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1 平成24年度における外国人労働者問題についての施策の

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1 平成24年度における外国人労働者問題についての施策の
1 平成24年度における外国人労働者問題についての施策の概要について
省庁名
内容
内閣府
日系定住外国人に関して、下記の施策を実施
・定住外国人や定住外国人の相談等に携わっている方に利用
してもらうため、「定住外国人施策ポータルサイト」を運営。
・平成24年8月に、外国人集住都市会議との共催で、「多
文化共生社会における防災のあり方~情報弱者にならないた
めに~」をテーマとした公開セミナーを実施。
・平成25年1月に、「日系定住外国人に関する特別世論調
査」を実施。外国人全体に対する施策に加えて実施している
日系定住外国人の施策(就労準備研修など)について、27.
3%が拡充、59.7%が維持すべきとの回答を得た。
警察庁
1
来日外国人犯罪対策
平成24年度も継続して、「犯罪のグローバル化に 対応
するための戦略プラン」及び「犯罪インフラ対 策プラン」
に基づき、外国人犯罪組織の実態解明・壊滅に向け、情報の
収集・分析や取締りの徹底を図り、悪質・組織的な犯罪や不
法滞在、不法就労助長罪等の摘発に取り組んだ。
また、6月に行われる政府の「外国人労働者問題啓発月間」
に合わせて、全国警察において不法滞在・不法就労防止に向
けた各種啓発活動を実施し、国民の理解と協力を呼び掛け
た。
2
国内外の関係機関との連携強化
(1)国内の関係行政機関との連携強化
水際対策等について入国管理局、海上保安庁、税関等と緊
密な連携を図るとともに、不法滞在者はもとより、留学生・
研修生に名を借りた不法就労・資格外活動に対処するため厚
生労働省等関係機関との連携を図った。
また、入国管理局との合同摘発等により不法滞在者及び偽
装滞在者対策を推進した。
(2)外国の治安機関との連携強化と国際組織犯罪対策にお
ける国際社会への貢献
国境を越える国際組織犯罪に対処していくため、中国・韓
国等外国治安機関等との連携を引き続き強化した。
また、国際組織犯罪対策を目的とする国際的な協議に積極
的に参画し、国際捜査協力を強力に推進した。
3
来日外国人を対象とした地域安全活動等の推進
来日外国人を対象とした各種講習会の開催や対象外国人
の母国語によるパンフレットの作成、配布等を実施するな
ど、来日外国人が犯罪や事故の被害に遭うことの防止に努め
た。
また、外国人少年を補導した場合、適切な助言・指導を行
い、その非行防止に努めるとともに、来日外国人雇用企業等
に対し、不法就労・失踪防止を呼び掛けた。
総務省
○ 災害時の外国人住民対応を検討する「多文化共生の推進
に関する研究会」を開催し、先進事例の研究や自治体への調
査等を通じて課題の解決へ向けた報告書をとりまとめ、地方
公共団体へも情報提供を行った。
○ 地方自治体における多文化共生の取組を促進するため、
平成 18 年3月に策定した「地域における多文化共生推進プラ
ン」について、各種会議等を通じて周知する等必要な施策の
普及を引き続き図る。
○ 地方自治体における多文化共生の取組を促進するため、
地方自治体の先進的な取組事例等参考となる情報を提供す
る。
○ 外国人が急増し、過度な財政負担が生じている市町村に
対して、地方交付税の算定において措置を講じる。
○ 平成 24 年7月の法施行に向けて、外国人住民に係る住民
基本台帳制度の広報等を通じて改正法の円滑な施行に努め
た。
法務省
1
新しい在留管理制度の導入
新しい在留管理制度の円滑な導入が図られるよう、関係機
関や外国人に対して同制度に関する説明会を実施するほか、
リーフレット等を配布するなど、積極的な広報活動を実施し
た。
2 第4次出入国管理基本計画に記載された具体的施策の
実施
高度人材の受入れを促進するため、高度人材に対してポイ
ント制を活用した出入国管理上の優遇措置制度に係る法務
省告示を制定し、平成24年5月7日に施行した。
3
安全・安心な社会の実現に向けた不法滞在者対策等の推
進
「犯罪に強い社会の実現のための行動計画2008」(平
成20年12月犯罪対策閣僚会議)において、外国人の個人
識別情報を用いた上陸審査、偽変造鑑識機器の整備等による
円滑かつ厳格な出入国審査の実施、不法滞在者の摘発強化と
退去強制の効率化等を進めることとされており、引き続き国
内に不法滞在・偽装滞在する者へ厳格に対応する施策を推進
した。その結果、平成25年1月1日現在で不法残留者数は
約6万2千人となった(平成24年1月1日時点:約6万7
千人)。
外務省
1 平成 25 年 2 月 6 日、大田区及び国際移住機関(IOM)
との共催(後援者:財団法人自治体国際化協会(クレア))
により、「大規模災害と在留外国人」をテーマに、平成24
年度国際ワークショップを開催し,(ア)大規模災害時の在
留外国人への多言語による情報発信のあり方,(イ)日本に
在留する外国人の団体を含む関係機関の連携(パートナーシ
ップ)のあり方,(ウ)東日本大震災やその後の取組が外国
人の受入れと社会統合にとって持つ意味合いを中心に討議
を行った。
2 保険料の二重負担,掛け捨ての問題を解消するため,厚
生労働省と協力して,二国間の社会保障協定の締結を積極的
に推進した。
文部科学省 〔定住外国人の子どもの教育〕
○「定住外国人の子どもの教育等に関する政策懇談会」の意
見を踏まえた文部科学省の政策のポイント
引き続き、政策のポイントに盛り込まれている施策を着実
に実施していく。
〔公立義務教育諸学校における受入れ関係〕
○外国人児童生徒に対する教育の充実
・我が国では、外国人については就学義務は課されていな
いが、その保護する子を公立の義務教育諸学校に就学させる
ことを希望する場合には、国際人権規約等も踏まえ、無償で
受け入れており、教科書の無償給与や就学援助を含め、日本
人と同一の教育を受ける機会を保障している。
・外国人の子どもの公立学校での受入れに当たっては、適
切な日本語指導や適応指導を行うための体制を整備する
必要があり、文部科学省では、以下のような施策に取り組ん
できたところ。
(具体的な施策)
①日本語指導教員の配置のための加配定数の措置
②日本語指導教員等に対する研修の実施
③就学ガイドブックの教育委員会等への配布
④「帰国・外国人児童生徒受入促進事業」(補助事業)の実
施
⑤「外国人児童生徒の総合的な学習支援事業」の実施
・「学校において利用可能な日本語能力の測定方法」、「日
本語指導担当教員等のための研修マニュアル」の開発(平成
22~24年度)
⑥「日本語指導が必要な児童生徒を対象とした指導の在り
方に関する検討会議」(平成24年4月11日初等中等教育
局長決定)の開催
〔学校外における学習支援〕
○定住外国人の子どもの就学支援事業
不就学等となっているブラジル人等の子どもに対して、日
本語等の指導や学習習慣の確保を図るための場を設け、公立
学校等への円滑な転入ができるようにする事業を平成21
年度から国際移住機関において実施。平成24年度は、自治
体や大学、特定非営利活動法人等23教室において事業を実
施。
〔調査研究関係〕
○外国人教育に関する調査研究
平成24年度も、これまで実施してきたブラジル人学校等
の現状調査を実施。
〔日伯二国間会議〕
ブラジル教育省と日伯二国間会議を開催し、関係省庁とと
もに、ブラジル人の子どもの教育の現状と課題について意見
交換を行う。
〔外国人に対する日本語教育関係〕
○「生活者としての外国人」のための日本語教育事業
外国人が円滑に日本社会の一員として生活を送ることがで
きるよう、「標準的なカリキュラム案」等を活用した、日本
語教室の実施、人材の養成及び教材の作成を支援するととも
に、日本語教育に関する地域における連携体制を構築・強化
する取組等を支援。(平成24年度採択件数:85件)
○文化審議会国語分科会日本語教育小委員会
平成23年度に引き続き、「生活者としての外国人」に対
する日本語教育の標準的な内容・方法について検討を行い、
指導者の指導力の把握及び向上のための「指導力評価の手引」
を取りまとめ。
○省庁連携日本語教育基盤整備事業
関係機関・団体や関係府省からなる日本語教育推進会議を
開催し、日本語教育全般に係る取組の現状を把握するための
情報交換を行うとともに、政府内外の機関・団体等が持つ日
本語教育に関する各種コンテンツ(教材、カリキュラム、報
告書、論文、施策資料団体・人材情報等)について情報を集
約し、横断的に利用できるシステム(ウェブサイト)の開発
を行った。
○日本語教育研究協議会等の開催
各地の日本語教育の充実と推進を図るため、日本語教育研
究協議会や、都道府県・政令指定都市などの日本語教育担当
者を対象とした研修を実施。
〔留学生受入関係〕(高等教育レベル)
○留学生に対する就職支援及び日本語教育
留学生に対する就職支援や日本語教育の充実などの施策
を推進する。さらに、引き続き各大学等に、適切な入学者選
抜や在籍管理の徹底などを指導した。
〔難民対策関係〕
○難民に対する日本語教育
定住支援施設(財団法人アジア福祉教育財団難民事業本部
が設置した「RHQセンター」)において、難民に対する日
本語教育を行うとともに、定住支援施設を退所した難民から
の日本語教育相談を実施。
厚生労働省 ○ 外国人の雇用状況の把握
・平成19年10月1日より施行された改正雇用対策法に基
づく、外国人雇用状況の届出により、状況を把握。
○ 就労の適正化のための事業主指導の強化
・平成19年10月1日に施行された改正雇用対策法に基づ
く「外国人労働者の雇用管理の改善等に関して事業主が適切
に対処するための指針」(大臣告示)に基づく事業主指導を
実施。
・外国人労働者問題啓発月間(毎年6月)を始めとする周知・
啓発。
・外国人雇用管理セミナーの開催や外国人雇用管理アドバイ
ザーの個別指導による事業主に対する相談・指導の実施。
・日系人が集住する地域において、新たに事業所に対する訪
問指導を行なう人員を配置して、外国人労働者に対する雇用
管理改善の指導を強化。
○ 外国人労働者の雇用の安定
・日系人集住地域の市町村と連携したワンストップサービス
コーナーを浜松市、可児市など全国5か所に設置。(平成2
4年4月現在)
・日系人が特に多い3つの地域には、新たな外国人専門の相
談・援助センターを設置。(静岡労働局浜松所、愛知労働局
豊橋所・刈谷所において設置)
・厚生労働省のホームページにおいて、ポルトガル語・スペ
イン語による相談窓口の一覧等をまとめたサイトを開設。
・日系人集住地域のハローワークにおいて、日系人就職促進
ナビゲーターによる担当制の個別支援を実施。
・日系人不就労者等の就職促進を図る日系人就業支援事業の
実施(日系人不就労者や日系人青少年等を対象に就業支援ガ
イダンス、キャリア形成相談を実施)。
・通訳・相談員の配置など、機動的な相談・支援の実施。
・日系人が集住する地域において、安定就労への意欲及びそ
の必要生の高い日系人求職者等を対象に、日本語コミュニケ
ーション能力の向上、我が国の労働法令、雇用慣行等に関す
る知識の習得を目的とした就労準備研修を実施。
・定住外国人向けに日本語能力に配慮した職業訓練を民間教
育訓練機関に委託して実施(茨城県、神奈川県、静岡県、愛
知県、三重県、滋賀県、大阪府)。また、定住外国人向け委
託訓練先の開拓・調整等を統括する定住外国人職業訓練コー
ディネーターを配置(茨城県、静岡県、愛知県、滋賀県)。
・主要な都道府県労働局及び労働基準監督署に設置されてい
る「外国人労働者相談コーナー」において、外国人労働者や
外国人労働者を使用する使用者等からの労働条件等に関す
る相談等に対応。
○ 留学生の国内就職の促進
・留学生の就職促進を図るため、大学等との一層の連携の促
進(大学等との留学生の就職支援に関する連絡会、大学等に
おける留学生就職ガイダンスを開催)。
・外国人雇用サービスセンター(外国人を対象としたハロー
ワーク[東京、愛知、大阪])に留学生求人開拓推進員を配
置し、留学生求人のさらなる開拓の実施。
・留学生の国内就職の促進に向け、企業との相互理解を促進
するビジネスインターンシップの実施。
・外国人雇用サービスセンターを中心とした留学生を含む専
門的・技術的分野の外国人の就職促進の実施(東京、大阪、
愛知)。
・全国2か所(外国人雇用サービスセンター等の設置されて
いない2地域)において、インターンシップ事業や説明会等
を開催するとともに、それらを踏まえて全国的なフォーラム
を開催すること等により、外国人留学生の就職促進を図る。
・「外国人雇用サービスセンター」(外国人を対象 とした
ハローワーク)の拠点機能の強化として、福岡学生職業セン
ターを留学生支援の拠点とし、サービス内容も大学と連携し
た、留学生向けインターンシップ、就職ガイダンスなどの一
貫した総合的支援を実施。
○
不法就労への対応
・不法就労への実効ある対処(不法就労外国人対策等協議会
等を通じた関係行政機関との連携)。
○ 技能実習制度の適正な実施
・JITCO を通じた巡回指導等の強化。
・労働基準監督機関による監督指導等の実施。
・出入国管理機関との相互通報制度の適切な運用。
・技能実習生に対するフリーダイヤルによる母国語電話相談
の実施。
○ 社会保険の加入促進
・社会保険への加入促進のため、年金事務所による事業所調
査を行い、その中で、特に外国人労働者等を多く使用する事
業所を重点的に実施。
・社会保険の未適用事業所を解消するため、未適用事業所の
適用促進を実施。
・改正雇用対策法に基づく「外国人労働者の雇用管理の改善
等に関して事業主が適切に対処するための指針(平成19年
10月1日策定)」を活用し、外国人を雇用する事業主指導
を実施。その際に社会保険の未加入の疑いがあることを把握
した場合、年金事務所に情報提供。
・公共職業安定所の求人受理において、社会保険未加入の疑
いがあることを把握した場合、年金事務所に指導を要請する
ことにより連携を図り、年金事務所において加入促進を実
施。
・労働者派遣事業に係る申請・届出の際に雇用保険、社会保
険の加入が適切に行われていないと疑われる事業所につい
ては、公共職業安定所、年金事務所が調査を行う。指導を受
けた事業主のうち是正を行わなかった事業主については、労
働者派遣事業の許可更新等を行わない。
・被用者年金に加入していない外国人に対し、国民年金への
加入促進を推進。
・年金について、保険料の二重負担、掛け捨ての問題を解消
するため、外務省と協力して、二国間の社会保障協定の締結
を積極的に推進。
農林水産省 【外国人技能実習制度】
1.関係団体との情報交換の実施
当省と関係団体で、制度運用の適正化等に向けた情報交換
等の実施。
2. 3月28日付けで各都道府県、関係団体等に対し、「農業
分野における技能実習生の労働条件の確保について」を発出
し周知。
経済産業省 1.「外国人労働者問題」に係る意見交換等
全国中小企業団体中央会、日本商工会議所及び全国 商工
会連合会等を構成員とする外国人研修指導協議会において、
外国人技能実習制度の現状と課題、来日外国人犯罪の現状等
について説明及び意見交換を行い、各団体の傘下企業に対し、
外国人労働者問題に対する理解と協力を要請した。
2.ダイバーシティ経営企業100選
外国人をはじめとした多様な人材の能力を最大限発揮させ
ることにより、イノベーションの創出、生産性向上等の成果
を上げている企業を表彰する「ダイバーシティ経営企業10
0選」を創設し、平成25年3月に43社(大企業21社、
中小企業22社)を表彰した。
3.高度人材ポイント制にいついて
高度人材の受入れを促進するため、高度人材に対してポイ
ント制を活用した出入国管理上の優遇措置制度に係る法務省
告示が制定され、平成24年5月7日に施行したことを受け、
本制度に係る説明会等を実施して周知を行うとともに、見直
しに向けたニーズ調査を実施した。
4.中小企業・小規模事業者海外人材対策事業
海外展開に取り組む中小企業のグローバル人材の確保のた
めに、留学生に向けた中小企業の魅力発信や中小企業に向け
た留学生採用ノウハウの提供、中小企業と留学生のマッチン
グ、インターンシップ、外国人従業員の定着に関する取組を
支援する。
国土交通省 1.開発途上国に対する技術者養成などの支援
船員養成支援
2.不法就労防止対策
建設・交通産業団体への周知・徹底
3.外国人建設労働者の活用実態の把握
大手総合工事業者及び設備業者を対象とした実態調査を実
施
4.住宅への入居支援
(1)公的賃貸住宅の活用
・公営住宅等に関し、在留資格を持つ外国人について、日本
人と同様の入居を認めている。
・解雇等により住居の退居を余儀なくされた者の居住安定確
保のため、若年単身者等本来の入居対象者以外の者に利用さ
せる場合の簡素化を通じ、地方自治体が供給する公営住宅等
の空き家の活用を図った。
(2)民間賃貸住宅への入居支援
・外国人を対象とした民間賃貸住宅への入居円滑化に関する
ガイドラインや部屋探しに関するガイドブックについて、国
土交通省ホームページでの公表等を通じ、普及を促進した。
・地方自治体や関係事業者、居住支援団体等が組織する居住
支援協議会の活動に対する支援や家賃債務保証の実施によ
り、外国人世帯の民間賃貸住宅への入居を円滑化し、居住の
安定を確保した。
2
外国人労働者に関係する諸制度について
◎
入国・出国
○
査証
項目
内容
問い合わせ先
査証発給
「査証」は英語で「VISA(ビザ)」と呼ばれ、空 外務省領事局領事サ
港又は海港における上陸申請のための要件の一 ービスセンター(査証
つとされています(査証そのものが入国(滞在) 相談班)
許可を保証するものではありません)。日本国政 (03-5501-8431)
府の発給する査証は、海外にある日本国大使館や
日本国総領事館(「在外公館」)において発給さ ホームページ
れるもので、日本国外でしか取得できません(原 外務省(ビザ(査証)
則として、申請人の居住地を管轄する在外公館に
対して査証を申請することとなります)。
在外公館において査証を申請する際は、渡航目的
により提出・提示書類が異なりますので、前もっ
て外務省又は在外公館に照会の上、必要書類を整
)
http://www.mofa.go.
jp/mofaj/toko/visa/
index.html
え申請して下さい(詳細は外務省ホームページも
しくは右記問い合わせ先にお尋ね下さい。)。な
お、就労を目的とする査証を申請する場合、事前
に法務省入国管理局より「在留資格認定証明書」
(○出入国管理の項参照)を取得して下さい。ま
た、ケースによっては、審査に時間がかかること
がありますので、十分時間的に余裕をもって申請
して下さい。
○
出入国管理
項目
内容
問い合わせ先
入国審査
我が国に入国する場合、原則として海外にある日 法務省入国管理局入
本国大使館等で取得した査証のある有効な旅券 国在留課
(パスポート)を所持した上で、空港等において (03-3580-4111)
入国審査官に対し上陸の申請をして、上陸許可の 札幌入国管理局
証印を受けなければなりません。
(011-261-7502)
平成19年11月から、個人識別情報を活用した 仙台入国管理局
新たな上陸審査が導入され、上陸審査時に指紋及
び顔写真を提供することが義務付けられました
(特別永住者等を除く。)。指紋又は顔写真の提
供を拒否した場合は、我が国からの退去が命じら
れます。
また、上陸審査の結果、旅券や査証が有効なもの
でない場合、我が国において行おうとする活動が
虚偽であると認められる場合、過去に麻薬等の犯
罪で刑に処せられたことがあるなど法律に列挙
された上陸拒否事由に当たる場合などには我が
(022-256-6076)
東京入国管理局
(03-5796-7111)
成田空港支局
(0476-34-2222)
羽田空港支局
(03-5708-3202)
横浜支局
国への上陸が拒否されます。
(045-769-1720)
なお、平成24年7月9日から、上陸許可によっ
て中長期在留者(在留期間が「3月」を超える、
在留資格が「短期滞在」ではない人等。以下同じ 名古屋入国管理局
。)となった方には在留カードが交付されます(
成田空港、羽田空港、中部空港及び関西空港にお
いては、上陸許可の際に在留カードが交付されま
す。その他の出入国港において上陸許可を受けて
中長期在留者となった方については、中長期在留
(052-559-2150)
中部空港支局
(0569-38-7410)
大阪入国管理局
(06-4703-2100)
者の方が市区町村の窓口で住居地の届出をした
後に、在留カードが交付されます。)。
関西空港支局
(072-455-1453)
神戸支局
(078-391-6377)
広島入国管理局
(082-221-4411)
高松入国管理局
(087-822-5852)
福岡入国管理局
(092-623-2400)
那覇支局
(098-832-4185)
ホームページ
法務省
http://www.moj.go.j
p
入国管理局
http://www.immi-moj
.go.jp/
在留資格
在留資格とは、外国人の入国・在留の目的に応じ
て決定される資格(30種類。ホームページ参照
)のことで、外国人はこの資格の範囲内で活動す
ることができます。我が国は、専門的な技術、技
能又は知識を活かして職業活動に従事する外国
人の入国・在留は認めていますが、いわゆる単純
労働の分野で働く外国人の入国・在留は認めない
こととしています。
法務省入国管理局入
国在留課
(03-3580-4111)
外国人在留総合イン
フォメーションセン
ター
〔仙台・東京・横浜・
名古屋・大阪・神戸・
広島・福岡〕
相談員配置先
〔札幌・高松・那覇〕
(0570-013904)
(IP電話・PHS・海外
からは
03-5796-7112)
ホームページ
法務省
http://www.moj.go.j
p
入国管理局
http://www.immi-moj
.go.jp/
在留資格認定証明
書
「短期滞在」の在留資格に該当する活動以外の活 同上
動を本邦で予定している外国人は、あらかじめ入
管法に定める在留資格に係る上陸条件に適合し
ている旨の「在留資格認定証明書」の交付申請を
することができます。
在留資格認定証明書を所持している場合には、入
管法に定める在留資格に係る上陸条件に適合し
ていることが明らかになっていますので、一般的
には在外公館での査証発給が簡便となります。
なお、当該申請については外国人を受け入れよう
とする機関の職員等が代理人として行うことが
できます。
在留期間の更新
外国人が我が国に上陸する際には在留資格・在留 同上
期間が決定されますが、現に有する在留資格の活
動を変更することなく、在留期間満了後も引き続
き滞在しようとする場合には、在留期間の満了ま
でに在留期間の更新を申請し、許可を受ける必要
があります。
なお、平成24年7月9日から、在留期間更新許
可の際、中長期在留者の方には新しい在留カード
が交付されています。
在留資格の変更
在留資格を有する外国人が、在留目的を変更して 同上
別の在留資格に該当する活動を行おうとする場
合には、新たな活動に対応する在留資格への変更
を申請し、許可を受ける必要があります。
なお、平成24年7月9日から、在留資格変更許
可の際、中長期在留者の方には新しい在留カード
が交付されています。
資格外活動の許可
出入国管理及び難民認定法別表第一の在留資格 同上
を有する外国人が、同表下欄に掲げる活動(本邦
において行うことができる活動)以外の就労活動
(収入を伴う事業を運営する又は報酬を受ける
活動)を行う場合には、あらかじめ資格外活動の
許可を受ける必要があります。例えば、留学生の
アルバイトが代表的なものです。
○新しい在留管理制度
項目
内容
問い合わせ先
新しい在留管理制
平成24年7月9日から導入された新しい在留
法務省入国管理局入
度
管理制度は、外国人の適正な在留の確保に資する 国在留課
ため、法務大臣が、我が国に在留資格をもって中 法務省入国管理局入
長期間在留する外国人を対象として、その在留状 国在留課在留管理業
況を継続的に把握する制度です。
務室
中長期在留者の方の身分関係、居住関係及び活動 (03-3580-4111)
状況を継続的に把握するため、身分事項の変更の 札幌入国管理局
届出、住居地の届出、所属機関に関する届出等を (011-261-7502)
行っていただくことになります。
仙台入国管理局
また、中長期在留者の方には、新規の上陸許可、 (022-256-6076)
在留資格の変更許可、在留期間の更新許可等に伴 東京入国管理局
って、氏名等の基本的身分事項や在留資格、在留 (03-5796-7111)
期間が記載され、顔写真が貼付された在留カード 成田空港支局
が交付されます。
(0476-34-2222)
加えて、この制度の導入により在留状況をこれま 羽田空港支局
で以上に正確に把握できるようになりますので、 (03-5708-3202)
在留期間の上限をこれまでの3年から最長5年
横浜支局
とすることや、出国の日から1年以内に再入国す (045-769-1720)
る場合の再入国許可手続を原則として不要とす 名古屋入国管理局
るみなし再入国許可制度の導入など適法に在留
(052-559-2150)
する外国人に対する利便性を向上する措置が導
中部空港支局
入されました。
(0569-38-7410)
なお、外国人登録制度は、新しい在留管理制度の 大阪入国管理局
導入に伴い廃止されました(平成24年7月9日 (06-4703-2100)
の時点において、中長期在留者の方が所持する外 関西空港支局
国人登録証明書は、みなし再入国許可による出国 (072-455-1453)
や入国管理局で行う各種手続、市区町村で行う住 神戸支局
居地関係の手続等においては、一定の期間在留カ (078-391-6377)
ードとみなされます)。
広島入国管理局
(082-221-4411)
高松入国管理局
(087-822-5852)
福岡入国管理局
(092-623-2400)
那覇支局
(098-832-4185)
外国人在留総合イン
フォメーションセン
ター
〔仙台・東京・横浜・
名古屋・大阪・神戸・
広島・福岡〕
相談員配置先
〔札幌・高松・那覇〕
(0570-013904)
(IP電話・PHS・海外
からは
03-5796-7112)
ホームページ
法務省
http://www.moj.go.j
p
入国管理局
http://www.immi-moj
.go.jp
◎
生活
○
就労
項目
内容
問い合わせ先
外国人求職者へ
の職業相談
○日系人集住地域での対策について
厚生労働省職業安定
・日系人集住地域の市町村と連携したワンストップ 局外国人雇用対策課
サービスコーナーを5か所に設置。
(03-5253-1111)
・また、特に日系人の多い地域では外国人専門の相
談・援助センターを設置しています。(静岡労働 ホームページ
局浜松所、愛知労働局豊橋所・刈谷所において設 施策の紹介
置)
http://www.mhlw.go.
jp/bunya/koyou/gaik
○外国人求職者への職業相談については、言葉の問 okujin.html#intro
題などに配慮した対応を行っています。
・「外国人雇用サービスコーナー」等において、通 通訳を配置したハロ
訳を介した職業相談や職業紹介を行っています。ーワーク
・東京、名古屋、大阪の「外国人雇用サービスセン http://www.mhlw.go.
ター」及び「福岡学生職業センター」において、jp/bunya/koyou/dl/1
専門的・技術的分野の外国人や留学生に対し、職 20418.pdf
業紹介・相談、各種情報提供を行っています。
・「新宿外国人雇用支援・指導センター」において 東京外国人雇用サー
、定住者、日本人の配偶者等の身分に基づく在留 ビスセンター
資格により就労する外国人に対し、職業紹介・相 http://tokyo-foreig
談、各種情報提供を行っています。
ner.jsite.mhlw.go.j
・日系人集住地域のハローワークにおいて、日系人 p/
就職促進ナビゲーターによる担当制の個別支援
を実施しています。
・また、日系人の子弟の不就労の解消を促進するた
め、職業ガイダンス・個別職業意識啓発指導を実
施しています。
・日系人が集住する地域において、安定就労への意
欲及びその必要生の高い日系人求職者等を対象
に、日本語コミュニケーション能力の向上、我が
国の労働法令、雇用慣行等に関する知識の習得を
目的とした就労準備研修を実施しています。
名古屋外国人雇用サ
ービスセンター
http://aichi-foreig
ner.jsite.mhlw.go.j
p/home.html
大阪外国人雇用サー
ビスセンター
http://www.osaka-ro
do.go.jp/hw/gaisen/
新宿外国人雇用支援
・指導センター
http://tokyo-hellow
ork.jsite.mhlw.go.j
p/list/shinjuku/mad
oguchi_goannai/gais
en.html
日系人就労準備研修
(委託先の財団法人
日本国際協力センタ
日系人就労準備研修
(委託先の財団法人
日本国際協力センタ
ーHP)
http://jice.org/jig
you/tabunka_gaiyo.h
tm
○定住外国人向けに日本語能力に配慮した職業訓
練を民間教育訓練機関に委託して実施(茨城県、神
奈川県、岐阜県、静岡県、愛知県、三重県、滋賀県
、大阪府)しています。
・定住外国人向け委託訓練先の開拓・調整等を統括
する定住外国人職業訓練コーディネーターを配
置(茨城県、静岡県、滋賀県)しています。
外国人雇用状況
厚生労働省職業能力
開発局能力開発課
(03-5253-1111)
http://www.mhlw.go.
jp/bunya/nouryoku/t
raining_worker.html
・全ての事業主に、外国人労働者(特別永住者を除 厚生労働省職業安定
の届出制度
く。)の雇入れと離職の際に、当該外国人労働者 局外国人雇用対策課
の氏名、在留資格、在留期限等について確認し、(03-5253-1111)
厚生労働大臣(ハローワーク)へ届け出ることが
義務付けられています。
ホームページ
・届出を怠ると30万円以下の罰金が課されます。http://www.mhlw.go.
・なお、インターネットによる届出も可能です。 jp/bunya/koyou/gaik
okujin-koyou/index.
html
労働関係法令(相 日本国内で就労する外国人労働者にも、労働基準法 厚生労働省労働基準
談)
などの労働基準関係法令が適用されます。
局監督課特定分野労
なお、外国人労働者、外国人労働者を使用する使用 働条件対策係
者等からの労働基準関係法令の適用その他労働条 (03-5253-1111)
件の確保及び改善に関する相談等に対応するため、
下記の35カ所の都道府県労働局及び労働基準監 ホームページ
督署に「外国人労働者相談コーナー」を設置し、労 厚生労働省
働相談等に対応しています。
http://www.mhlw.go.
jp/
(北海道労働局監督課、茨城労働局監督課、栃木労
働局監督課・栃木署、群馬労働局太田署、埼玉労働
局監督課、千葉労働局監督課、東京労働局監督課、
神奈川労働局監督課、富山労働局監督課・高岡署、
福井労働局監督課、山梨労働局甲府署、長野労働局
監督課、岐阜労働局監督課、静岡労働局監督課・浜
松署・磐田署、愛知労働局監督課・豊橋署、三重労
働局四日市署・津署、滋賀労働局彦根署・東近江署
、京都労働局監督課、大阪労働局監督課、兵庫労働
局監督課、島根労働局監督課、岡山労働局監督課、
広島労働局監督課・福山署、徳島労働局監督課、福
岡労働局監督課、長崎労働局監督課、大分労働局監
督課)
なお、被災地において就労していた外国人労働者
からの賃金不払、解雇等の相談に対し対応できるよ
う外国人労働者労働条件相談員を緊急配置してい
ます(岩手労働局監督課、宮城労働局監督課及び福
島労働局監督課)
○
教育
項目
内容
問い合わせ先
外国人児童生徒に
対する教育
・日本の学校制度の概要
(義務教育)
義務教育は、満6歳~満15歳までの9年間、小
・中学校や特別支援学校(小学部・中学部)で行
われています。
(初等中等教育)
小学校は、満6歳を過ぎた最初の4月から入学
文部科学省初等中等
教育局
(03-5253-4111)
各教育委員会
文部科学省初等中等
教育局
することができ、6年間の教育を受けます。小学 (03-5253-4111)
校を卒業すると中学校に入学し、3年間の教育を
受けます。高等学校は、小学校及び中学校におけ 各教育委員会
る義務教育を修了した人を対象に普通教育及び
専門教育を行っており、通常3年間の教育を受け
ます。また、障害ある子どものために、特別支援
学校や特別支援学級が設置されている小・中学校
もあります。そこでは、児童生徒一人一人の障害
の状態に応じたきめ細かな教育が行われていま
す。公立小・中学校及び特別支援学校の小学部・
中学部の授業料は、無償です。
(高等教育)
文部科学省高等教育
高等教育は、主として大学と短期大学で行われ 局
ています。これらは、高度で専門的な教育を行う (03-5253-4111)
機関で、通常、大学の修業年限は4年、短期大学
は2年です。さらに高度な高等教育を行う機関と
して大学院(2年ないし5年)があります。
なお、この他に職業等に必要な能力を育成する 文部科学省生涯学習
機関として専門学校(主に2年)があります。
・外国人児童生徒の受入れ
日本の公立の小・中学校等へ入学または編入学
を希望する場合には、居住する市役所又は町村役
場において必要な手続きを行い、入学します。編
入学に際しては、年齢相当の学年への編入学に限
らず、日本語が不自由である等の事情により、た
だちに学齢相当学年の課程における教育を受け
ることが適切でないと認められる場合は、一時的
政策局
(03-5253-4111)
文部科学省初等中等
教育局国際教育課
(03-5253-4111)
各教育委員会
にまたは正式に下学年に編入学する措置が可能
となっています。
その他の国立、私立の学校へ入学を希望する場
合は、各学校へ直接問い合わせ、必要な手続きを
行うこととなっています。
・外国人学校
外国人については、日本の小・中学校に通学し 文部科学省大臣官房
ている人だけではなく、外国人学校へ通学してい 国際課
る人もいます。国内の外国人学校は全国で100 (03-5253-4111)
校以上存在しており、その教育活動や授業料など
は各学校で決定されています。外国人学校へ入学 各都道府県
を希望する場合は、都道府県の私立各種学校担当
部署又は各学校等へ問い合わせてください。
外国人に対する日
本語教育
外国人が日本語を学習する場としては、日本語 文化庁文化部国語課
教育施設(いわゆる日本語学校)や民間団体・ボ (03-5253-4111)
ランティアが実施する日本語教室など様々あり
ます。詳しくは、居住地の都道府県等の国際課や
国際交流協会などにお問合せください。
○
年金・医療・介護
項目
内容
問い合わせ先
年金
国民年金は、住民の相互扶助で成り立つ社会保険 厚生労働省年金局事
制度であることから、国籍を問わず、日本国内に 業管理課
住所を有する者を被保険者としています。
(03-5253-1111)
また、厚生年金保険は、国籍を問わず、適用事業
所に常時使用される労働者を被保険者としてい お近くの年金事務所
ます。
ホームページ
厚生労働省
http://www.mhlw.go.
jp/
日本年金機構
http://www.nenkin.g
o.jp/n/www/index.ht
ml
医療保険
国民健康保険及び後期高齢者医療制度は、住民の
相互扶助で成り立つ社会保険制度であることか
ら、国籍を問わず、市町村の区域内に住所を有す
る者を被保険者としています。(被用者保険に加
入している場合や住民基本台帳法の適用対象と
〈国民健康保険・後期
高齢者医療制度〉
厚生労働省保険局国
民健康保険課
厚生労働省高齢者医
なっていない場合等は、被保険者となりません。 療課
)
(03-5253-1111)
また、被用者保険は、国籍を問わず、適用事業所 各自治体の社会保険
に常時使用される労働者を被保険者としていま 窓口
す。
〈健康保険〉
厚生労働省保険局保
険課
年金事務所・全国健康
保険協会都道府県支
部・健康保険組合の窓
口
ホームページ
厚生労働省
http://www.mhlw.go.
jp/
日本年金機構
http://www.nenkin.g
o.jp/n/www/index.ht
ml
介護保険
介護保険は、住民の相互扶助で成り立つ社会保険 厚生労働省老健局介
制度であることから、65歳以上の方(第1号被 護保険計画課
保険者)については、国籍を問わず、市町村の区 (03-5253-1111)
域内に住所を有する者を被保険者としています。 各自治体の社会保険
(住民基本台帳法の適用対象となっていない場
窓口
合等は、被保険者となりません。)
また、40歳から64歳までの方(第2号被保険 ホームページ
者)については、医療保険と同様の取扱いです。 厚生労働省
http://www.mhlw.go
.jp/
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