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【巻頭特集】 (PDF 4.1MB)

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【巻頭特集】 (PDF 4.1MB)
REPORT
学園祭レポート
森祭 開
大
回
3
第5
2 5土
/
0
1
催
REPORT
2 6日
医学部・看護学部合同による大森祭が開催された。
今年は
『Hand to heart あなたのその手が心をつなぐ』
というテーマのもと、
人と人のつながり、そして絆を意識した秋の祭典をレポートする。
医学部
1
医学部の模擬店。伝統を受け継ぐ
味もあれば、日頃の研究成果を込め
た生薬クッキーや話題のスウィーツ
の販売などもあり、バラエティ豊富。
2
3
OMORI Festival
Hand to heart
4
6
5
7
8
2 “ 地域の方々と一緒に時を過ごしたい ” という思いから始まった看護学部の餅つきは今年で2回目。つき立ての味を堪能した。3 演奏と軽食を楽
しめる東邦フィルの名曲喫茶。『見上げてごらん夜の星を』などを演奏して雰囲気を盛り上げた。 4 医看合同企画の軽音楽部 「M.L.M」 のライブ
には 8 バンドが登場。熱気あふれる演奏を繰り広げた。5 看護学部校舎の中庭では、 茶道部が和菓子とお茶で来場者をおもてなし。6 看護学部
の 「卒業生のためのホームカミングデー」 には、 教員、 友人との再会を楽しむシーンも見られた。 7 看護学部恒例企画 「健康セミナー」。来場者
の緊張を笑顔で解きほぐす看護学部生たち。8 医学部教授による講演。近隣地域の方々の関心は高く、 皆真剣に聴き入っていた。
2 TOHONOW 2014.December
第53回 大森祭レポート
看護学部
Hand to heart
地域社会に開かれた祭典
触れ合いを大切にした
ひと時を演出
今年のテーマは
『Hand to heart』
。
「つながりや絆は一
看護学部となって4回目を迎えた大森祭。恒例の企画
人では成り立たないものなので、自らの手が他人との心のつ
「健康セミナー」
では、血圧測定、体力測定、そして妊婦
ながりになれば……という願いが込められています。」
と話
体験や車いす体験などを実施して、来場者と在学生がと
すのは大森祭実行委員長の鎌田晃広さん
(医学部3年)
。
もに触れ合える場所を作り上げていた。
さわやかな秋晴れに恵まれた初日は、午前9時に開門。
同時開催のオープンキャンパス会場では、学生・教員に
はじめに来場者を迎えたのは、体育会系の模擬店だ。「毎
よる進路相談や学生生活の写真展示などが行われ、多く
年、部員同士で話し合い、何のお店にするかを決めていま
の高校生の参加が見られた。
す。」
という硬式テニス部は、パンケーキの店をオープン。野
国際保健について学ぶ部活動「こころの翼」は、この 1
球部は、「炭火で焼くのがウリです。香ばしくて美味しいで
年間に各部員がタイ、ドイツ、インド、ネパールなどを
す。」
と名物の焼き鳥で勝負。さらに、
「家庭の味です!」
とい
訪問し、現地のボランティア活動などを通じて学び得た
う格闘技部のたこ焼きなど、バラエティ豊かな模擬店は学
ことを映像を交えて紹介。
「それぞれの体験したことが少
園祭の風物詩だ。
しでも伝われば」
と話す部員たちは、各国の情報と状況を
12 時からはステージイベントが始まり、人気お笑いトリオ
来場者と共有していた。
の
「ロバート」
をはじめ、
「チーモンチョーチュウ」、ギター漫
ナイチンゲールホールで開催された「お笑いライブ」
談の
「馬と魚」
が登場し、会場をわかせていた。
には、M-1 王者の「パンクブーブー」が登場。実力派コ
講義室では、微生物・感染症学講座の石井良和教授によ
ンビの登場に、会場の雰囲気は最高潮に。同ホールでは
る
『注意しなければいけない感染症〜あなたのまわりで広
「Toho Nursing ☆ Brass Band」の演奏や「Hearts」に
がる耐性菌〜』
の講演が行われた。エボラ出血熱やデング
よるダンスパフォーマンス、さらには「Music Plate」
熱の流行もあってか
「感染症に国境はない」
という教授の話
によるアカペラライブまで、在学生と来場者が、見て・
に真剣に聴き入る来場者の姿が印象的だった。また、解剖
聴いて・楽しめるステージを披露した。
学講座の佐藤二美教授による
『脳を見る〜神経解剖学の世
多目的スペースのアスクレピオンでは、教職員や卒業
界〜』
では、まだまだ解明されていないさまざまな神経の働
生同士の情報交換、
近況報告などを行う「卒業生のための
きとその関わりについて詳しく解説が行われた。(2日目に
ホームカミングデー」
が開催された。第一部の茶話会に引
は、法医学講座の黒崎久仁彦教授による
『法医学的視点か
き続き、第二部では基礎看護学研究室の中原るり子准教
ら日本人の自殺を考える』
、薬理学講座の杉山篤教授による
授による『考えを整理してフットワークを軽くするコー
『ぶどうと健康〜知っておけば、旨いワインがさらに旨くな
チング』
をテーマにしたワークショップを実施。仕事でも
る!〜』
の講演が行われた。
)
プライベートでも心のエネルギーを奪うやっかいな “ 未
学生食堂
「l*est.」
では、東邦フィルハーモニー管弦楽団が
完了 ” をつぶして活力を再生するという内容に、参加者
「名曲喫茶」
を開店。アンサンブルで奏でられる名曲と、ホッ
たちは熱心に耳を傾けていた。
トケーキなどの軽食&ドリンクで“ 大人の空間 ”を演出する
看護学部の名物となっている
「餅つき」では、磯辺餅、
など、各会場からは“ 地域・社会に開かれた学園祭に”とい
あんころ餅、きな粉餅が来場者に振る舞われるなど、細
う学生たちの熱意が来場者に伝わる大森祭となった。
やかな “ おもてなし精神 ” に満ちた大森祭であった。
December.2014
TOHONOW 3
REPORT
学園祭レポート
REPORT
土 9日
8
金
7
/
催 11
開
祭
邦
東
第53回
第53回 東邦祭レポート
研究発表や科学実験、そして模擬店や来場者参加型のイベントなど、
アットホームでユニークな企画が好評の東邦祭。
今年も近隣地域の方々をはじめ多くの来場者が習志野キャンパスを訪れた。
薬 学 部・理 学 部
1
美味、珍味、そしてメンバーの
愛嬌(?)で勝負する模擬店の
数々。学生たちの奮闘が光る!
2
3
4
5
7
6
TOHO Festival
HISUI KISEKI
8
9
2 学生たちの日頃の研究成果が見られる「学術発表」。多様なテーマに触れることができる人気企画だ。3 スポーツアリーナで行われた「ミス東邦
コンテスト」。そのファイナルは感動のステージに。 4 チアリーディング部 VAMOS のパフォーマンス。 観客が楽しめるように一つひとつの技の解
説付きで、 反応は上々 ! 5 囲碁フェスタではベテランと対局する小学生の姿も見られた。6 観客を魅了した東邦大学管弦楽団のオータムコンサー
ト。7 こども企画の「わなげ」 では、 子どもはもちろんのこと、 お父さんが夢中になる場面も。8 生物の多様性を保全する活動を行っている「里山
応援隊」。自分たちで育てて収穫した緑米で作ったお餅に長い列が。9 部員手作りのバードカ―ビングが来場者の目を引いた「野鳥の会」。
4 TOHONOW 2014.December
すべての巡り合わせの
“キセキ”をキーワードに
それぞれに工夫を凝らし
来場者と時間を共有する
秋本番を迎えた 11 月、東邦祭が開催された。今年の
親子連れに人気のある科学実験は、8日
(土)
と9日
(日)
テーマは
『翡翠 キセキ』
。語源の
「翡翠輝石」
は、見る角度
の両日にわたって2つの実験が行われた。8日のテーマは
によって色の見え方が異なり、とても硬い性質を持った
『ブロッコリーからDNAを抽出してみよう』
「
。DNAは目に見
石。これを参加各団体に当てはめ、
「色」
はそれぞれの個
えるものであるということを知ってもらいたかったのですが、
性、
「硬さ」
は結束と定義。また、中国王朝では永遠の象
DNAそのものが難しいイメージなので受け入れてもらえる
徴とされる翡翠に
「学生みんなの関係が永遠に続くよう
か心配でした。でも、来場者の反応が良くてほっとしまし
に」
という意味を込めたものだという。
「キセキ」
には
「輝
た。
」
と話すのは、先生役を務めた理学部の4年生。
石」
「奇跡」
「軌跡」
など、さまざまな漢字が当てはまるが、
各団体の展示・発表も、それぞれの特性を生かした見所
「東邦祭は来場者の皆様、大学関係者、参加団体、ご協力
が満載。
「野鳥の会」
は部員一人ひとりが作ったバードカー
いただいた企業の方々、実行委員すべての巡り合わせの
ビング(木の模型)
を展示。カービング作りは
「対象となる
“ キセキ ” によってできています。そのキセキというキー
個体(鳥)
をよく観察し、特徴をつかむことが狙い」
なのだと
ワードを感じていただけたら。
」
と話すのは、実行委員長
か。今年新設された団体「薬用植物愛好会」
は
「食べられる
の千葉大裕さん
(理・生命圏環境科学科3年)
。
植物」
「飲める植物」
「香りのある植物」
を研究・発表。積極
取材は開催2日目。時間とともに来場者の数は徐々に
的に来場者へ説明する姿が印象的だったが、これについて
増え、ゲートをくぐった最初の模擬店
「生協学生委員会」
メンバーは
「事前に、みんなで発表内容の読み合わせをし
によるくじ引きと射的には、
いつの間にか長い列ができ、
ています。薬用植物を身近に感じてもらいたいし、毎年 6
さまざまな景品に小学生も大人も夢中になっていた。学
月には薬草園の一般公開も行っているので、メンバーの発
生食堂
「PAL」
では、今年の新企画
『囲碁フェスタ』
を開催。
表に対する意識は高いと思います。」
と意気込みを話してく
入門講座や対局が行われた。
れた。
昨年に続き開催された学術発表では、SNS などの社会
魚やカメ、カエル、ひよこなどの透明骨格標本を展示した
的ネットワークや遺伝子調節ネットワークの分析、数理
「生物部」
も、
5つの班に分かれて1 年間の成果を発表。「東
モデル化について分析した「ナチュル研究室」など 6 団体
邦祭は部員の積極性や創造性が研究成果の向上につなが
が研究・考察結果を発表した。今年、
世間を騒がせている
る良い機会と捉え、研究に取り組みました。」
という発表内容
危険ドラッグにスポットを当て、その被害状況や実態、
に、子どもからお年寄りまでが高い関心を示していた。
そして “ なぜ人は危険ドラッグに手を出すのか ” につい
学園祭の華である模擬店では、空手道部の
「上海焼そば」
て研究した
「臨床薬学研修センター with ボランティア
が例年どおり人気を集めていた。また、漢方研究部は温か
部」
のメンバーは、
「研究、調査している段階で、その売
い揚げパンにバニラアイスをはさんだスウィーツを販売。
「昨
り文句の軽妙さに驚きました。我々でも惹きつけられて
年も食べておいしかったので、今年も食べにきました。
」
とい
しまうような内容のものがたくさんあったのです。誰も
うリピーターもいる人気店だ。生物部は新作の
「サボテンカ
が手軽に手を出せてしまう状況も含めて、本当の危険性
レー」
を販売。
「サボテンには酸味と苦味がありますが、しっ
をこの発表で伝えられれば。
」
と話してくれた。来場者に
かりとカレーの味になっています!」
と話すメンバーの言葉通
は年配の方々の姿も多く見られ、関心の高さが伝わる内
りのおいしさで、それぞれの工夫を凝らした模擬店は、来場
容であった。
者を笑顔にしていた。
December.2014
TOHONOW 5
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