ACEユニット パンフレットダウンロード

梶原診療所 病棟
入院された患者さん・ご家族へ
ACEユニットのご案内
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対象となった患者さんとご家族へ
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入院生活の過ごし方
高齢者は入院することで心身の機能が低下してしまうことが広
く知られています。入院によって依存的になり自分でできる範囲
が狭くなってしまうことは、今後の生活の質を下げることにつ
ながります。
当病棟では、心身の自立を維持し、これからもご自宅で自分ら
しく過ごしていただけるように、高齢者に適した治療・ケアを
行なっています。安全に、できるだけ自分のことは自分でできる
ように、廊下の手すり、カーペット、リフト付き浴槽など、自
立に向けた環境を用意しています。また、日時や日ごとの目標を
思い出せるように時計、ホワイトボードを用意しています。日中
ベッドから離れて過ごせるように、デイルームではレクリエーショ
ACEユニットとは
入院にはさまざまな悪影響があ
ることが知られています。
・身の回りのことを行うことが
億劫になる（自立心の低下）
・時間や場所がわからなくなる
（見当識障害）
・転倒や廃用、誤嚥などによる
身体機能の悪化 など。
ACEユニットでは、入院による
悪影響を最小限にし、スムーズ
な退院を目指しています。 「病気は治ったけれども寝たき
りになった…」とならないため
に、病気の治療だけでなく、入
院中から積極的に活動しましょ
う。
チーム医療
ンを行います。
入院から退院までの流れ
入院からおおむね１週間で全身的な機能の評価を行い、病状説
明や治療の方針などの面談を行います。また、治療の目処がたっ
た時点で予測される退院日をお伝えします。体の機能を維持し
たまま速やかに退院ができるように、リハビリなどを通して身
体機能向上を進めていくとともに、必要に応じて退院に向けた
医師・看護師・介護士・理学
療法士・作業療法士・言語聴
覚士・栄養士・ソーシャルワ
ーカーなど、多職種で関わっ
ていきます。 病気の治療だけ
でなく、転倒や誤嚥、床ず
れ、低栄養、せん妄、認知症
など、高齢者に起こりやすい
状態に介入していきます。
介護サービス調整や自宅改修のアドバイスを行っていきます。
ご家族の方には入院時から介護の状況などをお伺いし、ご自宅
での生活が無理なく続けられるように介護相談を行っていきます。
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梶原診療所 病棟
入院された患者さん・ご家族へ
療養場所の選択？
入院から退院までの流れ(例)
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「在宅医療」が推し進められ
る国の方針の一方で、自宅以
外の生活・療養場所の数や選
択肢が十分にはない状況があ
ります。介護保険が適用とな
り、長期の入所が可能な「特
別養護老人ホーム」は、全国
で入所待機者が5 0万人以上い
るとされています。その他の
入所施設等では、医療行為の
有無で選択肢が限られたり、
一般的に大よそ月々1 5万∼2 0
万円といった費用負担が発生
します。また、それらの資源
が郊外に偏在する事から、自
宅近隣での入所や入居が難し
い場合があります。自宅以外
の生活・療養場所を選択する
際は、一考が必要です。
ACEユニットに関わる施設機能
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