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1 実施日:平成24年7月22日(日) 事業名 19 学校給食会運営

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1 実施日:平成24年7月22日(日) 事業名 19 学校給食会運営
実施日:平成24年7月22日(日)
事業名
19 学校給食会運営費
担当課
学校教育部学校給食課
<内容>
学校給食課
:学校給食会運営費についてご説明いたします。
まず、学校給食会は学校給食法第 11 条の規定により、学校給食の実施に必要な施設及び設備
に要する経費並びに学校給食の運営に要する経費は、学校の設置者、いわゆる市の負担、食材に
係る経費は保護者負担と決められています。この学校給食費を市の会計に入れるか入れないかで、
私会計か公会計が分かれます。釧路市は、私会計を選択し、学校給食会を設置し運営を図ってい
ます。
学校給食会は、昭和 50 年度に学校給食に必要な物資の共同購入により、良質で安価な物資を
供給し、学校給食を円滑に実施するために必要な事業を行い、もって学校給食の充実向上を図る
ことを目的に創設されました。簡単に言いますと、各家庭から徴収した学校給食費で会計を運営
しておりまして、その中の物資の共同購入と学校給食費の徴収を主な業務としています。
学校給食会は、小中学校長、父母代表、関係行政機関の職員、これは学校給食課になりますが、
それらで構成されております。理事長は、学校長から選任され、学校給食会事務局の事務の管理
者として、常務理事は学校給食課長、事務局長は学校給食課長補佐があたると定められておりま
す。
事業の対象者としては、釧路地区の小中学校の児童生徒、教職員等の約 13,300 人に給食を提
供しております。
事業の手段・内容としては、学校給食で必要とする食材を 1 カ月単位で学校給食会の指定業者
により、厳密に言いますと業者間の見積もり合わせ、これはほぼ入札に近いものでありますが、
それを行いまして、肉類や豆腐などの特定食材は組合立になっておりまして、組合を結成した業
者から、年間単価契約より購入業務と支払業務を行っています。また、銀行口座の振替、振込等
により学校給食費の徴収業務も行っています。
事業費でありますが、平成 24 年度予算で 27,839 千円となっておりますが、その内 86 千円が
北海道学校給食研究協議会の負担金であり、実質 27,753 千円が学校給食会の運営予算で、財源
は全額市からの補助金でまかなわれております。その内訳は、76%の 18,664 千円が職員、嘱託
職員、臨時職員の給与等の人件費です。残りの 9,184 千円は、口座振替の手数料を父母負担にさ
せずに給食会が持つことによる振替手数料、コンピュータソフトの使用料、封筒代、切手代、プ
リンタートナー代等の事務経費でございます。
ちなみに道内 35 市のうち、公会計は帯広、北見を含む 12 市、残り 23 市が私会計となってお
ります。
続きまして、活動指標については、給食提供数としており、24 年度は一日あたり 13,300 食、
年間で 2,498,050 食と計画しております。また補足説明として、これまで小中学校の物資は別々
に発注していたものを、23 年度からまとめて発注するようにしました。これにより、スケール
メリットが発生し、尐しでも単価の低減につながると考えております。また 24 年度に単独調理
校がなくなりまして、完全に給食センター化したことにより、さらなるメリットが生じるものと
考えています。
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成果指標につきましては、銀行口座振替率と学校給食費収納率としており、ともに、23 年度
は 98.1%です。いいかえると、口座振替にしていただいた家庭は着実にお支払いいただいてい
ると考えております。補足として、口座振替になぜ踏み切ったかということですが、21 年度に
非常に恐縮ですが、金銭事故がございまして、また、それとは別の話ですが、給食費を 4,000~
5,000 円という現金で持ちきクラス内などでの金銭事故に児童生徒が会わないようにというこ
とで、22 年度から口座振替を開始したところです。
また、収納率の向上については、19 年度から 21 年度にかけまして、全国に先駆けて長期悪質
滞納者に対して、支払い督促という訴えを起こしまして、マスコミの報道等の協力もありまして
かなり効果をあげました。ただ、21 年度になりますと、支払い資力のある滞納者が激減しまし
て、これは不況のあおりもあったことと思いますが、それに加えて、ノウハウを蓄えたというこ
ともありましたので、21 年度で支払い督促は休止してございます。
今後の方向性ですが、現在給食会は職員2名、嘱託職員1名、臨時職員1名の4名体制で業務
を行ってございますが、今年度正規職員が1名定年退職を迎えるということを契機に、職員の嘱
託化を進め、人件費の抑制を図って参りたいと考えてございます。
課題といたしましては、阿寒と音別との合併以降、それぞれ独自で給食会計を運営してござい
ますので、将来的には給食会計を統一するという目標を掲げており、この際、阿寒と音別が学校
給食会に入るということになりますと、現在の業務が増加するということが予想されております。
また、学校給食会計は、私会計で運営していますが、将来公会計に移行するとなりますと、現
在年間 1,200 万円生じている滞納分を、市が税金で肩代わりするということも必要になり、市に
とっては一番のネックになると思います。また、公会計となった場合には、市職員が指導や指揮
する事柄が増えますので、職員の定数や、学校給食会の組織の見直しも必要になってきます。
最後に、道内他都市で似たような事例がないかという点についてですが、学校給食会という名
称を持っている組織は多数あるものの、公会計か私会計か、センター方式かどうか、学校との役
割分担がどうなっているか等で変わってくるため、名前は似ているものの、実態として類似の団
体はない、ということでございます。
コーディネーター:ただいまの説明について、簡単にまとめます。学校給食会運営費、この事業は学
校給食法に基づく補助事業です。補助の対象は、釧路市学校給食会。この学校給食会の職員等の
人件費、事務費、口座振替手数料が大半、ということです。これらの事業に対する補助事業とな
ります。予算は、2,700 万円強。学校給食会計については、釧路市は私会計を行っているという
ことです。ちなみに、北見市、帯広市といったところは公会計をおこなっているとのことです。
課題といたしましては、年間 1,200 万円の滞納分、その他いくつかの課題があるようです。そ
のあたりが論点になるものと思われます。
それでは、仕分け人の方からご意見、ご質問をいただきます。
仕分け人D
:2点ほど質問いたします。1点目は 24 年度の収納率が 98.2%と記載されており
ますが、100%としていないのは、未収金の発生する恐れがあるからなのかということです。
それから2点目は、学校給食費で 1,200 万円の滞納金があると聞かされましたが、さしつかえ
なければ、世帯数と処理方法を教えていただきたいと思います。
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学校給食課
:98.2%というのは、努力目標ですが、本来 100 と書きたいところですが、経験則
で、前々年度、前年度を鑑みましての予測・計画に基づきまして、支出する金額を決めなければ
赤字になってしまいますので、それが 98.2%としているところです。
それと、1,200 万円の滞納の世帯数ですが、23 年度で 198 世帯(滞納全世帯で 995 世帯)とな
っております。また、この 1,200 万円については、現年度、去年から、督促を常にしております
が、今年度も引き続き督促状をだして、支払いを求めていきたいと考えております。処理方法と
しては、繰越でずっと持ち続けておりまして、16 年度の分から抱えております。ただ、民法で
いうと2年で時効となっておりますが、時効にはせず持ち続けて、全世帯に督促しております。な
かなか古いところであればとりづらいのですが、たまに様々な都合で入ってくる場合もあります
ので、支払い督促を決定した段階で、放棄はしないと決定して現在に至っております。今後はど
うするかは未定ですが、現時点ではそのような状態です。
仕分け人D
:1,200 万円というのは時効になった分も含まれているのでしょうか。
学校給食課
:民法上は時効ではありますが、裁判や催促にいった際に、「もう時効ですよね」
という、いわゆる「時効の援用」がされない限りは、我々は時効にはしないとしており、従って
全額を持ち続けているということでございます。
仕分け人A
:払えない方は、そちら側から見て、家庭の都合などで本当に払えない人が 100%
なのでしょうか。
学校給食課
:21 年度の段階でかなり 100%に近くはなっていました。これまで、私が自分で支
払い督促を作成しまして、簡易裁判所に何十回と出向きまして、途中で払っていただける方もい
ないわけではないですが、最終的に約 30 件程度は訴えました。私自身、40 回程度裁判にいきま
した。それで、最後の年度に関しては、4件訴えまして、2件裁判途中で「無職です」と答えら
れました。そういった意味では、回収という観点では非常に効率が悪くなっておりました。
我々には調査権がないものですから、お宅にいって年収等を調べることはできませんので、学
校の資料で職業欄等を見て類推するしかないわけです。2~3年前、リーマンショックから失業
の方も増えておりまして、様子見をしている段階です。
全国で先駆けて、督促を行ったわけですが、ある意味では、教育委員会が、PTAを訴えたと
いう形になるわけで、
「なんということをしたのだ」という見方もありまして、あまり乱発はし
たくないなとも思っております。その辺りもご理解をいただければと思っています。
仕分け人G
:マスコミの協力があって効果を挙げたとの説明がありましたが、1度限りという
ことではなくて、年に1~2回という形で続けた方がよいと思いますが、どうでしょうか。
学校給食課
:そのとおりだと思います。先日 NHK さんでも未納の関係を取り上げていただきま
した。ただ、マスコミさんもマスコミさんなりの考え方がありまして、当たり前に徴収している
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ものを地道に追いかけるということになると、なかなか取り上げていただけないということもご
ざいます。ただ、定期的にこちらから取材をしていただきたいと手を挙げるという方法ももちろ
んございます。
仕分け人E
:収納率向上対策が 19 年度から 21 年度にかけて行われたとありますが、どの程度
効果があったのでしょうか。
学校給食課
:それまで、2年で時効ということを、平成 18 年までは消費税の関係で適用して
いました。
「放棄します」という通知も送っておりました。ただ、それは許されないだろうとい
うことで、まず時効はないのだ、と浸透させること目的として取り組んでいます。
それまで、過年度分は最大限に回収できて 200 万円程度しかいかなかったものが 1,000 万円に
迫るようになりまして、現在は 400~500 万円は支払い督促をしなくても払われる程度に抑制効
果はございました。
仕分け人E
:それだけ効果があるのであれば、継続すべきと感じますが、そういった検討はし
なかったのでしょうか。
学校給食課
:当然、検討はいたしましたが、支払い督促というのは裁判沙汰となり、1件につ
きいくら、というお金がかかります。それと、職員だけでは対応できる話ではなく、顧問弁護士
さんに依頼することになりますので、かなり高額の費用がかかります。例えば、100 万円を超え
る滞納者を訴えるならばよくやった、となりますが、10 万円の滞納者を訴えるのに 10 万円をか
けるということになると、費用対効果の面もあり、どうかなということです。
また、3年間やったときには、長期滞納のランクの上の方から、最大で当時 88 万円くらいの
方がいましたが、そこから切り崩していくわけですが、残りは金額が尐なかったり、仕事をして
いなかったり、生活保護を受けている方だったり、そういう方々は除外していくと、対象者がい
なくなってしまいまして、その点も含めて、様子を見て、また尐し増えたら、マスコミさんにも
応援していただきながら、着手していこうと判断したところです。
コーディネーター:ある程度高額の滞納者は回収できたと言うことですね。
学校給食課
:その時点での高額の方は回収できたということになります。
仕分け人D
:市の担当者としては努力されているのは認めます。ただ、この収納率の改善を図
るためには、マスコミなどの他力依存ではなく、担当課として未収金が発生している方に面談や
訪問をして、事情を聞く、あるいは、面談に応じなかったり、悪質な拒否をしたりといった場合
には、なんらかの手段をとるべきなのではないでしょうか。努力されているのは重々わかります
が、市民の税金を使っているわけですから、明らかにしなければならないと思います。
学校給食課
:ご指摘はごもっともと考えておりまして、19 年度の時には 800 件前後でありま
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したが、3人の課長補佐以上でほぼ全件回りました。私も、お盆も土日もかなり回りました。
ただ、通常の時間に訪問しますと、まず不在が多いです。そのときには不在通知も投函します
が、これも児童生徒の目には触れないようにします。また、名乗りも「教育委員会です」だけに
し、
「学校給食課です」とは名乗らないようにしています。というのも、子どもさんが聞いてい
る場合がありまして、難しいのは、子どもさんに嫌な思いをさせられないということがあります。
訪問したときに、親御さんと子どもさんが一緒にでてくるような時には「また来ます」と出直す
ことさえあります。とにかく、子どもさんの前で、
「あなたの家は払っていないからね」という
ようなことはしないようにしています。
また、電話もかけますが、最近のお宅は家の電話がなく、全部携帯電話です。本人から聞いた
番号であればかけられますが、学校から聞いた番号ですと「どこから聞いたのだ」というトラブ
ルもあるものですから、電話もかけづらいというご時勢です。もちろん、呼び出し状を内容証明
郵便で送ったりもしております。
いくらやっても 100%にならないので努力が足りないと言われればそれまでですが、そういう
世の中でして、例えば訪ねていったらアパートで一切表札がでていないようなこともございま
す。その場合、どうするかというと、新聞配達の方が書いたメモを参考にしたり、お隣に聞いた
りということもやってきましたが、効果的ではありませんでした。
それでも今後も継続していきたいと思っておりますので、ご理解をよろしくお願いいたします。
コーディネーター:収納に関することのみでやっておりますと、時間がなくなってしまいますので、
残り 15 分ほどありますが、他の観点からなにかございますか。
仕分け人F
:物資発注の一元化や、給食の提供数が年々減っているのに、なぜ予算が年々増加
しているのかをお聞かせください。
学校給食課
:食数が減っているのは、児童生徒数の減尐によるものです。年々小中学校それぞ
れ 100~200 人ずつ減っていますので、それに伴い提供数が減っております。ただ、事業費につ
いては、先ほどもご説明したとおり、やることが増えて、超過勤務も増加し、どうしても人件費
や事務費がかさむということがございまして、提供数の減尐に伴って減っていく以外のことがあ
るということです。例えば口座振替にもかなり手数料がかかりますし、さきほど、みなさんがご
指摘の収納対策も、がんばろうとするとやはり一定程度の予算が必要だと言うことで、ご理解い
ただければと思います。
仕分け人B
:先ほどの説明で、小学校1校がセンター一括で給食をつくることになり効率化が
進んだというお話がありました。それからもう一つ、阿寒と音別を統合することでさらに合理的
になるとのことでしたが、それをまとめることで事務的な手数がかかり、学校給食会の人的なコ
ストが増えるであろうと推測されると聞き取ったのですが、学校給食会の予算が 24 年度、25 年
度以降にわたって上がっていくのかどうかという点はどうなっているのでしょうか。
学校給食課
:今、給食会計は3つで回しています。なぜかというと給食費も全然違います。ご
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はんが炊ける、パンが焼ける等、体制が3つで違うものですから、それを統合するとなると、給
食費が一番高いのは釧路地区なものですから、他の2地区は値上げとなり、保護者の理解が得に
くいことが考えられます。ただ、将来的にそうするとなった場合に、今、それぞれの地元から物
資を購入していることが多いものですから、その形を維持するとなると、物資の数自体はさほど
変わりませんので、人件費も、もう一人二人担当を増やさなければならなくなるのでは、と見て
います。
仮に同意が得られて、3地区でまったく同じ給食を出せるとなれば、経費は下がる可能性はあ
りますが、今の時点では、例えば、阿寒は阿寒農協さん中心、音別は学校のそばにある個人商店
さんから入れているというような状況で、生活の糧を絶つようなことはできないということを前
提に考えると、どうしても経費は上がってしまうと考えます。その点を無視していいのだという
同意が得られるのであれば、下がっていく可能性もあるということです。
仕分け人B
:もう一点、1,200 万円の未収がある一方で、納めていない子どもさんにも当然給
食は配膳するわけで、その 1,200 万円分は誰が負担しているということになるのでしょうか。
学校給食課
:その点を指摘されると非常につらいところでございますが、正しく納めている父
兄の分から一部を回していると言うことになります。給食費が例えば、全体で 5 億円かかるとい
うときに、未納がありますと、4 億 9,800 万円で予算をたてなければならないということになり
ます。よく学校側からは、
「年度末になるとおかずが悪くなるよね」ということを言われたりも
しますが、収入状況を見ながら滞納はないように心がけておりますが、残念ながら、正しく払っ
ている 98%の方々から材料費がまわされているということでございます。
仕分け人B
:行政の自助・共助ということであれば、市民の助け合いで給食が提供されている
と考えていいですね。私会計でやるとそうなってしまう、と。仮に公会計でやるとなるとどうな
りますか。
学校給食課
:今お話したのは、現にお子様をお持ちの保護者の方が負担している部分がありま
す。これを、公会計でやりますと、釧路市の税全体で負担するということになります。おじいち
ゃんやおばあちゃん、お子さんがいない独身の方なども負担することになります。果たしてそれ
で、みなが納得されるのかどうかということが問題としてあると思います。
仕分け人E
:帯広市や北見市にも滞納はあるものと思いますが、そういった市はどのように対
応されているのでしょうか。
学校給食課
:市の会計に入りますので、市が徴収する役目になります。5年間請求して、場合
によって、5年以降は滞納から落とすとか、そういった対応になります。また、市の会計となる
と、減免ということが可能になります。私会計では一切減免はしておりません。どんなに困って
そうでも、徴収するというスタンスになります。
コーディネーター:この、私会計、公会計に関連して、なにか質問はありますか。
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コーディネーター:別の質問でもかまいません、なにかありますか。
仕分け人A
:給食費を払わない子どもたちのことは、クラスの中で自然にわかったりしない
ものなのでしょうか。そこからいじめに繋がることはないのでしょうか。
学校給食課
:口座振替にして以降はまずわからないと思いますし、以前であっても保護者負担
で一部口座振替もやっておりましたから、例えば我々の子どもの頃で、今日は給食費の日だぞ、
と言われて、袋を持って前に出る時に、隣の子はなぜ立って出ないのだろう、という形であれば
わかってしまうのでしょうが、口座振込が任意で混在した時から、わからなくなっているのでは
と思います。また、我々も徴収に行っても、督促状を出すにしても、大変なことであるとは決し
てわからないよう、地味な窓付きの無地の封筒に入れて、学校からお渡しをしています。
ただ、戸別に訪問したときに、すごい保護者だと「止めるなら止めてみろ、それでいじめられ
たら教育委員会のせいだぞ」と言われたことは何度かありますが、現実には払っていないことは
わからないと思います。ただ、昔の親だと、それが逆に嫌だということできちんとお金を入れて
くれた面もあったのですが、今、子どもはわからない、親は払わない、となってくると若干問題
は残るのかな、と思います。
コーディネーター:事業の内容は理解いただけましたでしょうか。それでは、事業の評価シートの記
入をお願いいたします。
<評価・判定シートへの記入および集計>
コーディネーター :それでは、結果を発表いたします。
「抜本的見直し」0、
「見直し、改善」2、
「現行どおり」5。よって、結果として「現行どお
り」ただし、
「見直し、改善」の意見ありということです。
それでは、仕分け人の方々のコメントをご紹介します。
先ず「見直し・改善」という方の意見です。
「人件費の問題や公会計、私会計について、再度予算を算出してみていただきたいです。その
上で、事業費を調整する方法がないか、現場の業務の見直しも含めて、人件費を下げる工夫をし
て欲しい」
「銀行口座振替を徹底すべき。コストを減尐させるよう、銀行との交渉に務める等の対策が必
要ではないでしょうか。未収を減尐させ、よりよい献立を継続して欲しいと思います。地域の事
業者を守るための地元発注の継続を実行すべきです」
というご意見です。
次に、現行通りという方の意見です。
「私会計のまま運営するのがよい。公会計は市民の負担が増える。振込手数料を減らす。
」
「給食費を滞納する要因には、経済的に困難な家庭と、支払い可能な状況で支払い徴収に応じ
ない者がいる。受益者平等の原則から、発注時、対象者と訪問面談を行い、収納率向上に努力す
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る。訪問拒否及び長期滞納者に対しては、法的措置を取る必要があるのではないでしょうか。
」
「担当の課の方が努力している事は伝わったので、大変だと思いますが、給食費の滞納問題や
どうしたら効率が良くなるかをもっと考え、効率の良い運営方法を考えていってください。」
「受益者負担の原理に基づき、阿寒、音別を含めて「私会計」が良いと思います。マスコミの
協力依頼、支払督促等により、滞納者に対する取り組みは、今まで通り継続していただきたいと
思います。
」
「未納があり物価も上がって、やりくりに大変だと思いますが、子供の成長を考えると是非、
頑張ってほしいと思います。回収方法もなかなか難しいのはよくわかりましたが、何か良い方法
を探ってください。
」
というご意見です。
それでは、このようなご意見を参考にして、これからの事業の推進に努めていただきたいと思
います。それではこれで終了いたします。おつかれさまでした。
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