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後衛のストローク力アップと背面バックボレーの効果的メニュー 1 ミドルとは

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後衛のストローク力アップと背面バックボレーの効果的メニュー 1 ミドルとは
【ソフトテニス誰でも10倍上達します】
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└─────著作制作:OYA
背面ボレー
背面ボレー
PDF版
PDF版 no40
no40
転載転用禁止です──────────────
2008/12/5編
後衛のストローク力アップと背面バックボレーの効果的メニュー
1
ミドルとは
中学生のほとんどの選手は 「相手
のいやがるコースへ打つ」 という
ことを知らないで試合をやってい
るのではないかと思えるくらい、
素直に試合をおこなっています。
前衛と後衛の間を抜いていくボー
ルを、ミドルとします。
そこを意識することは、レベルア
ップするのには不可欠です。
意識できても、そこへ打つには、
シュート力が必要です。
ミドルを意識する練習方法はさほ
ど珍しいものではありません。
「ミドルのコース」
ただ、こういうミドルを後衛に意識させ、そして前衛もそれを止めるという練習を行って
いるチームはどれだけあるでしょうか?
試合の中でシュート力があって強いチ
ームは「すき」さえあれば、ミドルを
ねらってきます。
それは流す方向でも、引っ張りでも ミ
ドルが見えれば ミドルをねらってきま
す。
シュート力がないから、ミドルも必要
ないということではありません。
ミドルを意識することによって「シュ
ート力が必要なのだ」と気付くことが
もっとも重要なのです。
「ミドルを打ったボールを前衛がバックボレー」
2
練習方法の解説
練習方法を説明していきます。
まず 、球出しは 手投げで行い ま
す。(①)
②の 選手が矢印 の方向にシュ ー
トを打ちます。
この シュートは 、引っ張りで す
の後 衛にとって は打ちやすい コ
ースです。
前衛 の③はこの ボールを触る よ
うにします。
手前の後衛(赤シャツ)は、抜け
てき たボールを 打ち返すよう に
します。
その 後のボール は打ち返さず に
それ で1つのパ ターンが終わ り
です。
「↑右ストレートのミドル」
ここまでは約束練習で、決められたこと
をするだけです。
「↓バックボレー」
これだけだと、 練習上手 にはなるかもしれま
せんが、試合には前衛も後衛も応用が必要に
なってきます。
そこで、 後衛は、前衛の左側(ショートクロス
側)に打つコースと、ミドルのコースを打ち
分けるようにします。 そうすると、前衛は、
ポジション取りを学習でき、ミドルのボール
は本当の意味でとっさに手を出さないといけないバックボレーの練習になります。
←右ストレートも同じように練習を行
います。
向こう側が打つ選手です。
水色シャツの選手が、手投げで球出し
をしています。
赤シャツの前衛は、試合のポジション
ではもう少し右側に来てないといけま
せんが、ここではミドルを打ちやすく
するために、少しミドルを空けるポジ
ションを取っています。
右ストレートは、 流す方向にボールを
打つ ことになり、前衛(赤シャツ)はフ
ォアになるので、シュート力が無いと
難しいのですが、ミドルに打てれば、
相手(黄色シャツ)のバックになるので、
一気に有利になるわけです。
クロス展開で回り込んでセンターから
打つ場合も、相手にセンターに返すと、
それは前衛と後衛の間を抜いていくこ
とになる。
周り込みながらフォアで流す方向に
打つ、このミドルは、同じところか
ら前衛の右側に抜けないと、このセ
ンターは前衛に張られて取られて終
わってしまいます。
同じところから2コースあるので、前衛は中々動けずに、ミドルが抜けるというのは、ど
の場面でもミドルを抜く場合は共通です。
【まとめ】「以下のコースを練習すると」ミドルを意識できる。
1)自分たちが左ストレート展開で相手前衛がセンターに立っています。その時に後衛が
フォアで流す方向に前衛と後衛の間を打っていくのがあります。
2)自分たちが右ストレート展開で、相手前衛がセンターにいて、その時に後衛がフォア
で引っ張りの方向で相手の後衛と前衛の間を打っていくコースがあります。
3)自分たちの後衛がレシーブ、もしくは、クロス展開で相手のボールがセンターぎみに
来たボールを、回り込んでフォアで打つ場合に前衛と後衛の間(センター)に打っていく
ボールがあります。
この3)の場面が一番有利で、相手の前衛はミドルを抜かれると、バックボレーになるの
で、ねらいやすいですし、ほとんどの後衛は引っ張りの方向が得意なので、ここはポイン
トが高く取れる場面と言えます。
3
強いチームほどミドルの意識が高い
強いチームほど、このミドルを良く打ってきます。
初心者は当然うまくいきません。
中レベルでもうまくいかないと思いま
す。
でも中レベル以上であれば、ミドルを
打つ練習は行なうべきかと思います。
後衛にコースを打たせることは、そこ
に行けばいいのではなく、その打つ勢
いやコース、ボールの低い、高いによ
って、相手前衛に取られたり、抜けた
りするということを練習で身につける
ことは大切です。
打てなければ打てるようになろうとするという意識ができるのもこの練習の効果です。
発行元
─中学生ソフトテニス顧問の HP ─
管理者 OYA [email protected]
020-4622-8739 http://echigo.sakura.ne.jp/komon/
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