...

SPARC T4-1Bサーバー・モジュール

by user

on
Category: Documents
14

views

Report

Comments

Transcript

SPARC T4-1Bサーバー・モジュール
ORACLE DATA SHEET
SPARC T4-1B サーバー・モジュール
最高レベルのスケーラビリティと密度を、
効率性に優れたブレード・フォーム・ファ
クタで提供
おもな機能と利点
 シングルスレッド性能を 5 倍に引き上
げ、アプリケーションのパフォーマン
ス強化およびスケーラビリティの向上
を実現
 SPARC T4-1B サーバー・モジュールは、
8 コア、
64 スレッドの SPARC T4 プロセッ
サを搭載
 ネッ トワ ーク 内蔵 の 極め て効 率的 な
Sun Blade 6000 インフラストラクチャ
に最大 10 台の SPARC T4-1B ブレードを
搭載することで、最高レベルの密度を
実現可能
オラクルの SPARC T4-1B とオラクルの Sun Blade 6000 シャーシは、
セキュアで高可用性のエンタープライズ・データセンター・アプリ
ケーションへの強いニーズに対応できる優れたスケーラビリティ、密
度、柔軟な配置、エネルギー効率を備えた統合プラットフォームです。
SPARC T4-1B は、コンパクトなブレード・フォーム・ファクタで利用
できる最高密度の SPARC T4 サーバーとして、5 倍のシングルスレッ
ド・パフォーマンス、圧倒的なスループット、および実績のあるミッ
ション・クリティカルな Oracle Solaris オペレーティング・システ
ム上で動作するコストのかからない仮想化機能を提供します。
 Oracle VM Server for SPARC と Oracle
Solaris Containers に組み込まれてい
る追加ライセンス・コストのかからな
い仮想化テクノロジーにより、利用効
率を向上させ、運用のオーバーヘッド
を低減
 内蔵のオンチップ暗号化アクセラレー
タ機能により、アプリケーションのパ
フォーマンスを低下させずに、高水準
のセキュリティを提供
 バイナリ互換性が保証されている
Oracle Solaris 10 および 11 を実行す
ることで、レガシー・アプリケーショ
ンをサポート
 オンボード 10Gb Ethernet(GbE)で、
セキュア・コンピューティングと高速
ネットワーキングを実現
 圧倒的な I/O パフォーマンスと拡張性
を備えた Sun Blade 6000 との組合せで、
最大 6.4 テラビット/秒の I/O スルー
プットを達成
SPARC T4-1B
製品概要
単一ソケットの SPARC T4-1B サーバー・モジュールは、8 コアおよび 64 同時ス
レッドの非常に効率的な設計のブレード・サーバーとして、圧倒的なコンピュー
ティング密度を提供します。
SPARC T4 プロセッサは、データベース、ミドルウェア、Web 層アプリケーショ
ンなどの幅広いアプリケーションのワークロードに対応するように設計されて
います。前世代のシステムと比較してシングルスレッド性能が 5 倍に向上した
SPARC T4 システムでは、セキュアなエンド・ツー・エンドのデータセンター配
置に必要なインフラストラクチャを提供できるようになりました。
SPARC T4-1B は、1 基の SPARC T4 プロセッサ、最大 512GB のメモリが搭載可能
な 16 個の DIMM スロット、およびホット・プラグ対応 2.5 インチ・ドライブが
装着可能な 2 基のドライブ・スロットを備えています。SPARC T4-1B ブレード
は、コンパクトでありながら高性能です。10GbE ネットワーク機能と PCI Express
Generation 2 拡張スロットを装備した SPARC T4-1B は、データベース、ミドル
ウェア、Web アプリケーションのコンピューティング要件に対応するために必
要な処理能力を提供できます。
SPARC T4-1B、Oracle Solaris、Oracle VM Server for SPARC は、コスト効率
の高いブレード・インフラストラクチャのワークロードに対する強いニーズに
対処できるように最適化されています。SPARC T4-1B には、すぐに使用可能な
状態の Oracle Solaris Containers と Oracle VM テクノロジーが付属している
ので、IT インフラストラクチャにおける統合と仮想化を、追加コストなしでよ
り素早く確実に実現できます。
ORACLE DATA SHEET
Sun Blade 6000 シャーシと SPARC T4-1B サーバー・モジュールは、エンタープ
ライズ向けのブレード製品です。非常にコスト効率の高いブレード・インフラ
ストラクチャである Sun Blade 6000 と SPARC T4-1B は、シャーシ・ベースの
RAS 機能と Oracle Integrated Lights Out Management(Oracle ILOM)の組合
せによって、アップタイムを最大限に高め、システム管理を簡素化するように
設計されています。
Sun Blade 6000 モジュール・アーキテクチャ - 効率の最適化
SPARC T4-1B は、極めて効率的な Sun Blade 6000 シャーシに装着されます。こ
のコンパクトな 10U シャーシには、最高のパフォーマンスを発揮するフル装備
の Oracle ブレード・サーバー・モジュールを最大 10 台まで搭載でき、また PCIe
Gen2 の採用によって最大 282Gb/秒の I/O スループットを実現しています。Sun
Blade 6000 は、将来の CPU アーキテクチャと I/O アーキテクチャに対応できる
ように、最大 6.4 テラビット/秒のパフォーマンスを備えています。
高い信頼性と効率性を達成することを目的に設計された Sun Blade 6000 は、柔
軟性に優れたモジュール式のネットワーク・インフラストラクチャを提供しま
す。Sun Blade 6000 シャーシと SPARC T4-1B ブレード・サーバーの組合せによ
り、お客様は、収益を上げるまでの期間を大幅に短縮し、さらに I/O をアップ
グレードする際に生じる停止時間を実質的に排除できます。
SPARC T4-1B の仕様
おもな用途
 仮想化と統合
 シングルスレッド・ワークロード(データベース、OLTP、バッチ・アプリケーショ
ンなど)
 同時実行性の高いマルチスレッド・ワークロード
 Web、ミドルウェア、アプリケーション層のワークロード(特に Java 環境)
アーキテクチャ
プロセッサ
 8 コアの 2.85GHz SPARC T4 プロセッサ(64 スレッド)×1
 浮動小数点ユニット×8、64 同時スレッド
 新しいオンチップの暗号化命令アクセラレータにより、16 種類の業界標準暗号化ア
ルゴリズムを非特権で直接サポートし、さらに 8 コアのそれぞれでランダムな数字
を生成
 Oracle SPARC V9 アーキテクチャ、ECC 保護
キャッシュ
 L1 キャッシュ: コアごとに 16KB の命令キャッシュと 16KB のデータ・キャッシュ
 コアごとに 128KB の L2 キャッシュ
 4MB の共有 L3 キャッシュ
メイン・メモリ
 4GB、8GB、16GB、32GB の DDR3 DIMM をサポート
 DIMM スロット×16(最大 512GB をサポート)
 Extended ECC、誤り訂正、パリティチェック
2
ORACLE DATA SHEET
インタフェース
ネットワーク
 Intel 82571EB GbE トランシーバを使用した 10/100/1000Base-T イーサネット・ポー
ト×2
 管理ネットワーク専用の 10/100 Base-T Ethernet ポート×1(必要であれば、オプ
ションでメインのネットワーク・ポートと共有可能)
 PCIe2.0×2(オプションのファブリック拡張モジュールとミッドプレーンを接続)
ストレージ
 LSI SAS2008 コントローラを使用した SAS2.0 インタフェース×6
- 1 つの SAS2.0 インタフェースが 2 つのスモール・フォーム・ファクタ(SFF)SAS
ドライブ・ベイに対応し、RAID 0 と RAID 1 をサポート
 最大 2 台の 300GB/600GB 10,000rpm 内蔵 SAS ディスク・ドライブまたは 100GB/400GB
SATA SSD ドライブ(オプション)
ミッドプレーン I/O
 PCIe(x8 レーン)バス×4(NEM 用×2、EM 用×2)
 3.0Gb/秒 SAS インタフェース×4(NEM ごとに 2 つ)
 10/100/1000GbE インタフェース×2(NEM ごとに 1 つ)
 10/100 イーサネット管理ポート×1(CMM に接続)
フロント・パネル I/O
ドングル・ケーブルを使用して接続
 RJ-45 シリアル・コンソール×1(サーバー・モジュールの ILOM に接続)
 USB 2.0 ポート×3(ドングル・ケーブルを接続する外部ポート×2、USB ドライブが
接続可能な内部ポート×1)
 VGA ポート×1
ソフトウェア
オペレーティング・システム
 Oracle Solaris 11 または、それ以降
 Oracle Solaris 10 8/11(U10)
 Solaris 10 9/10(U9)および Solaris 10 10/09(U8)に加えて、Oracle Solaris 10
8/11 パッチ・バンドルをサポート
含まれるソフトウェア
 Oracle Solaris
 Oracle VM Server for SPARC
 Electronic Prognostics
 ZFS
管理
組込みの Oracle Integrated Lights Out Manager(Oracle ILOM)サービス・プロセッ
サにより、以下の機能を提供
 直接管理 - オラクルのラックマウント型 SPARC T4 サーバーと同様
 SNMP によるブレードの完全監視
 グラフィカル・ユーザー・インタフェース(GUI)とコマンドライン・インタフェー
ス(CLI)
 セキュアなアクセスと管理
 リモート KVMS 機能によるフル機能の仮想コンソール
 Oracle Enterprise Manager - 検出、グループ化、ベア・メタル・プロビジョニン
グ、ハードウェアと OS の監視、統合した LDoms の管理を実現する高度なハードウェ
ア管理
準拠規格
 安 全 性 : UL/CSA-60950-1(2nd Ed) 、 EN60950-1-2006 + A11:2009 + A1:2010 +
A12:2011、 IEC60950-1:2005 + A1:2009 CB scheme(各国の規定に準拠)、 CNSI4336-1、
GB4943
 EMI/EMC:EN55022:2006 + A1:2007/CISPR22:2008 Class A、 47 CFR 15B Class A、
ICES-003 Class A、 VCCI Class A、 AS/NE 3548 Class A、 CNS 13438 Class A、 GB9254
Class A、 EN61000-3-2、 GB17625.1、 EN61000-3-3
 イミュニティ:EN 55024:2010
3
ORACLE DATA SHEET
認証規格
 安全性:UL/cUL, CE, BSMI, GOST R, S-Mark, CSA EMC: CCC, CE, FCC, VCCI, ICES,
C-Tick, KCC, GOST R, BSMI Class A
 その他:WEEE 指令 2002/96/EC、RoHS 指令 2011/65/EU
動作環境
Sun Blade 6000 シャーシのデータシートを参照下さい
http://www.oracle.com/jp/products/servers-storage/servers/blades/sun-blade-6
000-chassis-033613-ja.pdf
寸法と重量
 高さ:327.2mm(12.9 インチ)
 幅:44.5mm(1.8 インチ)
 奥行:511.7mm(20.1 インチ)
 重量:7.4kg(16.4 ポンド)
、フル搭載時
電源と冷却能力
Sun Blade 6000 シャーシの電源と冷却能力
http://www.oracle.com/us/products/servers-storage/servers/blades/033613.pdf
省エネ法に基づくエネルギー消費効率*1
区分:C 6.9 W/GTOPS
*1 エネルギー消費効率とは、省エネ法で定める測定方法により測定した消費電力を、省
エネ法で定める複合理論性能で除したものです。
4
ORACLE DATA SHEET
保証
SPARC T4-1B サーバーサーバー・モジュールには 1 年間の保証が付属しています。オラクルのハードウェア保証につい
て、詳しくは http://www.oracle.com/jp/support/policies/index.html を参照してください。
完全サポート
Oracle Premier Support では、Oracle SPARC の投資収益率を最大化するために必要なサービスを受けることができま
す。オラクルの完全なシステム・サポートには、24 時間 365 日対応のハードウェア・サービス、技術者によるサポー
ト、事前予防的なツール、Oracle Solaris、Oracle VM、および内蔵ソフトウェア(ファームウェアなど)の更新すべ
てが単一価格に含まれます。詳しくは、http://www.oracle.com/jp/support/index.html l を参照してください。
お問い合わせ窓口
Oracle Direct
0120-155-096
oracle.com/jp/direct
Copyright © 2012, Oracle and/or its affiliates.All rights reserved.
本文書は情報提供のみを目的として提供されており、ここに記載される内容は予告なく変更されることがあります。本文書は一切間違いがないことを保証するものではなく、さらに、口述による明
示または法律による黙示を問わず、特定の目的に対する商品性もしくは適合性についての黙示的な保証を含み、いかなる他の保証や条件も提供するものではありません。オラクル社は本文書に関す
るいかなる法的責任も明確に否認し、本文書によって直接的または間接的に確立される契約義務はないものとします。本文書はオラクル社の書面による許可を前もって得ることなく、いかなる目的
のためにも、電子または印刷を含むいかなる形式や手段によっても再作成または送信することはできません。
Oracle および Java は Oracle およびその子会社、関連会社の登録商標です。その他の名称はそれぞれの会社の商標です。
Intel および Intel Xeon は Intel Corporation の商標または登録商標です。
すべての SPARC 商標はライセンスに基づいて使用される SPARC International, Inc.の商標または登録商標です。AMD、Opteron、
AMD ロゴおよび AMD Opteron ロゴは、Advanced Micro Devices の商標または登録商標です。UNIX は X/Open Company, Ltd.によってライセンス提供された登録商標です。0611
5
Fly UP