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平成26年度 第1回船橋市地方卸売市場運営協議会会議 議 事 録 開催

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平成26年度 第1回船橋市地方卸売市場運営協議会会議 議 事 録 開催
平成26年度
第1回船橋市地方卸売市場運営協議会会議
議
事
録
開催日
平成26年6月23日
1.開 催 日 時
平成26年6月23日(月)午後1時45分~午後2時30分
2.開 催 場 所
市役所本庁舎
3.出 席 者
委
9階
901会議室
員(15 名) 藤島廣二
髙橋洋一
高知尾憲一
田中和子
片田永由
外村泰子
酒井亀芳
鎌倉照敏
平
宮間章夫
篠田和男
河合
小柳
福田幸雄
栄三
八木達雄
開設者( 2 名)
神田弘志場長
事務局( 6 名)
村田真二総務課主幹
藤井輝文副主査
4.議
題
(1)会長選出
(2)船橋市場の取り組みについて
5.傍 聴 者
享
0人
努
杉田茂参事(総務課長)
関根文彦総務課長補佐
(事務局
村田)
只今より船橋市地方卸売市場運営協議会を開催いたします。
まず議事に先立ちまして、本日2名の委員が欠席となっておりますが、定数17名に対し、
15名の出席となっております。
このことから、船橋市地方卸売市場業務条例施行規則第48条第2項の規定により、会議開
催の定数を満たしておりますので、会議が成立していることをご報告いたします。
それでは、議事を進めさせていただきます。
議題1の「会長の選出」ですが、本来なら委員の中から仮議長を選出するわけでございま
すが、会長選出までの間、場長を仮議長とするものとしてよろしいでしょうか。
(全委員)
異議なし
(神田場長)
私が議長でよろしいということなので、仮議長を会長の選出まで務めさせていただきます。
それでは、「会長の選出」につきましては、船橋市地方卸売市場業務条例第73条第1項
により互選となっております。どなたか推薦ございますか。
(鎌倉委員)
会長は、藤島廣二委員を推薦したいと思います。
(神田場長)
只今、鎌倉委員から藤島委員を推薦したいとのご意見がございましたが、皆様いかがいた
しましょうか。
(全委員)
異議なし
(神田場長)
「異議なし」とのご意見がございましたが異議がなければ当協議会の会長には、藤島委員に
お願いいたします。
(藤島委員)
了解しました。
(事務局
村田)
藤島委員、会長席へ移動お願いします。
それでは藤島会長に、ご挨拶をお願いいたします。
(藤島会長)
私がここで改めて申し上げるまでもないのですが、ここにいらっしゃる方々はよくご存知
のように、卸売市場は非常に重要な役割を担っているわけですが、非常に厳しい状況の中に
あることも間違いありません。
今後、この船橋市の卸売市場がさらに発展できるように、委員の皆様方のお知恵をお借り
しながら進めて参りたいと思っておりますので、どうぞよろしくお願いします。
(事務局
村田)
ありがとうございました。
今後の議事の進行につきましては、船橋市地方卸売市場業務条例施行規則第48条第1項
の規定により会長が議長を務めることとなっておりますので、藤島会長にお願いいたします。
(藤島会長)
それでは、議事に従い会議を続けます。
早速ですが、議題(2)「船橋市場の取り組み」についてですが、開設者から説明願いま
す。
(開設者
杉田参事)
総務課長の杉田でございます。それでは説明させていただきます。
まず、昨年度の運営協議会からの答申を受けて、この4月の地方卸売市場の転換に合せて
「船橋市地方卸売市場経営展望」を策定することができましたことをお礼申し上げます。
今回はその経営展望を踏まえた開設者の取り組みについて報告させていただきます。
開設者としましては、市場内業者へのバックアップを行うことはもちろんとして、市場を
利用する「生産者」、
「実需者」、
「市民」それぞれにとって魅力ある市場を目指し6つの事業
を順次行ってまいります。
視点としましては、「卸、仲卸それぞれの活動の支援及び、市場全体で取り組む必要があ
るものに加え、市民向けの企画を実施する」というものです。
本日は、この6つの事業と場内業者の方々が中心となって実施しました「船橋市場開設4
5周年記念大会」についてご報告させていただきます。
1つ目の事業としましては、わくわく市場探検隊という事業を新たに実施することといた
しました。これまで、団体向けの校外学習的な市場見学は実施しておりましたが、それに加
え、より多くの市民に市場を知ってもらえるよう、個人向け特に家族で参加できる見学会「わ
くわく市場探検隊」を企画し、この4月より月1回開催しております。
内容としては、普段一般の方の入れない青果の卸売場で市場の仕組みなどを学び、マグロ
のセリ場で「模擬せり」、仲卸売場ではたくさんの魚を見てまわります。
その後、人気№1のマイナス50℃の冷凍庫に入り、凍える寒さを肌で感じてもらい、凍
らせたバナナで釘を打つ体験をします。
最後は関連店舗を練り歩き、旬の素材を使った試食をしてもらいます。この試食は毎回内
容が異なり、第1回目は市内料理店店主によるスズキ料理と、鯛をその場でさばいてもらい
刺身にしました。2回目は、青果卸と仲卸による葉つき枝豆の試食、ベータキャロットジュ
ーズの試飲に加え、関連商からは、海苔の食べ比べをしてもらいました。
そして、今月21日の第3回では場内業者の取引先に募集をかけてもらい、水産仲卸の紹
介の料理人による、マグロのカルパッチョ・あさりのバターソテーと、ドジョウのから揚げ
の実演してもらいを試食しました。
これまで、4月26日、5月24日、6月21日の3回実施しており、いずれの回も定員
を上回る応募があり、参加された方からも「楽しい企画であった」、
「市場のことがよくわか
った」などと、好評をいただいております。
第1回の様子を、船橋市場のテーマソング「僕ら市場探検隊」に乗せてまとめたビデオを
作成しましたので、ご覧ください。
~プロモーションビデオを流す~
続きまして、2つ目の事業である通いコンテナの推奨について説明させていただきます。
青果物は、産地からスーパーまで段ボールで流通するのがほとんどですが、近年、プラス
チックの通い容器(コンテナ)を使った流通が注目されています。
現在、船橋市場では、青果卸会社が仲卸業者の協力のもと、生産者の方に市場までの青果
運搬に専用コンテナの使用を推奨する、「コンテナ事業」に取り組んでいます。
本事業のメリットとしていたしましては、生産者のコスト削減や省資源化、集荷力の強化
等が挙げられ、開設者としても市内生産者の負担軽減やコンテナ普及による市場取り扱い規
模の拡大など、事業推進の影響は大きいと考えています。
本事業をさらに推進するため、
「(仮称)通い容器利用補助制度」を創設することとしまし
た。最近の状況では、小松菜・ホウレン草などの葉物の他に葉つき枝豆やかぶ・ねぎなども
コンテナでの出荷がセリ場で見受けられるようになりました。
続きまして、3つ目の事業である船橋市場のブランド化について説明いたします。
近年、「〇〇直送」「朝どれ野菜」など、イメージ戦略が重要視されています。
船橋市場は、取り扱い規模こそ東京都の大型市場にはかないませんが、「いい魚が揃う」
「地場野菜に強い」などの評価も受けています。
大手量販店との取引拡大も必要ではありますが、現行の中堅スーパーや、飲食業者とタッ
グを組み、よりきめ細かなサポートを確実に行うことが船橋市場には必要なことと考えます。
特に水産物部に関しては、市内外に個人飲食店を顧客として抱える業者が多くおり、そこ
との繋がりを重要視しています。
船橋市場のブランドイメージ「いいものがある市場」を広く認知してもらうには、飲食店
や市民の近くにある地元スーパーで、「船橋市場から仕入れた物」を目にし、食べてもらう
ことが有効な手段であると考えます。
まずは、船橋市場をイメージしたロゴマークを公募します。7月1日号の広報ふなばしと、
ホームページで募集をかけ、8月下旬に審査選考、10月を目途に「ステッカー」や「のぼ
り」を作成し、船橋市場を仕入れ先としている飲食店、小売店に配布し掲示してもらえるよ
うキャンペーンを実施していく予定です。
その後は商店街などへ直接足を運び、ポスティングで新規顧客の獲得も目指します。
続きまして、4つ目の事業である船橋市場のホームページ開設について説明いたします。
積極的な情報提供の一環として、
「船橋市場の魅力」を、出荷者・実需者(飲食店・量販店・
商店などの小売業者)・市民に広くアピールすることを目的とした、ホームページを開設し
ます。
作成にあたっては、市場全体のHPとして継続的に運営していくための、ホームページ委
員会を組織して、事前準備段階から市場内業者が参画しています。
また、各業態の意見を取り入れたHPとするため、業者選定には提案型のプロポーザル方
式を採用し、ホームページ委員会の委員が審査することとしました。これまで、委員会を3
回開催し、どんな情報を掲載するかなどを検討して、6月16、17日の2日間で業者選定
を行い、10月の公開を目指しています。
これはイメージですが、旬の情報、イベント情報、特集ページなど市場の活気や賑わいを
想像させる構成とする予定です。
続きまして、5つ目の事業であるふなばし楽市の充実について説明いたします。
平成16年度から年4回開催してきました「ふなばし楽市」を、今年度から4・6・8・
10・12・2月の年6回開催し、市民の来場機会を増やします。
平成24年度に実施した市民意識調査では来場経験者が12.6%に対し、行ってみたい
と回答した人は58.8%にのぼり、潜在ニーズがあることがわかり、地方転換に先駆け、
25年度は年5回、今年度からは年6回に開催回数を増やして開催しています。
青果と水産の間の中央通路に特設会場を設け、青果・水産物を特売するほかに、水産仲卸
売場や関連店舗棟の各店舗での販売もしています。
また、ふなばし産品のPRのために無料配布を行っておりまして、今年の4月はホンビノ
ス貝のお吸い物、今月の7日には船橋にんじんベーターキャロットを配りました。
最近では楽市の開催に合わせてタイムセールを行うなど、販売店舗も来場者を楽しませる
工夫をしています。
続きまして、6つ目の事業である料理教室の充実について説明いたします。
船橋市場では旬の食材を使った料理教室を実施しています。25年度の最後の開催時には、
水産仲卸業者が企画段階から参画し、メニューを検討、当日はブリの捌き方の実演、さしみ
にして食べるなど、参加者からも好評を得ることができました。
今年度からは引き続き水産仲卸業者の協力を頂きながら、開催回数を年8回に増やし市場
ならではの料理教室を企画・開催して行きます。
6月26・27日に開催する「イサキを使ったブイヤベース」の回では、見学中に水産仲
卸売場でさばき方を勉強する予定です。
上段は参加者が楽しみながら料理をする様子です。
下段は仲卸業者が参加者の目の前でブリを捌き、ブリとハマチの違いや捌くコツなどを教
えてくれている様子です。家庭用の包丁で見事に捌く様子を参加者は熱心に見入っていまし
た。
最後に報告となりますが、船橋市場は今年の5月に開設45周年を迎えました。
これを記念したイベント「船橋市場だよ全員集合」を、市場内業者の皆さんが先頭に立っ
て開催し、約5万人もの来場者で賑わい、市場始まって以来の大きなイベントを成功させる
ことができました。
全国各地から集まったゆるきゃらのプロレスと、旨いものを集めたご当地グルメの祭典や
市内の吹奏楽団による演奏会と、YOSAKOI ソーランのコラボレーションイベント「ドドンパ
祭り」も盛り上がりました。
農協、漁協、場内業者による野菜・魚介類の販売も好評をいただきました。
今後も市場内業者、開設者と一体となって魅力ある市場を目指してまいりますので、ご理
解、ご協力をお願いいたします。以上でございます。
(藤島会長)
ありがとうございました。
只今、ご説明がございましたが、皆様何かご意見、ご質問はございませんか?
(髙橋委員)
通いコンテナの費用は生産者の受益者負担なのでしょうか?
(開設者
杉田参事)
そうです。生産者の方に60円で借りていただくことになります。
(髙橋委員)
借りる度に60円支払うということでしょうか?
(酒井委員)
使用料は1個につき60円いただきます。
(髙橋委員)
仮に生産者が出荷量より多く借りた場合はどうなるのでしょうか?
(酒井委員)
そういったことがないよう出荷量に見合った個数を借りていただきます。
(髙橋委員)
生産者に何個貸したかということは管理していると思いますが、最終的に使用料はいつ徴
収されるのでしょうか?
(酒井委員)
出荷した時点で、貸出している個数に60円を乗じた額を仕切りの方からいただきます。
(髙橋委員)
コンテナを出荷用の梱包器として使用せずに物入れとして使用した場合は、把握できなく
なるのでしょうか?
(酒井委員)
お貸しした個数は把握しておりますので、出荷時に個数が足りないということであれば、
紛失したとして別途料金をいただくことになります。
(髙橋委員)
10円の補助金は誰に対して支給するのでしょうか?
(開設者
杉田参事)
10円の補助金は開設者から卸会社に支給いたします。
(髙橋委員)
1個につき60円徴収し、かつ10円補助されるということであれば、卸会社の収益は大
きくなるのではないでしょうか?
(開設者
杉田参事)
卸会社もリース会社よりレンタルしており、人件費等を鑑みると赤字であるということか
ら補助するものでございます。
(髙橋委員)
しかし、コンテナの原価は安いと思いますが、いかがでしょうか?
(酒井委員)
新たに1個作成するのに、600円必要であるとリース会社から聞いております。また、
私たちも1個につき80円使用料を支払っております。
(髙橋委員)
商品に水をかけられるというのは段ボールにはない強みであると思いますが、一方で、小
松菜やほんれん草、ねぎ等のように風に晒されるということで商品が傷むように思います。
(酒井委員)
そうですね。商品に応じて、コンテナを使用するか検討していただきたいと思いますが、
生産者の方から作業工程上、コンテナの方が良いという意見もいただいております。
また、低温の卸売場を造りましたので、そちらにコンテナで出荷されてきたものを置いて
おくと鮮度が保たれ、品質管理の面でも役に立つと思います。
(髙橋委員)
仲買(仲卸)さんも使用料は支払うのでしょうか?
(酒井委員)
仲買(仲卸)さんからも20円いただいております。
(髙橋委員)
もっとコストを抑えられるのではないでしょうか?
(酒井委員)
先ほども申し上げましたように、1個80円で借りておりますので、仲買(仲卸)さんと
生産者から使用料はいただいておりますが、採算が取れていない状況にございます。
(髙橋委員)
生産者から60円、仲買(仲卸)さんから20円、開設者から10円もらっているのであ
れば、採算が取れているように思えますが、いかかでしょうか?
(開設者
杉田参事)
使用料以外に人件費等の経費もかかっておりますので、やはり採算は取れていないようで
す。
(髙橋委員)
通いコンテナ専属の担当者がいるということですか?
(酒井委員)
そうです。管理にやはり費用が多くかかってしまうので、赤字となっております。
(髙橋委員)
企業努力によってコンテナに係る費用を抑え、集荷を上げ、売買参加者が増えることで最
終的にはプラスに転じるという手法も考えられるのではないでしょうか?
(酒井委員)
確かにそういった手法も考えられますが、この事業は始まって1年足らずではございます
が、非常に反響は良いと感じております。やはり、コンテナは段ボールに比べ鮮度保持がし
やすいという点から生産者やお客様にとってもメリットがあるのではないでしょうか。
(髙橋委員)
低温卸売場は長印さんが造ったのでしょうか?
(酒井委員)
そうです。私どもの出資で造りました。
(藤島会長)
私の方で補足させていただきますと、一般的にコンテナは1個100円前後で貸出されて
おります。卸売市場に貸出す場合、回収率が良いことからで他よりも安価で貸出されている
という状況にございますので、使用料は妥当なものではないでしょうか。
(平委員)
最近はコンテナで納めて欲しいという注文も入ってきていますよ。
(藤島会長)
この件でも他の件でも構いません。他の委員の方は何かございますか?
(篠田委員)
通いコンテナはコストがかかっているようですが、消費者に何か影響はありますか?
(酒井委員)
消費者は品質で選んでいただいているので、特に影響はないと考えております。
(藤島会長)
他に何か質問はございますか?
(全委員)
-意見なし-
(藤島会長)
他にご意見がなければ、本日の議題は以上となりますので、これで散会したいと存じます。
それでは本日の会議を終了させていただきます。
(事務局
村田)
藤島会長、並びに委員の皆様、どうもありがとうございました。
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