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NAGOYA - RA研究会

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NAGOYA - RA研究会
NAGOYA
UNIVERSITY
名古屋大学 URA 室の取り組み実績および展望
名古屋大学 リサーチ・アドミニストレーション室
ー 背 景 ー
名古屋大学リサーチアドミニストレーション室 (URA室) は、平成 24 年 2 月に本部直轄の研究支援組織とし
て発足して以来、大型研究プロジェクトや産業界・社会への橋渡し研究、研究マネジメント改革等に、企画戦略
の段階から関わり、すでに数多くの実績を上げている。本年度中には、研究推進室、産学官連携推進本部等
との統合により「学術研究・産学官連携推進本部(仮称)」に生まれ変わり、学術研究から産学官連携研究ま
で一貫して支援できる、より充実した体制となる。本発表ではこれまでの取り組みから見えてきた課題と今後
の展望について発表する。
URA 室が関わった主な大型プロジェクト
プレアワードからポストアワードまでの一貫した支援体制
・学内研究者との面談
・研究力分析
・科学技術政策・公募情報の収集と分析
・概算要求分析
プロジェクト立案
ニーズの収集
・申請書作成支援・ヒアリング対策支援
・プロジェクト形成のための学内外調整
・学内研究者への公募情報案内
プロジェクト申請 プロジェクト管理
申請書の作成
自治体・産業界への働きかけ
フォローアップ
期間:平成 25 年度 ∼ (9 年間)
複数の企業、研究機関、自治体の参画を得て、「アンダーワンルーフ」による産学
官連携を推進し、イノベーションの創出を目指す研究拠点。
担当 URA がプロジェクト立案段階から参加。様々なレベルの会議に参加し、執
行部から各研究グループまでを把握。多数の教員、参画企業・機関との調整を行
いプロジェクト全体の円滑な運営を図る。申請書等の作成に深く関与。
研究成果発信
プロジェクトの進捗管 知的財産の確保
理・報告書作成等
研究者の探索
行政への施策提案
革新的イノベーション創出プログラム (COI STREAM)
・知的財産管理
・アウトリーチ活動
・技術移転
(産学官連携推進本部と協働) ・イベント支援
安全保障貿易管理・
利益相反管理・カルタ
ヘナ法対応
(専門職の育成)
一般社会への発信
(アウトリーチ活動の組
技 術 移 転 先 の 紹 介 織化、あいち・サイエン
(産学連携窓口として スフェスティバル等)
の専門職育成)
世界トップレベル研究拠点プログラム (WPI-ITbM)
期間:平成 24 年度 ∼ (10 年間)
世界の一線の研究者を登用し世界拠点形成を目指す。
担当 URA か研究力分析等を通じ学内での候補絞り込み段階から関与。採択時
の報道対応や、採択後のアウトリーチ活動も支援。担当 URA は採択後も欠くべか
らざるチームの一員として活動中。
事業化プロジェクト 産業界への発信(展示
会出展担当者の育成)
応用研究・社会実証
コンソーシアムの構築
大型プロジェクト申請
研究の不正防止
(専門職の育成)
プロジェクト形成
法的・倫理的支援
主にシニア URA が行い、
法的・倫理的支援
関連分野のURAが支援
担当 URA
主にURAが担当
専門人材育成・地域 海外への発信(途上国
大学支援(URA等) 支援への展開)
研究成果発信
サイエンスコミュニケー
ターおよび対外的窓口・
出展業務担当 URA
他にも。。。
研究大学強化促進事業、中部先端医療開発円環コンソーシアム 、橋渡し研究加
速ネットワークプログラム、臨床研究中核病院整備事業 etc.
プロジェクト管理等
個々の外部資金による
URA 相当職が担当
アウトリーチ支援 (詳細は RA-P34:「地域連携を目指す名古屋大学のアウトリーチ活動」をご覧下さい。)
今後の課題
教員の責務とも言えるアウトリーチ活動の実施を効果的に支援し、教員の研究活動の時間を確保するととも
に、市民との効果的な科学技術対話を実現。
⃝ 課題解決型の研究や産学連携研究には、まだ改善
の余地があり、大学全体の戦略が必要
名古屋大学オープンレクチャー 2013 より石原一彰教授 豊田講堂前広場でのモデルロケットの打上
げ風景 (名古屋スペースキャンプ 2013) ⃝ 若手研究者を取り巻く研究環境は厳しく、雇用から研
究費の確保に至る支援の拡充が必要
(RA-P08: 「研究支援を通じた若手研究者の育成に関す
る考察」で本学 URA の取り組みを紹介しています。)
X 線天文衛星に乗せる望
遠鏡の鏡について説明す
る松本浩典准教授 ⃝ 外国人研究者の受け入れ体制ならびに外部資金獲
得支援について大学全体でのサポート体制が必要
⃝ 国際会議・シンポジウム開催支援体制への取り組み
名大カフェで話題を提供
する岡本行広特任講師 人工衛星を守る断熱材
の説明をする大学院生 etc.
⃝ 研究者からは、研究時間の確保にプラスになったとの評価。
⃝ 参加者からは、研究者が身近に感じられた、研究への関心が高まった等の評価。
新体制への移行 (詳細は RA-P40:「研究力強化に向けた改革構想」をご覧下さい。)
研究大学強化促進事業の開始に合わせ、これまで独立に存在していた「研究推進室」「産学官連携推進本部」「リサーチ・アドミニ
ストレーション室」の 3 組織を一体化し、包括的マネジメント組織「学術研究・産学官連携推進本部(仮称)」をスタートさせる。URA、
産連 CD、知財マネージャー等研究支援人材を「広義の URA」と定義し、組織一体となって研究者を支援する。
総 長
社会
応用プロジェクト・
社会実証プロジェクト支援
アウトリーチ活動
法的・倫理的支援
研究費獲得支援
技術移転・
産業界との連携推進
知的財産管理
研究力分析
大学
H 26.1から正式に移行
(H 25.7から実質スタート)
学術研究・産学官連携
推進本部
本部長
副本部長
産学官連携
推進本部
企画戦略 G
地域連携・
情報発信 G
プロジェクト
推進 G
組織の統合
オフィスの統合
・研究分析
・研究支援DB
構築
等
・地域支援
・アウトリーチ
活動
等
・分野別プロ
ジェクト推進
・知財マネジメ
ント支援
・イノベーショ
ン人材育成
等
等
等
研究推進室
情報収集、ネットワーク形成
(行政・産業界・地域・学内…)
研究プロジェクト
形成支援
URA室
研究担当
副総長
イノベーション
戦略部門
産業
URA 室は研究推進室、産学官連携推進本部と恊
働し、研究支援の様々な局面に関わって来た。
安全保障貿易管
理等のリスク管理
知財・
技術移転 G
国際産学・
人材育成 G
研 究 協 力 部
より密で機動性に富む研究支援ネットワークの構築!
お気軽にご参加下さい。
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