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目 次
1編
第
総 論
蜩蜩蜩蜩蜩蜩蜩蜩蜩蜩蜩蜩蜩蜩蜩蜩蜩蜩蜩蜩蜩蜩蜩蜩1
第 1 章 登記申請人
〈体系問題 1〉…………………3
第 2 章 登記申請書 …………………………………………………………13
第 1 節 登記すべき事項
〈体系問題 2〉 ………………13
a 登記事項
b 申請書の作成 ……………………………………………………………13
第 2 節 添付書類
〈体系問題 3〉 ………………15
a 添付書類全般 ……………………………………………………………15
b 株主総会議事録 …………………………………………………………41
c その他 ……………………………………………………………………43
第 3 章 登記期間
〈体系問題 4〉 ………………71
第 4 章 印鑑の提出
〈体系問題 5〉 ………………75
第 5 章 登記の申請
〈体系問題 6〉 ………………91
第 6 章 登記申請の却下
〈体系問題 7〉………………101
第 7 章 登記に関する帳簿の公開
〈体系問題 8〉………………107
2編
第
各 論 蜩蜩蜩蜩蜩蜩蜩蜩蜩蜩蜩蜩蜩蜩蜩蜩蜩蜩蜩蜩蜩蜩蜩109
第 1 章 個人商人の登記
〈体系問題 9〉………………111
a 商号の登記 ………………………………………………………………111
b 未成年者・後見人の登記 ………………………………………………121
c 支配人の登記 ……………………………………………………………129
d その他 ……………………………………………………………………135
第 2 章 会社の登記 …………………………………………………………141
第 1 節 株式会社の登記
〈体系問題 10〉 ……………141
a 設 立 ……………………………………………………………………141
b 役員変更 …………………………………………………………………163
c 募集株式の発行 …………………………………………………………219
d その他 ……………………………………………………………………265
第 2 節 持分会社の登記
第 3 節 外国会社の登記
第 4 節 会社の登記全般
〈体系問題 11〉 ……………311
〈体系問題 12〉 ……………335
〈体系問題 13〉 ……………343
a 設 立 ……………………………………………………………………343
b 合 併 ……………………………………………………………………351
c 組織変更
d 解散・継続 ………………………………………………………………363
e その他 ……………………………………………………………………379
第 3 章 法人登記
〈体系問題 14〉 ……………395
3編
商業登記全般
4編
会社整備法 蜩蜩蜩蜩蜩蜩蜩蜩蜩蜩蜩蜩蜩蜩蜩蜩蜩蜩蜩蜩495
第
第
第 1 節 特例有限会社の登記
巻末資料
〈体系問題 15〉蜩蜩蜩蜩447
〈体系問題 16〉 ……………497
蜩蜩蜩蜩蜩蜩蜩蜩蜩蜩蜩蜩蜩蜩蜩蜩蜩蜩蜩蜩蜩蜩蜩蜩蜩蜩531
法改正により成立しなくなった問題 ………………………………………533
※過去出題のない項目についても,目次には体系として掲載しています。
☆本書の効果的活用法☆
登記申請人
登記の申請人に関する次の記述のうち,誤っているものはどれか。
(改)
盧 営業許可の制限により営業の種類を減少したことによる未成年者の登記の変
更の登記は,未成年者の法定代理人が申請しなければならない。
盪 未成年被後見人が成年に達したか又は成年被後見人について後見開始の審判
過去の問題を体系別に配列
が取り消されたことによる後見人の消滅の登記は,後見人又は本人のいずれも
するとともに,出題年度と
申請することができる。
番号を併記して合理的学習
を可能にする。
蘯 商号の登記をした者が正当の事由なくして 2 年間その商号を使用しないとき
は,その商号の登記に係る営業所の所在場所において同一の商号を使用しよう
とする者は,その商号の登記の抹消を登記所に申請することができる。
盻 存続期間の満了により解散した株式会社が継続するときの会社継続の登記
は,代表取締役の申請によってする。
“正誤チェック”活用は,
眈 外国会社の営業所設置の登記は,当該外国会社の日本における代表者の申請
無駄を省くカギだ!
によってする。
苦手部分の早期発見と絞り
込み学習に効果的。
正 誤
チェック
第1回
第2回
第3回
第4回
凡 例
① 1は,第1章〈体系問題1〉,登記申請人に属する問題である
1−1(57−37)
① ② ③
ことを示す。
② 1は,第1章〈体系問題1〉の中の第1問の意味である。
③ 57−37は,昭和57年度本試験の第37問の意味である。
解答解説ページの表示は以下のとおりである。
知識型
要 Check!
正解 (1)
2008年本試験において出題されそうな論
点であることを示す。(LEC見解による)
知識型の問題と推論型の問題に大別している。
過去の出題頻度に基づき,重要度をA,B,Cの3ランクに分けて表示している。
貎
ア
要する場合がある
「現物出資等の目的たる財産の定款に定めた価額の総
額」とは,当該設立において行われる現物出資と財産引受けの目的たる財産の
全部について,それぞれ定款に定めた価額を合計した額をいう。本肢の場合,
現物出資の目的たる財産は,建物(2,000 万円)と事務用機器(500 万円)であ
り, 合計額は 2,500 万円となり,500 万円以下の少額財産でもなく,市場価格
のある有価証券にも当たらない。しかし,不動産(建物)については不動産鑑
定士の鑑定評価に基づく弁護士又は弁護士法人等の証明があるため (会社 33
Ⅹ③)
,事務用機器についてのみ検査役の調査報告を記載した書面(47 Ⅱ③イ)
の添付が必要となるのが原則であるが,事務用機器について弁護士・税理士等
の証明書があれば,検査役の調査は不要となる。なお,旧商法においては,目
的財産の価格の総額が「資本の 5 分の 1 以下,かつ」500 万円以下という要件
であったが,平成 17 年会社法制定により前半部分の要件は削除された(会社
要点を押さえた詳細な解説
33 衒①)。
イ
貎
不要
本肢の場合,現物出資の目的たる財産は,不動産(土地
)のみであ
能となる。
り,かつ,不動産鑑定士の鑑定評価に基づく弁護士又は弁護士法人等の証明が
あるため(会社 33 Ⅹ③)
,検査役の調査報告を記載した書面(47 Ⅱ③イ)の添
付は不要である。
により,効率よい学習が可
貎
ウ 不要
会社法 33 条 10 項 3 号にいう不動産とは,不動産鑑定士の鑑定評価
の対象となり得るものを指し,土地もしくは建物又は地上権,地役権,採石権
等をいう(平 2. 12. 25 民四 5666 号第 1,1 貎
イ貎
ア d参照)
。土地又は建物の賃借権
は,その本質は債権であるが,不動産賃借権として物権化していること,不動
産鑑定士の鑑定評価の対象とされることなどから,これに含まれるものとして
取り扱うこととされたのである。したがって,本肢の現物出資の目的たる財産
も,不動産(建物と土地の賃借権)のみということになり,かつ,不動産鑑定
士の鑑定評価に基づく弁護士又は弁護士法人等の証明があるため,貎
イ と同様,
検査役の調査報告を記載した書面(47 Ⅱ③イ)の添付は不要となる。
〈設立経過の調査〉
現物出資・財産引受けについて特例の適用がある場合及び添付書類
特 例
添 付 書 類
① 目的財産の価額の総額が 500 万円以下
(少額財産)
設立時取締役(注)の調査報告を記載し
た書面及びその附属書類
② 目的財産が市場価格のある有価証券で
定款所定の価額がその有価証券の市場価
貎
イ 有価証券の市場価格を証する書面
貎
ロ 設立時取締役(注)の調査報告を
記載
関連事項を網羅した
格として法務省令で定める方法により算
定されるものを超えない
③ 定款に定めた価額の相当性につき,弁
した書面及びその附属書類
図表により,出題可
能性のある周辺論点
貎
イ 弁護士,弁護士法人,公認会計士,監
護士,弁護士法人,公認会計士,監査法
人,税理士又は税理士法人の証明(財産
をも一挙に修得する
査法人,税理士又は税理士法人の証
明を
記載した書面(財産が不動産である
とき
ことができる。
が不動産であるときは,その証明及び不
動産鑑定士の鑑定評価)を受ける場合
は,鑑定評価を記載した書面も添付)及
びその附属書類
貎
ロ 設立時取締役(注)の調査報告を記載
した書面及びその附属書類
(注 ) 設 立し よう とす る株 式会 社が 監査 役設 置会 社で ある 場合 にあ って は, 設立 時取 締役 及
び設立時監査役
本書は表が問題,裏が解答解説という形式である。
裏面の正誤等が透けて見えてしまわないよう,巻末の黒の用紙をミシン目から切り取
り,下敷きとして利用されることをおすすめする。
※ 本書の解説文中の( )
書き参考文献は,解説作成当時の版に基づいている。
1−1(57−37)
登記申請人
登記の申請人に関する次の記述のうち,誤っているものはどれか。
(改)
盧 営業許可の制限により営業の種類を減少したことによる未成年者の登記の変
更の登記は,未成年者の法定代理人が申請しなければならない。
盪 未成年被後見人が成年に達したか又は成年被後見人について後見開始の審判
が取り消されたことによる後見人の消滅の登記は,後見人又は本人のいずれも
申請することができる。
蘯 商号の登記をした者が正当の事由なくして 2 年間その商号を使用しないとき
は,その商号の登記に係る営業所の所在場所において同一の商号を使用しよう
とする者は,その商号の登記の抹消を登記所に申請することができる。
盻 存続期間の満了により解散した株式会社が継続するときの会社継続の登記
は,代表取締役の申請によってする。
眈 外国会社の営業所設置の登記は,当該外国会社の日本における代表者の申請
によってする。
正 誤
チェック
第1回
第2回
第3回
第4回
第1章 登記申請人 3
重要度 C
知識型
正解 (1)
盧 誤
未成年者の登記(商 5)においては,未成年者の氏名,出生の年月日
及び住所(35 Ⅰ①),営業の種類(35 Ⅰ②),営業所(35 Ⅰ③)を登記しなけ
ればならない。営業の許可の制限がされると,当該未成年者が法定代理人の同
意を要することなくすることができる営業の範囲が変更されることになるた
め,その変更登記を申請しなければならない。そして,未成年者の登記は,原
則として未成年者の申請によってされる(36 Ⅰ)。しかし,営業の許可の制限
による変更登記は,未成年者保護の見地から,「法定代理人も」申請すること
ができる(36 Ⅱ)
。したがって,
「法定代理人が申請しなければならない」とす
る本肢は誤っている。
盪 正
後見人の登記は,後見人が被後見人(未成年被後見人又は成年被後見
人)のために商法 4 条の営業を行う場合に,取引の安全のため公示の必要があ
るものとして設けられたものである(商 6 Ⅰ)。未成年被後見人が成年に達し
たとき又は成年被後見人について後見開始の審判が取り消されたときには後見
は終了するから,その消滅の登記をしなければならない。この申請は,後見人
はもちろん,未成年被後見人又は成年被後見人であった者からも申請すること
ができる(41 ⅠⅡ)。
蘯 正
商号の登記は,その商号が他人の既に登記した商号と同一であり,か
つ,その営業所の所在場所が当該他人の商号の登記に係る営業所の所在場所と
同一であるときは,することができない(27)。そのため,既に商号の登記を
した者が,正当な事由なく 2 年間その商号を使用しない場合において,当該商
号の廃止の登記をしないときは,同一の所在場所において,同一の商号を使用
しようとする者は,その商号の使用を不当に妨げられることになる。そこで,
同一の所在場所において同一の商号を使用しようとする者に,その商号の登記
の抹消請求権が認められている(33 Ⅰ②)。したがって,本肢は正しい。
盻 正
株式会社が解散したときは,合併及び破産手続開始の決定による解散
の場合を除いて,その会社は直ちに清算に入り,やがてその清算の結了によっ
て完全に法人格が消滅するのが通常である。しかし会社法は,一定の場合に,
株主総会の特別決議によって,その会社を再び解散前の状態に戻すこと(すな
わち,会社の継続)を認めている(会社 473 ・ 309 Ⅱ⑪)
。そして,取締役会設
置会社である株式会社において,継続の決議をしたときは,新たに取締役を選
定し,取締役会で代表取締役を選定することを要し(昭 25. 1. 30 民甲 72 号参
照),継続の登記は,会社継続後において会社を代表すべき者,すなわち代表
取締役の申請によってする。
4
第1編 総論
眈 正
外国会社の登記の申請については,日本における代表者がその外国会
社を代表する(128)。外国会社の日本における商業登記の申請人を明確にし,
登記事項に変更が生じた場合において,速やかに登記手続がされることを期し
たものである。
《参考文献》
書式精義・ 8 頁以下参照。
第1章 登記申請人 5
登記申請人
1−2(元−32)
登記の申請人に関する次の記述のうち,正しいものはいくつあるか。
(改)
貎
ア
定款をもって代表社員が定められている合資会社において,総社員の同意に
よって解散し,任意清算の方法により清算する場合の解散の登記は,代表社員
が会社を代表して申請しなければならない。
貎
イ 代表取締役と代表取締役の職務代行者の登記がされている株式会社において
する本店移転の登記は,代表取締役の職務代行者が会社を代表して申請するこ
とができる。
貎
ウ 辞任した取締役が,辞任による変更登記の申請をしない会社を被告として,
その登記の申請手続を求める訴訟を提起し,勝訴の確定判決を得たときは,そ
の取締役は,会社に代わって登記を申請することができる。
貎
エ 商号の登記をした者が商号を廃止し又は変更したにもかかわらず,廃止又は
変更の登記をしないときは,その商号の登記に係る営業所の所在場所において
同一の商号を使用しようとする者は,その商号の抹消を登記所に請求すること
ができる。
オ
貎
平成 17 年会社法制定により削除。
盧
0
盪
1
蘯
2
盻
3
眈
4
〈成立しなくなった肢〉
貎
オ 代表取締役甲,乙につき共同代表の定めのある株式会社において,甲が死亡
した場合には,乙は,会社を代表して甲の死亡による変更の登記を申請するこ
とができる。
正 誤
チェック
第1回
第2回
第3回
第4回
第1章 登記申請人 7
重要度 C
知識型
正解 (5)
貎
ア
正
持分会社が解散した場合には,清算持分会社を代表すべき者(通常は
清算人)が会社を代表して解散の登記を申請することになる(会社 655)
。しか
し,合名あるいは合資会社の任意清算においては清算人は選任されず(会社
668 Ⅱ)
,代表社員が解散の登記を申請することになる。なお,合同会社におい
ては,任意清算の制度は適用されない(会社 668 Ⅰ参照)。
貎
イ
正
株式会社における登記は,原則として代表取締役が申請する。ところ
で,民事保全法 56 条に規定する仮処分命令によって選任されたいわゆる代表
取締役の職務代行者は,臨時株主総会の招集等の会社の常務に属しない行為を
除き,通常の代表取締役と同様の権限を有している(会社 352)
。したがって,
代表取締役の職務代行者として選任された者は,通常の代表取締役と同様,会
社を代表して登記申請することができる。本肢は,本店移転そのものではな
く,本店移転の「登記の申請」の可否を問うものであることに注意を要する。
貎
ウ 正
取締役あるいは監査役が辞任等によって退任したにもかかわらず会社
がその旨の登記をしないときは,辞任した取締役あるいは監査役は,会社を被
告として辞任の登記をすべき旨の訴えを提起し,その勝訴判決が確定した場合
には,当該取締役あるいは監査役は,当該判決に基づいて辞任等による退任の
登記を申請することができる(昭 30. 6. 15 民甲 1249 号)
。なお,辞任等によって
退任した取締役あるいは監査役が,後任者が選任されないため,なお取締役や
監査役の権利義務を有している場合(会社 346 Ⅰ)には,辞任等による退任登
記をすることはできない(昭 30. 4. 26 民甲 547 号参照,最判昭 43. 12. 24)の
で,その旨の登記を訴求することはできない。
貎
エ
正
商号の登記は,その商号が他人の既に登記した商号と同一であり,か
つ,その営業所の所在場所が当該他人の商号の登記に係る営業所の所在場所と
同一であるときは,することができない(27)。そのため,既に商号の登記を
した者が商号を廃止し又は変更したにもかかわらず,廃止又は変更の登記をし
ない場合,同一の所在場所において,同一の商号を使用しようとする者は,そ
の商号の使用を不当に妨げられることになる。そこで,同一の所在場所におい
て同一の商号を使用しようとする者は,その商号の登記の抹消を申請すること
ができる(33 Ⅰ①③)
。したがって,本肢は正しい。
貎
オ
平成 17 年会社法制定により削除。
以上から,正しいものは貎
ア貎
イ貎
ウ貎
エ の 4 個であり,正解は眈となる。
8
第1編 総論
〈成立しなくなった肢〉
オ 従来の共同代表の制度(旧商 77 ・ 261 Ⅱ)は,採用されることが稀であり,
貎
また,採用されたとしても,取引の相手方とのトラブルの原因ともなり得るこ
とから,以前よりその制度の意義について疑問が呈されていた。このような経
緯から,平成 17 年会社法制定により,共同代表の制度は廃止されている。既
に共同代表の定めがされている場合,会社法施行日以降は登記事項ではなくな
るため,当該定めの登記については,登記官が職権で抹消する記号を記録する
(商登規平 18. 2. 9 附則 2 Ⅰ⑧)
。したがって,本肢のような登記申請の余地はな
いため,不成立となる肢とした。
《参考文献》
書式精義・ 8 頁以下参照。
第1章 登記申請人 9
登記申請人
1−3(14−31)
商業登記の申請人に関する次の記述のうち正しいものはどれか。(改)
盧
平成 17 年改正により削除。
盪 取締役を辞任したが,法令又は定款に定める員数を欠いていないにもかかわ
らず会社が退任による変更の登記をしないときは,辞任した取締役は,当該登
記を命ずる確定判決を得て,自ら退任による変更の登記を申請することができ
る。
蘯
平成 17 年商法改正により削除。
盻 株式会社A社が新設分割により株式会社B社を設立するときは,B社の代表
取締役となるべき者は,B社の新設分割による設立の登記の申請及びA社の新
設分割による変更の登記を申請することができる。
眈 株式会社A社が株式移転により株式会社B社を設立するときは,A社の代表
取締役は,B社の株式移転による設立の登記を申請することができる。
〈成立しなくなった肢〉
盧 株式会社の設立に係る商号の仮登記を発起人の一人が申請した後,予定期間
内に行う株式会社の設立の登記は,当該仮登記を申請した発起人以外の発起人
も申請することができる。
蘯 「甲野商事株式会社」という商号の会社が登記されているが,当該会社の実
体がない場合には,同市町村内に同一の営業を目的とする「甲野商事有限会
社」という商号の会社を設立しようとする社員は,甲野商事株式会社の商号の
抹消を申請することができる。
正 誤
チェック
第1回
第2回
第3回
第4回
第1章 登記申請人 11
重要度 C
盧
知識型
正解 (2)
平成 17 年改正により削除。
盪 正
取締役が辞任によって退任したにもかかわらず会社がその旨の登記を
しない場合において,辞任した取締役は,会社を被告として辞任の登記をすべ
き旨の訴えを提起し,その勝訴判決が確定したときは,当該取締役は,その判
決に基づいて辞任による退任の登記を申請することができる(昭 30. 6. 15 民甲
1249 号)
。
蘯
平成 17 年商法改正により削除。
盻 誤
新設分割による設立登記の申請人は設立会社の代表取締役となるべき
者である(会社 924 Ⅰ,47 Ⅰ)。これに対し,分割会社の変更登記の申請人は
分割会社であり,分割会社の代表取締役が申請する(平 13. 3. 1 民商 599 号第
3.2.盧)。したがって,本肢は誤りである。
眈 誤
株式移転による設立登記の申請人は設立する完全親会社である株式会
社B社の代表取締役となるべき者である(会社 925,47 Ⅰ)。したがって,本
肢は誤りである。
〈成立しなくなった肢〉
盧 商号の仮登記は,類似商号禁止規定(旧 27)との関係では商号の登記とみな
され(旧 39),同一市区町村内で類似商号が悪用されるのを防ぐために用いら
れていた。しかし,平成 17 年商法改正により,類似商号禁止規定が廃止され
た。そのため,商号の仮登記制度を残したとしても,同一の所在場所かつ同一
の商号に対してしか商号保全の効力を有さず,極めて稀なケースでしかこの制
度は利用されないことになる。よって,類似商号禁止規定が廃止されたことに
より,商号の仮登記制度も廃止された。したがって,不成立となる肢とした。
蘯 旧商法においては,商号の登記をした者が正当な事由がないにもかかわら
ず,2 年間商号を使用しないときは商号を廃止したものとみなし(旧商 30)
,利
害関係人はその登記の抹消を登記所に請求することができるとしていた(旧商
31)
。しかし,平成 17 年商法改正により,類似商号規制は廃止されたため,旧
商法 30 条のみなし規定及び 31 条の抹消請求権を認める必要がなくなり,これ
らの規定は削除された。したがって,本肢は旧商法 30 条のみなし規定及び 31
条の抹消請求権があることを前提としているため,不成立となる肢とした。
《参考文献》
書式精義・ 8 頁以下参照。
12
第1編 総論
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