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2016 年 ビジネスと人権に関する国際会議 in 東京

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2016 年 ビジネスと人権に関する国際会議 in 東京
2016 年 4 月吉日
「2016 年 ビジネスと人権に関する国際会議 in 東京」についてのご案内
経済人コー円卓会議日本委員会
専務理事兼事務局長 石田 寛
本年度も 9 月 15・16 日にて「2016 年 ビジネスと人権に関する国際会議 in 東京」を開催致します。
昨年(2015 年)
、世界的に重要な 3 つの動きがありました。6 月には、G7 サミットにおいて、エルマウ・サミ
ット首脳宣言1が出されました。ここにおいて G7 首脳は、
「ビジネスと人権に関する指導原則」を強く支持するこ
と、実質的な国別行動計画(ナショナル・アクション・プラン、NAPs)を推進させ、苦情処理メカニズムを強化
し、持続可能なサプライチェーンを促進させることを宣言しました。9 月には、国連サミットにおいて、持続可能
な開発目標(Sustainable Development Goals)2が採択されました。さらに 12 月には、COP21(国連気候
変動枠組条約第 21 回締約国会議)において、2020 年以降の温暖化対策の国際枠組みである「パリ協定」が採択
されました。
持続可能性に対する意識が世界的に高まる中で迎えた 2016 年、日本は 2 つの点で大きな注目を集めることが想
定されます。一つには 5 月、日本(伊勢志摩)において G7 サミットが開催されます。ここでは、前 G7 におい
て宣言された内容に対する取り組み状況や成果が確認されます。当然のこととして、日本における進捗状況につい
ても議論される予定です。さらに、2016 年はオリンピック年であり、8 月から 9 月にかけてリオオリンピック・
パラリンピックが開催されます。この終了と同時に、2020 年大会を 4 年後に控えて準備が本格化する東京に対
して、それが持続可能性に配慮されたものであることに対する世界の監視の目が厳しくなるでしょう。
この状況下で、日本における「ビジネスと人権」に関する取り組みの推進とこれを世界に発信していく場が、これ
まで以上に重要になってくると考えます。当会では 2013 年より「ビジネスと人権に関する国際会議 in 東京」を
開催し、日本における「ビジネスと人権」に関する取り組みを紹介および世界に発信して参りました。2016 年
も引き続き、この国際会議を実施する予定です。なお、この国際会議の中では、今年 5 年目を迎えるステークホ
ルダー・エンゲージメントプログラム(当会が事務局として機能)および、その参加企業の「ビジネスと人権」に
関する取り組みについても紹介の予定です。また、この会議の結果は、10 月のワシントン D.C.での会議や 11 月
に国連が開催する第 5 回 UN Forum on Business and Human Rights において世界に向けて情報発信をして
いきます。
当会が最も注力していることは、このサステナビリティ界をリードしているイニシアティブ団体と連携し、どのよ
うにして企業及び東京オリンピック大会に関わる方々が円滑なビジネスを遂行することができるのか、「正当性の
担保」を取得するためのグローバルでの円卓会議(ROUND TABLE)フレームワークを構築していきます。
1
2
外務省、2015 G7 エルマウ・サミット首脳宣言(仮訳)http://www.mofa.go.jp/mofaj/ecm/ec/page4_001244.html
外務省、持続可能な開発のための 2030 アジェンダの策定 http://www.mofa.go.jp/mofaj/gaiko/oda/doukou/mdgs/p_mdgs/index.html
経済人コー円卓会議日本委員会
〒150-0031 東京都渋谷区桜丘町 29-33 渋谷三信マンション 505 号室
電話: 03-5728-6365 FAX: 03-5728-6366 http://www.crt-japan.jp
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主 催(予定)
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経済人コー円卓会議日本委員会
Caux Round Table Japan
(CRT-Japan)
人権ビジネス研究所 Institute for Human Rights and Business (IHRB)
ビジネス・人権資料センター Business & Human Rights Resource
Centre (BHRRC)
海外スピーカー
(予定)
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日 時
9 月 14 日(水)協賛企業・関係団体との個社別意見交換会
人権ビジネス研究所(IHRB)
ビジネス・人権資料センター(BHRRC)
ドイツ人権研究所 (German Institute for Human Rights)
(DIMR)
デンマーク人権研究所(The Danish Institute for Human Rights)
(DIHR)
International Corporate Accountability Roundtable (ICAR)
Sedex
ASEAN CSR Network
Verisk Maplecroft
※貴社ステークホルダーダイアログとしてご活用ください。
9 月 15 日(木)国際会議
9 月 16 日(金)国際会議
場 所
AP 東京丸の内
9:30~17:30(受付開始 9:00)
9:30~17:30(受付開始 9:00)
(日本生命丸の内ガーデンタワー3 階)
アクセスはこちら(http://www.ap-marunouchi.com/info/access.html - access)
三田線「大手町駅」D6 出口直結
JR「東京駅」
、丸ノ内線「東京駅」
「大手町駅」
、千代田線「大手町駅」
、東西線「大
手町駅」
、半蔵門線「大手町駅」徒歩数分
対象者
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定 員
200 名(2 日間)
(日英同時通訳付き)
参加費
参加者 1 名につき、税抜きで以下の通りです。
CSR、調達関連、経営企画、人事、リスクマネジメントのご担当
NGO/NPO
学術・研究者
マルチステークホルダー

お申し込み
2 日間通し参加費
企業:55,000 円、NGO/NPO 及び学生:10,000 円
 1 日のみ参加費
企業:30,000 円、NPO/NPO および学生:5,000 円
以下のリンクより、お申し込みください。【受付締切日:8 月 26 日(金)
】
https://business.form-mailer.jp/fms/96d010ce52823
お問い合わせ
ご不明な点がありましたら、下記までお問い合わせください。
CRT 日本委員会
TEL:03-5728-6365
※
Email: [email protected]
国際会議開催前日(14 日)には、協賛企業向けに、「ビジネスと人権」に精通するグローバルな有識者との
CSR リスクに関する個別意見交換会を開催いたします。ご興味がございましたら、個別にご相談下さい。
経済人コー円卓会議日本委員会
〒150-0031 東京都渋谷区桜丘町 29-33 渋谷三信マンション 505 号室
電話: 03-5728-6365 FAX: 03-5728-6366 http://www.crt-japan.jp
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「2016 年 ビジネスと人権に関する国際会議 in 東京」
(プログラムについては一部変更する可能性があります)
■ 第 1 日目:9 月 15 日(木)
「ビジネスと人権」の分野で活発に活動する国際団体から、国別行動計画(National Action Plan)
と「ビジネスと人権」についての考え方をご紹介します。さらに、本年度日本及びタイで実施され
る「2016 ステークホルダーエンゲージメント・プログラム」から課題を取り上げて、国内外の
有識者と企業参加者を交えて各課題に対しての取り組みについてディスカッションを行います。ま
た、
「ビジネスと人権」の分野で先進的に取り組む日本の企業の事例をご紹介いたします。
9:00
受付開始
9:30
開会挨拶
10:00
海外有識者からの「ビジネスと人権」に関するグローバルトレンド紹介
海外有識者とパネルディスカッション形式で、各国における National
Action Plan 策定状況とビジネスへの影響について最新のグローバル動向
をお伺いします。
12:00
昼食
13:20 「ビジネスと人権」に関する日本及びタイにおける取り組み事例紹介(企業、NGO/NPO)
日本国内だけでなく、タイでも人権デューデリジェンスに関する取り組み、特にインパクト
アセスメントのニーズが高まってきています。その取り組みの事例をご紹介します。
「2016 ステークホルダーエンゲージメントプログラム」から導き出された人権課題
毎年開催しております「2016 ステークホルダーエンゲージメント・プログラム」では、
伊勢志摩サミット、SDGs、COP21 などで議論した課題を包含して日本国内でどんな課題を取り
上げるべきか発表します。因みに 2015 年度は、移民労働、女性活躍の推進、セクシャルマイノ
リティ、食の問題を取り上げました。
15:20
15:40
休憩
「業界毎に重要な人権課題」策定の取り組みと「サステナブル・ナビゲーション」
人権デューデリジェンスで求められていることを包括的にまとめ上げた「サステナブル・ナビゲー
ション」のツールをご紹介しながら、いかにしてサプライチェーンを含めたリスクマネジメント
体制を構築していくための仕組みをご紹介します。
日本企業の取り組み事例の紹介
人権方針の策定、マテリアリティ特定、インパクトア
セスメント等に関しての企業の取り組みをご紹介します 。
16:40
質疑応答
17:10
まとめ
17:40
初日終了
経済人コー円卓会議日本委員会
〒150-0031 東京都渋谷区桜丘町 29-33 渋谷三信マンション 505 号室
電話: 03-5728-6365 FAX: 03-5728-6366 http://www.crt-japan.jp
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■ 第 2 日目:9 月 16 日(金)
4 つのテーマ(①責任あるサプライチェーン、②苦情処理メカニズム、③メガスポーツイベントと
人権、④コーポレートガバナンスと「ビジネスと人権」)を取り上げます。特に 2020 年東京オリ
ンピック・パラリンピック競技大会に向けて、企業の責任ある調達慣行が世界から注目されている
ことから、ワークショップ形式としてメガスポーツイベント開催における業界ごとの課題や、そこ
から見えてくる日本企業が抱えるサプライチェーンの課題、更にはラギーフレームワークの 3 つ目
の柱の中で取り扱われる「救済メカニズム」について言及する予定です。より実践的な取り組みに
向けた議論の深堀を進めていきます。
9:00
受付開始
9:30
前日の振り返り
9:45
テーマ①:責任あるサプライチェーン
多くの企業 CSR や購買部門の方は、どこまでコストをかけてこのサプライチェーン構築に向け
た取り組むべきか悩んでいます。リスクを軽減するためにも具体的に何をすべきかグローバルな
動向を学ぶと同時に、果たしてその手法が日本企業に通用するのかどうかも含めて皆さまと一緒
に考えていきます。本セクションではどのようにマテリアルな課題を特定するか、またどのよう
に高いリスク度を有する地域やサプライヤーを特定するか、そしてどのように報告するかを考え
ていきます。
11:00
休憩
11:15
テーマ②:苦情処理メカニズム
「ビジネスと人権」を推進していく中で、もっともハードルが高いと言われている「苦情処理
メカニズム」については、改めて国内の動向を点検、整理し、今後何をすべきか要点を絞り
込んでいきます。本セクションでは OECD 多国籍企業行動指針で求められている国内連絡窓口
(NCPs)
、国内人権機関による苦情処理メカニズム、また企業レベルの相談窓口に関してご紹
介します。
12:30
昼食
14:00
テーマ③:メガスポーツイベントと人権
・
「ビジネスと人権」と 2020 年東京オリンピック・パラリンピックとの関わり
・2016 年のリオオリンピック大会から引き継がれるもの
・2020 年の東京オリンピック大会に向けてこれまで取り組まれてきたことと今後の
展開について
15:45
テーマ④:コーポレートガバナンスと「ビジネスと人権」について
2013 年より、国連「ビジネスと人権に関する指導原則」に則って企業の取り組みを評価するイニ
シアティブ「企業の人権ベンチマーク(Corporate Human Rights Benchmark: CHRB)
」が開
始されております。現在の対象事業は、アパレル、採取産業、農産物(食品)業界に限定されてい
ますが、今後は製造業(重工業・エンジニアリング業・軽工業)
、ICT・電子機械産業、金融業、製
薬業およびサービス業へ徐々に対象業界を拡大する予定です。本セクションでは CHRB の今後の
方向性を見定めていきます。
経済人コー円卓会議日本委員会
〒150-0031 東京都渋谷区桜丘町 29-33 渋谷三信マンション 505 号室
電話: 03-5728-6365 FAX: 03-5728-6366 http://www.crt-japan.jp
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16:30
まとめ
・ディスカッション形式で、海外有識者と参加者と共に、
今後どのような取り組みすることが正しいのか話し合
います。
17:30
閉会挨拶
以上
経済人コー円卓会議日本委員会
〒150-0031 東京都渋谷区桜丘町 29-33 渋谷三信マンション 505 号室
電話: 03-5728-6365 FAX: 03-5728-6366 http://www.crt-japan.jp
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