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P10~13 - 草津市議会

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P10~13 - 草津市議会
平成28年 5 月 1 日号
質疑および一般質問
山元 宏和
3 月11日、14日には、15人の議員が、議案に対する「質疑」や市
政に関する方針や考え方などについて質す「一般質問」を行いました。
質問と答弁の内容の一部を要約して紹介します。
草政会
琵琶湖西岸断層帯地震から液状化対策について
議員 琵琶湖断層帯地震は、震源地が近
く、液状化が予想される。ライフラインへ
の影響などその対策について伺う。
市 被災時には広域避難所等への避難対策を取りなが
ら備蓄食料などの備えを強化していくとともに、今後
とも市民の皆様への啓発を継続していく。道路橋梁や
上下水道施設等のライフラインへの液状化対策として
は、国・県の基準に基づき液状化対策を取っており、
今後も対応していく。
被災後の復旧への備えについて
議員 大規模災害時における人々の絆や連帯、
また、新
たなまちづくり、
地域づくりの考え方について伺う。
市 人と人とのつながりは、地域における支え合い、
助け合いなどあらゆる分野において根幹をなすもの。
市も向こう三軒両隣運動を展開し、また、まちづくり
条例を施行し、町内会への参加を努力目標とした。今
後も町内会活動を通した地域力あふれるまちづくり
に取り組んでいく。
その他の質問 •草津市で想定される災害について
•地震災害とその備えについて •庁舎の被災について
中島 美徳
草政会
地域包括支援センター⑤の現状と今後について
議員 高齢化の進展に伴う、地域包括支援
センターの役割は重要であるが、相談の傾
向や地域との関わり、
今後の取り組みについて伺う。
市 相談傾向としては、介護や日常生活に関わるものが
約半数を占めている。地域との関わりについては、地域の
意見集約と、
サービスの質の向上につながる機会として
運営推進会議への参加を義務付けている。今後は、介護
予防サポーターポイント制度を実施し、高齢者のいきがい
づくりや地域活動への参画を推進する。
市長マニフェストに対する今後の展開について
議員 「ウェルネスシティ ⑥ くさつ」における、地域包
括支援センターの役割と、
「くさつ版地域包括ケアシス
テム」について伺う。
「学区の医療福祉を考える会議」にて、地域の団
市 体と医療、介護の関係者とのネットワーク構築を更に進
める役割である。くさつ版地域包括ケアシステムは、団
塊の世代が75歳以上となる2025年に向け、在宅療養の
推進と認知症の早期対応、住民主体の介護予防や生活
支援など関係機関との連携を進めることである。
その他の質問 •市長マニフェスト「介護サービス利用者負
担助成」の内容について
宇野 房子
市民派クラブ
市民センターの指定管理者制度導入
について
議員 民間の手法を取り入れ透明性のあ
る運営ができるよう、まちづくり協議会を法人化する
のが好ましいのではないか。
市 事務が煩雑になることで、地域の負担増につなが
る側面もあり、適切な法人制度がないということか
ら、適切な法人制度の創設に向けて、国で有識者会議
が開催される法人制度創設の議論が始まったので、今
後はこの動向を踏まえ、検討を進めていく。
LGBT④の方々への対応について
議員 児童生徒の標準服、持ち物等、
自認する性別のも
のを使いたい児童生徒への適切な対応について伺う。
市 性同一性障害に係る児童生徒に対するきめ細かな
対応の実施等については、文科省からの通知後、自認
する性別の服装・衣服や体操服の着用を認めている。
小中学校に就学される際に、本人や保護者の思いを十
分に受け止め、柔軟に対応していく。
その他の質問 •公職選挙の投票率向上、事前運動について
•図書館と図書室の運営について
横江 政則
草政会
新クリーンセンターについて
議員 新施設の環境負荷への配慮、焼却熱
エネルギーを利用等、基本的考え方につい
て伺う。
市 新施設は、「安全で安定
し安心できる施設」、「環境に
配慮した施設」、「経済性・効
率性を考慮した施設」の整備
方針を基本とし、焼却熱エネ クリーンセンター完成予想図
ルギーを利用した自家発電施設により処理コストの低
減および売電を行う。施設からの排ガスの測定値のリ
アルタイムの場内表示等環境負荷への配慮を行う。
乳幼児健診および救急医療について
議員 乳幼児の集団健診の現状および健診場所の増
設、また、小児医療救急の現状および増設について伺
う。
市 乳幼児健診は、特に10か月健診からは、保健師、
栄養士、歯科衛生士等の専門職種の対応が必要となる
ため増設は難しい。また、小児医療救急は、湖南4市
の 4 つの医療機関の輪番制で、湖南広域行政組合が開
催する病院長会議で委託先病院が決められ、今後の在
り方についてもこの場で議論される。
④LGBT 性的少数者を限定的に指す言葉。レズビアン(女性同性愛者)、ゲイ(男性同性愛者)、バイセクシャル(両性愛者)、トランスジェンダー(心と体の性の不一致)の頭文字をとった総称。
0
⑤地域包括支援センター 高齢者の地域ケアの中核拠点として市町村が設ける機関。センターには社会福祉士、保健師、主任ケアマネージャーの3職種が配置される。1
⑥ウェルネスシティ 個人が健康かつ生きがいを持ち、安心安全で豊かな生活を営むことのできることをまちづくりの中核に位置付け、住民が健康で元気に幸せに暮らせる新しい都市モデル。
草津市議会だより №159
安里 政嗣
日本共産党草津市会議員団
学童施設建設時の住民への説明につ
いて
議員 学童施設の建設計画決定時に住民
への説明を行っているか。また、運営事業者に対して住
民への説明を指導しているか伺う。
市 民設学童の募集の際、計画が周辺住民に理解され
るよう、十分な説明を行う事が募集要件である。市か
ら指導しているが、今年度、
一部で住民への説明が不十
分であったことから、説明
の進捗状況の確認につい
て、チェック体制の強化を
民設児童育成クラブ さくら外観
図っていく。
スクールソーシャルワーカー⑦について
議員 スクールソーシャルワーカーの小学校区単位で
の配置に向けた増員と正規化について伺う。
市 国はスクールソーシャルワーカーの配置の充実
と、それらの制度面や財政面での整備を図っていく方
向性を持っていることから、今後の国の動向に注視
し、まずは県に対して増員の要望をしていく。
その他の質問 •雇用促進住宅からの退去者が出た場合の市
の対応について
•学童保育支援単位40人の遵守状況と市の指
導について
垣 和美
公明党
障害者差別解消法の施行による市の
取り組みについて
八木 良人
市民派クラブ
草津市版ネウボラと医療費負担軽減について
議員 ネウボラの概要と特徴について伺
う。また、医療費負担は、第二子を半額、第
三子以降は無償という補助を考えているが、市の所見
を伺う。
市 妊娠期・出産期から子育てまで切れ目のない相
談・支援の相談窓口を一つにした「(仮称)子育て・
相談センター」を開設する。子どもの医療費補助制度
については、提案いただいた内容も含め、給付と負担
のバランスを勘案するなかで検討していく。
駅周辺への人口集中が抱える危険性について
議員 中心市街地活性化で、駅前に人口や施設が集中
するが、コミュニティ希薄化や建物老朽化などで将来
の街づくりに影響する危険性について伺う。
市 人口集 中と集 合 住 宅 の 集 積 の 影 響については、
様々な課題が生じることが想定をされる。マンションの
持つ多様な危険性を見据え、
まちなかの魅力向上を図ると
ともに、子育て世代の暮らし
やすさが、地域ブランドの一
つとなるよう、今後も戦略的
に取り組んでいく。
草津駅前の様子
その他の質問 •出生率を上げる施策
•公共施設の受動喫煙防止
•中高一貫教育の可能性など
杉江 昇
プロジェクトK
新しい手法であるポイント制度について
議員 4 月 1 日から施行されるにあたり、
職員の研修実施や合理的配慮⑧に関する具体的措置を
平成27年度中までに実施すべきではなかったか。
市 合理的配慮に伴う対応は、個々に様々なケースが
想定される。国の方からも今年度になってからそれぞ
れの省庁の対応が示された。各課で予算措置対応が必
要なものについては、予算措置するように庁内全課に
周知しており、個々の課で検討しているものと判断し
ている。
議員 介護予防サポ-タ-ポイント制度
の参加資格者は、65歳以上となっている
が、本来、老若男女が当事業に参加すべきではないか。
市 定年を迎えられた方々の社会参加と人との交流を
通じての生きがいづくりを促進するきっかけづくりを
目的とし、ポイントを付与する活動を介護予防に寄与
する内容にすることで、参加していただく方の自身の
介護予防につなげる。
草津市ひきこもり支援センター創設要望について
議員 校区内には多様な人がおられるが、その様な
方々が学校に入って学校と地域が協働していくのか。
市 地域の人々が学校に入って、学校や子どもたちに
力を尽くして頂くのは大変
ありがたい。たとえば、日
曜学校のような制度だと、
日曜という特性から地域が
中心に動かれる方がスム-
ズに運営が出来るのではな
葉山川での地域協働合校
いかと考える。
議員 要因によって担当課がバラバラであるので、障
害によらないひきこもり支援も含めた縦割りでない市
独自の支援を要望することについて
市 平成28年度より、ひきこもりの障害者の方を対象
に、自立した日常生活を営むための訓練や生活等に関
する相談・助言等を実施する予定。
今後も関係課の協議や関係団体や関係機関とも連携し
ながら、要因別でない早期の支援が切れ目なく行える
よう検討をしていく。
その他の質問 •イクボス宣言について
•がんばる地域応援交付金について
1
1
新しい地域協働合校の活動の趣旨について
その他の質問 •総合計画の将来ビジョンを表現し切る政策
法務や組織について
⑦スクールソーシャルワーカー 子どもの家庭環境による問題に対処するため、児童相談所と連携し、教員を支援する福祉の専門家。
⑧合理的配慮 障害のある人が社会生活を送る上で妨げとなる社会的障壁を取り除くために状況応じて行われる配慮。
平成28年 5 月 1 日号
中村 孝 草政会
高齢者サポート施設について
議員 サービス付き高齢者向け住宅の
ニーズについて伺う。
市 「サービス付き高齢者向け住宅」については、医
療、介護、予防、住まい、生活支援サービスを切れ目
なく、一体的に提供することを目指した本市の「地域
包括ケアシステム」において、高齢者の住まいの機能
を担う基盤のひとつであると認識しており、その需要
は多いものと考えられる。
放課後自習広場の開設について
議員 「草津市放課後学びの教室」など、子どもの参加
状況と成果の分析と意義について伺う。
市 「草津市土曜日学びの教室」は 2 会場で80名、「放
課後学びの教室」は 2 会場で63
名で、いずれも小学 5 年生から
中学 3 年生までの児童生徒が参
加している。
参加の背景には、もっと学び
たいと願う子どもと、少しでも
多くの学びの機会を与えたいと
いう保護者のニーズの高まりが
草津市公認マスコット
キャラクター「たび丸」
あると考える。
その他の質問
•草津駅前の交通体系の在り方などについて
永井 信雄
草政会
平成28年度当初予算について
議員 平成27年度と比較すると一般会計
ベースでは6.7%減少したものの過去 2 番
目の規模となっているが、減少した主な要因は何か。
市 予算規模が減少した要因は、主に投資的経費の減
額によるもので、具体的
には、老上西小学校の整
備終了による小中学校建
設 事 業 費 で 約41億 6 千 万
円、草津川跡地整備費で
約26億 8 千 万 円 の 減 額 で
老上西小学校
ある。
まちづくり協議会による指定管理実施に向けて
の課題について
議員 平成29年度から(仮称)地域まちづくりセンター
の指定管理を地域のまちづくり協議会に任せることに
なるが、諸証明の発行業務がなくなる点などで市民に
混乱は生じないか。
市 平成26年度に交付している証明書の約 9 割がコン
ビニエンスストアでも取得可能となり、交付できる時
間帯や場所が広がる。高齢者の方の機械の扱いについ
ては、現在のマルチコピー機は操作画面が単純な構成
で、高齢者の方にも扱いやすいものとなっている。
瀬川 裕海
草政会
精神的疾患の疑いがある方への対応
について
議員 関係機関との連携協力体制と専門
職員の育成について伺う。
市 精神疾患の疑いがある御相談があった場合、保健
師はその方の状況を把握したうえで、保健所などの専
門機関と相談しながら、必要な医療機関に繋いでい
る。職員の育成については、研修等で専門知識の習
得、また関連資格の取得などに努め、計画的な能力・
意識等の向上を図っている。
草津川跡地整備事業について
議員 区間 5 のテナントミックス事業の目的に対する
具体策と回遊性について伺う。
市 昨年度から取り組んでいる「草津まちイルミ」は、
草津駅東西の商業施設が連携したイベントとして実施
しており、まちなかを巡るスタンプラリーは、応募者
が、昨年度の約1.4倍
となり駅周辺の回遊
性が向上したものと
認識している。この
「草津まちイルミ」を
草津川跡地区間 5 な
どの活性化拠点へと
草津まちイルミイベントの様子
広げていく。
土肥 浩資
市民派クラブ
草津市人材育成基本方針について
議員 より効果的かつ効率的な人材育成
に向けて、これからの戦略としての人材育
成について、市の考えを伺う。
市 平成28年度に人材育成基本方針の見直しを予定し
ており、ジョブローテーション⑨や職員研修といった
これまでの取り組みを踏襲しながらも、今後は人材育
成評価制度を一つの軸として、能力・実績に基づく人
事管理を徹底し、高い能力を持った職員の育成に努め
ていく。
職員研修の受講者が少ない背景について
議員 職場内で業務を埋め合う職場風土になっていな
いのではないか。このことは、休暇の取得状況や残業時
間からも推測するが、市の見解を伺う。
市 原因として、職員の関心や意欲、日常業務との兼
ね合い等、個別事情があるのではないかと考えてい
る。自発的な能力開発に努める
組織風土づくりを進め、所属長
の マ ネ ジ メ ン ト、職 場 業 務 の
チーム内でのフォローができる
よう対応していく。
その他の質問 •交通安全の向上にむけた具体的な手段につ
いて
⑨ジョブローテーション 人材育成計画に基づき、同一企業内で定期的に職場の異動・業務内容の変更を行うこと。
1
2
草津市議会だより №159
小野 元嗣
奥村 次一
草政会
南草津駅前に開設する
(仮称)
アーバ
ンデザインセンター⑩について
議員 (仮称)アーバンデザインセンター
の設置により、南草津駅周辺のまちづくりの課題にど
のような効果が発揮されるか伺う。
市 南草津エリアは、学生や働き盛りの人が多いなど
の強みがあるが、地域との結びつきが比較的弱いた
め、様々な地域課題がある。(仮称)アーバンデザイ
ンセンターでは、それらの課
題等について、豊富な経験や
知識を持つ人々が、市民の方々
と語り合う場であり、将 来を
見据えた活動を創出しようと
するものである。
南草津駅前の様子
「イクボス⑪宣言」の推進について
議員 介護、
子育てや若手のやる気を高めたり、管理職
に刺激を与え、
新しい発想を取り入れるためにも「イク
ボス宣言」をするのかを問う。
市 ワーク・ライフ・バランス⑫の推進や女性活躍推
進のため、イクメン・イクボス等の啓発は有効な施策
であるとことから、草津市役所が市内の事業所の模範
となるべく、働き方改革を推進するためイクボス宣言
を率先して宣言し、男女共同参画社会の実現に向けた
気運を醸成していきたい。
草政会
草津市における今後のインフラ整備
について
議員 都市計画道路の達成率について伺う。
市 都市計画道路29路線の総延長は、76,010メートル
であり、15路線は整備を
完了している。その他14
路線の一部整備区間を含
めると、整備済み延長と
しては53,350メートルと
なり、整備率は平成26年
度末で70.2パーセントと
昨年度整備された大江霊仙寺線
なっている。
(川ノ下工区)
税収等の確保について
議員 大型事業が続き、費用が増大する中、
今後の税収
確保について考え方を伺う。
市 将来に向けた財源確保の取り組みとして、「草津市
まち・ひと・しごと創生総合戦略(案)」に基づき、人口
減少局面に対応しうる事業を展開し、将来の草津を担
う若い世代を取り込む。さらに南草津プリムタウン土地
区画整理事業や、北中西・栄町地区市街地再開発事業
に対する支援により、都市基盤整備の推進を図り、将
来の固定資産税や市民税の増収につなげていく。
遠藤 覚
くさつ維新の会
障害者相談支援体制の強化について
平成28年 6 月定例会の開催予定
月
日(曜日)
3日(金)
14日(火)、15日(水)
月
6
16日(木)
内 容
本会議(開会)
本会議(質疑および一般質問)
17日(金)
総務常任委員会
20日(月)
文教厚生常任委員会
21日(火)
産業建設常任委員会
22日(水)
予算審査特別委員会
24日(金)
本会議(委員長報告、採決、閉会)
指定管理者制度の評価と制度の運用について
(本会議は10時、委員会は 9 時30分開会予定です。)
お待ちしております。
草津市公認マスコット
キャラクター「たび丸」
1
3
草津
市議
会
皆様の傍聴を
議員 障害者相談支援事業の質の向上、
サービスの充実の観点より本市における基
幹相談支援センターの設置について伺う。
市 相談支援事業所の確保や人材の育成、個別事例に
おける専門的な指導・助言を行う体制づくりが必要で
ある。来年度開設される栗東・守山市の共同の基幹相
談支援センターの状況も研究し、本市における相談支
援体制の充実・強化のあり方について早急に検討し、
体制の確保を行う。
議員 指定管理制度導入の評価と、施設の目的や透明
性を確保し適切に運用するための指標の必要性につい
て伺う。
市 指定管理者制度の導入は、運営や経費削減の一面
から概ね期待した成果が得られている。指定管理者と
意思疎通を密にし施設の
目的を最大限に発揮する
こ と が 重 要 で あ る。今
後、今まで以上に効率的
かつ効果的な運用が出来
るよう、評価制度を中心
に制度の運用の見直しを
水生植物公園 みずの森
(指定管理者制度導入施設)
行っていく。
⑩アーバンデザインセンター 「公・民・学の連携」を地域主体で実践し、まちを創造する拠点。
⑪イクボス 部下が子育てや介護と仕事を両立できるよう配慮する上司。
「仕事」
も
「生活」
もともに充実していると実感できること。
⑫ワークライフバランス 働いている人がそれぞれの能力や個性を十分に発揮でき
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