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首都圏の空港に関する 企業アンケート調査を実施しました!

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首都圏の空港に関する 企業アンケート調査を実施しました!
横浜市政記者、横浜テレビ・ラジオ記者各位
記 者 発 表 資 料
平成18年8月30日
都市経営局政策課
鈴木健一671-3917
羽田空港
再国際化を
にらみ
首都圏の空港に関する
企業アンケート調査を実施しました!
1
調査目的
2009年に予定されている羽田空港再国際化をにらみ、首都圏を拠点とした主要な企業
から、国際ビジネスの状況、首都圏の空港の課題や運用のあり方などについてご意見をお
聞きし、空港利用者である企業の視点を踏まえて、日本の航空行政を担う国土交通省に働
きかけを行うことを目的としています。
2
調査概要
(1)調査対象企業:会社四季報春版(東洋経済新報社)から、首都圏に本社を置く資本
金5億円以上の企業を抽出しました。
(2)調査対象企業数:2075社
(3)回答企業数:430社
(4)回答率:20.7%
(5)実施内容:選択肢式の設問9項目及び自由意見欄
(6)実施方法:返信用封筒を同封のうえ郵送にて実施
(7)実施期間:平成18年6月1日~6月23日(実施期間後に回収した調査票も集計結
果に反映しています)
3
その他
今回のアンケート結果は概要版であり、より詳細な分析を行った後、最終的な報告書と
して取りまとめ、ホームページに掲載する予定です。
- 1 -
アンケート調査集計結果(概要版)
1
回答企業の属性
(1)業種
件数
割合
N=430
製造業(基礎素材型)
54
12.6
製造業(加工組立型)
76
17.7
製造業(生活関連型)
34
7.9
卸・小売業
62
14.4
情報通信業
29
6.7
運送業
27
6.3
金融・保険・不動産業等
71
16.5
農林水産・建設業
43
10.0
不明
34
7.9
合計
430
100.0
農林水産・建
設業
10.0%
不明
7.9%
製造業(基礎
素材型)
12.6%
製造業(加工
組立型)
17.7%
金融・保険・
不動産業等
16.5%
製造業(生活
関連型)
7.9%
運送業
6.3%
情報通信業
6.7%
卸・小売業
14.4%
N=430
※ 基礎素材型:化学、金属、鉄鋼など、加工組立型:電気、機械、輸送用機器など、生活関連型:食料品、繊維など
(2)所在地
件数
割合
その他の県
(埼玉・千
葉・群馬・栃
木・茨城)
5.6%
N=430
168
39.1
羽田空港から約15㎞圏の区
都心3区
86
20.0
それ以外の東京都
52
12.1
66
(50)
15.3
(11.6%)
その他の県(埼玉・千葉・群
馬・栃木・茨城)
24
5.6
不明
34
7.9
合計
430
100.0
神奈川県
(うち横浜市)
不明
7.9%
神奈川県
15.3%
(うち横浜市
11.6%)
それ以外の
東京都
12.1%
N=430
都心3区
39.1%
羽田空港か
ら約15㎞圏
の区
20.0%
※
都心3区:千代田区、港区、中央区
※
羽田空港から約15km圏の区:江東区、渋谷区、新宿区、世田谷区、大田区、品川区、目黒区の7区
(3)資本金規模
件数
割合
N=430
10億円未満
49
11.4
10億円以上50億円未満
157
36.5
50億円以上100億円未満
61
14.2
100億円以上500億円未満
88
20.5
500億円以上1000億円未満
14
3.3
1000億円以上
27
6.3
不明
34
7.9
合計
430
100.0
1000億円以
上
不明
500億円以6.3%
7.9%
上1000億円
未満
3.3%
100億円以
上500億円
未満
20.5%
50億円以上
100億円未
満
N=430
14.2%
- 2 -
10億円未満
11.4%
10億円以上
50億円未満
36.5%
2
回答内容の集計
(1)現在の国際ビジネスの対象国・地域について
<ポイント!>
・首都圏の企業の国際ビジネス対象国は、トップが中国、次いでASEAN、その他アジア
地域と続く。
国際ビジネスの対象国としては、中国が全体の82.7%と最も高く、次いで、ASEAN
が73.3%、その他アジア地域が70.7%となっている。首都圏の企業のビジネス対象国と
しては、アジア地域が非常に重要な地位を占めていると考えられる。
現在の国際ビジネスの対象国・地域
82.7%
中国
73.3%
ASEAN
70.7%
その他アジア地域
62.8%
北米
42.8%
欧州
21.4%
その他
N=341
※
0%
20%
40%
60%
80%
100%
無回答の企業及び国際ビジネスを行っていないとしている企業は集計から除外した
<参考>現在の国際ビジネス対象国・地域の内訳
地域・国
割合(%)
件数
地域・国
割合(%)
件数
N=341
N=341
282
82.7
華北
147
43.1
華東
220
64.5
華南
184
54.0
中国 内陸部
36
250
73.3
175
51.3
マレーシア
119
34.9
94
27.6
シンガポール
148
43.4
インドネシア
124
36.4
ベトナム
70.7
韓国
191
56.0
台湾
197
57.8
インド
72
21.1
214
62.8
アメリカ
211
61.9
カナダ
74
21.7
146
42.8
73
21.4
10.6 北米
タイ
ASEAN
241
その他のアジア地域
欧州
その他
- 3 -
(2)羽田空港、成田空港の課題について
<ポイント!>
・羽田空港の課題は国際線の便数と路線の種類が少ないこと、成田空港の課題は鉄道を
はじめとする空港へのアクセス。
羽田空港に関しては、
国際線の便数が少ない(70.0%)、国際線の路線の種類が少ない(75.4%)と、70%
以上の企業が、国際線の現状に不満を持っている。
一方、国内線の便数が少ない(1.5%)、国内線の路線の種類が少ない(2.0%)と、首
都圏の企業にとっては、国内線の更なる強化を求める声はごく少数に止まっていることが
明らかとなった。
成田空港に関しては、
鉄道によるアクセスが悪い(62.7%)、バスによるアクセスが悪い(37.8%)、自家用
車によるアクセスが悪い(40.7%)と、空港までのアクセスの現状に不満を持っている。
国内線の便数が少ない(33.3%)、国内線の路線の種類が少ない(29.9%)と、3割
前後の企業が、国内線の現状に不満がある一方、国際線の便数が少ない(3.1%)、国際
線の路線の種類が少ない(3.9%)と、首都圏の企業にとって、国際線の現状にほとんど
不満を持っていないことがわかった。
成田空港の課題について
羽田空港の課題について
鉄道によるアクセスが悪い
自家用車によるアクセスが悪い
国内線の便数が少ない
1.5
国内線の便数が少ない
国内線の路線の種類が少ない
2.0
国内線の路線の種類が少ない
75 .4
国際線の路線の種類が少ない
33.4
国際線の路線の種類が少ない
3.9
国内線と国際線の乗り継ぎが不便
36.6
搭乗手続きに時間がかかる
35.9
12.4
1.7
その他
0
20
40
60
80
29.9
3.1
6.6
駐車場が使いづらい
33.3
国際線の便数が少ない
70.0
国際線の便数が少ない
国内線と国際線の乗り継ぎが不便
40.7
自家用車によるアクセスが悪い
7 .8
搭乗手続きに時間がかかる
37.8
バスによるアクセスが悪い
4.6
バスによるアクセスが悪い
62.7
鉄道によるアクセスが悪い
18.5
100 (%)
- 4 -
駐車場が使いづらい
14.7
その他
14.0
0
20
40
60
80
100 (%)
(3)羽田空港、成田空港までの現状のアクセス時間について
<ポイント!>
・羽田空港までの平均アクセス時間は約50分。成田空港までの平均アクセス時間は約
109分で、概ね1時間の較差。
羽田空港までのアクセス時間に関しては、都心3区、羽田空港から15km圏の区、神奈
川県からが、平均して50分以内となっており、その他の東京都が概ね60分、その他の県
(東京都及び神奈川県以外)からは、概ね100分要することがわかった。全体を平均す
ると約50分であることがわかった。
成田空港までのアクセス時間に関しては、都心3区が約96分、羽田空港から15km圏
の区が約104分となっており、神奈川県も含む東京都以外の県からは130分以上要する
ことがわかった(千葉県は他県と同項目として集計している)。全体を平均すると約109分
であることがわかった。
以上のことから、羽田空港へのアクセス時間と、成田空港へのアクセス時間の平均値を
比較すると、108.5-50.4=58.1分となり、概ね1時間の較差があることがわかった。
N=427
羽田空港、成田空港までのアクセス時間(所在地別)
都心3区
その他の県
神奈川県
羽田空港から それ以外の
(埼玉・千葉・
15km圏の区
東京都
(うち横浜市) 群馬・栃木・茨
城)
(分)
不明
平均値
羽田空港
42.4
44.7
60.6
48.6
(44.4)
100.6
52.9
50.4
成田空港
95.9
103.8
113.4
130.9
(125.1)
133.8
104.6
108.5
較差約1時間
(4)フライト時間と空港までのアクセス時間との関係について
国際線に搭乗する場合、フライト時間(X)が短いほど(近距離の目的地であるほど)
、
空港までのアクセス時間(Y)が短いことが期待されると考えられる。そこで、空港利用
者が自宅または会社を出発してから空港に到着するまでに要する時間(空港までのアクセ
ス時間)の許容可能な範囲と、航空機が出発してから目的地に到着するまでの時間(フラ
イト時間)の関係を調査した。
<概念図>
空港までのアクセス時間
Y 分
自宅
または会社
空港滞在時間
(90分)
空港
交通機関
フライト時間
X 分
出発
空港内
機内
目的地
空港
※ここでは、便宜上、搭乗手続き等に要する空港滞在時間を90分と仮定した。
(調査結果は次頁)
- 5 -
<ポイント!>
・フライト時間が短いほど空港までのアクセス時間が短いことが望ましいという傾向が
確認された。
・フライト時間が10時間以上の場合(遠距離国際線を利用する場合)でも、概ね1時間
半以内でアクセスできることを希望していることが確認された。
フライト時間が3~4時間の場合(上海、北京、台北などに行く場合)、空港までのアク
セス時間の許容範囲は約60分、フライト時間が6~7時間の場合(バンコク、シンガポー
ルなどに行く場合)、空港までのアクセス時間の許容範囲は75.5分、フライト時間が10
時間以上の場合(欧米などに行く場合)、空港までのアクセス時間の許容範囲は85.2分と
なった。近距離国際線は羽田空港が、遠距離国際線は成田空港がそれぞれ担うという考え
方は一定の合理性を持っていると考えられる。
フライト時間
空港までの
アクセス時間
許容範囲
フライト時間が
フライト時間が
フライト時間が
3~4時間の場合 6~7時間の場合 10時間以上の場合
(N=423)
(N=424)
(N=422)
上海、北京、台北 バンコク、シンガ
欧米など
など
ポールなど
約30分まで
21.5%
6.6%
5.2%
約1時間まで
58.4%
47.4%
33.2%
約1時間30分まで
18.4%
34.4%
36.7%
約2時間まで
1.7%
10.8%
22.0%
約2時間30分まで
0.0%
0.7%
2.8%
100.0%
100.0%
100.0%
60.1
75.5
全体
平均値(分)
85.2 10分~15分ずつ増加
70%
60%
フライト時間が
3~4時間の場合
50%
フライト時間が
6~7時間の場合
40%
30%
フライト時間が
10時間以上の場合
20%
フライト時間が
6~7時間の場合
分
ま
で
間
30
1時
約
約
1時
約
30
分
約
2時
間
ま
で
約
2時
間
30
分
ま
で
0%
間
ま
で
フライト時間が
3~4時間の場合
ま
で
10%
空港までの
アクセス時間
許容範囲
- 6 -
フライト時間が
10時間以上の場合
(5)空港までの現状のアクセス時間と許容できるアクセス時間との対比(満足度の分析)
羽田、成田両空港に国際線が就航していると仮定して、空港までのアクセス時間の満足
度を分析、評価した。分析方法は、利用者ごとに、羽田空港・成田空港それぞれについて、
「現状のアクセス時間」<「許容できるアクセス時間」の場合は「満足」
「現状のアクセス時間」>「許容できるアクセス時間」の場合は「不満」
と分類し集計した。
<ポイント!>
・フライト時間にかかわらず、羽田と成田の較差は60ポイント以上となり、羽田空港に
国際線が就航すれば、利用者にとってのアクセス面での満足度は向上。
・フライト時間が長くなるほど、両空港までのアクセス時間に対する満足度は向上。
フライト時間の長さにかかわらず、羽田空港までのアクセス時間に満足できるとした回
答は、成田空港までのアクセス時間に満足できる回答より60ポイント以上多くなってお
り、羽田空港に国際線が就航すれば、利用者にとってのアクセス面での満足度が向上する
ことがわかった。また、両空港とも、フライト時間が長いほど、空港までのアクセス時間
に満足できるという傾向となった。
空港までのアクセス時間に「満足」
100%
90%
80%
70%
60%
86.0% 88.5%
フライト時間
3~4時間
69.6%
フライト時間
6~7時間
50%
40%
30%
25.7%
14.5%
20%
10%
4.9%
0%
羽田空港
成田空港
- 7 -
フライト時間
10時間以上
<参考>空港までの現状のアクセス時間と期待するアクセス時間との対比(内訳)
羽田空港までの
回答シェア
アクセス時間現状
フライト時間3~4時間
フライト時間6~7時間
上海、北京、台北など
バンコク・シンガポールなど
満足
不満
満足
不満
フライト時間10時間以上
欧米など
満足
不満
0~30分
13.82%
100.0%
0.0%
100.0%
0.0%
100.0%
0.0%
30分~60分
62.53%
77.6%
21.0%
93.3%
5.6%
93.6%
4.5%
60分~90分
17.80%
39.4%
59.2%
72.4%
26.3%
84.2%
14.5%
90分~120分
4.22%
5.6%
94.4%
22.2%
77.8%
27.8%
72.2%
120分~180分
1.64%
180分以上
0.00%
0.0%
-
平均値
69.6%
成田空港までの
回答シェア
アクセス時間現状
0~30分
100.0%
0.0%
-
100.0%
-
29.3%
-
86.0%
13.1%
フライト時間3~4時間
フライト時間6~7時間
上海、北京、台北など
バンコク・シンガポールなど
0.00%
0.0%
100.0%
-
-
88.5%
10.1%
フライト時間10時間以上
欧米など
満足
不満
満足
不満
満足
不満
-
-
-
-
-
-
30分~60分
2.34%
80.0%
20.0%
90.0%
10.0%
90.0%
10.0%
60分~90分
26.00%
9.9%
90.1%
29.7%
70.3%
45.9%
54.0%
90分~120分
46.84%
1.0%
97.0%
9.5%
89.0%
23.0%
74.5%
120分~180分
22.25%
0.0%
98.9%
1.1%
97.9%
4.2%
94.6%
0.03%
0%
100%
0%
100%
0%
100%
4.9%
91.4%
14.5%
82.0%
25.7%
70.2%
180分以上
平均値
(6)羽田空港再国際化の認知度
羽田空港再国際化に関する現時点での国土交通省の考え方は、国際線の発着回数は年間
概ね3万回程度、国際線の就航範囲は、概ね2000キロ圏(石垣島を目安)としている。
この内容を紹介し、知っていたかどうかについて調査した。
<ポイント!>
・「国際化」することは認知されているが、8割以上の企業が、羽田空港再国際化に関す
る現時点での国土交通省の考え方を認知していない。
知っていたとした企業は約19%となっており、就航範囲等に制限があることを知らな
い、または国際化されること自体知らないとした企業が全体の80%以上を占めた。羽田
空港再国際化の国の考え方について認知度が低いという結果となった。
羽田空港再国際化に関する
国土交通省の考え方の認知度
国際化される
ことを知らな
かった, 11.2%
知っていた,
18.7%
国際化される
ことは知ってい
たが、就航範
囲や発着回数
(便数)に制限
があることは知
らなかった,
N=419
70.1%
N=419
- 8 -
(7)羽田空港からの国際線の望ましい就航範囲
<ポイント!>
・ASEAN諸国をカバーできる概ね6000キロ圏とする回答が約44%とトップ。
・国際線就航範囲を概ね2000キロ圏とする国土交通省の現時点での考え方に賛同する回
答は5%と少数。
・国際ビジネスの対象国・地域の設問で、中国やASEANを挙げている企業が多数であっ
たことなどを総合的に判断すると、羽田空港からの国際線の就航範囲は、ASEAN諸国
を含む東アジア主要都市をカバーすることが求められていると考えられる。
羽田空港再国際化に関する現時点での国土交通省の考え方である、概ね2000キロ圏で
十分であるとした企業は5.0%となっている一方で、北京・台北・香港など概ね3000キ
ロ圏までカバーするべきとした企業は18.9%、概ね6000キロ圏であるASEAN諸国を
含む東アジア主要都市をカバーするべきと回答した企業は44.4%、欧米などに直接乗り
入れる国際線を導入するべきとした企業は29.6%となった。
国際ビジネスの対象国・地域の設問で、中国やASEANを挙げている企業が多数であっ
たことなどを総合的に判断すると、羽田空港からの国際線の就航範囲は、ASEAN諸国を含
む東アジア主要都市をカバーすることが求められていると考えられる。
羽田空港再国際化に伴う
国際線の望ましい就航範囲
その他
2.1%
欧米などに直接
乗り入れる遠距
離の国際線も導
入すべき
29.6%
ソウル、上海など
(概ね2000キロ圏
内)に直接乗り入
れる国際線が利
用できれば十分。
5.0%
北京、台北、香港
など(概ね3000キ
ロ圏内)までカ
バーできる国際
線を導入すべき
18.9%
ASEAN諸国を含
む東アジアの主要
都市(概ね6000
キロ圏内)までカ
バーできる国際
線を導入すべき
44.4%
N=419
- 9 -
(参考)自由意見
自由意見欄に記述があったものは、全体で54件であった。主なものは下記のとおり。
<主な自由意見(抜粋)>
●国際化に伴い、サービス面の質を世界最高レベルにできないものか?例えばイミグレーション等の
対応で、大幅なスピードアップ。当然安全面での手続き等の時間が更にかかることが予想されるだ
けに、いかに「長い列に並ばなくて済むか?」これがサービス面での最大のポイントと思われる。
●国際線近距離(東南アジア含む)はぜひ羽田の便数を増やしてもらいたい。なんといっても羽田は
都心(含む横浜市)に近く、国際競争上も必須。
●遠くて不便な成田は観光客中心に、羽田はビジネスの効率化(日本の競争力の向上)を中心に考え
るべき。
●海外の国際空港に比べ、日本のそれは劣る。顧客利便性とサービスを徹底的に追及し、イノベーシ
ョンとグローバリズムで取り組んでいただきたい。
●羽田空港は日帰り海外出張が可能な空港にしてほしい。①就航範囲は片道4時間圏内②空港までの
アクセスはもっと改善すべき③便数を増やし待ち時間を減らす。
●金融をはじめとした経済活動の拠点に不可欠なハブ空港として、羽田空港を再国際化し、首都圏の
第二国際空港と位置付けることにより、地元はもとより我が国のアジアにおける優位性を保持でき
るものと考えます。
●各々の提携先(中国沿岸部をはじめ、台湾、シンガポール等)からも羽田の発着に強い希望がある
ことを申し添えます。このことは羽田がアジアの基幹空港となることで、来日の頻度アップ、ビジ
ネス拡大を示唆していることを物語っています。
●「羽田空港の真の国際化」のために、国際線の発着枠を拡大した場合、羽田空港に割り当てられる
国内線の発着枠を部分的であるにしろ成田空港に移すとなると、羽田空港における国内線の需要を
満たすことができなくなってしまうのでなはいかと懸念いたします。
●羽田空港への横浜市北部、川崎市北部の鉄道によるアクセスは悪く、真の国際化を進めていくため
にも新たな鉄道路線による空港アクセス時間の改善が必要である(例えば、現在川崎市が推進して
いる川崎縦貫高速鉄道の計画が羽田空港まで延伸する等)。
●21世紀の日本の発展を考えれば、羽田の限界は明らかであり、首都圏第3空港の計画に着手するべ
き時と思量する。
●成田と羽田では航路が輻輳し限界に近づいているように思います。政府と一体となって首都の空を
米軍から返してもらうことが必要ではないかと思います。
●日本の就労人口が減っていくことを踏まえて、需要予測を楽観的に建てないこと、費用をかけない
仕組みにすることを念頭に置いて国際化を進めてください。
- 10 -
成田空港における就航都市(6,000㎞圏)と発着回数順位
・ウランバートル
・長春
・瀋陽
・西安
◎ ○大連
北京
◎ソウル
・
青島
・ ○釜山
成田
済州
◎上海
・デリー
・杭州
広州 アモイ
・
○
◎
◎
・ハノイ 香港 台北
成田から1,000km
2,000km
◎バンコク
・サイパン
○マニラ
・ホーチミンシティ
・プーケット
・セブ
3,000km
◎グアム
・コタキナバル
クアラルンプール・
◎シンガポール
4,000km
ジャカルタ
・
・
デンパサール
◎成田空港における発着回数上位10位以内の都市
○成田空港における発着回数上位11~20位以内の都市
・成田空港における発着回数21位以下の都市
※掲載している都市は全て成田空港における就航都市
5,000km
・ケアンズ
成田空港における発着回数上位20都市
6,000km
順位
国名
都市名
距離(km)
発着回数/年
順位
国名
都市名
距離(km)
発着回数/年
1
韓国
ソウル
1,214
10,950
10
イギリス
2
中国
香港
2,915
8,656
12
アメリカ
ロンドン
9,952
4,380
ニューヨーク
10,779
3,962
3
台湾
台北
2,128
8,447
13
フランス
パリ
4
タイ
バンコク
4,589
8,239
14
アメリカ
サンフランシスコ
9,930
3,859
5
中国
上海
1,776
8,134
15
アメリカ
シカゴ
8,210
3,650
10,058
3,233
6
中国
北京
2,101
6,153
16
中国
広州
2,915
2,920
7
アメリカ
ホノルル
6,130
5,996
16
フィリピン
マニラ
3,006
2,920
8
シンガポール
シンガポール
5,298
5,110
18
韓国
釜山
987
2,503
8
アメリカ
ロサンゼルス
8,722
5,110
19
中国
大連
1,667
2,294
10
アメリカ
グアム
2,498
4,380
20
ドイツ
フランクフルト
9,485
2,190
□
平 成 18年 1月 JTB時 刻 表 を 参 考 に 横 浜 市 作 成
□
発 着 回 数 = (便 数 /週 )× 2 ÷ 7 × 365と し て 算 出
□
網 掛 け は 6,000㎞ 圏 の 都 市
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