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市町村における生涯学習の現状及び生涯学習講座等の事例紹介

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市町村における生涯学習の現状及び生涯学習講座等の事例紹介
平成23年度調査研究事業報告書
市町村における生涯学習の現状及び
生涯学習講座等の事例紹介
熊本県教育委員会
熊本県生涯学習推進センター
目
次
はじめに
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・1
第 1 章
調査研究の概要
第 2 章
市町村における生涯学習講座に関する状況
1
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・2
・・・・・3~9
市町村における現代的課題に関する講座の現状について
(3~8)
2
市町村における指導者養成に関する講座の現状について
(9)
第 3 章
市町村における社会教育・生涯学習関係全般の状況
・・・・・10~13
1
市町村における生涯学習全般の現状について
(10~11)
2
市町村における社会教育行政の組織体制について
(11~13)
第 4 章
第 5 章
市町村における生涯学習の現状についての考察・・・・14~16
1
調査研究のまとめ
(14~15)
2
市町村との連携について
(15~16)
生涯学習講座等の事例紹介
1
・・・・・・・・・・・17~35
生涯学習推進センター主催「くまもと県民カレッジ」
(17~21)
2
県外における「現代的課題に関する講座」の実践例1~3
(22~24)
3
県外における「指導者養成に関する講座」の実践例1~8
(25~35)
資 料
市町村対象アンケート
・・・・・・・・・・・・36~39
平成23年度生涯学習に関する調査票
は じ め に
平成18年12月の教育基本法改定により「生涯学習の理念」が新設され、
12条第1項で、国及び地方公共団体による「個人の要望や社会の要請にこたえる」
社会教育の奨励が規定されました。
平成20年2月の中央教育審議会答申「新しい時代を切り拓く生涯学習の振
興方策について~知の循環型社会の構築を目指して」において、生涯学習の振
興と社会教育の方向性が示されました。また、同年7月には教育振興基本計画
が策定され、10年間を通じて目指すべき教育の姿が明らかにされています。
それを受けて、本県では平成21年3月熊本県教育振興基本計画「くまもと
『夢への架け橋』教育プラン」を策定し、その柱の1つに「生涯を通じて学び、
その成果を適切に生かす」という生涯学習社会の形成に関わる内容を掲げてい
ます。
そこで、当センターでは「現代的課題の解決」と「学習成果の活用」をキー
ワードに、更に県民の要望と社会の要請に応えるため、当センター主催の「く
まもと県民カレッジ主催講座」及び「サテライト教室」において、学習プログ
ラム及び学習形態の工夫を行いながら、新しい内容の学習機会提供や県内の生
涯学習推進にかかる指導者の育成を図ってきました。更に、市町村支援の方策
を探るために、市町村における学習機会提供事業の概要等について調査研究を
行ってきました。
本年度は、市町村の生涯学習の実態、特に講座内容や企画についての現状を
把握するために、県内市町村教育委員会へのアンケート調査を行い、本県の生
涯学習推進事業の実態を調査・分析し、今後の生涯学習講座のあり方を考察す
るとともに、現代的課題に関する講座等の事例を紹介することとしました。
本年度、設立10年目の節目であった当センターでは、新たな一歩をふみだ
すために、この調査報告書を作成しました。この調査報告書が各市町村等にお
いて活用され、県内各地で提供される学習講座等の生涯学習が尚一層充実する
一助となれば幸いです。
最後になりましたが、調査に御協力いただいた市町村教育委員会及び県外教
育委員会等関係者の皆様方に心から感謝し、厚くお礼申し上げます。
平成24年3月
熊本県生涯学習推進センター所長
辻本 英子
-1-
第1章
1
調査研究の概要
調査の目的
県内の生涯学習講座の現状等の生涯学習に関する実態について市町村に調査
を行うとともに、生涯学習講座の充実・振興を図っている県外の実態を調査・分
析することにより、今後の熊本県の生涯学習振興及び当センターの事業展開の一
助とする。
2
調査の対象
県内全市町村教育委員会(社会教育・生涯学習担当課:45市町村)及び、他
県の生涯学習センター等(7県)
3
調査実施期日
平成23年10月26日~平成23年11月29日
4
調査内容及び方法
(1)県内市町村教育委員会にアンケート記入を依頼し、次の点について回答を得
た。
○
現代的課題に関する講座の現状について
○
指導者養成に関する講座の現状について
○
社会教育・生涯学習関係全般について
○
社会教育行政の組織体制等について
(2)生涯学習講座等を実施している他県の生涯学習センター等に対し、聞き取り
調査を行った。
(青森県総合社会教育センター、秋田県生涯学習センター、沖縄県生涯学習
推進センター、三重県生涯学習センター、兵庫県嬉野台生涯教育センター、
島根県立東部社会教育研修センター、広島県立生涯学習センター)
5
県内市町村調査回収率
対
象
依頼市町村数
回収市町村数
回収率(%)
市(教育委員会)
14
14
100
町(教育委員会)
23
23
100
村(教育委員会)
8
8
100
45
45
100
全
体
-2-
第2章
市町村における生涯学習講座に関する状況
市町村の生涯学習の推進状況を探るにあたって、住民を対象とした講座の内容や講座実
施における企画手法等を明らかにすることとした。
1
市町村における現代的課題に関する講座の現状について
市町村が主催する講座の講座内容について、
「現代的課題」に関する講座を以下のように
定義し、アンケート調査を実施した。
現代的課題に関する学習領域
この調査における現代的課題とは、社会の急激な変化に対応し、人間性豊かな生活を営
むために人々が学習する必要があると思われる社会の要請が高い課題で、以下の学習領域
とする。
ア)高齢化社会・介護・福祉
保護
オ)国際理解・交流
キ)消費者教育
シ)健康
イ)子育て・家庭教育
エ)環境・自然
カ)まちづくり・地域おこし(ボランティア活動を含む)
ク)男女共同参画
ス)裁判員制度等法教育
チ)科学技術
ウ)青少年教育
ケ)人権・同和教育
セ)生命
コ)防犯・防災
ソ)情報の活用
サ)食育
タ)新しい公共
ツ)その他の現代的課題
(1)学習機会提供事業における現代的課題や趣味等に関する講座の実施
市町村教育委員会(公民館主催の生涯学習講座も含む)が主催している講座実施の有
無について尋ねた。
現代的課題や趣味等に関する講座実施の有無(市町村数)
44
1
実施している
実施していない
ほとんどの市町村で何らかの講座を実施していることがわかる。実施していない 1 市
町村は、「講座を企画するノウハウが不足している」ことを理由として挙げていた。
実施講座の内容(市町村数)
9
28
7
現代的課題に関する
講座のみ
現代的課題、趣味等
に関する講座両方
趣味等に関する講座
のみ
現代的な課題に関する講座を実施しているのは、37市町村(82.2%)であった。
(2)実施講座の学習領域
各市町村で実施している現代的課題に関する講座、趣味等に関する講座のそれぞれに
ついて学習領域を尋ねた。
-3-
現代的課題に関する講座の学習領域(複数回答)
20
高齢化社会・介護・福祉
18
健康
16
子育て・家庭教育
14
人権・同和教育
10
10
環境・自然保護
防犯・防災
9
食育
7
青少年教育
6
6
6
国際理解・交流
まちづくり・地域おこし
消費者教育
3
男女共同参画
2
情報の活用
1
生命
新しい公共
0
0
科学技術
0
裁判員制度等法教育
3
その他
趣味等に関する講座の学習領域(複数回答)
30
茶道・華道・習字・絵画・料理
17
パソコン操作
11
スポーツ
21
その他
現代的課題に関する講座については、
「高齢化社会・介護・福祉」が20市町村と最も
多く、次いで「健康」が18市町村で実施されている。多くの市町村が「高齢化社会・
介護・福祉」「健康」を課題として捉えている。
更に、その学習領域を選んだ理由を尋ねた。
実施講座の学習領域を選んだ理由(複数回答)
34
これまで継続して実施しているから
27
住民のニーズが高かったから
18
自分の市町村における大きな課題だったから
9
人が集まりやすいから
7
講師選定が容易だったから
6
他部局や関係団体等との連携が可能だったから
5
他の市町村でも実施しているところが多かったから
その他
2
-4-
平成21年度の調査では、
「自分の市町村における大きな課題だったから」が回答の半
数を超えていたが、本年度は「これまで継続して実施しているから」という理由が34
市町村と最も多い。次いで、「住民のニーズが高かったから」「自分の市町村における大
きな課題だったから」という理由が多い。
(3)受講後のアンケートの実施の有無
受講後のアンケート実施の有無とその活用法を尋ねた。
受講後のアンケート実施の有無(市町村数)
20
とっている
とっていない
24
アンケートの活用法(複数回答)
20
次回の講座企画に生かす
15
今回の講座の反省材料にする
他機関に情報提供する
0
その他
0
20市町村(44.4%)がアンケートを実施している。活用法については全ての市
町村が「次回の講座企画に生かす」と回答しており、住民のニーズを把握する一つの手
段となっていることがわかる。
アンケートをとっていない24市町村(53.3%)では地域にとっての必要課題と
住民からの要求課題をどう把握しているのか、今後の講座の在り方を含め検討の必要が
ある。
(4)講座プログラム作成における連携の有無
講座プログラムを作成する際の首長部局や関係機関、関係団体等との連携の有無を尋
ねた。特に連携が有効だった学習領域とその連携先についても尋ねた。
講座プログラム作成における連携の有無(市町村数)
大いにしている
6
22
14
少ししている
全くしていない
-5-
○連携の効果があった学習領域
学習領域
連携先
高齢化社会・介護・福祉
健康高齢課、社会福祉協議会、老人クラブ
子育て・家庭教育
PTA、子育てサークル、子育て担当課、NPO子育
てサポーター、住民福祉課、保健福祉部局
青少年教育
熊本市キャンプ協会、小中学校
環境・自然保護
環境課
まちづくり・地域おこし
商工会
男女共同参画
町民課
人権・同和問題
住民福祉課
防犯・防災
有明広域行政事務組合消防本部、警察署、総務課、
防災担当課
健康
市役所所管課、福祉部、健康づくり推進課、保健師、
栄養士、住民課、保健福祉センター
茶道・華道・習字・絵画・料理
婦人会
パソコン操作
社会福祉協議会
その他の趣味・教養講座
近隣市町村
「大いにしている」と「少ししている」を合わせると28市町村(62.2%)とな
り、これは、平成21年度の調査結果35市町村(77.8%)よりも低くなっている。
また、連携が最も多かった学習領域は「健康」
「家庭教育、子育て」で、5市町村だっ
た。連携先としては、行政が最も多く、
「家庭教育、子育て」については民間の団体との
連携が多く行われていることがわかる。
(5)講師の選定方法
講座における講師選定方法について尋ねた。
講師の選定方法(複数回答)
22
講座に関連した他部局や団体等に聞く
住民の要望
15
上司に相談する
15
13
インターネット情報
他の市町村に聞く
12
同僚に相談する
12
6
作成しているリストから
5
生涯学習推進センターに聞く
2
講師情報の提供を行っている所に聞く
その他
1
「講座に関連した他部局や団体等に聞く」が最も多く、22市町村であった。平成 21
年度調査では、
「講師情報の提供を行っているところに聞く」が16市町村と多かったが、
-6-
本年度の調査では2市町村となっており、大幅に減少している。
(6)講座の広報活動
講座の広報活動の方法と特に有効な広報手段について尋ねた。
講座の広報活動(複数回答)
チラシ作成・配付
34
広報誌掲載
34
16
ホームページ掲載
14
回覧板での通知文回覧
13
ポスター作成・掲示
関係機関・団体への直接依頼
11
無線利用
11
8
関係機関・団体への依頼文送付
地区ごとの放送依頼
1
その他
1
広報活動では、「チラシ作成・配付」「広報誌掲載」が最も多い。より多くの住民にわ
かりやすい形で講座の情報を提供するために、効果的なチラシの作成、広報の方法を工
夫していく必要がある。
特に有効だと思う広報活動(複数回答)
チラシ作成・配付
20
広報誌掲載
20
10
回覧板での通知文回覧
10
無線利用
9
関係機関・団体への直接依頼
8
ホームページ掲載
4
ポスター作成・掲示
3
関係機関・団体への依頼文送付
2
直接、関係機関に伺う
地区ごとの放送依頼
その他(口コミなど)
1
2
「チラシ作成・配付」「広報誌掲載」は、特に有効な広報活動として挙げられており、
住民に対して情報を提供しやすい方法であるということがわかる。
また、関係機関・団体への働きかけを行う際は、
「依頼文送付」
(3市町村)よりも「直
接依頼」(9市町村)のほうが効果的であると捉えている市町村が多い。
(7)今後住民に提供すべきだと考える学習領域
今後、住民にどのような学習領域を提供しなければならないと考えているか尋ねた。
-7-
今後住民に提供すべきだと考える学習領域(1~3つ)
25
子育て・家庭教育
15
高齢化社会・介護・福祉
13
まちづくり・地域おこし
10
健康
7
環境・自然保護
6
6
人権・同和教育
防犯・防災
5
食育
4
男女共同参画
3
3
青少年教育
情報の活用
2
消費者教育
新しい公共
生命
1
1
0
0
科学技術 0
裁判員制度等法教育
国際理解・交流
その他
2
「子育て・家庭教育」講座の充実を考えている市町村が最も多く(25市町村)、次い
で「高齢化社会・介護・福祉」(15市町村)となった。「まちづくり、地域おこし」に
ついては本年度実施している市町村は少なかったが、回答結果では今後13市町村が必
要だと考えており、住民に提供すべき課題となっていることがわかる。
(8)生涯学習講座の講座例
市町村教育委員会が主催している現代的課題や趣味等に関する生涯学習講座等におい
て、特色ある内容を尋ねた。
学習領域
現代的課題に関する講座
青少年教育
講座内容
市町村名
熊本市
「熊本城子どもワクワク体験学習」
子どもたちが1泊2日の宿泊体験を熊本城で行い、様々な体
験活動を通して、熊本の歴史や文化についての学習機会を拡
充する青少年事業。
高齢化社会・ 和水町
高齢者向け講習会「ふれあい大学」
介護・福祉
学びたい講習内容を実行委員会(受講者)で決定し、専門の
講師を選定。月1回開催。
菊池市
ヨーガボランティア養成講座(初級、中級)、傾聴ボランティ
ア養成講座、古武術介護体験を実施。
趣味等に関する講座
茶道・華道・習 南関町
郷土史教室
字・絵画・料理
南関町の歴史や町外について学習する講座を実施。
その他
水俣市
音読教室
きれいな日本語を学習する講座を実施。読み聞かせに活用。
-8-
2
市町村における指導者養成に関する講座の現状について
市町村が実施する指導者養成に関する講座についての調査結果は次のとおりである。
(1)指導者養成講座の重要性
指導者養成を目的とした講座の重要性と市町村教育委員会主催による指導者養成講座
の企画・実施の有無について尋ねた。
指導者養成講座の重要性(市町村数)
大いにそう思う
少しそう思う
27
16
2
あまりそう思わない
そう思わない
指導者養成講座の企画・実施の有無(市町村数)
実施している
4
41
実施していない
指導者養成講座の重要性について、43市町村(95.6%)が「大いにそう思う」
「少しそう思う」と回答している。一方、市町村教育委員会で指導者養成講座を企画・
実施している市町村は4市町村(8.9%)であった。指導者養成講座の重要性は認識
されているものの、実施されていない状況である。
実施している4市町村の講座の学習領域としては、「高齢化社会・介護・福祉」「子育
て・家庭教育」「青少年教育」「国際理解・交流」「まちづくり・地域おこし」「人権・同
和教育」「健康」「その他(絵手紙、そろばんなど)」などが挙げられている。
(2)今後の指導者養成講座の必要性
今後、指導者養成講座が必要であると思うかについて、4段階で尋ねた。
今後の指導者養成講座の必要性(市町村数)
大いにそう思う
少しそう思う
24
20
1
あまりそう思わない
そう思わない
24市町村(53.3%)が「大いにそう思う」、20市町村(44.4%)が「少し
そう思う」と回答しており、その必要性を感じていることがわかる。
-9-
第3章
1
市町村における社会教育・生涯学習関係全般の状況
市町村における生涯学習全般の現状について
(1)各市町村の生涯学習の自己評価による充実度
各市町村の生涯学習の充実度について、4段階(「わからない」を除く)で尋ねた。
市町村生涯教育の自己評価による充実度(市町村数)
3
大いにそう思う
23
少しそう思う
14
あまりそう思わない
そう思わない
わからない
1
4
「大いにそう思う」と回答した市町村は、3市町村(6.7%)、「少しそう思う」と
回答した市町村は22市町村(48.9%)であった。「あまりそう思わない」「そう思
わない」と回答した市町村は15市町村(33.3%)あり、充実度に格差が生じてい
ることがわかる。
更に、今後の各市町村の生涯学習推進のための重点事項を尋ねた。(自由記述)
その結果、回答内容は大きく以下の6点に分けられた。
1
参加者の拡大、増加(6市町村)
2
関係機関との連携による講座の充実(5市町村)
3
指導者養成に関する講座の実施(4市町村)
4
現代的課題に関する講座の実施など、講座内容の充実(4市町村)
5
ボランティア養成に関する講座の実施(3市町村)
6
住民のニーズに合った講座の実施(3市町村)
(2)各市町村教育委員会ホームページの生涯学習関係リンク等の有無
各市町村教育委員会のホームページに生涯学習関係のリンクがあるかを尋ねた。
各市町村教育委員会ホームページの
生涯学習関係リンク等の有無(市町村数)
11
34
- 10 -
ある
ない
リンクが「ある」と回答した市町村は11市町村であり、リンク先としては各市町村
のホームページを挙げているところが多い。
(3)生涯学習活動の発表等を意図したイベント(生涯学習フェスティバル等)の実施の有無
生涯学習の成果活用の場として、生涯学習活動の発表等を意図したイベント(生涯学
習フェスティバル等)を実施しているかを尋ねた。
生涯学習活動の発表等を意図したイベントの実施の有無
(市町村数)
25
実施している
実施していない
19
25市町村(55.6%)が「実施している」と回答しており、成果活用の発表の場
が設定されている。19市町村(42.2%)は未実施の状況である。
2
市町村における社会教育行政の組織体制について
(1)社会教育委員の配置の有無
市町村教育委員会における社会教育委員の配置の有無と人数を尋ねた。
社会教育委員の配置の有無(市町村数)
44
社会教育委員の人数
市町村数
1~5人
7
1
ある
ない
市町村名
玉東町、南小国町、小国町、産山村、南阿蘇村、水上村、
苓北町
熊本市、荒尾市、宇土市、上天草市、宇城市、阿蘇市、
6~10人
24
美里町、和水町、南関町、長洲町、大津町、菊陽町、
高森町、西原村、御船町、益城町、甲佐町、山都町、
錦町、多良木町、湯前町、相良村、五木村、山江村
11~15人
11
16~20人
1
八代市、水俣市、天草市、山鹿市、菊池市、合志市、
嘉島町、氷川町、芦北町、球磨村
人吉市
※「ある」と回答した市町村のうち1市町村については人数は未回答
44市町村(97.8%)で配置があり、最も少ない市町村で5人、最も多い市町村
- 11 -
で20人の配置があった。
(2)社会教育委員の活動内容
配置があると回答した市町村に社会教育委員の活動内容を尋ねた。
社会教育委員の活動内容(複数回答)
34
社会教育・生涯学習関係の研修会や研究会等への参加
社会教育振興のための指導・助言等
26
市町村教育委員会主催の行事への参加
26
16
社会教育事業計画の審議・立案
12
青少年健全育成関係の活動
社会教育関係団体との連携・協力等
8
先進地の視察
8
2
通学合宿等社会教育事業への協力
その他
1
「社会教育・生涯学習関係の研修会や研究会等への参加」が最も多く(34市町村)、
次いで「社会教育振興のための指導・助言等」
「市町村教育委員会主催行事への参加」
(26
市町村)であった。
(3)社会教育指導員の配置の有無
市町村教育委員会における社会教育指導員の配置の有無と人数を尋ねた。
社会教育指導員の配置の有無(市町村数)
ある
22
23
ない
22市町村(48.9%)での配置は次のとおりである。
市町村名
社会教育指導員の人数
市町村数
1人
7
2人
8
3人
4
宇城市、菊陽町、八代市、山鹿市
5人
1
宇土市
4人
1
甲佐町
6人
1
菊池市
44人
1
熊本市
美里町、南関町、西原村、益城町、山都町、多良木町
玉名市、大津町、合志市、阿蘇市、高森町、嘉島町、
人吉市、天草市
- 12 -
(4)社会教育指導員の企画・運営時の関わりの有無
社会教育指導員の生涯学習講座の企画・運営への関わりと関わっている学習領域を尋
ねた。
企画・運営時の関わりの有無(市町村数)
10
中心的に関わっている
11
補助的に関わっている
1
関わっていない
企画・運営に関わっている講座の種類(市町村数)
5
現代的課題の講座
2
現代的課題以外の講座
13
両方
20市町村(44.4%)で、社会教育指導員が講座の企画・運営に関わっており、
「現代的課題の講座」と「現代的課題以外の講座」の両方に関わっている社会教育指導
員が多かった。(13市町村)
(5)生涯学習関係施設の運営・管理の主体
市町村の生涯学習関係施設の運営・管理の主体を尋ねた。
生涯学習関係施設の運営・管理(市町村数)
首長部局
3
2
39
教育委員会
指定管理者
その他
3
42
8
施設の運営
講座の運営等
0
1
「教育委員会」で運営・企画している市町村がほとんどであるが、
「首長部局」や「指
定管理者」へ移行している市町村も見られた。特に、施設の運営について指定管理者に
委託している市町村が8市町村(17.8%)あった。
- 13 -
第4章
1
市町村における生涯学習の現状についての考察
調査研究のまとめ
今年度の市町村における生涯学習の現状調査では、37市町村(82.2%)が現代
的課題に関する講座を実施している。その学習領域の中でも、「高齢化社会・介護・福
祉」が20市町村(44.4%)と最も多く、「健康」18市町村(40.0%)、「子
育て」16市町村(35.6%)、次いで「人権」、「環境・自然保護」、「防犯・防
災」の順になっている。(P4参照)
ところで、地域住民にとって現代的課題とは何だろうか。
低迷する経済、環境の変化、年金や介護問題、子育て環境等漠然とした社会に対する
不安定な状況の中、地方では路線バス減少で病院に行けない、歩いていける範囲に店が
ない、また各地域において高齢者や子どもを預かってくれる施設がない、地域の役員の
なり手がいないなど、日々の生活の問題まで地域が抱えている課題は山積している。
地域住民が自発的に課題を解決していくためには、地域にとっての必要課題の把握が
欠かせない。本年度の調査では、実施講座の学習領域を選んだ理由が「これまで継続し
て実施しているから」が34市町村(75.6%)、講座の受講後アンケートを実施し
ているのが20市町村(44.4%)であった。各市町村においては、必要課題だけで
なく、住民からの要求課題の把握方法について課題が見える。(P4・5参照)
本県においては多くの地域で少子高齢化が進み、過疎化が進んでいる。その地域の中
では、血縁や地縁による地域づくりは益々難しくなっている状況がある。地域づくりの
核となる団体を回復させる手だてとしては、新たな人間関係の構築とそのシステムづく
りを図るしかないところへきている。
社会教育では、学びを介して人と人とをつなげ、「血縁」や「地縁」とは異なる「知
縁」という人間関係を醸成していくことができる。そこに、地域づくりとしての社会教
育の必要性があり、それを支援する社会教育行政の役割は高まっている。
各地で地域の活性化を図るまちづくりが行われるようになってきた。「ソーシャル・
キャピタル」という信頼や付き合いなどの人間関係を重視し、地域の人間関係づくり、
自発的・自主的で多様な団体の存在を豊かさの概念に据える考え方がある。地域住民が
豊かさを感じる地域づくりのためには、学習の場の機会提供、施設整備、プログラム開
発、人材育成等の構築が必要である。
本年度の調査では、講座プログラム作成において首長部局や関係機関、関係団体等と
連携している市町村は28市町村(62.2%)であった。地域づくりはまち全体で行
うものであり、各機関の連携は欠かせない。(P6参照)
地域住民が自主的・自発的に現代的課題に挑戦するためには、日々の生活の中の問題
に焦点を当てその解決に向けた取組みが必要である。今、社会で起こっている様々な出
来事を多くの人は気づかないで見過ごしてしまいがちである。または、日常の忙しさか
ら、他人事ですませてしまうことも多い。そこで、現代的課題を我がこととして受け止
め、解決のために具体的に行動に移す人を育てることが必要となる。自分のことだから
こそ、その中で学び成長することも可能である。社会教育の成果は人づくりであり、そ
れは一人一人の学びによる成長と深くかかわっている。
- 14 -
本年度の調査から、指導者養成講座を43市町村(95.6%)が重要だと分かって
いるものの、実際に講座を実施しているのは4市町村(8.9%)であった。(P9参
照)
これまで公民館は「まなぶ」「つどう」「むすぶ」場所として、地域住民の生活のた
めの学習や文化活動の場となり、人々の生活の課題解決を助ける場、他の専門的な施設
や機関と住民とを「結ぶ」場、仲間づくりの場となってきた。このことからも、社会教
育は、学習を介して人間関係を円滑化し、まちづくりに貢献するものであると言える。
本年度の調査からは、今後住民に提供すべきだと考える学習領域は、「子育て・家庭
教育」が25市町村(55.6%)と最も多く、次いで、「高齢化社会・介護・福祉」
15市町村(33.3%)、「まちづくり・地域おこし」13市町村(28.9%)と
なっている。これら全ては関連しており、住民が主体的に自分たちにとって住みよい地
域をどうつくっていくかにかかわっている。(P8参照)
社会教育としても、柔軟で多彩な施策を講じることによって、地域住民の共感と支持
を得て地域づくりを進める必要がある。
そこで、次の章では、県生涯学習推進センターで実施した事業の成果、及び、全国の
生涯学習講座の事例を紹介することとしたい。
2
市町村との連携について
市町村へのアンケート調査から以下のような課題が挙げられる。
1
現代的課題に関する講座を実施しているのは37市町村であり、講座内容の
充実に格差がある。
2
新企画の講座実施が少ない。
3
住民からの「要求課題」と住民にとっての「必要課題」のバランスの取れた
講座企画に課題が見られる。
4
講座を企画する際、ねらいに合った講師情報が十分に得られない状況が見ら
れる。
5
広報活動が限られている。
6
指導者養成講座の重要性は認知されているが、講座の実施は少ない。
各市町村の課題を解決するために、生涯学習推進センターを利活用しながら以下の観
点で打開策を検討いただきたい。
○生涯学習のモデル講座である「サテライト教室」の実施
「サテライト教室」とは、県と市町村の連携強化を踏まえ、現代的課題をテーマと
した学習提供を図ることを目的とした事業である。これは、現代的課題に関する講座
の実施、講師情報の収集、講座企画の手法の習得などが期待できる。本年度までに県
内22市町村と連携して、行政・住民ともにメリットとなる講座を実施しており、未
実施の市町村とは是非連携を図りたい。
- 15 -
○講師及び講座プログラムに関する情報提供事業の活用
県内生涯学習講座の振興・充実を図るために、生涯学習に関する講師情報や講座プ
ログラムを提供する事業である。市町村の要望や目的に応じて年間60件超の情報提
供を行ってきた。しかし、情報依頼の問い合わせには地域差が大きいため、この事業
のメリットを周知し、県下全域と連携を図りたい。
○「生涯学習指導者養成講座」の活用
「生涯学習指導者養成講座」は、市町村の生涯学習・社会教育担当者などを中心に、
生涯学習推進に係る指導者の資質向上を図ることを目的とした事業で、生涯学習推進
上の課題解決を意図して学ぶ専門的研修である。行政・民間・学校からのニーズも高
く力量アップが期待できるうえに、貴重な情報収集等の場となっているため、多くの
参加を期待する。
○生涯学習情報を提供するホームページの活用
主催講座の講座情報(平成14年度から掲載)や最新生涯学習関係情報等を、当セ
ンターのホームページに生涯学習情報検索サイト「学びネット」として提供している。
今後、各市町村のホームページとリンクさせ、各市町村の生涯学習情報を広く県民に
提供したい。
○モデル講座としての「くまもと県民カレッジ」の企画運営
当センター主催講座「くまもと県民カレッジ」は、現代的課題や熊本学をテーマに、
県民を対象に生涯学習講座を提供する事業である。市町村における講座プログラム等
の参考となることを意識しており、企画・運営等を参考にしていただきたい。
(詳しく
は第5章)
○調査研究報告書の活用
アンケートにより県下市町村の現状と課題を明確にして、今後の生涯学習事業の方
向性を示すことを目的にした事業である。本冊子の第1章~第3章により県下の実施
状況等を把握し課題をつかんでいただくとともに、第5章において生涯学習講座等の
事例を紹介しているので、その活用を図っていただきたい。
- 16 -
第5章
生涯学習講座等の事例紹介
1 生涯学習推進センター主催「くまもと県民カレッジ」
当センターでは、一般県民を対象とした講座「くまもと県民カレッジ」を実施している。本年度は、
前期(5月~9月)8コース50講座、後期(10月~3月)9コース53講座を実施した。
各コース終了後、受講生にアンケートを実施しており、アンケート結果から、講座内容に関する県民
の意識とニーズについての分析を行った。
講座のねらい、講座内容
コース
「みんなが笑顔!!長寿社会と健やかライフ ~今からでも遅くない健康実践教室~」
現代社会は、様々な環境の変化やストレスにより、心身の変化を起こしやすい環境になってきていま
す。
本講座では、長寿社会において、病気にならないための対処方法や病気になっても治癒できる最先
端の現代医療の実態を知るとともに、私達一人一人が安心して長寿社会を築いて行くための知識と実
践力を学びます。また、救急救命講習も併せて行い、修了後に普通救命講習の修了証を交付します。
健
1 長寿社会の悲喜こもごも ~日本の長寿社会の未来
2 免疫による健康づくり ~腸の働きと免疫力
康
3 病気にならない秘訣 ~病は気から
4 健康長寿の秘訣 ~だれでもできる健康実践<実技あり>
5 病気はどこまで治せるか?① ~最先端の病気治療
6 病気はどこまで治せるか?② ~先進医療(消化器の癌治療)
7 病気はどこまで治せるか?③ ~先進医療(脳卒中の治療)
8 あなたも救急救命市民①(講義編)
9 あなたも救急救命市民②(実践編)
10 生きることのすばらしさ ~本当の長寿社会を楽しむために
「くまもとの夢講座 ~「県民幸福量」日本一をめざして!~」
「県民幸福量の最大化」をスローガンに、「生まれてよかった、住んでよかった、これからもずっと住
み続けたい熊本」の実現を目指して知事のマニフェストを基本に策定された「くまもとの夢4カ年戦略」。
本講座では、その実現に向けた4つの分野「経済上昇くまもと」「長寿安心くまもと」「品格あるくまも
と」「人が輝くくまもと」における重点施策を中心に、その具体的取組みや各施策と関連ある内容を学
び、熊本の未来を展望します。
県政の課題
1 どこまで知ってる?「くまもとの夢4カ年戦略」
2 「経済上昇くまもと」の取組み①
~農業の担い手の確保・育成等に向けて
3 「品格あるくまもと」の取組み①
~熊本の誇る文化「永青文庫」【現地学習】
4 「長寿安心くまもと」の取組み①
~ハンセン病から学ぶ【現地学習】
5 「人が輝くくまもと」の取組み①
~地域ぐるみのあったか子育て
6 「経済上昇くまもと」の取組み②
~くまもとのクリーンエネルギーを考える
7 「品格あるくまもと」の取組み②
~めざせJ1!ロアッソ熊本
8 「長寿安心くまもと」の取組み②
~地域の縁がわがつくる支え合いの和
9 「人が輝くくまもと」の取組み②
10 「くまもとの夢」実現に向けて
~活用しよう!学びの成果を学校で
~受講生とのコミュニケーションを通して
- 17 -
「緊急!日本人の生命観を考える ~“いのち”の価値とは~」
近年は、自殺、児童虐待、高齢者の孤独死、尊厳死など、生と死に関わる社会問題が日常的に報道
されています。その中には、現実的に生と死について考える問題だけでなく、現代人そのものの「命」に
対する考えと行動を疑いたくなる事件等も多くあります。
生
本講座では、各分野において何より大切な「命」について関わり、生と死に向き合っておられる方々
のメッセージ等を通して、今一度、日本人の生命観を考えます。
命
1 “老い”から“生きる”ことを考える
2 終末期医療における生命倫理
~看取りの現場から
~受講生との対話を通して
3 小さな赤ちゃんの大きな命を考える
4 「やればできる!」
~「こうのとりのゆりかご」の問いかけ
~車いすマラソンが教えてくれた生きることへの思い
5 ドラマ『風をあつめて』が語る命
~筋ジストロフィーの娘たちとの誓い
「ステキな子育てに必要な5つのスイッチ【幼児期編】 ~子育て応援カレッジ~」
「小学校に入ってからでは遅すぎる」、「早期教育」など、子育て中の親を不安や焦る気持ちにさせる
言葉や情報は多いものです。
本講座では、幼児期の子育てにおいて本当に大切なことは何か、子どもの発達特性やそれに合わ
家庭教育
せた関わり方および躾のコツ、また具体的な親子のふれあい方等を、参加者同士の交流も含めて楽し
く学ぶことで、日頃の子育てにおける悩みを解消し、ステキな親子関係を築くヒントを学びます。
1 子どもの成長を楽しもう!
~子育ては幼児期の発達理解から
2 もっとつながって子育てを楽しもう!
~子育て仲間や支援者とのステキな出会い
3 やっぱり子どもは遊びが一番好き!
~親子で「運動」遊びを楽しもう <親子実技あり>
4 ようこそステキな絵本の世界へ
5 子どもが輝くとき
~本好きの子どもを育てるヒミツ <実技あり>
~遺伝子レベルで考える子育てと教育
「くまもと歴史回廊巡りⅠ ~あなたも“ひのくに歴史伝え人”」
熊本には、長い年月によってはぐくまれた歴史が息づき、それぞれの時代に生きた人々の営みの証
である文化遺産が数多くあります。10年目を迎えたくまもと県民カレッジでは、これまで様々なテーマ
を設け、郷土の文化や歴史を紐解いてきました。
熊本学①(
歴史)
本講座は、熊本の歴史に関心のある人が集い、文化遺産を巡りながら先人の思いの一端に触れ、そ
の高い価値を再確認して後世に伝えていくことを目的としています。そして、全講座受講された方には
修了証を交付します。
1 熊本の近代化の先魁、L.L.ジェーンズ【現地学習】<熊本洋学校教師館ジェーンズ邸>
2 熊本の文豪・徳富兄弟【現地学習】<徳富記念館>
3 八雲、漱石他~熊本高等教育のあけぼの【現地学習】<熊本大学五高記念館>
4 「この日初めてハンセン病者を見る」【現地学習】<リデル、ライト両女史記念館>
5 鞠智城から見える古代史ドラマ
~大和朝廷を支えた古代山城
- 18 -
「女将が語るくまもとの魅力と心 ~みんなで参加“ようこそ”くまもと~」
九州の真ん中熊本県は、旅の醍醐味のすべてが揃うふるさと。九州新幹線全線開通に伴い、県内市
熊本学②(
観光)
町村でも歴史・文化・自然等、それぞれの特色を活かしたまちづくりが進んでいます。
本講座では、各地の特色を知り尽くしたそれぞれの地域の女将から熊本版おもてなしの心と各地の
魅力について学びます。また、全講座受講された方には修了証を交付します。
1 天草の四季と豊かな恵みを再発見
2 豊かな大自然に抱かれて
3 阿蘇の恵を肌で体感
~女将でつなぐ魅力の線路
~情緒あるやすらぎの里・黒川
~自然のパワーで心も体もリフレッシュ
4 どこか懐かしい日本の原風景
~癒しのふる里へ帰ってこんね
5 女将が伝えるおもてなしの心
~お湯と薬草料理で健康に
「地域に必要なあなたのチカラ! ~自分にできる地域貢献って?~」
あなたのご近所には、様々なボランティア活動を楽しんでいる人がたくさんいます。自分の生きが
い、楽しみ、仲間づくり等動機は様々ですが、その活動はまちの役に立ち、人のつながりができる等、
生き方創造
まちの活性化に重要な役割を果たしています。
本講座では、ボランティアの魅力や実際にイキイキと活動している方々の実践を学び、自分にもでき
ることについて考えます。
1 安楽余生とボランティア、どちらを選びますか?
2 実践から学ぶ①<観光編>
~生涯現役のススメ
~玉名の魅力を伝える
3 実践から学ぶ②<学校支援編>
~公民館講座生と学校をつなぐ
4 実践から学ぶ③<防犯・まちづくり編>
~地域住民が子どもや環境を守る
5 自分にもできるボランティアって 【ワークショップ】
「どうなる!これからの経済 ~熊本から“世界”へチャレンジ~」
経済のグローバル化が進む現代、世界各国の経済はお互いに関係を強めており、日本経済もその
流れに左右され、私達の日常生活にも影響を及ぼしています。今後、世界経済の行方はどうなるので
しょうか?
経
本講座では、中国・インドをはじめとしたアジア諸国の発展、それらの経済成長が日本や他の先進
国に及ぼす影響、また九州におけるビジネスチャンスや熊本から世界へ挑む県内企業の姿等につい
済
て様々な視点から経済を学びます。
1 経済のグローバル化がもたらす光と影
2 アジア諸国の発展と世界経済の変化
3 アジアでのビジネスチャンス!!
~中国とインドの経済成長
~九州から新しい市場へ挑む
4 世界市場へ挑む熊本の企業①
~熊本の味でいざ勝負!世界の味千ラーメン
5 世界市場へ挑む熊本の企業②
~BB菌(納豆菌群)が環境を変える!
- 19 -
○「くまもと県民カレッジ」受講生のアンケート結果について(回答率 64.4%)
(1)受講動機と目標達成度について
コースごとに、受講動機と目標達成度を尋ねた。
受講動機
0%
20%
40%
60%
80%
100%
健康
県政の課題
生命
①自己を高める
②仲間づくり
家庭教育
③地域・社会貢献
熊本学①歴史
④キャリアアップ
⑤生活課題解決
熊本学②観光
⑥その他
生き方創造
経済
全体
目標達成度
0%
20%
40%
60%
80%
100%
健康
県政の課題
①できた
生命
②ある程度できた
家庭教育
③あまりできな
かった
④できなかった
熊本学①歴史
熊本学②観光
生き方創造
経済
全体
受講動機を見ると、どのコースも「自己を高める」ために受講している受講生が多い。成果活用を
意図した「生き方創造」コースでは、受講動機として「仲間づくり」
(22.7%)
「地域・社会貢献」
(27.2%)と回答している受講生が他のコースに比べて多く、講座の目的に合った受講生を集め
ることができた。
- 20 -
目標達成度は、
「できた」と「ある程度できた」を合わせると9割を超えており、受講生のニーズ
に応じた講座を提供できていることがうかがえる。
「家庭教育」コースは、
「生活課題解決」
(34.4%)を動機としてあげている受講生が多く、目
標達成度(
「できた」
)も52.6%と高いことから、課題解決につながる講座を提供している。
(2)今後の活動について
今後、どのような活動をしていきたいかを尋ねた。
今後の活動
0%
20%
40%
60%
80%
100%
健康
県政の課題
生命
①学習を深める
家庭教育
②学習領域を広げる
熊本学①歴史
③他人の学習を支える
④地域活動に生かす
熊本学②観光
⑤その他
生き方創造
経済
全体
全体としては、
「学習を深める」
「学習領域を広げる」と回答した受講生が多く(78.2%)
、自
分のために学習を続けていきたいという思いを持っている受講生が多い。一方、成果活用につながる
「他人の学習を支える」
「地域活動に生かす」はどのコースも少ない傾向にある。
成果活用を意図した「生き方創造」コースでは、「地域活動に生かす」と回答した受講生が多く(28.6
%)
、講座が成果活用につながるような内容であったということがわかる。
「家庭教育」コースは、初
めて参加した受講生が8割と多かったためか
「学習を深める」
と回答した受講生が多く
(68.
4%)
、
学ぶことでより多くの知識を得る体験ができた受講生が多かったと考えられる。
- 21 -
2 県外における「現代的課題に関する講座」の実践例
【実践例1】兵庫県立嬉野台生涯教育センター
現代的課題を解決するための講座企画例
「うれしの学園生涯大学4年制大学講座」
○目的
生涯学習の一環として高齢者に総合的・体系的な学習機会を提供し、生きがいある充
実した生活基盤を確立するための学習の場として運営するとともに、長寿社会を担う
地域活動の実践者を養成することにより、高齢者の生きがいづくりや社会参加の推進
に寄与する。
※資料より一部抜粋
学習領域
内
容
【仲間づくり】
楽しいレクリエーション指導
【民俗・郷土歴史】
安倍晴明と戦った播磨の陰陽師たち
【次世代育成(子育て支援・青少年育成)
】 子育て、地域に期待すること
【コミュニケーション】
豊かな地域活動のための伝え方
【ユニバーサル社会】
共生とふれあい求めて
【少子高齢化社会】
高齢者の役目
【心の健康】
色彩心理学(元気な心になるために)
【国際理解】
国際協力から学ぶボランティア精神
【地球環境問題】
生物多様性の誕生と危機
【健康と運動】
【地域活動の実践家に学ぶ】
楽しく食べていきいきライフ
-シニアのための食事法-
地域を遊ぶ…私の実践
・地域活動を始めようと考えている人、地域活動を始めている人(区長、公民館長など)
を対象とした高齢者大学で、上記の現代的課題に関する講座のほかに、4年間を見通し
て地域活動に必要な力を身に付けるための講座が、年間67時間組まれている。
・毎年60人程度が入学する。
・講師は、大学教授のほか、地域で活動している団体など、地元に密着した情報を得るこ
とができる講座になっている。
・講座の中には、受講生が企画した講座もある。
・受講生の自主的な活動(クラブ活動)や地区のボランティア活動も盛んに行われている。
・4年間修了後は、
「うれしの学園生涯大学地域活動実践講座」で、地域活動を実践する講
座に進級することができる。(P24、25参照)
- 22 -
【実践例2】三重県生涯学習センター
高等教育機関と連携した各種講座
「みえアカデミックセミナー」
○目的
三重県内にある大学・短大・高専を含め、全15校の高等教育機関による「健康・
医療・福祉・歴史・文学・子育て・教育・機械工学」など各校の特色を生かしたバラエ
ティー豊かなテーマの講座を実施することにより幅広い学習の機会を県民に提供する。
連携高等教育機関名
内
オープニング(センター)
江戸から学ぶ持続可能な循環型社会
放送大学三重学習センター
日本の荘園はなぜわかりにくいのか
鳥羽商船高等専門学校
異文化(技術と文芸)理解のために
三重中京大学
地域主権時代の自治体改革
皇學館大学
容
「源氏物語」は、いつ、誰によって作られたのか?
禅宗の「十牛図」とその周辺
三重大学
ベトナムのストリートチルドレンとNGO―私たちにできること―
高田短期大学
暮らしの中の社会福祉実践
鈴鹿医療科学大学
医療品と食品によるセルフメディケーション(健康管理)
四日市看護医療大学
場(家庭、職場、学校、地域)は人の育ちの豊かな空間
三重県立看護大学
血栓症の発症機序とその治療薬
鈴鹿工業高等専門学校
電気と磁気と夢のある話―情報爆発の時代―
近畿大学工業高等専門学校
途上国の開発と支援について―開発教育の事始め―
鈴鹿短期大学
心の万華鏡―最新宇宙科学の視座から人間の不思議を考える―
鈴鹿国際大学
スポーツチームにおけるマネジメントマインド
三重短期大学
「外国人住民」とは何か?
四日市大学
敗戦日記を読む
・7月から8月にかけて16回実施。本年度受講者数合計1,887人。秋以降は大学とセ
ンターが県内各地へ出向く「移動講座」も展開(7市町 受講者合計430人)。
・三重県内の全高等教育機関と三重県生涯学習センターが連携した唯一のコンソーシアム事
業。現代的な課題に関する大学の最先端の研究について学ぶことができる。
・学習領域については大学や講師の意向で決定し、大学側にとってはPRの機会でもあるた
め、あえて偏りは調整しないように配慮されている。
・講座によっては内容が難しいものもあるが、より高度な学習を提供するという講座の趣旨
を重視し、県民のニーズに応えられるようにしている。
・移動講座にかかる共催先の市町については、前年度中に実施する全市町を対象にした公募
で決定。決定後は市町担当と協議しながら、テーマ、講師、会場、日程等を決めていく。
そのプロセスにおいて市町職員への事業デザインのノウハウも提供し、共催事業を通じて
市民だけでなく当該市町の職員育成も視野に入れた取組みとなっている。
- 23 -
【実践例3】沖縄県生涯学習センター
子どもから大人までを対象とした講座
「おきなわ県民カレッジ」
○目的
いつでも、どこでも、自分にあった学びができるように、国、県、市町村や大学・
短大、民間教育事業者などと連携・協働して、学習機会(講座)などを提供する。
※資料より一部抜粋
区分
美ら島
沖縄学
内容
対象
「国学と王都首里・繁多川探訪」(全2回講座)
全般
「組踊への誘い」
全般
「天然記念物保護の歴史~制度から見た天然記念物~」
全般
「ここが聞きたい!子育てステップ UP 講座」(全5回講座)
①家庭でできる金銭教育~月額おこづかいは必要?
②携帯電話との上手なつきあい方~携帯電話のルールって?
③学ぶ力を高める家庭学習~どんな家庭学習が大切か
④こどもを育むかかわり方~やる気になる声かけって?
⑤自分を大切に、他人も大切にする~性教育について
生活リズム向上作戦 (離島講座)
やんばるシマンチュ大学・大学院 2011(全 5 回)
楽しく♪上手に生きるライフプラン
講話①「ライフプランと将来設計」
講話②「公的年金」と「教育費」
広域学習
講話③「保険」
サービス
講話④「住宅」
講座
男の楽楽クッキング(全 6 回)
成人・一般
全般
成人・一般
成人・一般
成人・一般
花で笑顔でつくるまちづくり(全 7 回)
成人・一般
ふるさとを感じ ふるさとを伝えるパート 2(全 4 回)
成人・一般
ディスカバー石垣島(全 5 回)
成人・一般
「やんばるの森とバタフライウォッチング」
学校開放 「やんばるの川について」
講座
全般
「身近な森の植物観察」
「大宜味村喜如嘉の野鳥観察」
・対象を全般(子どもから大人まで)とした沖縄の歴史・文化、民俗に関する講座が多く
企画されており、子どもたちにも故郷について学ぶ機会を提供している。
・現地学習として、自治会の作った地域マップを片手に散歩しながら地域の歴史を学習す
る講座が実施されている。
・離島が多いという地理的な課題解決のために、
「学校開放講座」や「広域学習サービス講
座」などで国・県・市町村関係機関や高等教育機関、各種教育関係機関と連携すること
により、全ての県民に対して学ぶ機会を確保している。
- 24 -
3 県外における「指導者養成に関する講座」の実践例
【実践例1】兵庫県立嬉野台生涯教育センター
学習成果をもとにした専門性を磨くための講座
「うれしの学園生涯大学地域活動実践講座」
○趣旨
長寿社会を担う地域活動の実践者を養成することにより、高齢者の生きがいづ
くり・社会参加の推進に寄与する。
○対象
県内在住者で県立4年制高齢者大学講座または市町立の高齢者大学等を修了
した方、地域活動に関心のある方
○内容
・身近なテーマで地域活動実践を楽しむ。
新しい仲間とともに活動テーマを決め、楽しみながら地域活動に取り組み、
地域の方との交流の輪を広げる。
・地域活動を通して、ネットワークを広げる。
嬉野台生涯教育センターを会場として、県下の地域活動グループとの交流会
を実施することで、新たな出会い、発見、つながりが生まれる。
・クラブ活動・学園祭・記念講演会・作品展など、4年制大学講座生と一緒に活
動ができる。
講座日が4年制大学と同じなので、午後からは4年制大学講座生等と一緒に
クラブ活動を行う。
※1年次…仲間づくりを大切にし、自分の活動テーマを探し、同じ活動を考え
ているメンバーでグループを組む。グループごとに地域活動実践を
行い、実践活動に必要な知識や技能の習得を行う。
※2年次…1年次の学習をもとに、結成したグループで地域活動を実践する。
その活動についての報告を受講生で冊子にし、実践発表をする。修
了後も無理なく楽しく活動を続けていくことをめざす。
○具体的活動
環境保全グループ、子育て支援グループ、地域活性化支援グループ、里山再生グ
ループ など
- 25 -
○年間講座内容
講座内容
回数
1年次
2年次
1
開講式・講座オリエンテーション・記念講演・学年別集会他
2
地域活動実践開始
3
4
地 域 活 動 実 践 講 座 に よ う こ 地域活動実践中間報告会準
そ!
備①
こ れ か ら 何 を す る の で し ょ 地域活動実践中間報告会準
う?
備②
5
お友だちをつくりましょう①
地活1年生との交流
6
お友だちをつくりましょう②
7
地域活動とは?
8
他地域講座生とのふれあい①
-
自主クラブ活動日①
9
地域活動実践中間報告会
課題①
活 動 グ ル ー プ を 作 り ま し ょ 地域活動実践の目標設定と
う!
課題②
10
全県地域活動交流会②
活動計画を立てましょう①
12
活動計画を立てましょう②
13
他地域講座生とのふれあい②
14
地域活動を始めましょう!
(ニュースポーツ体験)
地域活動実践発表会と活動
記録集作成に向けて①
クラブ活動
クラブ活動
クラブ活動
クラブ活動
クラブ活動
クラブ活動
地域活動実践発表会と活動
クラブ活動
記録集作成に向けて②
地域活動実践発表会と活動
記録集作成に向けて③
学年別集会
自主クラブ活動日②
15
現地学習
16
学園祭、記念講演、学習発表、スポーツ大会
17
地域活動実践報告会
18
クラブ活動
全県地域活動交流会①
11
-
地域活動実践の目標設定と
1,2年合同
クラブ活動
社中学校との弁論大会
活動記録集の仕上げ
クラブ活動
実践発表会準備
クラブ活動
19
この1年間をふりかえって
20
実践発表会
21
修了証書授与式・記念講演・学年別集会他
クラブ活動
- 26 -
【実践例2】三重県生涯学習センター
地域での活躍が期待できる人材を養成する(市町教育委員会共催)
「人材育成講座~はじめませんかホンキの学び~」
○趣旨
生涯学習に関する様々な課題について学び、考え、学習の成果を地域のまちづくりに活
用しようとする人のための講座。年間8講座開催。これらの講座では、グループワークな
どを積極的に取り入れて、より実践的な形で研修を実施する。
○対象
・市町で学習の成果を地域のまちづくりに活用しようとしている人
・三重県生涯学習情報提供システムに「講師・指導者」として人材登録している人
○内容
・子どもの読書活動の推進
・家庭教育・子育て支援
・地域防犯
・子どもの居場所づくり
・活気あるまちづくり
・若者の自立支援
・青少年の健全育成 など
○年間講座
領
域
読書活動の推進
内
容
わらべうたとおはなし会
公民館活性化講座(中級コ いま、公民館にもとめられていること!
ース)
~地域から信頼され期待される公民館をめざして~
生涯学習指導者研修会
生涯学習を通して、みんなで地域づくり
読書活動の推進
もっと読み聞かせがじょうずになりたい!
読書活動の推進
おはなし会のプログラム作り!
読書活動の推進
もっと読み聞かせがじょうずになりたい!
読書活動の推進
聴き入らせる、を願って
青少年の健全育成
青少年のコミュニケーション事情~若者をよく知れば、きっ
と大人も変わる!?~
・通年で、8回開催。本年度受講者数294人。
・共催先の市町については、前年度中に実施する全29市町を対象にした公募で決定。決
定後は市町担当と協議しながら、テーマ、講師、会場、日程等を決めていく。そのプロ
セスにおいて市町職員への事業デザインのノウハウも提供し、共催事業を通じて市民だ
けでなく当該市町の職員育成も視野に入れた取組みとなっている。
- 27 -
【実践例3】青森県総合社会教育センター
家庭教育支援に関わっていく人を対象とした講座
「家庭教育次世代応援セミナー」
○趣旨
親と地域の人の絆を結ぶ家庭教育支援者やリーダー、コーディネーターを育成
するとともに、子育てを支え合うまちづくりを目指した家庭教育支援活動の充実
を図るものである。
○対象
家庭教育支援の活動を行っている人や子育て支援担当者、また、興味・関心の
ある県民
○内容
・親の理解・接し方(親に寄り添える支援者を目指して)
・講座の企画・運営の仕方(ニーズの把握・分析、企画・運営方法、まとめ)
・広報の仕方(チラシ・情報誌の作り方、広報ルート、アンケートの活かし方)
・連携の仕方(支援のためのさまざまな連携、市町村職員との交流)
・相談対応の仕方(カウンセリングの基礎)
○年間講座内容
形
式
内
容
開講式
「講座内容説明」
「アイスブレイク講座」
講義・演習
「家庭教育支援の視点」~豊かなお節介は、伴走者になれる~
公開講演①
「マスオの家庭教育考」
~サザエさん一家は幸福(しあわせ)みつけの達人ぞろい~
講義・演習
「家庭教育の支援者としておさえるべきこと」~心構えと役割~
講義・演習
「活動事例から見る各地域の工夫展」
「地域ニーズを把握するテクニック」
講義・演習
「子育て応援プロジェクトの企画・運営の仕方」
講義・演習
「魅力あるプログラムづくり」
公開講演②
「地域に受け入れられる子育て支援活動のアピール」
講義・演習
「ジュワーっと浸透する事業PRの工夫点とのコツ」
講義・演習
「伝わる・伝える・ひきつける!」~効果の見えるチラシの作成~
講義・演習
「繋・広・活」~ネットワークの構築と活用術~
「The 交流!」
~親と子どもを真ん中においた家庭教育を支援する同士の集い~
公開講演③
「心に寄り添う力を引き出すおはなし」
講義・演習
「これだけは知っておこう!」~カウンセリング基礎講座~
講義・演習
「相談対応のテクニック」
- 28 -
【実践例4】青森県総合社会教育センター
子どもの活動サポーター養成講座
「地域活動実践セミナー」
○趣旨
子ども理解に関する理論学習や、地域における活動支援事例の分析により、子
どもに関わる地域活動に理解と関心を深めてもらうとともに、企画運営力やネッ
トワークの構築、ボランティアコーディネートに関するスキルアップを通して、
地域の教育力を高める子どもの活動サポーターを養成する。
○対象
・子どもと関わる地域活動やボランティア活動に関心を持つ県民
・各種団体及びサークル等で活動している人
・社会教育関係者
・学校教職員
○内容
・子どもに関わる現代的な課題の理解及び対処法の習得
・地域活動に関する企画運営力やネットワーク構築
・ボランティアコーディネートのスキルアップ
○年間講座内容
方
法
内
容
公開講演
「青森の若者の親密性、恋愛と家族をめぐって」
講義
「子どものからだと心の今」
実技
「すぐに使える楽しいレクリエーション」
講義
ケースタディ
「子どもとかかわるイベント企画の基礎」
講義・実習
「身近なことから考える環境問題」-小学校への環境出前授業の実際-
講義
「ボランティアでなければできないこと」
事例提供
意見交換
公開講演
講義
「子育てを通して地域づくりを考える」
「学校教育と3つのモンスター」
~ペアレント・レジデント・ティーチャー~
「地域活動で生かす話し方」
協議・意見交換 「地域のコミュニケーションを考える」
- 29 -
【実践例5】青森県総合社会教育センター
新しい地域づくりに取り組む“人間力”のあるリーダーを育成する講座
「パワフル AOMORI!創造セミナー」
○趣旨
フィールドワークによる地域課題・生活課題・社会問題に関する「調査」
「解決
のための方策」「実践」を通し、新しい地域づくりに取り組む“人間力”のある
リーダーを育成するものである。
○対象
地域社会の課題解決や市民活動に主体的に取り組む意欲のある県民
○内容
・先進的な活動、地域づくり活動の事例研修
・コミュニケーション、地域プロデュース、情報発信
・フィールドワークの必要、手法
・地域課題の分析と方策(企画作成)
・インターンシップ(7月~10月)
・フィールドワーク(7月~11月)
・活動実践(8月~12月)
・活動実践発表、交流会
○年間講座内容
方
法
内
容
開講式
オリエンテーション
「ご当地グルメを活かした地域づくり」
公開講演
パネルトーク
講義
「地域活性化に必要なものとは」
「地域プロデューサーの役割&一目置かれるプレスリリースの書
き方」
講義
「プレゼンテーションのあれこれ」
講義
「まち歩きのススメ2011」
インターンシップ
地域実践者のもとでの活動体験を行う(選択)
フィールドワーク
地域課題や素材発掘をめざしたフィールドワークを行う
講義・演習
「おらほの地域を元気にする知恵とワザ」
~チョペット勇気を、わんつか本気に~
演習
「活動実践企画づくり」
活動実践
各受講者が実践計画をもとに、各地域で実践活動を行う
報告・評価・交流
「地域づくりの可能性」~青森の元気を!~
- 30 -
【実践例6】秋田県生涯学習センター
地域づくりの中心となる指導者を養成する講座
「地域マイスター養成講座」
○趣旨
学習成果を地域活動等に活かすために必要な知識と技能を学ぶ講座を開催す
ることにより、学ぶ者が学ぶ者を支える生涯学習社会の構築と住民主体の地域づ
くりの中心となる指導者の養成を目指す。
○対象
一般県民
○内容
児童・生徒を対象とする講座「キッズ&ユース・カレッジ」を企画し、実際に
講座を企画・運営できる人材の育成を目指し、次年度の開催を通して実践的な技
能を身に付ける。
○年間講座内容
方
法
内
容
講話
地域活動のために必要なこと
講話・演習
地域の良いところ探し ~ワークショップと講話~
いろいろな活動から学んでみよう
事例研究
① 「森の王国サルパ」の活動から
② 地域のさまざまな活動から
講座運営を体験してみよう
演習
~キッズ&ユース・カレッジ大仙キャンパスへの参加を通
して前年度の修了者との交流~
講話
効果的な学習プログラムの作り方
講話・演習
学習プログラムを企画してみよう
演習
キッズ&ユース・カレッジの企画を立てよう
- 31 -
【実践例7】島根県立東部社会教育研修センター
地域づくりの中心となる指導者を養成する講座
「社会教育にかかわる人材養成研修」
○趣旨
「地域力(自治・自立の理念に基づく地域の底力)」の醸成に資する『社会教
育指導者・担当者』を養成する。
県内約300の公民館を基本単位に、3年間計画で『地域リーダー』をバラン
スよく、格差なく養成する。
○対象及び内容
対 象
基礎研修
内 容
経験が概ね3年未満の社会 社会教育に関わる上で必要な基本的
教育指導者・担当者
知識、技術や本県の社会教育の現状な
どを学ぶ研修
専門研修
課題別研修
経験が概ね3年以上の社会 社会教育の実践活動に対応した高度
教育指導者・担当者
な知識や指導技術を習得する研修
社会教育指導者・担当者
社会教育現場で活躍する人々の抱え
る課題の解決に向けた具体的な方策
を学ぶ研修
○年間講座内容
〔基礎研修〕
講座名
しまねの社会教育入門
社会教育施設入門
内
容
社会教育の基礎知識や県の社会教育の現状等について学
び、地域における社会教育の今後の方向性を考える。
公民館等の社会教育施設の役割や運営のあり方について
学び、事業・講座づくりのポイントを考える。
参加型学習の基礎的な知識を学んだり、アイスブレイク
参加型学習入門
や基本的なワークショップを体験したりして、参加型学
習のよさを体感する。
コミュニケーション術 コミュニケーションの大切さについて考え、演習を通し
入門
て体験的に学ぶ。
プレゼンテーション術 プレゼンテーションの基本的な知識を学び、聞き手に分
入門
かりやすい伝え方を身に付ける。
- 32 -
〔専門研修〕
講座名
コミュニケーション
術実践講座
コーディネート術実
践講座
内
容
地域活動を実践する上でのコミュニケーションを深める
「姿勢」や「考え方」を学び、ワークショップを通して対
人力を高める。
コーディネーターとしての役割である“つなぐ”視点や手
法を学び、学校・家庭・地域の連携を推進するための実践的
なコーディネート力を高める。
参加型学習実践講座
住民や子ども主体の学びを支援する進行役の役割を学び、
体験を通して実践的技術を身に付ける。
プログラム立案実践 企画立案の演習を通して、社会担当者にとって重要な資質
講座
であるプログラム・デザイン力を高める。
〔課題別研修〕
講座名
内 容
親学ファシリテータ
家庭教育支援のために、
「親学プログラム」を活用した「親
学」講座・研修会を進行できる親学ファシリテーターを養
ー養成講座
親学ファシリテータ
ーフォローアップ研
修
成する。
H22年度親学ファシリテーター養成講座修了生を対象
に、事例研究や派遣に関する留意事項等についての研修を
行い、親学ファシリテーターとしての意識や実践力を高め
る。
親学プログラム体験 家庭教育支援に活用できる「親学プログラム」の内容や活
講座
用場面について、体験を通して学ぶ。
- 33 -
【実践例8】広島県立生涯学習センター
社会教育関係職員研修
「生涯学習振興・社会教育関係職員等研修」
○趣旨
県内市町の生涯学習振興・社会教育関係職員等に対し、職務経験に対応した研
修を実施し、専門性の向上を図る。
○ねらい及び対象
ねらい
上級研修
対
象
住民ニーズや市町の課題に対応した社会教育 市町の生涯学習振興・社会
に関する各種計画や事業の立案能力や、生涯 教育関係職員等で職務経
学習関係者等の連携のコーディネート力な 験が概ね3年以上の者
ど、地域において生涯学習振興・社会教育行
政の施策を推進する資質・能力を持つ人材を
育成する。
初級研修
生涯学習振興・社会教育行政に初めて携わる 市町の生涯学習振興・社会
職員に、職務上の必要な基礎的知識・技能を提 教育関係職員等で職務経
供する。
験が概ね3年未満の者
○年間講座内容
〔上級研修〕
方
法
内
容
生涯学習振興・社会教育行政の施策推進の基礎1
講義
「生涯学習と社会教育の動向とこれからの生涯学習振興・社会教育関係職員
に求められること」
講義
生涯学習振興・社会教育行政の施策進行の基礎2
演習
「生涯学習振興・社会教育行政における施策推進に必要な能力とは」
講義
演習
施策推進に必要な知識・技能の向上1
「生涯学習・社会教育の現状と課題把握・分析、施策及び施策の方向性設定」
の力を高める。
講義
施策推進に必要な知識・技能の向上2
演習
「地域の学習課題やニーズの把握・分析、目的・目標設定」の力を高める。
講義
施策推進に必要な知識・技能の向上3
演習
「企画立案」「評価」の力を高める。
施策推進に必要な知識・技能の向上4
講義
「政策を推進する際の大切にしたい視点とは」
- 34 -
〔初級研修〕
方
法
講話
演習
講義
講義
講義
内
容
生涯学習振興・社会教育行政の基礎1
「生涯学習・社会教育関係職員への期待」
社会教育の現場から~やりがいと楽しさ~
生涯学習振興・社会教育行政の基礎2
「生涯学習・社会教育関係法令・答申」
生涯学習振興・社会教育行政の基礎3
「生涯学習振興と社会教育行政のあり方及び関係職員に求められること」
住民への学習機会提供業務の基礎1
「学習プログラム開発の理論と手法」
住民への学習機会提供業務の基礎2
演習
「学習プログラム開発の実際」Ⅰ
・課題把握、ねらい ・目標設定
・事例分析
生涯学習振興
・社会教育に関る事例の分析
住民への学習機会提供業務の基礎3
演習
「学習プログラム開発の実際」Ⅱ
・個別事業計画と各回の計画作成
・作成した学習プログラムへの評価及びリデザイン
住民への学習機会提供業務の基礎4
演習
「学習プログラム開発の実際」Ⅲ
・リデザインと発表準備
・作成した学習プログラムの発表及び評価
- 35 -
資料 市町村対象アンケート
平成23年度 生涯学習に関する調査票
この調査は、県内の生涯学習講座の現状等の生涯学習に関する実態を調査集計して、今後の生涯学習の充実・振興を
はかるための資料とすることを目的としています。
ご多用のところとは存じますが、調査の趣旨をご理解いただき、ご協力くださいますようお願い申し上げます。
なお、調査結果は全て統計処理し、本調査研究の参考資料とする以外に使用することはありません。
(ご記入上の注意)
・ 選択式の質問においては、該当する選択肢の番号に○印をつけてください。
・ 調査票は、熊本県生涯学習推進センターのホームページ(URL
http://www.parea.pref.kumamoto.jp/manabi/index.asp )から、ダウンロードできます。
・ このアンケートにおける現代的課題とは、社会の急激な変化に対応し、人間性豊かな生活を営むために人々が学習する必要
があると思われる社会の要請が高い課題で、以下の学習領域とします。
【学習領域】
ア)高齢化社会・介護・福祉、イ)子育て・家庭教育、ウ)青少年教育、エ)環境・自然保護、オ)国際理解・交流、
カ)まちづくり・地域おこし(ボランティア活動を含む)、キ)消費者教育、ク)男女共同参画、ケ)人権・同和教育、
コ)防犯・防災、サ)食育、シ)裁判員制度等法教育、ス)健康、セ)生命、ソ)情報の活用、タ)新しい公共、チ)科学技術、
等
(ご返却の方法)
・ ご記入いただきました調査票は、11月30日(水)までに、調査研究事務局(生涯学習推進センター)へFAX(096-
355-4317)、またはメール( [email protected] ) にて送信くださいますようお願いします。
市町村教育委員会名
教育委員会 記入者
現代的課題に関する講座について
※ 以下の問いにお答えください。記号には該当するものに○印を、付けてください。
問1 学習機会提供事業において現代的課題や趣味等に関する講座を実施していますか。
a している
b していない
→問2へ
→問3へ
問2 問1で「a している」と回答した市町村にお尋ねします。
(1)本年度実施する講座の学習領域はどれですか。(ア~ツ:現代的課題、 テ~ニ:趣味・教養等)
ア)高齢化社会・介護・福祉 イ)子育て・家庭教育 ウ)青少年教育 エ)環境・自然保護、
オ)国際理解・交流 カ)まちづくり・地域おこし(ボランティア活動を含む) キ)消費者教育、
ク)男女共同参画 ケ)人権・同和教育 コ)防犯・防災 サ)食育 シ)健康
ス)裁判員制度等法教育 セ)生命 ソ)情報の活用 タ)新たな公共 チ)科学技術
ツ)その他の現代的課題( )
テ)茶道・華道・習字・絵画・料理 ト)スポーツ ナ)パソコン操作
ニ)その他の趣味・教養講座( )
(2)(1)の学習領域を選んだ理由は何ですか。(複数回答可)
a 自分の市町村における大きな課題だったから b これまで継続して実施しているから c 住民のニーズが高かったから d 他の市町村でも実施しているところが多かったから
e 他部局や関係団体等との連携が可能だったから
f 講師選定が容易だったから
g 人が集まりやすいから
h その他( )
(3)(1)の中で最も実施講座数の多い学習領域を1~3つお書きください。 学習領域(記号: )、(記号: )、(記号: )
(4)(3)の学習領域を多く実施している理由は何ですか。
a 自分の市町村における大きな課題だったから b これまで継続して実施しているから c 住民のニーズが高かったから d 他の市町村でも実施しているところが多かったから
e 他部局や関係団体等との連携が可能だったから
f 講師選定が容易だったから
g 人が集まりやすいから
h その他( )
(5)受講後のアンケートはとっていますか。
a とっている
b とっていない
→(6)へ
→(7)へ
-36-
(6) アンケートはどのように活用していますか。(複数回答可)
a 今回の講座の反省材料にする
b 次回の講座企画に生かす
c 他機関に情報提供する
d その他( )
(7)講座プログラムを作成する際に、他部局や関係団体等との連携をしていますか。
a 大いにしている
b 少ししている
c 全くしていない
(8) (7)で「a 大いに行っている」か「b 少ししている」と回答されたところは、どこと連携をしましたか。
特に、連携の効果があった講座の学習領域とその連携先を、1つお書きください。
学習領域(番号 )
連携先( )
(9)講師は、どういう方法で選定することが多いですか。(複数回答可)
a インターネット情報
b 住民(受講参加対象者)の要望
c 他の市町村に聞く
d 同僚に相談する
e 上司に相談する
f 作成しているリストから
g 講座に関連した他部局や団体等に聞く h 講師情報の提供を行っているところに聞く →(9)へ
i 生涯学習推進センターに聞く j その他( )
(10) (9)で「h 講師情報の提供を行っているところに聞く」と回答された市町村にお尋ねします。
情報はどこに聞いていますか。
(11)講座の広報活動では、どんなことを行っていますか。(複数回答可)
a チラシ作成・配布
b ポスター作成・掲示
c 関係機関・団体への直接依頼(依頼文配付)
d 回覧板での通知文回覧 e 関係機関・団体への依頼文送付 f ホームページ掲載
g 広報誌掲載
h 無線利用
i 地区ごとの放送依頼
j その他( )
(12)講座の広報活動で、特に有効だと思われる方法は何ですか。(複数回答可)
a チラシ作成・配布
b ポスター作成・掲示
c 関係機関・団体への直接依頼(依頼文配付)
d 回覧板での通知文回覧 e 関係機関・団体への依頼文送付 f ホームページ掲載
g 市町村広報誌掲載
h 無線利用(防災・行政無線)
i 地区ごとの放送依頼
j 直接、関係機関に伺う kその他( )
(13)実施した講座で、他市町村に紹介できる特色ある内容がありましたら、その学習領域と内容をお書きください。
学習領域(記号 ) 学習内容 →問4へ
問3 問1で「b していない」と回答した市町村にお尋ねします。
講座を実施しない理由は何ですか。
a 住民が自力で行うべきだから
b 企画しても、活動の機会がないから
c 住民の要望を把握できていないから
d 講座を企画するノウハウが不足しているから
e その他 ( )
→問4へ
問4 今後住民に提供しないといけないと考えられる講座の学習領域を1~3つあげてください。
ア)高齢化社会・介護・福祉 イ)子育て・家庭教育 ウ)青少年教育 エ)環境・自然保護
オ)国際理解・交流 カ)まちづくり・地域おこし(ボランティア活動を含む) キ)消費者教育
ク)男女共同参画 ケ)人権・同和教育 コ)防犯・防災 サ)食育 シ)健康
ス)裁判員制度等法教育 セ)生命 ソ)情報の活用 タ)新しい公共 チ)科学技術
ツ)その他の現代的課題( )
問5 その問題を解決するために、くまもと県民カレッジサテライト教室で連携したいと思いますか。
a 大いに思う
b あまり思わない
-37-
指導者養成に関する講座ついて
問6 生涯学習講座(現代的課題や趣味、教養に関するものも含む)等の学習領域において、まちの指導者(ボランティ
ア等)として活動する方を養成することを意図した講座の企画は大切だと思いますか。
a 大いにそう思う
b 少しそう思う
c あまりそう思わない
d そう思わない
e その他( )
問7 指導者養成講座を企画・実施していますか。
a 実施している
b 実施していない
→問8へ
→問9へ
問8 問7で「a 実施している」と回答した市町村にお尋ねします。
(1)どの学習領域の講座を実施しましたか。(ア~ツ:現代的課題、 テ~ニ:趣味・教養等)
ア)高齢化社会・介護・福祉 イ)子育て・家庭教育 ウ)青少年教育 エ)環境・自然保護、
オ)国際理解・交流 カ)まちづくり・地域おこし(ボランティア活動を含む) キ)消費者教育、
ク)男女共同参画 ケ)人権・同和教育 コ)防犯・防災 サ)食育 シ)健康
ス)裁判員制度等法教育 セ)生命 ソ)情報の活用 タ)新しい公共 チ)科学技術
ツ)その他の現代的課題( )
テ)茶道・華道・習字・絵画・料理 ト)スポーツ ナ)パソコン操作
ニ)その他の趣味・教養講座( )
(2)受講生は、講座後にどのような活動を行っていますか。
a ボランティアの意識啓発にかかわる活動
b 国際交流にかかわるボランティア活動
c 総合型地域スポーツクラブにおけるボランティア活動
d 高齢者にかかわるボランティア活動
e 家庭教育にかかわるボランティア活動
f レクリエーション・野外活動におけるボランティア活動
g 博物館や美術館、資料館等における文化的なボランティア活動
h 子どもにかかわるボランティア活動
i イベント等におけるボランティア活動
j 一般住民を対象とした学習ボランティア活動
k 地域づくりや地域活性化におけるボランティア活動
l 図書館や読書にかかわるボランティア活動
m その他( )
問9 今後、指導者養成講座が必要と思いますか。
a 大いにそう思う
b 少しそう思う
c あまりそう思わない
d そう思わない
問10 生涯学習指導者養成講座(県教育委員会企画)に参加したことはありますか。
a よく参加する
b 参加したことはある
c 参加したことがない
社会教育・生涯学習関係全般について
問11 貴市町村の生涯学習は、充実していると思いますか。
a 大いにそう思う
b 少しそう思う
c あまりそう思わない
d そう思わない
e 分からない
f その他( )
問12 貴教育委員会のホームページに、生涯学習のリンク等はありますか。 a ある (HPリンク先: )
b ない
問13 貴市町村では生涯学習活動の発表等を意図したイベント(生涯学習フェスティバル等)は実施していますか。 a 実施している
b 実施していない
問14 今後、貴市町村の生涯学習の一層の充実に向けて、力を入れていきたい事は何ですか。
-38-
社会教育行政の組織体制について
問15 社会教育委員について、お尋ねします。
(1)貴所属には、社会教育委員の配置はありますか。ある場合は、何人ですか。
a ある ( 人)
b ない
(2)社会教育委員は、主にどんな活動をされていますか。(社会教育委員会議への参加を除く。)
a 国・県・市町村等が主催する社会教育・生涯学習関係の研修会や研究会等への参加
b 各市町村の社会教育振興のために、様々な指導・助言・提言及び評価と改善 c 社会教育事業計画の審議・立案
d 各市町村の社会教育関係団体との連携・協力及び必要に応じた相談・指導
e 各市町村教育委員会主催の行事への参加
f 青少健全育成関係の活動(街頭補導・町民講座検討委員会)
g 先進地(公民館等)の視察
h 通学合宿等社会教育事業への協力
ⅰその他 ( )
(3)社会教育委員会議の協議内容で、特色のある事項を1~2つお書きください。
問16 社会教育指導員について、お尋ねします。 (1)貴所属には、社会教育指導員の配置はありますか。ある場合は、何人ですか。
a ある ( 人)
b ない
(2)生涯学習講座の企画・運営等にどのように関わっておられますか。
a 中心的に関わっている
b 補助的に関わっている
c 関わっていない
(3)関わっておられるところは、次のどの講座ですか。
a 現代的課題の講座
b 現代的課題以外の講座
c 両方
(4)生涯学習講座に関わっておられないところは、どのような業務を主に担当されていますか。
社会教育行政の組織体制について
問17 貴市町村の生涯学習関係施設の運営・管理はどこがしていますか。
施設の運営
講座の運営等
a 首長部局
b 教育委員会
c 指定管理者
d その他、民間機関等委託等
( )
☆御協力ありがとうございました。
-39-
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