...

幕張新都心魅力向上のための社会実験業務 報 告 書 2013年

by user

on
Category: Documents
7

views

Report

Comments

Transcript

幕張新都心魅力向上のための社会実験業務 報 告 書 2013年
幕張新都心魅力向上のための社会実験業務
報 告 書
2013年1月
ランドブレイン株式会社
目次
頁
第 1 章 幕張新都心の魅力向上に向けて
1
第2章 街なか空間の活用方針案の検討
4
1.幕張新都心における街なか空間のあり方について
(1)街なか空間の現状と課題
(2)街なか空間のあり方
(3)街なか空間活用方針
(4)街なか空間活用方針の推進方策
①賑わい・憩い拠点の設置
②街なか空間利用を促進する仕組みの構築
4
2.本業務の調査体系
8
第3章 幕張新都心魅力向上のための社会実験の実施
9
1.社会実験の実施概要
(1)社会実験の目的
(2)社会実験の実施方法
① 社会実験の実施体制
② 実施場所と実施内容
③ 実施時期
9
2.社会実験の実施
(1)駅前広場における情報発信拠点の設置
① 実施目的
② 実施概要
(2)メッセモール南ブロックにおけるオープンカフェの設置
① 実施目的
② 実施概要
4
5
5
6
6
8
9
10
10
11
12
13
13
13
13
22
22
22
3.社会実験の調査結果
(1)調査体系
(2)情報発信拠点
① 無料招待券利用実績調査
② 来街者アンケート
③ 観測調査
④ 運営時の課題調査
(3)オープンカフェ
① 来街者アンケート
② 出店者アンケート
③ 通行量調査
26
26
27
27
28
33
35
36
36
41
44
4.社会実験による賑わい創出効果の検証
(1)幕張メッセイベントと連携した情報発信拠点の設置による誘導効果
(2)オープンカフェの設置による賑わい創出効果
46
第4章 幕張新都心における街なか空間活用に向けて(提言)
48
1.「賑わい・憩い拠点の設置(推進方策Ⅰ)」について
(1)賑わい・憩い拠点の形態
49
2.「街なか空間を活用する仕組みの構築(推進方策Ⅱ)」について
(1)街なか空間活用の体制構築
(2)街なか空間を利用する際の手続きの体系化
(3)街なか空間を利用する際のルールの明確化
① 街なか空間利用促進委員会(仮称)が街なか空間を貸し出す際のルール項目案
② 街なか空間利用者に課すルール項目案
51
3.おわりに
60
46
47
49
51
53
56
56
57
参考資料
1.プロ BMX ライダー池田貴広氏プロフィール
2.オープンカフェ出店者アンケート調査票
3.来街者アンケート調査票(オープンカフェ周辺にて配布)
4.来街者アンケート調査票(第 2 回情報発信拠点にて配布)
5.オープンカフェの PR チラシ
6.オープンカフェ出店者一覧
7.オープンカフェ出店者の営業成果
8.事業計画書様式案(地元活性化団体が街なか空間利用促進委員会(仮称)に提出)
9.街なか空間利用申込書様式案(街なか空間利用者が地元活性化団体に提出)
61
62
63
66
67
68
71
72
74
第 1 章 幕張新都心の魅力向上に向けて
立地企業などの東京都心部への回帰の動きがある中で、幕張新都心では、ベイエリア
における競争力の強化が喫緊の課題である。また、整備の中心的な役割を担ってきた企
業庁土地造成整備事業が平成 24 年度に収束予定であり、そうした背景を踏まえ、幕張
新都心の魅力を強化するため、昨年度、千葉県と千葉市では共同で調査事業を実施した。
その調査では、幕張新都心とこれに類する機能を有する首都圏内の都市開発地区とし
て、みなとみらい21地区(神奈川県)と臨海副都心地区(東京都)の3地区を取り上
げ、幕張新都心の魅力等の分析、国等の制度・法案や他地域の動向を踏まえ、幕張新都
心の活性化方策として、モデルプロジェクトの検討とまちづくり体制の検討を行った。
今年度は、前年度調査の結果を踏まえ、モデルプロジェクトにも挙げられた広い「街
なか空間」を活用して、持続的な活性化につながるための活用方策を検討することとす
る。
なお、検討にあたっては、課題等を整理した推進方策の案をもとに、その内容を実証
するための社会実験を行い、検証結果を踏まえ、今後の活用方策を検討するものとする。
1
幕張新都心の持つ魅力を高めるための共同調査
概要(平成 23 年度)
首都圏における幕張新都心の現状と見通し
幕張新都心と同じく首都圏に位置し、これに類する土地開発地区である「みなとみらい21
地区(神奈川県)」、「臨海副都心地区(東京都)」における大規模集客施設(パシフィコ横
浜、東京ビッグサイト)や商業機能、文化関連施設、緑地・公園等の立地状況の比較を通じ、
幕張新都心の魅力、弱みを整理、分析。
国等の制度・法案の動向
幕張新都心に影響を与えると想定される大都市圏制度や総合特区、統合型リゾートの政策動向
について、基礎的な事項を整理。
モデルプロジェクトの検討
分析した地区全体や大規模集客施設、商業施設等における魅力や課題を踏まえ、幕張新都心
における交流機能の強化による賑わいの創出の視点から、以下4点のモデルプロジェクトを検
討。
幕張新都心ブランド力向上
“街なか”利活用
都市戦略策定に向けた国内の動向等の整
理や留意点の導出、情報発信ツールの拡充
スポーツ(ランニング、サイクリング)、
文化イベントの実施可能性や行政の支援のあ
り方を検討
常時集客施設導入検討
“海辺”利活用
首都圏を中心とした文化施設の立地動向
を踏まえ、コンテンツ系及び体験型の導入
可能性を検討
海辺(公園を含む)に整備可能性のある
施設を幅広く検討
幕張新都心のまちづくり体制の検討
幕張新都心の現状及
び見通し、新たな事業
展開の可能性を踏ま
え、まちづくりのある
べき体制について、他
地区の事例などを整理
し、その必要性・方向
性を調査。
<調査内容>
○幕張新都心のまちづくりに期待されるエリアマネジメントの役
割(今後の見通し、期待される役割)
○事例研究(大丸有地区、みなとみらい21地区、柏の葉地区、
汐留地区)
○エリアマネジメント導入にあたっての課題(「つくる」から
「育てる」へ進化させた仕組、行政の継続的な関与と持続可能
な推進体制、多様な主体の参加により成長し続ける体制)
○今後の幕張新都心におけるエリアマネジメント体制の提案
2
モデルプロジェクト検討のフレームワーク
幕張新都心における特徴の整理
分野
魅力
モデルプロジェクトの
検討の視点
課題
商
業
施
設
●アウトレットの存在
●従業員・来街者あた
りの店舗数の多さ
●イオン開業
●複合商業施設の少な
さ・規模の小ささ
●魅力ある個店の連続
性不足(回遊の難し
さ)
●連たんした海浜資源
●東京湾有数の景観
●レジャー施設の不足
●海浜空間の低未利用
●複数の管理者による
公物管理と柔軟な都
市空間の利活用困難
文
化
・
緑
地
業
務
居
住
・
教
育
●本社機能の一定の集
積
●民間主体のまちづく
り活動団体の存在
●業務研究地区の統一
的な景観
●担い手間の共同事業
の少なさ
●交通事情等による主
に都心方面からの移
動利便性の弱さ
●ゆとりある都市デザ
インと居住の快適性
●高等教育機関の集積
●インターナショナル
スクールの存在
●首都圏における環境
配慮型・省エネ型都
市などの台頭
●賑わいづくりの担い
手の活動の場の不足
3
幕
張
新
都
心
に
お
け
る
交
流
機
能
の
強
化
に
よ
る
賑
わ
い
の
創
出
2
街
な
か
利
活
用
プ
ロ
ジ
ェ
ク
ト
●幕張新都心ブランド
力向上プロジェクト
→同地区における都市
戦略策定に向けて、
国内動向等を整理し
留意点を導出
●幕張新都心・情報発
信ツールの拡充
→①インターネット
②紙媒体
③拠点施設
の導入可能性を検討
→同地区での既往実績
をふまえ以下イベン
トの開催支援を想定
①スポーツイベント
*ランニング
*サイクリング
②文化イベント
*コスプレ
→地区内での実施可能
性を探るとともに行
政としての支援の
あり方を検討
’
●街なかの回遊性・賑
わい不足
●コンベンション施設
の老朽化・新たな
ニーズへの対応
●来街者がイベント中
心のため賑わいに波
が存在
幕
張
プ新
ロ都
ジ心
ェブ
クラ
トン
ド
力
向
上
→公園内に整備可能な
施設を3種の視点か
ら幅広く検討
①水際線へのアクセス
②水際線に沿った
アクセス
③景観(視覚)上の
アクセス
入4
検
討常
プ時
ロ集
ジ客
ェ施
ク設
ト導
→首都圏における文化
施設の立地動向を踏
まえた上で、以下2
機能の導入可能性を
検討
①コンテンツ系
②体験型
プ
ロ
ジ
ェ
ク
ト
3
‘
大
規
模
集
客
施
設
●コンベンション施設
の存在と高機能性
●野球スタジアムとい
う非日常空間の機能
●集客施設のイベント
目的の来街者の存在
●施設と連動した音楽
イベント等の存在
●自動車利用の利便性
地
区
全
体
1
’
●首都圏・アジアの旺
盛な都市開発に伴う
相対的な競争力低下
●都市としての認知度
の低下
●都心部からの交通ア
クセス、遠いイメー
ジの固定化
●歩行者の少なさ
‘
●職・住・学・遊一体
型都市
●成熟した都市空間
●広幅員の歩車道
●街並み・治安の良さ
●空港からのアクセス
海
辺
利
活
用
第2章 街なか空間の活用方針案の検討
本年度は、昨年度調査において提案された4つのモデルプロジェクトの内、主に「1 .
幕張新都心ブランド力向上プロジェクト」、「2.街なか利活用プロジェクト」の2つを
踏まえ、幕張新都心の魅力の向上を目的として、「広場」「公園」「歩道」等の都市空
間を「街なか空間」と定義し、その活用方針を検討した。
1.幕張新都心における街なか空間のあり方について
(1)街なか空間の現状と課題
幕張新都心は、これまで、国際交流機能、国際的業務機能、中枢的業務機能、研究開
発機能、学術・商業文化機能、スポーツ・レクリエーション機能、住宅機能等の諸機能
の一体的な集積を地区ごとに計画し、事業を着実に進めてきた。
その成果として、各地区はそれぞれ国内有数の規模と質を兼ね備えた魅力ある成熟し
た都市環境が形成され、居住者のほか、幕張メッセ・QVC マリンフィールド等でのイベ
ント来場者をはじめ、通勤・通学者や商業施設への買い物客と非常に多くの人々が活動
している。
その一方で、幕張新都心の持つ魅力が十分に認知されていない点や、幕張新都心の新
たな魅力の創出や賑わいづくりなどに取り組む担い手間の連携が不足している点などか
ら、来街者の多さや人々の活動が、賑わい創出や街なかの回遊につながっていない。
この要因の一つとして、幕張新都心は、各々の地区に「どのような施設があり」「ど
のような活用・活動がされているか」といった地域の情報を得ることが難しい点や気軽
に街なかを散策でき、幕張新都心の魅力に触れることができる仕組みなどが不足してい
る点などが考えられる。
近年、人々のニーズが多様化するなか、都市空間においてもこれらのニーズに対応し
た多様な機能を持ち合わせた魅力的な都市空間が求められている。
幕張新都心の魅力向上のためには、街なか空間をより有効に活用し、交流機能の強化
による住民、来街者、事業者、行政などの連携・協力により、国内外への魅力の発信や
街なかの賑わい創出と回遊性の向上を実現することが求められている。
4
(2)街なか空間のあり方
幕張新都心の交流・連携・魅力発信拠点
~賑わいのある街なか空間の創出~
多様な主体間の交流、連携
住 民
事 業 者
と
し
て
活
用
街なか空間
来 街
行
者
政
交
流
・
連
携
・
魅
力
発
信
拠
点
コミュニティの形成
魅力ある街並みの形成
街なかの賑わい創出
回遊性の向上
等
幕張新都心の魅力発信
新たな都市イメージの創出
ブランド力の向上
幕張新都心で活動する住民、来街者、事業者、行政などの多様な主体間の「交流」を
促進し、それらを繋ぎ「連携」させ、新しい「魅力発信」の拠点とする。
(3)街なか空間活用方針
方針1 まちの賑わいの場、憩いの場の創出
街なか空間の新たな仕掛けとして、人々が集える賑わいの場や憩いの場を創出し、
歩くことを楽しむことができる街なか空間を実現する。
方針2 利用・活用しやすく、安全で安心な街なか空間の実現
意欲ある住民・団体などが賑やかな街づくりを行うことができるよう、街なか空間
を公平かつ安全に利用できる仕組みづくりを行う。
5
(4)街なか空間活用方針の推進方策
賑わいのある街なか空間の実現に向けて、先に掲げた2つの活用方針の推進方策を提
案する。
①賑わい・憩い拠点の設置(方針 1 の推進方策) ■現状
■背景と目的
活用可能な
空間
○背景:幕張新都心に所在する各施設には
求心力があるものの、それらをつなぐ「広
場」「公園」「歩道」等の街なか空間に来
街者が散策したくなるように誘導する仕組
み、賑わいの場や憩いの場となるようなア
メニティや仕掛けが不足しているため、来
街者間の交流機会や回遊性が生まれにくい
状況にある。
目的:街なか空間のアメニティ環境
の充実やオープンカフェ等の設置な
どにより、人々が街に集える賑わい
の場や憩いの場を創出する。
施設
施設
■街なか空間の活用による効果
Ex:街なか空間にオープンカフェ、イベントスペースの設置な
ど
交流機会
の創出
憩いの場
活用可能な
空間
空間
施設
施設
賑わいの連続
街なかの賑わい創出、回遊性の向上
■賑わい・憩いの施設のイメージ
●移動販売屋台、仮設販売店等
→飲食店や物販による賑わい・交流の場
をつくる。
→オープンカフェや休憩スペースを設置
することにより、憩いの場をつくる。
●情報発信拠点、イベントスペース等
→市民や団体が情報発信等の活動ができ
るスペースを設置し、交流と連携の場
をつくる。
オープンカフェのイメージ
6
■賑わい・憩い拠点の設置が考えられる箇所
主に、大規模な公園や公共空地、拠点施設の周辺や拠点施設を結ぶ動線上で実施す
ることが適当と考えられる。
例:海浜幕張駅前、幕張メッセ周辺、幕張海浜公園敷地内、メッセモール
7
等
②街なか空間利用を促進する仕組みの構築(方針2の推進方策)
■背景と目的
○背景:街なか空間の利用が許可される条件が厳しく、利用に際しての諸手続きも複
雑であるため、住民・団体などが街なか空間を利用しにくい状況にある。また、安
全確保の観点から利用可能な街なか空間の範囲も把握できていない。
目的:街なか空間利用を促進する仕組み(手続きの体系化、利用ルール等)を構
築することで、利活用しやすく、安全な街なか空間を確保する。
2.本業務の調査体系
本年度は、以上の方針及び推進方策に基づき、情報発信拠点及びオープンカフェの設
置による社会実験を実施し、街なか空間を活用する具体的な施策を検討する。
街なか空間の
あり方
~
賑
わ
い
の
あ
る
街
な
か
空
間
の
創
出
~
幕
張
新
都
心
の
交
流
・
連
携
・
魅
力
発
信
拠
点
街なか空間
活用方針
推進方策
本業務の調査
社会実験による
効果検証
方針1
賑わい・
まちの賑わいの場、
憩いの場の創出
憩い拠点
の設置
情報発信、
イベントスペース等
オープンカフェ、
移動販売 等
方針2
利用・活用しやす
く、安全で安心な
街なか空間の実現
街なか空間利
用を促進する
仕組みの構築
8
街なか空間活用のための
方策の具体化
第3章 幕張新都心魅力向上のための社会実験の実施
1.社会実験の実施概要
(1)社会実験の目的
前章で述べた、街なか空間活用の推進方策について、「賑わい・憩い拠点の設置によ
る賑わい創出効果の立証」及び「街なか空間利用を促進する仕組み(体制、手続き、利
用ルール等)の検討」を目的として、来街者が一定程度滞留している空間に地区の魅力
を発信する拠点(以下、情報発信拠点)の設置や、海浜幕張駅から各施設までの通行動
線の沿道に簡易な休憩・飲食施設(以下、オープンカフェ)を設置する社会実験を実施
し、以下に示す①~⑩の事項について検証する。
目的
検証方法
(括弧内は対応する検証事項)
検証事項
情報発信拠点の設置
無料招待券
利用実績調査(①)
賑わい・憩い拠点
の設置による
来街者アンケート
(①⑨⑩)
賑わい創出効果
の立証
観測調査(⑨)
運営時の課題調査
(④⑥⑧⑨)
街なか空間利用を
促進する仕組み
(体制、手続き、
利用ルール等)の
検討
オープンカフェの設置
来街者アンケート
(①②③④⑨)
出店者アンケート
(②④⑤⑦)
通行量調査(②)
9
(2)社会実験の実施方法
① 社会実験の実施体制
今回の社会実験では下図で示す体制を構築し、ランドブレイン株式会社が実施主
体となり、情報発信拠点及びオープンカフェの管理・運営だけではなく、イベント
主催者との交渉、物品の調達、公共空間の利用申請書の作成支援、賑わい創出効果
の評価等を行う。
【社会実験の実施体制】
千葉市・千葉県
道路・公園
管理者
調整協議
占用申請
千葉市
調整協議
経済企画課
使用申請
占用許可
警察
(交通管理者)
使用許可
実験の共同実施
ランドブレイン株式会社
(社会実験実施主体)
交渉・連携
街なか空間利用者
・幕張メッセイベント主催者
・飲食店
・パフォーマー 等
保健所
営業許可
(飲食店の場合)
10
② 実施場所と実施内容
今回の社会実験では、幕張メッセで行われるイベントとの連携による賑わいづく
りを想定し、以下の赤色で示すエリア内で実施する。
【エリア A:海浜幕張駅南口の駅前広場】
海浜幕張駅南口には、駅前広場として開放的な空間が広がり、商業施設への
買い物客や幕張メッセ、QVC マリンフィールド等のイベントに訪れる来街者、
地域居住者等、多くの人々に利用されているが、幕張新都心で開催されている
イベント情報等を発信する仕組みが構築されていない。
情報発信拠点を設置することにより、イベント来場者の満足度向上とイベ
ント以外の目的で来街した人々の幕張メッセへの誘導効果等を検証する。
【エリア B:メッセモール南ブロック】
海浜幕張駅南口より徒歩 5 分に位置するメッセモールは、噴水や花壇、モニ
ュメントなどに彩られた遊歩道であり、幕張メッセへの歩行者動線としても利
用されている。
しかし、誘導表示や沿道の商業施設等が少ないことなどから、十分に活用さ
れているとは言い難い。
オープンカフェや休憩施設等を設置することにより、賑わいの創出効果等
を検証する。
【社会実験の実施場所】
11
③ 実施時期
本社会実験を円滑に実施するためには、幕張メッセで開催されるイベントの主催者
との連携が必要不可欠である。
そのため、本社会実験の実施に際しては、下記の条件を踏まえ、連携するイベント
を検討した。
ⅰ)有効な実験データの収集が可能な規模を有すること
ⅱ)PR 資料の提供やアンケート等の調査に協力いただけること
ⅲ)一般の来街者にも身近なテーマを扱ったイベントであること
その結果、CEATEC JAPAN 2012 (以下「CEATEC JAPAN」という。開催期間:平成 24
年 10 月 2 日~6 日)と CYCLE MODE international 2012(以下「サイクルモード」と
いう。開催期間:平成 24 年 11 月 2 日~4 日)の2つのイベントと連携して社会実験
を実施した。
また、平日と休日のデータを収集・検証することを目的として、下記の通り実施時
期を設定した。
なお、オープンカフェの設置実験については、11 月の寒冷時期は十分な利用が見込
めないことから、10 月初旬の第 1 回社会実験時のみ実施した。
社会実験実施日
連携イベント
平成 24 年
第 1 回 10 月 5 日(金)
6 日(土)
CEATEC JAPAN
平成 24 年
第2回 11 月 2 日(金)
3 日(土)
サイクルモード
イベント概要
イベント主催者
アジア最大級・
一般社団法人
最先端の IT・エ
日本エレクトロニ
レクトロニクス
クスショー協会
総合展
サイクルモード実
日本最大のスポ
行委員会(事務
ーツ自転車の総
局:テレビ大阪株
合展示・試乗会
式会社)
社会実験の内容
情報発信拠点及び
オープンカフェの
設置
情報発信拠点の
設置
※社会実験と併せて実施した調査
・来街者アンケート
・オープンカフェ出店者アンケート(CEATEC JAPAN 開催時のみ)
・メッセモールの通行量調査(CEATEC JAPAN 開催時のみ)
・無料招待券の配布(CEATEC JAPAN 開催時のみ)
・観測調査(サイクルモード開催時のみ)
12
2.社会実験の実施
(1)駅前広場における情報発信拠点の設置
① 実施目的
本社会実験では情報発信拠点を設置することにより、イベント来場者の満足度向上や
イベント以外の目的で来街した人々の幕張メッセへの誘導効果等を検証する。
② 実施概要
a)CEATEC JAPAN 開催時の実施概要
<実施日時>
・平成 24 年 10 月 5 日(金)、6 日(土)に実施。CEATEC JAPAN の開始時刻(10:00)
より若干早めの 9:15 に開始して 17:00 に終了した。
<拠点の構成>
・イベントを案内・告知する「テントブース」(30 ㎡程度)とイベントに関連した製品
を紹介する「展示スペース」(30 ㎡程度)で構成した。
■テントブースにおける取り組みの内容
・大型プロジェクターにより CEATEC JAPAN 紹介ビデオを放映した。
(協力:株式会社リコー)
・10 月 5 日に限り、会場の案内チラシ(1,200 部)と併せて、無料招待券を配布
し、イベント来場者の満足度向上及びイベント以外の目的で来街した人々の幕
張メッセへの誘導を図った。
(※10 月 6 日は終日入場無料のため、無料招待券の配布は実施していない。)
・メッセモールにおいて開催しているオープンカフェの開催案内チラシ(500 部)
を配布し、幕張新都心来街者のメッセモールへの誘導を図った。
■展示スペースにおける取り組みの内容
・CEATEC JAPAN イベント会場でも展示されている電気自動車を展示し、賑わ
いの創出を図った。(協力:日産プリンス千葉販売株式会社)
<その他運営上の留意点>
・設置物は誘導員を配置して、三井アウトレットモール幕張横の通路から搬入し、駅利
用者の通行動線及び周辺建物の出入口動線に重ならないように配慮した。
・10 月 6 日は、千葉市文化振興財団主催の「BAY SIDE JAZZ 2012 CHIBA」も開催してい
たため、カラーコーンの配置やスタッフによる滞留者の誘導により通行動線を確保し
た。
13
<実施詳細>
実施日
平成 24 年 10 月 5 日(金)、6 日(土)
配置スタッフ
ランドブレイン社員 1 名/日、アルバイト 3 名/日
必要な許可
道路使用許可及び道路占用許可
【テントブース】
・CEATEC JAPAN 案内チラシ等PR資料の配布
・オープンカフェの開催案内チラシの配布
取り組み内容
・CEATEC JAPAN 無料招待券の配布(10 月 5 日のみ)
・大型プロジェクターによる CEATEC JAPAN 紹介ビデオの放映
【展示スペース】
・電気自動車の展示
タイムスケジュール
8時
9時
10 時
11 時
12 時
13 時
14 時
15 時
会場設営
8:00~8:45
事前スタッ
フ会議
8:45~9:15
情報発信拠
点運営
9:15~17:00
会場撤収
17:00~18:00
準備物品
以下手配担当
■ランドブレイン
◎CEATEC JAPAN
事務局
☆株式会社リコー
〇日産プリンス千葉販
売株式会社
【テントブース】
■テント(縦 3.58m 横 7.13m×高さ 2.84m)
■長机×2、スタッフ用椅子×3
■発電機
■オープンカフェ案内チラシ 500 部
◎CEATEC JAPAN 案内チラシ 1,200 部
◎CEATEC JAPAN PR 用映像データ
◎CEATEC JAPAN 無料招待券 1,000 枚
☆プロジェクター機材一式
【展示スペース】
■カラーコーン
○電気自動車(全長 4.45m 全幅 1.77m)
14
16 時
17 時
テントブース外観
電気自動車展示スペース周辺の様子
当日の様子
検証事項
検証方法
・情報発信による幕張メッセへの誘導
効果
無料招待券配布
(10 月 5 日のみ)
・占用・使用手続方法
・搬出入方法
・PR 方法
・通行動線の安全性
運営時の課題調査
検証内容
15
CEATEC JAPAN 開催時 情報発信拠点実施場所
利用スペース
歩行者動線
16
b)サイクルモード開催時の実施概要
<実施日時>
・平成 24 年 11 月 2 日(金)、3 日(土)に実施。2 日は 10:30~18:00、3 日は 9:30
~17:00 の時間帯で実施した。
(サイクルモードの開始時刻は、2 日が 12:00、3 日が 10:00。)
<拠点の構成>
・10 月の社会実験実施時より設置範囲を拡張し、イベントを案内・告知する「テントブ
ース」(60 ㎡程度)とイベントに関連した製品の紹介やパフォーマンスを行う「展示
スペース兼パフォーマンスエリア」(60 ㎡程度)で構成した。
■テントブースにおける取り組みの内容
・会場の案内チラシ(1,500 部)等を配布した。
・景品抽選会を開催し、抽選引換券を兼ねたアンケート調査票を配布して情報発
信拠点に立ち寄った方々に対する幕張メッセへの誘導効果等を調査した。
・11 月 3 日のみ、千葉競輪の PR を兼ねた競輪ゲームの体験コーナーを設置した。
(協力:競輪選手会千葉支部)
・大型プロジェクターによりサイクルモード紹介ビデオを放映した。
(協力:株式会社リコー)
・テントブース横には最新型スポーツサイクル(10 台程度)を展示した。
(協力:イオンバイク株式会社)
■展示スペース兼パフォーマンスエリアにおける取り組みの内容
・プロ BMX ライダーによる自転車パフォーマンスの実施(一回 30 分程度、午
前・午後 1 回ずつ、2 日間で計 4 回)や、競輪体験ゲーム(11 月 3 日のみ)を実
施した。(協力:競輪選手会千葉支部)
<その他運営上の留意点>
・情報発信拠点は、サイクルモードの看板やポスターを展示し、幕張メッセで開催され
ているイベントに関連した施設であることが伝わるように工夫した。
・設置物は誘導員を配置して、三井アウトレットモール幕張横の通路から搬入し、駅利
用者の通行動線及び周辺建物の出入口動線に重ならないように配慮した。
・動線の確保においては、景観に配慮し、カラーコーンではなくポールパーテションを
使用した。
17
<実施詳細>
実施時期
平成 24 年 11 月2日(金)、3日(土)
配置スタッフ
ランドブレイン社員3名/日、アルバイト6名/日
必要な許可
道路使用許可及び道路占用許可
取り組み内容
【テントブース】(スタッフ4名配置)
・サイクルモード等のPR資料の配布
・サイクルモードPR映像の放映
・サイクルモード景品抽選会
・サイクルモードへの来場意向等に関するアンケート調査
・競輪体験ゲーム(11 月 3 日のみ)
※固定ローラー自転車と連動した競輪体験ゲーム。実際に自転車をこぐと前面
の液晶画面の景色が変わり、競輪の疑似体験が可能。
(安全の確保のため、競輪選手会千葉支部より4名の専門スタッフを配置)
【展示スペース兼パフォーマンスエリア】(スタッフ2名配置)
・最新型スポーツサイクルの展示(10 台程度)
・競輪体験ゲーム(11 月 3 日のみ)
・プロ BMX ライダーによる自転車パフォーマンス
※30 分程度のパフォーマンスを午前・午後 1 回ずつ、2 日間で計 4 回実施。
11 月 2 日(金)
タイムスケジュール
8時
9時
10 時
11 時
12 時
13 時
14 時
15 時
16 時
17 時
18 時
11 時
12 時
13 時
14 時
15 時
16 時
17 時
18 時
事前スタッフ
会議
9:00~9:45
会場設営
9:45~10:30
情報発信拠点
運営
10:30~18:00
会場撤収
18:00~20:00
11 月 3 日(土)
タイムスケジュール
8時
9時
10 時
事前スタッフ
会議
8:00~8:45
会場設営
8:45~9:30
情報発信拠点
運営
9:30~17:00
会場撤収
17:00~18:00
18
準備物品
以下手配担当
■ランドブレイン
◆千葉西警察署
◎サイクルモード
事務局
☆競輪選手会千葉支
部
○イオンバイク株式
会社
△株式会社リコー
▲千葉市
【テントブース】
■テント(縦 3.58m 横 7.13m×高さ 2.84m)
■長机×2、スタッフ用椅子×3
■発電機×2
■サイクルモードロゴ入り看板
■プロ BMX ライダーパフォーマンス案内看板
◎サイクルモードロゴ入りテント
◎サイクルモード PR 用映像データ
◎サイクルモード PR ポスター:B1サイズ 10 枚&B3 サイズ 10 枚
☆千葉競輪 PR ポスター
☆千葉競輪のぼり
☆競輪体験マシン:固定自転車2台
☆25 インチ液晶:2台(11 月3日のみ)
△プロジェクター機材一式
○イオンバイクのぼり
○最新型スポーツサイクル:10 台程度
■千葉市観光マップ
■プロ BMX ライダーパフォーマンス案内チラシ:1,000 部
◎サイクルモード案内チラシ:1,500 部
◎チームキープレフト活動案内チラシ
☆千葉競輪 PR チラシ
◆交通安全チラシ
<抽選会備品>
■景品抽選機
◎オリジナルTシャツ:30 枚
◎チームキープレフトステッカー: 300 枚
◎チームキープレフトTシャツ:30 枚
▲文房具
▲ティッシュペーパー
◆交通安全ステッカー
■飴玉
【展示スペース兼パフォーマンスエリア】
■音響機器(マイク+スピーカー)
■ポールパーテション:20 本
☆競輪体験マシン:固定自転車2台
☆25 インチ液晶:1台(11 月3日のみ)
19
備品等
配布物
テントブース外観
当日の様子
自転車パフォーマンス時の賑わいの様子
テント周辺の様子
競輪体験ブースの賑わいの様子
検証事項
検証内容
検証方法
・情報発信による幕張メッセへの誘導効果
・情報発信拠点来場者の満足度・ニーズ
・通行動線の安全性
来街者アンケート
・通行動線の安全性
観測調査
・占用・使用手続方法
・搬出入方法
・PR 方法
・通行動線の安全性
運営時の課題調査
20
サイクルモード開催時 情報発信拠点実施場所
JR 海浜幕張駅
イベントの案内・告知
交通誘導
抽選会の実施
展示ブース見物客の整理
ポールパーテション
による動線確保
イベントの案内・告知
チラシの配布
アンケートの実施
抽選会参加者の整理・誘導
交通誘導
0
10
利用スペース
50m
歩行者動線
ポールパーテション
配置スタッフ
21
(2)メッセモール南ブロックにおけるオープンカフェの設置
① 実施目的
本社会実験ではメッセモールにキッチンカー(移動販売屋台)によるオープンカフェ
や休憩施設等を設置することにより、オープンカフェ利用者及び出店者のニーズの把握
や、オープンカフェの設置による通行量の変化、滞留効果等を検証する。
② 実施概要
<実施日時>
・平成 24 年 10 月 5 日(金)、6 日(土)に実施。CEATEC JAPAN の開始時刻(10:00)
に合わせて開始し、CEATEC JAPAN の終了後(17:00)、人の流れが落ち着いてから
撤収を開始した。
<拠点の構成>
・メッセモールの歩道空間にキッチンカー(規模:30 ㎡×4 店舗)やアメニティ設備
(パラソル・テーブル・椅子 4 脚)を 6 セット設置し、来街者や地域住民が気軽に飲
食・休憩できる環境(オープンカフェ)を整備した。
<取り組みの内容>
・メッセモール周辺でオープンカフェ PR チラシ(500 部)を配布して集客促進を図った。
・オープンカフェ利用者を対象としたアンケートを実施し、満足度や今後の利用意向等
を調査した。
・出店者を対象としたアンケートを実施し、営業成果や今後の出店意向等を調査した。
・オープンカフェ実施前(10 月 3 日(水))と実施期間中(10 月 5 日(金)、6 日
(土))にメッセモールの通行量調査を実施し、来街者の誘導効果を検証した。
<その他運営上の留意点>
・キッチンカーの出店者の募集にあたっては、社会実験の趣旨と出店条件(24 ページ参
照)を提示して出店者を募集した。
・キッチンカーやアメニティ設備の設置にあたっては、幕張メッセ来場者等の歩行空間
を確保するなど、安全性に配慮した。
22
<実施詳細>
実施時期
配置スタッフ
必要な許可
平成 24 年 10 月 5 日(金)、6 日(土)
ランドブレイン社員 1 名/日、アルバイト 3 名/日
行政財産使用許可(千葉県企業庁管轄)
・オープンカフェ出店者を対象としたアンケートの実施
・オープンカフェ案内チラシ 500 部の配布
取り組み内容
・オープンカフェ利用者を対象としたアンケートの実施
・歩行者通行量の調査
タイムスケジュール
8時
9時
10 時
11 時
12 時
13 時
14 時
15 時
16 時
17 時
キッチンカ
ー配置
8:00〜8:45
事前スタッ
フ会議
8:45~10:00
オープンカ
フェ運営
10:00~17:00
会場撤収
17:00~18:00
移動販売屋台配置時の様子
オープンカフェを利用する人々
当日の
様子
検証
内容
検証事項
・情報発信によるオープンカフェへの誘導効果
・オープンカフェによる賑わい創出効果
・オープンカフェ利用者の満足度・ニーズ
・PR方法
・通行動線の安全性
・オープンカフェによる賑わい創出効果
・PR方法
・出店条件
・オープンカフェ出店者の満足度・ニーズ
・オープンカフェによる賑わい創出効果
23
検証方法
来街者アンケート
出店者アンケート
通行量調査
<オープンカフェ店舗
出店条件>
出店条件
実施主体
ランドブレイン株式会社、千葉市
実施期間
2 日間 平成 24 年 10 月 5 日(金)、6 日(土) 予備日:4 日(木)
※9 月 27 日の週間天気予報にて、当日の荒天が予想される場合、予備日を含め
開催日程の見直しを行い、その決定を出店者に通知する。
実施時間
10:00~17:00
実施場所
メッセモールの指定場所
車幅
1.9m 以内(車両搬入時に幅員 2m のスロープを通過する為)
管理
現場の管理は責任者 1 名+アルバイト 3 名が担当
※ランドブレイン株式会社が手配する。
必要な
許可
食品衛生法に基づく営業許可を事前に受けていること
営業補償
5 万円
※売上が補償金額を下回った場合のみ、差額分を出店者に支払う
設置可能
物件
ワゴン、椅子、テーブル、パラソル、分別ゴミ箱、看板
※上記以外の物件を店舗事業者が設置する場合は、事前の協議を要する。
※パラソル・テーブル・椅子 6 セットはあらかじめランドブレイン株式会社が
調達し、設置する。
物件の
設置場所
出店料
収入の
取り扱い
その他
事項
歩行者等の安全確保のため、歩行用の幅員を 4m 以上確保する。
社会実験につき無料(実験結果を踏まえて、今後の料金を検討)
各店舗事業者の収入とする。ただし、社会実験中の営業成果及び客数に
ついては、ランドブレイン株式会社に報告すること。
・物件は風などで容易に転倒しないよう設置すること。
・飲食ゴミについては、各営業店舗が責任を持って処理すること。
・社会実験に係る調査等に協力すること。
・イベント主催者より希望があった場合は業態を制限する場合がある。
24
オープンカフェ実施場所
幕張メッセ
幕張メッセ
利用スペース
(計 240 ㎡)
25
3.社会実験の調査結果
(1)調査体系
今回の社会実験では、情報発信拠点とオープンカフェの設置による社会実験に併せて、
下表で示す各種検証を実施した。
次頁以降に具体的な検証方法と結果を示す。
■検証事項と検証方法
社会実験
情報発信拠点
検証事項
検証方法
・情報発信による幕張メッセへの
誘導効果
無料招待券利用実績調査
・情報発信による幕張メッセへの
誘導効果
・情報発信拠点来場者の満足度・
ニーズ
・通行動線の安全性
来街者アンケート
・通行動線の安全性
オープンカフェ
観測調査
・占用・使用手続方法
・搬出入方法
・PR方法
・通行動線の安全性
・情報発信によるオープンカフェ
への誘導効果
・オープンカフェによる賑わい創
出効果
・オープンカフェ利用者の満足
度・ニーズ
・PR方法
・通行動線の安全性
・オープンカフェによる賑わい創
出効果
・PR方法
・出店条件
・オープンカフェ出店者の満足
度・ニーズ
・オープンカフェによる賑わい創
出効果
26
運営時の課題調査
来街者アンケート
出店者アンケート
通行量調査
(2)情報発信拠点
①無料招待券利用実績調査
a)検証方法と検証事項
〇情報発信拠点で CEATEC JAPAN の無料招待券を配布し、その利用状況から情報発信
拠点の設置による海浜幕張駅周辺通行者の幕張メッセへの誘導効果を検証した。なお、
10 月 6 日は CEATEC JAPAN の入場料は終日無料であったため、本調査は 10 月 5 日の
み実施した。
〇当日は他所でも無料招待券が発行されていたため、情報発信拠点で配布された券の利
用数が識別できるようにナンバリングを印字した(下図参照)。
〇併せて、CEATEC JAPAN の案内チラシを配布し、街全体がイベント来場者を歓迎して
いる雰囲気を演出し、イベント来場者の満足度向上を図った。
■無料招待券見本
ナンバリング
b)検証結果
〇海浜幕張駅からの降客の流れが発生する度に 10~30 人程度が情報発信拠点を訪れた。
〇案内チラシは 2 日間で 1,148 部配布した。
〇無料招待券は 867 部発行し、そのうち 421 部の利用が報告された。「情報発信拠点へ
の立ち寄りをきっかけに足を運んだ」というイベント来場者も多く、幕張メッセへ誘
導することによる回遊性の向上、街なかの賑わい創出については一定の効果が得られ
た。
27
②来街者アンケート
a)検証方法と検証事項
〇サイクルモード開催時の幕張メッセへの誘導効果等を測るため、情報発信拠点に立ち
寄った方々を対象に来街者アンケートを実施した。また、調査協力の特典としてアン
ケート調査票と引き換えに参加できる景品抽選会を実施した。
〇本調査では、情報発信による幕張メッセへの誘導効果、情報発信拠点利用者の属性・
満足度・ニーズ、通行動線の安全性を検証した。
b)集計結果
<回収実績>
〇11 月 2 日(金)には 715 票、11 月 3 日(土)には 761 票、計 1,476 票の調査票を回収
した。前述の通り、アンケート調査票が景品抽選引換券を兼ねていたため、多くの票
を回収することができた。
<情報発信による幕張メッセへの誘導効果>
〇情報発信拠点利用者のうち、サイクルモード以外の目的で来街した方を対象に、拠点
立ち寄り後の反応を調査した。その結果、サイクルモードに「興味を持った」という
回答が両日過半を占めた(無回答を除く)。また、イベントへの来場意向を調査した
ところ「行きたくなった」という回答が両日過半を占めた(無回答を除く)。
本PRブースに立ち寄ってサイクル
モードに興味を持ちましたか。
92
100%
90%
80%
70%
60%
50%
40%
30%
20%
10%
0%
1.1%
124
76.1%
11月2日
216
2.4%
1.9%
35.5%
30.1%
62.1%
68.1%
11月3日
総計
22.8%
本PRブースに立ち寄ってサイクル
モードに行きたくなりましたか。
100%
90%
80%
70%
60%
50%
40%
30%
20%
10%
0%
81
106
187
1.2%
18.5%
0.9%
1.1%
40.6%
80.2%
11月2日
58.5%
67.9%
11月3日
総計
興味を持たなかった
興味を持たなかった
どちらとも言えない
どちらとも言えない
興味を持った
興味を持った
28
31.0%
<回答者の属性(性別・年齢別・同行者別)>
○両日、女性より男性の方が多く、年齢は男女問わず 20 代~50 代が過半を占めている。
○両日「ひとり」で来街する割合が高かったが、休日は「家族・親戚」と同行する割合
が高くなった。
11/2 性別・年齢別集計結果
599
113
総計 性別・年齢別集計結果
11/3 性別・年齢別集計結果
555
712
197
752
100%
100%
11.5%
90%
12.2%
15.9%
9.2%
80%
70%
70%
42.6%
43.4%
9.1%
90%
80%
9.2%
90%
70%
42.4%
60%
50%
50%
50%
40%
40%
40%
30%
30%
47.8%
42.9%
20%
41.9%
36.3%
2.8%
0%
0.0%
女性
男性
2.4%
総計
0%
42.7%
43.5%
42.9%
20%
43.3%
41.6%
43.0%
3.4%
2.6%
男性
女性
3.2%
総計
10%
4.0%
4.1%
男性
女性
4.0%
総計
0%
無回答
60代以上
無回答
60代以上
40~50代
20~30代
40~50代
20~30代
40~50代
20~30代
402
10代
70
2.9%
125
100
16.5%
32.9%
10
20.0%
288
100%
12.1%
90%
30
3.3%
13.5%
43.8%
47.8%
5.0%
275
7.6%
40%
100%
9.1%
61.4%
30%
49.5%
42.4%
35.6%
33.0%
20%
1.2%
2.9%
7.2%
1.0%
無回答
60代以上
20~30代
10代
0.0%
2.4%
40~50代
0%
15
10.1%
0.0%
13.3%
1467
10.6%
31.0%
43.3%
49.2%
45.5%
80.0%
40%
35.6%
2.4%
6.5%
43.6%
20%
3.1%
無回答
60代以上
20~30代
10代
29
54.2%
42.6%
34.9%
38.1%
10%
20.0%
0.0%
64.0%
30%
54.7%
41.7%
10%
10%
4.6%
378
50%
30%
41.5%
14.6%
264
70%
60%
80.0%
70.0%
53.6%
90%
100
3.0%
35.9%
42.8%
40%
80.0%
690
757
50%
50%
総計 年齢別・同行者別集計結果
80%
60%
48.5%
5
0.0%
36.5%
70%
70%
159
26.7%
80%
35.2%
10代
11/3 年齢別・同行者別集計結果
710
0.0%
4.0%
15.4%
80%
0%
10.7%
60代以上
100%
20%
11.6%
無回答
11/2 年齢別・同行者別集計結果
60%
10.4%
1,464
30%
44.0%
20%
10代
90%
44.7%
43.8%
10%
10%
310
80%
41.1%
42.9%
60%
60%
1,154
100%
4.1%
40~50代
0%
1.7%
2.0%
4.9%
5.0%
無回答
60代以上
20~30代
10代
6.7%
3.3%
40~50代
<回答者の属性(居住地別・認知度別・来街目的別)>
〇両日「千葉県外」に居住する回答者が多く、サイクルモードの開催を既に「知ってい
た」(91.1%)という回答者が多かった。
サイクルモードの開催をご存知でしたか。
100%
90%
80%
70%
60%
50%
40%
30%
20%
10%
0%
166
548
715
1.2%
2.4%
6.6%
2.1%
10.5%
23.5%
91.1%
75.3%
県内
県外
無回答
87.4%
100%
90%
80%
70%
60%
50%
40%
30%
20%
10%
0%
239
516
761
1.2%
2.4%
6.6%
2.1%
10.5%
23.5%
91.1%
75.3%
総計
県内
知らなかった
県外
無回答
知っていた
87.4%
405
100%
90%
80%
70%
60%
50%
40%
30%
20%
10%
0%
1064
1476
2.4%
6.6%
2.1%
10.5%
91.1%
87.4%
県外
総計
1.2%
23.5%
75.3%
総計
県内
知らなかった
無回答
知っていた
知らなかった
知っていた
本日、幕張新都心で立ち寄る、または立ち寄った施設を教えてください。
250
649
100%
90%
2.0%
11.6%
50%
8.0%
40%
6.2%
15.7%
80%
6.7%
70%
60%
50%
40%
74.3%
65.9%
30%
20%
4.7%
90%
70%
20.4%
344
44.0%
20%
10%
0%
0%
県外
総計
1.9%
14.8%
9.3%
6.2%
4.5%
594
1278
9.3%
14.8%
18.5%
60%
40%
72.0%
60.5%
1872
4.5%
18.5%
7.9%
25.3%
11.0%
72.0%
30%
20%
39.5%
6.2%
70%
50%
11.0%
1.9%
90%
80%
7.9%
25.3%
60.5%
39.5%
10%
0%
県内
県外
その他
県立幕張海浜公園
その他
QVCマリンフィールド
プレナ幕張
QVCマリンフィールド
幕張テクノガーデン
WBG
幕張テクノガーデン
三井アウトレットパーク幕張
幕張メッセ(CM以外)
三井アウトレットパーク幕張
幕張メッセ(サイクルモード)
973
100%
30%
10%
県内
629
100%
13.9%
80%
60%
899
幕張メッセ(サイクルモード)
30
県内
総計
県外
総計
県立幕張海浜公園
その他
県立幕張海浜公園
プレナ幕張
QVCマリンフィールド
プレナ幕張
WBG
幕張テクノガーデン
WBG
幕張メッセ(CM以外)
三井アウトレットパーク幕張
幕張メッセ(CM以外)
幕張メッセ(サイクルモード)
<回答者の満足度・ニーズ>
〇今後の情報発信拠点について、「他のイベントに関する情報も駅前で発信したほうが
良いと思うか」という問いに対し、「そう思う」と回答した割合が約 8 割を占めた。
〇自由意見では、公共空間の活用について、イベントの開催以外にカフェやレストラン
等飲食施設に関する要望が複数あった。
他のイベントに関する情報も駅前で発信したほうが良いと思いますか。
100%
90%
80%
70%
60%
50%
40%
30%
20%
10%
0%
715
761
1476
2.8%
19.0%
2.2%
17.3%
2.5%
18.2%
77.6%
79.4%
78.5%
11月2日
11月3日
総計
無回答
そう思わない
どちらとも言えない
そう思う
■主な自由意見(※括弧内は同様意見の件数)
公共空間の活用に関する意見
・イベントにより活気が出て良い。今後も続けてほしい。(42)
・カフェやレストラン、その他のイベントも開催してほしい。(20)
周辺施設に関する意見
・自転車専用道路、駐輪場を設置してほしい。(6)
・幕張を自転車のまちにしたい。(2)
・食事や買い物ができるところを充実してほしい。(9)
・歩きやすく、きれいな街づくりを目指してほしい。(10)
情報発信に関する意見
・幕張メッセでのイベント情報をこれからも発信すべき。(13)
・飲食店や周辺施設の情報が分かり易くなっているとよい。MAP がほしい。(7)
その他意見
・交通アクセスの改善をしてほしい。(7)
・混雑しないまちづくりを進めてほしい。(3)
・このままでよい。(2)
・誰でも情報を自由に発信できる「フリースペース」が欲しい。(1)
31
等
<通行動線の安全性>
○ 駅前に情報発信拠点を設置することにより、通行に不便や危険を感じるか調査したと
ころ、「不便を感じる」と回答する割合は1%程度であった。
ブースが設置してあることにより、通行に不便や危険を感じますか。
100%
90%
80%
70%
60%
50%
40%
30%
20%
10%
0%
1476
715
761
1.8%
1.2%
1.5%
22.4%
26.9%
24.7%
75.2%
70.4%
72.8%
11月2日
11月3日
総計
無回答
無回答
そう思う
そう思わない
どちらとも言えない
どちらとも言えない
そう思わない
そう思う
32
c)検証結果
<情報発信拠点設置による幕張メッセへの誘導効果>
〇情報発信により、サイクルモード以外の目的で来街した方に対して幕張メッセへの誘
導効果があったと推測される。単にイベント情報を発信するだけではなく、本会場と
連携した企画(スタンプラリーの実施、グッズ割引券の配布など)を展開することで、
より一層の効果が期待される。
<情報発信拠点利用者の満足度・ニーズ>
〇「ひとり」で来街する割合が高いが、休日は「家族・親戚」と同行する割合が高くな
るため、一人でも幕張新都心を回遊して楽しめるコースを案内したり、休日は家族向
けでも楽しめるイベント情報を積極的に発信したりするなど、来街者のニーズに合せ
て発信する情報の内容に工夫が必要である。
〇情報発信拠点では周辺施設に関する情報を求められることも多く、情報不足が回遊性
の低下を招いていると推測できる。情報発信拠点において、幕張メッセ以外の周辺施
設の案内やクーポン券などの配布が必要である。
〇情報発信拠点の他イベントとの連携について、肯定的な回答の割合が多かったが、全
てのイベントとの連携は困難であることから、今後、一定の基準(イベントのテーマ、
ターゲット、集客規模など)を検討する必要がある。
<通行動線の安全性>
〇今回の情報発信拠点設置範囲について、「通行に不便や危険を感じない」と回答する
割合が多かったため、今後の設置可能範囲の基準となりえる。
〇最も混雑した競輪体験ゲームへの競輪選手参加時は、予定通り誘導スタッフを増員す
ることで円滑な通行動線を確保した。
③観測調査
a)調査方法と検証事項
〇サイクルモード開催時は、テントブースを通行動線(屋根付きの歩道)から約4mの
位置に設置した。また、ポールパーテション等での動線を確保や、スタッフによる誘
導により円滑な通行動線を確保した。
○混雑時の滞留状況や歩行者・自転車動線上の危険が発生しうる箇所を観測し、情報発
信拠点の設置可能範囲の確認を行なった。
b)検証結果
〇情報発信拠点前には定期的に抽選会参加者の滞留による混雑が発生したが、その都度
誘導スタッフが対応することにより、滞留と通行動線の交錯による交通上の危険は発
生しなかった。
〇今回の社会実験の結果から、十分な誘導スタッフの配置と幅員の確保により、海浜幕
張駅南口駅前広場においては、安全に情報発信拠点を設置できると考えられる。
33
情報発信拠点周辺の最混雑時(11月3日(土)13:00)の状況
主動線
滞留スペース(幅員約 4m)
34
施設設置範囲
④ 運営時の課題調査
前述の各種検証と併せて、情報発信拠点の企画から実施に至るまでの運営過程で生じ
た各種課題を抽出し、その解決策を検討した。
a)占用・使用手続時の課題
〇駅前広場の占用・使用許可を得るために申請手続きを行った際に、指定様式と併せて独
自様式の実施計画書を作成した。実施計画書のひな形を作成し、指定様式の一部として
位置付けることで、今後、情報発信拠点の設置を希望する団体が現れた際、申請時の交
渉・審査を円滑に行うことができると考えられる。
必要な
申請
道路占用
許可申請
道路使用
許可申請
申請先
申請時のポイント
千葉市
・設置物の設置方法の明示が必要。
中央・美浜 ・設置範囲の詳細な明示が必要。
土木事務所 ・通行動線の確保など安全性への配慮が必要。
※なお、道路使用許可申請時は事前に道路管理者への道
千葉西
路占用許可申請が必要。
警察署
〇通常、民間団体による道路空間を使用したイベントの開催は公共団体の関与が求められ
る。今後は、占用・使用許可の対象となる団体や、許可される活動内容などを検討し、
公共空間を利活用しやすい仕組みづくりが必要である。
b) 搬出入時の課題
〇搬出入時に自動車を利用する場合、周辺施設及び景観への影響を考慮し、搬出入用自動
車の駐車場所・駐車時間及び台数についての規定を設ける必要がある。
c)景観上の課題
〇幕張新都心においては、幕張新都心中心地区景観デザイン基準が制定されていることか
ら、情報発信拠点、オープンカフェの設置においてもブースの外観及び備品に対して、
デザインガイドラインの設定など、景観への配慮について検討することが望ましい。
35
(3)オープンカフェ
①来街者アンケート
a)検証方法と検証事項
〇メッセモール周辺で主にオープンカフェ利用者を対象としたアンケートを実施し、情
報発信によるオープンカフェへの誘導効果、来街者の反応やニーズ、通行動線の安全
性等を検証した。
■来街者アンケート実施概要
調査実施日:平成 24 年 10 月 5 日(金)、6 日(土)(CEATEC JAPAN 開催時)
対 象 者:主にオープンカフェ店舗利用者
調 査 員:ランドブレイン社員1名+アルバイト 1 名
調 査 場 所:オープンカフェを中心としたメッセモール周辺
b)集計結果
<回収実績>
〇10 月 5 日(金)には 47 票、10 月 6 日(土)には 37 票、計 84 票の調査票を回収した。
<情報発信によるオープンカフェへの誘導効果>
〇オープンカフェの情報入手方法として最も多かったのは、「偶然通りかかった」
(65.8%)、次いで「友人・知人からの情報」(11.4%)であった。
〇「駅前PRブースの案内」(7.6%)は少なかった。
オープンカフェの情報入手方法(N=79)
1.3%
5.1%
1.偶然通りかかった
11.4%
2.CEATEC JAPANのチラシ
7.6%
3.駅前PRブースの案内
4.友人・知人からの情報
8.9%
5.千葉市ホームページ
6.その他
65.8%
36
<オープンカフェ利用者の満足度・ニーズ>
○オープンカフェを利用した満足度について、「普通」(35.5%)が最も多かったが、
「満足」(23.7%)もしくは「やや満足」(26.3%)を合わせると半数の方が満足してい
る。
〇一方、「やや不満」もしくは「不満」と回答した方が 14.4%いた。
○不満と感じた主な理由は、「価格」(35.7%)、「場所」(28.6%)、「品揃え」
(14.3%)の順に多かった。
本オープンカフェの利用満足度
3.9%
(N=76)
23.7%
10.5%
1.満足
2.やや満足
3.普通
4.やや不満
35.5%
26.3%
不満の要因
5.不満
(N=14)
7.1%
1.味
2.価格
28.6%
3.品揃え
4.接客
35.7%
7.1%
5.イス・テーブル
6.看板・表示案内
7.1%
0.0%
7.場所
14.3%
37
○オープンカフェで取り扱って欲しい商品の有無については、「ある」との回答が 68.7%
と多く、具体的には「酒類」「コーヒー」「ドーナツ」「イベント主催者と連動した商
品」「焼き立てパン」「ラーメン」「歩きながらつまめる軽食」などの意見が寄せられ
た。
○また、オープンカフェを実施して欲しい場所については、「幕張メッセ周辺」(43.4%)
が最も多く、次いで「海浜幕張駅南側」(16.0%)であった。
オープンカフェで取り扱って欲しい商品の有無(N=67)
31.3%
1.ある
2.ない
68.7%
オープンカフェを実施して欲しい場所(N=106 複数回答)
11.3%
2.8%
15.1%
1.幕張テクノガーデン
2.幕張メッセ周辺
3.国際大通り沿道
16.0%
4.海浜幕張駅北側
5.海浜幕張駅南側
6.幕張海浜公園海側
6.6%
4.7%
43.4%
38
7.その他
〇「オープンカフェの存在がまちの魅力向上につながるか」という問いに対して、「そう
思う」(47.6%)もしくは「どちらかと言えばそう思う」(45.1%)と回答した方が 9
割以上を占めた。
〇自由意見では、オープンカフェの実施について、出店規模・頻度の増加を求める肯定的
な意見が複数寄せられた。その一方で、品目の少なさやPR不足を指摘する意見も見ら
れた。
オープンカフェの存在は、まちの魅力向上につながると思いますか?(N=82)
7.3%
0.0%
47.6%
45.1%
1.そう思う
2.どちらかと言えばそう思う
3.どちらかと言えばそう思わない
4.そう思わない
自由意見※網掛けはキーワード
<出店形式について>
・ メッセモールに人が集うように、マルシェ、バルなどを幕張メッセのイベントに合わせて開催してほ
しい。
・オープンタイプのバーや、地域のコミュニティ活性化につながるような店を作って欲しい。
・お台場の Deck やダイバーシティのような施設が欲しい。
・ メッセモールへのオープンカフェの設置を推し進めるべき。
・街なかに音楽などが少なくさみしい。BGM を流すなどの工夫をすると良い。
・ 平日にもオープンカフェを実施してほしい。
・ オープンカフェの夜までの営業と酒類販売(夕方から)があると良い。
・ 屋外でコーヒーが飲みたく、「オープンカフェ」の名称に誘われて訪れたが飲み物の種類が乏しく少
しがっかりした。
<PR手法について>
・ 幕張新都心は都内から見て交通の便が悪いイメージがある。地元の人をターゲットとした PR をする
のが良いのでは。
・ もっと PR しないとオープンカフェの存在は気付いてもらえない。
<その他>
・ 他のイベントでも開いてほしい。
・ メッセモールを歩くのが好き。このような売店があるとさらに利用したくなる。
・ メッセモールは幕張メッセから若干遠い、また商品の価格が高い、品目が限られるという点が難点。
39
<通行動線の安全性>
○メッセモールに店舗が設置してあることにより、通行に不便や危険を感じるか調査した
ところ、「不便や危険を感じない」(81.5%)が大半を占めた。
メッセモールに店舗が設置してあることにより、通行に不便や危険を感じますか?(N=81)
18.5%
0.0%
1.不便や危険を感じない
2.どちらとも言えない
3.不便や危険を感じる
81.5%
c)検証結果
<情報発信によるオープンカフェへの誘導効果>
〇「偶然通りかかった」ことがきっかけでオープンカフェに訪れた方の割合は過半数を
占めた。情報発信の方法としては、案内チラシの配布だけではなく、各種媒体を利用
した事前告知を行うほか、メインとなる動線上に誘導案内を置いたり、イベント(ラ
イブ、大道芸など)を併せて実施したりするなどして、認知してもらうための工夫が
必要である。
<オープンカフェ利用者の満足度・ニーズ>
○オープンカフェ利用者の満足度は「普通」が最も多かったが、「不満」に近い自由意
見も見られたため、より一層の提供サービスの向上が必要である。
〇分析によると、軽飲食類、特に飲み物類に対するニーズが多かった。今回の集計結果
を開示した上で出店者を募ることで、品揃えに関する不満の解消は可能である。
<通行動線の安全性>
〇今回の社会実験の結果から、十分な歩行用の幅員を確保すれば、メッセモールにおい
ては安全にオープンカフェを設置できると考えられる。
40
②出店者アンケート
a)検証方法と検証事項
〇オープンカフェ出店者を対象としたアンケートを行い、オープンカフェによる賑わい創
出効果、営業成果、満足度・ニーズを検証した。
■出店者アンケート実施概要
調査実施日:平成 24 年 10 月 5 日(金)、6 日(土)(CEATEC JAPAN 開催時)
対 象 者:オープンカフェ出店者
調 査 員:ランドブレイン社員1名+アルバイト 1 名
調 査 手 法:アンケートを始業前に配布し、終業後に回収
b)集計結果
〇オープンカフェの総利用客数は 10 月 5 日(金)が 131 名、10 月 6 日(土)が 74 名で
あった。
〇時間帯別・業種別の利用客数に注目すると、10 月 5 日(金)は平日のため、昼休みの
時間帯に丼ものを販売する店舗はピークを迎えており、スイーツ類を販売する店舗は
14 時頃にピークを迎えている。10 月 6 日(土)については、総利用客数が少ないため
傾向が掴みにくいが、16 時の時点で客足が途絶えてしまっており、PR方法や出店形
式に課題を残す結果となった。
10 月 5 日 時間帯別来店者数(総数 131 名)
30
25
客
数
スイーツ類
20
軽食
15
丼ぶり類
10
5
0
10:00
11:00
12:00
13:00
14:00
15:00
16:00
17:00
18:00
10 月 6 日 時間帯別来店者数(総数 74 名)
30
25
客
数
スイーツ類
20
軽食
15
丼ぶり類
10
5
0
10:00
11:00
12:00
13:00
41
14:00
15:00
16:00
17:00
18:00
■メッセモールカフェに参加された満足度は?
0
1.満 足
1
2.やや満足
6
3.やや不満
1
4.不満
「3.やや不満」、「4.不満」を選択された方はその理由を教えてください。
理由:初めての試みで方向性が見えない。
売上が少ない。
イベント会場での PR を強化してほしい。
■今後このような企画があれば、また参加したいと思いますか?
7
1.また参加したいと思う
0
2.また参加したいとは思わない
1
3.わからない
■今後、幕張新都心内の公共空間上(公園・広場・メッセモール上など)に店
舗を定期的に出店したいと思いますか?(複数回答可)
1.イベント有無に関わらず出店したいと思う 2
3
2.イベント時のみ出店したいと思う
3.季節による(出店しても良い季節)
2 ⇒(春~秋)
4.場所による(出店しても良い場所)
3 ⇒(人通りの多いところ)
0
5.出店したいとは思わない
■1 日あたりの出店料はいくらが妥当だと思いますか?
0
1.1,000 円未満
4
2.1,000 円以上 5,000 円未満
3
3.5,000 円以上 10,000 円未満
0
4.10,000 円以上
5.売上の○%
1 ⇒(15%以内)
0
6.有料なら参加したくない
■本日のオープンカフェの運営について、改善すべき点や課題などをご記入く
ださい。※網掛けはキーワード
・メッセモールは駅から幕張メッセまでの通過点なので、お客様に足を止めて
もらえるよう、メッセモール内で音楽イベント(野外コンサートなど)、フ
リーマーケットなどを催すと良いかもしれない。
・今後売上があがるよう出店場所を増やしてほしい。
・認知されていないので、客数が少なかった。これから PR 方法を改善すると
良くなると思われる。
・認知度向上のため、月間で出店スケジュールを組み、チラシ配布等を実施す
ると良い。
・周知に注力しコミュニティの中でのオープンカフェの存在を確立していけば
よいのではないか。
42
c)検証結果
<オープンカフェによる賑わい創出効果>
〇通行量が少ないエリアに一定の滞留を生んでいる点から一定の成果が得られたといえ
る。
<出店者の営業成果>
〇時間帯によって利用ニーズは異なる。今回の集計結果を開示した上で、出店者を募集
することで時間帯にあったサービスの提供が可能となる。
〇移動販売屋台という業務形態上、オープンカフェの商品はやや高めの価格設定となる。
今後は野外コンサート等の他イベントとの共同実施することで利用者に付加価値を提
供したり、幕張メッセのイベントと連携したオリジナル商品を提供したりすることで、
その割高感を解消する必要がある。
<出店者の満足度・ニーズ>
○今回の社会実験に参加した満足度については、「やや不満」が多数を占めた。
〇今後の参加意向については「また参加したいと思う」という回答が多く、その中では
イベントの有無に関わらず定期的に出店したいという出店者もいた。また、人通りが
多いところでの出店を条件とする回答もあった。
〇一日あたりの適正な出店料については「1,000 円以上 5,000 円未満」、「5,000 円以上
10,000 円未満」の順に回答が多かった。
〇今後オープンカフェを運営する上で改善すべき点や課題などについて自由意見を求め
たところ、野外コンサート等の他イベントとの共同実施、出店可能場所の拡張、地道
なPRによる地元認知度の向上等の意見が寄せられた。
43
③通行量調査
a)調査方法と検証事項
〇オープンカフェ実施前(10 月 3 日(水))と実施期間中(10 月 5 日(金)、6 日(土))
のメッセモールの通行量を比較し、オープンカフェの設置による賑わい創出効果を検証
した。
〇メッセモールの通行量は CEATEC JAPAN の来場者数に左右されると考えられるため、
「CEATEC JAPAN 登録来場者数」と「メッセモールの合計通行量」の比率(下表参照)
を比較して分析した。
■通行量調査実施要領
調査実施日:10 月 3 日(水)(オープンカフェ実施前)
10 月 5 日(金)、6 日(土)(オープンカフェ実施期間中)
調 査 員:メッセモールに調査員 1 名を配置(下図参照)
調 査 方 法:6 連カウンターを使って、通路別、時間帯別、進行方向別にメッセモールの
通行量を記録
実 施 時 間:9:00~17:00
メッセモール通行量調査実施概要図
行き
右
側
通
路
至幕張メッセ 1~8 ホール
行き
調査員
左
側
通
路
帰り
帰り
■時間帯別・通路別メッセモール通行量
10月3日
(水)
左側通路
右側通路
↓帰り ↑行き ↓帰り ↑行き 合計
9:00
10:00
20
87
8
33
148
11:00
43
70
23
46
182
12:00
91
80
79
84
334
13:00
96
112
76
63
347
14:00
112
80
62
47
301
15:00
140
31
119
20
310
16:00
134
6
49
31
220
17:00
279
10
34
11
334
計
915
476
450
335
2,176
1,391
785
合計
①2,176
②CEATEC登録来場者数:31,208
①/②: 6.97%
10月5日
(金)
左側通路
右側通路
↓帰り ↑行き ↓帰り ↑行き 合計
9:00
10:00
22
113
17
52
204
11:00
109
74
30
53
266
12:00
159
129
75
97
460
13:00
152
186
56
126
520
14:00
180
117
79
83
459
15:00
195
82
109
53
439
16:00
281
14
95
26
416
17:00
555
9
131
4
699
計
1,653
724
592
494 3,463
2,377
1,086
合計
①3,463
②CEATEC登録来場者数:43,051
①/②: 8.04%
44
10月6日
(土)
左側通路
右側通路
↓帰り ↑行き ↓帰り ↑行き 合計
9:00
10:00
12
92
13
57
174
11:00
49
80
29
61
219
12:00
105
109
61
85
360
13:00
123
91
62
118
394
14:00
152
94
70
67
383
15:00
168
44
91
51
354
16:00
170
14
89
32
305
17:00
335
5
67
9
416
計
1,114
529
482
480
2,605
1,643
962
合計
①2,605
②CEATEC登録来場者数:28,620
①/②: 9.10%
b)検証結果
〇「CEATEC JAPAN 登録来場者数」と「メッセモールの合計通行量」の比率を比較すると、
オープンカフェ実施前(10 月 3 日(水))よりも実施期間中(10 月 5 日(金)、6 日
(土))の方が若干高く、オープンカフェを設置することによりメッセモールに通行者
を誘導できる可能性が示された。
〇16 時以降は通行量が急増していることから、メッセモールは駅前から幕張メッセへの往
路としては認知されていないが、復路としては利用されていることが推測される。
10 月 3 日(水)通行量
600
500
通
行
量
(
人
)
400
左側帰り
300
左側行き
右側帰り
200
右側行き
100
0
9:00
10:00
11:00
12:00
13:00
14:00
15:00
16:00
17:00
10 月 5 日(金)通行量
600
500
通
行
量
(
人
)
400
左側帰り
300
左側行き
右側帰り
200
右側行き
100
0
9:00
10:00
11:00
12:00
13:00
14:00
15:00
16:00
17:00
10 月 6 日(土)通行量
600
500
通
行
量
(
人
)
400
左側帰り
300
左側行き
右側帰り
200
右側行き
100
0
9:00
10:00
11:00
12:00
13:00
14:00
45
15:00
16:00
17:00
4.社会実験による賑わい創出効果の検証
(1)幕張メッセイベントと連携した情報発信拠点の設置による誘導効果
<効果>
○CEATEC JAPAN 開催時に発行した無料招待券の利用状況(867 部の内、421 部が利用
された)やサイクルモード開催時に実施した来街者アンケートの結果(イベントに
「関心を持った」、「行きたくなった」と回答した人が過半を占めた)から、情報
発信による回遊性の向上を確認することができた。
<満足度>
○情報発信拠点の利用者に行った来街者アンケートの結果、「街なか空間に情報発信
拠点を設置して他のイベントに関する情報も発信してほしい」という意見が多かっ
た。
○本社会実験に協力いただいた 2 つのイベント主催者からも「社会実験に参加して良
かった」「今後もこのようなことを実施していきたい」という意見が寄せられた。
○情報発信拠点に併せて実施したパフォーマンスについて、情報発信拠点に訪れた方
から「活気が出て良い。今後も行ってほしい」といった意見が寄せられた。
○協力いただいた競輪選手会千葉支部やパフォーマーからも「今後もこのような機会
を設けてほしい」という意見が寄せられており、街なか空間を利用して、市民等に
パフォーマンスを行う場を提供することで、街とイベント、双方の活性化につなが
っていくことが期待される。
<展望と課題>
○イベントへの誘導効果もあり、情報発信拠点の利用者やイベント主催者からの満足
度も高かったことから、今後も継続して実施することが幕張新都心の賑わいの創出、
回遊性の向上につながると考えられる。
○本実験においては、主に開催中のイベントの情報を発信したが、訪れた方からは周
辺飲食店などの地域情報についても発信してほしいという要望も多く寄せられたこ
とから、継続的な実施に際しては、開催中のイベント情報に限らず幕張新都心内の
施設等の情報も合わせて発信していくことが望まれる。
○本年度については、社会実験として行政主導で実施したが、今後持続的な取り組み
としていくためには、行政に依存しない運営体制の構築、諸手続きの簡素化、管
理・運営体制の体系化等の対応が必要である。
46
(2)オープンカフェの設置による賑わい創出効果
<効果>
○イベントとの連携によるオープンカフェの設置については、2 日間のイベント来場
者 71,671 名[10 月 5 日(金)43,051 名、10 月 6 日(土)28,620 名])に対して、利用者
数が 205 名[10 月 5 日(金)131 名、10 月 6 日(土)74 名]であった。通行量の少ないメ
ッセモールの状況を考慮すると一定の賑わい創出効果を確認することができた。
<満足度>
○オープンカフェの利用者に実施した来街者アンケートによると、「オープンカフェ
の存在がまちの魅力向上につながると思う」という意見が多く、また、「街なか空
間への店舗の設置について、通行の不便や危険を感じる」という意見はほとんど無
かったことから、街なか空間におけるオープンカフェ等の設置は、幕張新都心の賑
わい創出・魅力向上に向け、実現可能な取り組みとして期待される。
<展望と課題>
○出店者アンケートによると、ほとんどの店舗が売上 1 万円前後と十分な売上を得る
ことが出来なかったこともあり、本社会実験への参加満足度は「やや不満」「不満」
という意見が多く寄せられたが、「また出店したい」という意見が多いことから、
街なか空間におけるオープンカフェ等の設置を継続して実施していくためには、利
用者側と出店者側の双方の視点から、実施体制の見直しを行っていくことが必要で
ある。
〇出店者アンケート及び来街者アンケートによると、出店者と利用者双方のニーズへ
の対応が課題として挙げられる。今後は今回の集計結果を開示し、出店者を募集す
ることで双方のニーズに対応することが可能となる。
○本年度については、社会実験として行政主導で実施したが、今後持続的な取り組み
としていくためには、行政に依存しない運営体制の構築、諸手続きの簡素化、管
理・運営体制の体系化等の対応が必要である。
47
第4章 幕張新都心における街なか空間活用に向けて(提言)
前章の社会実験結果から、情報発信拠点やオープンカフェの設置は、街なか空間活
用方針の一つである「まちの憩いの場、賑わいの場の創出」を推進する上で一定の効
果があったと言える。(推進方策Ⅰ)
今後、この取組を継続していくためには、住民や団体などが主体となって街なか空
間を活用する仕組みを構築することが必要である。(推進方策Ⅱ)
街なか空間の
あり方
街なか空間
活用方針
推進方策
まちの賑わいの場、憩い
の場の創出
推進方策Ⅰ
賑わい・憩い拠点の設置
・情報発信拠点、イベントス
ペースの設置
・オープンカフェ、移動販売
店舗等の設置
方針2
利用・活用しやす
く、安全で安心な街
なか空間の実現
推進方策Ⅱ
街なか空間利用を促進する
仕組みの構築
・街なか空間活用の体制構築
・手続きの体系化
・利用ルールの明確化
方針1
~
賑
わ
い
の
あ
る
街
な
か
空
間
の
創
出
~
幕
張
新
都
心
の
交
流
・
連
携
・
魅
力
発
信
拠
点
48
1.「賑わい・憩い拠点の設置(推進方策Ⅰ)」について
(1)賑わい・憩い拠点の形態
幕張新都心は大規模な公園や広幅員の歩車道を有することから、本年度の社会実験
での実施形態・場所にとらわれず、様々な形態の賑わい・憩い拠点の設置が可能であ
る。
なお、幕張新都心では「幕張新都心中心地区景観デザイン基準」が制定されている
ことから、情報発信拠点、オープンカフェ等の設置にあたっては、ブースの外観及び
備品についてもデザインガイドラインを遵守し、景観へ配慮することが望ましい。
■施設形態の参考事例
施設形態
地
先
利
用
型
主な利用上のルール
・既存店舗前にテー
○利用期間、利用時間帯、利用料金の
ブル・椅子・パラソ
規定
ルを設置し、オープ
○歩行空間との仕切りのルール(利用
ンカフェとするタイ
できる位置・範囲、歩行空間との仕
プ。
切り部分の形状等)
・オープンカフェ部分 【地先利用型(開放)】 ○保健所への手続き(飲食の場合)
と歩行空間との境に
○ゴミの取り扱い、使用後の現状復帰
特に仕切りを設けな
に関する規定 等
い「開放型」とプラ
○暖房機器の取り扱いに関する規定
ンター等で仕切りを
等
設ける「囲み型」等
の形態がある。
【地先利用型(囲み)】
・テーブル・椅子・パラソルを設置し、キ
ッチンカーなどを隣接させ、飲食や物品
を提供するタイプ。
移
動
販
売
型
【移動販売型】
49
○利用期間、利用時間帯、利用料金の
規定
○搬入・搬出時の規定(搬出・搬入の
方法、公共空間への車両の乗り入れ
(手続き・時間帯)、駐車場の確保)
○給排水、電源の使用に関する規定
○暖房機器の取り扱いに関する規定
○公共空間上に設置できるものの規定
(演台、テーブル、椅子、テント等)
○保健所への手続き(飲食の場合)
○ゴミの取り扱い、使用後の現状復帰
に関する規定
等
テ
ン
ト
等
配
置
型
施設形態
主な利用上のルール
・駅前広場や公園に、テント・テーブル・
椅子・パラソル等を設置し、地域情報の
発信や企業キャンペーン等のイベントの
開催、飲食や物品を提供するタイプ。
○利用期間、利用時間帯、利用料金の
規定
○搬入・搬出時の規定(搬出・搬入の
方法、公共空間への車両の乗り入れ
(手続き・時間帯)、駐車場の確保)
○給排水、電源の使用に関する規定
○暖房機器の取り扱いに関する規定
○公共空間上に設置できるものの規定
(テント、テーブル、椅子、パラソル等)
○保健所への手続き(飲食の場合)
○ゴミの取り扱い、使用後の現状復帰
に関する規定
等
【テント等配置型】
パ
フ
ォ
ー
マ
ン
ス
型
・駅前広場や公園において大道芸や楽器
演奏などのパフォーマンスを行うタイ
プ。
【パフォーマンス型】
50
○利用期間、利用時間帯、利用料金の
規定
○搬入・搬出時の規定(搬出・搬入の
方法、公共空間への車両の乗り入れ
(手続き・時間帯)、駐車場の確保)
○音響設備、電源の使用に関する規定
○公共空間上に設置できるものの規定
(テント、テーブル、椅子、パラソル等)
等
2.「街なか空間を活用する仕組みの構築(推進方策Ⅱ)」について
(1)街なか空間活用の体制構築
街なか空間の継続的な活用を推進す
るにあたって、街なか空間の公平な利
用に向け、下図に示す体制を構築し、
地域関係者で構成される地元活性化団
体が行政と街なか空間利用者の仲介役
となることにより右に示すメリットが
あると考えられる。
体制構築によるメリット
・街なか空間の有効利用
・許可手続の円滑化
・地域活性化に伴う各種事業への波及効果
・まちづくりへの参画促進
・幕張新都心の賑わい創出
・街なか空間利用者の地元認知度向上
・エリアマネジメントの実現
なお、この体制を効果的に運用する
ためには、①街なか空間を利用する際
の手続きを体系化すること、②各主体
間が守らなければならないルールを設
けることがポイントになると考えられ
る。
■街なか空間活用の体制イメージ
千葉県・千葉市
警察
街なか空間の貸出
使用許可
使用申請
地元活性化団体
手続きの体系化
とルールの明確化
が必要
【団体が満たすべき条件】
・地域関係者で構成されること
・賑わい創出など公益目的であること
・公共空間利用を運営するのに必要な人材が存在すること
・活動のための財源を自主的に確保でき、適切に運用できること
応募,相談
募集,支援
街なか空間利用者
出店者
幕張メッセ
イベント主催者
51
パフォーマー
事例 1 地元活性化団体を核とした街なか空間利用体制(茨城県つくば市)
茨城県つくば市では、TX つくば駅周辺の都市の魅力向上やにぎわい創出を図るた
め、実証実験として道路や公園等の公共空間上に仮設店舗や移動販売車を設置する
「つくばセンターマルシェ」を実施している。
本取組の実施にあたっては、地域に立地する企業によって構成されるつくばセン
ター活性化協議会(平成 21 年 9 月発足)を核とした運営体制を構築している。具体
的には、当協議会が①マルシェに出店を希望するする事業者の応募・選定の窓口と
なると同時に、②公共空間の占用・使用申請手続きを一括して行っている。
現在つくば市ではこの実証実験の結果を踏まえて、地元協議会が公共空間を市か
ら借り受けて活用できる制度の導入を検討している。
つくばセンター地区活性化協議会 会員(平成24年1月現在)
【正会員】原則的にセンター地区内に施設立地している企業等:29社
つくば市、イオンリテール(株)イオンつくば店、(株)常陽銀行研究学園都市支店、
(株)筑波銀行 つくば営業部、関東鉄道(株)、筑波大学、一般財団法人つくば都市交通
センター、独立行政法人都市再生機構茨城地域支社等
【賛助会員】センター地区外に施設立地している企業等で協議会の目的に賛同する者:17社
JAつくば市(つくば市農業協同組合)、JAつくば市谷田部(つくば市谷田部農業協同
組合)、筑波学園ガス(株)、社団法人つくば観光コンベンション協会、つくば市商工会
一般社団法人つくば青年会議所等
52
(2)街なか空間を利用する際の手続きの体系化
街なか空間を利用する際の手続きについては、以下のように体系化することにより、
街なか空間利用者は募集要領に則って応募するだけで、街なか空間の利用が可能となる。
また、千葉県・千葉市関係各課で構成される「街なか空間利用促進委員会(仮称)」
等を設置することにより、関係各課との協議を一括して行うことができると共に、庁内
でも街なか空間の活用イメージの共有が可能となる。
なお、道路空間を利用した事業を申請する場合は、都市再生整備計画を作成し、その
中に事業を位置付けることにより申請手続きが円滑になる(詳細は次頁を参照)。
■街なか空間の活用に至るまでのフロー図
事
前
協
議
街なか空間利用促進委員会(仮称)
街なか空間利用者
地元活性化団体
街なか空間利用
事業内容について委員会に
事業内容に基づき
の提案
事前協議
担当課と協議
承認された場合:事業計画の作成
協議結果の通知
却下された場合:事業内容の見直し
計
画
作
成
申
請
事
業
実
施
報
告
事業計画の内容
事業計画の提出
について審議
街なか空間利用申
事業計画に基づき
込書を提出
街なか空間利用者を募集
審議結果の通知
※事前に協議した事業計画の
内容に反しない限り原則承認
各管理主体への
各管理主体が申請内容
街なか空間占用・使用申請
を審査
事業の実施・運営管理
街なか空間の利用許可
※事業計画の内容に反しない
限り原則許可
応募しやすいよう
に、参考となる情報
(周辺通行量、昨年
度実績等)を提供す
るのが望ましい。
事業への参加
委員会に成果報告
53
事業成果は全体で共有し、次
回の運営方法や目標値の見直
し等に反映させる。
参考:道路占用許可特例の適用について
道路空間における賑わい創出にあたっては、平成 23 年度に一部改正された都市再生特
別措置法(以下、都市再生法)に規定する都市再生整備計画に、活用する施設と道路を
位置付けることにより、以下の用途による道路占用が可能となる。
なお、計画の作成にあたっては、主たる利用者となる地元活性化団体と協議しながら
作成することで効果的な運用が期待できる。
■特例の対象施設
都市の再生に貢献し、道路の通行者及び利用者の利便の増進に資する次の施
設であって、施設等の設置に伴い必要となる道路交通環境の維持及び向上を
図るための措置が併せて講じられているもの。
(都市再生法 46 条 10 項、同施行令 14 条)
具体的には・・・
〇広告塔又は看板で、良好な景観の形成又は風致の維持に寄与するもの
〇食事施設、購買施設その他これらに類する施設で、道路の通行者又は利用
者の利便の増進に資するもの
〇自転車駐車器具で自転車を賃貸する事業の用に供するもの
■道路占用特例の流れ(国土交通省ホームページより抜粋)
54
事例 2 道路占用許可特例の適用による道路上への食事施設等の設置(東京都新宿区)
東京都新宿区と新宿駅前商店街振興組合は、
道路環境の改善と賑わい創出を目指して、平成
17 年 10 月から 24 年 7 月まで社会実験として、
新宿モア 4 番街の公道上にオープンカフェを開
設した。放置自転車等があふれていた通りは、
パラソルやテーブル・椅子を並べた喫茶スペー
スを設置することで、新宿を訪れる買い物客等
の憩いの場に生まれ変わった。
平成 23 年 10 月に都市再生法が改正され、「街のにぎわい創出」を目的とした道路
上への食事施設の設置が可能となり、法的整備が整ったことを活用して都市再生整備
計画を策定し、全国で初めての道路上の常設カフェとして本格的にスタートした。
■都市再生計画に記載されている事業の概要
事業(期間)
常設オープンカフェ(食事施設)の設
置による賑わいの創出(H24~H27)
地域ルールに則った広告の設置により
良好な景観の形成(H24~H27)
事業主体
地元商店街振興組合等
地元商店街振興組合等
活用する制度
道路占用許可特例(都市再生法 46
条 10 項)
道路占用許可特例(都市再生法 46
条 10 項)
出典:新宿駅・四ツ谷駅周辺地区 都市再生整備計画(第 1 回変更)
55
(3)街なか空間を利用する際のルールの明確化
街なか空間の円滑かつ安全な利用を実現するためには、各主体間が守らなければな
らないルールを設ける必要がある。
以下は、街なか空間を活用する際のルールとして明確にすべき項目案である。
①街なか空間利用促進委員会(仮称)が街なか空間を貸し出す際のルール項目案
■街なか空間の定義
○道路:歩行者専用道路、幅員が広い歩道、海浜幕張駅前広場
○公園:県立幕張海浜公園
○その他:メッセモール
■貸出可能な公共空間
○歩行者専用道路及び市道は 4m の幅員を確保。(参考:建築基準法第42条等)
○海浜幕張駅前広場及び県立幕張海浜公園は別途使用可能箇所を指定。
■貸出可能な団体
○以下の条件を満たし、県・市が共同で運営する委員会で事業計画を認定された団体。
・地域関係者で構成されること
・賑わい創出など公益目的であること
・公共空間利用を運営するのに必要な人材が存在すること
・活動のための財源を自主的に確保でき、適切に運用できること
■街なか空間を継続して使用できる行為
○路上店舗、情報発信施設、展示発表、路上パフォーマンス、休憩所、美化活動
※使用目的ごとに区画を指定する。
■手続き等
○指定された地元活性化団体が行政及び警察に対する手続きを実施する。
〇貸出期間は最長 1 年とする(年度ごとに再度申請)。
56
等
②街なか空間利用者に課すルール項目案
■共通事項
〇安全対策を十分に行う。
〇設置物の搬出入方法(経路・時間帯)は市等の指定に従う。
〇設置物は「幕張新都心中心地区景観デザイン基準」を遵守する。
〇占用した空間及びその周辺の清掃を行なう。
〇地元活性化団体が発行する利用許可証を携帯する。
〇損傷等した場合は、街なか空間利用者が原状回復する。
〇地元活性化団体によるイベントの開催、地域との協働活動等に協力する。
○滞留の発生が予測される場合は、誘導スタッフを配置する。
〇音響設備を使用し大音量が発生する場合は、事前に地元活性化団体と協議する。
■路上店舗(オープンカフェ)
〇出店者は県内事業者から公募する。
〇出店にあたっては、利用形態に応じて実費相当の金額を支払うこととする。(出店
者アンケートによると 10,000 円未満を想定)
〇営業時間は周辺環境に悪影響を及ぼさないように配慮すること。
○食品衛生法に基づく営業許可を取得すること。
■情報発信拠点・パフォーマンス
〇街なか空間利用者は県内で活動する団体・個人もしくは幕張新都心の施設を利用し
てイベントを開催する事業者から公募する。
○発信する情報は公序良俗に反しない内容とする。
○政治活動や布教活動でないこと。
〇パフォーマーは、地元活性化団体(もしくは市)の登録制とする。
57
事例3 出店ルールの規定による良質な空間創出(広島県広島市)
広島市では、平成 16 年 3 月の「河川利用の特例措置」(国土交通省通達)に基
づき、特例措置を実施する区域として京橋川右岸及び旧太田川(本川)・元安川地
区が指定されたことを受け、両地区内の河岸緑地において、社会実験として「水辺
のオープンカフェ」を実施している。
「水辺のオープンカフェ」の運営にあたっては、市民・企業・観光関係者・学識
経験者・行政 25 名で構成される「水の広島推進協議会」の中に設置した「オープ
ンカフェ通り専門部会」や「事務局会議」で具体的な検討を行う体制を採ってい
る。また、出店者選定にあたっては、良好な空間を維持・創出する為に、以下の条
件に基づき公募・選定している。
■京橋川オープンカフェの主な出店条件
①出店者自らが設置した店舗及びウッドデッキにより営業し、営業開始後3年目
に評価を行い、最長6年の営業期間とする。営業時間は午前7時から午後 10
時 30 分までの範囲とする。(営業時間に関する規定)
②食品衛生法に基づく飲食店営業一類の許可を取得する条件とし、いわゆる「屋
台」ではなく、一般のレストランレベルの商品提供を前提とする。(営業内容
に関する規定)
③店舗の構造は鉄骨造、平屋建とし、店舗の設計・工事は、事業コンセプトやデ
ザイン基準に沿ったものとし、推進協議会の承認を受ける。(デザインに関す
る規定)
④出店者は「出店者会」を結成し、出店者会主催によるイベントの開催、地域と
の協働活動等に努めるとともに、出店者に周辺緑地の清掃を義務づける。(地
域貢献に関する規定)
⑤推進協議会が出店者から事業協賛金(店舗部分 1,000 円/月・㎡、ウッドデッ
キ部分・交流ゾーン部分 200 円/月・㎡)を徴収し、これを周辺緑地等の環境
改善や整備に充てる。また、保証金として 50 万円を寄託(無利息)する。
(出店料に関する規定)
58
事例4 ストリートミュージシャン登録制度による街なか空間の賑わい創出(千葉県柏市)
柏市と柏駅周辺の商店会、大型店、商工会議所、ホテル、事業所の代表で構成さ
れた任意団体「柏駅周辺イメージアップ推進協議会」等は、市内で活動するストリ
ートミュージシャンを新しい音楽による情報発信の源と位置づけて、柏駅のサンサ
ン広場(通称ダブルデッキ)とその周辺における路上ライブ活動の活動場所の指定
やストリートミュージシャンが守るべき「柏ルール」の策定を行い、ストリートミ
ュージシャンがまちと共存し、安心して活動できる環境づくりを進めることで街の
活性化を図っている。
■「柏ルール」の内容
「柏ルール」では、柏駅周辺で音楽活動をしようとするストリートミュージシ
ャンは、活動を開始しようとする前日までに本会からの認定を受けることとし
て、認定を受けないストリートミュージシャンの音楽活動は原則としてこれを禁
止するものとしている。
また、認定を受けようとするストリートミュージシャンは全員、以下の主なル
ールを遵守することを書面で誓約するものとしている。
①発電機・アンプ・ドラムを使用しないこと
②活動時間を守ること
③歩行者通行への配慮
④原状回復と清掃徹底
⑤販売行為をしない
⑥その他
・活動中は認定証を観客及び通行人等によく見えるように掲示すること。
・演奏活動に伴う事故、紛争、損害等に関しては,自己責任において解決する
こと。
※
※
※
演奏活動は,原則として、柏市が別に定
める場所(右の位置図参照・看板の付
近)で行っていただきます。 ただし、指
定場所以外での活動については、認定を
受けた者がルールを守って活動する限
り、これを妨げないものとします。
12月31日から1月1日までの期間、
及び柏市等が柏まつり等の行事その他の
目的でサンサン広場(通称ダブルデッ
キ) を使用するときは、認定を受けた者
であっても使用することはできないもの
とし、認定を受けた者はその旨を了解し
たものとします。
他のストリートミュージシャン又は他に
道路使用許可を受けた者と時間・場所が重
なる場合は、 当事者同士で調整して解決
するものとします。
59
3.おわりに
昨年度調査で報告された通り、幕張新都心は、まちを「つくる」段階から「育てる」
段階へと移行すべき時期を迎えており、幕張新都心における交流機能の強化による賑わ
いの創出を目的とした4つのモデルプロジェクトの推進とそれらを包括的かつ持続的に
担うまちづくりの体制づくりが必要であると考える。
今年度の調査においては、主に「街なか空間」の活用による賑わいの創出、継続的な
取り組みの可能性、その推進のための具体的な体制について、社会実験を通して検討し
た。
その結果、「街なか空間」の活用による賑わいの創出は多くの来街者、事業者等から
高い評価を得ることができ、今後も継続して推進していくべき方策として可能性を見い
だすことができた。
今回の社会実験は、行政が関与することで短期間で実施することができたものの、本
報告書の提案内容のような取り組み(情報発信拠点やオープンカフェ等の設置)を地元
活性化団体が主体的かつ継続的に実施する場合は、多様な関係者との十分な合意形成や
詳細な計画内容の検討などに時間を要することが想定される。
幕張新都心の現状を考慮すると、昨年度の調査報告書にもあるとおり、目的・経緯の
異なるいくつかのまちづくり団体が、個々の活動目的や設置経緯を重視して活動してい
るところであり、本報告書で提案した地元活性化団体の役割を包括的に担うことは難し
い。
このことから、当面の間、行政が多様な関係者との調整役を担いながら、幕張新都心
で現に活動している団体の活動目的に沿った範囲で各種取り組みを実施してもらうこと
が現実的と考えられる。
そして、中長期的には、地元活性化団体が地域において活動基盤を確立し、ノウハウ
を蓄積することにより、主体的に賑わいづくりを展開していくのが望ましい。
60
参考資料
1.プロ BMX ライダー池田貴広氏プロフィール(池田氏 PR 資料より抜粋)
61
2. オープンカフェ出店者アンケート調査票
62
3. 来街者アンケート調査票(オープンカフェ周辺にて配布)
63
64
<幕張新都心
エリアマップ>
65
4. 来街者アンケート調査票(第 2 回情報発信拠点にて配布)
海浜幕張駅前PRブース設置に関するアンケート
この用紙が抽選会の引換券となります。
①性
別:
1.男性
②年
齢:
1.10代
③同
行 者:
④お 住 ま い:
2.女性
2.20~30代
1.ひとり 2.同僚
3.友人
3.40~50代
4.家族・親戚 5.その他(
)
1.千葉 県内( 千 葉市・そ の他) ⇒ 「その他 」場合 ( 市区町村
名:
)
2.千葉県外(都道府県名:
)
⑤ サイクルモードの開催をご存知でしたか?:1.知っていた
⑥
4.60代以上
2.知らなかった
本日幕張新都心で立ち寄る(立ち寄られた)施設を教えて下さい。(複数選択可)
1.幕張メッセ(サイクルモード)
2.幕張メッセ(他イベント) 3.三井アウトレットパーク幕張
4.ワールドビジネスガーデン
5.幕張テクノガーデン
7.QVCマリンフィールド 8. 幕張海浜公園
6.プレナ幕張
9.その他(
)
上記で「1.幕張メッセ(サイクルモード)」以外を選択された方に伺います。
本PRブースに立ち寄ってサイクルモードに興味を持ちましたか?
1.興味を持った
2.どちらとも言えない
3.興味を持たなかった
上記で「1.興味を持った」を選択された方に伺います。
本PRブースに立ち寄ってサイクルモードに行きたくなりましたか?
1.行きたくなった
2.どちらとも言えない 3.行きたくならなかった
⑦ 幕張メッセで開催される他のイベントに関する情報も駅前で発信したほうが良いと思いますか?
1.そう思う
⑧
3.そう思わない
駅前にPRブースが設置してあることにより、通行に不便や危険を感じますか?
1.不便や危険を感じない
⑨
2.どちらとも言えない
2.どちらとも言えない
3.不便や危険を感じる
今後、幕張新都心地区の賑わいづくりや公共空間の活用について、ご意見・ご要望等ございま
したらご記入ください。
以上で設問は終わりです。ご協力ありがとうございました。
66
5.オープンカフェの PR チラシ
67
6.オープンカフェ出店者一覧
10月5日(金)の出店者
車種
トヨタ
重量
1985kg
車両サイズ
長さ
465cm
①屋号
②提供メニュー
① チュロスター
幅
175 cm
②
チュロス各種¥300(シナモン・メープル他)/チュロスサンデー¥450
高さ
255 cm
③
本格チュロス・マシーンを使って作る、"カリッ、モチッ"とした新感覚のチ
ュロスを揚げたてでお届けします。
車種
スバル
サンバ
ー
重量
1265kg
車両サイズ
① 号
②提供メニュー
③メニュー説明
③メニュー説明
長さ
339cm
①
Mike's Hotdog
幅
147cm
②
ホットドッグ¥400/サルサガーリックドッグ¥500
高さ
190cm
③
カナダで修業したオーナーがお届けする、北米サイズのホットドッグ。店舗
にて培ってきた味を移動販売でお気軽にどうぞ!
車種
ホンダ
重量
1280
kg
車両サイズ
長さ
329cm
幅
139cm
高さ
187cm
① 号
②提供メニュー
③メニュー説明
①
ぶたさん
②
帯広名物
③
国産豚ロース使用。本場の秘伝のたれ。炊きたてコシヒカリ。すべてにこだわった
満足の味です!豚丼・豚玉丼・豚ネギ丼・豚やさい丼からお選びいただけます。
豚丼¥600/スタミナ丼¥1000/お茶¥200/ビール¥400
68
車種
スズキ
重量
1390
kg
車両サイズ
長さ
339cm
①屋号
②提供メニュー
こっとんカンパニー
①
③メニュー説明
幅
147cm
②
氷カフェ¥350/タピオカドリンク¥350/綿綿氷¥500/マンゴー氷¥600
高さ
255cm
③
ピンクのかわいいケータリングカーで、おいしい台湾スイーツをお届けいた
します!本場の味をぜひご賞味ください。
10月6日(土)出店者
車種
トヨタ
重量
1985
kg
車両サイズ
長さ 465cm
① 号
②提供メニュー
①
チュロスター
③メニュー説明
幅
175cm
②
チュロス各種¥300(シナモン・メープル他)/チュロスサンデー¥450
高さ
255cm
③
本格チュロス・マシーンを使って作る、"カリッ、モチッ"とした新感覚のチ
ュロスを揚げたてでお届けします。
車種
スバル
サンバ
ー
重量
1265
kg
車両サイズ
① 号
②提供メニュー
③メニュー説明
長さ
339cm
①
Mike's Hotdog
幅
147cm
②
ホットドッグ¥400/サルサガーリックドッグ¥500
高さ
190cm
③
カナダで修業したオーナーがお届けする、北米サイズのホットドッグ。店舗
にて培ってきた味を移動販売でお気軽にどうぞ!
69
車種
ホンダ
重量
1280
kg
車両サイズ
① 号
②提供メニュー
③メニュー説明
長さ
329cm
①
たこさん
幅
高さ
139cm
187cm
②
あげたこやき¥400/かき氷¥300/お茶¥200/ビール¥400
③
あげたこやき 6 種類の味。
車種
スズキ
重量
1390
kg
車両サイズ
①屋号
長さ
339cm
①
幅
147cm
②
高さ
285cm
③
②提供メニュー
③メニュー説明
輪牛十兵衛
牛ぎゅう詰¥800/サーロインステーキランチ¥700/ハラミステーキランチ
¥650/牛すじ煮込み¥100
十兵衛特選サーロインと牛ハラミを柔らかくしたヘルシーなステーキがメイ
ン。90 才の老人でも食べていただけます。ソース・たれは全て自家製。野菜
たっぶりの牛すじ煮込みはこれ以上柔らかく出来無い位煮込んであります。
ネットにも出ました。
70
7.オープンカフェ出店者の営業成果
〇オープンカフェの売上を店舗別に見ると、丼ものを提供した出店者を除き、1 万円前
後と厳しい数字となった。
〇平均客単価は 10 月 5 日(金)が 470.8 円、10 月 6 日(金)が 550.0 円であった。
10 月 5 日 店舗別売上
出店者
A
B
C
D
合
メニュー
スイーツ類
軽食
丼ぶり類
スイーツ類
計
食数
売上
24 食
7,900 円
26 食
10,600 円
61 食
36,600 円
38 食
15,050 円
149 食
70,150 円
平均客単価
329.2 円
407.7 円
600.0 円
396.1 円
470.8 円
食数
15 食
16 食
20 食
22 食
73 食
売上
8,500 円
6,400 円
8,000 円
17,250 円
40,150 円
平均客単価
566.7 円
400.0 円
400.0 円
784.1 円
550.0 円
10 月 6 日 店舗別売上
出店者
A
B
C
D
合
メニュー
スイーツ類
軽食
軽食
丼ぶり類
計
71
8.事業計画書様式案(地元活性化団体が街なか空間利用促進委員会(仮称)に提出)
事業名
事業期間
事業目的
(事業によっ
て解決される
課題)
指標名
定義
現状数値
目標値
事業目標
事業主体
(占用主体)
■体制図
事業運営体制 ■参加団体名
施設名
占用の場所
占用対象施設
占用施設
外観イメージ
72
環境の維持及び向上を
図るための措置
施設等の配置計画図
※1/1000 以上の図面を使用すること。
凡例を示すこと。
73
9.街なか空間利用申込書様式案(街なか空間利用者が地元活性化団体に提出)
申込日(平成
年
月
日)
個人・団体名
住所
連絡先
電話:
電子メールアドレス:
緊急連絡先:
FAX:
利用希望日
利用方法
の概要
設置する施
設・設備等
74
※役割ごとに人数を記載
配置スタッフ数
タイムスケジュール(
作業内容及び
作業時間
8時
月
9時
日)
10 時
11 時
12 時
13 時
14 時
※記入例
施設の設営
8:30~9:30
※本様式と併せて街なか空間利用時の外観イメージ図の提出を求める。
75
15 時
16 時
17 時
18 時
Fly UP