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2005 年度第 2 四半期および上半期の業績を発表

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2005 年度第 2 四半期および上半期の業績を発表
2005 年 7 月 29 日
ザ コカ・コーラ カンパニー、
2005 年度第 2 四半期および上半期の業績を発表
1 株当たり利益は、第 2 四半期が 0.72 ドル、上半期が 1.13 ドル。
対前年比に影響を及ぼす項目における第 2 四半期の 1 株当たり利益の増加分は 0.04 ドル。
国際事業のユニットケース販売数量 7%増が寄与し、第 2 四半期における世界全体のユニッ
トケース販売数量は 5%増。
上半期の営業活動によるキャッシュフローは 20%増の 35 億ドル。
<2005 年 7 月 21 日 米国アトランタ発>――ザ コカ・コーラ カンパニーは 21 日、第 2 四半期の 1 株当た
り利益が、前年同期の 0.65 ドルに対して 0.72 ドルとなったことを報告しました。第 2 四半期の 1 株当たり利
益には、異性化糖(HFCS)訴訟の和解、税務問題の有利な決着、海外収益の本国送金に係る未払税額の
減少、関連会社に影響を与えていた項目からの利益等、1 株当たり 0.04 ドルの増加分が計上されていま
す。
ネビル・イズデル会長兼最高経営責任者は次のように語っています。
「今年上半期のコカ・コーラ システムの事業展開の力は改善してきました。ラテンアメリカ、ヨーロッパ中部
および東部、北アジアにおける好調な業績、6 月の好天候とともに、重点化戦略を推進した北米 システム
の業 績 安 定 による成 果 が、寄与しました。しかし、米 国 、ドイツやフィリピン、特 にインド 等 の市 場 で
は依 然 多 くの課 題 が残 されて おり、イノベーションやマーケティング分 野 の実 績に関してはまだ改善
が必要です。当社は、長期的に収益を伴う成長を持続するため、コカ・コーラ システムの再構築に既に着
手しており、下半期には取り組みをさらに強化していきます。」
1
(以下に述べる増加率(%)およびシェアは、前年同期の結果との比較によるものです。)
財務ハイライト
第 2 四半期の売上高は 7%増加しました。売上高の増加は、ガロン単位販売量の 2%増、価格と製品ミ
ックスの改善、有利な為替の影響を反映しています。
上半期における営業活動によるキャッシュフローは、前年同期の 30 億ドルに対して 20%増の 35 億ドル
でした。
当社は、第 2 四半期に 10 億ドルの自社株を買い戻し、2005 年度中に少なくとも計 20 億ドルの自社株
買いを実施する予定です。
事業ハイライト
(部門別ハイライトは新たな地域別事業編成に基づいて報告されています。詳細については当社の 2005 年
7 月 19 日付改訂版 Form 8-K 提出書類をご参照ください。)
ザ コカ・コーラ カンパニー全体
ユニットケース販売数量は、第 2 四半期において 5%増加し、上半期では 4%増加しました。今四半期の
RTD (ready-to-drink)ノンアルコール飲料カテゴリーにおけるシェアは、前年並みを維持しました。
第 2 四半期のユニットケース販売数量の増加は、ブラジル、中国、ロシア、ヨーロッパ中部および東部、
ナイジェリア、アフリカ東部および中部、ベネズエラ、トルコ、中東など新興市場の大半で 2 桁増を達成し、
国際事業の販売数量が 7%増加したことによるものです。一方ドイツとフィリピン、そして特にインドにお
けるユニットケース販売数量は減少し、全体の業績の一部を相殺しました。この業績低迷を受け、インド
では既に事業の再編成に向けた措置を講じています。またロシアの果汁飲料メーカーであるムルトンを
はじめとする企業買収により、今四半期のユニットケース販売数量は若干上積みされました。
今四半期の炭酸飲料のユニットケース販売数量は、国際事業の 5%増が寄与し、3%増加しました。「ト
レードマーク コカ・コーラ」の世界全体のユニットケース販売数量は 3%増加しました。今四半期の炭酸
飲料カテゴリーのシェアも上昇しました。
今四半期の非炭酸飲料のユニットケース販売数量は、水製品を除いた場合、「パワーエイド」トレードマークの
23%増と「ミニッツ メイド」トレードマークの 7%増が原動力となり 11%増加しました。今四半期におけるス
ポーツ飲料カテゴリーのシェアは拡大し、果汁飲料および低果汁飲料のシェアは前年並みを維持しまし
た。RTD コーヒー/茶カテゴリーのシェアは減少しましたが、新たなイノベーションを打ち出すことで業績
改善に努めています。
2
今四半期の水製品のユニットケース販売数量は、世界全体における「ダサニ」トレードマークの 34%増に
加え、数多くの地域ブランドによる堅調な伸びが寄与し、19%増となりました。この競争の激しいカテゴリ
ーにおいて、シェアも今四半期上昇しました。
北米
前年比増減(%)
第 2 四半期
年度累計
ユニットケース販売数量
1
1
売上高
1
0 (前年並み)
営業利益
(7)
(9)
第 2 四半期における北米部門のユニットケース販売数量は、小売部門における業績の改善とフードサー
ビスおよび接客業部門の業績が前年水準を維持したことが寄与し、1%増加しました。また、売上高は
1%増加しました。この増収は、昨年「コカ・コーラ C2」の発売に伴いガロン単位販売量が増加したことに
より今四半期のガロン単位販売量が前年対比 2%減少したものの、価格と製品ミックスの改善の影響に
より相殺された結果が反映されています。また、ガロン単位販売量の増加率は、年間を通じてユニットケ
ース販売数量の増加率を下回ると予想されます。これは、2004 年末に実施した出荷ルートおよびボトラ
ー社発注のタイミングの変更に伴い、前年度のガロン単位販売量が増加したことによります。今四半期
の営業利益は、マーケティング費用を計画通り 2 桁増額したことと原材料費および輸送費の増加により
マイナスの影響を受けました。
今四半期の小売部門のユニットケース販売数量は、ボトラー販売型ビジネスの業績が改善されて 2%増
となったことが反映され、2%増加しました。
フードサービスおよび接客業部門のユニットケース販売数量は、前年同期の 4%増に対して、今四半期
は前年並みとなりました。これは、燃料価格高騰により、消費者が外食費を抑制した影響が反映されて
います。
炭酸飲料全体のユニットケース販売数量は、同カテゴリーの軟調な傾向を反映して今四半期は 1%減少
しましたが、カテゴリーのシェアは拡大しました。ダイエット系およびライト系製品のユニットケース販売数
量は、1 桁台半ばの伸びを示しました。
非炭酸飲料では、「パワーエイド」と「ダサニ」のユニットケース販売数量がともに 2 桁増と好調で、これら
のカテゴリーにおける前期に続くシェア拡大に貢献しました。倉庫販売型果汁飲料は、プレミアムチルド
オレンジジュース「ミニッツ メイド」と「シンプリー オレンジ」の好調な売れ行きに支えられ、ユニットケー
ス販売数量が今四半期 6%増加するとともに、同カテゴリーのシェアも拡大しました。
3
パッケージングおよび製 品 のイノベーションは、「コカ・ コー ラ ゼロ」および「ダイエット コーク ウィ
ズ スプレンダ(新甘味料)」の発売や「ダサニ フレーバーズ」および「フル スロットル」の継続的伸長な
どに見られるように、期 待 通 り、あるいはそれ以 上 の勢 いで進 展 しています。小型 PET8 本入りパッ
クおよび「パワーエイド」のクラッチボトルの発売と配荷拡大が販売数量と売上高の両面に貢献しまし
た。
EU(欧州連合)
前年比増減(%)
第 2 四半期
年度累計
ユニットケース販売数量
4
0 (前年並み)
売上高
8
3
10
1
営業利益
EU 部門の第 2 四半期におけるユニットケース販売数量は、ドイツでの売れ行きが改善したこと、スペイン
とヨーロッパ中部がそれぞれ 7%増、16%増と力強い伸びを示したこと、さらには今四半期後半に好天に
恵まれた結果、4%増加しました。今四半期の売上高は、価格の上昇に伴うプラスの影響、有利な為替
の影響、ガロン単位販売量の 1%増を反映して、8%増加しました。今四半期の営業利益は、マーケティ
ング費用と営業費用を計画通り増額したことによるマイナスの影響を受けましたが、前年同期に費用計
上が増加した影響と相殺されました。
ドイツでは、第 1 四半期のユニットケース販売数量が 12%減だったのに対して、第 2 四半期については
1%減にとどまりました。これは、ほとんどのディスカウント・ショップにおいて当社製品を限定的ながら配
荷できたこと、および比較対象となる前年同期のユニットケース販売数量が 2 桁減であったことによりま
す。ドイツ議会は、「小売店限定換金策」(island solutions)の条項を撤廃する修正デポジット法の改正案
を可決しましたが、この改正案法は 2006 年中頃までの移行期間を認めています。したがって、ドイツで
は、2005 年末までは厳しい状況が続くものと予想されます。
ヨーロッパ北西部のユニットケース販売数量は、今四半期後半に好天に恵まれたことに助けられ、プラス
成長を達成しました。しかしながら、小売部門全体と炭酸飲料カテゴリーの軟調傾向は 2005 年末まで続
くものと予想されます。
4
北アジア、ユーラシア、中東
前年比増減(%)
第 2 四半期
年度累計
15
14
売上高
9
12
営業利益
7
8
ユニットケース販売数量
北アジア、ユーラシア、中東部門の第 2 四半期におけるユニットケース販売数量は、中国、ロシア、トル
コ、中東の 2 桁増と日本の 2%増に支えられ、15%増加しました。コカ・コーラ ヘレニック ボトリングカン
パニーと共同によるムルトンの買収は 2005 年 4 月に完了し、今四半期における販売数量増に寄与しま
した。ムルトンの 2004 年通期のユニットケース販売数量は 8,600 万ユニットケースです。今四半期の売
上高は、小幅ながら有利な為替の影響、価格の上昇、ガロン単位販売量の 7%増加が寄与し、カントリ
ーミックスの影響により一部相殺されたものの、9%増加しました。日本では、上半期におけるガロン単
位販売量の増加率がユニットケース販売数量の増加率を上回りました。これは、新製品の発売と新しい
全国規模のサプライチェーンマネジメント会社への生産移行に関連してガロン単位販売量が増加した
結果です。今四半期の営業利益は、計画通りにマーケティング費用を増額した影響に一部相殺された
ものの、7%増加しました。
日本では、2005 年 3 月に発売された緑茶新製品「一(はじめ)」の発売を含め、力強いイノベーションが
業績に貢献し、第 2 四半期におけるユニットケース販売数量は 2%増加しました。2005 年 5 月に発売さ
れた「アクエリアス アクティブ ダイエット」は、今四半期における「アクエリアス」トレードマーク全体のユ
ニットケース販売数量の 34%増に貢献しました。「ジョージア」コーヒーについては、収益性の高い 190ml
および 280ml 缶が伸びたものの、小型 PET が前年度の新製品導入の影響を受け、今四半期のユニット
ケース販売数量は前年並みとなりました。一方、今四半期、無糖ブレンド茶「爽健美茶」は「一(はじめ)」
の発売によるマイナスの影響を受け、「トレードマーク コカ・コーラ」も、前年対比において前年度の
「コカ・コーラ C2」導入の影響を受けました。「爽健美茶」と「トレードマーク コカ・コーラ」はともに、2005
年も引き続き重点ブランドに位置づけられており、下半期は強力なマーケティング計画に沿ったサポー
ト活動を展開する予定です。
中国では、前年同期のユニットケース販売数量 37%増に対して第 2 四半期のユニットケース販売
数量は 22%増となりました。炭酸飲料のユニットケース販売数量は、「トレードマーク
コカ・コーラ」の 16%増と「トレードマーク スプライト」の 22%増が寄与し、17%増加しました。非
炭 酸飲 料は、「ネス ティ アイス ラッシュ」、「モダン ティー ワークショップ」、「オレンジ パルプ バイ
ミニッツ メイド」を含む新製品を相次いで投入した結果、37%増と大幅なユニットケース販売数量増を
5
達成し、シェアも伸長しました。
ロシアとトルコでは、マクロ経済の改善傾向とコカ・コーラ システムによる強力な営業活動の結果、炭酸
飲料と非炭酸飲料のユニットケース販売数量がともに 2 桁増となりました。
ラテンアメリカ
前年比増減(%)
第 2 四半期
年度累計
9
8
売上高
18
15
営業利益
20
13
ユニットケース販売数量
ラテンアメリカ部門の第 2 四半期におけるユニットケース販売数量は 9%増となりました。これは、すべて
の主要市場で、好天も後押しし、堅調に販売数量を伸ばしたことによるものです。今四半期の売上高は、
ガロン単位販売量の 9%増、価格と製品ミックスの改善、有利な為替の影響を反映して、前年同期に比
べ 18%増加しました。営業利益は、マーケティング費用を計画通りに増額したことによりマイナスの影響
を受けましたが、前年同期の資産評価減の影響と相殺した結果、20%増加しました。
今四半期におけるメキシコのユニットケース販売数量は、個人消費の促進、家庭におけるブランド価値
の支援、新しい飲料カテゴリーへの投資などの取り組みを継続したことにより、8%増加しました。好天
に恵まれ、炭酸飲料のユニットケース販売数量が 6%伸びたことが堅調な業績に寄与しました。
「コカ・コーラ」、「ダイエット コーク」、「ファンタ」ブランドのユニットケース販売数量は、それぞれ 6%増、
8%増、10%増となりました。非炭酸飲料のユニットケース販売数量は 20%増となりましたが、これは、
「パワーエイド」と「ネスティ」が牽引役となったことに加え、収益性の高い飲みきりサイズの水カテゴリー
における「シエル」ブランドの好調な伸びによるものです。
ブラジルでは、主要ブランドに的を絞り、より多彩なパッケージの選択肢を消費者に提供する戦略が功
を奏し、またマクロ経済の改善と好天に恵まれたことにも後押しされ、今四半期のユニットケース販売数
量は 17%増加しました。今四半期炭酸飲料は、ユニットケース販売数量が 17%増を達成するとともに、
シェアも引き続き拡大しました。「トレードマーク コカ・コーラ」のユニットケース販売数量の 16%増がこう
した業績に寄与しました。
アルゼンチンでは、強力な消費者マーケティング活動とボトラー社による市場展開により、今四半期のユ
ニットケース販売数量は、前年同期の 14%増に対して、5%増加しました。「トレードマーク コカ・コーラ」
のユニットケース販売数量は 7%増加し、成長を牽引しました。
6
東アジア、南アジア、環太平洋
前年比増減(%)
第 2 四半期
年度累計
ユニットケース販売数量
(4)
(4)
売上高
(3)
(4)
営業利益
(5)
(17)
東アジア、南アジア、環太平洋部門の第 2 四半期におけるユニットケース販売数量は 4%減少しました。
インドとフィリピンにおけるユニットケース販売数量の減少が影響しました。今四半期の売上高は、ガロン
単位販売量が 8%減少したものの、一部有利な為替および価格の影響により相殺された結果、3%の減
少となりました。営業利益は、マーケティング費用を計画通り増額したことにより、いっそう大きな影響を
受けました。
インドでは、今四半期のユニットケース販売数量が 14%減少しました。原材料費と物流費の高騰をカバ
ーするための値上げ、根拠のない農薬混入の嫌疑による影響の長期化、パウダー製品事業の縮小によ
りこの減少が加速しました。業績不振に対処するため、インドにおいて事業再編を実施しましたが、2005
年度は業績低迷が継続するものと予想されます。
フィリピンでは、価格対応と配荷に関する問題が引き続き業績にマイナスの影響をもたらし、今四半期の
ユニットケース販売数量は 6%減となりました。問題解決のための対策は進められていますが、2005 年
度市場は厳しい状況が続くものと予想されます。
アフリカ
前年比増減(%)
第 2 四半期
年度累計
8
10
売上高
21
24
営業利益
18
12
ユニットケース販売数量
アフリカ部門は、主要戦略に基づく市場展開を継続したことにより、堅調な業績を達成しました。南アフリ
カ共和国、ナイジェリア、ケニア、エジプトにおける業績が伸びたことにより、第 2 四半期のユニットケース
販売数量は 8%増となりました。ガロン単位販売量の 11%増、有利な為替の影響、価格と製品ミックスの
改善を反映し、今四半期の売上高は 21%増となりました。主に計画に基づくマーケティング費用の増額
により、営業利益の増加率は売上高の増加率を下回りました。
7
アフリカにおける炭酸飲料のユニットケース販売数量は、主要ブランドの成長により、6%増加しました。
「トレードマーク コカ・コーラ」、「スプライト」、「ファンタ」のユニットケース販売数量はそれぞれ 7%増、
18%増、9%増となりました。
南アフリカ共和国の業績は引き続き好調を示し、「トレードマーク コカ・コーラ」の 7%増の寄与により、ユ
ニットケース販売数量は 7%増となりました。
ナイジェリアのユニットケース販売数量は 12%増となりました。強力なマーケティング・キャンペーンとボト
ラー社による着実な市場展開が寄与し、ナイジェリアにおける炭酸飲料のユニットケース販売数量は
12%増となりました。
財務概要
営業成績
第 2 四半期の売上高は、ガロン単位販売量の 2%増、価格と製品ミックスの改善による 2%のプラス効果、
有利な為替の影響による 3%のプラスの影響を反映して、前年同期比 7%増の 63 億ドルとなりました。ガロ
ン単位販売量の増加率はユニットケース販売数量の増加率より 3 ポイント低くなっています。これは主に、
米国での「コカ・コーラ C2」の発売とヨーロッパにおけるボトラー社発注のタイミングの変更に伴いガロン単
位販売量が前年同期に増加した影響によるものです。日本では、上半期におけるガロン単位販売量の増加
率はユニットケース販売数量の増加率を上回りました。これは、新製品の発売と新しい全国規模のサプライ
チェーンマネジメント会社への生産移行に関連してガロン単位販売量が増加したことによるものです。2005
年下半期は、日本のガロン単位販売数量は逆にユニットケース販売数量を下回ることが予想されます。
以下の表は、ザ コカ・コーラ カンパニー事業の売上高を反映しています。
(単位・百万ドル)
第 2 四半期
2005 年
2004 年
年度累計
2005 年
2004 年
ボトリングを除いた当社業務
$
$
$
987
自社が所有するボトリング業務
連結売上高
5,323
$
6,310
5,016
898
$
5,914
$
9,806
$
9,358
1,710
1,584
11,516
$ 10,942
第 2 四半期の売上原価は、ガロン単位販売量の 2%増と為替変動による 3%のマイナスの影響が、HFCS
訴訟和解による税引前 4,200 万ドルの効果により一部相殺されたものの、5%増となりました。
第 2 四半期の販売費及び一般管理費は、為替変動と計画に基づいたマーケティングおよびイノベーション
への投資増額を反映して 10%増加しました。上半期の販売費及び一般管理費は、一部の企業イノベーショ
8
ン費用のタイミングが変更されたため予想を下回りました。これらの費用は第 3 および第 4 四半期に影響す
ると予想されます。
今四半期の営業利益は、売上高の増加、HFCS 訴訟の和解、前年同期の資産評価減の影響により、販売
費及び一般管理費の増加により一部相殺されたものの、9%増加しました。第 2 四半期における営業利益に
対する為替差益は約 4%でした。現在、ザ コカ・コーラ カンパニーは 2005 年度下半期に小幅の為替差益
を得るも、2006 年にはマイナスの影響を受けると予想しています。当社は、長期的に持続可能な成長を促
進するため、さまざまなビジネスチャンスを評価し、2005 年の新たなマーケティングおよびイノベーション・プ
ログラムに対し、同年の為替差益を投資する予定です。
今四半期の持分利益は 21%増加しましたが、これには関連会社に影響を与えてきた特定の項目における
税引前 2,100 万ドルの効果が含まれています。当社は引き続き、世界各地の強固かつ健全なボトリング・シ
ステムの維持に努めてまいります。
実効税率
今四半期に関して報告された実効税率は 22.2%でした。この税率は、39%の法人税率で計上される HFCS
訴訟和解への課税を含む今四半期のいくつかの項目による影響を受けましたが、8%の法人税率で計上さ
れた関連会社に影響する一定の項目への課税、海外利益の本国送金に係る未払税の減額分 2,500 万ドル、
税務問題の決着による 1,700 万ドルの減税措置により相殺されています。
当社は、米国雇用創出法(以下「法律」)に基づき、約 25 億ドルの海外における累積利益を本国へ送金する
ことを第 1 四半期に決定しました。この法律に基づき本国へ送金することができる最高額は 61 億ドルですが、
残る 36 億ドルを本国へ送金するべきかどうかについては、年間を通じて評価を継続していきます。
当社は法人税の四半期相当分の決定に際して、予想される年間利益、法定税率、当社が営業活動を展開
するさまざまな管轄区域での税務戦略に基づいた、年間実効税率を適用しています。通常の営業以外の項
目および重要な項目、非継続的事項から生じる影響は、それらが発生した四半期において個別に計上され
ています。当社は現在、この法律から生じる影響、ならびに特定四半期に発生した際に当該四半期に個別
に計上される通常の営業活動以外の項目および重要な項目、非継続的事項から生じる影響を除いた場合、
2005 年の基礎的実効税率は約 24%になると見込んでいます。
9
2004 年度の業績
2004 年度第 2 四半期の業績には、法人税に関連した 1 株当たり約 0.015 ドルのプラスの影響と関連会社に
よる株式発行に伴う利益が計上されていますが、さまざまな製造設備の評価減により一部相殺されていま
す。
新たな事業部門体制
以前に発表したように、ザ コカ・コーラ カンパニーは 2005 年 5 月 1 日付で、ヨーロッパ、ユーラシア、中東
部門およびアジア部門を対象として事業部門体制の再編を実施しました。すなわち、これら 2 つの部門を廃
止し、新たに 3 つの部門(EU 部門/北アジア、ユーラシア、中東部門/東アジア、南アジア、環太平洋部
門)を設立しました。EU 部門は、現在の EU の全加盟国と欧州自由貿易協定加盟国における当社の事業を
担当します。北アジア、ユーラシア、中東部門は、中国、日本、ユーラシア、中東の各地域の部門を統括す
るとともに、ロシア、ウクライナ、ベラルーシ、EU 非加盟国のヨーロッパ諸国の市場を担当します。東アジア、
南アジア、環太平洋部門は、インド、フィリピン、東南アジア、西アジア、南太平洋、韓国の各地域の部門を
統括します。
10
ザ コカ・コーラ カンパニーおよび関連子会社
要約連結損益計算書
(監査前)
(単位百万ドル、ただし 1 株当たりデータを除く)
第 2 四半期末までの 3 カ月
2005 年 7 月 1 日
売上高
2004 年 7 月 2 日
増減(%)
$ 6,310
$ 5,914
7
売上原価
2,146
2,039
5
売上総利益
4,164
3,875
7
販売費および一般管理費
2,192
1,984
10
--
88
--
営業利益
1,972
1,803
9
受取利息
54
32
69
支払利息
62
47
32
投資利益
267
221
21
その他利益(損失)
(15)
(5)
--
--
49
--
2,216
2,053
8
493
469
5
その他営業費用
関連会社の増資に伴う持分変動益
税引き前利益
法人税
当期純利益
$
1,723
$
1,584
9
1 株当たりの希薄化後当期純利益*
$
0.72
$
0.65
11
2,434
(1)
平均発行済株式数 – 希薄化後*
*
2,401
第 1 四半期の「希薄化前 1 株当たりの当期純利益」は、2005 年は 0.72 ドル、2004 年は 0.65 ドルであった。この数値は、
「平均発行済株式数-希薄化前」を 2005 年は 2,399、2004 年は 2,430 として計算したものである。
注: 当社の四半期決算に関する報告期間は、暦期間に基づく四半期末日に最も近い金曜日を締め日とします。2005 年およ
び 2004 年の第 2 四半期の締め日はそれぞれ 2005 年 7 月 1 日、2004 年 7 月 2 日です。ただし、当社の会計年度は曜日
にかかわらず常に 12 月 31 日を期末とします。この見出し日付の変動は当社の会計報告における歴史的および継続的慣
行に準ずるものです。
11
ザ コカ・コーラ カンパニーおよび関連子会社
要約連結損益計算書
(監査前)
(単位百万ドル、ただし 1 株当たりデータを除く)
第 2 四半期末までの 6 カ月
2005 年 7 月 1 日
売上高
$ 11,516
2004 年 7 月 2 日
$
増減(%)
10,942
5
売上原価
3,964
3,800
4
売上総利益
7,552
7,142
6
販売費および一般管理費
4,221
3,800
11
--
88
--
営業利益
3,331
3,254
2
受取利息
114
67
70
支払利息
130
91
43
投資利益
358
316
13
その他利益(損失)
(32)
(30)
--
23
49
--
3,664
3,565
3
939
854
10
その他営業費用
関連会社の増資に伴う持分変動益
税引き前利益
法人税
当期純利益
$
2,725
$
2,711
1
1 株当たりの希薄化後当期純利益*
$
1.13
$
1.11
2
2,439
(1)
平均発行済株式数 – 希薄化後*
*
2,405
第 1 四半期の「希薄化前 1 株当たりの当期純利益」は、2005 年は 1.13 ドル、2004 年は 1.11 ドルであった。この数値は、
「平均発行済株式数-希薄化前」を 2005 年は 2,404、2004 年は 2,435 として計算したものである。
注: 当社の四半期決算に関する報告期間は、暦期間に基づく四半期末日に最も近い金曜日を締め日とします。2005 年およ
び 2004 年の上半期の締め日はそれぞれ 2005 年 7 月 1 日、2004 年 7 月 2 日です。ただし、当社の会計年度は曜日に
かかわらず常に 12 月 31 日を期末とします。この見出し日付の変動は当社の会計報告における歴史的および継続的慣
行に準ずるものです。
12
ザ コカ・コーラ カンパニーおよび関連子会社
要約連結貸借対照表
(監査前)
(単位百万ドル、ただし株式データを除く)
資産の部
2005 年 7 月 1 日
流動資産
現金および現金等価物
有価証券
$
売掛金、7 月 1 日時点での 76 ドルおよび
12 月 31 日時点の 69 ドル分の引当金差
引後
棚卸資産
前払費用およびその他の流動資産
流動資産合計
投資その他資産
持分法による投資
原価法による投資
主にボトラー社
その他資産
有形固定資産
土地
建物および構築物
機械および装置
コンテナ
控除-減価償却累計額
商標
営業権
その他無形固定資産
総資産
$
4,952
59
2004 年 12 月 31 日
$
6,707
61
5,011
6,768
2,349
1,476
1,757
2,171
1,420
1,735
10,593
12,094
6,354
5,897
356
2,774
355
3,054
9,484
9,306
464
2,743
6,402
480
479
2,853
6,337
480
10,089
4,259
10,149
4,058
5,830
6,091
2,039
1,043
689
2,037
1,097
702
29,678
$
31,327
注: 当社の四半期決算に関する報告期間は、暦期間に基づく四半期末日に最も近い金曜日を締め日とします。2005 年度上
半期の締め日は 2005 年 7 月 1 日です。ただし、当社の会計年度は曜日にかかわらず常に 12 月 31 日を期末とします。
この見出し日付の変動は当社の会計報告における歴史的および継続的慣行に準ずるものです。
13
ザ コカ・コーラ カンパニーおよび関連子会社
連結貸借対照表
(監査前)
(単位百万ドル、ただし株式データを除く)
負債および資本の部
2005 年 7 月 1 日
流動負債
買掛金および未払費用
短期借入金
1 年以内に返済期限が到来する長期借入金
法人税
$
2004 年 12 月 31 日
4,288
3,092
631
819
$
4,283
4,531
1,490
667
流動負債合計
8,830
10,971
長期負債
1,110
1,157
その他の負債
2,835
2,814
560
450
875
5,185
30,485
(1,546)
875
4,928
29,105
(1,348)
34,999
33,560
(18,656)
(17,625)
16,343
15,935
繰延税金
資本
普通株:
授権株式数:
発行済株式数:
5,600,000,000 株
7 月 1 日時点 3,502,135,534 株
12 月 31 日時点 3,500,489,544 株
資本準備金
剰余金
包括利益(損失累積額)
控除-自己株式
(7 月 1 日時点 1,114,818,787 株
12 月 31 日時点 1,091,150,977 株)
総負債および総資本
$
29,678
$
31,327
注: 当社の四半期決算に関する報告期間は、暦期間に基づく四半期末日に最も近い金曜日を締め日とします。2005 年度上
半期の締め日は 2005 年 7 月 1 日です。ただし、当社の会計年度は曜日にかかわらず常に 12 月 31 日を期末とします。
この見出し日付の変動は当社の会計報告における歴史的および継続的慣行に準ずるものです。
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ザ コカ・コーラ カンパニーおよび関連子会社
連結キャッシュフロー計算書
(監査前)
(単位百万ドル)
第 2 四半期末までの 6 カ月
2005 年 7 月 1 日 2004 年 7 月 2 日
営業活動によるキャッシュフロー
当期純利益
減価償却費およびその他の償却費
株式に基づく報酬費用(ストックオプションなど)
繰延税金費用
投資損益(配当金控除後)
為替換算調整
関連会社の増資に伴う持分変動益
ボトリング事業益を含む資産売却益
その他営業費用
その他
正味運転資本変化額
営業活動によるキャッシュフロー
$
投資活動によるキャッシュフロー
主に商標およびボトラー社に対する買収および投資
投資およびその他資産の取得
投資およびその他資産の売却による収入
有形固形資産の取得
有形固定資産の売却による収入
その他の投資活動
投資活動によるキャッシュフロー
財務活動によるキャッシュフロー
借入金
借入金返済
株式発行
自社株の取得
配当金
財務活動によるキャッシュフロー
現金および現金等価物に対する
為替レート変動の影響額
現金および現金等価物
当期純増(減)額
期首残高
期末残高
2,725
449
215
41
(211)
26
(23)
(4)
-138
178
3,534
$
2,711
420
189
(57)
(225)
(4)
(49)
(17)
88
158
(258)
2,956
(271)
(15)
19
(376)
26
(31)
(648)
(130)
(18)
116
(352)
40
55
(289)
22
(2,225)
51
(1,057)
(1,331)
(4,540)
2,254
(1,105)
142
(986)
(1,219)
(914)
(101)
15
(1,755)
6,707
$ 4,952
1,768
3,362
5,130
$
注: 当社の四半期決算に関する報告期間は、暦期間に基づく四半期末日に最も近い金曜日を締め日とします。2005 年およ
び 2004 年の上半期の締め日はそれぞれ 2005 年 7 月 1 日、2004 年 7 月 2 日です。ただし、当社の会計年度は曜日に
かかわらず常に 12 月 31 日を期末とします。この見出し日付の変動は当社の会計報告における歴史的および継続的慣
行に準ずるものです。
15
ザ コカ・コーラ カンパニーおよび子会社
ユニットケース販売数量結果
ユニットケース
販売数量増加率
(1 日平均販売量ベース)
ユニットケース
販売数量増加率*
(期間合計販売数量
ベース)
2005 年
(対前年比増減 %)
2005 年
(対前年比増減 %)
第 2 四半期
年度累計
年度累計
世界
5
4
3
北米
1
1
0 (前年並み)
国際事業
7
6
4
アフリカ
8
10
9
東アジア、南アジア、環太平洋
(4)
(4)
(5)
EU(欧州連合)
4
0 (前年並み)
(1)
ラテンアメリカ
9
8
7
北アジア、ユーラシア、中東
15
14
13
1 日平均販売量ベースのユニットケース販売数量増加率は、当該期間における 1 日当たりの平均販売量を比較
することにより計算されています。各四半期の 1 日当たり平均販売量は、当該四半期中に実際に出荷されたユニ
ットケースを同四半期の日数で割ったものです。
期間合計販売数量ベースのユニットケース販売数量増加率は、2005 年度上半期に実際に出荷されたユニットケ
ースを 2004 年度上半期に実際に出荷されたユニットケースと比較することにより計算されています。2005 年度第
1 四半期は 2004 年度第 1 四半期に比べて出荷日数が 2 日少ないため、2005 年度上半期に関する数量は、1 日
当たり平均販売量に基づいて計算された数量より小さくなります。この日数の差は、2005 年度第 4 四半期に概ね
相殺されます。
*
第 2 四半期は日数に変動がないため、「1 日平均販売量ベースでのユニットケース販売数量増加率」は「期間
合計販売数量ベースのユニットケース販売数量増加率」と同一となっています。従って、第 2 四半期における
「期間合計販売数量ベースのユニットケース販売数量増加率」について、上記では別欄を設けていません。
注:
a) 当社の事業構成の変更に関する詳細については、2005 年 7 月 19 日付改訂版 Form 8-K 提出書類をご
参照ください。
b) 当社の四半期決算に関する報告期間は、暦期間に基づく四半期末日に最も近い金曜日を締め日としま
す。2005 年および 2004 年の第 2 四半期および上半期の締め日はそれぞれ 2005 年 7 月 1 日、2004 年
7 月 2 日です。ただし、当社の会計年度は曜日にかかわらず常に 12 月 31 日を期末とします。この見出し
日付の変動は当社の会計報告における歴史的および継続的慣行に準ずるものです。
16
ザ コカ・コーラ カンパニー
ザ コカ・コーラ カンパニーは、世界最大の飲料会社です。世界で最も価値の高いブランドとして知られ
ている「コカ・コーラ」をはじめ、「ダイエット コーク」「ファンタ」「スプライト」など世界のトップブランド 5 銘柄
のうち 4 つを販売しています。その他にも、ダイエット飲料およびライト飲料、水、果汁飲料および低果汁飲
料、お茶、コーヒー、スポーツ飲料などの幅広いカテゴリーの飲料を販売しています。世界でも最大の飲
料流通システムを通じて、200 カ国以上の消費者が毎日 10 億杯以上の割合で、ザ コカ・コーラ カンパニ
ーの飲料を愛飲しています。ザ コカ・コーラ カンパニーに関する詳しい情報は、当社ホームページ
www.coca-cola.com をご覧ください。
将来予測に関する記述について
当プレスリリースには、米国連邦証券取引法に定義される「将来予測に関する記述」に該当する記述、推定、
または予測が含まれます。一般的に、「信じる」、「見込む」、「意図する」、「推定する」、「予想する」、「予測す
る」、「予定である」等の表記およびこれに類する表現は、将来予測に関する記述とみなされ、通常は実際に
起こる事実とは性質の異なるものです。将来予測に関する記述には、ザ コカ・コーラ カンパニーの実績、お
よび当社の現在の予想・予測と大きく異なる実際の結果を生じさせるリスクおよび不確定要素が伴う場合が
あります。具体的なリスクとしては次の事項が挙げられますが、これに限定されるものではありません。経済
および政治情勢の変化、競合他社の活動や消費者嗜好の変化等非アルコール飲料事業環境の変化、商品
ボイコット、為替および金利の変動、悪天候、当社の宣伝およびマーケティング戦略の効果、原材料コストお
よび原材料の調達可能性の変動、当社の収益予測達成能力、規制および法律の改定、発展途上市場およ
び新興市場への当社の浸透能力、訴訟不安、および Form 10-K 年次報告書など当社が証券取引委員会
(「SEC」)に提出した書類(SEC より入手可能)に記載されているこのほかのリスク要因。将来予測に関する記
述は、記載された日付の時点で発表されたものに過ぎないため、過度の信頼を寄せないようにご注意ください。
ザ コカ・コーラ カンパニーは将来予測に関する記述に関し公的に更新または改訂するいかなる義務をも負
わないことを御了承下さい。
17
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