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平成25年度国予算の概算要求の状況

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平成25年度国予算の概算要求の状況
作 成 年 月 日 平成24年9月18日
作成部局・課室名 企画県民部政策調整課
平成25年度国予算の概算要求の状況
1 概算要求の概要
(1)概算要求の特徴(各省庁発表資料等によると概ね下記のとおり)
① 一般会計の概算要求総額は、98兆8億円で、今年度当初予算(90兆3,339億円)及び同要
求総額96兆4,898億円を上回り、過去最大規模。なお、東日本大震災復興特別会計概算要
求額は、4兆4,794億円。
② 主な増因は、国債費が過去最大の24兆6,455億円(前年度当初予算比12.3%増)。高齢化
で増える社会保障関係費が自然増分(8,400億円)を含め過去最大の30兆円規模になった。
③ 「日本再生戦略」で掲げた「エネルギー・環境」など重点分野では、民生用燃料電池導
入支援補助金(170億円)、農山漁村再生可能エネルギー導入等促進対策(283億円)など
要求額は2兆802億円。
④ 地方交付税は、17 兆 1,970 億円(地方団体への交付ベース、前年度比△2,575 億円)、
臨時財政対策債を含む実質的な地方交付税は 23 兆 7,091 億円(前年度比+1,213 億円)を
要求。
⑤ 地方財政規模は、82.3兆円(前年度比+0.5兆円)であるが、東日本大震災の復旧・復
興事業及び東日本大震災の教訓を踏まえ全国的に緊急に実施する防災・減災事業について
通常収支とはそれぞれ別枠で整理し、地方の所要の事業費及び財源を確実に確保。
(地方財政収支の仮試算:参考)
(2)各省庁の概算要求内容
省庁毎の要求額および主な要求内容については、別紙のとおりとなっている。
2 県政に関わりのある主な要求内容
(1)県政に関わりのある主な国予算概算要求状況等について····················· 別添
〈 問い合わせ先:企画県民部政策調整課 078−362−4009 〉
1
y 別添
県政に関わりのある主な国予算概算要求状況等について
9月7日までに財務省に提出された各省庁の概算要求状況等について、6月に行っ
た「平成 25 年度国の予算編成等に対する提案」に関連する事項をはじめ、県政に関わ
りのある内容を整理した。
→ ◎:提案内容を反映しているもの
→ △:提案内容に沿うものと考えられるが現時点では具体的内容・箇所が不明なもの
→ □:提案事項ではないが県政に関連するもの
【提案】
:平成 25 年度国の予算編成に対する提案(H24.6)の提案事項
[特別重点要求]
:
「日本再生戦略」に適合する施策の特別重点要求額
[重点要求]
:
「日本再生戦略」に関連する施策の重点要求額
※ 記載内容、金額(全国数値)は各省庁公表資料による
Ⅰ 東日本大震災の復興を進める
1 東南海・南海地震対策等の推進【提案】
■ 災害予防
○ 南海トラフの巨大地震・首都直下地震対策の策定(→ △)
・ 地震動・津波高の推計、被害想定結果等のとりまとめを踏まえた地震対策マ
スタープランの策定
概算要求額:0.9億円(新規)
【内閣府】
○ 東日本大震災の教訓を踏まえた津波対策の推進(→ △)
・ 地方公共団体の津波対策の状況を調査し、優良事例や課題の抽出。
・ 津波警報等の津波避難に必要な防災情報の伝達システムのあり方や活用方策
の調査検討
概算要求額:0.5億円(前年度予算額 0.39億円)
【内閣府】
○ ハード・ソフトが一体となった津波避難対策の推進(→ △)
・ 東日本大震災における津波による甚大な被災経験を踏まえ、特に緊急に津波
対策が必要な都道府県及び市町村におけるハード・ソフト一体となった津波対
策の推進
概算要求額:27.1億円(前年度予算額 1.5億円)
【内閣府】
1
■ 災害応急対応
○ 南海トラフの巨大地震及び首都直下地震に関する応急対策活動の具体計画計画
策定等調査検討(→ △)
・ 各地震の大綱、戦略及び応急対策活動要領の決定
概算要求額:0.4億円(新規)
【内閣府】
■ 原子力災害への対応と防災・減災研究
○ 地震・津波に関する防災・減災研究の推進等(→ ◎)
・ 南海トラフや首都直下の地震被害像の解明や防災対策等に資する研究、陸域
活断層・海底断層や日本海側の地震・津波に関する調査研究
概算要求額:51億円(前年度予算額 35億円)
【文部科学省】
■ 地震・津波等
○ 海底地震・津波観測網の整備(→ ◎)
・ 地震・津波に関する警報迅速化・精度向上や、地震・津波発生メカニズムの
解明等
概算要求額:119.8億円(前年度予算額 190.3億円)
【文部科学省】
■ 公立学校施設の耐震化
○ 公立学校施設の耐震化(→ △)
・ 既存施設の補強や改築等、地震から児童生徒等の生命・身体の安全を確保す
る耐震化事業の実施
・ 天井の落下防止対策等非構造部材の耐震対策の推進
・ 老朽化した学校施設の長寿化対策の推進
概算要求額:3,022億円[うち重点要求 297億円]
(前年度予算額 1,246億円)
【文部科学省】
■ 公共施設の耐震化・津波対策等の推進(→ △)
・ 沿岸域、河川の津波遡上区間や低平地における、堤防・水門等の液状化対策・
耐震化、堤防の嵩上げ、水門等の自動化・遠隔操作化等を実施
・ 背後に山間地を抱えるような地域において、避難地や避難路等の保全等、津
波からの避難に資する土砂災害対策を推進
・ 下水管の液状化対策、水処理施設の耐震補強、開口部の防水化、自家発電施
設の充実など、下水道施設の耐震化・耐水化対策を推進
・ 法面・盛土等の防災対策や橋梁の耐震補強等をはじめとする道路の防災・震
災対策を推進
・ 人命の安全の確保、防災機能の強化及び災害に強い地域づくりを図るための
官庁施設の総合的な耐震安全性を確保
・ 津波被害からの行政機能の早期回復を図るとともに、一時的な避難場所の確
保により人命の救済に資するための官庁施設における総合的かつ効果的な津波
対策を推進
2
・ 災害時における緊急物資輸送等のための耐震強化岸壁等の整備、粘り強い構
造の防波堤の整備、津波防波堤の整備、海岸保全施設の耐震化等による背後地
域の防護、港口防波堤と防潮堤等の効果的な組み合わせによる多重的な防護
概算要求額:905億円(前年度予算額 887億円)
【国土交通省】
■ 津波被害軽減対策の推進
○ 防災対策の推進(→ ◎)
・ 高潮や波高増大、地震・津波に対する漁港及び背後集落の安全確保のため、
防波堤や岸壁等の機能強化、老朽化した漁港施設の長寿命化対策に併せて多重
防護体制の構築
・ 東海地震、東南海地震の対策強化地域等において、漁港の防災対策を強化
概算要求額:204億円[うち重点要求15億円]
(前年度予算額 127億円)
【農林水産省】
■ 住宅・建築物の耐震化の緊急対策の実施(→ △)
・ 災害時の建築物の安全を確保するため、特に多数の者が利用する大規模建築
物、災害時の機能確保が必要な避難路沿道建築物等の耐震化に対する支援を強
化する仕組みを創設する。
・ 住宅の耐震改修等に対する支援を強化する。
概算要求額:150億円[重点要求]
(新規)
【国土交通省】
2 災害に強い森づくりと総合的な治水対策の推進【提案】
■ 激甚な水害・土砂災害が生じた地域等における災害対策(→ △)
・ 激甚な水害・土砂災害や、床上浸水が頻発するなど繰り返しの水害の発生に
より、人命被害や国民の生活に大きな支障が生じている地域において、被害の
防止・軽減を図るため、集中的に事業を実施する。
概算要求額:1,245億円[うち重点要求 849億円]
(前年度予算額 1,153億円)
【国土交通省】
■ 山地防災・土砂災害対策緊急5箇年計画等の推進
○ 治山事業(→ △)
・ 集中豪雨等により荒廃した山地の復旧・整備や国土保全機能が低下した森林
整備の強化等により、山地の防災力の向上を図り、地域の安全安心を確保。
・ 大規模山地災害の発生の危険性が高い地域を特定するための調査の実施
概算要求額:611億円[うち重点要求97億円]
(前年度予算額 575億円)
【農林水産省】
■ 予防的な治水対策の強化(→ △)
・ 災害を未然に防止するため、災害の起こりやすさや災害が発生した際に想定
される被害の程度を考慮し、予防的な治水対策を計画的かつ着実に実施する。
3
・ 特に、平成 24 年 7 月の九州の豪雨災害等を踏まえて、全国の堤防等の緊急点
検を行い、
その結果を踏まえてハード・ソフトの総合的な緊急対策を実施する。
概算要求額:2,657億円(前年度予算額 2,507億円)【国土交通省】
3 東日本大震災の復興と教訓を踏まえた対策の推進【提案】
■ 地域において防災を担う人材の育成(→ ◎)
・ 地方の防災エキスパートとなる人材育成に関する推進経費
・ 「有明の丘基幹的広域防災拠点施設」を活用した防災・減災を担当する人材
育成の計画的推進経費
概算要求額:1.3億円[重点要求]
(新規)
【内閣府】
■ 世界で最も厳しいレベルの原子力規制の確立
○ 原子力施設における断層等の活動性判定に係る調査・研究委託費(→ ◎)
・ 原子力発電所等の耐震安全性に係る安全審査において、事業者が行った現地
調査や解析結果の妥当性を確認するため、特に断層等の活動性判定に必要なデ
ータ及び知見を取得する調査・研究を行う。
概算要求額:9.8億円[重点要求]
(新規)
【原子力規制委員会】
○ 耐震安全の規制高度化研究事業費(→ ◎)
・ 東北地方太平洋沖地震等を踏まえた、原子力発電所の耐震安全審査の高度化
及び耐震関連基準類の整備のため、外的事象(地震・地震動・津波)に関する
評価とその影響を受ける建屋・機器等の応答及び耐力評価に関する手法・デー
タ等を総合的に整備・高度化する。
概算要求額:28.2億円[うち重点要求 4.2億円]
(前年度予算額 20億円)
【原子力規制委員会】
○ 原子炉システム安全の規制高度化研究(→ ◎)
・ 原子力施設等の安全性・構造健全性を確認するための解析・評価及び事業者
の許認可等の申請に対する安全審査に必要な技術的判断根拠等を整備するため
の試験・研究を実施する。
概算要求額:14.6億円[うち重点要求 7.8億円]
(前年度予算額 6.8億円)
【原子力規制委員会】
○ シビアアクシデント・アクシデントマネジメントの規制高度化研究(→ ◎)
・ 事業者が策定するシビアアクシデント(SA)対策及びアクシデントマネジメン
ト(AM)策を評価するため、福島第一原発事故の教訓を踏まえた安全基準を整備
するとともに、水素対策などの SA 時に実効性のある AM 策を検討する。
・ 上記を整備するために必要な SA 及び AM に関する技術知見及び解析コードを
整備・開発する。
概算要求額:10.6億円[うち重点要求 1.9億円]
(新規)
【原子力規制委員会】
4
○ 原子力発電施設等核物質防護対策(→ ◎)
・ 核物質防護措置の有効性を評価するため、設計基礎脅威(DBT)を踏まえた防
護扉の破壊に関する実規模実験を行い、実践に即した遅延時間等に関するデー
タ等を整備する。
・ 核物質の輸送を含む海外の核物質防護に関する規制動向等についての調査分
析、国際原子力機関(IAEA)の会合参加等による情報収集を行う。
概算要求額:2.2億円(前年度予算額 0.8億円)
【原子力規制委員会】
■ 東日本大震災に伴う災害廃棄物処理の推進のための基準の明示等
○ 災害等廃棄物処理事業費補助金(→ △)
・ 東日本大震災により被災を受けた市町村が行う災害等廃棄物処理事業に対し
国庫補助を実施
概算要求額:1,167.62 億円(前年度予算額 2,960.42 億円)
【環境省】
○ 災害廃棄物処理代行事業(→ △)
・ 特定被災地方公共団体である市町村における災害廃棄物処理の実施体制や廃
棄物の性状や量、広域処理の必要性その他の地域の実情に鑑み、当該市町村か
ら要請があった場合に、国が代行して災害廃棄物処理事業を実施
概算要求額:62.89 億円(前年度予算額 160.68 億円)
【環境省】
○ 震災がれき処理促進地方公共団体緊急支援基金事業(グリーンニューディール
基金)
(→ △)
・ 地域における持続可能な社会の構築の機会の創出に資する事業を実施するた
めに造成された基金を活用し、被災市町村が行う災害廃棄物処理事業の負担費
用の軽減、その他災害廃棄物の処理の促進を図る
概算要求額:124.91 億円(前年度予算額 321.37 億円)
【環境省】
○ 災害廃棄物広域処理等支援事業(→ △)
・ 災害廃棄物の円滑な処理を行うため、被災県に専門家を派遣し、市町村の処
理事業を支援する
・ 東北地方環境事務所内に災害廃棄物の広域的な処理に係る助言・調整を行う
機能を設置する
・ 広域処理に関する安全性に対する普及啓発、わかりやすい情報提供、効果的
なリスクコミュニケーションを総合的かつ戦略的に進める
・ 災害廃棄物を受け入れる自治体住民の不安を解消するため、放射能測定や工
法等に係る支援等を行う
概算要求額:19.29 億円(前年度予算額 1.98 億円)
【環境省】
○ 循環型社会形成推進交付金(公共)
(浄化槽分を除く)
(→ △)
・ 従来の廃棄物処理施設整備に対する支援を引き続き実施するとともに、下記
について重点的な財政措置を実施
・ 被災地における処理能力増強等:交付対象経費の 1/3
・ 効率的ごみ発電施設:効率的発電に必要な設備のみ交付対象経費の 1/2
概算要求額:675.62 億円[うち重点要求 158.57 億円]
(前年度予算額 464.34 億円)
【環境省】
5
■ 芸術文化による「心の復興」事業の拡充
○ 地域発・文化芸術創造発信イニシアチブ(→ △)
・ 地域の創意に基づく文化芸術創造活動への支援のため、各地域の特色や実状
にあわせた総合的な支援を行う。被災地をはじめ各地域において住民に「心の
復興(明日への希望や活力)
」をもたらすため、文化芸術活動や鑑賞機会の提
供によるアートセラピー効果を活用した「文化芸術による「心の復興」事業」
など複数のメニューにより地域の活性化を支援する。
概算要求額:26.15億円(前年度予算額 32.15億円)
【文化庁】
4 阪神・淡路大震災の教訓の継承【提案】
■ 人と防災未来センターの運営支援(→ ◎)
・ 阪神・淡路大震災の経験と教訓を世界の共有財産として後世に継承し、国内
外の災害被害の軽減に貢献する機関として開設10年を迎えた人と防災未来セ
ンターの運営に対する支援の継続
概算要求額:2.5億円(前年度予算額 2.5億円)
【内閣府】
5 首都機能バックアップ構造の構築【提案】
■ 防災対策の充実
○ 首都直下地震発生時における政府全体としてのバックアップ拠点に係る基礎的
調査(→ △)
・ 首都直下地震対策検討ワーキンググループ中間報告において示された現地対
策本部の設置予定箇所及び各省庁の地方支分部局が集積する各都市(札幌、仙
台、名古屋、大阪、広島、福岡など)について、その環境を調査する。
概算要求額:0.14億円(新規)
【内閣府】
○ 首都中枢機能のバックアップ(→ △)
・ 首都直下地震発生時において、首都中枢機能のバックアップ拠点となる大阪
合同庁舎に多重無線通信設備及び電話交換設備等を整備。
概算要求額:0.55億円[重点要求]
(新規)
【内閣府】
■ 災害に強い国土構造への再構築
○ 災害に強い国土構造への再構築に関する検討(→ △)
・ 大災害に備えた国土の広域的な機能分担・バックアップに関する検討調査等。
・ 平成 25 年度は、全国レベルでの経済社会中枢機能の分野横断的な機能分担等
のあり方を検討。
概算要求額:0.4億円(前年度予算額 0.4億円)
【国土交通省】
6
Ⅱ 生活の安心基盤をつくる
1 将来に向かって持続可能な社会保障制度改革【提案】
■ 信頼できる年金制度に向けて
○ 持続可能で安心できる年金制度の運営(→ △)
・ 消費税引き上げ分を償還財源とするつなぎ公債(年金特例公債)の発行によ
り確保される財源を活用して、基礎年金国庫負担割合2分の1を維持
概算要求額:10 兆7,525億円(前年度予算額 8兆945億円)
【厚生労働省】
■ 安定した障害者サービスの提供の確保
○ 地域生活支援事業の義務負担化(→ △)
・ 移動支援やコミュニケーション支援など障害児・者の地域生活を支援する事
業について、市町村等での事業の着実な実施や定着を推進
・ 児童発達支援センターについて、発達障害を含む多障害対応や早期専門対応
の機能強化を推進
・ 「障害者総合支援法」で必須事業化された手話通訳者等の人材の養成・派遣
や後見業務を適正に担うことのできる人材の育成・活用を実施し、障害者の社
会参加を支援
概算要求額:480億円[うち重点要求 70億円]
(前年度予算額 450億円)
【厚生労働省】
○ 難病者について、支援が必要なすべての者を対象(→ △)
・ 障害者等が地域や住み慣れた場所で暮らすために必要なホームヘルプ、グル
ープホーム、就労移行支援等の障害福祉サービスを総合的に確保
・ 新たに対象となる難病患者などにかかる経費を確保
概算要求額:8,207億円(前年度予算額 7,434億円)
【厚生労働省】
○ 障害支援区分を障害の特性を加味した適切な制度に見直し(→ △)
・ 障害者総合支援法に規定された障害支援区分の平成 26 年4月からの施行に
向け、新たな調査項目による認定調査や調査結果に基づく障害支援区分の判定
(一次、二次)に関するモデル事業や、市町村が使用するソフトの開発など所
用の準備を実施
概算要求額:3.1億円(前年度予算額 1億円)
【厚生労働省】
■ 社会保障・税一体改革の着実な推進
○ 社会保障・税一体改革の着実な推進(→ △)
・ 地方税及び地方交付税に係る税制抜本改革法の円滑かつ着実な施行を図るこ
とにより、国とともに社会保障制度を支える地方の社会保障給付に対する安定
財源を確保
・ 地方法人課税の在り方の見直し、消費税・地方消費税の円滑かつ適正な転嫁
のための対策など、国税に係る税制抜本改革法第7条において検討することと
7
された事項について、関係省庁と連携しつつ、その具体化に向けて検討し、そ
れぞれの結果に基づき必要な措置を実施
概算要求額:−億円(前年度予算額 −億円)
【総務省】
■ マイナンバーの付番と情報提供ネットワークシステムの運用に向けた着実な準備
○ マイナンバーの付番のための準備(→ △)
・ マイナンバーの付番開始(平成 26 年 10 月予定)に向けたシステム開発等
概算要求額:事項要求(前年度予算額 28.3億円)
【総務省】
○ 情報提供ネットワークシステムの運用に向けた検討(→ □)
・ マイナンバー制度において設置・管理する「情報提供ネットワークシステム
(平成 28 年 1 月運用開始予定)の運用に当たっての課題分析等
概算要求額:0.3億円(新規)
【総務省】
○ 地方公共団体の関係情報システムの整備等への支援(→ △)
・ 地方公共団体において、マイナンバー制度の導入に当たって必要となる関係
システムの開発、システムの改修等への支援
概算要求額:事項要求(新規)
【総務省】
■ マイナンバー制度の活用の促進
○ 地方公共団体における電子行政サービスの改善方策に関する調査検討等
(→ □)
・ 地方公共団体におけるマイポータルの活用等による行政サービス向上のため
の調査研究
概算要求額:0.6億円(新規)
【総務省】
○ マイナンバー制度等に対応した情報連携に関する実証等(→ □)
・ 将来的に民間サービス等への活用が可能となった場面を想定し、その際の行
政情報システムとの連携に係る技術的課題の抽出と課題解決に関する実証等
概算要求額:3.0億円(新規)
【総務省】
○ 社会保障・税番号制度検討等経費(→ △)
・ マイナンバー法及び関連法に基づく番号制度の導入に伴う新たなシステム開
発等に対応するために必要な経費
概算要求額:必要に応じて追加要求(必要に応じて追加要求)
【内閣官房】
2 地域の医療確保体制の充実に向けた仕組みの構築【提案】
■ 地域医療の強化のための緊急対策
○ へき地患者の輸送支援(→ □)
・ 無医地区などのへき地住民に対する医療提供体制の確保を図るため、無医地
区などと近隣医療機関を巡回する「患者輸送車(艇)
」の運行に必要な経費につ
いて財政支援
概算要求額:1.5億円[特別重点要求]
(新規)
【厚生労働省】
8
○ ドクターヘリ運航体制のさらなる拡充(→ □)
・ 迅速な医療の提供が必要な全ての国民に、いち早い医療の提供を可能とする
ことを目指し、ドクターヘリの運航に必要な経費や格納庫などの整備について
財政支援を行うとともに、ドクターヘリ事業従事者の研修を実施
・ 災害時でも患者搬送体制を確保するため、災害拠点病院のヘリポート整備に
ついて財政支援
概算要求額:81億円[特別重点要求]
(前年度予算額 0.03 億円)
【厚生労働省】
(医療提供体制推進事業費補助金(250 億円)の内数)
■ 地域医療確保対策の推進
○ 地域医療支援センターの整備の拡充(→ □)
・ 医師のキャリア形成支援と一体的に、地域の医師不足病院の医師確保を支援
するため、都道府県が設置する「地域医療支援センター」の箇所数を拡充し、
医師の地域偏在解消に向けた取組を推進
概算要求額:11億円(前年度予算額 7.3億円)
【厚生労働省】
○ 専門医に関する新たな仕組みの導入に向けた体制整備(→ □)
・ 医師の質の一層の向上や医師の偏在是正を図るため、専門医に関する新たな
仕組みを導入することとし、専門医認定のための基準の検討や研修病院(群)
が作成する研修プログラムの認定など、研修実施体制を確保するために必要な
経費について、中立的な第三者機関に対して財政支援
概算要求額:2.5億円(新規)
【厚生労働省】
○ 女性医師の離職防止・復職支援(→ □)
・ 出産や育児などにより離職している女性医師の復職支援のため、都道府県に
受付・相談窓口を設置し、研修受入医療機関の紹介や復職後の勤務様態に応じ
た研修などを実施
・ 病院内保育所の運営に必要な経費について財政支援を行い、子どもを持つ
女性医師や看護職員などの離職防止や復職支援
概算要求額:−億円(前年度予算額 −億円)
【厚生労働省】
(医療提供体制推進事業費補助金(220 億円)の内数の他、衛生関係指導者
養成等委託費 1.6 億円)
■ 救急・周産期医療などの体制整備
○ 救急医療体制の充実(→ □)
・ 救急医療体制の充実・強化を図るため、重篤な救急患者を 24 時間体制で受
け入れる救命救急センターなどへの財政支援
概算要求額:−億円(前年度予算額 −億円)
【厚生労働省】
○ 救急勤務医の離職防止・確保対策(→ □)
・ 救急医療に従事する医師の就労条件の改善、キャリア支援などを通じた離職
防止、医師確保対策として、各医療機関で実施されている先駆的な処遇改善方
策に対し支援を行うことにより実効性のある方策を収集、全国の医療機関への
9
周知
概算要求額:1.4億円(新規)
【厚生労働省】
○ 周産期医療体制の充実(→ □)
・ 地域で安心して産み育てることのできる医療の確保を図るため、総合周産期
母子医療センターやそれを支える地域周産期母子医療センターの NICU(新生児
集中治療管理室)
、MFICU(母体・胎児集中治療管理室)などへの財政支援
概算要求額:−億円(前年度予算額 −億円)
【厚生労働省】
○ へき地保健医療対策の推進(→ □)
・ へき地での医療提供体制の確保を図るため、総合的な企画・調整を行うへき
地医療支援機構の運営や、へき地診療所への代診医の派遣、無医地区などで巡
回診療を行うへき地医療拠点病院の運営などに必要な経費について財政支援
概算要求額:37億円(前年度予算額36億円)
【厚生労働省】
3 疾病対策・健康対策の推進【提案】
■ 特定疾患治療研究事業(→ △)
・ 難病のうち、国の定める 56 疾患について、医療費の自己負担額を助成
概算要求額:350億円(前年度予算額 350億円)
【厚生労働省】
■ 肝炎総合対策事業(インターフェロン医療費助成に係る経費)(→ △)
・ B型・C型慢性肝炎のインターフェロン治療・核酸アナログ製剤治療に係る医療費の自己
負担額を助成
概算要求額:107億円(前年度予算額 137億円)
【厚生労働省】
■ 強毒性新型インフルエンザへの備えの強化
○ 新型インフルエンザ対策の強化(→ △)
・ プレパンデミックワクチン接種に係る登録事業者を管理するためのシステム
構築に必要なコンサルティングを行い、接種体制の整備を推進
・ プレパンデミックワクチン接種対象者が従事する事業者のリスト作成などを
行い、接種体制の整備を推進
概算要求額:6.2億円(新規)
【厚生労働省】
4 医療制度の安定運営の確保【提案】
■ 安定的で持続可能な医療保険制度の運営の確保)
○ 各医療保険制度などに係る医療費国費負担(→ □)
・ 「社会保障・税一体改革大綱」などに基づき、医療保険制度改革を推進
・ その中で、高齢者医療の支援金の総報酬に応じた負担と併せて予算編成過程
で検討
概算要求額:10兆5,538億円(前年度予算額 10兆1,962億円)
【厚生労働省】
10
5 安定した高齢者福祉・介護体制の確保【提案】
■ 介護保険制度の見直し
○ 介護サービス情報公表制度の取組支援(→ △)
・ 介護サービス情報公表制度の着実な実施を図るため、都道府 県が行う調査・
公表事務や実施体制整備などの取組を支援
概算要求額:3.0 億円(前年度予算額 3.3 億円)
【厚生労働省】
○ 地域での介護基盤の整備(→ ◎)
・ 介護基盤整備の推進及び介護職員の処遇改善にむけた継続的な取り組みとし
て、地域介護・福祉空間整備等施設整備交付金及び地域介護・福祉空間整備推
進交付金の継続により、地域での介護基盤の整備を推進
・ 介護基盤緊急整備等臨時特例基金及び介護職員処遇改善等臨時特例基金の実
施期限の 1 年延長を要求するとともに、現行基金のメニューを交付金でも対応
できるよう事項要求
概算要求額:60億円(前年度予算額 57億円)
【厚生労働省】
○ 都市型軽費老人ホームなどの整備支援(→ △)
都市型軽費老人ホームなどの整備に必要な経費について財政支援
○ 地域支援事業の着実な実施(→ □)
・ 要介護状態等となることを予防する事業を実施するとともに、地域における
総合相談機能や包括的・継続的なケアマネジメント等を推進(介護予防・日常
生活支援総合事業実施の場合の上限枠は、現行の3%に加えて最大1%引上げ
可能)
概算要求額:642億円(前年度予算額 642億円)
【厚生労働省】
■ 地域包括支援センターが行う事業の充実
○ 市町村介護予防強化推進事業(→ ◎)
・ 要支援者等の高齢者の自立支援に効果的・具体的なサービスの手法を明らか
にし、全国へのマニュアル提示等の実施
概算要求額:2.8億円(前年度予算額 2.8億円)
【厚生労働省】
■ 重度者にも対応できる在宅サービスの普及
○ 「地域支え合いセンター」の整備支援(→ △)
・ 高齢者が住み慣れた地域での在宅生活を継続することができるよう、定期巡
回・随時対応サービス、小規模多機能型居宅介護などの介護サービスをワンス
トップ で提供する「都市型ケアステーション」や、農作業・ものづくりなど
の「生産活動」の場となる「地域支え合いセンター」のモデル的な整備に必要
な経費について財政支援
概算要求額:60 億円(前年度予算額 57 億円)
【厚生労働省】
■ 認知症施策の充実強化
○ 認知症施策推進5か年計画(平成 25∼29 年度)支援事業(→ ◎)
市町村において5か年計画に盛り込まれた事業を実施する経費を助成
11
・ 地域の実情に応じた認知症ケアパスの作成・普及
・ 早期診断・対応の体制整備(認知症初期集中支援チーム等の設置)
・ 一般病院、介護保険施設・事業所等への認知症対応向上強化の推進
・ 地域での日常生活・家族への支援の強化及び医療・介護サービスを担う人材
の育成(認知症地域支援推進員の設置等)
・ 医療、介護の専門家等、多職種協働による地域ケア会議の活用推進
概算要求額:37億円[特別重点要求]
(新規)
【厚生労働省】
○ 認知症施策の総合的な取組(→ △)
・ 認知症施策推進5か年計画の着実な実施を図るため、広域的観点から支援が
必要な若年性認知症施策や、一般病院勤務医療従事者向け研修等の実施による
医療と介護の連携強化の推進
概算要求額:26億円(前年度予算額 26億円)
【厚生労働省】
■ 福祉・介護分野における人材の安定的な確保
○ 介護職員の研修に係る代替職員の確保(→ □)
・ 介護職員のキャリアアップを推進し、介護労働分野での人材の定着を図るた
め、介護サービス事業者が介護職員として働く者を外部研修などに派遣する際、
必要な代替職員を確保する場合に必要な経費を補助
概算要求額:2.4億円(新規)
【厚生労働省】
6 障害者の安心につながる制度改革の実現【提案】
■ 制度改革にあたり現場に混乱が生じないような配慮
○ 障害支援区分を障害の特性を加味した適切な制度に見直し(→ △)
・ 障害者総合支援法に規定された障害支援区分の平成 26 年4月からの施行に
向け、新たな調査項目による認定調査や調査結果に基づく障害支援区分の判定
(一次、二次)に関するモデル事業や、市町村が使用するソフトの開発など所
用の準備を実施
概算要求額:3.1億円(前年度予算額 1億円)
【厚生労働省】
■ 障害者の安心につながる具体的な制度改革
○ 良質な障害福祉サービス等の確保(→ △)
・ 障害者等が地域や住み慣れた場所で暮らすために必要なホームヘルプ、グル
ープホーム、就労移行支援等の障害福祉サービスを総合的に確保
・ 新たに対象となる難病患者などにかかる経費を確保
概算要求額:8,207億円(前年度予算額 7,434億円)
【厚生労働省】
○ 地域生活支援事業の国の義務負担化等(→ △)
・ 移動支援やコミュニケーション支援など障害児・者の地域生活を支援する事
業について、市町村等での事業の着実な実施や定着を推進
・ 児童発達支援センターについて、発達障害を含む多障害対応や早期専門対応
の機能強化を推進
12
・ 「障害者総合支援法」で必須事業化された手話通訳者等の人材の養成・派遣
や後見業務を適正に担うことのできる人材の育成・活用を実施し、障害者の社
会参加を支援
概算要求額:480億円[うち重点要求 70億円]
(前年度予算額 450億円)
【厚生労働省】
○ 障害者の日常生活・社会生活支援のための体制の整備(→ □)
・ 「障害者総合支援法」の理念に基づき、障害者などが当たり前に地域で暮ら
し、社会参加できる共生社会の実現に向け、障害者などの社会参加の機会と住
まいを確保
・ 障害者の地域生活の支援を担うことができる人材の育成・活用など、障害者
の日常生活や社会生活を支援するため、意思疎通支援を行う人材の養成や意志
決定支援を行う後見業務を適正に担うことができる人材の育成・活用
・ グループホームなどの「住まいの場」の整備促進、身近な地域での支援体制
強化の拠点となる児童発達支援センターの整備促進や、小規模グループによる
療育ケアを推進
概算要求額:120億円[重点要求]
(新規)
【厚生労働省】
○ 障害者虐待防止などに関する総合的な施策の推進(→ □)
・ 都道府県や市町村で障害者虐待の未然防止や早期発見、迅速な対応、その後
の適切な支援を行うため、地域の関係機関の協力体制を整備
・ 家庭訪問や関係機関職員への研修、障害者虐待の通報義務などの制度の周知
などによる支援体制の強化
概算要求額:4.1億円(前年度予算額 4.2億円)
【厚生労働省】
■ 障害者の就労支援の推進
○ 改正障害者雇用促進法施行経費(→ △)
・ 「平成 24 年度内を目途に結論を得る」こととしている障害者雇用促進制度の
「障害者」の範囲や精神障害者の雇用義務化等の検討を踏まえ、平成 25 年度に
障害者雇用促進法の改正法案を提出、周知広報など所要の事業を実施
概算要求額:0.41億円(新規)
【厚生労働省】
○ 雇用率達成指導の強化・徹底による雇用機会の拡大(→ △)
・ 事業主の障害者雇用の取組段階に応じた、きめ細かな雇用率達成指導を実施
概算要求額:0.34億円(前年度予算額 0.30億円)
【厚生労働省】
○ 雇用と福祉の連携による地域に密着した就労支援の実施(拡充)
(→ △)
・ 就業支援のノウハウの蓄積、質の向上のため、各センターにおける支援事例
やノウハウ、ネットワークの構築等に関する情報・意見交換を行うブロック別
の交流会等を実施
概算要求額:44.49億円(前年度予算額 43.40億円)
【厚生労働省】
13
7 生活保護対策等セーフティネットの構築【提案】
■ 生活保護受給者などの生活困窮者に対する就労支援の抜本強化
○ 「生活保護受給者等就職実現プロジェクト(仮称)の創設(→ △)
・ 「生活保護受給者等就職実現プロジェクト(仮称)
」を創設し、生活保護受給
者やボーダー層など、生活困窮者を広く対象に、自治体とハローワークが一体
となった就労支援体制を全国的に整備し、早期支援を徹底するなど、就労支援
を抜本的に強化。これに併せ、対象者の課題に応じた能力開発などの支援施策
を充実
概算要求額:100億円[うち重点要求 50億円]
(新規)
【厚生労働省】
■ 生活困窮者支援体系の確立
○ 介護福祉士等修学資金貸付事業の拡充(→ □)
・ 生活保護世帯の子どもが高校卒業後に介護福祉士養成施設などに就学を希望
する場合に、現在の授業料などの修学資金に加えて、生活費の一部を貸付する
ことにより、生活保護世帯の子どもの自立と生活の安定につながる資格の取得
を支援
概算要求額:8.3億円[重点要求]
(新規)
【厚生労働省】
■ 国民の信頼に応えた生活保護制度の構築
○ 生活保護に係る国庫負担(→ □)
・ 生活保護制度に係る国庫負担に必要な経費を確保する。
また、平成 24 年秋を目途に策定される生活支援戦略(仮称)に基づき、生
活保護受給者の状況に応じた自立の助長を一層図るとともに、給付の適正化な
どを徹底する観点から生活保護制度の見直しを実施(生活保護基準の検証・見
直しの具体的内容については、予算編成過程で検討)
。
概算要求額:2兆9,313億円(前年度2兆7,924億円)
【厚生労働省】
○ 生活保護受給者への居住支援(→ △)
・ 生活保護受給者の地域での自立した生活を支援するため、民間団体などを活
用して生活支援の見守りを行い、併せて居住支援の一環として代理納付(自治
体が受給者に代わり家賃を納付する形での現物給付の仕組み)を積極的に促進
することで、住まいの選択肢を拡大
概算要求額:5.6億円[重点要求]
(新規)
【厚生労働省】
○ 子どもの貧困対策支援の充実(
「貧困の連鎖」の防止)
(→ △)
・ 「貧困の連鎖」の防止を図るため、生活保護世帯の親子への養育相談・学習
支援などを実施するとともに、生活保護世帯の子どもが日常生活上の支援を受
けられる居場所の確保や就労体験の機会を提供
概算要求額:セーフティネット支援対策等事業費補助金256億円の内数
(一部新規)
【厚生労働省】
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8 持続可能で安定的な公的年金制度の確立【提案】
■ 信頼できる年金制度に向けて
○ 持続可能で安心できる年金制度の運営(→ △)
・ 消費税引き上げ分を償還財源とするつなぎ公債(年金特例公債)の発行によ
り確保される財源を活用して、基礎年金国庫負担割合2分の1を維持
概算要求額:10 兆7,525億円(前年度予算額 8兆945億円)
【厚生労働省】
9 自殺対策の充実強化【提案】
■ 地域における自殺対策の充実強化
○ 地域における自殺対策の充実強化(→ △)
・ 平成 25 年度の地域自殺対策緊急強化基金追加
○ うつ病対策強化への支援(→ △)
・ うつ病の早期発見・早期治療につなげるため、一般内科、ケースワーカー等
の地域で活動する方に対する研修
○ 失業者の自殺防止のための連携体制の整備(→ △)
・ メンタルヘルスを担う従事者に対する研修や、地域の各種相談機関との連携
強化
概算要求額:65億円(前年度予算額 51億円)
【厚生労働省】
概算要求額:30.2億円(前年度予算額 ― 億円)
【内閣府】
10 地域の安全安心体制の強化【提案】
■ 犯罪被害者等に対する支援の充実
○ 犯罪被害者等施策の推進(→ △)
・ 犯罪被害者等への支援の充実のため、関係機関・団体の連携強化、地方公共
団体の取組への支援や研修の実施など、犯罪被害者等施策を推進
概算要求額:0.6億円(前年度予算額 0.7億円)
【内閣府】
■ 警察基盤の充実強化
○ 人的基盤の充実強化(→ △)
・ 地方警察官の増員 増員数 545 人
概算要求額:5億円(前年度予算額 4億円)
【警察庁】
○ 装備資機材・警察施設の整備充実(→ △)
・ 警察活動を迅速かつ的確に行うために必要な警察用車両・船舶及び装備資機
材を整備
概算要求額:41億円(前年度予算額 48億円)【警察庁】
・ 災害警備活動等の拠点となる警察本部、警察署等の整備や、機動隊庁舎、警察
学校などの建設・修繕
概算要求額 173億円(前年度予算額 181億円)【警察庁】
15
■ 安全・安心な国民生活の確保
○ 被害者支援の充実(→ □)
・ 「第2次犯罪被害者等基本計画」を踏まえた、犯罪被害者等給付金の支給、
民間被害者支援団体に対する業務の委託
概算要求額:25億円(前年度予算額 24億円)【警察庁】
○ 安全・快適な交通環境実現のための施策の推進(→ △)
・ 交通事故の抑止及び道路交通の円滑化に必要な交通安全施設等を整備
概算要求額:174億円[うち重点要求 10億円]
(前年度予算額 164億円)【警察庁】
■ 客観的証拠重視の捜査のための基盤整備
○ 第一線警察における科学捜査力の強化(→ △)
・ 科学捜査力の一層の高度化を図るための鑑識・鑑定資機材の整備
概算要求額:17億円[重点要求](前年度予算額 4億円)【警察庁】
○ DNA型鑑定の推進(→ △)
・ 極めて高い精度で個人識別を行うことを可能とするDNA型鑑定の実施
概算要求額:25億円(前年度予算額 25億円)【警察庁】
■ テロの未然防止と緊急事態への対処態勢の強化
○ テロ等への対処に必要な装備資機材の充実(→ △)
・ 情勢に応じた警戒警備の実施ほか、テロ等の緊急事態の発生時においてその
対処に必要な資機材等を整備
概算要求額:11億円(前年度予算額 11億円)
【警察庁】
○ 原子力関連施設に対する警戒警備体制の強化(→ △)
・ 原子力関連施設に対するテロの未然防止を図るため、警戒警備体制の強化に
必要な資機材を整備
概算要求額:18億円[重点要求]
(前年度予算額 3億円)
【警察庁】
■ サイバー空間の脅威への対処
○ サイバー犯罪・サイバー攻撃への対処能力の向上(→ △)
・ サイバー犯罪の取締体制の強化に必要な資機材の整備を行うほか、政府機関
や重要インフラ事業者等に対するサイバー攻撃事案の実態解明や取締りを行う
ために必要な資機材の整備等
概算要求額:3億円[うち重点要求 0.8億円]
(前年度予算額 2億円)【警察庁】
○ 情報技術解析体制・執行力の強化(→ △)
・ サイバー攻撃手法の巧妙化・複雑化に対応する技術力を強化するほか、情報
通信技術の高度化に対応する情報技術解析体制の強化
概算要求額:20億円[うち重点要求 12億円]
(前年度予算額 12億円)
【警察庁】
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Ⅲ 質の高い生活をつくる
1 安心できる子育て環境の充実【提案】
■ 待機児童の解消などに向けた取組
○ 待機児童解消策の推進など保育の充実(→ ◎)
・ 保育所の受け入れ児童数の拡大(約 7 万人)
・ 保育者のニーズに応じて、家庭的保育者の居宅等において少人数の就学前児
童を保育する家庭的保育(保育ママ)
(1 万人→1.3 万人)を推進
・ 保育者のニーズに応じて、開所時間を超えて実施する延長保育を推進(58.0
万人→60.2 万人)
・ 保護者の勤務形態の多様化を受けて、休日や夜間においても保育を実施する
事業の充実(休日:10 万人→11 万人、夜間:224 箇所→252 箇所)
・ 地域の病児・病後児について、病院・保育所等に付設された専用スペースに
おいて一時的に保育する事業(病児・病後児保育事業)を実施(延べ 143.7 万人
→延べ 171.8 万人)
概算要求額:4,612億円(前年度予算額 4,304億円)【厚生労働省】
○ 放課後児童対策の充実(→ △)
・ 放課後児童クラブの箇所数の増(26,310 箇所→27,029 箇所)など、放課後児童
対策を拡充(「小1の壁」の解消)
概算要求額:317億円(前年度予算額 308億円)【厚生労働省】
■ ファミリー・サポート・センターの設置要件の緩和
○ ファミリー・サポート・センター事業における事故防止・安全対策の強化
(→ □)
・ 保育の質の向上を図るため、複数預かりの奨励を廃止するとともに、病児等
を預かる提供会員の安全対策についての専門的知識や理解を深めるための研修
を強化
概算要求額:344億円[うち重点要求 84億円]の内数
(前年度予算額 500億円)
【厚生労働省】
■ 児童虐待・DV対策、社会的養護の充実
○ 児童虐待防止対策の推進、社会的養護の充実(→ △)
・ 児童相談所などの専門性の確保・向上を図り、相談機能を強化、未成年後見
人制度の普及促進
・ 家庭的養護への転換を図るため、里親・ファミリーホームへの委託を推進
・ 既存建物の賃借料の支援(月額 10 万円)により小規模グループケアや地域小
規模児童養護施設等での養護を推進
・ 児童家庭支援センターなどによる、在宅の子どもや保護者の虐待などに関す
る相談支援
・ 児童養護施設の心理療法担当職員の配置の推進、母子生活支援施設の特別生
活指導費加算や保育士配置の充実
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・ 児童養護施設などの措置を延長した大学進学者などに対する、入学時の支度
費を含めた特別育成費、措置解除時の自立生活支度費の支給。中卒・高校中退
などの児童に、自立に役立つ資格取得に必要な経費の支給
○ 児童養護施設などの家庭的養護への転換を図るための施設整備の充実(→ □)
・ 家庭的養護への転換を推進するため、小規模グループケアや地域小規模児童
養護施設などの整備を支援
○ 配偶者からの暴力(DV)防止(→ □)
・ DV被害者に対して、婦人相談所などで行う相談、保護、自立支援などの取
組を推進
概算要求額:989億円(前年度予算額963億円)
【厚生労働省】
■ 児童手当制度
○ 児童手当制度(→ □)
・ 次代の社会を担う児童の健やかな成長に資するため、児童手当の支給に必要
な額を確保
中学校修了前の児童を対象に、一人当たり以下の手当月額を支給
3歳未満
15,000 円
3歳以上小学校修了前 第1,2子
10,000 円
第3子以降
15,000 円
中学生
10,000 円
所得制限以上の者(当分の間の特例給付) 5,000 円
概算要求額:1 兆4,311億円(前年度予算額 1 兆4,585億円)
【厚生労働省】
■ ひとり親家庭の総合的な自立支援の推進
○ ひとり親家庭の就業・生活支援などの推進(→ □)
・ 母子家庭の母などへの就業支援、養育費の確保や面会交流の支援など総合的
な自立支援施策の推進
・ 高等技能訓練促進費等事業などについて、新たに父子家庭の父への対象拡大
○ 自立を促進するための経済的支援(→ □)
・ ひとり親家庭の自立を支援するため、児童扶養手当を支給
・ 母子家庭などの自立を促進するため、技能取得などに必要な資金の貸付けを
行う母子寡婦福祉資金貸付金による経済的支援の実施
概算要求額:1,917億円(前年度予算額 1,880億円)【厚生労働省】
2 学力向上対策・体験教育等の充実【提案】
■ 全国的な学力調査の実施(→ ◎)
・ 対象学年小学校6年生、中学校3年生の全児童生徒を対象とした調査を実施
・ 経年変化分析、家庭状況と学力等の状況の把握・分析、少人数学級等の教育
施策の検証・改善に資する追加調査を新たに実施
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・ 平成 26 年度の抽出調査(約 30%)及び希望利用方式の調査を実施するため
の準備
概算要求額:56億円(前年度予算額 40億円)
【文部科学省】
■ 少人数学級の推進など計画的な教職員定数の改善
○ 教職員の定数改善(→ ◎)
・ 今後策定を目指す新たな教職員定数改善計画(H25∼29 改善総数 27,800 人)
の初年度分として少人数学級の推進等への対応に必要な定数改善 5,500 人
35 人以下学級の推進など学級規模の適正化 3,900 人
個別の教育課題に対応した教職員の配置の充実
・いじめ問題への対応など学校運営の改善充実 400 人
・インクルーシブ教育システム構築に向けた通級指導など特別支援教育
の充実 600 人
・外国人児童生徒等への日本語指導 100 人
等
概算要求額:119億円[重点要求]
(前年度予算額 61億円)
【文部科学省】
■ いじめ問題に対する総合的な取組の推進
○ いじめ対策等総合推進事業(→ ◎)
・ 幅広い外部の専門家を活用していじめ問題等の解決に向けて調整、支援する
取り組みの促進(200 地域)
・ スクールカウンセラー等の配置等の拡充
(全公立中学校に配置 8,252 校→9,835 校、
公立小学校配置の拡充 11,690 校→13,800 校)
・ スクールソーシャルワーカー配置の拡充(1,113 人→2,226 人)
・ 24 時間いじめ相談ダイヤルの充実
・ スクールカウンセラーを活用した全中学校での教員研修の実施
等
概算要求額:55億円[重点要求]
(前年度予算額 39億円)
【文部科学省】
3 障害のある児童生徒のニーズに応じた教育の充実【提案】
■ インクルーシブ教育システム構築のための特別支援教育の充実
○ インクルーシブ教育システム構築事業(→ ◎)
・ 早期からの教育相談・支援体制の構築
・ インクルーシブ教育システム構築モデルスクール
・ インクルーシブ教育システム構築モデル地域
・ 医療的ケアのための看護師の配置
・ 合理的配慮の関連知識の習得及び情報共有を図るためのセミナー開催 等
概算要求額:11億円(新規)
【文部科学省】
○ 発達障害に関する教職員の専門性向上事業(→ □)
・ 発達障害に関する専門的・実践的な知識を有する教職員を育成するための事
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業を実施
概算要求額:1.1億円(新規)
【文部科学省】
○ 教科用特定図書等普及推進事業(→ ◎)
・ ボランティア団体等にとって使い勝手の良い教科書デジタルデータの提供な
ど、教科用特定図書等の普及促進
概算要求額:1.1億円(前年度予算額1.2億円)
【文部科学省】
4 芸術文化の振興【提案】
■ 公立文化施設の優れた芸術文化活動に対する支援の充実
○ 劇場・音楽堂等活性化事業(→ △)
・ 「劇場、音楽堂等の活性化に関する法律」の成立を踏まえ、我が国の劇場・音
楽堂等が行う創造発信や、専門的人材の養成、教育普及活動等を総合的に支援
することにより、文化拠点としての活性化を図り、コミュニティに支えられた
豊かな地域づくりを推進し、心豊かな国民生活及び活力ある地域社会の実現に
寄与
概算要求額:30.03億円(新規)
【文化庁】
○ 地域発・文化芸術創造発信イニシアチブ(→ △)
・ 地域の創意に基づく文化芸術創造活動への支援のため、各地域の特色や実状
にあわせた総合的な支援を実施。具体的には、文化芸術振興条例等の地域にお
ける明確な方針に基づく優れた創造発信事業を支援する「文化芸術創造発信イ
ニシアチブ事業」により、古典に親しむ活動など地域における文化芸術活動を
活発化させるなど複数のメニューにより地域の活性化を支援
概算要求額:26.15億円(前年度予算額 32.15億円)
【文化庁】
■ 「本物の芸術」体験事業に対する支援の充実
○ 文化芸術による次世代人材育成(→ △)
・ 次代を担う子どもの文化芸術体験事業
一流の芸術団体・芸術家による優れた文化芸術を子どもたちに提供。実施に
あたっては鑑賞のみにとどまらず、参加体験や授業との連動などを通じて、将
来の芸術家の育成及び国民の芸術鑑賞能力の向上につなげるとともに、子ども
の発想力や対話協働能力の伸張を支援
概算要求:45.02億円(前年度予算額 45.02億円)
【文化庁】
5 体育・スポーツの振興【提案】
■ 新たなスポーツ文化創造プロジェクトによる日本再生
○ スポーツ for all プロジェクト(→ ◎)
・ スポーツを通じた地域のコミュニティの活性化
・ 若者や子どものスポーツの機会の充実及びスポーツを支える人材の拡大
・ 地域の人的支援を活用し、子どもの体力向上の取組を推進
概算要求額:10億円(新規)
【文部科学省】
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■ スポーツ基本計画の推進
○ 地域スポーツとトップスポーツの好循環推進プロジェクト(→ △)
・ トップアスリートを活用し、地域のジュニアアスリートへの指導、指導者に
対する研修会の開催、
「小学校体育活動コーディネーター」を派遣
概算要求額:7億円(前年度予算額 6億円)
【文部科学省】
○ 武道等指導者推進事業(→ □)
・ 地域の指導者の技術及び安全に関する専門的な指導力の活用方策、競技団体
等の支援体制の強化に関する実践研究を実施
・ 教員を対象とした安全指導の充実を図るための取組を支援
概算要求額:3億円(前年度予算額 2.5億円)
【文部科学省】
○ 運動部活動地域連携再構築事業(→ □)
・ 運動部活動等への地域スポーツ人材の活用等についての実践研究を実施
・ 多くの生徒が参加する機会を確保するための地域と連携した新たな形態等に
ついての実践研究を実施
概算要求額:3億円(前年度予算額 3億円)
【文部科学省】
6 消費者対策の充実強化【提案】
■ 地方消費者行政活性化交付金の創設
○ 市町村における基礎的な取組の下支え(→ ◎)
・ センター設置・窓口新設
・ 消費生活相談員の配置と処遇改善
・ 消費生活相談員の養成・レベルアップ
・ 都道府県による市町村支援(巡回相談等によるバックアップ等)
○ 消費者問題に対する解決力の高い地域社会づくり(→ ◎)
・ 先進的・モデル的事業(消費者団体等多様な主体との連携事業等)
・ 消費者教育推進法の成立を踏まえた消費者教育・啓発の促進(各種消費者教
育・啓発の取組、高齢者の消費者トラブルの防止等)
・ 消費者安全法に基づく取組の促進
概算要求額:40.6億円(新規)
【消費者庁】
7 住民基本台帳ネットワークシステムの有効活用【提案】
■ 電子自治体の推進
○ 国民本位の電子行政及び事務の効率化を実現するための基盤の充実(→ △)
・ 住基ネット、住基カードの利活用促進、コンビニ交付の普及拡大等
概算要求額:3.0億円(前年度予算額 2.6億円)
【総務省】
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Ⅳ 環境優先の社会をつくる
1 新たなエネルギー政策の推進【提案】
■ 環境影響評価制度の効果的・効率的な実施
○ 環境影響評価制度合理化・最適化経費(→ ◎)
・ 放射性物質汚染に対応した環境影響評価制度等検討調査費:放射性物質によ
る環境影響についての調査・予測・評価手法や環境保全措置の技術的知見の収
集、制度的な措置の検討を実施
・ 環境影響評価制度合理化等調査検討費:火力発電所リプレース事業のように、
既設設備を更新することにより更新前に比べ供用時の環境負荷が低減される場
合等に環境影響評価の適切な合理化のあり方について検討を実施
概算要求額:0.82 億円(前年度予算額 0.34 億円)
【環境省】
■ 東日本大震災の教訓等を踏まえた持続可能な地域づくり
○ 再生可能エネルギー等導入推進基金事業(グリーンニューディール基金)(→ ◎)
・ 平成 21 年度に造成した地域グリーンニューディール基金制度を活用し、都道
府県及び政令指定都市が行う事業を支援するための基金を造成(基金による事
業期間は5ヵ年)
・ 地域資源活用詳細調査事業:地域の再生可能エネルギー等を活用し「災害に
強く環境負荷の小さい地域づくり」を推進するための事業精査、実施設計等
・ 公共施設における再生可能エネルギー等導入事業:防災拠点や災害時に機能
を保持すべき公共施設への、再生可能エネルギーや蓄電池、未利用エネルギー
及び高効率省エネ機器(照明、空調)の導入
・ 民間施設における再生可能エネルギー等導入促進事業:防災拠点や災害時に
機能を保持すべき一部の民間施設に対する、再生可能エネルギーや蓄電池、未
利用エネルギー及び高効率省エネ機器(照明、空調)の導入支援
・ 風力・地熱発電事業等支援事業:大型風力発電や地熱発電等を行う民間事業
者に対する、事前調査等に要する経費の支援や事業実施に係る利子補給
概算要求額:250億円(前年度予算額 121億円)
【環境省】
○ 地域主導による再生可能エネルギー事業のための検討事業(→ □)
地域主導による再生可能エネルギー事業の実現のために必要な情報・体制整備
等に関する業務を実施
・ 情報整備業務:再生可能エネルギーの開発・事業化可能性に関する地図情報
の整備及び発信
・ 地域協議会設置・運営支援業務:地域の住民等のステークホルダーが参画す
る再生可能エネルギーの事業化に向けた協議会活動の支援
・ コーディネーター等育成業務:地域協議会による各地での活動の核となる開
発コーディネーター・アドバイザー等の育成。また、小規模な地方公共団体の
職員等を対象とした研修等を実施
概算要求額:6億円(前年度予算額 4.13億円)
【環境省】
22
■ 他の追随を許さない世界最高水準の省エネルギーの実現
○ グリーンビルディング普及促進ファンド創設事業(→ □)
・ 中小ビルにおける省エネ改修を推進するため、複数件の中小ビルによる改修
のみを受け付ける補助事業を立ち上げ、実質、ファンドがまとめて申請し、こ
れに対して補助
・ 上記にあわせて、改修後の物件について、環境省の低炭素改修としての認定
を行い、市場開拓を支援
概算要求額:10億円(新規)
【環境省】
■ 世界最高水準の再生可能エネルギー導入の実現
○ 地熱開発加速化支援・基盤整備事業(→ ◎)
地熱発電の推進のため、技術情報等の整備や優良事例の形成に関する事業を実
施
・ 地熱開発技術の最新情報の収集・整備業務:国内外の最新の技術動向の収集・
整備・評価による技術的課題の克服
・ 地熱発電の導入ポテンシャル精密調査・分析:全国規模での、これまでの調
査よりも精密なポテンシャル調査の実施
・ 地熱開発の事業形成促進業務:地域における合意形成のための協議会の設
置・運営、地熱発電開発の優良事例のノウハウの共有、事業計画策定のための
調査・事業・ファイナンススキームの検討支援
概算要求額:5億円[特別重点要求]
(新規)
【環境省】
○ 再生可能エネルギー出力安定化のための蓄電池導入促進事業(→ □)
・ 蓄電池導入補助事業:既設または新設の大規模再生可能エネルギー発電施設
の円滑な系統連系のための蓄電池の導入に対して補助を実施
<補助率>1/2
<補助対象者>民間事業者等
・ 蓄電池による再生可能エネルギー出力安定化効果検証業務:複数の再生可能
エネルギー発電施設を一体的に管理するために系統側に蓄電池を設置する場
合の効果的な設置方法の検討及び出力制御効果の検証を実施
概算要求額:10.35億円[特別重点要求]
(前年度予算額 10.35億円)
【環境省】
○ 地中熱利用ヒートポンプシステムの普及促進を図るための技術開発推進事業
(→ □)
・ 高速掘削技術、高効率の機器、地盤環境計測技術等を含む地中熱利用ヒート
ポンプシステムの設置から維持管理全体に関して、本システムの普及が進むよ
うな価格帯を実現するためのシステム性能の向上・効率化、コストの低減に関
する技術開発及び実証研究について、民間企業、公的研究機関等からの提案を
募集し、外部専門家から構成される評価委員会において選定した提案課題の技
術開発、実証研究を実施することにより、技術の確立と実用化を促進
概算要求額:2億円[特別重点要求]
(新規)
【環境省】
23
○ 先進的地中熱利用ヒートポンプシステム導入促進事業(→ □)
・ 地中熱利用の普及方策の構築:普及促進上の課題事項の整理(導入コスト低
減の可能性、認知度向上方策、地盤環境情報の整理)、海外の普及促進施策の
調査、新たな普及促進方策の検討等を行い、普及のための手引きを作成
・ 先進的地中熱利用ヒートポンプシステム導入に対する補助:運転効率等に影
響する項目(熱媒体・地下水の温度、循環量、地盤温度等)等をモニタリングす
る先進的な本システムの設置事業者等に対し、モニタリングに係る機器の設置
費用を補助
概算要求額:2.13億円(新規)
【環境省】
■ 再生可能エネルギーの開発・利用の最大限の加速化
○ 再エネの接続可能量の拡大に向けた系統用大型蓄電池の実証・技術開発
(→ □ )
・ 再生可能エネルギー系統対策等蓄電システム制御実証事業:再生可能エネル
ギー導入拡大に伴う周波数変動対策や余剰電力対策といった系統安定化用と
してニーズの高まっている大型蓄電池の最適な制御方法や設置方法の実証を
実施
・ 新エネルギー系統対策蓄電システム技術開発事業
・ 再生可能エネルギー余剰電力対策蓄電池実用化事業:低コストで長寿命な安
全性の高い蓄電システムの開発など系統安定化用蓄電システムが将来円滑に
普及するために必要な技術の開発及び実証を実施
概算要求額:231億円[うち特別重点要求180億円]
(前年度予算額 30億円)
【経済産業省】
○ 高性能太陽電池の研究開発等や太陽電池の新たな利用形態や設置形態の実証
(→ ◎ )
・ 太陽光発電システム次世代高性能技術の開発
・ 革新型太陽電池研究開発
・ 有機系太陽電池実用化先導技術開発事業
・ 太陽光発電多用途化実証事業
概算要求額:112億円(前年度予算額 105億円)
【経済産業省】
○ 地熱資源量等の調査支援や地熱開発の高度化・低コスト化等に資する技術開発、
地元理解の促進(→ ◎)
・ 地熱資源開発調査事業:発電時のCO2排出量がゼロで環境適合性に優れ、
出力が安定した純国産のエネルギー源である地熱資源の開発を促進するため、
地熱資源の調査に対する支援を実施
・ 地熱開発理解促進関連事業:地熱資源の開発・活用を促進するため、地熱を
有効利用することで、地域振興に役立ち、地熱の地域利用促進に資する事業な
どに支援を実施
・ 地熱発電技術研究開発事業:地熱発電の開発リスクの低減や国内地熱資源の
活用の一層の促進を図るため、地熱開発の高度化・低コスト化等に資する技術
開発を実施
24
概算要求額:120億円(前年度予算額 91億円)
【経済産業省】
○ 小水力発電導入促進モデル事業(→ ◎)
・ 小水力発電は大きなポテンシャルがある一方で、コストの高さや水利権の調
整等の課題を抱えているため、それらの解決に向けて、自治体や発電事業者等
が共同で行う実証事業を支援
概算要求額:20億円(前年度予算額 7億円)
【経済産業省】
■ 家庭用燃料電池の導入支援
○ 民生用燃料電池導入支援補助金(→ □)
・ 家庭用燃料電池システム(エネファーム)の早期の自立的な市場の確立を目
指し、初期市場を創出するため、導入費用の一部を補助
概算要求額:170億円[特別重点要求]
(前年度予算額 90億円)
【経済産業省】
■ 再エネを含む自家消費向け発電の導入支援
○ 独立型再生可能エネルギー発電システム等対策費補助金(→ ◎)
・ 蓄電池を含めた自家消費向けの再生可能エネルギー発電システムに対して補
助を実施
概算要求額:60億円[特別重点要求]
(前年度予算額 9.8億円)
【経済産業省】
○ 自家発電設備導入促進事業費(→ ◎)
・ 自家発電設備の新増設・増出力、休止・廃止設備の立ち上げを行う事業者に
対して、設備費や燃料の補助を実施
概算要求額:60億円(新規)
【経済産業省】
2 地球温暖化防止対策の推進【提案】
■ 低炭素社会にふさわしいライフスタイル変革の定着
○ 家庭エコ診断推進基盤整備事業(→ ◎)
・ 家庭の二酸化炭素排出構造実態の統計的把握と客観的かつ各家庭に合わせた
診断のための情報の整理、診断の拡大に向けて信頼性が確保された制度を構築
・ 事業活動を通して得られる二酸化炭素排出構造実態等の家庭情報を家庭対策
全般の推進に向けて統計として整備
概算要求額:4.82億円(前年度予算額 2.57億円)
【環境省】
○ HEMS活用によるCO2削減ポイント構築推進事業(→ □)
・ 地域や世帯属性、機器構成等のバランスを考慮して、集積データを全国約2
千世帯のHEMSから蓄積するなど拡充し、大量のデータに基づく属性別削減
ポテンシャルの分析を行うとともに、外部での利活用のために安全にデータを
提供するサーバーを開発
・ 家庭におけるCO2削減努力に応じたポイント付与等のインセンティブによ
る家庭でのCO2削減スキームの効果について調査・実証を行うとともに、イ
ンセンティブの原資を獲得する自立的なスキームの実現可能性の検討を実施
25
概算要求額:0.94億円(前年度予算額 0.94億円)
【環境省】
○ 各家庭のライフスタイルに合わせた需要サイドの低炭素化サポートシステム普
及促進実証事業(→ □)
・ 家庭部門における低炭素化サポートシステム普及促進実証事業:家庭内の複
数の家電や住設機器を、ユーザーの要求に応じてアシスト的に管理・自動操作
することで、単体機器では実現できない相乗効果を発揮する高機能型のHEM
Sによる低炭素化サポートシステムを構築
概算要求額:0.53億円(前年度予算額 0.53億円)
【環境省】
■ 低炭素投資へ資金が流れる仕組みづくり
○ カーボン・オフセット等に用いる新クレジットの創出事業(→ ◎)
・ 新クレジット制度の関連委員会の運営、制度のウェブページの更新等を行い、
制度の円滑な運営と適切な情報提供を実施
・ 制度運用において信頼性を確保するために必要な規定類等の改善を行い、統
合したものと現行のものとで混乱をきたさぬように新制度を周知
・ 新クレジット制度の認証を受けるために必要となる認証申請や検証等プロセ
スについての支援を実施
・ 既存のJ−VER登録簿システムを基にした新クレジット登録簿システムを
開発
概算要求額:8.73億円(前年度予算額 3.35億円)
【環境省】
○ カーボン・オフセット推進事業(→ □)
・ 各種セミナーの開催やイベント出展を行うなど、事業者・消費者への普及促
進策を強化するとともに、カーボン・オフセットの認証取得経費の支援を行う
ことで、オフセットの取組を拡大
・ カーボン・ニュートラルの認証取得経費の支援や、カーボン・ニュートラル
の対象活動に、これまでの組織活動のみから製品の生産活動を加えることで、
カーボン・ニュートラルの活性化を促進
・ 地産地消の視点から、地域で活発にオフセット等の取組を行う事業者を増や
すため、取組に関心のある事業者を対象にクレジット創出者との間でのマッチ
ング機会の提供等や、関連情報の積極的な提供を行うとともに、各地域に密着
したオフセット・プロバイダーの養成を実施
概算要求額:7億円(前年度予算額 5.75億円)
【環境省】
○ 地域における市場メカニズムを活用した低炭素化推進事業(→ □)
・ 地域ぐるみの取組モデル事業:市場メカニズムを活用して地域ぐるみの排出
削減の取組を行う事業について、実施細則の策定、参加事業者等の募集等事業
の立ち上げ・大幅拡充に必要な費用や削減効果の確認等に要する費用について
支援
・ 排出量等管理システム整備:各地域における市場メカニズムを活用した取組
に必要な排出量・排出削減量管理システム等の構築を支援するため、必要なイ
ンフラの整備を実施
概算要求額:5億円(前年度予算額 1.88億円)
【環境省】
26
○ CO2削減ポテンシャル診断と利子補給の「ワンストップ化」事業(→ ◎)
・ 環境省が派遣する診断機関が、排出量の大きい企業に対して、設備の導入・
運用状況等を無料で計測・診断し、投資回収年数3年未満の経済性の高い CO2
削減・節電対策技術とともに導入効果及びコスト等に関する情報を提供するこ
とにより、企業における費用効率的な対策の実施を促進
・ 削減ポテンシャル診断により提案された対策技術に係る投資資金について、
金融機関から融資を受ける際に、融資残高の1%の利子補給を行い、企業対策
実施を資金調達の面で支援
概算要求額:10.65億円(前年度予算額 2.46億円)
【環境省】
■ 省エネルギー対策の抜本的強化
○ エネルギー使用合理化事業者支援補助金(→ ◎)
・ 工場・事業場等における省エネ設備への入れ替えを補助
・ 新規採択事業向けに大幅に予算を増額するとともに、中小企業の取組につい
て重点的に支援
概算要求額:500億円[うち特別重点要求300臆円]
(前年度予算額 298億円)
【経産省】
■ 先導的な低炭素技術等の効率的、効果的な普及
○ 2013 年以降の温暖化対策の計画等に関するPDCA実施費(→ ◎)
・ 2013 年以降の温暖化対策の計画について、目標を達成するための行程を詳細
かつ具体的に規定したロードマップを策定
・ 2030 年∼2050 年の間の対策導入の見通しと 80%削減の具体的な道筋を詳細に
検討し、明確化
・ 京都議定書第一約束期間の総括
概算要求額:0.75億円(前年度予算額 1.02億円)
【環境省】
■ 持続可能な地域づくり
○ 地方公共団体実行計画実施推進事業(→ □)
・ マニュアル説明会・テーマ別研修会の開催
・ 先進的削減対策検討手法のツール化
・ 自治体の取組状況基礎調査及び地域主導の温暖化対策加速化検討
概算要求額:0.85億円(前年度予算額 0.93億円)
【環境省】
■ 化石燃料の有効利用等の推進
○ 分散型ガスコージェネレーション整備事業(→ □)
・ 省エネルギー効果が高く、分散型電源として系統や地域への電力供給にも期
待できる、高効率で比較的大型の天然ガスコージェネレーションの整備を促進
概算要求額:150億円[特別重点要求]
(新規)
【経済産業省】
27
○ ガスコージェネレーション推進事業費(→ □)
・ 高効率な天然ガスコージェネレーションの導入を促進し、裾野の広いコージ
ェネレーションの普及拡大を図ることで、省エネルギーと非常時の事業継続等
を同時追求する様々な需要家のニーズに対応
概算要求額:60億円(前年度予算額 33億円)
【経済産業省】
■ 優れた低炭素技術の国際展開による地球規模での環境制約の克服
○ 「見える化」制度連携活性化事業(→ □)
・ 企業による製品のカーボンニュートラル化を促進するとともに、環境配慮製
品に対する消費者意識を向上することにより、国内におけるクレジットの活用
を促し、更には企業の低炭素投資(クレジット創出)の向上を促進
概算要求額:6億円(新規)
【経済産業省】
■ 電気自動車や水素自動車等の普及促進と技術開発の推進
○ クリーンエネルギー自動車等導入促進対策費補助金(→ □)
・ 省エネ・CO2排出削減に高い効果を持ち、世界的な市場の拡大が期待される
電気自動車等の次世代自動車について、世界に先駆けて普及を促進し国内市場
の確立を図るため、車両や充電設備等に対して補助(日本再生戦略では、20
20年までに新車販売に占める次世代自動車の割合を最大で 50%とすること
を目標に掲げている)
概算要求額:443億円(前年度予算額292 億円)
【経済産業省】
○ 水素供給設備整備事業費補助金 (→ ◎)
・ 2015年の燃料電池自動車の市場投入に先駆けた水素供給設備の整備に対
して補助(燃料電池自動車を市場投入するのに必要な水素供給設備100カ所
程度を2015年までに先行整備することを目指す)
概算要求額:50 億円(新規)
【経済産業省】
○ 地域水素供給インフラ技術・社会実証事業(→ ◎)
・ 2015年の燃料電池自動車の市場投入に先立ち、社会受容性の向上のため
燃料電池自動車の実証走行を行うとともに、規制見直しや標準化・基準化のた
めのデータ取得等を行い、ステーションの早期のコストダウン
概算要求額:8.0 億円(前年度予算額 30.1億円)
【経済産業省】
○ 水素利用技術研究開発事業(独法交付金)
(→ ◎)
・ 燃料電池自動車の実用化に必要な水素供給設備のコスト低減に向けた技術開
発等
概算要求額:21億円(新規)
【経済産業省】
○ リチウムイオン電池応用・実用化先端技術開発事業(→ ◎)
・ 電気自動車等の動力であるリチウムイオン電池の性能を理論限界まで追求す
るためのトップランナー型の技術開発
概算要求額:27億円(前年度予算額 20 億円)
【経済産業省】
○ 革新型蓄電池先端科学基礎研究事業 (独法交付金)
(→ ◎)
・ 高性能・高安全性を有する革新型蓄電池の実現を目指し、より高性能な蓄電
28
池開発のための材料開発をはじめとした基礎技術の開発
概算要求額:35億円(前年度予算額 35億円)【経済産業省】
○ 次世代自動車向け高効率モーター用磁性材料技術開発(未来開拓研究)
(→ ◎)
・ ジスプロシウム等のレアアースを使用せず、従来以上に強力な磁性を示す磁
性体の開発及びそれを用いたモーターの設計及び試作を委託し、電力消費の半
分を占めるモーターについて、エネルギー損失を25%削減できる高性能モー
ターを実現
概算要求額:30億円(前年度予算額 20億円)【経済産業省】
○ スマート・モビリティ・デバイス開発プロジェクト(→ △)
・ 次世代自動車の運転に際しての動画認識、自動制御等の高度化を実現し、さ
らにエネルギー消費を効率化するための次世代半導体の技術開発
概算要求額:19.5億円(新規)
【経済産業省】
■ バイオマス資源の利活用への支援
○ バイオマス産業都市づくり対策事業(→ □)
・ 「バイオマス産業都市推進計画」の策定支援
概算要求額:0.6億円[特別重点要求]
(新規)
【農林水産省】
・ バイオマス産業都市づくり整備事業
バイオマス産業都市づくりに必要な施設整備や地域循環型燃料の地産地消の
取組を支援
概算要求額:33.3億円[特別重点要求]
(新規)
【農林水産省】
○ 食品産業環境対策推進事業(→ □)
・ 食品廃棄物対策実践事業(新たな食品リサイクル推進事業)
農畜産物のブランド化等に資する高度な肥飼料化やバイオガスのエネルギー
利用等の地域における新たな食品リサイクルのシステムづくりを支援
概算要求額:0.3億円(新規)
【農林水産省】
○ 農山漁村再生可能エネルギー導入事業(→ □)
・ 農山漁村活性化再生可能エネルギーモデル構築事業
農林漁業者等が参画し、農山漁村の資源を活用して行う再生可能エネルギー
発電事業による収入を地域の農林漁業の発展に活用する「地域還元モデル」の
構築への支援
概算要求額:14.9億円(新規)
【農林水産省】
○ 地域材供給倍増事業(→ □)
・ 木質バイオマス利活用施設の整備資金の借入に対する利子助成など地域材の
利用を拡大するための取組に対して支援
概算要求額:82.9億円(前年度予算額 101.8億円)
【林野庁】
○ 未利用木質バイオマス利用推進事業(→ □)
・ 地域の未利用木質バイオマスを利用したエネルギー供給施設の導入に向けた
技術支援
・ 地域の未利用木質バイオマスを利用したエネルギー供給施設の導入に向けた
普及啓発・情報提供
概算要求額:0.5億円(新規)
【林野庁】
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○ 木質バイオマス産業化促進整備事業(→ □)
・ 未利用間伐材等の収集・運搬の効率化に資する機材等の整備支援
・ 木質燃料製造施設や木質バイオマス発電・熱併給施設等の整備支援
・ 未利用間伐材等を原料とする熱効率の高い新たな固形燃料を利用する発電・
熱供給システムの開発支援
・ 製材工場等における環境負荷を低減するため、木質バイオマス利用乾燥施設
等やこれらを一体的に併設した木材加工施設の整備支援
概算要求額:135.7億円[特別重点要求]
(新規)
【林野庁】
○ 施設園芸の省エネ化・省石油化の推進(→ □)
・ 施設園芸用省エネ施設導入の推進
施設園芸における、地域の未利用エネルギーである木質バイオマスを利用す
る加温設備、再生可能エネルギー源である熱を有効利用するヒートポンプ等、
省エネ設備のリース導入への支援
概算要求額:0.1億円(新規)
【林野庁】
○ 家畜排せつ物の利活用と畜産環境対策(→ □)
・ 産地活性化総合対策事業のうち産地収益力向上支援事業(地域バイオマス支
援地区)
畜産農家と耕種農家の連携による地域内の家畜排せつ物の利活用に向けた取
組支援するとともに、畜産経営環境調和推進資金を利用して、家畜排せつ物を
利活用するための施設を整備する場合の利子相当額助成
概算要求額:43.9億円の内数(前年度予算額 52.9億円の内数)
【農林水産省】
○ 地域における熱エネルギーを効率的に利用するためのプロジェクト(→ □)
・ 廃熱の利用技術の開発等
木質バイオマス発電所等からの廃熱利用を促進するため、高効率な蓄熱媒体
を用いた熱輸送技術の利用システムを開発等
概算要求額:4億円(新規)
【農林水産省】
○ 農山漁村におけるバイオ燃料等生産基地創造のための技術開発プロジェクト
(→ □)
・ 草本を利用したバイオエタノールの低コスト・安定供給技術の開発
・ 林地残材を原料とするバイオ燃料等の製造技術の開発
・ 微細藻類を利用した石油代替燃料等の製造技術の開発
概算要求額:4.5億円(前年度予算額 6億円)
【農林水産省】
■ 住宅・建築物の環境対策の推進(→ △)
・ 都市の低炭素化の促進に関する法律に基づく集約都市開発事業による低炭素
型の建築物を整備の促進を図るため、省エネルギー性能等に優れた質の高い建
築物を整備する民間事業者等に対する支援を強化
概算要求額:295億円[うち特別重点要求 65億円]
(前年度予算額 225億円)
【国土交通省】
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3 循環型社会の構築と適正処理の推進【提案】
■ 一般廃棄物処理施設整備を一体として行わない場合の焼却炉解体について、循環
型社会形成推進交付金制度の対象化(→ ◎ )
・ 既に使われていない廃焼却施設を解体し、その跡地に災害廃棄物用ストックヤ
ードを整備することにより、災害廃棄物の迅速かつ適正な処理を可能にする事業
に対する補助
概算要求額:10億円(新規)
【環境省】
■ 海岸漂着物等回収・処理事業に対する支援措置の制度化(→ ◎)
・ 海岸漂着物処理推進法に基づき各都道府県の選定した重点区域のうち、離島振
興法における離島振興地域内に存在する海岸等における海岸漂着物等の回収・運
搬・処理に関する事業に対する補助
概算要求額:10億円(新規)
【環境省】
■ PCB廃棄物処理基金の造成に向けた国の確実な財政措置(→ ◎)
・ 費用負担が困難な中小事業者の処理費用負担を軽減するため、国及び都道府県
においてそれぞれ毎年度一定額を基金に拠出・造成し、同基金から負担
概算要求額:15億円(前年度予算額 15億円)
【環境省】
4 瀬戸内海の豊かで美しい里海としての再生【提案】
■ 水環境に関するリスク管理の徹底や生物多様性の確保に向けた取組
○ 今後の総量削減制度の在り方の検討に向けた総合調査(→ ◎)
・ 指定水域における汚濁負荷量削減状況及び水環境状況の評価等
・ きめ細やかな水質管理に向けた手法の開発
・ 指定水域における将来水質予測
・ 閉鎖性海域の水質汚濁メカニズムを踏まえた課題の整理
概算要求額:0.33億円(新規)
【環境省】
5 野生鳥獣被害対策等の推進【提案】
■ 野生鳥獣による農林業被害対策の推進
○ 鳥獣被害防止総合対策(→ ◎)
・ 鳥獣被害防止総合対策交付金事業(H24:95 億円)のハード及びソフト予算の
拡大と制度の拡充
・ 被災防護柵復旧事業の補助対象化
・ 市町の非常勤職員に限り対象とされている捕獲実施隊について、市町の委託
等による実施隊についても補助対象に追加
・ 鳥獣害対策に関する上記交付金事業や単独事業における地方負担経費につい
て、市町の財政負担の軽減を図るための十分な特別交付税措置、及び新たに県
負担経費を特別交付税措置の対象に追加
・ 防護柵設置事業に対する辺地対策事業債の適用拡大
・ 捕獲個体の大部分が埋設・焼却処分されているシカ肉等について加工施設整
31
備の支援の充実、有効活用に向けた調査研究の強化や普及啓発活動支援など活
用促進
概算要求額:105億円(前年度予算額 95億円)
【農林水産省】
○ ナラ枯れ被害対策の推進(→ △)
・ 森林機能の低下や景観が阻害されるなどのナラ枯れ被害の拡大防止に向け、
森林病害虫等防除事業費の必要な予算確保
概算要求額:8.76億円(前年度予算額 8.76億円)
【農林水産省】
Ⅴ 新時代の経済社会をつくる
1 東日本・西日本ネットワーク型産業構造の構築【提案】
■ 民間企業等における東日本と西日本のデュアルシステムの構築等
○ 首都機能移転に関する調査(→ △)
概算要求額 0.13億円(前年度予算額0.14億円)
【国土交通省】
■ 防災・減災対策をはじめとする国民生活の安全・安心の確保
○ 災害に強い物流システム構築(→ □)
・ 災害時の物流機能の早期回復を図るため、流通業務の総合化及び効率化の促
進に関する法律の認定を受けた特定流通業務施設における荷崩れ防止対策等を
支援
・ 災害発生直後においても、円滑な支援物資物流の構築を図るため、広域物資
拠点として選定された民間物流施設における非常用電源設備等の導入を支援
概算要求額 6.1億円(前年度予算額 0.14億円)【国土交通省】
■ 災害に強いインフラ(エネルギー・流通・物流)の構築
○ 災害時の公的物資調達・商業流通サプライチェーンの強靭化事業(→ ◎)
・ 生活必需品の生産拠点等の分布状況の整理・マッピング調査
・ 大規模災害発災後の物流拠点の回復過程の予測調査
・ 首都直下地震、三連動地震等の対応調査
概算要求額 0.1億円(新規)
【経済産業省】
■ 被災地における産業振興・雇用創出
○ イノベーション拠点立地推進事業(→ □)
・ 企業等が新技術の実用化・事業化に向けて行う実証、評価のための設備等の
整備等への支援
概算要求額 81.8億円(前年度予算額 140億円)
【経済産業省】
32
2 円高是正・デフレ経済脱却への対策【提案】
■ 国内の設備投資の促進
○ 政府系金融機関等による設備投資に関する積極的な資金支援(→ ◎)
・ 中小企業資金支援策を引き続き実施(財政投融資)
概算要求額(貸付規模)
:4 兆 8,411 億円(前年度予算額 5 兆 7,411 億円)
【経済産業省】
■ 中小企業に対する支援充実
○ 中小企業金融円滑化法(∼H25.3)の効果的運用による金融機関への積極的な
資金供給の指導強化(→ ◎)
・ 被災企業も含めた中小企業の経営改善・事業再生支援に向けた取組みを強化
するための体制整備【金融庁】
○ セーフティネット保証(5号)制度の幅広い対象業種の指定と状況に応じた見
直し及び認定要件の見直しの随時実施(→ ◎)
・ 業況改善業種は指定を外し(11月以降)
、全業種指定を見直し
概算要求額:270億円 (前年度予算額 269.7億円)
【経済産業省】
○ 政府系金融機関を通じた直接貸付の充実による中小企業等資金繰り支援の強化
(→ ◎)
・ 中小企業資金支援策を引き続き実施(財政投融資)
概算要求額(貸付規模)
:4 兆 8,411 億円(前年度予算額 5 兆 7,411 億円)
【経済産業省】
■ 雇用確保対策の実施
○ 大学などの新卒者・既卒者に対する就職支援の推進(→ △)
・ 大学などの未就職卒業者を減少させるため、ジョブサポーターの全校担当者
制や、大学などへのジョブサポーターの相談窓口設置・出張相談の強化を図る
とともに、中小企業団体・ハローワーク・大学等間の連携強化・情報共有化な
どにより、関係省庁一体となって新卒者・既卒者に対する就職支援を促進
概算要求額:106億円(112億円)
【厚生労働省】
○ 若者と中小企業とのマッチングの強化(→ ◎)
・ 中小企業とのマッチングを強化するため、若者の採用・育成に積極的な中小
企業による「若者応援企業」宣言を行う仕組みを構築
・ 若者応援企業を集めた面接会の実施、ジョブサポーターによる定着支援等
概算要求額:2.7億円(新規)
【厚生労働省】
○ 年齢にかかわりなく意欲と能力に応じて働くことができる「生涯現役社会」の
実現に向けた高齢者の就労促進(→ ◎)
・ 年齢にかかわりなく働くことができる企業の普及に向けた支援を充実すると
ともに、高齢期にさしかかった段階で、高齢期の生き方を見つめ直すことを奨
励するなど、生涯現役社会の実現に向けた社会的な機運の醸成を図る運動を実
施
概算要求額:105億円(新規)
【厚生労働省】
33
○ 高齢者などの再就職の援助・促進(→ ◎)
・ 高齢者が安心して再就職支援を受けることができるよう、全国の主要なハロ
ーワークで職業生活の再設計に係る支援や担当者制による就労支援を実施する
など、再就職支援を充実・強化
概算要求額:35億円(前年度予算額 22億円)
(一部新規)
【厚生労働省】
○ 高齢者が地域で働ける場や社会を支える活動ができる場の拡大(→ ◎)
・ シルバー人材センターの活用などにより、定年退職後などの高齢者の多様な
就業ニーズに応じた就業機会を確保
概算要求額:133億円(前年度予算額 124億円)
【厚生労働省】
○ 女性の就業希望の実現(→ ◎)
・ 子育て中の女性などがその能力を発揮できる職場を確保できるよう、実施拠
点を拡充するなど、マザーズハローワーク事業の一層の強化など
概算要求額:24億円(23億円)
【厚生労働省】
3 地域の持続的成長を牽引する基幹産業(域外需要産業)の強化【提案】
■ 科学技術基盤整備と施策の産業利用の促進
○ 革新的ハイパフォーマンス・コンピューティング・インフラ(HPCI)の構築
(→ ◎)
・ スーパーコンピュータ「京」を中核とし、多様な利用者のニーズに応える革
新的な計算環境(HPCI)を構築
・ この利用を推進し、地震・津波の被害軽減や、グリーン・ライフ・イノベー
ション等に貢献
概算要求額:169億円(前年度予算額 199億円)
【文部科学省】
○ 大型放射光施設(SPring-8)の共用(→ ◎)
・ 「特定先端大型研究施設の共用の促進に関する法律」等に基づき、大型放射
光施設(SPring-8)について、施設整備や共用経費の支援等を通じて、その共
用を促進
概算要求額:90億円(前年度予算額 87億円)
【文部科学省】
○ X 線自由電子レーザー(SACLA)の整備・共用(→ ◎)
・ 原子レベルの超微細構造、化学反応の超高速動態・変化を瞬時に計測・分析
できる世界最高性能の研究基盤施設としてグリーン・ライフイノベーションな
ど様々な分野に貢献し、革新的成果の創出や研究環境の充実を推進
概算要求額:95億円(うち重点要求 16億円)
(前年度予算額 75億円)
【文部科学省】
■ 地域産学官連携研究開発による産業技術の創出
○ 地域イノベーション創出実証研究補助事業(→ △)
・ 中小企業をはじめとする産学官の技術や資源を最適に組み合わせ、産学官連
携により事業化に取り組む実証研究を支援
・ 地域の技術や資源を活かしたイノベーションによる新事業や新産業の創出、
地域経済の活性化を目指す
34
概算要求額:2.4億円(前年度予算額 2.8億円)
【経済産業省】
■ 地域産学官連携研究開発による産業技術の創出
○ 地域イノベーション戦略支援プログラム(→ ◎)
・ 我が国の科学技術の多様化、地域経済の発展を目指し、地域イノベーション
の創出に向けた地域主導の優れた構想を、関係府省の施策と連携して効果的に
支援
概算要求額:80.8億円(うち重点要求 6.2億円)
(前年度予算額 93.5億円)
【文部科学省】
■ 中小企業の国際的な事業展開の支援
○ 中小企業海外展開等支援事業(→ ◎)
・ ジェトロ及び中小機構が連携し、海外市場等に関する情報提供、インターネ
ットや国内外展示会の戦略的活用を通じた販路開拓支援、現地拠点開設支援等
を実施し、中小企業の海外展開を支援
概算要求額:25.5億円(前年度予算額 27.6億円)
【経済産業省】
○ 地域海外展開中小企業発掘・事業化支援事業(→ △)
・ 中小企業の海外展開を支援するため、200∼300 件規模で実現可能性調査等を
通じた企業発掘から海外事業展開までの一貫した支援事業。あわせて、現地で
の支援をより充実させるべく、現地関係機関の連携強化
概算要求額:21.0億円(うち重点要求 21.0億円)
(新規)
【経済産業省】
○ 中小企業海外高度人材育成確保事業(→ △)
・ 中小企業の優秀な現地人材の確保のため、海外の大学・高専等との連携によ
る日本企業文化講座の開設やインターンシップ等を委託
概算要求額:2.0億円(新規)
【経済産業省】
■ ものづくり産業集積の技術開発力・製品開発力強化
○ 戦略的基盤技術高度化支援事業(→ ◎)
・ 我が国製造業の国際競争力の強化と新たな事業の創出を目指し、300∼400 件
規模で中小・小規模企業による特定ものづくり基盤技術の高度化に資する研究
開発等を委託。また、小規模企業枠を設定
概算要求額:170.0億円(特別重点要求 78.8億円)
(前年度予算額 132億円)
【経済産業省】
○ 研究開発最適展開支援プログラム(A−STEP)
(→ ◎)
・ 金融機関との連携に加え、メーカー間の連携等も視野に入れたビジネスマッ
チングの場の開催等、出口戦略の強化
概算要求額:154.7億円(うち重点要求 38.8億円)
(前年度予算額 156.5億円)
【文部科学省】
35
■ 国内投資支援・国内市場活性化
○ 革新的低炭素技術集約産業の国内立地の推進(→ △)
・ 革新的な低炭素製品(LED やリチウムイオン電池等)に関する生産技術の確
立に必要な、国内最初の生産ラインへの設備投資の補助
概算要求額:200億円(うち重点要求 200億円)
(前年度予算額 70.8億円)
【経済産業省】
■ 外資系企業誘致体制の拡充
○ アジア拠点化立地推進事業費補助金(→ ◎)
・ 日本の強みに適合した高付加価値機能の呼び込み・集積を図るため、日本経
済に与える影響が特に大きいと認められるグローバル企業の研究開発拠点や地
域統括拠点といった高付加価値拠点の国内への立地に係る初期投資費用を補助
概算要求額:5.0億円(前年度予算額5.0億円)
【経済産業省】
4 観光・誘客型産業の振興【提案】
■ 東日本大震災による風評被害対策の推進
○ 訪日外国人旅行者の受入環境整備事業(→ △)
・ 訪日旅行者の増加・ニーズの多様化に対応した外国語ガイド等の人材育成・
活用を行い、訪日外国人旅行者の受入環境の整備
概算要求額:5.2億円(前年度予算額 8.5億円)
【国土交通省(観光庁)
】
■ 観光立国推進のための出入国管理の強化
○ 大型クルーズ船の出入国審査体制の強化(→ ◎)
・ 大型クルーズ船の出入国審査用に審査機器の増配備及び入国審査官の応援派
遣旅費を確保し、大型クルーズ船の乗客・船側への負担を軽減しつつ、上陸に
要する時間を短縮
概算要求額:2.9億円(うち重点要求 2.6億円)
(前年度予算額0.2億円)
【法務省】
5 地域内経済循環を促進する産業構造の構築【提案】
■ 「地域」の中の中小・小規模企業(商店街等)
○ 地域商業再生事業(→ △)
・ 商店街等が地域のコミュニティ機能を継続的・自律的に発揮するため、商店
街等と民間事業者等とが連携した、持続的な地域コミュニティ機能の再生に向
けた取り組み等を支援
概算要求額:41.9億円(うち重点要求 11.9億円)
(前年度予算額 15億円)
【経済産業省】
○ 中小商業活力向上事業(→ △)
・ 商店街等が地域コミュニティの担い手として取り組む、空き店舗活用事業や
地域資源を活用した集客事業など、集客力向上及び売上増加の効果のある商店
街活性化事業を支援
36
概算要求額:16億円(前年度予算額 18億円)
【経済産業省】
○ 中心市街地魅力発掘・創造支援事業(→ △)
・ 中心市街地において、まちづくり会社等が行う①まちの魅力を高めるための
知恵の掘り起こしや人材の確保・育成、②まちの魅力を発信する試みで、リス
クが高く民間では実施が難しい実証的な取組に対して補助
概算要求額:10億円(新規)
【経済産業省】
■ 地域金融による域内資金循環の円滑化と域内再投資の促進
○ 中小企業信用保証協会における財政基盤の充実・強化(→ ◎)
・ 中小企業資金支援策を引き続き実施
概算要求額:270億円(前年度予算額 269.7億円)
【経済産業省】
6 国際化に対応した持続可能な力強い農業を育てる取組の推進【提案】
■ 食の海外市場の開拓
○ 輸出に取り組む事業者向け支援(→ □)
・ 農林漁業者等が海外市場調査やバイヤーの招へい等の活動を行い、地域・地
方の産品の輸出拡大に向けた取組を支援
・ 品目別に主な国内産地を取りまとめる団体等が行うジャパン・ブランドの確
立に向けた品目全体のプロモーションや、セミナー開催などの取組をサポート
概算要求額:4.2 億円(前年度予算額 4.3 億円)
【農林水産省】
■ 農業者戸別所得補償制度の見直し
○ 畑作物の戸別所得補償交付金(→ △)
・ 麦、大豆、てん菜、でん粉原料用ばれいしょ、そば、なたねを生産数量目標
に従って生産する農業者に対し、標準的な生産費と標準的な販売価格の差額を
国から直接交付
○ 水田活用の所得補償交付金(→ △)
・ 水田で麦、大豆、米粉用米、飼料用米等の戦略作物を生産する農業者に対し、
主食用米並みの所得を確保し得る水準の交付金を国から直接交付するとともに、
産地資金により、地域の実情に即して、戦略作物の生産性向上、地域振興作物
の生産の取組等を支援
○ 米の戸別所得補償交付金(→ △)
・ 米の生産数量目標に従って生産する農業者に対し、標準的な生産費と標準的
な販売価格の差額を国から直接交付
○ 米価変動補填交付金(24 年産)
・ 24 年産米の販売価格が標準的な販売価格を下回った場合に、その差額を国か
ら直接交付
○ 加算措置(→ △)
・ 経営規模を拡大した場合の規模拡大加算、畑の耕作放棄地に作付けした場合
の再生利用加算、畑地輪作での休閑緑肥を導入した場合の緑肥輪作加算を措置
○ 推進事業等
37
・ 集落営農の法人化、経営能力の向上、制度運営に必要な経費を措置するとと
もに、現場における事業推進や作付確認等を行う県、市町等に対し必要な経費
を助成
概算要求額:6,901億円(前年度予算額 6,901億円)
【農林水産省】
■ 主要農作物(麦・大豆)及び園芸作物の生産振興に対する支援
○ 強い農業づくり交付金(→ △)
・ 国産農産物の安定供給のための共同利用施設を整備
概算要求額:21億円(前年度予算額 21億円)
【農林水産省】
○ 産地再生総合支援事業(→ △)
・ 産地が一体となって行う収益改善等の取組に必要となる共同利用施設を整備
概算要求額:66億円(新規)
【農林水産省】
7 農山漁村の活性化に向けた基盤づくり【提案】
■ 農地・農業用水の保全及び整備の推進
○ 国営土地改良事業(→ ◎)
・ 国営土地改良事業「東播用水二期地区」(H25 着工予定)をはじめとする、国
営造成施設の国による更新整備事業の計画的な実施
○ ほ場整備の推進(6次産業化等促進基盤整備事業)
(→ ◎)
・ ほ場整備に対する補助事業が国営事業関連地区(本県では北播磨、東播磨地
域のみ)に限定されているが、その他の未整備地域においてもほ場整備を着実
に進める必要があることから、他の地域にも対象を拡大
概算要求額:175億円[特別重点要求]
(新規)
【農林水産省】
○ ため池の保全整備の推進(地域自主戦略交付金)
(→ △)
・ 農業用水の安定供給とため池災害の未然防止を図るための計画的なため池整
備
概算要求額:7,093億円(前年度予算額6,755億円)
【内閣府】
○ ため池の保全整備の推進(震災対策農業水利施設整備事業)
(→ ◎)
・ 東南海・南海地震などの大規模地震(レベルⅡ)を想定した設計基準の早急
な明確化とそれに対応した耐震整備の促進
概算要求額:77億円(前年度予算額28億円)
【農林水産省】
○ 農地・水保全管理支払交付金(→ ◎)
・ 集落共同で行う農地・農業用水等の資源を保全管理する取組を更に推進
概算要求額:289億円(前年度予算額 247億円)
【農林水産省】
■ 農山漁村地域整備交付金及び地域自主戦略交付金予算の増額
○ 農山漁村地域整備交付金の増額(→ △)
○ 地域自主戦略交付金の増額(→ △)
・ 平成 24 年度から農山漁村活性化対策整備(農山漁村活性化プロジェクト支援
交付金)等の事業が追加されているが、関連事業の予算額は大幅に削減されて
いることから、地域の自主性と創意工夫による農山漁村地域の整備を推進
38
概算要求額(農山漁村地域整備交付金)
:87億円
(前年度予算額 96億円)
【農林水産省】
概算要求額(地域自主戦略交付金)
:7,093億円
[うち重点要求1,013億円]
(前年度予算額6,755億円)
【内閣府】
■ 広域農道・林道整備事業を推進する道整備交付金の予算確保
○ 道整備交付金を始めとする地域再生基盤強化交付金(→ ◎)
・ 地域再生計画に基づき、道、汚水処理施設、港の3つの分野において、省庁
の所管を超えて一体的に整備する事業に対して支援
・ 「日本再生戦略について」
(平成 24 年 7 月 31 日閣議決定)に位置付けられ
た国土・地域活力戦略を重点的に推進するため、持続可能で活力ある国土・地
域の形成に向けて、地域再生計画に基づく取組を総合的かつ効果的に行うため
に必要な基盤の整備を実施
概算要求額:586億円[うち重点要求84臆円]
(前年度予算額 558億円)
【内閣府】
8 資源循環型林業の展開への支援強化【提案】
■ 地域材利用拡大への支援強化
○ 森林・林業再生基盤づくり交付金(木造公共建築物整備支援)
(→ △)
・ 市町が、川上から川下までの関係者と一体となって行う公共建築物の整備を
支援
概算要求額:64億円の内数[うち特別重点要求58臆円]
(前年度予算額 6億円の内数)
【農林水産省】
○ 地域材活用促進支援事業(→ △)
・ 地域材を活用した木造住宅や木製品等について、ポイントを付与し、地域の
農林水産物との交換等を行う取組を支援
概算要求額:55億円[特別重点要求]
(前年度予算額 0億円)
【農林水産省】
9 資源培養型水産業の振興【提案】
■ ノリ養殖色落ち被害対策の推進
○ 海面養殖業振興対策(→ △)
・ 国や大学、県の連携による沿岸海域の栄養塩管理技術の開発に対する支援
概算要求額:1.8億円(前年度予算額 3億円)
【農林水産省】
○ 産地水産業強化支援事業(→ ◎)
・ ノリ大型乾燥機やノリ高性能刈り取り船等を導入する漁業者に対する支援
概算要求額:33億円(前年度予算額33億円)
【農林水産省】
■ 大規模漁場整備の推進
○ フロンティア漁場整備事業(→ ◎)
・ 沖合資源の増大を図るフロンティア漁場整備
39
概算要求額:34億円(前年度予算額 21億円)
【農林水産省】
○ 水産環境整備事業(→ ◎)
・ 水産生物の生活史に対応した良好な生活環境整備として藻場・干潟から沖合
域までを一体的な整備
概算要求額:109億円(前年度予算額 104億円)
【農林水産省】
■ 栽培漁業の推進
○ 種苗放流による資源造成支援事業(→ □)
・ 広域に移動する魚種の種苗放流による資源造成への支援
概算要求額:103億円(前年度予算額 114億円)
【農林水産省】
■ 資源管理・漁業所得補償対策の充実
○ 漁業経営セーフティーネット構築事業(→ △)
・ 燃油高騰等に対するコスト対策
概算要求額:35億円(前年度予算額 19億円)
【農林水産省】
■ 漁業用燃油の恒久的な免税措置
○ 農林漁業用の輸入A重油に関する関税無税・石油石炭税免税制度及び国産A重
油の石油石炭税還付制度の恒久化(→ △)
○ 漁業用軽油に関する軽油引取税の課税免除制度の恒久化(→ △)
【総務省、財務省、農林水産省】
■ 日韓新漁業協定体制下における漁業秩序、資源管理体制の早期確立
○ 漁場機能維持管理事業(→ ◎)
・ 韓国・中国等外国漁船の投棄漁具の回収・処分、緊急避泊対策等の外国漁船
対策、北方地域の領海における円滑な操業の確保や漂流・漂着ゴミ対策
概算要求額:26.01億円(前年度予算額23.57億円)
【農林水産省】
Ⅵ 地域の魅力と元気をつくる
1 基幹道路ネットワークの早期整備【提案】
■ 全国ミッシングリンクの整備(→ △)
・ 地域経済・産業の強化を図るとともに、災害に強い広域ネットワークを構築
するため、民間の技術力を活用しつつ、主要都市間等を連絡する高規格幹線道
路等の整備を推進
概算要求額:3,995億円[うち重点要求 1,475億円]
(前年度予算額 3,665億円)
【国土交通省】
40
2 関西の航空需要等への的確な対応【提案】
■ 国際競争基盤としての空港の機能拡充・強化
○ 関西国際空港・大阪国際空港(→ □)
・ 関空・伊丹両空港の事業価値の向上を図り、事業運営権の早期売却(コン
セッション契約)の取組を円滑化するため、新関空会社に補給金を交付
概算要求額:40億円(前年度予算額 69億円)
【国土交通省】
3 活力を支える社会基盤整備の着実な推進【提案】
■ 社会資本整備総合交付金の効果的な活用(→ △)
・ 社会資本整備総合交付金について、
「日本再生戦略」に基づくハード・ソフト
の取組を強力に推進する観点から、地域経済の活性化や国際競争力の強化に資
する基盤整備の推進、子育て世代が住みやすく、高齢者が自立して健康、安全、
快適に生活できる持続可能な地域社会の構築等の取組であって、官民のパート
ナーシップにより推進するものや民間投資を誘発するものに対して、重点的に
配分
概算要求額:15,056億円[うち重点要求 2,159億円]
(前年度予算額 14,395 億円)
【国土交通省】
4 国際コンテナ戦略港湾・阪神港の国際競争力の強化【提案】
■ 国際コンテナ戦略港湾の機能強化(→ ◎)
・ 国際コンテナ戦略港湾として「選択」された京浜港、阪神港において、アジ
アと北米・欧州等を結ぶ国際基幹航路の日本への就航を維持・拡大させるため、
ハブ機能の強化のためのコンテナターミナル等のインフラ整備、荷役機械整備
等への支援、貨物集約、港湾経営の民営化等のハード・ソフト一体となった総
合的な施策を「集中」して実施
概算要求額:437億円[うち重点要求 239億円]
(前年度予算額 358億円)
【国土交通省】
5 総合特区、環境未来都市の推進【提案】
■ 総合特区の推進
○ 「総合特区制度」の推進(→ ◎)
・ 総合特区に関する計画の実現を支援するため、各府省の予算制度を重点的に
活用した上でなお不足する場合に、機動的に補完する総合特区推進調整費を活
用して支援
概算要求額:151億円[うち特別重点要求 30億円]
(前年度予算額 138.4億円)
【内閣府】
・ 総合特区に関する計画に基づく民間事業を支援するための、総合特区支援利
子補給金を支給
概算要求額:3.2億円(1.6億円)
【内閣府】
○ 国際戦略総合特区の課税の特例措置の拡充(→ ◎)
41
・ 開発研究用減価償却資産について、特別償却制度と研究開発税制の税額控除
割合引き上げの選択制度を創設
・ 研究開発促進税制の対象に、試験研究の展示に係る設備投資の減価償却費を
追加
・ 特区内に新築した家屋またはその敷地として取得した土地に係る登録免許税
を免除
【内閣府】
○ 地域活性化総合特区の課税の特例措置の拡充(→ ◎)
・ 地域活性化総合特区における国際戦略総合特区と同等の法人税の軽減措置の
導入
・ 所得税の軽減措置の対象範囲を農業資源由来に限定されている再生可能エネ
ルギー源を活用した事業以外にも拡大
【内閣府】
■ 「環境未来都市構想」の推進
○ 「環境未来都市」構想の推進(→ ◎)
・ 未来に向けた技術、仕組み、サービス、まちづくりで世界トップクラスの成
功事例を生み出し、
国内外への普及展開を図る重要な施策として、
「新成長戦略」
に位置づけられた「環境未来都市」構想の実現に向けた取組を推進
概算要求額:42.7億円[うち特別重点要求 9億円]
(前年度予算額 10.9億円)
【内閣府】
6 地域の活力再生に対する支援強化【提案】
■ 地域公共団体を核とした地域イノベーションサイクルの構築と先行モデルの事業化支援
○「域学連携」地域活力創出モデル実証事業(→ □)
・ 地域活性化のための人材育成を急務とする「地域」と機能の再構築が進む「大
学」が、協働プロジェクトにより地域人材の育成と自立的な地域づくりを推進
する仕組みを構築
概算要求額:2.5億円[重点要求]
(新規)
【総務省】
■ 地域コミュニティの再生
○ 過疎地域等自立活性化推進交付金(→ □)
・ 生活の安心・安全確保対策、産業振興、集落の維持・活性化対策等のソフト
事業を幅広く支援
概算要求額:5億円(前年度予算額 5億円)
【総務省】
○ 過疎集落等維持・活性化モデル事業(→ △)
・ 過疎集落等を対象に医療や生活交通などの日常生活機能確保や地域資源を活
用した活性化などの課題に総合的に取り組む事業モデルの構築・実証
概算要求額:5億円(新規)
[重点要求]
【総務省】
42
■ 地域公共交通確保維持改善事業の予算額の確保
○ 地域公共交通確保維持改善事業(→ ◎)
・ 公共交通が独立採算では確保できない地域等において、地域特性に応じた効
率的に確保・維持されるために必要な支援を実施
概算要求額:341億円(前年度予算額 332億円)
【国土交通省】
■ 離島振興対策の充実強化
○ 集落地域における「小さな拠点」形成推進費(→ △)
・ 持続可能な集落地域づくりを広げるため、集落地域における合意形成、プラ
ンづくりを推進
概算要求額:0.85億円(新規)
【国土交通省】
○ 離島活性化交付金(→ △)
・ 離島における人材育成や起業を含む雇用の拡大、交流人口の拡大促進、安全・
安心な定住条件の整備強化等を支援
概算要求額:8億円(新規)
【国土交通省】
■ 若年低所得者等の持家確保方策や空き家対策等の新たな課題への対応(→ △)
・ 空き家の活用・適正管理等に関する既存住宅市場環境の整備を推進するため
の体制整備等を支援
概算要求額:177億円(前年度予算額 104億円)
【国土交通省】
Ⅶ 兵庫の自立の枠組みをつくる
1 地方分権改革の推進【提案】
■ 地域主権改革の推進
○ 地域主権改革の推進(→ △)
・ 「地域主権戦略大綱」に基づき、地域主権戦略会議における議論を踏まえつ
つ、地域主権改革を総合的かつ計画的に推進
・ 地域の自由裁量により基盤整備等に要する経費に充てるための都道府県・政
令指定市に対する交付金(地域自主戦略交付金)の交付
概算要求額:7,093億円(前年度予算額 6,755億円)
【内閣府】
○ 広域連合への理事会制導入(→ ◎)
・ 広域連合の運営に各構成団体の意向や特色を反映するため、執行機関におけ
る理事会制度導入については、先の通常国会における地方自治法の一部改正に
より導入可能【総務省】
○ 地方交付税(→ △)
・ 社会保障関係費の自然増に対応する地方財源は確保されたが、
「中期財政フレ
ーム」及び「概算要求組替え基準」を踏まえ、地方一般財源総額が平成 24 年度
の地方財政計画の水準を下回らないとされたことから、社会保障関係費以外の
一般行政経費及び投資的経費は削減済み
43
・ 東日本大震災の復旧・復興事業及び全国的に緊急に実施する防災・減災事業
について、通常収支とは別枠で整理し、地方の所要の事業費及び財源を確保
・ 三位一体改革で削除された地方交付税の復元のための所得税に係る交付税率
の引上げは事項要求
概算要求額:171,970億円(前年度予算額 174,545億円)
(地方団体への交付ベース)
【総務省】
■ 地方公務員の人件費に関する適切な対応
○ 地方公務員給与についての国の関与の遮断(→ ◎)
・ 平成 25 年度地方財政収支の仮試算上、地方公務員の給与については、国にお
ける給与改定・臨時特例法に定める給与削減措置(平均△7.8%)を反映してい
ない。
〔給与関係経費(退職手当以外)計上額〕
【総務省】
H25 地財仮試算:18.8兆円(H24 地財計画 18.8兆円)
■ 定住自立圏構想の推進等
○ 「定住自立圏・多自然拠点都市圏」推進調査事業(→ □)
・ 定住自立圏や多自然地域を後背地とする居住拠点都市を中心とする生活経済
圏域について、分野横断的な活性化の取組を重点的に支援
概算要求額:2.0億円(前年度予算額 1.1億円)
【総務省】
2 地方税財政の充実強化【提案】
■ 地域の自主性・自立性を高める地域主権改革の推進
○ 地域主権改革を推進するための地方税制度の構築(→ △)
・ 税源の偏在性が少なく、税収が安定的な地方税体系を構築するとともに、地
方税制度を「自主的な判断」と「執行の責任」を拡大する方向で改革
概算要求額:−億円(前年度予算額 −億円)
【総務省】
■ 社会保障・税一体改革の着実な推進
○ 社会保障・税一体改革の着実な推進(→ △)
・ 地方税及び地方交付税に係る税制抜本改革法の円滑かつ着実な施行を図るこ
とにより、国とともに社会保障制度を支える地方の社会保障給付に対する安定
財源を確保
・ 地方法人課税の在り方の見直し、消費税・地方消費税の円滑かつ適正な転嫁
のための対策など、国税に係る税制抜本改革法第7条において検討することと
された事項について、関係省庁と連携しつつ、その具体化に向けて検討し、そ
れぞれの結果に基づき必要な措置を実施
概算要求額:−億円(前年度予算額 −億円)
【総務省】
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■ 地域主権改革・地域活性化の推進
○ 地域主権改革の推進(→ △)
・ 地域の自由裁量により行う基盤整備等に要する経費に充てるための都道府県
・政令指定都市に対する交付金(地域自主戦略交付金)の交付
・ 「地域主権戦略大綱」に沿って、段階的な実施を検討することとされている
投資補助金(政令指定都市以外の市町村分)などについては、事項要求
概算要求額:7,093億円[うち重点要求 1,013億円]
(前年度予算額 6,755億円)
【内閣府】
Ⅷ その他
■ 違法ドラッグを含む薬物乱用対策の推進
○ 違法ドラッグ対策の強化(→ □)
・ 社会問題化している違法ドラッグの乱用を食い止めるため、指定薬物や麻薬
への新規物質の指定の迅速化、包括指定(※)を見据えた分析体制などの充実
強化、乱用防止のための情報収集提供や啓発などの取組を強化
※包括指定:化学構造が類似している特定の物質群を包括的に規制する方法
概算要求額:3億円(前年度予算額 2億円)
【厚生労働省】
■ 高校教育等改革の推進
○ 高等学校改革リーディングプロジェクト(→ □)
柔軟で多様な進路設計を可能とする教育を実現するため、小中一貫教育や中高
一貫教育等の充実を図るとともに、高等学校段階において、最低限必要な能力を
身につけさせるための高校教育改革を推進
・ 多様な教育体系の確立に向けたシステム改革の推進事業
小中一貫教育リーディングプロジェクト推進事業
中高一貫教育の改善充実に係る調査研究
等
・ 高校教育改革リーディングスクール推進事業
社会・職業への移行に必要な能力の育成
グローバル社会で活躍するために必要な能力の育成
等
○ 中・高校生の社会参画に係る実践力育成のための調査研究
∼未来の主権者育成プログラム∼(→ □)
・ 中・高校生の主権者としての社会参画の意識を高めるために、地域の抱える
具体的な課題の解決等に係る体験的・実践的学習を行うためのプログラム開発
を実施
概算要求額:6億円[うち重点要求 5.9億円]
(新規)
【文部科学省】
■ 理数教育の推進
○ 理科教育等設備整備費補助(→ □)
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・ 小、中、高等学校及び特別支援学校における理科設備等の整備に要する経費
の補助を拡充
概算要求額:20億円[うち重点要求 10億円]
(前年度予算額 10億円)
【文部科学省】
○ 理科の観察・実験の準備に係る補助員の配置(→ □)
・ 小、中学校における理科の観察・実験を支援する補助員の配置に要する経費
を補助
概算要求額:4.4億円[うち重点要求 4.4億円]
(新規)
【文部科学省】
○ スーパーサイエンスハイスクール支援事業(→ □)
・ 先進的な理数系教育を実施する高等学校等をスーパーサイエンスハイスクー
ルとして指定して支援を実施(178 校→189 校)
概算要求額:28億円(前年度予算額 28億円)
【文部科学省】
○ サイエンス・チャレンジ・サポート(→ □)
・ 「科学の甲子園」や中学生を対象とした「科学の甲子園ジュニア」
(仮称)
等の研鑽・活躍の場の構築や人材育成活動の実践への支援を通じて、チャレン
ジする意欲・能力のある児童生徒を支援
概算要求額:14億円(前年度予算額 10億円)
【文部科学省】
■ グローバル人材育成推進のための初等中等教育の充実
○ 小中高を通じた英語教育強化推進事業(→ □)
・ 各都道府県に拠点校を設け、新学習指導要領の着実な実施を促進するととも
に、英語教育に関する優れた取組を行う拠点校を支援
概算要求額:4.8億円[うち重点要求 4.8億円]
(新規)
【文部科学省】
○ 高校生の留学促進(→ □)
・ 海外留学する高校生の留学支援の強化(1人 40 万円 300 人→600 人)
概算要求額:3.6億円(新規)
【文部科学省】
○ 外国語活動・外国語教育の教材整備等(→ □)
・ 小学校「外国語活動」の円滑な実施のため、外国語活動教材の整備推進
・ 英語教育担当教員の指導力の向上を図るため、英語教育活動事例集を作成
概算要求額:1.3億円(前年度予算額 1.4億円)
【文部科学省】
■ 地方公共団体を核とした地域イノベーションサイクルの構築と先行モデルの事業
化支援∼緑の分権改革の推進∼
平成 24 年度までの緑の分権改革の実証調査結果を踏まえ、次年度からは、地方公
共団体を核とした地域イノベーションサイクルの構築と先行モデルの事業化を支援
○ 地域経済自立循環スタートアップ事業(→ □)
・ 地元の NPO や産業界の有志(産)
、有識者(学)
、金融機関(金)
、地方自治体
(官)による地域ラウンドテーブルを基盤に、地方公共団体を核とした再生可
能エネルギーなどの地域資源と民間基金を生かした先進性のある取組の持続可
能な事業化等を支援
概算要求額:5.7億円[重点要求]
(新規)
【総務省】
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■ 地域活性化の推進
○ 地域再生計画の推進(→ □)
・ 地域再生計画に基づき、道、汚水処理施設、港の3つの分野において、省庁
の所管を超えて一体的に整備する事業に対して、地域再生基盤強化交付金を活
用して支援
概算要求額:640.9億円[うち特別重点要求 83.7億円]
(前年度予算額 619億円)
【内閣府】
・ 地域再生計画に基づく民間事業を支援するため、地域再生利子補給金を支給
概算要求額:2.4億円(前年度予算額 1.7億円)
【内閣府】
・ 特定政策課題の解決に資する地域再生計画の策定・事業の実施を支援するた
め、特定地域再生事業費補助金を交付
概算要求額:20億円[うち特別重点要求 15億円]
(前年度予算額 5億円)
【内閣府】
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