...

第10回定演 - So-net

by user

on
Category: Documents
114

views

Report

Comments

Transcript

第10回定演 - So-net
179
182 182
ごあいさつ
本日はお忙しい中、湘南マンドリンアンサンブル第10回定期演奏会に
ご来場いただきまして誠にありがとうございます。本年も第一部はマンドリンオ
リジナルを中心に、第二部はおなじみの日本の曲、映画音楽に加えまして
「スラブ舞曲10番」
、最後に難
曲
「華燭の祭典」
に挑戦してみました。一年間の練習成果をお楽しみいただければ大変うれしく存じます。
湘南マンドリンアンサンブル メンバー一同
指揮者紹介 伊井 之博
(いい ゆきひろ)
1962年生まれ。指揮法を古藤寛氏に師事。横浜平沼高校吹奏楽部、神奈川大学管弦楽団の学生指揮者
を経験し、大学在学中に県立舞岡高校吹奏楽部指導員。現在、舞岡高校吹奏楽部OB会指導員。2010年
11月より湘南マンドリンアンサンブル常任指揮者
出 演 者
★パートリーダー
指 揮
伊井 之博
湘南マンドリンアンサンブル
平成25年の活動
1月
ニューイヤーコンサート(こまよせ荘)
2月
名瀬住宅コンサート(戸塚区名瀬住宅)
5月
よつばの会コンサート(原宿松みどりホーム)
11月
司 会
内田 昌子
1st Mandolin
★渡邉 陽子
東海林 英子
能瀬 眞知子
古沢 千春
丸山 友子
森 陽子
2nd Mandolin
★江上 博司
青木 みなみ
唐澤 多喜子
諏訪 久美子
津上 幸子
馬場 幸代
Mandola
★岡本 るみ子
上田 克子
大野 俊彦
馬場 輝子
松本 知恵子
Mandoloncello
★大倉 薫
周東 裕美子
諏訪 勝宏
Guitar
★玉井 康治
青木 小四郎
赤塚 秀治
大江 賢一郎
川上 美保
菊地 裕子
渡邉 高代
Contrabass
田村 宇平
Percussion
竹内 華子
(賛助)
高橋 英里
(賛助)
チラシ・プログラムデザイン 渡邉綾乃
第10回定期演奏会(鎌倉芸術館小ホール)
湘南マンドリン
アンサンブル
第10 回定期演奏会
12月 クリスマスチャリティコンサート開催予定
(カトリック藤沢教会)
部員募集
マンドリン合奏経験者
連絡先 0466-87-8579(大倉)
2013年11月 2日土
開場 13:30 開演 14:00
鎌倉芸術館
小ホール
全席自由/入場無料
後援:鎌倉市教育委員会
神奈川県教育委員会
182
182
179
楽 曲 紹 介
日本民謡集
「会津磐梯山と八木節」
来たれいとしのマンドリン
ましたが700曲に上る作品を残しました。この曲はマンドリンを伴奏楽器とした歌曲
「来たれ、い
としのチターよ」
が原曲で、友人のホルン奏者のためにモーツアルトが作曲したものと云われていま
す。
“愛する人への思いを伝える友達になって欲しい”とチターに語りかける歌詞がついています。
W. A. モーツァルト 作曲 / 中川 信良 編曲
H. ベール 作曲
マドリッドの夜
M. マチョッキ 作曲
セレナータ・ガイア
R. カラーチェ 作曲
過去への尊敬
L. M. フォークト 作曲
スラブ舞曲第10番
華燭の祭典
H. ベール作曲
アした。代表曲には「悪魔と天使」「ボヘミア風奇想曲」があります。大幻想曲「アルモール」は、
ンリ・ベール(?-1914)はフランスのマンドリン奏者・作曲家で、第一次世界大戦で戦死しま
1908年パリにおける作曲コンクール1位入賞曲です。アルモールとは、現在のフランス・ブルター
ニュ地方の旧称であり、その情景がこの曲のモチーフになっています。ブルターニュの朝~ヤンの
舟歌~乗合馬車~田園詩~夕立~フィナーレの6つの部分で構成されています。
マドリッドの夜
M. マチョッキ作曲
マドリン音楽をフランスに定着させました。約800曲に及ぶマンドリン・ギター曲作品を残し
た大功労者です。
「マドリッドの夜」は、
「セヴィラの碧空」
「美しきカスティーリャの娘」の2曲と合
わせて“イベリア半島のスケッチ”と称されています。マンドリンの美しい音色が生かされたゆった
りとした八分の六拍子で始まり、中間部以降はウインナワルツを思わせる、軽快な中にも流麗な感
覚を交えた曲です。
第 二 部
日本民謡集
「会津磐梯山と八木節」
大幻想曲
「アルモール」
リオ・マチョッキ(1874-1955)はローマ出身の作曲家で、パリに移住し、イタリア発祥のマン
休 憩
真珠採りの唄
W. A. モーツァルト作曲/中川信良編曲
この原曲を、中川信良(1926-2005)が「来たれいとしのマンドリン」のタイトルでマンドリン合奏曲
に編曲しました。
大幻想曲
「アルモール」
ゴッドファーザー愛のテーマ
野吉司(1934-2007)は昭和のマンドリン奏者で、日本のマンドリンオーケストラの草分けのOS
ォルフガング・アマデウス・モーツァルト(1756-1791)はオーストリアの作曲家で、ハイド
第 一 部
来たれいとしのマンドリン
高T(オルケストラ・シンフォニカ・タケイ)で永く首席マンドリン奏者を務めていました。約10曲
ヴン、ベートーベンと並びウィーン古典派三大巨匠の1人と称えられています。35歳で早逝し
プログラム
高野 吉司 編曲
N. ロータ 作曲 / 酒井 国作 編曲
G. ビゼー 作曲 / 宮田 俊一郎 編曲
A. ドボルザーク 作曲 / 中川 信良 編曲
G. マネンテ 作曲 / 中野 二郎 編曲
セレナータ・ガイア
R. カラーチェ作曲
ランドリン製作家でもありました。三つのジャンル共に傑出した能力を発揮し、マンドリン音楽
ファエレ・カラーチェ (1863-1934)は、イタリアの作曲家、マンドリン演奏家であり、且つマ
の発展に多大の功績を残しました。作曲家としては約200曲の作品があります。曲名の
「セレナー
タ・ガイア」は原題"Serenata Gaia"をそのままカタカナ表記にしたものですが、"麗しきセレナーデ"
との邦訳が存在します。軽快な四分の三拍子の、気品に満ちた味わい深い小品です。
過去への尊敬
高野吉司編曲
L. M. フォークト作曲
ロ他に「山岳写景」があります。この「過去への尊敬」は、1921年のイタリア・イルプレットロ誌
ドビコ・メッラーナ・フォークト(1862-1935)はスイスの作曲家です。代表作として、本曲の
主催の第3回作曲コンクール第一位入賞曲です。Allegro non troppo 二分の二拍子のダイナミック
で力強い旋律から始まり、Piu Lentの静寂を経て、Allegro Meno mosso の甘く、どことなく切ない
旋律へと引き継がれます。その流れは、いつも誰かに急き立てられているかのような「現在」という
時代に、突如、天使が舞い降りてきて、甘く懐かしく、そして時の流れが緩やかな
「過去」
の記憶へと
誘ってくれているかのようです。しかし、そんな至福の時間が長く続くことはなく、再び「現在」の
厳しい時代に引き戻されてしまうのですが…。
の出版譜作品があり、この曲もその中の一つで「日本の幻想」と改題されています。おなじみの日本民謡
2曲を、ギターのリズムに乗せてマンドリンに歌わせています。マンドラのカデンツァで2曲を繋いで、
八木節の終盤には、ギターの胴を叩いて和太鼓の効果を表現しているところが面白い軽快な曲です。
ゴッドファーザー愛のテーマ
ニ
N. ロータ作曲/ 酒井国作編曲
ーノ・ロータ
(1911-1979)
はイタリアの作曲家です。クラシック音楽と映画音楽で活躍しましたが、
特に映画音楽に多大の業績を残しました。この曲は1972年の映画「ゴッドファーザー」三部作の一
作目のサウンドトラックで世に出まして、1974年のアカデミー作曲賞に輝いた名曲です。
本日のマンドリン合奏編曲版は、ギターの和音とアルペジオが独特の響きによる効果を醸しまして、原
曲とは又、趣きの異なった曲となっています。
真珠採りの唄
G. ビゼー作曲/ 宮田俊一郎編曲
ジルルの女」等、多くの作品を残しています。「真珠採り」は3幕からなるオペラで、1863年にパリの
ョルジュ・ビゼー (1838-1875)はフランスの作曲家です。36歳で早逝しましたが「カルメン」
「ア
リリック座で初演され、聴衆から熱狂的な歓迎を受け成功を収めました。この原曲をアルフレッド・ハ
ウゼ楽団が「真珠採りのタンゴ」のタイトルで編曲演奏しましたところ大ヒットし、コンチネンタルタン
ゴのスタンダードナンバーとなりました。それをマンドリン合奏曲として、宮田俊一郎(1926-1976)が
編曲したものです。
スラブ舞曲第10番
A. ドボルザーク作曲/ 中川信良編曲
アの後期ロマン派の人気作曲家です。ブラームスに才能を見いだされ、『スラブ舞曲集(全16曲)』で
ントニン・ドヴォルザーク(1841-1904)は、チェコ国民楽派を代表する、クラシック音楽史上屈指
一躍人気作曲家となりました。その後アメリカに渡り、音楽院の院長として音楽教育にも貢献しました。
スラブ舞曲集は、当初ピアノ連弾のために書かれ、作曲者自身によって管弦楽に編曲されました。中で
もこの第10番は、TV番組やCMにも取り上げられる有名な曲です。
華燭の祭典
ジ
G. マネンテ作曲/ 中野二郎編曲
ュゼッペ・マネンテ(1867-1941)はイタリアの作曲家です。軍楽隊長も務め、吹奏楽曲、マンドリ
ン合奏曲、ピアノ曲など多数の作品を残しています。晩年、日本のマンドリン音楽家中野二郎氏と
親交があった関係で、マネンテに関する資料は中野氏の研究によるものが多く、また、氏により、多くの
吹奏楽曲がマンドリンオーケストラ用に編曲されています。
「華燭の祭典」は、マネンテがイタリア王立
陸軍軍楽隊長を務めていた1903年頃に作曲され、1907年に出版されました。吹奏楽のための3楽章構
成の幻想曲として書かれています。古いスタイルの吹奏楽編成のため、今日ではイタリア本国において
もほとんど演奏されていません。中野二郎氏が1960年頃にイタリアの出版社から楽譜を入手して、マン
ドリンオーケストラのために編曲しました。このマンドリンオーケストラ版は、氏が顧問を務めていた
同志社大学マンドリンクラブによって1966年に初演され、以降、日本のマンドリンオーケストラの重要
なレパートリーに加えられて来ました。また、本曲は演奏難度が高いことで知られています。
・第1楽章 人々の祝福 結婚式に集まった人々の祝福の様子と、結婚式の始まりです。
・第2楽章 教会にて
教会での厳かな式典のあとに成婚の鐘が鳴り響きます。
新郎新婦の清浄な様子とともに色彩豊かに描かれます。
・第3楽章 家族の祝宴 披露宴の賑やかな様子が、
Fly UP