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Eija Koski HIMMELI

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Eija Koski HIMMELI
Eija Koski HIMMELI
ーエイヤ・コスキ フィンランドの祈りー
展示会期 : 2016 年 2 月 3 日(水)- 2 月 17 日(水)
謹啓 時下ますますご清栄のこととお慶び申し上げます。
ギャラリーエークワッドでは、2016年2月3日から2月17日まで、
「 Eija Koski HIMMELI−
エイヤ・コスキ フィンランドの祈り ー」を開催致します。
フィンランドの伝統装飾ヒンメリの作品を紹介します。雪に閉ざされた長い月日を闇の
中で暮らすフィンランドでは、太陽神の誕生祭や農耕神への収穫祭を12月下旬の冬至
にヨウル( Joulu)の祭として行っていました。ヒンメリは1150年頃に田園地方からはじ
まった 伝統的なヨウルの装飾品で、H im m e liの 語 源 は、スウェーデン語 の「天」で す。
家族で作ったヒンメリを食卓の上の天井に吊すことで、そこに光を感じ、天へと繋がる
道を作りだして、翌年の豊穣と復活する太陽を心待ちにしながら祈る習慣がありました。
また、ヨウルは死者の霊を鎮めるお祭りでもあったため、闇をさまよう霊から家を守る
為の意味合いもあったと言います。
エイヤ・コスキは、その様な伝統だけにとらわれず、大胆で、斬新な造形美を作り出し作
品性の高いヒンメリを展覧会や、著書で発表し大きな反響を呼んでいるアーティストで
す。
彼女はフィンランドの西海岸の町、Vaasaの自然豊かな農園で暮らしています。彼女は
自らライ麦を育て、その藁で作品を制作します。また、野生のキノコやハーブの専門家
でもあり、食べ物や衣服をはじめ、生活にまつわるほとんどを手作りする、いわば、彼女
のライフスタイルそのものが精霊と共にある祈りに満ちたスローライフなのです。最近
はクラフトワークの人気と共に若い世代による、そのライフスタイルへの共感も高まって
います。
北欧では、冬至前後になると
「極夜」
と呼ばれる太陽が昇らない時期が訪れます。長く寒
い冬の始まりに作られてきたヒンメリには、太陽が降り注ぐ夏至を待ち望む人々の願い
が込められています。自然と共に生きることを人生の愉しみとし、恵みに感謝し、深く理
解する彼女だからこそ生み出すことが出来るヒンメリの造形美をぜひご覧ください。
大変短い展示期間となっております。この機会に是非ご来場くださいますよう、ご案内
申し上げます。また、貴紙誌にてぜひ記事としてお採り上げいただきたく、宜しくお願い
申し上げます。
敬 具
2016 年 1 月
公益財団法人 ギャラリーエークワッド
GALLERY A4
開館時間 10:00-18:00(最終日-17:00) 日祝休館 入場無料
〒136-0075 東京都江東区新砂1-1-1 tel : 03-6660-6011 e-mail : gallery@a-quad.jp URL : http://www.a-quad.jp/
GALLERY A 4 PRESS RELEASE
■企画概要
展覧会名:Eija Koski HIMMELI ーエイヤ・コスキ フィンランドの祈り ー
会 期 :2016 年 2 月 3 日(水)∼ 2016 年 2 月 17 日(水)
会 場 :Gallery A4(ギャラリーエークワッド) 〒136-0075 東京都江東区新砂 1-1-1
開館時間: 10:00 ∼18:00(最終日は 17:00 まで)
休 館 日 :日曜・祝日《*2/7(日),2/11(祝日),2/14(日)》入場無料
主 催 :公益財団法人ギャラリーエークワッド
協 力 :フィンランドセンター、S2 株式会社
後 援 :フィンランド大使館
お問合せ:ギャラリーエークワッド事務局 03-6660-6011
E-mail :[email protected] Gallery A4 公式サイト:http://www.a-quad.jp
■展示概要
・エイヤ・コスキ作品 約 60 点、
・エイヤ・コスキ農園写真 数点
・映像 (制作のプロセス)
・S2 株式会社による北欧マーケット(ヒンメリ他、北欧の雑貨の販売)
■関連イベント
●トークショーとフィンランドの民族楽器カンテレ演奏の夕べ
日 時 :2016 年 2 月 4 日(木) トークショー:18:00−19:00
カンテレ演奏:19:15−19:30(演奏者桑島実穂さん)
会 場 :竹中工務店東京本店 2 階 A ホール(東京都江東区新砂 1-1-1)
パネラー :エイヤ・コスキ(ヒンメリアーティスト)
ウッラ・キンヌネン(フィンランドセンター 文化・コミュニケーション担当マネージャー)
定 員 :先着 100 名、参加無料
申 込 :HP の申込フォームよりお申込みください。
(http://www.a-quad.jp)
*** 会終了後、懇親会を兼ねてワインパーティを予定しております。
●ワークショップ「ヒンメリをつくろう 」
日 時 :2016 年 2 月 6 日(土) 10:00−13:00
講 師 :エイヤ・コスキ(ヒンメリアーティスト)
会 場 :竹中工務店東京本店 1 階打合せコーナー(東京都江東区新砂 1-1-1)
対象年齢:中学生以上/定 員 :30 名/参加費 :1,000 円(材料費込)
*** 麦は北海道遠軽町産の麦わらを使用します。
申 込 :HP の申込フォームよりお申込みください。
(http://www.a-quad.jp)
●フィンランドの暮らしの雑貨マーケット
会期中、フィンランドの暮らしに関する雑貨を販売するマーケットを開催致します。
開催予定日:2016 年 2 月 3 日(水)∼ 2016 年 2 月 17 日(水)
*2/7( 日),2/11(祝日),2/14(日)は休み
* 会期中オープンする予定です。
(ヒンメリの販売も致します)
* 詳細は HP をご覧ください。
(http://www.a-quad.jp)
GALLERY A4 PRESS RELEASE
■Eija Koski エイヤ・コスキ
エイヤ・コスキは、経済学者としてのキャリアを捨て ヒンメリの制作に エネルギーを注ぐこ
とを決意、ヒンメリの技術を次世代に伝承したいと、 世界中でワークショップを開き、多くの
展覧会でも作品を紹介しています。
フィンランドの西海岸ヴァーサ の近くの農場に暮らし、無
農薬のライ麦を育てています。収穫した麦の中からヒンメリに一番ふさわしい麦を選び、手
でカットして作品を作ります。ヒンメリは、幾何学的で構築的ですが、
「ついつい病みつきに
なってしまうものよ」
と、エイヤは言っています。彼女は、現在のヒンメリブームについて
「ス
ロームーブメントの一旦で、 古くから伝わるよき伝統に世の中が改めて注目しているんじゃ
ないかしら。最近は職人芸的なクラフトが人気になっているし。」
と言っています。エイヤのヒ
ンメリ・ワークショプにもアーバン ・スタイルの若者が増えているそうです。エイヤは、きのこ
と野生のハーブの専門家でもあります。
2012年出版の『Himmeli』
(Maahenki出版)は第三版を数えています。
■広報用作品画像
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