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指 揮 ウル デ ィス ・コカース
Pa■ 1
エス トエア・
ロシアの作曲家 による作品
リトアニア・
SANCTUS
Mikal可us K.CiurliOniS(1875-1911)
‐
1
ミカローユス・
チルリオーニス (リトアェア)
TAU BET KOKIOS SUTEWItOS SVIESIONS
詩篇 139
Vaclovas Augustinas(1959-)
ヴァッロヴァス・
アウグスティナス (リトアニア)
HYMNE A SAINT MARTIN
聖マルティンの賛歌
Vaclovas Augustin4s
CANTATE DOMINO
新 しい歌を主に向かって歌え
Vytautas MIiきkinis(1954-)
ディタウタス・ミシュキエス (リトアニア)
DONA NOBIS PACEM
平和を我らに
Urmas Sisask(1960-)
シサスク (エストエア)
ウルマス・
BOGORODITSE DYEVO
アヴェ ・マ リア
Arvo Part(1935-)
ベルト(エストエア)
アルヴォ・
KANGAKUDttISELAUL
糸紡ぎの歌
Eduard Ctta(1905-195の
BEЧ EPHtt My3Ь
入 り日
-
1
つU
聖 な るか な
1-4
1-6
17
エ ドゥアルド│オヤ (エストエア)
花
lerli Gavrilin(1939-1999
ヽ
IKA
Б」
IA「 OC」 IOBИ ;ДyШ E MOЯ
神を賛美せよ、わが魂よ
18
ヴァレリー ・
ガヴリーリン (ロシア)
Sergtt Rahmaninov(1873-1943)
1-9
,「OCIIOД A
セルゲイ・ラフマニノフ (ロシア)
Alcksandr Flar14ovsky(1931う
110
KA」 IИHKA
カリンカ
アレクサンドル ・
フラルコフスキー (ロシア)編 曲
休
憩
、
P例代2
ラ トヴィアの作曲家 に よる作品
RUDENS DZIESMA
秋の歌
ぬnis lvanovs(1906中
1983)
ヤーエス・
イヴァノフス
21
MIGLA
霧
Jあnis lvanovs
2-2
QUASIUNA SONATA PER CORO DA CAMERA
室内合唱のためのソナタ
r
Adol亀SIcuttc(1909-200o2 3
JURAS DZIESWIAS
組曲 「海の歌J
Pauls Dambis(1936中 )
パウルス・ダンビス
アドルフス・
スクルテ
24
l.P耐 1,p洸1,veJa mtte
吹け、母なる風よ
2.Sodien saule tumきa tck
陽は陰 り
3.Zvan'RIga,Jelgava t
リガとイェルガヴァの鐘
Ave Maria
アヴェ ・マ リア
Rihards Dubra(1964-)
O Saltaris Hostia
おお、尊い犠牲
Eriks ESENヽ 次 LDS(1977-)26
エーリクス・
エシェンヴアルツ
SAVA TAUTA
我が民
PSteris Vasks(1946-)
ペーテリス・ヴァスクス
AIZEL,LIETN
雨よ、静まれ
Ilona Rllpaine(1966-)
夕
1/7ミ
イローナ ・
イネ
25
リヒャルト・ドゥブラ
27
28
合唱指導 ・曲解説
松原 千 振
Part 2 1解説
※ヴォカリーゼょり
25
Ave MIaria
リヒャル ト・ドゥブラ (1964)
イヴアノフスは、多様な自然の現象を、歌詞を全 く用いず、
エ レジーJ
ヴォカリーゼのみで表現することを試みた。 「
ラ トヴィア人若手作曲家、ド ウブラは無伴奏のラテン語宗教
曲を、簡潔な様式で著 している。Ave Manaは拍節を一定 し
「
渡 り鳥J「 雨」 「
冬の朝J… 等全 12曲。作曲者 自身はど
のようなヴォカリーゼかは指定せず、演奏者に任せるという
ないアル トの朗唱に始まり、他のパー トは交唱風にテキス ト
珍 しい作品である。
を唱えてゆ く。l■
4 式においては、中世の単旋律聖歌の伝統を
受け継 ぐ作風である。
21秋 の歌
ヤーニス ・イヴァノフス (1906‐
1 983)
2-6
O Saltaris Hostia
エー リクス ・エ シェンヴァルッ (1977)
秋の陽差 しの中で女声 と男声が対話するように出は始まり、
何かを収めようとする小節の終わ りに時折アクセン トが施さ
ラ トヴィア人若手作曲家 の深み のある宗教音楽である。 ソプ
れている。それは迷いからの脱出を試みているのか。調に逆
ラノのソ リス ト群 と、オルガンを思わせ るハ ー モ ニー によっ
うような臨時記号もどこか動きを探っている。だが、次第に
て全体が構成 されている。 ソリス ト群 は単純なメロディー を
夕陽が沈む ごとく、終止形を見出し、曲の始まりと同じ和音
少 しずつ変 奏 させ なが ら、細やか な ニ ュア ンスを 表現 し、
ハー モニー は深 く、 また石造 りの建築物を思わせ、そ こに悠
に帰ってゆく。
久す ら感 じさせ る。
22霧
ヤ ーニス ・イヴァノフス ( 1 9 0 6 1 9 8 3 )
27
我 が民
ペーテリス ・ヴァスクス (1946‐
)
そ の 中の 「霧 」 は 6 曲 目に あ た り、 音 もな く霧 が 漂 う様
子 が 、 また突 然 の風 に 霧 が ゆ れ る よ うな雰 囲気 が描 かれ
現代 ラ トヴィアを代表す る作 曲家、 ヴ ァス クスは、音楽
てい る。
全般 に 多 くの作 品 を残 し、合 唱 におい て も 「母 な る太
Dona nobis pacemJ
陽J管 弦楽 またはオルガ ンを伴 う 「
等、大規模 な作 品を書 いてい る。無伴奏合唱の この作品
は 自らの国へ の愛が表現 され、和音 は実 に多様 な色彩 を
放 ち、 一 見普通の合 唱曲 と思わせ、そ こに独 自の音 が密
23室 内合唱 のための ソナ タ
んでいる。
スクルテ (19092000)
アトルフス ・
ヴォカリーゼによる変化に富んだ作品である。 バロ ックrEl
で もあ り、 また打楽器が沢 山鳴 っていた り、教会の鐘が
段々 と鳴っているようでもある。 リズムの繊細さは特に内
声に配 され、内なる鼓動を意 味 しているのか。各声部に役
割が分担された独 自性ある作品である。
28
雨 よ、鎮 まれ
イローナ リレパ イネ (1966)
嵐が去 り、陽の光を待つ様子が歌われている。ルパイネはオ
スティナー トをまず施し、4拍子と3拍子を組み合わせるこ
とにより、拍節により音の多様性を表現している。
24組 曲 「
海 の歌」
パ ウルス ・ダ ンビス (1936‐
)
ラ トヴィアに伝わる民話のような詩にダンビスが幻想的な音
楽 とした組出である。海に吹 くおだやかな風、しか し天候は
変わ り始め、町に鳴 り響 く鐘の音が海に出ていた人々の急変
を告げる。海の男たちの母 ・姉妹 ・恋人たちの深い嘆き。ク
ラスター トー ンで表現される海風、男声の不安な予告等、幅
広い表現が、作品の大きさを示 している。
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