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大本紙料株式会社

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大本紙料株式会社
循環型食品を目指した食品リサイクルについて
~食品廃棄物の有効活用方法~
大本紙料株式会社
食品廃棄物を循環資源として社会に還元
現在の日本社会において、年間約2,200万トンの食品廃棄物(食べ物由来のゴミ)が捨てられています。
⇒本来食べることができる部分(可食部分)は約500~900万トン(全体の22~40%)にのぼります。
食品リサイクルの現状
⇒平成12年に法律(食品リサイクル法)が制定されて以来、食品関連事業者全体のリサイクル率は向上
していますが、食品製造業以外の業種ではあまり成果が上がっていません。
現在、食品廃棄量が年間100トンを超える事業者 (食品廃棄物等多量発生事業者)には、毎年度、食
品廃棄物等の発生量や再生利用等の取組状況の報告義務が課せられています。
大本紙料株式会社では、食品リサイクル施設をこれからの社会に必要不可欠なインフラと位置づけ、
お客様のニーズにお応えするために大本フーズリサイクルセンターを設立いたしました。
業種別目標値
食品残渣飼料化施設の
食品残渣飼料化施設の概容
大本紙料株式会社は、古紙のリサイクルを核とした総合リサイクルカンパニーとして、
排出事業者様と共に歩んでまいりました。
この度、弊社は次世代のリサイクルを担う一翼として、
大本フーズリサイクルセンター(オフレック)を開設いたしました。
オフレックは食品残渣の飼料化施設として、皆様のリサイクル活動の一助となれるように、
日々努力を続けています。
OFReC工場概要
施設:食品残渣の飼料化施設
許可:一般廃棄物処理業・産業廃棄物処理業
許可品目:動植物性残渣
処理能力:20トン/日(24時間稼働)
受入時間:月曜~土曜(8:00~17:00)
設備概要
選別工程
加工工程
加熱保温機
加熱保温機
破砕
破砕
風力選別
風力選別
脱脂機
脱脂機
手選別
食品残渣
飼料化適合物
飼料化適合物
乾燥機
乾燥機
冷却
冷却
粉砕機
粉砕機
篩い機
篩い機
篩い機
篩い機
選別工程で発生・除去
した異物類
㈱パルテックにて焼却処分
飼料メーカーに原料として出荷
処理の
処理の様子
選別台
異物固形物を取り除きます。
栄養バランスや目的を考え、投入材料のブレンドも行います。
風力選別機
包材を風で吹き飛ばして選別。
丈夫な包材でも手で破り裂いたように中身が出てきます。
取り除かれた包材やトレーはコンベアに乗って排出されます。
脱脂機
脂分を8%以下に絞り込みます。
この油は廃油再生メーカーで再生原料として使用可能です。
触媒脱臭装置
大きなパイプに工場の臭気は集められ、脱臭装置で
約380度に加熱されクリーンになって出ていきます。
飼料化適合チャート
飼料化適合チャート
受け入れ不可
・異物(箸、竹串、乾燥剤)の分別が不可能な食料品
・腐敗している食品類
•飲料水、水分含有率が高いもの(ホールトマト等)
・色、味の濃い食品類(調味料・コーヒーかす等)
要手選別
・硬度の高い食品類(骨、甲殻類、キャベツ、カボチャ等)
・粘度の高い食品類(もち、団子、パン生地、粉系)
・前処理の必要な食品類(缶詰、ビン詰等)
・腐敗しやすい食品類(もやし、生卵、豆腐、こんにゃく等)
直接搬入可
・米飯、麺類等
・野菜、果物、キノコ類
・パン、ケーキ、練り物(板付きは要分別)
・クッキーやチップス等のドライ物
・弁当、総菜
分別の目安
◎
異物混入がない状態
店頭で販売されている状態
△
手選別を要する異物混入状態
○
×
大多数が異物で受け入れ不可な状態
食品廃棄物から飼料原料に
オフレックでは
オフレックではリサイクル
ではリサイクルという
リサイクルという視点
という視点から
視点から、
から、食品残渣を
食品残渣を飼料の
飼料の原料に
原料に変え、畜産
農家での
農家での飼料
での飼料として
飼料として再利用
として再利用していただいております
再利用していただいております。
していただいております。
回収された
回収された食品廃棄物
された食品廃棄物を
食品廃棄物を選別し
選別し、乾燥や
乾燥や脱脂、
脱脂、破砕などを
破砕などを行
などを行い、バランスのとれた
バランスのとれた
ヘルシーな
ヘルシーな飼料原料へと
飼料原料へと仕上
へと仕上げます
仕上げます。
げます。
最後に・・・
この度、平成24年10月22日に大本紙料株式会社は再生利用事業登録
(食品循環資源の再生利用等の促進に関する法律の登録を受けた事業場で
あること)を受けました。
日々様々な廃棄物が排出され、その処理問題が深刻化している現在。
私たち大本グループは多様化・深刻化する廃棄物処理問題に対処すべく、こ
れまで培ってきたノウハウを駆使し、あらゆる資源の再利用と回収・処理に貢
献していきたいとグループ企業をあげて取り組んでおります。
これからも「捨てる」から「生かす」発想を原点に、あらゆる人・社会・環境に
役立つための努力を続けて参ります。
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