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たので、自分でも実験し

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たので、自分でも実験し
39
(2
0
1
0年度・3学期号)
発 行2
0
1
1年3月1
9日
六甲中学校・高等学校
〒6
5
7-0
0
1
5 神戸市灘区篠原伯母野山町2丁目4番1号 TEL.
(0
7
8)
8
7
1-4
1
6
1
(代表) FAX.
(0
7
8)
8
7
1-4
6
8
8 http://www.
rokko.
ed.
jp
旧校舎解体に思う
学校長
松浦
創立間もないころに建てられた六甲
学院の本校舎が昨年、ついに姿を消し
ました。これで創立以来あった建物は
すべてなくなりました。重機が入って
中央部分から壊し始め、人造大理石の
床、カーブのついた重厚な階段、厚み
のある壁などをはじめ、むき出しの内
部が見えたときは胸の詰まる思いがし
たものです。これだけの建物を取り壊
すにはかなりの時間がかかるように思
えましたが、取りかかってみると、行
事等で作業を中断していた日を除く正
味の日数で見ると予想以上に早い期間
で解体されたことになります。形ある
もののはかなさを実感しました。とは
いえ、7
0年の伝統を持つ旧校舎とそこ
で生活した数多くの生徒のことを振り
返って見ると、簡単には語りつくせな
い歴史があります。
◆旧校舎の思い出
私が六甲中学に転入学した1
9
6
5年当
時、事務室は2階にあり、1階の事務
室のあたりには合併教室があって、定
期考査の時にはその教室に鞄を置いて
試験を受けたものでした。職員室は現
在と同じように廊下をドアで仕切って
いましたが、今ほど気楽に職員室に行
く雰囲気はありませんでした。数年後、
教員として六甲に戻ってきたとき、生
徒が気楽に職員室に入ってくるのを見
て時代の変化を感じたものです。職員
室が大好きな生徒もいて、休憩時間に
校長巻頭…………………………1
『旧校舎解体に思う』
教務部から………………………2
◎6日制実施・201
2年度センタ
ー試験と新指導要領への対応
◎中学入試結果報告
宗教部から………………………3
◎クリスマスメッセージ
◎クリスマスの集い
明生
なると職員室に入り浸り、ついには追
い出されてしまった中学生が何人もい
ました。5
0期のころまでは六甲最後の
中間体操を走る高3の生徒が、クラス
単位で校舎内を駆け回り、職員室にま
で入ってきて担任の先生を担いで走り
回るようなことがあったことも楽しい
思い出です。東西両広場は今よりも広
かったので、雨天時には両広場を使っ
て中高別朝礼が行われたこともありま
した。
時代は戻りますが、創立3
0周年の記
念事業で創立以来の2階建ての木造校
舎が取り壊されて理科校舎が完成し、
本校舎は両翼を拡張して現在の大きさ
になりました。体育館棟にあった図書
室が本校舎の4階(現在の合併教室)
に移動して図書館となりました(図書
館は、この後5
0周年の記念事業で新体
育館棟に新設され、再びそちらに移動
しました)
。事務室や校長室など管理
棟は1階の中央にまとめられるように
なりました。私が生徒のころはクーラ
ーはありませんでしたから、夏休みに
仲間とともに学校に勉強をしに来た時
は、暑を避けて廊下に机を出して勉強
したものでした。
外観にも変化がありました。両翼が
拡張されたことの他に、校舎北側に面
談室が設けられ、職員休憩室も作られ
ました。窓は現在のような横に開ける
タイプではなく、窓の下側を外側に押
し出して窓を斜めにスライドさせて上
◎生命について考える日
◎社会奉仕委員会活動報告
訓育部……………………………4
◎2
0
1
0年度を振り返って
学院の生活…………………4・5
◎「テーブルマナー講習会」を始めて
◎保健室から/◎生徒会活動
◎救急法(AED)講習会
六甲会より
下部分を開ける形式のものでした。第
1グラウンドは当初校舎と同じ高さに
ありましたが、3
0周年の事業でグラウ
ンドのレベルを低く下げてアスファル
トの校庭を作り、逆に第2グラウンド
を高くする形でサッカーグラウンドを
造成しました。
◆変わってはならないもの
こうして振り返ってみると、創立以
来変わっていないように見える校舎も
時代とともに外観も使い方も変わって
きたことがわかります。またそのよう
な変化に合わせてそこで生活する生徒
の行動パターンも変化しました。しか
しそのような中でも、社会奉仕活動は
連綿と引き継がれ、上級生による下級
生の指導も受け継がれてきています。
便所掃除も変わらず行われています。
「永遠なるもの」を根底に置く六甲の
本質的な部分は変わっていないことを
実感します。
新年度には新校舎の建設がいよいよ
始まります。まずは現在私たちに与え
られた仮設校舎という生活の場を大切
にしたいものですが、2年間の仮設校
舎時代にも、変えるべきものは変え、
変えるべきでない部分は変えないとい
う姿勢を堅持しながら、新校舎の完成
を待ちたいものです。
行事報告……………………6・7
◎第6
4回強歩大会
◎高校生のためのオペラ鑑賞教室
◎わくわくオーケストラ教室
◎6
8期生卒業式
◎7
0期生研修旅行
建築委員会から…………………8
スキー実習
事務室から………………………9
◎法人事務室/◎学校事務室
母の会より
学院の動き………………………10
◎これからの予定
◎クラブ活動
◎
「六甲中学・高等学校の教育に
ついての意識調査」に関して
◎告知板/◎編集後記
1
教 務 部 から
6日制実施・2
0
1
2年度センター試験と新指導要領への対応
来年度から実施される6日制と、
2
0
1
2年度センター試験から実施される
公民科での新たな試験科目への準備が
完了しました。
6日制での時間割は次の表のように
なります。金曜日の6時間目がLHR
になり、7時間授業の曜日がなくなり
ます。
また、6
9期生が受験することになる
2
0
1
2年度センター試験から公民の科目
の中で「倫理+政治・経済」合計4単
時間割表
月曜日∼金曜日
土曜日
日番登校
8:1
0
8:
1
0
生徒登校
8:1
5
8:
1
5
朝礼
8:2
0∼8:3
5
8:2
0∼8:3
5
第1校時
8:3
5∼9:2
5
8:
3
5∼9:2
5
第2校時
9:3
5∼10:
2
5
9:3
5∼10
:
2
5
中間体操
10:
25∼10:
4
5 1
0
:
2
5∼1
0
:
4
5
第3校時
第4校時
10:
4
5∼11
:
3
5 1
0
:
4
5∼1
1
:
3
5
11:
4
5∼12
:
3
5 1
1
:
4
5∼1
2
:
3
5
昼休み
12:
3
5∼13
:
2
0
第5校時
13:
2
0∼14
:
1
0
第6校時
14:
2
0∼15
:
1
0
清掃・クラブ活動 15
:1
0∼17
:
2
0 1
2
:3
5∼17
:
2
0
位分のテストが開始されますが、この
対応も6日制での授業時間増加の中で
解決できました。
来年度は、2
0
1
2年度から全学年で開
始される中学新指導要領と、数学・理
科で先行実施される高校新指導要領へ
の移行が大きな課題となります。単に
各科目の時間数を新たな指導要領に合
わせることを目標とするのではなく、
すばらしい資質の子どもたちが高い学
力と広い視野を持った豊かな人間へと
成長する基礎を育み、自ら志望大学・
学部・学科を見つけて現役合格できる
力をもち、さらに卒業後、社会人にな
っても学び、仕えるリーダーとして働
くことができる大きな人間へと成長で
きることを目標としてカリキュラムを
考えて行きたいと思っています。各教
科や教務のスタッフと協力してよりよ
い教育課程と体制をつくりたいと思っ
ております。
高校では、2
0
1
2年度の高1(7
2期)
から高校の新指導要領のうち数学と理
科が先行実施され年次進行となりま
す。2
0
1
3年度から高校の新学習指導要
領のうち残りの教科が年次進行で実施
されます。新指導要領での大学入試は
2
0
1
5年度入試の7
2期生の数学と理科か
ら始まり、2
0
1
6年度入試の7
3期生から
全教科になります。高校の新指導要領
下での理科の大学入試の科目はまだ決
定されていません。理科のセンター試
験科目は、今春発表される予定ですの
で、その動向を見ながら教育課程に反
映させるつもりです。さらに、教育課
程以外の課題として、学力向上や遅進
者対策も考えて行きたいと思っていま
す。
(畑堀 克則)
教育課程変更スケジュールと学年・期
西暦 2011年度 2012年度 2013年度 2014年度 2015年度
中1
74期
7
5期
7
6期
7
7期
78期
中2
73期
7
4期
7
5期
7
6期
77期
中3
72期
7
3期
7
4期
7
5期
76期
高1
71期
7
2期
7
3期
7
4期
75期
高2
70期
7
1期
7
2期
7
3期
74期
高3
69期
7
0期
7
1期
7
2期
73期
2
01
2年度センター試験から倫理政経4単位科
目開始
中学入試結果報告
今年度も無事中学入試を終えること
ができました。結果は、別表の通りに
なっています。不景気や少子化などの
影響により、受験者数が2年連続で減
少しており、やや広き門になりました。
入試問題の難易度はやや易化し、昨年
よりも受験者合計平均点がA日程で約
1
3点、B日程で約2
2点上がり、どの科
目も受験者平均点と合格者平均点との
差が開きました。
また、今年度の入試においても、本
校を第1志望とする受験生が多く、志
望理由を見ましても、本校を強く志望
する受験生や保護者の方が多いことが
わかります。
文化祭で在校生や卒業生に声をかけ
2
0
1
1年度 A日程入学試験結果
募集人員 約150名
科 目
時間・配点
志願者 3
6
2名
国 語
6
0分150点
理 科
5
0分1
0
0点
2
0
1
1年度 B日程入学試験結果
合格者 1
7
4名
合 計
4
00点
128
1
4
5
9
0
34
6
1
7
4
10
48
平均点
募集人員 約4
0名
科 目
時間・配点
受験者
受験者
最高点
最低点
合格者平均点
志願者 5
84名
国 語
60分1
50点
受験者 2
1
6名
算 数
60分1
50点
作 文
40分5
0点
合格者 58名
合 計
350点
最高点
1
28
1
50
4
0
298
最低点
36
2
5
6
78
8
6.
5
9
4.
6
51.
8
23
2.
9
平均点
86.
5
81.
4
25.
2
193.
1
95.
9
1
0
9.
6
59.
5
265.
1
合格者平均点
9
9.
8
11
2.
8
2
8.
1
240.
7
合格者合計最高点 3
4
6
2
受験者 3
3
4名
算 数
6
0分1
5
0点
て、一から友情を作っていきたいとい
う受験生。読書が大好きなので、新校
舎にできる学習センターを利用するの
が楽しみだという受験生。毎日、六甲
の坂道を走って登り、基礎体力をつけ
たいという受験生・・・。
4月には、7
4期生が様々な期待を胸
に入学してきます。本校も来年度から
6日制に移行しますが、新入生の期待
に応えることができるように、より充
実した教育活動を展開できればと思い
ます。7
4期生も、これからの6年間を
通じて、知性を磨き、心を育て、行動
力 を 養 い、MAN FOR OTHERSの
精神を持ったリーダーに成長してほし
いと思います。
(坂根 伸治)
られ、勉強の進み具合や不安に思って
いることなどを相談にのってもらい感
動したという保護者の方。体育祭で全
校生一丸となった演技や、卒業生が多
数応援している姿を見て、上級生と下
級生のつながりの深さに感心したとい
う保護者の方。文化祭の理科実験が面
白かったので、自分でも実験し、他の
人にも見せて驚かせたいという受験
生。雨が降り寒い中、一生懸命に募金
活動している六甲生の姿に感動し、本
校に入学して人の役に立つことをした
いという受験生。自然が多い学校で植
物や昆虫の観察をしたいという受験
生。広い範囲から通学してくるので、
全く知らない人たちと一緒に生活し
合格者合計最低点 2
37
合格者合計最高点 2
98
合格者合計最低点 2
13
宗 教 部 から
漆原比呂志さんの
クリスマスメッセージ
(2
0
1
0年1
2月2
2日)
今回のクリスマスメッセージは、
JLMM(日本カトリック信徒宣教者
会)事務局長の漆原比呂志さんをお迎
えしてお話を伺いました。この組織は
カトリック教会の青年海外協力隊のよ
うな活動をしており、アジア各国で「現
地の人たちとともに歩む」ことを基本
理念として、教育・医療や衛生・職業
訓練などの活動を行っています。
漆原さんは「カンボジアの子どもた
ちからのメッセージ」という題で話さ
れ、多くのスライドを見せながら前半
ではカンボジアの地理・歴史・社会状
況を解説し、後半ではプノンペン郊外
のゴミ捨て場に集まってくる子どもた
ちが、ゴミの中から売れそうな物品を
探し集めているたくましい姿を紹介さ
れました。
マタイ福音書の2
5章にあるイエスの
ことば、
「わたしの兄弟であるこの最
も小さい者にしたのは、わたしにして
くれたことなのである」を最後に紹介
しながら、世界で手助けを必要として
いる人々に心を向け、そこに生きてい
る人たちのさまざまな必要に応えるこ
との大事さ、必要性を強く訴えてくだ
さいました。
クリスマスの集い
(2
0
1
0年1
2月2
3日)
この集いは、生徒・保護者・教員や
その家族などがともにクリスマスの喜
びを分かち合うために始められ、2
0年
あまり続いています。今回は校舎が仮
設になったこともあり、六甲教会をお
借りして開催しました。松村主任司祭
など、教会関係の方々にお礼申し上げ
ます。ほぼ2
0
0人くらいの参加があり、
にぎやかな集いとなりました。
例年通り、生徒たちの出し物を楽し
んだ後、聖堂で赤松理事長の司式でク
リスマスミサをささげました。このミ
サの中で7
1期の須藤玲君が蒲原豊治先
生の代父で洗礼を受け、参会者全員か
ら祝福されました。持ち寄り形式の食
事会も盛大で、全員満足する質と量で
した。この集いに協力してくださった
すべての皆様に心から感謝いたしま
す。
(吉村 信夫)
い のち
生命について考える日
震災後に追悼のための集いを数年続
けた後、
「生命について考える日」を
設定してこの時期に生命の尊さを見つ
める講演会を企画してきました。今回
の講演者は、曹洞宗総持寺派の庵潤太
(いおり じゅんた)老師をお招きし
ました。総持寺で座禅の修行を長期間
継続され、雲水(修行僧)の指導にも
あたられたとのことです。現在は埼玉
県鳩ケ谷市の千住院住職で曹洞宗人権
擁護推進委員をなさっておられます。
講演では、まず曹洞宗においては座
禅を最も大事な柱とされていること、
開祖道元は実際に座禅をすることだけ
ではなく、食事をすることも掃除をす
ることも含めて、生活全体が修行であ
るという考えを徹底されたことを紹介
されました。ブッダが座禅を通して悟
りを開き、縁によってあらゆるものが
つながっており、縁を大切にすること
を説かれました。
話の終わりに、出会いこそ大切にす
べきものであって、自分とは異なるい
ろいろな人たちとの出会いをおおらか
な気持ちで受け入れていくときにそれ
らの出会いのもつ意味が生かされてい
くことを訴えられました。
十数年前に僧侶の金子伸介さんをお
呼びして以来の仏教の僧侶の方による
お話でしたが、いのちを重んじること
を強調される内容に共感させられ、座
禅やブッダの教えをていねいに説き明
かしていただく内容でした。
(角田 佑一)
社会奉仕委員会活動報告
毎 年 恒 例 の 献 血 が、昨 年1
2月1
5日
(水)に行われました。呼びかけを始
めた1
1月下旬には、
「献血に参加しま
す」と事前申込書を提出してくれた生
徒が高1∼高3でわずか2
0名足らずで
した。例年、7
0名∼9
0名くらいの参加
希望者があるので、この人数の少なさ
に私も、また社会奉仕委員会の献血担
当の高2A組土井君もとても焦りを覚
えました。
土井君と社会奉仕委員長の高2A組
北村君は、部活動や委員会内での呼び
かけにとどまらず、高校生ほぼ全クラ
スを訪問して、直接献血の参加を呼び
かけました。その懸命の努力の結果、
大学受験が間近に迫り多忙な高3(6
8
期)からも2
5名、委員会の中心メンバ
ーである高2(6
9期)から6
6名、来年
度の委員会のリーダーとなる高1(7
0
期)から1
3名、合計1
0
4名の献血希望
者を集めることに成功しました。また、
当日は、この1
0
4名以外にも多数、
「と
びこみ」
(事前の予約なし)で献血に
来てくれた生徒もおり、その結果、過
去5年間で最多の献血協力者数となり
ました。
(日本赤十字社が用意してい
た採血バッグの数を上回る生徒が来て
くれたため、途中でバッグが無くなっ
てしまい、せっかく希望してくれた高
2・高1の一部の皆さんには参加して
いただけず残念でした)
献血は初めてで、はじめは「痛そう
だな」と尻込みしている人も多かった
はずです。でも、日ごろの活動を近く
で見て、仲良くしている社会奉仕委員
から「協力してよ」
と言われることで、
「じゃあ献血しようかな」と思ってく
れる皆の「器の大きさ」を強く感じ、
とてもうれしく思いました。
毎年1月は「お年玉募金」として、
普段の月以上の金額の募金を呼びかけ
ています。
こちらも、
各学年の社会奉仕
委員の熱心な呼びかけで、2
0
1
0年1
2月
では全校合計額が¥1
8
8,
8
2
8だったの
に 対 し、2
0
1
1年1月 で は¥2
9
8,
4
2
1ま
で増えました。
(ちなみに2
0
1
0年1月は
¥2
3
7,
7
6
3で、2
0
0
9年1月は¥2
6
1,
2
9
2
でした)内訳は以下の通りです。
高2(6
9期)→¥6
7,
5
7
5
高1(7
0期)→¥6
4,
4
9
8
中3(7
1期)→¥6
0,
9
4
0
中2(7
2期)→¥4
7,
5
2
3
中1(7
3期)→¥5
7,
8
8
5
献血、募金ともに、社会奉仕委員の
活躍なくしてはこれだけの成果を残せ
なかったはずで、実によく頑張ってく
れました。感謝しております。
(森嶋 亮)
3
訓 育 部 から
2
0
1
0年度を振り返って
訓育では、今年度を終えるにあたっ
て、担当の先生方に一言ずつお願いし
ました。
(中1学年訓育 岩井 あづさ)
中1は中学生活に慣れるための序走
期間です。受験からの開放感で、ゲー
ム、メール等で夜更かしし、生活リズ
ムを崩していませんか。遠方から通う
人も多く、勉強、クラブ、掃除と毎日
ハードです。生活を見直しましょう。
(中2学年訓育 小林 信三)
遅刻や校内着を忘れるなどのミスは
ありましたが、その後きちんと責任を
とってやっていたように思います。こ
れからも大人としての自覚を身につけ
ていってほしいと思います。
(中3学年訓育 畑原 勝巳)
中学3年生を担当していましたが、
特に大きな問題も無く、過ぎていきま
した。改善してもらいたいのは、忘れ
物です。提出物・校内着等、忘れ物が
絶えません。高校生になれば、意識を
高く持って、このあたりを改善しても
らいたいものです。
(高1学年訓育 住吉 晃)
高1の学年訓育を担当しました。こ
の学年は遅刻が少なく、2月末現在で
2
2
4です。このままの調子でがんばっ
て欲しいものです。研修旅行も無事終
わり、4月からはいよいよ中核となる
高2になります。いろいろな場面で7
0
期の団結力を示し、挑戦し、成果を出
してくれることを願っています。
(高2学年訓育 埜藤 修一)
「訓育」は六甲教育のバックボーン
である。よく例えられる「生活指導」
という語とはその根本が全く異なって
いる。訓育指導の背後には、カトリッ
クという宗教が規定する「良き人間」
の定義がある。訓育を理解するには、
聖書を読まねばならぬ所以である。
(高3学年訓育 村上 智樹)
本校では携帯電話の持ち込みは特別
な事情がない限り認めていません。携
帯電話の利便性はありますが、携帯電
話、インターネットによるトラブルは
本校でもあとを絶ちません。残念なが
ら毎学期、携帯電話の没収報告があり
ます。面談をすると、保護者は御子息
の外出時の安全のため持たせようとし
て、生徒は友人とのコミュニケーショ
ンの道具として持とうとしている場合
が多いようです。意外なことに各家庭
でのルールを定めずに無条件で持たせ
ておられることが多いようです。
まず、携帯電話に依存しないコミュ
ニケーションができないものか御家庭
で話し合いの場を持っていただきたい
と考えています。
(蒲原 豊治)
あれほど揺るぎないと思われた校舎
も、跡形もなく消えさりました。目に
見えるものは必ず消えていきます。学
校内の様々なルールもそうでしょう。
ただ、変えてはいけないものは何か、
正しく見定めたいと思います。
(清水 綾美)
仮設校舎に移ってから破損が目立つ
ようになりました。掃除時間中に不慮
に壁に穴が開くということが起こって
います。掃除用具はもちろん、校舎も
以前よりも大切に扱ってほしいと思い
ます。
(溝内 千尋)
自分が生活する姿勢を正し、自分を
律する鍛錬を行う所が六甲だと考えま
す。他の人がだらけているのを見ると
くじけそうになるかもしれませんが、
自分は負けないという気概で頑張って
ほしい。応援したいと思います。
「テーブルマナー講習会」を始めて
平生は、家庭科授業にご理解とご協
力を賜り感謝しております。今回は高
1で行っている「テーブルマナー講習
会」について書かせていただきます。
テーブルマナー講習会とは、ホテルに
て講師によるご指導の下、実際にフラ
ンス料理のコースをいただきながらマ
ナーを学ぶというものです。本校では
昨年度6
9期生から始め、今年度2回目
となります。
テーブルマナー講習会は、いつか行
いたいと長年温めてきたテーマでし
た。六甲に来た頃、私は「男子に合う
家庭科授業はどのようなものがあるか
…」と、いつも頭の中に思い巡らせな
がら教員生活を送っていました。新米
で授業案のストックがない上に、私の
出身校とは校風も生徒構成も異なるた
め、かつて自分が受けた授業はぴった
りとは合わない気がしていました。そ
こで、会合などで男子校の家庭科の先
生に出会っては(無理矢理)友達にな
り、授業風景を見せていただき研究し
ていました。そんなおり、甲陽学院の
先生とも知り合いになり、甲陽の生徒
がテーブルマナー講習会を受けている
4
ことを知りました。美味しい食事が食
べられて(高校生には魅力的!)学べ
るなんて、絶対に楽しく六甲の生徒に
も合う!と確信しました。しかし、神
戸市のホテルにいくつか問い合わせま
したが、値段が合わなかったり、学校
から遠かったりで、残念ながら実現に
は至りませんでした。
ところが、たまたま赤松理事長が、
「テーブルマナー講習会をやってみれ
ば?」と仰ってくださったことがきっ
かけで、再び構想を立てることになり、
今度はホテルも無事決まり、晴れて六
甲生もテーブルマナー講習会を受ける
運びになりました。大変嬉しかったで
す。
さて講習会の印象です。生徒たちが
講習を受けている様子を見て、講師の
教え方は上手だなあと思い、身が引き
締まる思いがしました。いくら伝えた
いと思うことや知識が豊富にあって
も、伝え方の上手下手で伝わり方が変
わってきます。
ホテルモントレー神戸・
アマリーの橋本先生は、生徒の気持ち
やムードを掴むのが上手で、子どもた
ちは大変楽しく体得できているのでは
ないでしょうか。
「堅苦しいと思って
いたが、要は周りへの思いやりだと思
った」とある生徒が書いた感想文が印
象的です。また、六甲生がこのような
改まった食事の場でも落ち着いて食事
ができる雰囲気を持ち合わせていると
再確認しました。将来、会社の新人歓
迎会や冠婚葬祭などで役立ってくれる
ことを願っています。
(岩井 あづさ)
学 院 の生 活
保健室から
今年度は、仮設校舎への引越しもあ
渡しします。まれに、保険対象外の場
り、環境の変化からくる体調不良やけ
合があります。不明な点や少しでも疑
がの心配もありましたが、ほとんど大
問に思うことなどありましたら、保健
きなけがもなく、インフルエンザが流
室までご相談ください。説明させてい
行することもなく、無事過ごすことが
ただきます。申請できる期間が限られ
できました。
ていますので、医療機関で記入しても
本校では、登下校・クラブ活動・学
らった用紙はまとめて出さず、なるべ
校行事等において発生してしまったけ
く早く保健室までご提出くださいます
がに対して保険金が下りるスポーツ振
よう、よろしくお願いします。
興センターに全員が加入しています。
今年度同様、来年度もみんなが元気
もしも、学校でのけがで家庭より医療
でけがなく過ごせることを願っていま
機関を受診された場合は保健室の方ま
す。
(梶原 なおみ)
でお知らせください。専用の用紙をお
来室状況(4月∼1月)
単位:件
1000
500
0
内科
外科
その他
2009年度
593
841
719
2010年度
453
736
749
生徒会活動
(土)に行われました。文化祭・体育
を掲載する予定です。現在、生徒会広
に行われました。生徒会を代表して、
祭委員長選挙は生徒会の管理のもとに
報担当から、各部活動のキャプテンに
会長の朴君が卒業生の皆さんへ送辞を
実施されています。選挙の結果、6
9期
「今期の活動報告」原稿を依頼し、あ
贈りました。朴君は、青木一博先生と
が先頭に立って行われる体育祭の委員
わせて部活動練習中の写真も撮影に入
生徒会活動を行うのを楽しみにしてい
長には、高2C組の若林健太君が選出
っております。また同様に、訓育委員
ました。
「生きているからこそ闘う」
「闘
されました。昨年度の林田委員長のも
長、社会奉仕委員長、中間体操委員長
わない人生は生きるに値しない」とい
とでの文化祭同様、全校生の熱気があ
の皆さんにも原稿を依頼し、今期の活
う青木先生の闘病時のお言葉に感銘を
ふれ、お客様を十分楽しませる体育祭
動で苦労したところ、やり甲斐を感じ
受けた朴君が、
「先輩方に先生のお言
になることと思います。
たところなどについて書いてもらって
6
8期生の卒業式が、2月5日(土)
葉をぜひ贈らせていただきたい」と原
前述の通り、6
8期生の卒業式が終わ
り、今年度の「イヤーブック」も例年
稿を書いてくれました。
また、体育祭委員長選挙が1月2
9日
6月頃の完成を目指しております。
(森嶋 亮)
と同じくこの卒業式までの写真・記事
救急法(AED)講習会
1
0月2
2日(金)午後、高校1年生を
対象にした救急法講習会(AED講習
会)
が実施されました。当日は数学1・
現代国語・ホームルームの時間を振り
替えて体育館で約3時間の講習会でし
た。生徒たちは1
0人程度の班ごとに分
かれて、灘消防団の方々の指導のもと、
人工呼吸及び胸骨圧迫(心臓マッサー
ジ)
とAED(自動体外式除細動器)
を用
いた心肺蘇生法を、口頭による説明・
講師の実演・生徒全員の人形を使って
の実習という順序で、講習を行いまし
た。後日、神戸市消防局から参加者全
員が市民救命士講習修了証(普通救命
コースⅠ)をいただきました。緊急事
態に直面した際に、落ち着いて対処で
きるようになれればと思います。
(市川 雄一)
いるところです。イヤーブックは今年
六甲会 より
六甲会は、本学創立の精神に則り、
よき伝統を守り、六甲中学校・高等
学校の教育活動を援助することを目
的として、会員である保護者の中か
ら役員を選び、種々の事業を行って
います。来年度も引き続きご協力を
いただきますよう、お願い申し上げ
ます。
2
0
1
1年度も6月の保護者会と併催
で、総会を行う予定です。予算・決
算並びに新役員人事を審議していた
だきます。
(会長 岩
幹季)
2
0
1
0年度活動報告
5月2
0日 理事会
6月1
0日 六甲会総会
6月2
4日 理事会(新旧役員引継ぎ)
1
0月2
1日 理事会
5
行事報告
第6
4回強歩大会
2
0
1
0年1
1月1
8日(木)
、第6
4回 強 歩
大会がグリーンピア三木で行われまし
た。
強歩大会は6
0年以上の歴史がある六
甲の伝統行事で、高校3年生を除く学
年が約3
1kmの距離を走ります。戦時
中や交通事情で中断することはありま
したが、六甲教育の柱の一つとして毎
年行われています。始まった頃の距離
は実に6
0kmでした。当時を振り返る
と、兵庫区平野の祇園神社を出発、JR
神戸駅方面に向かい湊川神社から有馬
街道を北へ行き、蓬莱峡を下り宝塚に
抜け西宮から2号線沿いを学校に戻る
コースを走っていました。それから六
甲山に道路が整備され、また交通量の
増加に伴い何度かコースを
変更し、現在のグリーンピ 全校上位20名
ア三木を会場とする約3
1km 1位 高2 B
になりました。個々の体力 2位 中3 D
や精神力の向上はもちろん 3位 中3 C
4位 中3 B
のこと、寒さの中で痛みや
5位 中2 B
苦しさに耐え自己を磨く精 6位 高1 B
神、六甲全体で取り組むこ 7位 高2 B
とによって団結力や一体感 8位 高1 A
を養うところは当時のまま 9位 中3 C
大切に受け継いでいます。 10位 高1 D
各学年上位5名
中学1年
1位
D組
金
翔馬
2時間3
2分4
1秒
2位
B組
西岡
航汰
2時間3
3分5
1秒
3位
A組
大野
弘城
2時間3
7分0
1秒
4位
C組
山岸
昌弘
2時間3
8分5
5秒
5位
C組
前田
直輝
2時間3
8分5
5秒
中学2年
1位
B組
楢原
健斗
2時間1
8分0
5秒
2位
D組
中内
怜
2時間2
2分4
7秒
3位
B組
馬場
一彰
2時間2
3分0
0秒
4位
A組
銅金
玲
2時間3
2分5
8秒
5位
A組
小野
豊佳
2時間3
8分1
6秒
中学3年
1位
D組
安藤
謙
2時間1
3分2
6秒
2位
C組
田中
絃貴
2時間1
3分3
4秒
3位
B組
前田
立志
2時間1
6分2
7秒
4位
C組
前田将太朗
2時間1
9分4
7秒
5位
B組
中村
2時間2
3分1
1秒
崇文
高校1年
1位
B組
中山
駿吾
2時間1
8分1
6秒
細澤
幸輝
1
1位
高2
B
吉永
武史
2位
A組
和田
尚也
2時間1
9分1
8秒
安藤
謙
1
2位
高2
C
菅野
克也
3位
D組
仙田
武史
2時間2
0分2
1秒
田中
絃貴
1
3位
高2
D
林田
一真
4位
A組
久下
雅也
2時間2
3分3
6秒
前田
立志
1
4位
中2
D
中内
怜
5位
B組
橋本紳太郎
2時間2
6分2
5秒
楢原
健斗
1
5位
中2
B
馬場
一彰
高校2年
中山
駿吾
1
6位
中3
B
中村
崇文
1位
B組
細澤
幸輝
1時間4
2分0
2秒
田中
翔
1
7位
高2
D
久後
大翼
2位
B組
田中
翔
2時間1
8分5
8秒
和田
尚也
1
8位
高1
A
久下
雅也
3位
B組
吉永
武史
2時間2
1分2
5秒
前田将太朗
1
9位
中3
A
清水
裕也
4位
C組
菅野
克也
2時間2
2分2
7秒
仙田
2
0位
中3
D
福井
浩毅
5位
D組
林田
一真
2時間2
2分4
4秒
武史
高校生のためのオペラ鑑賞教室
昨年1
0月2
7日、高校生は尼崎アルカイックホールにて「高
校生のためのオペラ鑑賞教室」
(ジャコモ・プッチーニ作
曲「蝶々夫人」新国立劇場・尼崎市総合文化センター主催)
に参加しました。この公演は東京の新国立劇場で行われて
いる公演とほぼ同じ舞台装置、演出で、余分な説明もなく
まったく通常の公演と同じ内容で行われました。テキスト
はイタリア語で
すが、字幕スー
パーが付きます
ので言葉の壁も
なく楽しむこと
ができたと思い
ます。
(小原 肇)
6
ことです。優勝は高校2年生細澤幸輝
君が2位以下を大きく引き離して中学
1年生からの大会5連覇を見事達成し
ました。優勝タイムは自身が持つ過去
の記録を上まわり大会新記録での優勝
となりました。上位者は記録を載せて
おきますのでご覧ください。
これからも強歩大会の伝統を守り六
甲精神を受け継いでいくことを願って
います。
(安達 英二)
母の会の方に昼食としてうどんを準備
していただき、教職員や走ることがで
きない生徒は役員としてコースのポイ
ントでドリンクやバナナの準備をし
て、ドクターの方は万が一の事故に備
えてコースをパトロールしています。
多くの人々に支えられてこの強歩大会
は行われています。その中で自分の持
っている力を発揮しようと大会の1ヶ
月前から体育の時間に学校の庭園等を
走り込み準備してきました。
午前中は暖かく気持ちの良い中での
スタートでしたが、午後になると太陽
が雲に隠れ気温がぐっと低くなり足が
つりリタイアをしてしまう子どもたち
が例年より多く見られました。寒空の
下大きな事故等もなく無事に大会を終
えることができたのは本当に有り難い
わくわくオーケストラ教室
2月9日午後から、中学1年生は西宮北口にある兵庫県
芸術文化センターで「わくわくオーケストラ教室」に参加
しました。演奏された曲目は、歌劇「ルスランとリュドミ
ラ」序曲(グリンカ作曲)、喜歌劇「天国と地獄」序曲(オ
ッフェンバック作曲)、交響詩「フ
ィンランディア」
(シベリウス作
曲)
、交響曲第7番より第4楽章
(ベートーヴェン作曲)および楽
器紹介でした。
多くの生徒が、ホールでのオー
ケストラの生演奏を聴くのは初め
ての経験で、これを機会に演奏会
に足を運んでくれるようになれば
いいなと思います。
(小原 肇)
6
8期生卒業式
やわらかな陽射しに包まれた2月5
日(土)
、6
8期生1
7
2名の卒業式が行わ
れました。
講堂最上段の扉が開くと、
『ラデツ
キー行進曲』
に合わせて、卒業生が堂々
と入場してきました。
卒業式に先立ち行われた「感謝と祝
福の祈り」では、卒業生による聖書の
朗読、在校生・卒業生・保護者・教職
員による共同祈願を通して、6年間の
感謝と前途への祝福を心静かに祈りま
した。
卒業証書授与では各クラスの代表が
学校長より証書を授与され、表彰状授
与では6カ年皆勤1
1名、3カ年皆勤1
0
名、3カ年精勤4
2名の生徒が表彰され
ました。その後、学校長式辞、在校生
代表6
9期生朴隼赫君の送辞、伯友会の
五百旗頭会長・六甲会の宇山会長の祝
辞に、卒業生は感謝の念を抱きました。
卒業生代表稲垣拓君の答辞の言葉を借
りれば、
「見えないもの」
、
「見えなく
なりつつあるもの」といういわば「不
透明な世界」に目を向け、そこに手を
差し伸べる優しさと、足を踏み出す勇
気をいただいたようでした。その後、
六甲会の谷口理事の卒業記念品目録の
贈呈と続き、最後に校歌を斉唱し、盛
大な拍手に送られて卒業生は退場して
いきました。
その後、卒業生は教室で卒業証書や
記念品を受け取り、母の会が準備して
くださった昼食を食べ歓談し、午後1
時から講堂で、卒業生・保護者有志企
画による「お別れ会」が開かれ、6
4期
生旧中1指導員4名とともに楽しい時
間を過ごしました。
「お別れ会」も終わり、黄昏の旧校
舎跡地を右に見ながら講堂の坂を下っ
て、高3教室に行ってみると、朴君の
送辞に「楽しく、仲間と協力する」と
あった6
8期卒業生の有志が、教室を綺
麗に掃除してくれていました。
卒業証書を生徒に渡した時、本校の
卒業生ではない私には、六甲の卒業証
書が非常に重く感じられました。その
卒業証書に重さをもたらしたものを卒
業生が乗り越えられたのは、多くの
方々の支えがあったからです。皆様方
に深く感謝いたします。(青柳 息吹)
7
0期生研修旅行
2月1
5日の朝8時に伊丹空港に集合
し、沖縄へ向かいました。那覇空港か
らはバスで那覇市内へ。那覇ショッピ
ングセンターで昼食をとってから、宿
泊先である沖縄かりゆし琉球ホテルに
移動し、宮良ルリさんの戦争体験を聞
きました。宮良さんは、ひめゆり部隊
の一員として、負傷兵の手当にあたっ
ていた方で、当時の記憶をもとに話を
してくださいました。6
5年以上経過し
ているにもかかわらず、鮮明に当時の
ことを記憶されていました。
「命どぅ
宝(何よりも命が最も大切)
。二度と
このような戦争を繰り返してはならな
い」という宮良さんの言葉は非常に説
得力があるものでした。戦争体験の話
のあと、ひめゆりの塔・ひめゆり平和
祈念資料館を見学し、那覇のホテルに
戻りました。
2月1
6日は1
5日に引き続き、平和学
習を行いました。午前中はクラシンジ
ョウガマと平和の礎・県立平和祈念資
料館を見学しました。ガマ(石灰岩で
できた洞窟)の真っ暗な中で満足のい
く治療を受けることのできなかった負
傷兵のこと、置き去りにされて亡くな
ってしまった負傷兵のことを思い、祈
りを捧げました。午後はチビチリガマ
と世界遺産である座喜味城跡を見学し
ました。1
6日・1
7日は本部のゆめ舎リ
ゾートホテルに宿泊しました。
2月1
7日は美ら海水族館の見学と体
験学習を行いました。1
7日は午後から
雨が降る予報が出ていたため、マング
ローブ観察・カヌー体験を行う班以外
は、午前と午後の予定の入れ替えが行
われました。私が引率したカヌー体験
は、予報通り途中で大雨が降ってしま
いましたが、大自然の経験は生徒にと
って非常に有意義でした。ほかの班は、
雨を避けて体験学習を行うことができ
たほか、美ら海水族館の見学時間が予
定より長くなり、満足のいく内容でし
た。宿舎に戻ったあと、バーベキュー
と島唄ライブを満喫しました。
2月1
8日はバスの車内より辺野古を
見学したあと、嘉手納の道の駅に立ち
寄り、嘉手納基地を見学しました。嘉
手納基地を出発したあとは、国際通り
に向かい、班別の自由行動をしました。
生徒たちは班の仲間と話し合って好き
な店で食事をとり、いろいろな土産屋
や市場をまわり、楽しむことができた
ようです。首里城を見学後、那覇空港
へ向かい、夜8時過ぎに伊丹空港で解
散しました。
研修旅行中における一連の平和学習
では多くのことを考えさせられまし
た。旅行中に心で強く感じたこと、考
えたことを大切にし続けることを生徒
たちに期待したいと思います。
(佐藤 雅孝)
7
建 築 委 員 会 から
校舎解体工事について
昨年の1
0月から1
1月にかけて旧校舎
の解体作業が行われました。旧校舎は
相当頑丈に造られており、解体作業が
難航することも予想されました。しか
しながら工事に使われる機械の進歩や
作業スペースが広く取れたこともあっ
て、あっという間に校舎がなくなって
しまいました。また解体作業に伴い騒
音、振動、粉塵の問題も懸念されまし
たが、生徒たちの学習や健康に影響は
なかったと考えています。保護者の皆
様にはいろいろご心配をおかけいたし
スキー実習
1
2月2
5日から2
9日まで、恒例のスキ
ー実習が行われました。中学2年生の
生徒1
9
0名、引率教諭1
0名で、長野県
戸狩スキー場に行ってきました。年末
は雪が少なくて、2
3日頃に降った雪の
おかげで、何とか滑れるという感じで
した。
1日目は、初心者の生徒たちは、積
雪1
0cmぐらいの所で練習です。とき
どき下の草が見えるところで、何度も
転び、そして歩いて上がり、また滑っ
て転び。今回初めて参加されたS先生
は、道路を横切って下の段まで行って
しまって、みんなに、
「わあ、先生、
道路滑っている」と和やかな笑いが起
きていました。
2日目は、リフトに乗って上のゲレ
8
ましたが、工事の工程の最初の山場で
ある校舎解体を無事終えることができ
ました。
また、二学期の保護者会でお知らせ
いたしました工事の遅れの件ですが、
新校舎建築に必要な行政からの建築許
可を得るための環境整備が整いました
ので、当初の予定からほぼ5ヶ月の遅
れで今年の7月までには本体工事が始
められる予定です。ただし新校舎の完
成時期もそのまま5ヶ月遅れる訳では
なく現在、当初完成予定の2
0
1
2年7月
ンデへ。リフトは高速リフトで、少し
速い4人乗りなのですが、初心者の生
徒は乗り降りのときに転んでしまい、
そのたびにリフトが止まります。途中
で止まると、乗っている者には、リフ
トが揺れるので恐怖心がわき出てき
て、
「キャアー、怖い」とあちらこち
らから声が聞こえてきます。ようやく
たどり着くと、今度は、隣のゲレンデ
に行くために、林道を滑ります。幅5
mぐらいで、片側は崖、片側は壁の道
なので、少し行くたびに壁側の雪に突
き刺さって転倒。普通なら5分もあれ
ば過ぎるところも、3
0分ぐらいかけて
やっと抜け出して、ゲレンデに到着。
少し練習すると、もう下山の時間。雪
が少ないので、下まで滑り降りられな
くて、リフトで降りるはめに。リフト
乗り場まで歩いて行き、そこでスキー
板を持って、リフトに乗ります。滅多
に経験できない下りのリフト。これは、
また行きのリフトと違って、もう一つ
の怖さが。何か、下に放り出されるっ
て感じですね。でも、景色は最高。向
かいに、野沢温泉スキー場、その麓に
千曲川が流れていて、絶景。どのぐら
いの生徒たちが見られたかな?
にできるだけ近づけるように努力いた
しております。新校舎の完成時期がは
っきりした段階で皆様に報告させてい
ただきます。
仮設校舎について
仮設校舎につきましては全体にコン
パクトにまとまっていると好評です。
教室の数、大きさとも旧校舎と比べて
遜色がなく、教育活動に大きな支障は
ありません。特に仮設校舎の周囲の地
面を全面舗装したおかげで校舎内の土
ぼこりがほとんどなくなりました。仮
設校舎の問題点といたしましては、予
想どおり断熱効果があまりないため常
に冷房か暖房をつけていないといけな
い状態です。また体育館、図書館が遠
く不便になりました。タクシーの回転
スペースも不足しており、保護者会や
大きな行事のときに皆様にご迷惑をお
かけしています。これから改善できる
ところは改善していきたいと考えてい
ます。
(佐久間 肇)
3日目は、もう初心者の生徒たちも
上達。あんなに苦労していた林道もあ
っという間に抜け出し、すいすい。最
後は、ゲレンデの上から下まで「1度
も転ばずに降りて来られた」と笑顔。
名残惜しさと共に、
終了となりました。
あっという間の3日間が終わり、帰
路へ。途中、夕食のために善光寺に到
着。これも滅多に経験できない宿坊で
の夕食。夕食後、土産物屋に寄ったり、
お詣りをしたり。自動販売機のおみく
じ売り場に人気があったのも面白い光
景でした。
戸狩スキー場は、もう5
0年近くお世
話になっております。宿の人たちも、
また、スキー場の人たちも、すごく好
意的に迎えてくださります。この実習
が永遠に続くことを願いながら、無事
帰って来ました。
(畑原 勝巳)
事 務 室 から
法人事務室 ――――――
①
六甲学院奨学金について
六甲学院奨学金の受付は終了いたし
ました。新年度も担任または法人事務
室窓口を通じて受付をいたします。年
度ごとの申込みとなっておりますの
で、昨年度奨学金を受けられた保護者
の方も必要であれば改めて申込みをし
てください。
② 2
0
1
1年度高等学校入学者(7
1期生)
の保護者の皆様へ
六甲高等学校への入学金1
2
5,
0
0
0円
を3月2
9日(火)に授業料等振替口座
より引落しいたします。詳細を3学期
終業式の日に保護者宛に郵送しており
ますのでご確認ください。また、昨年
度創設されました「高等学校等就学支
援金」につきましては4月に詳細をご
案内させていただく予定です。
③ 2
0
1
1年度の授業料等(授業料・諸
費補填金・校友会費)について
金額は2
0
1
0年度と同額です。詳細に
つきましては4月の始業式の日にご案
内いたしますが、第1期分は4月2
5日
(月)に 中 学 生2
1
5,
0
0
0円、高 校 生
1
6
5,
5
0
0円を引落しいたします。なお、
高校生につきましては高等学校等就学
支援金(年額1
1
8,
8
0
0円・月額9,
9
0
0円)
を控除した金額を振替させていただき
ます。
④ 学年費について
購入予定品目、金額等の詳細につき
ましては5月初旬にご案内をいたしま
す。引落しは5月2
5日(水)を予定し
ております。
⑤ 母の会会費について
4月にご案内がありますが、2
0
1
1年
度より会費(4,
0
0
0円)の納入方法が
変わります。第1期分授業料等と併せ
て4月2
5日(月)に口座振替させてい
ただきますので、銀行窓口での納入手
続きは不要となります。
⑥ 六甲会費について
6月の全校保護者会にてご案内があ
ります。昨年は2
5,
0
0
0円を徴収させて
いただきました。
⑦ 伯友会(同窓会)
終身会費について
6
9期生・7
0期生・7
1期生は学年費よ
り終身会費積立金として1
5,
0
0
0円が徴
収されます。
<注>各々の自動振替日に引落しされ
ない場合は翌月初旬に
日付
再引落しされますので
それまでにご入金くだ
4月1
5日
(金)
さい。
2
2日
(金)
年/組/出席番号/氏名/欠席または
遅刻の理由
(注)欠席・遅刻のご連絡は原則事務
室での一括受付となっております。
担任への直接のご連絡はご遠慮くださ
い。
(2)制服等の販売について
制服・校内着・カバン等は、下記販
売日のお昼休みの時間に仮設校舎北棟
2階の予備教室3にてお買い求めいた
だけます。物品に関するお問い合わせ、
交換・修理等に関しては、指定業者へ
直接お問い合わせください。
*制服:畑洋服店(0
7
8−8
1
1−5
1
5
6)
*標準靴・トレーナー:塩谷スポーツ
(0
7
8−5
7
6−0
8
7
0)
*校内着:太陽の町(0
8
2
3−8
2−6
5
0
1)
*制カバン:ディアー商会
(0
6−6
3
5
1−7
8
2
6)
制服
靴・トレーナー
校内着
制カバン
○
○
○
○
○
○
○
○
―
5月6日
(金)
○
○
○
○
1
3日
(金)
○
○
−
−
(1)欠席・遅刻のご連
絡について
受付時間(午前8:
0
0∼8:3
0)内に以下
の内容を事務室宛にご
連 絡(連 絡 先:0
7
8−
8
7
1−4
1
6
1)
ください。
中学または高校/学
2
0日
(金)
○
○
−
−
学校事務室
2
7日
(金)
○
○
○
○
6月1
0日
(金)
○
○
○
○
1
7日
(金)
○
○
−
−
2
4日
(金)
○
○
○
○
7月1日
(金)
○
○
○
○
※販売時間はお昼休みの1
2時3
5分から1
3時1
5分まで。
但し、時間割その他の理由で変更もあり得ます。
母の会より
日頃は、母の会活動に対し、皆様のご理解とご協力をいただきありがとうございます。
昨年1
1月から各学年が手芸会を開催し、楽しい会話の弾む中で、メモリアルフォトスタンド、レザークラフトの携
帯ストラップ、ネックレス&リング、ビーズのバッグチャーム、六甲メモリアルベアーなどの素晴らしい作品ができ
上がっています。また、ボランティア作品製作のお願いにつきましては、多くの方々のご協力をいただきまして心よ
り感謝いたしております。6月1
8日(土)のバザーには皆様お誘い合わせの上、是非お越しいただきますようお願い
申し上げます。
新旧幹事長引継ぎ以降の主な活動につきまして、下記の通りご報告いたします。
1
1月9日
「歳末助け合い運動」 衣類、文具などを8ヶ所の施設に発送
1
1月1
8日
「強歩会」
きつねうどんの炊き出し
2月5日
「卒業式」
卒業生にサンドイッチと飲み物、卒業記念品の配布
今後の活動予定
4月8日
「入学式」
6月4日
「体育祭」
6月9日
「保護者会」
6月1
8日
「バザー」
9月1
7,1
8日 「文化祭」
新入生にパンと飲み物を用意
食品販売
2
0
1
0年度母の会会計報告及び2
0
1
1年度予算審議
手芸品、胸当て刺繍エプロン、寄贈品の販売、喫茶、食品販売
喫茶、食品販売
(幹事長 橋村 正美)
9
学 院 の動 き
<これからの予定>
(変更の可能性があります)
3月
20∼2
2日(火)
23∼2
6日(土)
4月
5・6日(水)
6日
(水)
8日
(金)
9日
(土)
11日(月)
14日(木)
16日(土)
21日(木)
22日(金)
23日(土)
巡礼・黙想
追認考査
中1オリエンテーション
高1オリエンテーション
始業式・入学式
委員錬成会
中1社会奉仕・宗教オリエン
テーション
中1健診
中1保護者会(午後)
聖木曜日
文化祭委員長選挙、聖金曜日
高1保護者会(午 後)
、聖 土
曜日
復活祭
中1カト研歓迎会
公休
24日(日)
28日(木)
30日(土)
5月
2∼31日(火) 聖母の集い
7日
(土) 公休、中3保護者会(午前)
12日
(木) 健康の日
13日
(金) 高1心理テスト
14日
(土) 高3保護者会(午後)
1
4∼19日
(木) 中間考査
20日
(金) カト研の日
21日
(土) 高1進路の日
2
3∼6/2
(木) 体育祭練習(短縮授業)
3
0∼6/1
(金) 教育実習
7
6月
3日
(金) 体育祭準備(授業なし)
4日
(土) 体育祭
9日
(木) 保護者会
1
1日
(土) 高2進路の日
1
7日
(金) 中3∼高2 夏の奉仕作業説
明会
1
8日
(土) バザー(高1以外公休)
2
5日
(土) 中2保護者会(午後)
7月
4∼8日
(金) 期末考査
1
1∼13日
(水) 短縮授業、奉仕作業説明会
(中3∼高2)
1
2日
(火) 生徒会長選挙
2
0日
(水) 終業式
クラブ活動
演 劇 部
神戸市大会最優秀賞
兵庫県大会優秀賞
神戸市大会創作脚本賞
兵庫県大会創作脚本賞
弓 道 部
全国選抜大会兵庫県予選 近畿選抜大会出場権獲得 高2 加茂隆大
テニス部
兵庫県サマーチャレンジ1
7以下 シングルス 優勝 高2 後藤優太
兵庫県県民体育大会 高校生の部 男子ダブルス
3位 高2 後藤優太・若林健太
バドミントン部
神戸市中学校秋季大会
団体1位 中2 大野良和・駒井悠一郎・藤原巧人・盛田大夢
山縣 将・大石紘暉・加藤大新・土見祐介
個人シングルス 3位 中2 山縣 将
個人ダブルス
1位 中2 大野良和・駒井悠一郎
2位 中2 藤原巧人・盛田大夢
3位 中2 大石紘暉・加藤大新
宝塚協会大会 男子ダブルス 4部
3位 高2 阿部 悟 中3 豊田安信
神戸市優秀選手賞 中3 豊田安信・本屋敷涼
神戸市中学生選手権大会
中学2年ダブルス
準優勝 中2 大石紘暉・土見祐介
3 位 中2 大野良和・駒井悠一郎
中2 藤原巧人・山縣 将
中学2年シングルス 準優勝 中2 盛田大夢
中学1年シングルス 優 勝 中1 鷲野正憲
準優勝 中1 前田直輝
3 位 中1 酒田 現
宝塚市協会大会 4部 準優勝 高1 宮田大輝
神戸市選手権大会 Dクラス 男子シングルス 準優勝 中3 豊田安信
陸上競技部
神戸市総体 高校 5
0
0
0m 優 勝 高2 細澤幸輝
中学 1
0
0m
準優勝 中3 山崎翔太
武庫川ロードレース 高校 ハーフマラソン 1位 高2 細澤幸輝
中学 5km
1位 中3 安藤 謙
1
0
「六甲中学・高等学校の教育に
ついての意識調査」に関して
一学期の保護者会でご報告しまし
たように、昨年度6年ぶりに保護者
の方々を対象とするアンケートを実
施しました。遅くなりましたが、こ
の場を借りて、アンケートにご協力
いただいた方々へ改めてお礼を申し
上げます。
学校の諸活動は、プロファイルと
して掲げた目標を目指して行われて
おりますが、これらの活動が保護者
の皆様からご覧になりどのように受
け取っていただいているかを知るた
めにアンケートを実施しました。
ごく大まかに結果をまとめます
と、多くの活動について6年前のア
ンケート時より好意的な評価が増え
ていますが、進学成績やクラブ活動
時間などいくつかの項目については
さらに充実を期待するという結果で
した。この結果を踏まえ、生徒たち
の成長をよりよくサポートできる教
育内容となるように改善していくこ
とができればと考えています。
(溝内 千尋)
告知板
教職員の移動
本年度は下記4人の非常勤の先
生が退職されます。
本校でのご尽力に感謝するとと
もに、新たな場所でのご活躍をお
祈りいたします。
M・シメリンク(英語)
中村 明信(社会)
増田
寛(理科)
行政 貴裕(理科)
編・集・後・記
「少年老い易く・・・」のとおり、こ
の歳の私にとっても、また、あっという
間の一年でした。青木先生の突然のご逝
去、長年親しんだ校舎が跡形もなくなっ
てしまったこと・・・。自分の思いや
こだわりとは関係なく無感傷に刻は流れ
ていきます。変化の手応えはあるのです
がどこへ向かうのかは小人の私には混沌
として分からないでいます。御心におま
かせします。
(金田 隆)
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