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News
JIKEN CENTER
自研センターニュース
3
March 2005
平成17年3月15日発行 毎月1回15日発行(通巻354号)
昭和51年5月27日 第三種郵便物認可
C
O
N
T
E
N
T
S
テクノセミナー:FLENDS-Final Low
Emission New Diesel System 日産ディーゼルの「平成17年排出ガス規制」
(新長期排出ガス規制)適合技術 ・・・2
指数テーブルマニュアル作業項目の解説_ 62 _ ・・・・5
リペアリポート:トヨタマークX(120系)
の
ヘッドランプレンズ取替作業について ・・6
リペアインフォメーションS:作業事例の紹介
1.マツダデミオ(DY5W、平成15年式)
インストルメントパネル脱着
2.マツダアクセラ
(BKEF、平成16年式)
フロントドアモジュールの取り外し ・・10
「構造調査シリーズ」新刊のご案内 ・・・・・・・・13
調査・研究報告:輸入車のSRSエアバッグ脱着作業性<4> ・・14
輸入車インフォメーション:フォルクスワーゲンゴルフV(1KAWX)の
合成樹脂部品の補給形態 ・・・・19
リサーチング ザ スケルトンズ:日産フーガ(Y50系)・・・20
お客様相談室レポート:ホンダエリシオン
(RR1・2・3・4系)
リヤ
バンパフェイススチフナセット
(リヤパネル)
の取替作業について ・・・・・・22
自研センター来訪者一覧/編集後記 ・・・・・・23
1 ∼□
12
別冊 新型車情報:ダイハツハイゼットカーゴ(S320V,S330V系) ・□
TECHNO SEMINAR
テクノセミナー
FLENDS Final Low Emission New Diesel System
日産ディーゼルの「平成17年排出ガス規制」
(新長期排出ガス規制)適合技術
日産ディーゼル工業は、大型トラックシリーズをフルモデ
ルチェンジし新車名「Quon:クオン」として発売しました。
「クオン」は、超高圧燃料噴射と尿素SCR(Selective
Catalytic Reduction)
触媒を組み合わせた、尿素SCRシス
テム「FLENDS(フレンズ)
」を搭載し、日本で初めて平成
17年(新長期)排出ガス規制に適合しました。
1.新技術「FLENDS」
そもそもディーゼルエンジンは機構上、NOx(窒素酸化
物)の発生を抑えようと燃焼温度を下げるとPM(粒子状
物質)が増え、PMの発生を抑えようと燃焼を促進すると
NOxの発生が増える傾向にあり、両要素は互いにトレード
オフの関係にあります。
日産ディーゼルはこれを踏まえ次世代の環境技術開発
にあたって、まずエンジンについては燃焼特性を本来の理
一方でNOxが含まれる排出ガスは、排出の過程で触媒
中に尿素水を噴射する新技術・尿素SCRシステムを採用。
これによって排出ガス中の化学変化が促進され、NOxは無
害な水と窒素に分解されて排出されます。
想的なかたちに仕上げることに専念し、排気で発生する
これらの超高圧燃料噴射と尿素SCR触媒を組み合わせた
NOxは、後処理装置で排気ガスを徹底的に浄化すること
新たな環境技術「FLENDS」は、エンジンの燃焼温度を下
で新長期規制のクリアを求めました。
げてNOxを削減し、排出ガスからフィルターでPMを取り除
そこでエンジン部には新世代ユニットインジェクタを搭載
し、超高圧燃料噴射を実現。これによってPM発生を極限
く大量EGR※1+DPF※2方式に比べ燃費向上や排出ガス処理
ユニットのメンテナンス性で大きな優位性を備えています。
まで削減しました。
※1 EGR
(Exhaust Gas Recirculation)
:
排出ガス再循環装置
排気ガスの一部を再燃焼して有害成
分NOxを少なくする。
※2 DPF(Diesel Particulate Filter)
:
排気微粒子除去装置
ディーゼルエンジンの排気ガス中の
有害物質を含む微粒子
(PM)
を除去す
るフィルター。
2
自研センターニュース 2005年 3月号
TECHNO SEMINAR
2.新型ユニットインジェクタ
新型ユニットインジェクタは、コモンレール式噴射装置と
今までのユニットインジェクタの長所を併せ持った超高圧噴
射のユニットインジェクタです。
噴射圧力
(BAR)
2500
超高圧型
ユニットインジェクタ
2000
1500
コモンレール
1000
旧ユニットインジェクタ
500
0
600
800
1000
1200
1400
1600
1800
エンジン回転速度(rpm)
内蔵する2個の電磁弁により、
・燃料噴射量
・圧力噴射波形
・回数
・噴射開始圧力
新世代ユニットインジェクタ
を自由に変えることができます。
3.尿素SCR触媒
●装置レイアウトイメージ図
エンジン
各ユニットの搭載位置は、まずキャビン後部の燃料タン
尿素SCR触媒
ク脇に33リットル容量の尿素水タンクをセットし、ここから
尿素水添加システム
エンジンの出力特性を感知した車載コンピュータにより尿
素水が配管を通って触媒ユニットに送られます。
尿素タンクから導かれた尿素水は霧状となってふたつの
酸化触媒間にある尿素SCR触媒直前の排出ガス中に噴霧
され、その噴霧量は、排出スピードやエンジンの出力特性
に合わせ常に最適の尿素水を添加しています。
尿素水タンク
尿素水タンク
尿素SCR触媒
自研センターニュース 2005年 3月号
3
TECHNO SEMINAR
4.NOx低減作動原理
尿素水が排気管内でアンモニアと二酸化炭素に分解され、次いでアンモニアが窒素化合物と化学反応し、水と窒素
に分解されます。
●尿素からアンモニアへの変化
●アンモニアによるNOxの還元
尿素+蒸留水 → アンモニア+二酸化炭素
アンモニア+一酸化窒素+酸素 → 窒素+水
CO(NH2)2+H2O → 2NH3+CO2
4NH3+4NO+O2 → 4N2+6H2O
アンモニア+二酸化窒素 → 窒素+水
8NH3+6NO2 → 7N2+12H2O
5.尿素水タンク搭載位置
CG車(8×4)
タンク容量33L
CD車(6×2)
タンク容量33L
◆尿素水タンクへの誤給油防止策
●尿素水タンクの給油口を軽油タンクより小径化
●フィラーキャップは青色の樹脂製を採用
●コーションラベルの貼付
◆尿素水の凍結防止策
●−11℃より凍結を始めますが、エンジンの始動と同時に解凍装置が起動します。
6.尿素水(AdBlue)
この「FLENDS」における尿素水の消費量は、燃料消費量の約5%が目安です。
尿素水タンクの容量は33リットルなので連続使用でおよそ2,000km、燃料1∼2回補
給に1回の補給ですむ計算です。
「FLENDS」に使われる尿素水は、AdBlue(アドブルー)
という名前ですでに全国
規模で供給が展開されています。
また「AdBlue」そのものは、世界各国で開発が進む尿素SCRシステムの規格化、
商標化された専用の尿素水溶液です。その中味は、純水に化粧品や衣料品に使わ
れている純度の高い尿素を溶かした32.5%比率のもので、日本自動車規格(JASO)
によって規格が制定されているものです。
性質は無色・無臭・無害です。取扱いに対
する資格は一切必要ありません。
(参考:日産ディーゼルホームページ)
4
自研センターニュース 2005年 3月号
指数テーブル マニュアル作業項目の解説
−62−
今回は指数テーブルマニュアル(2004年10月発行)
を基
本に、ボデー系の作業項目『B270 クォータパネル取替』
について解説します。
(図1)
1.前提条件および作業内容
*リヤバンパ、リヤシート、クォータウインドガラス、バック
ウインドガラスを取外した状態から行う作業
*補給形態通りの取替作業ではなく、上部および下部を
カットして取替えを行う作業
*フューエルリッド(フューエルインレットボックス)が付い
ている側の取替えを行う作業
2.指数に含まれる主な作業
*タイヤ脱着(一輪)
*クォータパネルに取付く付属品の脱着または取替
主な付属品
①アンダコート塗布後ではシーラ塗布できない部位
・フロントサイドメンバとダッシュパネル、センタフロアとの
溶接接合部等
②サイレンサシート貼り付け後ではシーラ塗布できない部位
・リヤフロア取替時のサイレンサシート貼付部等
③クォータパネル取替作業でパネルを取付けると塗布で
きなくなる部位
・クォータパネルとホイールアーチ部内側間のシーラ塗
布部位
*防錆剤の塗布に関して
・パネル切り継ぎ部は脱着・取替に含みます
*リヤコンビネーションランプ脱着または取替が単独作業
の指数項目(B407)
として設定されている車種もあります。
*事故歴が有りの再修理の場合、指数はそのまま適用で
・ドリップチャンネル・フィラリッド・インレットボックス
きないことが多いです。その理由は、クォータパネル等
*必要範囲の室内・トランク内のトリム、ウォッシャタンク等
の溶接方法がカーメーカの新車出荷溶接状態と異なる
の付属品の脱着または取替
主な付属品
場合が多いためです。
図1
・シートベルトリトラクタ・シートベルトアンカ
B270
・ジャッキ&工具・フィニッシャ
網掛けの部品は当該作業範囲
片側
クォータパネル取替
・リヤコンビネーションランプ*
(補足参照)
・マッドガード
・ガーニッシュ・スペアタイヤ・トリム
*接着式のモールおよびエンブレムは取付け作業のみ含
まれます。
*クォータパネルからのラジオアンテナ脱着
*フィラネック
(インレットパイプ)の縁切作業
*アンダーコート塗布(必要な車種)
*水密テスト
*必要範囲の発泡ウレタンの除去(必要な車種)
除く作業
*ストライプテープの取付け作業
*サイドマッドガード(サイドスポイラ)の脱着
*発泡ウレタンの充填(必要な車種)
補足
*部品補給形態としてサイドコンプリート
(フロントピラー
からクォータパネル全体)
と通常のクォータパネルの二通
りの補給がある場合には、通常のクォータパネルの上
部および下部をカットして取替える作業を、サイドコンプ
リートのみの補給の場合には、作業性の良い部位での
カットを行い取替える作業を対象にしています。
*パネル接合部のシーラ塗布に関して
当該作業は、損傷パネル取替作業時に行う塗布と塗装
作業工程時(プラサフ塗り後)
に行う塗布があります。
「脱着・取替指数」に含まれるシーラ塗布部位は次の
通りです。
前提条件および作業内容
*リヤバンパ、リヤシート、クォータウインドガラス、バック
ウインドガラスを取り外した状態から行う作業
*補給形態通りの取替作業ではなく、上部および下部をカットして
取替えを行う作業
*フューエルリッド(フューエルインレットボックス)が付いている側の取替えを行う作業
指数に含まれる主な作業
*タイヤ脱着(一輪)
*クォータパネルに取付く付属品の脱着または取替
主な付属品
・ドリップチャンネル ・フィラリッド ・インレットボックス
*必要範囲の室内・トランク内のトリム、ウォッシャタンク等
の付属品の脱着または取替
主な付属品
・シートベルトリトラクタ ・シートベルトアンカ ・ジャッキ&工具
・フィニッシャ ・リヤコンビネーションランプ*(補足参照)
・マッドガード ・ガーニッシュ ・スペアタイヤ ・トリム
*接着式のモールおよびエンブレムは取付け作業のみ含まれる
*クォータパネルからのラジオアンテナ脱着
*フィラネック(インレットパイプ)の縁切作業
*アンダーコート塗布(必要な車種)
*水密テスト
*必要範囲の発泡ウレタンの除去(必要な車種)
除く作業
*ストライプテープの取付け作業
*サイドマッドガード(サイドスポイラ)脱着
*発泡ウレタンの充填(必要な車種)
補 足
*部品補給形態としてサイドコンプリートと通常のパネルの二通り
の補給がある場合には、通常のパネルの上部および下部をカット
して取替える作業を、サイドコンプリートのみの補給の場合には、
作業性の良い部位でカットを行い取替える作業を対象にしている
*リヤコンビネーションランプ脱着または取替が単独作業の指数項
目(B407)
として設定されている車種も有る
自研センターニュース 2005年 3月号
5
REPAIR REPORT
リペア リポート
トヨタ マークX(120系)
の
ヘッドランプレンズ取替作業について
トヨタ マークX(120系)のヘッドランプにおいてヘッドランプレンズの単品補給部品が
設定されています。今回はこのヘッドランプレンズの取替作業を実際に行いましたので
紹介します。
1.使用部品
品名:左ヘッドランプAssy
(ディスチャージ式、AFS付)
品番:81150−22A20
価格:106,050円
品名:左ヘッドランプレンズ
品番:81171−22A20
価格:4,799円
ヘッドランプレンズの補給部品には、新品の
ガスケットも一緒に補給されます。マークXのヘ
ッドランプレンズにはリフレクタの一部がスクリ
ュで取り付けられており、このリフレクタもレン
ズと一体で補給されます。
2.作業手順
(1)ヘッドランプソケットカバー、フォグランプバ
ルブ、フロントターンシグナルランプ、ヘッドラ
5
ンプバルブNo.1、ディスチャージヘッドランプ
バルブ、クリアランスランプをそれぞれ取り外
します。
①ヘッドランプソケットカバー
②フォグランプバルブ
2
1
3
4
6
③フロントターンシグナルランプ
④ヘッドランプバルブNo.1
⑤ディスチャージヘッドランプバルブ
⑥クリアランスランプ
6
自研センターニュース 2005年 3月号
REPAIR REPORT
(2)ヘッドランプレンズとヘッドランプハウジングを締結して
いるスクリュ3本を取り外します。
(3)バルブを取り外した穴からドライヤでヘッドランプ内を
暖めます。
(4)ヘッドランプレンズとヘッドランプハウジング取り付け部
の周囲を注意しながらドライヤで暖めます。
注意:ドライヤで暖める時はヘッドランプハウジングを変形
させないように注意しながら作業します。
(5)ヘッドランプレンズとヘッドランプハウジングを取り付け
ているツメ9個をクリップリムーバ等で取り外しながら、
ヘッドランプレンズを剥がしていきます。この時、ヘッド
ランプレンズとヘッドランプハウジングをドライヤで暖め
ながら作業するとスムーズに作業出来ます。
注意:ヘッドランプレンズとヘッドランプハウジングを取り付けて
いるツメを取り外す時、ヘッドランプハウジングを損傷させ
ないように注意して作業します。
自研センターニュース 2005年 3月号
7
REPAIR REPORT
(6)ヘッドランプハウジングの溝に残っているガスケットを取
り外します。溝に残ったガスケットはドライヤで暖めな
がら先の尖った細い棒状のもので取り除きます。
注意:ヘッドランプレンズの溝部を傷つけないように注意し
て作業します。
(7)ヘッドランプハウジングの溝部を脱脂、清掃します。
注意:ヘッドランプハウジングのリフレクタ面に触らないよ
うに注意して作業します。
(8)ガスケット取り付け用の工具を作成します。補給部品
のガスケット先端に付いている剥離紙の先端を切り取
り、マイナスドライバの先端にテープで固定します。
(9)補給部品のガスケット先端をハサミで斜め45度にカット
します。
45度
(10)作成した工具を使用して、ガスケットをヘッドランプ
ハウジングの溝奥に取り付けていきます。この時カッ
トした先端部分は、カットした部分が上側を向くよう
に取り付けます。
注意:ガスケットの継ぎ目はヘッドランプの下側になるよ
うに取り付けていきます。
8
自研センターニュース 2005年 3月号
REPAIR REPORT
(11)ガスケットの残りを斜め45度にカットして先端部分と
重なる様に取り付けます。
(12)補給部品のヘッドランプレンズをヘッドランプハウジ
ングに取り付けます。この時ヘッドランプレンズをヘッ
ドランプハウジングにゆっくり押しつけながら、ツメ9
個を取り付けていきます。
注意:補給部品のヘッドランプレンズ裏側およびリフレクタ面には
絶対に触らないように注意して作業します。
(13)ヘッドランプレンズとヘッドランプハウジングを締結し
ているスクリュ3本を取り付けます。
(14)ヘッドランプソケットカバー、フォグランプバルブ、フロ
ントターンシグナルランプ、ヘッドランプバルブNo.1、デ
ィスチャージヘッドランプバルブ、クリアランスランプを
それぞれ取り付けます。
(15)完成
3.使用工具
①ドライヤ
②プラスドライバ
③マイナスドライバ(ガスケット取り付け工具)
④小型マイナスドライバ
⑤ハサミ
⑥クリップリムーバ
2
1
3 4 5
6
4.まとめ
マークX(120系)のヘッドランプレンズ取替の参考指数は0.80となります。
ヘッドランプハウジングを損傷させないように注意すれば比較的簡単な作業だと思われます。
ヘッドランプレンズ取替作業は修理書にも記載されていますので、手順を確認し作業内容を熟知することでさら
に効率の良い作業が行えます。
自研センターニュース 2005年 3月号
9
REPAIR Information S
リペア インフォメーション S
作業事例の紹介
1、マツダ デミオ(DY5W、平成15年式)インストルメントパネル脱着
マツダの修理書には、インストルメントパネル(以下インパネと言います)の脱着作業は運転席側のフロントドアを“取り外す”
と記載されています。
図1のようにインパネと運転席側Aピラーを取り付けているボルト2本を取り外すために運転席側のフロントドアを取り外すよ
う指示がされています。
しかし実作業ではドアの取り外しをせずに作業が可能でした。作業の効率化にも繋がりますし、覚えておくと良いかも知れ
ません。
ボルト
キャップ
図1
<作業手順>
1)インパネの取り外しには、グローブボックス、コンソー
ル、ステアリングシャフト、Aピラートリム、パネル類等
(赤点マーク)
ダッシュハーネスコネクタ等を取り外しま
す。
(写真1)
写真1
2)次に運転席側Aピラーのプラグ2個(丸印内)
を取り外し
た後、インパネメンバ取り付けボルト2本を外します。
(写真2)
写真2
10
自研センターニュース 2005年 3月号
REPAIR Information S
インパネメンバ下側の取り付けボルトは、運転席側フロ
ントドアとの隙間が狭いことから、修理書にドアを取り外す
よう指示したものと思われます。
昨年11月号の本コーナーでご紹介しましたマツダ アク
55mm)
を使用することで、運転席側のドアを取り外さずに
下側の取り付けボルトの脱着作業は可能です。
写真3はAピラーサービスホールから下側の取り付けボ
ルトを取り外したところです。
セラのインパネも似たような取り付け構造で運転席フロント
ドアの脱着のみならず、助手席側フロントドアの脱着を要
しました。
この場合はボルトが長いことやボルトとピラーアウタのサ
ービスホールまでの距離が長くしかもドアとの隙間が非常
に少ないことによってフロントドアを取り外さざるを得なか
ったものです(マツダの修理書に左右フロントドアを取り外
すよう指示されています)。
しかし今回はボルトの長さが短く、ソケットレンチ(長さ
写真3
<取り付けボルトの位置等>
1)運転席側Aピラーとインパネメンバの取り付け位置
(丸印内)です。(写真4)
写真4
2)取り外したインパネです。黄点マークはルーム内か
ら取り外したボルトの位置です。(写真5)
写真5
3)インパネを裏返したところです。黄点マークはイン
パネメンバ、ブロアユニットとA/Cユニット上部の
取り付けボルト3本とA/Cコントロールワイヤ2本を
取り外した箇所です。(写真6)
写真6
自研センターニュース 2005年 3月号
11
REPAIR Information S
4)インパネを取り外したルーム内です。(写真7)
写真7
5)写真7の円印内の拡大部分です。
(写真8)
運転席側のフロントドアハーネスコネクタ部のサービ
スホールにウェスを入れ、インパネメンバの取り付け
ボルト2本がAピラー内側に落下しても簡単に取り出
せるよう工夫をしてみるのも良いでしょう。
写真8
2、マツダ アクセラ(BKEF 平成16年式)フロントドアモジュールの取り外し
近年よく聞くことばに「モジュール」があります。自動車の部品組み付けについても各部位ごとに一体化した構造に
なってきつつあります。採用車種は現段階ではそう多くはありませんが、少しづつ採用するメーカーも出てきています。
今回はマツダ アクセラのドアモジュールの取り外し手順をご紹介します。
<取り外し手順>
1)インナーガーニッシュ及びフロントドアトリムを取
り外します。
(写真9)
インナーガーニッシュ
ドア配線
Frドアトリム
写真9
2)トリム類を取り外すとモジュールが確認できます。
丸印にはガラス取り付けボルトを外すための穴が開
いています。
ガラスを下げて行き、穴の位置に来たらボルトを外
しガラスを取り外します。(写真10)
モジュール
12
自研センターニュース 2005年 3月号
写真10
REPAIR Information S
3)モジュールを取り外すためにスクリュ(黄色丸印)、
ファスナ(緑丸印)、ドアロック取り付けボルト
(青丸印)を取り外します。(写真11)
写真11
<取り外したガラス及びモジュール>(写真12)
従来の取り付け方法は各部品及び配線がそれぞれドア
パネルに直接取り付いていたためドア組み替え時等電装
品等の取り外しに時間がかかりましたが、モジュールの
場合は1つの塊として取り外せますので作業時間の短縮
に繋がる構造と言ってよいでしょう。
写真12
<取り外されたドアの内側>(写真13)
ドア側は大きなサービスホールが空くため板金作業等
の作業性も良くなります。
写真13
「構造調査シリーズ」新刊のご案内
自研センターでは新型車について、損傷した場合の復元修
理の立場から見た車両構造、部品の補修形態、指数項目と
その作業範囲、ボデー寸法図など諸データを掲載した「構造
調査シリーズ」を発刊しておりますが、今月は右記新刊をご
案内しますので、ぜひご利用ください。定価は1,120円です
(税込み、送料別)。ただし、J-396のみは、2,160円です
No.
車 名
型 式
J-394
イスズ エルフ
NKR81A-E6EXA
J-395
ミツビシ キャンター
FE70DB(13)
J-396
フォルクスワーゲン ゴルフV
1KAXW
J-397
ニッサン フーガ
Y50系
お申し込みは自研センター総務企画部までお願いします。
TEL
047-328-9111
FAX
047-327-6737
(税込み、送料別)。
自研センターニュース 2005年 3月号
13
調査・研究報告
輸入車のSRSエアバッグ脱着作業性<4>
先月号でベンツE320アバンギャルド、ベンツV23およびベンツS320のSRSエアバッグの脱着方法をご紹介致しましたが、最終
回の今月号も引き続きアウディA4,ボルボV70およびBMW318MiのSRSエアバッグの脱着方法についてご紹介致します。
アウディA4
GH−8EALT
①運転席エアバッグ(黄円)
②助手席エアバッグ(赤楕円)
③エアバッグECU(青角)
の取付け部位。
(写真1)
写真1
①運転席エアバッグの取外し方法
ステアリングホイール裏側のサービスホール
2箇所からトルクスレンチ(トルクスドライバ)で容
易に取外せます。スパイラルケーブルからのコ
ネクタも簡単に取外せます。
(写真2)
写真2
取外した運転席エアバッグです。円印の2箇
所をトルクスボルトでステアリングホイールに取
付けられています。
(写真3)
写真3
14
自研センターニュース 2005年 3月号
調査・研究報告
②助手席エアバッグ展開時の必要作業
助手席エアバッグ展開時はインストルメントパ
ネルのパッド(黄色印部)を破って展開します。
従って助手席エアバッグ展開時にはインストルメ
ントパネルAssyの取替が必要です。
(写真4)
写真4
インストルメントパネル(矢印)の取外しは、グ
ラブボックス、オーディオ、エアコンコントロール
パネル、コンソールボックス
(一体式)、スピード
メーター等を取外さなければ、取外し出来ませ
ん。
(写真5)
写真5
③エアバッグECU取付け位置
エアバッグECUはATシフトレバーとハンドブ
レーキの間に取付けられています。脱着作業に
はコンソールボックスの取外しが必要です、
エアバッグECUは10mm袋ナット3箇所でボデー
に取付いています。
(写真6)
写真6
自研センターニュース 2005年 3月号
15
調査・研究報告
ボルボV70
SB5244W
①運転席エアバッグの取外し方法
運転席側エアバッグはステアリングホイール後側からトル
クスボルト2本で取付けられています。
(写真7)エアバッグ
はトルクスボルト2本を緩めることで取外すことが出来ます。
エアバッグ(ホーンパッド)にはワイヤハーネスが3本接続
されています。
②助手席エアバッグ展開時の必要作業
助手席エアバッグが展開した場合は、インストルメントパ
ネルがASSY取替となります。
写真7
助手席エアバッグは、インパネリインホースにボルト2本
(写真8赤円)とインパネ本体にナットで取付けられていま
す。
(写真7、8)助手席エアバッグはインストルメントパネルを
脱着の際、インパネ側に着いて来ます。
(写真9)
写真8
③エアバッグECU取付け位置
エアバッグECUはシフトレバー後方、ハンドブレーキ横に
写真9
位置しています。センターセンサを取外すには、コンソール
ボックスを取外す必要があります。
(写真10、11)
写真10
16
自研センターニュース 2005年 3月号
写真11
調査・研究報告
BMW318Mi
GH−AY20
ステアリングホイール裏側長穴からマイナスドライバを挿入
①運転席エアバッグの取外し方法
調査車両はスポーツステアリングホイールを装備してお
します。
(写真12)ドライバを挿入し軽く押しながらスプリン
り、スポーツステアリングホイールの運転席エアバッグは、ス
グテンションを感じる場所を探し当てます。スプリングテン
テアリングホイール内にあるスプリングロックによる取付け
ションを感じたらそのままドライバを押し込みながらエアバ
方法となっています。
ッグを引っ張ります。この作業を左右で行います。エアバッ
エアバッグを取外す際にはスプリングロックを解除する必
要があります。
(マルチファンクション付きホイールは、エアバ
グにはハーネスコネクタが2箇所あるので、これを切り離し
ます。
(写真13)
ッグの取付け方法が異なります。)
写真12
写真13
ステアリングホイール後部にある長穴。
ステアリングホイールのエアバッグ取付き部。
この部分にマイナスドライバを挿入し、エアバッグの勘合
写真の赤丸をドライバで押し込むことで、エアバッグとス
プリングロックの勘合が外れます。
(写真15)
を外します。
(写真14黄円)
スプリングロック
写真14
スプリングロック
写真15
自研センターニュース 2005年 3月号
17
調査・研究報告
合を外しエアバッグカバーから出ているストラップ取付
②助手席エアバッグ展開時の必要作業
助手席エアバッグが展開した場合、助手席エアバッグ
けボルトを取外し(写真16)
、エアバッグ取付けナットを外
します。エアバッグカバーごとエアバッグを取外します。
カバーが開く構造となっています。
また、助手席エアバッグ本体はリインホースに取付く構
造になっていますが、エアバッグ本体を取外す場合、イン
(写真17)
参考:助手席エアバッグを先に取外さないと、エアダクトと
エアバッグが干渉するためダッシュボード(インストル
パネ本体を取外す必要はありません。
助手席エアバッグの取外しは、エアバッグカバーの勘
メントパネル)を取外すことが出来ません。
エアバックカバー
↓
←エアバック
エアバック取外し状態
写真16
写真17
③エアバッグECU(エアバッグコントロールモジュール)
エアバッグECUは写真の赤囲み部分に取付けられてい
取付け位置
ますが、写真のようにカーペットには切込みが入っていま
エアバッグECUは、シフトレバー後方ハンドブレーキ前方
す。
(写真18)
に取付けられておりカーペットの下に取付けられています。
このため、エアバッグECUを取外す場合、カーペットを一部
カーペットをカットするとエアバッグECUを確認すること
が出来ます。
(写真19)
カットする必要があります。
写真18
写真19
以上で、12月号から3月号に亘り、輸入車のSRSエアバッグ脱着の作業性についてご紹介してまいりました。
今後とも、皆様の業務遂行の上で お役に立てて頂ける情報を自研センターニュースをはじめとしてホームページでもご紹
介していく予定ですのでご期待ください。
18
自研センターニュース 2005年 3月号
(完)
輸入車インフォメーション
フォルクスワーゲン ゴルフ5
(1KAWX)の
合成樹脂部品の補給形態
今回はフォルクスワーゲン ゴルフV(1KAWX)のプラスチック部品の材料と補給形態情報をお知らせします。なお、
2005年3月発行予定の「No.J-396 構造調査シリーズ」フォルクスワーゲン ゴルフVにも他の情報と共に掲載されていま
すので是非ご利用ください。
5.リヤビューミラーキャップ(外板色)
合成樹脂部品の使用個所
4.ラジエタグリル(外板色)
6.フューエルフィラフラップ
(外板色)
7.プロテクションストリップ(素地色)
3.プロテクトストリップ
(素地色)
2.スポイラ
(素地色)
1.フロントバンパカバー
(外板色)
9.リヤバンパカバー
(外板色)
10.スポイラ
(素地色)
8.ドアハンドルアウタ
(素地色)
番号
部品名
材料記号
材料
補給形態
1
フロントバンパカバー
PP+EPDM
ポリプロピレン+EPDMゴム
未塗装
2
スポイラ
PP+EPDM
ポリプロピレン+EPDMゴム
無塗装
3
プロテクトストリップ
PP+EPDM
ポリプロピレン+EPDMゴム
無塗装
4
ラジエタグリル
ABS
ABS樹脂
未塗装
5
リヤビューミラーキャップ
ABS
ABS樹脂
未塗装
6
フューエルフィラフラップ
PA6
MA40
ポリアミド−メタクリレート
未塗装
7
プロテクションストリップ
PP/EPDM
ポリプロピレン/EPDMゴム
無塗装
8
ドアハンドルアウタ
PA6
ポリアミド−ガラス繊維
無塗装
9
リヤバンパカバー
PP+EPDM
ポリプロピレン+EPDMゴム
未塗装
10
スポイラ
PP+EPDM
ポリプロピレン+EPDMゴム
無塗装
GF30
*EPDMは、エチレンプロピレンジエン三元共重合体のことで、耐老化性、耐オゾン性、耐寒性、熱安定性に優れる合成ゴムです。エチレンプロピレ
ンゴムとも言われます。
*無塗装は、素地色のまま装着するものです。
自研センターニュース 2005年 3月号
19
Researching The Skeletons
リサーチング ザ スケルトンズ
日産 フーガ
(Y50系)
この「Researching The Skeletons」では外部から確認す
が取り付けられています。衝突安全性については衝突時
ることができないフロントサイドメンバおよびリヤサイドメン
のエネルギーを車両前端部のクラッシャブルゾーンで吸収
バエクステンション内側のリインホースメント等の位置や板
し、キャビンの変形を抑える衝撃吸収ボデー構造となってい
厚を分かり易く紹介していくもので、データは実際に自研セ
ます。
フロントサイドメンバの前端部はカット取替ではなく、フ
ンターで調査した内容を記載したものです。
今回は日産 フーガ(Y50系)
を取り上げます。
ロントサイドメンバフロントエクステンションの部品を使用し
この車(写真は4WD)のフロントサイドメンバには潰れ
て部分取替が出来る構造となっています。
ビード
(前端部)や中央部辺りから節状のリインホースメント
左外側
右外側
フロントサイドメンバフロント
エクステンション取替位置
t=1.8mm
t=1.0mm
t=1.0mm
t=1.8mm
t=1.2mm
t=0.8mm
フロントサイドメンバフロント
エクステンション取替位置
t=0.8mm
左内側
右内側
フロントサイドメンバフロント
エクステンション取替位置
t=1.6mm
20
自研センターニュース 2005年 3月号
t=1.2mm
t=1.8mm
フロントサイドメンバフロント
エクステンション取替位置
t=1.8mm
t=1.6mm
Researching The Skeletons
リヤ正面(リヤパネルAssy取付状態)
リヤ正面(リヤパネルAssy取外し状態)
リヤサイドメンバエクステンション位置
リヤサイドメンバエクステンション位置
リヤ上面(リヤフロアリヤ取外し状態)
リヤ上面(リヤフロアリヤ取付状態)
t=1.2mm
t=1.2mm
t=4.8mm
t=2.0mm
t=1.6mm
t=2.5mm
t=1.6mm
リヤ下面
自研センターニュース 2005年 3月号
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Customer Relations Department REPORT
お客様相談室レポート
ホンダ エリシオン
(RR1・2・3・4系)
リヤバンパフェイススチフナセット
(リヤパネル)の取替作業について
ホンダ エリシオン(RR1・2・3・4系)B290リヤバンパフェイススチフナセット
(リヤパネ
Q
ル)取替の摘要欄にある「
(含)作業および部品の脱着または取替」で両側リヤフレームエン
ドガセットとはどこの部品ですか、また作業内容を教えてください。
RR1・2・3・4系
B290
リヤバンパフェイススチフナセット(リヤパネル)取替
1台
取外し状態
・リヤバンパ
(含)作業および部品の脱着または取替
4.80
・両側リヤパネルサイドスチフナ
・付属品
・両側リヤフレームエンドガセット
・水密テスト
・必要範囲のトリム類
「備考」
※両側リヤフレームエンドガセットは再使用する。
※リヤフレームエンドガセットの名称は、サービスマニュアルボディ整備編より引用
リヤフレームエンドガセットとはリヤフロアーサイドパネルCOMPに付いている一部分で下図の
A
部分をいいます。
・リヤフロアーサイドパネルCOMP両側はボデー側に
② リヤパネル
サイドスチフナ
④
残しての作業になります。
リヤバンパフェイス
スチフナセット
・B290の作業は②③④の取替作業となり、①の両側
は再使用(リヤフレームエンドガセット)の脱着作業の
設定になっています。
・②③(リヤパネルサイドスチフナ)を取替る場合は①
③
①
リヤフロアー
サイドパネル
COMP
ります。
リヤフレーム
エンドガセット
(両側)
再使用
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自研センターニュース 2005年 3月号
のリヤフレームエンドガセットの脱着作業が必要にな
自研センター来訪者一覧
1月17日(月) 財団法人日本自動車査定協会業務部 矢野課長
21日(金) アイコアルファオート
(有) 犬飼取締役マネージャー 他1名
24日(月) 東京海上日動保険サービス
(株) 角台社長 他1名
28日(金) 日本興亜損害保険(株) 森高常務
(株)損害保険ジャパン 浅野サービスセンター企画部長
あいおい損害保険(株) 畑岡損害サービス業務部長
三井住友海上火災保険(株) 小宮山執行役員
共栄火災海上保険(株) 千葉損害サービス業務部長
日本アウダテックス
(株) 中村社長 他8名
2月3日(木) (株)
ダイイチ 東京支店特販事業部 安林課長
(株)不二越 東日本支社工具市販部 小林グループ長
4日(金) 三井住友海上損害保険調査会社(株) 小林代表取締役
7日(月) 東京海上日動 HRA 中村主任研究員 他2名
9日(水) トヨタ自動車(株)サービス部ボデー技術室 神藤係長
10日(木) 東京海上日動 HRA 田中研究員
本田技研工業(株)カスタマーフィールドサービス部 平澤主任 他10名
全国技術アジャスター協会 長堀専務理事
15日(火) 日本損害保険協会 業務運営部自動車盗難対策室 新井担当課長 他1名
●編集後記●
卒業式シーズンの到来です。人生の節目節目にはそれぞれその時のソツギョウがあって次のステップへ繋が
って行きます。まだ見ぬ世界へ思いを馳ながら、希望と期待と不安に胸膨らませているのです。そして多くの
方々は自らの未来に大きな夢を託し卒業したはずです。
しかし何時頃からなのでしょうか、遠くにあったその夢や希望を忘れて身近な楽しみを追いかけ、面白く、楽
しく生きていけば良いと思い始めたのは。全ての若者がそうだとは言えないし、言うつもりもありませんが、風
潮として夢の実現に向けての面倒なことや、辛そうなことを極力さけて通り、当面美味しそうなものばかりつま
み食いをしようとする姿勢が大勢を占めているような気がします。
このことは社会にも影を落としているのではないでしょうか。人間には例外なく死が訪れ、確かに現在に於い
て明日の命が絶対に在ると保証されないとなれば、今を如何に楽しく生きようかとする気持ちを間違っている
とは言い切れないところではあります。しかし本当にそれで良いのでしょうか。小椋佳氏(作詞・作曲家)
は2005
年2月20日の朝日新聞紙上で「けれども通常の人生は極短期間ではないし、ほとんどの人間が社会的存在であ
ることもまず不変であろう。近視眼的な人間が圧倒的だという偏りは、私には一個人の人生の充実にとっても、
人類社会の幸せにとっても、不都合でいびつなことと映る」
「願わくば、若い人々が、遠くのものへの視座と広い
場所への視界を復権させることの重大性に、そろそろ気づいて欲しいものである」
としています。人生は決して
短くはない、心のもちようで年齢とは関係なく生きる希望は幾らでも持てるはずです。
● お詫びと訂正 ●
2月号13頁「2005年損調社新春懇談会開催」記事の内、日本興亜損害調査(株)の社長名が誤っておりました。
お詫びの上訂正致します。
(誤)武田伸暁様 (正)武田信暁様
自研センターニュース 2005年 3月号
23
http://jikencenter.co.jp/
自研センターニュース 2005.3(通巻354号)平成17年3月15日発行 昭和51年5月27日 第三種郵便物認可 定価336円(消費税込み、送料別途)
C 発行所/株式会社自研センター 〒272-0001 千葉県市川市二俣678-28 Tel(047)328-9111(代表) Fax(047)327-6737
発行人/鈴木 稔 編集人/八束重宣 ⃝
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