...

保全ニュース45号(2015年3月)[PDF:471KB]

by user

on
Category: Documents
40

views

Report

Comments

Transcript

保全ニュース45号(2015年3月)[PDF:471KB]
保全指導・監督室048-600-1357
東京第一営繕事務所03-3363-2694 東京第二営繕事務所03-3531-6550
か ん と う 保 全 ニ ュ ー ス 45
2015.03
KANTO maintenance and management of government buildings News
http://www.ktr.mlit.go.jp/eizen/gijyutu/eizen_gijyutu00000008.html
甲武営繕事務所042-529-0011
TOPICS
宇都宮営繕事務所028-634-4271
横浜営繕事務所045-681-8104
長野営繕事務所026-235-3481
○「新宿歌舞伎町雑居ビル外壁落下」の事故を受けて
○平成26年度保全実態調査の「結果通知」について ○平成27年度第1四半期の予定について
○フロン排出抑制法に基づく第一種特定製品の点検等について
○平成27年度建築保全業務労務単価が公表されました ○お知らせ
「新宿歌舞伎町雑居ビル外壁落下」の事故を受けて
今年2月に新宿歌舞伎町の雑居ビルで外壁タイルが剥がれて路上に落下する事故が発生し
ました。事故は、午後10時頃発生し人通りの多い時間帯でしたが、幸いにもけが人はありませ
んでした。また、その翌日には品川区のマンションの外壁が剥がれたという報道もあり、どちら
の事例も一歩間違えれば大事故になっていた可能性があります。
外壁仕上げにタイルやモルタルが使われている建物では、外壁が落下する事故がしばしば発
生しています。かんとう保全ニュース43号で「外壁の点検について」の記事がありますが、改め
て呼びかけをいたします。
建築基準法及び官公庁施設の建設等に関する法律では、建築仕上げの点検の一部として外
壁についても3年以内ごとに点検をすることが定められています。
タイル張りやモルタル塗りの場合には、手の届く範囲の打診とその他の範囲は目視による確
認をし、異常が認められた場合には歩行者等に危害が及ぶ恐れのある部分全面を打診等によ
り確認する必要があります。
点検は一級建築士等の有資格者により実施することが望ましく、有資格者が行うことにより専
門的な見地からの意見やアドバイスを受ける事もできると思います。
また、新築や外壁改修をしてから10年を経過する都度、全面打診等による点検により安全を
確認しなければなりません。
点検により、問題が見つかりましたら、状況に応じて応急処置や補修などの手当を行い、外壁
改修の検討をして下さい。
【寒冷地での注意事項】
寒冷地においては、冬季に外壁のクラックから侵入した水が凍結し、体積が膨張することで、
徐々にクラックを押し広げ、外壁の落下につながる事があります。外壁のクラックは漏水だけで
なく、外壁の剥離・落下につながる危険があるので、十分注意して下さい。
玄関庇上部なので、
落下すると非常に危険
凍結により膨張することで、クラックを押
し広げ、外壁の落下の危険が高まる。
クラックから雨水や雪解け水が浸入し、
冬季には内部で凍結する。
外壁落下による事故が発生した場合、建物の管理者の責任が問われる可能性があります。
また、人事異動で担当者が変わる時期でもありますので、点検の状況についても引き継ぎも忘
れずに行って下さい。
1
平成26年度保全実態調査の「結果通知」について
関東地方整備局では、独自の取組として保全実態調査の結果を保全責任者にお伝え
する為「結果通知」を送付させていただいております。
これは、関東地方整備局から保全実態調査への協力依頼を行い、ご報告いただいた
施設の結果を一覧表の形で保全責任者の方々にお知らせするものです。
保全責任者へ、結果を通知させていただき当時の保全状況を確認していただくもので
す。当時の保全状況(平成25年度の実績)と現在(平成26年度)の状況で変化があれ
ば次年度(平成27年度)の保全実態調査時に入力してください。
また、本年度(平成26年度)より「保全業務支援システム」から「官庁施設情報管理シ
ステム」にシステムが変わり、調査の項目立てが若干変わって居ります。(例 保全計画
が「中長期計画」と「年度計画」を別々に報告できる様になった。 等)
前回平成26年4月に通知(平成24年度の実績に対する内容)したものと同様な様式
で通知を予定していておりますが、項目立ては調査項目に合わせたため変わっていま
す。
なお、通知自体は、平成27年4月頃を予定しています。
下に「結果通知」の見本を示しました。「通知」の見方は、表に印(●や▲)が付いてい
る項目に間違えがないか、事実であれば改善いただくように、お手元に届いた際に確認
をお願いします。
「結果通知」の凡例
空欄:
●:
▲:
-:
/:
「定めている」、「作成している」、「点検をしている」、又は「問題ない」
「定めていない」、「作成していない」、「点検をしていない」、又は「問題がある」
「一部について作成している」、又は「一部について問題がある」
「点検対象でない」、又は「分からない」
「宿舎調査対象外」
点検等の実施状況
その他の法令
建築基準法、
官公庁施設の建設等に関
する法律等
保全体制及び計画
保全実態
調査項目
▲
昇
降
機
の
点
検
設建
備築
の物
点の
検昇
降
機
以
外
の
建
築
支
障
が
な
い
状
態
の
確
認
消
防
用
設
備
等
の
点
検
所危
等険
の物
点を
検取
り
扱
う
一
般
取
扱
○○庁舎
○○○支局
定事
に業
よ用
る電
自気
主工
点作
検物
の
保
安
規
-
○○○○住宅
●
/
-
-
機
械
換
気
設
備
の
点
検
検ボ 検浄
査イ
化
ラ 清槽
掃の
の
水
性
質
能
検
検
査
査
保
定
守
期
点
●
簡
易
専
用
水
道
の
水
槽
の
清
掃
-
-
-
●
-
●
/
/
/
/
-
排
水
設
備
の
清
掃
清
掃
等
及
び
ね
ず
み
等
の
防
除
大汚
法
ビル管法
等空 等冷 の給 又ば
の気
却 浮水 はい
測調
塔 遊設 ば煙
残備 い発
定和
加 留の 煙生
設
湿 塩飲 濃施
備
装 素料 度設
の
置 等水 のの
浮
等 の
測ば
遊
の 検雑 定い
粉
清 査用
煙
塵
水
掃
量
量
、
●
検建
築
物
の
敷
地
及
び
構
造
の
点
ビル管法
、
●
修
繕
履
歴
の
作
成
、
点
検
及
び
確
認
結
果
の
記
録
水道
法
、
中
長
期
保
全
計
画
書
作
成
浄化
槽法
労衛法他
ー
施設名称
年
度
保
全
計
画
書
作
成
消防法
、
施
設
保
全
責
任
者
電気
事業
法
●
-
●
-
-
-
-
-
/
/
/
/
/
/
家
具
の
転
倒
防
止
策
等
施
の避
施
有難 建設 設設
無経 築使 備使
用
路
用
条
等
条
件
に
件
適
お
適
合
け
合
の
る
の
可
障
可
否
害
否
物
施設の状況
清
掃
冷
暖
房
の
状
況
施設名称
消
防
・
防
災
建
漏築
水 ・
の附
状帯
況施
設
▲
▲
設
備
機
器
)
建
外築
壁 ・
の附
状帯
況施
設
○○庁舎
▲
○○○支局
○○○○住宅
/
▲
▲
▲
/
/
/
▲
/
/
▲
P
C
B
の
使
用
状
況
耐
震
対
策
の
状
況
津
波
防
災
診
断
の
実
施
状
況
)
衛
生
環
境
(
熱
環
境
)
照
明
照
度
(
空
気
環
境
(
保全実態
調査項目
▲
/
2
/
平成27年度第1四半期の予定について
平成27年度当初から7月までの保全に関わる予定を記載しました。
この期間での、最大のイベントは保全実態調査になります。
異動されて間もない保全担当者の方々等あまり保全の業務に携わってこられなかった
方は、ご都合がつくようでしたら「官庁施設情報管理システム(BIMMS-N)」の説明会に
ご参加いただくことをお勧めいたします。操作手順等ご理解いただけると思います。
4月
上
旬
中
旬
5月
下
旬
上
旬
中
旬
6月
下
旬
上
旬
中
旬
7月
下
旬
上
旬
中
旬
前年度
(平成26年度調査)
の結果通知
保全実態調査
の依頼
施設管理者向
けBIMMS-N
説明会
保全実態調査入力
期間(第1グループ)
保全実態調査入力
期間(第2グループ)
○平成27年度 保全実態調査の予定
(第1グループ)
調査票記入期間:平成27 年5 月18 日(月)頃~平成27 年7 月17 日(金)頃
対 象 省 庁:裁判所、内閣府、法務省、国土交通省
環境省、防衛省
(第2グループ)
調査票記入期間:平成27 年6 月1 日(月)頃~平成27 年7 月31 日(金)頃
対 象 省 庁:衆議院、参議院、国立国会図書館、会計検査院
内閣法制局、人事院、総務省、外務省、財務省
文部科学省、厚生労働省、農林水産省、経済産業省
3
下
旬
フロン排出抑制法に基づく第一種特定製品の点検等について
「フロン類の使用の合理化及び管理の適正化に関する法律」(以下「フロン排出抑制
法」という。)が公布され、平成27年1月には、施行日を平成27年4月1日とする政令が
公布されました。
フロン排出抑制法の施行により、第一種特定製品(業務用のエアコンディショナー又は
業務用の冷蔵機器及び冷凍機器であって、冷媒としてフロン類が充填されているもの)
の管理者は、「第一種特定製品の管理者の判断の基準となるべき事項」(平成26年12月
10日経済産業省・環境省告示第13号)に基づき各種点検等を実施しなければならないこ
とになりました。
「フロン排出抑制法」が、管理者に求める点検(簡易点検・定期点検)の内容は下の表
をご覧下さい。
より詳細な情報は、参考でご紹介させていただきますホームページのパンフレットでご
確認下さい。
また、本文は、巻末に添付を致しますのでご一読願います。
<参考> 環境省担当部局ホームページ
http://www.env.go.jp/earth/ozone/cfc/law/kaisei_h27/index.html
管理者に求める点検(簡易点検・定期点検)の内容
点検内容
【簡易点検】
全ての第一種特定製品
(業務用の冷凍空調機器)
点検頻度
・冷蔵機器及び冷凍機器の庫内温度
・製品からの異音、製品外観(配管含む)
の損傷、腐食、錆び、油にじみ並びに熱交 ・四半期に1回以上
換器の霜付き等の冷媒として充塡されて
いるフロン類の漏えいの徴候有無
(上乗せ)
【定期点検】
・ 定期的に直接法や間接法による専門的
うち 、 圧縮機に用いられ
な 冷媒漏えい検査を実施。
る電動機の定格出力が
7.5kW以上の機器
4
・7.5kW以上の冷凍冷蔵機器
:1年に1回以上
・50kW以上の空調機器
:1年に1回以上
・7.5~50kWの空調機器
:3年に1回以上
点検実施者
・実施者の具体的な
制限な し 。
・機器管理に係る資
格等を保有する者
(社外・社内を問わな
い)。
平成27年度建築保全業務労務単価が公表されました
新年度に向けて、保全業務の発注を予定されている保全担当者の方もいらっしゃるか
と思います。積算するに当たり、労務単価が平成27年度に更新され、国土交通省のホ
ームページに公表されておりますのでお知らせしたいと思います。
平成27年度建築保全業務労務単価は、以下のページにて閲覧することが出来ます。
国土交通省大臣官房官庁営繕(「官庁営繕の関係法令及び技術基準」のページ)
平成27年度建築保全業務労務単価
http://www.mlit.go.jp/common/001062751.pdf
お知らせ
●保全担当者様へ
人事異動等で保全担当者様に変更が生じた際は、ご連絡お願いいたします。
編集事務局
国土交通省 関東地方整備局営繕部 保全指導・監督室 保全企画係
〒330-9724 さいたま市中央区新都心2-1 Tel048-600-1357
ご案内
保全に関して
不明な点、要望等がありましたら、管轄の営繕事務所に、お尋ねください。
関東地方整備局営繕部 http://www.ktr.mlit.go.jp/eizen/index.html
保全指導・監督室
東京第一営繕事務所 http://www.ktr.mlit.go.jp/tokyo1ez/
東京第二営繕事務所 http://www.ktr.mlit.go.jp/tokyo2ez/
甲武営繕事務所
http://www.ktr.mlit.go.jp/koubuez/
宇都宮営繕事務所
http://www.ktr.mlit.go.jp/utunomiyaez/
横浜営繕事務所
http://www.ktr.mlit.go.jp/yokohamaez/
長野営繕事務所
http://www.ktr.mlit.go.jp/naganoez/
048-600-1357
03-3367-2694
03-3531-6550
042-529-0011
028-634-4271
045-681-8104
026-235-8713
建築物等で保全に関する事故・故障等が発生した場合:
国家機関の建築物等で保全に関する発生した重大な事故・故障がありましたら
関東地方整備局営繕部 調整課に、報告願います。
連絡先: Tel:048-600-1355 E-mail: [email protected]
5
(別添)
国 営 保 第 39 号
平成 27 年2月 27 日
各省各庁施設保全担当課長
殿
国土交通省大臣官房官庁営繕部計画課
保全指導室長
フロン排出抑制法に基づく第一種特定製品の点検等について
平素より官庁営繕行政にご理解ご協力を賜り、厚く御礼申し上げます。
「特定製品に係るフロン類の回収及び破壊の実施の確保等に関する法律」に
ついては、平成 25 年 6 月に、その改正法となる「フロン類の使用の合理化及び
管理の適正化に関する法律」
(以下「フロン排出抑制法」という。)が公布され、
平成 27 年1月には、施行日を平成 27 年4月1日とする政令が公布されたとこ
ろです。
フロン排出抑制法の施行により、第一種特定製品(業務用のエアコンディシ
ョナー又は業務用の冷蔵機器及び冷凍機器であって、冷媒としてフロン類が充
填されているもの)の管理者は、
「第一種特定製品の管理者の判断の基準となる
べき事項」
(平成 26 年 12 月 10 日 経済産業省・環境省告示第 13 号)に基づき
各種点検等を実施しなければならないとされました。
各位におかれましては、国家機関の建築物を適正に保全する観点から、下記
により、必要な点検等を着実に実施されるよう、担当部局及び所管施設にその
旨周知徹底をお願いいたします。
記
1. 点検等の着実な実施
フロン排出抑制法に基づき実施するものは以下のとおりです。
· 所管施設における点検対象となる第一種特定製品の有無の確認
· 点検対象における判断基準に基づいた点検(簡易点検及び定期点検)の
実施
· 対象となる機器に関する情報、点検や修理の実施状況、充填・回収した
フロン類の情報等についての記録の作成(機器廃棄までの記録の保存)
2. 点検等の業務委託における留意点
簡易点検及び定期点検を業務委託により実施する場合は、見積の収集等に
より適切な費用の算出が必要となります。
3. その他
フロン排出抑制法及びその判断基準の解釈・運用については、下記ホーム
ページもしくは本法所管の環境省担当部局にご確認下さい。
(環境省担当部局ホームページ)
http://www.env.go.jp/earth/ozone/cfc/law/kaisei_h27/index.html
添付資料 「第一種特定製品の管理者の判断の基準となるべき事項」
(平成 26 年 12 月 10 日 経済産業省・環境省告示第 13 号)
Fly UP