...

H27 スポーツに関する県民アンケート結果 [PDFファイル/661KB]

by user

on
Category: Documents
4

views

Report

Comments

Transcript

H27 スポーツに関する県民アンケート結果 [PDFファイル/661KB]
平成27年度
スポーツに関する県民アンケート
結
果
報
告
平成28年9月
宮
城
県
書
スポーツに関する県民アンケート調査
<
目
次
>
Ⅰ
調査の概要・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・2
1 調査の目的・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・2
2 調査の実施状況・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・2
3 調査の項目・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・2
4 回答者に関するデータ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・3
Ⅱ
調査結果・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・4
(1)健康・スポーツに関する意識・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・4
① 健康について
② 運動・スポーツについて
(2)スポーツ実施率・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・6
(3)スポーツ施設・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・8
① 県営のスポーツ施設について
② 学校体育施設の一般開放について
(4)スポーツ観戦・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・9
(5)地域スポーツ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・10
① 総合型地域スポーツクラブについて
② 地域のスポーツ行事について
(6)子どもの体力・運動能力・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・11
(7)その他・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・12
① スポーツボランティアについて
② 運動・スポーツに関する情報について
③ 2020年 東京オリンピック・パラリンピックについて
④ 障害者スポーツについて
⑤ 県のスポーツ振興策への希望について
Ⅲ
調査結果(居住圏域別分析)・・・・・・・・・・・・・・・・・・14
○ 比率は百分率で表し,小数点以下第2位を四捨五入して算出しています。
このため,百分率の計が100%にならないことがあります。
-1-
スポーツに関する県民アンケート調査
Ⅰ 調査の概要
1
調査の目的
本県では,平成 14 年 11 月に「宮城県スポーツ振興基本計画」,平成 25 年 3 月には「宮城県スポ
ーツ推進計画」を策定し,スポーツの各分野における様々な施策を展開してきました。そこで,計
画の目標達成に向けて,現在の県民の健康・スポーツに関する意識やスポーツ実施率等,スポーツ
に関する現状を把握するため,平成 27 年度中に 4 回目となるスポーツに関する県民アンケート調査
を実施しました。また,県民意識の変化をみるため,平成 18,22 年度と同じ質問を行い,調査デー
タの比較を行う項目も設けました。
2
調査の実施状況
平成 18 年度
(1)調査期間
平成 22 年度
平成 27 年度
平成 19 年 2 月 15 日~
平成 22 年 12 月 1 日~
平成 27 年 12 月 1 日~
平成 19 年 3 月 14 日
平成 22 年 12 月 31 日
平成 27 年 12 月 20 日
(2)調査方法
郵送方式
郵送方式
郵送方式
(3)調査対象
無作為抽出した県内在住
無作為抽出した県内在住
無作為抽出した県内在住
の成人 3,000 人
の成人 3,000 人
の成人 3,000 人
1,244 人(回収率 41.4%)
1,271 人(回収率 42.3%)
1,051 人(回収率 35.0%)
(4)回収結果
3 調査の項目
(1)健康・スポーツに関する意識
① 健康について
② 運動・スポーツについて
(2)スポーツ実施率
(3)スポーツ施設
① 県営のスポーツ施設について
② 学校体育施設の一般開放について
(4)スポーツ観戦
(5)地域スポーツ
① 総合型地域スポーツクラブについて
② 地域のスポーツ行事について
(6)子どもの体力・運動能力
(7)その他
① スポーツボランティアについて
② 運動・スポーツに関する情報について
③ 2020年 東京オリンピック・パラリンピックについて
④ 障害者スポーツについて
⑤ 県のスポーツ振興策への希望について
-2-
スポーツに関する県民アンケート調査
4
回答者に関するデータ
(1)性別
性別
H18
H22
H27
n=1244
n=1271
n=1051
性
45.2%
44.7%
43.2%
女
性
53.1%
54.9%
55.7%
1.8%
0.4%
43.2
H22
44.7
54.9
0.4
H18
45.2
53.1
1.8
55.7
1.1
男性
男
無回答
H27
女性
無回答
1.1%
0%
20%
40%
60%
80%
100%
(2)年齢
年齢
H18
H22
H27
n=1244
n=1271
n=1051
20~29 歳
10.7%
9.0%
6.9%
30~39 歳
13.4%
13.6%
12.4%
40~49 歳
15.5%
14.6%
15.2%
50~59 歳
22.5%
19.5%
17.3%
60~69 歳
16.9%
20.5%
23.6%
70 歳以上
19.5%
22.4%
24.1%
無回答
1.5%
0.4%
0.5%
H27
6.9
12.4
H22
9.0
H18
10.7
15.2
13.6
0%
17.3
14.6
13.4
23.6
19.5
15.5
20%
24.1
20.5
22.5
40%
16.9
60%
0.5
22.4
0.4
19.5
1.5
80%
20~29歳
30~39歳
40~49歳
60~69歳
70歳以上
無回答
100%
50~59歳
(3)居住圏域
居住圏域
H18
H22
H27
n=1244
n=1271
n=1051
広域圏の区分
仙南圏
12.2%
8.5%
8.6%
仙台市
35.5%
41.8%
46.1%
(青葉区,宮城野区,若林区,太白区,泉区)
仙台都市圏
19.3%
19.4%
17.6%
塩竃市,名取市,多賀城市,岩沼市,亘理郡,宮城郡,黒川郡
大崎圏
9.8%
9.0%
8.9%
大崎市,加美郡,遠田郡
栗原地区
3.4%
3.6%
3.7%
栗原市
登米地区
6.1%
3.3%
4.0%
登米市
石巻圏
7.0%
7.9%
6.9%
石巻市,東松島市,牡鹿郡
気仙沼・本吉圏
4.9%
4.4%
2.8%
気仙沼市,本吉郡
無回答
1.8%
2.1%
1.4%
H27
8.6
H22
8.5
H18
46.1
仙台市
20%
30%
仙台都市圏
19.3
40%
大崎圏
50%
栗原地区
-3-
60%
登米地区
3.7
8.9
19.4
35.5
10%
仙南圏
17.6
41.8
12.2
0%
白石市,角田市,刈田郡,柴田郡,伊具郡
3.6
9.0
9.8
70%
石巻圏
6.9
4.0
3.4
80%
3.3
6.1
2.8
1.4
7.9
4.4
2.1
7.0
4.9
1.8
90%
気仙沼・本吉圏
100%
無回答
スポーツに関する県民アンケート調査
Ⅱ 調査結果
(1)健康・スポーツに関する意識
調査結果の概要
【健康について】
○自身の健康状態について,90.2%が「健康である」(「とても健康」16.3%+「まあまあ健康である」73.9%)
と回答し,初めて 90%を超えた。男女ともに「30~39 歳」が最も高く(男 95.6%,女 96.5%)なっている。
○健康を保つために心掛けていることについては,前回調査と全く同じ結果となった。
【運動・スポーツについて】
○運動・スポーツをすることについて,「とても好き」,「好き」という回答が減少しており,意識面でのスポーツ
離れが進んでいるものと考えられる。
○今後も続けたい,これから始めてみたい運動は,これまで同様「散歩」,「ウォーキング」が多く,道具を使わず
手軽にできる運動・スポーツを求めている人が多い。
○スポーツ指導者に求める資質として,これまで同様「楽しみ方や興味・関心がわく」,「健康・体力つくりが指導
できる」をあげる人が多い。
○スポーツにかける費用(1ヶ月あたり)は,「0~500円」が最も多くなった。
① 健康について
図1
自分の健康状態について
H27
16.3
73.9
9.5
0.3
H22
16.6
72.4
10.5
0.5
H18
15.3
0%
70.7
20%
40%
とても健康である
表1
順位
12.0
60%
まあまあ健康である
健康を保つために心掛けていること
平成 18 年度
80%
あまり健康でない
2.0
100%
無回答
(複数回答)
平成 22 年度
平成 27 年度
1位
睡眠・休息を十分にとる
47.7
睡眠・休息を十分にとる
55.8
睡眠・休息を十分にとる
57.4
2位
栄養や食事に気をつける
39.5
栄養や食事に気をつける
52.3
栄養や食事に気をつける
57.2
3位
運動やスポーツをする
33.4
規則正しい生活をする
45.2
規則正しい生活をする
48.7
4位
規則正しい生活をする
30.8
定期的に健康診断を受ける
41.3
定期的に健康診断を受ける
46.7
5位
定期的に健康診断を受ける
30.1
運動やスポーツをする
34.0
運動やスポーツをする
32.4
-4-
スポーツに関する県民アンケート調査
② 運動・スポーツについて
図2
運動・スポーツをすること
H27
12.8
H22
31.1
15.3
H18
32.7
19.6
36.0
20%
とても好き
好き
11.6
29.9
40%
60%
普通
あまり好きではない
今後も続けたい,これから始めてみたい運動・スポーツ
平成 18 年度
順位
16.5
34.7
0%
表2
35.9
12.6
2.9
0.9
3.5
0.9
2.2
80%
1.0
100%
嫌い
無回答
(複数回答)
平成 22 年度
平成 27 年度
1位
散歩
30.1
散歩
32.5
散歩
34.8
2位
ウォーキング
27.3
ウォーキング
24.4
ウォーキング
20.4
3位
水泳
25.0
軽い体操,ラジオ体操
16.8
水泳
18.0
4位
筋力トレーニング
19.6
ヨガ
16.6
軽い体操,ラジオ体操
17.3
5位
ヨガ
14.5
水泳
14.9
ヨガ
16.2
表3
運動・スポーツを行う際の「指導者」に必要なこと
平成 18 年度
順位
(複数回答)
平成 22 年度
平成 27 年度
1位
健康・体力つくりが指導できる
49.2
楽しみ方や興味・関心がわく
66.7
楽しみ方や興味・関心がわく
65.5
2位
楽しみ方や興味・関心がわく
48.4
健康・体力つくりが指導できる
57.9
健康・体力つくりが指導できる
53.6
3位
1年間定期的に指導できる
29.0
障害者や高齢者の指導ができる
33.1
障害者や高齢者の指導ができる
30.1
図3
運動・スポーツにかける費用(1ヶ月あたり)
50
40
38.7
35.2
30
21.9
20
18.8
12.6
10.1 10.2
10
10.4
7.2
11.1 10.8
6.4
3.8
2.8
0
H22
0~500円
501~1,000円
H27
1,001~3,000円
3,001~5,000円
-5-
5,001~10,000円
10,000円~
無回答
スポーツに関する県民アンケート調査
(2)スポーツ実施率
宮城県の目標値 (宮城県スポーツ推進計画より)
・ 成人の週1回以上のスポーツ実施率が3人に2人 (65%程度)
・ 成人の週3回以上のスポーツ実施率が3人に1人 (30%程度)
調査結果の概要
【スポーツの実施】
○「週に1日以上」は 35.0%となり,前回よりも 3.4 ポイント減少している。前回の調査は震災前であり,震災によ
る何らかの影響があるものと考えられる。
○本県では,スポーツ実施率について,国と同一の目標を設定しているが,「週1回以上」,「週3回以上」とも大
きく下回る結果となった。
○年代別でみると,男性は「70 歳以上」,女性は「60~69 歳」が最高値となっており,子育てや働き盛りの世代のス
ポーツ実施のための時間の確保が課題である。
図4
スポーツ実施率 (「前回」,「前々回」との比較)
H27
13.0
H22
14.4
H18
22.0
24.0
21.5
0%
図5
13.6
14.6
27.7
20%
8.9
4.7
10.0
13.9
40%
35.8
2.0
4.9
1.4
1.0
5.5
80%
週に3日以上
週に1日~2日程度
月に1日~2日程度
年に1日~2日程度
無回答
行っていない
100%
年に5日~6日程度
スポーツ実施率 (「宮城県」および「全国」の経年変化)
49.5
47.5
45.3
38.5
37.2
38.4
20.0
18.2
40.4
44.4
38.4
30
20
28.8
1.6
60%
50
40
30.7
21.7
23.5
35.0
24.4
19.6
21.5
10
14.6
14.4
13.0
0
H12
H13
H15
H18
H21
H22
H24
週1回以上(宮城県)
週1回以上(全国)
週3回以上(宮城県)
週3回以上(全国)
-6-
H27
スポーツに関する県民アンケート調査
図6
スポーツ実施率
20~29歳
3.8
30~39歳
40~49歳
38.5
8.9
8.2
21.1
31.4
0%
7.5
18.8
19.3
9.2
4.4
31.3
9.9
30.6
30.3
3.7
2.5
4.1
1.7
60%
週に1日~2日程度
月に1日~2日程度
年に1日~2日程度
無回答
行っていない
20~29歳
30~39歳
6.7
40~49歳
50~59歳
15.3
17.2
11.8
11.3
60~69歳
23.7
年に5日~6日程度
25.6
20%
35.6
8.9
44.7
9.4
14.0
7.5
4.1
22.3
11.2
0%
10.6
9.3
18.7
70歳以上
15.6
20.0
16.5
6.5
100%
【女性】
13.3
3.5
30.6
80%
週に3日以上
スポーツ実施率
22.2
5.9
16.5
40%
19.2
6.0
14.1
19.8
20%
3.8
17.8
25.4
22.4
70歳以上
15.4
20.0
28.4
60~69歳
表4
19.2
26.7
1.5
50~59歳
図7
【男性】
3.1
12.0
46.4
2.1
4.3
9.4
40.9
2.2
3.2
2.9
1.6
40%
39.6
2.9
40.0
6.4
60%
80%
週に3日以上
週に1日~2日程度
月に1日~2日程度
年に1日~2日程度
無回答
行っていない
この1年間に運動・スポーツを行った理由
100%
年に5日~6日程度
(複数回答)
順位
平成 18 年度
平成 22 年度
1位
健康や体力の保持増進
68.2
健康や体力づくり
50.3
健康や体力づくり
53.0
2位
運動不足を感じて
58.4
運動不足を感じて
45.1
運動不足を感じて
43.9
3位
気晴らしやストレス解消
54.4
楽しい,好き
44.0
楽しい,好き
43.7
4位
楽しい,好き
53.3
友人,仲間との交流
38.7
気晴らしやストレス解消
36.6
5位
友人,仲間との交流
44.2
気晴らしやストレス解消
38.4
友人,仲間との交流
32.4
-7-
平成 27 年度
スポーツに関する県民アンケート調査
(3)スポーツ施設
調査結果の概要
【県営のスポーツ施設について】
○日常的な運動・スポーツを行うためには,県営のスポーツ施設よりも,居住する市町村のスポーツ施設をより多
く利用していることがうかがわれる。
○県営スポーツ施設への期待が高い一方で,県営スポーツ施設の多くが「競技専門性の高い施設」となっており,
一般利用者の増加に結びつけることは難しい実態となっていることが確認された。
【学校体育施設の一般開放について】
○これまでも学校体育施設の一般開放を積極的に行ってきたが,「利用したことがある」が約 4 ポイント減少し,
「知らない」が約 4 ポイント増加している。利用の在り方について検討を加えるとともに,周知活動に力を入れ
る必要がある。
① 県営のスポーツ施設について
図8
県営のスポーツ施設に望むこと
(複数回答)
0%
10%
20%
30%
40%
50%
60%
54.1%
スポーツがしやすい施設
36.2%
自然と一体となった施設
18.7%
文化活動などもできる施設
スポーツ医科学的な支援が受けられる施設
16.4%
全国レベル、国際レベルの大会ができる施設
16.0%
障害者が使用しやすい施設
15.8%
11.8%
専門的な技術指導者がいる施設
11.1%
利用率の低い施設の廃止
情報提供の場としての機能を備えた施設
7.9%
プロスポーツの本拠地
6.9%
その他
3.7%
11.0%
わからない
7.2%
無回答
② 学校体育施設の一般開放について
図9
H27
学校体育施設の利用状況
20.7
H22
29.6
24.9
H18
30.4
27.1
0%
42.0
38.5
33.1
20%
利用したことがある
7.7
40%
34.0
60%
知っているが利用したことはない
-8-
6.2
5.8
80%
知らない
100%
無回答
スポーツに関する県民アンケート調査
(4)スポーツ観戦
調査結果の概要
【スポーツ観戦】
○スポーツ観戦に関して肯定的な回答(「とても好き」・「好き」・「普通」)が全体の 90%近くを占めた。県内
にプロ球団が3つ所在し,スポーツを観る手段が数多く存在する現在は,たいへん恵まれた状況といえる。
○競技場でのスポーツ観戦については,「ある」が減少し,「ない」が増加した。これは,競技場等への移動手段
が難しいなど,全体として高齢者のアンケート回収率が高いことが影響しているものと思われる。
図 10
運動・スポーツを観ること
H27
20.3
H22
22.8
H18
23.1
36.0
34.9
20%
とてもすき
60%
普通
9.0
80%
あまり好きではない
嫌い
1.5
3.3
1.7
1.5
2.5
0.7
100%
無回答
実際に競技場でスポーツ観戦したこと
H27
32.1
H22
63.8
37.8
H18
0%
3.1
61.2
20%
40%
ない
競技場等で観戦したスポーツ種目
4.8
60%
ある
80%
100%
無回答
(複数回答)
平成 18 年度
順位
4.1
59.1
34.0
表5
7.3
30.1
40%
好き
8.1
30.8
35.6
0%
図 11
30.8
平成 22 年度
平成 27 年度
1位
野球
73.3
野球
74.6
野球
69.5
2位
サッカー
29.3
サッカー
29.4
サッカー
23.4
3位
マラソン・駅伝
12.5
マラソン・駅伝
20.6
バスケットボール
9.5
4位
バスケットボール
11.3
バスケットボール
9.2
バレーボール
7.9
5位
ゴルフ
8.5
ゴルフ
8.5
マラソン・駅伝
6.8
-9-
スポーツに関する県民アンケート調査
(5)地域スポーツ
調査結果の概要
【総合型地域スポーツクラブについて】
○平成27年度末現在で,県内22市町に46クラブが設立されており,クラブ数は微増しているものの,設置率
は 62.9%と,前回,前々回と比較して認知度が減少しており,広報活動が必要と思われる。
【地域のスポーツ行事について】
○地域の自治体が主催する行事への参加率は減少の一途をたどっている。参加していない理由の1位は「行事を知
らなかった」だが,人間関係の希薄さや情報を得ようとする意識の低下があるものと推察される。
① 総合型地域スポーツクラブについて
図 12
H27
総合型地域スポーツクラブの認知度
12.0
H22
83.3
14.0
H18
82.6
18.8
20%
40%
知っていた
H27
60%
52.8
100%
27.3
56.6
21.7
30.3
0%
80%
無回答
総合型地域スポーツクラブを「知っていた」人の参加経験
21.7
H18
4.8
知らなかった
19.9
H22
3.4
76.4
0%
図 13
4.8
69.2
20%
40%
参加したことがある
0.4
60%
80%
参加したことはない
100%
無回答
② 地域のスポーツ行事について
図 14
H27
地域の自治体が主催するスポーツ・レクリエーション行事への参加経験
39.9
H22
54.9
46.3
H18
5.2
51.1
57.2
0%
20%
40%
参加したことがある
2.6
39.3
60%
参加したことはない
- 10 -
80%
無回答
3.5
100%
スポーツに関する県民アンケート調査
(6)子どもの体力・運動能力
調査結果の概要
【子どもの体力・運動能力について】
○子どもの体力向上のために,「心掛けていること」と「重要なこと」との回答が連動しており,「外遊び」を積
極的に行っているとの回答が半数を超えている。
○「20~39 歳の子育て世代」においては,「学校」や「公園」で,「親子」で,「安全」に運動(遊び)できる場
所や時間が重要だと考えている回答が,他の年代よりも突出して多い結果となった。
図 15
子どもの体力・運動能力向上のために重要なこと
0%
10%
20%
(複数回答)
30%
40%
50%
55.9%
学校で自由に運動する時間の確保
46.4%
自由に運動できる公園等の整備
39.2%
学校外で自由に運動する時間の確保
37.8%
親子でスポーツを楽しむ
36.2%
幼児期からの多様な運動の経験
34.1%
規則正しい生活習慣の確立
32.3%
自分の足で歩く機会の増加
31.5%
安全に通える活動場所の確保
30.2%
学校体育施設や公共スポーツ施設開放の充実
28.6%
学校体育施設や公共スポーツ施設の充実
その他
向上させることが重要だとは思わない
無回答
図 16
1.9%
0.8%
6.3%
子どもの体力向上のために心掛けていること,行っていること
0%
10%
20%
30%
(複数回答)
40%
50%
60%
53.6%
外で遊ばせる
42.2%
規則正しい生活習慣を身につけさせる
36.9%
幼児期からの多様な運動をさせる
34.3%
親子で一緒に運動・スポーツをする
22.8%
学校の運動部活動に所属させる
16.4%
子どもの体力を把握する
15.9%
地域のスポーツ団体に所属させる
10.7%
スポーツイベントに参加させる
地域で指導者やボランティアとして活動する
3.0%
その他
4.2%
16.1%
特にない
無回答
60%
8.4%
- 11 -
スポーツに関する県民アンケート調査
(7)その他
調査結果の概要
【スポーツボランティアについて】
○前回と比較して,大きな変化はなかった。2002 年のサッカーW杯を契機に高まりをみせた「スポーツボランティ
ア」であるが,現在もロードレースを中心に全国規模の大会が多く開催されており,2020 年の東京オリンピック
でのサッカー競技開催をきっかけにした人数の増加が期待される。
【運動・スポーツに関する情報について】
○インターネットによる情報入手が順位・回答率ともに上昇しており,今後さらにその傾向が強まると予想される。
また,「関心がないのでわからない」の回答も増えており,「二極化」の兆候が見え始めた。
【2020年 東京オリンピック・パラリンピックについて】
○競技会場としての正式決定がされていないことから,「知らない」が「知っている」を上回る結果となったが,
今後の広報活動により認知度は上昇すると思われる。サッカー競技観戦については前向きな回答が多かった。
【障害者スポーツについて】
○障害者スポーツの種目について,認知度が上昇した。ロンドンパラリンピックをはじめとする国際大会等におけ
る日本選手の活躍により,メディアで報道される機会が増えたことが原因と考えられる。
【県のスポーツ振興策への希望について】
○上位4項目の順位は前回と変わらなかった。いただいた意見やその背景について分析し,今後のスポーツ施策を
立案する際の参考とさせていただきたい。
① スポーツボランティアについて
図 17
スポーツボランティア活動の経験
H27
12.9
H22
12.7
H18
81.7
5.4
83.5
17.8
3.8
78.5
0%
20%
40%
3.6
60%
ある
ない
80%
100%
無回答
② 運動・スポーツに関する情報について
表6
順位
運動・スポーツに関して知りたい情報
(複数回答)
平成 18 年度
平成 22 年度
平成 27 年度
1位
施設の利用方法
50.9
施設の有無や施設概要
44.3
施設の利用方法
43.5
2位
施設の有無や施設概要
48.8
施設の利用方法
43.8
施設の有無や施設概要
42.0
3位
大会・イベント情報
38.7
大会・イベント情報
30.5
大会・イベント情報
28.4
4位
施設の予約状況
23.2
施設の予約状況
19.9
施設の予約状況
23.7
5位
スポーツに関する団体の情報
17.8
スポーツに関する団体の情報
18.1
関心がないのでわからない
16.0
表7
順位
現在の運動・スポーツ情報の入手方法
平成 18 年度
(複数回答)
平成 22 年度
平成 27 年度
1位
行政が出す刊行物・パンフレット
55.6
行政が出す刊行物・パンフレット
53.5
行政が出す刊行物・パンフレット
45.4
2位
知人・友人・家族からの情報
40.3
新聞・雑誌広告
37.2
新聞・雑誌広告
30.7
3位
新聞・雑誌広告
39.2
テレビ・ラジオ番組
32.9
テレビ・ラジオ番組
28.5
4位
テレビ・ラジオ番組
38.7
知人・友人・家族からの情報
31.1
インターネット
25.9
5位
直接その施設・会場で
15.8
インターネット
20.1
知人・友人・家族からの情報
23.9
- 12 -
スポーツに関する県民アンケート調査
③ 2020年 東京オリンピック・パラリンピックについて
図 18
宮城スタジアム(ひとめぼれスタジアム宮城)でのサッカー競技の実施について
H27
46.1
0%
50.0
20%
40%
60%
知っている
図 19
3.9
80%
知らなかった
100%
無回答
サッカー競技の観戦について
H27
17.3
26.5
0%
20%
観戦したい
できれば観戦したい
20.5
40%
30.8
60%
行われる試合によっては観戦したい
4.9
80%
100%
観戦したいとは思わない
無回答
④ 障害者スポーツについて
図 20
知っている障害者スポーツの種目
0%
(複数回答)
10%
20%
30%
40%
50%
車椅子バスケットボール
60%
53.6%
車椅子テニス
42.2%
陸上競技
36.9%
水泳競技
34.3%
車椅子ダンス
22.8%
知らない
16.1%
⑤ 県のスポーツ振興策への希望について
表8
これからの県のスポーツ振興に望むこと
平成 18 年度
順位
1位
身近なスポーツの場所や
平成 22 年度
50.5
施設を増やす
2位
自然の中でスポーツが楽し
総合型地域スポーツクラブ
49.0
スポーツ大会や行事の開
40.0
スポーツ情報の提供
身近なスポーツの場所や
スポーツ大会や行事の開
38.3
50.2
44.6
自然の中でスポーツが楽し
41.3
める環境整備
41.5
スポーツ大会や行事の開
35.1
催
総合型地域スポーツクラブ
40.6
の育成
28.5
身近なスポーツの場所や
施設を増やす
催
催
5位
54.3
施設を増やす
の育成
4位
自然の中でスポーツが楽し
平成 27 年度
める環境整備
める環境整備
3位
(複数回答)
利用しやすいスポーツ施設
運営
- 13 -
総合型地域スポーツクラブ
33.8
の育成
28.2
スポーツ情報の提供
スポーツ指導者の育成
22.5
スポーツに関する県民アンケート調査
Ⅲ 調査結果 (居住圏域別分析)
調査結果の概要
【スポーツ実施率について】
○週1回以上のスポーツ実施率は,「仙南圏」が最も高く唯一 50%を超えた。一方,運動・スポーツを行っていない
人の割合は沿岸部の「気仙沼・本吉圏」が最も高かったが,週1回以上の実施率は低い順に内陸部の「栗原地区」,
「登米地区」となっており,居住圏域による大きな差はなかった。
【運動・スポーツにかける費用について】
○「仙南圏」は,「1000~10000円」の回答合計が最も多く(63.1%),他圏域と比較してスポーツにかけ
る費用が高額となっている。「気仙沼・本吉圏」は,「0~500円」は少ないものの「10001円以上」の回
答が最も多く,スポーツをするにはかなりの費用がかかっていることが分かる。
【運動・スポーツを行うための施設の確保について】
○「必ず確保できる」と「だいたい確保できる」を合わせて 50%を超えているのは,唯一「仙南圏」(56.8%)だけ
である。「確保できない」と「なかなか確保できない」を合わせると,「石巻圏」(16.4%)と「気仙沼・本吉圏」
(27.6%)が高くなっており,沿岸部ほど施設の確保が難しい現状となっている。
【学校体育施設の利用状況について】
○「仙台市」をはじめとする都市部における利用者の割合が低くなっている。「開放していることを知らない」は「石
巻圏」が最も高く,震災後の利活用について広報が必要と思われる。一方、「仙南圏」は利用者の割合が高い上に
開放を知らない人も少なく,各市町における周知の好例といえる。
【地域の自治体が主催するスポーツ・レクリエーション行事への参加経験について】
○「仙南圏」と「仙台市」の回答が対照的である。特に「仙南圏」と「登米地区」は参加経験のある人の割合が高く,
地域のコミュニティが良好に維持されていると思われる。
■
ま と め ■
○スポーツと地域を考える時,「仙南圏」は他圏域と比較して,地域の住民がスポーツを身近に捉えることができる
環境が整っていることが推察される。
○「沿岸部」と「内陸部」の対比で単純に結論付けることはできないが,沿岸部ではスポーツを行う施設の確保が難
しくなっており,これが遠因となり,スポーツへの関わりに多少なりとも影響していると思われる。
図 21
スポーツ実施率
仙南圏
16.7
仙台市
34.4
14.8
仙台都市圏
21.6
13.5
大崎圏
5.1
登米地区
4.8
石巻圏
22.3
10.3
9.7
19.0
10.3
0%
7.1
15.1
20.7
20%
8.2
8.6
12.8
20.5
12.3
気仙沼・本吉圏
15.1
23.2
8.5
栗原地区
12.2
3.9
2.7
13.7
15.4
8.2
10.3
40%
6.9
34.8
1.4
41.1
8.5
17.9
11.9
31.9
1.1
42.9
41.1
4.1
48.3
3.4
60%
週に3日以上
週に1日~2日程度
月に1日~2日程度
年に1日~2日程度
無回答
行っていない
- 14 -
28.2
2.6
2.4
5.5
27.8
2.2
1.1
14.9
11.9
6.7
80%
100%
年に5日~6日程度
スポーツに関する県民アンケート調査
図 22
運動・スポーツにかける費用(1ヶ月あたり)
仙南圏
16.9
12.3
仙台市
40.5
仙台都市圏
18.0
13.8
42.2
栗原地区
16.9
9.2
38.5
大崎圏
10.7
8.3
13.3
20.0
0%
13.3
20%
12.8
9.4
11.6
20.0
40%
4.6
7.8
3.6
13.3
60%
14.3
2.3
4.2
9.3
13.3
80%
0~500円
501~1000円
1001円~3000円
5001~10000円
10001円~
無回答
0.9
1.6
8.3
9.3
6.7
2.5
8.3
20.8
7.0
3.1
8.5
10.9
7.1
8.3
11.6
4.6
12.0
21.4
48.8
気仙沼・本吉圏
9.2
20.3
50.0
石巻圏
15.4
21.1
7.8
42.9
登米地区
図 23
30.8
100%
3001~5000円
運動・スポーツを行うための施設はどのくらい確保できるか
仙南圏
11.1
仙台市
10.5
仙台都市圏
大崎圏
栗原地区
登米地区
45.6
29.3
15.1
8.9
4.9
40.4
5.1
10.3
31.0
4.1
21.9
気仙沼・本吉圏
3.4
24.1
7.1
8.2
3.4
20%
必ず確保できる
なかなか確保できない
無回答
7.6
8.5
28.2
石巻圏
0%
6.8
27.0
4.3
2.4
8.9
8.2
13.8
5.1
34.1
4.3
6.7
6.2
7.0
34.0
2.1
4.3
41.0
5.1
11.9
35.7
8.2
39.7
5.1
11.9
9.6
34.5
13.8
だいたい確保できる
確保できない
16.7
2.2
34.4
3.9
6.4
40%
- 15 -
8.9
60%
6.9
80%
確保できないことがある
わからない
100%
スポーツに関する県民アンケート調査
図 24
学校体育施設の利用状況
仙南圏
40.0
仙台市
16.3
仙台都市圏
14.6
32.4
33.0
28.2
33.3
26.2
12.3
気仙沼・本吉圏
11.9
52.1
34.5
12.3
24.1
20%
40%
2.1
7.7
35.7
23.3
0%
9.2
28.7
26.2
石巻圏
5.6
43.8
30.8
登米地区
8.9
47.6
36.2
栗原地区
20.0
30.5
大崎圏
図 25
31.1
37.9
60%
3.4
80%
利用したことがある
知っているが利用したことがない
開放していることを知らない
無回答
100%
地域の自治体が主催するスポーツ・レクリエーション行事への参加経験
仙南圏
66.7
仙台市
27.8
29.9
仙台都市圏
66.0
40.5
大崎圏
4.1
54.6
4.9
57.4
栗原地区
41.5
46.2
登米地区
46.2
61.9
石巻圏
20%
ある
7.7
53.4
44.8
0%
1.1
33.3
35.6
気仙沼・本吉圏
5.6
11.0
51.7
40%
ない
- 16 -
60%
4.8
3.4
80%
無回答
100%
Fly UP