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神戸市危機管理センター基本計画(PDF形式:2363KB)

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神戸市危機管理センター基本計画(PDF形式:2363KB)
神戸市危機管理センター基本計画
∼「市民とともに築く安全・安心都市神戸の拠点」∼
平成 20 年6月
神戸市危機管理室
1
もくじ
はじめに........................................................................................................................................................ 1
Ⅰ
神戸市危機管理センターの概要............................................................................................ 2
1 基本方針..............................................................................................................................................................2
2 方針実現のための対応案............................................................................................................................2
3 施設の概要 .........................................................................................................................................................5
4 システム更新 ....................................................................................................................................................6
5 今後のスケジュール......................................................................................................................................6
6 総事業費..............................................................................................................................................................6
Ⅱ
施設基本計画.................................................................................................................................... 7
1 施設の整備方針 ...............................................................................................................................................7
2 主な機能..............................................................................................................................................................9
Ⅲ
システム基本計画.......................................................................................................................13
1 次世代危機管理情報システム基本計画........................................................................................... 13
2 次世代消防救急防災情報システム基本計画................................................................................. 16
3 その他............................................................................................................................................................... 20
参考資料.....................................................................................................................................................21
1 用語解説.......................................................................................................................................................... 21
2 他都市における危機管理・防災部門の現状................................................................................. 22
2
はじめに
神戸市は、中期計画として掲げる「神戸 2010 ビジョン1」の中で、
「あらゆる
危機に対応できるまちづくりの推進」を重点テーマとし、危機管理体制の充実・
強化に努めています。そこでは、
「減災」をキーワードに、風水害や将来に予想さ
れる東南海・南海地震などへの対応を始めとする、安全都市推進のための施策を
実施していくことを計画しています。
現在までの「減災」のための取り組みには、防災福祉コミュニティ※1(※印に
ついては基本計画末尾の用語解説を参照下さい。
)を始めとする、地域力の強化が
あります。これは震災により市民に芽生えた、「自助」
「共助」の精神に根差した
「しくみ」で、神戸市の「減災」の根幹をなすものです。一方で行政の「しくみ」
としても、危機管理室の設置など、震災を教訓とした特色ある体制づくりや、施
策を推し進めてきたところです。
こうした「しくみ」をより有効に機能させるため、地域の防災拠点の一つであ
る地域福祉センターなどの機能強化や、避難所となる小中学校の耐震化事業を進
めているところです。また、神戸市が一体的な危機対応を行う中枢拠点について
も、風水害や震災を含めたあらゆる危機に対応できるよう、今まで以上の機能が
求められており、平成24年春の運用開始を目指し、新たに「神戸市危機管理セ
ンター」を整備することといたしました。
この基本計画は「市民とともに築く安全・安心都市神戸の拠点」をテーマに整
備する「神戸市危機管理センター」の具体像を示すものです。この計画の実現に
より、神戸に住んでよかったと市民誰もが思えるような「まちづくり」を推進し
ていきます。
1
神戸 2010 ビジョン:ビジョンの詳細は下記を参照
http://www.city.kobe.jp/cityoffice/06/013/aratanavision/aratanavision.htm
1
神戸市危機管理センター2の概要
Ⅰ
1
基本方針
(1)
初動体制の強化
① 効率的・効果的な危機対応体制を即座に確立する。
② 多方面の情報を活用し危機対応方針の迅速な決定を支援するための情報システム
を構築する。
③ あらゆる危機対応活動の中枢拠点として災害に強い機能を備える。
(2)
危機情報の共有体制の強化
① 危機管理室と消防局を近接させ、平常時からの情報連携を強化する。
② 情報を得た部署だけでなく、市役所や各区役所などでも、常に危機情報を共有で
きる情報システムを構築する。
③ 危機管理センター及び情報システムを活用した職員の機器操作訓練、情報収集訓
練等を定期的に行い、危機対応能力を強化する。
(3)
地域防災力の強化
① 危機管理センター内に広報・研修を行える市民開放スペースを設置する。
② 市民への迅速な情報提供及び情報収集を行う。
2
方針実現のための対応案
<市民とともに築く安全・安心都市神戸の拠点>
(1)
あらゆる危機対応活動を迅速かつ持続的に行う「中枢拠点」
∼初動体制の強化∼
危機発生時に、最も重要となるのは、その「初動」です。初動の遅れはもちろん、
初動時に判断ミスがあると取り返しがつきません。危機管理センターには、初動を停
滞させず、確実に行っていくための機能が必要と言えます。
現在の危機管理室は市役所 1 号館の 8 階にあり、その隣の「防災情報センター」と
あわせ、危機対応の中心となっています。しかし、スペースが狭いため、重要な意思
決定や指揮活動といった機能は市役所 1 号館 14 階にある共用の会議室なども利用し
ているのが現状です。また、関連部局との連携や情報共有体制に大きな制約3があるほ
か、庁舎機能を維持するための性能も、阪神・淡路大震災規模の地震などを想定した
ものにはなっていません。
新しい危機管理センターでは、低層部に必要なスペースを確保した「危機管理情報
センター4」を設けます。これは今ある「防災情報センター」の機能を拡充するもので、
2
3
4
神戸市危機管理センター:本文中では危機管理センターという
大きな制約:現状の課題等は、Ⅱ施設基本計画(P7∼)
、Ⅲシステム基本計画(P13∼)で詳述
危機管理情報センター:Ⅱ施設基本計画(P9)で詳述
2
多くの情報から重要な危機情報を見逃さないよう、本部及び各区本部全体での「危機
情報の即時共有」を実現し、効率的かつ効果的な危機対応体制を確立します。
「危機情報の即時共有」は情報システムの一元化によっても実現されます。
「次世代
危機管理情報システム6」は、市役所に加えて区役所等の出先機関に及ぶまで、即座に
災害情報を伝達します。また、119を受信する「次世代消防救急防災情報システム7」
とのネットワークの連携を実現することにより、消防局が対応する災害情報もリアル
タイムで伝達されます。さらに、
「次世代危機管理情報システム」は、気象・河川水位・
潮位観測等の最新情報を自動的に収集して分析する「意思決定支援システム8」を備え
ます。多角的な情報から、被害の予測を行うことで、避難勧告の発令などの意思決定
をより速やかに、時期を逃さずに行うことが可能となります。
災害発生時にも、危機管理センターの機能を維持するために、建物を免震構造等に
より十分な耐震性を確保するほか、専用の非常電源設備などにより、ライフラインが
途絶した時でも、初動活動を3日間継続することができる機能を備えます。また、機
器やネットワーク回線等については、二重化を含む有効な対策等を検討しています。
(2)
危機対応のための組織・情報の「集約拠点」
∼危機情報の共有体制の強化∼
神戸市における危機管理の組織体制は、危機管理室を中心としたものです。危機管
理室は、他の部局から独立して危機管理を専門に取り扱っており、危機発生時には各
部局を横断的に統括する立場にあります。他都市において9は、総務関係部局又は消防
の組織が、危機管理業務を担うところが多いなか、神戸市が、震災の教訓を生かして
築きあげた、神戸市独自の発想に基づく体制と言えます。
危機管理室の組織的な独立を確保する反面、実際の業務及び活動は、その他の防災
関連部局との連携が重要となります。特に消防局は、時間外の突発事象に対して、災
害対策本部10設置の応急対応を行うなど、危機管理室を補完する役目も担っているた
め、一段と緊密な連携が求められています。現在でも、危機管理室では消防無線の内
容や、消防監視カメラ※2の映像を随時確認しており、日ごろから消防の活動状況の把
握に努めています。この連携体制をさらに深めるため、危機管理室と消防局は、危機
管理センター内の隣接するフロアに配置します。これにより、日常業務を通じた連携
の中から、危機を的確に感じ取るための危機意識までも共有できる体制を築き上げま
す。
また(1)でも述べた情報システムの一元化は、情報伝達のスピードアップを果たすば
6
・次世代危機管理情報システム:Ⅲシステム基本計画(P13)で詳述
・次世代消防救急防災情報システム:Ⅲシステム基本計画(P16)で詳述
8
・意思決定支援システム:Ⅲシステム基本計画(P13)で詳述
9
他都市において:組織体制を含めた他都市との比較は【参考資料2】
(P22)を参照
10
・災害対策本部:災害対策本部の詳細は下記の地域防災計画を参照
http://www.city.kobe.jp/cityoffice/02/040/keikaku/index.html
7
3
かりでなく、あらゆる危機情報が次世代危機管理情報システム上に整理・集約され、
本部員会議室11や危機管理情報センター内はもとより、イントラネット回線を通じて
各局室区の職員のパソコンも含め、必要な場所、必要な部署での閲覧が容易に行えま
す。また、より情報システムの実効性を高めるために、定期的な情報収集・入力訓練
を通じて、情報システムに対する習熟を図ります。
(3)
「自助」
「共助」の力を育む市民の「活動拠点」
∼地域防災力の強化∼
震災後に神戸市が特に力を入れてきたのは、地域防災力の強化です。防災福祉コミ
ュニティを始めとする取組は、
「自助」
「共助」の精神を根付かせながら、それを地域
の力へと変えていくことに成果をあげてきました。
今後もその地域活動の裾野を広め、震災の経験を未来に伝承していくことや、行政
との新たな情報共有体制を築くことなどが求められています。そうした地域の力を更
に強化することにも、危機管理センターは大きな役割を担います。
その一つは市民開放スペースの設置です。危機管理センターの1階部分は、危機発
生時の機能に加えて、平常時には市民開放スペースとしての利用を想定した機能も兼
ね備えます。そこでは新たな情報システム等の機能も活用し、研修等ができるように
なります。
また、デジタル防災行政無線12や次世代危機管理情報システムの情報発信機能によ
り、より迅速に情報提供を行えるようになるほか、被害情報や避難所の情報を市民側
から提供いただく、双方向型の情報共有も視野に入れたしくみを検討しています。
11
・本部員会議室:Ⅱ施設基本計画(P9)で詳述
12
デジタル防災行政無線:Ⅲシステム基本計画(P20)で詳述
4
3
施設の概要
(1)
建設予定地
中央区江戸町 市役所3号館別館及び江戸町車庫敷地
(2)
構造・規模
鉄骨鉄筋コンクリート造及び鉄骨造地上9階、地下1階、
塔屋1階、免震構造
(階別配置)
1階∼5階 危機管理部門
6階∼8階 事務室
(3)
延べ面積等
9階
電気室、発電機室、倉庫
地下1階
駐車場・機械室等
計画地面積 約 1,350 ㎡、建築面積 約 1,090 ㎡
延べ面積 約 9,230 ㎡
【建設場所地図】
フラワー ロード
2号館
4 号館
3号館
1号館
危機管理センター
5
4
システム更新
(1) 次世代危機管理情報システム(こうべ防災ネット※3の更新システム)
(2) 次世代消防救急防災情報システム(防災情報システム※4の更新システム)
(3) デジタル防災行政無線(アナログ防災行政無線の更新システム)
(4) 消防救急デジタル無線13(消防救急無線(アナログ方式)の更新システム)
5
今後のスケジュール
危機管理センター基本設計
危機管理センター実施設計、システム実施設計
平成 21 年度
市役所3号館別館及び江戸町車庫の解体撤去
平成 23 年度
危機管理センター建設、システム開発
システム設置工事
∼
平成 19 年度
平成 20 年度
平成 24 年度当初 危機管理センター及びシステム供用開始
6
総事業費
120億円
(建設費・システム更新費・解体移転費など。用地取得費は必要ありません。
)
<参考>
事業費の内訳については、現在精査中ですが、現行システムの構築費は合わせて約93
億円かかっており、また免震構造の庁舎については、他の事例を見ても30億円を超える
とみられ、更にコスト縮減を図る必要があると考えています。
13
消防救急デジタル無線:Ⅲシステム基本計画(P20)で詳述
6
Ⅱ
施設基本計画
1
施設の整備方針
(1)
災害に強い危機管理の「拠点づくり」
① 大地震時の揺れは、建物本体に加えコンピューター機器など内部の収容物にも大
きな影響を与えます。しかし、現市庁舎は地震による揺れを軽減するような機能は
備えていません。危機管理センターでは免震構造を採用し、危機発生時の初動を担
う拠点施設として情報システムをはじめとした諸機能の維持を実現します。
② 現在の危機管理システム「こうべ防災ネット」などは専用のバックアップ電源が
なく、非常時には市庁舎の電源に頼らなければなりません。危機管理センターには
専用の非常用電源を確保し、市庁舎の電源とあわせて多重化を図ることにより情報
システム等への電源供給をより確実なものとします。
上記の図の説明
−耐震性の確保(免震構造)−
・ 免震構造を採用し、一般的な耐震構造と比べ大地震時の揺れを 1/3 程度に低減
します。人命の安全確保に加え、コンピューター機器、設備機器・配管配線、家具・
什器等の転倒、損傷を防ぎ、直ちに地震災害時の初動対応を行えるものとします。
・ 大地震時に建物本体の損傷を最小限に抑えることを目標とし、併せて庁舎として
の長寿命化も図ります。
−ライフラインの確保−
(非常用電源)
・ 市庁舎の電源は、信頼性の高い特別高圧で常用と予備の2回線受電を行っており、
非常用には自家用発電機を装備しています。危機管理センターにはその電源を引き
込むとともに、それらの供給が絶たれた場合にもセンター単独で運用可能なように、
7
3 日間分の燃料を備えた非常用発電機を設置します。
・ 電気事業者の非常時対応用の引込みルートを確保します。
・ 雷等による瞬時停電にも対応できる無停電電源装置の装備を行い、情報システム
が障害なく継続して運用できるようにします。
(その他)
・ 非常用発電機等の重要機器は、浸水の危険のない場所に設置します。
・ 災害時に断水した場合でもトイレが使えるように、市役所2号館にある井戸から
水を送り、雑用水槽を設け、必要な水の確保に努めます。
・ 下水管が使用できなくなった場合でも、数日間の汚水をためることができる水槽
を設置します。
(2)
人と環境にやさしい「庁舎づくり」
① ユニバーサルデザインに配慮した庁舎づくりに取り組みます。例えば、階段やエ
レベーターについては、来庁者に分かりやすく配置することや、安全な勾配を確保
するなど、利用しやすいものとします。また、バリアフリー動線を確保することや、
分かりやすい案内サインの掲示に努めます。そのほかにも、車いす使用者やオスト
メイト※5などにも配慮した、
「こうべ・だれでもトイレ」を設置します。
② 省エネルギー・省資源など環境負荷の低減に貢献する庁舎づくりに取り組みます。
自然光や自然換気の活用のほか、建物の断熱化や高効率の空調機器・照明器具の採
用等により、エネルギー消費を抑制します。
③ 執務スペースは、将来のレイアウト変更や機器の更新が行いやすいように、自由
度の高い空間として計画します。
(3)
『デザイン都市・神戸』らしい「まちなみづくり」
① 建設予定地は、景観形成地域に指定されている旧居留地に位置します。その歴史
的環境に配慮しながら、神戸の都心業務地にふさわしい先進性と風格を兼ね備えた
外観計画とします。
『デザイン都市・神戸』らしいまちなみづくりの一端を担い、都
心の快適な空間づくりに努めます。
② 往来に面して広場空間(公開空地)を設けます。建物内には、防災に関する普及・
啓発の場で、市民・事業者への開放スペースを設けます。それらを活用して街の
”にぎわい”の工夫もしていきます。
8
2
主な機能
現在の災害対策機能は、庁内の各所に分散されているため、危機管理センター内に集
約することにより、連携体制の強化や情報の即時共有を行えるなど、危機対応能力を向
上させます。
(1)
危機管理情報センター〔2階・約250㎡〕
① 機能説明
危機発生時、危機管理情報センターに
災害対策本部を設置します。災害対策
本部は、災害情報の収集、活動方針の
決定及び指揮、関係機関との調整、市
民への情報伝達などを行う場所です。
災害対策本部には、被害情報の把握や
活動方針を決めるために使用する大き
な地図が置けるテーブル、消防から送
られる監視カメラの映像を写す大型の映像装置、被害情報を記入するホワイトボー
ド、マスコミからの情報の収集用テレビ、災害情報を収集するための各種パソコン、
区役所・消防署・建設事務所との連絡用の電話・FAX・無線等を設置します。
また、大規模災害時には、各局から情報連絡員が集まり、各局で入手した被害情報
等の集約を行うスペースです。
② 現状と課題
現在の災害対策本部設置場所である防災情報センター(市役所1号館8階約120
㎡)は、情報連絡員が集合した時点で手狭な状態になり、関係機関(自衛隊、神戸
海上保安部、兵庫県警察本部等)との調整スペースは確保できていない状態です。
③ 改善点
危機管理情報センターは、このような問題を解決するため必要なスペースを確保す
るとともに、災害現場の情報が集中する消防局の情報収集スペースも設けます。ま
た、阪神・淡路大震災のような大規模災害時にも対応できるよう、危機管理情報セ
ンターの隣室に配置した危機管理室の事務室との間仕切りは可動式にし、一体的な
利用が可能となるようにしています。これにより、ライフライン企業も含めた関係
機関が一堂に会して対策を調整できます。
(2)
本部員会議室〔1階・約170㎡〕
① 機能説明
本部員会議は、災害対策本部が設置さ
れた際、その最高意思決定機関として設
置されます。本部員会議は、神戸市の対
9
応方針等を決定し、また、その構成は、本部長(市長)
、副本部長(副市長)
、危機
管理監及び本部員(各局室区の長)等40数名から成ります。本部員会議室には、
災害映像などを写し出す大型の映像装置を設置します。平常時は、市民研修室や会
議室として使用することを想定しています。
② 現状と課題
現在の本部員会議室の設置場所である会議室(1号館14階)は、防災情報センタ
ーとフロアが離れているため、危機発生時、本部員会議の開催が頻繁になった場合、
災害対策本部での幹部の不在時間が長くなり、指揮・命令系統が手薄になることが
懸念されます。
③ 改善点
危機管理センターでは、直近のフロア(1階)に本部員会議室を設置し、指揮・命
令系統の停滞時間を極力少なくし、また決定事項が即座に災害対策本部に反映させ
られるようにします。
(3)
災害時プレスセンター〔1階・約80㎡〕
① 機能説明
危機発生時には、速やかにプレスセンターを設置します。マスコミ機関への情報提
供を統括的に行うことにより、市民へ迅速かつ広範囲に情報提供を行います。
② 現状と課題
現在は、災害対策本部から離れた会見室(1号館16階)で行っています。情報提
供の内容は、本部員会議で決定された対応方針や災害対策本部で入手した被害情報
などです。
③ 改善点
新しいプレスセンターは、本部員会議室の隣に設置し、市民への情報提供が迅速に
行えます。平常時は、防災福祉コミュニティや各種協力会など市民や企業(事業者)
の防災に関する取り組み状況を展示広報する市民開放スペースとして使用すること
を想定しています。
(4)
災害テレフォンセンター〔4階・約30㎡〕
① 機能説明
危機発生時、テレフォンセンターを設
置し、市民からの問い合わせ等に対応し
ます。テレフォンセンターでは、問い合
わせ等の情報をもとに、市民が必要とし
ている行政サービスや解決すべき問題等
の把握に努めます。
10
② 現状と課題
現在は、災害対策本部内に設置することとなっており、災害対策本部機能で手狭に
なっているところに拍車をかける状態になっています。
③ 改善点
危機管理センターでは、消防管制室の見学室を転用できるよう計画し、災害時にお
ける専用の災害テレフォンセンターを確保します。
(5)
消防管制室〔4階・約 240 ㎡〕
① 機能説明
消防管制室は、
119 番通報を受信し、
消防車、救急車の出動指令を行う部屋
です(警察も含めて「通信指令室」と
いう名称が一般的です。
)
。現在は市役
所3号館の2階にあり、神戸市内の
119 番はすべてここで受信していま
す。
② 現状と課題
市役所の3号館は一般の庁舎であり、消防管制室を配置することを前提に建てられ
たものではありません。そのため、天井高や侵入者の排除などのセキュリティ対策
などに課題があり、消防車、救急車の出動を司る要として、万全とは言えない環境
にあります。
③ 改善点
新しい消防管制室には、情報共有のための大型映像装置などの視認性や効率的な動
線を考慮し、十分な広さと天井高を確保します。また入退室者の管理や、不審者の
侵入防止といったセキュリティ対策についても、ロック装置の設置にとどまらず、
関連する諸室や廊下・階段等の配置、将来的な設置機器の更新時の対応も含めて、
フロア全体、建物全体で総合的な検討・工夫を行っています。
(6)
消防作戦室〔4階・約 115 ㎡〕
① 機能説明
大規模災害などの場合に、現場情報の集約や指揮活動のための消防本部機能を立ち
上げるための部屋で、防災情報システムの端末や大型映像装置を備えます。
② 現状と課題
現在の消防作戦室は震災以後に整備されましたが、消防管制室と同一フロアにあり
ながらも、互いの連携のために必要な空間的な連続性が確保されておらず、機器(防
災情報システムのネットワーク、FAX等)を用いた情報連携が中心となっていま
11
す。
③ 改善点
危機管理センターでは、基本的には
現在の消防作戦室が備える機能を引
き継ぎ、より迅速かつ的確な情報・
指揮活動を行うための様々な工夫を
行っています。例えば、消防作戦室
と消防管制室との情報連携の強化の
ため、事務室、消防管制室双方から
の空間的連続性・視認性を確保します。これにより執務中の災害に対しても、すみ
やかに情報を集約し、指揮活動へ移行できるようになります。
12
Ⅲ
システム基本計画
1
次世代危機管理情報システム基本計画
(1)
現状の課題
① 機器の老朽化
平成 10 年の稼働以来サーバーなどのハードウェアが老朽化し、メーカーのハード
保守対応期間を過ぎています。そのため、必要最低限の機能に集約することで、故障
対応用の予備サーバーを設け、延命化している状況にあります。
② システムの連携強化
現在は、災害情報を収集している次世代消防救急防災情報システム(消防局)
、雨量
や河川の水位を収集している水防情報システム(建設局)及び潮位の情報を収集して
いる潮位システム(みなと総局)が、それぞれが独立しており、情報の連携がなされ
ていないため、情報の伝達や連携などは人の手を介して行っています。
(2)
新たに可能となる主な機能
① 「初動体制の強化」を目的とした意思決定支援システムの導入
現在よりも迅速かつ的確に活動できるように、従来からの映像情報、地図情報に連動
した被害情報に加え、地震被害予測システム及び河川氾濫被害予測システムなどの意
思決定支援システムを新たに導入・整備することで、初動体制の強化を図ります。
例)河川氾濫被害予測システム<新機能>
現在は、水防情報システムにより収集したデータ(時間雨量や河川水位など)を職員
が常時監視し、河川の氾濫時期を予測しています。
図1 河川氾濫被害予測システムのイメージ
現在
危機管理センター
水防情報システム
雨量・河川水位など
水防情報システム
雨量・河川水位など
新しく構築する河川氾濫被害予測シス
テムでは、水防情報システムにより収集
したデータ(時間雨量や河川水位など)
河川の氾濫時刻や氾濫地域を予測し、避
システムの常時監視
難勧告のタイミングや避難勧告対象地域
を自動で職員に知らせます。
(図1参照)
その他、地震被害予測システム<新機
能>、土砂災害被害予測システム<新機
能>、危険箇所状況管理<新機能>、道
路通行管理<新機能>などがあります。
人による分析作業
河川の氾濫時刻・地域、
避難勧告の時期・地域
システムによる自動化
をシステムが即座に解析することにより、
河川の氾濫時刻・地域、
避難勧告の時期・地域
FAX送信
水防関係部局
13
水防関係部局
図2 危機情報共有体制のイメージ
現在
危機管理室
④
区役所
④
③
危機管理センター
建設局
みなと総局
④
危機管理室
区役所
④
他関係部局
みなと総局
消防署
②
②
消防管制室
火事です
他関係部局
②´
消防署
①
建設局
消防署
消防管制室
①
① 119番通報
② 消防署へ出動指令
③ TEL及びFAXによる情報伝達
④ TEL及びFAXによる情報伝達
火事です
① 119番通報
② 消防署へ出動指令
②´ ②と同時に情報を自動送信
② 「危機情報の共有体制の強化」を目的とした防災関係システムの一元化
必要な情報を全庁的に「即時共有」できるように、他部局の防災関係システム(防災
情報システムや水防情報システム等)からの情報を危機管理情報システムに集約するこ
とで、危機情報共有体制の強化を図ります。
例)災害情報即時配信システム<新機能>
現在は、119番通報により消防管制室に入った災害情報は、通報を聞いた職員が消
防車を出動させた後、危機管理室へ連絡していました。また、危機管理室の職員は、
複数の関係部局に手分けをして電話連絡をしています。
新しく構築する災害情報即時配信システムでは、119番通報により消防管制室に入
った災害情報は、即座に危機管理室や各局室区などのパソコンに情報が配信され、情
報共有できるようになります。
(図2参照)
その他、災害・被害情報管理<機能向上>、対応状況管理<機能向上>、避難者安否
情報管理<機能向上>などがあります。
③ 「地域防災力の強化」を目的とした危機情報の収集・伝達体制の整備
市民自らが迅速に行動を起こすことができるように、市民が求める危機情報を提供す
る仕組みを新たに構築し、危機情報を収集・伝達するシステムを整備することで、地域
防災力の強化を図ります。
例)災害・被害情報管理や対応状況管理
現在は、災害情報や市の対応状況は、マスコミや防災行政無線などを介して、市民へ
の広報を行っています。
新しく構築する災害・被害情報管理や対応状況管理では、災害情報やその災害に対する
対応状況を、即座に神戸市のホームページに掲載し、市民への情報提供を強化します。
また、市民や事業者等から、携帯電話やインターネットによる情報収集も検討していま
14
す。
その他に、危機情報収集システム<機能向上>、防災研修システムなどがあります。
図3 危機情報の収集・伝達体制のイメージ
市民
15
随時確認
市民
送信
送信
送信
危機管理センター
随時公開
防災情報センター(現在)
2
次世代消防救急防災情報システム基本計画
(1)
現状の課題
① 機器の老朽化
現在の防災情報システムは、平成 6 年度に整備され、現在 14 年目を迎えていま
す。一部の機器については、延命措置として代替機器への更新を行い、最低限必要
な機能は維持していますが、扱う情報の「量」の増大や「質」の変化といった時代
の要請に対して、その能力不足は著しくなってきています。また、一部の機器につ
いてはリース手法により整備しており、リースの期限となる平成 23 年度末が、現
システムの実質的な使用期限となっています。
② 大規模災害への対応力の不足
防災情報システムは震災の直前に完成し、震災当日は正式運用開始前の習熟期間
中でした。当時のシステムは、通常災害の出動指令、部隊運用を効率化するための
範囲のもので、震災や水害のように、同時に多数の災害が発生するような大規模災
害への対応力は十分なものとなっていませんでした。そのため震災後に、大規模災
害への対応を目的とした機能を追加整備しましたが、あくまでも災害事案の管理を
効率化するための機能で、同時多発する災害に対しての部隊の運用まで、効率化で
きるようなものではありません。代替機器へ更新してからは、その機能も使用でき
ない状態が続いています。また、
「こうべ防災ネット」とのデータ連携もできていま
せん。
③ さらなるレスポンス(反応)向上への要求
昔から「3 分救急、5 分消防」といわれるように、現場へ駆けつける時間の短縮
への要求は今も変わりません。そのため、自動で出動車両を選別する装置(昭和 56
年)や、119 番通報の発信元を知らせるシステム(平成 3 年)
、さらに携帯電話の
発信場所を知らせるシステム(平成 19 年)などを導入し、出動指令を出すまでの
時間を短縮することで、レスポンス向上を果たしてきました。しかし、救急救命士
による高度な救命処置の有効性が高まっていることなどから、レスポンスタイムの
さらなる短縮は、それらの効果をより高めることにつながると思われ、その社会的
要求は尽きるところがありません。
(2)
新たに可能となる主な機能
① 映像情報の活用
指揮活動において最も重要なもののひとつは客観的な情報です。昨今のデジタル技
術の進展に伴い、現場では映像情報の要求が高まっています。特にヘリコプターに
よる上空からのカメラ映像は、火災の現場などで、全体の状況を把握するのに有効
です。
次世代消防救急防災情報システムでは、今までは本部でしか見ることのできなかっ
たヘリコプターからの映像などを、最新の移動体向けの通信サービスを利用して、
16
現場の車両に配信できる機能の導入を考えています。例えばこの機能を火災現場の
指揮隊が活用することで、延焼危険のある方角が一目で確認でき、消火のための方
針決定を迅速かつ的確に行えます。効率的な消火活動を行うことで、火災による被
害を軽減する効果が期待できます。
図3 映像配信のイメージ
消防署
高所監視カメラ
ヘリTV
車載端末のカメラ映像
映像配信サーバ
② 大規模災害対応力の強化
一口に大規模災害と言っても、地震や水害の時のように広い範囲で同時多発的に起
こるもの(広域同時多発事案)と、JR福知山線の列車事故のように一度に多数の
負傷者が発生するようなもの(多数傷病者事案)とに大別できます。その対応にか
かるシステム的な負荷も当然違ったものになります。
次世代消防救急防災情報システムでは、広域同時多発事案と局地的多数傷病者事案
に対し、別の対応を考えています。まず広域同時多発事案では、119 番通報が一度
に集中すると予想されるため、一つの指令台で複数の受信員が受信、指令の対応が
できるよう、指令台の高機能化を図ります。また、同時に多くの災害が発生してい
る場合は、本部側で通報順に出動車両を選別すると、部隊の運用に混乱を生じてし
まうため、消防署単位で出動車両の統制が行えるように切り替えられる機能を導入
します。
多数傷病者事案では、現場に多くの出動車両が集中し、消防救急無線が輻輳(こみ
あうこと)することで、現場活動や傷病者搬送、指揮に混乱が予想されます。現在
は大規模災害対応救急隊(BLUECAT)が搬送先の病院情報を現場で把握し、現場
の指揮所で各救急隊を指揮することになっています。それをさらに進化させ、それ
ぞれの車両が積載する情報端末に、搬送可能病院に関する情報がリアルタイムで表
示される機能を導入し、混乱する現場での指揮活動を補足的に支援し、多数傷病者
の効率的な搬送を実現します。
17
図4 多数傷病者災害の対応イメージ〕
A病院
本部
搬送
車載端末
重症
搬送状況を入力
重症
管制室
B病院
BLUECAT
作戦室
軽症
軽症
搬送可能病院
A病院
重症 3 名 可
被害速報
重症
3名
軽症 15 名
また、どちらのケースにおいても、災害状況の本部側での全体把握の大幅なスピー
ドアップを図るため、車載の情報端末から、災害の概要や搬送の状況を報告できる
よう、簡易な報告機能を導入します。
③ レスポンスタイムの短縮
前述のとおり、レスポンスタイム短縮のための取り組みは様々なものを行ってきた
ところです。しかしながら、まだ効率上の課題があり、さらなる改善が望まれてい
ます。大きな効率上の課題といえるのが、実際に管制係員が指令を読み上げている
時間です。災害の種類や出動場所を順番に読み上げ、復唱するので、かなりの時間
がかかります。もう 1 つは、本当に現場に一番近い車が選別されているかという問
題です。それは、移動中の車両が今どこにいるのかということが、きっちりと把握
できていないからです。
新システムでは、出動指令を簡便なボタン操作で行える「自動音声指令」の導入を
計画しています。これにより管制係員が行う指令の手順が簡便かつ迅速化され、1
19番の受信から出動指令を出すまでにかかる時間が短縮されます。また、自動音
声指令中に通報者から、詳細な状況を引き続き聴取することで、通報者にも可能な
応急対応を指示することで、被害を軽減することが期待できます。
18
また、移動中の消防車両等が
図5 直近車両選別のイメージ
どこにいるのかを、
秒単位で監視
するシステムの導入も予定して
本部
います。実現すれば、移動中の車
両も含め、災害現場に一番近い車
を、自動的に選んで出動させるこ
とが可能になります。例えば、病
院搬送を終えて消防署へ帰る途
119 番
直近車両
を選別し
出動指令
中の救急車が現場の近くを通っ
救急車をお願い
します!
ている場合、その救急車が自動で
選別されます。特に救命救急事案
位置情報を
常時送信
では、大幅な駆けつけ時間の短縮
につながり、救命率の向上が期待
できます。
引揚途上車両
19
3 その他
(1) デジタル防災行政無線
① 現状の課題
現在のシステムは、古いものは平成3年に導入したものもあり、無線機器等のハー
ドウェアの耐用年数を大幅に超過し、老朽化しています。一部の部品にあっては、製
造が終了し、調達不可能なものもあるため、更新にあわせ、国においても方向性が示
されている防災行政無線のデジタル化を行います。
② 主な機能
災害時に強い情報伝達・収集手段を確保します。
・ 屋外スピーカー型受信機(屋外拡声子局)による市民への情報提供。
・ ラジオ型受信機(戸別受信機)による市民への情報提供。
・ 広域避難場所からの情報収集。
(2) 消防救急デジタル無線
① 現状の課題
電波の有効利用の観点から、現行のアナログ方式の消防救急無線は、平成28年の
5月までに、デジタル方式に変換することが、国により求められています。消防隊、
救急隊の円滑な現場活動には、専用の無線システムは不可欠であり、この使用期限ま
でにシステムの全面更新が必要となっています。
無線システムは指令管制にも大きな役割を果たすものであり、次世代消防救急防災
情報システムと連携した構築スケジュールによることが、最も効率的であることから、
平成24年の運用開始を計画しています。
② 主な機能
消防救急デジタル無線は、現場活動に不可欠な同報性(同時に多数の相手方に送信
する機能)を確保した上で、デジタル方式の無線の特性である、秘話性(暗号化によ
り盗聴等ができなくなります)と安定的な通話品質を実現します。また、県下統一的
な消防救急無線によるネットワークを構築することや、緊急消防援助隊(※6)のた
めの機能を無線の機能に付加することなどが、県や国で検討されています。
20
参考資料
1
用語解説
※1 防災福祉コミュニティ:阪神・淡路大震災時、日頃からのコミュニティ活動が活発
であった地域では、近隣の救助活動に目ざましい成果をあげた事例を教訓に創設さ
れた自主防災組織です。
※2 消防監視カメラ:消防管制室において、神戸市内の火災などの災害を、24時間監
視しているカメラです。
※3 こうべ防災ネット:災害時の災害対策本部の災害対応を情報面から支援することを
目的として開発したコンピュータシステムであり、平成10年から運用を開始して
いる。震災当時の郵政省の関係団体が震災を経験した神戸市と協力して開発したシ
ステムです。
※4 防災情報システム:平成7年より運用している現行の消防指令管制システムの呼称。
その先代のシステム(昭和56年整備)を発展させ、災害事案の報告書類作成機能
等の消防OA機能が加わった事によりこの呼称となっています。
※5 オストメイト:病気などが原因で、腹部に人工肛門・人工膀胱(ストーマ)を持っ
ている方のことです。
※6 緊急消防援助隊:地震等の大規模災害時など、災害の起こった消防本部の部隊や装
備だけでは対処が不能となった場合に、県域を超えて消防部隊の応援を行う仕組みで、
阪神・淡路大震災を契機に発足したものです。
21
2
他都市における危機管理・防災部門の現状
災害対策本部との位置関係
危機管
神戸
理・防災
危機管理・
部門の組
防災部門事
織体制
務室
単独
隣室
神戸
(計画案)
単独
隣室
A市
単独
B市
テレフォンセンタ
本部員
消防指令
消防部門の
プレス
ー(市民か
会議室
センター
作戦室機能
センター
らの問合
せ)
同一庁舎
同一庁舎
別庁舎
別庁舎
同一庁舎
(近接)
同一庁舎
(近接)
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(近接)
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単独以外
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隣接
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隣接
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C市
単独以外
隣接
同室
同一庁舎
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隣接
隣接
D市
単独以外
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同室又は
同室又は
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E市
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隣接
隣接
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F市
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G市
単独以外
隣接
隣接
別庁舎
別庁舎
同一庁舎
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H市
単独以外
同一庁舎
同室
別庁舎
別庁舎
同一庁舎
別庁舎
I市
単独以外
隣接
同一庁舎
別庁舎
別庁舎
同一庁舎
同一庁舎
J市
単独以外
同一庁舎
同室
同一庁舎
同一庁舎
同室
同室
K市
単独以外
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同一庁舎
別庁舎
別庁舎
L市
単独
同一庁舎
同一庁舎
別庁舎
別庁舎
同室
同室
M市
単独以外
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同一庁舎
別庁舎
別庁舎
同室
同室
N市
単独以外
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同一庁舎
同一庁舎
別庁舎
同室
O市
単独以外
隣接
同室
同一庁舎
同一庁舎
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別庁舎
P市
単独以外
隣接
隣接
別庁舎
別庁舎
不定
別庁舎
凡例
同室
隣室
同一庁舎
別庁舎
不定
(現在)
隣接又は
別庁舎
同一庁舎
又は別庁舎
(遠隔)
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(遠隔)
同室又は
同一庁舎
同室
同一庁舎
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