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はじめに

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はじめに
はじめに
こ の た び は 、 三 菱 パ ー ソ ナ ル コ ン ピ ュ ー タ apricot シ リ ー ズ 三 菱 PCサ ー バ
FT2200 モ デ ル 6200-20 ( M3528-A120) を お 買 い 求 め い た だ き あ り が と う ご
ざ い ま す 。 PCサ ー バ は 先 進 テ ク ノ ロ ジ ー を 結 集 し た 高 性 能 LANサ ー バ で 、
各 種 ネ ッ ト ワ ー ク OSに 対 応 し て い ま す 。 こ の 説 明 書 は 、 PCサ ー バ の 設 置 方
法や日常の操作方法、困ったときの対処方法などについて説明したもので
す。
ご使用の前に取扱説明書をよくお読みの上、正しくお使いください。
お読みになったあとは必ず保管してください。
[対象読者]
本 書 は PCサ ー バ の 設 置 及 び 運 転 ・ 管 理 を 行 う 方 を 対 象 と し て い ま す 。
[本書で使う用語/説明形式について]
●本文中の「!メモ」「*補足」には、次の内容が記載されています。
!メモ
操作上、特に気をつけていただきたいことについて記載
しています。例えば、エラーが起きる場合や、システム
が動かなくなる場合について記載しています。
*補足
知っておくと便利な機能や事柄について記載しています。
この装置は、第1種情報装置(商工業地域において使用されるべき情報装置)で
商工業地域での電波障害防止を目的とした情報処理装置等電波障害自主規制協議
会 ( VCCI) 基 準 に 適 合 し て お り ま す 。
従って、住宅地域またはその隣接した地域で使用すると、ラジオ、テレビジョン
受信機などに受信障害を与えることがあります。
説明書に従って正しい取扱いをしてください。
Ethernet( イ ー サ ネ ッ ト ) は 、 米 国 ゼ ロ ッ ク ス 社 の 登 録 商 標 で す 。
MS-DOS ® 、 Windows NT TM 、 Windows NT TM Advanced Serverは 、 米 国 マ イ ク ロ ソ
フト社の登録商標です。
Pentium ® Proは イ ン テ ル コ ー ポ レ ー シ ョ ン の 登 録 商 標 で す 。
NetWare ® は 、 米 国 ノ ベ ル 社 の 登 録 商 標 で す 。
SCSISelectは 、 Adaptec社 の 商 標 で す 。
[関連説明書]
本書の内容と関連する説明書をご紹介します。本書と合わせてご利用くだ
さい。
● 『 ISA定 義 フ ァ イ ル ( ECU用 ) ご 使 用 の 手 引 』 ( PCサ ー バ に 添 付 )
ECU用 の ISA定 義 フ ァ イ ル に つ い て 説 明 し て い ま す 。
● 『 FT2200サ ー バ 環 境 キ ッ ト ご 使 用 の 手 引 』 ( PCサ ー バ に 添 付 )
FT2200を ネ ッ ト ワ ー ク 環 境 ( NetWare、 Windows NT、 Windows NT Advanced Server ) で 使 う 際 の 設 定 方 法 に つ い て 説 明 し て い ま す 。
●各オプション装置個別の『使用の手引』(各オプション装置に添付)
各オプション製品の取扱注意事項、使用方法、製品に含まれる部品など
について説明しています。
本 書 で は 、 PCサ ー バ を 使 用 し た LANシ ス テ ム の 構 築 方 法 に つ い て は 説 明 し
て い ま せ ん 。 ネ ッ ト ワ ー ク OSの 説 明 書 を 参 照 し て く だ さ い 。
目 次
1 各 部 の 名 称 と 働 き ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 1
1 . 1 梱 包 物 の 確 認 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 1
1 . 2 本 体 装 置 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 2
2 シ ス テ ム の 設 置 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 5
2 . 1 設 置 場 所 に つ い て ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 5
2 . 2 転 倒 防 止 脚 の 向 き ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 7
2 . 3 装 置 の 接 続 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 8
2 . 4 シ ス テ ム の 設 定 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 12
2 . 5 シ ス テ ム 基 板 の ジ ャ ン パ の 設 定 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 13
3 操 作 方 法 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
3 . 1 シ ス テ ム の 起 動 と 停 止 ( 自 動 電 源 ON/OFFを 行 わ な い 場 合 ) ・
3 . 2 シ ス テ ム の 起 動 と 停 止 ( 自 動 電 源 ON/OFFを 行 う 場 合 ) ・・・・・
3 . 3 フ ロ ッ ピ ィ ・ デ ィ ス ク 装 置 の 取 扱 い ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
3 . 4 CD-ROM装 置 の 取 扱 い ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
15
15
17
18
20
4 シ ス テ ム の 保 守 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
4 . 1 シ ス テ ム の 取 扱 い ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
4 . 2 シ ス テ ム の 移 動 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
4 . 3 シ ス テ ム の 清 掃 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
21
21
22
24
5 シ ス テ ム の 拡 張 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
5 . 1 静 電 気 対 策 に 関 す る 注 意 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
5 . 2 各 種 パ ネ ル の 開 け 方 ・ 外 し 方 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
5 . 3 本 体 装 置 内 部 の 名 称 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
5 . 4 メ モ リ の 増 設 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
5 . 5 拡 張 ボ ー ド ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
5 . 5 . 1 拡 張 ボ ー ド の 導 入 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
5 . 5 . 2 拡 張 ボ ー ド の 取 外 し ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
5 . 6 オ プ シ ョ ン 装 置 の 追 加 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
5 . 6 . 1 CD-ROM 装 置 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
5 . 6 . 2 ス ト リ ー ミ ン グ ・ テ ー プ 装 置 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
5 . 6 . 3 ハ ー ド ・ デ ィ ス ク 装 置 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
5 . 6 . 4 信 号 ケ ー ブ ル の 接 続 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
5 . 7 自 動 電 源 制 御 装 置 の 接 続 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
27
28
29
32
35
41
41
49
51
51
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54
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60
6 セ ッ ト ア ッ プ ・ プ ロ グ ラ ム ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
6 . 1 セ ッ ト ア ッ プ ・ プ ロ グ ラ ム の 起 動 と 終 了 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・
6 . 2 基 本 設 定 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
6 . 3 詳 細 設 定 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
6 . 4 機 密 保 護 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
61
61
64
68
71
i
6 . 5 PCIシ ス テ ム 設 定 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 76
6 . 6 ISAボ ー ド の 設 定 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 78
6 . 7 工 場 出 荷 時 の 設 定 ( セ ッ ト ア ッ プ ・ プ ロ グ ラ ム ) ・・・・・・・・・・ 81
7 SCSIセ レ ク ト ・ ユ ー テ ィ リ テ ィ ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 83
7 . 1 SCSIセ レ ク ト ・ ユ ー テ ィ リ テ ィ の 起 動 と 終 了 ・・・・・・・・・・・・・・ 83
7 . 2 工 場 出 荷 時 の 設 定 ( SCSIセ レ ク ト ・ ユ ー テ ィ リ テ ィ ) ・・・・・・ 87
8 シ ス テ ム 構 成 ユ ー テ ィ リ テ ィ ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 89
8 . 1 シ ス テ ム 構 成 ユ ー テ ィ リ テ ィ の 特 長 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 89
8 . 2 メ ニ ュ ー の 選 択 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 90
8 . 3 ヘ ル プ の 表 示 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 91
8 . 4 メ イ ン メ ニ ュ ー の 操 作 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 91
8 . 5 初 め て シ ス テ ム 構 成 情 報 を 設 定 す る と き ・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 94
8 . 6 詳 細 な シ ス テ ム 構 成 情 報 の 表 示 と 編 集 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 97
8 . 7 メ モ リ 増 設 の 設 定 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 100
8 . 8 定 義 フ ァ イ ル の な い ISA拡 張 ボ ー ド の 設 定 ・・・・・・・・・・・・・・・・ 103
9 困 っ た と き の 対 処 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
9 . 1 エ ラ ー メ ッ セ ー ジ へ の 対 処 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
9 . 2 装 置 が 正 し く 動 作 し な い と き は ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
9 . 2 . 1 本 体 装 置 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
9 . 2 . 2 フ ロ ッ ピ ィ ・ デ ィ ス ク 装 置 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
9 . 2 . 3 ハ ー ド ・ デ ィ ス ク 装 置 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
9 . 2 . 4 CD-ROM装 置 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
9 . 2 . 5 デ ィ ス プ レ イ 装 置 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
9 . 2 . 6 キ ー ボ ー ド ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
9 . 2 . 7 マ ウ ス ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
105
105
109
109
112
116
119
120
123
126
付 録 1 本 体 装 置 仕 様 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 127
付 録 2 コ ネ ク タ 仕 様 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
付 2 . 1 シ リ ア ル 用 コ ネ ク タ ( COM1、COM2) ・・・・・・・・・・・・・・・・・
付 2 . 2 パ ラ レ ル 用 コ ネ ク タ ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
付 2 . 3 デ ィ ス プ レ イ 用 コ ネ ク タ ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
付 2 . 4 キ ー ボ ー ド 用 コ ネ ク タ 及 び マ ウ ス 用 コ ネ ク タ ・・・・・・・・・・・
129
129
130
131
132
付 録 3 ハ ー ド ・ デ ィ ス ク 装 置 の 取 付 け 位 置 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 133
ii
第 1章 各 部 の 名 称 と 働 き
第1章 各部の名称と働き
1.1 梱 包 物 の 確 認
梱包物に以下の製品が入っていることを確認してください。
・本体装置
・ 三 菱 PCサ ー バ apricot FT2200 モ デ ル 6200-20 使 用 の 手 引 ( 本 書 )
・ ISA定 義 フ ァ イ ル ( ECU用 ) ご 使 用 の 手 引
・ FT2200 サ ー バ 環 境 キ ッ ト ご 使 用 の 手 引
・ SCSIド ラ イ バ
・ ECUシ ー ト
・ ISA定 義 フ ァ イ ル ( ECU用 )
・ FT2200サ ー バ 環 境 キ ッ ト
・ MS-DOS ® 6.2/V
・ キーボード
・ マウス
・電源ケーブル
・フロントドア・ロック・キー
・カバー・ロック・キー
・保証書
1
第 1章 各 部 の 名 称 と 働 き
1.2 本 体 装 置
本体装置前面
1
5
6
4
2
7
3
8
①
フロントドア・ロック
フロント・ドアをロックする錠です。
②
電源ランプ
電源が入っているとき、点灯します。
③
ハード・ディスク動作
ランプ
ハード・ディスク装置がデータの読出
し、または書込みを行っているとき点灯
します。
④
カバー・ロック
フロント・パネル及び、サイド・パネル
をロックする錠です。システムの運転中
はロックしておいてください。
⑤
オプション装置格納庫
CD-ROM装 置 、 ス ト リ ー ミ ン グ ・ テ ー プ 装
置 な ど を 装 着 す る 格 納 庫 で す 。 CD-ROM装
置は標準実装されています。
⑥
電源スイッチ
本体装置の運転開始、停止を行います。
⑦
3.5イ ン チ ・ フ ロ ッ ピ
3.5イ ン チ 用 フ ロ ッ ピ ー ・ デ ィ ス ク 装 置
が標準装備されています。
ー・ディスク装置
⑧
ディスク装置格納庫
ハード・ディスク装置を装着する格納庫
で す 。 最 大 8台 の ハ ー ド デ ィ ス ク 装 置 を
装着できます。
格納庫前面に格納庫用電源スイッチと格
納庫用電源ランプが装備されています。
2
第 1章 各 部 の 名 称 と 働 き
本体装置背面
1
2
3
6
7
4
5
8
①
電源入力コネクタ
電源ケーブルを接続します。電源ケーブル
の プ ラ グ は AC100Vの コ ン セ ン ト ( 2極 接
地)に差し込みます。
②
マウス用コネクタ
マウスを接続するためのコネクタです。キ
ーボード用コネクタと形が同じなので、間
違えないよう注意してください。
③
キーボード用
キーボードを接続するためのコネクタで
す。マウス用コネクタと形が同じなので、
間違えないよう注意してください。
コネクタ
④
シリアル・ポート2
モ デ ム な ど 、 RS-232C規 格 の 装 置 を 接 続 す
る コ ネ ク タ で す 。 通 常 「 COM2」 の 名 称 で 使
用 し ま す 。 9ピ ン の オ ス 型 D-SUBコ ネ ク タ で
す。
(つづく)
3
第 1章 各 部 の 名 称 と 働 き
(つづき)
⑤
ディスプレイ用
コネクタ
ディスプレイ装置の信号ケーブルを接続
するコネクタです。
⑥
シリアル・ポート1
モ デ ム な ど 、 RS-232C規 格 の 装 置 を 接 続 す
る コ ネ ク タ で す 。 通 常 「 COM1」 の 名 称 で
使 用 し ま す 。 9ピ ン の オ ス 型 D-SUBコ ネ ク
タです。
⑦
パラレル・ポート
プリンタ装置を接続するコネクタです。
25ピ ン の メ ス 型 D-SUBコ ネ ク タ で す 。
⑧
スロット・カバー
拡張ボードを取り付けるときに取り外し
ます。
4
第 2章 シ ス テ ム の 設 置
第2章 システムの設置
2.1 設 置 場 所 に つ い て
PCサ ー バ は 、 以 下 の 点 に 注 意 し て 設 置 し て く だ さ い 。
■不安定な場所に置かない
ぐらついた台の上や傾いた所など不安定な場所に置かないで
ください。
倒れたりしてけがの原因となります。
■本体、ディスプレイ装置の通気孔をふさがない
本体装置、ディスプレイ装置の通気孔をふさがないでくだ
さい。火災の原因となります。
そ れ ぞ れ 、 風 通 し の 良 い と こ ろ に 壁 か ら 10cm以 上 離 し て 設 置
してください。
■高温になる場所には置かない
直射日光が当る窓際など高温になる場所には置かないでくだ
さい。火災の原因となります。
■湿気やほこりの多い場所、油煙や湯
気のあたる場所に置かない
湿気やほこりの多い場所、油煙や湯
気のあたる場所に置かないでくださ
い。火災、感電の原因となります。
画面の写り込み防止
窓や照明電灯からくる光がディスプレイ装置の画面に反射すると、画面
が見にくくなり、疲れやすくなります。カーテンで外光をさえぎる、デ
ィスプレイ画面の向きを調整する、設置場所を移す、などして反射を抑
えてください。
5
第 2章 シ ス テ ム の 設 置
電 源
将 来 の 拡 張 に 備 え て 余 分 な コ ン セ ン ト を 2個 程 度 用 意 し て お く こ と を お
勧めします。個々の機器は電源コンセントからあまり離さないように設
置してください。
機密保護
本体装置に対する操作を監視しやすい場所に設置することをお勧めしま
す。
ネットワーク化
シ ス テ ム を Ethernet IEEE 802.3 10BASE5ネ ッ ト ワ ー ク で 使 用 す る 場 合
は 、 本 体 装 置 を ネ ッ ト ワ ー ク 接 続 ( ト ラ ン シ ー バ ) か ら 50メ ー ト ル 以 上
離れた場所には設置しないようにしてください。
作業スペース
ディスプレイ装置とキーボードを余裕を持って置ける広さ、また、本体
装置前面と側面のドアが開閉できるように十分なスペースを確保してく
ださい。
6
第 2章 シ ス テ ム の 設 置
2.2 転 倒 防 止 脚 の 向 き
転 倒 防 止 脚 は 、 PCサ ー バ 本 体 装 置 を 安 定 良 く 設 置 す る た め の 装 置 で す 。 下
図にしたがって、正しい向きにセットしてください。
(1)壁から離れた場所に設置するとき
(2)壁の近くに設置するとき
ファンが壁側にあるとき
ファンが壁と反対側にあるとき
ファン
ファン
5-10 cm
■転倒防止脚を収納した状態で設置しないでください。
倒れたりしてけがの原因となります。
7
第 2章 シ ス テ ム の 設 置
2.3 装 置 の 接 続
!メモ
装 置 の 接 続 を 始 め る 前 に 、 必 ず PCサ ー バ の 電 源 を 切 っ て く
ださい。
① キーボードのケーブルを、キーボード用コネクタに差し込みます。
② マウスを、マウス用コネクタに差し込みます。
8
第 2章 シ ス テ ム の 設 置
③ディスプレイ装置の信号ケーブルを、ディスプレイ用コネクタに差し込
みます。
④プリンタを接続する場合は、プリンタ・ケーブルを以下のポートに差し
込みます。
・プリンタがパラレル仕様の場合は、パラレル・ポートにケーブルを差
し込みます。
・プリンタがシリアル仕様の場合は、シリアル・ポートにケーブルを差
し込みます。
9
第 2章 シ ス テ ム の 設 置
⑤ 電 源 ケ ー ブ ル の 一 方 を 、 PCサ ー バ の 電 源 入 力 コ ネ ク タ に 差 し 込 み ま す 。
も う 一 方 を AC100Vの コ ン セ ン ト ( 2極 接 地 形 ) に 差 し 込 み ま す 。
⑥ デ ィ ス プ レ イ 装 置 の 電 源 ケ ー ブ ル を 、 A C 1 0 0 V の コ ン セ ン ト ( 2極 接 地
形)に差し込みます。
■本体装置および周辺機器は確実に接地する
本体装置および周辺機器は確実に接地してください。
故障や漏電のときに感電の原因となります。
■ AC100Vを 超 え る コ ン セ ン ト に 接 続 し な い
エ ア コ ン 用 な ど AC100Vを 超 え る コ ン セ ン ト に 接 続
しないでください。火災、感電の原因となります。
■電源コードは、重いものを載せたり、熱器具に近づけ
たりしない
電源コードは、重いものを載せたり、熱器具に近づけ
たりしないでください。
コードの被覆が傷つき、火災、感電の原因となりま
す。
10
第 2章 シ ス テ ム の 設 置
■必ず電源プラグを持って抜く
電源コードを引っ張るとコードが傷つき、火災、感
電の原因となります。電源プラグを抜くときは、必
ずプラグを持って抜いてください。
■通路にケーブルをはわせない
通路にケーブルをはわせないでください。人がつまずくなど、
けがの原因となります。
11
第 2章 シ ス テ ム の 設 置
2.4 シ ス テ ム の 設 定
装 置 の 接 続 が 終 了 し た ら 、 シ ス テ ム 構 成 の 設 定 と O S及 び 各 種 ソ フ ト ウ ェ
アのインストールを行います。
標 準 の シ ス テ ム 構 成 の 場 合 は 、 ハ ー ド ・ デ ィ ス ク 装 置 に O Sを イ ン ス ト ー
ルすれば、電源を入れるだけで運転を開始することができます(システム
を拡張する場合はシステム構成の設定を行います)。
システムの設定手順は以下の通りです。
1.シ ス テ ム 構 成 の 設 定
■システムを拡張する場合は、システム構成の設定
が必要です。
⇒「5 システムの拡張」を参照してください。
■標準のシステム構成の場合は、システム構成の設
定は必要ありません。
2.OSの イ ン ス ト ー ル
■ OSを ハ ー ド ・ デ ィ ス ク 装 置 に イ ン ス ト ー ル し ま す 。
⇒ 各 OSの 説 明 書 を 参 照 し て く だ さ い 。
■ネットワーク環境を設定します。
⇒ネットワーク環境の設定方法については
『 FT2200サ ー バ 環 境 キ ッ ト ご 使 用 の 手 引 』 を
参照してください。
3.各 種 ソ フ ト ウ ェ ア の イ ン ス ト ー ル
■アプリケーション・プログラムをハード・ディス
ク装置にインストールします。
⇒各ソフトウェアの説明書を参照してください。
12
第 2章 シ ス テ ム の 設 置
2.5 シ ス テ ム 基 板 の ジ ャ ン パ の 設 定
システムのパスワード機能の設定を変更するには、システム基板のジャン
パ の 設 定 を 変 更 し ま す (JP18以 外 は 、 変 更 す る 必 要 あ り ま せ ん )。
⇒ パ ス ワ ー ド 機 能 の 設 定 方 法 の 詳 細 は 「 6.4 機 密 保 護 」 を 参 照 し て く だ さ
い。
システム基板のジャンパの設定は以下の手順で行います。
① ジ ャ ン パ ( JP18) か ら ジ ャ ン パ ・ キ ャ ッ プ を 外 し ま す 。
② 設 定 に 従 っ て 、 1-2ピ ン ( 2本 ) に ジ ャ ン パ ・ キ ャ ッ プ を 合 わ せ ま す 。
③ジャンパ・キャップをピンにゆっくりと押し込みます。
シ ス テ ム 基 板 上 の ジ ャ ン パ ( JP18) の 位 置 は 以 下 の と お り で す 。
JP18
JP18の 設 定
機 能
1-2
パスワード有効
2-3
パスワード無効(既定値)
13
第 2章 シ ス テ ム の 設 置
14
第 3章 操 作 方 法
第3章 操作方法
3.1 システムの起動と停止(自動電源ON/OFFを行わない場合)
(1)システムの起動
PCサ ー バ は 以 下 の 手 順 で 起 し ま す 。
①カバー・ロックをロックします
サイド・パネルがロックされているか、また、各装置が正しく接続さ
れているか確認します。
⇒ 装 置 の 接 続 に つ い て は 、 「 2.3 装 置 の 接 続 」 を 参 照 し て く だ さ い 。
②ディスプレイ装置の電源を入れます
ディスプレイ装置の電源スイッチを押します。電源表示ランプの点灯
を確認してください。
③本体装置の電源を入れます
本体装置の電源スイッチを押します。電源ランプの点灯を確認してく
ださい。
OSが 起 動 さ れ ま す 。
⇒電源投入時パスワードが設定されている場合、続いてパスワードの
入 力 が 必 要 で す 。 「 6.4 機 密 保 護 」 を 参 照 し て く だ さ い 。
!メモ 本体装置の電源を切った後、再び電源を入れるまで1分以上
待ってください。すぐに電源を入れると、ハード・ディスク
装置に悪影響を与えたり、電源が投入できなかったり、本体
装置が正しく起動できないことがあります。
15
第 3章 操 作 方 法
(2)システムの停止
PCサ ー バ は 以 下 の 手 順 で 停 止 し ま す 。
①運転停止の準備をします
PCサ ー バ を 停 止 す る 前 に 、 必 要 に 応 じ て 以 下 の 処 理 を 実 行 し ま す 。
・変更したファイルのセーブ
・アプリケーション・プログラムの終了
・バックアップの実行
⇒ 詳 細 は OS や ア プ リ ケ ー シ ョ ン ・ プ ロ グ ラ ム の 説 明 書 を 参 照 し て く
ださい。
PCサ ー バ を ネ ッ ト ワ ー ク の サ ー バ と し て 使 用 し て い る 場 合 は 、 他 の ユ
ーザがネットワークからログアウトしたことを確認し、ネットワーク
OSを 所 定 の 手 順 で 終 了 さ せ て か ら 運 転 を 停 止 し ま す 。
⇒ ロ グ ア ウ ト の 方 法 に つ い て は 、 各 ネ ッ ト ワ ー ク OSの 説 明 書 を 参 照
してください。
②電源スイッチを押します
電 源 ス イ ッ チ を 押 す と 、 PCサ ー バ の 運 転 が 停 止 し ま す 。 電 源 ラ ン プ の
消灯を確認してください。
③ディスプレイ装置の電源を切ります
ディスプレイ装置の電源スイッチを押します。電源表示ランプの消灯
を確認してください。
16
第 3章 操 作 方 法
3.2 シ ス テ ム の 起 動 と 停 止 ( 自 動 電 源 ON/OFFを 行 う 場 合 )
自 動 電 源 制 御 装 置 に よ り 自 動 的 に 本 体 装 置 の 電 源 の ON/OFFを 行 う 場 合 は 、
システムの起動と停止は自動で行われます。
⇒ 「 5.7 自 動 電 源 制 御 装 置 の 接 続 」
!メモ ・ 本 体 装 置 の 電 源 ス イ ッ チ は 、 常 に ONの 状 態 に し て お い て
く だ さ い 。 電 源 ス イ ッ チ が OFF の 状 態 で は 、 自 動 電 源
ON/OFFを 行 う こ と が で き ま せ ん 。
・システムのパスワード機能の設定は、無効にしてくださ
い。設定を有効にすると起動時、毎回パスワードの入力が
必要になります。
*補足 自動電源制御装置の制御ソフトウェアの詳細は、自動電源制
御装置の説明書等を参照してください。
17
第 3章 操 作 方 法
3.3 フ ロ ッ ピ ー ・ デ ィ ス ク 装 置 の 取 扱 い
PCサ ー バ 本 体 装 置 に 標 準 装 備 さ れ て い る 3 . 5イ ン チ ・ フ ロ ッ ピ ー ・ デ ィ ス
ク 装 置 で は 、 次 の 2種 類 の フ ロ ッ ピ ー ・ シ ー ト を 使 う こ と が で き ま す 。
・ 3.5イ ン チ 2HDタ イ プ ( 1.44MB)
・ 3.5イ ン チ 2DDタ イ プ ( 720KB)
(1)フロッピー・シートの挿入
フロッピー・シートをフロッピー・ディスク装置に差し込みます。
(2)フロッピー・シートの取出し
① 3 . 5イ ン チ ・ フ ロ ッ ピ ー ・ デ ィ ス ク 装 置 が 動 作 中 で な い こ と を 確 認 し
ます
フ ロ ッ ピ ー ・ デ ィ ス ク 動 作 ラ ン プ が 消 え 、 3 . 5イ ン チ ・ フ ロ ッ ピ ー ・
ディスク装置が動作中でないことを確認してください。
②イジェクト・ボタンを押します
フロッピー・ディスク装置のイジェクト・ボタン押してください。
フロッピー・シートが途中まで飛び出します。
③フロッピー・シートを取り出します
フロッピー・シートを持ち、軽く引き抜いて取り出します。
(3)ライト・プロテクト・タブ
ライト・プロテクト・タブを書込み不可の位置に動かすと、新たなデー
タの書込みができなくなります。
フロッピー・シートに重要なデータを保存している場合は、誤ってデー
タを消さないようにフロッピー・シートへの書込みを禁止することがで
きます。
18
第 3章 操 作 方 法
(4)フロッピー・シートの取扱い
フロッピー・シートはとてもデリケートです。大切なデータを守るため、
次の点に注意してください。
・磁性面には絶対に手を触れないでください。
・磁石を近付けないでください。
・クリップではさまないでください。
・消しゴムは使わないでください。
・溶剤類は磁性面に絶対つけないでください。
・折り曲げないでください。
・ラベルへの記入にはフェルトペンを使ってください。
・ラベルは正しい位置に貼ってください。
・使用後はケースに格納してください。
・直射日光の当るところや暖房器具の近くは避けてください。
・上にものを載せないでください。
・保管は収納箱に入れて垂直に立ててください。
・タバコの煙は避けてください。
・ 摂 氏 10∼ 50℃ の 環 境 で 保 管 し て く だ さ い 。
・ 摂 氏 10∼ 35℃ 、 湿 度 30∼ 80% RHの 環 境 で 使 用 し て く だ さ い 。
19
第 3章 操 作 方 法
3.4 CD-ROM装 置 の 取 扱 い
PCサ ー バ 本 体 装 置 に は 、 CD-ROM装 置 が 標 準 装 備 さ れ て い ま す 。
(1)CD-ROM の挿入
① CD-ROMを ケ ー ス か ら 取 り 出 し ま す 。
② 本 体 装 置 の 電 源 が 入 っ て い る と き 、 CD-ROM使 用 中 ラ ン プ が 消 え て い
る こ と を 確 認 し て か ら 、 CD-ROM出 し 入 れ ボ タ ン を 押 し ま す 。
③ CD-ROMト レ イ が 出 て き た ら 、 CD-ROMを タ イ ト ル が あ る 面 を 上 に し
て乗せます。
④ CD-ROMト レ イ を ゆ っ く り 、 軽 く 押 し て 閉 じ ま す 。
(2)CD-ROM の取出し
CD-ROMを 入 れ る の と 同 様 に 、 CD-ROM出 し 入 れ ボ タ ン を 押 し て 取 出 し
ます。
(3)CD-ROM の取扱い
CD-ROMは と て も デ リ ケ ー ト で す 。 大 切 な デ ー タ を 守 る た め 、 次 の 点 に
注意してください。
・ CD-ROMに は 、 ボ ー ル ペ ン や 鉛 筆 な ど で 字 を 書 か な い で く だ さ い 。
・鏡面を触ったり、傷つけたりしないでください。
・ 曲げたり重いものを乗せたりしないでください。
・汚れたり、水滴がついたりした場合は、乾いた柔らかい布で中央から
側に向かって拭いてください。
・ 水やコーヒーなどの液体がかからないようにしてください。
・ ひ び 割 れ や 変 形 し た CD-ROM、 接 着 剤 な ど で 補 修 し た CD-ROMは 絶 対
に使用しないでください。
・ 本 体 装 置 の 電 源 を 切 る 前 に CD-ROMを 取 り 出 し て く だ さ い 。
・ 高温/低音の場所に保管しないでください。
・ 使用後は、ケースに戻してください。
20
第 4章 シ ス テ ム の 保 守
第4章 システムの保守
4.1 シ ス テ ム の 取 扱 い
PCサ ー バ は 以 下 の こ と に 注 意 し て 取 り 扱 っ て く だ さ い 。
磁気
磁石、時計、外部スピーカなど、磁気をもったものを近づけないでくだ
さい。フロッピー・ディスク装置、ハード・ディスク装置、ストリーミ
ング・テープ装置のデータが壊れたり、ディスプレイ装置の色が乱れた
り、画像がゆれたりすることがあります。
振動と衝撃
振動や衝撃は、部品に悪い影響を与え、故障の原因になります。特にハ
ード・ディスク装置、ディスプレイ装置などは振動や衝撃に敏感な機器
です。
21
第 4章 シ ス テ ム の 保 守
4.2 シ ス テ ム の 移 動
本体装置を移動するときは、以下の方法で移動してください。
(1)バックアップを作ります
移動に備えて、ハード・ディスク装置の内容をストリーミング・テープ
やフロッピー・シートにコピーし、バックアップを作ります。
(2)本体装置、及び周辺装置の電源を切ります
本体装置、及び周辺装置の電源を切り、電源ケーブルを電源コンセント
から外します。
(3)接続している機器を外します
本体装置に接続されている各機器を、以下の順序で外してください。
①本体装置から、プリンタ、その他の機器の接続ケーブルを外します。
②本体装置から、ディスプレイ装置の接続ケーブルを外します。
③本体装置背面のコネクタから、ネットワーク・ケーブルを外します。
(4)本体装置の転倒防止脚を収納します
22
第 4章 シ ス テ ム の 保 守
(6)本体装置を運びます
PCサ ー バ 本 体 に は 、 上 部 に ト ッ プ ・ ハ ン ド ル が あ り 、 底 部 に キ ャ ス タ ー
がついているので、簡単に移動できます。下図のように、移動してくだ
さい。
!メモ ・ハード・ディスク装置、ディスプレイ装置などは衝撃や
振動に敏感な機器です。
移動に際し、衝撃や振動が加わる場合は、台車を使用す
ることをお勧めします。
・装置を遠隔地に輸送する場合は、振動に備えた梱包が必
要です。装置をもとの梱包に収め直して輸送することを
お勧めします。
23
第 4章 シ ス テ ム の 保 守
4.3 シ ス テ ム の 清 掃
PCサ ー バ を 清 掃 す る 場 合 は 、 以 下 の 注 意 事 項 を 守 っ て く だ さ い 。
・液体洗剤は使用しないでください。
■清掃の前に、機器の電源を切り、電源ケーブルをコン
セントから抜いてください。感電の原因となります。
(1)本体装置のケース
ケースは、けば立たない布で時々拭いてください。汚れを取るときは、
非研磨性クリーナと軽く湿らした布を使用します。コネクタ類やディス
ク装置の近辺ではクリーニング液やスプレーは使用しないでください。
(2)フロッピー・ディスク装置
市 販 の FDDク リ ー ニ ン グ ・ シ ー ト を 使 っ て ヘ ッ ド ( デ ー タ を 読 み 書 き す
る部分)を定期的に清掃してください。
(3)CD-ROM 装置
市 販 の CD-ROMク リ ー ニ ン グ 用 デ ィ ス ク を 使 っ て 定 期 的 に 清 掃 し て く だ
さ い ( 音 楽 用 CDの ク リ ー ニ ン グ 用 デ ィ ス ク で も 構 い ま せ ん ) 。
(4)通気孔
本体装置側面の通気孔にほこりがたまると、空気の流れが妨げられます。
定期的に清掃してください。
(5)ディスプレイ装置
画面が汚れると眼が疲労しミスが増加する要因になります。時々、ブラ
ウン管画面をやわらかい布でふいてください。傷の原因になるので、硬
いものでこすったりたたいたりしないでください。ケースの汚れは、や
わらかい布でふきとってください。汚れがひどいときは、水で薄めた家
具住宅用洗剤にひたした布をよく絞って汚れ部分をふき、その後乾いた
布でよく拭いてください。
!メモ
シンナー、ベンジンなどの揮発性のものを使ったり、ゴ
ム、ビニール製品などが長い間接触したままになっている
と、塗装がはげることがあります。
24
第 4章 シ ス テ ム の 保 守
(6)キーボード
各キーの上面は、軽く湿らした布で最小限の量の非研磨性クリーナで清
掃します。キーの間に洗剤液が流れ込まないように注意してください。
また、キーとキーの間にクリップ等の異物を落さないでください。落と
してしまった場合は、キーボードを裏返して振って取り出してください。
とがったものなどで異物を取り出そうとすると、キーボードを損傷する
ことがあります。
(7)マウス
ボール・トラッキング機構またはその下にほこりなどがたまると、マウ
スの追従性が悪くなります。このような場合には、以下の手順に従って
ボールとトラッキング機構を清掃してください。
①本体装置背面のコネクタからマウス・ケーブルの接続を外します
②マウスを裏返します
ボールとトラッキング機構を上向けにします。
③ハウジング・カバーを回します
回転しなくなるまで反時計方向に回してください。
④マウスをもう一度ひっくり返します
カバーとボールが外れます。
⑤ボールを清掃します
水または中性洗剤溶液を使ってください。その後清潔な、けばの立た
ない布で水分を拭き取ります。
⑥ボール収納庫内のゴミやほこりを取り除きます
ボール収納庫に空気をふきこみ、残った、ほこりや綿毛を取り除きま
す。
⑦ボールとハウジング・カバーを再度取り付けます
25
第 4章 シ ス テ ム の 保 守
26
第 5章 シ ス テ ム の 拡 張
第5章 システムの拡張
PCサ ー バ 本 体 装 置 の 機 能 を 拡 張 す る に は 、 以 下 の よ う な 方 法 が あ り ま す 。
・拡張ボードの取付け
・メモリの増設
・ ハード・ディスク装置、ストリーミング・テープ装置の追加
この章では、これら装置の取付け方法について説明します。
なお、これらの装置を取り付けた後は、システム構成情報を再設定する必
要があります。次のユーティリティを使って、システムの構成情報を設定
します。
⇒使用するユーティリティの種類は、各装置の取付けの節を参照してくだ
さい。
また、システムにソフトウェアを追加する場合、使用するソフトウェア
によってはシステム構成情報を再設定する必要があります。
⇒各ソフトウェアの説明書を参照してください。
■十分なスペースを確保する
本体装置のドアが開閉できるように、十分なスペースを
確保してください。
スペースが十分でないと、作業中、指をはさむなどして
けがの原因となります。
27
第 5章 シ ス テ ム の 拡 張
5.1 静 電 気 対 策 に 関 す る 注 意
拡張作業中に静電気が発生すると、拡張ボード、増設メモリ・キットやシ
ステム基板などの電子装置に致命的な損傷を与えることがあります。この
危険を防止するために、システム内部への静電放電を避けるよう充分に注
意を払う必要があります。
拡張作業を行うときは、静電気発生の可能性を最小限に抑えるために、以
下の注意事項に従ってください。
(1)手順を事前に理解しておいてください
全体の作業手順を充分に理解してから作業してください。
拡張作業を開始する前に、本書の該当箇所や増設しようとする機器の説
明書などをよく読んでおいてください。
(2)静電気防止器具を使用してください
静電放電マットや腕バンドなどの静電気防止器具が入手できる場合には、
それを使用してください。
(3)部品が環境にさらされる時間を最小限にしてください
本体装置のカバーや増設しようとする機器の静電気防止包装は、拡張作
業の準備ができるまで外さないようにしてください。
(4)部品は注意して取り扱ってください
拡張ボード類は金属製の取っ手を持つようにしてください。他の機器も
端の部分を持つようにします。電子部品や電気接点には触れないでくだ
さい。
28
第 5章 シ ス テ ム の 拡 張
5.2 各 種 パ ネ ル の 開 け 方 ・ 外 し 方
システムの拡張を行うときは、フロント ・ドア、フロント・パネル、サイ
ド・パネルを取り外します。
以下の手順にしたがって本体装置のフロント・ドア、フロント・パネル、
サイド・パネルを開けてください。
取付けは取外しと逆の手順で行ってください。
①本体装置の電源を切り、電源ケーブルを電源コンセントから抜きます。
②すべての接続ケーブルを外します。
③ フロントドア・ロック・キーを使い、フロント・ドアのロックを解除し
ます。
④ フロント・ドアを開きます。
⑤ カバー・ロック・キーを使い、サイド・パネルのロックを解除します。
⑥ フロント・パネルを手前に引いて開きます。
29
第 5章 シ ス テ ム の 拡 張
*補足
・フロント・ドアがロックされていると、フロント・ドアは
開きません。
・カバーがロックされていると、フロント・パネルは開きま
せん。
・ カバー・ロックを解除している間は、キーは取り外せませ
ん。
・ フロント・ドア及びフロント・パネルは、片方向にのみ開
きます。また、それぞれを単体で取り外すことはできませ
ん。
⑦ フロント・ドアの枠を取り外します。下部にあるボタンを上へ押し上げ
ながら枠を手前に引いてください。
*分かりやすくするためにこの図では、フロント・ドア
やフロント・パネルを省略しています。
■サイド・パネルをあける場合は、必ず電源プラグを
抜いてから行ってください。感電の原因となります。
■内部に高温になる部分があります。電源を切った直後に
触 れ る と 火 傷 の 原 因 と な り ま す 。 電 源 を 切 っ て 、 20分 以 上
経過してからサイド・パネルを開けてください。
30
第 5章 シ ス テ ム の 拡 張
⑦図のように、カバー・ロック・キーを解除しサイド・パネルに差し込ん
だまま、矢印の方向に引くと、サイド・パネルが外れます。うまく外れ
ない場合は、ドライバを使用してゆっくり外してください。
31
第 5章 シ ス テ ム の 拡 張
5.3 本 体 装 置 内 部 の 名 称
以下に本体装置内部の名称を示します。
1
4
2
5
6
7
3
名 称
働 き
1.電 源
PCサ ー バ の 電 源 。
2.電 源 固 定 金 具
電源を固定し、裏側でケーブルを固定する金
具。
3.シ ス テ ム 基 板
拡張ボードを装着する拡張ボード・スロット
を 8基 装 備 。 ま た 、 メ モ リ ボ ー ド を 装 着 す る
ス ロ ッ ト を 1基 装 備 。
4. ス ト リ ー ミ ン グ ・ テ
ー プ 装 置 格 、 CDROM装 置 納 庫
ス ト リ ー ミ ン グ ・ テ ー プ 装 置 1台 、 CD-ROM
装 置 1台 を 取 付 け 可 能 。
5.デ ィ ス ク 装 置 格 納
庫
ハ ー ド ・ デ ィ ス ク 装 置 を 最 大 8台 ま で 取 付 け
可能。
6. メ モ リ ・ ボ ー ド
SIMMを 最 大 512MBま で 取 付 け 可 能 ( た だ
し 、 標 準 の 3 2 M B ( 1 6 M B× 2 ) を 外 す 必 要 が あ
る)。
32
第 5章 シ ス テ ム の 拡 張
7. バ ッ ク プ レ ー ン ・
ボード
ディスク装置格納庫を接続し、ハード・ディ
ス ク 装 置 の SCSI IDを 設 定 す る ボ ー ド 。
*補足
・格納庫とソケット、スロットには、下図のように番号、名称
が付いています。
拡 張 ボ ー ド の ス ロ ッ ト 番 号 1∼8は 、 本 体 装 置 背 面 の ス ロ ッ
ト・カバーの左横に刻印されています。
メモリ・ボード・スロット
ストリーミングテープ
装置を格納
(フロッピー・ディスク
装置を標準装備)
(CD-ROM装置を標準装備)
8
7
6
5
4
3
3
2
1
ディスク装置格納庫 1(#0)
PCI拡張ボード・
スロット
ディスク装置格納庫 2(#1)
ディスク装置格納庫 3(#2)
ディスク装置格納庫 4(#3)
ディスク装置格納庫 5(#0)
EISA拡張
ボード・
スロット
ディスク装置格納庫 6(#1)
ハード・ディスク
装置を最大8台取付
け可能
ディスク装置格納庫 7(#2)
ディスク装置格納庫 8(#3)
*( )内はSCSI ID
・ バ ッ ク プ レ ー ン ・ ボ ー ド に よ り 各 デ ィ ス ク 装 置 格 納 庫 の SCSI
ID が 設 定 さ れ 、 そ れ ぞ れ の 格 納 庫 の S C S I I D は 決 ま っ て い ま
す。
33
第 5章 シ ス テ ム の 拡 張
拡張ボードのスロット番号とシステム構成ユーティリティ、及
びセットアップ・プログラムのスロット番号の対応は、次のと
おりです。
拡張ボード・スロット番号
(本 体 装 置 背 面 の ス ロ ッ ト ・ カ バ
ーの左横に刻印)
システム構成ユーティリティ
セットアップ・プログラム
スロット番号
8
PCI Slot 1
7
PCI Slot 2
6
PCI Slot 3
5
PCI Slot 4
4
PCI Slot 5
3
PCI Slot 6 , EISA Slot 1
2
EISA Slot 2
1
EISA Slot 3
34
第 5章 シ ス テ ム の 拡 張
5.4 メ モ リ の 増 設
メ モ リ ボ ー ド に は 、 SIMM用 の ソ ケ ッ ト が 16個 あ り ま す 。 SIMMは メ モ リ ・
チップのブロックで、取外しが可能です。
本 機 は 、 工 場 出 荷 時 に 標 準 装 備 の メ モ リ と し て 16MBの SIMMを 2個 実 装 し
ています。別売りの「増設メモリ ・キット」を使用すれば、下表のように
最 大 512MBま で 、 メ モ リ を 増 設 で き ま す 。
Bank
0
Bank
1
Bank
2
Bank
3
Bank
4
Bank
5
Bank
6
Bank
7
16MB
×2
総容量
32 MB*1
16MB
×2
16MB
×2
64 MB
16MB
×2
16MB
×2
16MB
×2
16MB
×2
16MB
×2
16MB
×2
16MB
×2
16MB
×2
128 MB
16MB
×2
16MB
×2
16MB
×2
16MB
×2
32MB
×2
256 MB
64 MB*3
32MB
×2
32MB
×2
128 MB*3
32MB
×2
32MB
×2
32MB
×2
32MB
×2
32MB
×2
32MB
×2
32MB
×2
32MB
×2
256 MB*3
32MB
×2
*1・・・標準装備
*2・・・最大構成
*3・・・標準装備の 32MB(16MB×2)を外します。
35
32MB
×2
32MB
×2
32MB
×2
512 MB
*2*3
第 5章 シ ス テ ム の 拡 張
!メモ
・ 全 て の バ ン ク に 必 ず 同 じ 容 量 の SIMM を 実 装 し て く だ さ い 。
例 え ば 、 標 準 装 備 の 32MB( 16MB× 2) に 64MB(32MB× 2)を
増設することはできません。
・ SIMM は 、 合 計 数 が 必 ず 2個 、 4個 、 8 個 、 16 個 の い ず れ か に
なるように実装してください。
例 え ば 、 総 容 量 が 96MBに な る よ う に 16MBの SIMMを 6個 実 装
することはできません。
・ SIMMを 追 加 す る 前 に 、 「 5.1 静 電 気 対 策 に 関 す る 注 意 」 を
読み、その指示に従ってください。
・ SIMM は 、 て い ね い に 取 り 扱 っ て く だ さ い 。 無 理 に 取 付 け /
取 外 し を 行 う と 、 SIMMソ ケ ッ ト が 破 損 す る こ と が あ り ま
す。
・ SIMMの 取 付 け /取 外 し を 行 っ た 後 は 、 取 り 外 し た フ ロ ン ト ・
ドアやサイド・パネルを再度取り付けてください。
36
第 5章 シ ス テ ム の 拡 張
(1)メモリ・ボードの取外し
① メモリ・ボード固定バーの本体装置背面側の端をパネル金具から外し
ます。
② メモリ・ボード固定バーのもう一方の端をディスク装置格納庫の後ろ
の金具から外します。
③ メモリ・ボードを引き抜きます。
(2)SIMM の取付け
① SIMMを 装 置 の 側 面 に 対 し て 45° の 角 度 で ソ ケ ッ ト に 差 し 込 み ま す 。
( 矢 印 1)
② ゆ っ く り と 、 SIMMを 垂 直 に 立 て て く だ さ い ( 矢 印 2) 。 こ の と き 、 ソ
ケ ッ ト の 突 起 が S I M Mの 穴 に 入 る よ う に し ま す 。 S I M Mの 端 が ソ ケ ッ
トのクリップにはさまれば完了です。
穴
突起
クリップ
!メモ
SIMM は 、 必 ず 2つ ず つ 取 り 付 け て く だ さ い 。 例 え ば 、
メ モ リ の 総 容 量 を 3 2 M B か ら 6 4 M Bに す る 場 合 、 メ モ
リ ・ ボ ー ド の 左 右 の Bank1に 16MBず つ 取 り 付 け ま す 。
32MBの SIMM1 つ を 追 加 し て 、 総 容 量 64MBに す る こ と
はできません。
37
第 5章 シ ス テ ム の 拡 張
(3)SIMM の取外し
① SIMMソ ケ ッ ト の 両 端 に あ る 金 具 を 同 時 に 外 側 へ 拡 げ ま す 。
② SIMMを 下 方 へ 約 45° 傾 け ま す 。
③ SIMMを ソ ケ ッ ト か ら 抜 き ま す 。
!メモ
SIMMの 取 外 し は 、 必 ず Bank番 号 の 大 き い 順 に 行 っ て く
ださい。
(4)メモリ・ボードの取付け
① メモリ・ボードをシステム基板上のメモリ・ボード・スロットの位置
に合わせます。
② メモリ・ボードを奥まで差し込みます。
③ メモリ・ボード固定バーの端をディスク装置格納庫の後ろにある金具
の穴に差し込みます。
④ メモリ・ボード固定バーの溝をメモリ・ボードのへりに合わせます。
38
第 5章 シ ス テ ム の 拡 張
⑤ メモリ・ボード固定バーのもう一方の端をパネル金具の穴に差し込み
ます。
!メモ
メモリ・ボード固定バーは、正しい位置にしっかりと
取り付けてください。メモリ・ボード固定バーは、メ
モリ・ボードを保護し、正しい位置を保持します。
39
第 5章 シ ス テ ム の 拡 張
(4)システムの再構成
SIMMを 追 加 又 は 取 り 外 し た 後 は 、 シ ス テ ム 構 成 ユ ー テ ィ リ テ ィ を 使 っ
て、システムを再構成してください。
⇒詳細は、「8 システム構成ユーティリティ」を参照してください。
①システム構成ユーティリティを起動します。
② System Memory Functionsを 実 装 メ モ リ 容 量 に 合 わ せ て 設 定 し ま す 。
40
第 5章 シ ス テ ム の 拡 張
5.5 拡 張 ボ ー ド
5.5.1 拡 張 ボ ー ド の 導 入
ここでは、拡張ボードの導入方法を説明します。
!メモ ス ロ ッ ト 3 は 、 EISA ( ISA ) バ ス 用 と PCI バ ス 用 が あ り ま
す。二者択一で使用することができます。
上記以外は、特に制限事項はありません。
拡張ボードの導入手順は、次のとおりです。
1.シ ス テ ム 構 成 ユ ー テ ィ リ テ ィ の 設 定
EISA(ISA)バス用拡張ボードを導入する場合に、シス
テム構成ユーティリティの設定が必要です。
2.拡 張 ボ ー ド の 取 付 け
3.セ ッ ト ア ッ プ ・ プ ロ グ ラ ム の 設 定
EISA(ISA)バス用拡張ボードを導入する場合に、セッ
トアップ・プログラムの設定が必要です。
41
第 5章 シ ス テ ム の 拡 張
*補足
・ PCIバ ス 用 拡 張 ボ ー ド と プ ラ グ &プ レ イ 対 応 ISA バ ス 用 拡 張
ボードの導入時は、システム構成ユーティリティの設定と
セットアップ・プログラムの設定は不要です。ただし、セ
ッ ト ア ッ プ ・ プ ロ グ ラ ム の PCI IRQ Settingが 「 Auto」 に 設
定されている場合に限ります。
・ 本 項 の 説 明 は 、 セ ッ ト ア ッ プ ・ プ ロ グ ラ ム の PCI IRQ
Settingが 「 Auto」 に 設 定 さ れ て い る 場 合 の 導 入 方 法 で す 。
PCI IRQ Settingを 「 Manual」 に 設 定 し て い る 場 合 は 、 PCIバ
ス 用 拡 張 ボ ー ド 導 入 時 に 、 そ の ボ ー ド の IRQレ ベ ル を 設 定 す
る必要があります。
⇒ 「 6.5 PCIシ ス テ ム 設 定 」
・ PCIバ ス 用 拡 張 ボ ー ド を 5枚 以 上 導 入 す る 場 合 は 、 以 下 の ど
ちらかの手順にしたがってください。
a: セ ッ ト ア ッ プ ・ プ ロ グ ラ ム の PCI IRQ Setting の 設 定 を
「 Manual」 に し 、 IRQレ ベ ル を 手 動 で 設 定 す る 。
b:セ ッ ト ア ッ プ ・ プ ロ グ ラ ム の System Securityの Serial Port
の 設 定 を 「 Disabled」 に す る 。
42
第 5章 シ ス テ ム の 拡 張
(1)システム構成ユーティリティの設定
以下の手順で設定します。
な お 、 EISA( ISA) バ ス 用 拡 張 ボ ー ド を 使 用 し な い 場 合 は 、 シ ス テ ム 構
成ユーティリティでの設定は必要ありません。
① システム構成ユーティリティを起動します。
⇒ 「 8.4 メ イ ン メ ニ ュ ー の 操 作 」
② Main menuか ら 「 Maintain system configuration diskette」 を 選 び 、 Enter
キ ー を 押 し ま す 。 「 Maintain system configuration diskette」 画 面 が 表 示
されます。
③ フ ロ ッ ピ ー ・ デ ィ ス ク 装 置 か ら ECUシ ー ト を 抜 き 出 し 、 拡 張 ボ ー ド に
添付のフロッピー・シートを挿入します。
④ 「 Copy/update CFG files 」 を 選 び 、 Enter キ ー を 押 し ま す 。 拡 張 ボ ー ド
の定義ファイルが表示されます。
⇒拡張ボードに定義ファイルがない場合もあります。定義ファイルが
な い 場 合 は 「 8.8 定 義 フ ァ イ ル の な い ISA拡 張 ボ ー ド の 設 定 」 を 参
照してください。
*補足
・ こ の 時 、 添 付 の フ ロ ッ ピ ー ・ シ ー ト と E C Uシ ー ト の ラ
イトプロテクトタブを「書き込み可」の位置に動かし
ます。
・ システム構成ユーティリティは、本体装置内のボード
の設定を行う時、他のボードや装置と設定が重複しな
いように定義ファイルを参照します。
⑤ 適 切 な 定 義 フ ァ イ ル を 選 び 、 Enter キ ー を 押 し ま す 。
⑥ ECUシ ー ト を 入 れ 替 え 、 Enter キ ー を 押 し ま す 。 コ ピ ー 完 了 を 示 す メ
ッセージが表示されます。
⑦ Enter キ ー を 押 し ま す 。 「 Maintain system configuration diskette」 画 面
が表示されます。
⑧ 「 Return to the main menu」 を 選 び 、 Enter キ ー を 押 し ま す 。 Main menu
に戻ります。
⑨ 「 Configure computer 」 を 選 び 、 Enter キ ー を 押 し ま す 。 「 Steps in
configuring your computer」 画 面 が 表 示 さ れ ま す 。
43
第 5章 シ ス テ ム の 拡 張
⑩ 「 Step 2: Add or remove boards」 を 選 び 、 Enter キ ー を 押 し ま す 。 以 下 の
画面が表示されます。
Step 2:
Add or remove
boards
Listed are the board and options detected in your computer.
Press INSERT to add the boards or options which could not be detected
or which you plan to install.
Press DEL to remove the highlighted board from your configuration.
Press F7 to move the highlighted board to another slot.
Press F10 when you have completed this step.
> System X1B
Slot 1
(Empty)
Slot 2
(Empty)
Slot 3
(Empty)
Embedded PCI SCSI Controller
>Add=INSERT< <Remove=DEL>
<Move=F7>
<Done=F10>
この画面には、システム構成ユーティリティが定義ファイルから読み
込 ん だ 設 定 デ ー タ が 表 示 さ れ ま す 。 EISA ス ロ ッ ト の 番 号 と 認 識 さ れ
たデバイス・コントローラなどが含まれます。
⑪表示されてるリストから、拡張ボードを増設予定のスロットを選び、
Insertキ ー を 押 し ま す 。
⑫ Enter キ ー を 押 し ま す 。 ECU シ ー ト に 入 っ て い る 定 義 フ ァ イ ル
( *.CFG) が 表 示 さ れ ま す 。
⑬表示されている定義ファイルのリストから、拡張するボードの定義フ
ァ イ ル を 選 び 、 Enter キ ー を 押 し ま す 。 確 認 画 面 が 表 示 さ れ た ら 、
Enter キ ー を 押 し ま す 。
⑭ ボ ー ド を 拡 張 す る ス ロ ッ ト 位 置 を 再 度 選 択 し 、 Enter キ ー を 押 し ま す 。
⑮拡張するスロット位置にその拡張ボードが表示されていることを確認
し て 、 F10キ ー を 押 し ま す 。 「 Steps in configuring your computer 」 画
面に戻ります。
⑯ 「 Step3:View or edit details」 を 実 行 し ま す 。
44
第 5章 シ ス テ ム の 拡 張
⑰ PageDown キ ー ( ま た は ↓ キ ー ) を 押 し て 、 カ ー ソ ル を 追 加 設 定 し た
拡張ボードが表示されている場所へ移動します。
⑱ 追加する拡張ボードの各項目(表示されないボードもあります)の設
定を行います。
設 定 は 各 項 目 を E n t e r キ ー ま た は F6キ ー で 選 択 し 、 + ( プ ラ ス ) キ ー
または−(マイナス)キーで設定値を変更します。
導入後、複数の拡張ボードが接続される場合は、それぞれの割込レベ
ル 、 I/Oア ド レ ス 、 DMAチ ャ ネ ル ( 一 部 の ISA拡 張 ボ ー ド の み 。 ISA拡
張ボードに添付のソフトウェアで変更する場合もあります)が重複し
ないように設定してください。
⑲ 各 項 目 の 設 定 が 終 了 し た ら 、 F10 キ ー を 押 し ま す 。 「 Steps in
configuring your computer 」 の 画 面 に 戻 り ま す 。
⑳ 「 Step5:Save and exit」 を 実 行 し 、 設 定 を 保 存 し て シ ス テ ム 構 成 ユ ー テ
ィリティを終了します。
本 体 装 置 の 電 源 を 切 り 、 「 (2)拡 張 ボ ー ド の 取 付 け 」 に 進 み ま す 。
!メモ ・ B 8 8 6 2 - 1 通 信 制 御 装 置 、 B8890-1 ISDN通 信 制 御 装 置 を
使 用 す る 場 合 、 シ ス テ ム 構 成 ユ ー テ ィ リ テ ィ の I/Oア ド
レ ス に は 1 5 0 h以 外 を 選 択 し て く だ さ い ( 1 5 0 hを 指 定 で
きる場合もありますが、実際には使用できません)。
・ 015Ch 、 ま た は 015Dhを 含 む I/Oア ド レ ス 範 囲 を 選 択 で き
る制御装置を使用する場合は、システム構成ユーティ
リ テ ィ の I/Oア ド レ ス に 015Ch、 ま た は 015Dhを 除 い た 範
囲を指定してください。
I/Oア ド レ ス の 範 囲 の 詳 細 に つ い て は 、 ご 使 用 に な る 制
御装置の説明書を参照して、システム構成ユーティリ
テ ィ の I/Oア ド レ ス を 設 定 し て く だ さ い 。
*補足 システム構成ユーティリティの設定を、不適切な値に変更する
と 、 正 常 に 動 作 し な く な る 場 合 あ り ま す 。 そ の 場 合 は 、 「 8.6 詳
細なシステム構成情報の表示と編集」を参照して、システム・
ボードの設定を工場出荷時の状態に戻してください。
45
第 5章 シ ス テ ム の 拡 張
(2)拡張ボードの取り付け
①スロット・カバーを止めているねじをゆるめて、スロット・カバーを
外します。
取り外したねじは、新しいボードを固定するために使用しますので紛
失しないようにしてください。外したスロット・カバーは、今後使用
するときのために保管しておいてください。
②拡張ボードを拡張ボード・スロットへ、しっかり挿入します。
③拡張ボードをねじで固定します。
!メモ
ねじは拡張ボードのアースとして使われます。③の手順
は必ず行ってください。
46
第 5章 シ ス テ ム の 拡 張
*補足 通 信 関 係 の 拡 張 ボ ー ド ( 通 信 制 御 装 置 、 ISDNイ ン タ ー フ ェ ー ス
ボード等)を接続する場合は、そのボードに添付されている適
合認定シールを貼り付ける必要があります。
下図の位置にシールを貼り付けてください。
な お 、 第 一 種 通 信 事 業 者 ( NTT、 第 二 電 電 等 ) へ の 回 線 接 続 申 請
の手続きは、拡張カードの取扱い説明書、または活用ガイドを
参照してください。
適合認定シール
貼付け位置
47
第 5章 シ ス テ ム の 拡 張
(3)セ ッ ト ア ッ プ ・ プ ロ グ ラ ム の 設 定
EISA( ISA) バ ス 用 拡 張 ボ ー ド を 本 体 装 置 に 取 り 付 け る 場 合 、 取 り 付 け
た 後 に 、 セ ッ ト ア ッ プ ・ プ ロ グ ラ ム の Non-PnP ISA Card Configuration
を選択して、追加する拡張ボードの設定を行います。
⇒設定方法の詳細は、「6 セットアップ・プログラム」を参照してくだ
さい。
!メモ
こ の 設 定 を 実 行 し な い と 、 PCIバ ス 用 拡 張 ボ ー ド や プ ラ グ
&プ レ イ 対 応 ISA バ ス 用 拡 張 ボ ー ド が 自 動 的 に IRQ レ ベ ル
な ど の 資 源 を 使 用 し て 、 取 り 付 け た EISA( ISA) バ ス 用 拡
張ボードの設定と重複してしまい、正常に動作しない場
合があります。
48
第 5章 シ ス テ ム の 拡 張
5.5.2
拡張ボードの取外し
ここでは、拡張ボードの取外し方法を説明します。
拡張ボードの取外し手順は、次のとおりです。
1.シ ス テ ム 構 成 ユ ー テ ィ リ テ ィ の 設 定
EISA(ISA)バス用拡張ボードを取り外す場合にシステ
ム構成ユーティリティの設定が必要です。
2.拡 張 ボ ー ド の 取 外 し
3.セ ッ ト ア ッ プ ・ プ ロ グ ラ ム の 設 定
EISA(ISA)バス用拡張ボードを取り外す場合にセット
アップ・プログラムの設定が必要です。
*補足 ・ PCIバ ス 用 拡 張 ボ ー ド と プ ラ グ & プ レ イ 対 応 の ISA バ ス 用 拡 張
ボードを本体装置から取り外す場合は、システム構成ユーテ
ィリティの設定とセットアップ・プログラムの設定は不要で
す 。 た だ し 、 セ ッ ト ア ッ プ ・ プ ロ グ ラ ム の PCI IRQ Settingが
「 Auto」 に 設 定 さ れ て い る 場 合 に 限 り ま す 。
・ セ ッ ト ア ッ プ ・ プ ロ グ ラ ム の PCI IRQ Settingを 「 Manual」 に
設 定 し て い る 場 合 は 、 PCIバ ス 用 拡 張 ボ ー ド を 取 り 外 す と き に 、
そ の ボ ー ド の IRQレ ベ ル を 無 効 に す る 必 要 が あ り ま す 。
(1)システム構成ユーティリティの設定
以下の手順で設定します。
な お 、 EISA( ISA) バ ス 用 拡 張 ボ ー ド を 取 り 外 さ な い 場 合 は 、 シ ス テ ム
構成ユーティリティでの設定は必要ありません。
① システム構成ユーティリティを起動します。
⇒ 「 8.4 メ イ ン メ ニ ュ ー の 操 作 」
② Main menuか ら 「 Configure computer 」 を 選 び 、 Enter キ ー を 押 し ま す 。
「 Steps in configuring your computer 」 画 面 が 表 示 さ れ ま す 。
49
第 5章 シ ス テ ム の 拡 張
③ 「 Step 2: Add or remove boards 」 を 選 び 、 Enter キ ー を 押 し ま す 。
「 Step 2: Add or remove」 画 面 が 表 示 さ れ ま す 。
④ 取 外 す 拡 張 ボ ー ド を 選 び 、 Deleteキ ー を 押 し ま す 。 確 認 画 面 表 示 さ れ
ます。
⑤ Enter キ ー を 押 し ま す 。 「 The Step 2:
されます。
Add or remove boards」 画 面 が 表 示
⑥ [F10]キ ー を 押 し ま す 。 「 Steps in configuring your computer 」 画 面 に 戻
ります。
⑦ Step5:Save and exitを 実 行 し 、 設 定 を 保 存 し て シ ス テ ム 構 成 ユ ー テ ィ
リティを終了します。
本 体 装 置 の 電 源 を 切 り 、 「 (2)拡 張 ボ ー ド の 取 外 し 」 に 進 み ま す 。
(2)拡張ボードの取外し
①拡張ボードに接続されているすべての接続ケーブルを外します。
②拡張ボードをシステム基板に固定しているねじを外し、拡張ボード・
スロットから拡張ボードを引き抜きます。
③スロット・カバーを空の拡張ボード・スロットに取り付けます。
(3)セットアップ・プログラムの設定
EISA( ISA) バ ス 用 拡 張 ボ ー ド を 本 体 装 置 か ら 取 り 外 す 場 合 、 セ ッ ト ア
ッ プ ・ プ ロ グ ラ ム の Non-PnP ISA Card Configuration を 選 択 し て 、 拡 張
ボードの設定を変更します。
⇒設定方法の詳細は、「6 セットアップ・プログラム」を参照してくだ
さい。
50
第 5章 シ ス テ ム の 拡 張
5.6 オ プ シ ョ ン 装 置 の 追 加
PCサ ー バ に は 、 ハ ー ド ・ デ ィ ス ク 装 置 を 最 大 8台 ま で 取 り 付 け ら れ ま す 。
ま た 、 CD-ROM装 置 を 1台 、 ス ト リ ー ミ ン グ ・ テ ー プ 装 置 を 1台 取 り 付 け ら
れ ま す ( CD-ROM装 置 は 標 準 実 装 さ れ て い ま す の で 、 5. 6. 1項 の CD-ROM装
置の取り付け作業は不要です)。
■ディスク装置格納庫の右側奥にはファン
が取り付けられています。
通電中に、ファンにふれるとけがの
原因となります。ファンにふれな
いでください。
5.6.1 CDーROM装 置
①フロント・パネル、フロント・ドアの枠及び、サイド・パネルを取り外
します。
⇒ 「 5.2 各 種 パ ネ ル の 開 け 方 ・ 外 し 方 」
② CD-ROM装 置 の 両 側 面 に 、 取 付 け プ レ ー ト ( 5イ ン チ ・ デ バ イ ス 増 設 キ
ット)を取り付けます。
51
第 5章 シ ス テ ム の 拡 張
③ CD-ROM装 置 を CD-ROM装 置 格 納 庫 へ 挿 入 し ま す 。
④信号ケーブルを接続します。
⇒ 「 5.6.4 信 号 ケ ー ブ ル の 接 続 」
⑤電源ケーブルを接続します。
52
第 5章 シ ス テ ム の 拡 張
5.6.2 ス ト リ ー ミ ン グ ・ テ ー プ 装 置
①フロント・パネル、フロント・ドアの枠及び、サイド・パネルを取り外
します。
⇒ 「 5.2 各 種 パ ネ ル の 開 け 方 ・ 外 し 方 」
② ス ト リ ー ミ ン グ ・ テ ー プ 装 置 の 両 側 面 に 、 取 付 け プ レ ー ト ( 5イ ン チ ・
デバイス増設キット)を取り付けます。
⇒ 「 5.6.1 CD-ROM装 置 」
③ストリーミング・テープ装置をストリーミング・テープ装置格納庫へ挿
入します。
④信号ケーブルを接続します。
⇒ 「 5.6.4 信 号 ケ ー ブ ル の 接 続 」
⑤電源ケーブルを接続します。
*補足 ストリーミング・テープ装置を取り付ける場合は、オプショ
ン の 増 設 高 速 SCSI制 御 装 置 6が 必 要 で す 。
53
第 5章 シ ス テ ム の 拡 張
5.6.3 ハ ー ド ・ デ ィ ス ク 装 置
以下の手順にしたがって、ハード・ディスク装置を追加してください。
!メモ
・ ハ ー ド ・ デ ィ ス ク 装 置 を 追 加 す る 前 に 、 「 5.1 静 電 気 対
策に関する注意」を読み、その指示に従ってください。
・万一の取扱いミスに備えて、ハード・ディスク装置を追
加する前に、既存のハード・ディスク装置のバックアッ
プをとってください。
①フロント・パネルとサイド・パネルを取り外します。
⇒ 「 5.2 各 種 パ ネ ル の 開 け 方 ・ 外 し 方 」
②ディスク装置格納庫前面の電源スイッチを切ります
( UNLOCK/ POWER OFFの 位 置 に し ま す ) 。
Unlock/Power Off
*補足 ・ディスク装置格納庫前面の電源スイッチを切ると、ディス
ク装置格納庫のハンドルのロックが解除されます。
・ディスク装置格納庫前面の電源スイッチが切りにくい場合
は、スイッチを切る操作をしながら、格納庫のハンドルを
ロックしている両サイドのツメを内側にスライドしてくだ
さい。
54
第 5章 シ ス テ ム の 拡 張
③ディスク装置格納庫を取り出します。格納庫のハンドルを倒し、手前
に引いてください。
*補足 ハード・ディスク装置をどの格納庫に取り付けるかは、増設
する台数によって異なります。
詳しくは「付録3 ハード・ディスク装置の取付け位置」を参
照してください。
④ デ ィ ス ク 装 置 格 納 庫 の 電 源 コ ネ ク タ と Wide SCSIケ ー ブ ル 及 び ド ラ イ
ブ IDケ ー ブ ル を ハ ー ド ・ デ ィ ス ク 装 置 に 接 続 し ま す 。
ドライブIDコネクタ
電源コネクタ
Wide SCSIケーブル
LEDケーブル
55
第 5章 シ ス テ ム の 拡 張
⑤ デ ィ ス ク 装 置 格 納 庫 に 4本 の ね じ で ハ ー ド ・ デ ィ ス ク 装 置 を 固 定 し ま
す。
⑥ハード・ディスク装置と各種ケーブルが確実に接続されていることを
再度確認してください。
!メモ ・各種ケーブルは確実に接続してください。ケーブルが確実
に接続されていない場合、ハード・ディスク装置が正常に
起動しなかったり、中のデータが破壊される場合がありま
す。
・ ド ラ イ ブ IDケ ー ブ ル は 、 細 い 4本 の ケ ー ブ ル が ね じ れ な い
ようにハードディスク装置に差し込んでください。
56
第 5章 シ ス テ ム の 拡 張
⑦ディスク装置格納庫の引き出しを本体装置へ戻します。
⑧ デ ィ ス ク 装 置 格 納 庫 前 面 の 電 源 ス イ ッ チ を 入 れ ま す ( LOCK/ POWER
ONの 位 置 に し ま す ) 。
*補足 ハ ー ド ・ デ ィ ス ク 装 置 の SCSI IDは 、 バ ッ ク プ レ ー ン ・ ボ ー
ド に よ り 設 定 さ れ ま す 。 SCSI IDは 、 デ ィ ス ク 装 置 格 納 庫 の
どのスロットに入れるかによって固定されています。
57
第 5章 シ ス テ ム の 拡 張
5.6.4 信 号 ケ ー ブ ル の 接 続
ハード・ディスク装置やその他のオプション装置の取付けが終わったら、
以下の手順で信号ケーブルを接続します。
① 信号ケーブルを以下のように取り付けます。
増設の
SCSIコ ネ ク タ
ストリーミング・テープ装置
フロッピーディスク・ドライブ装置
CD-ROM装 置
IDEコネクタ
( #0) ハード・ディスク装置
標準の
Wide SCSIコネクタ
( #1) ハード・ディスク装置
( #2) ハード・ディスク装置
( #3) ハード・ディスク装置
増設の
Wide SCSIコネクタ
( #0) ハード・ディスク装置
( #1) ハード・ディスク装置
( #2) ハード・ディスク装置
( #3) ハード・ディスク装置
()はSCSI ID
バックプレーン・ボード
58
第 5章 シ ス テ ム の 拡 張
* 補足 ・ SCSI IDは 、 バ ッ ク プ レ ー ン ・ ボ ー ド に よ り 設 定 さ れ ま
す。ハードディスク装置での設定はできません。
・終端抵抗は、バックプレーン・ボードに設置されているの
で取り付ける必要はありません。
・ストリーミングテープ装置を取り付ける場合は、オプショ
ン の 増 設 高 速 SCSI制 御 装 置 6が 必 要 で す 。
・ 増 設 高 速 SCSI制 御 装 置 6を 取 り 付 け る 場 合 、 増 設 高 速 SCSI
制 御 装 置 6の SCSIセ レ ク ト ・ ユ ー テ ィ リ テ ィ の 設 定 は 、 工
場出荷時のまま特に変更する必要はありません。
・ ハ ー ド デ ィ ス ク 装 置 を 5台 以 上 、 取 り 付 け る 場 合 や デ ュ プ
レ ッ ク ス を 行 う 場 合 は オ プ シ ョ ン の 増 設 高 速 SCSI制 御 装 置
9が 必 要 で す 。
・ 増 設 高 速 SCSI制 御 装 置 9を 取 り 付 け る 場 合 、 増 設 高 速 SCSI
制 御 装 置 9の SCSIセ レ ク ト ・ ユ ー テ ィ リ テ ィ の 設 定 を 以 下
のように変更してください。(これ以外の設定を変更する
必要はありません。)
Send Start Unit Command → Yes*
*:取 り 付 け る ハ ー ド デ ィ ス ク 装 置 の 全 て の SCSI IDを 変 更
してください。
⇒ 「 7 SCSIセ レ ク ト ・ ユ ー テ ィ リ テ ィ 」
②サイド・パネルとフロント・パネルを取り付けます。
⇒ 「 5.2 各 種 パ ネ ル の 開 け 方 ・ 外 し 方 」
!メモ ・ストリーミング・テープ装置を新しく取り付けた場
合、ストリーミング・テープが出し入れできるよう
に、フロント・ドアの枠からプラスチック板をカッタ
ー等で切り取ってください。
・ サイドパネルを取り付ける時、間にケーブルが挟まら
ないように注意してください。
59
第 5章 シ ス テ ム の 拡 張
5.7 自 動 電 源 制 御 装 置 の 接 続
制 御 ソ フ ト ウ ェ ア の 詳 細 は 、 自 動 電 源 制 御 装 置 の 説 明 書 、 『 FT2200サ ー バ
環 境 キ ッ ト ご 利 用 の 手 引 』 、 各 ネ ッ ト ワ ー ク OSの 説 明 書 等 を 参 照 し て く
ださい。
!メモ ・ 自 動 電 源 制 御 装 置 を 接 続 し て 自 動 電 源 O N / O F Fを 行 う 場
合 は 、 本 体 装 置 の 電 源 ス イ ッ チ は ONの 状 態 に し て お い て
ください。
60
第 6章 セ ッ ト ア ッ プ ・ プ ロ グ ラ ム
第6章 セットアップ・プログラム
PCIバ ス 用 拡 張 ボ ー ド ( メ モ リ や オ プ シ ョ ン 装 置 な ど ) の シ ス テ ム 構 成 の
設定を行います。また、機密保護に関する設定も行うことができます。
セ ッ ト ア ッ プ ・ プ ロ グ ラ ム は 、 シ ス テ ム 基 板 上 の ROMに 搭 載 さ れ て お り 、
シ ス テ ム 構 成 を CMOS情 報 と し て 設 定 し ま す 。
*補足 6 . 2節 以 降 の 各 節 の 始 ま り に 、 工 場 出 荷 時 の 設 定 画 面 を 示 し
ます。
6.1 セ ッ ト ア ッ プ ・ プ ロ グ ラ ム の 起 動 と 終 了
(1)起 動
シ ス テ ム の 運 転 を 開 始 す る 際 ( PCサ ー バ の 電 源 を 入 れ た と き ) 、 デ ィ
スプレイ画面には通常の起動メッセージが順次表示されます。メモリ
テストが終了し、セットアップ・プログラムが起動可能な状態になる
と、以下のメッセージが表示されます。
Press Ctrl_Alt_Esc Key To Enter Setup
こ の メ ッ セ ー ジ が 表 示 さ れ て い る 間 に 、 C t r lキ ー と Altキ ー を 押 し な が
ら 、 Escキ ー を 押 し て く だ さ い 。 セ ッ ト ア ッ プ ・ プ ロ グ ラ ム が 起 動 さ れ
ます。
61
第 6章 セ ッ ト ア ッ プ ・ プ ロ グ ラ ム
起 動 後 は 、 BIOS Utilityと い う メ イ ン ・ メ ニ ュ ー が 表 示 さ れ ま す 。 参 考 ま
でに、セットアップ・プログラムの画面遷移図を、以下に示します。
BIOS Utility
【メイン・メニュー】
Basic System Configuration
Advanced System Configuration
System Security
PCI System Configuration
Non-PnP ISA Card Configuration
Remote Diagnostic Configuration
Load Setup Default Settings
・・基本設定を行うときに選びます。
・・応用設定を行うときに選びます。
・・機密保護などの設定を行うときに選びます。
・・PCIシステムを設定するときに選びます。
・・ISAボードの設定を行うときに選びます。
・・これは実行しないでください。*
・・このコマンドを実行し、数ヶ所の設定を変
更すると工場出荷時の設定に戻すことが
できます。
Basic System Configuration
【基本設定】
システム構成の基本設定画面です。
⇒ 「 6. 2 基 本 設 定 」
Advanced System Configuration
【詳細設定】
システム構成の詳細設定画面です。
⇒ 「 6. 3 詳 細 設 定 」
System Security
【機密保護】
機密保護に関する設定画面です。
⇒「6.4 機密保護」
PCI System Configuration
【PCIシステム設定】
PCIを使ったシステムの設定を行う画
面です。
⇒ 「 6. 5 PCIシ ス テ ム 設 定 」
Non-PnP ISA Card Configuration
【ISAボードの設定】
ISAボードの設定を行う画面です。
⇒ 「 6. 6 ISAボ ー ド の 設 定 」
【工場出荷時の設定】
Load Setup Default Settings
工場出荷時の設定に戻します。
⇒ 「 6. 7 工 場 出 荷 時 の 設 定 」
* : PCサ ー バ で は 、 こ の 機 能 は サ ポ ー ト し て い ま せ ん 。
62
第 6章 セ ッ ト ア ッ プ ・ プ ロ グ ラ ム
(2)終 了
メ イ ン ・ メ ニ ュ ー で Esc キ ー を 押 す と 、 RAM上 の C M O S情 報 を 、 設 定 し
たシステム構成に変更するかどうかを確認する以下のメッセージが表示
されます。
・ 変 更 す る 場 合 は 、 Yesを 選 ん で く だ さ い 。
・ 変 更 し な い 場 合 は 、 Noを 選 ん で く だ さ い 。
ど ち ら か を 選 ん で Enter キ ー を 押 す と 、 セ ッ ト ア ッ プ ・ プ ロ グ ラ ム は 終
了 し 、 PCサ ー バ が 再 起 動 さ れ ま す ( 設 定 の 変 更 の 有 無 に 関 わ ら ず 、 再 起
動されます)。
Do you want to save CMOS data?
[Yes]
[No]
63
第 6章 セ ッ ト ア ッ プ ・ プ ロ グ ラ ム
6.2 基 本 設 定
この画面では、システム構成の基本的な設定を行います。
Basic System Configuration
Date ------------------Time ------------------Diskette Drive A ------Diskette Drive B ------*Hard Disk 0( 0MB) ----*Hard Disk 1( 0MB) -----
[MM/DD/YY]
[HH:MM:SS]
[1.44MB 3.5-inch]
[
None
]
Cylinder
[Auto]
0
[Auto]
0
*Base Memory -----------*Extended Memory -------*Total Memory ----------*Math Coprocessor ------*Video Display ----------
[ 640] KB
[ 31744] KB
[ 32384] KB
[ Installed ]
[VGA/EGA]
Page 1/2
Head
0
0
Sector
0
0
↑↓ = Move Highlight Bar, → ← = Change Setting
PgDn/PgUp = Move Screen, Esc = Exit
Basic System Configuration
Page 2/2
Communication Settings
Baud rate --------------------------Parity -----------------------------Stop Bits --------------------------Data Length -------------------------
[9600] BPS
[None ]
[1] Bits
[8] Bits
Enhanced IDE Features
Hard Disk Size > 504MB -------------Hard Disk Block Mode ----------------
[Disabled]
[Disabled]
Large Memory Support Mode -------------Num Lock After Boot --------------------
[Advanced]
[Enabled ]
Memory Test ---------------------------Auto Configuration Mode ---------------Fast Boot Mode -------------------------
[Enabled ]
[Enabled ]
[Disabled]
↑↓ = Move Highlight Bar,
PgDn/PgUp = Move Screen,
→ ← = Change Setting
Esc = Exit
*:グ レ ー 表 示 さ れ ま す 。 設 定 値 を 変 更 す る こ と は で き ま せ ん 。
64
第 6章 セ ッ ト ア ッ プ ・ プ ロ グ ラ ム
(1)Date/Time(システム・クロック)
システムの日付と時刻を変更します。
● Date
現 在 の 年 月 日 を 、 月 /日 /年 の 順 に 入 力 し て く だ さ い 。 ど れ か 1 つ だ け
(例えば日にち)を変更するときは、変更したい項目を選んで新しい
値を指定してください。
● Time
現 在 の 時 刻 を 、 時 :分 :秒 の 順 に 入 力 し て く だ さ い 。 ど れ か 1 つ だ け
(例えば時間)を変更するときは、変更したい項目を選んで新しい値
を指定してください。
!メモ 内 蔵 バ ッ テ リ の 接 続 / 充 電 中 は 、 一 度 設 定 し た Dateや Timeを 再
び設定する必要はありません。
(2)Diskette Drive A/B(フロッピー・ディスク装置)
フロッピー・ディスク装置のタイプを設定します。既定値は以下のとお
りです。
● Diskette Drive A・・・・1.44MB 3.5-inch
● Diskette Drive B・・・・None
(3)Hard Disk 0/1(ハード・ディスク装置)
IDEイ ン タ フ ェ ー ス に 接 続 す る デ バ イ ス の タ イ プ を 設 定 し ま す 。
デ バ イ ス の 正 確 な タ イ プ が 分 か ら な い 場 合 は 、 「 Auto」 を 選 ん で く だ さ
い 。 POST ( Power On Self Test:自 己 診 断 ) の 間 に セ ッ ト ア ッ プ ・ プ ロ
グラムが自動的にデバイスのタイプを設定します。セットアップ・プロ
グラムを起動したとき、にデバイスのタイプと数値を確認できます。
既 定 値 は 、 標 準 で IDE 対 応 の CD-ROMが 実 装 さ れ て い る た め 以 下 の と お
りです。
● Hard Disk 0・・・・Auto
● Hard Disk 1・・・・Auto
Auto Configuration Mode( ⇒ 本 節 13項 ) を 「 Disable」 に 設 定 す る と 、 こ
の 項 目 を 変 更 で き ま す 。 た だ し 「 Auto」 以 外 を 指 定 す る と 、 標 準 実 装 の
CD-ROMが 使 用 で き な く な り ま す 。
(4)Base Memory/Extended Memory/Total Memory(システム・メモリ)
メモリ容量が表示されます。上から順に、基本メモリの容量/拡張メモ
リの容量/トータルメモリの容量です。これらの値は、現在のメモリ容
量に応じて、セットアップ・プログラム起動時に自動的に更新されます。
65
第 6章 セ ッ ト ア ッ プ ・ プ ロ グ ラ ム
表示された値が正しいことを確認してください。
(5)Math Coprocessor(演算コプロセッサ)
PCサ ー バ は 、 演 算 コ プ ロ セ ッ サ を 標 準 装 備 し て い る の で 、 演 算 コ プ ロ セ
ッサが組み込まれている旨、表示されます。
既 定 値 は 、 「 Installed」 で す 。
(6)Video Display(ビデオ・ディスプレイ)
デ ィ ス プ レ イ 制 御 装 置 の 種 類 が 表 示 さ れ ま す 。 既 定 値 は 、
「 VGA/EGA 」 で す 。 こ れ は 、 「 VGA 仕 様 ま た は EGA 仕 様 の デ ィ ス プ レ
イ制御装置」という意味です。
(7)Communication Settings(ネットワーク)
ボー・レート、パリティ、ストップ・ビット、シリアル・ポート1
( COM1) の デ ー タ 長 を 設 定 し ま す 。
●ボー・レート
110∼ 9600ビ ッ ト / 秒 の 範 囲 で 指 定 し ま す 。 既 定 値 は 、 9600ビ ッ ト /
秒です。
●パリティ
奇数/偶数/なしのいずれかを指定します。既定値は、なしです。
●ストップ・ビット
1ま た は 2を 指 定 し ま す 。 既 定 値 は 、 1で す 。
●データの長さ
7ビ ッ ト ま た は 8ビ ッ ト ・ デ ー タ 表 現 を 指 定 し ま す 。 既 定 値 は 、 8ビ ッ
ト・データ表現です。
(8)Hard Disk Size > 504MB
PCサ ー バ で は 、 こ の 機 能 を サ ポ ー ト し て い ま せ ん 。
既 定 値 は 、 「 Disabled」 で す 。
(9)Hard Disk Block Mode
PCサ ー バ で は 、 こ の 機 能 を サ ポ ー ト し て い ま せ ん 。
既 定 値 は 、 「 Disabled」 で す 。
(10)Large Memory Support Mode
システムメモリセットアップのためのメモリサイズを指定します。
既 定 値 は 、 「 Advanced」 で す 。
(11)Num Lock After Boot
シ ス テ ム の 起 動 後 、 Num Lockを 有 効 に す る か ど う か を 指 定 し ま す 。
既 定 値 は 、 「 Enabled」 で す 。
66
第 6章 セ ッ ト ア ッ プ ・ プ ロ グ ラ ム
(12)Memory Test(メモリ・テスト)
メ モ リ の 自 動 テ ス ト を 行 う か ど う か を 指 定 し ま す 。 「 Enabled」 を 指 定
すると、システムに電源を入れたときに毎回メモリ・テストが行われま
す。
既 定 値 は 、 「 Enabled」 で す 。
(13)AutoConfiguration Mode(自動設定モード)
システムコンフィギュレーションの設定を最適化されたセッティングに
自動的に調整するかどうかを指定します。
既 定 値 は 、 「 Enabled」 で す 。
(14)Fast Boot Mode(初期起動モード)
PCサ ー バ の 起 動 時 に POST ル ー チ ン を い く つ か ス キ ッ プ し て 、 起 動 ス ピ
ードを速くします。
AutoConfiguration Mode「 Enabled 」 に 設 定 し 、 こ の 項 目 を 「 Enabled 」
に 指 定 す る と 、 PC サ ー バ の 起 動 時 に メ モ リ テ ス ト を ス キ ッ プ し 、
「 Advanced System Configuration menu 」 の 「 L1&L2 Cache ( CPU
Cache) 」 を 「 Enabled」 に 固 定 し ま す 。
既 定 値 は 、 「 Disabled」 で す 。
67
第 6章 セ ッ ト ア ッ プ ・ プ ロ グ ラ ム
6.3 詳 細 設 定
この画面は、基本設定より高度で、詳細な設定を行う画面です。
この画面で誤った設定をすると、システムに異常が発生することがありま
す。
Advanced System Configuration
Shadow RAM
*E0000h-FFFFFh
*C0000h-C7FFFh
C8000h-CBFFFh
CC000h-CFFFFh
D0000h-D3FFFh
D4000h-D7FFFh
D8000h-DBFFFh
DC000h-DFFFFh
(System BIOS) ---------(Video BIOS) -----------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------
Page 1/1
[Enabled ]
[Enabled ]
[Disabled]
[Disabled]
[Disabled]
[Disabled]
[Disabled]
[Disabled]
L1 & L2 Cache (CPU Cache) --------------Cache Scheme ------------------------Video Buffer Memory Type --------------
[Enabled ]
[Write Back ]
[Noncacheable]
Memory at 15MB-16MB Reserved for
[System]Use
↑↓ = Move Highlight Bar,
PgDn/PgUp = Move Screen,
--------
→ ← = Change Setting
Esc = Exit
*:グ レ ー 表 示 さ れ ま す 。 設 定 値 を 変 更 す る こ と は で き ま せ ん 。
68
第 6章 セ ッ ト ア ッ プ ・ プ ロ グ ラ ム
(1)Shadow RAM(シャドーRAM)
シ ャ ド ー RAMを 使 用 す る か し な い か を 、 設 定 し ま す 。 シ ャ ド ー RAMは 8
つに分割されており、それぞれ使用の可否を設定します。使用可にする
場 合 は 「 Enabled」 を 指 定 し ま す 。 使 用 不 可 に す る 場 合 は 「 Disabled」 を
指 定 し ま す 。 ( 使 用 不 可 に す る と 、 ROMが 使 わ れ ま す 。 )
E0000h-FFFFFh
シ ス テ ム BIOSを シ ャ ド ー RAMで 実 行 す る か ど う か
を 設 定 す る 。 既 定 値 は 「 Enabled」 。
C0000h-C7FFFh
ビ デ オ BIOSを シ ャ ド ー RAMで 実 行 す る か ど う か を
設 定 す る 。 既 定 値 は 「 Enabled」 。
C8000h-CBFFFh
I/O ROM機 能 を シ ャ ド ー RAMで 実 行 す る か ど う か
CC000h-CFFFFh
を 設 定 す る 。 既 定 値 は 「 Disabled」 。
D0000h-D3FFFh
D4000h-D7FFFh
D8000h-DBFFFh
DC000h-DFFFFh
*補足 ・ ROMは RAMよ り ア ク セ ス 時 間 が か か り ま す 。 ア ク セ ス 時 間
を 少 な く す る た め に 、 シ ス テ ム ROM、 ま た は I/O ROMは 、
シ ャ ド ー RAMに マ ッ ピ ン グ さ れ ま す 。 シ ス テ ム が ROMを ア
ク セ ス す る と き 、 「 Read Only」 の RAMに 自 動 的 に ア ク セ ス
されます。
な お 、 シ ャ ド ー と は 、 ROMに 格 納 さ れ た BIOSを ア ド レ ス 単
位 で 主 記 憶 メ モ リ に コ ピ ー し 、 BIOSの 動 作 性 能 を 向 上 さ せ
る機能です。
・ PCサ ー バ に は 、 シ ャ ド ー RAM用 に 384KBの ラ ン ダ ム ・ ア ク
セ ス ・ メ モ リ ( RAM) が 装 備 さ れ て い ま す 。
(2)L1 & L2 Cache(CPU キャッシュ)
Pentium Proに 内 蔵 さ れ た フ ァ ー ス ト レ ベ ル と セ カ ン ド レ ベ ル の CPUキ ャ
ッ シ ュ を 使 用 す る か し な い か を 設 定 し ま す 。 既 定 値 は 、 「 Enabled」
(使用する)です。
「 Basic System Configuration menu」 の 2ペ ー ジ 目 で Auto Configuration
Modeと Fast Boot Modeを 「 Enabled 」 に 設 定 し た 場 合 、 こ の 項 目 は 既 定
値のまま変更できません。
69
第 6章 セ ッ ト ア ッ プ ・ プ ロ グ ラ ム
(3)Cache Scheme(キャッシュ・スキーマ)
キ ャ ッ シ ュ を 「 Write Through」 か 「 Write Back」 の モ ー ド に 設 定 し ま す 。
「 Write Back 」 は 書 き 込 み 指 示 が あ る と き メ モ リ で な く キ ャ ッ シ ュ だ け
を更新し、キャッシュとメモリの間でキャッシュミスか不一致がある場
合だけメモリを更新します。
「 Write Through」 は 書 き 込 み 指 示 が あ る と き は い つ で も キ ャ ッ シ ュ と
メモリの両方を更新します。
既 定 値 は 、 「 Write Back」 で す 。
(4)Video Buffer Memory Type(ビデオ・バッファ・メモリ・タイプ)
ビデオ・キャッシュ・バッファを使用するかしないかを設定します。
「 USWC 」 を 選 ぶ と CPU 内 の USWC ( Uncacheable,speculatable writecombining ) バ ッ フ ァ が 、 一 時 的 に ビ デ オ ・ デ ー タ を 格 納 し ま す 。
USWCバ ッ フ ァ が い っ ぱ い の と き は 、 ビ デ オ ・ デ ー タ 用 に 確 保 さ れ た メ
モ リ ア ド レ ス A0000h∼ BFFFFhに デ ー タ を 書 き 込 み ま す 。
「 Noncacheable」 を 選 ぶ と ビ デ オ ・ キ ャ ッ シ ュ ・ バ ッ フ ァ は 機 能 し ま せ
ん 。 既 定 値 は 、 「 Noncacheable」 で す 。
(5)Memory at 15MB-16MB Reserved for(15MB-16MB メモリ)
システムと拡張ボードの間のメモリアドレスの衝突を防ぐために、シス
テムまたは拡張ボードが使用するメモリ領域を確保します。
この項目を設定する前に、もし追加するボードがこのメモリ領域を必要
とするなら、そのボードの説明書を参照してください。不要な場合は、
こ の 項 目 は 「 System」 Useに 設 定 し ま す 。
既 定 値 は 、 「 System」 で す 。
70
第 6章 セ ッ ト ア ッ プ ・ プ ロ グ ラ ム
6.4 機 密 保 護
この画面は、機密保護に関する設定を行う画面です。ディスク装置への書
込み制限や、起動ドライブの変更、パスワードの設定などを行うことがで
きます。
System Security
Page 1/1
Disk Drive Control
Diskette Drive -------------Hard Disk Drive ------------System Boot Drive -----------
[
Normal
[
Normal
[Drive A Then C]
Onboard Communication Ports
Serial Port 1 Base Address -Serial Port 2 Base Address -Parallel Port Base Address -Operation Mode -----------*ECP DMA Channel ---------
[3F8h]
[2F8h]
[378h(IRQ7)]
[Standard Parallel Port(SPP)]Mode
[-]
Onboard PS/2 Mouse (IRQ12) ------
[Enabled]
Setup Password ----------------Power On Password --------------
[None]
[None]
]
]
↑↓ = Move Highlight Bar, → ← = Change Setting, Esc = Exit
*:グ レ ー 表 示 さ れ ま す 。 設 定 値 を 変 更 す る こ と は で き ま せ ん 。
71
第 6章 セ ッ ト ア ッ プ ・ プ ロ グ ラ ム
(1)Disk Drive Control(ディスク・ドライブ制御)
● Diskette Drive
フロッピー・ディスク装置を書込み禁止、または使用禁止にできます。
Normal
Write Protect
All Sectors
Write Protect
Boot Sector
Disabled
使用の制限はありません。
すべてのセクタを書込み禁止にします。
( DOSモ ー ド の み )
ブート・セクタのみ書込み禁止にします。
( DOSモ ー ド の み )
使用禁止にします。
● Hard Disk Drive
ハード・ディスク装置を書込み禁止、または使用禁止にできます。
Normal
Write Protect
All Sectors
Write Protect
Boot Sector
Disabled
使用の制限はありません。
すべてのセクタを書込み禁止にします。
( DOSモ ー ド の み )
ブート・セクタのみ書込み禁止にします。
( DOSモ ー ド の み )
使用禁止にします。
● System Boot Drive
シ ス テ ム の 起 動 ド ラ イ ブ を 制 限 し ま す 。 例 え ば 、 「 Drive A」 ( フ ロ
ッ ピ ー ・ デ ィ ス ク 装 置 ) を 指 定 す る と 、 cド ラ イ ブ ( ハ ー ド ・ デ ィ ス
ク装置)からはシステムを起動できなくなります。
Drive A Then
C
a ド ラ イ ブ 、 cド ラ イ ブ の 順 に 確 認 し な が ら 起 動 し
ます。
Drive C Then
A
cド ラ イ ブ 、 a ド ラ イ ブ の 順 に 確 認 し な が ら 起 動 し
ます。
Drive C
Drive A
cド ラ イ ブ か ら 起 動 し ま す 。
aド ラ イ ブ か ら 起 動 し ま す 。
72
第 6章 セ ッ ト ア ッ プ ・ プ ロ グ ラ ム
(2)Serial Port1/2(シリアル・ポート)
シリアル・ポートを使用禁止にできます。使用禁止にしたいときは
「 Disabled」 と 指 定 し て く だ さ い 。
なお、シリアル・ポートにはモデム、シリアル・マウス、シリアル・プ
リンタ、その他のシリアル装置を接続できます。
3F8h(IRQ4)
2F8h(IRQ3)
3E8h(IRQ4)
2E8h(IRQ3)
Disabled
シ リ ア ル ・ ポ ー ト の ア ド レ ス を 3F8hに す る 。
シ リ ア ル ・ ポ ー ト の ア ド レ ス を 2F8hに す る 。
シ リ ア ル ・ ポ ー ト の ア ド レ ス を 3E8hに す る 。
シ リ ア ル ・ ポ ー ト の ア ド レ ス を 2E8hに す る 。
シリアル・ポートを使用しない。
(3)Parallel Port(パラレル・ポート)
パ ラ レ ル ・ ポ ー ト の 設 定 を 行 い ま す 。 ( ) 内 は 、 基 本 ア ド レ ス を 16進
法で示した数値です。
3BCh(IRQ7)
378h(IRQ7)
278h(IRQ5)
Disabled
パ ラ レ ル ・ ポ ー ト を 3BChに す る 。
パ ラ レ ル ・ ポ ー ト を 378hに す る 。 既 定 値 。
パ ラ レ ル ・ ポ ー ト を 278hに す る 。
パラレル・ポートを使用しない。
パ ラ レ ル ・ ポ ー ト を 無 効 に す る 場 合 は 、 「 Disabled」 を 選 び ま す 。
パラレル・ポートを持つ拡張ボードを増設した時、オンボードのパラレ
ル・ポートとアドレスが重複する場合は、システムは自動的にオンボー
ドのパラレル・ポートを無効にします。
拡張ボード上のパラレル・ポートのアドレスを確認し、重複しないアド
レスに変更してください。
● Operation Mode( オ ペ レ ー シ ョ ン ・ モ ー ド )
パラレル・ポートのオペレーション・モードを設定します。
Standard Parallel Port(SPP)
Standard and Bidirectional
Enhanced Parallel Port(EPP)
Extended Capabilities Port
(ECP)
通常速度でデータの出力のみ行う。
既定値。
通常速度でデータの入出力を行う。
最高速で双方向データ転送を行う。
伝送速度より速い速度で双方向データ
転送を行う。
● ECP DMA Channel
こ の 項 目 は 、 Operation Modeで 「 ECP」 を 選 択 し た 場 合 だ け 有 効 に な
り ま す 。 利 用 可 能 な シ ス テ ム 資 源 よ っ て DMAチ ャ ネ ル の 1か 3が 選 択 で
きるようになります。
73
第 6章 セ ッ ト ア ッ プ ・ プ ロ グ ラ ム
(4)Onboard PS/2 Mouse(IRQ12) (オンボードPS/2マウス)
オ ン ボ ー ド PS/2マ ウ ス を 使 用 す る か ど う か を 設 定 し ま す 。
「 Enabled 」 を 指 定 す る と 、 オ ン ボ ー ド PS/2マ ウ ス に IRQ12が 割 り 付 け ら
れ ま す 。 「 Disabled」 を 指 定 す る と 、 オ ン ボ ー ド PS/2マ ウ ス は 使 用 で き
な く な り 、 IRQ12を 他 の デ バ イ ス で 利 用 で き る よ う に な り ま す 。
既 定 値 は 、 「 Enabled 」 で す 。
(5)Setup Password(セットアップ・パスワード)
本セットアップ・プログラムの起動時のパスワードを設定します。パス
ワードを知らないユーザーは、セットアップ・プログラムを使用できな
くなります。
なお、機密保護設定画面には、パスワードが設定されている場合
「 Present」 と 表 示 さ れ 、 設 定 さ れ て い な い 場 合 「 None」 と 表 示 さ れ ま す 。
パスワードの設定は、以下の手順で行います。
① PCサ ー バ の 電 源 を 入 れ て か ら 、 セ ッ ト ア ッ プ ・ プ ロ グ ラ ム を 起 動 し 、
機 密 保 護 画 面 で Setup Passwordを 選 び 、 ← キ ー 、 又 は → キ ー を 押 し ま
す。
②パスワード入力用のプロンプトが表示されます。パスワードを入力し
てください。
英 数 字 7文 字 以 内 で す 。
!メモ キーボードの打ち間違えに注意してください。入力した
パスワードは画面に表示されません。
③ Enter キ ー を 押 し て く だ さ い 。
④確認のため、パスワードの再入力用プロンプトが表示されます。②で
入 力 し た の と 同 じ パ ス ワ ー ド を 再 入 力 し て 、 Enter キ ー を 押 し て く だ
さい。
⑤セットアップ・プログラムを終了します。
⑥ PCサ ー バ の 電 源 を 切 っ て か ら 、 フ ロ ン ト ・ パ ネ ル 、 サ イ ド ・ パ ネ ル を
外します。
⇒ 「 5.2 各 種 パ ネ ル の 開 け 方 ・ 外 し 方 」
⑦ シ ス テ ム 基 板 上 の ジ ャ ン パ J P 1 8を 、 「 1-2 ( パ ス ワ ー ド 有 効 ) 」 に し
ます。
⇒ 「 2.5シ ス テ ム 基 板 の ジ ャ ン パ 設 定 」
74
第 6章 セ ッ ト ア ッ プ ・ プ ロ グ ラ ム
⑧ PCサ ー バ の フ ロ ン ト ・ パ ネ ル 、 サ イ ド ・ パ ネ ル を 取 り 付 け ま す 。
⇒ 「 5.2 各 種 パ ネ ル の 開 け 方 ・ 外 し 方 」
(6)Power On Password(電源投入時パスワード)
システム起動時のパスワードを設定します。このパスワードを設定して
おくと、パスワードを知らないユーザーは、システムを起動できなくな
り ま す 。 ( PCサ ー バ の 電 源 を 入 れ て も 、 パ ス ワ ー ド が 正 し く な い と シ ス
テムは起動しません。)
パ ス ワ ー ド の 設 定 方 法 は 、 セ ッ ト ア ッ プ ・ パ ス ワ ー ド と 同 様 で す 。 (5)
の手順を参照してください。
(7)パスワードの解除
セットアップ・パスワードおよび電源投入時パスワードの解除は、以下
の手順で行います。
① PCサ ー バ の 電 源 を 切 っ て か ら フ ロ ン ト ・ パ ネ ル 、 サ イ ド ・ パ ネ ル を 外
します。
⇒ 「 5.2 各 種 パ ネ ル の 開 け 方 ・ 外 し 方 」
② シ ス テ ム 基 板 上 の ジ ャ ン パ J P 1 8を 、 「 2-3 ( パ ス ワ ー ド 無 効 ) 」 に し
ます。
⇒ 「 2.5 シ ス テ ム 基 板 の ジ ャ ン パ の 設 定 」
③ PCサ ー バ の フ ロ ン ト ・ パ ネ ル 、 サ イ ド ・ パ ネ ル を 取 り 付 け ま す 。
⇒ 「 5.2 各 種 パ ネ ル の 開 け 方 ・ 外 し 方 」
④ PCサ ー バ の 電 源 を 入 れ て か ら 、 セ ッ ト ア ッ プ ・ プ ロ グ ラ ム を 起 動 し 、
機 密 保 護 画 面 で Setup Passwordま た は Power On Passwordを 選 び 、
← キ ー 、 又 は → キ ー を 押 し て 、 Noneを 選 択 し ま す 。
⑤セットアップ・プログラムを終了します。
!メモ 自 動 電 源 制 御 装 置 を 利 用 し て 本 体 装 置 の 電 源 ON/OFFを 自
動的に行う場合は、セットアップ・パスワードおよび電
源投入時パスワードを削除してください。
75
第 6章 セ ッ ト ア ッ プ ・ プ ロ グ ラ ム
6.5 PCIシ ス テ ム 設 定
こ の 画 面 で は 、 PCIの シ ス テ ム 設 定 を 行 い ま す 。
PCI System Configuration
PCI IRQ Setting
*PCI
*PCI
*PCI
*PCI
*PCI
*PCI
Slot
Slot
Slot
Slot
Slot
Slot
..... [
Auto ]
INTA INTB INTC
1 ....... [--] [--] [--]
2 ....... [--] [--] [11]
3 ....... [--] [11] [--]
4 ....... [--] [--] [--]
5 ....... [--] [--] [--]
6 ....... [--] [--] [--]
Page 1/1
VGA Palette Snoop
INTD
[11]
[--]
[--]
[--]
[--]
[--]
... [Disabled ]
OnBoard SCSI ........ [Enabled ]
Boot Device ...... [Enabled ]
↑↓ = Move Highlight Bar,
→ ← = Change Setting
PgDn/PgUp = Move Screen, Esc = Exit
*:グ レ ー 表 示 さ れ ま す 。 設 定 値 を 変 更 す る こ と は で き ま せ ん 。
(1)PCI IRQ Setting(PCI IRQ 設定)
各 P C Iス ロ ッ ト の IRQ レ ベ ル の 設 定 を 手 動 に す る か 自 動 に す る か ど う か
を 設 定 し ま す 。 規 定 値 は 、 「 Auto」 で す 。
プ ラ グ &プ レ イ 対 応 の ボ ー ド を 使 用 す る 場 合 は 、 「 Auto」 に し て お け ば
自動的に設定が行われます。
プ ラ グ &プ レ イ に 対 応 し て い な い ボ ー ド を 使 用 す る 場 合 は 、 手 動 で 設 定
で き ま す ( 「 Auto」 で 自 動 的 に 設 定 さ れ る 場 合 も あ り ま す ) 。 PCIボ ー
ド に つ い て の 詳 細 は 、 PCIボ ー ド に 付 属 の 説 明 書 で 確 認 し て く だ さ い 。
!メモ 「 PCI IRQ Setting」 を 「 Manual」 に 、 「 OnBoard SCSI」 を
「 Enabled」 に 設 定 し た 場 合 、 「 PCI Slot 3」 の 「 INTB」 に
オ ン ボ ー ド SCSI の IRQ レ ベ ル が 割 り 当 て ら れ て い る こ と
を確認してください。
76
第 6章 セ ッ ト ア ッ プ ・ プ ロ グ ラ ム
● PCI Slot 1∼ PCI Slot 6
各 PCIス ロ ッ ト の 割 込 ピ ン ( INTA) に 対 す る IRQレ ベ ル を 設 定 し ま す 。
次 の IRQレ ベ ル を 利 用 で き ま す 。
・ PCI Slot 1∼ 3の IRQレ ベ ル : 3、4、5、7、9、10、11、12、15
・ PCI Slot 4∼ 6の IRQレ ベ ル : 3、9、10、11、12、15
た だ し IRQレ ベ ル 3、4、7、11、12は 、 出 荷 時 に 他 の 機 能 に 割 り 付 け ら れ
て い ま す 。 こ れ ら の IRQレ ベ ル を 使 用 す る 場 合 は 、 そ の 機 能 を D i s a b l e
にする必要があります。
*補足 PCIス ロ ッ ト に は 、 4本 の 割 込 ピ ン ( INTA/INTB/INTC/INTD)
があります。
INTAピ ン に は 自 動 的 に ナ ン バ 0( マ ス タ 機 能 ) が 割 り 付 け ら
れ て い ま す 。 残 り の 割 込 ピ ン ( INTB/INTC/INTD) に は 、 マ ル
チ機能カードが割り付けられています。
割込ピンの割当てについては、使用しているカードの説明書
を参照してください。
ま た 、 機 能 を 無 効 に し て い る IRQレ ベ ル は 設 定 し な い で く だ さ
い。
(2)VGA Palette Snoop(VGA パレット・スヌープ)
PCI装 置 は 、 パ レ ッ ト ・ ス ヌ ー プ を サ ポ ー ト し ま す 。 こ れ は 、 パ レ ッ ト レ
ジ ス タ へ の ア ク セ ス を PCI装 置 が 管 理 す る こ と を 可 能 に す る 技 術 で す 。
ISA バ ス の ス ロ ッ ト に ビ デ オ ・ ボ ー ド を イ ン ス ト ー ル す る 場 合 は 、
「 Enabled 」 に 設 定 し ま す 。 そ れ 以 外 の 場 合 は 、「 Disabled 」 に 設 定 し ま
す。
既 定 値 は 、 「 Disabled」 で す 。
(3)OnBoard SCSI(オンボード SCSI)
オ ン ボ ー ド の SCSIコ ン ト ロ ー ラ を 有 効 に す る か ど う か を 設 定 し ま す 。
既 定 値 は 、 「 Enabled」 で す 。
オ ン ボ ー ド SCSIの IRQレ ベ ル の 設 定 は 、 PCI Slot 3の INTBで 設 定 し ま す 。
IRQレ ベ ル の 既 定 値 は 、 「 11」 で す 。
● Boot Device
オ ン ボ ー ド SCSIの 優 先 的 な 起 動 を 有 効 に す る か 無 効 に す る か 設 定 し ま
す 。 「 Enabled 」 に 設 定 す る と 、 オ ン ボ ー ド SCSIの 装 置 が 最 優 先 で 起
動します。
既 定 値 は 、 「 Enabled」 で す 。
77
第 6章 セ ッ ト ア ッ プ ・ プ ロ グ ラ ム
6.6 ISAボ ー ド の 設 定
プ ラ グ &プ レ イ に 対 応 し て い な い ISAバ ス 用 拡 張 ボ ー ド の た め に 、 IRQレ ベ
ル や DMAチ ャ ネ ル な ど の 資 源 を 確 保 す る た め の 画 面 で す 。
画 面 に 表 示 さ れ て い る 項 目 ご と に 、 プ ラ グ &プ レ イ に 対 応 し て い な い
ISA拡 張 ボ ー ド で 使 用 で き る か ど う か を 設 定 で き ま す 。
YES・ ・ ・ 使 用 で き ま す 。
NO・ ・ ・ ・ 使 用 で き ま せ ん 。 プ ラ グ&プ レ イ 対 応 の 拡 張 ボ ー ド の 自 動 設 定 の
対象となります。
Non-PnP ISA Card Configuration Page 1/3
System Resources Used by Non-PnP ISA Card
IRQ/DMA
IRQ 00....[---]* IRQ 08...[---]* DMA 0..[No ]
IRQ 01....[---]* IRQ 09...[No ]
DMA 1..[No ]
IRQ 02....[---]* IRQ 10...[No ]
DMA 2..[---]*
IRQ 03....[No ]
IRQ 11...[No ]
DMA 3..[No ]
IRQ 04....[No ]
IRQ 12...[No ]
DMA 4..[---]*
IRQ 05....[No ]
IRQ 13...[---]* DMA 5..[No ]
IRQ 06....[---]* IRQ 14...[---]* DMA 6..[No ]
IRQ 07....[No ]
IRQ 15...[No ]
DMA 7..[No ]
Expansion ROM Region
C8000h - CBFFFh
[No ] D4000h - D7FFFh
[No ]
CC000h - CFFFFh
[No ] D8000h - DBFFFh
[No ]
D0000h - D3FFFh
[No ] DC000h - DFFFFH
[No ]
↑↓ = Move Highlight Bar,
→ ← = Change Setting
PgDn/PgUp = Move Screen, Esc = Exit
*補足 ・ 「 *」 で 示 さ れ て い る 項 目 は 変 更 で き ま せ ん 。 こ れ ら の 項
目 を ISAバ ス 用 拡 張 ボ ー ド の た め に 確 保 す る こ と は で き ま
せん。
・ こ の 画 面 の 設 定 を 行 う と き は 、 ご 使 用 の ISAバ ス 用 拡 張 ボ
ードの説明書を参照してください。
78
第 6章 セ ッ ト ア ッ プ ・ プ ロ グ ラ ム
Non-PnP ISA Card Configuration
Page 2/3
I/O Regio
100h-10Fh
110h-11Fh
120h-12Fh
130h-13Fh
140h-14Fh
150h-15Fh
160h-16Fh
170h-17Fh
180h-18Fh
190h-19Fh
1A0h-1Afh
1B0h-1BFh
1C0h-1CFh
1D0h-1DFh
1E0h-1EFh
1F0h-1FFh
・・
・・
・・
・・
・・
・・
・・
・・
・・
・・
・・
・・
・・
・・
・・
・・
[No ]
[No ]
[No ]
[No ]
[No ]
[No ]
[No ]
[No ]
[No ]
[No ]
[No ]
[No ]
[No ]
[No ]
[No ]
[---]*
200h-20Fh
210h-21Fh
220h-22Fh
230h-23Fh
240h-24Fh
250h-25Fh
260h-26Fh
270h-27Fh
280h-28Fh
290h-29Fh
2A0h-2AFh
2B0h-2BFh
2C0h-2CFh
2D0h-2DFh
2E0h-2EFh
2F0h-2FFh
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
[No
[No
[No
[No
[No
[No
[No
[No
[No
[No
[No
[No
[No
[No
[No
[No
]
]
]
]
]
]
]
]
]
]
]
]
]
]
]
]
300h-30Fh
310h-31Fh
320h-32Fh
330h-33Fh
340h-34Fh
350h-35Fh
360h-36Fh
370h-37Fh
380h-38Fh
390h-39Fh
3A0h-3AFh
3B0h-3BFh
3C0h-3CFh
3D0h-3DFh
3E0h-3Efh
3F0h-3FFh
・・
・・
・・
・・
・・
・・
・・
・・
・・
・・
・・
・・
・・
・・
・・
・・
[No
[No
[No
[No
[No
[No
[No
[No
[No
[No
[No
[No
[No
[No
[No
[No
]
]
]
]
]
]
]
]
]
]
]
]
]
]
]
]
↑↓ = Move Highlight Bar,
→ ← = Change Setting
PgDn/PgUp = Move Screen, Esc = Exit
Non-PnP ISA Card Configuration Local Memory Region
1MB - 2MB ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ [No]
2MB - 3MB ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ [No]
3MB - 4MB ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ [No]
4MB - 5MB ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ [No]
5MB - 6MB ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ [No]
6MB - 7MB ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ [No]
7MB - 8MB ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ [No]
8MB - 9MB ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ [No]
9MB - 10MB ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ [No]
10MB - 11MB ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ [No]
11MB - 12MB ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ [No]
12MB - 13MB ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ [No]
13MB - 14MB ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ [No]
15MB - 16MB ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ [No]
↑↓ = Move Highlight Bar,
→ ← = Change Setting
PgDn/PgUp = Move Screen, Esc = Exit
79
Page 3/3
第 6章 セ ッ ト ア ッ プ ・ プ ロ グ ラ ム
(1) IRQ/DMA(IRQ/DMA チャネル)
プ ラ グ &プ レ イ に 対 応 し て い な い ISAバ ス 用 拡 張 ボ ー ド で 使 用 で き る IRQ
レ ベ ル と DMAチ ャ ネ ル を 設 定 し ま す 。
「 Y E S」 と 設 定 し た IRQ レ ベ ル と DMAは 、 プ ラ グ &プ レ イ の 対 応 の 拡 張
ボードの自動設定の対象外になります。
(2) Expansion ROM Region(拡張 ROM 領域)
プ ラ グ &プ レ イ に 対 応 し て い な い I S A拡 張 で 使 用 で き る ROM領 域 を 設 定
します。
「 Y E S」 と 設 定 し た ROM領 域 は 、 プ ラ グ &プ レ イ の 対 応 の 拡 張 ボ ー ド の
自動設定の対象外になります。
(3) I/O Region(I/O 領域)
プ ラ グ &プ レ イ に 対 応 し て い な い ISA拡 張 で 使 用 で き る I / O領 域 を 16バ イ
トの領域ごとに設定します。
「 Y E S」 と 設 定 し た ROM領 域 は 、 プ ラ グ &プ レ イ の 対 応 の 拡 張 ボ ー ド の
自動設定の対象外になります。
例 え ば 、 あ る 拡 張 ボ ー ド が 178h-188h の 領 域 を 使 用 す る 場 合 は 、 170h17Fhと 180h-18Fhを 「 YES」 に し ま す 。
!メモ OSに NetWareを イ ン ス ト ー ル す る 場 合 は 、 IRQ15を [Yes]に
設定してください。
IRQ15を 確 保 し な い と 、 割 り 込 み 消 失 が 発 生 し 、 NetWare
上でエラーが発生する場合があります。
⇒ 詳 細 は 『 FT2200サ ー バ 環 境 キ ッ ト ご 使 用 の 手 引 き 』 を
参照してください。
(4) Local Memory Region(ローカルメモリ領域)
プ ラ グ & プ レ イ に 対 応 し て い な い ISA拡 張 で 使 用 で き る ロ ー カ ル メ モ リ
領域を設定します。
「 Y E S」 と 設 定 し た ロ ー カ ル メ モ リ 領 域 は 、 プ ラ グ &プ レ イ の 対 応 の 拡
張ボードの自動設定の対象外になります。
80
第 6章 セ ッ ト ア ッ プ ・ プ ロ グ ラ ム
6.7 工 場 出 荷 時 の 設 定 ( セ ッ ト ア ッ プ ・ プ ロ グ ラ ム )
セットアップ・プログラムの設定を工場出荷時の状態に戻すための画面で
す。この機能を実行して数ヶ所の設定を変更すると、設定を工場出荷時の
状態に戻すことができます。
Load Setup Default Setting
Are you sure?
[Yes]
[No]
以下の手順で操作します。
① BIOS Utilityと い う メ イ ン ・ メ ニ ュ ー か ら 「 Load Setup Default Settings」
を選択します。
② [Yes]を 選 択 し ま す 。
③ 6.2節 か ら 6.6節 の 各 節 の 始 ま り の 画 面 に 従 っ て 設 定 を 変 更 し ま す 。
!メモ ・工場出荷時の設定に戻す場合、オプション装置(拡張
ボードや増設ハードディスク装置など)は取り外して
行ってください。オプション装置を取り付けたまま実
行すると、システムがオプション装置を自動認識して
しまい、正しく設定できないことがあります。
・上記の操作では、セットアップ・プログラム以外のシ
ス テ ム 構 成 ユ ー テ ィ リ テ ィ や SCSI セ レ ク ト ・ ユ ー テ ィ
リティの設定を工場出荷時の状態に戻すことはできま
せん。
81
第 6章 セ ッ ト ア ッ プ ・ プ ロ グ ラ ム
82
第 7章 SCSIセ レ ク ト ・ ユ ー テ ィ リ テ ィ
第7章 SCSIセレクト・ユーティリティ
SCSIセ レ ク ト ・ ユ ー テ ィ リ テ ィ を 使 う と 、 SCSIコ ン ト ロ ー ラ や SCSIデ バ イ
スを直接手で扱ったりせずに、設定を変えることができます。
こ こ で は 、 SCSIセ レ ク ト ・ ユ ー テ ィ リ テ ィ の 次 の 機 能 に つ い て 説 明 し ま す 。
(1)起 動 方 法 と 終 了 方 法 の 概 略
(2)OSの イ ン ス ト ー ル 時 に 設 定 / 変 更 す る 項 目
7.1 SCSIセ レ ク ト ・ ユ ー テ ィ リ テ ィ の 起 動 と 終 了
(1)起動
シ ス テ ム の 運 転 を 開 始 す る 際 ( PCサ ー バ の 電 源 を 入 れ た と き ) 、 デ ィ ス
プ レ イ 画 面 に は 通 常 の 起 動 メ ッ セ ー ジ が 順 次 表 示 さ れ ま す 。 SCSIセ レ ク
ト・ユーティリティが起動可能な状態になると、以下のメッセージが表
示されます。
Press <Ctrl> <A> for SCSISelect(TM) Utility!
こ の メ ッ セ ー ジ が 表 示 さ れ て か ら OSが 起 動 し 始 め る ま で の 間 に 、 Ctrlキ
ー を 押 し な が ら Aキ ー を 押 し ま す 。 SCSIセ レ ク ト ・ ユ ー テ ィ リ テ ィ が 起
動されます。
SCSIセ レ ク ト ・ ユ ー テ ィ リ テ ィ の 中 で パ ラ メ ー タ を 選 択 す る に は 、
↓ キ − 、 ↑ キ − 、 Enter キ ー を 使 い ま す 。
Escキ ー を 押 す と 、 い つ で も 前 の メ ニ ュ ー に 戻 る こ と が で き ま す 。
83
第 7章 SCSIセ レ ク ト ・ ユ ー テ ィ リ テ ィ
!メモ SCSI セ レ ク ト ・ ユ ー テ ィ リ テ ィ の 起 動 後 、 次 の 機 能 は 実 行
しないでください。
・ ハ ー ド ・ デ ィ ス ク 装 置 を 物 理 フ ォ ー マ ッ ト す る "Format
Disk" 機 能 。
⇒本節補足の画面遷移図の画面番号⑥
実行すると、ハード・ディスク装置が正常に動作しなく
なります。その場合、ハード・ディスク装置の交換が必
要になることがあります。
84
第 7章 SCSIセ レ ク ト ・ ユ ー テ ィ リ テ ィ
(2)終了
オ プ シ ョ ン ・ メ ニ ュ ー で Escキ ー を 押 す と 、 SCSIセ レ ク ト ・ ユ ー テ ィ リ
ティを終了するかどうかを確認するメッセージが表示されます。
・ 終 了 す る 場 合 は 、 Yesを 選 ん で く だ さ い 。
・ 終 了 し な い 場 合 は 、 Noを 選 ん で く だ さ い 。
Yesを 選 ん で Enter キ ー を 押 す と 、 SCSIセ レ ク ト ・ ユ ー テ ィ リ テ ィ は 終 了
し、次のメッセージが表示されます。
Please press any key to reboot
何 か キ ー を 入 力 す る と 、 PCサ ー バ が 再 起 動 さ れ ま す 。
*補足 S C S Iセ レ ク ト ・ ユ ー テ ィ リ テ ィ を 使 っ て 変 更 で き る 設 定 と 、 そ
の工場出荷時の既定値を以下の表に示します。なお、左の番号
は、次ページの画面遷移図の画面番号に対応しています。
番号
②
⑤
④
③
設定項目
既定値
Host Adapter SCSI ID
SCSI Parity Checking
Host Adapter SCSI Termination
Boot Target ID
Boot Lun Number
Initiate Sync Negotiation
Maximum Sync Transfer Rate
Enable Disconnection
Initiate Wide Negotiation
Send Start Unit Command
Host Adapter BIOS
Support Removable Disks Under BIOS as Fixed Disks
Extended BIOS Translation for DOS Drives > 1GByte
Display <Cltr-A> Message During BIOS Initialization
Multiple Lun Support
BIOS Support for Bootable CD-ROM
BIOS Support for Int13 Extentions
Support for Ultra SCSI Speed
*: す べ て の ID共 通
7
Enabled
Low ON/High ON
0
0
yes
40.0
yes
yes
yes
Enabled
Boot Only
Enabled
Enabled
Disabled
Enabled
Enabled
Enabled
85
*
*
*
*
*
第 7章 SCSIセ レ ク ト ・ ユ ー テ ィ リ テ ィ
*補足 S C S Iセ レ ク ト ・ ユ ー テ ィ リ テ ィ の 起 動 後 の 画 面 遷 移 図 を 、 以 下
に示します。
【オプション・メニュー】
画面番号①
Options
Configure/View Host Adapter Settings
SCSI Disk Utilities
【システム設定】
画面番号②
Configuration
SCSI Bus Interface Definitions
Additional Options
Boot Device Options
SCSI Device Configuration
Advanced Configuration Options
【拡張設定】
画面番号③
Advanced Configuration Options
【 SCSIデ バ イ ス 設 定 】
画面番号④
SCSI Device Configuration
【ブートデバイス設定】
画面番号⑤
Boot Device Configuration
【 SCSIデ ィ ス ク 設 定 】
画面番号⑥
Select SCSI Disk and press <Enter>
→この画面で
Format Disk
を実行しな
いこと
86
第 7章 SCSIセ レ ク ト ・ ユ ー テ ィ リ テ ィ
7.2 工 場 出 荷 時 の 設 定 ( SCSIセ レ ク ト ・ ユ ー テ ィ リ テ ィ )
以 下 の 手 順 で SCSIセ レ ク ト ・ ユ ー テ ィ リ テ ィ の 設 定 を 工 場 出 荷 時 の 状 態 に
戻すことができます。
① オ プ シ ョ ン ・ メ ニ ュ ー か ら 、 Configure/View Host Adapter Settingsを 選
択します。
次の画面が表示されます。
Ultra/Ultra W
AIC-7880 at Bus:Device 00:0Bh
Configuration
SCSI Bus Interface Definitions
Host Adapter SCSI ID....................7
SCSI Parity Checking...................Enabled
Host Adapter SCSI Termination...........Low ON/High ON
Additional Options
Boot Device Options.....................Press <Enter>
SCSI Device Configuration...............Press <Enter>
Advanced Configuration Options..........Press <Enter>
<F6> - Reset to Host Adapter Defaults
② F6キ ー を 押 し ま す 。
③ 7.1節 の 補 足 に 従 っ て 設 定 を 変 更 し ま す 。
!メモ 上 記 の 操 作 で は 、 S C S Iセ レ ク ト ・ ユ ー テ ィ リ テ ィ 以 外 の
セットアップ・プログラムやシステム構成ユーティリテ
ィの設定を工場出荷時の状態に戻すことはできません。
87
第 7章 SCSIセ レ ク ト ・ ユ ー テ ィ リ テ ィ
88
第 8章 シ ス テ ム 構 成 ユ ー テ ィ リ テ ィ
第8章 システム構成ユーティリティ
システム構成ユーティリティは、 拡張ボードに関するシステム構成の設
定を容易に行うためのユーティリティです。次のような場合に利用します。
・ 初 め て PCサ ー バ の シ ス テ ム 構 成 を 行 う と き
・ EISAバ ス 用 拡 張 ボ ー ド ま た は ISAバ ス 用 拡 張 ボ ー ド を 取 り 付 け / 取 り 外
すなどしてシステム構成を変更する場合
・ メモリの増設/取外しを行うとき
シ ス テ ム 構 成 ユ ー テ ィ リ テ ィ で 設 定 し た シ ス テ ム 構 成 情 報 は 、 PCサ ー バ の
不 揮 発 メ モ リ に 格 納 さ れ 、 PCサ ー バ 起 動 時 に 利 用 さ れ ま す 。
8.1 シ ス テ ム 構 成 ユ ー テ ィ リ テ ィ の 特 長
システム構成ユーティリティの特長を以下に示します。
・ EISAバ ス 用 拡 張 ボ ー ド と ISAバ ス 用 拡 張 ボ ー ド を サ ポ ー ト し ま す 。
・ PC サ ー バ に 増 設 さ れ た EISAバ ス 用 拡 張 ボ ー ド 、 PCIバ ス 用 拡 張 ボ ー ド
お よ び 、 プ ラ グ &プ レ イ 対 応 ISAバ ス 用 拡 張 ボ ー ド を 自 動 的 に 認 識 し ま す 。
・ ス イ ッ チ と ジ ャ ン パ の 操 作 に よ る ISAバ ス 用 拡 張 ボ ー ド の 設 定 を 容 易 に
します。
・ 設定が衝突する場合は、ただちに知らせます。
・ PCサ ー バ の 不 揮 発 メ モ リ の バ ッ ク ア ッ プ と し て 、 シ ス テ ム 構 成 情 報 フ ァ
イ ル ( SCIフ ァ イ ル ) を 作 成 、 保 守 し ま す 。
・ 定 義 フ ァ イ ル ( CFGフ ァ イ ル ) の 拡 張 を サ ポ ー ト し ま す 。
・ 日時情報の変更が行えます。
*補足
・ システム構成の設定でポイントとなるのは、システムの資
源 ( DMAチ ャ ネ ル 、 割 込 み レ ベ ル 、 I/Oポ ー ト ・ ア ド レ ス 、
メモリ・アドレスなど)の割当てです。
例 え ば 、 拡 張 ボ ー ド Aは 割 込 み レ ベ ル 9、 10以 外 は 使 え ず
( 割 当 て で き ず ) 、 拡 張 ボ ー ド Bは 割 込 み レ ベ ル 8、 9し か 使
えないとします。このような場合システム構成ユーティリ
テ ィ は 、 拡 張 ボ ー ド Aに は 割 込 み レ ベ ル 9を 、 拡 張 ボ ー ド B
に は 割 込 み レ ベ ル 8を 割 り 当 て る な ど の 調 整 を 行 い ま す 。
・上記のように拡張ボードは、それぞれ使用できる資源が決
ま っ て い ま す 。 そ の 情 報 を 定 義 し た の が 定 義 フ ァ イ ル ( CF
Gフ ァ イ ル ) で す 。 EISA バ ス 用 拡 張 ボ ー ド に は 、 必 ず 定 義
ファイルが添付されており、システム構成ユーティリティ
はこれを元に、資源の割当てを行います。
なお、定義ファイルは、システム構成の設定を行う前に、
ユーザーがシステム構成ユーティリティにコピーします。
89
第 8章 シ ス テ ム 構 成 ユ ー テ ィ リ テ ィ
8.2 メ ニ ュ ー の 選 択
システム構成ユーティリティでは、キーボード、マウスどちらでもメニュ
ーの選択が行えます。
(1)キ ー ボ ー ド を 使 う 場 合
以下のキーが使用できます。
キー
機 能
[Tab] または [↓]
カーソルを次の領域に移動させます。
[Shift] + [ Tab] または[↑]
カーソルを前の領域に移動させます。
[↑]または [↓]
カーソルをリスト表示された項目の間で移動さ
せます。
[Enter]
項目を選択します。
[Esc]
直前の操作を取り消します。
[Page Up]、[Page Down]
または[↑]、 [↓]
画面をスクロールします。
[Home]
カーソルをリストの先頭に移動させます。
[End]
カーソルをリストの最後に移動させます。
[Ctrl] + [Home]
カーソルをメニューの先頭に移動させます。
[Ctrl] + [End]
カーソルをメニューの最後に移動させます。
(2)マ ウ ス を 使 う 場 合
マウスでメニューを選ぶ場合は、以下の手順で操作します。
①選択したオプションの上にカーソルを置き、左のマウスボタンをクリ
ックします。
②サブ・メニューが表示されたら、もう一度左ボタンをクリックします。
③スクロールバーが画面の右側に表示された場合は、マウスカーソルを
スクロールバーの一番上または一番下の矢印に合わせ、マウスの左ボ
タンを押し続けて、ページをスクロールさせます。
*補足
マウスを使用する場合は、事前にマウスドライバのインスト
ールが必要です。
90
第 8章 シ ス テ ム 構 成 ユ ー テ ィ リ テ ィ
8.3 ヘ ル プ の 表 示
システム構成ユーティリティでは、メインメニューと次のレベルのメニュ
ーで選択した項目に関する情報が自動的に画面に表示されます。
シ ス テ ム 設 定 の 処 理 が 始 ま る と 、 オ ン ラ イ ン ヘ ル プ も 使 え ま す 。 [F1]キ ー
を 押 す と ヘ ル プ メ ニ ュ ー が 表 示 さ れ ま す 。 [Esc]キ ー を 押 す と 表 示 が 消 え ま
す。
8.4 メ イ ン メ ニ ュ ー の 操 作
システム構成ユーティリティの基本的な機能は、メインメニューから操作
します。
(1)メ イ ン メ ニ ュ ー の 起 動 と 終 了
① PCサ ー バ の フ ロ ッ ピ ー ・ デ ィ ス ク 装 置 に シ ス テ ム 構 成 ユ ー テ ィ リ テ ィ
シートを差し込みます。
② PCサ ー バ の 電 源 を 入 れ ま す ( す で に 電 源 が 入 っ て い る 場 合 は 、 リ セ ッ ト
します)。
システム構成ユーティリティのロゴが画面に表示されます。
③ いずれかのキーを押します。
システム構成ユーティリティの初期画面が表示されます。
④ Enter キ ー を 押 し ま す 。 メ イ ン メ ニ ュ ー が 表 示 さ れ ま す 。
⑤ メインメニューから機能を選び、実行します。
⑥ 処 理 が 終 了 し た ら 、 メ イ ン メ ニ ュ ー か ら 「 Exit from this utility」 を 選 び 、
Enter キ ー を 押 し ま す 。 終 了 確 認 の メ ッ セ ー ジ が 表 示 さ れ る の で 、 再 度 E
nter キ ー を 押 し ま す 。 シ ス テ ム 構 成 ユ ー テ ィ リ テ ィ が 終 了 し 、 本 体 装 置
が再起動します。
!メモ
OSが ハ ー ド ・ デ ィ ス ク に イ ン ス ト ー ル さ れ て い な い 場
合は、フロッピー・ディスク装置のシステム構成ユー
テ ィ リ テ ィ シ ー ト を OSの イ ン ス ト ー ル デ ィ ス ク と 取 り
替えてください。
91
第 8章 シ ス テ ム 構 成 ユ ー テ ィ リ テ ィ
(2)メ イ ン メ ニ ュ ー の 項 目
メインメニューに表示される項目の説明を以下に示します。
各 項 目 を 選 択 す る に は 、 項 目 を 反 転 表 示 さ せ 、 Enter キ ー を 押 し ま す 。
Main Menu
Learn about configuring your computer
Configure computer
Set date
Set time
Maintain system configuration diskette
Exit from this utility
・ Learn about configuring your computer
最初にメインメニューを表示すると、この項目が強調表示されます。こ
の項目では、システム構成ユーティリティを利用して、どのようにシス
テム構成を行うかが説明されています。
・ Configure computer
このオプションでは、システム構成情報の表示、変更を行います。
「 Configure computer 」 を 強 調 表 示 さ せ 、 Enter キ ー を 押 す と 、 以 下 の 画
面が表示されます。
⇒ 詳 細 は 「 8.5初 め て シ ス テ ム 構 成 情 報 を 設 定 す る と き 」 を 参 照 し て く だ
さい。
Steps in configuring your computer
Step 1:
Important EISA configuration information
Step 2:
Add or remove boards
Step 3:
View or edit details
Step 4:
Examine switches or print report
Step 5:
Save and exit
>Select=ENTER< <Cancel=ESC>
92
第 8章 シ ス テ ム 構 成 ユ ー テ ィ リ テ ィ
・ Set date、 Set time
これらのオプションを選択すると、本体装置の日付と時間が設定できま
す。いったん、日付と時間を設定すると、電源を切った後でも日時の情
報を保持します。
!メモ
日付と時間を調整する場合は、システム構成情報の設
定を行う前に調整する必要があります。
・ Maintain system configuration diskette
シ ス テ ム 構 成 ユ ー テ ィ リ テ ィ シ ー ト ( ECUシ ー ト ) に は 、 シ ス テ ム 構 成
ユ ー テ ィ リ テ ィ と 定 義 フ ァ イ ル ( *.CFG) が 含 ま れ ま す 。
本体装置のシステム設定を行うために、システム構成ユーティリティを
起動したとき、システム構成情報は、本体装置の不揮発メモリとシステ
ム 構 成 情 報 フ ァ イ ル ( SCIフ ァ イ ル ) に 保 存 さ れ て お り 、 そ の 情 報 は 、
システム構成ユーティリティシートに保存されます。
メ イ ン メ ニ ュ ー か ら 「 Maintain system configuration diskette」 を 選 ぶ と 、
以下の画面が表示されます。
Maintain System Configuration Diskette
Create a backup SCI file
Load a backup SCI file
Copy/update CFG files
Copy/update SCI files
Delete CFG files
Delete SCI files
Return to the main menu
・ Exit from this Utility
この項目を選択すると設定ユーティリティが終了し、本体措置が再起動
し ま す 。 OSが ハ ー ド ・ デ ィ ス ク に イ ン ス ト ー ル さ れ て い な い 場 合 は 、
フ ロ ッ ピ ー ・ デ ィ ス ク 装 置 の シ ス テ ム 構 成 ユ ー テ ィ リ テ ィ シ ー ト を OSの
インストール・シートと取り替えてください。
*補足
・ システム構成ユーティリティでは、全画面で上か下の部分
にコマンドの説明が表示されます。
93
第 8章 シ ス テ ム 構 成 ユ ー テ ィ リ テ ィ
8.5 初 め て シ ス テ ム 構 成 情 報 を 設 定 す る と き
初めてシステム構成情報を設定する場合は、以下の手順で操作します。
① メ イ ン メ ニ ュ ー か ら 「 Configure computer 」 を 選 び ま す 。
「 Steps in configuring your computer 」 画 面 が 表 示 さ れ ま す 。
② 「 Step 1: Important EISA configuration information」 を 選 び ま す 。 以 下 の 画
面が表示されます。
Step 1:
Important EISA configuration information
1 of 7
Welcome
to
EISA
Your new EISA computer requires a new
approach to configuration. Please take just a
few minutes to read all of the screens in this
step (Step 1) for more information.
You may return to these screens at any time
by pressing F1 and selecting ‘EISA
configuration’ from the help menu.
Press ENTER to continue.
>Next=ENTER< <Previous=F9>
<Done=F10>
③ 表 示 さ れ て い る 内 容 全 7ペ ー ジ を 確 認 し 、 F10キ ー を 押 し ま す 。
④ 「 Step 4: Examine switches or print report」 を 選 び 、 Enter キ ー を 押 す と
以下の画面が表示されます。
94
第 8章 シ ス テ ム 構 成 ユ ー テ ィ リ テ ィ
Step 4:
Examine switches or print report
You must PHYSICALLY verify that the switches and jumpers of each board
marked with an arrow ( -> ) are set as required. These settings cannot be
detected or changed by this program.
・To view the required settings for the highlighted board, press ENTER.
・Pick up the board and compare its settings to the required settings.
・Change the board settings to match the required settings.
->System X1B
Slot 1
(Empty)
Slot 2
(Empty)
Slot 3
(Empty)
Embedded PCI SCSI Controller
>View=ENTER< <Print=F7>
<Done=F10>
⑤もし、いずれかの拡張ボードが矢印で示されていたら、注意が必要です。
その矢印は、本体装置内の拡張ボードに関する設定を行うのにジャンパ
またはスイッチの操作が必要かもしれないことを示します。
また、その拡張ボードに関する追加情報を含んだソフトウェアの声明が
あることを意味します。
⑥スイッチとジャンパの設定を見るには、矢印で示された拡張ボードを強
調 表 示 さ せ て 、 Enter キ ー を 押 し ま す 。 ボ ー ド の ス イ ッ チ / ジ ャ ン パ 設 定
の画面が表示されます。
⑦画面をスクロールしてスイッチ/ジャンパ設定の情報を確認します。終
了 す る と き は 、 F10キ ー を 押 し ま す 。
⑧ 情 報 を 印 刷 す る と き は 、 F7キ ー を 押 し ま す 。 印 刷 設 定 の 画 面 が 表 示 さ れ
ます。
・ PC サ ー バ に プ リ ン タ を 接 続 済 み の 場 合 は 、 「 P rint all configuration
settings 」または「Print settings for selected board or option」 を 選 び Enter キ
ーを押します。スイッチ/ジャンパ設定やその他の設定情報が印刷さ
れます。
・ プ リ ン タ に 接 続 し て い な い 場 合 は 、 「 Print all configuration settings to a
file」または「Print settings for selected board or option to a file.」 を 選 び 、
Enter キ ー を 押 し ま す 。 設 定 情 報 を TXT フ ァ イ ル に 保 存 す る た め の 画
面が表示されます。
・スイッチの設定情報とジャンパの設定情報を別々のディスクに保存し
た い 場 合 は 、 Aド ラ イ ブ に 別 の フ ロ ッ ピ ー ・ デ ィ ス ク を 入 れ て Enter キ
95
第 8章 シ ス テ ム 構 成 ユ ー テ ィ リ テ ィ
ー を 押 し ま す 。 設 定 情 報 を TXT フ ァ イ ル に 保 存 す る た め の 画 面 が 新 た
に表示されます。新しいファイル名を入力するか、すでにあるファイ
ル 名 を 選 択 し 、 Enter キ ー を 押 し ま す 。
!メモ
別のフロッピー・ディスクを差し込んだ場合は、保存
終了後、システム構成ユーティリティシートを元通り
に差し込むことを忘れないでください。
⑨ 終 了 後 は 、 F10 キ ー を 押 し て く だ さ い 。 「 Steps in configuring your
computer」 が 再 び 表 示 さ れ ま す 。
⑩ 「 Step 5: Save and exit」 を 選 び 、 Enter キ ー を 押 し ま す 。 以 下 の 画 面 が 表
示されます。
Step 5:
Save and Exit
In order to complete the configuration process, you must save your
configuration. In this step, you must select whether to save your
configuration or to discard your changes before exiting this program.
If you choose to save, this program will save the new configuration in
your computer’s nonvolatile memory and in a SYSTEM.CHL and
SYSTEM.SCI files in your current directory, and then your computer
will be restarted for you. (The files will not be created if you are
running on a CD.) If you choose to discard the configuration, any
changes you have made will be lost.
Save the configuration and restart the computer
Discard the configuration and return to the main menu
>Select=ENTER<
<Cancel=ESC>
⑪ 変 更 を 保 存 す る 場 合 は 、 「 Save the configuration and restart the computer 」
を 選 び 、 Enter キ ー を 押 し ま す 。
変 更 を 保 存 し な い 場 合 は 、 「 Discard the configuration and return to the
main menu」 を 選 び ま す 。 そ れ ま で の 変 更 内 容 は 失 わ れ ま す 。
⑫再起動確認画面が表示されます。
⑬ PCサ ー バ の 電 源 を 切 り 、 シ ス テ ム 構 成 ユ ー テ ィ リ テ ィ シ ー ト を 取 り 出 し
ます。
96
第 8章 シ ス テ ム 構 成 ユ ー テ ィ リ テ ィ
8.6 詳 細 な シ ス テ ム 構 成 情 報 の 表 示 と 編 集
システム構成ユーティリティでは、詳細なシステム構成情報の表示と編集
が行えます。
以下のような場合には、システム構成情報を編集する必要があります。
・拡張ボードの増設または取外しを行うとき
・ハードウェア構成を変更するとき
・ デバイスへの割り当てが重複しているとき
・ メモリの増設または取外しを行うとき
システム構成情報を表示または編集する場合、メインメニューから
「 Configure computer 」 を 選 び 、 次 に 「 Step 3: View or edit details」 を 選 び 、
Enter キ ー を 押 し て 以 下 の 画 面 を 表 示 さ せ ま す 。
97
第 8章 シ ス テ ム 構 成 ユ ー テ ィ リ テ ィ
Step 3:
Press
↑
View or edit details
and
↓
to see all information.
Press ENTER to edit the functions of the highlighted item.
Press F6 to edit its resources (IRQs, DMAs, I/O ports, or memory).
Press F10 when you have finished this step.
System - X1B
System BIOS Type..................................
System Processor ...................................
Special System Ports ..............................
EISA Reserved Devices ..........................
RAM BIOS Enable (128 K)
Pentium Pro 200MHz
Special System Ports
EISA Reserved Devices
System Memory Functions
Base System Memory .......................... Enabled
8
- 16 MB System Memory........... 16 MB System Memory with 15-16MB
System use
16 - 64 MB System Memory ........... Enabled *
64 - 128 MB System Memory ........... Disabled
128 - 192 MB System Memory ........... Disabled
192 - 256 MB System Memory ........... Disabled
256 - 320 MB System Memory ........... Disabled
320 - 384 MB System Memory ........... Disabled
384 - 448 MB System Memory ........... Disabled
448 - 512 MB System Memory ........... Disabled
512 - 576 MB System Memory ........... Disabled
576 - 640 MB System Memory ........... Disabled
640 - 704 MB System Memory ........... Disabled
704 - 768 MB System Memory ........... Disabled
768 - 832 MB System Memory ........... Disabled
832 - 896 MB System Memory ........... Disabled
896 - 960 MB System Memory ........... Disabled
960 -1024 MB System Memory ........... Disabled
Mouse Port ..............................................
Keyboard Port..........................................
Floppy Disk Controller .............................
IDE HDD Interface ..................................
Parallel Port .............................................
Serial Ports
Select COM1 Port Address..................
Select COM2 Port Address..................
Embedded PCI SCSI Controller
PCI Function 1 ................................
>Edit=ENTER<
Enabled
Enabled
Enabled
Enabled
Enabled as LPT2(378h)
3F8h
2F8h
Disabled
<Edit Resources=F6> <Advanced=F7>
<Done=F10>
*:こ の 項 目 を 選 び F6キ ー を 押 す と 、 以 下 の 画 面 が 表 示 さ れ ま す 。
Memory address
16M
Memory amount
16M System ±
98
第 8章 シ ス テ ム 構 成 ユ ー テ ィ リ テ ィ
!メモ
「 View or edit details 」 画 面 に 表 示 さ れ る 設 定 デ ー タ
は 、 CFGフ ァ イ ル の 内 容 に よ り 異 な り ま す 。
99
第 8章 シ ス テ ム 構 成 ユ ー テ ィ リ テ ィ
8.7 メ モ リ 増 設 の 設 定
メモリを追加又は取り外した後は、システム構成ユーティリティを使って、
システムを再構成してください。
⇒ メ モ リ 増 設 に 関 す る 詳 細 は 、 「 5.4 メ モ リ の 増 設 」 を 参 照 し て く だ さ い 。
① メモリを追加又は取り外した後、システムを起動します。
② システム構成ユーティリティを起動します。
③ メ イ ン メ ニ ュ ー か ら 「 Configure computer 」 を 選 び ま す 。 「 Steps in
configuring your computer 」 画 面 が 表 示 さ れ ま す 。
④ 「 Step 3: View or edit details」 を 選 び ま す 。
⑤本体に装着されているメモリサイズの設定を行います。ここでは、標準
メ モ リ 32MB+ 増 設 メ モ リ 32MBの 合 計 64MB実 装 し て い る 場 合 を 例 に 説
明します。
「 16 - 64MB System Memory」 の 項 目 に カ ー ソ ル を 合 わ せ Enter キ ー を 押
してください。
⑥ 以 下 の 画 面 が 表 示 さ れ ま す の で 、 F6キ ー を 押 し ま す 。 ( こ の 時 カ ー ソ ル
が 「 Enabled」 を 選 択 し て い る こ と を 確 認 し て く だ さ い 。 )
System Memory Functions
16
-
64MB System Memory
(・ ) Enabled
( ) Disabled
Press F6 to edit the resources (IRQs, DMAs, I/O ports, or memory) of
the highlighted setting
Done=F10
<Edit Resources=F6>
100
<Cancel=ESC>
第 8章 シ ス テ ム 構 成 ユ ー テ ィ リ テ ィ
⑦ 以 下 の 画 面 が 表 示 さ れ ま す の で 、 ↓ キ ー ま た は Tab キ ー を 押 し て
「 Memory amount」 の 項 目 へ カ ー ソ ル を 合 わ せ ま す 。
Enabled
These are the resources used by this choice. Use the
PLUS (+) and MINUS (-) keys to change items marked with
a plus/minus (± ) symbol.
Memory address
Memory amount
Done=F10
16M
16M system
±
<Cancel=ESC>
上 図 の Memory Addressの 値 は 、 メ モ リ 設 定 範 囲 の 始 点 を 意 味 し て い ま す 。
こ の 画 面 上 で は 、 実 装 メ モ リ 内 で 16MB∼ 64MB範 囲 の 設 定 を 行 い ま す 。
⑧ 以 下 の 画 面 の 「 Memory amount 」 の 項 目 に は 、 実 装 メ モ リ サ イ ズ −
Memory Addressを 指 定 し ま す 。
実 装 メ モ リ サ イ ズ 64MBの 場 合 は 、 64MB− 16MB= 48MBを 指 定 し ま す 。
「 Memory amount」 の 項 目 に + キ ー を 使 っ て 「 48M」 と 入 力 し 、 F10キ ー
を押してください。
Enabled
These are the resources used by this choice. Use the
PLUS (+) and MINUS (-) keys to change items marked with
a plus/minus (± ) symbol.
Memory address
Memory amount
Done=F10
16M
48M system
±
<Cancel=ESC>
メ モ リ サ イ ズ が 1 6 M B以 上 と な る と き は 、 以 下 の 要 領 で メ モ リ サ イ ズ を 指
定してください。メモリサイズを指定する項目は、メモリサイズを指定す
る 前 に 「 Disabled」 か ら 「 Enabled」 に 変 更 し て く だ さ い 。
■ メ モ リ 64MB以 内
⑧ の 操 作 で 、 メ モ リ サ イ ズ ( MB) か ら 16を 引 い た 値 を 入 力 し て く だ さ い 。
例 ) 32MBの 場 合 ( 工 場 出 荷 時 )
32− 16= 16 「 16M」 を 入 力 し ま す 。
101
第 8章 シ ス テ ム 構 成 ユ ー テ ィ リ テ ィ
例 ) 64MBの 場 合
64− 16= 48 「 48M」 を 入 力 し ま す 。
■ メ モ リ 128MB
⑧ の 操 作 で 、 「 48M」 と 入 力 し て く だ さ い 。
次 に 「 Step 3: View or edit details 」 の 画 面 で 、 「 64
- 128MB System
Memory" を 選 択 し 、 Enter キ ー を 押 し く だ さ い 。
⑦ と 同 様 の ウ ィ ン ド ウ が 表 示 さ れ ま す の で 、 ↓ キ ー ま た は Tab キ ー
「 Memory amount」 の 項 目 へ カ ー ソ ル を 移 動 し 、 + キ ー を 使 っ て 、 実 装 メ
モ リ サ イ ズ か ら 64を 引 い た 値 を 入 力 し て く だ さ い 。
128− 64= 64 「 64M」 を 入 力 し ま す 。
■ メ モ リ 256MB
「 16
- 64MB
「 64
- 128MB
「 128 - 192MB
「 192 - 256MB
Extended
Extended
Extended
Extended
Memory」 の 項 目 で 「 48M」 と 入 力 し て く だ さ い 。
Memory」 の 項 目 で 「 64M」 と 入 力 し て く だ さ い 。
Memory」 の 項 目 で 「 64M」 と 入 力 し て く だ さ い 。
Memory」 の 項 目 で 「 64M」 と 入 力 し て く だ さ い 。
■ メ モ リ 512MB
「 16
- 64MB
「 64
- 128MB
「 128 - 192MB
「 192 - 256MB
「 256 - 320MB
「 320 - 384MB
「 384 - 448MB
「 448 - 512MB
Extended
Extended
Extended
Extended
Extended
Extended
Extended
Extended
Memory」 の 項 目 で 「 48M」 と 入 力 し て く だ さ い 。
Memory」 の 項 目 で 「 64M」 と 入 力 し て く だ さ い 。
Memory」 の 項 目 で 「 64M」 と 入 力 し て く だ さ い 。
Memory」 の 項 目 で 「 64M」 と 入 力 し て く だ さ い 。
Memory」 の 項 目 で 「 64M」 と 入 力 し て く だ さ い 。
Memory」 の 項 目 で 「 64M」 と 入 力 し て く だ さ い 。
Memory」 の 項 目 で 「 64M」 と 入 力 し て く だ さ い 。
Memory」 の 項 目 で 「 64M」 と 入 力 し て く だ さ い 。
102
第 8章 シ ス テ ム 構 成 ユ ー テ ィ リ テ ィ
8.8 定 義 フ ァ イ ル の な い ISA拡 張 ボ ー ド の 設 定
ISA拡 張 ボ ー ド に は 、 定 義 フ ァ イ ル が 添 付 さ れ て い な い も の が あ り ま す 。
このような場合、システム構成は以下の手順で設定してください。
(1)シ ス テ ム 構 成 を 確 認 し ま す 。
⇒ 「 8.5 初 め て シ ス テ ム 構 成 情 報 を 設 定 す る と き 」
(2)ISAバ ス 用 拡 張 ボ ー ド の 設 定 を 行 い ま す 。
● ISAバ ス 用 拡 張 ボ ー ド の 説 明 書 を 参 照 し 、 (1)で 調 べ た 設 定 と 矛 盾 し な
い 設 定 が 可 能 な 場 合 以 下 の 手 順 で ISA拡 張 ボ ー ド の ジ ャ ン パ 、 ス イ ッ チ
を設定します。
①設定を保存し、システム構成ユーティリティを終了します。
② ISAバ ス 用 拡 張 ボ ー ド の ジ ャ ン パ 、 ス イ ッ チ を 設 定 し ま す 。
● ISAバ ス 用 拡 張 ボ ー ド で 使 用 し た い 資 源 を 、 既 存 の 拡 張 ボ ー ド が 使 っ
ている場合以下の手順で、既存の拡張ボードの設定を変更します。
!メモ
既存の拡張ボードの設定は、十分注意して、適切な
値に変更 してください。
① メ イ ン メ ニ ュ ー か ら 「 Configure computer 」 を 選 び 、 Enter キ ー を 押 し
ます。
② 「 Step 3: View or edit details」 を 選 び 、 Enter キ ー を 押 し ま す 。
③ ISAバ ス 用 拡 張 ボ ー ド で 使 用 し た い 資 源 を 空 け ま す 。
④ソフトウェア設定やジャンパ、スイッチの設定を変更する必要がな
いか調べます。
⑤ 設定を保存し、システム構成ユーティリティを終了します。
⑥ ISA拡 張 ボ ー ド の ジ ャ ン パ 、 ス イ ッ チ を 設 定 し ま す 。
(3)ISAバ ス 用 拡 張 ボ ー ド を 取 り 付 け ま す 。
ISAバ ス 用 拡 張 ボ ー ド を 本 体 装 置 に 取 り 付 け ま す 。
(4)本 体 装 置 の 電 源 を 入 れ ま す 。
103
第 8章 シ ス テ ム 構 成 ユ ー テ ィ リ テ ィ
!メモ
定 義 フ ァ イ ル な し の ISAバ ス 用 拡 張 ボ ー ド が 複 数 あ る 場
合 は 、 ISAバ ス 用 拡 張 ボ ー ド 同 士 の 設 定 が 矛 盾 し な い よ
う 、 (1)∼ (2)を 繰 り 返 し て く だ さ い 。
⇒設定の詳細は、各拡張ボードに添付の説明書を参照
してください。
104
第 9章 困 っ た と き の 対 処
第9章 困ったときの対処
9.1 エ ラ ー ・ メ ッ セ ー ジ へ の 対 処
エラー・メッセージが表示された場合、それがどんなメッセージでも、そ
のままシステムの運用を続けることは避けてください。そして、メッセー
ジをメモし、正しい対処を取ってください。本章では、メッセージを何種
類かに分類し、正しい処置方法を説明します。
システムのエラー・メッセージが表示された場合、コンピュータ自身に問
題があります。通常、システムのエラー・メッセージは、電源を入れてセ
ル フ ・ テ ス ト が 行 わ れ て い る 間 ( OSの 起 動 が 始 ま る 前 ) に 表 示 さ れ ま す 。
一 般 に 、「 Press F1 to continue」 と 表 示 さ れ た 場 合 、 シ ス テ ム 情 報 の 設
定に問題があり、これは簡単に直すことができます。
こ れ に 比 べ 、周 辺 機 器 の 不 良( 故 障 )は 、い わ ゆ る フ ェ イ タ ル・ エ ラ ー( 完
全なシステム障害)となります。
エラー・メッセージが表示された場合は次のような処置をとってくださ
い。
① セ ッ ト ア ッ プ ・ プ ロ グ ラ ム を 起 動 し 、 正 し い 値 を 設 定 し ま す( ⇒「 6 セ
ットアップ・プログラム」)。起動する前に、システムに合った正しい
システム情報の設定値を調べておいてください。システムが正常に動作
しているときのシステム設定値をメモしておくと、便利です。
とくに、新しいシステムでは、システム設定値が誤っていると電源投入
時にエラー・メッセージが表示されます。
②新しいハード・ディスク装置は、フォーマットしてからでないと使うこ
と が で き ま せ ん 。 FDISKコ マ ン ド と FORMAT コ マ ン ド を 使 用 し て フ ォ ー
マットしてください。
③すべての装置が確実に接続されていることを確認してください。
⇒ 「 2.3 装 置 の 接 続 」
上記の作業を行ってもエラー・メッセージが表示される場合は、以下の原
因が考えられます。
・ハードウェアの故障
・チップの破損または故障(システム設定値が正しく、かつバッテリに問
題がない場合)
どちらのケースでも、販売会社または保守担当会社(メルコムサービス
等)にご相談ください。
105
第 9章 困 っ た と き の 対 処
エラーメッセージ
Memory Error at
MMMM:SSSS:OOOOh
(R:xxxxh,W:xxxxh)
SM RAM Bad
Keyboard Interface Error
Keyboard Error or Keyboard
Not Connected
Keyboard Locked
Pointing Device Error
Pointing Device
Interface Error
Pointing Device IRQ
Conflict
Hard
Hard
Hard
Hard
Disk
Disk
Disk
Disk
0
1
2
3
Error
Error
Error
Error
Diskette Drive A Type Mismatch
Diskette Drive B Type Mismatch
対 処
SIMMが メ モ リ ・ ボ ー ド に 正 し く 取 り 付 け
られていることを確認してください。正し
く取り付けられていてもメッセージが出
る 場 合 、 販 売 会 社 ま た は 保 守 担 当 会 社( メ
ルコムサービス等)にご相談ください。
SMM( シ ス テ ム ・ マ ネ ジ メ ン ト ・ メ モ リ )
の不良です。
原因としてシステム・グリーン・ファンク
ションの不調が考えられます。
SIMMが メ モ リ ・ ボ ー ド に 正 し く 取 り 付 け
られていることを確認してください。正し
く取り付けられていてもメッセージが出
る 場 合 、 販 売 会 社 ま た は 保 守 担 当 会 社( メ
ルコムサービス等)にご相談ください。
販 売 会 社 ま た は 保 守 担 当 会 社( メ ル コ ム サ
ービス等)にご相談ください。
キ ー ボ ー ド が 、PCサ ー バ 本 体 に 正 し く 接 続
されていることを確認してください。
キーボードのロックを解除してくださ
い。
マウスが正しく接続されていることを確
認してください。
販 売 会 社 ま た は 保 守 担 当 会 社( メ ル コ ム サ
ービス等)にご相談ください。
IRQの 設 定 が 重 複 し て い ま す 。
セ ッ ト ア ッ プ ・ プ ロ グ ラ ム を 操 作 し て IRQ
12の 設 定 を 変 更 し て く だ さ い 。
ケーブルが正しく接続されていることを
確認してください。
ケーブルの接続に問題がなければ、ハー
ド・ディスク装置またはディスク・ドライ
ブ・コントローラを交換してください。
またセットアップ・プログラムで設定値を
確認してください。
フロッピー・ディスク装置が正しく接続さ
れていることを確認してください。またセ
ットアップ・プログラムで設定値を確認し
てください。
(つづく)
106
第 9章 困 っ た と き の 対 処
(つづき)
エラーメッセージ
Diskette Drive A Error
Diskette Drive B Error
Diskette Drive
Controller Error
Serial Port1 Conflict
Serial Port2 Conflict
Parallel Port Conflict
Real Time Clock Error
CMOS Battery Bad
CMOS Checksum Error
NVRAM Checksum Error
PCI Device Error
System Resource Conflict
IRQ Setting Error
Expansion ROM Allocation
Fail
BIOS Update code mismatch
RAM Parity Error
対 処
フロッピー・ディスク装置の不良です。別
のフロッピィ・シートを使用しても同じエ
ラ ー が 表 示 さ れ る 場 合 は 、 フ ロ ッ ピ ー ・デ
ィスク装置を交換してください。
フロッピー・ディスク装置または、フロッ
ピー・ディスク・コントローラのケーブル
が、正しく接続されていることを確認して
ください。
セットアップ・プログラムで設定値を変更
してください。
セットアップ・プログラムで設定値を変更
してください。
販 売 会 社 ま た は 保 守 担 当 会 社( メ ル コ ム サ
ービス等)にご相談ください。
販 売 会 社 ま た は 保 守 担 当 会 社( メ ル コ ム サ
ービス等)にご相談ください。
システムの設定値が誤っています。セット
アップ・プログラムを使って修正してくだ
さい。
システムの設定値が誤っています。システ
ム構成ユーティリティを使って設定値を
元に戻してください。
PCIバ ス 用 拡 張 ボ ー ド の 不 良 で す 。 ボ ー ド
を交換してください。
システムの資源が衝突しています。セット
アップ・プログラムで設定値を修正してく
ださい。
セ ッ ト ア ッ プ ・ プ ロ グ ラ ム で IRQの 設 定 を
修正してください。
セ ッ ト ア ッ プ・プ ロ グ ラ ム で IO expansion
ROM addressの 設 定 値 を 修 正 し て く だ さ
い。
DOS上 で Intel BIOS updateユ ー テ ィ リ テ ィ
を実行してください。
SIMMが シ ス テ ム 基 板 に 正 し く 取 り 付 け ら
れていることを確認してください。正しく
取り付けられていてもメッセージが出る
場合、販売会社または保守担当会社
(メルコムサービス等)にご相談くださ
い。
(つづく)
107
第 9章 困 っ た と き の 対 処
(つづき)
エラーメッセージ
I/O Parity Error
Press Ctrl_Alt_Esc key to
enter SETUP or F1 key to
continue...
Press F1 key to Setup or
other key to continue...
Press Esc to turn off
NMI,or any key to reboot
Insert system diskkete and
press <Enter>key to reboot
Equipment Configuration
Error
EISA Configuration Error
対 処
販 売 会 社 ま た は 保 守 担 当 会 社( メ ル コ ム サ
ービス等)にご相談ください。
C t r lキ ー と A l t キ ー と Esc キ ー を 同 時 に 押 し
て、セットアップ・プログラムを起動しま
す。システム設定を修正してください。
F1キ ー を 押 し て 、 セ ッ ト ア ッ プ ・ プ ロ グ ラ
ムを起動します。システム設定を修正して
ください。
NMIエ ラ ー を 無 視 す る と き は 、Escキ ー を 押
し ま す 。Escキ ー 以 外 の キ ー を 押 す と 、シ ス
テムが再起動します。
フロッピー・ディスク装置に起動ディスク
を 入 れ て Enter キ ー を 押 し て く だ さ い 。
ハ ー ド デ ィ ス ク に OS が イ ン ス ト ー ル 済 み
の場合は、フロッピー・ディスク装置から
フ ロ ッ ピ ー ・ シ ー ト を 取 出 し て か ら Enter
キーを押してください。
システムの設定値が誤っています。セット
アップ・プログラムを使って修正してくだ
さい。
システムの設定値が誤っています。システ
ム構成ユーティリティを使って修正して
ください。
108
第 9章 困 っ た と き の 対 処
9.2 装 置 が 正 し く 動 作 し な い と き は
ここでは、接続方法や調整の誤りなどのために装置が正しく動作しない場
合の、チェックポイントと対処方法について説明します。
記述にしたがってチェックしても正しく動作しない場合は、お買い上げい
ただいた販売会社または最寄りの保守担当会社(メルコムサービス等)ま
でご相談ください。
9.2.1 本 体 装 置
現象
●電源ランプが点灯しない
●本体装置の電源が入らない
<チェックポイント>
<対処方法>
電源ケーブルが抜けかかっている
本体背面の電源入力コネクタおよ
びコンセントを確認してくださ
い。
電源ランプが故障している
換気ファンの音やハード・ディス
ク装置の動作音がするか確認して
ください。動作音がする場合は電
源ランプの故障と考えられますの
で、販売会社または保守担当会社
(メルコムサービス等)にご相談
ください。
電源ケーブルが断線している
同じ種類、同じ定格の他のケーブ
ルで接続して確認してください。
ケーブルが断線していたときは、
正常なケーブルと交換してくださ
い。
109
第 9章 困 っ た と き の 対 処
!メモ 配線類を床にはわせておく場合、近くを歩行する人がつまづい
たりしないように十分注意してください。電源ケーブルにつま
づくと、プラグがコンセントから抜けてしまったり、極端な場
合にはケーブル内部で断線してしまうことがあります。
<チェックポイント>
<対処方法>
交流電源が出力されていない
他の故障のない電気器具を同じコンセン
トに接続してみてください。
交流電源が出力されていないときは、交
流電源が回復してから電源を入れてくだ
さい。
電源コンセントまたは配電盤
のヒューズが断線している
交流電源が出力されていないときは、電
源コンセントまたは配電盤のヒューズを
確認してください。
ヒューズが切れているときは、システム
のすべての電源ケーブルをコンセントか
ら抜き、同定格の新しいヒューズと交換
してください(定格の異なるヒューズを
使用すると、機器を損傷したり火災の原
因となることがあります)。
なお、交換したヒューズがすぐに切れて
しまうときは、販売会社または保守担当
会社(メルコムサービス等)にご相談く
ださい。
110
第 9章 困 っ た と き の 対 処
*補足 ヒューズは、周辺装置の接続が正しくないことが原因で切れる
場合もあります(接続ケーブルが正しくないときや、配線誤り
など)。
次の手順で確認してください。
①システムのすべての装置の電源を切ります。
②ヒューズを交換し、本体装置の電源を入れます。
③正常に電源が入るときは、本体装置の電源をいったん切りま
す。
④周辺装置を一台だけ接続し、本体装置、周辺装置の順で電源
を入れます。
⑤すべての周辺装置について③、④を繰り返します。特定の周
辺装置でヒューズが切れる場合は、その装置の接続を確認し
てください。
以上の各項目をチェックしても電源が入らない場合は、販売会社または
保守担当会社(メルコムサービス等)にご相談ください。
!メモ 本体装置内部のヒューズが切れていると考えられるときは、販
売会社または保守担当会社(メルコムサービス等)にご相談く
ださい。
ご自分で修理・交換しないでください。
111
第 9章 困 っ た と き の 対 処
9.2.2 フ ロ ッ ピ ー ・ デ ィ ス ク 装 置
現象
●フロッピー・シートを挿入できない
<チェックポイント>
<対処方法>
別のフロッピー・シートが
挿入されている
挿入されているフロッピー・シートを
取り出し、新しいフロッピー・シート
を挿入してください。
フロッピー・シートの向き
が正しくない
フロッピー・シートを正しい向きで挿
入してください。
フロッピー・ディスク装置
内にラベルなどの異物が入
っている
販売会社または保守担当会社(メルコ
ムサービス等)にご相談ください。
フロッピー・ディスク装置を損傷する
おそれがありますので、取り出さない
でください。
現象
●フロッピー・ディスク装置の動作ランプが点灯しない
<チェックポイント>
フロッピー・シートが正し
く挿入されていない
<対処方法>
フロッピー・シートを取り出し、もう
一度挿入し直してみてください。
112
第 9章 困 っ た と き の 対 処
<チェックポイント>
<対処方法>
動作ランプが故障している
フロッピー・シートを挿入して、ファ
イル/ディレクトリの一覧を表示させ
てみてください。
表示される場合、動作ランプが故障し
ています。販売会社または保守担当会
社(メルコムサービス等)にご相談く
ださい。
フロッピー・ディスク装置
が故障している
フロッピー・シートが正しく挿入され
ていて、ファイル/ディレクトリの一
覧が表示できない場合は、フロッピ
ー・ディスク装置の故障が考えらま
す。販売会社または保守担当会社(メ
ルコムサービス等)にご相談くださ
い。
現象
●フロッピー・シートの内容が読み出せない
<チェックポイント>
フロッピー・シートがフォ
ーマットされていないか、
空である
<対処方法>
誤って空のフロッピー・シートを入れ
たり、内容を誤って消してしまってい
ることがあります。
データが書き込まれているフロッピ
ー・シートと交換してください。
113
第 9章 困 っ た と き の 対 処
<チェックポイント>
<対処方法>
フロッピー・シートが極端
な低温または高温にさらさ
れた
室温が氷点近くになるような場所に放
置したり、自動車内の直射日光にあた
る所に置いていた場合など、フロッピ
ー・シートが読み出せなくなる場合が
あります。
一時間程度放置し、フロッピー・シー
トの温度が適温に戻るのを待って使用
してください。
なお、一度このような状況に置かれた
フロッピー・シートは劣化しているこ
とがあります。すみやかに別のフロッ
ピー・シートに内容をコピーし、以降
は使用しないようにしてください。
フロッピー・シートが結露
している
冷たいフロッピー・シートを湿気の多
い場所に持ち込むと、結露することが
あります。
一時間程度放置して、フロッピー・シ
ートが乾いてから使用してください。
セットアップ・プログラム
で使用を制限している
セ ッ ト ア ッ プ ・ プ ロ グ ラ ム の Diskette
Drive項 目 を 確 認 し て く だ さ い 。
設 定 は 、 「 Normal」 に し て く だ さ い 。
⇒ 「 6.4機 密 保 護 」
114
第 9章 困 っ た と き の 対 処
現象
●フロッピー・シートに情報が書き込めない
<チェックポイント>
<対処方法>
フロッピー・シートが書込
み禁止になっている
フロッピー・シートのライト・プロテ
クト・タブを確認してください。情報
を書き込みたいときは、タブをスライ
ドさせて閉じてください。
⇒ 「 3.3 フ ロ ッ ピ ー ・ デ ィ ス ク 装 置 の 取
扱い」
読出し専用のファイルを修
正しようとしている
OS で フ ァ イ ル が 読 出 し 専 用 に 設 定 さ れ
ている場合があります。
ファイルを修正するときは、読出し専
用の属性を変更してください。
⇒ 変 更 方 法 は OS の 説 明 書 を 参 照 し て く
ださい。
セットアップ・プログラム
で使用を制限している
セ ッ ト ア ッ プ ・ プ ロ グ ラ ム の Diskette
Drive項 目 を 確 認 し て く だ さ い 。
設 定 は 、 「 Normal」 に し て く だ さ い 。
⇒ 「 6.4機 密 保 護 」
115
第 9章 困 っ た と き の 対 処
9.2.3 ハ ー ド ・ デ ィ ス ク 装 置
現象
●ハード・ディスク装置の動作ランプが点灯しない
<チェックポイント>
<対処方法>
動作ランプが故障している
ハード・ディスク装置のファイル/デ
ィレクトリの一覧を表示させてみてく
ださい。表示される場合、動作ランプ
が故障しています。販売会社または保
守担当会社(メルコムサービス等)に
ご相談ください。
ディスク装置格納庫前面の
電源スイッチが入っていな
い
フロントドアを空けて、ハード・ディ
スク装置が接続されているディスク装
置格納庫前面の格納庫用電源スイッチ
を 入 れ て ( LOCK/POWER ONの 位 置 に
する)、格納庫用電源ランプが点灯す
ることを確認してください。
⇒ 「 5.2 各 種 パ ネ ル の 開 け 方 ・ 外 し 方 」
「 5.6.3 ハ ー ド ・ デ ィ ス ク 装 置 」
ハード・ディスク装置が故
障している
上記に該当しない場合、故障の可能性
があります。販売会社または保守担当
会社(メルコムサービス等)にご相談
ください。
116
第 9章 困 っ た と き の 対 処
現象
●ハード・ディスク装置の内容が読み出せない
<チェックポイント>
ハード・ディスク装置がフ
ォーマットされていない
か、空である
現象
<対処方法>
ハード・ディスク装置が未フォーマッ
ト の 場 合 、 O Sの 説 明 書 を 参 照 し て フ ォ
ーマットしてください。
フォーマット済みの場合、内容を誤っ
て消してしまっている可能性がありま
す。
●ハード・ディスク装置に情報が書き込めない
<チェックポイント>
<対処方法>
読出し専用のファイルを修
正しようとしている
OS で フ ァ イ ル が 読 出 し 専 用 に 設 定 さ れ
ている場合があります。
ファイルを修正するときは、読出し専
用の属性を変更してください。
⇒ 変 更 方 法 は OS の 説 明 書 を 参 照 し て く
ださい。
セットアップ・プログラム
で使用を制限している
セ ッ ト ア ッ プ ・ プ ロ グ ラ ム の Hard Disk
Drive項 目 を 確 認 し て く だ さ い 。
設 定 は 、 「 Normal」 に し て く だ さ い 。
⇒ 「 6.4機 密 保 護 」
117
第 9章 困 っ た と き の 対 処
現象
●ディスク装置格納庫前面の格納庫用電源ランプが点灯しない
<チェックポイント>
ディスク装置格納庫が本体
装置にしっかりと接続され
ていない
<対処方法>
ディスク装置格納庫を本体装置に接続
する場合、差し込むときに一度つっか
えてから更にもう一度奥まで押し込ん
で、ディスク装置格納庫前面の格納庫
用 電 源 ス イ ッ チ を 入 れ て
( LOCK/POWER ON の 位 置 に す る ) 、
格納庫用電源ランプが点灯することを
確認してください。
⇒ 「 5.6.3 ハ ー ド ・ デ ィ ス ク 装 置 」
118
第 9章 困 っ た と き の 対 処
9.2.4 CD-ROM装 置
現象
● CD-ROMが 使 え な い
<チェックポイント>
<対処方法>
CD-ROMが 入 っ て い な い
CD-ROMを 入 れ て く だ さ い 。
音 楽 用 CDが 入 っ て い る
音 楽 用 CD を 取 り 出 し 、 CD-ROM を 入 れ
てください。
CD-ROMが 裏 表 逆 に 入 っ て
いる
CD-ROM を 取 り 出 し 、 裏 表 を 確 認 し て
CD-ROMを 入 れ て く だ さ い 。
CD-ROMが 正 し く 入 っ て い
ない
CD-ROMを 取 り 出 し 、 も う 一 度 挿 入 し 直
してください。
CD-ROMま た は CD-ROM装
置が汚れている
適切な方法でクリーニングしてくださ
い。
119
第 9章 困 っ た と き の 対 処
9.2.5 デ ィ ス プ レ イ 装 置
■ディスプレイ装置のケースは絶対に開けない
ディスプレイ装置のケースは絶対に開けないでください。
ディスプレイ装置内部には電圧の高い部分があります。感電
の原因となります。
現象
●ディスプレイ装置に何も表示されない
<チェックポイント>
<対処方法>
本体装置が動作していない
本体装置の電源ランプが点灯して
いるか確認し、電源を入れてくだ
さい。
ディスプレイ装置の電源が入って
いない
ディスプレイ装置の電源スイッチ
が入っているか、電源ケーブルが
接続されているかを確認し、電源
を入れてください。
ディスプレイ装置の明るさ、コン
トラストが最低位置に設定されて
いる
明るさ、コントラストを調整して
ください。
ディスプレイ装置の信号ケーブル
が接続されていない
本体装置とディスプレイ装置をつ
なぐ信号ケーブルが外れていない
か、コネクタが正しく接続されて
いるか確認し、正しく接続してく
ださい。
⇒ 「 2.3 装 置 の 接 続 」
120
第 9章 困 っ た と き の 対 処
プログラムが画面を消去して処理
を実行している
ハード・ディスク動作ランプが点
灯したり点滅したりしている場合
は、処理を実行中です。
処 理 を 打 ち 切 り た い と き は 、 OSの
BREAKコ マ ン ド を 実 行 し 、 OSの
プロンプト画面を表示してみてく
ださい。これを行うことができな
いときはシステムをリセットして
ください。
電源ケーブル、信号ケーブルが破
損している。または、ディスプレ
イ装置が故障している
同定格の電源ケーブルや信号ケー
ブルがあれば、ケーブルを交換し
て表示されるか確認してくださ
い。
同様のディスプレイ装置がある場
合は、ディスプレイ装置を交換し
て確認してください。
ケーブルやディスプレイ装置に障
害があると思われる場合は、販売
会社または保守担当会社(メルコ
ムサービス等)にご相談くださ
い。
現象
●カラー・ディスプレイ装置に白黒の表示しかされない
<チェックポイント>
<対処方法>
本体装置運転開始時にディスプレ
イ装置が接続されていなかった
121
本体装置は、電源を入れたとき
に、ディスプレイ装置がカラーか
モノクロかチェックしています。
このときディスプレイ装置が接続
されていないと、モノクロと見な
される場合があります。
カラー表示したいときはシステム
をリセットしてください。
第 9章 困 っ た と き の 対 処
現象
●ディスプレイ装置の表示不良
<チェックポイント>
<対処方法>
ディスプレイ装置の明るさ、コン
トラストが正しく調整されていな
い
明るさ、コントラストを低くしす
ぎると表示が暗くなり、高くしす
ぎると文字が不明瞭になったりし
ます。適切な明るさ、コントラス
トに調整してください。
画面が反射して見えにくくなって
いる
明るい光があたって、コントラス
トが落ちている
偏光フィルタや反射よけのスクリ
ーンを使用するか、ディスプレイ
装置の向きや置き場所を変更して
ください。
現象
●表示内容が変形している
<チェックポイント>
<対処方法>
ディスプレイ装置に障害がある
同様のディスプレイ装置があれ
ば、交換して確認してください。
障害があると考えられるときは、
販売会社または保守担当会社(メ
ルコムサービス等)にご相談くだ
さい。
122
第 9章 困 っ た と き の 対 処
9.2.6 キ ー ボ ー ド
現象
●キーボード入力ができない
<チェックポイント>
<対処方法>
キーボードが正しく接続されてい
ない
キーボードのケーブルが外れてい
ないか、コネクタにしっかり接続
されているか確認してください。
また、誤ってマウス用のコネクタ
に接続されていないか確認してく
ださい。
接続に問題があれば、正しく接続
し直してください。
プログラムがキーボード入力を受
け付けられない
プログラムが処理を実行中で、キ
ーボード入力を受け付けられない
場合があります。
プロンプトが表示されるなどし
て、入力可能になるのを待ってか
ら操作してください。
実行中のプログラムによって、入
力できるキーが制限されているプ
ログラムがキーの働きを変更して
いる
プログラムによって入力できるキ
ーが制限されていることがありま
す。また、プログラムによって
は、キーに通常とは異なる機能を
持たせている場合もあります。
画面のプロンプトや、該当する説
明書を参照し、正しいキーを押し
てください。
123
第 9章 困 っ た と き の 対 処
*補足 例えば、次のような点に注意してください。
・ 'y' 、 'n 'な ど 1 文 字 で 応 答 す る 場 合 、 他 の キ ー を 押 し て も 入
力できないことがあります。またこのとき、文字の後で
キーを押す場合と、押さなくてよい場合がありま
Enter
す。
・数字を入力するとき、キーボードの最上列の数字キー、又
はキーボード右側のテンキーのいずれか一方しか使用でき
ない場合があります。
な お 、 テ ン キ ー か ら は Num Lock キ ー を オ ン に し て か ら
入力します。
・大文字/小文字のいずれかしか入力できない場合がありま
す。
<チェックポイント>
<対処方法>
キーボードまたはケーブルに障害
がある
現象
他に使用可能なキーボードがあれ
ば、交換して動作するか確認して
ください。
動作する場合、キーボードまたは
ケーブルに障害があります。ま
た、動作しない場合は、本体側の
コネクタなどに障害がある可能性
があります。販売会社または保守
担当会社(メルコムサービス等)
にご相談ください。
●テンキーが入力できない
<チェックポイント>
<対処方法>
Num Lock キ ー が オ ン に な っ て
いない
124
Num Lock キ ー を 押 し て か ら 入
力してください。
第 9章 困 っ た と き の 対 処
現象
●押したキーと異なるキーが入力される
<チェックポイント>
<対処方法>
キーボード配列の指定を誤ってい
る
125
使 用 す る キ ー ボ ー ド の 種 類 が 、 OS
やソフトウェアに誤って設定され
ています。正しく指定し直してく
ださい。
第 9章 困 っ た と き の 対 処
9.2.7 マ ウ ス
現象
●マウスが動作しない
<チェックポイント>
<対処方法>
マウスが正しく接続されていない
マウスのケーブルがコネクタにし
っかり接続されているか確認して
ください。また、誤ってキーボー
ド用コネクタに接続されていない
か確認してください。
接続に問題があれば、正しく接続
し直してください。
マウス内にほこりや綿毛がたまっ
ている
マウス内とボールを清掃してくだ
さい。
⇒ 「 4.3 シ ス テ ム の 清 掃 」
マウス・ドライバがシステムに組
み込まれていないか、誤っている
マ ウ ス ・ ド ラ イ バ は 個 々 の OSに 固
有のソフトウェアで、システムが
マウス操作を受け付けられるよう
にします。
OSの 説 明 書 を 参 照 し て 、 正 し い マ
ウス・ドライバがシステムに組み
込まれているかどうかを確認して
ください。
マウスまたはケーブルに障害があ
る
同様のマウスが他にあれば、マウ
スを交換してみてください。動作
する場合は、マウスまたはケーブ
ルに障害があります。販売会社ま
たは保守担当会社(メルコム サ
ービス等)にご相談ください。
126
付 録 1 本 体 装 置 仕 様
付録1 本体装置仕様
本仕様は予告なく変更されることがありますのでご了承ください。
apricot FT2200
機種名
モデル名
モデル 6200-20
型
番
C CPU
P
M3528-A120
U 高速演算プロセッサ
ROM
CPUに 内 蔵
メ RAM
モ
リ
32MB( 最 大 512MB) ECCサ ポ ー ト
可 能 メ モ リ 構 成 :32/64/128/256/512MB
Pentium ® Pro(200MHz)
キャッシュ・
256KB( シ ス テ ム ROM)
メモリ
CPUに 内 蔵
Level 1:8KB+8KB Level 2:256KB
ビ デ オ RAM
1MB
フロッピー・
ディスク装置
仕様
1台
補
助 標
記 準
ハード・ディスク装置
2.0GB 注 1 (2.0GB× 1) Wide SCSI(20MB/sec)
3.5イ ン チ ( 1.44MB/720KB)
憶 構
シーク・タイム
リ ー ド : 8.0msec、 ラ イ ト : 9.0msec
装 成
ディスク・キャッシュ
512kb
置
CD-ROM装 置
仕様
1台
6倍 速 、 IDEイ ン タ フ ェ ー ス
RAID
オプション
フロッピィ・
ディスク装置
ハード・ディスク
装置
ストリーミングテープ装置
1台 ( 標 準 実 装 )
最
大
格
納
数
CD-ROM装 置
1台 ( 標 準 実 装 )
SCSIコ ン ト ロ ー ラ
2チ ャ ネ ル ( 標 準 実 装 + オ プ シ ョ ン )
RAIDコ ン ト ロ ー ラ
オプション
ディスプレイコントローラ
8台 (う ち 1台 は 標 準 実 装 )
1台 ( オ プ シ ョ ン )
SVGA( GD5429) ( 標 準 装 備 )
(注 1)1GB(ギ ガ バ イ ト )は 10 9 B(バ イ ト )で す 。
127
(つづく)
付 録 1 本 体 装 置 仕 様
(つづき)
ディスプレイ<オプション>
15/17イ ン チ 高 解 像 度 カ ラ ー デ ィ ス プ レ イ (SVGA)
解像度/表示色
640× 480ドット
262,144色 中 65,536色 (SVGA仕 様 )
800× 600ドット
262,144色 中 65,536色 (SVGA仕 様 )
1024× 768ドット 262,144色 中 256色 (SVGA仕 様 )
日 本 語 表 示 : 16× 19ド ッ ト 、 40字 × 25行
英 数 字 表 示 : 8× 19ド ッ ト 、 80字 × 25行
英 数 字 表 示 : 8× 16ド ッ ト 、 80字 × 30行
日本語モード
英語モード
漢字フォント・ファイル
JIS第 1/第 2水 準 を 含 む 約 7,300字
キ ー ボ ー ド <オプション>
JIS配 列 準 拠 、 106キ ー
マ ウ ス <オプション>
PS/2マ ウ ス 、 2ボ タ ン
サ ポ ー ト OS
MS-DOS ® 6.2/V(本 体 に バ ン ド ル )
NetWare® 3.12J, NetWare® 4.1J
Microsoft ® Windows NT T M Server Version 3.51 日 本 語
版 Dual Processor は Windows NT T M の み サ ポ ー ト
2チ ャ ネ ル 標 準 装 備 ( D-SUB9ピ ン × 2、 ASYNC)
イ
ン
タ
フ
ェ
|
ス
RS-232C
プリンタ
キーボード
1チ ャ ネ ル 標 準 装 備 ( セ ン ト ロ ニ ク ス ・ イ ン タ フ ェ ー
ス 、 D-SUB25ピ ン )
1チ ャ ネ ル 標 準 装 備 ( ミ ニ DIN)
マウス
1チ ャ ネ ル 標 準 装 備 ( ミ ニ DIN)
ディスプレイ
1 チ ャ ネ ル 標 準 装 備 ( ア ナ ロ グ イ ン タ フ ェ ー ス 、 DSUB25シ ュ リ ン ク 15ピ ン )
I/Oス ロ ッ ト に 実 装 ( オ プ シ ョ ン )
LAN
拡張スロット
システムパネル
EISA用 :2ス ロ ッ ト
PCI用 :5ス ロ ッ ト
EISA/PCI共 用 :1ス ロ ッ ト
電 源 投 入 時 パ ス ワ ー ド 、 カ バ ー ・ ロ ッ ク ・ キ ー ( 2個
付 属 ) 、 フ ロ ン ト ド ア ・ ロ ッ ク ・ キ ー ( 2個 付 属 )
電源ランプ、ハード・ディスク装置動作ランプ
スピーカ
あり
カレンダ機能
年月日時分秒(電池によるバックアップ)
電源
AC100V± 10% 、 周 波 数 50/60MHz
セキュリティ・システム
消費電力
エネルギー消費効率
そ 環境条件
の
他 外形寸法
質量
最 大 420W
注2
標 準 150W
150W
温 度 : 10∼ 35℃ 、 相 対 温 度 20% ∼ 80% ( た だ し 結 露 し
ないこと)
180[340 注 3 ](幅 )× 595(奥 行 )× 590(高 さ )mm
25kg
( 注 2) 省 エ ネ 法 に 基 づ く 表 示
( 注 3) 転 倒 防 止 脚 を 含 ん だ 寸 法 で す 。
128
付 録 2 コ ネ ク タ 仕 様
付録2 コネクタ仕様
付 2.1 シ リ ア ル 用 コ ネ ク タ (COM1、 COM2)
9ピ ン ・ オ ス 型 、 D-SUBコ ネ ク タ
ピン
I/O
1
2
3
4
5
6
7
8
9
I
I
O
O
―
I
O
I
I
機 能
デ ー タ ・ チ ャ ネ ル 受 信 キ ャ リ ア 検 出 ( CD)
受 信 デ ー タ ( RD)
送 信 デ ー タ ( SD)
デ ー タ 端 末 レ デ ィ ( ER)
信 号 用 設 置 ( SG)
デ ー タ セ ッ ト レ デ ィ ( DR)
送 信 要 求 ( RS)
送 信 可 ( CS)
被 呼 表 示 ( CI)
129
付 録 2 コ ネ ク タ 仕 様
付 2.2 パ ラ レ ル 用 コ ネ ク タ
13
1
25
14
25ピ ン ・ メ ス 型 、 D-SUBコ ネ ク タ
ピン
I/O
1
2
3
4
5
6
7
8
9
10
11
12
13
14
15
16
17
18
19
20
21
22
23
24
25
I/O
I/O
I/O
I/O
I/O
I/O
I/O
I/O
I/O
I
I
I
I
O
I
O
O
―
―
―
―
―
―
―
―
機 能
-STROBE
データ・ビット0
データ・ビット1
データ・ビット2
データ・ビット3
データ・ビット4
データ・ビット5
データ・ビット6
データ・ビット7
-ACK
BUSY
PE
SLCT
-AUTO FEED
-ERROR
-INIT
SL CT IN
GND
GND
GND
GND
GND
GND
GND
GND
130
付 録 2 コ ネ ク タ 仕 様
付 2.3 デ ィ ス プ レ イ 用 コ ネ ク タ
5
1
16
6
15
11
15ピ ン ・ メ ス 型 、 ミ ニ D-SUBコ ネ ク タ
ピン
I/O
1
2
3
4
5
6
7
8
9
10
11
12
13
14
15
O
O
O
―
―
―
―
―
―
―
―
―
O
O
―
機 能
R
G
B
リザーブ
ディジタルG
Rリ タ ー ン
Gリ タ ー ン
Bリ タ ー ン
誤挿入防止
ディジタルG
リザーブ
リザーブ
H同 期
V同 期
リザーブ
Rリ タ ー ン 、 Gリ タ ー ン 、 Bリ タ ー ン = ア ナ ロ グ GND、
デ ィ ジ タ ル G= 同 期 リ タ ー ン 及 び セ ル フ テ ス ト 信 号 用 デ ィ ジ タ ル GND
131
付 録 2 コ ネ ク タ 仕 様
付 2.4 キ ー ボ ー ド 用 コ ネ ク タ 及 び マ ウ ス 用 コ ネ ク タ
キ ー ボ ー ド 用 コ ネ ク タ と マ ウ ス 用 コ ネ ク タ は 共 に 6ピ ン ・ ミ ニ DINコ ネ ク タ
です。
電圧と信号は両コネクタ共通です。
6
5
4
3
2
ピン
I/O
1
2
3
4
5
6
I/O
―
―
―
I/O
―
1
機 能
データ
リザーブ
GND
+5 V DC
クロック
リザーブ
!注意 キーボード用コネクタとマウス用コネクタは物理的、電気的に
は互換ですが、違うコネクタに接続された場合にはキーボード
もマウスも動作しません。
132
付録3 ハード・ディスク装置の取付け位置
付録3 ハード・ディスク装置の取付け位置
(1)デュプレックスを行わない場合
ディスク装置
格納庫番号
ハード・ディスク装置の台数
1台
2台
3台
4台
5台
6台
7台
8台
格納庫1
○
(#0)
○
(#0)
○
(#0)
○
(#0)
○
(#0)
○
(#0)
○
(#0)
○
(#0)
格納庫2
−
○
(#1)
○
(#1)
○
(#1)
○
(#1)
○
(#1)
○
(#1)
○
(#1)
格納庫3
−
−
○
(#2)
○
(#2)
○
(#2)
○
(#2)
○
(#2)
○
(#2)
格納庫4
−
−
−
○
(#3)
○
(#3)
○
(#3)
○
(#3)
○
(#3)
格納庫5
−
−
−
−
○
(#0)
○
(#0)
○
(#0)
○
(#0)
格納庫6
−
−
−
−
−
○
(#1)
○
(#1)
○
(#1)
格納庫7
−
−
−
−
−
−
○
(#2)
○
(#2)
格納庫8
−
−
−
−
−
−
−
○
(#3)
○:取り付ける
−:取り付けない
(
) 内 は SCSI ID
*補足
・ SCSI IDは 、 ハ ー ド ・ デ ィ ス ク 装 置 を バ ッ ク プ レ ー ン ・ ボ ー
ドに差し込むことによって自動的に設定されます。
133
付録3 ハード・ディスク装置の取付け位置
(2)デュプレックスを行う場合
表 中 の ア ル フ ァ ベ ッ ト ( A ∼ D) は 、 ど れ と ど れ が デ ュ プ レ ッ ク ス の 対
に な る か を 示 し ま す 。 例 え ば 、 Aと A'が 対 に な り ま す 。
ディスク装置
格納庫番号
ハード・ディスク装置の台数
2台
3台
4台
5台
6台
7台
8台
格納庫1
A○
(#0)
A○
(#0)
A○
(#0)
A○
(#0)
A○
(#0)
A○
(#0)
A○
(#0)
格納庫2
−
○
(#1)
B○
(#1)
B○
(#1)
B○
(#1)
B○
(#1)
B○
(#1)
格納庫3
−
−
−
○
(#2)
C○
(#2)
C○
(#2)
C○
(#2)
格納庫4
−
−
−
−
−
○
(#3)
D○
(#3)
格納庫5
A'○
(#0)
A'○
(#0)
A'○
(#0)
A'○
(#0)
A'○
(#0)
A'○
(#0)
A'○
(#0)
格納庫6
−
−
B'○
(#1)
B'○
(#1)
B'○
(#1)
B'○
(#1)
B'○
(#1)
格納庫7
−
−
−
−
C'○
(#2)
C'○
(#2)
C'○
(#2)
格納庫8
−
−
−
−
−
−
D○
(#3)
○ :取り付ける
−:取り付けない
(
) 内 は SCSI ID
*補足
・ SCSI IDは 、 ハ ー ド ・ デ ィ ス ク 装 置 を バ ッ ク プ レ ー ン ・ ボ ー
ドに差し込むことによって自動的に設定されます。
134
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