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アクティブ・ラーニング - 法政大学 入試情報サイト

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アクティブ・ラーニング - 法政大学 入試情報サイト
多 様 な 学 び
ア ク ティブ・ラ ー ニ ン グ
実 習 系 科目
講義で学んだ理論や技術、方法を深く定着させ、
その生かし方を身に付けるために、社会の現場に即したより実践的な知識とスキルの習得
を目指します。
ある物事や現象が起こる原因・背景を実践を通して捉えることで、専攻分野の理解を一層深めることができます。実習系科目で
は、
あらゆる領域でさまざまな体験・実践の機会を用意しています。
学生自らが 答えを探 す「 能 動 的学習」で、さらなるステップアップを
広告制作実習
法政大学では、教員が一方的に知識を教える
“講義型”ではなく、学生が主体的に考えて行動する
“参加型”の「アクティブ・ラーニング」
を
実際の広告制作を通してメディアを学ぶ
市場調査の基本を学ぶ
3つの実習で臨床心理学の理解を深める
積極的に推進し、各学部・学科で多彩な科目を設けています。
プロジェクト系科目、
フィールドワーク系科目、実習系科目、
インターンシップな
実際の広告のステップに沿った制作実習を行い、
広告メディアのリテラシーを学びます。開発したコ
ンセプトをもとに、
グループで広告キャッチフレーズ
作成や30秒のCM制作に取り組みます。
インタビューや行動観察から収集する
「定性調査」
と、統計ソフトを用いた質問票調査である
「定量調
査」。
これらのリサーチを実際に行って、消費者の
ニーズを捉えた新商品の企画書を作成します。
臨床心理関連の現場や専門機関での「フィール
ド実習」
「 現場見学」
「 臨床心理研修」の3つの実
習を用意。
これら体験学習を通じて、臨床心理に
関する知識を深め、実践感覚を磨きます。
キャリアサポート実習
スポーツ医科学実習
デザインスタジオ
どの実践的で多様な学びは、学生の能動的な学習意欲を引き出し、
さらなる成長へと導きます。
※こちらのページで紹介している科目は一例です。各学部・学科のカリキュラム表と併せてご参照ください。
プロジェクト系科目
講義で学んだ知識や技術を基にして、学生が自立的・主体的に取り組む学習で、自分の興味があるテーマに対してプロジェクト形式で取り
組みます。
さまざまな課題に関する問題解決の道筋を、与えられた時間の中で洞察し、学生同士で討論し合いながら解決するための手段や
アイデアを見いだします。問題解決という目標に向かって意欲的に取り組むことで、座学では得られない実践的な思考力を身に付けます。
プロジェクト
PBL
情報科学部
興味のある情報技術分野を究める
スポーツ健康学部
デザイン工学部
他者のキャリア形成支援を体験
スポーツ医学の論理的実践力を身に付ける
デザインの実際を体験し、実務感覚を養う
高 校 生 や 後 輩たちのキャリア 形 成を実 際 にサ
ポートする体験型授業。他者についての理解を深
めるとともに、
自己理解を促し、
キャリアデザインの
基本となる考え方や方法を習得します。
スポーツ現 場における内 科 的および 外 科 的 障
害・外 傷の発 生に対する医 学 的 支 援( 対 処・治
療・予防)の知識・技術を習得するために、4∼5
人のグループに分かれて実習を行います。
建築や都市環境、
ものづくりをデザインに絡めて
問 題 解 決の糸 口を探るスタジオ実 習 形 式の授
業。デザイン工学部3学科にそれぞれ設置され、製
図や模型製作など専門スキルを身に付けます。
インターンシップ
在学中に企業や官公庁、
その他団体で一定期間の就業体験を行うことで、
ビジネスマナーや社会人基礎力を身に付けることはもちろん、自
分の専攻分野の実社会における意味やつながりを体感します。
インターンシップでの体験はプレゼンテーションやレポートで発表することもあ
り、
その分野の仕事に対する理解を深めるとともに、自分自身のキャリア形成に生かすことができます。
公共政策インターンシップ*1 Global Internship*2
PBLの実施テーマ例
●飛行ロボットのプログラミング
●車で牽引して飛行機を飛ばす検証
(機械工学科)
●仮想ミニインターネットの構築
●簡単な素子を用いた知的な振る舞いをするロボッ
ト作成(電気電子工学科)
●3次元画像処理アルゴリズムの開発
●Android スマートフォン用アプリケーション開発(応用情報工学科)
企業実務研究
法学部 政治学科(*1)、国際政治学科(*2)
社会でよく
“現場主義”
と言うように、講義や文献で学んだ事柄は、現場で実際に調査・検証をして初めてその意味を成します。現場体験型
のフィールドワーク系科目は、国内外の現場に赴き、実体験や調査を通じて深く物事を考察・分析するカリキュラムです。企業や地域など、
さ
まざまなフィールドの現状を直視することによって、問題意識と探究心を高めると同時に、調査・分析能力を身に付けます。
生命科学部 応用植物科学科
自主的に選んだ公共政策分野の業務を実体験
金融業から製造業まで多様な業種を体験
研究対象の現場を自らの目で確かめる機会
公共政策関連機関(中央官庁、地方自治体など)
および 国 際 N G Oなどで1 週 間 程 度の実 習を体
験。
その後、
プレゼンテーションとレポート発表を行
い、各政策分野への理解を深めます。
夏休み期間中に企業で就業体験(サマーインター
ンシップ)
を行い、現実のビジネス事情や仕事の意
義を学びます。
また実習報告会では、自らの経験
や感想をプレゼンテーションし、議論を交わします。
必修のインターンシップ科目として、2年次に植物
医科学に関連した農林水産省、環境省の技術部
門や、全国各地の企業・団体、研究所、農業試験
場などへ赴きます。現場で必要とされる技術や知
識、機能を集中的に学びます。
ゼミ・研 究 室 で 企 業と連 携した ユ ニ ークなプロジェクトも企 画
企業と連携した学びを実践しているゼミ・研究室も多数あります。
ここでは学生が現場のプロと意見を交わしながら企画から参加し、商品開発が実現した事例を紹介します。
フィールドスタディ
文学部 地理学科
植物医科学インターンシップ
経済学部
※キャリアセンター主催の就職支援インターンシップについては、P.162をご参照ください。
フィー ルドワーク系科目
人間環境学部
五感を駆使して学ぶさまざまな体験
教員と学生がフィールドに出て、寝食を共にし、地 フィールドスタディ
(現地学習)
は、私たちが置かれ
域調査とディスカッションを通して地域の実態への ている社会環境や自然環境を肌で感じ、
さまざま
認識を深めます。原則として2泊3日の日程でチー な実体験を通して自らの問題意識を高めるための
ムを組み、
テーマごとに現地で観測・計測・ヒアリン プログラムです。
フィールドスタディの舞台は、
自然
グ・見学などを実施。卒業までに2つの現地研究に 保護、
まちづくり、農業、地域福祉、文化、国際協
参加します(参加は2年次から)。現場を自らの目で 力、植林などの多彩な分野が用意されています。
観察・調査することで多くの知見を得ることができ 現地でのさまざまな体験は、社会で求められる問
ます。
題発見力や解決能力を養います。
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キャリアデザイン学部
現代福祉学部 臨床心理学科
講義形式中心から参加型の学びへ
プロジェクトの実施テーマ例
教室で学んだことを“現地=現場”で確認・検証
臨床心理実習
経営学部
理工学部
多くの大学で4年次から実施されるゼミと同じよう 与えられた課題に対し、解法や答えを学ぶのではな
に、1年次から教員や先輩と一緒に最先端の研究 く、問題解決の道筋を自分自身で主体的に考える
分野に触れることができる情報科学部独自の科目 実践・参加型の学習法がPBL(Project-based
です。
さまざまなテーマの中から、興味のある研究 learning)
です。理工学部の全学科ではPBLを必
プロジェクトを自分で選定し、
どのように問題解決 修カリキュラムに設定し、学生個々の問題解決能
を図るかを決めます。一つの研究に半年から最長 力の向上を図っています。PBLは少人数のグルー
2年半、集中して取り組むことができ、1年次から先 プ制で実施し、仲間と討論し合いながら、合理的な
輩と交流を持てる機会も得られます。
問題解決方法を見いだしていきます。
現地研究
マーケティング・リサーチ
社会学部
過去の主なテーマと実施場所
過去の主なテーマと実施場所
●石垣島・八重山諸島の地形と自然環境(沖縄)
●優れた自然の利用と保護のバランスを考える
(北海道)
●宗教集落の歴史・観光地理(奈良)
●飯田のまちづくり、地域の伝統芸能と社会(長野県)
●台湾の経済と社会(台湾)
●内戦の遺産と現代カンボジア社会(カンボジア)
事例
地域の特産品を活用した化粧品の販売戦略を、
メーカーと二人三脚で構築
社会学部の諸上茂光ゼミでは、株式会社ローザ特殊化粧料が開発した地産地
消の女性用化粧品「aile(エール)」のマーケティングに取り組みました。檜原村産
のヒノキを使った新商品について、同社が法政大学多摩地域交流センターに
マーケティング協力を依頼したことで実現。広告科学や消費者心理を研究してい
る諸上ゼミが、
コンセプト立案やブランド名の命名も含めた販売戦略提案を行うこ
とになりました。
ゼミ生は提案書作成のために、文献調査やグループワーク、
さらに同社と定期的
に会合を重ねながら檜原村でのヒアリングやアンケート調査、林業の現場視察な
どを実施し、
「 女性用化粧品商品開発戦略提案書」にまとめて提案しました。
さら
に、学外のビジネスイベントに出展して商品PRも経験。
プロジェクトに参加したゼミ
生からは
「実際に市場に出る商品を手掛けたのは始めてでしたが、成果が数字で
表れるという緊張感を味わえたのは貴重な体験でした」
といった声が上がりました。
2014年11月に東京ドームで開催された地産地消ビ
ジネスのイベント
「信金発!地域発見フェア」
(東京
都信用金庫協会主催)
では、
同社のブースで自分た
ちがプロデュースした商品のPRにも関わりました。
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