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第40号 - bllnara

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第40号 - bllnara
(1)
ほっと ねっと
2005.12.1 第
40 号 編集・発行 ほっとねっと
奈良市大安寺 1-23-1
代表 伊藤 満
● tel 0742-64-0015
● email [email protected]
● HPurl
http://www.bllnara.jp/hotnet/top.html
なら自然フェスティバル
晩秋の明日香で
盛大に開催
「親子で自然の中で、様々な体験遊び
を楽しもう」と、なら自然フェスティ
バルが 11 月 23 日、国営飛鳥歴史公
園・石舞台地区で開催され、約800人
の人出でにぎわいました。
獅子舞も登場し、愛嬌をふり
まいた。お手玉、竹馬など、思
い思いの遊びを満喫した
このイベントは、NPO 奈良ネイチャーネット
(谷口暁代表)の呼び掛けで、吉野のフリース
遊びやイベントのコー
クール「NOLA」(佐藤透代表)、それに「ほっと
ナー に別れ、参加者は
ねっと」が実行委員会団体となり、県、県教委、
思い思いの遊びを体験。
橿原市教委などの後援、県内各地の体験、遊び
お手玉や竹馬、段ボー
等のボランティア、労働組合、NPO などの協力 ル工作、牛乳パックを使ったヒコーキやブーメ
を得て開催されたもの。7 月に奈良県文化会館 ラン、スライムづくり等に夢中(ムキ)になっ
で開催した「センスオブワンダー」講演会の続 て遊ぶ姿が見られました。また、
「連合橿原地域
編とでもいえる企画です。
協議会」のみなさんによる餅つきは、大好評。
野外での開催と言うこ スタッフがフル回転でついても追い付かないほ
とで心配された天気も、 どでついに途中で品切れに。「おはなしポケッ
この上ないというぐらい ト」の紙芝居や「奈良県ネイチャ−ゲーム協会」
の快晴。
のゲームや自然観察も、時間のたつのもわすれ
午前11時。御杖村・天 るほどで、終了予定時間をオーバーしても終わ
突座の太鼓が石舞台に響 らないコーナもありました。
きわたりました。続いて 親子で自然の中で思いきり遊ぶと言う所期の
最近はなかなか見ること 目的は充分に達成できたと思いますし、様々な
ができなくなった獅子舞 ボランティアグループと交流できたことも、
も登場。ユニークな獅子 「ほっとねっと」としては有意義であったと思
のしぐさやかわいい子ど います。 個人的には、ネイチャ−ゲーム(「コ
も天狗の登場に参加者は ウモリとガ」と「フィールドビンゴ」)がけっこ
大喜びしていました。
う楽しめました。「ひーとびーとの森」でメ
その後は、様々な体験 ニューに入れてもいいかもしれませんね。
(2)
ほっと ねっと
地域子ども教室事業
森のプレイパーク
で
ピザを焼く!
1 1 月 1 9 日のプレイ
いっしょにみんなでいただきま
パークには親子サークル
した。森のピザは、ほんまにう
の9家族約 30 人のみな
まい!
さんが参加しました。
このあと、ほだ木で大きくな
1 0 時頃森に到着した
り始めた椎茸を見ました。子ど
一行に、まずはガイダンス。 もたちの希望で一本ずつ採取
この日の活動は、最近完成し
し、以前収穫したものとあわせ
たパン焼き窯を使ってのピザ
て焼き椎茸も味わいました。
づくりです。炊事場、パン焼
昼食後は「いいもの探し」ゲーム。森の「いいも
きがまの火の準備、材料の準
の」を探してこれた人は認定証をもらえます。認定
備ができるまで上のプレイ
証は他の人が持っていて、自分の認定証を持ってい
パークで遊ぶことに。準備に
る人を見つけ、「いいもの」をみせます。そうして
残った人は火を熾してパン窯
やっと認定証がもらえます。森の観察と友達づくり
をどんどん加熱します。11 時
が同時にできるオリジナルゲームです。
半頃からSさんの指導で、パイ
この後、さらに上の方へみんなでお散歩し、晩秋
生地を円盤状に延ばし、その上にピーマンやゆで卵
の森を観察しました。あちこちに実をつけているミ
やトマトなど、好きなものをトッピングします。
ヤマフユイチゴ。食べ物を探しに来たシカの足跡。
準備ができた計4個のピザをいよいよパン焼き釜
大きな朴の木の落ち葉や葉を落としたクルミの芽。
へ。この窯は余熱で焼く方式で、まず窯の中の火を
そしてチャワンダケや話題のスギヒラタケなどを歩
掻き出します。参加者全員が釜の前に全員集まっ
きながら観察しました。
て、あーだ、こーだと言いながらピザを投入。奥の
若いボランティアスタッフも、だんだん火の扱い
2枚は入れてから10分ほどでいい焼き具合にな
に慣れ、調理メンバーの力強い見方となっていたこ
り、あとの2枚は奥へ入れてさらに 10 分ほど。取
とを付記しておきます。お疲れ様でした。
パン焼き窯でピ
ザを焼きました。
り出せば生地とチーズの香ばしい香り。シチューと
12 月のプレイパーク
冬ならではの楽しみ方で
「ひーとびーとの森」も秋から冬に向かいつつ
雪が降れば雪だるまやそり遊
あります。山芋のムカゴが落ち、代わって紅葉の
び。寒さに負けずに元気に遊び
中でサルトリイバラやミヤマフユイチゴの赤い
ましょう。
冬に実をつけるキイ
チゴもあるんです
実が鮮やかです。椎茸ももう少し出てきそうで
す。風は冷たいけど、寒い冬ならではの森の過ご
12 月のプレーパークは3(土)、4(日)、10(土)、
し方もあります。完成したパン焼き窯を使って
11(日)、17(土)、18(日)、21(水)日。いずれも朝
のパンやピザ作り。焼き芋や鍋物。冬枯れの森の
10時から午後4時までオープンしています。ぜ
散策もまた味わい深いものがあります。そして
ひ来場を。
ほっと ねっと
(3)
「2005 協働フォーラム」/ 県と奈良 NPO センターの共催で
NPOと行政、企業の
いい関係とは?
主催者あいさつする奈良 NPO センターの
仲川理事長
■『協働』をどう考えるか?
はま」のお話では、
「当初、行政とは大変仲が悪かっ
今後の NPO 活動を展望する上で、
「協働」はひと
た」ということで、試行錯誤の段階ではお互いの共
つの重要なキーワードとなっています。11月20日、 通認識を作るまでに様々な苦労があった、というこ
橿原市大久保町の県社会福祉総合センターで「私を
とです。
変える、社会を変える、これからの協働をより発展
■企業との協働
させるために」をテーマに県と奈良NPOセンターの
また今日、CRS(corporate social responsibility=企
共催で「2005 協働フォーラム」が開かれ、ほっと
業の社会的責任)ということが強調され、
多くの企業
ねっとからも参加しました。
でNPOの支援活動等もはじまっていますが、大阪ガ
主催者を代表して仲川順子奈良 NPO センター理
スの方のお話では「企業の側が NPO と協働するに
事長が「数多くの NPO ができているが、『協働』を
は、やはりそれなりの必然性(双方にとってのメ
どう考え発展させていくかは大きな課題。学びと交
リット)
、持続性、情報公開といったものが必要」と
流の場にしたい」と挨拶。基調講演として財団法人
のことでした。NPO の側も、自分達の思いだけを認
日本国際交流センター 理事長の山本正さんが記念
めさせようとするのでなく、公益性や必要性、実現
講演し、自身の長年つちかってきた経験から「現場
可能性を充分に検討し、双方が相乗効果をあげられ
を知るNPOやNGOの活動が重要になってきている」 るような関係を作ることが必要だと感じました。
と指摘されました。
■対等な立場で
その後「県とNPO の協働事業の実例から学ぶ」と
奈良県では、NPO も行政もまだまだ「付き合い方
して、NPO奈良情報セキュリティ研究所、奈良SGG
にとまどっている」という状態ではないでしょう
クラブ、NPO奈良ストップ温暖化の会からそれぞれ
か。一時の「はやり」としての NPO ではなく、しっ
県との協働事業に取り組んできた経緯とその成果・
かり地道な活動に取り組んでいかないと、様々な困
課題について報告がありました。これを受けて、中
難を乗り越えていけません。自立した市民運動組織
川・塚山大学教授や中澤・県生活環境部次長らによ
としてのNPOでないと、行政や企業と対等な立場で
るパネルディスカッションでさらに議論を深めまし 「協働」できません。熱い思いを持ちながらも、現実
た。盛り沢山の内容でしたが、充実した、時間を感
的なマネージメントをしていかないと、活動は持続
じさせない内容で、様々な面で参考になりました。
できません。
■行政との協働
「ほっとねっと」は来年度、県との協働事業で「人
「協働」というと、まず行政との協働が思い浮かび
権ファシリテータ・コーディネータ養成講座」に取
ますが、行政の下請けになっていはいけないことは
り組むことになっていますが、この企画自体が奈良
もちろんだし、行政の側にそのような発想があると
NPOセンターと県との協働事業ということで、その
すれば、それはNPOの側から厳しく指摘していかな
実際をつぶさに見せていただいた気がします。
いといけません。パネリストの「市民セクターよこ
(4)
ほっと ねっと
野次馬情報
掲示板
参加費 500 円
持物 筆記用具、敷物、バンダナ、雨具
7
動きやすい服装、運動靴で。
申込み、問い合わせ 奈良県環境県民フォーラム事
務局(tel/0742-27-8732)
。12 月 7 日までに申込
●第 8 回人権ウォーク
人権週間に、大和路の人権スポットを訪ね歩く恒
を。
主催 奈良県ネイチャ−ゲーム協会
例の人権ウォーク。今年は大和高田市内を歩きま
す。参加者には記念品も。人権と健康のために、是
●橿原市人権市民講・手話で歌おう
非御参加を。
夢と出会いとやさしさと〜音楽を通して人権を学
日時 12 月 10 日(日)
(小雨決行)
ぼう
13:00 集合(JR 大和高田駅東口駅前広場)
場所 大和高田市内。
演奏とトーク、手話をまじえたステージで人権問
題について学びます。
参加費 無料(記念品進呈)
主催 人権確立をめざす県民会議
日時 12 月 11 日
申込み 同会議事務局まで、電話、FAX で。
講師 かぎろひ夢バンドさん
TEL 0742-64-1631)
、FAX 0742-64-1640
定員 30 人
問合せ 橿原市人権施策課(TEL 0744-22-4001)
●映画「ベアテの贈り物」上映会
個人の尊厳と男女平等を定めた憲法 24 条は、男
●大和郡山市人権フェア
女平等と日本の女性の社会的地位向上に大きく寄与
日時 12 月 10 日(土)13:00 〜 15:00
してきました。この条文は、当時 GHQ 民政局にい
場所 やまと郡山城ホール て、日本の女性の立場をよく認識していたベアテさ
(大和郡山市北郡山町211−3)
んの尽力によって盛り込まれたもの。憲法論議がか
内容 第4回ショートレター入賞者発表と朗読、幼
まびすしい昨今、24 条のルーツを確認する意味で
も意義深い取り組みだと思います。
稚園児の演技 定員
300 人
問合せ 大和郡山市人権施策推進課
日時 2006 年 1 月 26 日(土)13:30 〜 15:40
(0743-53-1151/ 内線 334)
場所 桜井市まほろばセンター 多目的ホール
桜井駅南出口より 1 分、エルト桜井 2F
内容 映画「ベアテの贈り物」上映
お話 仲川順子さん(奈良 NPO センター)
参加費 500 円 先着 200 人
参加申込み 電話ファックス Email で事務局まで
tel&fax/0744-42-2656
e-mail [email protected]
お問合せ 女性の広場さくらい事務局
●人権展 ぴーす・おぶ・さくらい
日時
12 月 3 日(土)〜 11 日(日)9:00 〜 19:00
場所
まほろばセンター 市民ふれあいホール (桜井市
桜井1259 エルト桜井2階)
内容
市内保・幼・小・中・各団体等の、反戦・平和・あ
らゆる差別の撤廃を訴えた作品やポスター等を展示
問合わせ 桜井市人権課人権係
(TEL 0744-42-9111/ 内線 561)
●ネイチャ−ゲームで自然と遊ぼう
●県男女共同参画計画 意見募集
ネイチャ−ゲームは、様々な感覚を使って、ゲー
奈良県では、
「男女共同参画」のための新しい基本計画
ムや散策をして自然と親しむ活動です。楽しみなが
の策定を進めており、
「奈良県男女共同参画計画(素案)」
ら豊かな感性、自然への理解を深めてみませんか?
を公表して、県民の意見(パブリックコメント)を募集し
日時 12 月 11 日(日)午前 9 時〜 12 時
ている。締切りは 12 月 12 日(必着)。提出・問合せは奈
場所 国営飛鳥歴史公園石舞台地区
良県男女共同参画課「奈良県男女共同参画計画」担当(tel/
(近鉄橿原神宮駅よりバスにて石舞台バス停すぐ) 0 7 4 2 - 2 7 - 8 7 2 9 ) まで。詳しくは H P 参照(h t t p : / /
対象 自然体験活動に興味のある人(高校生以上) www.pref.nara.jp/danjo/keikaku/keikakutop.htm)。
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