農家（PDF：914KB）

グラフdeセンサス2015
グラフ
で
見て学ぶ
第２回 農 家
2016年（平成28年）
７月発行
東海農政局統計部
農林業センサス
２0年間の農家数の推移をみると…
◎農家
農家数は３県とも大幅に減少
岐阜
90
90
60
60
3030
自
給
的
農
家
販
売
農
家
90
90
33
29
土
地
持
ち
非
農
家
29
60
60
34
34
32
55
62
45
28
36
33
29
三重
90
90
34
40
40
39
65
44
37
36
52
45
44
49
47
H.7
H.7
1212
1717
2222
2727
3030
自
給
的
農
家
販
売
農
家
19
土
地
持
ち
非
農
家
18
20
19
17
56
49
35
27
22
40
31
33
35
36
26
00
00
00
60
60
73
3030
25
20
販
売
農
家
土
地
持
ち
非
農
家
○自給的農家
（千戸）
120
120（千戸）
愛知
自
給
的
農
家
＋
★土地持ち非農家・農家以外で耕地及び耕作放棄地を合わ
せて５ａ以上所有している世帯。
農家数等の推移
（千戸）
120
120（千戸）
○販売農家
◎農家・・・・・・経営耕地面積が10ａ以上又は農産物
販売金額が15万円以上の世帯。
○販売農家・・・・経営耕地面積が30ａ以上又は農産物
販売金額が50万円以上の農家。
○自給的農家・・・経営耕地面積が30ａ未満かつ農産物
販売金額が50万円未満の農家。
東海３県の販売農家を20年前（平成７年）と比べてみると、岐阜県は
54％減少し２万8,511戸、愛知県は52％減少し３万5,068戸、三重県は54％
減少し２万5,696戸となり、３県とも５割以上減少しています。
次に自給的農家を比べてみると、岐阜県は10％増加し３万2,279戸、愛知
県は16％増加し３万8,765戸、三重県は７％減少し１万7,225戸となりまし
た。その結果、販売農家と自給的農家を合わせた農家数は、３県とも大幅
に減少しています。
なお、土地持ち非農家は20年間で岐阜県は84％増加し３万6,092戸、愛知
県は34％増加し４万9,446戸、三重県は64％増加し３万5,901戸となり、販
売農家や自給的農家から移行していることが考えられます。
（千戸）
120
120（千戸）
＝
H.7
H.7
1212
1717
2222
2727
H.7
H.7
1212
1717
2222
2727
主副業別に販売農家数をみると…
ココに注目！
主業・準主業・副業的農家のすべてで減少
販売農家を主副業別区分で20年前（平成７年）と比べてみる
と、主業農家は岐阜県が56％減少し2,522戸、愛知県が54％減
少し8,754戸、三重県が62％減少し2,520戸。準主業農家は岐阜
県が64％減少し4,306戸、愛知県が67％減少し6,318戸、三重県
が63％減少し4,763戸。副業的農家は岐阜県が51％減少し２万
1,683戸、愛知県が43％減少し１万9,996戸、三重県が50％減少
し１万8,413戸となり、どの区分においても東海３県とも大幅
に減少しています。
参考までに平成27年の販売農家に占める主業農家の割合は、
都府県平均の21％に対し、岐阜県が9％、愛知県が25％、三重
県が10％となり、愛知県の割合が高くなっています。
80
60
20
0
東海3県の125市町村をみると、1位が田原市の76%、2位が碧
南市の52%となっており、上位30位までのうち25市町村を愛知県
が占めています。
なお、岐阜県の上位は、高山市が31%で14位、海津市が29%
で16位。三重県では、御浜町が33% で12位、木曽岬町が26% で
19位となっています。
主副業別農家数（販売農家）の推移
（千戸）
40
愛知県は65歳未満の農業専従者（150日以上従事した者）
がいる割合が高い
35
副
業
的
農
家
準
主
業
農
家
44
19
22
12
6
H.7
37
28
33
8
4
17
岐阜
4
3
27
主
業
農
家
販売農家に占める65歳未満
の農業専従者がいる割合
(平成27年)
28
20
11
19
H.7
18
6
13
13
9
7
17
愛知
27
H.7
8
4
17
三重
5
3
27
主業農家
準主業農家
副業的農家
農業所得が主（農家所得
の 50 ％ 以 上 が 農 業 所
得）で、調査期日前１年
間に自営農業に60日以
上従事している65歳未
満の世帯員がいる農家
農外所得が主（農家所得
の 50 ％ 未 満 が 農 業 所
得）で、調査期日前１年
間に自営農業に60日以
上従事している65歳未
満の世帯員がいる農家
調査期日前１年間に自営
農業に60日以上従事し
ている65歳未満の世帯
員がいない農家（主業農
家及び準主業農家以外の
農家）
販売金額規模別に販売農家数をみると…
農産物販売金額規模別にみた
１位部門の販売農家数の割合（平成27年）
100万円未満では稲、5,000万円以上では畜産が大半を占める
1
農産物販売のあった農家を販売金額規模別にみると、東海３県で
は100万円未満が５割以上を占めていますが、愛知県では1,000万円
以上が5,699戸と、岐阜県、三重県及び都府県平均と比較しても農家
数が多くなっています。
次に販売金額規模別に１位部門の割合をみると、販売金額100万円
未満では、３県とも稲部門が７割以上を占めています。100～5,000
万円未満では、岐阜県及び愛知県の野菜類部門の割合が高くなって
いるものの、三重県では100～1,000万円未満の稲部門が５割以上を
占めています。5,000万円以上では、畜産部門の割合が高く、３県と
も５割以上を占めています。
1
5,000万円
以上
20
1,000～
5,000
岐阜
1
7
70
6
56
100～
1,000
6
26
41
ランキング
35
0.6
2
1
3
順位
１位
販売金額5,000万円以上
の農家数（平成27年）
市町村
田原市
農家数
208
２位
豊橋市
89
３位
豊川市
57
４位
高山市
45
５位
西尾市
41
６位
鈴鹿市
37
７位
愛西市
17
８位
半田市
15
８位
豊田市
15
10位
碧南市
14
5,000万円
以上
0.1
30
5
25
0.1
1
0.1
1
20
4
9
4
2
1,000～
5,000
9
100～
1,000
15
10
16
17
5
14
100万円
未満
0
20
5,000万円
以上
5
岐阜
愛知
三重
都府県
平均
1,000～
5,000
4
6
60
3
80
100
（％）
愛知
22
3
54
0.3
8
53
6
29
2 5
1
100～
1,000
13
52
100万円
未満
19
74
0
20
5,000万円
以上
6 2
13
12
40
60
14
12
20
3
10 2 2
80
0.2
100
（％）
三重
1
66
22
7
20
17
13
1
100～
1,000
56
16
15
5
8
0.4
100万円
未満
稲
4 4
5
40
18
91
0
0
18
84
1,000～
5,000
18
23
1
100万円
未満
0.2
農産物販売金額規模別にみた
販売農家数（平成27年）
（千戸）
8 2
20
野菜類
果樹類
40
花き類・花木
3 4 3
60
80
その他の作物
0.1
100
（％）
畜産
※四捨五入のため、計と内訳の積み上げが一致しない場合がある（以下、同じ。）。
農産物出荷先別に販売農家数をみると…
農産物出荷先別農家数のうち
「消費者に直接販売」の内訳（平成27年)
出荷先別に変化がみられ農協出荷が減少
農産物販売のあった農家において農産物出荷先の割合をみる
と、平成17年と比べ平成27年は東海３県とも農協出荷が減少し
ています。出荷先が農協から農協以外の集出荷団体・卸売市場、
小売業者・食品製造業・外食産業などへ変化しており、特に岐
阜県では農協出荷が９ポイント減少しています。
また、消費者に直接販売した内訳をみると、愛知県では自
営・その他の農産物直売所が64％を占め、岐阜県及び三重県で
は、無人販売などのその他が50％以上を占めています。なお、
インターネットによる直接販売は、３県とも２％にとどまって
います。
その他の
農産物直売所
インターネット
２％
その他の方法
(無人販売など)
自営の農産物
直売所
34％
50％
岐阜
5,799戸
（100％）
14％
２％
42％
農産物出荷先別農家数の割合（複数回答）
岐 H.17
阜
27
小売業者
食品製造業
外食産業
消費者に直接販売
その他
農協以外の集出荷
団体・卸売市場
農協
63
54
11
22％
10
5
4
7
8
愛知
5,428戸
（100％）
34％
２％
18
20
28％
52％
愛 H.17
知
27
52
24
50
三 H.17
重
27
24
58
8
18
40
60
4
8
80
18％
13
３％
41％
19
18％
17
9
6
13
5
5
16
55
20
6
12
59
0
7
11
54
都 H.17
府
県 27
7
三重
4,975戸
（100％）
5
14
6
14
都府県
222,388戸
（100％）
お問い合わせ先
100（％）
東海農政局 統計部 経営･構造統計課
電 話：（０５２）７６３－４７３１
F A X ：（０５２）７６３－４７０９
38％