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3.データの準備 - Lasercut Design Lab

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3.データの準備 - Lasercut Design Lab
3. データの準備
加工出来る素材のサイズ
Co-lab 渋谷のレーザーカッターは、横695mm
縦495mm の大きさのマシンなので、素材のサイズは横690mm
高さ
490mm までにしてください。素材の厚みは 8mm(堅い木材などは 4mm 程度)まで切断することが出来ます。
イラストレータや CAD ソフトで切断する場合は、そのサイズの枠を作って、その中に切りたいものを配置するようにしてください。
695mm
素材はレーザーの照射の関係上余白を
3mm以上確保して配置してください。
495mm
レーザーは左上側から発光しているので、右下
側が一番距離が遠いため、力が若干落ちます。
満遍なくしっかりきりたい場合は、右下でレー
ザーの切れ具合をテストしてください。
3. データの準備
レーザーカッターで出来る事
切断モード ・・・ 素材を完全に切り離します。
切断モード
彫刻モード ・・・ 素材は切り離されず、彫りが入ります。
彫刻モード
データの作成方法
まず、レーザーカットしたいイラストレーターデータ (.ai データ ) をご用意ください。(DXFでもかまいません)
カラーモードは RGB に設定してください。
データの切断モードにしたい箇所は、
「塗りをなし」にして「線を 0.001pt」にしてカラーは RGB の黒 にしてください。
データの彫刻モードにしたい箇所は、
「線をなし」にして「塗り」だけにしてカラーは RGB の黒 にしてください。
以上でデータ作成は、終了です。
切断モード
彫刻モード
→
→
あとは、彫刻モードだと時間がかかるので、よくやる方法では、切断モード(線の太さを0)にして、むちゃくちゃ弱いレーザーで切ると、
切断されずに、引っかき傷(スクラッチモードとも呼んでます)のような模様を入れることもできます。
3. データの準備
イラストレーターでの作業
イラストレーターでレーザーカッター用のデータを作って指輪を完成させてみましょう。
3. データの準備
アートボードの作成
上部メニューバーのファイルから新規ドキュメントを開き、
レーザーの幅のサイズ、幅 695mm、高さ 495mm のアートボー
単位をミリメートルにして、幅 695mm、高さ 495mm
ドが作成されます。
にします。カラーモードは RGB にします。
3. データの準備
加工素材のサイズ設定
アイコンパネルから、長方形ツールを選び、加工する素
先ほどのアートボードに 150mm の正方形が配置されます。
材全体のサイズを入力します。
位置は左端に配置しておきます。
今回は、幅 150mm、高さ 150m の素材とします。
3. データの準備
リングパーツ作成
アイコンパネルから、楕円形ツールを選び、指輪のリングのサイズを入力します。
今回は、幅 23mm、高さ 23m とします。先ほどの 150mm の正方形の中に 25mm の正円が配置されます。
3. データの準備
リングパーツ作成
配置した正円を選択し、上部メニューバーから、
パスのオフセットのパネルが開いたら、オフセット ­3mm に設定して、
オブジェクト→パス→パスのオフセットを選択
プレビューで内側に 3mm 小さい正円が出来るのを確認して、OK を押
する。
します。
3. データの準備
ダイヤパーツ作成
アイコンパネルから、多角形ツールを選び、指輪のダイヤの
六角形のダイヤが配置されたら、ドラッグして図のようにリングの上
サイズを入力します。今回は、半径 6mm、辺の数 6とします。 部に配置します。
3. データの準備
リングパーツとダイヤパーツの合体
次にリングの部分だけを選択し、パスファインダーパネ
ルの前面オブジェクトで型抜きを選択します。すると二
つの正円が一つのオブジェクトになります。
パスファインダーパネルは上部メニューバーのウィンドウ
の中にあります。
次にリングとダイヤの両方を選択し、パスファインダーパ
ネルの合体を選択します。するとダイヤとリングが一体化
します。
3. データの準備
ダイヤのカット描画
アイコンパネルからペンツールを選択し、ダイヤにカットをイメージした線を描きます。
3. データの準備
彫刻モードのデータ作成
いよいよここから、切断モードと彫刻モードよ
線を全て選択している状態で、上部メニューバーのオブジェクト→パス→パス
うにデータを作っていきます。まずは、彫刻モー
のアウトラインを選択します。ダイヤの線だった情報が塗りに変わります。
ドにするダイヤの線の部分を作っていきます。
引き続き選択した状態で、パスファインダーパネルから合体を選択し一つの
先ほど描いた線全てを選択し、上部メニューの
オブジェクトにします。こうする事で重なっている部分を 2 回加工してしまう
線パネルからの線の太さを 0.25pt にします。
事を防ぎます。さらに上部メニューバーのウィンドウからカラーを選択し、
RGB を 0 に設定します。彫刻モードの設定はこれで終わりです。
3. データの準備
切断モードのデータ作成
次は切断モードのデータを作ります。
今度はリング部分を選択し、線の太さを 0.001pt にします。塗りは無しにします。カラーは RGB0 に設定します。
これで切断モードの設定は終わりです。以上で入稿データ作成は完了です。
3. データの準備
完全入稿データ
これが完全入稿データとなります。150mm の正方形の枠に配置しましょう。
繰り返しの説明となりますが、
切断モードにしたい箇所は、「塗りをなし」にして「線を 0.001pt」にしてカラーは RGB の黒 にしてください。
彫刻モードにしたい箇所は、「線をなし」にして「塗り」だけにしてカラーは RGB の黒 にしてください。
3. データの準備
アートボードのサイズ変更
もし途中でアートボードのサイズ変更をする場合、上部メニューバーのウィンドウパネルから
アートボードを選択し、アートボードパネルの図のマークを選択します。
するとアートボードオプションが開くので、ここで変更したいサイズの幅と高さを入力します。
これでアートボードのサイズ変更は完了です。
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