...

何度も いろいろな - 四国がんセンター

by user

on
Category: Documents
9

views

Report

Comments

Transcript

何度も いろいろな - 四国がんセンター
術後放射線治療を受けられる
さまへ
四国がんセンター
乳腺外科
病棟
主治医
受持ち看護師
2014.11.19 改訂
私たちは
Ⅰ、放射線治療に対する不安を軽減し、最良の状態で治療が
受けられるようにお手伝いします
Ⅱ、副作用を起こさず、順調に放射線治療が受けられ安心して
退院を迎えられるようお手伝いします
このパンフレットの内容は当院での標準的な医療を記載しています
あなたの身体の状態によっては内容どおりに進まないことも
ありますが、その都度対応していきますのでご安心ください
あなたのからだや気持ちのつらさについてお伺いします
1.からだの症状についてお伺いします
2.気持ちのつらさについてお伺いします
3.気がかりなことや心配していることがあればチェックしてください
□ 今の不安な気持ちや心配なことを相談したり聞いてほしいと思う
□ 仕事のことや治療費など経済的なことで相談したいと思う
□ 治療に伴い日常生活や通院など困ることがある
□ 家族(特に子ども)への病気の伝え方について相談したい
□ その他
4.. 気がかりなことや心配なことについて専門のチームへの相談を希望しますか?
□ からだの痛みや気持ちのつらさに対応する緩和ケアの医師や看護師や心理士
□ 仕事や経済的な問題、制度について対応する医療ソーシャルワーカー
□ 自宅での生活を支援するための介護保険の利用やかかりつけ医について
□ 現時点では希望しないが、今後必要時に相談したい
月
日
担当看護師:______
放射線治療は、腫瘍に放射線を照射することで、ダメージを与える治療法です
その際、治療に必要な最低限の周囲の正常組織も含まれます
そのため、副作用をできるだけ少なくし、放射線の効果を効率よく発揮できる
ようにすることがとても重要です
放射線は目にみえず、体に当たっても痛みを感じることはありません
また、手術のように大きな傷跡や変形を残すこともないため、臓器の形や働きを
残すことができる特徴があります
日々の治療による体の負担は少ないことから、外来通院での治療も可能です
しかし、腫瘍の種類や病巣の範囲によって放射線の効きやすさに違いがあります
目や消化管など、放射線に弱い臓器の近くに腫瘍があると、十分な線量をあてる
ことができない場合もあります
さらに、身体の負担をできるだけ少なくするために回数を分けて治療するのが
一般的で、治療期間が2ヶ月前後と長期になることもあります
☆放射線治療の進め方☆
放射線治療には「診察」「治療計画」「放射線の照射」「経過観察」の
4つのステップがあります
診察
放射線治療医師が、あなたの身体の状況や検査結果をもとに
放射線治療について治療の流れ、治療回数や副作用等に
ついて説明します
治療を開始する前に、放射線治療用のCT撮影を行います
そのCT画像をもとに身体のどの部分に、どれくらいの量の
放射線を照射するのかを決定します
治療計画
治療計画に要する時間は、約1時間ほどですが、複雑な場合
(シミュレーション)
もあり、もっと時間がかかることもあります
治療計画が終了すると、治療部位の皮膚に特殊なマジックで
印をつけます
照射
経過観察
治療は原則として月曜~金曜日の週5回です
土・日・祝日は休みになります
治療は、毎回同じ姿勢で行い照射時間は1ヶ所数分位で、
着替えも含めて約10~15分程度で終了します
放射線治療中は放射線治療医師が診察を行います
診察日は火・金曜日の週2回です
身体の症状で変わったことがあれば、何でもご相談ください
治療室には患者さん以外は入れません
治療室では、一人で治療を受けます
治療中は、操作室のテレビモニターで
放射線技師が観察しています
気分が悪くなったり、変わったことがあれば、
そのまま身体を動かさずにお話下さい
治療中は動かないで下さい
治療中に身体が動くと、患部に充分な
放射線が当たらず、周りの健康な組織に
悪影響を及ぼす可能性があります
決められた回数の治療が必要です
放射線治療は治療回数や期間が、治療効果と深く関係しています
身体の調子がよくなっているから、また反対に体調が悪く治療がつらいからといって、
自分の判断で治療をやめてはいけません
治療のための印は消さないで下さい
治療の印のマジックがうすくなったり、誤って消してしまった場合は、自分で書かないで
ください
治療の部位には、絆創膏や湿布など皮膚に刺激を与えるものを貼らないで下さい
放射線があたっている部分の皮膚は、治療の回数が増すごとに、日焼けと同じように焼けて
弱くなってきます
皮膚炎の症状にはアイスノンなどで冷やすと効果的です
しかし、治療後すぐに冷やすと治療効果に影響します
30分程度経過してから冷やすようにしましょう
病棟でも貸出を行っていますので気軽に看護師へお声かけ下さい
また、皮膚が赤くなったり乾燥してカサカサしたり、かゆみがあっても、自分の判断で軟膏
やクリーム・絆創膏をつけないで下さい
治療を受ける時間は大体決まっています
治療部から病棟に連絡があれば来ていただきます
治療室の中は、他の患者さんが治療をしていることがあります
お呼びするまで絶対に治療室の中には入らないで下さい
治療によりリンパ浮腫が起こる可能性があります
左右の腕を比べるなど、よく観察しましょう
放射線治療を受けられる患者さんへ
放射線治療は月~金曜日(土・日・祝日は除く)の週5日間行います
あなたの治療は(
/
)より開始し、(
)回の予定です
<初日の放射線治療の流れ>
1.放射線治療医師からの説明
↓
2.放射線治療前のオリエンテーション
↓
3.放射線治療計画用のCT撮影:10~15分(皮膚に仮の印をつけます)
↓
★放射線治療計画とは★
腫瘍や正常組織の状態などを考慮し、放射線をあてる場所、方向、範囲などを
決めています
この間は約30分以上かかりますので、病棟に帰っていただくこともあります
治療計画が出来次第、再度お呼びします
4.マーキング:10~15分(詳しく印をつけます)
↓
5.1回目の放射線照射
↓
6.病棟に帰る
<2回目以降からの治療時間について>
◆放射線治療は、外来通院で放射線治療を行う患者さんを優先しています
入院患者さんの治療を行う時間は固定ではなく、放射線治療を行う患者さんの
人数によって変動があることをご了承ください
◆お呼びした時に不在の時は、時間をおいて再度お呼びします
病棟で待機する必要はありません
◆放射線治療時間は放射線技師が調整をしています
外出外泊等で治療時間の希望がある場合は、前日までに直接放射線技師と相談を
して下さい
<2回目以降からの放射線治療の流れ>
1.放射線治療の順番が来たら治療部より病棟に連絡があります
病棟看護師がお知らせしますので、診察券を持ってHブロック受付にお越し下さい
↓
2.Hブロック受付で診察券か腕のバーコードで受付を行います
Hブロック受付スタッフより青いファイルをお受け取り下さい
↓
3.受け取った青いファイルをリニアック操作室83番のカウンターに提出して下さい
↓
4.お名前をお呼びしますので、それまで待合室でお待ち下さい
スタッフが治療室にご案内します
↓
5.治療が終了しましたら青いファイルは放射線技師が回収しますので、診察券を持って
病棟にお帰り下さい
◆火曜日と金曜日は放射線治療医師の診察がありますので、Hブロック受付でファイルを
受け取った後、79番の診察室前のカゴの中にファイルを入れてお待ち下さい
スタッフが診察室にご案内します
◆診察の後は<2回目以降からの放射線治療の流れ>に沿ってお進み下さい
◆何か不安なことがありましたら、何でもご相談下さい
◆わからないことや疑問、困ったことがありましたら、遠慮なく医師、放射線技師、
看護師に声をかけて下さい
<案
内
カゴ
Hブロック
受付
76
図>
男
性
トイレ
79
待 合 所
78
診察券か腕の
バーコードを
見せて、青い
ファイルを
受け取って
下さい
女
性
トイレ
女 性
トイレ
男 性
トイレ
火曜日・金曜日
はこちらで診察
を行います
マーキングや
治療計画用CTを
撮影する
部屋です
リニアック室
1
83
シミュレーター室
(操作・計画室)
リニアック室
2
治療の受付
カウンターは
こちらです
<体に付けた印の注意点について>
•体の位置を毎回合わせるために、青色の特殊なマジックで印をつけます
肌着に色が移ることがあるので汚れてもかまわない肌着を着て下さい
(色が移った衣類は洗濯しても落ちにくいため)
•皮膚に書いた印は、放射線治療がすべて(全回数)終了するまで使用する大切な印です
普通にシャワーや浴槽に入っても消えませんが、洗いタオルで印を強くこすったり、
長風呂やサウナなどに入ると印が消えることがありますので注意して下さい
濡れた肌はタオルで優しく押さえるようにして水分を拭き取って下さい
•印の上は洗浄剤をよく泡立て、泡を皮膚に塗るようにして洗って下さい
•印が薄くなったら、放射線技師が記入しますので、おっしゃって下さい
ご自分では書かないようにお願いします
<放射線を照射している皮膚のお手入れについて>
•印に囲まれている範囲の内側に放射線をあてています
治療の回数が進み、放射線治療が終了する日が近づくにつれて、日焼けと同じような
状態となり皮膚が弱くなってきます(放射線性皮膚炎といいます)
•日常生活のポイントとして、治療範囲内の皮膚には刺激を与えないことが重要です
また、刺激から皮膚を守るうえで保湿が重要となります
【保湿剤の塗り方のポイント】
・放射線を当てている部位に保湿剤をのせ、指のはらを使って「の」の字を書くように
優しく塗りましょう
・乳輪、乳頭、傷の上は乾燥しやすいので重ね塗りするとよいでしょう
わきにも忘れずに塗りましょう
・入浴後に塗るとより効果的です
保湿剤を使うことによって皮膚の乾燥を
防ぎ、潤いを保つことができます
ただし、保湿剤の成分によっては皮膚炎を
悪化させる場合があります
保湿剤を使用される場合は放射線認定看護師
または病棟看護師へご相談ください
の
のの
の の
の
<放射線皮膚炎を防ぐためにできること>
■放射線を当てているところを清潔に保つ
・シャワーのときは十分洗い流す
・水分は押さえるようにして拭く
■刺激から皮膚を守る
・下着や衣類はゆったりとしたものを使う
・照射しているところを直接日差しに当てない
・照射しているところにはカイロ、電気毛布、電気あんかは当てない
・温泉、プール、サウナ、岩盤浴、マッサージなどはできるだけ避ける
※放射線性皮膚炎が増悪してくると皮膚は乾燥して、痛みやかゆみなどを感じる
ようになります
こすったり、ひっかいたりせず放射線治療医師もしくは看護師にご相談下さい
必要に応じてお薬が処方されます
<放射線宿酔について>
・放射線宿酔とは、体の中に放射線という異物が取り込まれことによって起こる
一種のアレルギー反応と考えられています
・放射線治療を始めてから数日の間にあらわれますが、早い人では治療の初日から
症状を訴えることもあります
・症状としては、何となくだるい、疲れやすい、眠い、食欲がない、吐き気がする、
頭痛・めまいがするなどの症状があらわれることがあります
・これらは、乗り物酔いや二日酔い、つわりなどの症状に似ていることから
放射線宿酔と呼ばれています
一般的には一週間くらいで自然に改善します
このパンフレットには、病気や放射線療法、日常生活で注意して
いただきたいポイントなどを記載しています
また、より良い状態で退院を迎えられるよう、患者さんご自身の目標
を1週間毎にあげています
入院は約1ヶ月を予定しています
私達は、あなたが不安なく入院生活を送れるよう、サポートさせて
いただきます
入院日
月
日
今週の目標 入院生活、治療について、医師・看護師の
説明が理解できる
治療スケジュールを理解し、治療が開始できる
<時間>
<予定>
11:00
入院
12:00
昼食
このほかに以下のことを予定しています
・病棟案内
・血圧測定、身体測定
・入院生活の説明
14:00
18:00
検温
夕食
・パンフレットの説明
・患者基礎情報の聞き取り
治療の時間と重ならない時間帯で
入浴、シャワーをしましょう
治療時間は日ごとに異なります
あらかじめご了承下さい
21:30
消灯
*本日より治療が始まります
(マーキングには約15分程度かかります)
【医療スタッフの目標】
不安なく治療が進められるよう
援助させていただきます
<放射線治療中の日常生活>
~運動と休息について~
・治療期間中には、身体がだるくなる・食欲がない・吐気・嘔吐・下痢などの症状が
出ることがあります
人によって症状の出やすい人と出にくい人がありますが、一時的なことが多く、
治療が終われば徐々に治ってきます
・治療期間中には十分な休息と睡眠をとるように心掛けましょう
・土日や、祝日は治療がありません。担当医から許可があれば1泊2日の外泊や外出も
可能です
希望があれば看護師に申し出て下さい
・病院の敷地内の散歩などを行いましょう
~入浴、シャワーについて~
・湯冷めしない程度のぬるめのお湯で、短時間の入浴にしましょう
・長湯や熱いお湯は照射部位の充血を引き起こすため避けましょう
・照射部位の皮膚は弱くなっています
ボディソープは低刺激で弱酸性、
保湿剤成分入りが推奨されています
・しっかり泡立たてて乳房全体を
優しく撫でるように洗いましょう
・濡れた肌はやさしくタオルで押さえるようにして水滴をふき取って下さい
・脇毛の処理をする場合はカミソリを使用せず、電気シェーバーを使用するように
しましょう
~食事について~
・栄養のあるバランスの取れた食事をしましょう
・食事は最良の薬です
回復を早めるためにも、消化がよく、栄養価の高いものをとりましょう
(牛乳・チーズ・アイスクリーム・果物・野菜など)
・治療の影響により食道炎が起こることがあります
飲み込みにさや喉の痛み等があれば、医師・看護師へ相談してください
~衣服の選択について~
・すれ、しめつけ、圧迫される下着は皮膚炎などを悪化させることがあります
・柔らかい下着を着用するようにしましょう
(スポーツブラジャータイプや授乳時・手術時に使用したブラジャーなど)
~皮膚炎悪化時の軟膏について~
・皮膚炎悪化時にはリンデロンVG軟膏を担当医の指示で使用します
作用、注意点など参考にしてください
使用中に皮膚炎が悪化するなどの異変があった場合、相談して下さい
<リンデロンVG軟膏の注意点>
・適応:皮膚炎(発赤、痒み、湿疹、ただれなどがある部位)
けが、やけどにも使用できます
・用法、用量:1日1回程度、皮膚に薄く塗布してください
一度に多く塗ると使用した部分の皮膚が薄く弱くなるなどの
ステロイドによる皮膚障害が起こる可能性があります
・保管:常温で保管、薬の成分が変わってしまうおそれがあるため温度が高いところでの
保管は避けてください
・注意:塗った部分が日光に当たると、皮膚の色が変わってしまう可能性があるため
直射日光に当たらないよう気をつけて下さい
薬の効果がなくなってしまうため、お化粧下には使用しないで下さい
皮膚に塗る薬のため、目には入れないようにしてください
(大量に入ると、目の圧が上がり緑内障を引き起こすおそれがあります)
治療開始~1週目(2日目~7日目)
月
日 ~
月
日
今週の目標 放射線をあてている部位を自分で観察する
ことができる
治療が受けられるよう体調管理できる
<時間>
<予定>
6:00
起床
7:30
朝食
9:00
回診
10:00
検温
12:00
昼食
*放射線科からの連絡後、
Hブロックで治療を受けます
★放射線宿酔について説明します
説明日(
/
<放射線宿酔について>参照
18:00
夕食
21:30
消灯
【医療スタッフの目標】
不安なく身体のだるさや食欲不振、
吐き気などがないか観察します
)
治療開始~1週目(2日目~7日目)
月
日 ~
月
日
日付
/
/
/
/
/
/
/
メモ
(医療者への質問や今日の体調など自由にお書き下さい)
2週目(8日目~14日目)
月
日 ~
月
日
今週の目標 放射線をあてている部位を自分で観察する
ことができる
皮膚の手入れ、保清方法について理解できる
<時間>
<予定>
6:00
起床
7:30
朝食
9:00
回診
10:00
検温
12:00
昼食
*放射線科からの連絡後、
Hブロックで治療を受けます
★放射線を当てている部分の皮膚のお手入れ方法について
説明します
説明日(
/
)
<放射線を照射している皮膚のお手入れについて>参照
18:00
夕食
21:30
消灯
【医療スタッフの目標】
皮膚などのお手入れが行えるよう
説明、指導を行います
2週目(8日目~14日目)
月
日 ~
月
日
日付
/
/
/
/
/
/
/
メモ
(医療者への質問や今日の体調など自由にお書き下さい)
3週目(15日目~21日目)
月
日 ~
月
日
今週の目標 放射線を当てている部位に異常があった場合
の対処法が理解できる
皮膚炎症状を悪化させないための予防行動が
とれる
<時間>
<予定>
6:00
起床
7:30
朝食
9:00
回診
10:00
検温
12:00
昼食
*放射線科からの連絡後、
Hブロックで治療を受けます
★皮膚症状悪化時の対処方法について説明します
説明日(
/
<放射線皮膚炎を防ぐためにできること>参照
18:00
夕食
21:30
消灯
【医療スタッフの目標】
皮膚のお手入れ、保清がご自身で
出来るよう支援いたします
)
3週目(15日目~21日目)
月
日 ~
月
日
日付
/
/
/
/
/
/
/
メモ
(医療者への質問や今日の体調など自由にお書き下さい)
4週目(22日目~28日目)
月
日 ~
月
日
今週の目標 放射線を当てている部位に異常があった場合
の対処方法が理解できる
皮膚炎症状を悪化させないための行動が
取れる
<時間>
<予定>
6:00
起床
7:30
朝食
9:00
回診
10:00
検温
12:00
昼食
*放射線科からの連絡後、
Hブロックで治療を受けます
★皮膚のお手入れは優しくできていますか
皮膚のかゆみや痛みなどが強くなった場合は
看護師にお知らせください
18:00
夕食
21:30
消灯
【医療スタッフの目標】
皮膚の状態に悪化がないか
注意いたします
4週目(22日目~28日目)
月
日 ~
月
日
日付
/
/
/
/
/
/
/
メモ
(医療者への質問や今日の体調など自由にお書き下さい)
5週目から治療終了まで(29日目~
月
日 ~
月
日
日目)
今週の目標 皮膚炎症状を悪化させないための行動がとれる
退院後の生活、注意点について理解できる
<時間>
<予定>
6:00
起床
7:30
朝食
9:00
回診
10:00
検温
12:00
昼食
*放射線科からの連絡後、
Hブロックで治療を受けます
★退院前日に退院後の生活・注意点について説明します
説明日(
/
)
<退院後の生活・注意点について>参照
(退院後ホルモン剤治療が始まる方は、薬剤師より説明があります)
18:00
夕食
21:30
消灯
【医療スタッフの目標】
退院後の生活に不安が残らないように
支援いたします
5週目~治療終了まで(29日目~
月
日 ~
月
日
日付
/
/
/
/
/
/
/
日目)
メモ
(医療者への質問や今日の体調など自由にお書き下さい)
退
院
今週の目標 日常生活での注意点がわかる
退院後に現れる副作用がわかる
終了時、皮膚の状態に悪化がない
<時間>
<予定>
6:00
起床
7:30
朝食
9:00
回診
10:00
退院
*放射線科からの連絡後、
Hブロックで治療を受けます
あなたの次回外来予約は
月
MEMO
日
です
退院後は通常通りの生活を送っていただけます
しかし、治療後に副作用が現れる可能性がありますので、外来で
定期的に経過観察を行います
退院後生活に関する注意点を説明します
★日常生活について★
①食事について
特に制限はありません
バランスのとれた食事を心掛けましょう
②排泄について
健康管理のために規則正しい排便を心掛けましょう
③運動について
退院後も家事など日常生活の中で積極的に患肢を動かす様にしましょう
しかし、疲れを感じたら休憩をするなど体調を見ながら行いましょう
④入浴について
放射線治療後の皮膚は敏感になっています
温泉・サウナ・入浴剤の使用は、皮膚炎悪化の原因になりますので、終了後
1ヶ月程度は避けましょう
⑤衣服について
治療中同様、治療後も衣服による締め付けや擦れなどは、皮膚炎を悪化させる
ことがあります
1ヶ月程度は手術後に使用していた
下着やスポーツブラジャーなど
柔らかいものを着用しましょう
★放射線を当てていた皮膚のケア方法★
・放射線を当てていた皮膚は日焼けと同じように
弱くなっている為、退院後皮膚に描いた印は無理に消さず、
自然に薄くなるのを待ちましょう。
(反対側や腕の印は消してもらっても問題ありません)
・皮膚炎症状は治療終了後約1ヶ月ほどで落ち着きますが、皮膚を健康な状態に
近づけるために保湿や清潔保持は治療終了後も継続することが大切です
保湿剤は、乾燥した皮膚の水分を調節する働きがあり、
毎日塗り続けることで、効果が得られます
皮膚炎がおさまっても治療終了後約1年間は
乾燥の強い時期が続きます
保湿剤は継続して使用しましょう
・治療終了後半年ぐらいで乳房がわずかに硬くなることがあります
また、変形が手術直後よりも強くなることもありますが問題ありません
術後の自然な変化なのか、放射線治療による変化なのか明確に区別することが
出来ないことも多々ありますが、外来で経過を見ていきますので
ご安心ください
★放射線治療による副作用★
*放射線肺炎
治療終了後から半年の間頃に放射線肺炎と言われる
副作用が極まれに出現することがあります
(出現率2~3%)
放射線を乳房全体に照射しようとすると、
乳房のすぐ裏側の肺の一部にも放射線が少し当たります
そのため、肺の一部にも炎症がおきることがあり空咳などの症状が
みられることがあります
ひどくなると、走った時などに息切れを感じやすくなったり、微熱が出たり
することもありますが、重い症状はまれにしかみられません
症状は自然に治まることが多いですが、空咳が続く時や、高い熱が出た時は
治療を必要とすることもあります
症状があれば当院へ電話連絡し、相談して下さい
家族性腫瘍(がん)について
お気軽に
このような方は、ご相談ください。
血縁者に
がんが多い
日本では、2人に1人が生涯のうちに
若くして
がんができる
がんにかかると言われています。
よって、家系内にがん患者さんが
複数いることは珍しいことでは
ありません。
専門知識をもった
何度も
いろいろな
がんができる
医師や医療スタッフが、
医学的な観点より
家族性腫瘍かどうかを
検討いたします。
ご 相 談 に つ い て
家族性腫瘍相談室では、患者さんとそのご家族を対象として、家族歴や場合によって遺伝子診断に
基づいて、がんの発症にかかわる遺伝的要素について検討します。遺伝的要素ががんの発症に
かかわっていることが考えられる場合には、がんの早期発⾒のための⽅法等についてアドバイスし、
今後の⽣活に前向きに⽴ち向かっていけるように⽀援いたします。
相談は十分に時間をかけてお話を伺うため、完全予約制です。
事前に「がん相談⽀援センター」へ直接あるいは電話にてご予約ください。なお、相談は個室で⾏い、
内容は外部に漏れることのないよう厳重に管理いたしますので、ご安⼼ください。
お問い合わせ
<時 間>8:30~17:15(土・日・祝日を除く)
<場 所>がん相談支援センター
<連絡先>089-999-1114(直通ダイヤル)
<費 用>初診(専用カルテ作成時)9,500円(税抜)
再診4,700円/回(税抜)
遺伝子検査は別途実費負担
ご心配な点があれば、まずはかかりつけ医にご相談ください
なお、かかりつけ医に連絡がつかない場合は、
以下の連絡先にご連絡ください
四国がんセンターの連絡先
◆問い合わせ◆
(平日) 8:30 ~ 17:15
四国がんセンター がん相談支援センター
(直通番号) 089-999-1114
(平日時間外及び土、日、祝祭日)日直/夜間当直師長
(代表番号) 089-999-1111
Fly UP