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1 ISO/TC176(品質管理及び品質保証)/SC2(品質システム)コミュニケ

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1 ISO/TC176(品質管理及び品質保証)/SC2(品質システム)コミュニケ
ISO/TC176/SC2/N 799 参考訳
品質マネジメントシステム規格国内委員会 事務局
ISO/TC176(品質管理及び品質保証)/SC2(品質システム)コミュニケ
フィンランド/ヘルシンキ、2007 年 6 月 11 日∼15 日
ISO/TC176(品質管理及び品質保証)/SC2(品質システム)は、2007 年 6 月 11 日∼15 日にフィ
ンランドのヘルシンキで第 32 回の総会を開催した。
本会議の主な目的は、 ISO/TC176/SC2/WG18(ISO 9001/9004)で現在行っている ISO 9001:2000
の追補及び ISO 9004:2000 改訂版の作成作業を進めることである。
さらに、ISO 9000:2005 の改訂に関する ISO/TC176/SC1(概念及び用語)/WG1(ISO 9000)会議、
解釈に関する ISO/TC176/WG 会議(以下、解釈 WG)が並行して開催された。
総会には、36 か国、8 機関から 122 名の代表が参加した。
会議における審議の結果、ISO 9001:2000 の追補に関しては、CD2(第二次委員会原案)ではな
く、DIS(国際規格案)とすることが合意された。
一方、ISO 9004:2000 の改訂版に関しては、タイトルを
quality management approach
Managing for sustainable success – a
とすることとなり、すでに回付された CD を再度起草するという作
業をはじめとしたこれまで以上に困難な作業が行われた。多くのアイデアやアプローチが提案、
かつ、議論され、規格原案の成熟度を高めるために時間が費やされた。その結果として、ISO
9004 の CD2 を作成し、コメントを求めるために回付されこととなった。CD2 回付後は、CD2 に
対するコメントを踏まえて CD3(第三次委員会原案)を作成し、投票に付すことが合意された。
これらの決定は、作業の進捗状況にもとづいて行われた。このことは、ISO 9001 と ISO 9004 の 2
つの規格の同時期発行はもはや行わないという重大な結果をもたらすこととなった。ISO 9001 に
ついては 2008 年 10 月の発行となる一方、ISO 9004 については 2009 年 8 月の発行となる予定で
ある。
ISO9001:2000 の追補作成及び ISO9004:200 の改訂作業には、ISO/TC176/SC1/WG1 及び解釈 WG
からのインプットがあった。解釈 WG は、ISO/TC176/SC2 で既に承認され、公表されている規格
解釈案件を取り下げることができるか(解決されているか)という観点から ISO 9001 の原案を
レビューした。ISO/TC176/SC2 は、これらの WG の支援に謝意を表明するものである。
ISO 9001 追補及び ISO 9004 改訂版の起草グループに加えて、規格原案の検証及び妥当性確認を
担当する ISO/TC176/SC2/WG18/TG1.21 並びに、コミュニケーション及び製品支援(規格ユーザ
ーの理解、活用を促進するための各種資料の作成)を担当する ISO/TC176/SC2/WG18/ TG1.22 も
また、ヘルシンキで会議を開催した。
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ISO/TC176/SC2/N 799 参考訳
品質マネジメントシステム規格国内委員会 事務局
ISO/TC176/SC2/WG18/TG1.21 は、ISO 9001 の追補及び ISO 9004 の改訂版の 2 つの原案が、規格
の設計仕様書に合致しているものであるかという観点から検証を行った。さらに、これらの規格
原案が市場ニーズを満たしているか、理解しやすい規格となっているかという観点から規格のユ
ーザーに対して行った妥当性確認のパイロットに対する回答が、いかに肯定的であったかを報告
した。100 以上の企業がこのパイロットプログラムに参加し、これらの規格の変更についてのフ
ィードバックを行った。ISO/TC176/SC2/WG18/TG1.21 では、これらの回答を編集、分析し、その
結果は起草グループに対する重要なインプットとなった。(事務局注:日本からは、15 組織が
参加した。)
ISO/TC176/SC2/WG18/TG1.22 は、トップマネジメント向け小冊子の開発作業を継続して行った。
この小冊子は、トップマネジメントが品質に関わる組織の成熟度を理解するのに役立つ自己評価
についての支援ツールを含む予定であり、また、ISO 9000 ファミリー規格内のパフォーマンス向
上についての手引きを提供する予定である。さらに ISO/TC176/SC2/WG18/TG1.22 は、ISO 9001
の追補及び ISO 9004 の改訂版を支援するコミュニケーション及び製品支援計画にとりかかった。
ヘルシンキは、白夜による多少の困惑はあったものの、輝く日差しと夏の気候で会議にはふさわ
しい場所であった。会場であるヘルシンキフェアセンターは、近代的な、快適な会場であり、
ISO/TC176/SC2 及び ISO/TC176/SC1/WG1 の作業を支えた。
よりすばらしかったのは、SFS(フィンランド規格協会)及びそのスタッフのすばらしい支援と
もてなしであり、謝意を表明するものである。
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