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町バス(リレーバス/町民バス)の評価の考え方 と第2次テスト

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町バス(リレーバス/町民バス)の評価の考え方 と第2次テスト
平成26年度第2回川島町地域公共交通会議資料
資料-3
町バス(リレーバス/町民バス)の評価の考え方
と第2次テスト運行に向けた方向性について
~川島町地域公共交通計画の見直し検討~
目 次
1.調査の進め方
2.評価の考え方
3.町バス(リレーバス/町民バス)の評価の考え方と第2次テスト運行に向けた方向性
4.スケジュール
5.評価手法について
6.利用促進策
参考 レビュー1 「計画の背景 (川島町の公共交通計画検討の経緯)」
レビュー2 「計画の基本的考え方・計画内容」
1
1.調査の進め方
①情報を必要としている住民等に必要な情報を提供できる工夫
情報を必要としている住民等に必要な情報を提供できる工夫をしてPRを行うこと
情報を必要としている住民等に必要な情報を提供できる工夫
②運行の周知は一定の成果が出ており、現状では更なる周知(情報提供)とともに、先ずは、
体験的に利用していただいた上で、サービスを評価していただくことをめざす。
体験的に利用していただいた上で、サービスを評価
③体験的な利用に対する関心の深さ、意向の実態や体験利用後のサービスに対する個々
体験的な利用に対する関心の深さ、意向の実態や体験利用後のサービスに対する個々
の意見整理し、リレーバスや町民バスによるサービスの現状の評価要素に反映する。同時
の意見整理し、リレーバスや町民バスによるサービスの現状の評価要素
に今後の展開方向、事業計画の見直しを検討する。
2.評価の考え方
①利用者、町民等の意向
利用者、町民等の意向が評価に反映されること
利用者、町民等の意向
②意向は定性的、定量的に
定性的、定量的に表現
定性的、定量的に表現すること
表現
③①②に基づき、「公共交通サービスに対する町の政策としての要件」、「交通会議として提唱するサービス
「公共交通サービスに対する町の政策としての要件」、「交通会議として提唱するサービス
のあり方」等を明らかにすることで「公共交通サービスの計画目標」
「公共交通サービスの計画目標」を示す。
のあり方」
「公共交通サービスの計画目標」
④現状の輸送実績に対し、現在実施しているテスト運行を評価し、第二次テスト運行に向けての展開方向
テスト運行を評価し、第二次テスト運行に向けての展開方向の
テスト運行を評価し、第二次テスト運行に向けての展開方向
提案(事業計画の見直し)に反映することとする。
2
3.町バス(リレーバス/町民バス)の評価の考え方と第2次テスト運行に向けた方向性
■事業の目的・背景と事業評価の考え方
(川島町公共交通計画のレビュー、輸送実績)
公共交通の必要性、現状の課題が解決された後の利
用意向。
通学の便が充分でないことが中学生の進学先を決定
するにあたっての支障となる。
町民意識調査(全世帯調査2012年)
スタート
(no)
必要性
(総合評価方式)
①
(yes)
現行サービスの改善を行う。
何が不足しているのか?
どのような条件が整えば利用するか?
運転時刻
乗換サービス負荷改善
サービス時間帯(特に夜)
(no)
対応は可能か?
(yes)
経済的要件
(事業の拡大はNG)
見直し計画策定(リレーバス、町民バス)
利用促進策の検討
計画等の実現に向けた準備(できる方策
から実施)
■評価方式(総合評価方式の提案)
(5章参照)
A 中学卒業生アンケート
⇒路線バス利用は可能性があるのか?
・現行の通学、帰宅の交通手段
・リレーバスに対する期待度、注目度(モニターへの
参加意向)
B 通勤利用への可能性
⇒産業団地周辺企業へのヒアリング等
・通勤帰宅への利用交通手段の変更(小規模でも可)
・リレーバスに対する期待度、注目度(モニターへの参
加意向)
C 町民バス利用の可能性のある高齢者を対象とした意
向把握・PR(営業活動)からみた判断
向把握・PR(営業活動)からみた判断
・利用の有無、目的に応じた利用意向、利用を進める
ための改善点対する意見を収集。
・利用することの「良さ」を伝える。(営業活動)
A,B⇒
A,B⇒リレーバスサービスの継続等の評価、判断
C⇒町民バスのサービス改善、「ぐるっと」との集約化の
評価
①
①新たな運行サービスの提供
(第二次テスト運行)
②リレーバス/町バスの廃止
⇒路線バスの利用促進を進め
る別の手段の実施
③公共輸送サービス事業から
の撤退(リレーバス/町バス)
3
4.スケジュール
~町バス(リレーバス/町民バス)の評価の考え方と第2次テスト運行に向けた評価、判断~
~町バス(リレーバス/町民バス)の評価の考え方と第 次テスト運行に向けた評価、判断~
・作業は概ね6月末~8月に実施し、町民・利用者等のヒアリングに基づき、後述する評価手法(「5.評価手法について」)によ
り、川島町の公共交通のサービス目標像を検討し、「A
A 中学卒業生アンケート」「B 通勤利用への可能性」「C 町民バス利
用の可能性のある高齢者を対象とした意向把握・PR(営業活動)からみた判断」
用の可能性のある高齢者を対象とした意向把握・PR(営業活動)からみた判断」の結果と輸送実績の変化等の評価手法の検
(営業活動)からみた判断」
討と現行テスト運行の評価を行う。
・それらを受け、第二次テスト運行にむけた事業計画(新たな展開方法)を検討・整理し、9月初旬を想定する公共交通会議で
了解を求め、事業変更計画を策定する。
5
6
7
8
平成25年度
9 10 11 12 1
2
3
4
5
6
7
平成26年度
8 9 10 11 12 1
2
3
4
(1)基礎調査
5
6
7
(4)地域公共交通の課題と対応策の検
討
デマンド
路線定
期運行
(6)運行計画の策定
平成26年
月に新たな運行
平成 年 12月に新たな運行
/ 第二次テスト
第二次テスト運行(=本格
テスト 運行(=本格
運行)へ移行
(9)テスト運行に対する利用者アン
ケート等の実施
(10)計画目標の設定・評価方法の
検討・見直し計画の策定
見直し計画
利用促進策等の実行
(今すぐできることから実行)
(12)第二次実証運行の判断(政策
判断、予算措置等)
(13)運行準備(必要に応じ許可申
請)
(14)第二次テスト運行
(本格運行1)
見直し計画
(運行準備)
第二次テスト運行
見直し計画に基づき平
見直し計画に基づき平
成 26年
年 12月
月 21日からの
日からの
運行の方向性について
(15)テスト運行効果把握・分析
ac t
町民
バス
○
○
○
第一次実証運行
第一次テスト運行
準備等
準備等
(11)利用するかもしれない人を特定し
たアンケート等の実施と利用促進策
と潜在需要の発掘等の実行
check
リレー
バス
-
○
○
(実証運行詳細検討)
(7)テスト運行の実施(必要機材等の準
備・導入支援)
(8)テスト運行に関する広報資料作成
ac t
有償
有償
無償
平成25年
月 21日よ
日よ
平成 年 12月
り 新たな運行/
新たな運行/第一
次 テスト運行
テスト運行開始
運行開始
基本計画
策定
基本計画
骨格検討
(5)関係機関調整、テスト運行事業者の
選定支援
check
3
(3)地域公共交通事業の方針設定
(4)川島町地域公共交通計画の策定
(生活NW計画の策定)
do
2
決定・ 判断
(2)町民の移動実態・ニーズの把握
plan
平成27年度
8 9 10 11 12 1
(16)本格運行に向けてのサービス
見直し・準備作業
(17)町民意識の高揚(モビリティマ
ネージメント)
(利用拡大を図る)
(18)本格運行2
既存システムの運行
交通会議
継続か、集約か?
ぐるっと川島巡回バス
●
●
●
●
●
● ●
●
●
●
●
●
4
5.評価手法について(町民意識の再確認)
<町バス利用の可能性を探る(=評価)ための対象とするトリップ>
中学卒業生=高校生世代)
①通学、帰宅における交通手段/中学卒業生=高校生世代
中学卒業生=高校生世代
(自ら自動車の運転をせず、かつ、行動範囲の広がりを有する町民)
沿線事業所)
②通勤、帰宅における交通手段/沿線事業所
沿線事業所
(川島町に職場を有する従業者)
③生活交通(高齢者の日常移動/町外への移動をも考慮
高齢者の日常移動/町外への移動をも考慮)
高齢者の日常移動/町外への移動をも考慮
(自ら自動車の運転をせず、かつ、行動範囲の広がりを有する町民)
5
A 中学卒業生アンケート
⇒路線バス利用は可能性があるのか?
⇒路線バスを利用するとしたらどのような条件で町バスを機能させる必要があるか?
<現行の通学・通勤、帰宅の交通手段の実態は? >
リレーバス利用者数及びその割合(アンケート質問2)
①有効回答者に対するリレーバス利用者数及びその割合
リレーバス利用者数及びその割合
⇒現状リレーバス利用者の数、割合
②代表交通手段分担率のうち鉄道及び路線バスの各利用数及びその割合
代表交通手段分担率のうち鉄道及び路線バスの各利用数及びその割合(アンケート質問2)
代表交通手段分担率のうち鉄道及び路線バスの各利用数及びその割合
⇒町民のうち駅、路線バス停留所へのアクセスする人の数、割合
③路線バス利用者でリレーバス利用しない人がリレーバスを利用するための条件
リレーバスを利用するための条件(アンケート質問2、3)
リレーバスを利用するための条件
④代表交通手段分担率のうち路線バス利用する人が、「町内(リレーバス)⇒八幡団地⇒(路線バス)⇒若葉駅」ルートに対す
る利用意向の割合
利用意向の割合。(アンケート質問4)
利用意向の割合
注)本調査では、地域の実情を踏まえ、代表交通手段の順位は次の通りとする。
鉄道、路線バス、通学バス、リレーバス、自動車(送迎)、自転車、徒歩、その他
<リレーバスに対する期待度、注目度はモニターへの参加意向で評価できるか?>
回収率(送付件数に対する、回収数の割合)
①回収率
回収率
②路線バスを利用している人のうち利用バスを利用していない人がモニターに参加希望を示した人の数およびその割合
モニターに参加希望を示した人の数およびその割合(アン
モニターに参加希望を示した人の数およびその割合
ケート質問5)
⇒リレ-バスに対する期待度・注目度を示す指標として判断できないだろうか。
6
B 通勤利用への可能性
<産業団地周辺企業へのヒアリングにより明らかにする項目>
・通勤帰宅への利用交通手段の変更の可能性
利用交通手段の変更の可能性(小規模でも可)
利用交通手段の変更の可能性
⇒上記に対する事業者としての積極的活用意向、従業員からみた期待
・リレーバスに対する期待度、注目度
期待度、注目度
⇒モニターへの参加意向(協力予定人数に対する実施人数、責任者から従業員の反応について確認する。/事業者としての積
極的活用意向、従業員からみた期待)
・企業としての公共交通に対する取り組み、考え方
公共交通に対する取り組み、考え方
⇒リレーバス、町民バスへの利用条件(従業員に対し、積極的に利用を進めていただくための条件とは何か?
C 町民バス利用の可能性のある高齢者を対象とした意向把握・PR(営業活動)から
みた判断
<八幡の老人会の体験利用参会者へアンケート(直接ヒアリング)、区長の紹介による高齢者への直接ヒアリングにより明らかにす
る項目>
・利用の有無、目的に応じた利用意向、利用を進めるための改善点
利用意向、利用を進めるための改善点に対する意見を収集。
利用意向、利用を進めるための改善点
(明らかにする指標)
1週間で外出する回数、外出する目的、目的先までの移動手段
どんな移動手段が必要か?
町民バスでできることは?
・利用することの「良さ」を伝える。(営業活動)
町内施設へのアクセスとともに、周辺市町への新しいトリップの可能性
周辺市町への新しいトリップの可能性
町内施設へのアクセス
7
6.利用促進策
(1)基本的課題(利用促進を図るターゲット)
路線バスを「まもる」⇒利用促進を図る。(公共交通ネットワークの活性化)
①路線バスを「まもる」
路線バスを「まもる」
②①を含めて町民の移動の自由度の拡大
町民の移動の自由度の拡大(高齢者を含めた自ら自動車を運転しない町民)
町民の移動の自由度の拡大
③路線バスを利用して町外へ向かう利用者
町外へ向かう利用者(昼間時間帯を含め)への移動サービスの充実
町外へ向かう利用者
④町内の商業施設へ
町内の商業施設への町民バスの利用促進
町内の商業施設へ
(2)利用促進策(今、すぐに出来ること、継続的に進めることを含む)
①先ずは、「乗車していただく
乗車していただく」
乗車していただく ⇒モニターの設定による体験的乗車をお願いする。
②出前講座:バスにのって明日の公共交通を考える
公共交通の重要性、町が考える公共交通の重要性、公共交通計画(路線バスの活用とネット
ワークの構築をレクチャーする。(政策推進グループ/公共交通担当)
ワークの構築
対象:小学生、中学生、一般町民
③マイ時刻表
マイ時刻表の作成、配布
マイ時刻表
:希望者に出発地~目的地までの乗換を含めた時刻表を作成するサービス
(すでに実施、更なるPR)
お祭り、行事への参加と町バスの利用
④お祭り、行事への参加と町バスの利用
⑤学校における社会学習(出前講座の活用)
社会学習(出前講座の活用)
⑥新たな使い方の提案
例えば、往復を町バスに乗っていただく必要はない。(サービスに限界
サービスに限界があるため)
サービスに限界
行き又は帰りに町バスを乗車していただくことを前提に、片道は、タクシー利用や家族、知人による自動
車の送迎に頼る利用方法を提案(負荷は半減する)
そのほか、
フリー降車システムの導入、乗り換えの工夫(笑顔の発着点)、スマホによる情報提供(実施済み)
フリー降車システムの導入、乗り換えの工夫(笑顔の発着点)、
8
参考 レビュー1 「計画の背景 (川島町の公共交通計画検討の経緯)」
・自動車を運転しない町民にとって路線バスは唯一の自ら利用できる広域移動手段。
・利用者からみてもバス(特に、路線バス)に対する満足度は、低い。
・少ない利用頻度、交通不便であることか、中学生の進路問題へ影響している。
・また、将来川島町へも在住意向への波及している。
町民のバス利用の実態(1)
9
資料:川島町民の路線バス、巡回バスに対する意識調査結果(平成24年度埼玉大学実施)による。
・町内の移動はでは目的地へ行くためのバス路線(循環バスを含め)が無い。
・路線バスのバス停までの距離が遠い。(通勤通学時間帯は、循環バスが無いため、路線バスが
サービスする沿線以外は公共交通不便地区となる。)
・「バスを利用しない理由」が改善されれば、利用意向を示す町民がいる。
路線バス非利用者の6割以上、巡回バス非利用者の半数以上が利用意向を示している。
中学3年生で見ても程同様の利用意向を示す。
・路線バスの「利用しない理由」は、
地区により異なる。
町民のバス利用の実態(2)
例えば、出丸、八ツ保では「自宅 からバ
ス停が遠い」が相対的に高い。
小見野では「目的地に行く路線バスがな
い」が相対的に高い。
・巡回バスの「利用しない理由」は
地区による大きな相違はない。
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参考 レビュー2 「計画の基本的考え方・計画内容」
「川島町地域交通事業」の基本方針
「リレーバス」で対応
「リレーバス」で対応
「町民バス」で対応
①路線バスを、「まもる」、「育む」、 「創る」
②①のために何をするか?(=川島町生活交通ネットワーク計画)
⇒生活のリズムに合わせた移動サービスの提供
朝夕:通勤、通学への対応
路線バスへのアクセス性改善⇒「リレーバス」
昼間:買物、通院等への対応 生活拠点、幹線交通軸(路線バス)への最低限のアクセスを
確保する。⇒「町民バス」
⇒安定的、かつ、持続的なサービスを提供する
「町(まち)バス/リレーバス、町民バス」なみんなで支える。(有料化を目指す)
・利用者の適切な費用負担
・定期的な評価、サービスの見直し
「リレーバス」によるサービス
時間帯別・目的別の需要とその対応
「町民バス」によるサービス
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