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議事要旨 - 秋田市

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議事要旨 - 秋田市
第33回環境審議会議事要旨
日
時
平成27年8月7日(金)
午後2時から午後4時10分まで
会
1
場
秋田市環境部庁舎2階大会議室
出席者
(1) 秋田市環境審議会委員(15名中8名出席)
菅原拓男会長、吉川伸吾委員、佐藤時幸委員、高橋敦子委員、
竹田勝美委員、津村守委員、福岡真理子委員、村中孝司委員
(2) 秋田市環境部
中島修環境部長、池端強志環境部次長
環境総務課:髙橋寛彰課長、三浦勉地球温暖化対策担当課長、
細井康広新エネルギー担当官、富樫親課長補佐、
竹内元副参事、柴田浩副参事、小松尚徳主査
環境保全課:高橋尚夫課長、佐藤和人主査、桝田享子主査、佐藤和哉主任
2
次
第
(1) 開
会
(2) 環境部長あいさつ
(3) 会長あいさつ
(4) 議
事
秋田市環境基本計画の見直しについて
秋田市地球温暖化対策実行計画の見直しについて
秋田市環境審議会規則の一部改正について
(5) そ の 他
(6) 閉
会
- 1 -
中島環境部長、菅原会長のあいさつに続き議事に入る。
秋田市環境基本計画の見直しについて、環境総務課より説明を行い、質疑が行
われた。
次に、秋田市地球温暖化対策実行計画の見直しについて、環境総務課地球温暖
化対策担当より説明を行い、質疑が行われた。
最後に、秋田市環境審議会規則の一部改正について、環境総務課より説明を行
い、質疑が行われた。
【質疑内容】
4
(1) 秋田市環境基本計画の見直しについて
委員
人口減少により周辺住宅でも空き家が目立つようになり、数年が経
過すると、老朽化が進んできて、対策が必要になってくる。自然環境
ではないが、人工的な環境の変化(悪臭等)に対する配慮等は、今後
検討していかなければならない問題になってくると思われる。環境に
関する意識調査の中で、そういった問題も取り上げていくべきではな
いか。
環境総務課
市民がどのような環境問題に関心を持っているのか、という設問も
設定している。その中の1つの選択肢として、空き家や生活環境の悪
化などに関する部分も取り入れることを検討していきたい。
委員
計画の対象とする環境の範囲が不明確ではないか。生活環境、自然
環境、地球温暖化対策等、様々な分野がある。今後は、どの分野を重
点化していくのか。
また、NPO団体については、どういった団体を対象に調査をする
のか。
環境総務課
環境の範囲だが、現行計画では、環境基本計画冊子のP13にある
とおり、基本目標に沿った環境項目を設定している。次期環境基本計
画の改定の際には、対象を再整理して、環境の範囲ごとに目標設定す
る場合も考えられる。
他都市では、生活環境、自然環境、快適環境あるいは地球環境とい
った体系で整理している環境基本計画もあるため、改定の際には、検
討していきたいと考えている。
- 2 -
環境関連活動団体については、秋田市環境活動推進協議会会員26
団体と秋田県認証NPO団体のうち、環境保全活動を行っている団体
43団体を抽出して意識調査を行うこととしている。
委員
意識調査を実施するのであれば、意識調査のお願いの中で、計画に
反映するために、環境全般に関する調査を実施し、集約する旨の説明
をした上で、調査票の最後に自由記述で環境全般に関する意見を記載
してもらった方が、市民等も答えやすくなるのではないか。
会長
委員の意見を参考として、調査票案を検討していただきたい。
委員
前回の調査票には、計画を見直すために意識調査に協力していただ
きたい、という文言が記載されているが、前回の意識調査結果は、現
行の環境基本計画のどこの部分に反映されているのか。
環境総務課
例えば、環境基本計画冊子のP81では、意識調査で把握できた現
状と課題を記載しているが、把握できた課題に対して、どういった施
策が有効なのかを検討し、施策の組立を行っている。今回について
も、前回の調査からどう意識が変化しているのか、市の施策の満足度
等を踏まえて分析を行ったうえで、今後10年間、どういった施策を
重点的に推進していくべきかを洗い出すための1つの材料にしていき
たいと考えている。
委員
事業者向けについては、ある程度反映させやすいと思うが、市民向
けについては、回答したものがどこに反映されているのかがわかりに
くいと考える。回答したものが反映されたと実感できると、市民には
意識変容のきっかけになると考えられる。
環境総務課
他都市の計画では、各施策ごとに意識調査の結果を踏まえて、現状
と課題を整理し、施策の推進につなげていくというまとめ方をしてい
るものもあることから、改定作業の際には、参考にして工夫していき
たいと考えている。
委員
最近、市民でも環境配慮行動に取り組んでいる事例が増えてきてい
ることから、設問の設定の仕方や施策につなげるアウトプットの仕方
- 3 -
を工夫していくべきと考えるので、検討していただきたい。
会長
今回は、新たに環境関連活動団体を対象としていることから、今ま
でとは異なる視点での施策展開につなげていくことができればと考え
る。
委員
調査対象について、市民の抽出はどのように行うのか。また、前回
調査時の年代別回答率はどうなっているのか。
環境総務課
抽出の仕方について、各地域ごと、各年代ごとにバランスを考慮し
て無作為に抽出することとしている。また、前回の年代別の構成につ
いて、20代8.3%、30代14.6%、40代18.6%、50
代が19.1%、60代22.0%、70代17.2%となってお
り、20代が最も回答率が少ない。
委員
各年代を考慮して抽出したとしても、若い世代の回答率は少なくな
ってしまうのが現状。審議会の委員には、大学の教授等も就任してい
ることから、学生に協力してもらうというのも1つの方法なのではな
いか。
会長
若い世代を取り込む1つの方法として、大学と連携して施策展開に
つなげていくような考えはあるか。
環境総務課
他都市では、次の世代である子どもの意見を取り入れて計画に反映
させるために、作文や絵を掲載しているものもあることから、計画改
定に際には、学生に協力してもらうことなども含めて検討していきた
いと考えている。
委員
今回の意識調査では、秋田市内の平均的な意見を聴取するために実施
するものなので、市民・事業者を対象とするのは理解できるが、今
回、新たに環境関連活動団体を対象としたということは、環境に関し
て意図的な方向性を調査しようとしているものであると考えられるこ
とから、これまでとは把握しようとしている方向性が異なるのではな
いか。
- 4 -
委員
NPOで環境関連活動を行っている者の意見を取り入れていくとい
う意味では、一般的な意見とは異なる意見を取り入れていきたいとい
うねらいがあると考える。そのため、市民と環境関連活動団体とで
は、全く異なる意見が出てくることでもいいのではないか。
環境総務課
ベースとしては、一般的な意見を取り入れつつ、団体がどのような
考えを持っていて、それに対して行政は何ができるのか、という部分
も把握したいと考えている。
委員
一般的な市民等がどう考えているのかを調査しようとしているもの
であって、新たに団体を追加するということは、今までと方向性が異
なってくる。秋田市として、どういう調査をしていくのかについて、
考えを伺いたい。
環境総務課
環境に関心のある市民の意見を取り入れるだけではなく、どのよう
な施策展開をしていけば、若い世代や団体を取り込むことができるの
か、という部分も重要となってくる。
会長
4
今までの意見を考慮して、意識調査を実施してもらいたい。
(2) 秋田市地球温暖化対策実行計画の見直しについて
会長
資料2中の資料1、3つの指針について説明してもらいたい。
地球温暖化
現行計画が27年度末で期間が終了することから、次期計画では、
対策担当
どのような考え方で進めていくべきなのかを示したのが、3つの指
針、創エネ、省エネ、ライフスタイル変革となっている。
委員
アジア・アフリカ環境リーダーとの連携について、もともと日本学
術振興会が主催しているが、留学生を受け入れ、育成をし、母国に帰
すプログラムである。大学でも予算が削減されている状況で、例えば
モザンビークの学生を受け入れるとしても、1人往復で100万円ほ
ど経費がかかることから、連携するとしても、多額の費用がかかって
しまうため、難しいのではないか。また、気候変動について、いろい
- 5 -
ろなところで議論されているが、なかなか結論が出る問題でもないと
考える。
委員
ESCO事業について、市有施設は合計で4施設か。
地球温暖化
ESCO事業は、4施設をまとめて事業実施している。個別に実施
対策担当
したものではない。それぞれでは、なかなかスケールメリットが出な
い。
委員
例えば、病院等で1箇所実施するだけで、大幅な削減効果が期待で
きるのではないか。また、今後は、どのような施設を対象として行く
予定なのか。
地球温暖化
市立病院は、地方独立行政法人化したことで市有施設からは外れ、
対策担当
また、設備の更新計画もあるため、ESCO事業の提案はしている
が、現実問題としては難しいと考える。
委員
ESCO事業を実施すれば、この先の経費が削減されていくことに
なる。効果については、建物の容積が大きくなればなるほど大きくな
る。
委員
木質ペレットボイラーの導入について、公共施設に限定していたも
のを民間施設へも普及させていくものかどうか確認したい。また、脱
自家用車プロジェクトの自転車利用促進に向けた普及啓発について、
市内では、駐輪場などの使い勝手が悪く、交通網も他都市と比べて整
備されていない状況であることから、環境部で整備等も含めた検討を
しているのか。
地球温暖化
ペレットボイラーについて、秋田杉を使ったペレットという観点か
対策担当
ら地産地消、環境に優しい再生可能エネルギー、地元で経済が循環す
るという意味で、施策を推進していきたいと考えているが、イニシャ
ルコストが高いことから、民間では普及が進まないため、市有施設か
ら順次、導入している状況である。市有施設では、計画も含めて5施
設で導入している。民間でも普及促進していきたいと考え、補助制度
を創設したが、現在まで実績はないところである。また、脱自家用車
- 6 -
プロジェクトについては、商工会議所等と連携して、中心市街地の活
性化の観点からレンタサイクル等を拡大して実施していきたいと考え
ている。環境部としても、温室効果ガス削減の観点で3年前から、連
携して検討してきている状況である。低炭素社会において、自動車か
ら自転車へ移動手段を変更するというのが、1つのキーワードになっ
ていると考える。他都市では、自転車走行レーンを整備しているとこ
ろもあることから、本市でも交通網の整備も含めて検討していきたい
と考えている。
会長
新たなリーディングプロジェクトをもとに、どのような実行計画に
していくのかについて、検討していくべきと考える。
4
(3) 秋田市環境審議会規則の一部改正について
委員
書面や電子メールによる会議を開催した際、審議会の議決はどのよ
うに取り扱うのか。
環境総務課
改正案では、議事・議決の取扱いまで規定していないため、検討し
て、適切な表現とする。
会長
市内部で同様に規定しているものがあれば、参考にしていただきた
い。
環境総務課
他都市で規定している事例はあるが、本市ではまだ規定しているも
のはないため、再度検討したい。
以上
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