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SF-7044F ハードウェアマニュアル 2009.06.18 5版

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SF-7044F ハードウェアマニュアル 2009.06.18 5版
高速 32bit RISC CPU&FPGA ボ-ド
アルファボ-ドシリ-ズ
SF-7044F
ハ-ドウェア・マニュアル
5版
ALPHA PROJECT Co., LTD
2009/06/18
SF-7044F
この度は、アルファボ-ドシリ-ズ
ハ-ドウェア・マニュアル
「SF-7044F」をお買いあげ頂きまして誠に有り難うございます。
本製品は、CPUコアにSH2を採用したシングルチップマイコンSH7044FとSRAMテクノロジを採用した
3万ゲートのFPGAデバイスACEX1K30を搭載した汎用CPU&FPGAボードです。
本ボ-ドをお役立て頂くために、本マニュアルを十分お読み下さいますようお願いいたします。
今後共、弊社製品をご愛顧賜りますよう宜しくお願いいたします。
梱包内容
・SF-7044F
・電源用ハ-ネス
ボ-ド
×1枚
(2PIN)
・マニュアル&ソフトウェア
CD-ROM
×1本
×1枚
・保証書
×1枚
・回路図
×1枚
★本製品の内容及び仕様は予告なしに変更されることがありますのでご了承ください。
★本製品は万全の注意を払って製作されていますが、万一初期不良品であった場合、お買い上げ頂いた販売
店へ保証書を添えてご返却ください。
(弊社より直接お買い上げのお客様につきましては、出荷時に全て
登録済みとなっております。)
★保証内容、免責等につきましては、添付の保証書をご覧ください。
目
次
1.製品概要
1
1.1
概要
1
1.2
機能及び特長
1
1.3
仕様
3
1.4
構成ブロック図
4
2.機能説明
5
2.1
設定
5
2.2
メモリバックアップ
11
2.3
リセット
11
2.4
電源構成
13
2.5
端子配列
14
2.5
外部回路の拡張方法
18
3.技術資料
19
3.1
CPUとFPGAの接続
19
3.2
アドレスマップ
22
3.3
ウェイト設定
23
3.4
内蔵フラッシュROMの書き込み方法
24
3.5
FPGAのコンフィギュレーション
26
3.6
SF-7044上のACEXデザインについて
40
3.7
外形寸法
50
3.8
回路構成
50
4.製品サポートと使用上の注意
50
4.1
弊社ホームページのご案内
51
4.2
製品サポート窓口
51
4.3
製品のサポート範囲
51
4.4
使用上の注意
52
SF-7044F
1.製品概要
1.1
概要
本製品は、CPUコアにSH2を採用したシングルチップマイコン「SH7044F」とSRAMテクノロジを採用した3
万ゲートのFPGAデバイス「ACEX1K30」を搭載した汎用CPU&FPGAボードです。本ボ-ドは外部接続コネ
クタへ外部拡張に必要な信号をすべて引き出してありますので、各種試作用途及び小ロットの製品への適用など、幅広い対
応が可能です。
1.2
機能及び特長
1)32ビットRISC
CPU
SH7044F(ルネサステクノロジ製)を搭載
<SH7044F概要>
・内部32ビット構成
・256KbyteフラッシュROM(F-ZTAT)内蔵
・4Kbyte RAM
内蔵
・乗算器内蔵
・パイプライン 5段パイプライン
・DMAコントローラ 4チャネル
・データトランスファコントローラ
・マルチファンクションタイマパルスユニット
16ビット 5チャネル
・コンペアマッチタイマ
16ビット 2チャネル
・ウォッチドックタイマ
8ビット
・シリアルインタ-フェ-ス 2チャネル
・割り込み
外部9本(NMI、IRQ7~IRQ0)
・パラレルポ-ト
最大82本(兼用端子含む 入出力 74本 入力
8本)
・A/D変換器 分解能10ビット 8チャネル
・最高動作周波数
28MHz(PLL使用時)
・低消費電力
※機能詳細はSH7044Fのハードウェアマニュアルをご参照下さい。
2)3万ゲート
FPGA
ACEX1K30(アルテラ製)を搭載
<ACEX1K30概要>
・標準ゲート数 30,000ゲート
・ロジックエレメント数
1,728個
・エンベデット・アレイ・ブロック数
6個
・内蔵RAMビット数 24,576ビット
・ユーザI/Oピン数 最大102本
・MultiVolt I/Oインタフェース 2.5V、3.3V、5.0Vデバイスとインタフェース可能
・PLL回路を搭載 逓倍:1,2
・低消費電力
※機能詳細はACEX1K30のハードウェアマニュアルをご参照下さい。
1
SF-7044F
3)内蔵フラッシュROM256Kbyte、高速SRAM
1Mbyte搭載
本製品に採用したSH7044FはフラッシュROMを256Kbyte内蔵し、約1万回の書き換えが可能
となっています。
内蔵フラッシュROMは、1ステートアクセスなのでSH2の性能を最大限に引き出せます。
RAMは外部にバックアップ可能な高速SRAMを16bitバス幅接続で1Mbyte搭載しておりますので、
多種多用な使い方が可能です。
4)FPGAコンフィギュレーションデバイスが不要、複数のコンフィギュレーションに対応
FPGAのコンフィギュレーションは、コンフィギュレーションデータをユーザプログラム内に配置して、CPUか
ら行う方式を採用していますので、専用のコンフィギュレーションデバイスが不要です。
また、FPGAのJTAG端子からのコンフィギュレーションにも対応していますので、デバック等、頻繁にFPG
Aの変更が必要な場合には、PCから直接コンフィギュレーション可能です。
5)標準でFPGAはCPUにバス接続
FPGAはCPUにバス接続されているほか、割り込み/状態通知/初期化用の信号があらかじめ接続(切り離し可
能)されています。
6)RS232Cドライバ搭載の通信用コネクタを装備
シリアルI/FにRS232Cドライバを搭載している他、Dサブコネクタを装備しておりますので、基板単体でP
Cとの通信テスト等が簡単に行えます。
7)外部拡張が容易
外部接続用コネクタ(64Pin×2、50Pin×1 未実装)へ拡張に必要な信号線をすべて引き出してありま
すので、I/O等の接続が容易です。
8)組込みに便利なコンパクトサイズ
120×90(mm)の小型基板に多くの機能を搭載しておりますので、組込み用途に最適です。
2
SF-7044F
1.3
仕様
SF-7044F仕様
C
P
U
部
F
P
G
A
部
CPU
SH7044F(ルネサステクノロジ製)
動作周波数
最大24.576MHz
メモリ
内蔵フラッシュROM 256Kbyte
内蔵RAM
4Kbyte
外部SRAM
1Mbyte
(6.144MHz水晶)
(バッテリバックアップ可)
シリアルI/F
非同期/同期 I/F 2チャネル
(SCI1は通信用コネクタに接続)
パラレルI/O
82本(兼用端子を含む)
タイマ/カウンタ
16ビットマルチファンクションタイマ
16ビットコンペアマッチタイマ
8ビットウォッチドッグタイマ
割り込み
割り込みコントローラ内蔵
外部 9本(NMI,IRQ7~IRQ0)
A/Dコンバータ
8チャネル
FPGA
EP1K30TC144-2(ACEX1K
標準ゲート数
30,000ゲート
ロジックエレメント数
1,728個
内蔵RAM
24,576bit
ユーザI/Oピン
標準入出力
入力専用
クロック入力専用
全
PLL
逓倍:1,2
リセット
リセットIC,リセットSW搭載
外部拡張コネクタ(未実装)からのリセットも可能
コンフィギュレーション
CPU、FPGAのJTAG端子
5チャネル
2チャネル
分解能10bit
アルテラ)
96本 (内26本はCPUにバス接続)
4本 (内1本はCPU PE13に接続)
2本 (内1本はCPU CKに接続)
102本
(空CLK端子で使用可能)
外部拡張
外部接続
64Pinコネクタ×2 未実装
50Pinコネクタ×1 未実装
シリアルI/F
9Pinコネクタ (D-SUB)
FPGA JTAG 10Pinコネクタ
電源
2Pinコネクタ
電源電圧
DC 5.0V±10%/3.3V±5%
外部からの3.3V供給動作可
消費電流
TYP.240mA MAX.350mA(参考値)
FPGA内の回路規模により消費電流は変化します
本表の値は出荷チェックプログラム(FPGA使用率5%)のものです
使用環境条件
温度
湿度
寸法
120×90 (mm)
共
通
0~50℃
20~80%(結露なし)
3
SF-7044F
1.4
構成ブロック図
CN1
CN4
A19~A0
CPUバスコントロール系信号
2
0
D15~D8
CPU
PORT
8
D7~D0
8
I/O系信号
CS0~2
R
D
WRH
WRL
TXD1/RXD1
SH7044F(24.576MHz)
SRAM
512K x 8bit
1
4
SRAM
512K x 8bit
1
1
ACEX
EP1K30TC144-2
64pin
30,000 gate
102 UserI/O
64pin
SP3222
UserI/O
CS3
UserI/O
PORT
nCONFIG
PORT
nSTATUS
PORT
CONF_DONE
PORT
INIT_DONE
D-SUB 9pin
C
K
PORT
S
W
RESET
UserI/Os
GCLK
Input
GCLK2
Input
MD0~3
FWP
50pin
JTAG 10P
6
JTAG
6
POWER
3.3V
コンフィギュレーションモード切替
core
I/O
LT1086
4
2
RESET
VCC
5
V
6
7
I/O
UserI/O
PB8/IRQ6/A20/nWAIT
FPGA
PB9/IRQ7/A21/ADTRG
CN3
6.144MHz
3.3V
2pin
4
uPC2925
2.5V
SF-7044F
2.機能説明
2.1
設定
本ボードは、使用用途に応じてさまざまな設定の変更が行えます。お客様の用途に合わせて最適な設定にしてください。な
お、設定を変更する際には必ず電源を落としてからおこなってください。
図2-1
1)RS232
基板JP配置図
I/Fの使用の選択
本ボードにはRS232ドライバとD-SUBコネクタが搭載されており、RS232 I/Fが直結可能となっています。
RS232ドライバにはSCI1(TxD1、RxD1)が接続されていますが、他の目的で使用する場合には切り離すこ
とが可能です。
JP1設定
短絡
:
未短絡 :
注意
RS232ドライバを使用する(出荷時設定)
RS232ドライバを使用しない
内蔵フラッシュROMへのブート書き込みには、SCI1を使用する必要があります。
5
SF-7044F
2)モニタLEDの使用の選択
本ボードには、簡易テスト用にモニタLED(LD1:緑)が実装されています。
ポートはPE15を使用していますが、使用しない場合には切り離すことが可能です。
RJ1設定
短絡
:
未短絡 :
モニタLEDを使用する(出荷時設定)
モニタLEDを使用しない
VCC
ドライバ
PE15
RJ1
PE15 H: 点灯
L: 消灯
SH7044F CPU
図2-2
LD1
モニタLEDの接続
3)SRAMの使用の選択
本ボードには512K×8bit×2個のSRAMが実装されています。
SRAMのチップセレクトにはCS1が接続されていますが、CS1空間を他の目的で使用する場合には切り離すことが可
能です。
RJ2設定
短絡
:
未短絡 :
SRAM(CS1)を使用する(出荷時設定)
SRAM(CS1)を使用しない
6
SF-7044F
4)CPU-FPGA間接続信号の使用の選択(INIT_DONE信号)
本ボードではFPGAのINIT_DONE信号がCPUのポートに接続されています。
ポートはPE7を使用していますが、使用しない場合には切り離すことが可能です。
RJ6設定
短絡
:
未短絡 :
備考
INIT_DONE信号を使用する(出荷時設定)
INIT_DONE信号を使用しない
FPGAのINIT_DONE信号はコンフィギュレーション完了後にFPGAがイニシャライ
ズ動作中であることを示す信号です。
5)CPU-FPGA間接続信号の使用の選択(IRQ7)
本ボードではFPGAのユーザI/O信号(18ピン)がCPUのIRQ7(PB7)に接続されています。
使用しない場合には切り離すことが可能です。
RJ7設定
短絡
:
未短絡 :
IRQ7をFPGA間接続で使用する(出荷時設定)
IRQ7をFPGA間接続で使用しない
6)CPU-FPGA間接続信号の使用の選択(WAIT)
本ボードではFPGAのユーザI/O信号(19ピン)がCPUのWAIT(PB8)に接続されています。
使用しない場合には切り離すことが可能です。
RJ8設定
短絡
:
未短絡 :
WAITをFPGA間接続で使用する(出荷時設定)
WAITをFPGA間接続で使用しない
7
SF-7044F
7)WAIT信号プルアップ使用の選択
FPGAのユーザI/O信号(19ピン)をCPUのWAIT(PB8)に接続して使用する時に、この信号線はプルアッ
プ処理されています。プルアップが不要な場合には切り離すことが可能です。
RJ9設定
短絡
:
未短絡 :
8)RS232
FPGA間接続されたWAITをプルアップする(出荷時設定)
FPGA間接続されたWAITをプルアップしない
I/FのRTSとCTSの短絡
SH7044FのSCIにはフロー制御用のRTS/CTS端子はありません。しかし、接続する相手機器にはRTSとC
TSを必要とするものがあります。それらの機器と通信をおこなうために、相手機器のRTSとCTSをボード内で短絡す
ることができます。
RJ10設定
短絡
:
未短絡 :
RTSとCTSを短絡する。(出荷時設定)
RTSとCTSを短絡しない。
本処理は簡易的なものでフロー制御を実現するものではありません。したがって、接続する機器
によってデータオーバーフロー等が発生する場合があります。
9)ボード供給電源の選択
本ボードでは、5Vからボード上のレギュレータで3.3Vを生成していますが、外部から直接3.3Vの電源を供給する
ことも可能です。5Vを供給する場合にはCN5から、3.3VはCN1もしくはCN4から供給します。
RJ11設定
短絡
:
未短絡 :
注意
5Vを供給(レギュレータを使用)する。(出荷時設定)
3.3Vを供給する
各電源は必ず所定のコネクタより供給してください。
8
SF-7044F
10)CPU動作モードの設定
S1出荷時設定
CPUモード:ユーザプログラムモード(F2)
ON
CLKモード:クロックモード2(×4)
1
注意
2
3
4
5
6
動作モードの切り替えは必ず電源を切った状態で行ってください。
スイッチの各ビットはCPUの以下の端子と接続されており、OFFで”1”、ONで”0”となります。
S1
1
2
3
4
5
6
端子名
-
FWP
MD3
MD2
MD1
MD0
出荷時設定
ON
ON
OFF
ON
OFF
ON
注意
S1-1はOFFに設定しないで下さい。
①CPU動作モードの選択
SH7044Fにはさまざまな動作モードがあります。本ボードでは以下のモード設定が可能です。
MODE
S1設定
6
モード名
内蔵
ROM
CS0バス幅
2
5
0
OFF
ON
ON
MCU拡張モード0
無効
8
1
OFF
ON
OFF
MCU拡張モード1
無効
16
2
OFF
OFF
ON
MCU拡張モード2
有効
8/16/32
3
OFF
OFF
OFF
シングルチップモード
有効
-
F0
ON
ON
ON
ブートモード
有効
8/16/32
F1
ON
ON
OFF
ブートモード
(シングルチップ)
有効
-
F2
ON
OFF
ON
ユーザプログラムモード
有効
8/16/32
OFF
ユーザプログラムモード
(シングルチップ)
有効
-
F3
ON
OFF
上記以外
注意
設定しないでください。
動作モードの変更は、各ジャンパ設定と周辺インターフェースの接続をよく確認のうえ
おこなってください。
9
SF-7044F
②クロックモードの選択
SH7044Fはクロック逓倍用PLL回路を内蔵しており、以下のクロックモードが設定可能です。
S1設定
MODE
動作クロック
3
4
0
ON
ON
×1
1
ON
OFF
×2
2
OFF
ON
×4
3
OFF
OFF
-
注意
MODE3には設定しないで下さい。
11)FPGAコンフィギュレーションモードの設定
SW2出荷時設定
CPUモード
JTAG
注意
CPU
動作モードの切り替えは必ず電源を切った状態で行ってください。
CPU
CPUからプログラムによるコンフィギュレーション
JTAG
FPGAのJTAG端子からのコンフィギュレーション
10
SF-7044F
2.2
メモリバックアップ
本ボ-ド上のRAMは外部にバックアップ電源を接続することによりバックアップが可能です。
BATT端子(CN1 64P)にバックアップ電源を接続してください。
なお、リチウムイオン電池等の2次電池を使用される場合には、別途充電回路が必要となります。
CN1
2.4V≦BATT≦3.3V
64
BATT
リチウム電池等
GND
50
SF-7044F
図2-3
注意
メモリバックアップ接続
本ボードで採用している高速SRAM(1個当たり)は、バックアップ電流にtyp1uA/max40uA
が必要です。
2.3
リセット
本ボ-ドのリセット動作には以下の3つがあります。
1)電源投入時及び電圧降下時のリセット動作
5V供給時に約4.3V~4.7V(標準4.5V)でシステムリセットされます。
nRESET端子は専用IC(PST592CM(ミツミ製))により、約 100ms 間の LOW パルスが出力されます。
CPUはパワーオンリセット例外処理を開始します。
【電源投入時】
【電圧下降時】
4.7V
4.3V
4.7V
4.3V
100ms
リセット開始
リセット解除
CH1:VCC(+5V)
CH1:VCC(+5V)
CH2:nRESET(IC5 1pin)
CH2:nRESET(IC5 1pin)
11
SF-7044F
2)リセットSWによるリセット動作
リセットSWを押すことにより強制的にシステムリセットされます。こちらも専用ICにより、約 100ms 間の LOW パルスが
出力されます。CPUは、パワーオンリセット例外処理を開始します。
【リセットSWによるnRESET】
リセット解除
PUSH
100ms
CH1:リセットSW(IC5 2pin)
CH2:nRESET(IC5 1pin)
3)外部からの制御によるリセット
nRESET端子(CN1 61P)へ外部回路を接続することにより、外部からのリセット動作が可能となります。
(パワーオンリセット) nRESET信号はオープンコレクタ出力なのでワイアードOR接続が可能です。
この場合は、外部の RESET回路により、安定時間分の RESET パルスを保持する必要があります。
CN1
61
外部 RESET 回路
T ≧ 10ms
nRESET
GND
13,14
SF-7044F
図2-4
外部からのリセット接続
12
SF-7044F
2.4
電源構成
SF-7044Fボード上には3.3Vと2.5Vの電源レギュレータが搭載されています。
各々の電源関係を下図に示します。
CN1-1
CN4-43,44
5V(VCC)
3.3V
レギュレータ
CN7
1
2.5V
レギュレータ
JP11
SH7044F
SRAM
232C ドライバ
0V(GND)
SF-7044F
ACEX(VccINT)
ACEX(VccIO)
2
図2-5
電源関係図
電源投入/切断時の各レギュレータの特性
【電源投入 5V(CH1)-3.3V(CH2)】
【電源切断
5V(CH1)-3.3V(CH2)】
【電源投入 5V(CH1)-2.5V(CH2)】
【電源切断
5V(CH1)-2.5V(CH2)】
13
SF-7044F
2.5
端子配列
本ボ-ドは外部拡張に必要な信号をCN1、CN3、CN4にすべて引き出してあります。
以下に各コネクタの端子配列を示します。
CN1
CPUバスコントロール系信号端子
1
3.3V
FPGA 28pin Input/Output
2
3
FPGA 27pin Input/Output
FPGA 26pin Input/Output
4
5
FPGA 23pin Input/Output
FPGA 22pin Input/Output
6
7
FPGA 21pin Input/Output
FPGA 20pin Input/Output
8
9
FPGA 19pin Input/Output
FPGA 18pin Input/Output
10
11
FPGA 11pin Input/Output,RDYnBSY
FPGA
12
13
GND
15
D15/PD15
△☆
D14/PD14
△☆
16
17
D13/PD13
△☆
D12/PD12
△☆
18
19
D11/PD11
△☆
D10/PD10
△☆
20
21
D9/PD9
△☆
D8/PD8
△☆
22
23
D7/PD7
△☆◎
D6/PD6
△☆◎
24
25
D5/PD5
△☆◎
D4/PD4
△☆◎
26
27
D3/PD3
△☆◎
D2/PD2
△☆◎
28
29
D1/PD1
△☆◎
D0/PD0
△☆◎
30
31
VCC (5V)
33
A21/PB9/nIRQ7/nADTRG
○
A20/PB8/nIRQ6/nWAIT
○
34
35
A19/PB7/nIRQ5/nBREQ
▽○☆
A18/PB6/nIRQ4/nBACK
▽○☆
36
37
PB5/nIRQ3/nPOE3/RDWR
39
PB3/nIRQ1/nPOE1/nCASL
41
A17/PB1
○☆
A16/PB0
○☆
42
43
A15/PC15
○☆
A14/PC14
○☆
44
45
A13/PC13
○☆
A12/PC12
○☆
46
47
A11/PC11
○☆
A10/PC10
○☆
48
49
GND
51
A9/PC9
○☆
A8/PC8
○☆
52
53
A7/PC7
○☆
A6/PC6
○☆
54
55
A5/PC5
○☆
A4/PC4
○☆
56
57
A3/PC3
○☆
A2/PC2
○☆
58
59
A1/PC1
○☆
A0/PC0
○☆
60
61
nWDTOVF
63
NMI
◎
○
△
▲
▽
□
☆
7pin Input/Output,CLKUSR
GND
14
VCC (5V)
32
PB4/nIRQ2/nPOE2/nCASH
38
PB2/nIRQ0/nPOE0/nRAS
40
GND
△
nRESET
62
BATT
64
表中の記号説明
CPUとFPGAの接続に使用されている端子、下線の機能にて使用され変更不可能
CPUとFPGAの接続に使用されている端子、FPGAの設計内容により変更可能
10KΩにてプルアップされている端子
4.7KΩにてプルアップされている端子
10KΩにてプルダウンされている端子
内蔵フラッシュの書込、リモートデバッガにて下線の機能にて使用される端子
SRAMとの接続に使用されている端子、SRAMを使用しない場合には変更可能
14
50
SF-7044F
CN3
FPGA
I/O端子
1
FPGA 88pin Input/Output
FPGA 87pin Input/Output
2
3
FPGA 86pin Input/Output
FPGA 83pin Input/Output
4
5
FPGA 82pin Input/Output
FPGA 81pin Input/Output
6
7
FPGA 80pin Input/Output
FPGA 79pin Input/Output
8
9
VCC (5V)
VCC (5V)
10
11
FPGA 73pin Input/Output
FPGA 78pin Input/Output
12
13
FPGA 72pin Input/Output
FPGA 70pin Input/Output
14
15
FPGA 69pin Input/Output
FPGA 68pin Input/Output
16
17
FPGA 67pin Input/Output
FPGA 65pin Input/Output
18
19
-
-
20
21
FPGA 64pin Input/Output
FPGA 63pin Input/Output
22
23
FPGA 62pin Input/Output
FPGA 60pin Input/Output
24
25
FPGA 59pin Input/Output
27
FPGA 55pin GCLK1,CKLK
29
GND
GND
30
31
FPGA 51pin Input/Output
FPGA 49pin Input/Output
32
33
FPGA 48pin Input/Output
FPGA 47pin Input/Output
34
35
FPGA 46pin Input/Output
FPGA 44pin Input/Output
36
37
FPGA 43pin Input/Output
FPGA 42pin Input/Output,LOCK
38
39
GND
GND
40
41
FPGA 41pin Input/Output
FPGA 39pin Input/Output
42
43
FPGA 38pin Input/Output
FPGA 37pin Input/Output
44
45
FPGA 36pin Input/Output
FPGA 33pin Input/Output
46
47
FPGA 32pin Input/Output
FPGA 31pin Input/Output
48
49
FPGA 30pin Input/Output
FPGA 29pin Input/Output
50
◎
○
△
▲
▽
□
☆
△
FPGA 56pin Input
△
26
FPGA 54pin Input
△
28
表中の記号説明
CPUとFPGAの接続に使用されている端子、下線の機能にて使用され変更不可能
CPUとFPGAの接続に使用されている端子、FPGAの設計内容により変更可能
10KΩにてプルアップされている端子
4.7KΩにてプルアップされている端子
10KΩにてプルダウンされている端子
内蔵フラッシュの書込、リモートデバッガにて下線の機能にて使用される端子
SRAMとの接続に使用されている端子、SRAMを使用しない場合には変更可能
15
SF-7044F
CN4
CPU
I/O系信号端子
1
PA15/CK
△◎
PA14/nRD
△◎☆
2
3
PA13/nWRH
△☆
PA12/nWRL
△◎☆
4
5
PA11/nCS1
△☆
PA10/nCS0
△
6
7
PA9/nIRQ3/TCLKD
△
PA8/nIRQ2/TCLKC
△
9
GND
11
PA7/nCS3/TCLKB
△◎
PA6/nCS2/TCLKA
△
12
13
PA5/nIRQ1/SCK1/nDREQ1
△
PA4/TXD1
△□
14
15
PA3/RXD1
△□
PA2/nIRQ0/SCK0/nDREQ0
△
16
17
PA1/TXD0
△
PA0/RXD0
△
18
19
GND
21
PE15/TIOC4D/DACK1/nIRQOUT
★
PE14/TIOC4C/DACK0/nAH
23
PE13/TIOC4B/nMRES
○
PE12/TIOC4A
24
25
PE11/TIOC3D
PE10/TIOC3C
26
27
PE9/TIOC3B
PE8/TIOC3A
29
PE7/TIOC2B
○
PE6/TIOC2A
31
PE5/TIOC1B
◎
-
32
33
VCC (5V)
VCC (5V)
34
35
PF7/AN7
PF6/AN6
36
37
PF5/AN5
PF4/AN4
38
39
PF3/AN3
PF2/AN2
40
41
PF1/AN1
PF0/AN0
42
43
3.3V
3.3V
44
45
PE4/TIOC1A
▲
PE3/TIOC0D/DRAK1
▲
46
47
PE2/TIOC0C/nDREQ1
▲
PE1/TIOC0B/DRAK0
▲
48
49
PE0/TIOC0A/nDREQ0
▲
-
50
51
FPGA 128pin Input/Output,DEV_OE
FPGA 124pin Input
52
53
FPGA 122pin Input/Output,DEV_CLRn
FPGA 101pin Input/Output
54
55
FPGA 100pin Input/Output
FPGA 99pin Input/Output
56
57
FPGA 98pin Input/Output
FPGA 97pin Input/Output
58
59
FPGA 96pin Input/Output
FPGA 95pin Input/Output
60
61
FPGA 92pin Input/Output
FPGA 91pin Input/Output
62
63
FPGA 90pin Input/Output
FPGA 89pin Input/Output
64
◎
○
△
▲
▽
□
☆
GND
GND
表中の記号説明
CPUとFPGAの接続に使用されている端子、下線の機能にて使用され変更不可能
CPUとFPGAの接続に使用されている端子、FPGAの設計内容により変更可能
10KΩにてプルアップされている端子
4.7KΩにてプルアップされている端子
10KΩにてプルダウンされている端子
内蔵フラッシュの書込、リモートデバッガにて下線の機能にて使用される端子
SRAMとの接続に使用されている端子、SRAMを使用しない場合には変更可能
16
8
10
20
◎
22
28
◎
30
SF-7044F
CN2
1
TCK
2
GND
3
TDO
4
3.3V
5
TMS
6
3.3V
7
-
8
-
9
TDI
10
GND
CN5
FPGA JTAG端子
RS232端子
CN7
1
N.C
1
+5V
2
RXD
2
GND
3
TXD
4
N.C
5
GND
6
N.C
7
RTS
8
CTS
9
N.C
電源端子
<推奨コネクタ>
CN1、4:
CN3
CN5
:
:
推奨コネクタ
:XG4H-6431 (オムロン)
適合レセプタクル
:XG4C-6431 (オムロン)
推奨コネクタ
:XG4H-5031 (オムロン)
適合レセプタクル
:XG4C-5031 (オムロン)
使用コネクタ
B2P-SHF-1AA(日圧)
適合レセプタクル
H2P-SHF-AA (日圧)
CN1、CN3、CN4用のコネクタはCPUボードオプション品(拡張コネクタセット)として取り扱いしておりま
すのでお問い合わせください。
17
SF-7044F
2.6
外部回路の拡張方法
外部に回路を拡張する場合には、スタッキング接続が最も一般的な方法です。
リボンケーブル等で接続する方法もありますが、長さに比例して信号が劣化しますので注意してください。
本ボードの拡張コネクタは全て2.54mmピッチで配置されているので、拡張の基板には市販のユニバーサル基板が使用で
きます。
SF-7044F
スタッキングコネクタ(XG4H 等)
拡張基板(ユニバーサル基板等)
18
SF-7044F
3.技術資料
3.1
CPUとFPGAの接続
本ボード上でのCPUとFPGAの接続を下図に示します。
nCS3
UserI/O
A19-A0
UserI/O
D7-D0
UserI/O
nRD
nWRL
UserI/O
UserI/O
R
RJ
RJ
nWAIT/PB8
UserI/O
RJ
nIRQ7/PB9
UserI/O
PE13
Input
CK
GCLK2
R
PE5
PE14
PE7
PE6
R
R
RJ
nCONFIG
CONF_DONE
INIT_DONE
nSTATUS
SH7044F
ACEX1K30
RJ:半田ジャンパ
図3-1
CPUとFPGAの接続
各信号の接続用途を下表に示します。
CPU信号名
FPGA信号名
コンフィギュレーション用接続
通常動作用接続
備考
nCS3
UserI/O,nCS
○
○
CS
A19-A0
UserI/O
ー
○
アドレスバス
D7-D0
UserI/O,D7-D0
○
○
データバス
nRD
UserI/O,nRS
○
○
READ ストローブ
nWRL
UserI/O,nWS
○
○
WRITE ストローブ
nWAIT/PB8
UserI/O
ー
○
WAIT(切り離し可)
nIRQ7/PB9
UserI/O
ー
○
IRQ(切り離し可)
PE13
Input
ー
○
FPGA のリセット用
CK
GCLK2
ー
○
クロック信号
PE5
nCONFIG
○
ー
コンフィグ開始指示
PE14
CONF_DONE
○
ー
コンフィグ完了
PE7
INIT_DONE
○
ー
初期化完(切り離し可)
PE6
nSTATUS
○
ー
コンフィグステータス
表3-1
各接続信号の接続種別と用途
19
SF-7044F
CPUとFPGAの接続は
・コンフィギュレーション用接続信号
・通常動作用接続信号
の2種類に分類されます。
1)コンフィギュレーション用接続信号
コンフィギュレーション用信号接続は、電源投入後などにCPUからFPGAをコンフィギュレーションする際に使用
します。コンフィギュレーションについての詳細は「3.5 FPGAのコンフィギュレーション」を参照下さい。
2)通常動作用接続信号
通常動作用接続信号は、FPGAのコンフィギュレーションが完了し、コンフィギュレーションされた内容のFPGAを
CPUから動作させる際に使用します。
目的仕様により様々なCPUとFPGAの接続形態が考えられますが、本ボードでは以下の特徴にてCPUとFPGAが接
続されています。
・CS3エリアのアドレスA19-A0空間に8ビットバス接続でFPGAをマッピング
・nWAITを使用したウェイト制御が可能
・FPGAからIRQ7を使用して割込指示が可能
・PE13をリセット信号としてFPGA全体のリセットが可能
・FPGAの動作クロックとしてCKを使用
①CPUとFPGAのバス接続信号
FPGAはCPUのCS3エリアのA19-A0空間に8ビットバス接続されています。
アドレスマッピングの詳細については「3.2 アドレスマップ」を参照下さい。
②クロック信号
FPGAのGCLK2端子にCPUのCK信号が接続されています。これによりFPGAはCPUと同じシステムクロ
ックで動作します。
③リセット信号
FPGAのInput端子にCPUのPE13端子が接続されています。
CPUのリセット解除後に、CPUからコンフィギュレーションされてFPGAは動作を開始しますので、CPUと同
等のリセットをFPGAに入力してもリセットがかかりません。このため、本信号をFPGAのリセット信号として使
用します。
コンフィギュレーション中から完了後まで、また、個別にFPGAのみをリセットしたい場合には本信号を使用してリ
セットして下さい。
20
SF-7044F
④nWAIT信号
FPGAのUserI/O端子がCPUのnWAITに接続されています。これによりCPUからFPGAへのアクセ
ス時にウェイト制御を行うことが可能です。また、外部接続用コネクタを使用して他のCS信号をFPGAに接続する
ことで、FPGA内にウェイトコントロール回路を構成することも可能です。
本信号は半田ジャンパにて切り離し可能な構成になっています。ウェイト処理を必要としない場合には、CPUではP
B8/A20として、FPGAではUserI/Oとして使用することが可能です。その際、別の半田ジャンパにてプ
ルアップ処理を解除できる構成になっていますので、必要に応じて設定して下さい。
※※
重 要 ※※
本信号は、他のCSエリアのウェイト制御にも使用されることを考慮して標準でプルアップ処理が施されて
います。このためFPGAから出力する信号は「OPNDRN」プリミティブを使用して下さい。
⑤IRQ信号
FPGAのUserI/O端子がCPUのIRQ7に接続されています。これによりFPGAからCPUへ割込処理を
発生させることが可能です。また、CPU側で本端子をPB9として使用する場合にはCPUとFPGA間のステータ
ス信号としても使用可能です。
本信号は半田ジャンパにて切り離し可能な構成になっています。FPGAからの割込処理が必要でない場合には、CP
Uでは別の回路とのIRQやPB9/A21として、FPGAではUserI/Oとして使用することが可能です。必
要に応じて設定して下さい。
⑥INIT_DONE信号
FPGAのINIT_DONE信号がCPUのPE7に3.3Vのプルアップを介して接続されています。本信号はF
PGAのコンフィギュレーションに関係する信号ですが、使用しない使い方も選択できます。未使用の場合にはCPU
とFPGA間のステータス信号としても使用可能です。
本信号は半田ジャンパにて切り離し可能な構成になっています。必要に応じて設定して下さい。
21
SF-7044F
3.2
アドレスマップ
本ボードでは、CS1にSRAM、CS3にFPGAがアサインされています。
CPU動作モード(2、F0,F2)
00000000H
内蔵 Flash ROM
0003FFFFH
256Kバイト
00040000H
予約
001FFFFFH
00200000H
ユーザ開放
CS0空間
003FFFFFH
00400000H
SRAM(16bit)
004FFFFFH
1Mバイト
00500000H
SRAMイメージ
CS1空間
007FFFFFH
00800000H
CS2空間
ユーザ開放
00BFFFFFH
00C00000H
FPGA(8bit)
00CFFFFFH
1Mバイト
00D00000H
FPGAイメージ
CS3空間
00FFFFFFH
01000000H
注意!!
予約
SH7044Fはリセット後、A18~以降が
ポート端子となっています。
FFFF7FFFH
FFFF8000H
本メモリマップどおりに動作させるためには、
周辺I/O
リセット直後に A18~A19 をアドレス端子とし
FFFFBFFFH
て機能するように、PFCを初期化する必要が
予約
FFFFC000H
あります。
FFFFDFFFH
FFFFF000H
FFFFFFFFH
内蔵RAM
4Kバイト
動作モードの設定については「2.1
10)①CPU動作モードの選択」を参照下さい。
22
SF-7044F
3.3
ウェイト設定
本ボード上のメモリアクセスのウェイト数は以下の設定を推奨します。
システムクロック周波数(CK)
メモリ種別
フラッシュROM
内蔵FlashROM
SRAM
HM62V8512CLFP-5 相当品
注意
チップ
×1
×2
×4
6.144MHz
12.288MHz
24.576MHz
セレクト
-
-
-
-
0WAIT
0WAIT
1WAIT
CS1
内蔵フラッシュROMはNo-Waitとなります。
FPGAへのウェイト数はFPGAの設計状況により異なります。ご使用のデザインツールの遅延計算結果
から最適なウェイト数を設定して下さい。
23
SF-7044F
3.4
内蔵フラッシュROMの書き込み方法
本ボードでは256KbyteのフラッシュROMを内蔵したSH7044Fを採用しています。
内蔵フラッシュROMには添付のソフトを利用してオンボードでユーザプログラムの書き込みが可能です。
FlashWriterEX
for SH7044F使用時の
パソコン側の動作環境を以下に示します。
対応 OS
ポート
Windows98/2000/Me/XP
シリアルポート 1ch
FlashWriterEX
for
SH7044F使用時の
ボード側の動作環境を以下に示します。
CPU 動作モード
ブートモード
1)ボードの準備
① モードの設定
CPUのモードを以下の設定に合わせます。設定は電源を切った状態で行ってください。
S1
内蔵フラッシュROM書き込み時の設定
ON
CPUモード:ブートモード(F0)
CLKモード:モード2
1
2
3
4
5
(×4)
6
2)PCとSF-7044Fの接続
パソコンとボードをクロスケーブルで接続します。
COMポートに接続
RS232クロスケーブル
SF-7044F
CN5
ホストコンピュータ
機種: PC/AT 互換機
図 3-2
FlashWriterEX 使用時の接続
24
SF-7044F
3)FlashWriterEX
for SH7044Fを使用しての書き込み
内蔵フラッシュROMの書き込みには、添付CD付属の「FlashWriterEX
用可能です。手順詳細は「AN141
for 7044F」が使
ボード付属FlashWriterEXを使った内蔵FLASHROMへの
書き込み方法」をご参照下さい。
書き込み時の設定を次に示します。
設定項目
設定値
CPU
SH7044F
CPU FRQ
Select
24.576 MHz
port
ご使用のポート
Verify
任意
4)動作の確認
動作確認は次の手順で実行してください。
①CPUのモードを以下の設定に合わせます。
CPU動作モードを以下の設定に合わせます。設定は電源を切った状態で行ってください。
S1 動作確認時設定
ON
CPUモード:ユーザプログラムモード(F2)
CLKモード:クロックモード2(×4)
1
2
3
4
5
6
②電源を投入すると、プログラムが動作します。
*動作を確認する場合は、付属CD内のサンプルプログラムをダウンロードしてください。
サンプルプログラムの動作内容に関しては「AN201
ください。
25
サンプルプログラム解説」を参照して
SF-7044F
3.5
FPGAのコンフィギュレーション
1)コンフィギュレーションとは?
ACEX1Kは、SRAMテクノロジを使用したFPGAデバイスですので、電源が切断されるとプログラム内容は消失し
てしまいます。ACEXをはじめとする多くのSRAMベースのFPGAでは、電源投入後にプログラム内容をFPGAに
転送することでプログラムした回路が動作します。この転送動作をコンフィギュレーションと呼びます。
コンフィギュレーションデバイス
EPC1441
EPC2LC20
etc
開発ツール
ACEX
CPU
MAX+plusII
QuartusII
コンフィギュレーションデータ
PC
コンフィギュレーション
ACEX は SRAM ベースなので電源を切ると内容が失われる
図3-3
コンフィギュレーション
コンフィギュレーションにはコンフィギュレーションデバイスと呼ばれるワンタイムROMやフラッシュROMをFPGA
に接続して、電源投入時に自動的にコンフィギュレーションを行う手法が一般的ですが、CPUなど、他のデバイスからコ
ンフィギュレーションを行うことも可能です。
CPUからコンフィギュレーションを行う場合、コンフィギュレーションデバイスのコストが削減できるほか、FPGAの
プログラムをCPUのファームウェアに吸収できるので、フィールドに出た後の変更や履歴管理が簡単になります。
本ボードでは、搭載されるACEX1Kのコンフィギュレーションとして、
・CPUからのコンフィギュレーション
→ある程度FPGA回路がFIXした場合
・FPGAのJTAG端子からのコンフィギュレーション
→デバック時など頻繁にプログラム内容を変更する場合
の2種類に対応しています。
SF-7044F
SH7044F
ACEX
PC
J
T
A
G
SW2 にて選択
図3-4
SF-7044Fで対応しているコンフィギュレーション
これら2種類のコンフィギュレーションモードの選択は、ボード上スイッチ(SW2)にて設定します。必要に応じて使い
分けて下さい。設定について、詳しくは「2-1 11)FPGAコンフィギュレーションモードの設定」を参照下さい。
26
SF-7044F
2)CPUからのコンフィギュレーション
回路図ソース
PC
開発ツール
MAX+plusII
QuartusII
.rbf
PC
変換ツール
PC
PC
C コンパイラ
F-ZTAT 書込ツール
ルネサステクノロジ製ツール
FlashWriterEX
hitachi C
gcc
rbfconv
SF-7044F
.c
.mot
+
.c
ユーザ作成 C ソース
SH7044F
ACEX
電源投入毎に SH7044F から ACEX に作成された回路
がコンフィギュレーションされて動作する。
図3-5
CPUコンフィギュレーションの流れ
①コンフィギュレーションデータの準備
CPUからのコンフィギュレーションには、転送するFPGAのプログラム内容(コンフィギュレーションデータ)を
用意する必要があります。
開発ツール
MAX+plusII
QuartusII
回路図ソース
コンパイル
Convert
SRAM Object File
.sof
.rbf
SRAM
Object
File
Raw
Binary
File
CPU からのコンフィギュレーションに使用するコンフィギュレーションデータ
図3-6
FPGA開発ツールでのコンフィギュレーションデータの作成
必要なコンフィギュレーションデータは「ロウバイナリファイル(.rbf)のPPAモード」形式のファイルです。
この形式のファイルは、MAX+plusⅡやQuartusⅡなどの開発ツールでコンパイルしても直接生成されま
せん。コンパイラが生成する「SRAMオブジェクトファイル(.sof)」を開発ツールの変換機能を使用して目的の
ファイルに変換します。
27
SF-7044F
・MAX+plusⅡ篇
すでに一度コンパイルが完了してSRAMオブジェクトファイル(.sof)が作成されている必要があります。
プログラマを起動します。
コンバータを起動します。
変換元の.sofファイルを選択します。
28
SF-7044F
出力する.rbfファイルを選択します。
OKを押すと.rbfファイルが作成されます。
29
SF-7044F
・QuartusⅡ篇
すでに一度コンパイルが完了してSRAMオブジェクトファイル(.sof)が作成されている必要があります。
コンバータを起動します。
コンバータ上で、必要な個所に値を設定します
OKを押すと.rbfファイルが作成されます。
30
SF-7044F
②コンフィギュレーションファイルの変換
MAX+plusⅡやQuartusⅡで作成したロウバイナリファイル(.rbf)をCソースに取り込める形式に
変換します。変換には rbf_conv.exe(添付CDアーカイブファイル内 \tool に収録)を使用します。
rbf_conv.ex
e
Raw
Binary
File
fpga_dat.h
C ソースへ組み込む
変換
図3-7
fpga_dat.c
コンフィギュレーションデータCソース作成
rbf_conv.exeを実行し、OPENボタンを押して.rbfを開き、変換されたfpga_dat.h、
fpga_dat.cファイルの保存先を指定します。
以上で変換は完了です。
生成されたfpga_dat.h、fpga_dat.cファイルをCソースで使用します。
③C ソースコードへの組み込み方法
CPUからのコンフィギュレーションを行うCソースコードのサンプルを、添付CDアーカイブファイル内
\sample\c_source\gcc
\sample\c_souece\hitachi
に収録してあります。
Cソースへの組み込みは main.c の先頭で以下のように記載します。
その他 include
コンフィギュレーション用関数の読込
#include "~"
#include "fpga_set.h"
その他 define
CPU からコンフィギュレーションを行う時は”1”
#define ~
#define FPGA_CFG
1
これによりコンフィギュレーションに必要な
・fpga_config 関数
・check_fpga_init 関数
・fpga_reset_on 関数
・fpga_reset_off 関数
が組み込まれます。
31
SF-7044F
各々の関数仕様は下表のとおりです。
関数名
fpga_config
引数
なし
型
short
意味
コンフィグレーションの結果
詳細
成功(fpgaTRUE)/失敗(fpgaFALSE)
FPGA のコンフィギュレーションを行ないます。
コンフィギュレーションが成功したときには、fpgaTRUE を、失敗したときには fpgaFALSE を返し
ます
戻り値
機能説明
関数名
check_fpga_init
引数
なし
型
short
意味
FPGA のイニシャライズ終了の判定結果(CONF_DONE、INIT_DONE の状態)
詳細
終了(fpgaTRUE)/イニシャライズ中(fpgaFALSE)
FPGA のイニシャライズ終了の確認を行ないます。
CONF_DONE、INIT_DONE が共にアクティブになっているときは終了と判定し fpgaTRUE をそれ以外
は、終了していないと判定し fpgaFALSE を返します。
戻り値
機能説明
関数名
fpga_reset_on
引数
戻り値
機能説明
なし
なし
FP_RST をアクティブにします。
関数名
fpga_reset_off
引数
戻り値
機能説明
なし
なし
FP_RST をインアクティブにします。
※fpgaTRUE = 1、fpgaFALSE = 0 と fpga_set.h 内で宣言しています。
各関数の呼び出しはCPU内ペリフェラルの初期化後に行います。
詳しくは main.c を参考にして下さい
/*FPGA のコンフィギュレーション*/
fpga_reset_on();
/*FPGA リセット信号*/
#if (FPGA_CFG == 1)
/*FPGA コンフィグレーション*/
fpga_flag = fpgaFALSE;
while(fpga_flag == fpgaFALSE)
{
fpga_flag = fpga_config();
}
#endif
/*FPGA 初期化終了*/
fpga_flag = fpgaFALSE;
while(fpga_flag == fpgaFALSE)
{
fpga_flag = check_fpga_init();
}
fpga_reset_off();
/*FPAG リセット解除*/
32
SF-7044F
④動作の確認
出来上がったプログラムをFlashWriterEXで内蔵フラッシュROMに転送します。内蔵フラッシュROM
へのプログラムの転送は「3.4 内蔵フラッシュROMの書き込み方法」を参照ください。
COMポートに接続
RS232クロスケーブル
SF-7044F
CN5
ホストコンピュータ
機種: PC/AT 互換機
図3-8
FlashWriterEX 使用時の接続
ボード上のSW2がCPU側にあることを確認します。
電源を投入することでFPGAがコンフィギュレーションされ動作を開始します。
ボード上のLD3はACEX1KのCONF_DONE信号から駆動されているLEDで、CONF_DONEがアク
ティブ(コンフィギュレーション完了)でLEDが点灯します。
LD3が点灯しない場合には、コンフィギュレーションが完了していませんので、再度①~③の作業を正しく行ってい
るか確認して下さい。
SW2:コンフィギュレーションモード切替SW
LD3:コンフィギュレーション完了で点灯
33
SF-7044F
下図に電源投入からコンフィギュレーション完了までのSF-7044Fのタイミングチャートを示します。
電源投入
CPU動作開始
VCC
nRESET
初期化処理
ボードリセット中
約100ms
コンフィギュレーション処理
通常動作
コンフィギュレーション開始
イニシャル完了待ち
CPU :PE5
FPGA:nCONFIG
CPU :PE6
FPGA:nSTATUS
了解
CPU :nCS3
FPGA:nCS/U-IO
CPU :nWRL
FPGA:nWS/U-IO
BYTE0書込
BYTE1書込
BYTEn書込
BYTE0
BYTE1
BYTEn
CPU :nRD
FPGA:nRS/U-IO
CPU :D7-0
FPGA:DATA7-0/U-IO
*1
BYTE0書込完了
BYTE1書込完了
BYTEn書込完了
CPU :PE14
FPGA:CONF_DONE
コンフィギュレーション完了
CPU :PE7
FPGA:INIT_DONE
FPGAリセット解除
イニシャライズ完了
CPU :PE13
FPGA:U-I(FP_RST)
①
②
③④⑤ ⑥
⑦
⑧⑨
⑩⑪
①電源投入、リセットICによるリセット開始
②リセットICによるリセット開放、初期化プログラム動作開始
③コンフィギュレーション開始に備え、一度PE5(nCONFIG)をインアクィブにする。同時に、イニシャ
ライズ完了直後からFPGA内部回路をリセットするためにPE13(FP_RST)をアクティブにする。
④PE5(nCONFIG)をアクティブにしてFPGAをコンフィギュレーション待ち状態にした後、インアク
ティブにしてコンフィギュレーション開始を指示する。
⑤FPGAはコンフィギュレーション開始了解であることをPE6(nSTATUS)をインアクティブにしてC
PUに応答する。
⑥CPUがコンフィギュレーションデータBYTE0を書き込む。
⑦FPGAは書き込みデータにパリティエラーを検出するとPE6(nSTATUS)をアクティブにしてエラー
を報告する。CPUは書込み後、PE6(nSTATUS)をチェックする。
以降、CPUはコンフィギュレーション完了を示すPE14(CONF_DONE)がアクティブになるまで⑥
と⑦を繰り返し、次々とコンフィギュレーションデータを書き込む。
⑧FPGAはコンフィギュレーションデータを全て受け取るとPE14(CONF_DONE)をアクティブにし
て、CPUにコンフィギュレーション完了を報告し、FPGAのイニシャライズに移る。
⑨CPUはPE14(CONF_DONE)アクティブを検出して、次にイニシャライズ完了を待つ
⑩FPGAはイニシャライズを完了するとPE7(INIT_DONE)をアクティブにしてCPUにイニシャラ
イズ完了を報告する。
⑪CPUはPE7(INIT_CONE)アクティブを検出して、次にFPGA内部回路のリセットを解除するた
めにPE13(FP_RST)をインアクティブにする。
コンフィギュレーション中のACEXデバイスのタイミング特性は、ALTERA発行の資料を参照下さい。
Application Note 116「Configuring SRAM-Based LUT Devices」
34
SF-7044F
⑤CPUコンフィギュレーション時の注意事項
・コンフィギュレーション中のウェイト数の設定
コンフィギュレーション中のCS3エリアへのウェイト数は5に設定されています。
これは、ACEXデバイスのデータシートから、コンフィギュレーションデータ書き込み時のライトパルス幅は、最小
で200nsと規定されているためで、出荷時の動作クロックが24.576MHzであることから設定されています。
24.576MHz動作にてノーウェイト時のWRxの幅は40.7nsとなり、データシートの値を満足しません。
24.576MHz動作時の1サイクルタイムは40.7nsですので、5ウェイトして
40.7ns+40.7ns×5=244.2ns
のライトパルス幅を得ています。
なお、コンフィギュレーション完了時にCS3エリアのウェイト数は0に設定しています。以降のウェイト数は必要に
応じて設定して下さい。
また、動作クロックの倍率を変更した場合にはデータシートを満足する値にウェイト数を設定して下さい。
SH7044Fのタイミング特性は、株式会社ルネサステクノロジ発行のデータシートを参照下さい。
ADJ-602-128D「SH7040 シリーズ ハードウェアマニュアル」
・INIT_DONEについて
INIT_DONE信号はACEXデバイスがコンフィギュレーションを完了して、デバイス内のフリップフロップ等
を初期化していることを示す信号です。
本ボード上ではACEXデバイスが動作を開始するタイミングの検出用として、標準でこの信号を使用する構成になっ
ています。このため、ALTERA開発ツールでは「INIT_DONEを使用する」設定にてコンパイルして下さい。
また、INIT_DONE信号はCPUのPE7端子に接続されていますが、他の目的で使用される場合には切り離し
可能な構成になっています。切り離して使用される場合には、コンフィギュレーション用関数のソースコードにて、
INIT_DONE信号をチェックしないように変更する必要があります。
切り離し可能
SH7044F
ACEX
3.3V
R
PE7
INIT_DONE
RJ6
図3-9
INIT_DONE信号の接続
35
SF-7044F
3)FPGAのJTAG端子からのコンフィギュレーション
PC
開発ツールから ACEX に作成された回路を
コンフィギュレーションして動作する。
電源投入毎にコンフィギュレーションの必要
があるが、デバック中など頻繁に回路変更
が必要な時には有効な手段。
開発ツール
MAX+plusII
QuartusII
回路図ソース
.sof
SF-7044F
ユーザ作成 C ソース
.c
.mot
SH7044F
PC
PC
C コンパイラ
F-ZTAT 書込ツール
ルネサステクノロジ製ツール
FlashWriterEX
hitachi C
gcc
図3-10
ACEX
JTAGコンフィギュレーションの流れ
①ダウンロードケーブルの準備
ボード上のCN2にACEX1KのJTAG端子が配線されています。
この端子を使って下図の構成でPCから直接コンフィギュレーションが可能です。
パラレルポートに接続
EZ-DLPG 付属のケーブル
SF-7044F
EZ-DLPG
CN2
ホストコンピュータ
ALTERA ByteBlasterMV でも可
機種: PC/AT 互換機
OS: WINDOWS95/98/NT4.0/2000
図3-10
FPGA JTAG 端子からのコンフィギュレーション構成図
PCのパラレルポートとSF-7044Fの接続には弊社製品「EZ-DLPG」か、ALTERA製ダウンロードケ
ーブル(ByteBlasterMV)が必要です。
36
SF-7044F
②コンフィギュレーションデータの準備
JTAG端子からのコンフィギュレーションには、転送するFPGAのプログラム内容(コンフィギュレーションデー
タ)を用意する必要があります。
開発ツール
MAX+plusII
QuartusII
回路図ソース
コンパイル
.sof
SRAM
Object
File
JTAG からのコンフィギュレーションに使用するコンフィギュレーションデータ
図3-11
FPGA開発ツールでのコンフィギュレーションデータの作成
コンフィギュレーションデータは「SRAMオブジェクトファイル(.sof)
」形式のファイルです。
この形式のファイルは、MAX+plusⅡやQuartusⅡなどの開発ツールでコンパイルを行うと標準で生成さ
れるファイルです。コンフィギュレーションを行う前には、必ず開発ツールでコンパイル作業を行って下さい。
③ソースコードの変更
JTAGからのコンフィギュレーションはCPUとは無関係に行われますので、基本的にはCソースコードの変更は必
要ありません。
ただし、本ボード上で動作する多くのアプリケーションはFPGAが動作することを前提に組まれると思いますので、
コンフィギュレーションされていない状態では正しい動作を期待できません。このような場合にはコンフィギュレーシ
ョン完了まで動作を止めるようにソースコードを変更する必要があります。
ソースコードの変更については、
「3.5 (2)③C ソースコードへの組み込み方法」で述べている方法と同じですが、
JTAG端子からのコンフィギュレーションの場合には、ソースコード内 #define FPGA_CFG を ”0”に変更してコン
パイルして下さい。
main.c
#include "~"
#include "fpga_set.h"
#define ~
#define FPGA_CFG
JTAGからコンフィギュレーションを行う時は”0”
0
このように記載することで、CPUからのコンフィギュレーションは行われず、JTAGコンフィギュレーション完了
を待つように動作します。
コンパイルが完了したプログラムはFlashWriterEXで内蔵フラッシュROMに転送します。
37
SF-7044F
④JTAGコンフィギュレーションの実行
コンフィギュレーションを行うにはMAX+plusⅡやQuartusⅡなどの開発ツールのプログラマ機能を使用
します。
PC上でこれら開発ツールを起動して下さい。以降はMAX+plusⅡを例に説明します。
Select Programming File で目的のSRAMオブジェクトファイル(.sof)を読み込みます。
ボード上SW2がJTAG側にあることを確認して、電源を投入します。
Configureボタンを押すことでコンフィギュレーションを開始します。
転送が完了すると、転送成功のダイアログが表示されます。この時ボード上LD3は、コンフィギュレーションが完了
したことで点灯しますので、このLEDでも転送完了の確認が可能です。
失敗のダイアログが表示される場合にはPCと本ボードの接続を再度確認して下さい。
38
SF-7044F
⑤JTAGコンフィギュレーションについての注意事項
JTAGからのコンフィギュレーションは以下の方法で実現しています。
ボード上SW2の選択をJTAG側にした場合には、CPUからFPGAへのPE5(nCONFIG)信号が切り離
されnCONFIGは3.3Vにプルアップされます。これにより、CPUからのコンフィギュレーション開始指示は
FPGAでは無視され、nSTATUSもインアクティブの状態を保ちます。
注)JTAGからのコンフィギュレーションにはnCONFIGの信号は使用されません。
「③ソースコードの変更」で記載した「#define FPGA_CFG を ”0”に変更」しないで組み込んだソースコードでは、
JTAGコンフィギュレーションは正常に動作しません。
#define FPGA_CFG が ”1”の場合には、CPUからのコンフィギュレーションを実行するために、nCONFIGに
よるコンフィギュレーション開始指示を出した後にFPGAからのnSTATUS待ちになるからです。
JTAGからのコンフィギュレーションでは前述したように、nSTATUSはインアクティブになったままですので、
その後の処理に進みません。
#define FPGA_CFG を ”0”にすることで、CPUからのコンフィギュレーションを含めたこれら処理は行われません。
以上のことから、JTAGからのコンフィギュレーション時には、必ず「#define FPGA_CFG を ”0”に変更」してソ
ースコードの組み込みをして下さい。
ACEXデバイスのJTAGコンフィギュレーション動作に関しては、ALTERA発行の資料を参照下さい。
Application Note 116「Configuring SRAM-Based LUT Devices」
39
SF-7044F
3.6
SF-7044上のACEXデザインについて
1)入出力信号
ボードに搭載されているACEXデバイスの入出力端子のうち何本かは、すでにCPUとのバス接続やコンフィギュレーシ
ョン用の接続として、あらかじめ使用されています。下表にそれら信号を示します。
CPU 信号名
nCS3
A19
A18
A17
A16
A15
A14
A13
A12
A11
A10
A9
A8
A7
A6
A5
A4
A3
A2
A1
A0
D7
D6
D5
D4
D3
D2
D1
D0
D0
nRD
nWRL
nWAIT/PB8
nIRQ7/PB9
PE13
CK
PE5
PE14
PE7
PE8
-
FPGA 信号名
UserI/O,nCS
UserI/O
UserI/O
UserI/O
UserI/O
UserI/O
UserI/O
UserI/O
UserI/O
UserI/O
UserI/O
UserI/O
UserI/O
UserI/O
UserI/O
UserI/O
UserI/O
UserI/O
UserI/O
UserI/O
UserI/O
UserI/O,D7
UserI/O,D6
UserI/O,D5
UserI/O,D4
UserI/O,D3
UserI/O,D2
UserI/O,D1
UserI/O
D0
UserI/O,nRS
UserI/O,nWS
UserI/O
UserI/O
Input
GCLK2
nCONFIG
CONF_DONE
INIT_DONE
nSTATUS
CS
pin no.
コンフィギュレーション用
バス接続用
備考
144
17
13
12
10
9
8
140
138
137
136
135
133
132
131
130
121
120
119
118
117
116
114
113
112
111
110
109
102
108
141
142
19
18
126
125
74
2
14
35
143
○
ー
ー
ー
ー
ー
ー
ー
ー
ー
ー
ー
ー
ー
ー
ー
ー
ー
ー
ー
ー
○
○
○
○
○
○
○
ー
○
○
○
ー
ー
ー
ー
○
○
○
○
○
○
○
○
○
○
○
○
○
○
○
○
○
○
○
○
○
○
○
○
○
○
○
○
○
○
○
○
○
○
ー
○
○
○
○
○
○
ー
ー
ー
ー
○
CS信号(負論理)
アドレスバス
アドレスバス
アドレスバス
アドレスバス
アドレスバス
アドレスバス
アドレスバス
アドレスバス
アドレスバス
アドレスバス
アドレスバス
アドレスバス
アドレスバス
アドレスバス
アドレスバス
アドレスバス
アドレスバス
アドレスバス
アドレスバス
アドレスバス
データバス
データバス
データバス
データバス
データバス
データバス
データバス
データバス(バス接続用)
データバス(コンフィギュレーション用)
READ ストローブ
WRITE ストローブ
WAIT(切り離し可)
IRQ(切り離し可)
FPGA のリセット用
クロック信号
コンフィグ開始指示
コンフィグ完了
初期化完(切り離し可)
コンフィグステータス
CS信号(正論理)
FPGAとCPUの接続表(詳細版)
40
SF-7044F
ACEXデバイスのデザインをする際には、前表の「バス接続用」の信号についてはデザイン中で記述する必要があります。
アドレスバスなど、デザイン上で必要のない信号があった場合にも、それら信号は「入力ピン」として記述して下さい。こ
れは「3.6 4)未使用ピンの処理方法」にも記載されていますが、ACEXデバイスでは、記述のないユーザI/O端
子は「不定値が”出力”されてしまう」ためです。
衝突
ACEX
出力
"X"出力
後で使用するために先に接続のみ行った配線等
図3-12
デザイン上まだ記述を行っ
ていないため、未定義ピンに
なっている
未定義ピンの信号衝突の例
バス接続用の信号はCPUも使用していますので、不定値が出力された場合にはCPUの出力と信号が衝突します。入力ピ
ンとして定義することで、定義されたピンは”Hi-Z”状態になりますので、衝突を避けることができます。
input プリミティブを配置して、pin name を付ける
プリミティブを左クリックして選択した後、右クリックして
メニューの中から「Assign」-「Pin/Location/Chip...」を選
択するとピン割付設定ウインドウが開き、そこでピン番号を
設定する
ピン番号と Pin Type を input に指定して ADD ボタンを押す
図3-13
入力ピン定義方法
出力ピンとして使用することを想定して設計されているIRQ7、nWAITの各信号も、デザイン上使用しない場合には
入力ピンとして定義して下さい。
また、表中の”CS”信号はCPUに接続されていませんが、コンフィギュレーション中にCS信号(正論理)として使用
されるために、ボード上で3.3V電源に接続されています。この信号はコンフィギュレーション完了後にはユーザI/O
として使用できるのですが、コンフィギュレーションを行う時には必ず”1”を入力しなければいけないという制約があり
ます。このことから、本ボード上ではユーザI/Oとして開放するには適当ではない信号であると判断して3.3V(”1”
)
に常時接続されるように設計されています。このため、本信号もバス接続時には使用されませんが、不定値を出力しないよ
うに入力ピンとして定義して下さい。
これら入出力定義をあらかじめ行ってあるサンプルとして、添付CDアーカイブファイル内の \samples\max2work\template
に template.gdf を収録してあります。必要に応じてテンプレートとしてご利用ください。
※※
重 要 ※※
未使用のCPUとACEXのバス接続信号、及びACEXのCS(143pin)は必ずデザインツ
ール上で入力あるいは出力ピンとして記述して下さい。
41
SF-7044F
2)リセット信号
CPUのリセット解除後に、CPUからコンフィギュレーションされてACEXは動作を開始しますので、CPUと同等の
リセットをACEXに入力してもリセットがかかりません。このため、ACEXのリセット用信号としてCPUのPE13
がACEXのInput専用ピン(126pin)に接続されています。
SH7044F
ACEX
リセット用信号
3.3V
D
R
PE13
Q
CLR
126pin
FP_RST
Input
図3-14
リセット用信号の接続
付属のコンフィギュレーションを行うサンプルソースでは、コンフィギュレーション前からコンフィギュレーション完了後
しばらくの間、本信号をアクティブ(正論理)にしてコンフィギュレーション直後にACEXがリセット状態から動作開始
するように作られています。個別にACEXデバイス内の回路にリセットをかけたい場合には本信号を使用して下さい。
また、本信号は正論理で設計されていますので、アクティブにする際にはPE13端子を”1”にして利用して下さい。
MAX+plusⅡなどの開発ツールにて、単ビットのフリップフロップのクリア信号は負論理になっています、デザイン
を行う際には、FP_RSTをNOTプリミティブで反転させた信号を接続してください。
このようなデザインを行っても、コンパイラで最適化されますので、ACEX内の配線チャネルを消費することはありませ
ん。
下のダイアログは、コンパイル結果からNOTプリミティブを「Find Node in Floorplan」した結果です。NOT回路と
nFP_RSTの配線は最適化されFP_RSTで置き換えられています。
42
SF-7044F
下図に、電源投入時・リセットSWを押された時、各々のCPUリセット後のFP_RST信号の状態遷移を示します。
Power
CPU 電源リセット中
nRESET
nCONFIG
nSTATUS
コンフィギュレーション中
CONF_DONE
INIT_DONE
FP_RST
FPGA リセット中
電源投入
CPU が PE13 を出力にして"1"をセット
CPU が PE13 に"0"をセット
この間はプルアップ抵抗にて"1"を保つ
Power
CPU リセット中
nRESET
CPU リセットで PE5 が入力ピンに戻り FPGA の中身は消える
nCONFIG
nSTATUS
コンフィギュレーション中
CONF_DONE
INIT_DONE
CPU リセットで PE13 が入力ピンに戻る
FP_RST
FPGA リセット中
リセットSW押す
CPU が PE13 を出力にして"1"をセット
CPU が PE13 に"0"をセット
この間はプルアップ抵抗にて"1"を保つ
図3-15
CPUリセット後のFP_RSTピンの状態遷移
電源投入時・リセットSWを押された時、どちらの状態でもCPUのPE13端子はCPUリセットにより入力端子に定義
されます。この状態ではFP_RST信号上のプルアップ抵抗が働いて、FP_RST信号はアクティブに保たれます。そ
の後、CPUからPE13が”1”にセットされ、コンフィギュレーション完了により”0”がセットされます。
本信号は、いずれの場合でも「ACEXが動作できない時にアクティブになる」ことから、ACEXの動作検出ステータス
信号としても利用可能です。
43
SF-7044F
3)クロックおよび内蔵PLLの使用方法
ACEXデバイスへのグローバルクロック信号ピンはGCLK1とGCLK2の2本があります。
本ボードではあらかじめ、CPUのCK出力をACEXのGCLK2ピン(125pin)に接続してあります。出荷時の
設定では24.576MHzが入力されていますが、本信号はCPUのクロックモードの設定により変化しますのでご注意
下さい。
3.3V
SH7044F
ACEX
R
CN3 27pin
24.576MHz
CK
GCLK2
GCLK1
外部接続端子
図3-16
ボード上でのGCLKの接続構成
ACEXデバイスには内蔵PLL機能があり、GCLK1にてこの機能を使用することができます。
PLLはGCLK1に入力されたクロックを×1または×2の偏倍にて出力することが可能です。PLLを利用するには、
MAX+plusⅡ等の開発ツールにてmega_lpm内のCLKLOCK LPMを使用します。またこの時、PLLに
よる出力クロック安定のステータスとしてLOCK(42pin)が出力されます。本ボード上では、この信号は標準でC
PUには接続されていませんので、必要あれば外部接続端子同士を結線してCPUに接続してください。
偏倍率を指定(×1、×2)
入力クロック周波数を記述
<CLKLOCK
LPM>
SH7044F
Port
外部接続端子で結線
ACEX
PLL 元クロック
42pin
GCLK1
LOCK
CN3 38pin
PLL が安定したら"1"
図3-17
LOCK信号の使用例
ACEXデバイスでのPLL使用の詳細につきましては、ALTERA発行の資料を参照下さい
Data Sheet「ACEX 1K Programmable Logic Device Family」
44
SF-7044F
4)未使用ピンの処理方法
ACEXデバイスでは未使用のユーザI/Oピンは「不定値が”出力”」されます。
外部接続端子に他デバイスからの出力信号を接続して、ACEX内の回路ではその信号を使用しない場合には注意が必要で
す。他デバイスの出力とACEXの不定値出力が衝突して、最悪の場合デバイス破壊を起こすことがあります。
このような場合にはACEX側の接続されているピンを何らかの名称を付けて「入力ピン」として定義することで、このピ
ンが”HiーZ”状態になりますので、衝突を回避できます。
※※
重 要 ※※
他デバイスからの出力信号をACEXの未定義ユーザI/Oピンに接続した場合には
デザインツール上で入力ピンとして記述して下さい。
記述のない場合にはデバイス破壊を起こすことがあります。
・MAX+plusⅡでの入力ピン定義方法
①回路図上に「INPUT」プリミティブを置きます
②ピン名称を変更します
INPUTプリミティブを左クリックして選択し
右クリックして「Enter Pin Name」を選択
ピン名称を入力します
③ピン定義ウィンドウを開きます
INPUTプリミティブを左クリックし
て選択し、右クリックして
「Assign」
「Pin/Location/Chip」を選択
45
SF-7044F
④定義を追加します。
pin番号を入力して
PinタイプはInputを選択
Addを押して定義を追加します
⑤ウィンドウを閉じます
定義が追加されたことを確認してOKを押し
ます
⑥定義が完了しました
「チップ名@ピン番号」が追加され、定義済みのInputプリミティブであることを表します
バス等、複数のピンを一つのプリミティブで指定している場合は表示されません
46
SF-7044F
5)5V-CMOSインタフェース信号への出力
ボード上でACEXデバイスのVccIO端子は3.3V電源に接続されていますが、全ての入出力信号において、
MultiVolt I/O機能により3.3V・5Vインタフェース信号を接続することが可能です。
ACEX
5V CMOS
5V TTL
3.3V TTL
3.3V CMOS
2.5V TTL
2.5V CMOS
Input
Output
5V CMOS (*)
5V TTL
3.3V TTL
3.3V CMOS
* オープンドレイン出力にて外部プルアップが必要
図3-18
MultiVoltI/O機能
しかしながら、5V-CMOSインタフェースへの出力には注意が必要です。
データシートではACEXの出力信号はVccIOまでの振幅が保証されているのみですので、接続先が5V-TTLイン
タフェースでは問題ありませんが、5V-CMOSインタフェースではVIHを満足しません。このような場合にはデザイン
ツール上でOPNDRNプリミティブを通して出力し、接続先で5Vにプルアップする必要があります。
A の波形
5V
ACEX
5V
R
OPNDRN
A
5V CMOS 可
B の波形
5V CMOS VIH
B
図3-19
5V
5V CMOS 不可
3.3V
CMOSへの接続方法
これにより出力がオープンドレイン出力になり、出力信号が5Vまでフルスイングします。ただし、端子容量を含めた配線
のCとプルアップ抵抗のRによりVIHまでの時間が決まりますので高速な信号の伝達には向きません。
5V-COMSインタフェースへ高速な信号出力をしたい場合にはトレラントバッファ等を挿入する必要があります。
47
SF-7044F
6)ユーザI/Oピンの特性
ACEX内の回路デザインに直接影響はしないのですが、外部接続端子に信号を接続する上で、ACEXのユーザI/Oピ
ンの特性を把握しておく必要があります。
・電源リセット後のユーザI/Oピン
Power
CPU 電源リセット中
nRESET
nCONFIG
nSTATUS
CONF_DONE
イニシャライズ中
INIT_DONE
0 or 1
User I/O
Hi-Z
コンフィギュレーション中
電源投入
開始
図3-20
完了
電源リセット後のユーザI/Oピンの状態遷移
SRAMテクノロジベースのACEXは、電源投入時にはコンフィギュレーションデータが入っていませんので、中身は空
の状態です。空の状態のユーザI/Oピンは、
”Hi-Z”状態になります。
ユーザI/Oピンは、イニシャライズ中にコンフィギュレーションされた内容に決定されますので、電源投入からコンフィ
ギュレーション完了まで”Hi-Z”状態を維持します。
・リセットSWによるリセット後のユーザI/Oピン
Power
CPU リセット中
nRESET
CPU リセットにより PE5 が入力端子になりプルダウンにより"0"になる
nCONFIG
nCONFIG"0"に ACEX はクリアされる
nSTATUS
CONF_DONE
ACEX がクリアされることで"0"
イニシャライズ中
INIT_DONE
0 or 1
User I/O
Hi-Z
リセット SW 押
図3-21
コンフィギュレーション中
開始
完了
リセットSWによるリセット後のユーザI/Oピンの状態遷移
リセットSWが押されることで、CPUはリセットされます。CPUリセットによりPE5は入力端子になり、プルダウン
抵抗により”0”がnCONFIGに入力されます。
nCONFIG”0”でACEXは中身がクリアされ、ユーザI/Oピンは”Hi-Z”状態になります。
ユーザI/Oピンは、イニシャライズ中にコンフィギュレーションされた内容に決定されますので、リセットSWが押され
た時からコンフィギュレーション完了まで”Hi-Z”状態を維持します。
48
SF-7044F
前述の結果から、ACEXのユーザI/Oピンは、CPUリセット発生からコンフィギュレーション完了まで”Hi-Z”
になります。
ACEX
Hi-Z
ACEX の UserI/O ピンはコンフィギュレーシ
ョン中は必ず Hi-Z になる
図3-22
出力先回路では Hi-Z を元に動かないように
考慮する必要がある
ACEX出力の接続
ACEXに入力される信号は、Hi-Zへの接続になりますので問題ありませんが、出力される信号の場合には、Hi-Z
からの接続になりますので注意が必要です。接続先の回路では、”Hi-Z”が入力されることを考慮する必要があります。
考慮する上で、CONF_DONE信号とINIT_DONE信号のNAND結果をHi-z出力期間として利用できます。
CONF_DONE信号とINIT_DONE信号のNAND結果が”1”のタイミングは、コンフィギュレーション中で
あることを示しますので、この間はACEXのユーザI/Oピンは”Hi-Z”です。
また、PE13のACEX用リセット信号がアクティブになっていることで判断することも可能です。こちらの信号の方が、
CPUリセット中からアクティブになっていますので、判断には、より適しています。
PE13(FP_RST)信号については「3.6
(2)リセット信号」を参照下さい。
注意:INIT_DONE信号は立下りタイミングの詳細な規定がなされていません。よって、INIT_DONE信号の
みでコンフィギュレーション中であることの判断はできませんのでご注意下さい。
49
SF-7044F
3.7
外形寸法
図3-23
SF-7044F基板寸法
2.54
120.0
4.0
4.0
3.5φ-4
4.0
5.08
2.54 x 33 = 83.82
2.54 x 24 = 60.96
90.0
1
SH7044F
SH7144F
22.86
2.54 x 31 = 78.74
2.54
4.0
10.16
2.54
13.0
基板厚 :
CN1,3,4の各ピン間隔は全て 2.54mm ピッチです。
3.8
回路構成
添付回路図(紙出力図面、添付CDアーカイブファイル内 \回路図 に収録)
50
1.6mm
SF-7044F
4.製品サポートと使用上の注意
4.1
弊社ホームページのご利用について
弊社製品へのよくあるご質問及びご要望につきましては、弊社ホームページ上のFAQに掲載しております。
掲載内容は随時更新されておりますので、是非ご利用ください。
また、添付プログラム等のバージョンアップについてもホームページ上より提供しております。
弊社ホームページアドレス
4.2
http://www.apnet.co.jp/index.html
製品サポートの方法
製品サポートについては、FAX もしくは E-MAIL でのみ受け付けております。
お電話でのお問い合わせは受け付けておりませんのでのでご了承ください。
製品サポート窓口
■FAXによるご連絡
■E-MAILによるご連絡
4.3
053-401-0035
[email protected]
製品サポートの範囲
以下の内容に該当するお問い合わせにつきましては、サポートの対象とはなりませんのでご了承ください。
■
デバイスの使用方法、プログラミング、コンパイラの使用方法、ROM化等の技術指導的なご質問
■
添付サンプルプログラムのコンパイル方法および動作に関する技術的なご質問
■
本製品に拡張するユーザ回路の設計方法やその動作についてのご質問。
■
本製品に添付された回路図やサンプルプログラム等の技術情報を元に作成された2次作成物についてのご質問
■
その他、製品の仕様範囲外の質問やお客様の技術によって解決されるべき問題。
デバイスに関するご質問につきましては、各メーカもしくは代理店までお問い合わせください。
デバイス情報
:
株式会社ルネサステクノロジ Web ページ
http://japan.renesas.com/
日本アルテラ株式会社 Web ページ
http://www.altera.com/
51
SF-7044F
4.4
使用上の注意
下記条件での本製品の動作は保証しかねますのでご了承願います。
・ボード上にユーザ側で改造を施したもの
・極端な高温・低温環境
、振動の激しい環境
・高湿度、油の多い環境
・腐食性ガス、可燃性ガス等の環境
・ノイズの多い環境
カスタム品をご希望のお客様は弊社お問い合わせ先へご相談ください。
52
SF-7044F
改版履歴
版数
改版日
初版
2002.10.17
2版
2003.02.06
章番号
内容
1.3
電源電圧の3.0V±10%を3.3V±5%に修正
1.4
ブロック図中のLT1806をLT1086に修正
3.2
CS0空間を 00200000H~に修正
3.4
図3-2 SF-7044F側のコネクタCN4をCN5に修正
3.5
図3-8 SF-7044F側のコネクタCN4をCN5に修正
34頁のタイミングチャートと説明において FP_RST を負論理で記述していたもの
を正論理に修正
3版
2004.01.28
1.3
仕様表の電流値を記載
2.5
15頁のCN3 端子配列の間違いを修正 19pin⇔21pin、20pin⇔22pin
3.5
34頁のタイミングチャートを 2003.04.10 リリースのサンプルプログラムの状態
に修正
4版
5版
2009.05.27
2009.06.18
3.4
手順を修正
3.5
FlashWriter の記述を FlashWriterEX に変更
3.1
表3-1の nSTATUS の接続先の間違いを修正 PE8→PE6
53
Fly UP