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岐阜地域高病原性鳥インフルエンザ及び低病原性 鳥

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岐阜地域高病原性鳥インフルエンザ及び低病原性 鳥
岐阜地域高病原性鳥インフルエンザ及び低病原性
鳥インフルエンザ対応マニュアル
平成23年11月
岐阜地域高病原性鳥インフルエンザ現地対策本部
岐阜地域高病原性鳥インフルエンザ防疫対策チーム
目
<
準
第1
備
編
次
>
高病原性鳥インフルエンザ等とは
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・1
第2 岐阜地域における高病原性鳥インフルエンザ対象動物の飼育状況
・・・・・・・・・・・2
第3
岐阜地域高病原性鳥インフルエンザ現地対策本部の設置
・・・・・・・・・・・3
第4
1
2
3
4
岐阜地域高病原性鳥インフルエンザ現地対策本部における役割分担
各機関の役割
岐阜地域高病原性鳥インフルエンザ現地対策本部
岐阜地域防疫対策チーム
市町の対応
・・・・・・・・・・・5
<防疫編1
∼疑似患畜決定まで∼>
第5
高病原性鳥インフルエンザ等が疑われる異常家畜発生の報告
第6
関係機関への情報伝達
第7
本病を疑う異常家きんの通報があった場合の対応
第8
1
2
防疫措置計画策定
防疫措置計画の作成
関係機関との協議
第9
1
2
現地対策本部員会議の開催
会議の開催
対策本部事務局の設置
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・16
・・・・・・・・・・・・・・・・・17
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・21
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・22
第10 人員の確保
1 派遣要請
2 報告
3 確定
4
・・・・・・・・・・16
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・22
名簿作成
第11 資機材の確保
1 資機材の取りまとめ(リストの作成)及び発注
2 資機材の受入管理
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・23
第12 発生農場における緊急防疫措置
1 家きん所有者への指導事項
2 発生農場における緊急防疫措置
<防疫編2
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・24
∼疑似患畜決定以後∼>
第13 各制限区域の設定
1 各種制限区域の設定及び連絡
2 発生農場の移動禁止措置等
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・26
第14 住民説明会の開催等
1 住民説明会の開催
2 住民説明会での説明事項
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・26
− Ⅰ −
第15 疫学情報調査及び発生状況調査
1 発生状況調査
2 疫学情報調査
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・26
第16 発生農場での防疫作業
1 発生農場に係る防疫作業従事者の流れ
2 防疫従事者集合場所での作業
3 発生農場での作業
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・27
第17 移動規制及び消毒ポイントでの防疫作業
1 移動規制
2 消毒ポイント
第18
防疫措置完了
・・・・・・・・・・・・・・・・・・31
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・40
− Ⅱ −
このマニュアルは、岐阜地域における高病原性鳥インフルエンザ及び低病原性鳥インフルエンザ(以下「高
病原性鳥インフルエンザ等」という。)の発生予防、発生に備えた防疫対応及び発生時におけるまん延防止等
の対策を迅速かつ適切に実施するための手順等を定めるものである。
<準備編(県内発生前)>
第1
高病原性鳥インフルエンザ等とは
( 高病原性鳥インフルエンザ及び低病原性鳥インフルエンザに関する特定家畜伝染病防疫指針より抜粋)
鳥類のインフルエンザは、A型インフルエンザウイルスの感染による疾病であり、そのうち、家畜伝染
病予防法(昭和26年法律第166号。以下「家伝法」という。)では以下の3つを規定している。
(1)高病原性鳥インフルエンザは、国際獣疫事務局(OIE)が作成した診断基準により高病原性鳥イン
フルエンザウイルスと判定されたA型インフルエンザウイルスの感染による鶏、うずら、きじ、だち
ょう、ほろほろ鳥又は七面鳥(以下、「家きん」という。)の疾病をいう。
(2)低病原性鳥インフルエンザは、H5若しくはH7亜型のA型インフルエンザウイルス(高病原性鳥イ
ンフルエンザウイルスと判定されたものを除く。)の感染による家きんの疾病をいう。
(3)鳥インフルエンザは、高病原性鳥インフルエンザウイルス及び低病原性インフルエンザウイルス以
外のA型インフルエンザウイルスの感染による家きんの疾病をいう。
本マニュアルではA型インフルエンザウイルスで起こる高病原性鳥インフルエンザ等を想定して策定し
た。
(1)感染
日齢や季節に関係なく発生する。ウイルスは呼吸器分泌物、糞便等に排泄され、感染鳥類との接触及び汚
染した物品との接触により、経口または経鼻感染で伝播する。
(2) 対象家畜
家伝法の高病原性鳥インフルエンザ等対象家畜
鶏、あひる、うずら、きじ、だちょう、ほろほろ鳥、七面鳥
(以下、「家きん」という。)
(3)防疫措置の考え方
・本病の防疫は、原則として高病原性鳥インフルエンザワクチン(以下、「ワクチン」という。)を使用せ
ず、抗体検査及びウイルス検査を中心とした発生予防及び発生時における感染家きんの摘発及び淘汰に
より進める。
・本病の発生時には、ウイルスは生きている細胞の中でしか増殖することができないことから、ウイルス
を増やさないため家きん飼養農場(以下、「農場」という。)内の家きんをできるだけ早く殺処分する。
・死体、汚染物品(飼料、糞等)をウイルスの感染源としないためにできるだけ早く処理(焼却、埋却)
する。
・体外に出たウイルスを殺滅するためにできるだけ早く消毒を行う。
【発生農場内で実施すべきこと】
・殺処分
・家きん、汚染物品の焼却など
・施設消毒
・人車の出入りの監視と消毒
・農場職員などの健康管理
【移動制限区域内で実施すべきこと】
・区域内全農場への緊急立入調査
・消毒ポイントでの消毒
・家きん、家きん卵の移動制限
・発生状況確認検査等
・防疫措置完了後の清浄性の確認
-1-
第2
1
岐阜地域における高病原性鳥インフルエンザ等対象動物の飼育状況
種鶏
農場数
岐阜市
各務原市
山県市
本巣市
笠松町
計
県全体
2
総羽数
0.1
22
0
5
6
33
324
最大/件
最小/件
平均/件
山県
蘇原
伊佐美
数屋
長池
−
−
12
採卵鶏
岐阜市
羽島市
各務原市
山県市
瑞穂市
本巣市
北方町
計
県全体
3
1
1
1
1
1
5
27
農場数
総羽数
7
7
5
8
1
6
2
36
165
32
86
25
369
48
131
13
702
5,556
(単位:千羽、H23.2調査)
主な飼育地
備
考
最大/件
17
24
20
143
48
48
10
143
−
最小/件
0.1
5
0.1
4
48
0.1
1
0.1
−
平均/件
5
12
5
46
48
22
6
20
34
(単位:千羽、H23.2調査)
主な飼育地
備
考
西郷、山県、門屋門
桑原、足近
前渡東、須衛
大桑、梅原、洞田、掛
穂積
外山川内、木知原、十四条
高屋石末、北方
岐阜農林高
肉用鶏
農場数
岐阜市
各務原市
山県市
北方町
計
県全体
1
0
4
0
5
38
総羽数
27
0
35
0
62
685
最大/件
27
0
24
0
27
−
最小/件
27
0
0
0
0
−
(単位:千羽、H23.2調査)
主な飼育地
備
考
平均/件
27
0
9
0
12
18
安食
須衛
藤倉、松尾、柿野、谷合
北方
4
奥美濃古地鶏・あひる・だちょう・きじ等
奥美濃古地鶏
あひる
112
14
岐阜市
畜産センター
畜産センター
29
1件
山県市
北方町
きじ
470
1件
岐阜農林高 2
-2-
だちょう
19
1件
岐阜農林高
(H23.2調査)
その他
畜産センター
12
あいがも
7
がちょう
岐阜大学
3
くじゃく
90
日本鶏
第3
岐阜地域高病原性鳥インフルエンザ現地対策本部の設置
1
岐阜地域高病原性鳥インフルエンザ現地対策本部
岐阜地域における高病原性鳥インフルエンザの発生予防及びまん延防止について、県、市町、団体等の
組織をあげて総合的な対策を実施するために岐阜地域高病原性鳥インフルエンザ現地対策本部設置要綱に
基づき、岐阜地域高病原性鳥インフルエンザ現地対策本部(以下、現地対策本部)を平成23年1月26
日に設置した。
高病原性鳥インフルエンザ等の発生予防及びまん延防止を図るため、引き続き関係機関と連携して総合
的な対策を推進する。
なお、現地対策本部においては、以下の事項について協議し、必要な対策を実施するものとする。
○地域内での発生予防に関すること
①岐阜地域及び県内における高病原性鳥インフルエンザ等に関する基本知識等に関する関係機関と
の情報共有
②家きん所有者への指導啓発
家畜保健衛生所が中心となり、家きん飼育者等に対して、家伝法第12条の3の規定
に基づく飼養衛生管理基準の遵守等による、家きんの適切な衛生管理の方法について助言、指導
を行うとともに、本病の発生予防に関する知識の普及、啓発に努める。
③異常家きんの早期発見
家きん所有者等に対し家畜保健衛生所が中心となり、常日頃から家きんの健康状態を観察し、
異常を発見した場合には、直ちに獣医師の診察を求めるとともに、家畜保健衛生所に届出るよう
指導する。
④一般市民、学校、福祉施設等への啓発
⑤その他、発生予防に必要なこと
○地域内における高病原性鳥インフルエンザ等の防疫対策に関すること
①岐阜地域及び県内における高病原性鳥インフルエンザ等発生状況及び下記に関する関係機関との
情報共有
②体制整備(関係機関との情報共有及び連絡体制の整備、役割分担)
③防疫従事者集合場所、消毒ポイント及び埋却場所のリストアップ
④防疫関連資機材の調達先及び調達方法の確認・調整及び発生時における数量の決定と調達
⑤発生農場での現場事務所、遮断ポイント、消毒場所、埋却場所の調整
⑥その他、防疫対策に必要なこと
○風評被害への対策に関すること
高病原性鳥インフルエンザ等の正しい知識について啓発し、風評被害を防止
○その他現地対策本部の設置目的を達成するために必要なこと。
2
岐阜地域防疫対策チーム
岐阜地域における高病原性鳥インフルエンザ等のまん延防止について、家伝法に基づく防疫措置を迅速的
確に実施するために岐阜県高病原性鳥インフルエンザ対策本部設置要綱第6条に基づき、岐阜地域防疫対
策チーム(以下、防疫対策チーム)を設置する。
防疫対策チームにおいて、地域内での防疫措置全般について協議し、必要な対策を実施するものとする。
-3-
岐阜地域高病原性鳥インフルエンザ現地対策本部組織図
現 地 対 策 本 部
本 部 長
岐阜振興局長
副本部長
岐阜農林事務所長
本
部
員
会
議
地
域
連
絡
会
議
本
部
員
岐阜振興局長
岐阜振興局副局長
岐阜県税事務所長
農業技術センター所長
岐阜保健所長
岐阜保健所本巣・山県センタ
ー所長
岐阜農林事務所長
岐阜家畜保健衛生所長
岐阜土木事務所長
岐阜建築事務所長
岐阜教育事務所長
岐阜中警察署長
県対策本部
本 部 長
副本部長
本
岐阜市農林部長
岐阜市保健所長
羽島市経済部長
各務原市産業文化部長
山県市産業建設部長
瑞穂市都市整備部長
本巣市産業建設部長
岐南町建設部長
笠松町企画環境経済部長
北方町参事
ぎふ農業協同組合営農部長
総括班長
総括副班長
岐阜農林事務所 副所長
岐阜農林事務所
農業振興課長
岐阜家畜保健衛生所
保健衛生課長
地域連絡員
設置要綱
本
部
員
会
議
知事
副知事
部
員
知事
副知事
秘書広報総括監
危機管理統括監
総務部長
総合企画部長
環境生活部長
健康福祉部長
商工労働部長
農政部長
林政部長
県土整備部長
都市建築部長
会計管理者
振興局長
教育長
警察本部長
県防疫対策チーム
チーム長
農政部長
地域防疫対策チーム
チーム長
岐阜家畜保健衛生所長
別表2(第4条関係)
総務班
総務班
班長:
岐阜農林
事務所
農業振興
課長
人員調整
・住民説
明班
班長:
岐阜振興
局
振興課長
健康管理
班
班長:
所轄保健
所
担当課長
資機材調
整・手続
き班
班長:
岐阜農林
事務所
林業課長
庶務・情
報班
発生地班
評価班
班長:
岐阜農林
事務所
総務課長
検診班
追跡班
移動規制班
◎岐阜地域現地対策本部・事務局
岐阜農林事務所
岐阜市司町1 岐阜総合庁舎
TEL 058-264-1111 内線408
FAX 058-264-4928
◎岐阜地域防疫対策チーム
岐阜家畜保健衛生所
TEL 058-272-6110
-4-
岐阜市今嶺4−2−22
FAX 058-275-0715
第4
1
岐阜地域高病原性鳥インフルエンザ現地対策本部における役割分担
各機関の役割
現地対策本部における構成員である各機関の役割分担は以下のとおりとする。関係機関はそれぞれの役
割の準備をするとともに、現地対策本部長の指示のもとに必要な対応をするものとする。
(1)共 通 事 項
■発生地、消毒ポイント、埋却地における支援等
・発生地における防疫措置(殺処分、埋却、消毒等)、消毒ポイントにおける消毒作業等への職
員派遣
※上記の業務等は構成員以外の管内の県関係機関及び関連団体についても協力をも求めるもの
とする。
(2)振興局
①振興課
■動員計画に基づく関係職員の動員に関すること
■関連する中小企業者(加工・流通業者、外食事業者)等の経営に関する相談及び融資支援等
■防疫従事者の食事、宿泊施設及び移動手段の手配及びトイレなどの仮設建物等の手配に関すること
■県内各機関及び他の都道府県から派遣される職員の受け入れ・管理に関すること
■地域対策の調整(公共交通機関、公共施設、商業施設等の防疫協力依頼)に 関すること
■観光客等への風評被害防止に関すること
■私立学校で飼育されている家きんの状況把握と移動自粛に関すること
②振興局 環境課
■汚染物品等の処理方法の助言に関すること
■捕獲された野鳥の異常の有無などの情報収集に関すること
■住民説明会への対応
③振興局 福祉課
■社会福祉施設等で飼育されている家きんの状況把握と移動の自粛に関すること
・保育園、福祉施設等で飼育する動物(家きん)の飼養状況の把握
・施設等の入所者及び保護者や関係者への情報提供
・飼育動物(家きん)の健康状況の把握並びに飼育動物の管理指導
・異常・死亡家きんがある場合の防疫対策チーム(家保)への速やかな報告
・施設利用者等への家きん卵肉の安全情報の提供
(3)県税事務所
■県税の納税の猶予や分納の相談に関すること
(4)農林事務所(農業振興課・農業普及課)
■県対策本部との連絡調整に関すること
■現地対策本部員会議、地域連絡員会議の招集に関すること
■防疫業務の管理運営に関すること
■防疫措置に必要な物品の調達に関すること
■移動制限内農家の経済損失の評価に関すること
■自主消毒ポイント(任意設置)の設置箇所の調整に関すること
■現地情報の把握と関係機関への情報発信に関すること
■一般県民からの問い合わせ対応に関すること
■マスコミ対応のための連絡調整に関すること
※報道機関への対応は、原則、県対策本部を窓口として一元化する。
■発生状況調査・疫学調査の支援
-5-
・制限区域内にある農場への聞き取り(家畜防疫員の指導のもと)
・発生農場への人の出入りの追跡調査(家畜防疫員の指導のもと)
■畜産農家等支援対策
・発生農場及び周辺農場からの相談・指導
・発生農場の経営再開に関する相談・指導
■制度資金の融資、各種助成制度の実施
・経緯再開に向けての資金、補助金等の情報提供
■風評被害対策
・風評被害を防止するため、高病原性鳥インフルエンザ等に対する正しい知識の周知徹底
(5)岐阜土木事務所
■防疫措置に必要な道路管理に関すること
・消毒ポイント場所設置の調整、関係機関への手続き等の支援
■防疫措置に必要な重機の確保(オペレーターを含む)に関すること
・患畜死体及び汚染物の埋却・焼却場所への運搬等に必要となる掘削作業や運搬作業等に必要な
重機(オペレーターも含む)の確保に係る調整等への支援
■防疫措置に必要な関連法規の調整に関すること
(6)岐阜建築事務所
■防疫措置に必要な関連法規の調整に関すること
(7)岐阜教育事務所
■公立学校で飼育されている家きんの状況把握と移動の自粛に関すること
・家きんを飼育する公立学校等の把握
・感染予防のための飼育方法の指導及び飼育動物が死亡した場合の取扱いの指導。
■食の安全情報の提供に関すること
・市町の全ての公立学校に対して家きん卵肉の安全情報の提供(風評被害の防止)
(8)所轄保健所 〔市町保健センターと連携〕
■防疫従事者に対する健康調査
・現地対策本部からの要請による保健師等の人員の手配出及び医療資機材の手配及び搬入出
・殺処分等の防疫作業従事者を対象に作業前後の健康問診及び発生農場内での衛生指導等
■相談窓口の開設(保健所、市町保健センター)
・健康に関する相談への対応
・卵肉等食品の安全性に関する相談への対応
■水道管埋設状況及び水源情報の提供
・殺処分された家きんの埋却予定場所の水道管整埋設状況及び水源の情報提供
■住民説明会への対応
・発生地及び埋却地における健康への影響等に係る住民への説明
(9) 保健環境研究所
■人への感染に関する検査等
(10) 農業技術センター
■防疫活動の支援に関すること
・防疫関連資機材の提供等
(11) 警察
■発生農場の警戒活動(まん延防止)
(場所)発生農場への進入道路
(期間)本病が決定した時点から、発生農場での防疫措置が終了するまでの間
-6-
(内容)・通行車両の監視
・関係者以外の立ち入り制限と警戒活動
・発生農場からの生きた家きん、家きんの管理用具、敷料、飼料、糞尿の移動禁止
・県現地対策本部担当者との連携
■消毒ポイントでの誘導支援
(場所)発生農場を中心とした移動制限区域を出入りする畜産関係者車輌の消毒を行う各消毒ポ
イント
(期間)本病が決定した時点から、移動制限区域等が解除されるまでの期日
(内容)・消毒ポイント選定にあたっての助言、支援
・関係車輌の消毒ポイントへの誘導支援と安全性の確保、現地対策本部担当者との連携
(12) 市町
高病原性鳥インフルエンザ等の発生防止対策にあたるとともに、まん延防止及び地域住民の安全確保を
図るため、県、隣接市町と連携・調整を取り防疫対策にあたる。
○発生防止対策として以下のことに取り組む
①家きん所有者への指導啓発
・消毒(畜舎、人、車両、器材、衣服、長靴等)の徹底
・部外者の農場への立入制限
・発生地への旅行自粛
・野生動物や衛生害虫の侵入防止
・異常時の家保への迅速な連絡
②一般市民への啓発
・高病原性鳥インフルエンザ等にかかった家きんの肉や卵の安全性
・許可なく家畜(家きん)飼育場所に立ち入ったり、ふれないこと
・愛玩動物として家きんを飼育している者の把握と同者への注意喚起・広報(HP、広報誌)
○発生に備えて以下の事項に取り組む
①体制整備
・役所内での高病原性鳥インフルエンザ等に関する情報共有、役割分担
・連絡網(夜間、休日等も含む)の整備
・現状把握(家きん所有者、学校、一般県民等の家きんの飼養状況)
②防疫従事者集合場所、消毒ポイント・埋設場所のリストアップ
・当該農家ごとに発生した場合に備えて以下の施設・場所等の候補を事前に調査・整理しておく
遮断ポイントの候補、防疫従事者の集合場所の候補地、埋設場所の候補地、住民説明会会場
・自市町内に設置する消毒ポイントの候補
(例
リストアップ表のイメージ)
農家名 上:農家住所
畜種
農場概要
下:農場住所 (羽数)
A
○市××
○市△△
遮断ポイ
ント候補
採卵鶏
農場外周
200 m
(20,000)
畜舎数
2棟
集合場所候補
-7-
住民説明会
所在地
○農協×支店
tel) 面積
㎡
(住所 te
地目
l)
現況
所有者
関係法令の規制の
有無
△△地区公民館
(住所
埋設場所候補
(例
消毒ポイント・リストアップ表のイメージ)
施設名称
住
所
管理者
tel
○自治会 058-000-0000
●●コミュニティセンター P
○市*****
058-111-2222
○市▲▲支所 P
○市−−−−−
■支所
道路状況・周辺状況
市道▲
県道×号 ・・IC東200m
××公園P
○市・・・・・
市公園課
国道○号
道の駅■■の郷
○市????
市経済課
○●体育館
○市>>>>
市教育委員会
058-123-1111
国道○号
・・橋北100m
③農場(学校、福祉施設、一般県民等も含む)及び関連施設の地図の準備
・市町内及び隣接市町の家きん所有者及び②の集合場所、消毒ポイント、埋却場所、マップの作
成
④防疫関連資機材の確認準備
・市町で所有する以下の資機材等の提供を求めるため、事前に数量等の確認をしておく。
※不足する場合にはあらかじめ現地対策本部に連絡すること
※その他の資材等についても提供を依頼することがある。
場
所
集合場所
資
機
材
□テント2
□長机20
□椅子22
□拡声器3
□ホワイトボード2
□延長コード1
□コピー機1
□コピー用紙1000枚
□電話3、
□FAX1、
□パソコン2、
□地図(道路地区、住宅地図)一式
□事務用品一式
□公用車
発生農場
(殺処分、農場消毒)
□テント5
□長机1
□椅子10
□拡声器1、
□事務用品一式
□公用車
□進入防止柵5
埋却地
□テント2
□進入防止柵5
□進入防止柵
□バス
(発生農場から離れている場合) □長机2
□椅子5/所
□拡声器1
□メジャー(100m)、
□事務用品一式
※可能なら散水車、給水車
□公用車
消毒ポイント
(1カ所あたり)
□テント(2間×3間)1
□長机1
-8-
□進入防止柵5
5
□椅子5
□ホワイトボード1
□拡声器1、
□地図(道路地区、住宅地図)
□事務用品一式
□軽トラ3
清浄性確認検査
※可能なら散水車、給水車
□公用車 10
※事務用品とは以下を想定
鉛筆、消しゴム、マーカー、ボールペン、マジック、定規、コンパス、メモ用紙、スタンプ台
セロテープ、ガムテープ、ダブルクリップ、スタンプ台、ホチキス、カッター、はさみ等他
(12) 農協・その他団体
関係機関と家きん所有者が共通の認識のもとに連携を図り、発生予防及び迅速かつ的確な防疫対策
に協力する。
■管内家きん所有者等関係者への防疫対策の情報提供、周知及び徹底に関すること
■殺処分家きんの評価に関すること
■飼料搬送経路の調整に関すること
■風評被害防止に関すること
■家伝法に基づく消毒ポイントの設置(仮設テント、動力噴霧器の確保、職員の派遣、設置場所設定)への
協力に関すること
■防疫措置に対する支援等(殺処分、埋却、運搬、消毒等への人、車輛、既存資材の確保、提供)に関す
ること
■移動制限措置に伴う家畜飼養農場対応への協力(滞留生産物等の保管、処理の調整)に関すること
■管内家きん所有者等からの問い合わせ及び相談に関すること
■自主消毒(任意設置)ポイントに関すること
-9-
2
岐阜地域高病原性鳥インフルエンザ現地対策本部
岐阜県防疫対策チームの指示の下、現地対策本部と地域防疫対策チームが連携し、岐阜地域における高病
原性鳥インフルエンザ等のまん延防止対策を以下の体制により実施する。
関係機関はそれぞれの役割の準備をするとともに、地域防疫対策チーム長の指示のもとに必要な対応を行う
ものとする。
総括班長:岐阜農林事務所副所長
(1)総務班
班長
副班長
班員
岐 阜 農 林 事 務 所 農 業 振 興 課 農林事務所
農業振興課長
畜産係長
農業振興課農務係
農務係長
農業振興課畜産係
発生市町
主
な
業
務
内
容
(ア)全体の総括運営
(イ)現地対策本部員会議の開催
(ウ)県対策本部及び地域防疫対策チームとの連絡調整
(エ)市町、警察署、関係団体との連絡調整
(オ)発生市町集合場所等の確保・運営
(カ)他の班の業務に属さないこと
現地本部
4人(農業振興課3+市町1)
集合場所
3人(農業振興課1+市町2)
現場事務所3人(農業振興課1+市町2)
(2)人員調整・住民説明班
班長
副班長
(略称:人員班)
班員
岐 阜 振 興 局 振 興 振 興局 振 興 振興局振興課
課
課長
管理調整係当
管理調整係
振興・防災係
振興局環境課
長
振興・防災
環境保全係
主
な
業
務
内
容
(ア)動員計画の作成及び県庁、管内機関等への動員要請
(イ)県内各機関及び他の都道府県から派遣される職員の
現地での受け入れ・管理
※家畜防疫員、防疫従事者、雇用獣医師、その他の作業従事者の日々の名
簿(所属、氏名、作業内容)を作成し、総務班へ報告
(ウ)住民説明会対応
係長
5人(振興局振興課4+環境課1)
(3)健康管理班
班長
副班長
岐阜保健所
岐阜保健所
健康増進課長
班員
岐阜保健所
保 健 予 防 係 同・本山センター
長
発生市町
協力医療機関医師
岐阜市保健所
地域保健課長
主
な
業
務
内
容
(ア)防疫作業従事者の健康管理
(イ)住民への説明対応
(ウ)医師・看護師等の確保
(エ)健康管理資材の調達
岐 阜 市 保 健 岐阜市保健所
所
岐阜市役所
9人 ( 保健所等7+協力医療機関医師2 )
協力医療機関医師
- 10 -
(4)資機材調整・手続き班
班長
副班長
(略称:資材班)
班員
農 林 事 務 所 林 業 岐 阜 土 木 事 農林事務所
課長
務所
林業課
管 理 調 整 係 土木事務所
長
主
な
業
務
内
容
(ア)埋却にかかる防疫資機材等のリストアップ
(イ)岐阜土木工業会、森林組合、農協等との資機材調達に
係る調整
(ウ)防疫関連施設・道路の使用及び埋却にかかる手続き
4人(林業課2+土木事務所2)
(5)庶務・情報班
班長
(略称:庶務班)
副班長
班員
農 林 事 務 所 総 務 農 林 事 務 所 農林事務所
課長
総務課
管理調整係
長
総務課管理調整係
主
な
業
務
内
容
(ア)防疫資材の調達を行い、、県本部への報告
(イ)経理及び防疫資材の出納、管理
(ウ)防疫措置の進捗状況の把握及び関係機関への報告
・各現地対策本部構成機関及び地域防疫対策チームが
担う業務遂行状況を把握し、 業務日報の作成及び県本部
への報告
・殺処分処理羽数等を1日ごとに集計し、その日の作業を
整理
・防疫作業状況の記録(写真、動画等)
4人( 総務課4)
- 11 -
3
岐阜地域防疫対策チーム
(1)総務班
班
グループ(G)
(班長・副班長)
(チーフ)
総務班
グループ員
総務 G
(家畜保健衛 家畜 保健 衛生 所管 理
(班長)
家畜保健衛生
所
生 所 管 理 調 調整係当
整係長)
応援家畜保健衛生所
主
業
務
内
容
(ア)県防疫対策チームとの連絡調整
(イ)現地対策本部との連絡調整
(ウ)防疫計画の策定(防疫資材、人員計画、殺処分計画)
(エ)現地情報の集約
防疫係
3人(家保1+他家保2)
保健衛生課長
(2)発生地班
※発生地班で現場農場等の業務に就いた者は(4)∼(6)班を兼務しない
班
グループ(G)
(班長・副班長)
(チーフ)
発生地班
な
初動対応 G
グループ員
主
な
業
務
内
容
(ア)飼養状況・発生状況調査、臨床検査、簡易検査、施設
配置状況
発生市町
(イ)病性鑑定のための採材及び引き渡し
(ウ)初動防疫措置の指示
→ 管 理 運 営 G ・ 殺 (エ)汚染物品、人(入場者、従業員)、車両の移動状況の
処分Gへ
把握
家畜保健衛生所家畜
( 家 畜 保 健 防疫員
衛生所防疫
係長)
(班長)
家畜保健衛生所
防疫係長
3人(家保2+市町1)
(副班長)
応 援 家 畜 保 健 衛 農場消毒 G
生所防疫係
農業普及課
( 農 林 事 務 発生市町
所農業普及
課長)
(ア)
(イ)
(ウ)
(エ)
発生農場の消毒
発生農場に出入りする車両の消毒
畜舎近接道路の通行制限と消毒
発生農場の衛生害虫や野生動物の駆除
3人(県2+市町1)/班×3班、
応援防疫従事者
殺処分 G
農地整備課
3交代制の場合あり
業務終了後、必要に応じて埋却班へ合流
(ア) 殺処分の実施
(イ)汚染物品の処理
( 農 林 事 務 所 応援家畜防疫員
農地整備課
長)
応援防疫従事者
埋却 G
( 農 林 事 務 応援民間機関
所
林業課課長)
農林事務所
林業課
土木事務所
5人(市町1+動員4)/班×8班(採卵鶏 10000 羽規模を想定)
3交代制の場合あり 業務終了後、必要に応じて埋却班へ合流
(ア)埋却計画の策定
(イ)埋却溝の掘削、死体等の投入及び埋め戻し
(ウ)死体等の埋却地までの輸送
(エ)埋却地及び車両、機材の消毒
13人(応援家保1+市町1+建設業者5+県動員6)/班×1班
応援防疫従事者
3交代制の場合あり
- 12 -
殺処分班・消毒班からの応援
(3)評価班
班
グループ(G)
(班長・副班長)
(チーフ)
評価班
(班長)
家畜保健衛生
所防疫係長
(副班長)
グループ員
発生地評価 発生市町
G
応援家畜保健衛生所
(家畜保健衛
※発生地班で対応
生所防疫係
主
な
業
務
内
容
(ア)評価計画の策定
(イ)評価人の選定
(ウ)家畜等の評価
(エ)評価作業完了及び評価結果の通知
長)
3名(市町1+応援家保1+県動員1)/担当
応援家畜保健衛
生所防疫係
経済評価
G
農林事務所普及課職
(ア)移動制限によって損失が生じた農場での調査
員、関連市
(農林事務所
3名(市町1+応援家保1+県動員1)/担当
普及課長)
(4)検診班
班
グループ(G)
(班長・副班長)
(チーフ)
検診班
検診 G
グループ員
応援家畜防疫員・応援
獣医師
(班長)
家畜保健衛生
所保健衛生係
長
( 家 畜 保 健 衛 関連市町
生所保健衛
生係長)
農林事務所
農業普及課・林業課
(副班長)
発生市
主
な
業
務
内
容
(ア)移動制限区域内の全農場の発生状況検査(電話で確
認後、発生状況検査)
(イ)家きん卵出荷検査
(ウ)清浄性確認検査((ア)の検査の10日以上経過後
かつ防疫作業が完了した後)
(エ)移動制限解除後の検査(移動制限解除後3ヶ月間の
監視)
電話
立入
3人( 家保1+農林・普及課2)
2戸/班/日 2人(家保1+市町1)/班×10班
(5)追跡班
班
グループ(G)
(班長・副班長)
(チーフ)
追跡班
追跡 G
グループ員
応援家畜防疫員
発生市町
(班長)
家畜保健衛生
所防保健衛生
係長
(副班長)
発生市
( 家 畜 保 健 衛 農業普及課
生所保健衛
生係長)
主
な
業
務
内
容
(ア)汚染物品、人、車両の移動状況の把握(発生地班で対応)
・過去21日間の家畜の移動
・過去7日間の人(従業員、宅配便等)、物(家きん卵、
飼料、医薬品等)の移動
(イ)得られたすべての情報について電話での事実確認。
疑似患畜及び患畜となるおそれのある家きんを特定し、当
該家きんに異常がある場合は、直ちに立入検査を実施。
(ウ)調査に基づく防疫措置
電話
立入
3人(応援家保1+農林普及2)
2人(応援家保1+市町1)
(エ)農林水産省疫学調査チームと連携した現地調査の実施。
- 13 -
(6)移動規制班
班
グループ(G)
(班長・副班長)
(チーフ)
移動規制班
移動消毒 G 応援家畜防疫員
(農林事務
(班長)
グループ員
農業振興課
所農業振興
農 林 事 務 所 農 業 課農務係長)
応援民間機関
主
な
業
務
内
容
(ア)消毒ポイントの作業計画策定
(イ)消毒ポイントの設置及び運営(関連市町)
(ウ)移動制限内容の周知及び監視
(エ)車両消毒の実施
振興課畜産係長
消毒ポイント
(副班長)
関連市町
8カ所
5人(県動員1+市1+JA2+業者1)/箇所+警察1人/箇所
※3交代
応援防疫従事者
( JA 関連市町等)
GP・ 食 鳥 処 応援家畜防疫員
理場 G
関連市町
家保職員は巡回
(オ)消毒ポイント設置調整(自主消毒ポイントも含む)
※周辺住民への説明等(関連市町で対応)
(ア)鶏関連施設のおける例外協議のための現場確認等の
対応
(家畜保健
2戸/日/班×1班
2人(市町1+家保1)/班
衛生所防疫
係長)
応援防疫従事者
- 14 -
4
市町の対応
市町は、現地対策本部および地域防疫対策チームと連携し、現地対策本部及び地域防疫対策チームへ
必要人員を派遣するとともに、以下の事項に取り組む。
発生市町
移動(搬出)
制限区域市町
それ以外の市町
○
○
○
②各種防疫活動への協力
○
○
○
③移動制限区域及び搬出制限区域の設定への協力及び対
象区域の畜産農家・市町民への周知
○
○
④区域内農場の検診への協力
○
○
⑤焼・埋却場所の選定、地元調整への協力
○
⑥鳥類に関する相談・対応
○
⑦自主消毒(任意設置)ポイント設営・職員派遣
○
○
⑧消毒ポイント設置・運営への支援
○
○
⑨農場周辺の交通制限・消毒ポイント(案内看板を含む)
に係る手続き(市町道)
○
○
○
○
○
○
防疫に関すること ①家きん所有者への家きんの移動制限、自粛、異常の有
無の報告等の呼びかけ
総務に関すること ①広報等を通じた正しい知識の普及・啓発活動
②防疫従事者集合場所の確保と運営
○
③発生農場の現場事務所の確保と運営
○
④防疫従事者の食事、宿泊施設及び移動手段の手配及びト
イレなどの仮設建物等の手配運営への協力
○
○
○
○
人員に関すること ①消毒ポイントへの職員派遣
②発生地での住民説明会(会場の手配、住民への通知)
○
③発生農場への職員派遣等人的協力
○
④現地対策本部への職員派遣等人的協力
○
資材に関すること ①消毒ポイント設営用資材の提供
○
②テント、バス、給水車等の防疫用資材の提供
○
③集合場所設置用資材の提供
○
健康に関するこ と ①住民からの相談窓口の設置
○
②集合場所での防疫従事者の健康管理への協力
全般に関すること
その他防疫対策に必要な事項への協力
- 15 -
○
○
○
○
○
○
<防
第5
疫
編1
∼疑似患畜決定まで∼>
高病原性鳥インフルエンザ等が疑われる異常家きん発生の報告
家畜保健衛生所は、管内の農場において高病原性鳥インフルエンザ等が疑われる旨の通報があったとき
は、直ちに畜産課および農林事務所農業振興課(以下、農業振興課)に遅滞なく報告するとともに、発生
市町の長に通報する。
第6
関係機関への情報伝達
1
農業振興課は、第5の報告を受けたときは、速やかに岐阜地域高病原性鳥インフルエンザ現地対策本
部長及び副本部長に連絡する。
2 家畜保健衛生所の農場への立入検査の結果、高病原性鳥インフルエンザ等の疑いが否定できない場合、
農業振興課長は岐阜地域高病原性鳥インフルエンザ現地対策本部地域連絡員(以下、連絡員)に下図に
基づき緊急連絡網に従い情報を伝達する。連絡員は現地対策本部構成員に伝達するとともの所属内の情
報共有に努める。
3 簡易検査等で患畜となるおそれのある家畜と決定された場合、農業振興課は岐阜地域高病原性鳥イン
フルエンザ現地対策本部員会議を開催する。
高病原性鳥インフルエンザ等発生時(疑い)の情報伝達について(連絡網)
発
生
農
場
(異常の通報)
岐阜家畜保健衛生所
報告・連絡
県畜産課
発生市町
農林事務所農業振興課長
→対策本部長(地域振興局長)
副本部長(農林事務所長)
報告・連絡
(立入検査等で高病原性鳥インフルエンザ
等の疑いが否定できない場合)
県農政部長
県対策本部員
○地域対策本部地域連絡員構成員
→ 地域対策本部員
○関係機関
会議の開催
岐阜県高病原性鳥インフルエンザ対策本部員会議
岐阜地域高病原性鳥インフルエンザ現地対策本部員会議
(初動防疫の準備)
各所属・動員者に連絡
- 16 -
第7
本病を疑う異常家きんの通報があった場合の対応
Ⅰ
農場立入検査の結果が判明するまでの対応
家畜保健衛生所は農場等から本病を疑う連絡があった場合、、畜産課、農業振興課、発生市町へ報告
または通報し、県対策チーム病性鑑定班と調整するとともに直ちに家畜防疫員(地域防疫対策チーム発
生地班初動対応グループ)を農場に急行させ、以下の対応を行う。
(1)農場立入検査
・家きん類の飼養状況、臨床症状、死亡状況等の聞き取り調査(立入検査実施前の21日間の家
きん群の死亡率等)
・検査材料の採取 ※材料の搬送は農場に立入しない家畜防疫員等が行う
・簡易検査の実施(A型インフルエンザウイルスの抗原検出検査)
(2)報告
・発生地班は、発生状況、補助的検査結果等を随時家畜保健衛生所に報告し、家畜保健衛生所は
畜産課および農業振興課に報告するとともに発生市町に情報提供する。
・農業振興課は家畜保健衛生所からの連絡内容を随時対策本部長(振興局長)及び副本部長(農
林事務所長)に報告する。
Ⅱ
初動体制の準備
管内の農場において高病原性鳥インフルエンザ等が疑われる家畜の存在についての連絡があった場
合、初動防疫に即時対応できるよう、現地対策本部及び地域防疫対策チームは連携し以下の準備を
開始する。
1
発生農家の概要把握
(対策本部総務班)
家畜保健衛生所から情報提供があった段階で、農家名を確認し、防疫対策チームが実働できるよう以
下の内容について確認する。
① 農家の情報(農家の住所、連絡先、位置図)
② 農場の情報(農場の住所、面積、畜舎棟数、位置図、飼養畜種頭羽数)
2
制限区域及び発生農家周辺状況等の確認
(チーム移動規制班)
上記1を踏まえ、GISを用い、航空写真等も活用した発生農場の周辺状況の確認及び移動制限区域、
搬出制限区域を地図にプロットする。その上で以下の状況を把握する。
① 当該農場を中心とした移動制限区域、搬出制限区域の家きん飼養農場、食鳥処理場、GPセ
ンター、その他畜産関連施設
② 埋却及び消毒ポイント予定地の確認
3
発生農場及び周辺道路での緊急消毒の実施
(発生地班農場消毒G)
家畜保健衛生所から連絡を受けて農林事務所は、直ちに消毒グループを農場に急行させ、以下の対
応を行う。
ア 消毒機器等の搬入
消毒機器搬入の手順
・消毒グループは公用車2台に分乗し、家畜保健衛生所に向かい、消毒資材等を受け取り、農場
へ直行する。
・農場に到着した時は、農場内に直接車を乗り入れず農場周辺の適当な場所に駐車し、リヤカー
(岐阜家畜保健衛生所所有折りたたみ式リヤカー)により所定の出入り口から搬入する。
イ 農場内の消毒作業
(ア)動力噴霧器による消毒
家畜防疫員の指示に従い、次の順序で消毒を実施する。
・鶏舎外の消毒
・鶏舎内の消毒
注意事項 鶏のいる鶏舎内の消毒の場合は、直噴とせず霧状に散布し、粉塵が舞い上がら
ないように注意する。
(イ)石灰散布による消毒
家畜防疫員の指示に従い、農場敷地全域に石灰を散布する。
石灰の散布量
500∼1000g/㎡を基本とする。(全体が真っ白となり、床面が見えない程度
- 17 -
【緊急消毒】
目的
鶏舎内外の緊急消毒は、発生届出から患畜決定までの間、ウイルスの散逸を防止するため、
緊急に実施する。
発生農場に出入りする車両・人、鶏舎、飼料倉庫、堆肥舎等関連施設及び道路・敷地全面
対象
期間
発生届出時∼患畜決定時まで
方法
発生農場の出入り口を1カ所に限定して通行制限を行い、出入りするすべての車両等の消毒
を行う。鶏舎・飼料倉庫及び堆肥舎等関連施設は、動力噴霧器による逆性石けん液での消毒を、
また道路・敷地全面については消石灰の散布を行う。
※発生鶏舎内については、天井→壁→床のように散布していく。鶏への直接散布はしない
4
必要資機材・人員の積算及び手配
上記1、2及び現地対策チームで積算された情報を踏まえ、以下により必要資材を準備する。
①
②
防疫措置に必要な資材の調達先確認
(対策本部資材班)
※埋却に係る重機等については事前に埋却場所を調査したうえで、岐阜土木工業会等へ手配す
る。
【現場設営】 コンテナハウス(テント)、進入防止策柵、遮蔽シート
【埋却用地】 重機(ホイルローダー、ユンボ、ブルドーザー 作業員 投光器セット)
【消毒ポイント】 コンテナハウス(テント)、看板 誘導灯 投光器セット
防疫措置に必要な人員数積算及び動員先確認
(対策本部人員班)
5
埋却候補地の確認
(発生地班埋却G)
① 埋却候補地の確認
(初動対応Gと家畜所有者と協議した候補地を埋却Gが事前に調査したうえで決定する)
② 埋却候補地が借地又は不足する場合の確保調整
6
発生市町における対応状況の確認
上記3∼5を踏まえ、地域防疫対策チーム総務班は市の対応状況を確認
① 資材については、市町対応のもので、過不足が無いかを把握
※その上で必要に応じ、4の積算にフィードバックする
② 防疫従事者集合場所の借用手配
③ 埋却候補地の確認
④ 自主消毒ポイント(任意設置)等の場所の確認
7
本部員会議の開催等の準備
送付文書の作成、本部会場の手配
(対策本部総務班)
(対策本部資材班)
(対策本部総務班)
(対策本部資材班)
(チーム移動規制班)
(対策本部総務班)
- 18 -
高病原性鳥インフルエンザ等発生時の初動防疫スキーム
1
疑い事例発生から簡易検査終了まで
時
発 生農 場
間
通
報
か2
ら時
間
程
度
疑 い 事例 発生
簡 易 検査 陽性
岐 阜地 域現 地対 策 本部
本部長・副本部長、県対策
本 部 へ連 絡
県 対策 本部
地域 防疫 対策 チ ーム
病 性鑑 定班
通 報受 理
立 入検 査の 実施
検 査材 料採 取
簡 易検 査の 実施
連 絡 員等 へ連 絡
患 畜と な るお それ のあ る 家畜 の決 定
2
患畜となるおそれのある家畜の決定からPCR検査陽性まで
時
間
簡
易
検
査
終
了
後
か
ら
6
時
間
程
度
発 生農 場
緊 急 防疫 措置
岐 阜地 域現 地対 策 本部
緊 急 防疫 措置 への 支 援
現 地 対策 本部 員会 議 等開 催
PCR 検 査陽 性
防 疫 措置 の準 備
資 材・ 機材 の調 達 準備
人 員の 確保
埋 却方 法の 確認
集 合場 所の 確認
移 動制 限予 定区 域 等把 握
住 民説 明会 の準 備
県 対策 本部
地域 防疫 対策 チ ーム
緊 急防 疫措 置の 実 施
移動制限・立入制限・緊
急消 毒
病 性鑑 定班
P C R検 査開 始
公 表( 記者 発 表)
農 場等 の状 況把 握
防 疫措 置計 画の 策 定
県 対策 本部 員 会議 等の 開催
防疫 措置 計 画の 協議
防疫 措置 の 前倒 し検 討
防 疫措 置の 準備
必要 資材 ・機 材 の把 握
必要 人員 の把 握
焼埋 却物 量の 把 握
移 動制 限区 域 の設 置準 備
消 毒ポイントの 設置 準備
P C R検 査終 了
疑 似患 畜 の決 定
- 19 -
公 表( 記者 発 表)
3
防疫措置の実施
時
発 生 農場
間
防
疫
措
置
が完
了
す
る
ま
で
県 対策 本部
岐 阜 地域 現地 対策 本 部
地 域防 疫対 策チ ー ム
病 性 鑑定 班
住 民 説明 会の 開催
防 疫 措置
殺 処分
埋却
消毒
防 疫 措置 の実 施
資 材・ 機材 の調 達 ・配 置
防 疫要 員の 配置
埋 却場 所の 掘削 開 始
移 動制 限の 周知
消 毒ポイントの 運営
防 疫措 置の 実施
家畜 の評 価・ 殺 処分
殺処分家畜・汚染物品の
埋却
消毒 の実 施
発生 状況 検査
家き ん卵 出荷 検 査
防 疫措 置の 指 示
発 生 状況 検査
家 き ん卵 出荷 検査
防疫 措 置の 終了 (殺 処 分、 埋却 、 消毒 終了 )
4
防疫措置終了から移動制限解除まで
時
間
防
疫終
措了
置後
21
日
間
発 生 農場
岐 阜 地域 現地 対策 本 部
防 疫 措置
消毒
防 疫 措置 の実 施
消 毒ポイントの 運営
県 対策 本部
地 域防 疫対 策チ ー ム
病 性 鑑定 班
清 浄性 確認 検査
清 浄 性確 認検 査
移 動 制限 に係 る損 失 調査
移 動 制限 の解 除
- 20 -
移動 制限 区 域等 の設 置
消毒 ポイントの設 置
第8
防疫措置計画策定
1
防疫措置計画の作成
家畜保健衛生所は、高病原性鳥インフルエンザ等が疑われる事例が発生した場合には、初動防疫措置に
必要な防疫措置計画を策定し、現地対策本部及び防疫対策チームの各班へ提供する。
・発生状況(発生経過、発生状況、臨床症状)
・農場情報(住所・氏名・位置図、経営種類、飼養規模、飼養形態、施設配置図・鶏舎形態、関連業者、
所有機材、汚染物品等)
・疫学情報(農場関連施設、人・物の動き)
・農場周辺の交通規制状況、制限区域、消毒ポイント設置計画(場所、方法等)
・防疫措置スケジュール、必要人員、必要資材
2
関係機関との協議
各班は、家畜保健衛生所の提示した防疫措置計画に基づき防疫措置の実施に向けて、下表について関係
機関等と速やかに協議を行う。
協
議
項
目
担当
防疫 従 事 者 集 合 場所 の
対策本部総務班
設置
市町
協議先
当該施設管理者
協
議
事
項
○使用手続き
○会場レイアウト
(公民館等)
○必要な資機材手配先、配置
○場内必要係員配置
発生 農 場 の 現 場 事務 所
対策本部総務班
の設置
市町
当該農場所有者
○使用手続き
○会場レイアウト
○必要な資機材手配先、配置
○場内必要係員配置
処分家きん等の埋却
対策本部資材班
埋却場所所有者
○埋却の方法、
防疫チーム埋却G
建設業協会
○埋却に係る法令確認・手続き
市町
(岐阜土木工業会)
農振法、農地法、砂防法、河川法、
森林法等
○必要な資機材手配先、配置
消毒ポイントの設置
防疫チーム移動規制班
道路管理者
○消毒方法
対策本部資材班
当該土地所有者
○必要な資機材手配先、配置
市町
警察署
○道路占有許可及び使用許可に
係る手続き(申請等)
・設置場所
・会場レイアウト
・案内看板の設置
・必要な資機材
その他必要事項
本部長がその都度担
当を決定
- 21 -
第9
1
現地対策本部員会議の開催
会議の開催
家保の農場への立入検査の結果高病原性鳥インフルエンザ等の疑いが否定できない場合、対策本部総
務班は岐阜地域高病原性鳥インフルエンザ現地対策本部員等に対して会議開催を通知する。
なお、以後、必要に応じて会議を適宜行うものとする。
<会議における協議事項>
岐阜地域現地対策本部員会議においては以下の事項について協議・報告をする。
①発生状況について
②防疫計画について
ア 防疫措置スケジュール
イ 殺処分方法及び埋却方法
ウ 人員の確保計画
エ 防疫資材の確保
オ 移動・搬出制限区域の設定
カ 消毒ポイント場所の設定
③その他必要な事項
2
対策本部事務局の設置
(1)会場
必要に応じて、対策本部事務局を岐阜総庁会議室に設置する。
なお、設置期間は本県での高病原性鳥インフルエンザ等が終息するまでとする。
(2)必要備品等
□ 机
□ 椅子
□ 専用電話
□ コピー機
□ ファクシミリ
□ パソコン
□
□
□
□
□
□
プロジェクター
スクリーン
事務用品
ホワイトボード
住宅地図
その他必要なもの
(3)事務局
岐阜農林事務所農業振興課職員
第10
人員の確保
1
派遣要請
対策本部人員班は、防疫対策チームから防疫措置計画の提出を受けた後、速やかに管内関係機関(県
・市町・団体及びその他関係機関、以下関係機関)の長に対し、防疫従事者の人選を進めるよう依頼す
る。
なお、管内の人員では不足する場合には、県対策本部(畜産課)に応援の派遣を要 請する。
2
報告
関係機関の長は人選した派遣従事職員を報告する。なお、人選にあたっては、健康状態を考慮する。
また、家きんを飼養している職員には直接防疫業務に当たらせない。
3
確定
人員班は、割当人数等の最終調整を行い、名簿を確定させて各関係所属の長へ通知する。
4
名簿作成・配置
名簿は業務内容、場所及び日時ごとに整理作成しておくとともに、各作業場所(集合場所、発生農場、
現場事務所、殺処分グループ、埋却グループ、消毒ポイント)の総括に事前に送付する。なお、同名簿は
- 22 -
各作業場所での受付名簿及び全防疫業務従事者の労務管理用としても利用していく。
第11
資機材の確保
対策本部庶務班は、防疫対策チーム総務班及び資機材調整手続班から必要資材リストの提出を受け、活
動が迅速かつ的確に行えるよう、資材の調達に係る必要数量の確保を行う。
※留意事項
ア 原則として、現地対策本部で資機材を調達し、会計処理は県対策本部で行う。
イ 現地対策本部は、在庫の状況を適切に管理し、適宜補充を行う。
ウ 納入業者へ運搬時には消毒ポイント及び搬入場所での消毒の徹底について周知する。
1
資機材の取りまとめ(リストの作成)及び発注
防疫対策チーム総務班は必要資材リストを対策本部庶務班に提出する。また、対策本部資材班は現地調
査により決定した埋却に係る資機材リストを対策本部庶務班へ提出する。
対策本部庶務班は上記リストを基に各業者に資機材の調達を依頼する。
資機材リスト(例)
項目
資機材名
防疫関連
□□
数量
納品場所
(住所・TEL)
××市○●
○○公民館
・・・・・・・・・・・
納品日時
月 日 時
重機関連
弁当・飲物
宿泊関連
バス関連
防疫業者・交
通要因(警備
員)
2
資機材の受入管理
①現地対策本部庶務班は、発注資材を納品場所及び日時ごとに整理作成しておくとともに、各作業場所の総
括に事前に送付する。
②各作業場所のグループチーフ若しくはその代理者は、消耗品等の使用状況を消耗品等使用簿に記録し、そ
れぞれの作業終了時に現地対策本部庶務班に報告する。
③現地対策本部庶務班は、資材リスト、使用簿による報告等を整理して在庫管理し、適宜、補充する。
- 23 -
第12
1
発生農場における緊急防疫措置
家きん所有者への指導事項
農場から異常家きんの届出を受けた際には、当該農場の飼養家きん及び家きんの死体の移動自粛等の
必要な指導を行う。
ア すべての家きんの当該農場からの移動の自粛
イ 農場の入口を一か所に限り、農場及び防疫関係者以外の者の立入の禁止
ウ 農場外への物を搬出の禁止。家きんの所有者及び従業員が外出する場合の消毒等の実施
エ 異常家きんの卵、排せつ物、敷料等の他の家きんとの接触の防止
2
発生農場における緊急防疫措置
防疫対策チーム発生地班農場消毒Gは、家畜防疫員の指示のもとで発生農場外へのウイルスの散逸防止の
ために以下の業務を行う。
ア 発生農場の外部の見やすい場所での発生の標示と立入制限(禁止)の掲示。
・本病が疑われる時点 → 立入制限の掲示
・病性が決定した時点 → 本病発生の掲示、立入禁止の掲示
「立入制限の掲示」(例)
家畜伝染病まん延防止防止
のため関係者以外の農場内へ
の立入を禁止します
「本病発生の掲示」(例)
「立入禁止の掲示」(例)
「平成 年 月 日に当農場
で高病原性鳥インフルエンザ
が発生しました」
「農場内への立入を禁止する」
◆期間
◆期間
岐阜家畜保健衛生所長
◆農場名
◆農場名
◆ 岐阜家畜保健衛生所長
◆岐阜家畜保健衛生所長
イ 出入口の制限(門の閉鎖又は綱張り)と出入口での消毒槽及び噴霧消毒施設を設置
ウ 全ての家きんの隔離
エ 発生農場外へのウイルスの散逸防止のための発生農場周辺の通行制限
オ ウイルスに汚染するおそれのあるすべてのものの消毒
◆目的:鶏舎内外の緊急消毒は、発生届出から患畜決定までの間、ウイルスの散逸を防止するため、
緊急に実施する。
◆対象:発生農場に出入りする車両・人、鶏舎、飼料倉庫、堆肥舎等関連施設及び道路・敷地全面
◆期間:発生届出時∼患畜決定時まで
◆方法:発生農場の出入り口を1カ所に限定して通行制限を行い、出入りするすべての車両等の消毒
を行う。鶏舎・飼料倉庫及び堆肥舎等関連施設は、動力噴霧器による逆性石けん液での消毒
を、また道路・敷地全面については消石灰の散布を行う。
※発生鶏舎内については、天井→壁→床のように散布していく。鶏への直接散布はしない
・公用車2台で岐阜家畜保健衛生所が保管・管理する資材を発生農場へ搬入する。
・上記消石灰については、現地対策本部総務班がぎふ農協(営農部園芸販売課)に配
送 の 依 頼 を す る ( 事 前 に 調 整 す み )。
カ 報告
消毒グループチーフ若しくはその代理者は作業終了後、作業状況等を記録し、現地対策本部庶務班
に提出する。庶務班は県本部に状況を報告する。
- 24 -
農 場 の 入 出 場 の 制 限 及 び隔 離 の 指 示
・・・・u・ュ・カ
・ァ・・・ヨ・~
閉 鎖
・・・・u・ュ・カ
・ァ・・ヨ・~
埋
却
場
所
事
務
所
倉
庫
消 毒
出 入 口 を 1カ 所 に 制 限
消 毒 場 所
立 入 制 限 区 域 境 界
行 政 不 服 審 査 法 に 基 づ く
不 服 申 立 ての 制 限
- 25 -
・・・・u・ュ・カ
立 入 制 限 監 視 所
・ァ・・ヨ・~
患 畜 となる おそ れ の ある
家 畜 の 隔 離
人 、車 両 等 の 消 毒
<防
第13
疫
編2
∼疑似患畜決定以後∼>
各制限区域の設定
1 各制限区域の設定及び連絡
(1)各制限区域の設定
県畜産課は、農林水産省消費・安全局動物衛生課(以下「動物衛生課」という。)と協議し、必要
に応じて判定前から移動制限区域及び搬出制限区域を設定する。
(2)制限区域内農家等への周知
地域防疫対策チーム移動規制班は、市町等を通じて制限区域内の農家等へ周知する。
2 発生農場の移動禁止措置等
(1)家畜保健衛生所長は発生農場に対し、と殺指示書及び隔離の指示書等を交付し、全ての家きん及び
病原体を広げるおそれのある物品等の移動を禁止する。
家畜防疫員は、本病の概要、法の趣旨、所有者の義務、県等の協力方針、不服申し立ての制限等に
ついて家きん所有者等に説明・指示する。
第14
住民説明会の開催等
1 住民説明会の開催
(1)第13の各制限区域の設定及び第8の防疫計画が定まった時点で対策本部人員班(振興局振興課)
は速やかに発生市町に住民説明会の開催を要請する。
(2)発生市町は説明会場を確保・設営し、発生農場周辺の住民に対して開催の通知をする。
(3)住民説明会への県からの出席者は家畜衛生保健所、農林事務所、振興局振興課・環境課、保健所
等とする。
2
住民説明会での説明事項
住民説明会においては以下の事項について説明する。
(1)高病原性鳥インフルエンザ等について
(2)高病原性鳥インフルエンザ等の発生の経緯・状況について
(3)防疫措置について(通行遮断・交通制限、農場消毒、移動制限・搬出制限、緊急消毒、埋却等)
について
(4)その他必要な事項
第15
1
疫学情報調査及び発生状況調査
発生状況調査
検診班は制限区域における清浄性確認のために以下のとおり検査する。必要人員は1班当たり家畜防
疫員1名及び市町職員1名を目安とし、農場立入は万全な防疫対策を講じた上で1日1班当たり午前、
午後それぞれ1農場を原則とする。
(1)発生状況確認検査
検診班は病性判定後原則として24時間以内に、事前にリストアップしておいた以下の区域内にあ
るすべての農場に立ち入り、臨床検査を行うとともに、ウイルス分離検査及び血清抗体検査を行う。
ア 高病原性鳥インフルエンザの場合 移動制限区域内の農場
イ 低病原性鳥インフルエンザの場合 制限区域内の農場
(2)清浄性確認検査
制限区域内における清浄性を確認するため、移動制限区域内の全ての発生農場の防疫措置の終了後
10日が経過した後に、(1)と同様の検査を行う。
2 疫学情報調査
(1)内容
- 26 -
防疫対策チーム追跡班は、本病を否定できない事例を確認した場合には、迅速に当該農場に関する次
の疫学情報を調査する。
ア 飼養家きんの過去21日間の移動履歴
イ 当該農場に出入りしている次の人・車両の巡回範囲
① 獣医師、農場指導員及びキャッチャー(鶏をケージから取り出し、出荷用のカゴ等に入れる作
業員)
② 家きん運搬車両、集卵車、飼料運搬車両、死亡鳥回収車両及び排せつ物・堆肥運搬車両
ウ 堆肥の出荷先
(2)人員
電話聞き取り
農場立入
第16
1
家畜防疫員
1
5
県
2
市
5
計
3
10
業
務
異常の有無、疫学情報等
市は農場への案内
2名/班
発生農場での防疫作業
発生農場に係る防疫作業従事者の流れ
【1 クールの流れ】
① 防疫従事者集合場所に集合
② 手洗い・うがい、マスク着用、受付、問診、タミフル服用
③ 防護服等受取・装着
④ 作業等の簡単な説明
⑤ 発生農場及び埋却地への移動
⑥ 防護服の上に防護服を重ねて着衣
⑦ 長靴の受取・履き替え、
⑧ 発生農場へ入場
⑨ 鶏舎内作業、埋却地作業
⑩ 退場
⑪ 脱衣(外防護服、帽子、マスク等)
⑫ 手洗い・うがい
⑬ 防疫従事者集合場所へ移動
⑭ 着替え、受付、終礼解散
2 防疫従事者集合場所での作業
(1)会場設営
発生市町は防疫従事者集合場所の確保、対策本部総務班と連携して設営する。
(2)防疫従事者集合場所での管理運営体制
◎総括
(総務班員)
会場運営係
(総務班員)
1名
健康管理係
(健康管理班)
9名
2名
総括(受付も)、作業の簡単な説明
現地対策本部との連絡調整
受付(名簿のチェック)
手洗い・うがい、マスク着用の指示、確認
防護服等資材の管理
防疫従事者の健康管理、医療資機材の搬入・搬出
健康調査にあたっての説明、タミフルの受け渡し
問診票の記入にあたっての対応 確認
12名
記録・報告
総括は終了後作業報告を作成し、庶務班に報告する。庶務班は県対策本部(畜産課)に提出す
る。
- 27 -
3 発生農場での作業
(1)現場事務所の設営
発生市町は発生農場に隣接した場所に現場事務所を確保し、設営をする。
(2)発生農場での管理運営体制
下記の担当編成で各作業を実施する。ただし、処分係の班数ならびに作業従事者数は現場状況によって
変わるため、柔軟な対応を行うこと。また、現場リーダーは作業従事者の労務衛生に常に注意し、労務災
害防止に心がける。
係
◎総括
(発 生 地班 副班
長)
総括助務
人員
1名
担当所属
家畜防疫員(獣医師)
事 務 分
○発生農場での業務の総括
数名
応援家畜防疫員(獣
医師)
県職員
市町
○発生農場総括の助務
調整担当 (現
地対 策 本部 総務
班員)
農場消毒 G
3名
9名
県・市町職員
発生地評価G
3名
市町
応援家畜保健衛生所
県職員
殺処分G
殺処分リーダー
殺処分団長
殺処分団員
40名
1名
数名
埋却 G
現場管理者
グループ員
13名
2名
※◎は責任者
掌
○発生農場現場事務所の管理、報告等
○発生農場に係る連絡調整
○家きん処分作業前の消毒
○農場入り口における消毒
※発生当日の緊急消毒後は4名程度
○評価作業の支援
県職員
県職員等
県職 員、市 町職員、
団体職員等
○殺処分作業の統括
○鶏舎毎に設置、鶏舎内の統括、計数等
○家きんの捕獲・殺処分
県職員
県・ 市町職 員・団体
職員、民間機関
○埋却作業の現場管理
○家きん、家きん卵、飼料、たい肥等の搬出
○殺処分家きん、汚染物品の埋却
○オペレーターの重機の操作
採卵鶏 10,000 羽規模を想定(人数は規模、鶏舎の形状により変動)
(3)家畜の評価
法第58条に基づき、処分する家きん及び家きん卵、飼料、堆肥等の汚染物品を評価する。家きんの
評価は、畜舎別にその種類、日齢等を考慮し患畜又は疑似患畜になる前の状態について評価することを
基本とする。
(4)殺処分(と殺)
本病に感染した家きんはウイルスの増殖源となるので、迅速に殺処分、埋却を行う。なお、患畜、
疑似患畜は、所有者がと殺する責務があるが、緊急を要することから、家畜防疫員(発生地班殺処分 G)
により殺処分を実施する。
①殺処分対象家畜
患畜及び疑似患畜
・患畜と同じ農場において、飼養されている家きんすべて
・患畜の飼養管理者が同一に管理している他の農場において飼養されている家きんすべて
・患畜又は疑似患畜と接触したため疑似患畜とされた家きん
・患畜又は疑似患畜と接触により家畜防疫員が患畜となるおそれがあると認めた家きん
②殺処分の実施
- 28 -
当該農場内で、原則として病性判定後24時間以内にと殺を完了する。なお、と殺は二酸化炭素
ガス等により行う。
(5)消毒作業
高病原性鳥インフルエンザ等発生農場等の消毒は、発生地外へのウイルスの散逸防止並びに発生地内の
ウイルスの撲滅を目的に行う。
発生農場の防疫措置時の消毒
目的
対象
期間
方法
作業前後の消毒は、患畜決定から殺処分終了までの間、ウイルスの散逸の防止及び発生
地内のウイルス撲滅を目的として行う。
鶏舎、飼料倉庫、堆肥舎等関連施設及び道路・敷地全面
評価開始∼防疫措置完了までの間、毎朝の作業開始前と夕方の作業終了後に実施する。
・鶏舎、飼料倉庫及び堆肥舎等関連施設は、動力噴霧器を用い逆性石けんでの消毒を実
施すること。
・道路、敷地全面については消石灰を散布すること。
・また特に鶏体と鶏糞のある床面には十分散布するよう作業員に指示する。
・毎日の作業終了後、作業に使用した車両の消毒についても実施する。なお、散布した消
毒薬が直接河川等に流出しないよう注意する。
(6)埋却地での作業
家きんの卵、糞、飼料等(焼却できない場合家きんの死体も含む)の汚染物品について、ウイルス
の散逸防止のため家畜伝染病予防法第21条及び第23条に基づき、家畜防疫員の指示により埋却を行
う。(焼埋却が困難な場合は、発酵処理についても考慮しなければならない。)
①埋却地の選定
埋却地は、原則、発生農場又はその周辺とする。
なお、やむを得ず離れた埋却地を使用する際には、埋却地への死亡家きんの移動に際して、県対策
本部を通じて国(動物衛生課)と協議し、死体等を密閉するなどによる十分な病原体の拡散防止措置を
講じる。
②事前準備
資材班は、事前に岐阜土木工業会と埋却候補地の現地調査・確認 ※を行った後、現地家畜防疫員、
農家、埋却地の所有者及び市町、関係者等と十分協議しな がら全体計画(発生農場での搬出作業、埋
却作業に必要な重機及び重機搬入路の確認・掘削作業手順等)を作成、その作業工程に応じた資機材
を積算し、庶務班に提出する。
(※確認事項)
(1)埋却候補地の地形、面積
埋却地の必要面積 100羽当たりの埋却地 ≒ 0.7㎡
埋却地の地理条件 ①主傾斜は4%以下
②平坦な土地であること
③重機搬入道(台車:トレーラー通行可)
(2)隣接地の土地所有者の確認及び直近の市町有地の地形・面積
(3)埋却地の法的規制の有無、土質、地下水及び水源との関係等
(4)埋却する汚染物品量
(5)作業工程・工法
(6)必要機材
③埋却の対象物
ア 死体
患畜及び疑似患畜の死体
イ 汚染物品
a家きん卵(ただし、病性判定日から遡って7日目の日前に採取され区分管理されていたもの。
GPセンター(液卵加工場を含む。)等で既に食用に処理されていたもの及び種卵を除く)
b種卵(ただし、病性判定日から遡って21日目の日前に採取され、区分管理されていたものを
除く。)
- 29 -
c排せつ物
d敷料
e飼料
fその他ウイルスにより汚染したおそれのある物品
④現場事務所の設営
発生市町は埋却地が発生農場から離れている場合は、現場事務所を確保し、設営する。
(7)報告
各現場担当者は作業終了後、作業状況を現地対策本部庶務班に報告する。
集 合 場 所 内の配置(例 示)
消
毒
槽
手洗
い・う
がい
脱
靴
問診票記入
問診票確認
診察等
受付
作業従事者説明
作業
従事者
健康調査等
の説明
(体温測定)
駐車場
移動用衣服
受取・着替
受
付
私物預け
移動用靴着
集合時
解散時
移動用車両へ
消毒槽
現 場 事 務 所 の 配 置 (例 示 )
移動用車両
簡 易 トイレ
集合施設
簡 易 トイレ
手 洗 い ・ 洗 顔 ・ うが い・ 手指 消 毒
資材置
き場
防護服等着衣場
防護服等着衣場
長靴履き替え
集合時
解散時
長靴履き替え
農場出入口
消
毒
発 生 農 場 敷 地 内 [汚 染 ゾ ー ン ]
- 30 -
廃棄物置き
場
第17
移動規制及び消毒ポイントでの防疫作業
移動規制は、発生地域から他の地域へウイルスの拡散防止が目的であり、関係者の理解と協力を得て効
果的に実施する。なお、設定は通常は病性判定後に行うが、判定前であっても高病原性鳥インフルエンザ
の可能性が高いと認められる場合には、動物衛生課と協議のうえ判定結果を待たずに移動制限区域を設定
する。
また、本病の発生の確認後速やかに、市町、管轄の警察署、道路管理者等の協力を得て、発生農場周辺
の感染拡大を防止すること並びに移動制限区域の外側及び搬出制限区域の外側への感染拡大を防止するこ
とに重点に置き、消毒ポイントを設置する。
1 移動規制
(1)移動制限区域
ア 原則として、発生地を中心とした半径3km以内(低病原性鳥インフルエンザでは1㎞以内)の区
域を定める。
イ 通報が遅れたことが明らかであり、かつ、疫学情報により既に感染が拡大しているおそれがある
と考えられる場合等には、動物衛生課と協議のうえ、原則として半径10㎞以内(低病原性鳥イン
フルエンザでは5㎞以内)を移動制限区域として設定する。
なお、感染の拡大がより広範囲に及んでいると考えられる場合には、10㎞(低病原性鳥インフ
ルエンザでは5㎞)を越えて設定する。
(2)搬出制限区域
ア 原則として、発生農場を中心とした半径10㎞以内(低病原性鳥インフルエンザでは5㎞以内)
の移動制限区域に外接する区域を定める。
イ (1)のイの場合には、移動制限区域の外縁から10㎞以内(低病原性鳥インフルエンザでは5
㎞以内)の区域を設定する。
(3)制限区域の変更
ア 制限区域の拡大
発生状況等から、移動制限区域外での発生が多発すると考えられる場合には、動物衛生課と協議
のうえ、移動制限区域及び搬出制限区域を拡大する。
イ 制限区域の縮小
(1)のアを超えて移動制限区域の設定・拡大を行った場合であって、発生状況及び農場周辺の
清浄性確認の結果から、感染拡大が限定的なものとなっていることが明らかとなったときは、動物
衛生課と協議のうえ、移動制限区域の範囲を半径3㎞(低病原性鳥インフルエンザでは1㎞)まで
縮小することができる。
(4)制限区域の解除
ア 移動制限区域
次の要件のいずれにも該当する場合に解除する。
① 第15の2の(2)の清浄性確認検査により全て陰性を確認すること。
② 移動制限区域内の全ての発生農場の防疫措置の完了後21日が経過していること。
イ 搬出制限区域
高病原性鳥インフルエンザではアの①の検査により全て陰性を確認した時に解除する。低病原性
鳥インフルエンザでは第15の2の(1)の検査により移動制限区域及び搬出制限区域内の全て陰
性を確認した時に解除する。
2 消毒ポイント
(1)消毒ポイントの考え方
発生農場周辺の感染拡大を防止すること並びに移動制限区域の外側及び搬出制限区域の外側への
感染拡大を防止することを目的に、発生農場周辺(当該農場からおおむね半径1㎞の範囲内)、
移動制限区域及び搬出制限区域の境界その他の設置可能な場所に速やかに設置する。
(2)設置場所等
具体的な設置場所については、次の事情を考慮し、発生地周辺を経由する主要な幹線道路近辺
に設置する。例)市役所職員駐車場、タイヤチェーン脱着場、高速道路IC付近
・道路網の状況
・一般車両の通行量
- 31 -
・畜産関係車両の通行量
・山・河川等による地域の区分
(3)対象車両
畜産関係車両や防疫作業車両のみならず、必要に応じて一般車両も消毒する。特に畜産関係車両や
防疫作業車両については、消毒ポイントを通行するよう指導し、厳重な消毒を実施する。なお、一般
車両を消毒する場合には、最低限、車両用踏込消毒槽や消毒マットを用いた消毒を実施する。
○畜産関係車両(例)
飼料等の運搬車
その他畜産関係車両(獣医師、動物医薬品販売業者、畜産資材販売業者等)
(4)組織体制
県職員及び市町村職員等で消毒ポイント1ヶ所当たり次の係を編成する。
車両誘導係
記録係
車両消毒係
2名
1名
2名
※車両の誘導においては、安全性確保のため、管轄警察署に協力要請を行い、警備員の配置も
活用する。
<留意事項>
※・消毒ポイントの作業全体を総括する責任者(記録係を総括・記録係とするなど)を置く。
・消毒ポイントの交通量等を考慮し、係の編成を調整する。
(5)事前手続き
ア 運送業者等への協力要請
県対策本部は、事前に全農、飼料会社及び県運送業者等に対し、関係車両が消毒ポイントを経由
して消毒を受けるよう協力を要請する。
イ 畜産農家への協力依頼
移動規制班は、畜産農家に対し畜舎敷地などに入る畜産関係車両の運転手に車両消毒済証明書の
提示を要求し、車両消毒を実施したことを確認するよう協力を要請する。
(6)各種許可手続き
ア 現地対策本部資材班は消毒ポイント設置場所の使用にかかる手続きを行う。
イ また、道路に消毒ポイントの設置が必要な場合、道路の使用・占用許可等に係る手続きを行う。
○警察への道路使用の許可申請
許可申請
申請書
添付書類
使用場所の位置図2部、使用範囲を示した平面図2部、
その他
( 許可行為により添付書類が異なりますので、事前に提出先警察署の交通課に問い合わせること。)
提出先
道路を使用する場所を管轄する警察署の交通課
○県道(一部国道も含む)を占用する場合の手続き
手続名
道路占用許可申
請(協議)
道路占用工事着
手届
内
容
手続内容
道路に一定の工作物等を設けて継続使用する場合には、道路管理者の許
可を受けなければならない(道路法第32条)。
添付書類
①位置図、②平面図、③縦断図、④横断図、⑤構造図、⑥写真等
提出先
所在地を管轄する土木事務所まで
手続内容
道路占用者が占用工事に着手する時には、あらかじめ道路管理者に届け
出なければならない。
提出先
所在地を管轄する土木事務所まで
- 32 -
道路占用工事完
了届
道路占用廃止届
手続内容
道路占用者は占用工事が完了した時には、道路管理者に届け出なければ
ならない。
添付書類
記録写真
提出先
所在地を管轄する土木事務所まで
手続内容
道路占用者は占用を廃止しようとする時は、あらかじめ道路管理者に届
け出なければなりません。
提出先
所在地を管轄する土木事務所まで
(7)消毒ポイント設置にあたっての留意点
①大型車両の誘導、停車可能スペースの確保による交通安全対策等を図ること。
②設置場所の地権者の同意を得られること。
③騒音等に対する周辺住民の理解と同意を得られること。
④消毒薬の散逸による周辺環境への影響を考慮すること。
⑤水(水源)・資材の確保方法について検討すること。
⑥暑さ、寒さ対策のための服装や、作業員の休憩、ローテーションを考慮した交替要員の確保など、
労働環境に留意すること。 職員の健康管理の観点から無理のない人員配置にする。
⑦消毒ポイントの運用は、関係者及び関係車両等の動向、協力体制等により運営時間を検討する。
(8)設置
①消毒ポイントの設置市町はあらかじめ場所を選定・確保し、消毒ポイントの配置図を参考に設営す
る。
②使用水(希釈用)は 市町等が用意する。水源が無い場合は、タンク車で用意する。
③車両を誘導するために消毒ポイントの位置を知らせる告知看板も設置する。
(9)必要な資材
別添資料編を参照
(10)作業手順
ア 消毒ポイントに集合
(交替者は開始時間の30分前までに集合)
イ リーダーが点呼及び作業手順等を確認
ウ 防護服、マスク、手袋、ゴーグル、ゴム長靴、カッパを着用する
エ 消毒手順
①対象車両を消毒ポイントに誘導する。【車両誘導係】
※誘導にあたっては、カラーコーン等を使用し、スムーズな誘導を行う。
②家畜伝染病予防法等に基づき、防疫のために車両等の消毒を実施していることを説明し消毒の
協力を求める。【車両消毒係】
③運転手の了承後、車両の消毒を実施する。車両のタイヤ周り及び車底を消毒する。【車両消毒
係】
④消毒の実施後「車両消毒済証明書」(別記様式1)に押印するととともに、車両ナンバー等を
確認し「車両消毒実施記録表」(別記様式2)に記載する。【記録係】
※証明書は新規1枚を初回のポイントで発行し、以後、複数の消毒ポイントで証明を受ける。
初回の発行時には、氏名欄は運転手の自筆とすること。
⑤運転手に「車両消毒済証明書」を手渡す。【記録係】
⑥作業の終了を確認し、対象車両を道路に誘導する。【車両誘導係】
(11)記録、報告等
作業終了時(交替時)には、以下の処理を行い作業内容や状況を次の班に伝達する。
・使用した資材等の使用状況を記録係は「消耗品等使用簿」(別記様式3)に記載する。また、
作業状況を「消毒ポイント防疫作業日報」(別記様式4)に記載する。
・車両消毒台数を取りまとめ庶務班へ報告する。
※現地対策本部は、各消毒ポイントの車両消毒台数を取りまとめ県対策本部へ報告(別記様式
5)する。
・防護服、手袋等は使用後、防疫資材用ゴミ袋に詰め込み、指定の場所に保管する。
- 33 -
消 毒 ポイン ト配 置 図
・ナ
・ツ
看
板
- 34 -
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消毒 済証明
・・・^・・N
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事 務所
別記様式1
車
車両の種類
両
消
①タンクローリー
毒
済
証
②トラック
明
書
③乗用車
積載物の内容
車両ナンバー
運転手所属氏名
場
所
時
間
場
所
時
間
場
所
時
間
会社
:
:
:
氏名
場
所
時
間
場
所
時
間
場
所
時
間
:
:
:
(注)・「車両種類」には、該当する部分を○で囲むこと
・「場所」には、消毒ポイントの場所を記載すること
- 35 -
場
所
時
間
場
所
時
間
場
所
時
間
④その他
別記様式2
車両消毒実施記録表
場
日
時
車両ナンバー
運転
手氏名
所
会社名
月
日(
:
)
月
日(
:
)
月
日(
:
)
月
日(
:
)
月
日(
:
)
月
日(
:
)
月
日(
:
)
月
日(
:
)
月
日(
:
)
月
日(
:
)
月
日(
:
)
月
日(
:
)
月
日(
:
)
月
日(
:
)
月
日(
:
)
月
日(
:
)
月
日(
:
)
家畜 ・一般
月
日(
:
)
家畜 ・一般
月
日(
:
)
家畜 ・一般
月
日(
:
)
家畜 ・一般
月
日(
:
)
家畜 ・一般
(注)
・「場所」には、消毒ポイントの場所を記載すること
- 36 -
記録者氏名
別記様式3
消耗品等使用簿
物
品
日
名
場
時
補充数量
月
日(
:
)
月
日(
:
)
月
日(
:
)
月
日(
:
)
月
日(
:
)
月
日(
:
)
月
日(
:
)
月
日(
:
)
月
日(
:
)
月
日(
:
)
月
日(
:
)
月
日(
:
)
月
日(
:
)
月
日(
:
)
月
日(
:
)
月
日(
:
)
月
日(
:
)
月
日(
:
)
月
日(
:
)
月
日(
:
)
月
日(
:
)
使用数量
(注) ・「場所」には、消毒ポイントの場所を記載すること
・物品ごとに別葉に記載すること
- 37 -
所
残数量
記録者氏名
別記様式4
消毒ポイント防疫作業日報
場
年
所
月
日
記録者氏名
○消毒台数
区分
台数
畜産関係車両
一
般
車
両
計
○作業内容
防疫従事者
従事開始日時
月
日
(
:
)
従事終了日時
月
日
(
:
)
(特記事項)
○消耗品・使用機材の状況
(注)
・「場所」には、消毒ポイントの場所を記載すること
- 38 -
別記様式5
年
月
日
岐阜県高病原性鳥インフルエンザ対策本部長様
(畜 産 課)
岐阜地域高病原性鳥インフルエンザ現地対策本部長
消毒ポイントにおける消毒車両台数について(報告)
各消毒ポイントにおける消毒車両数については下記のとおり報告します。
記
消毒ポイントの場所
(住所)
※移動・搬出・自主の区分
移動 ①
②
③
④
②
⑥
⑦
⑧
⑨
⑩
搬出 ①
②
③
④
③
⑥
⑦
⑧
⑨
⑩
自主 ①
②
③
④
④
⑥
⑦
⑧
⑨
⑩
合
計
車両区分
家
畜
一
- 39 -
備
般
合
計
考
第18
防疫措置完了
発生農場における殺処分鶏及び汚染物品等の埋却及び発生農場の鶏舎の清掃、消毒が完了した時点
で防疫措置の完了とする。
- 40 -
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