの取り組みを開
Aflac米国本社の主要業績
始しました。One Day Payを
通じたご請求については、審査・
保険料収入
税引前事業利益
(単位:百万ドル)
(単位:百万ドル)
承認・支払いをわずか一日で完了させることができま
す。これは、ご契約者の経済的な負担を早期に取り除
立てることを意味しています。このことは、強力な商
品革新力と信頼のブランドに対する当社の評価を裏
1,101
5,347
き、治療に専念いただけるよう、まさに当社がお役に
(25.7%)
(30.7%)
12,046
3,175
(69.3%)
(74.3%)
付けるものと考えています。
合計:17,393
Q
A
Aflacがコミュニティで果たす役割は何
だと考えていますか?
合計:4,276
米国
日本
総資産
保有契約件数
(単位:百万ドル)
(単位:千件)
1995年、当 社 は アトランタ 小 児 病 院 の
「Aflacがん・血液病センター」
とパートナーシッ
プを開始し、2001年には最初の
「アフラックペアレン
18,537
(16.0%)
97,646
対する取り組みは、当時は想像することができなかっ
(84.0%)
38,115
(75.3%)
会社概要
ツハウス」を日本で開設しました。それ以来、これらに
12,498
(24.7%)
た規模と意義を持つに至りました。
1965年から2000年までの間に、小児がんの治癒
率は20%から80%にまで上昇しました。それは素晴
らしいことだと思います。しかし、生存率の向上を実
現させるためには、多くの組織や個人から看護や研
究、そして援助を受けることが必要です。そのため、当
合計:116,183
合計:50,613
(注)
日本の数値は特約を含めた件数
(注)1. 上記は米国会計基準に基づいており、2015年1∼12月ベースの数値
を記載しています。
2. 日本のドルベースの数値は、年間平均為替レート
(1ドル=120.99
円)及び年度末の為替レート
(1ドル=120.61円)で算出しています。
3. 日本の数値は、アフラック保険サービス株式会社などの関連会社を
含んでいます。
社はさらに高い治癒率の実現に向けた取り組みと病
気を乗り越えようとしているご家族への支援を行っ
ています。これはまさに、当社がなすべきことだと私
は考えています。また同時に、強い企業市民であるこ
とで、より良い人々を惹きつけ、その人々が会社をより
強くすることにより、当社は大きな成功をおさめるこ
とになるでしょう。
※ 本インタビューは、
Aflac Incorporatedの年次報告書
(2015 YEAR IN REVIEW)
からの抜粋です。
※ アフラック全体の資産運用に関する詳細な情報等は、Aflac Incorporatedの
年次報告書、有価証券報告書
(EDINET〈有価証券報告書等の開示書類を閲覧
するサイト http://disclosure.edinet-fsa.go.jp/ 〉
)
にてご覧いただけます。
EDINETで の 検 索 方法:EDINET「書 類 検 索」から
「書 類 提 出 者/有価 証 券
発行者/ファンド情報を指定する」の
「提出者/発行者/ファンド」欄にAflac
Incorporatedのコード
「E05776」
を入力すると、検索できます。
アフラックの現状 2016
81
Aflacの概要
Aflac Incorporated
1973年、Aflacの持株会社として
「 American Family
Aflac Incorporated 概要
Corporation
( AFC)
」を設立しました。AFCは翌1974年
名
にはニューヨーク証券取引所に、
1987年には東京証券取
役
引所への上場を果たし、
その後、
1992年に社名を
「 AFLAC
Incorporated」
( 現 Afl ac Incorporated)に変更しま
称 Aflac Incorporated
(アフラック・インコーポレーテッド)
所 在 地 米国ジョージア州コロンバス市
員 会長兼最高経営責任者 ダニエル P. エイモス
社長
クリス・クロニンジャー Ⅲ
取締役総数は社内外合わせて13人
事業内容 Aflacの持株会社
発行済株式数 670,401千株
した。
総 資 産 1,277億66百万ドル(連結ベース)
株主資本
Aflac Incorporatedとその子会社等
(発行済株式数、総資産、株主資本は2016年3月31日現在)
持株会社 Aflac Incorporated
(アフラック・インコーポレーテッド)
Chairman and Chief Executive Officer : Daniel P. Amos
(会長兼最高経営責任者 ダニエル P. エイモス)
President:Kriss Cloninger Ⅲ
(社長 クリス・クロニンジャーⅢ)
沿革
1973年
1974年
1987年
1991年
1992年
会社概要
American Family Life Assurance Company
of Columbus:Aflac(Aflac米国本社)
Chairman and Chief Executive Officer : Daniel P. Amos
(会長兼最高経営責任者 ダニエル P. エイモス)
President : Paul S. Amos Ⅱ
(社長 ポール S. エイモスⅡ)
1999年
2001年
2007年
2008年
2009年
2016年
アフラック(アメリカンファミリー生命保険会社)
会 長: チャールズ・レイク(日本における代表者)
社 長: 山内 裕司(日本における代表者)
American Family Life Assurance Company
of New York(Aflacニューヨーク)
員 会長兼最高経営責任者 ダニエル P. エイモス
社長 ポール S. エイモス Ⅱ
事業内容 生命保険業
(アフラック・インターナショナル)
経営管理会社
発行済株式数 3,879千株
株
アフラック保険サービス株式会社
主 Aflac Incorporated
(100%)
営業地域 米国/日本
日本における生命保険の代理店業務、
受託業務
●
称 American Family Life Assurance Company of Columbus
(アメリカン ファミリー ライフ アシュアランス カンパニー オブ コロンバス)
所 在 地 米国ジョージア州コロンバス市
役
Aflac International Incorporated
アフラック収納サービス株式会社
総 資 産 194億13百万ドル (除く日本)
社 員 数 3,910人 (除く日本)
日本における保険料等集金代行業務、
受託業務
●
アフラック・ハートフル・サービス株式会社
日本におけるオフィスサービスに関する業務
(障がい者雇用を目的とした特例子会社)
Aflac Information Technology Incorporated
(アフラック・インフォメーション・テクノロジー)
米国における会社施設管理業務
Aflac Benefits Advisors Incorporated (ABA)
(アフラック・ベネフィット・アドバイザーズ)
米国における保険代理店支援業務
(発行済株式数、総資産、社員数は2016年3月31日現在)
沿革
1955年
1958年
1974年
1977年
1988年
1990年
1995年
1997年
Communicorp Incorporated
(コミュニコープ)
米国における印刷業務
1999年
Continental American Insurance Company
(コンチネンタル・アメリカン・インシュアランス・カンパニー)
米国における団体保険販売
(2016年7月1日現在)
82
American Family Corporation
( AFC)
を設立
ニューヨーク証券取引所
(NYSE)
に上場
東京証券取引所に上場
ダウ・ジョーンズ株価指数及びスタンダード&プアーズ
(S&P)の指
標銘柄
「S&P MIDCAP 400」
に選出される
保険会社とのイメージ統一を図るため、社名をAFLAC Incorporated
(現 Aflac Incorporated)に変更
S&Pの指標銘柄
「S&P 500 INDEX」に選出される
会長兼最高経営責任者にダニエル P. エイモス、社長にクリス・クロ
ニンジャーⅢが就任
米経済誌
「フォーチュン」による
「アメリカの最も賞賛すべき企業」
のうちの1社
(7年連続)に選出される
米国の大手企業で初めて、株主による役員報酬に関する勧告投票
制度
「Say-on-Pay」
を導入
CAIC
(Continental American Insurance Company)を買収
米経済誌
「フォーチュン」による
「全米で最も働きがいのある企業
100社」
のうちの1社
(18年連続)
に選出される
Aflac米国本社 概要
名
●
200億21百万ドル(連結ベース)
2001年
2002年
2007年
2015年
米国ジョージア州コロンバス市にて創業
世界初の〈がん保険 〉
を発売
日本社を設立。日本で〈がん保険 〉
を発売
ジョン B. エイモスが最高経営責任者に就任
米経済誌
「フォーブス」
で
「保険業界における最も革新的な企業」に
選出される
創業者の一人ポール S. エイモスが会長に、ダニエル P. エイモスが
社長兼最高経営責任者に就任
阪神・淡路大震災救援のため、米国赤十字社を通して基金を設立。
200万ドルの義援金を寄付
スタンダード&プアーズ
(S&P)
の保険財務力格付けで“ AA”の評
価を受ける
(2015年6月末現在、
“ AA- ”
)
米 経 済 誌「フ ォ ーブス 国 際 版」
が 選 定した
“ The 400 best
companies ”
の保険業界部門においてトップ企業に選出される
ダニエル P. エイモスが会長兼社長兼最高経営責任者に就任
ムーディーズ・インベスターズ・サービスの保険財務格付けで“ Aa2 ”
の評価を受ける
(2016年6月末現在、
“ Aa3 ”
)
ポール S. エイモスⅡが社長兼最高執行責任者に就任
(2013年7月
から社長)
給付請求から、一日で支払いを完了させる
「 One Day Pay」を開始
データ・ファイル
直近事業年度における事業の概況 .............................................. 84
(4)
個人保険及び個人年金保険の責任準備金の積立方式、積立率、
残高(契約年度別)....................................................................118
直近5事業年度における主要な業務の状況を示す指標 ...... 85
(5)
特別勘定を設けた最低保証のある保険契約に係る一般勘定にお
ける責任準備金、算出方法、計算の基礎となる係数
......................................................................(該当ありません)
118
財産の状況
1. 貸借対照表......................................................................................... 86
2. 損益計算書......................................................................................... 87
3. キャッシュ・フロー計算書 ................................................................... 88
4. 内部統制報告書 ................................................................................. 97
5. 株主資本等変動計算書 .......................................( 該当ありません)
98
6. 債務者区分による債権の状況 .......................................................... 98
7. リスク管理債権の状況....................................................................... 98
8. 元本補塡契約のある信託に係る貸出金の状況
..............................................................................( 該当ありません)
98
9. 保険金等の支払能力の充実の状況
(ソルベンシー・マージン比率)......................................................... 99
(6)
保険業法第121条第1項第1号の確認(第三分野保険に係るも
のに限る。)
の合理性及び妥当性 ..............................................118
(7)
契約者配当準備金明細表 .........................................................119
(8)
引当金明細表.............................................................................119
(9)
特定海外債権引当勘定の状況 ...................(該当ありません)
119
(10)
資本金等明細表 ........................................(該当ありません)
119
(11)
保険料明細表 ..........................................................................119
(12)
保険金明細表 ..............................................................119∼120
(13)
年金明細表 ..............................................................................120
(14)
給付金明細表 ..........................................................................120
(15)
解約返戻金明細表 ..................................................................120
10. 実質純資産額 ..................................................................................... 99
(16)
減価償却費明細表 ..................................................................121
11. 有価証券等の時価情報(会社計)......................................100∼104
(17)
事業費明細表 ..........................................................................121
12. 債券(買入金銭債権を含む)
・一般貸付の信用格付別残高 ..........104
(18)
税金明細表 ..............................................................................121
13. 経常利益等の明細(基礎利益)......................................................105
(19)
リース取引 .................................................(該当ありません)
121
14. 独立監査人の監査報告 ...................................................................106
(20)
借入金等残存期間別残高 ......................................................121
15. 金融商品取引法に基づく監査法人の監査証明
............................................................................(該当ありません)
106
4. 資産運用に関する指標等
(1)
資産運用の概況
① 平成27年度の資産運用の概況.............................................122
17. 継続企業の前提に重要な疑義を生じさせる事象または状況
............................................................................(該当ありません)
106
(2)
運用利回り .................................................................................124
業務の状況を示す指標等
1. 主要な業務の状況を示す指標等
② ポートフォリオの推移 .............................................................123
(3)
主要資産の平均残高 .................................................................124
(4)
資産運用収益明細表 .................................................................124
(5)
資産運用費用明細表 .................................................................124
(1)
保有契約高及び新契約高 .........................................................107
(6)
利息及び配当金等収入明細表 .................................................124
(2)
年換算保険料.............................................................................107
(7)
有価証券売却益明細表 .............................................................124
(3)
保障機能別保有契約高 .................................................108∼109
(8)
有価証券売却損明細表 .............................................................124
(4)
個人保険及び個人年金保険契約種類別保有契約高 ..............109
(9)
有価証券評価損明細表 .............................................................124
(5)
商品別新契約高.........................................................................110
(10)
商品有価証券明細表 ................................(該当ありません)
124
(6)
商品別保有契約高 .....................................................................111
(11)
商品有価証券売買高 ................................(該当ありません)
124
(7)
異動状況の推移.............................................................112∼113
(12)
有価証券明細表 ......................................................................125
(8)
契約者配当の状況 .........................................................114∼115
(13)
有価証券残存期間別残高 ......................................................125
2. 保険契約に関する指標等
(14)
保有公社債の期末残高利回り ...............................................125
(1)
保有契約増加率.........................................................................116
(15)
業種別株式保有明細表 ..........................................................126
(2)
新契約平均保険金及び保有契約平均保険金(個人保険).....116
(16)
貸付金明細表 ..........................................................................126
(3)
新契約率(対年度始)................................................................116
(17)
貸付金残存期間別残高 ..........................................................127
(4)
解約失効率(対年度始)............................................................116
(18)
国内企業向け貸付金企業規模別内訳 ...................................127
(5)
個人保険新契約平均保険料(月払契約)
.................................116
(19)
貸付金業種別内訳 ..................................................................128
(6)
死亡率(個人保険主契約)........................................................116
(20)
貸付金使途別内訳 ..................................................................128
(7)
特約発生率(個人保険)............................................................116
(21)
貸付金地域別内訳 ..................................................................129
(8)
事業費率(対収入保険料)........................................................116
(22)
貸付金担保別内訳 ..................................................................129
(9)
保険契約を再保険に付した場合における、再保険を引き受けた
主要な保険会社等の数 .............................................................116
(10)
保険契約を再保険に付した場合における、再保険を引き受けた
保険会社等のうち、支払再保険料の額が大きい上位5社に対す
る支払再保険料の割合 ...........................................................116
(11)
保険契約を再保険に付した場合における、再保険を引き受けた
主要な保険会社等の格付機関による格付に基づく区分ごとの
支払再保険料の割合 ..............................................................117
(12)
未だ収受していない再保険金の額 ........................................117
(13)
第三分野保険の給付事由又は保険種類の区分ごとの、発生保
険金額の経過保険料に対する割合........................................117
3. 経理に関する指標等
(1)
支払備金明細表.........................................................................117
(2)
責任準備金明細表 .....................................................................117
(3)
責任準備金残高の内訳 .............................................................118
データ・ファイル
16. 代表者による財務諸表の適正性に関する確認書 ..........................106
(23)
有形固定資産明細表 ..............................................................129
(24)
固定資産等処分益明細表 ........................(該当ありません)
129
(25)
固定資産等処分損明細表 ......................................................130
(26)
賃貸用不動産等減価償却費明細表 .........(該当ありません)
130
(27)
海外投融資の状況 ......................................................130∼131
(28)
海外投融資利回り...................................................................132
(29)
公共関係投融資の概況(新規引受額、貸出額)
....................132
(30)
各種ローン金利.......................................................................132
(31)
その他の資産明細表 ..............................................................132
5. 有価証券等の時価情報(一般勘定)
......................... 100∼104、132
特別勘定に関する指標等 .................................(該当ありません)132
保険会社及びその子会社等の状況 ..............(該当ありません)132
アフラックの現状 2016
83
直近事業年度における事業の概況
経営環境
●
マクロ経済
平成27年度の国内景気は、中国や新興国経済の景気減速などを背
景に輸出が弱含み、個人消費及び民間設備投資の回復に遅れがみら
れたものの、安倍政権が継続する
「アベノミクス」による大胆な金融政
策、機動的な財政政策、民間投資を喚起する成長戦略を柱とする経済
財政政策の推進により、雇用・所得環境が改善し、緩やかな回復基調
が続きました。
●
生命保険業界
分析と関係部署との連携を通して、お客様サービスの向上及び業務改
善に取り組みました。なお、高齢のお客様に関しては、現況を確認する
取り組みの継続に加え、ご契約者以外のご家族等の連絡先
(第二連絡
先)の取得を開始しました。また、平成28年4月に施行された
「障害を
理由とする差別の解消の推進に関する法律」の理解促進に向け、法の
主旨・具体例について当社役職員及び代理店に対し周知のうえ、研修・
啓発を実施しました。
お客様情報の管理については、平成28年1月より施行されたマイナ
ンバー法に対する態勢整備やサイバー攻撃に対する社内訓練を実施し
生命保険業界においては、社会保障の将来に対する不安などから、
ました。代理店に対しては、平成28年5月施行の改正保険業法により、
第三分野商品に対する消費者ニーズの高い状態が継続しました。
代理店の体制整備が義務化されることを受け、代理店内の個人情報管
こうした状況のもと、生命保険会社各社は重大疾病保障・介護保障
理に関するルール整備を目的とした個人情報管理規則の提示や当社
を中心とした新商品の投入や就業不能時の生活保障等に特化した商
から一定量以上のお客様情報を提供する代理店への訪問点検を実施
品の投入などにより、第三分野市場における競争は引き続き激しいも
しました。また、委託先についても当社または代理店から一定量以上
のとなりました。また、大手国内生命保険会社においては、海外生命
のお客様情報を委託している業者を対象に訪問点検を実施しました。
保険会社の買収や保険ショップに代表される乗合代理店チャネルの
拡張が行われました。さらには、かねてからの低金利やマイナス金利
の影響により、各社では貯蓄性商品の販売停止や保険料の引き上げ
が行われました。このほか、平成28年に完全施行されたマイナンバー
法への態勢整備及び改正保険業法への対応に向けた準備、財務健全
性の規制強化を見据えた財務・資本基盤の充実、リスク管理態勢の強
化に加え、高齢者対応の強化等への取り組みが進められました。
データ・ファイル
事業の経過及び成果
当社では、
「アフラック日本社中期経営方針
(平成26年∼平成28
年)
」に基づき
「平成27年経営方針」を定め、以下に掲げる各分野にお
いて、さまざまな施策を実施しました。
●
営業・マーケティング
(保険募集管理を含む)
分野
平成27年6月、
〈ちゃんと応える医療保険 EVER 〉に付加する特約と
して、
〈三大疾病一時金特約〉
〈 三大疾病保険料払込免除特約〉
〈 三大
疾病無制限型長期入院特約〉を発売しました。また、平成28年3月に
は、通院の保障範囲を拡大するなど、標準型の医療保険と同程度の手
厚い保障内容の引受基準緩和型医療保険〈ちゃんと応える医療保険
やさしいEVER 〉を発売しました。そして同月、過去にがんを経験され
た方も所定の条件を満たせば加入できるがん保険〈 生きるためのがん
保険 寄りそうDays 〉
も発売しました。
販売チャネル政策については、日本郵政株式会社との業務提携に
基づき、がん保険の取扱局を順次拡大し、平成27年7月からは新たに
10,064局で販売を開始しました。これにより、当社のがん保険の取扱
局は全国約2万局となりました。これらの取扱局に対しては、取扱開始
時だけでなく、
その後も定期的に研修を実施しています。
既存チャネルである
「コーポレート」
( 主に系列法人代理店)
、
「リテー
ル」
( 主に独立法人・個人代理店)については、新商品の販売に向けた
研修を行うなど、販売強化に取り組みました。また、
「 銀行窓販」につ
いては金融機関の業態・特性に応じた営業推進策の強化に取り組み
ました。
●
資産運用・資産運用リスク管理分野
当社の運用方針に従い、引き続き日本国債等の円建長期確定利付
資産を運用資産の中核とする一方で、ポートフォリオの収益性向上と
リスク分散の観点から、国内及び海外投資信託の新規投資やヘッジ
付外貨建債券等の積み増しを行いました。
資産運用リスク管理については、リスク計測手法の精緻化や新規投
資に対応したリスク管理態勢の整備に加え、与信先の信用モニタリン
グ態勢の強化、ポートフォリオのリスク特性や外部環境の変化を踏ま
えたストレスシナリオの策定に取り組みました。
また、
リスク管理の高度化に向けた取り組みとして、平成27年1月よ
り導入した
「経済価値に基づく統合リスク管理のフレームワーク」に則
り、経済価値での資産運用リスク量を計測し、リスク量が設定した枠
の範囲内に収まっているかの確認を行いました。
●
システムリスク管理分野
経営陣による主体的・積極的な関与のもと、システムリスク管理態
勢のさらなる強化、品質の高い安定的なシステムサービスの提供、よ
り強固なITセキュリティ対策の推進に取り組みました。
現行システムについて、適切なサポートが受けられる状態に維持す
るための対応
(以下、EOS対応)を計画に基づき進め、メインフレーム
のEOS対応を予定通り平成27年9月に完了しました。メインフレーム
以外のEOS対応についても計画に従い予定通り進捗しています。
また、サイバー攻撃による被害等を未然に防止するため、内外環境
変化に応じた対策を継続的に実施しており、今年度実施したサイバー
セキュリティに係る第三者評価において、
「サイバーセキュリティ対策は
高いレベルで実施できており、緊急で対策を要する改善点は発見され
なかった」と評価されました。さらに金融ISACを通じて他金融機関と
も密に情報連携しながら、金融業界横断的な対策を推進しました。ま
た、昨年より米国本社・日本社共同でグローバルでのサイバーセキュリ
ティインシデント対応態勢の整備を推進しており、日米共同での演習
も実施しました。
社会貢献・がん啓発に関する分野
募集管理態勢の強化については、平年26年に改正された保険業
●
法・施行規則等の動向に合わせて、
「 代理店管理プログラム」を作成し
「生きる」をメインテーマに社会貢献活動を引き続き推進しました。
たうえで、代理店の規模・属性にあわせた代理店管理の強化に取り組
当社は
「 CSV
(Creating Shared Value)経営」を表明し、社会貢献活
みました。
動においてもこのCSV経営を具現化した活動に取り組んでいます。
●
お客様保護等管理分野
個人保険分野
(個人保険・個人年金保険)において、多くのお客様か
らのご契約をお預かりする保険会社としての責任を認識し、引き続き
お客様保護及び内部管理態勢のさらなる強化に取り組みました。
保険金等支払管理については、引き続き支払漏れ等の抑止に注力
しました。また、従来の人的リソースの投入による改善だけに頼ること
なく、より安定的で効率的な保険金等支払管理態勢を整備するため、
業務のさらなる
「分業」と
「標準化」に向けた実行計画を策定し、取り
組みを開始しました。
84
お客様サポート等の管理については、
「 お客様の声」の発生状況の
具体的には、難病と闘う子どもとその家族を支援する
「アフラック
ペアレンツハウス」の運営、小児がんに対する理解促進を目的とした
「ゴールドリボン運動」の推進支援や
「アフラック小児がん経験者・が
ん遺児奨学金制度」
の運営を継続的に行いました。
また、政府が策定した
「がん対策推進基本計画」に基づき、
「 がんに
関する啓発及びがん検診の受診率向上に関する提携」を推進し、平成
27年度末時点で112地方自治体
(47都道府県と政令指定都市をはじ
めとする65市区町)との提携関係を構築しています。さらに、このネッ
トワークを活用し、自治体とともにがんに対する正しい知識の普及・
啓発を目的とした
「がんを知る展」を全国各地で開催しました。
直近5事業年度における主要な業務の状況を示す指標
●
フロー指標
項 目
経常収益
うち保険料等収入
うち資産運用収益
うち利息及び配当金等収入
経常費用
うち保険金等支払金
うち責任準備金等繰入額
うち資産運用費用
うち事業費
経常利益
当期純利益
基礎利益
新契約件数
(千件)
うちがん保険
うち医療保険
新契約年換算保険料
うち第三分野
(単位:百万円)
平成23年度
2,054,538
1,753,548
300,821
222,180
1,937,487
621,034
845,188
153,933
297,807
117,051
56,759
202,844
1,786
773
544
119,275
60,302
平成24年度
2,275,659
1,995,885
279,536
234,873
2,144,517
644,595
1,088,891
78,937
310,964
131,141
96,000
162,349
1,755
649
563
128,323
57,737
平成25年度
1,959,430
1,675,768
282,948
269,199
1,654,591
681,317
617,001
26,287
310,853
304,839
199,774
325,222
1,557
600
702
102,041
60,823
平成26年度
1,848,071
1,531,663
314,987
288,845
1,397,597
707,558
340,785
16,425
308,234
450,474
294,293
452,965
1,558
814
565
93,132
66,796
平成27年度
1,850,821
1,533,399
317,095
296,295
1,612,705
730,668
500,920
28,383
327,476
238,116
157,683
260,225
1,643
933
492
96,008
72,629
(注)1. 新契約件数は、個人保険・個人年金保険の合計です。なお、当社では、団体保険・団体年金保険の取り扱いはありません。
2. 年換算保険料とは、1回あたりの保険料について保険料の支払方法に応じた係数を乗じ、1年あたりの保険料に換算した金額です
(一時払契約等は、保険料を保険期間で
除した金額)
。
●
ストック指標
(単位:百万円)
平成23年度末
7,807,850
̶
6,230,737
1,302,949
7,324,187
272,758
̶
609.6
723,357
21,829
14,689
4,843
1,253,708
1,022,151
12,338,254
11,453,021
885,232
̶
̶
平成24年度末
9,180,249
̶
7,579,646
1,197,678
8,408,036
422,000
̶
684.8
1,159,006
22,574
14,699
5,146
1,313,776
1,023,343
14,059,499
13,028,761
1,030,737
̶
̶
平成25年度末
10,078,949
̶
8,724,509
1,097,216
9,021,296
524,070
̶
775.2
1,346,546
22,979
14,672
5,431
1,343,084
1,022,986
14,488,762
13,263,201
1,225,561
̶
̶
平成26年度末
10,742,835
̶
9,534,817
1,026,738
9,362,081
814,233
̶
898.0
2,104,929
23,316
14,729
5,638
1,361,196
1,025,914
14,572,641
13,289,344
1,283,296
̶
̶
平成27年度末
10,775,558
̶
9,514,554
953,934
9,860,071
609,018
̶
848.2
2,482,104
23,785
14,948
5,775
1,386,715
1,038,442
14,888,336
13,609,573
1,278,763
̶
̶
データ・ファイル
項 目
総資産
うち特別勘定資産
有価証券残高
貸付金残高
責任準備金残高
純資産の部合計
うち資本金及び発行済株式の総数
ソルベンシー・マージン比率
(%)
実質純資産額
保有契約件数
(千件)
うちがん保険
うち医療保険
保有契約年換算保険料
うち第三分野
保有契約高
うち個人保険
うち個人年金保険
うち団体保険
団体年金保険保有契約高
(注)1. 保有契約件数は、個人保険・個人年金保険の合計です。なお、当社では、団体保険・団体年金保険の取り扱いはありません。
2. 年換算保険料とは、1回あたりの保険料について保険料の支払方法に応じた係数を乗じ、1年あたりの保険料に換算した金額です
(一時払契約等は、保険料を保険期間で
除した金額)
。
3. 保有契約高は、個人保険・個人年金保険の合計です。なお、個人年金保険については、年金支払開始前契約の年金支払開始時における年金原資と年金支払開始後契約の
各時点における責任準備金を合計したものです。
●
その他
項 目
営業拠点数
従業員数
(人)
アソシエイツ数
(店)
うち提携金融機関数
募集人数
(人)
平成23年度末
87
3,930
19,864
372
121,421
平成24年度末
88
4,037
18,298
373
125,386
平成25年度末
88
4,189
15,926
372
126,273
平成26年度末
91
4,232
14,470
371
116,166
平成27年度末
88
4,463
13,247
370
112,964
(注)1. アソシエイツ数には、日本郵便
(1)
が含まれています
(第一生命、
かんぽ生命及び大同生命は含まれていません)
。
2. 募集人数については、提携金融機関、第一生命、日本郵便、
かんぽ生命及び大同生命の募集人、個人アソシエイツ店主及び法人アソシエイツ代表者を除いています。
アフラックの現状 2016
85
財産の状況
1. 貸借対照表
(単位:百万円、%)
年 度
科 目
資産の部
データ・ファイル
負債の部
純資産の部
86
現金及び預貯金
現金
預貯金
買入金銭債権
有価証券
国債
地方債
社債
株式
外国証券
その他の証券
貸付金
保険約款貸付
一般貸付
有形固定資産
土地
建物
リース資産
その他の有形固定資産
無形固定資産
ソフトウェア
リース資産
その他の無形固定資産
再保険貸
その他資産
未収金
前払費用
未収収益
預託金
金融派生商品
仮払金
その他の資産
繰延税金資産
貸倒引当金
本支店勘定
資産の部合計
保険契約準備金
支払備金
責任準備金
契約者配当準備金
代理店借
再保険借
その他負債
債券貸借取引受入担保金
未払法人税等
未払金
未払費用
預り金
金融派生商品
金融商品等受入担保金
リース債務
資産除去債務
仮受金
その他の負債
退職給付引当金
価格変動準備金
繰延税金負債
本支店勘定
負債の部合計
持込資本金
供託金
剰余金
繰越利益剰余金
持込資本金等合計
その他有価証券評価差額金
評価・換算差額等合計
純資産の部合計
負債及び純資産の部合計
平成26年度(平成27年3月31日現在)
金額
構成比
20,582
0.2
2
20,579
28,059
0.3
9,534,817
88.8
4,423,777
52,206
163,839
2,035
4,892,958
̶
1,026,738
9.6
16,747
1,009,990
13,957
0.1
4,973
8,058
359
566
10,816
0.1
3,933
141
6,740
9,863
0.1
106,146
1.0
20,594
9,331
65,776
4,456
4,553
989
445
̶
̶
△8,152
△0.1
6
0.0
10,742,835
100.0
9,472,677
88.2
110,296
9,362,081
299
12,766
0.1
11,681
0.1
374,372
3.5
261,144
57,942
2,326
18,236
2,359
27,410
747
504
1,671
2,024
3
9,350
0.1
42,410
0.4
1,930
0.0
3,412
0.0
9,928,601
92.4
267
0.0
200
0.0
543,761
5.1
543,761
544,228
5.1
270,004
2.5
270,004
2.5
814,233
7.6
10,742,835
100.0
平成27年度(平成28年3月31日現在)
金額
構成比
28,922
0.3
8
28,913
28,041
0.3
9,514,554
88.3
4,584,384
57,162
163,605
1,620
4,693,666
14,114
953,934
8.9
18,897
935,036
14,261
0.1
4,973
7,938
718
631
11,745
0.1
4,892
112
6,740
14,636
0.1
165,787
1.5
16,733
8,614
62,544
4,698
71,566
1,078
550
52,279
0.5
△8,648
△0.1
44
0.0
10,775,558
100.0
9,973,563
92.6
113,226
9,860,071
265
13,120
0.1
16,594
0.2
103,734
1.0
44,048
13,747
14,287
20,163
2,736
122
3,669
836
1,860
2,257
5
9,452
0.1
46,351
0.4
̶
̶
3,722
0.0
10,166,539
94.3
267
0.0
200
0.0
447,445
4.2
447,445
447,912
4.2
161,105
1.5
161,105
1.5
609,018
5.7
10,775,558
100.0
2. 損益計算書
(単位:百万円、%)
年 度
科 目
経常損益の部
)
(
平成27年度
金額
1,848,071
1,531,663
1,495,219
36,444
314,987
288,845
2
244,923
43,190
729
7,820
1,791
7,406
8,376
746
1,420
987
176
255
1,397,597
707,558
74,272
14,912
390,098
180,423
3,396
44,455
340,785
̶
340,784
0
16,425
92
2,669
1,085
72
10,167
̶
̶
2,000
338
308,234
24,593
22,811
1,781
̶
450,474
百分比
100.0
82.9
̶
3,784
61
3,723
契約者配当準備金繰入額
(△は戻入額)
税引前当期純利益
法人税及び住民税
法人税等調整額
法人税等合計
当期純利益
△0
446,689
147,854
4,541
152,396
294,293
繰越利益剰余金
(当期首残高)
本社送金
繰越利益剰余金
460,851
211,384
543,761
経常収益
保険料等収入
保険料
再保険収入
資産運用収益
利息及び配当金等収入
預貯金利息
有価証券利息・配当金
貸付金利息
その他利息配当金
有価証券売却益
有価証券償還益
為替差益
貸倒引当金戻入額
その他運用収益
その他経常収益
支払備金戻入額
退職給付引当金戻入額
その他の経常収益
経常費用
保険金等支払金
保険金
年金
給付金
解約返戻金
その他返戻金
再保険料
責任準備金等繰入額
支払備金繰入額
責任準備金繰入額
契約者配当金積立利息繰入額
資産運用費用
支払利息
有価証券売却損
有価証券評価損
有価証券償還損
金融派生商品費用
為替差損
貸倒引当金繰入額
貸付金償却
その他運用費用
事業費
その他経常費用
税金
減価償却費
退職給付引当金繰入額
経常利益
特別利益
特別損失
固定資産等処分損
価格変動準備金繰入額
平成27年4月 1 日から
平成28年3月31日まで
)
金額
1,850,821
1,533,399
1,476,780
56,619
317,095
296,295
3
252,294
43,321
676
16,891
3,853
̶
̶
55
326
̶
̶
326
1,612,705
730,668
73,787
19,178
394,218
172,607
3,358
67,518
500,920
2,930
497,989
0
28,383
166
351
20,938
52
2,212
4,156
505
̶
̶
327,476
25,255
23,266
1,888
101
238,116
百分比
100.0
82.8
̶
0.2
̶
3,992
51
3,941
̶
0.2
△0.0
24.2
8.0
0.2
8.2
15.9
△0
234,123
84,059
△7,620
76,439
157,683
△0.0
12.6
4.5
△0.4
4.1
8.5
17.0
0.1
75.6
38.3
18.4
0.9
16.7
1.3
24.4
17.1
0.0
87.1
39.5
データ・ファイル
特別損益の部
(
平成26年度
平成26年4月 1 日から
平成27年3月31日まで
27.1
1.5
17.7
1.4
12.9
543,761
254,000
447,445
アフラックの現状 2016
87
3. キャッシュ・フロー計算書
(単位:百万円)
年 度
科 目
データ・ファイル
営業活動によるキャッシュ・フロー
税引前当期純利益
(△は損失)
減価償却費
支払備金の増減額
(△は減少)
責任準備金の増減額
(△は減少)
契約者配当準備金積立利息繰入額
契約者配当準備金繰入額
貸倒引当金の増減額
(△は減少)
退職給付引当金の増減額
(△は減少)
価格変動準備金の増減額
(△は減少)
利息及び配当金等収入
有価証券関係損益
(△は益)
貸付金償却
支払利息
金融派生商品損益
(△は益)
為替差損益
(△は益)
有形固定資産関係損益
(△は益)
再保険貸の増減額
(△は増加)
その他資産
(除く投資活動関連、
財務活動関連)
の増減額
(△は増加)
代理店借の増減額
(△は減少)
再保険借の増減額
(△は減少)
その他負債
(除く投資活動関連、
財務活動関連)
の増減額
(△は減少)
その他
小 計
利息及び配当金等の受取額
利息の支払額
契約者配当金の支払額
その他
法人税等の支払額
営業活動によるキャッシュ・フロー
投資活動によるキャッシュ・フロー
買入金銭債権の売却・償還による収入
有価証券の取得による支出
有価証券の売却・償還による収入
貸付けによる支出
貸付金の回収による収入
金融派生商品の決済による収支
(純額)
債券貸借取引受入担保金の純増減額
(△は減少)
金融商品等受入担保金の純増減額
(△は減少)
その他
資産運用活動計
(営業活動及び資産運用活動計)
有形固定資産の取得による支出
無形固定資産の取得による支出
投資活動によるキャッシュ・フロー
財務活動によるキャッシュ・フロー
リース債務の返済による支出
本店への送金による支出
財務活動によるキャッシュ・フロー
現金及び現金同等物に係る換算差額
現金及び現金同等物の増減額
(△は減少)
現金及び現金同等物期首残高
現金及び現金同等物期末残高
平成26年度
平成27年度
1 日から
( 平成26年4月
平成27年3月31日まで)
1 日から
( 平成27年4月
平成28年3月31日まで)
446,689
1,781
△987
340,784
0
△0
△8,376
△176
3,723
△288,845
△5,785
2,000
92
10,155
△7,905
18
△2,685
1,326
△372
3,265
3,123
16
497,843
299,959
△92
△36
△43
△108,697
688,932
1,532
△2,148,111
1,900,068
△7,100
75,553
△270,521
△31,650
742
2
△479,484
(209,448)
△385
△707
△480,577
△158
△211,384
△211,542
703
△2,484
23,066
20,582
234,123
1,888
2,930
497,989
0
△0
505
101
3,941
△296,295
597
̶
166
2,298
4,653
45
△4,772
3,954
354
4,913
2,814
△5
460,203
308,301
△173
△34
̶
△128,220
640,077
898
△1,259,946
1,036,198
△7,852
80,631
△10,806
△217,096
2,922
̶
△375,050
265,026
△752
△1,701
△377,504
△201
△254,000
△254,201
△30
8,340
20,582
28,922
(現金及び現金同等物の範囲)
キャッシュ・フロー計算書における現金及び現金同等物は、手許現金、随時引き出し可能な預金及び容易に換金可能であり、
かつ価値の変動について僅少なリスクしか負わない取
得日から満期日または償還日までの期間が3ヵ月以内の定期預金等の短期投資からなっています。
88
重要な会計方針
平成26年度
平成27年度
1. 有価証券の評価基準および評価方法
同 左
2. 責任準備金対応債券
個人保険・個人年金保険に設定した小区分
(責任準備金の残存年数や保険商品
又はこれらの組み合わせを用いることにより設定する)
に対応した債券のうち、
負債に応じたデュレーションのコントロールを図る目的で保有するものについ
て、
「 保険業における
「責任準備金対応債券」
に関する当面の会計上及び監査上
の取扱い」
( 日本公認会計士協会 業種別監査委員会報告第21号)
に基づき、責
任準備金対応債券に区分しています。
2. 責任準備金対応債券
同 左
3. デリバティブ取引の評価基準および評価方法
デリバティブ取引の評価は、時価法によっています。
3. デリバティブ取引の評価基準および評価方法
同 左
4. 有形固定資産の減価償却の方法
有形固定資産の減価償却の方法は、次の方法によっています。
(1)有形固定資産
(リース資産を除く)
定率法
(ただし、平成10年4月1日以降に取得した建物
(附属設備、構築物を
除く)
については定額法)
を採用しています。
(2)リース資産
所有権移転外ファイナンス・リース取引に係るリース資産
リース期間を耐用年数とし、残存価額を零とする定額法を採用しています。
なお、取得価額が10万円以上20万円未満のものについては、
3年間で均等償却を
行っています。
4. 有形固定資産の減価償却の方法
同 左
5. 外貨建資産等の本邦通貨への換算基準
外貨建資産・負債は、
3月末日の為替相場により円換算しています。
5. 外貨建資産等の本邦通貨への換算基準
同 左
6. 引当金の計上基準
(1)貸倒引当金
貸倒引当金は、
資産自己査定に基づく償却・引当要領に則り、
貸倒実績率に基づ
き算定した額および個別に見積もった回収不能額を計上しています。
すべての資産は、資産自己査定規程に基づき、関連部署が資産査定を実施
し、当該部署から独立した資産監査部署が査定結果を監査しており、
その査
定結果に基づいて上記の引当を行っています。
なお、Ⅳ分類に分類した債権のうち、直接償却を行っている金額は172百万
円です。
(2)退職給付引当金
退職給付引当金は、従業員の退職給付に備えるため、当期末における退職
給付債務および年金資産の見込額に基づき、計上しています。
退職給付債務並びに退職給付費用の処理方法は以下の通りです。
6. 引当金の計上基準
(1)貸倒引当金
同 左
退職給付見込額の期間帰属方法
数理計算上の差異の処理年数
過去勤務費用の処理年数
データ・ファイル
1. 有価証券の評価基準および評価方法
有価証券
(買入金銭債権のうち有価証券に準じるものを含む)
の評価は、満期保
有目的の債券については移動平均法による償却原価法
(定額法)
「
、保険業にお
ける
「責任準備金対応債券」
に関する当面の会計上及び監査上の取扱い」
( 日本
公認会計士協会 業種別監査委員会報告第21号)
に基づく責任準備金対応債
券については移動平均法による償却原価法
(定額法)
、
その他有価証券のうち時
価のあるものについては3月末日の市場価格等に基づく時価法
(売却原価の算
定は移動平均法)
、
それ以外の有価証券については移動平均法による原価法に
よっています。
なお、
その他有価証券の評価差額については、全部純資産直入法により処理し
ています。
(2)退職給付引当金
同 左
期間定額基準
10年
10年
また、執行役員の退職給付に備えるため、役員規程に基づいた要支給額を
退職給付引当金に含めて計上しています。
7. 価格変動準備金の計上方法
価格変動準備金は、保険業法第199条において準用する同法第115条の規定に
基づき算出した額を計上しています。
7. 価格変動準備金の計上方法
同 左
8. ヘッジ会計の方法
(1)ヘッジ会計の方法
ヘッジ会計の方法は、企業会計基準第10号
「金融商品に関する会計基準」
(企
業会計基準委員会)
に従い、時価ヘッジ処理を採用しています。
(2)ヘッジ手段とヘッジ対象
ヘッジ手段として為替予約取引、金利スワップション取引、通貨オプション
取引を行い、
ヘッジ対象は一部の外貨建債券としています。
(3)ヘッジ方針
資産運用に関する社内規程等に基づき、
ヘッジ対象に係る為替リスク、外国金
利リスクを一定の範囲内でヘッジしています。
(4)ヘッジの有効性評価の方法
ヘッジの有効性の判定は、
ヘッジ対象とヘッジ手段の時価変動を比較する比
率分析により行っています。
8. ヘッジ会計の方法
(1)ヘッジ会計の方法
ヘッジ会計の方法は、
「金融商品に関する会計基準」
( 企業会計基準第10号)
に従い、時価ヘッジ処理を採用しています。
(2)ヘッジ手段とヘッジ対象
ヘッジ手段として為替予約取引、通貨オプション取引を行い、
ヘッジ対象は一
部の外貨建資産としています。
(3)ヘッジ方針
資産運用に関する社内規程等に基づき、
ヘッジ対象に係る為替リスクを一定
の範囲内でヘッジしています。
(4)ヘッジの有効性評価の方法
同 左
アフラックの現状 2016
89
平成26年度
9. 消費税等の会計処理
消費税および地方消費税の会計処理は、税抜方式によっています。ただし、資産
に係る控除対象外消費税等のうち、税法に定める繰延消費税等については、前
払費用に計上し5年間で均等償却し、繰延消費税等以外のものについては、発
生年度に費用処理をしています。
データ・ファイル
90
平成27年度
9. 消費税等の会計処理
同 左
10. 責任準備金の積立方法
責任準備金は、保険業法第199条において準用する同法第116条の規定に基づ
く準備金であり、保険料積立金については次の方式により計算しています。
(1)標準責任準備金の対象契約については、内閣総理大臣が定める方式
(平成8
年大蔵省告示第48号)
(2)標準責任準備金の対象とならない契約については、平準純保険料式
なお、平成10年大蔵省告示第231号および平成12年金融監督庁・大蔵省告示
第22号に基づき実施した第三分野保険のストレステストおよび負債十分性テス
トの結果を踏まえ、当期末において、第三分野保険の一部の契約を対象として、
保険料積立金6,470百万円を計上しています。
10. 責任準備金の積立方法
責任準備金は、保険業法第199条において準用する同法第116条の規定に基づ
く準備金であり、保険料積立金については次の方式により計算しています。
(1) 標準責任準備金の対象契約については、内閣総理大臣が定める方式
(平成8
年大蔵省告示第48号)
(2) 標準責任準備金の対象とならない契約については、平準純保険料式
なお、平成10年大蔵省告示第231号および平成12年金融監督庁・大蔵省告示
第22号に基づき実施した第三分野保険のストレステストおよび負債十分性テス
トの結果を踏まえ、当期末において、第三分野保険の一部の契約を対象として、
保険料積立金9,070百万円を計上しています。
11. 支払備金の積立方法
支払備金は、保険業法第199条において準用する同法第117条の規定により算出し
た額を計上しています。
11. 支払備金の積立方法
同 左
12. 無形固定資産の減価償却の方法
無形固定資産の減価償却の方法は、次の方法によっています。
(1)ソフトウェア
利用可能期間に基づく定額法によっています。
(2)リース資産
リース期間に基づく定額法によっています。
なお、取得価額が10万円以上20万円未満のものについては、3年間で均等償却
を行っています。
12. 無形固定資産の減価償却の方法
同 左
13. 会計方針の変更
当期より、
「 退職給付に関する会計基準」
( 企業会計基準第26号)
および
「退職給
付に関する会計基準の適用指針」
( 企業会計基準適用指針第25号)
を適用して
います。
なお、当該会計基準の適用による影響はありません。
13. 会計方針の変更
当期より、
「 繰延税金資産の回収可能性に関する適用指針」
( 企業会計基準適用
指針第26号)
および
「税効果会計に適用する税率に関する適用指針」
( 企業会計
基準適用指針第27号)
を適用しています。
なお、当該適用指針の適用による影響はありません。
注記事項
●
貸借対照表関係
平成26年度
1. 金融商品の状況に関する事項および金融商品の時価等に関する事項は以下の
通りです。
(1)金融商品の状況に関する事項
①金融商品に対する取組方針
同 左
②金融商品の内容およびそのリスク
当社の運用資産ポートフォリオは、円建ての長期確定利付資産
(有価証
券・貸付金)
を中心に構成されており、金利リスクや、発行体や債務者の信
用リスクおよびスプレッドリスク
(クレジットスプレッドの変動により時価
が下落するリスク)
に晒されています。また、外貨建公社債や、利息のみ外
貨建ての確定利付資産
(有価証券・貸付金)
への投資も行っており、
これら
は為替リスクにも晒されています。デリバティブを内包する金融商品を一
部保有しており、
それらは金利・為替リスクの他、第三者の信用リスク、
およ
び取引先の契約不履行に係る信用リスクに晒されています。
なお、当社が保有する株式は運用資産全体の1%未満であり、株価変動に
よる運用資産ポートフォリオへの影響は殆どありません。
外貨建資産の一部に関する為替リスクのヘッジ手段としてデリバティブ取
引
(為替予約取引および通貨オプション取引)
を行い、
ヘッジ会計を適用し
ています。
この他、当社では現金担保にて債券貸借取引を行っています。
データ・ファイル
1. 金融商品の状況に関する事項および金融商品の時価等に関する事項は以下の
通りです。
(1)金融商品の状況に関する事項
①金融商品に対する取組方針
当社は、終身保障型、平準払いのがん保険や医療保険を主力商品として
おり、中長期的に潤沢なキャッシュ・フローが見込まれていることから、
こ
れら保険商品の特性に見合ったポートフォリオを構築するべく、安全性の
高い長期確定利付資産を運用資産の中核と位置付け、投資活動を行って
います。
なお、
デリバティブについては、
リスクを低減するためのヘッジ目的の取引
を除いて原則禁止しており、投機目的では行わないこととしています。
②金融商品の内容およびそのリスク
当社の運用資産ポートフォリオは、円建ての長期確定利付資産
(有価証
券・貸付金)
を中心に構成されています。有価証券・貸付金は、発行体や債
務者の 信用リスク、金 利リスクおよびスプレッドリスク
(クレジットスプ
レッドの変動により時価が下落するリスク)
に晒されています。また当社で
は、外貨建公社債や、利息のみ外貨建ての確定利付資産
(有価証券・貸付
金)
への投資も行っており、
これらは為替リスクにも晒されています。
この他、当社は債券貸借取引を行っており、取引先が破綻した場合には契
約不履行により損失を被るリスクがあります。しかしながら貸付有価証券
の時価の102%以上の現金を担保金として受け入れているため、
リスクは
僅少です。
なお、当社が保有する株式は運用資産全体の0.1%未満であり、株価変動
による運用資産ポートフォリオへの影響は殆どありません。
デリバティブ取引については、外貨建債券の一部に関する外国金利リスク
のヘッジ手段として金利スワップション取引を、為替リスクのヘッジ手段と
して為替予約取引および通貨オプション取引を行っています。
また、当社は一部デリバティブを内包する金融商品を保有しており、
それら
は金利・為替リスクの他、第三者の信用リスク、
および取引先の契約不履
行に係る信用リスクに晒されています。
なお、当社ではデリバティブ取引先を信用度の高い金融機関に限定してい
ます。
③金融商品に係るリスク管理体制
当社では、統合リスク管理を行うための基本的事項を定めた
「統合リスク
管理規程」
および管理方法を定めた
「統合リスク管理要領」
に基づき、資
産運用リスク量
(市場関連リスク量、信用リスク量)
にリスク量の枠
(リス
(VaR)
を用いて計量化したリスク
ク枠)
を設定し、
バリュー・アット・リスク
量がリスク枠の範囲内に収まるようコントロールしています。
資産運用に係るリスクについては、
リスク管理の状況を総合的に把握する
「ERM委員会」
のもとに設置された
「資産運用リスク・ALM部会」
において、
資産運用リスクの主管部門より、市場関連リスク、信用リスク、流動性リス
ク等の月次モニタリング結果の報告が行われています。また、資産運用に
係るリスク管理の状況について、資産運用リスク・ALM部会長よりERM
委員会において定期的に報告されています。
市場関連リスクについては、
リスクを構成する要素である円金利リスク、
外国金 利リスク、為替リスク、株 価変動リスク、スプレッドリスク毎に、バ
リュー・アット・リスク
(VaR)
を用いたリスク量の測定、
モニタリングを月次
で行い、
リスク枠の範囲内で適切な資産配分を行っています。
信用リスクについては、格付に基づく想定デフォルト率、格付遷移確率、
回収率等を用いてバリュー・アット・リスク
(VaR)
を測定し、信用リスク量と
しています。また、保有資産は投資適格銘柄を主体としており、信用状況
に応じて与信先に対する投資限度額を定め、与信集中を管理・抑制したう
えで、米国本社と連携して保有資産の個別の信用状況についてモニタリン
グ・分析・評価を行っています。
流動性に関するリスクについては、金融市場の混乱による取引量の急減
に起因する金融資産の市場流動性低下に備えて、換金性の高い資産を一
定額以上保有するとともに、資金繰りリスクの顕在化を防止するため、一
定水準以上の流動性の確保および迅速な対応ができるような体制を整
備しています。
④ 金融商品の時価等に関する事項についての補足説明
金融商品の時価には、市場価格に基づく価額のほか、市場価格がない場
合には合理的に算定された価額が含まれています。当該価額の算定にお
いては変動要因を織り込んでいるため、異なる前提条件を採用することに
より、当該価額が変動することがあります。
平成27年度
③金融商品に係るリスク管理体制
当社では、統合リスク管理を行うための基本的事項を定めた
「統合リスク
管理規程」
および管理方法を定めた
「統合リスク管理要領」
に基づき、資
産運用リスク量
(市場関連リスク量、信用リスク量)
にリスク量の枠
(リス
ク枠)
を設定し、
バリュー・アット・リスク
(VaR)
を用いて計量化したリスク
量がリスク枠の範囲内に収まるようコントロールしています。
資産運用に係るリスクについては、
リスク管理の状況を総合的に把握する
「ERM委員会」
のもとに設置された
「資産運用リスク・ALM部会」
において、
資産運用リスクの主管部門より、市場関連リスク、信用リスク、流動性リス
ク等の月次モニタリング結果の報告が行われています。また、資産運用に
係るリスク管理の状況について、資産運用リスク・ALM部会長よりERM
委員会において定期的に報告されています。
市場関連リスクについては、
リスクを構成する要素である円金利リスク、
外国金 利リスク、為替リスク、株 価変動リスク、スプレッドリスク毎に、バ
(VaR)
を用いたリスク量の測定、
モニタリングを月次
リュー・アット・リスク
で行い、
リスク枠の範囲内で適切な資産配分を行っています。
信用リスクについては、格付に基づく想定デフォルト率、格付遷移確率、
回収率等を用いてバリュー・アット・リスク
(VaR)
を測定し、信用リスク量と
しています。また、信用状況に応じて与信先に対する投資限度額を定め、
与信集中を管理・抑制したうえで、米国本社と連携して保有資産の個別の
信用状況についてモニタリング・分析・評価を行っています。
流動性に関するリスクについては、金融市場の混乱による取引量の急減
に起因する金融資産の市場流動性低下に備えて、換金性の高い資産を一
定額以上保有するとともに、資金繰りリスクの顕在化を防止するため、一
定水準以上の流動性の確保および迅速な対応ができるような体制を整
備しています。
④ 金融商品の時価等に関する事項についての補足説明
同 左
アフラックの現状 2016
91
平成26年度
平成27年度
(2)金融商品の時価等に関する事項
平成27年3月31日における主な金融資産および金融負債に係る貸借対照表
計上額、時価およびこれらの差額については、次の通りです。なお、時価を把
握することが極めて困難と認められるものは、次表には含まれていません。
(2)金融商品の時価等に関する事項
平成28年3月31日における主な金融資産および金融負債に係る貸借対照表
計上額、時価およびこれらの差額については、次の通りです。なお、時価を把
握することが極めて困難と認められるものは、次表には含まれていません。
(単位:百万円)
貸借対照表
計上額
(1)
現金及び預貯金
20,582
(2)
買入金銭債権
①満期保有目的の債券
②その他有価証券
③その他
小 計
時価
20,582
̶
(1)
現金及び預貯金
(2)
買入金銭債権
①満期保有目的の債券
1,724
1,815
91
19,713
6,622
28,059
19,713
6,825
28,354
̶
203
294
(3)
有価証券
28,922
時価
差額
28,922
̶
103
1,490
1,594
②その他有価証券
20,375
20,375
̶
③その他
6,175
28,041
6,287
28,257
112
216
小 計
(3)
有価証券
①満期保有目的の債券
4,046,323
4,494,754
448,430
①満期保有目的の債券
3,908,928
4,712,929
804,001
②責任準備金対応債券
③その他有価証券(*2)
1,756,945
3,731,186
1,902,566
3,731,186
145,620
̶
②責任準備金対応債券
③その他有価証券(*2)
1,837,307
3,767,993
2,219,180
3,767,993
381,873
̶
10,128,507
594,052
10,700,104
1,185,874
貸倒引当金
△1
小 計(*1)
9,534,454
(4)
貸付金
貸倒引当金
̶
小 計
9,514,229
(4)
貸付金
①保険約款貸付
16,747
16,747
̶
18,897
18,897
̶
②一般貸付
1,009,990
1,140,752
130,762
②一般貸付
935,036
1,019,567
84,530
貸倒引当金
小 計(*1)
△7,586
1,019,152
1,157,500
138,348
貸倒引当金
小 計(*1)
△7,979
945,954
1,038,464
92,510
10,602,249
11,334,944
732,695
10,517,147
11,795,748
1,278,601
261,144
747
261,891
261,144
747
261,891
̶
̶
̶
44,048
3,669
44,048
3,669
̶
̶
47,717
47,717
̶
(1,759)
(1,759)
̶
ヘッジ会計が適用されていないもの(*4)
(21,097)
(22,857)
(21,097)
(22,857)
̶
̶
ヘッジ会計が適用されているもの
デリバティブ取引計
資産計
(1)
債券貸借取引受入担保金
(2)
金融商品等受入担保金
負債計
デリバティブ取引(*3)
ヘッジ会計が適用されていないもの(*4)
データ・ファイル
ヘッジ会計が適用されているもの
デリバティブ取引計
(*1)貸倒引当金を計上したものについては、当該引当金を控除しています。
(*2)非上場株式を除きます。
(*3)デリバティブ取引によって生じた正味の債権・債務は純額で表示しており、合計で正味の債務
となる項目については、
( )
で示しています。
(*4)企業会計基準適用指針第12号「その他の複合金融商品(払込資本を増加させる可能性の
ある部分を含まない複合金融商品)
に関する会計処理」
に従い区分処理をしている複合金融
商品の組込デリバティブの時価を含みます。
①保険約款貸付
資産計
(1)
債券貸借取引受入担保金
(2)
金融商品等受入担保金
負債計
デリバティブ取引(*3)
604
604
̶
70,840
71,444
70,840
71,444
̶
̶
(*1)貸倒引当金を計上したものについては、当該引当金を控除しています。
(*2)非上場株式を除きます。
(*3)デリバティブ取引によって生じた正味の債権・債務は純額で表示しており、合計で正味の債務
となる項目については、
( )
で示しています。
(*4)企業会計基準適用指針第12号「その他の複合金融商品(払込資本を増加させる可能性の
ある部分を含まない複合金融商品)
に関する会計処理」
に従い区分処理をしている複合金融
商品の組込デリバティブの時価を含みます。
資 産
①現金及び預貯金
預金はすべて短期であり、時価は帳簿価額と近似していることから、帳簿価額
を時価としています。
資 産
①現金及び預貯金
同 左
②買入金銭債権
買入金銭債権は、市場価格に準ずるものとして取引金融機関から提示された
価格によっています。
②買入金銭債権
同 左
③有価証券
有価証券は、市場価格があるものは市場価格に基づき、市場価格のないもの
は、以下のいずれかの方法により時価を算定しています。
a 個別銘柄の信用リスクを反映させるため、参照可能なマーケット情報より、
金融市場が想定する当該発行体の倒産確率を算定し、
その倒産確率と債
務履行順位別の期待回収率より推計した将来キャッシュ・フローを、無リス
ク金利で割り引くことで現在価値を算定する方法。
なお、
コール条項が付されている場合、
オプションの価値を考慮しています。
b 取引金融機関または情報ベンダーから提供された価格に基づき算定する
方法。
なお、時価を把握することが極めて困難と認められるものは、非上場株式
(貸
借対照表計上額360百万円)
です。
③有価証券
有価証券は、市場価格があるものは市場価格に基づき、市場価格のないもの
は、以下のいずれかの方法により時価を算定しています。
a 個別銘柄の信用リスクを反映させるため、参照可能なマーケット情報より、
金融市場が想定する当該発行体の倒産確率を算定し、
その倒産確率と債
務履行順位別の期待回収率より推計した将来キャッシュ・フローを、無リス
ク金利で割り引くことで現在価値を算定する方法。
なお、
コール条項が付されている場合、
オプションの価値を考慮しています。
b 取引金融機関または情報ベンダーから提供された価格に基づき算定する
方法。
なお、時価を把握することが極めて困難と認められるものは、非上場株式(貸
借対照表計上額325百万円)です。
保有目的ごとの有価証券の時価等に関する状況は以下の通りです。
保有目的ごとの有価証券の時価等に関する状況は以下の通りです。
満期保有目的の債券
(単位:百万円)
種類
(1)
公社債
時価が貸借対照表 (2)
外国証券
計上額を
(3)
買入金銭債権
超えるもの
小 計
(1)
公社債
時価が貸借対照表 (2)
外国証券
計上額を
買入金銭債権
超えないもの (3)
小 計
合 計
貸借対照表
計上額
2,510,043
1,143,779
1,724
3,655,547
̶
392,500
̶
392,500
4,048,047
時価
2,874,001
1,248,172
1,815
4,123,989
̶
372,580
̶
372,580
4,496,570
差額
363,957
104,392
91
468,442
̶
△19,919
̶
△19,919
448,522
満期保有目的の債券について、当期中の売却はありません。
従来、満期保有目的の債券に区分していた外国証券
(額面金額62,000百万
円)
について、債券発行者の信用状態が著しく悪化したために、
その他有価
証券に変更しています。この変更に伴い、貸借対照表上の外国証券が1,555
百万円減少、繰延税金負債が448百万円減少、
その他有価証券評価差額金
が1,107百万円減少しています。
92
(単位:百万円)
貸借対照表
計上額
差額
満期保有目的の債券
(単位:百万円)
種類
(1)
公社債
時価が貸借対照表 (2)
外国証券
計上額を
(3)
買入金銭債権
超えるもの
小 計
(1)
公社債
時価が貸借対照表 (2)
外国証券
計上額を
買入金銭債権
超えないもの (3)
小 計
合 計
貸借対照表
計上額
2,497,748
971,831
1,490
3,471,070
̶
439,349
̶
439,349
3,910,419
時価
3,220,856
1,076,797
1,594
4,299,248
̶
415,276
̶
415,276
4,714,524
満期保有目的の債券について、当期中の売却はありません。
差額
723,107
104,966
103
828,178
̶
△24,073
̶
△24,073
804,104
平成26年度
平成27年度
責任準備金対応債券
(単位:百万円)
種類
時価が貸借対照表
計上額を超えるもの
公社債
小 計
公社債
時価が貸借対照表
計上額を超えないもの
小 計
合 計
貸借対照表
計上額
時価
責任準備金対応債券
(単位:百万円)
差額
1,719,978
1,865,638
145,659
1,719,978
36,967
1,865,638
36,927
145,659
△39
36,967
36,927
△39
1,756,945
1,902,566
145,620
種類
時価が貸借対照表
計上額を超えるもの
貸借対照表
計上額
公社債
小 計
公社債
時価が貸借対照表
計上額を超えないもの
小 計
合 計
時価
2,209,438
381,956
1,827,481
9,825
2,209,438
9,742
381,956
△83
9,825
9,742
△83
1,837,307
2,219,180
381,873
責任準備金対応債券の当期中の売却額は146,238百万円、売却益の合計額
は11,279百万円、売却損はありません。
責任準備金対応債券について、当期中の売却はありません。
その他有価証券で時価のあるもの
その他有価証券で時価のあるもの
(単位:百万円)
種類
(1)
公社債
(2)
株式
(3)
外国証券
(4)
買入金銭債権
小 計
(1)
公社債
貸借対照表
(2)
株式
計上額が
取得原価又は (3)
外国証券
償却原価を
(4)
買入金銭債権
超えないもの
小 計
合 計
貸借対照表
計上額が
取得原価又は
償却原価を
超えるもの
差額
1,827,481
取得原価又は
償却原価
338,230
1,021
2,252,825
17,405
2,609,482
398
76
761,696
̶
762,172
3,371,655
貸借対照表
計上額
372,436
1,605
2,645,048
19,713
3,038,804
397
68
711,630
̶
712,096
3,750,900
(単位:百万円)
差額
34,206
583
392,223
2,308
429,321
△1
△8
△50,066
̶
△50,075
379,245
種類
(1)
公社債
貸借対照表
(2)
株式
計上額が
(3)
外国証券
取得原価又は
(4)
買入金銭債権
償却原価を
(5)
その他の証券
超えるもの
小 計
(1)
公社債
貸借対照表
(2)
株式
計上額が
(3)
外国証券
取得原価又は
(4)
買入金銭債権
償却原価を
その他の証券
超えないもの (5)
小 計
合 計
取得原価又は
償却原価
407,077
562
1,855,061
17,231
11,999
2,291,932
̶
572
1,272,107
̶
̶
1,272,679
3,564,612
貸借対照表
計上額
470,097
801
2,110,691
20,375
14,114
2,616,080
̶
494
1,171,794
̶
̶
1,172,288
3,788,368
差額
63,019
239
255,630
3,144
2,114
324,147
̶
△77
△100,313
̶
̶
△100,390
223,756
その他有価証券の当期中の売却額は128,926百万円、売却益の合計額は
5,611百万円、売却損の合計額は351百万円です。
また、有価証券の減損処理を実施し、
1,085百万円の有価証券評価損を計上
しています。
また、有価証券の減損処理を実施し、20,938百万円の有価証券評価損を計
上しています。
④貸付金
a 保険約款貸付
保険約款貸付は、当該貸付を解約返戻金の範囲内に限るなどの特性により
返済期限を設けておらず、返済見込み期間および金利条件等から、時価は
帳簿価額と近似しているものと想定されるため、帳簿価額を時価としてい
ます。
b 一般貸付
企業向け貸付金の時価の算定は、与信管理上の貸付先の信用リスクに応
じ、以下のいずれかの方法により算定しています。
債務者ごとの信用リスクを反映させるため、参照可能なマーケット情報よ
り、金融市場が想定する当該債務者の倒産確率を算定し、
その倒産確率と
債務履行順位別の期待回収率より推計した将来キャッシュ・フローを、無リ
スク金利で割り引くことで現在価値を算定する方法。
なお、繰上弁済条項が付されている場合、
オプションの価値を考慮してい
ます。
取引金融機関または情報ベンダーから提供された価格に基づき算定する
方法。
データ・ファイル
その他有価証券の当期中の売却額は311,709百万円、売却益の合計額は
7,820百万円、売却損の合計額は2,669百万円です。
④貸付金
a 保険約款貸付
同 左
b 一般貸付
同 左
●
●
従業員および代理店向けの貸付金は、金利条件等から時価は帳簿価額と近
似しているものと想定されるため、帳簿価額を時価としています。
負 債
債券貸借取引受入担保金および金融商品等受入担保金
取引はすべて短期であり、時価は帳簿価額と近似しているものと想定される
ため、帳簿価額を時価としています。
負 債
債券貸借取引受入担保金および金融商品等受入担保金
同 左
デリバティブ取引
①為替予約
為替予約の時価は、市場価格に準ずるものとして、自社において合理的に算
定された価額によっています。
②通貨オプション
通貨オプションの時価は、市場価格に準ずるものとして、自社において合理的
に算定された価額によっています。
③金利スワップション
金利スワップションの時価は、市場価格に準ずるものとして、自社において合
理的に算定された価額によっています。
④組込デリバティブ
複合金融商品に組み込まれたデリバティブは、市場価格に準ずるものとして
情報ベンダーから提供された価格によっています。
デリバティブ取引
①ヘッジ会計が適用されていないもの
a 通貨関連
区分
(単位:百万円)
取引の種類
為替予約取引 買建
(米ドル)
為替予約取引 売建
(米ドル)
市場取引 通貨オプション取引 買建
以外の ドルプット
取引
(米ドル)
通貨オプション取引 売建
ドルコール
(米ドル)
合 計
契約額等(*1)
(*2)
評価損益
時価(*3)
(*4)
うち1年超
̶
̶
̶
̶
̶
̶
̶
̶
60
̶
403
403
60
̶
403
403
̶
̶
̶
̶
(̶)
(̶)
(̶)
(̶)
̶
̶
̶
̶
(̶)
(̶)
(̶)
(̶)
̶
̶
̶
̶
(̶)
(̶)
(̶)
(̶)
̶
̶
̶
̶
(̶)
(̶)
(̶)
(̶)
60
̶
403
403
(*1)
「契約額等」
欄には、米ドル建想定元本
(単位:百万米ドル)
を記載しています。
( )には、貸借対照表に計上したオプション料
(単位:百万円)
を記載しています。
(*2)
「契約額等」
合計欄には、買建と売建の米ドル建想定元本
(単位:百万米ドル)
の合計を記
載しています。
(*3)時価の算定方法は、市場価格に準ずるものとして、自社において合理的に算定された価額
によっています。
(*4)
「評価損益」
欄には、為替予約は時価若しくは期間損益を、通貨オプションはオプション料
と時価との差額を記載しています。
アフラックの現状 2016
93
平成26年度
平成27年度
b その他
(単位:百万円)
区分
契約額等(*1)
時価
評価損益
うち1年超 (*2) (*3)
取引の種類
市場取引 クレジット・デフォルト・スワップ・
10,000
以外の取引 プロテクション取引 売建
合 計
10,000
10,000
200
102
10,000
200
102
(注) 本表は、
シンセティックCDOが内包する組込デリバティブについて、企業会計基準適用指
針第12号
「その他の複合金融商品
(払込資本を増加させる可能性のある部分を含まない複
合金融商品)
に関する会計処理」
に従い区分処理をしているものを記載しています。
(*1)
「契約額等」
欄には、当該デリバティブが組み込まれている複合金融商品の額面金額を記
載しています。
(*2)時価の算定方法は、市場価格に準ずるものとして情報ベンダーから提供された価格に
よっています。
(*3)
「評価損益」
欄には、期中の組込デリバティブの時価の増減を記載しています。
②ヘッジ会計が適用されているもの
a 通貨関連
ヘッジ会計の
方法
(単位:百万円)
為替予約取引 売建
(米ドル)
時価ヘッジ
通貨オプション取引 買建
ドルプット
(米ドル)
通貨オプション取引 売建
ドルコール
(米ドル)
契約額等(*1)
(*2)
主な
ヘッジ対象
取引の種類
うち1年超
外貨建
その他有価証券
12,710
2,016
70,962
外貨建
その他有価証券
12,710
2,016
70,962
外貨建
その他有価証券
外貨建
その他有価証券
1,485
(466)
1,485
(466)
̶
(̶)
̶
(̶)
外貨建
その他有価証券
1,485
(△466)
̶
(̶)
外貨建
その他有価証券
1,485
(△466)
15,680
̶
△188
(̶)
̶
70,840
合 計
66
66
△188
データ・ファイル
(*1)
「契約額等」
欄には、米ドル建想定元本
(単位:百万米ドル)
を記載しています。
( )には、貸借対照表に計上したオプション料
(単位:百万円)
を記載しています。
(*2)
「契約額等」
合計欄には、買建と売建の米ドル建想定元本
(単位:百万米ドル)
の合計を記
載しています。
(*3)時価の算定方法は、市場価格に準ずるものとして、自社において合理的に算定された価額
によっています。
主な金銭債権、満期がある有価証券および債券貸借取引受入担保金、金融商品
等受入担保金の決算日後の返済・償還予定額は以下の通りです。
主な金銭債権、満期がある有価証券および債券貸借取引受入担保金、金融商品
等受入担保金の決算日後の返済・償還予定額は以下の通りです。
主な金銭債権および満期がある有価証券の決算日後の返済・償還予定額
主な金銭債権および満期がある有価証券の決算日後の返済・償還予定額
(単位:百万円)
1年超5年
以内
1年以内
(1)
現金及び預貯金
(2)
買入金銭債権
①満期保有目的の債券
②その他有価証券
③その他
小 計
(3)
有価証券
①満期保有目的の債券
②責任準備金対応債券
③その他有価証券
小 計
(4)
貸付金
①一般貸付
資産計
10年超
5年超10年
(期間の定めの
以内
ないものを含む)
̶
̶
20,582
̶
̶
̶
̶
̶
̶
̶
6,622
6,622
̶
̶
̶
̶
1,724
19,713
̶
21,437
65,114
̶
46,414
111,529
188,566
̶
252,083
440,650
221,180
56,702
1,231,150
1,509,033
3,571,462
1,700,243
2,199,862
7,471,568
33,500
165,611
55,067
502,339
34,110
1,543,144
887,312
8,380,318
債券貸借取引受入担保金および金融商品等受入担保金の決算日後の返済予定額
(単位:百万円)
1年超5年
以内
1年以内
(1)
現金及び預貯金
(2)
買入金銭債権
①満期保有目的の債券
②その他有価証券
③その他
小 計
(3)
有価証券
①満期保有目的の債券
②責任準備金対応債券
③その他有価証券
小 計
(4)
貸付金
①一般貸付
資産計
1年以内
(1)
債券貸借取引受入担保金
(2)
金融商品等受入担保金
負債計
261,144
747
261,891
1年超5年
以内
̶
̶
̶
10年超
5年超10年
(期間の定めの
以内
ないものを含む)
̶
̶
̶
̶
̶
̶
2. 資産除去債務の状況に関しては以下の通りです。
(1)当該資産除去債務の概要
事務所等借室の賃貸借契約における退去時の原状回復義務に係る費用を
計上しています。
(2)当該資産除去債務の金額の算定方法
使用見込期間を取得から10年
(一部の事務所は15年)
と見積り、資産除去
債務を計算しています。
(3)資産除去債務の総額の増減
当期首現在高
1,661百万円
有形固定資産の取得に伴う増加額
10百万円
−
その他増減額(△は減少)
当期末現在高
1,671百万円
10年超
5年超10年
(期間の定めの
以内
ないものを含む)
̶
̶
28,922
̶
̶
̶
̶
̶
̶
̶
6,175
6,175
̶
6,546
̶
6,546
1,490
13,828
̶
15,319
49,001
̶
48,147
97,148
174,544
7,190
293,834
475,569
190,908
46,522
1,193,126
1,430,557
3,494,474
1,783,593
2,143,411
7,421,480
5,001
131,072
79,017
560,762
20,036
1,457,140
830,981
8,267,781
債券貸借取引受入担保金および金融商品等受入担保金の決算日後の返済予定額
(単位:百万円)
94
時価
(*3)
(単位:百万円)
1年以内
(1)
債券貸借取引受入担保金
(2)
金融商品等受入担保金
負債計
1年超5年
以内
44,048
3,669
47,717
̶
̶
̶
10年超
5年超10年
(期間の定めの
以内
ないものを含む)
̶
̶
̶
̶
̶
̶
2. 資産除去債務の状況に関しては以下の通りです。
(1)当該資産除去債務の概要
同 左
(2)当該資産除去債務の金額の算定方法
同 左
(3)資産除去債務の総額の増減
当期首現在高
有形固定資産の取得に伴う増加額
その他増減額(△は減少)
当期末現在高
1,671百万円
188百万円
−
1,860百万円
平成26年度
平成27年度
3. 貸付金のうち、破綻先債権、延滞債権、3ヵ月以上延滞債権および貸付条件緩和
債権の合計額は、
30,013百万円です。なお、
それぞれの内訳は以下の通りです。
貸付金のうち、破綻先債権、
および貸付条件緩和債権はありません。延滞債
権額は30,009百万円、
3ヵ月以上延滞債権額は3百万円です。
破綻先債権とは、元本又は利息の支払の遅延が相当期間継続していることそ
の他の事由により元本又は利息の取立て又は弁済の見込みがないものとして
未収利息を計上しなかった貸付金
(貸倒償却を行った部分を除く。以下
「未収
利息不計上貸付金」
という。
)
のうち、法人税法施行令第96条第1項第3号のイ
からホまでに掲げる事由又は同項第4号に規定する事由が生じている貸付金
です。
延滞債権とは、未収利息不計上貸付金であって、破綻先債権および債務者の
経営再建又は支援を図ることを目的として利息の支払を猶予した貸付金以外
の貸付金です。
3ヵ月以上延滞債権とは、元本又は利息の支払が、約定支払日の翌日を起算
日として3ヵ月以上延滞している貸付金で破綻先債権および延滞債権に該当
しないものです。
貸付条件緩和債権とは、債務者の経営再建又は支援を図ることを目的として、
金利の減免、利息の支払猶予、元本の返済猶予、債権放棄その他債務者に有
利となる取決めを行ったもので、破綻先債権、延滞債権および3ヵ月以上延滞
債権に該当しない貸付金です。
4. 消費貸借契約により貸し付けている有価証券の貸借対照表計上額は、240,800
百万円です。
4. 消費貸借契約により貸し付けている有価証券の貸借対照表計上額は、35,661
百万円です。
5. 有形固定資産の減価償却累計額は、
25,392百万円です。
5. 有形固定資産の減価償却累計額は、
25,756百万円です。
6. 繰延税金資産の総額は、109,978百万円、繰延税金負債の総額は、111,394
百万円です。繰延税金資産のうち評価性引当金として控除した額は、514百万
円です。
繰延税金資産の発生の主な原因別内訳は、保険契約準備金52,394百万円、
有 価 証 券17,078百 万 円、減 価 償 却 超 過16,882百 万 円、価 格 変 動 準 備 金
12,214百万円、退職給付引当金2,693百万円、貸倒引当金 2,409百万円です。
繰延税金負債の発生の主な原因別内訳は、
その他有価証券評価差額109,240
百万円、金融派生商品1,044百万円です。
当期における法定実効税率は32.2%であり、法定実効税率と税効果会計適用
後の法人税等の負担率34.1%との差異の主要な内訳は、税率変更による期末
繰延税金資産の減額修正1.8%です。
6. 繰 延 税 金 資 産の 総 額は、117,581百万円、繰 延 税 金 負債の 総 額は、64,834
百万円です。繰延税金資産のうち評価性引当金として控除した額は、467百万
円です。
繰延税金資産の発生の主な原因別内訳は、保険契約準備金53,314百万円、有
価証券21,546百万円、減価償却超過17,881百万円、価格変動準備金12,978
百万円、退職給付引当金2,647百万円、貸倒引当金 2,437百万円です。
繰延税金負債の発生の主な原因別内訳は、
その他有価証券評価差額62,650
百万円、金融派生商品1,049百万円です。
当期における法定実効税率は30.4%であり、法定実効税率と税効果会計適用
後の法人税等の負担率32.6%との差異の主要な内訳は、税率変更による期末
繰延税金資産の減額修正2.1%です。
7.「 所得税法等の一部を改正する法律」
(平成27年法律第9号)
が平成27年3月31
日に公布されたことに伴い、繰延税金資産および繰延税金負債の計算に適用さ
れる法定実効税率30.8%は、回収又は支払が見込まれる期間が平成28年1月1
日以降のものについては、28.8%に変更になりました。この変更により、当期末
における繰延税金負債の金額
(繰延税金資産の金額を控除した金額)
は2,064
百万円の減少、法人税等調整額は5,502百万円およびその他有価証券評価差
額金が7,567百万円それぞれ増加しています。
7.「 所得税法等の一部を改正する法律」
( 平成28年法律第15号)
および
「地方税法
等の一部を改正する法律」
( 平成28年法律第13号)
が平成28年3月に成立した
ことに伴い、繰延税金負債および繰延税金資産の計算に適用される法定実効税
率28.8%は、回収又は支払が見込まれる期間が平成29年1月1日以降のものに
ついては、28.2%に、平成31年1月1日以降のものについては、28.0%に変更に
なりました。この変更により、当期末における繰延税金資産の金額
(繰延税金負
債の金額を控除した金額)
は621百万円の減少、法人税等調整額は2,412百万
円およびその他有価証券評価差額金が1,791百万円それぞれ増加しています。
8. 契約者配当準備金の異動状況は以下の通りです。
当期首現在高
当期契約者配当金支払額
利息による増加等
契約者配当準備金繰入額
当期末現在高
8. 契約者配当準備金の異動状況は以下の通りです。
当期首現在高
当期契約者配当金支払額
利息による増加等
契約者配当準備金繰入額
当期末現在高
335百万円
36百万円
0百万円
△0百万円
299百万円
9. 保険業法第190条に基づき、国債206百万円
(額面200百万円)
を供託しています。
データ・ファイル
3. 貸付金のうち、破綻先債権、延滞債権、3ヵ月以上延滞債権および貸付条件緩和
債権の合計額は、
30,004百万円です。なお、
それぞれの内訳は以下の通りです。
貸付金のうち、破綻先債権、3ヵ月以上延滞債権、
および貸付条件緩和債権は
ありません。延滞債権額は30,004百万円です。
破綻先債権とは、元本又は利息の支払の遅延が相当期間継続していることそ
の他の事由により元本又は利息の取立て又は弁済の見込みがないものとして
未収利息を計上しなかった貸付金
(貸倒償却を行った部分を除く。以下
「未収
利息不計上貸付金」
という。
)
のうち、法人税法施行令
(昭和40年政令第97号)
第96条第1項第3号のイからホまでに掲げる事由又は同項第4号に規定する
事由が生じている貸付金です。
延滞債権とは、未収利息不計上貸付金であって、破綻先債権および債務者の
経営再建又は支援を図ることを目的として利息の支払を猶予した貸付金以外
の貸付金です。
3ヵ月以上延滞債権とは、元本又は利息の支払が、約定支払日の翌日を起算
日として3ヵ月以上延滞している貸付金で破綻先債権および延滞債権に該当
しないものです。
貸付条件緩和債権とは、債務者の経営再建又は支援を図ることを目的として、
金利の減免、利息の支払猶予、元本の返済猶予、債権放棄その他債務者に有
利となる取決めを行ったもので、破綻先債権、延滞債権および3ヵ月以上延滞
債権に該当しない貸付金です。
299百万円
34百万円
0百万円
△0百万円
265百万円
9. 保険業法第190条に基づき、国債267百万円
(額面200百万円)
を供託しています。
10. 保険業法施行規則第71条第1項に規定する再保険を付した部分に相当する責
任準備金
(以下
「出再責任準備金」
という。
)
の金額は298,702百万円です。なお、
当期において共同保険式再保険契約により、責任準備金を185,333百万円戻し
入れています。
10. 保険業法施行規則第71条第1項に規定する再保険を付した部分に相当する責
任準備金
(以下
「出再責任準備金」
という。
)
の金額は312,848百万円です。
11. 売却又は担保という方法で自由に処分できる権利を有している資産は、消費貸
借契約で借り入れている有価証券であり、当期末に当該処分を行わず所有して
いるものの時価は491百万円です。
11. 売却又は担保という方法で自由に処分できる権利を有している資産は、消費貸
借契約で借り入れている有価証券であり、当期末に当該処分を行わず所有して
いるものの時価は64,138百万円です。
12. 持込資本金は、日本において事業を行うために、米国本店より日本に持ち込まれ
た事業開設資金を計上しています。
12. 同 左
13. 保険業法第259条の規定に基づく生命保険契約者保護機構に対する当期末に
おける当社の今後の負担見積額は、
29,045百万円です。
なお、当該負担金は拠出した年度の事業費として処理しています。
13. 保険業法第259条の規定に基づく生命保険契約者保護機構に対する当期末に
おける当社の今後の負担見積額は、
32,820百万円です。
なお、当該負担金は拠出した年度の事業費として処理しています。
アフラックの現状 2016
95
平成26年度
平成27年度
14. 退職給付に関する事項は以下の通りです。
(1)採用している退職給付制度の概要
当社は、確定給付型の制度として、確定給付企業年金制度および退職一時
金制度を設けています。
(2)確定給付制度
① 退職給付債務の期首残高と期末残高の調整表
期首における退職給付債務
勤務費用
利息費用
数理計算上の差異の当期発生額
退職給付の支払額
過去勤務費用の当期発生額
期末における退職給付債務
24,186百万円
1,574百万円
483百万円
3,814百万円
△777百万円
−
29,282百万円
②年金資産の期首残高と期末残高の調整表
19,398百万円
387百万円
917百万円
2,282百万円
△777百万円
22,209百万円
③退職給付債務および年金資産と貸借対照表に計上された退職給付引当金
および前払年金費用の調整表
29,282百万円
△22,209百万円
△3,223百万円
3,849百万円
なお、執行役員等に対する役員退職慰労引当金の当期末の残高は、5,501
百万円です。
④退職給付に関連する損益
データ・ファイル
勤務費用
利息費用
期待運用収益
数理計算上の差異の当期の費用処理額
過去勤務費用の当期の費用処理額
確定給付制度に係る退職給付費用
1,574百万円
483百万円
△387百万円
128百万円
△60百万円
1,738百万円
⑤年金資産の主な内訳
58%
30%
0%
12%
100%
⑥長期期待運用収益率の設定方法
年金資産の長期期待運用収益率を決定するため、現在および予想される年
金資産の配分と、年金資産を構成する多様な資産からの現在および将来期
待される長期の収益率を考慮しています。
⑦数理計算上の計算基礎に関する事項
期末における主要な数理計算上の計算基礎は以下の通りです。
1.25%
割引率
2.00%
長期期待運用収益率
29,282百万円
1,917百万円
366百万円
3,304百万円
△519百万円
−
34,350百万円
期首における年金資産
期待運用収益
数理計算上の差異の当期発生額
事業主からの拠出額
退職給付の支払額
期末における年金資産
22,209百万円
444百万円
△461百万円
2,321百万円
△519百万円
23,993百万円
③退職給付債務および年金資産と貸借対照表に計上された退職給付引当金
および前払年金費用の調整表
積立型制度の退職給付債務
年金資産
未認識債務残高
退職給付引当金
34,350百万円
△23,993百万円
△6,596百万円
3,760百万円
なお、執行役員等に対する役員退職慰労引当金の当期末の残高は、5,691
百万円です。
④退職給付に関連する損益
勤務費用
利息費用
期待運用収益
数理計算上の差異の当期の費用処理額
過去勤務費用の当期の費用処理額
確定給付制度に係る退職給付費用
1,917百万円
366百万円
△444百万円
393百万円
−
2,232百万円
債券
株式
現金及び預金
その他
合計
61%
26%
0%
12%
100%
⑥長期期待運用収益率の設定方法
同 左
⑦数理計算上の計算基礎に関する事項
期末における主要な数理計算上の計算基礎は以下の通りです。
割引率
長期期待運用収益率
0.75%
2.00%
損益計算書関係
平成26年度
96
期首における退職給付債務
勤務費用
利息費用
数理計算上の差異の当期発生額
退職給付の支払額
過去勤務費用の当期発生額
期末における退職給付債務
⑤年金資産の主な内訳
債券
株式
現金及び預金
その他
合計
●
(2)確定給付制度
① 退職給付債務の期首残高と期末残高の調整表
②年金資産の期首残高と期末残高の調整表
期首における年金資産
期待運用収益
数理計算上の差異の当期発生額
事業主からの拠出額
退職給付の支払額
期末における年金資産
積立型制度の退職給付債務
年金資産
未認識債務残高
退職給付引当金
14. 退職給付に関する事項は以下の通りです。
(1)採用している退職給付制度の概要
同 左
平成27年度
1. 有価証券売却益の内訳は、国債等債券136百万円、外国証券7,684百万円です。
有価証券売却損の内訳は、国債等債券0百万円、外国証券2,668百万円です。
有価証券評価損の内訳は、株式等3百万円、外国証券1,082百万円です。
1. 有価証券売却益の内訳は、国債等債券15,949百万円、外国証券941百万円です。
有価証券売却損の内訳は、国債等債券4百万円、外国証券346百万円です。
有価証券評価損の内訳は、株式等0百万円、外国証券20,938百万円です。
2. 責任準備金繰入額の計算上、差し引かれた出再責任準備金繰入額は、190,886
百万円です。
2. 責任準備金繰入額の計算上、差し引かれた出再責任準備金繰入額は、14,146
百万円です。
3. 金融派生商品費用には、評価損が5,684百万円含まれています。
3. 金融派生商品費用には、評価損が413百万円含まれています。
4. 事業費に含まれている本社配賦経費、関係会社への経営管理報酬の合計額は
12,663百万円です。
4. 事業費に含まれている本社配賦経費、関係会社への経営管理報酬の合計額は
19,442百万円です。
4. 内部統制報告書
データ・ファイル
アフラックの現状 2016
97
5. 株主資本等変動計算書
該当ありません。
6. 債務者区分による債権の状況
(単位:百万円、%)
区 分
破産更生債権及びこれらに準ずる債権
危険債権
要管理債権
小 計
(対合計比)
正常債権
合 計
平成26年度末
平成27年度末
4
30,144
̶
30,149
(2.4)
1,241,902
1,272,051
9
30,135
3
30,148
(3.0)
969,137
999,286
(注)1. 破産更生債権及びこれらに準ずる債権とは、破産手続開始、更生手続開始または再生手続開始の申立て等の事由により経営破綻に陥っている債務者に対する債権及びこ
れらに準ずる債権です。
2. 危険債権とは、債務者が経営破綻の状態には至っていないが、財政状態及び経営成績が悪化し、契約に従った債権の元本の回収及び利息の受取りができない可能性の高
い債権です。
3. 要管理債権とは、3ヵ月以上延滞貸付金及び条件緩和貸付金です。なお、3ヵ月以上延滞貸付金とは、元本または利息の支払が、約定支払日の翌日から3ヵ月以上遅延して
いる貸付金
(注1及び2に掲げる債権を除く)
、条件緩和貸付金とは、債務者の経営再建または支援を図ることを目的として、金利の減免、利息の支払猶予、元本の返済猶
予、債権放棄その他の債務者に有利となる取決めを行った貸付金
(注1及び2に掲げる債権並びに3ヵ月以上延滞貸付金を除く)
です。
4. 正常債権とは、債務者の財政状態及び経営成績に特に問題がないものとして、注1から3までに掲げる債権以外のものに区分される債権です。
データ・ファイル
7. リスク管理債権の状況
(単位:百万円、%)
区 分
破綻先債権額
延滞債権額
3ヵ月以上延滞債権額
貸付条件緩和債権額
合 計
(貸付残高に対する比率)
平成26年度末
平成27年度末
̶
30,004
̶
̶
30,004
(2.9)
̶
30,009
3
̶
30,013
(3.1)
(注)1. 破綻先債権とは、元本又は利息の支払の遅延が相当期間継続していることその他の事由により元本又は利息の取立て又は弁済の見込みがないものとして未収利息を計
上しなかった貸付金
(未収利息不計上貸付金)
のうち、会社更生法、民事再生法、破産法、会社法等による手続き申立てにより法的倒産となった債務者、又は手形交換所の
取引停止処分を受けた債務者、
あるいは、海外の法律により上記に準ずる法律上の手続き申立てがあった債務者に対する貸付金です。
2. 延滞債権とは、未収利息不計上貸付金であって、上記破綻先債権及び債務者の経営再建又は支援を図ることを目的として利息の支払を猶予したもの以外の貸付金です。
3. 3ヵ月以上延滞債権とは、元本又は利息の支払が約定支払日の翌日から3ヵ月以上遅延しているもので、破綻先債権、延滞債権に該当しない貸付金です。
4. 貸付条件緩和債権とは、債務者の経営再建又は支援を図ることを目的として、金利の減免、利息の支払猶予、元本の返済猶予、債権放棄その他の債務者に有利となる取
決めを行ったもので、破綻先債権、延滞債権及び3ヵ月以上延滞債権に該当しない貸付金です。
8. 元本補塡契約のある信託に係る貸出金の状況
該当ありません。
98
(ソルベンシー・マージン比率)
9. 保険金等の支払能力の充実の状況
(単位:百万円)
項 目
ソルベンシー・マージン総額
供託金等
価格変動準備金
危険準備金
一般貸倒引当金
(A)
(その他有価証券評価差額金
(税効果控除前)
・
繰延ヘッジ損益
(税効果控除前))
×90%
(マイナスの場合100%)
土地の含み損益×85%
(マイナスの場合100%)
全期チルメル式責任準備金相当額超過額
負債性資本調達手段等
平成27年度末
1,357,299
200
46,351
90,762
2,480
341,320
201,381
△9,435
470,179
̶
△9,348
496,692
̶
̶
̶
365,028
̶
147,543
321,932
12,663
34,276
111,803
̶
199,445
7,163
380,797
̶
147,983
320,005
14,126
36,757
110,614
̶
198,034
7,190
898.0%
848.2%
全期チルメル式責任準備金相当額超過額及び
負債性資本調達手段等のうち、
マージンに算入されない額
持込資本金等
控除項目
その他
2
2
リスクの合計額 (R1+R8)
(B)
+
(R 2+R3+R7)
+R4
保険リスク相当額
R1
第三分野保険の保険リスク相当額 R8
予定利率リスク相当額
R2
最低保証リスク相当額
R7
資産運用リスク相当額
R3
経営管理リスク相当額
R4
ソルベンシー・マージン比率
(A)
×100
(1/2)×(B)
データ・ファイル
平成26年度末
1,445,518
200
42,410
84,159
4,112
(注)保険業法施行規則第161条、第162条及び平成8年大蔵省告示第50号の規定に基づいて算出しています。
10. 実質純資産額
(単位:百万円)
平成26年度末
資 産
負 債
(1)
資産の部に計上されるべき金額の合計額
(=①+②+③+④−⑤−⑥)
①貸借対照表の資産の部合計
②有価証券の時価と貸借対照表計上額との差額
③有形固定資産含み損益
④上記以外の資産の含み損益
⑤その他有価証券評価差額金に係る繰延税金資産
⑥繰延ヘッジ損益に係る繰延税金資産
(2)
負債の部に計上されるべき金額の合計額を基礎として計算した金額
(=⑦−⑧−⑨−⑩−⑪−⑫)
⑦貸借対照表の負債の部合計
⑧価格変動準備金
⑨危険準備金
⑩将来の保険金等の支払いに備えて積み立てている準備金の一部
⑪その他有価証券評価差額金に係る繰延税金負債
⑫繰延ヘッジ損益に係る繰延税金負債
(3)実質純資産額
(=
(1)−
(2))
平成27年度末
11,327,541
11,952,187
10,742,835
594,142
△9,435
̶
̶
̶
10,775,558
1,185,978
△9,348
̶
̶
̶
9,222,612
9,470,083
9,928,601
42,410
84,159
470,179
109,240
̶
2,104,929
10,166,539
46,351
90,762
496,692
62,650
̶
2,482,104
(注)
保険業法第132条第2項に規定する区分等を定める命令第3条及び平成11年金融監督庁・大蔵省告示第2号の規定に基づいて算出しています。
アフラックの現状 2016
99
(会社計)
11. 有価証券等の時価情報
(1)有価証券の時価情報
●
売買目的有価証券の評価損益
該当ありません。
●
有価証券の時価情報
(売買目的有価証券以外の有価証券のうち時価のあるもの)
平成26年度末
(単位:百万円)
区 分
帳簿価額
満期保有目的の債券
責任準備金対応債券
子会社・関連会社株式
その他有価証券
4,048,047
1,756,945
̶
3,371,655
338,629
1,098
3,014,521
2,862,720
151,801
̶
17,405
̶
̶
9,176,648
4,605,618
1,098
4,550,801
4,399,000
151,801
̶
19,129
̶
̶
公社債
株式
外国証券
公社債
株式等
その他の証券
買入金銭債権
譲渡性預金
その他
データ・ファイル
合 計
公社債
株式
外国証券
公社債
株式等
その他の証券
買入金銭債権
譲渡性預金
その他
時価
4,496,570
1,902,566
̶
3,750,900
372,833
1,674
3,356,678
3,182,877
173,800
̶
19,713
̶
̶
10,150,036
5,149,401
1,674
4,977,431
4,803,630
173,800
̶
21,529
̶
̶
差損益
448,522
145,620
̶
379,245
34,204
575
342,156
320,157
21,999
̶
2,308
̶
̶
973,388
543,782
575
426,629
404,630
21,999
̶
2,399
̶
̶
差益
468,442
145,659
̶
429,321
34,206
583
392,223
370,223
21,999
̶
2,308
̶
̶
1,043,423
543,823
583
496,615
474,616
21,999
̶
2,399
̶
̶
差損
△19,919
△39
̶
△50,075
△1
△8
△50,066
△50,066
̶
̶
̶
̶
̶
△70,034
△41
△8
△69,985
△69,985
̶
̶
̶
̶
̶
(注)本表には、金融商品取引法上の有価証券として取り扱うことが適当と認められるもの等を含んでいます。
平成27年度末
(単位:百万円)
区 分
帳簿価額
満期保有目的の債券
責任準備金対応債券
子会社・関連会社株式
その他有価証券
3,910,419
1,837,307
̶
3,564,612
407,077
1,134
3,127,168
2,851,060
276,108
11,999
17,231
̶
̶
9,312,338
4,742,133
1,134
4,538,349
4,262,240
276,108
11,999
18,722
̶
̶
公社債
株式
外国証券
公社債
株式等
その他の証券
買入金銭債権
譲渡性預金
その他
合 計
公社債
株式
外国証券
公社債
株式等
その他の証券
買入金銭債権
譲渡性預金
その他
時価
4,714,524
2,219,180
̶
3,788,368
470,097
1,295
3,282,486
3,000,244
282,241
14,114
20,375
̶
̶
10,722,074
5,910,134
1,295
4,774,560
4,492,318
282,241
14,114
21,970
̶
̶
(注)本表には、金融商品取引法上の有価証券として取り扱うことが適当と認められるもの等を含んでいます。
100
差損益
804,104
381,873
̶
223,756
63,019
161
155,317
149,183
6,133
2,114
3,144
̶
̶
1,409,735
1,168,001
161
236,210
230,077
6,133
2,114
3,247
̶
̶
差益
828,178
381,956
̶
324,147
63,019
239
255,630
245,247
10,382
2,114
3,144
̶
̶
1,534,282
1,168,084
239
360,596
350,214
10,382
2,114
3,247
̶
̶
差損
△24,073
△83
̶
△100,390
̶
△77
△100,313
△96,064
△4,248
̶
̶
̶
̶
△124,547
△83
△77
△124,386
△120,137
△4,248
̶
̶
̶
̶
●
満期保有目的の債券
平成26年度末
(単位:百万円)
区 分
時価が貸借対照表
計上額を超えるもの
時価が貸借対照表
計上額を超えないもの
貸借対照表計上額
公社債
外国証券
買入金銭債権
公社債
外国証券
買入金銭債権
合 計
時価
差額
3,655,547
4,123,989
468,442
2,510,043
1,143,779
1,724
392,500
̶
392,500
̶
4,048,047
2,874,001
1,248,172
1,815
372,580
̶
372,580
̶
4,496,570
363,957
104,392
91
△19,919
̶
△19,919
̶
448,522
平成27年度末
(単位:百万円)
区 分
時価が貸借対照表
計上額を超えるもの
時価が貸借対照表
計上額を超えないもの
貸借対照表計上額
公社債
外国証券
買入金銭債権
公社債
外国証券
買入金銭債権
合 計
差額
3,471,070
4,299,248
828,178
2,497,748
971,831
1,490
439,349
̶
439,349
̶
3,910,419
3,220,856
1,076,797
1,594
415,276
̶
415,276
̶
4,714,524
723,107
104,966
103
△24,073
̶
△24,073
̶
804,104
データ・ファイル
●
時価
責任準備金対応債券
平成26年度末
(単位:百万円)
区 分
時価が貸借対照表
計上額を超えるもの
時価が貸借対照表
計上額を超えないもの
貸借対照表計上額
公社債
外国証券
その他
公社債
外国証券
その他
合 計
時価
差額
1,719,978
1,865,638
145,659
1,719,978
̶
̶
36,967
36,967
̶
̶
1,756,945
1,865,638
̶
̶
36,927
36,927
̶
̶
1,902,566
145,659
̶
̶
△39
△39
̶
̶
145,620
平成27年度末
(単位:百万円)
区 分
時価が貸借対照表
計上額を超えるもの
時価が貸借対照表
計上額を超えないもの
合 計
貸借対照表計上額
公社債
外国証券
その他
公社債
外国証券
その他
時価
差額
1,827,481
2,209,438
381,956
1,827,481
̶
̶
9,825
9,825
̶
̶
1,837,307
2,209,438
̶
̶
9,742
9,742
̶
̶
2,219,180
381,956
̶
̶
△83
△83
̶
̶
381,873
アフラックの現状 2016
101
●
その他有価証券
(時価を把握することが極めて困難と認められるものを除く)
平成26年度末
(単位:百万円)
区 分
貸借対照表計上額が
帳簿価額を超えるもの
貸借対照表計上額が
帳簿価額を超えないもの
帳簿価額
公社債
株式
外国証券
その他の証券
買入金銭債権
譲渡性預金
その他
公社債
株式
外国証券
その他の証券
買入金銭債権
譲渡性預金
その他
合 計
貸借対照表計上額
2,609,482
3,038,804
429,321
338,230
1,021
2,252,825
̶
17,405
̶
̶
762,172
398
76
761,696
̶
̶
̶
̶
3,371,655
372,436
1,605
2,645,048
̶
19,713
̶
̶
712,096
397
68
711,630
̶
̶
̶
̶
3,750,900
34,206
583
392,223
̶
2,308
̶
̶
△50,075
△1
△8
△50,066
̶
̶
̶
̶
379,245
平成27年度末
(単位:百万円)
区 分
貸借対照表計上額が
帳簿価額を超えるもの
データ・ファイル
貸借対照表計上額が
帳簿価額を超えないもの
帳簿価額
公社債
株式
外国証券
その他の証券
買入金銭債権
譲渡性預金
その他
公社債
株式
外国証券
その他の証券
買入金銭債権
譲渡性預金
その他
合 計
●
差額
貸借対照表計上額
差額
2,291,932
2,616,080
324,147
407,077
562
1,855,061
11,999
17,231
̶
̶
1,272,679
̶
572
1,272,107
̶
̶
̶
̶
3,564,612
470,097
801
2,110,691
14,114
20,375
̶
̶
1,172,288
̶
494
1,171,794
̶
̶
̶
̶
3,788,368
63,019
239
255,630
2,114
3,144
̶
̶
△100,390
̶
△77
△100,313
̶
̶
̶
̶
223,756
時価を把握することが極めて困難と認められる有価証券の帳簿価額は以下のとおりです。
(単位:百万円)
区 分
平成26年度末
満期保有目的の債券
非上場外国債券
その他
責任準備金対応債券
子会社・関連会社株式
その他有価証券
非上場国内株式
(店頭売買株式を除く)
非上場外国株式
(店頭売買株式を除く)
非上場外国債券
その他
合 計
(2)金銭の信託の時価情報
該当ありません。
102
平成27年度末
̶
̶
̶
̶
̶
̶
360
360
̶
̶
̶
360
̶
̶
̶
̶
325
325
̶
̶
̶
325
(3)デリバティブ取引の時価情報
(ヘッジ会計適用・非適用分の合算値)
Ⅰ. 定性的情報
取引の内容
当社の利用しているデリバティブ取引は次の取引です。
金利関連: 金利スワップション取引
通貨関連: 為替予約取引、通貨オプション取引
株式関連: 該当ありません
債券関連: 該当ありません
そ の 他: シンセティックCDOが内包する
組込デリバティブ
●
取組方針
当社は、
リスクを低減するためのヘッジ目的によるデリバティブ
取引の利用に限定しており、その他の目的によるデリバティブ取
引の利用を原則禁止しています。
したがって、投機目的のデリバ
ティブ取引は行わないこととしています。
●
利用目的
当社は、外貨建資産の一部に係る為替リスクのヘッジ手段と
して為替予約取引及び通貨オプション取引を、外国金利リスク
のヘッジ手段として金利スワップション取引を利用しています。
また、外貨建の利息の受取り時の為替レートを事前に確定する
目的で為替予約取引を利用しています。
●
リスクの内容
当社が利用しているデリバティブ取引は、主として現物運用資
産の為替リスク及び外国金利リスクをコントロールすることを目
的としていることから、
リスクは限定的であると認識しています。
また、当社が保有するシンセティックCDOに内包されている
組込デリバティブとはクレジット・デフォルト・
スワップであり、ポー
トフォリオ参照先企業の倒産等により担保債が回収できない信
用リスクとデリバティブ取引先が倒産等により契約不履行に陥る
信用リスクがあります。
なお、当社ではデリバティブ取引先を信用度の高い金融機関
に限定しています。
●
データ・ファイル
デリバティブ取引に対するヘッジ会計の適用
当社では、ヘッジ対象である外貨建資産に係る為替リスク及び
外国金利リスクを減少させることを目的として、右記の取引を対
象にヘッジ会計を適用しています。
●
・為替予約及び通貨オプションにより為替の相場変動を相殺す
ることで、対象資産の元本の円換算額の変動リスクを減少させ
る取引
・金利スワップションにより金利の相場変動を相殺することで、
対象資産の外国金利リスクを減少させる取引
ヘッジ会計の適用にあたっては、
「金融商品に関する会計基準」
「金融商品会計に関する実務指針」及び
「外貨建取引等の会計処
理に関する実務指針」等における適用要件を満たすため、社内体
制を整備して運営しています。
リスク管理体制
デリバティブ取引に係るリスクについては、
資産運用リスク管
理部が主管部となり定量的に把握・分析し、
「 資産運用リスク・
ALM部会」に、その損益状況を定期的に報告する体制を整えて
います。
●
Ⅱ. 定量的情報
●
差損益の内訳
(ヘッジ会計適用分・非適用分の内訳)
ヘッジ会計適用分
ヘッジ会計非適用分
合 計
金利関連 通貨関連
△3,074 △18,066
̶ △1,814
△3,074 △19,880
(単位:百万円)
平成26年度末
株式関連 債券関連
̶
̶
̶
̶
̶
̶
その他
合計
金利関連 通貨関連
̶ △21,140
̶
70,840
250 △1,563
̶
403
250 △22,704
̶
71,243
平成27年度末
株式関連 債券関連
̶
̶
̶
̶
̶
̶
その他
̶
102
102
合計
70,840
506
71,346
(注)ヘッジ会計適用分のうち時価ヘッジ適用分の差損益、及びヘッジ会計非適用分の差損益は、損益計算書に計上されています。
●
ヘッジ会計が適用されていないもの
金利関連:該当ありません
通貨関連:
(単位:百万円)
平成26年度末
区 分
種類
為替予約 売建
(米ドル)
通貨オプション 買建
ドルプット
店頭
(米ドル)
通貨オプション 売建
ドルコール
(米ドル)
合 計
契約額等
16
16
250
(101)
250
(101)
250
(△101)
250
(△101)
516
うち1年超
̶
̶
平成27年度末
時価
差損益
△57
△57
△14
△14
̶
̶
△101
̶
̶
△101
̶
△1,799
△1,697
̶
△1,799
△1,697
̶
△1,857
△1,814
契約額等
60
60
̶
(̶)
̶
(̶)
̶
(̶)
̶
(̶)
60
うち1年超
̶
̶
時価
差損益
403
403
403
403
̶
̶
̶
̶
̶
̶
̶
̶
̶
̶
̶
̶
̶
403
403
(注)1.「契約額等」
欄には、米ドル建想定元本
(単位:百万米ドル)
を記載しています。
( )
には、貸借対照表に計上したオプション料
(単位:百万円)
を記載しています。
2.「契約額等」
合計欄には、買建と売建の米ドル建想定元本
(単位:百万米ドル)
の合計を記載しています。
3.「差損益」
欄には、為替予約は時価もしくは期間損益を、通貨オプションはオプション料と時価との差額を記載しています。
株式関連: 該当ありません
債券関連: 該当ありません
アフラックの現状 2016
103
そ の 他:
(単位:百万円)
平成26年度末
区 分
店頭
種類
契約額等
クレジット・デフォルト・スワップ
プロテクション売建
合 計
うち1年超
平成27年度末
時価
差損益
契約額等
うち1年超
時価
差損益
10,000
10,000
97
250
10,000
10,000
200
102
10,000
10,000
97
250
10,000
10,000
200
102
(注)1. 本表は、
シンセティックCDOが内包する組込デリバティブについて、企業会計基準適用指針第12号
「その他の複合金融商品
(払込資本を増加させる可能性のある部分を
含まない複合金融商品)
に関する会計処理」
に従い区分処理をしているものを記載しています。
2.「契約額等」
欄には、当該デリバティブが組み込まれている複合金融商品の額面金額を記載しています。
3.「差損益」
欄には、期中の組込デリバティブの時価の増減を記載しています。
●
ヘッジ会計が適用されているもの
金利関連:
ヘッジ会計
の方法
時価
ヘッジ
(単位:百万円)
平成26年度末
種類
金利スワップに係る
オプション取引 買建
金利スワップに係る
オプション取引 売建
合 計
契約額等
うち1年超
470
(554)
470
(△554)
940
平成27年度末
時価
契約額等
̶
0
̶
△3,074
̶
△3,074
うち1年超
̶
(̶)
̶
(̶)
̶
時価
̶
̶
̶
̶
̶
̶
(注)1.「契約額等」
欄には、米ドル建想定元本
(単位:百万米ドル)
を記載しています。
( )
には、貸借対照表に計上したオプション料
(単位:百万円)
を記載しています。
2.「契約額等」
合計欄には、買建と売建の米ドル建想定元本
(単位:百万米ドル)
の合計を記載しています。
通貨関連:
データ・ファイル
(単位:百万円)
平成26年度末
ヘッジ会計
の方法
種類
為替予約 売建
(米ドル)
通貨オプション 買建
ドルプット
時価
ヘッジ
(米ドル)
通貨オプション 売建
ドルコール
(米ドル)
合 計
契約額等
13,051
13,051
500
(35)
500
(35)
500
(△35)
500
(△35)
14,051
平成27年度末
時価
契約額等
うち1年超
̶
̶
△18,024
△18,024
̶
9
̶
9
̶
△7
̶
△7
̶
△18,023
12,710
12,710
1,485
(466)
1,485
(466)
1,485
(△466)
1,485
(△466)
15,680
うち1年超
2,016
2,016
時価
70,962
70,962
̶
66
̶
66
̶
△188
̶
△188
̶
70,840
(注)1.「契約額等」
欄には、米ドル建想定元本
(単位:百万米ドル)
を記載しています。
( )
には、貸借対照表に計上したオプション料
(単位:百万円)
を記載しています。
2.「契約額等」
合計欄には、買建と売建の米ドル建想定元本
(単位:百万米ドル)
の合計を記載しています。
3. 年度末の為替相場は直物相場を使用しています。
株式関連: 該当ありません
債券関連: 該当ありません
そ の 他: 該当ありません
・一般貸付の信用格付別残高
12. 債券(買入金銭債権を含む)
貸借対照表計上額
格 付
AAA
AA
A
BBB
BB以下
格付けなし
合 計
(単位:百万円、%)
平成26年度末
金額
128,028
577,029
6,850,722
2,431,672
409,148
526
10,397,129
平成27年度末
占率
1.2
5.5
65.9
23.4
3.9
0.0
100.0
金額
120,925
554,716
6,591,726
2,567,076
345,313
98
10,179,856
占率
1.2
5.4
64.8
25.2
3.4
0.0
100.0
(注)1. ムーディーズ、
スタンダード&プアーズ、
フィッチ及び全米保険監督官協会
(NAIC)
の格付けに基づいて分類しています。
2. 発行体、与信先、保証人等が複数の格付会社から異なる格付けを受けている場合、
ムーディーズ、
スタンダード&プアーズ及びフィッチの格付けのうち2番目に低い格付け
(2社から格付けが付与されている場合は低い方の格付け、
1社からのみ格付けが付与されている場合はその格付け)
に基づいて分類しています。また、
これらの格付けがな
い場合については、原則として、NAICの格付けに基づき分類しています。
3. NAICの格付けは、
“1”
:A、
“2 ”
:BBB、
“3以下”
:BB以下として表中に区分されています。
4. 企業会計基準適用指針第12号
「その他の複合金融商品
(払込資本を増加させる可能性のある部分を含まない複合金融商品)
に関する会計処理」
に従い区分処理をしてい
るシンセティックCDOについては、担保債の時価に金融派生商品の金額を加味した金額で算出しています。
104
(基礎利益)
13. 経常利益等の明細
(単位:百万円)
区 分
平成26年度
平成27年度
1,830,021
1,531,663
296,936
1,420
1,377,055
707,558
336,166
基礎収益
保険料等収入
資産運用収益
その他経常収益
基礎費用
保険金等支払金
責任準備金等繰入額
1,835,562
1,533,399
301,836
326
1,575,337
730,668
491,717
218
327,476
25,255
452,965
260,225
15,226
̶
̶
7,820
̶
7,406
̶
13,922
̶
̶
2,669
1,085
10,167
̶
̶
16,891
̶
̶
16,891
̶
̶
̶
27,659
̶
̶
351
20,938
2,212
4,156
̶
(B)
1,304
△10,767
(A)
+
(B)
454,269
249,457
2,823
̶
再保険収入
̶
̶
危険準備金戻入額
̶
̶
2,823
̶
事業費
その他経常費用
基礎利益
(A)
キャピタル収益
金銭の信託運用益
売買目的有価証券運用益
有価証券売却益
金融派生商品収益
為替差益
その他キャピタル収益
キャピタル費用
金銭の信託運用損
売買目的有価証券運用損
有価証券売却損
有価証券評価損
金融派生商品費用
為替差損
その他キャピタル費用
キャピタル損益
キャピタル損益含み基礎利益
臨時収益
個別貸倒引当金戻入額
その他臨時収益
臨時費用
̶
̶
6,619
11,341
̶
̶
4,419
6,603
個別貸倒引当金繰入額
̶
2,138
特定海外債権引当勘定繰入額
̶
̶
2,000
̶
再保険料
危険準備金繰入額
貸付金償却
200
2,600
臨時損益
(C)
△3,795
△11,341
経常利益
(A)
+
(B)+
(C)
450,474
238,116
その他臨時費用
データ・ファイル
503
308,234
24,593
資産運用費用
(参考)
その他臨時収益等の内訳
(単位:百万円)
平成26年度
平成27年度
その他臨時収益
̶
̶
その他臨時費用
200
2,600
200
2,600
責任準備金繰入額
(注)
「責任準備金繰入額」
には、平成10年大蔵省告示第231号及び平成12年金融監督庁・大蔵省告示第22号に基づき実施した第三分野保険のストレステスト及び負債十分性テ
ストの結果を踏まえ、第三分野保険の一部の契約を対象として計上した保険料積立金を記載しています。
●
基礎利益の内訳
(三利源)
(単位:百万円)
平成26年度
平成27年度
452,965
260,225
361,732
179,140
うち費差損益
47,484
37,964
うち順ざや額
43,749
43,120
基礎利益
うち危険差損益
アフラックの現状 2016
105
14. 独立監査人の監査報告
当社は、保険業法第199条 及び 第110条 第1項の規定
査法人に委嘱しており、いずれも無限定適正意見の表明を
に基づき作成した平成27年度の貸借対照表、損益計算書、
受けています。
キャッシュ・フロー計算書、重要な会計方針及びその他の注
なお本誌では、有限責任あずさ監査法人による監査の対
記ならびにその附属明細書についての財務諸表監査及び、
象及び経営者による内部統制報告書の対象となった貸借
保険業法第199条及び第110条第1項の規定に基づき作成
対照表、損益計算書及びキャッシュ・フロー計算書について、
した平成27年度の貸借対照表、損益計算書及びキャッシュ
・
当社の判断に基づき、記載内容を一部追加するとともに様
フロー計算書に係る平成28年3月31日現在の任意の内部
式を一部変更して、P.86∼96に掲載しています。
統制報告書についての内部統制監査を、有限責任あずさ監
15. 金融商品取引法に基づく監査法人の監査証明
該当ありません。
16. 代表者による財務諸表の適正性に関する確認書
データ・ファイル
17. 継続企業の前提に重要な疑義を生じさせる事象または状況
該当ありません。
106
業務の状況を示す指標等
1. 主要な業務の状況を示す指標等
(1)保有契約高及び新契約高
●
保有契約高
(単位:千件、百万円、%)
平成26年度末
区 分
件数
個人保険
平成27年度末
金額
前年度末比
件数
前年度末比
金額
前年度末比
前年度末比
22,981
101.4
13,289,344
100.2
23,450
102.0
13,609,573
334
104.0
1,283,296
104.7
334
100.1
1,278,763
99.6
23,316
101.5
14,572,641
100.6
23,785
102.0
14,888,336
102.2
団体保険
̶
̶
̶
̶
̶
̶
̶
̶
団体年金保険
̶
̶
̶
̶
̶
̶
̶
̶
個人年金保険
合 計
102.4
(注)個人年金保険の金額は、年金支払開始前契約の年金支払開始時における年金原資と年金支払開始後契約の各時点における責任準備金を合計したものです。
●
新契約高
(単位:千件、百万円、%)
平成26年度
区 分
件数
個人保険
前年度比
金額
平成27年度
前年度比
新契約
件数
転換による
純増加
前年度比
金額
前年度比
新契約
転換による
純増加
102.2
710,691
75.2
710,691
̶
1,637
106.4
981,175
138.1
981,175
̶
18
36.9
90,058
39.7
90,058
̶
5
29.3
26,236
29.1
26,236
̶
1,558
100.1
800,750
68.3
800,750
̶
1,643
125.8 1,007,411
̶
団体保険
̶
̶
̶
̶
̶
̶
̶
̶
̶
̶
̶
̶
団体年金保険
̶
̶
̶
̶
̶
̶
̶
̶
̶
̶
̶
̶
合 計
105.4 1,007,411
データ・ファイル
1,539
個人年金保険
(注)個人年金保険の金額は、年金支払開始時における年金原資です。
(2)年換算保険料
●
保有契約
区 分
平成27年度末
前年度末比
個人保険
1,290,014
101.0
1,313,266
101.8
個人年金保険
合 計
71,181
1,361,196
108.6
101.3
73,449
1,386,715
103.2
101.9
1,025,914
100.3
1,038,442
101.2
うち医療保障・生前給付保障等
●
(単位:百万円、%)
平成26年度末
前年度末比
新契約
(単位:百万円、%)
平成26年度
区 分
平成27年度
前年度比
前年度比
個人保険
87,494
100.2
94,638
108.2
個人年金保険
合 計
5,638
93,132
38.4
91.3
1,369
96,008
24.3
103.1
66,796
109.8
72,629
108.7
うち医療保障・生前給付保障等
(注)1. 年換算保険料とは、1回あたりの保険料について保険料の支払方法に応じた係数を乗じ、1年あたりの保険料に換算した金額です
(一時払契約等は、保険料を保険期間で
除した金額)
。
2.「医療保障・生前給付保障等」
については、医療保障給付
(入院給付、手術給付等)
、生前給付保障給付
(特定疾病給付、介護給付等)
、保険料払込免除給付
(障害を事由とす
るものは除く。特定疾病罹患、介護等を事由とするものを含む)
等に該当する部分の年換算保険料を計上しています。
アフラックの現状 2016
107
(3)保障機能別保有契約高
●
死亡保障、生存保障、入院保障
(単位:百万円)
保有金額
区 分
死亡保障
平成26年度末
普通死亡
災害死亡
その他の条件付死亡
生存保障
満期・生存給付
データ・ファイル
年金
その他
個人保険
11,888,727
個人年金保険
団体保険
団体年金保険
その他共計
個人保険
個人年金保険
団体保険
団体年金保険
その他共計
個人保険
個人年金保険
団体保険
団体年金保険
̶
̶
̶
11,664,628
(3,065,668)
(̶)
(̶)
(̶)
(3,065,668)
(11,568,255)
(̶)
(̶)
(̶)
̶
̶
̶
11,888,727
(2,938,542)
(̶)
(̶)
(̶)
(2,938,542)
(10,976,983)
(̶)
(̶)
(̶)
その他共計
(11,568,255)
(10,976,983)
(276,620)
1,624,716
1,252,484
̶
̶
(3,153,820)
(580,667)
(186,577)
(̶)
(̶)
(767,245)
̶
30,812
̶
̶
(262,150)
1,720,845
1,237,579
̶
̶
(3,220,576)
(562,569)
(186,696)
(̶)
(̶)
(749,266)
̶
41,183
̶
̶
個人保険
個人年金保険
団体保険
団体年金保険
その他共計
個人保険
個人年金保険
団体保険
団体年金保険
その他共計
個人保険
個人年金保険
団体保険
団体年金保険
その他共計
入院保障
災害入院
疾病入院
その他の条件付入院
30,812
41,183
(47,303)
(47,867)
個人年金保険
団体保険
団体年金保険
その他共計
個人保険
個人年金保険
団体保険
団体年金保険
その他共計
個人保険
個人年金保険
団体保険
団体年金保険
(̶)
(̶)
(̶)
(47,303)
(47,124)
(̶)
(̶)
(̶)
(47,124)
(243,642)
(̶)
(̶)
(̶)
(̶)
(̶)
(̶)
(47,867)
(47,717)
(̶)
(̶)
(̶)
(47,717)
(238,417)
(̶)
(̶)
(̶)
その他共計
(243,642)
(238,417)
個人保険
(注)1.( )
内数値は、主契約の付随保障部分及び特約の保障を表します。ただし、定期特約等の普通死亡保障は、主要保障部分に計上しています。
2. 生存保障の満期・生存給付欄の個人年金保険の金額は、年金支払開始前契約の年金支払開始時における年金原資を表します。
3. 生存保障の満期・生存給付欄のその他共計の金額は、主要保障部分と付随保障部分の合計を表します。
4. 生存保障の年金欄の金額は、年金年額を表します。
5. 生存保障のその他欄の個人年金保険の金額は、年金支払開始後契約の各時点における責任準備金を表します。
6. 入院保障欄の金額は、入院給付金日額を表します。
108
平成27年度末
11,664,628
●
障害保障、手術保障
(単位:件)
保有件数
区 分
障害保障
手術保障
個人保険
個人年金保険
団体保険
団体年金保険
その他共計
個人保険
個人年金保険
団体保険
団体年金保険
その他共計
平成26年度末
142,307
̶
̶
̶
142,307
14,986,068
̶
̶
̶
14,986,068
平成27年度末
139,806
̶
̶
̶
139,806
15,488,175
̶
̶
̶
15,488,175
(4)個人保険及び個人年金保険契約種類別保有契約高
(単位:百万円)
保有金額
区 分
死亡保険
生死混合保険
個人年金保険
災害割増特約
傷害特約
災害入院特約
疾病入院特約
重大疾病入院特約
重大疾病治療特約
がん特約
女性疾病特約
通院特約
長期入院特約
手術特約
特定損傷特約
先進医療特約
その他
平成26年度末
4,159,968
̶
2,933,318
11,631,034
33,594
̶
̶
1,658,310
̶
1,283,296
1,437,452
1,392,927
22,622
10,859
1,892
608,508
2,597
6,424
35,967
2,185
1,082,629
576
8,661,222
1,072,259
平成27年度末
4,603,947
̶
2,888,588
11,858,263
30,463
̶
̶
1,751,309
̶
1,278,763
1,386,527
1,329,044
21,501
10,315
1,766
568,838
2,382
6,606
34,736
2,716
1,109,846
525
9,151,691
1,478,389
データ・ファイル
生存保険
年金保険
災害・疾病関係特約
終身保険
定期付終身保険
定期保険
その他共計
養老保険
定期付養老保険
生存給付金付定期保険
その他共計
(注)1. 個人年金保険の金額は、年金支払開始前契約の年金支払開始時における年金原資と年金支払開始後契約の各時点における責任準備金を合計したものです。
2. 災害・疾病関係特約において、災害割増特約及び傷害特約の金額は災害死亡保険金額を、入院特約及び女性疾病特約の金額は入院給付日額を、通院特約の金額は通院給
付日額を、重大疾病治療特約の金額は重大疾病死亡保険金額を、上記以外の特約の金額は特約給付金額を表します。
アフラックの現状 2016
109
(5)商品別新契約高
(注)当社では、団体保険・団体年金保険の取り扱いはありません。
●
件数
個人保険
(単位:件、%)
平成26年度
区 分
がん保険
介護保険
医療保険
三大疾病保障終身保険
終身・定期・こども保険
終身保険
定期保険
こども保険
定期特約
終身特約
合 計
件数
814,833
3,058
565,047
10,152
146,768
59,946
21,107
65,715
(4,939)
(73,425)
1,539,858
平成27年度
占率
52.9
0.2
36.7
0.7
9.5
3.9
1.4
4.3
̶
̶
100.0
件数
933,065
2,646
492,760
5,980
203,313
130,942
18,336
54,035
(1,570)
(65,205)
1,637,764
占率
57.0
0.2
30.1
0.4
12.4
8.0
1.1
3.3
̶
̶
100.0
(注)
( )
内数値は、特約の件数のため合計の数値には含まれません。
個人年金保険
(単位:件、%)
平成26年度
区 分
件数
個人年金保険
平成27年度
占率
18,795
件数
100.0
占率
5,506
100.0
個人保険・個人年金保険
(合計)
(単位:件)
データ・ファイル
区 分
平成26年度
個人保険・個人年金保険
●
平成27年度
1,558,653
1,643,270
金額
個人保険
(単位:百万円、%)
平成26年度
区 分
金額
がん保険
介護保険
医療保険
三大疾病保障終身保険
終身・定期・こども保険
終身保険
定期保険
こども保険
定期特約
終身特約
合 計
平成27年度
占率
金額
占率
6,197
0.9
11,917
1.2
3,401
̶
19,801
681,291
223,977
205,413
144,013
20,332
87,554
0.5
̶
2.8
95.9
31.5
28.9
20.3
2.9
12.3
3,033
̶
12,125
954,099
568,909
172,320
119,448
13,699
79,722
0.3
̶
1.2
97.2
58.0
17.6
12.2
1.4
8.1
710,691
100.0
981,175
100.0
個人年金保険
区 分
個人年金保険
(単位:百万円、%)
平成26年度
金額
平成27年度
占率
90,058
金額
100.0
占率
26,236
100.0
(注)金額は、年金支払開始時における年金原資です。
個人保険・個人年金保険
(合計)
区 分
個人保険・個人年金保険
110
(単位:百万円)
平成26年度
平成27年度
800,750
1,007,411
(6)商品別保有契約高
(注)当社では、団体保険・団体年金保険の取り扱いはありません。
●
件数
個人保険
(単位:件、%)
平成26年度末
区 分
がん保険
介護保険
医療保険
一時払三大疾病保障保険
三大疾病保障終身保険
終身・定期・養老・こども保険
終身保険
定期保険
養老保険
こども保険
定期特約
終身特約
傷害保険
合 計
件数
14,729,569
496,755
5,638,996
2,382
146,335
1,956,489
915,948
289,535
11,583
739,423
(217,376)
(703,126)
11,329
22,981,855
平成27年度末
占率
64.1
2.2
24.5
0.0
0.6
8.5
4.0
1.3
0.1
3.2
̶
̶
0.0
100.0
件数
14,948,154
480,489
5,775,287
2,346
143,705
2,090,500
1,010,572
287,698
10,263
781,967
(204,496)
(708,747)
10,325
23,450,806
占率
63.7
2.0
24.6
0.0
0.6
8.9
4.3
1.2
0.0
3.3
̶
̶
0.0
100.0
(注)
( )
内数値は、特約の件数のため合計の数値には含まれません。
個人年金保険
(単位:件、%)
平成26年度末
区 分
年金開始前
年金開始後
合 計
件数
310,801
23,698
334,499
占率
92.9
7.1
100.0
件数
304,808
30,088
334,896
占率
91.0
9.0
100.0
個人保険・個人年金保険
(合計)
区 分
個人保険・個人年金保険
●
データ・ファイル
個人年金保険
平成27年度末
(単位:件)
平成26年度末
平成27年度末
23,316,354
23,785,702
金額
個人保険
(単位:百万円、%)
平成26年度末
区 分
がん保険
介護保険
医療保険
一時払三大疾病保障保険
三大疾病保障終身保険
終身・定期・養老・こども保険
終身保険
定期保険
養老保険
こども保険
定期特約
終身特約
傷害保険
合 計
金額
1,254,607
668,425
38,437
4,618
312,279
11,010,974
3,847,689
2,933,318
33,594
1,624,716
1,613,424
958,231
̶
13,289,344
平成27年度末
占率
9.4
5.0
0.3
0.0
2.3
82.9
29.0
22.1
0.3
12.2
12.1
7.2
̶
100.0
金額
1,199,483
647,514
35,219
4,564
306,852
11,415,939
4,297,094
2,888,588
30,463
1,720,845
1,523,334
955,612
̶
13,609,573
占率
8.8
4.8
0.3
0.0
2.3
83.9
31.6
21.2
0.2
12.6
11.2
7.0
̶
100.0
個人年金保険
(単位:百万円、%)
平成26年度末
区 分
個人年金保険
年金開始前
年金開始後
合 計
金額
1,252,484
30,812
1,283,296
平成27年度末
占率
97.6
2.4
100.0
金額
1,237,579
41,183
1,278,763
占率
96.8
3.2
100.0
(注)年金開始前の金額は、年金支払開始時における年金原資、年金開始後の金額は、各時点における責任準備金です。
個人保険・個人年金保険
(合計)
区 分
個人保険・個人年金保険
(単位:百万円)
平成26年度末
平成27年度末
14,572,641
14,888,336
アフラックの現状 2016
111
(7)異動状況の推移
(注)
当社では、団体保険・団体年金保険の取り扱いはありません。
●
個人保険
(単位:件、百万円、%)
平成26年度
区 分
件数
年度始現在
平成27年度
金額
件数
金額
22,657,805
13,263,201
22,981,855
13,289,344
1,539,858
30,339
30,927
̶
̶
710,691
115,018
18,623
2,393
̶
1,637,764
27,527
31,767
̶
̶
981,175
95,736
17,044
2,409
̶
その他の増加
42,721
19,425
43,093
18,021
死亡
77,852
28,483
83,813
30,012
49,372
1,141,465
993,463
148,002
̶
̶
147,220
600,469
521,081
79,388
27,862
̶
42,642
1,092,112
948,403
143,709
̶
̶
123,619
574,120
501,065
73,054
31,135
̶
新契約
更新
復活
保険金額の増加
転換による増加
満期
解約・失効
うち解約
うち失効
保険金額の減少
転換による減少
その他の減少
年度末現在
51,106
35,973
52,633
35,270
22,981,855
13,289,344
23,450,806
13,609,573
(増加率)
(1.4)
純増加
324,050
データ・ファイル
(増加率)
(△10.0)
(0.2)
26,143
(△88.8)
(2.0)
468,951
(44.7)
(1,124.9)
(注)金額は、死亡保険、生死混合保険の主要保障部分の合計です。
●
個人年金保険
(単位:件、百万円、%)
平成26年度
区 分
件数
年度始現在
新契約
復活
金額の増加
転換による増加
その他の増加
死亡
支払満了
解約・失効
うち解約
うち失効
金額の減少
転換による減少
その他の減少
年度末現在
(増加率)
純増加
(増加率)
平成27年度
金額
件数
金額
321,716
1,225,561
334,499
1,283,296
18,795
145
̶
̶
90,058
759
̶
̶
5,506
151
̶
̶
26,236
537
̶
̶
7,392
17,513
8,994
25,027
443
1,597
473
1,633
1,492
6,796
6,350
446
̶
̶
445
27,158
25,375
1,783
8,235
̶
1,902
6,446
6,083
363
̶
̶
574
25,873
24,545
1,328
11,668
̶
4,818
13,159
5,433
16,585
334,499
1,283,296
334,896
1,278,763
(4.0)
(4.7)
12,783
57,735
(△71.2)
(△70.4)
(0.1)
397
(△96.9)
(注)金額は、年金支払開始前契約の年金支払開始時における年金原資と年金支払開始後契約の各時点における責任準備金を合計したものです。
112
(2.4)
320,228
(△0.4)
△4,533
(△107.9)
●
個人保険・個人年金保険
(合計)
(単位:件、百万円、%)
区 分
年度始現在
平成26年度
件数
平成27年度
金額
件数
金額
22,979,521
14,488,762
23,316,354
14,572,641
1,558,653
30,339
31,072
̶
̶
800,750
115,018
19,382
2,393
̶
1,643,270
27,527
31,918
̶
̶
1,007,411
95,736
17,581
2,409
̶
その他の増加
50,113
36,939
52,087
43,049
死亡
78,295
30,080
84,286
31,645
50,864
1,148,261
999,813
148,448
̶
̶
147,666
627,628
546,457
81,171
36,098
̶
44,544
1,098,558
954,486
144,072
̶
̶
124,194
599,994
525,610
74,383
42,803
̶
新契約
更新
復活
保険金額の増加/金額の増加
転換による増加
満期/支払満了
解約・失効
うち解約
うち失効
保険金額の減少/金額の減少
転換による減少
その他の減少
年度末現在
(増加率)
純増加
(増加率)
55,924
49,132
58,066
51,855
23,316,354
14,572,641
23,785,702
14,888,336
(1.5)
336,833
(△16.7)
(0.6)
83,878
(△80.5)
(2.0)
469,348
(39.3)
(2.2)
315,695
(276.4)
データ・ファイル
アフラックの現状 2016
113
(8)契約者配当の状況
●
配当の仕組み
利差配当は
「 5年ごと配当付個人年金保険〔利差・死差配当〕
」
及び
「 5年ごと利差配当付こども保険」を対象とし、実際の運用
利回りが予定利率を上回った場合、実際の運用益とあらかじめ
見込まれた運用益の状況に応じて、5年ごとに配当としてお支払
いするものです。
責任準備金等の運用益が予定した運用益を超えた場合、当社
の定める利差配当の配当基準利回りと予定利率の差に基づき、
契約者配当準備金を積み立てます。逆に、責任準備金等の運用
益が当初の予定した運用益を下回ったときは、
それまでに積み立
てた契約者配当準備金を取り崩します。よって、契約者配当金
は、ご契約後5年ごとの契約応当日を迎えるまではお支払いを
お約束するものではなく、今後の運用実績によってはお支払い
できないこともあります。
●
なお、5年ごとの契約者配当金のお支払い前に、ご契約を解約
もしくは減額された場合
(ただし、契約日から2年を経過した
後)
、または死亡給付金のお支払い等によってご契約が消滅した
場合
(ただし、契約日から1年を経過した後)
にも契約者配当金を
お支払いすることがありますが、解約もしくは減額の場合は、死
亡給付金のお支払い等の場合に比べその金額は少なくなります。
死差配当は
「 5年ごと配当付個人年金保険〔利差・死差配当〕」
のうち、保証期間付終身年金における年金支払開始後のご契約
のみを対象とし、実際の生存率と予定生存率の状況に応じて死
差配当率を定め、
5年ごとに配当としてお支払いするものです。
契約者配当金は、年金支払開始後の5年ごとの契約応当日を
迎えるまではお支払いをお約束するものではなく、今後の実績
によってはお支払いできないこともあります。
平成27年度決算に基づく契約者配当の状況
平成27年度は、34百万円の契約者配当金をお支払いしました。この結果、平成27年度末における契約者配当準備金の残高は265
百万円となっています。
データ・ファイル
平成27年度決算に基づく契約者配当の例示
平成27年度 決 算においては、利差配当の配当基 準 利回り
1.15%と予定 利 率
(月払・半 年 払・年 払:平成13年4月1日以前
〈例2 〉
「 5年ごと配当付個人年金保険
〔利差・死差配当〕
無選択加入特則付」
の場合
40歳加入、60歳払済、60歳年金支払開始、
女性、月払、
5年確定年金、基本年金額50万円
の契約2.15%、平成13年4月2日から平成25年4月1日の契約
契約日
(経過年数)
1.65%、平成25年4月2日以降の契 約1.15%、一時払:1.90%)
平成14年10月1日(14年)
9,890円
̶円
0円
平成15年10月1日(13年)
9,890円
̶円
0円
平成16年10月1日(12年)
9,890円
̶円
0円
平成17年10月1日(11年)
9,890円
̶円
0円
平成27年度決算に基づく契約者配当金を例示すると以下の
平成18年10月1日(10年)
9,890円
0円
0円
とおりです。
平成19年10月1日(9年)
9,885円
̶円
0円
平成20年10月1日(8年)
9,885円
̶円
0円
平成21年10月1日(7年)
9,885円
̶円
0円
平成22年10月1日(6年)
9,885円
̶円
0円
平成23年10月1日(5年)
9,885円
0円
0円
死亡契約
平成24年10月1日(4年)
9,885円
̶円
0円
との差に基づき、利差配当金を計算しています。なお、死差配当
金はありません。
〈例1〉
「 5年ごと配当付個人年金保険
〔利差・死差配当〕
無選択加入特則なし」の場合
40歳加入、
60歳払済、
60歳年金支払開始、
女性、月払、
5年確定年金、基本年金額50万円
契約日
(経過年数)
保険料
継続中の契約
保険料
継続中の契約
死亡契約
平成11年10月1日(17年)
9,355円
̶円
0円
平成25年10月1日(3年)
10,310円
̶円
0円
平成12年10月1日(16年)
9,355円
̶円
0円
平成26年10月1日(2年)
10,310円
̶円
0円
平成13年10月1日(15年)
9,920円
0円
0円
平成27年10月1日(1年)
10,310円
̶円
0円
平成14年10月1日(14年)
9,920円
̶円
0円
平成15年10月1日(13年)
9,920円
̶円
0円
平成16年10月1日(12年)
9,920円
̶円
0円
平成17年10月1日(11年)
9,920円
̶円
0円
平成18年10月1日(10年)
9,920円
0円
0円
平成19年10月1日(9年)
9,920円
̶円
0円
平成20年10月1日(8年)
9,920円
̶円
0円
平成21年10月1日(7年)
9,920円
̶円
0円
平成22年10月1日(6年)
9,920円
̶円
0円
平成23年10月1日(5年)
9,920円
0円
0円
平成24年10月1日(4年)
9,920円
̶円
0円
平成25年10月1日(3年)
10,345円
̶円
0円
平成26年10月1日(2年)
10,345円
̶円
0円
平成27年10月1日(1年)
10,345円
̶円
0円
〈例3〉
「 5年ごと利差配当付こども保険」
の場合
被保険者
(お子さま)0歳、契約者30歳男性加入、
18歳満期、
月払、基準祝金額150万円、保険料払込免除特則付
契約日
(経過年数)
保険料
継続中の契約
死亡契約
平成13年10月1日(15年)
8,850円
0円
0円
平成14年10月1日(14年)
8,850円
̶円
0円
平成15年10月1日(13年)
8,850円
̶円
0円
平成16年10月1日(12年)
8,850円
̶円
0円
平成17年10月1日(11年)
8,850円
̶円
0円
平成18年10月1日(10年)
8,850円
0円
0円
平成19年10月1日(9年)
8,850円
̶円
0円
平成20年10月1日(8年)
8,850円
̶円
0円
平成21年10月1日(7年)
8,850円
̶円
0円
本商品はすでに販売を停止しており、販売していた期間の契約を例示しています。
(注)1. 経過年数とは平成28年4月1日から平成29年3月31日の間の契約応当日で
の経過を示します。
2.「継続中の契約」
欄は5年間の割り振り額の累計額
(配当金)
を示します。なお、
割り振り額の累計額が負値の場合、支払配当金は0となります。
3.「死亡契約」欄は契約応当日以後に被保険者が死亡された場合の支払配当金
を示します。
4. 支払配当金は、責任準備金、予定利率及び各事業年度ごとの利差配当の配当
基準利回りにより計算した利差配当を示します。
114
●
平成26年度決算に基づく契約者配当の状況
平成26年度は、36百万円の契約者配当金をお支払いしました。この結果、平成26年度末における契約者配当準備金の残高は299
百万円となっています。
平成26年度決算に基づく契約者配当の例示
平成26年度 決 算においては、利差配当の配当基 準 利回り
1.15%と予定 利 率
(月払・半 年 払・年 払:平成13年4月1日以前
〈例2 〉
「 5年ごと配当付個人年金保険
〔利差・死差配当〕
無選択加入特則付」
の場合
40歳加入、60歳払済、60歳年金支払開始、
女性、月払、
5年確定年金、基本年金額50万円
の契約2.15%、平成13年4月2日から平成25年4月1日の契約
契約日
(経過年数)
1.65%、平成25年4月2日以降の契 約1.15%、一時払:1.90%)
平成14年10月1日(13年)
9,890円
̶円
0円
平成15年10月1日(12年)
9,890円
̶円
0円
平成16年10月1日(11年)
9,890円
̶円
0円
平成17年10月1日(10年)
9,890円
0円
0円
平成26年度決算に基づく契約者配当金を例示すると以下の
平成18年10月1日(9年)
9,890円
̶円
0円
とおりです。
平成19年10月1日(8年)
9,885円
̶円
0円
平成20年10月1日(7年)
9,885円
̶円
0円
平成21年10月1日(6年)
9,885円
̶円
0円
平成22年10月1日(5年)
9,885円
0円
0円
平成23年10月1日(4年)
9,885円
̶円
0円
との差に基づき、利差配当金を計算しています。なお、死差配当
金はありません。
〈例1〉
「 5年ごと配当付個人年金保険
〔利差・死差配当〕
無選択加入特則なし」の場合
40歳加入、
60歳払済、
60歳年金支払開始、
女性、月払、
5年確定年金、基本年金額50万円
保険料
継続中の契約
死亡契約
死亡契約
平成24年10月1日(3年)
9,885円
̶円
0円
平成11年10月1日(16年)
9,355円
̶円
0円
平成25年10月1日(2年)
10,310円
̶円
0円
平成12年10月1日(15年)
9,355円
0円
0円
平成26年10月1日(1年)
10,310円
̶円
0円
平成13年10月1日(14年)
9,920円
̶円
0円
平成14年10月1日(13年)
9,920円
̶円
0円
平成15年10月1日(12年)
9,920円
̶円
0円
平成16年10月1日(11年)
9,920円
̶円
0円
平成17年10月1日(10年)
9,920円
0円
0円
平成18年10月1日(9年)
9,920円
̶円
0円
平成19年10月1日(8年)
9,920円
̶円
0円
平成20年10月1日(7年)
9,920円
̶円
0円
平成21年10月1日(6年)
9,920円
̶円
0円
平成22年10月1日(5年)
9,920円
0円
0円
平成23年10月1日(4年)
9,920円
̶円
0円
平成24年10月1日(3年)
9,920円
̶円
0円
平成25年10月1日(2年)
10,345円
̶円
0円
平成26年10月1日(1年)
10,345円
̶円
0円
契約日
(経過年数)
保険料
継続中の契約
〈例3〉
「 5年ごと利差配当付こども保険」
の場合
被保険者
(お子さま)0歳、契約者30歳男性加入、
18歳満期、
月払、基準祝金額150万円、保険料払込免除特則付
保険料
継続中の契約
データ・ファイル
契約日
(経過年数)
死亡契約
平成13年10月1日(14年)
8,850円
̶円
0円
平成14年10月1日(13年)
8,850円
̶円
0円
平成15年10月1日(12年)
8,850円
̶円
0円
平成16年10月1日(11年)
8,850円
̶円
0円
平成17年10月1日(10年)
8,850円
0円
0円
平成18年10月1日(9年)
8,850円
̶円
0円
平成19年10月1日(8年)
8,850円
̶円
0円
平成20年10月1日(7年)
8,850円
̶円
0円
平成21年10月1日(6年)
8,850円
̶円
0円
本商品はすでに販売を停止しており、販売していた期間の契約を例示しています。
(注)1. 経過年数とは平成27年4月1日から平成28年3月31日の間の契約応当日で
の経過を示します。
2.「継続中の契約」
欄は5年間の割り振り額の累計額
(配当金)
を示します。なお、
割り振り額の累計額が負値の場合、支払配当金は0となります。
3.「死亡契約」欄は契約応当日以後に被保険者が死亡された場合の支払配当金
を示します。
4. 支払配当金は、責任準備金、予定利率及び各事業年度ごとの利差配当の配当
基準利回りにより計算した利差配当を示します。
アフラックの現状 2016
115
2. 保険契約に関する指標等
(注)当社では、団体保険・団体年金保険の取り扱いはありません。
(1)保有契約増加率
(5)個人保険新契約平均保険料
(月払契約)
(単位:円)
●
件数
区 分
平成26年度
(単位:%)
平成26年度
57,810
平成27年度
個人保険
1.4
2.0
個人年金保険
2.5
△1.9
合 計
1.4
2.0
平成27年度
61,815
(注)年換算保険料
(平均月払保険料×12)
を表示しています。
(6)死亡率
(個人保険主契約)
(注)個人年金保険は、年金支払開始前契約についての率です。
(単位:‰)
区 分
●
金額
区 分
(単位:%)
平成26年度
平成27年度
個人保険
0.2
2.4
個人年金保険
4.2
△1.2
合 計
0.5
2.1
平成26年度
件数
3.4
3.6
金額
1.8
1.9
(7)特約発生率
(個人保険)
(単位:‰)
区 分
(注)個人年金保険は、年金支払開始前契約についての率です。
平成26年度
(単位:千円)
区 分
平成26年度
平成27年度
データ・ファイル
新契約平均保険金
461
599
保有契約平均保険金
578
580
(3)新契約率
(対年度始)
●
0.3
0.2
金額
件数
障害保障契約
金額
件数
災害入院保障契約
金額
件数
疾病入院保障契約
金額
件数
成人病入院保障契約
金額
疾病・傷害手術保障契約 件数
0.2
0.2
0.1
6.1
167.3
61.1
1,083.2
8.8
228.1
54.9
0.1
0.2
0.1
6.1
169.1
62.7
1,112.1
9.5
256.5
57.1
件数
̶
̶
成人病手術保障契約
件数
区 分
(単位:%)
平成26年度
平成27年度
個人保険
6.8
7.1
個人年金保険
6.2
1.8
合 計
6.8
7.1
(注)医療保険の主契約、傷害保険及び終身保険
〔 無選択型 〕
も対象としています。
(8)事業費率
(対収入保険料)
(単位:%)
平成26年度
(注)個人年金保険は、年金支払開始前契約についての率です。
●
(単位:%)
平成26年度
平成27年度
20.6
金額
区 分
平成27年度
件数
災害死亡保障契約
(2)新契約平均保険金及び
保有契約平均保険金
(個人保険)
平成27年度
平成27年度
個人保険
5.4
7.4
個人年金保険
7.5
2.1
合 計
5.5
6.9
22.2
(9)保険契約を再保険に付した場合における、
再保険を引き受けた主要な保険会社等の数
(単位:社)
平成26年度
平成27年度
4
4
(注)個人年金保険は、年金支払開始前契約についての率です。
(うち第三分野)
(4)解約失効率
(対年度始)
●
個人保険
平成27年度
4.9
4.6
個人年金保険
2.2
2.0
合 計
4.9
4.6
(10)保険契約を再保険に付した場合における、再保険
を引き受けた保険会社等のうち、支払再保険料の
額が大きい上位5社に対する支払再保険料の割合
(単位:%)
平成26年度
(単位:%)
平成26年度
平成27年度
4.4
4.2
個人年金保険
2.2
2.0
合 計
4.2
4.0
(注)1. 上記の数値は、解約・失効高から復活の金額を相殺して算出しています。
2. 個人年金保険は、年金支払開始前契約についての率です。
116
100.0
(うち第三分野)
金額
個人保険
平成27年度
100.0
2. 個人年金保険は、年金支払開始前契約についての率です。
区 分
3
(単位:%)
平成26年度
(注)1. 上記の数値は、解約・失効件数から復活の件数を相殺して算出しています。
●
平成27年度
4
件数
区 分
(単位:社)
平成26年度
(単位:%)
平成26年度
平成27年度
97.7
98.4
(11)保険契約を再保険に付した場合における、再保険
を引き受けた主要な保険会社等の格付機関によ
る格付に基づく区分ごとの支払再保険料の割合
(12)未だ収受していない再保険金の額
(単位:百万円)
平成26年度末
(単位:%)
格付区分
平成26年度
AA
AA−
A+
平成27年度
̶
̶
93.0
94.6
7.0
5.4
(注)格付けは、
スタンダード&プアーズ
(S&P)
によるものに基づいています。
(うち第三分野)
格付区分
(単位:%)
平成26年度
AA
AA−
A+
平成27年度
平成27年度末
9,863
14,636
9,794
平成27年度末
14,314
(うち第三分野)
(単位:百万円)
平成26年度末
(13)第三分野保険の給付事由又は保険種類の区分ご
との、発生保険金額の経過保険料に対する割合
(単位:%)
̶
̶
90.8
93.2
6.9
5.2
(注)格付けは、
スタンダード&プアーズ
(S&P)
によるものに基づいています。
区 分
平成26年度
第三分野発生率
平成27年度
44.4
44.7
医療
(疾病)
がん
介護
31.4
56.8
20.6
32.5
56.2
22.6
その他
11.1
12.3
(注)上記の数値は、医療保障・生前給付保障等についての発生率を以下の算式により
算出しています。
{保険金・給付金等の支払額+対応する支払備金繰入額+保険金支払いに係る事
業費等}÷{
(年度始保有契約年換算保険料+年度末保有契約年換算保険料)
/2}
データ・ファイル
3. 経理に関する指標等
(1)支払備金明細表
(単位:百万円)
区 分
保険金
死亡保険金
災害保険金
高度障害保険金
満期保険金
その他
小 計
年金
給付金
解約返戻金
保険金据置支払金
その他共計
平成26年度末
10,695
158
597
36
287
11,774
1,012
83,715
13,677
46
110,296
平成27年度末
11,172
108
334
56
281
11,953
1,133
86,884
13,113
47
113,226
平成26年度末
8,544,071
8,544,071
̶
733,851
733,851
̶
̶
̶
̶
̶
̶
̶
̶
̶
̶
9,277,922
9,277,922
̶
84,159
9,362,081
9,362,081
̶
平成27年度末
9,005,391
9,005,391
̶
763,918
763,918
̶
̶
̶
̶
̶
̶
̶
̶
̶
̶
9,769,309
9,769,309
̶
90,762
9,860,071
9,860,071
̶
(2)責任準備金明細表
区 分
責任準備金
(除危険準備金)
危険準備金
合 計
(一般勘定)
(特別勘定)
(単位:百万円)
個人保険
個人年金保険
団体保険
団体年金保険
その他
小 計
(一般勘定)
(特別勘定)
(一般勘定)
(特別勘定)
(一般勘定)
(特別勘定)
(一般勘定)
(特別勘定)
(一般勘定)
(特別勘定)
(一般勘定)
(特別勘定)
アフラックの現状 2016
117
(3)責任準備金残高の内訳
(単位:百万円)
区 分
平成26年度末
平成27年度末
保険料積立金
7,983,853
8,597,465
未経過保険料
払戻積立金
1,294,069
̶
1,171,843
̶
危険準備金
合 計
84,159
90,762
9,362,081
9,860,071
(4)個人保険及び個人年金保険の責任準備金の積立方式、積立率、残高
(契約年度別)
●
責任準備金の積立方式、積立率
区 分
積立方式
平成26年度末
平成27年度末
内閣総理大臣が定める方式
内閣総理大臣が定める方式
(平成8年大蔵省告示第48号) (平成8年大蔵省告示第48号)
標準責任準備金対象契約
標準責任準備金対象外契約
積立率
(危険準備金を除く)
平準純保険料式
100.1%
平準純保険料式
100.1%
(注)1. 積立方式及び積立率は、個人保険及び個人年金保険を対象としています。なお、当社では団体保険・団体年金保険の取り扱いはありません。
2. 積立率については、標準責任準備金対象契約に関しては平成8年大蔵省告示第48号に定める方式により、
また、標準責任準備金対象外契約に関しては平準純保険料式に
より計算した保険料積立金及び未経過保険料に対する積立率を記載しています。なお、負債十分性テストの結果を踏まえて積み立てた保険料積立金を含めています。
●
責任準備金残高
(契約年度別)
契約年度
データ・ファイル
∼1980(昭和55)年度
1981(昭和56)
年度∼1985(昭和60)年度
1986(昭和61)
年度∼1990(平成 2)
年度
1991(平成 3)
年度∼1995(平成 7)
年度
1996(平成 8)
年度∼2000
(平成12)
年度
2001(平成13)年度∼2005
( 平成17)年度
2006(平成18)
年度∼2010
(平成22)
年度
2011
( 平成23)
年度
2012
(平成24)年度
2013
(平成25)年度
2014
(平成26)年度
2015
( 平成27)
年度
合 計
(単位:百万円、%)
責任準備金残高
平成26年度末
272,642
486,713
996,200
1,255,515
810,250
1,500,923
1,687,528
725,817
892,870
432,770
216,688
̶
9,277,922
平成27年度末
260,994
473,102
983,578
1,255,701
811,712
1,536,974
1,800,350
779,679
948,427
470,025
251,282
197,480
9,769,309
予定利率
5.00∼5.50
5.50∼6.00
5.50∼6.00
4.50∼6.00
1.90∼4.50
1.50∼2.35
1.50
1.50
1.50
1.00
1.00
1.00
(注)1. 責任準備金残高は、個人保険及び個人年金保険の責任準備金
(危険準備金を除く)
を記載しています。なお、当社では団体保険・団体年金保険の取り扱いはありません。
2. 予定利率については、各契約年度別の責任準備金に係る主な予定利率を記載しています。
(5)特別勘定を設けた最低保証のある保険契約に係る一般勘定における責任準備金、算出方法、
計算の基礎となる係数
該当ありません。
(6)保険業法第121条第1項第1号の確認
(第三分野保険に係るものに限る。
)
の合理性及び妥当性
●
第三分野における責任準備金の積立の適正性を確保するた
めの考え方
平成10年大蔵省告示第231号及び平成12年金融監督庁・大
て設定した保険事故発生率
(保険事故発生率が変動することに
よる保険金等の増加を99%及び97.7%の確率でカバーする水
準)
を用いて実施しています。
蔵省告示第22号に基づき、第三分野保険に関する
「ストレステス
ストレステスト、負債十分性テストの結果
ト」及び
「負債十分性テスト」を実施し、将来のリスクに備えるた
●
めに十分な責任準備金を確保することとしています。
ストレステストの結果、危険準備金として1,064百万を積み増
なお、当該テストの結果については、
「保険引受リスク部会」
で
しています。また、負債十分性テストの結果、がん保険の一部の
確認する態勢となっており、リスク管理態勢の一部に組み込まれ
契約区分について、保険料積立金として2,600百万円を積み増
ています。
しています。
なお、平成27年度末において、ストレステストに基づく危険準
●
ストレステスト、負債十分性テストにおける保険事故発生率
等の設定水準の合理性及び妥当性
原則として保険事故発生率を同じくする契約区分ごとに、過
去の保険事故発生率の実績等をもとに一定のストレスを加味し
118
備金の残高は2,416百万円、負債十分性テストに基づく保険料
積立金の残高は9,070百万円となっています。
(7)契約者配当準備金明細表
平成26年度
(単位:百万円)
区 分
個人保険
当期首現在高
利息による増加
配当金支払による減少
当期繰入額
当期末現在高
個人年金保険
財形保険
団体年金保険
その他の保険
財形年金保険
団体保険
合 計
42
293
̶
̶
̶
̶
335
0
1
△0
41
(41)
0
35
△0
257
(257)
̶
̶
̶
̶
(̶)
̶
̶
̶
̶
(̶)
̶
̶
̶
̶
(̶)
̶
̶
̶
̶
(̶)
0
36
△0
299
(299)
(注)
( )
内はうち積立配当金額です。
平成27年度
(単位:百万円)
区 分
個人保険
当期首現在高
利息による増加
配当金支払による減少
当期繰入額
当期末現在高
個人年金保険
財形保険
団体年金保険
その他の保険
財形年金保険
団体保険
合 計
41
257
̶
̶
̶
̶
299
0
1
△0
40
(40)
0
33
△0
224
(224)
̶
̶
̶
̶
(̶)
̶
̶
̶
̶
(̶)
̶
̶
̶
̶
(̶)
̶
̶
̶
̶
(̶)
0
34
△0
265
(265)
(注)
( )
内はうち積立配当金額です。
(8)引当金明細表
平成27年度期首
残高
一般貸倒引当金
9,665
4,112
2,480
△1,632
個別貸倒引当金
特定海外債権引当勘定
退職給付引当金
7,002
̶
9,527
4,040
̶
9,350
6,168
̶
9,452
2,128
̶
101
価格変動準備金
38,687
42,410
46,351
3,941
平成26年度
1,401,140
平成27年度
1,439,137
うち一時払
うち年払
うち半年払
うち月払
個人年金保険
うち一時払
うち年払
うち半年払
うち月払
団体保険
団体年金保険
35
243,570
17,616
1,139,917
94,078
30
67,707
275
26,065
̶
̶
37
266,964
17,515
1,154,619
37,643
28
12,373
271
24,969
̶
̶
その他共計
1,495,219
1,476,780
区 分
貸倒引当金
データ・ファイル
(単位:百万円)
平成26年度期首
残高
平成27年度末
残高
増減額
(注)計上の理由及び算定方法については、会計方針に記載しているため省略しています
(P.89参照)
。
(9)特定海外債権引当勘定の状況
(11)保険料明細表
(単位:百万円)
該当ありません。
区 分
個人保険
(10)資本金等明細表
該当ありません。
(12)保険金明細表
●
件数
区 分
(単位:件)
平成26年度
合 計
平成27年度
合 計
個人保険
個人年金保険
団体保険
団体年金保険
財形保険
その他の保険
財形年金保険
死亡保険金
69,538
69,899
69,899
̶
̶
̶
̶
̶
災害保険金
191
152
152
̶
̶
̶
̶
̶
高度障害保険金
345
378
378
̶
̶
̶
̶
̶
満期保険金
560
720
720
̶
̶
̶
̶
̶
その他
540
609
609
̶
̶
̶
̶
̶
合 計
71,174
71,758
71,758
̶
̶
̶
̶
̶
アフラックの現状 2016
119
●
金額
(単位:百万円)
平成26年度
合 計
区 分
死亡保険金
災害保険金
高度障害保険金
満期保険金
平成27年度
合 計
個人保険
個人年金保険
団体保険
団体年金保険
財形保険
その他の保険
財形年金保険
70,240
70,117
70,117
̶
̶
̶
̶
̶
612
1,318
1,103
449
928
1,183
449
928
1,183
̶
̶
̶
̶
̶
̶
̶
̶
̶
̶
̶
̶
̶
̶
̶
その他
996
1,108
1,108
̶
̶
̶
̶
̶
合 計
74,272
73,787
73,787
̶
̶
̶
̶
̶
(13)年金明細表
(単位:件、百万円)
平成26年度
合 計
区 分
平成27年度
合 計
個人保険
個人年金保険
団体保険
団体年金保険
財形保険
その他の保険
財形年金保険
件数
64,044
77,450
45,133
32,317
̶
̶
̶
̶
金額
14,912
19,178
7,181
11,997
̶
̶
̶
̶
(14)給付金明細表
●
件数
(単位:件)
平成26年度
合 計
区 分
平成27年度
合 計
個人保険
個人年金保険
団体保険
団体年金保険
財形保険
その他の保険
財形年金保険
データ・ファイル
死亡給付金
23,386
23,832
23,505
327
̶
̶
̶
̶
入院給付金
857,161
881,014
881,014
̶
̶
̶
̶
̶
̶
手術給付金
510,402
533,130
533,130
̶
̶
̶
̶
障害給付金
24
32
32
̶
̶
̶
̶
̶
生存給付金
66,553
82,847
82,847
̶
̶
̶
̶
̶
その他
394,698
417,372
416,945
427
̶
̶
̶
̶
合 計
1,852,224
1,938,227
1,937,473
754
̶
̶
̶
̶
(注)その他には、診断給付金、在宅療養給付金、通院給付金等が含まれています。
●
金額
区 分
(単位:百万円)
平成26年度
合 計
平成27年度
合 計
個人保険
個人年金保険
団体保険
団体年金保険
財形保険
その他の保険
財形年金保険
死亡給付金
3,224
3,312
2,615
697
̶
̶
̶
̶
入院給付金
手術給付金
障害給付金
生存給付金
205,990
63,965
41
3,257
204,316
65,861
37
4,297
204,316
65,861
37
4,297
̶
̶
̶
̶
̶
̶
̶
̶
̶
̶
̶
̶
̶
̶
̶
̶
̶
̶
̶
̶
その他
113,618
116,391
115,374
1,017
̶
̶
̶
̶
合 計
390,098
394,218
392,503
1,714
̶
̶
̶
̶
(注)その他には、診断給付金、在宅療養給付金、通院給付金等が含まれています。
(15)解約返戻金明細表
(単位:百万円)
区 分
解約返戻金
120
平成26年度
合 計
平成27年度
合 計
個人保険
180,423
172,607
165,622
個人年金保険
6,984
団体保険
̶
団体年金保険
̶
財形保険
その他の保険
財形年金保険
̶
̶
(16)減価償却費明細表
平成26年度
区 分
有形固定資産
建物
リース資産
その他の有形固定資産
無形固定資産
その他
合 計
(単位:百万円、%)
取得原価
34,255
29,717
648
3,889
19,320
1,012
54,588
当期償却額
1,059
706
128
224
622
99
1,781
減価償却累計額
25,392
21,659
289
3,443
15,245
871
41,508
当期末残高
8,863
8,058
359
445
4,075
140
13,079
償却累計率
74.1
72.9
44.6
88.5
78.9
86.1
76.0
取得原価
34,923
30,294
1,008
3,620
20,786
1,261
56,971
当期償却額
1,142
716
166
258
607
138
1,888
減価償却累計額
25,756
22,355
290
3,110
15,780
1,008
42,546
当期末残高
9,167
7,938
718
510
5,005
252
14,425
償却累計率
73.8
73.8
28.8
85.9
75.9
80.0
74.7
平成27年度
区 分
有形固定資産
建物
リース資産
その他の有形固定資産
無形固定資産
その他
合 計
(単位:百万円、%)
(17)事業費明細表
(18)税金明細表
(単位:百万円)
区 分
平成26年度
(単位:百万円)
平成27年度
50,735
60,848
営業管理費
44,626
48,717
一般管理費
212,871
217,909
合 計
308,234
327,476
平成26年度
国税
消費税
地方法人特別税
印紙税
登録免許税
(注)1. 営業活動費、営業管理費は、新契約を締結するに際して必要な経費を含んで
います。具体的には、営業活動費には、主に新契約の募集や診査業務に関する
経費が含まれ、営業管理費には、主に広告宣伝や募集機関に関する経費が含
まれます。
その他の国税
地方税
地方消費税
法人住民税
法人事業税
固定資産税
不動産取得税
事業所税
2. 一般管理費は、保険事務・システム等の契約の維持・管理や資産運用に際して
必要な経費、生命保険契約者保護機構への負担金等を含んでいます。なお、
平成27年度における生命保険契約者保護機構への負担金額は2,346百万円
です。
その他の地方税
合 計
平成27年度
15,234
14,880
12,832
2,012
380
―
13,100
1,378
396
―
8
5
7,577
8,385
4,742
―
2,629
126
―
77
4,841
―
3,334
127
0
80
1
0
22,811
23,266
データ・ファイル
営業活動費
区 分
( 通常の賃貸借取引に係る方法に準じた会計処理を行っている所有権移転外ファイナンス・リース取引)
(19)リース取引〈借主側〉
該当ありません。
(20)借入金等残存期間別残高
平成26年度末
区 分
借入金
(単位:百万円)
1年以下
1年超3年以下
3年超5年以下
5年超7年以下 7年超10年以下
10年超
(期間の定めのないものを含む)
合 計
̶
̶
̶
̶
̶
̶
̶
金融商品等受入担保金
747
̶
̶
̶
̶
̶
747
債券貸借取引受入担保金
261,144
̶
̶
̶
̶
̶
261,144
合 計
261,891
̶
̶
̶
̶
̶
261,891
平成27年度末
区 分
借入金
(単位:百万円)
1年以下
1年超3年以下
3年超5年以下
5年超7年以下 7年超10年以下
10年超
(期間の定めのないものを含む)
合 計
̶
̶
̶
̶
̶
̶
̶
金融商品等受入担保金
3,669
̶
̶
̶
̶
̶
3,669
債券貸借取引受入担保金
44,048
̶
̶
̶
̶
̶
44,048
合 計
47,717
̶
̶
̶
̶
̶
47,717
アフラックの現状 2016
121
4. 資産運用に関する指標等
(1)資産運用の概況
① 平成27年度の資産運用の概況
●
平成27年度の日本経済は、日本銀行による金融緩和や良好
円の対ドル相場は年度初119円台で始まり、米国の利上げ観
な雇用情勢によって下支えされたものの、前年度の消費増税後
測を受けて6月には平成14年以来となる125円台まで円安ドル
の消費低迷が長期化し、足踏み状態となりました。国内物価は、
高が進行し、12月頃までは120円前後で推移しました。その後、
原油など商品価格下落の影響を受けて緩やかな上昇にとどまり
12月には米国が利上げし、1月には日本銀行がマイナス金利政
ました。海外経済については、欧州経済の低迷、中国や新興国
策の導入を発表しましたが、世界経済の見通しに対する不透明
経済の減速等の影響を受けつつも、米国経済は回復基調を維持
感が強まったことから円高ドル安が進行し、112.68円で年度末
し、全体として緩やかな成長を維持しました。
を迎えました。
こうしたなか、10年国債利回りは年度初0.3%台で始まり、欧
日経平均株価は年度初19,000円台で始まり、日本銀行によ
米の金利上昇の影響から夏場に0.5%台まで上昇しましたが、そ
る金融政策や堅調な企業業績を背景に、
6月には平成8年以来と
の後は日本銀行による金融緩和の影響を受けて緩やかに低下し
なる20,800円台に上昇しました。その後は概ね17,000円から
ました。1月末には日本銀行がマイナス金利政策の導入を発表し
20,000円の間で上下しましたが、1月以降の円高ドル安の進行
たことから金利低下が加速し、△0.03%で年度末を迎えました。
を受けて軟調となり、16,759円で年度末を迎えました。
●
データ・ファイル
122
資産運用環境
資産運用方針
当社は、お客様への将来の保険金や給付金等のお支払いに備
長期安定的な投資収益の確保と財務の健全性の維持に努めて
え、お客様からお預かりした保険料を安全かつ確実に運用する
います。さらに、投資に係るリスク、すなわち信用リスク、市場関
ため、安定した収益が期待できる公社債や貸付金などの長期確
連リスク、流動性リスク等を把握し、収益性とのバランスを十分
定利付資産を運用資産の中核としています。また、保険商品の長
に検討したうえで、経済合理性に基づく投資を行っています。
期にわたる負債特性に見合ったポートフォリオの構築を通じて、
② ポートフォリオの推移
●
資産の構成
(単位:百万円、%)
平成26年度末
区 分
金額
現預金・コールローン
買現先勘定
債券貸借取引支払保証金
買入金銭債権
商品有価証券
金銭の信託
有価証券
公社債
株式
外国証券
公社債
株式等
その他の証券
貸付金
保険約款貸付
一般貸付
不動産
繰延税金資産
その他
貸倒引当金
うち外貨建資産
●
占率
金額
占率
20,582
0.2
28,922
0.3
̶
̶
28,059
̶
̶
9,534,817
4,639,823
2,035
4,892,958
4,719,157
173,800
̶
1,026,738
16,747
1,009,990
13,031
̶
127,757
△8,152
̶
̶
0.3
̶
̶
88.8
43.2
0.0
45.5
43.9
1.6
̶
9.6
0.2
9.4
0.1
̶
1.2
△0.1
̶
̶
28,041
̶
̶
9,514,554
4,805,152
1,620
4,693,666
4,411,424
282,241
14,114
953,934
18,897
935,036
12,911
52,279
193,563
△8,648
̶
̶
0.3
̶
̶
88.3
44.6
0.0
43.6
40.9
2.6
0.1
8.9
0.2
8.7
0.1
0.5
1.8
△0.1
10,742,835
100.0
10,775,558
100.0
2,688,985
25.0
2,637,018
24.5
資産の増減
データ・ファイル
合 計
平成27年度末
(単位:百万円)
区 分
平成26年度
現預金・コールローン
買現先勘定
債券貸借取引支払保証金
買入金銭債権
商品有価証券
金銭の信託
有価証券
公社債
株式
外国証券
公社債
株式等
その他の証券
貸付金
保険約款貸付
一般貸付
不動産
繰延税金資産
その他
貸倒引当金
合 計
うち外貨建資産
平成27年度
△2,484
8,340
̶
̶
△730
̶
̶
810,307
280,301
272
529,733
409,596
120,137
̶
△70,478
1,625
△72,103
△483
△83,921
3,160
8,515
̶
̶
△18
̶
̶
△20,262
165,329
△414
△199,292
△307,733
108,440
14,114
△72,804
2,149
△74,953
△119
52,279
65,805
△495
663,885
32,722
597,990
△51,966
アフラックの現状 2016
123
(2)運用利回り
(5)資産運用費用明細表
(単位:%)
区 分
平成26年度
平成27年度
現預金・コールローン
4.55
△0.12
買現先勘定
債券貸借取引支払保証金
買入金銭債権
商品有価証券
金銭の信託
有価証券
うち公社債
うち株式
うち外国証券
貸付金
うち一般貸付
̶
̶
2.68
̶
̶
2.72
1.67
2.38
3.82
4.85
4.88
̶
̶
2.63
̶
̶
2.66
2.05
2.81
3.27
4.28
4.31
̶
̶
2.87
2.74
不動産
一般勘定計
(注)利回り計算式の分母は帳簿価額ベースの日々平均残高、分子は経常損益中、資
産運用収益ー資産運用費用として算出した利回りです。
(単位:百万円)
区 分
支払利息
商品有価証券運用損
金銭の信託運用損
売買目的有価証券運用損
有価証券売却損
有価証券評価損
有価証券償還損
金融派生商品費用
為替差損
貸倒引当金繰入額
貸付金償却
その他運用費用
合 計
区 分
平成26年度
現預金・コールローン
データ・ファイル
買現先勘定
債券貸借取引支払保証金
買入金銭債権
商品有価証券
金銭の信託
有価証券
うち公社債
うち株式
うち外国証券
貸付金
うち一般貸付
不動産
一般勘定計
うち海外投融資
92
166
̶
̶
̶
2,669
1,085
72
10,167
̶
̶
2,000
̶
̶
̶
351
20,938
52
2,212
4,156
505
̶
338
̶
16,425
28,383
(単位:百万円)
平成26年度
預貯金利息
(単位:百万円)
平成27年度
15,507
22,693
̶
̶
26,469
̶
̶
9,068,127
4,658,221
1,462
4,408,443
1,059,019
1,043,170
̶
̶
25,494
̶
̶
9,241,041
4,620,642
1,459
4,612,074
988,374
970,601
12,833
12,555
10,404,489
10,519,366
5,353,073
5,490,479
平成27年度
(6)利息及び配当金等収入明細表
区 分
(3)主要資産の平均残高
平成26年度
有価証券利息・配当金
公社債利息
株式配当金
外国証券利息配当金
貸付金利息
不動産賃貸料
その他共計
平成27年度
2
3
244,923
77,890
38
166,994
43,190
252,294
78,653
41
173,404
43,321
̶
̶
288,845
296,295
(7)有価証券売却益明細表
(単位:百万円)
区 分
平成26年度
国債等債券
平成27年度
136
株式等
15,949
̶
̶
外国証券
7,684
941
その他共計
7,820
16,891
(8)有価証券売却損明細表
(単位:百万円)
(4)資産運用収益明細表
(単位:百万円)
区 分
平成26年度
平成27年度
利息及び配当金等収入
288,845
296,295
商品有価証券運用益
金銭の信託運用益
売買目的有価証券運用益
有価証券売却益
有価証券償還益
金融派生商品収益
為替差益
貸倒引当金戻入額
̶
̶
̶
7,820
1,791
̶
7,406
8,376
̶
̶
̶
16,891
3,853
̶
̶
̶
746
55
314,987
317,095
その他運用収益
合 計
区 分
国債等債券
平成27年度
0
4
̶
̶
外国証券
2,668
346
その他共計
2,669
351
株式等
(9)有価証券評価損明細表
(単位:百万円)
区 分
国債等債券
株式等
平成26年度
平成27年度
̶
̶
3
0
外国証券
1,082
20,938
その他共計
1,085
20,938
(10)商品有価証券明細表
該当ありません。
(11)商品有価証券売買高
該当ありません。
124
平成26年度
(12)有価証券明細表
(単位:百万円、%)
平成26年度末
区 分
金額
平成27年度末
占率
金額
占率
国債
4,423,777
46.4
4,584,384
48.2
地方債
社債
52,206
163,839
1,324
2,035
4,892,958
4,719,157
173,800
0.5
1.7
0.0
0.0
51.3
49.5
1.8
57,162
163,605
1,319
1,620
4,693,666
4,411,424
282,241
0.6
1.7
0.0
0.0
49.3
46.4
3.0
うち公社・公団債
株式
外国証券
公社債
株式等
その他の証券
合 計
̶
̶
14,114
0.1
9,534,817
100.0
9,514,554
100.0
(13)有価証券残存期間別残高
平成26年度末
(単位:百万円)
有価証券
111,529
149,282
291,367
425,027
1,084,005
7,473,603
9,534,817
1,120
41,729
22,391
24,090
52,602
4,281,842
4,423,777
̶
10,498
̶
99,910
78,497
21,413
̶
̶
4,439
̶
103,113
103,113
̶
̶
̶
18,322
̶
250,653
250,653
̶
̶
̶
1,680
̶
399,256
398,532
724
̶
̶
468
̶
1,030,934
1,030,934
̶
̶
52,206
128,430
2,035
3,009,088
2,857,425
151,663
̶
52,206
163,839
2,035
4,892,958
4,719,157
173,800
̶
買入金銭債権
̶
̶
̶
̶
̶
21,437
21,437
譲渡性預金
̶
̶
̶
̶
̶
̶
̶
その他
̶
̶
̶
̶
̶
̶
̶
合 計
111,529
149,282
291,367
425,027
1,084,005
7,495,041
9,556,255
地方債
社債
株式
外国証券
公社債
株式等
その他の証券
3年超5年以下
合 計
データ・ファイル
1年以下
国債
1年超3年以下
10年超
5年超7年以下 7年超10年以下 (期間の定めのないものを含む)
区 分
(※)
「金融商品に関する会計基準」
( 企業会計基準第10号)
に基づく有価証券として取り扱うものを含む。
平成27年度末
区 分
有価証券
(単位:百万円)
1年以下
1年超3年以下
3年超5年以下
10年超
合 計
5年超7年以下 7年超10年以下 (期間の定めのないものを含む)
97,148
218,504
257,064
747,948
682,609
7,511,278
9,514,554
国債
14,568
39,770
14,172
̶
52,534
4,463,338
4,584,384
地方債
社債
株式
外国証券
公社債
株式等
その他の証券
̶
305
̶
82,274
66,836
15,438
̶
̶
22,342
̶
156,391
156,391
̶
̶
̶
̶
̶
242,891
242,223
668
̶
̶
1,862
−
746,085
746,085
̶
̶
̶
̶
̶
630,074
630,074
̶
̶
57,162
139,094
1,620
2,835,948
2,569,813
266,134
14,114
57,162
163,605
1,620
4,693,666
4,411,424
282,241
14,114
買入金銭債権
̶
̶
̶
̶
6,546
15,319
21,866
譲渡性預金
̶
̶
̶
̶
̶
̶
̶
その他
̶
̶
̶
̶
̶
̶
̶
合 計
97,148
218,504
257,064
747,948
689,155
7,526,598
9,536,420
(※)
「金融商品に関する会計基準」
( 企業会計基準第10号)
に基づく有価証券として取り扱うものを含む。
(14)保有公社債の期末残高利回り
(単位:%)
区 分
平成26年度
平成27年度
公社債
1.67
1.70
外国公社債
3.85
3.84
(注)上記利回りは、分母を帳簿価額ベースの日々平均残高、分子を利息及び配当金
等収入として算出しています。
アフラックの現状 2016
125
(15)業種別株式保有明細表
(単位:百万円、%)
平成26年度末
区 分
金額
水産・農林業
鉱業
建設業
製造業
食料品
繊維製品
パルプ・紙
化学
医薬品
石油・石炭製品
ゴム製品
ガラス・土石製品
鉄鋼
非鉄金属
金属製品
機械
電気機器
輸送用機器
精密機器
その他製品
電気・ガス業
運輸・情報通信業
データ・ファイル
商業
金融・保険業
陸運業
海運業
空運業
倉庫・運輸関連業
情報・通信業
卸売業
小売業
銀行業
証券、商品先物取引業
保険業
その他金融業
不動産業
サービス業
合 計
平成27年度末
占率
̶
̶
̶
̶
̶
̶
̶
̶
̶
̶
̶
̶
̶
̶
̶
̶
̶
̶
13
̶
91
̶
̶
̶
̶
̶
̶
1,533
2
269
̶
10
114
2,035
̶
̶
̶
̶
̶
̶
̶
̶
̶
̶
̶
̶
̶
̶
̶
̶
̶
̶
0.6
̶
4.5
̶
̶
̶
̶
̶
̶
75.3
0.1
13.2
̶
0.5
5.6
100.0
金額
占率
̶
̶
̶
̶
̶
̶
̶
̶
̶
̶
̶
̶
̶
̶
̶
̶
̶
̶
9
̶
83
̶
̶
̶
̶
̶
̶
1,139
1
264
̶
10
110
1,620
̶
̶
̶
̶
̶
̶
̶
̶
̶
̶
̶
̶
̶
̶
̶
̶
̶
̶
0.6
̶
5.2
̶
̶
̶
̶
̶
̶
70.3
0.1
16.3
̶
0.7
6.8
100.0
(注)業種区分は、証券コード協議会の業種別分類項目に準拠しています。
(16)貸付金明細表
(単位:百万円)
区 分
平成26年度末
保険約款貸付
16,747
契約者貸付
保険料振替貸付
一般貸付
(うち非居住者貸付)
企業貸付
(うち国内企業向け)
国・国際機関・政府関係機関貸付
公共団体・公企業貸付
住宅ローン
消費者ローン
その他
合 計
126
平成27年度末
12,418
4,329
1,009,990
(910,964)
753,018
(98,528)
85,474
171,000
498
̶
̶
1,026,738
18,897
14,332
4,564
935,036
(851,938)
678,483
(83,018)
85,474
171,000
79
̶
̶
953,934
(17)貸付金残存期間別残高
平成26年度末
(単位:百万円)
区 分
1年以下
1年超3年以下
3年超5年以下
10年超
5年超7年以下 7年超10年以下 (期間の定めのないものを含む)
合 計
変動金利
固定金利
̶
33,500
7
5,010
19
50,030
̶
29,044
̶
5,065
̶
887,312
26
1,009,963
一般貸付計
33,500
5,017
50,049
29,044
5,065
887,312
1,009,990
平成27年度末
(単位:百万円)
区 分
1年以下
1年超3年以下
3年超5年以下
10年超
合 計
5年超7年以下 7年超10年以下 (期間の定めのないものを含む)
変動金利
固定金利
0
5,000
8
̶
8
79,000
̶
̶
̶
20,036
̶
830,981
18
935,018
一般貸付計
5,001
8
79,008
̶
20,036
830,981
935,036
(18)国内企業向け貸付金企業規模別内訳
(単位:件、百万円、%)
平成26年度末
区 分
平成27年度末
占率
大企業
中堅企業
中小企業
5
58,500
̶
̶
12
40,028
29.4
59.4
̶
̶
70.6
40.6
4
43,000
̶
̶
12
40,018
25.0
51.8
̶
̶
75.0
48.2
貸付先数
金額
17
98,528
100.0
100.0
16
83,018
100.0
100.0
データ・ファイル
国内企業向け貸付計
占率
貸付先数
金額
貸付先数
金額
貸付先数
金額
(注)1. 業種の区分は以下のとおりです。
業 種
① 右の ②∼④ を除く全業種
大企業
中堅企業
従業員 資本金10億円以上
300人超
資本金3億円超
かつ
10億円未満
資本金3億円以下
又は常用する従業員300人以下
中小企業
② 小売業、飲食業
③ サービス業
④ 卸売業
従業員 資本金10億円以上 従業員 資本金10億円以上 従業員 資本金10億円以上
50人超
資本金5千万円超 100人超 資本金5千万円超 100人超
資本金1億円超
かつ
10億円未満
かつ
10億円未満
かつ
10億円未満
資本金5千万円以下
資本金5千万円以下
資本金1億円以下
又は常用する従業員50人以下 又は常用する従業員100人以下 又は常用する従業員100人以下
2. 貸付先数とは、各貸付先を名寄せした結果の債務者数をいい、貸付件数ではありません。
3. 個人企業及び個人事業主については、中小企業に区分されています。
アフラックの現状 2016
127
(19)貸付金業種別内訳
(単位:百万円、
%)
区 分
国内向け
製造業
食料
繊維
木材・木製品
パルプ・紙
印刷
化学
石油・石炭
窯業・土石
鉄鋼
非鉄金属
金属製品
はん用・生産用・業務用機械
電気機械
輸送用機械
その他の製造業
農業・林業
漁業
鉱業、採石業、砂利採取業
建設業
電気・ガス・熱供給・水道業
情報通信業
運輸業、郵便業
卸売業
小売業
金融業・保険業
不動産業
物品賃貸業
学術研究、専門・技術サービス業
宿泊業
飲食業
生活関連サービス業、娯楽業
教育、学習支援業
医療・福祉
その他のサービス
地方公共団体
個人
(住宅・消費・納税資金等)
合 計
政府等
公共団体・公企業貸付
金融機関
商工業
(等)
合 計
一般貸付計
平成26年度末
データ・ファイル
海外向け
金額
10,000
̶
̶
̶
̶
̶
̶
̶
̶
̶
̶
̶
̶
̶
10,000
̶
̶
̶
̶
̶
̶
̶
20,000
̶
̶
53,528
15,000
̶
̶
̶
̶
̶
̶
̶
̶
̶
498
99,026
85,474
163,000
505,490
157,000
910,964
1,009,990
平成27年度末
占率
1.0
̶
̶
̶
̶
̶
̶
̶
̶
̶
̶
̶
̶
̶
1.0
̶
̶
̶
̶
̶
̶
̶
2.0
̶
̶
5.3
1.5
̶
̶
̶
̶
̶
̶
̶
̶
̶
0.0
9.8
8.5
16.1
50.0
15.5
90.2
100.0
金額
10,000
̶
̶
̶
̶
̶
̶
̶
̶
̶
̶
̶
̶
̶
10,000
̶
̶
̶
̶
̶
̶
̶
20,000
̶
̶
38,018
15,000
̶
̶
̶
̶
̶
̶
̶
̶
̶
79
83,098
85,474
163,000
446,464
157,000
851,938
935,036
占率
1.1
̶
̶
̶
̶
̶
̶
̶
̶
̶
̶
̶
̶
̶
1.1
̶
̶
̶
̶
̶
̶
̶
2.1
̶
̶
4.1
1.6
̶
̶
̶
̶
̶
̶
̶
̶
̶
0.0
8.9
9.1
17.4
47.7
16.8
91.1
100.0
(注)国内向けの区分は、日本銀行の貸出先別貸出金
(業種別、設備資金新規貸出)
の業種分類に準拠しています。
(20)貸付金使途別内訳
(単位:百万円、%)
区 分
設備資金
運転資金
128
平成26年度末
金額
26,519
983,470
平成27年度末
占率
2.6
97.4
金額
26,094
908,941
占率
2.8
97.2
(21)貸付金地域別内訳
(単位:百万円、%)
平成26年度末
区 分
金額
占率
8
1
88,510
10,000
0
̶
2
4
98,528
北海道
東北
関東
中部
近畿
中国
四国
九州
合 計
平成27年度末
金額
0.0
0.0
89.8
10.1
0.0
̶
0.0
0.0
100.0
占率
6
0
73,007
10,000
0
̶
1
3
83,018
0.0
0.0
87.9
12.0
0.0
̶
0.0
0.0
100.0
(注)1. 個人ローン、非居住者貸付、保険約款貸付等は含んでいません。
2. 地域区分は、貸付先の本社所在地によります。
(22)貸付金担保別内訳
(単位:百万円、%)
平成26年度末
区 分
金額
担保貸付
有価証券担保貸付
不動産・動産・財団担保貸付
指名債権担保貸付
保証貸付
信用貸付
金額
占率
24.9
250,545
26.8
250,491
498
̶
150,024
608,976
24.8
0.0
̶
14.9
60.3
250,465
79
̶
106,016
578,474
26.8
0.0
̶
11.3
61.9
̶
̶
̶
̶
1,009,990
311,201
100.0
30.8
935,036
262,701
100.0
28.1
データ・ファイル
うち劣後特約付貸付
占率
250,989
その他
一般貸付計
平成27年度末
(23)有形固定資産明細表
●
有形固定資産の明細
平成26年度
区 分
(単位:百万円、%)
当期首残高
当期増加額
当期減少額
当期償却額
当期末残高
土地
4,973
̶
̶
̶
4,973
̶
̶
建物
リース資産
建設仮勘定
その他の有形固定資産
8,541
204
̶
638
230
283
̶
162
7
̶
̶
10
706
128
̶
224
8,058
359
̶
566
21,659
289
̶
3,443
72.9
44.6
̶
85.9
14,358
676
18
1,059
13,957
25,392
̶
̶
̶
̶
̶
̶
̶
̶
当期首残高
当期増加額
当期減少額
当期償却額
当期末残高
土地
4,973
̶
̶
̶
4,973
̶
̶
建物
リース資産
建設仮勘定
その他の有形固定資産
8,058
359
̶
566
604
525
̶
360
7
̶
̶
37
716
166
̶
258
7,938
718
̶
631
22,355
290
̶
3,110
73.8
28.8
̶
83.1
13,957
1,491
45
1,142
14,261
25,756
̶
̶
̶
̶
̶
̶
̶
̶
合 計
うち賃貸等不動産
減価償却累計額
平成27年度
区 分
合 計
(単位:百万円、%)
うち賃貸等不動産
●
償却累計率
減価償却累計額
償却累計率
不動産残高及び賃貸用ビル保有数
(単位:百万円)
区 分
平成26年度末
平成27年度末
不動産残高
13,031
12,911
営業用
賃貸用
13,031
̶
12,911
̶
̶棟
̶棟
賃貸用ビル保有数
(24)固定資産等処分益明細表
該当ありません。
アフラックの現状 2016
129
(25)固定資産等処分損明細表
(26)賃貸用不動産等減価償却費明細表
(単位:百万円)
区 分
有形固定資産
土地
建物
リース資産
その他
無形固定資産
平成26年度
18
45
̶
7
̶
10
̶
7
̶
37
43
6
その他
̶
0
合 計
61
51
̶
̶
うち賃貸等不動産
該当ありません。
平成27年度
(27)海外投融資の状況
①資産別明細
イ. 外貨建資産
区 分
公社債
株式
現預金・その他
小 計
(単位:百万円、%)
平成26年度末
金額
平成27年度末
占率
金額
占率
2,477,826
42.3
2,369,433
42.3
724
210,433
0.0
3.6
668
266,916
0.0
4.8
2,688,985
45.9
2,637,018
47.1
ロ. 円貨額が確定した外貨建資産
データ・ファイル
区 分
(単位:百万円、%)
平成26年度末
金額
平成27年度末
占率
金額
占率
公社債
現預金・その他
̶
̶
̶
̶
̶
̶
̶
̶
小 計
̶
̶
̶
̶
ハ. 円貨建資産
区 分
(単位:百万円、%)
平成26年度末
金額
平成27年度末
占率
金額
占率
非居住者貸付
公社債(円建外債)
・その他
910,964
2,258,196
15.6
38.5
851,938
2,107,979
15.2
37.7
小 計
3,169,160
54.1
2,959,918
52.9
ニ. 合計
区 分
海外投融資
(単位:百万円、%)
平成26年度末
金額
5,858,146
平成27年度末
占率
100.0
金額
占率
5,596,936
(注)
「円貨額が確定した外貨建資産」
は、為替予約が付されていることにより決済時の円貨額が確定し、当該円貨額を資産の貸借対照表価額としているものです。
130
100.0
②地域別構成
平成26年度末
(単位:百万円、%)
外国証券
区 分
金額
公社債
占率
金額
非居住者貸付
株式等
占率
金額
占率
金額
占率
北米
2,636,782
53.9
2,462,981
52.2
173,800
100.0
30,055
3.3
ヨーロッパ
オセアニア
アジア
中南米
中東
アフリカ
1,140,791
261,530
236,912
418,677
73,051
92,089
23.3
5.3
4.8
8.6
1.5
1.9
1,140,791
261,530
236,912
418,677
73,051
92,089
24.2
5.5
5.0
8.9
1.5
2.0
̶
̶
̶
̶
̶
̶
̶
̶
̶
̶
̶
̶
480,998
̶
96,000
247,436
35,000
15,000
52.8
̶
10.5
27.2
3.8
1.6
国際機関
合 計
33,124
0.7
33,124
0.7
̶
̶
6,474
0.7
4,892,958
100.0
4,719,157
100.0
173,800
100.0
910,964
100.0
平成27年度末
(単位:百万円、%)
外国証券
区 分
金額
北米
国際機関
合 計
占率
金額
非居住者貸付
株式等
占率
金額
占率
金額
占率
2,658,639
56.6
2,376,397
53.9
282,241
100.0
12,055
1.4
991,952
234,831
231,662
386,155
70,778
87,275
21.1
5.0
4.9
8.2
1.5
1.9
991,952
234,831
231,662
386,155
70,778
87,275
22.5
5.3
5.3
8.8
1.6
2.0
̶
̶
̶
̶
̶
̶
̶
̶
̶
̶
̶
̶
465,998
̶
70,000
247,410
35,000
15,000
54.7
̶
8.2
29.0
4.1
1.8
32,372
0.7
32,372
0.7
̶
̶
6,474
0.8
4,693,666
100.0
4,411,424
100.0
282,241
100.0
851,938
100.0
データ・ファイル
ヨーロッパ
オセアニア
アジア
中南米
中東
アフリカ
公社債
③外貨建資産の通貨別構成
(単位:百万円、%)
区 分
平成26年度末
金額
平成27年度末
占率
金額
占率
米ドル
2,688,985
100.0
2,637,018
100.0
合 計
2,688,985
100.0
2,637,018
100.0
アフラックの現状 2016
131
(28)海外投融資利回り
(29)公共関係投融資の概況
(新規引受額、貸出額)
(単位:%)
平成26年度
平成27年度
4.03
(単位:百万円)
区 分
3.43
公共債
貸付
平成26年度
平成27年度
国債
1,113,239
475,217
地方債
公社・公団債
小 計
政府関係機関
公共団体・公企業
10,600
̶
1,123,839
̶
̶
5,400
̶
480,617
̶
̶
小 計
合 計
̶
̶
1,123,839
480,617
(30)各種ローン金利
当社における一般貸付の金利は、市場金利実勢を反映して決定されています。
(31)その他の資産明細表
平成26年度
資産の種類
入会保証金等
その他
合 計
(単位:百万円)
取得原価
当期増加額
当期減少額
143
1,172
16
64
1
105
減価償却累計額
̶
871
1,316
80
106
871
445
当期末残高
154
396
550
平成27年度
データ・ファイル
資産の種類
入会保証金等
その他
合 計
(単位:百万円)
取得原価
当期増加額
当期減少額
154
1,405
11
250
0
155
減価償却累計額
̶
1,008
1,559
261
156
1,008
(一般勘定)
5. 有価証券等の時価情報
P.100∼104をご参照ください。
(特別勘定はありません)
特別勘定に関する指標等
該当ありません。
保険会社及びその子会社等の状況
該当ありません。
132
当期末残高
143
301
ご契約者保護に関する制度(生命保険契約者保護機構)
について
当社は、
「 生命保険契約者保護機構」
( 以下、保護機構)に加入しています。保護機構の概要は、以下のとおりです。
保護機構は、保険業法に基づき設立された法人であり、
契約条件の算定基礎となる基礎率
(予定利率、予定死亡率、
保護機構の会員である生命保険会社が破綻に陥った場合、
予定事業費率等)の変更が行われる可能性があり、これに伴
生命保険に係る保険契約者等のための相互援助制度とし
い、保険金額・年金額等が減少することがあります。合わせ
て、当該破綻保険会社に係る保険契約の移転等における資
て、早期解約控除制度
(保険集団を維持し、保険契約の継続
金援助、承継保険会社の経営管理、保険契約の引受け、補
を図るために、通常の解約控除とは別に、一定期間特別な
償対象保険金の支払いに係る資金援助及び保険金請求権
解約控除を行う制度)
が設けられる可能性もあります。
等の買取りを行う等により、保険契約者等の保護を図り、
生命保険業に対する信頼性を維持することを目的としてい
ます。
保険契約上、年齢や健康状態によっては契約していた破
綻保険会社と同様の条件で新たに加入することが困難にな
ることもあるため、保険会社が破綻した場合には、保護機構
が保険契約の移転等に際して資金援助等の支援を行い、加
入している保険契約の継続を図ることにしています。
保険契約の移転等における補償対象契約は、運用実績連
動型保険契約の特定特別勘定(※1)に係る部分を除いた国内
における元受保険契約で、その補償限度は、高予定利率契
約(※2)を除き、責任準備金等(※3)の90%とすることが、保険
業法等で定められています
(保険金・年金等の90%が補償
されるものではありません(※4))。
なお、保険契約の移転等の際には、責任準備金等の削減
(※1)特別勘定を設置しなければならない保険契約のうち最低保証
(最低死亡保険
金保証、最低年金原資保証等)のない保険契約に係る特別勘定を指します。更
生手続においては、当該部分についての責任準備金を削減しない更生計画を
作成することが可能です
(実際に削減しないか否かは、個別の更生手続のなか
で確定することとなります)。
(※2)破綻時に過去5年間で常に予定利率が基準利率
(*1)を超えていた契約を指し
ます
(*2)
。当該契約については、責任準備金等の補償限度が以下のとおりとな
ります。ただし、破綻会社に対して資金援助がなかった場合の弁済率が下限と
なります。
高予定利率契約の補償率
=90%−
{
(過去5年間における各年の予定利率−基準利率)の総和÷2 }
(*1)
基準利率は、生保各社の過去5年間の平均運用利回りを基準に、金融庁長
官及び財務大臣が定めることとなっています。現在の基準利率について
は、保護機構のホームページで確認できます。
(*2)
一つの保険契約において、主契約・特約の予定利率が異なる場合には、主
契約・特約を予定利率が異なるごとに独立した保険契約とみなして、高予
定利率契約に該当するか否かを判断することになります。また、企業保険
等において被保険者が保険料を拠出している場合で被保険者ごとに予定
利率が異なる場合には、被保険者ごとに独立の保険契約が締結されてい
るものとみなして高予定利率契約に該当するか否かの判断をすることに
なります。ただし、確定拠出年金保険契約については、被保険者が保険料
を拠出しているか否かにかかわらず、被保険者ごとに高予定利率契約に該
当するか否かを判断することになります。
(※3)責任準備金等とは、将来の保険金・年金・給付金の支払いに備え、保険料や運
用収益などを財源として積み立てている準備金等をいいます。
(※4)個人変額年金保険に付されている年金原資保証額等についても、その90%が
補償されるものではありません。
に加え、保険契約を引き続き適正・安全に維持するために、
負担金の拠出
会員である生命保険会社は、保護機構の定款に定める基準により、毎年、負担金を納付しています。平成27年度の全会員保
険会社の負担金額は330億円であり、うち当社は約23億円を拠出しています。
仕組みの概略図
救済保険会社が現れた場合
破綻保険会社
補償対象
保険金の支払い
(注2)
保険契約者等
補償対象保険金支払いに係る資金援助
保護機構
負担金の拠出
資金貸出
保険契約の全部・一部の移転、合併、株式取得
資金援助
財政措置
(注1)
保険金請求権等の買取り
(注2)
保険金等の支払い
会員保険会社
民間金融機関等
国
救済保険会社
救済保険会社が現れない場合
破綻保険会社
補償対象
保険金の支払い
(注2)
補償対象保険金支払いに係る資金援助
保険契約の引受け
保険契約の承継
保護機構
承継保険会社
資金貸出
財政措置
(注1)
保険金請求権等の買取り
(注2)
保険契約者等
負担金の拠出
会員保険会社
民間金融機関等
国
保険金等の支払い
(注)1. 上記の
「財政措置」は、平成29年
(2017年)
3月末までに生命保険会社が破綻した場合に対応する措置で、会員保険会社の拠出による負担金だけで資金
援助等の対応ができない場合に、国会審議を経て補助金が認められた際に行われるものです。
2. 破綻処理中の保険事故に基づく補償対象契約の保険金等の支払い、保護機構が補償対象契約に係る保険金請求権等を買い取ることを指します。この
場合における支払率及び買取率については、責任準備金等の補償限度と同率となります
(高予定利率契約については、
(※2)
に記載の率となります)
。
●
補償対象契約の範囲・補償対象契約の補償限度等を含め、本掲載内容はすべて現在の法令に基づいたものであり、今後、法令の改正により変更される可能性があります。
生命保険会社が破綻した場合の保険契約の取り扱いに関するお問い合わせ先
生命保険契約者保護機構 電話:03-3286-2820
ホームページアドレス http://www.seihohogo.jp/
受付時間 月∼金曜日
(祝日・年末年始を除く)
9:00∼12:00、13:00∼17:00
アフラックの現状 2016
133
生命保険協会統一開示項目索引
本ディスクロージャー誌は、一般社団法人生命保険協会が定める開示基準に基づいて作成しています。
当該開示基準に定める開示項目は、以下のページに掲載しています。
Ⅰ. 保険会社の概況及び組織
1. 沿革 ........................................................................................... 16∼17
7. 元本補塡契約のある信託に係る貸出金の状況
..............................................................................( 該当ありません)
98
2. 経営の組織................................................................................ 74∼75
8. 保険金等の支払能力の充実の状況
(ソルベンシー・マージン比率)......................................................... 99
3. 店舗網一覧................................................................................ 76∼77
9. 有価証券等の時価情報(会社計)
4. 資本金の推移
外国生命保険会社の日本支店であるため、該当あり
5. 株式の総数
ません。
(保険業法施行規則143条の2第1項第1号
6. 株式の状況
のロにおいて規定されている株式等に関する事項
については、P.82をご参照ください)
(有価証券)
...........................................................................100∼102
(金銭の信託)
.....................................................(該当ありません)
102
(デリバティブ取引).............................................................103∼104
7. 主要株主の状況
10. 経常利益等の明細(基礎利益)......................................................105
8. 取締役及び監査役(役職名・氏名)......................................... 72∼73
11. 計算書類等について会社法による会計監査人の監査を受けている
場合にはその旨 ...............................................................................106
9. 会計参与の氏名又は名称 ...................................( 該当ありません)
73
10. 会計監査人の氏名又は名称 ...............................( 該当ありません)
73
11. 従業員の在籍・採用状況 ................................................................... 74
12. 平均給与(内勤職員)........................................................................ 74
13. 平均給与(営業職員)..........................................( 該当ありません)
74
Ⅱ. 保険会社の主要な業務の内容
1. 主要な業務の内容 ............................................................................. 75
2. 経営方針 ........................................................................................ 4∼5
Ⅲ. 直近事業年度における事業の概況
1. 直近事業年度における事業の概況 .................................................. 84
2. 契約者懇談会開催の概況 ................................................................. 41
3. 相談・苦情処理態勢、相談(照会、苦情)
の件数、及び苦情からの改
善事例 ....................................................................................... 38∼41
4. 契約者に対する情報提供の実態 ......................................32∼37、
46
5. 商品に対する情報及びデメリット情報提供の方法 .......................... 33
6. 営業職員・代理店教育・研修の概略 ........................................ 52∼53
7. 新規開発商品の状況 ................................................................ 54∼55
8. 保険商品一覧 ..................................................................................... 56
9. 情報システムに関する状況 ............................................................... 52
10. 公共福祉活動、厚生事業団活動の概況 .................................. 12∼15
12. 貸借対照表、損益計算書及び株主資本等変動計算書について金融
商品取引法に基づき公認会計士又は監査法人の監査証明を受けて
いる場合にはその旨 ..........................................(該当ありません)
106
13. 代表者が財務諸表の適正性、及び財務諸表作成に係る内部監査の
有効性を確認している旨.................................................................106
14. 事業年度の末日において、保険会社が将来にわたって事業活動を継
続するとの前提に重要な疑義を生じさせるような事象又は状況その
他保険会社の経営に重要な影響を及ぼす事象が存在する場合には、
その旨及びその内容、当該重要事象等についての分析及び検討内
容並びに当該重要事象等を解消し、又は改善するための対応策の具
体的内容 ............................................................(該当ありません)
106
Ⅵ. 業務の状況を示す指標等
1. 主要な業務の状況を示す指標等
(1)
決算業績の概況................................................................. 20∼30
(2)
保有契約高及び新契約高 .........................................................107
(3)
年換算保険料.............................................................................107
(4)
保障機能別保有契約高 .................................................108∼109
(5)
個人保険及び個人年金保険契約種類別保有契約高 ..............109
(6)
異動状況の推移.............................................................112∼113
(7)
契約者配当の状況 .........................................................114∼115
2. 保険契約に関する指標等
(1)
保有契約増加率........................................................................ 116
(2)
新契約平均保険金及び保有契約平均保険金(個人保険).....116
Ⅳ. 直近5事業年度における
主要な業務の状況を示す指標 ............................................. 85
(3)
新契約率(対年度始)................................................................116
(4)
解約失効率(対年度始)............................................................116
(5)
個人保険新契約平均保険料(月払契約)
.................................116
Ⅴ. 財産の状況
1. 貸借対照表......................................................................................... 86
2. 損益計算書......................................................................................... 87
3. キャッシュ・フロー計算書................................................................... 88
4. 株主資本等変動計算書 ......................................( 該当ありません)
98
5. 債務者区分による債権の状況 .......................................................... 98
(破産更生債権及びこれらに準ずる債権)
( 危険債権)
( 要管理債権)
(正常債権)
6. リスク管理債権の状況 ...................................................................... 98
(破綻先債権)
( 延滞債権)
(3ヵ月以上延滞債権)
( 貸付条件緩和債権)
134
(6)
死亡率(個人保険主契約)........................................................116
(7)
特約発生率(個人保険)............................................................116
(8)
事業費率(対収入保険料)........................................................116
(9)
保険契約を再保険に付した場合における、再保険を引き受けた
主要な保険会社等の数 .............................................................116
(10)
保険契約を再保険に付した場合における、再保険を引き受けた
保険会社等のうち、支払再保険料の額が大きい上位5社に対す
る支払再保険料の割合 ...........................................................116
(11)
保険契約を再保険に付した場合における、再保険を引き受けた
主要な保険会社等の格付機関による格付に基づく区分ごとの
支払再保険料の割合 ..............................................................117
(12)
未収受再保険金の額 ..............................................................117
(13)
第三分野保険の給付事由又は保険種類の区分ごとの、発生保
険金額の経過保険料に対する割合........................................117
3. 経理に関する指標等
(1)
支払備金明細表.........................................................................117
(2)
責任準備金明細表 .....................................................................117
(3)
責任準備金残高の内訳 .............................................................118
(4)
個人保険及び個人年金保険の責任準備金の積立方式、積立率、
残高(契約年度別)....................................................................118
(5)
特別勘定を設けた最低保証のある保険契約に係る一般勘定にお
ける責任準備金、算出方法、計算の基礎となる係数
......................................................................(該当ありません)
118
(15)
業種別株式保有明細表 ..........................................................126
(16)
貸付金明細表 ..........................................................................126
(17)
貸付金残存期間別残高 ..........................................................127
(18)
国内企業向け貸付金企業規模別内訳 ...................................127
(19)
貸付金業種別内訳 ..................................................................128
(20)
貸付金使途別内訳 ..................................................................128
(21)
貸付金地域別内訳 ..................................................................129
(22)
貸付金担保別内訳 ..................................................................129
(23)
有形固定資産明細表
(有形固定資産の明細)..........................................................129
(不動産残高及び賃貸用ビル保有数)...................................129
(6)
契約者配当準備金明細表 .........................................................119
(24)
固定資産等処分益明細表 ........................(該当ありません)
129
(7)
引当金明細表.............................................................................119
(25)
固定資産等処分損明細表 ......................................................130
(8)
特定海外債権引当勘定の状況
(26)
賃貸用不動産等減価償却費明細表 .........(該当ありません)
130
(特定海外債権引当勘定)...........................(該当ありません)
119
(27)
海外投融資の状況
(対象債権額国別残高)...............................(該当ありません)
119
(資産別明細)...........................................................................130
(9)
資本金等明細表...........................................(該当ありません)
119
(地域別構成)...........................................................................131
(10)
保険料明細表 ..........................................................................119
(外貨建資産の通貨別構成)...................................................131
(11)
保険金明細表 ..............................................................119∼120
(28)
海外投融資利回り...................................................................132
(12)
年金明細表 ..............................................................................120
(29)
公共関係投融資の概況(新規引受額、貸出額)
....................132
(13)
給付金明細表 ..........................................................................120
(30)
各種ローン金利.......................................................................132
(14)
解約返戻金明細表 ..................................................................120
(31)
その他の資産明細表 ..............................................................132
(15)
減価償却費明細表 ..................................................................121
5. 有価証券等の時価情報(一般勘定)
(16)
事業費明細表 ..........................................................................121
(有価証券)
...........................................................................100∼102
(17)
税金明細表 ..............................................................................121
(金銭の信託)
.....................................................(該当ありません)
102
(18)
リース取引 .................................................(該当ありません)
121
(デリバティブ取引).............................................................103∼104
(19)
借入金残存期間別残高 ..........................................................121
4. 資産運用に関する指標等
(1)
資産運用の概況
(年度の資産の運用概況)...................................................25、
122
(ポートフォリオの推移〈資産の構成及び資産の増減〉).........123
(2)
運用利回り .................................................................................124
(3)
主要資産の平均残高 .................................................................124
(4)
資産運用収益明細表 .................................................................124
(5)
資産運用費用明細表 .................................................................124
(6)
利息及び配当金等収入明細表 .................................................124
(7)
有価証券売却益明細表 .............................................................124
(8)
有価証券売却損明細表 .............................................................124
(9)
有価証券評価損明細表 .............................................................124
Ⅶ. 保険会社の運営
1. リスク管理の体制 ..................................................................... 64∼67
2. 法令遵守の体制 ........................................................................ 59∼61
3. 法第百二十一条第一項第一号の確認(第三分野保険に係るものに
限る。)
の合理性及び妥当性............................................................118
4. 指定生命保険業務紛争解決機関が存在する場合、当該生命保険会
社が法第百五条の二第一項第一号に定める生命保険業務に係る手
続実施基本契約を締結する措置を講ずる当該手続実施基本契約の
相手方である指定生命保険業務紛争解決機関の商号又は名称 指定生命保険業務紛争解決機関が存在しない場合、当該生命保険
会社の法第百五条の二第一項第二号に定める生命保険業務に関す
る苦情処理措置及び紛争解決措置の内容 ...................................... 41
5. 個人データ保護について ......................................................... 62∼63
6. 反社会的勢力との関係遮断のための基本方針 ............................... 61
(10)
商品有価証券明細表 ................................(該当ありません)
124
(11)
商品有価証券売買高 ................................(該当ありません)
124
Ⅷ. 特別勘定に関する指標等 .......................(該当ありません)132
(12)
有価証券明細表 ......................................................................125
(13)
有価証券残存期間別残高 ......................................................125
Ⅸ. 保険会社及びその子会社等の状況 ...(該当ありません)132
(14)
保有公社債の期末残高利回り ...............................................125
アフラックの現状 2016
135
索引 (データ・ファイルの索引はP.83をご参照ください)
あ
た
アソシエイツ .............................................................................48
第一生命保険株式会社との業務提携 ....................................50
アフラック小児がん経験者・がん遺児奨学金制度.................13
大同生命保険株式会社との業務提携 ....................................50
アフラック全国アソシエイツ会 ................................................49
ダイバーシティの推進 ................................................... 10∼11
アフラック・ダイジェスト ...................................................3∼18
ダックの医療相談サポート ......................................................55
アフラックペアレンツハウス ....................................................13
ダックのカウンセリングサービス ............................................55
アフラックメール ......................................................................33
ちゃんと応える医療保険 やさしいEVER ...............................54
アライアンスサポートセンター ...............................................51
ちゃんと応える医療保険EVER ...............................................54
生きるためのがん保険 寄りそうDays .............................. 9、
54
ディスクロージャー
(情報開示)..............................................46
「生きる」
を創る。.............................................................c2、6、8
適切なお支払いのための取り組み ............................... 42∼43
インターネットサービス ...........................................................37
デメリット情報 ..........................................................................33
営業体制 ........................................................................ 48∼49
店舗ネットワーク ............................................................ 76∼77
沿革 ................................................................................ 16∼17
「お客様の声」
を経営に活かす取り組み ........................ 38∼41
オフィシャルホームページ ............................................... 37、
46
か
な
内部監査態勢 ...........................................................................70
内部管理態勢 ...........................................................................58
日本郵政グループとの業務提携 ............................................50
格付け .......................................................................................23
がんに関する啓発活動 .................................................. 14∼15
勧誘方針 ...................................................................................32
危機管理態勢 ...........................................................................68
企業理念 .................................................................................... 8
給付金デジタル請求サービス.................................. 34、
36、
40
金融機関との業務提携 ............................................................51
金融ADR制度 ..........................................................................41
経営管理体制 ...........................................................................58
行動指針 ..................................................................................... 8
は
反社会的勢力への対応 ...........................................................61
病気やケガで働けなくなったときの 給与サポート保険 ........55
付帯サービス............................................................................55
ブランドプロミス........................................................................ 8
プレミアサポート......................................................................55
法人会
(公益財団法人全国法人会総連合)...........................50
ま
高齢のお客様・障がいをお持ちのお客様への対応 ..............39
ご契約者様専用サイト ............................................................37
マネジメントメッセージ....................................................... 4∼5
ご契約者向けサービス
(医療・介護)......................................45
コーポレート・ガバナンス ........................................................58
や
ゴールドリボン運動 .................................................................14
役員一覧 ........................................................................ 72∼73
コンプライアンス態勢 ................................................... 59∼61
よくわかる! ほけん案内 ..........................................................49
さ
ら
サイバー攻撃 ............................................................ 62、67、
68
リスク管理態勢............................................................... 64∼67
財務報告に係る内部統制評価 ................................................69
社会貢献活動 .......................................................... 12∼15、
79
商品開発 ........................................................................ 54∼56
女性活躍推進法 .......................................................................11
情報資産の保護 ............................................................. 62∼63
新 生きるためのがん保険Days .............................................54
ストレステスト...........................................................................67
生命保険協会統一開示項目索引 ............................. 134∼135
生命保険契約者保護機構 .................................................... 133
組織図 ............................................................................ 74∼75
136
英数
AANET.....................................................................................52
Aflac Incorporated ...................................................... 58、
82
Aflac Japan マネジメントガイド ...........................................58
Aflac米国本社 ............................................................... 78∼79
CEOとの対話 ................................................................ 80∼81
CSV
(共有価値の創造)
経営 .............................................. 6∼7
ERM
(エンタープライズ・リスク・マネジメント)........... 64∼65
TOMODACHI アフラックプログラム .......................... 14、
79
■
当社生命保険に関するお問い合わせ先
0120-5555-95(通話料無料)
受付時間 月∼金曜日
(祝日を除く)
9:00∼18:00
土曜日
(祝日を除く)
9:00∼17:00
音声ガイダンスでご案内し、お問い合わせ内容によって担当者におつなぎします。
お電話の内容は、当社業務の運営管理、サービス充実などの観点から録音させていただいています。
■
保険金・給付金のお支払いに関するお問い合わせ先
保険金・給付金等の支払事由が生じた場合や、お支払いの可能性があると思われる場合、
また、ご不明な点がある場合は、下記までご連絡ください。
0120-555-877(通話料無料)
受付時間 月∼金曜日
(祝日を除く)
9:00∼17:00
お電話の内容は、当社業務の運営管理、サービス充実などの観点から録音させていただいています。
ご契約者様専用
アフラック ほっとサービス24
保険商品のパンフレット、保険料控除証明書のご請求等を受け付けています。
0120-555-844(通話料無料)
年中無休/24時間音声対応
アフラックオフィシャルホームページ
http://www.aflac.co.jp/
アフラックの現状 2016(ディスクロージャー誌)
アフラック 広報部
〒163-0456 東京都新宿区西新宿2-1-1 新宿三井ビル
電話:03-5908-6410
平成28年7月発行
資 778760
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(新)
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