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トルコ軍艦『エルトゥールル号』を ご存知ですか?

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トルコ軍艦『エルトゥールル号』を ご存知ですか?
エルトゥールル号
トルコ軍艦『エルトゥールル号』を
ご存知ですか?
トルコが世界でも有数の 親日国 であることは、
映画は、日本とトルコの合作で 2015 年の公開を目指
では何故、トルコ人は日本人に親しみを持ってく
監督が、撮影をスタートさせます。
皆さん良くご存知のことでしょう。
れているのでしょうか ?
その友好の原点となった事件ーそれは 1890 年 9
月 16 日に起こった、トルコ軍艦「エルトゥールル号
遭難事件」です。和歌山県串本町大島沖で暴風雨の
ため同艦が座礁、沈没し、乗組員 587 名が犠牲にな
りました。生存者はわずか 69 名。
その生存者を村人が献身的に救助、介抱したことが、
し、市川海老蔵主演「利休にたずねよ」の田中光敏
そして落語は、この事実に感動した三代目桂春蝶
さんが。 創作落語 に挑みます。
お二人には、神戸のことについても紹介してくれ
るようお願いしてはいるのですが。さて、どうなり
ますか…。
お楽しみに ! (本文提供:神戸・トルコ友好協会)
トルコで大々的に伝えられ、後に教科書でも紹介され
たことで、多くのトルコ人はこの事実を知り、日本に
対し特別な思いを抱いてくれているのでしょう。
友好の原点となった串本町は「日本・トルコ友好原
点の町」として広くトルコに知られ、トルコの大統領
をはじめ多くの要人は、訪日の際には、必ずこの町を
訪れ、大島にある慰霊碑に献花を捧げています。
実は、この遭難事件に神戸が大きく関わっている
のです。生存者 69 名は 9 月 20 日までの 5 日間大島
村で治療。翌 21 日には神戸に移送され、神戸救護病
院 ( 和田岬消毒所 ) で 21 日間にわたり療養し、神戸
港からイスタンブール港に向け帰還しているのです。
その間、神戸の人々と元町界わいなどでさまざま
な交流を楽しみ、友好関係が育まれています。しかし、
この事実は、残念ながらトルコ人にはあまり知られ
ていないようです。
今年、この「エルトゥールル号」が脚光を浴びます。
映画が製作され、落語でも取り上げられるのです。
(写真提供:串本町)
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