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平成18年度第4回会議録

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平成18年度第4回会議録
平成18年度
第4回健康都市推進協議会会議録
1.開催日時:
平成19 年 3 月 28 日(水)
2.場所
市川市役所
:
第 3 庁舎
午後 3 時∼5 時
3階
第 2 委員会室
3.出席者(敬称略・五十音順)
座長
岩田
真二
委員
鵜澤
支津子・臼倉
道代・乙益
竹内
美知子・寺澤
千恵子・古畑
【欠席者】青山
【アドバイザー】
真二・碇
中村
均・西村
弘子・柏田
公・矢口
紀美代・羽田
温子・加藤
弘・渡邉
想士・清水
輝和
眞男
安雄
桂子
【市川市】
杉山企画部長、岡本企画部次長、平野WHO健康都市推進課長
【傍聴者】
1名
他
4.次第
1.
報告
①平成 18 年度市川市健康都市市民賞の表彰について
②地域活動の支援について
③平成 19 年度事業案について
2.協議
①喫煙対策について
②健康都市の推進について(食育)
3.情報・意見交換
4.事務局からの報告
5.配布資料
資料1
平成 18 年度市川市健康都市市民賞の表彰について
資料2
平成 19 年度健康都市事業案について
資料3
市川市の喫煙対策について
資料4
健康都市の推進について(食育)
● 岩田座長:皆様、本日はお忙しいところお集まりいただき、ありがとうございます。次第
に沿って報告事項から始めていただきたいと思います。最初に、平成 18 年度市川市健康都
市市民賞表彰式について、事務局から報告をお願いします。
報告①
平成 18 年度第 1 回市川市健康都市市民賞の表彰について(資料1参照)
● 事務局:先日 3 月 15 日木曜日、市川市議場にて、平成 18 年度市川市健康都市市民賞表彰
式が執り行われましたので報告いたします。前回の協議会終了後、1 月中旬までに 4 個人
12 団体の計 16 件の自薦、他薦による応募があり、内部での選考委員会にて市民への影響力、
貢献度、活動の継続性等を総合的に審査し、最終的に 2 個人 5 団体の方に健康都市市民賞
を、また総合評価が基準点に満たなくても、今後の優れた活動が評価できる 2 団体に対し、
1
「健康都市市民賞奨励賞」を授与しました。なお、岩田座長と中村先生には選考委員とし
て候補者の評価にご協力いただきました。どうもありがとうございました。なお、お手元
の資料1に表彰者の一覧を掲載しておりますので、どうぞご覧ください。選考委員の方か
らは、選考に関する課題として「団体部門の場合、最低何年以上の実績が必要、といった
明確な基準が必要」、「清掃活動など、似たような取り組みをしている団体が数多くあるの
でどう差別化をはかっていくか検討すべき」、
「外部への PR の度合い、市民への影響力を重
視して選考すべき」などのご意見をいただきました。また、今後の健康都市を「権威ある
賞とするか、広く門戸を開く賞」とするか、位置付けを検討すべきとのご意見もありまし
た。現在、表彰者が高齢者と子どもに偏っているため、次年度以降は協議会委員の皆様の
所属団体も含め、より幅広い団体へ PR を行うことが大切であると考えております。また、
WHO から 3 年連続表彰を受けている実績を踏まえ、表彰対象となった分野の活動に取り組ん
でいる食生活改善推進員やメンタルサポートに関わる職員を表彰対象としたり、ヘルシー
なメニューを提供しているレストラン、完全分煙を実施している店舗、あるいは市川産の
野菜や物産品の栽培に関わっている方など、より幅広い方を表彰対象としていきたいと考
えておりますので、皆様のご理解ご協力のほどよろしくお願い申し上げます。
● 岩田座長:私も昨年に引き続き選考委員を務めましたが、正直なところ審査をするのはと
ても厳しく大変でした。この健康都市市民賞を権威ある賞とするのかそれとも広く門戸を
開く賞とするのか、位置づけをはっきりさせることが必要だと思います。また、報告にも
ありましたが、ヘルシーなメニューを提供しているレストランを表彰対象とする場合、特
定の団体や個人に偏らないように選考し表彰しなければならないという点でなかなか難し
いと思います。今年は市民賞の選考について話し合う機会がありませんでしたので、来年
の選考に向けて次年度の協議会の中で話し合う機会を設けていただきたいと思います。他
にどなたかご意見等ございませんか。
● 清水委員:今年と昨年で、落選した人はどのくらいいるのですか。
● 事務局:今年は 16 件の推薦中、2 個人 7 団体の合計 9 件が表彰、7 件が落選となりました。
また第 1 回目となる昨年は 16 件の推薦があり、6 個人 7 団体の合計 13 件が表彰、3 件が落
選となっています。
● 岩田座長:こういう場合、落とす人に対して落選理由を伝えるのは大変難しいと思います。
この点も踏まえ、来年の選考に向けて検討していただきたいと思います。
続きまして、地域活動の支援について報告をお願いします。
報告②
地域活動の支援について
● 事務局:昨年度から和洋女子大学のご協力のもと始まりました健康都市推進講座も昨年 11
月に 2 回目が修了しました。健康について幅広く学んだ知識を自分たちの住む地域の方々
にも広めようと、講座修了者の地域での活動の輪が広がっており、昨年 7 月には講座修了
者有志による健都会という団体が立ち上がりました。全体での活動としてはこれまでに 3
回、ウォーキング大会や健康都市について学ぶ勉強会などを開催しています。また地域ご
との活動も始まっており、行徳地区では講座修了後、すぐに自治会を巻き込んだグループ
が立ち上がりました。現在行徳地区だけで3つのグループがあり、今年春に 1 周年を迎え
2
るグループもあります。健都会全体の組織を説明いたしますと、市川市内を 10 の地域に分
けてグループを結成しています。先日、平成 17 年度、平成 18 年度の講座修了者が集まり
グループのリーダーを決定しました。今後は地域の中でどんな活動をするのか話し合いを
進め、グループでのテーマを決めて活動していくことになります。この地域でのグループ
活動を取りまとめていくのが健都会であり、会長や副会長等の役員も決定しております。
現在、健都会の会員は約 40 名で、今後は地域の中で活動するため、それぞれのグループが
自治会などに呼びかけて、50 人、60 人規模のグループで毎月、健康に関する活動を行うと
いうことになってくるかと思います。このような地域の中で健康に関する取り組みをして
いきたいという方々に「WHO健康都市推進員」という名称で、委嘱状を交付することが
決定しております。この他にも、当課では地域で行われている健康に関わる様々な活動に
協力をしていきたいと思っております。今年度、委員の皆様に考えていただいた「楽しく
歩こう」や「朝ご飯を食べよう」という活動に関しても、引き続き地域の活動として支援
していきたいと考えております。
「楽しく歩こう」に関しては、今年度「行徳マラソン大会」
の後援をさせていただいたり、
「市川リバーサイドマラソン大会」のお手伝いをさせていた
だきました。19 年度はこの協議会で協賛が決定いたしました「下総・江戸川ツーデーマー
チ」の支援等を行っていきたいと思っております。
● 岩田座長:健都会は、具体的にどのような活動をされているんでしょうか。
● 鵜澤委員:健康講座を受けて、健康というのは全てを取り巻くものだと学び、地域のみん
なに健康になってほしいという願いから、和洋会末広を設立しました。それから、和洋会
妙典 3 丁目を設立しまして、講座に基づいて活動しています。その中には、運動指導士の
先生、精神的にも健康になろうということで、国府台病院の亀井先生にも講演をお願いし
ました。また、一般の方は、WHO 健康都市と聞いても分かりにくいということで、健康都市
推進課にご指導いただきながら、地域の自治会を巻き込んで講演をしていただきました。
地域の方々の反応としましては、楽しいという感想が寄せられています。
● 岩田:何かご質問等ございますか。
● 渡辺委員:健都会は、市川市全体を網羅しているんでしょうか?
● 鵜澤委員:はい
● 岩田座長:平成 19 年度健康都市重点推進事業案について、事務局からご報告お願いします。
報告③
平成 19 年度事業案について(資料2参照)
● 事務局:まず一番目、「働き盛り世代の健康づくり事業」は、和洋女子大学さんと共同で、
平成 18 年度から始めさせていただきました。市で行っております成人病健康診査の受診者
のうち、40 代 50 代の方の生活習慣を把握するアンケート調査を行い、検査結果と合わせて
分析していただき、結果をもとに健康講座などを実施して、生活習慣病予防の取り組みを
進めていくものです。二番目、「喫煙対策の推進」です。これは、第3回健康都市連合総会
大会の開催前、2008 年 8 月を目標に喫煙対策を進めたいと考えています。まず市内の公共
施設の完全分煙実施、すでに実施しているところでは喫煙場所を少なくしていくというこ
とです。また、市内で禁煙治療を行っている医療機関の情報を提供したり、市内全域でノ
ースモーキングタイムなどを導入し、市民の喫煙率を下げていきたいと思います。まずは
3
職員が模範にならなければということで、禁煙希望職員を対象に、禁煙相談や座談会を開
いて指導を行いたいと思います。三番目、
「市民組織の強化」については、先ほど課長が説
明したとおりです。四番目、
「市民啓発活動」としまして市民健康講座を今年度も開催しま
す。また、健康都市市民賞も実施します。五番目、「健康ゾーン構想」。市川市の健康づく
りの場のモデル地区として、スポーツセンターがあり、大学や病院が集まっている国府台
地区を健康ゾーンと位置づけ、市民の方が健康づくりをできる場としたいと思っておりま
す。六番目、「市民の健康活動への支援」。これは一例ですが、4 月 14,15 日第一回下総・
江戸川ツーデーマーチが開催されます。主催は日本ウォーキング協会と千葉県ウォーキン
グ協会、協賛が市川市と教育委員会、いちかわ歩こう会となっております。コースは 5km、
10km、15km、20km、40km の 5 コースです。七番目、
「第3回健康都市連合大会にむけての準
備」です。ただ健康都市の担当者同士が集まって会議をやっているということではなく、
市民の皆様とご一緒に市川らしい、あたたかいおもてなしをさせていただいて、外国から
いらっしゃるお客様をお迎えしたいと思っております。市民の皆様にご協力いただく一例
としましては、さまざまなボランティアを募らせていただいて、市内の企業さんにもご協
賛いただきたいと思います。また、ポスターやチラシで啓発を行い、関連のイベントを実
施して盛り上げていきたいと思います。
● 事務局:次に、働き盛り世代の健康づくりの 18 年度調査結果について報告します。アンケ
ートについては、保健センターで実施している成人病基本健康診査で得られた医学的デー
タと、アンケート調査で得られた生活習慣に関するデータを比較検討することにより、働
き盛り世代の生活習慣病予防治療を推進するための基礎資料とすることが目的でした。対
象者は 2006 年 1 月 2 月の成人病基本健康診査受診者 4039 名です。住所不明等を除く 4008
名にアンケートを送付いたしまして、約 54%の 2164 名から回答をいただきました。調査項
目については、健康状態、健康に関する意識の調査、食生活に関する調査、飲酒に関する
調査、喫煙に関する調査、運動に関する調査を行いました。その結果、男性の肥満者が多
く、全国に比べて男女ともに高血圧の割合が高いとわかりました。また、生活習慣病に関
する項目について、基準値を越えると悪化要素が多くなる傾向が見られ、身体状況を健康
に保つための対策が必要であるとわかりました。食事作りについては、性別による家事の
役割分担が顕著であり、各家庭においてそれぞれが満足できる食生活とはどのようなもの
か考えていくことが重要であるとわかりました。運動習慣を持つことが健康にとって望ま
しいこと、日常生活の中で積極的に運動を取り入れることが望ましいことが改めて確認さ
れました。このような、個人のライフスタイルは、年齢・時代とともに変化し続けるもの
かと思いますが、個人の健康状態について適切な現状把握が効果的なアプローチにつなが
ると思われますので、今後ともこの調査を継続していきたいと思います。また、アンケー
トにお答えいただいた方を対象に、和洋女子大学の協力を得まして、生活習慣病予防講座
を開催しました。講座は三種類ございまして、まず結果報告をかねた講義を 2 月 18 日に行
いました。次に料理の面から健康を考えていただこうと、料理教室を 2 回行いました。そ
して、運動教室も 2 回行いました。これらの講座の延べ参加人数は 75 名、参加率はアンケ
ートにお答えいただいた 2164 名に対して 3.2%となりました。男女比では、男性 14.7%、
女性 85.3%となっています。こういった健康講座について、反省を踏まえて報告いたしま
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す。今回対象は 40 代 50 代となっていますが、40 代前半の方の参加が少なく、50 代の方が
多かったです。開催日を平日、土日と試した結果、もっとも参加が多かったのは日曜でし
た。よかった点は、大学で講義を行うことで、専門的・高度なイメージがあったこと。ま
た、料理教室、運動教室など、実技形式の講座が多数含まれていたことが参加者に好評で
した。改善点としましては、講座の参加者が少なかったことがあげられます。しかし、ア
ンケートの回収率は54%と非常に高かったことから、健康に対する意識は高いことが伺
えます。働き盛り世代ということで、講座に足を運んでいただくことが難しいのですが、
特に男性の参加者を増やす方策を検討していく必要があります。最後に来年度の展開とし
まして、大学の研究としてのレベルを保ちつつ、地域との協働で住民に対する講座を開い
たということは、単なる研究ではなく、官学連携で行った事業として新しいものであった
と思います。この点が評価され、文部科学省の平成 18 年度現代的教育ニーズ取り組み支援
プログラム、通称現代 GP にこの事業が採択されました。現代 GP により、三年間文部科学
省から資金援助が得られると決まっており、今年度はさらに講座を増やし、市民の方に実
りある事業を展開したいと思っております。また、こういった研究を続けることで、働き
盛りの方々に対するより多くの結果が得られることを期待しております。
● 岩田座長:何かご質問ご意見ありますか。
● 古畑教授:市民の方々に参加していただき、健都会や和洋会のメンバーがさらに増えて、
それぞれの地区で健康に関する問題に取り組んでいただきたいと思っております。また、
働き盛りの男性の参加をどうやって増やしていくかが課題となり、委員の方々のご支援を
お願いしたいと思っております。
● 岩田座長:健康都市いちかわの推進に関しては、和洋女子大学の協力が大きいことを感じ
ます。アンケートの回収率が高いということでしたが、ほんとに働き盛りで忙しい人は健
診を受けておらず、余裕があって健康に興味のある人が健診を受けて、その方々を対象に
アンケートをとっているから、回答率が高いのではないでしょうか。本当にわれわれがタ
ーゲットにすべき層はほかにいるのではないかと思いました。第三回健康都市連合大会に、
この協議会がどの程度かかわっていくのかイメージとしてありますか。
● 事務局:委員の委嘱を 1 年ごとにしていますが、大会に向けて 2 年間続けて委嘱を受けて
いただきまして、大会について一緒に考えていただきたいと思っております。
● 岩田座長:では協議にうつります。喫煙対策については、市川市ではどんな対策が必要か
考えていただきたいと思います。市川市の公共施設における喫煙対策について庁内で討議
された結果を、事務局からご説明お願いします。
協議①
喫煙対策について
● 事務局:市川市における喫煙対策について調査結果を含めご説明させていただきます。来
年平成20年秋に本市において開催されます、第3回健康都市連合総会・大会に向けての
準備を進めるにあたり、市・地域・事業者が一体となって進められる取り組みとして、喫
煙対策を強化していこうということで庁内で7回ほど会議を重ねてまいりました。事前に
委員の皆様には資料をお送りさせていただき、ご意見を頂くことになっておりましたので、
既に内容には目を通されているとは思いますが、簡単に順を追ってご説明させていただき
5
ます。1ページ目の喫煙対策に関する関係機関の方針についてですが、
(1)世界の喫煙対
策、(2)国の喫煙対策、(3)千葉県の喫煙対策、について触れています。まず、世界の
取り組みとして1の国際的な条約の発効ということですが、この「タバコの規制に関する
世界保健機関枠組条約」は1998年(平成10年)に当時の WHO 事務局長(グロ・ハル
レム・ブルントラント氏)が Tobacco Free Initiative(たばこのない世界構想)を発表し
まして、翌年に提案、政府間交渉会議を6回行い、難航した末2003年(平成15年)
5月に採択され、2005年(平成17年)2月に効力を発生したものです。主な内容と
しましては、①屋内、公共の場におけるたばこの煙にさらされることから保護、
「受動喫煙
の防止」、②たばこのパッケージの表裏両面の少なくとも30%以上に喫煙の危険性を警告
する、③テレビ・ラジオ・インターネットなど公共性の高い媒体での広告は行わない、な
どの効果的な措置を講ずることとされています。世界のそれぞれの国ではといいますと、
資料にはアジアやヨーロッパの動向を示しておりますが、喫煙対策というと特にアメリカ
では以前から厳しく州や市で喫煙対策をしているようです。新聞の記事によりますと特に
カリフォルニア州のカラバサス市では、1990 年代から職場やレストラン、バーといった施
設でも禁煙していましたが、昨年 3 月に施行された禁煙条例ではショッピングセンター、
公園、歩道、マンション内の共用スペース、バス停留所など、ほぼ全ての公共の場所が禁
煙となりました。条例に違反すると 500 ドル(約 58,000 円)、更に違反を繰り返すと 6 ヶ
月以下の懲役が課される場合があるとのことです。資料のように、どちらかというと喫煙
には寛容であったアジア・ヨーロッパも禁煙の流れに進んでいるようです。一方日本では、
平成 15 年 5 月に施行されました健康増進法で、官公庁施設の管理者に対し受動喫煙防止対
策の努力義務化が法律で明記されまして、厚生労働省や人事院からのガイドラインに基づ
き、官公庁施設や民間施設の喫煙対策が講じられているところです。また、JR 東日本がダ
イヤ改正に伴い東北・上越新幹線を全面禁煙にしたことは記憶に新しいと思いますが、駅
構内の喫煙室を増室し、喫煙者にも配慮した対応をとっています。千葉県の健康ちば 21 も
そうですが、日本での喫煙対策は基本的に空間的な分煙や時間的な分煙での、非喫煙者を
煙から守るという受動喫煙防止の視点に重点が置かれているようです。次の 2 ページと 3
ページは日本国内の都市の公共施設や企業の職場の喫煙対策の調査をした結果です。四角
の囲みは禁煙、網掛けは完全分煙ですが、右側ページの同規模自治体や企業の喫煙対策と
比べると、左側ページの連合加盟市や近隣市は禁煙対策を意味する四角での囲みが多いの
がわかると思いますが、かなり喫煙対策が進んでいる印象を受けました。市川市につきま
しては、これまで段階的に喫煙対策を進めてきておりまして、公共施設の約 7 割が敷地内
の禁煙、もしくは建物内禁煙で、本庁を含む残りの 3 割が、喫煙室や喫煙コーナーを設け
ての空間分煙を行っているという状況です。そこで現状の本市の喫煙対策を公共施設だけ
ではなく、地域や事業者と一体になって健康都市いちかわとしてどう強化していくのかと
いうことを、庁内会議で検討いたしました結果、4 ページの内容にまとまりました。大きな
目標として①公共施設の完全分煙実施②市民の喫煙率を下げるという 2 点に向かい具体的
な実施プランを進めていくという内容です。①施設整備のハード面については大会が開催
される来年秋前を目処に実施していく予定です。また喫煙率を下げるための計画として、
②喫煙に対するルールづくり、③禁煙教育の実施や禁煙治療の周知を進めていく予定で考
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えております。ルールについては、すでに空間的なルールとして平成 16 年度から市民マナ
ー条例を実施し、禁止区域内の路上の喫煙を禁止しております。こちらの資料にはノース
モーキングタイムを設けると示してありますが、空間分煙に加えて、禁煙時間や禁煙日を
設け、意識の働きかけを行うというものです。そのほかのルールも含め新年度から計画を
進めていく予定です。禁煙教育については各年齢層に応じた喫煙の害を周知していくこと
です。また禁煙治療については、昨年の 4 月から健康保険が適用になっておりますのでそ
の周知を図っていきたいと考えております。ちなみに禁煙治療というのは、ニコチンパッ
チなどの張り薬を使用して体内のニコチン濃度を徐々に減らしていくといったものです。
最後に 5 ページの課題になりますが、ハード的な施設整備よりも、どのようにして喫煙者
を減らし、喫煙率を減少させていくかという部分で、地域・事業者、市民の皆様とどのよ
うに連携をとって効果的に喫煙対策を進めていけるのかという部分でのアイデアや工夫が
求められています。
● 岩田座長:委員の皆様からなにかアイデアございますか。
● 矢口委員:所内での禁煙については、女性からの苦情がきっかけで、喫煙部屋を設けるよ
うになったんです。煙草を吸う人は我慢できないので、度々席を立って時間のロスができ、
企業にとってはマイナスとなります。やはり、喫煙者の意識を変えないと難しいと思いま
す。
● 清水委員:駅の周辺で吸った人は罰金徴収とありますが、これは美化のためなのか、健康
のためなのか分かりにくいです。また、取り締まりをするのに、だれが行うか難しいので
はないか思います。例えば、学校や警察の OB の方などにボランティアでやっていただくな
どしないと、説得力がないと思います。通常のボランティアを募集しても、なにか苦情を
言われたら引っ込んでしまうというようになれば、取り締まりになりません。取り締まり
の結果は、広報を通して周知してはどうでしょうか。また、取り締まる方のユニフォーム
を派手にしないと、目立たないと思います。罰金として徴収したお金は、取締役のユニフ
ォームに使ったり、福祉施設に寄付するなどすれば、市民からの理解も得られます。徴収
したお金がどこに行くかわからないと、また苦情がくると思います。
● 竹内委員:駅周辺は「禁煙」などのステッカーがあまりに多く、汚らしく映るのですが、
皆さんはどのようにお考えでしょうか。
● 事務局:清水委員のご意見に関しては、赤いユニフォームを着ているのが警察 OB の方々で、
徴収もかなりあがってきております。目的に関しましては、美化、マナーのため、受動喫
煙の防止などです。確実に成果があがっておりまして、駅周辺もきれいになっております。
● 清水委員:吸っている人は減っている様に見えても U 字溝に捨てている人が多いので、実
質は減っていないと思います。
● 事務局:取締りに関しては、ボランティアではなく、市の非常勤職員として雇ってやって
おります。17 年度の徴収結果ですが、指導日数は 262 日で、徴収件数は 5366 件です。
● 岩田座長:市川市からどうやって喫煙者を減らすかについてはなにかありますか。
● 加藤委員:市川市の学校内では、小中高全面禁煙というぐらいの強いメッセージを送った
ほうがいいのではないでしょうか。子供たちも見ていますし。教師として採用する際には、
学校では吸わないという要件をつくるぐらいの判定基準を設ければ、市川市においては大
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きなメッセージとなるのではないでしょうか。
● 岩田座長:先ほど、ノースモーキングタイムを奨励するというお話がありましたが、この
点についてはどうでしょう。要するに、この時間帯は、一般の不特定多数の人が出入りす
る場所では煙草を吸ってはいけないという意味ですね。
● 事務局:まずは職員からやっていこうということで、4 月からノースモーキングタイムでは
なく、ノースモーキングデイにしたらどうかという意見が出ています。タイムにすると、
その時間帯は吸わないけれども、ノースモーキングタイム以外に一気に吸ってしまうので、
思い切ってデイにしてみたらどうかということです。
● 矢口委員:職場に禁煙推進委員を設け、委員から徐々に注意を促していくのはどうでしょ
うか。
● 清水委員:煙草は麻薬と同じで、吸わないとイライラして仕事がはかどらないという人も
多いので、禁煙は長い年月をかけて少しずつやっていかないと難しいと思います。営業先
の企業で禁煙タイムを設けてる所でも、来客の際は灰皿とお茶を出しますよね。そうする
と、実際の仕事に関係のない人たちまで寄ってきて、一緒に煙草を吸います。そういう風
に、チャンスを見つけては吸うという人もいます。
● 岩田座長:レストランなどでノースモーキングタイムを設けることは可能でしょうか、と
いう点ですが、現実問題難しいですね。全ての店で時間帯を決めるよりは、
「うちのレスト
ランは禁煙です」というところを募っておいて、
「健康都市推進協議会推薦店」などと言っ
て、店で分けるしかないのではないでしょうか。みんな煙草を吸っている喫茶店で、12 時
から 2 時まで禁煙というのは無理だと思います。
● 事務局:健康都市連合加盟市の多治見市は、陶器のまちなのですが、
「空気のおいしいお店」
という陶器を作って、お店にぶらさげるという取り組みがあります。そのような取り組み
がなにかあればと思っています。
● 鵜沢委員:人間は、生まれてまず模倣から始まります。市民の模範は市川市職員、子供の
模範は親、児童生徒の模範は教師です。この方々の居場所から煙草を消すことだと思いま
す。特に女性のスモーカーが増え、低年齢化している現状を放置するわけにはいかないと
思います。市川市は WHO 健康都市を目指して取り組んでおります。庁舎敷地内、学校敷地
内禁煙化し、大幅な変化を市民の目にうつし、からだと心で感じていただくことが、健康
へとつながると思います。まずは、喫煙者の採用はしないとか、それに準ずる方々、委嘱
を受ける推進員なども同様に取り決めをするとよい結果を迎えることができるのではない
でしょうか。私の団体でも講演を通しての教育、指導と毎年重ねておりますが、大きな変
化は感じないような気がします。庁舎内で大幅な厳しい取り決めをしたときに、市民も「な
んだろう」という意識を持つのではないかと思いました。
● 事務局:ハードというのは「建物」、建物の中では喫煙所を減らそうということです。ソフ
トは「こころがけ」、こんな風にルールを決めましょう、みんなで取り組みましょうという
ように分けてみました。
● 乙益委員:意識が変わらないと禁煙はできないと思います。20 年度から健康保険組合主体
で健康診断がありますが、そういうときに、個別の指導をおやりになったらいかがかと思
いました。
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● 事務局:意識が変わらないと、というところが大事だと思います。職員の 40%近くが煙草
をやめたがっています。このやめたがっている人から意識の改革をする取り組みを、4 月か
ら行う予定です。まずはやめるための方法を話し合う座談会からはじめようと考えており、
企業も参考にできるいいデータを残したいと思っています。
● 岩田座長:今は地域でやっている健康診断をアウトソーシングし、企業にやらせてしまお
う、それに付随する指導も企業にやってもらい、そこに責任を持たせよう、講座や教室を
開いてそこに参加しない人には医療保険の給付の適用からはずしてしまおうという意見ま
であるそうです。例えば、健康診断でコレステロールが高い、だから食事の教室へいらっ
しゃい、ちゃんと来た人に対しては健康保険を適用するが、来なかった人は自己責任だか
ら保険は責任を負いませんよという極論まであるといううわさを聞きました。健診がそう
いう方向に動いていると、だからそれを機会に、企業に教育を徹底させようということで
すよね。
● 乙益委員:成績によって補助が変わってくることも考えているようですが、高脂血しょう
などは、食事だけでなく煙草の影響もあるので、食事の指導だけでなく禁煙の指導も絡め
て説明したり、データを示すことがいいのではないかと思います。
● 加藤委員:禁煙の問題は健康戦略といいますか、モラル意識の戦略といいますか、この戦
略が成功すれば、健康都市の推進戦略も 3 分の1くらいは成功していくのではないかと思
っています。というのは、煙草は個人の健康のみならず、他人の健康にもかかわり、非常
に大きな、モラルとかかわる問題ですから、これは市川からいいメッセージを発信してい
ただければと思っております。まずモデルを作り、幼稚園・保育園・小学校は全面禁煙と
する、そうすれば、中学校、高校には2,3年で波及します。この煙草の戦略は、健康都
市推進の戦略と非常にかかわってくると思いますので、うまく考えてやっていただければ
いいモデルができてくるのではないかと思います。
● 岩田座長:この方向で具体的なことを考えていくということでよろしいでしょうか。
● 渡辺委員:喫煙者に対し、健康に深刻な影響があることを、事例を示して訴えていくこと
が必要だと思います。例えば、煙草を吸っていると、肺がんだけでなく成人病にも悪いと
事例で示すなどです。二番目として、やめるための治療について方法等の周知徹底を図る
ことです。ニコチン中毒は病気そのものなので、やめたいけれどやめられない人に対し、
まずこれをやりなさいと段階的に指導したらどうかと思います。私も30年くらい煙草を
吸っていて、やめられませんでした。そういう人に対し、手を差し伸べてあげることが必
要です。それから、受動喫煙の防止対策、受動喫煙の健康に及ぼす影響について、科学的
知識に基づき広く広報に努める必要があります。職業的に弱い立場にある従業員等の受動
喫煙について、もっと積極的に対策を考えていただきたいです。喫茶店などの従業員は、
煙草を吸っていなくても吸っているのと同じ状態になってしまいます。そういう弱者の立
場にある人こそ考えてあげるべきだと思います。私ども民児協としては、協議会・研修・
その他会合等場内は全て禁煙にしています。それから、もっとハード面から攻めていって
はどうかと思います。商店街住民等の協力を得て禁煙地区の拡大を図るなどです。幼稚園・
保育園・小中学校は、校内では校長先生の判断に任すということですが、その周辺を禁煙
地区に指定してはどうかと思います。例えば幼稚園に朝、お母さん方が子供を連れて集ま
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ってきます。その時、お母さん方で煙草を吸っている方がいます。禁煙地区にすれば、そ
ういう方もいなくなると思います。ですから、中は学校長や園長にお任せするにしても、
周辺道路は禁煙地区にできないかということです。また、児童公園、少年野球広場は全面
禁煙地区に指定していただきたいと思います。児童公園について、以前緑地課にお尋ねし
たら、公園だからしょうがないということでしたが、児童と名がつく以上、児童公園は児
童の遊び場を想定しています。夏場は若者が煙草を吸っています。青少年の健全育成の見
地からも全面禁煙にして、8時以降は禁煙などにするとよいのではないでしょうか。ハー
ド面から、公園を禁煙にすることができれば、本来の禁煙以外に、青少年の健全育成の見
地からも効果があるのではないかと思います。
● 加藤委員:中村先生にお聞きしたいのですが、家庭の中で両親が煙草を吸う場合、子供に
健康障害というか、喘息など呼吸器系の疾患になる確率が、両親ともに吸わない場合の2
倍近くになるという研究発表を20年近く前に聞いたことがあります。最近はいかがでし
ょうか。
● 中村アドバイザー:具体的な数字は今持っておりませんが、家庭内での受動喫煙の場合は明ら
かとなっており、その前提に立って禁煙指導ということです。WHO 健康都市を目指す市川市
としては、取り組まざるを得ない問題です。WHO では喫煙者は採用していません。2008
年までの段階を明示するということで、ロードマップを作ることが必要だと思います。
● 加藤委員:乳幼児期や小学生の、からだがまだ作られてない時期に、そういう環境では健
康が損なわれますので、低年齢の子供たちには特に配慮が必要だと思います。
● 古畑教授:各健康都市推進の加盟都市で、禁煙にどう取り組んでいるのかまとめてみて、
参考にしてみてはいかがかと思います。
● 事務局:これを継続の討議にしていただきたいと思います。庁内でも色々な取り組みを行
い、この場で報告をしながら考えていきたいと思っています。
● 清水委員:今まで発表された方は、禁煙の立場からのご意見がほとんどなので、もし愛煙
家がいらっしゃったら、意見をお聞きしたいのですが。
● 渡辺委員:現職中はどうしても煙草をやめられませんでした。離職してからやめる気にな
ったので、吸っている人の気持ちはわかります。誘惑に負けて吸ってしまうことの繰り返
しです。また、煙草を吸う高齢者と同居されている方はわかると思いますが、焼け焦げだ
らけで火事の危険があります。煙草をやめると、防災の面でも効果があると思います。
● 岩田座長:次回までに、連合加盟都市の喫煙対策の取組状況を調べていただきたいと思い
ます。前回保健センターの山本さんから「朝ごはんを食べよう」を推進目標に説明があり
ました。今回もご報告いただき、今後の効率的展開について考えられればと思います。
協議②
健康都市の推進について(食育)
● 山本栄養士:保健センターの山本です。前回の協議会では、委員の皆様に「朝食を食べよ
う」というリーフレットの配布協力をお願いして、おかげさまで3月27日現在7万30
00枚配布することができました。健康都市推進協議会の配布枚数は全体の5割弱を占め
ています。また、歯科医師会の皆様の待合室には、ポスター200枚貼付をお願いしまし
た。メディアを通した広報活動の計画といたしましては、3月10日号の広報一面に「朝
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食を食べよう」と題して掲載したところです。2点目に、4月から広報に掲載の「ヘルシ
ーメニュー」というコーナーで、朝食メニューを毎月紹介します。リーフレットの中に掲
載分7品と、小中学校の子供たちから募集したメニューを加えた、12か月分を計画して
います。4月7日号は、柏井小学校の児童が考えたメニューを掲載いたします。3点目に、
ケーブルテレビのミニコーナーで毎月1回5分程度、年間12回に、食育として放送する
ことが決まりました。その中で、朝食のメニューをリーフレットだけではなく、実際に作
っているところを流して「こんなに簡単にできる」ということを PR してくれたらいいなと
いう意見がありましたので、近々流れていくと思います。4点目、食生活改善推進員との
共同活動といたしまして、
「自分の朝食を作ろう!」というテーマで、親子料理教室を2日
間開催します。5点目、家庭教育学級と共同で、料理一日講習会を実施します。これは平
成18年度より学級長会議に伺いまして、年間活動のなかに、1回調理実習を取り入れて
いただきたいと呼びかけて実現しました。平成19年度も引き続き実施します。6点目は、
食育推進活動として、料理教室に参加しにくい小さいお子さんを持った親子を対象に、媒
体(お人形や紙芝居)を使った食育推進活動を実施しているのですが、今後は子ども館や
幼稚園で実施していく予定です。7点目に、栄養士のネットワークの活動としまして、な
にかイベントを企画したいと思っています。特に、食事などに興味のない方を対象に、広
く PR に努めたいと考えています。例としては、食育フェアーなどを集客率のよい所で、お
父さんも参加できる土日に開催して、親子に情報発信をしたいと思っております。市民が
情報を得たその場で実践できる環境の提供、つまり、
「こういう風に食べるといいんですよ」
という話を栄養士がした後、実際に食材を買って、家に帰って家族で作って食べるという
流れを展開したいと思っております。例えば、スーパーの食材売り場と提携できないかと
考えています。親御さんにお話をしている間に、子供さんには食育のゲームなどしてもら
いながら、楽しく情報発信していけたらと思っています。そこで皆さんには、相談コーナ
ーなどの場所を提供していただけるとか、お店の紹介をしていただけると嬉しいのですが、
いかがでしょうか。4月になればさらに詳しく具体的に決定していきますが、
「朝食を食べ
よう」という活動は、今後3年間展開していく予定です。
● 岩田座長:リーフレットの配布に関しては、450名の民生委員の方に協力していただい
たそうですが、渡辺委員、その感触などありますか。
● 渡辺委員:活動の際に450名が、一人10枚ずつ、配布して説明をしました。
● 竹内委員:私ども食生活改善推進員は、平成19年度は10名増員され、90名で活動す
ることになっていまして、リーフレットも引き続き配布していきたいと思っています。ま
た、今年度は食生活改善推進協議会の30周年を迎えまして、前回お配りした「いただき
ます」の冊子の第二段を作っていこうと思っています。また、食生活改善推進協議会30
周年記念栄養講演会を、10月19日午後グリーンスタジオで開く予定です。また、保健
センターの栄養士との共同活動で、自分の朝食を作ろうという、親子料理教室を催すこと
になっています。この他にも、地域の子供会に働きかけたり、公民館で実施していきたい
と思っています。家庭教育学級と共同での料理一日講習会は、参加するお母様の希望を取
り入れて、もっと色々なところでやらせていただきたいと思っています。料理教室に参加
しにくい親子を対象に、推進員が「野菜を食べないとこんなウンチになるんだよ」という
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ことで、ウンチ人形を作りまして、短い人形劇をお子さんの前でやっており、とても好評
でした。市民祭りの参加も予定しています。栄養士ネットワークの食育フェアーの話があ
りましたが、特に興味のない方々に、料理教室などにどうしたら参加いただけるか、協力
していきたいと思います。
● 古畑教授:第一回日本食育学会総会の開催案内のコピーをお配りしています。市川市でも、
食育推進という意味で、朝食の欠食をなくすための取り組みを行っていると思いますが、5
月 12 日に和洋女子大学で日本食育学会を開く予定です。各自治体の取り組みなど紹介しま
すので、皆様にもご参加いただきたいと思います。
● 渡辺委員:「朝食を食べよう」についてですが、まずは子供さんを早く寝かせることから始
めるべきだと思います。親の生活リズムにあわせてしまっては、子供は朝食を食べたくな
りません。特に幼児は、親の協力なくして効果は期待できません。ヘルシースクール推進
事業の一環として、繰り返し食育について教育し、評価し、その効果を健康都市市川から
発信していただきたいと思います。
● 山本栄養士:少し前までは、
「早寝早起き」と言われていましたが、今まで夜更かししてい
た子が、急に早く寝れるわけありません。まず早く起こせば、おのずと早く眠くなるので、
市川市は「早起き・早寝・朝ごはん」を訴えています。国のポスターは「早寝早起き」と
なっていますが、市川市はあえて「早起き早寝」としています。そういう考えで進めてい
きたいと思っていますので、よろしくお願いします。
● 鵜沢委員:保健センターの取り組みで、保健士さんによる 4 ヶ月赤ちゃん講座を毎年開い
ています。
「早起き早寝」についても力を入れておりまして、保健士さんがマンツーマンで
指導しております。そのお手伝いを保健推進員がしております。
● 岩田座長:全体を通して何か意見ありますか。
● 臼倉委員:禁煙についてですが、この間タクシーに乗ったら煙草臭くて、病院でも片隅で
吸っている方がいます。学校で吸う人は採用しないなど、徹底したことをやっていただき
たいと思いました。
● 寺澤委員:禁煙については、小学校の保健教育の中で、薬物や煙草の害について教育をし
ていただきたいと思います。小さいころから身につけていくことが大切だと思います。
● 中村アドバイザー:4 月のツーデーマーチは、日本ウォーキング協会主催のものですが、市川
市外との関係も増えてきたと思います。市の中だけだと限られてしまうので、他の市、県
の事例を活かしていけばいいと思います。20 年度の大会に向けて、市川市の事業を他の市
の活動の中から見直し、よいものは取り入れていくとよいと思います。
● 矢口委員:市川スポーツガーデン塩浜を 4 月 1 日に設立することができました。11 月から
3 月までプレスタートということで、9教室;フラダンス、フットサル、ソフトバレー、卓
球、ユニホッケー、テニス、グランドゴルフ、フォークダンス、ピラテスをやり、延べ 2400
名の方に参加していただきました。それだけ運動したい方が市内にたくさんいるんだなと
感じました。健康に対する意識が強くて、フラダンスやピラテスは非常に人気がありまし
た。4 月 1 日午後一時から、塩浜体育館で式典とアトラクション、フラダンスとよさこいソ
ーランをやる予定なので、ぜひご覧に来ていただきたいと思います。
● 岩田座長:ツーデーマーチも参加できる方は皆さん参加してください。
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● 加藤委員:ヘルシースクールを中国分小学校でやりまして、生野菜の残菜が非常に少なく
なりました。栄養士の先生方のアイデアだと思うんですが、湯通しをして野菜の青臭さを
とり、残菜が少なくなりました。熱湯を通せば殺菌消毒になり、子供たちももりもり食べ
るようになり、食育に関連していい例だと思いました。
● 事務局:平成19年度の委員の皆様の委嘱については、平成20年度の国際会議開催の準
備もございますので 2 年間の任期で改めて委嘱のお願いをしたいと思いますが、よろしい
でしょうか。
● 岩田座長:2 年間ということで異議ありませんか。ないようですね。では閉会いたします。
(閉会)
平成 19 年 6 月 5 日
市川市健康都市推進協議会座長
岩田
真二
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