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新春号 - 酪農学園大学

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新春号 - 酪農学園大学
᪂᫓ྕ
聖句
あなたがたを襲った試練で、人間として耐えられないようなものはなかったはずです。
神は真実な方です。あなたがたを耐えられないような試練に遭わせることはなさらず、試練と共に、
それに耐えられるよう、逃れる道をも備えていてくださいます。
コリントの信徒への手紙一 10章13節
狭き門から希望の塔を望む
酪農学園の発展に向けて 理事長 麻田 信二
年頭に当たり、謹んで新年のお慶びを申し上げます。
言うまでもなく、人類社会の持続的発展に向けては、土壌の流亡と地球資源の減少、地球
の温暖化と生物多様性の喪失、地球人口の増加と食料の安定確保が大きな課題であり、次代
を担う人材の養成が極めて重要でありますが、三愛主義、健土健民を建学の精神に持つ酪農
学園は、大きな役割を果たさなければなりません。
しかしながら、少子化の進行により、酪農学園が創立100周年となる2033年の18歳人口は
83万6千人、大学が100周年を迎える2060年は55万8千人と推計されており、わが国の私立
学校の存続が危ぶまれる事態にあります。
このため、2007年10月、酪農学園創立の原点に立った抜本的な改革を進めるための「三愛
精神に基づく健土健民戦略本部」を設け改革を進めてきました。
昨年4月から「とわの森三愛高校」が大学附属として新しくスタートし、今年4月には、
酪農学園大学が、酪農学部、獣医学部、環境システム学部を改編し、農食環境学群、獣医学
群として新しくスタートすることになりました。
今後とも、今回の改革の方向を踏まえながら、長期的な視点からのたゆまぬ改革を進める
ことにより、わが国の発展と世界の平和に貢献する人材を送り出す酪農学園として大きく発
展することが出来ると考えております。
迎えた2011年が、酪農学園発展の新たな一歩の年になるよう、皆様のご理解とご協力をお願
いいたします。
ղ㓗㎰ᏛᅬࡔࡼࡾYRO
学部・学科の枠を超えて、より広く学べる2つの学群、5つの学類という新しい構成
農・食・環境をテーマにした「農食環境学群」
獣医学に加え、獣医保健看護学を学ぶ「獣医学群」
「農食環境学群」は、『循環農学類』、『食と健康学類』、『環境共生学類』
「獣医学群」を構成するのは、『獣医学類』と、新たに設置した「獣
の3つの学類で構成されています。『循環農学類』には、酪農、畜産、農
医保健看護学類』の2学類。ともに、生命・自然を尊ぶ豊かな人間性
業、農業経済を学ぶ4つのコース。『食と健康学類』には、食品の持つ栄
を育み、人と動物の福祉などに具体的に貢献できる人材育成を基本に
養、機能、食品開発、流通を学ぶ3コースに加えて、1年次から一貫教育
教育を展開。『獣医学類』では獣医学とその関連分野における高度な
の管理栄養士コースの全4コース。さらに、この2学類の学生を対象に農
知識・技術を有した産業動物、伴侶動物、公衆衛生獣医師を養成。
業科教員を養成するための実践的教育を行う教職コースを設置。
『獣医保健看護学類』では、獣医学に関する基礎知識と動物看護学に
また、「環境共生学類」には、野生動物、生命環境について学ぶ2つのコー
関する専門知識を習得して幅広い獣医保健看護業務を担える人材育成
スがあり、これら3学類の枠を超えて興味のある科目を履修することもで
に取り組みます。
きる柔軟な教育システムが特徴の一つです。
詳しくはホームページにて公開中! http://www.rakuno.ac.jp/dep14/index.html
■学びの流れ
農食環境学群
基盤教育
専門基礎教育
専 門 教 育
2年次
3年次・4年次
1年次
循環農学類
酪農学園
教育
酪農学コース
人文社会
科学教育
農学コース
自然科学
教育
畜産学コース
農業経済学コース
教職コース
※循環農学類、食と健康学類いずれかの学類に所属する。
食品機能科学コース
食と健康学類
保健体育
教育
食品開発学コース
食品流通学コース
管理栄養士コース ※1
環境共生学類
情報
教育
野生動物学コース
生命環境学コース
外国語
教育
獣医学群
導入
教育
獣医学類
キャリア
教育
獣医保健看護学類
総合領域
教育
専門基礎教育
専 門 教 育
2年次
獣医学類
3年次∼6年次
※1
獣医保健看護学類
※1
3年次・4年次
※1:農食環境学群・食と健康学類の「管理栄養士コース」、獣医学群の2学類は、入学時に選択。
㓗㎰ᏛᅬࡔࡼࡾYROճ
短大部60周年・大学50周年記念植樹祭開催
酪農学園大学短期大学部開学60周年・酪農学園大学開学50周年記念植
樹祭が11月17日に開催され、黒澤記念講堂前の芝生と生協横ローンの歩
道スロープ斜面に植樹を行いました。
これは、周年事業の一環として、短期大学部同窓会が大学・短期大学
部に千島桜を寄贈して行われたものです。植えられたのは、短期大学部卒業生の石橋傳氏が実生から育てた千島桜の苗で、
今後、学内に全部で140本が植えられる予定です。
植樹祭は、学生・職員と同窓生ら約60人が参加し、村松圭准教授(食品科学科応用微生物学研究室)の司会で行われ、
あいさつに立った周年事業実行委員会委員長小山久一教授(酪農学科家畜繁殖学研究室)は、「今日植えた、まだか細い
千島桜が大きく枝を広げ立派な姿になるまで、まだまだ数年かかります。その桜が黒澤記念講堂の前で満開に咲きほこる
まで、大学のみんなで協力し育んで行きたい」と述べました。次に、谷山弘行学長のあいさつ、髙橋一宗教主任による聖
書朗読と祈祷、麻田信二理事長のあいさつと続き、最後に苗木を寄贈した石橋傳氏があいさつし、その後一同で植樹を行
http://www.rakuno.ac.jp/news/201011/news57.html
いました。
秋期キリスト教教育強調週間
今年の秋期キリスト教教育強調週間は、大学・短大の
記念の年にちなみ10月26日から3日間、本学を卒業され
てキリスト教の牧師・伝道者として北海道を中心に活動
しておられる3名の方をお招きして行われました。
<26日>
日本福音キリスト教会連合会
平岡福音キリスト教会 中村 大輔牧師
(酪農学部食品科学科2002年卒業)
聖書:マルコによる福音書 8章22から26節
題:「向きを変えて出発せよ」
「酪農学園の風景」が江別市都市景観賞に入賞
第16回江別市都市景観賞の表彰式が11月10日、江別市
民会館で行われ、特別部門に「酪農学園の風景」が選ば
れました。
1987年に始まった景観賞は、江別市民の推薦によって、
江別市の美しいまちづくりに貢献している建物または、景
観維持に努める活動などを表彰するもので、現在は3年
ごとに行われています。今回は、建造物部門と特別部門
の2部門合わせて、30件の推薦・応募があり、江別市景
観委員会によって決定されました。
http://www.rakuno.ac.jp/news/201011/news59.html
մ㓗㎰ᏛᅬࡔࡼࡾYRO
<27日>
引退牧師 福島 恒雄牧師
(短期大学酪農科1952年卒業)
聖書:ルカによる福音書 24章28から35節
題:「人生の偉大な発見」
<28日>
日本基督教団 岩内教会 平 宏史牧師(酪農学部酪農学科1977年卒業)
聖書:マタイによる福音書 11章28から30節
ヨハネによる福音書 3章15節
題:「出会いの恵みに生かされて」
http://www.rakuno.ac.jp/news/201010/news53.html
地域環境学科第2回特別公開講演会を開催
環境システム学部地域環境学科で
は、10月19日に中央館学生ホールで、
講師に元東京大学講師(前酪農学園
大学講師)で農学博士の高橋郁雄氏
を迎え、「菌類(キノコ)の不思議、
生態及び役割に迫る!ー北海道で見
られるキノコを事例にしてー」と題
して、第2回特別公開講演会を開催しました。
高橋郁雄氏は、「菌類(キノコ)の種類について」、「森
の中での菌類(キノコ)の働き」、「寄生菌類(寄生性のキ
ノコ)の役割」、「共生菌(共生性のキノコ)の樹木に対す
る役割」などをスライドを示しながら、豊富な知識を駆
使して、面白くかつ分かりやすく解説し、「菌類(キノ
コ)は森林の生命の営みを育む重要な生き物!森林はキ
ノコなしでは生きられない」とまとめました。
参加した一般市民からも質問があり、身近なキノコが、
自然界で果たしている重要な役割を学ぶ場となりました。
http://www.rakuno.ac.jp/news/201010/news52.html
第31回牛乳・乳製品利用
料理コンクール北海道大会 本学学生・卒業生が
2010年毎日農業記録賞に入賞
第31回牛乳・
乳製品利用料理
コンクールの北
海道大会が、9
月30日に札幌エ
ルプラザで開か
れ、酪農学部酪
農学科4年の渡部沙織さん(環境微
生物学研究室所属)が考案した「カ
レーミルクリゾットのコロッケ」が
優秀賞に選ばれました。
この大会は、北海道牛乳普及協会
とホクレン農業協同組合連合会の主
催で、牛乳・乳製品の普及・啓発を
目的に行われており、今回230件の応
募の中から書類審査を通過した調理
系専門学校生や主婦など20人の料
理考案者が料理で競い合いました。
毎日新聞主催の「2010年(第38回)毎
日農業記録賞」一般部門で、本学学生
2人と卒業生2人が、全国1,122編の応
募の中から、各賞に選ばれました。
学生は、教職センターの岡田正裕教
授(農業科教育研究室)が指導し、40
人が応募しました。
http://www.rakuno.ac.jp/news/201012/news68.html
●学生の入賞者は次の通りです。
☆一般部門 優良賞
「食べるということ」
酪農学部酪農学科3年 田中 亜利紗さん
富山県出身。中央農業高校で畜産を学ぶ。
☆一般部門 地区入賞
「私の学んできたこと」
酪農学部酪農学科3年 高階 明日華さん
兵庫県出身。但馬農業高校で畜産を学ぶ。
12月15日、本学で表彰式が行われ、
毎日新聞北海道支社の鴨志田公男報道
部長より、田中さんと高階さんに賞状
と楯が贈られました。
●卒業生で入賞された方々は次の通りです。
☆一般部門 最優秀賞・新規就農大賞
「農業で祖父母の地、
瀬戸内海の『豊島』に活力を」
多田 初さん(大学・酪農学科1986年卒業)
香川県の土庄町でイチゴ栽培。
☆一般部門 優秀賞
「酪農という仕事に出会えて」
北川 元さん
(大学・地域環境学科2004年卒業)
北海道のむかわ町で酪農業に従事。
妻の飛鳥さん(旧姓毛利)は食品科学科2005年
卒業。牧場内で「ASUKAのチーズ工房」を運営。
牛の骨からリン肥料!松中照夫教授らが開発
酪農学科の松中照夫教授(土壌植物栄 し、
効力を実証しました。
養学研究室)と金属製品製造業のS・S また、
現在行われてい
研究所(兵庫)、本学招へい研究員で内 る焼却では産業廃棄物
蒙古民族大(中国)の馬玉露副教授は、 と二酸化炭素を排出し
死んだ牛を新タイプの炭化炉を使って炭 ますが、
この技術では、
化し、そこからリン肥料を生み出す技術 廃棄物ではなく炭化肥料を作り出し、さらに、
を開発し、現在特許を出願しています。 二酸化炭素を出さない、燃焼時間が短いの
この技術は、死亡したり食肉処理され で燃費の節約にもなります。
3R
(REDUCE発
たりした牛を真空状態で脱水、窒素ガス 生抑制、REUSE再利用、
RECYCLE再生使用)
を
を満たした装置の中で、
「1000℃で30分以 実現できます。
優秀賞作品
上」などの炭化物の製造基準を満たし、 松中教授は、
「体重500kgの牛から1kg当
「カレーミルクリゾットのコロッケ」
一般焼却処理の半分程の約4時間加熱、 たり96gのリン含有量の炭化物50kgができ
炭化した物質からリン肥料を生み出す技 る。道内で病気や事故で死ぬ牛、豚、ヒツジ、
術で、2年前から研究を進めてきました。 鳥などを全て炭化肥料として使えばリン肥料
本学学生が
この技術を用いて炭化された物質には、 の道内流通量の15%をまかなえる。法的な
逮捕協力で江別警察署から感謝状
作物の成長に不可欠で、更に原料になる 問題があるが、1000℃より450℃での処理だ
獣医学部獣医学科5年の岩佐直樹
リン鉱石の枯渇が懸念されているリンが とさらに高い効果を得ることもできる。何より
さんが、道迷惑防止条例違反の容疑
豊富に含まれていて、トウモロコシを使 も、循環型社会の構築のためにぜひ、実用化
者逮捕に協力したとして、11月18日に
用した肥効の成長試験では、化成肥料(過 したい」
と話しています。
江別警察署から感謝状を受けました。 リン酸石灰)
と同等かそれ以上の生育を示
http://www.rakuno.ac.jp/news/201012/news66.html
岩佐さんは、11月7日午前0時20
分ごろ、JR大麻駅構内で女性が痴
本学にタカアンドトシのお二人と蛍原さんがやってきました!
漢の被害を訴え容疑者が逃げる場面
9月13日、HTB北海道テレビの番組 な体験をして学生気分を味わいました。
に遭遇し、容疑者を追いかけ取り押
「地域応援バラエティこのへん!!トラベ 番組では、10月27日と11月3日の2週
さえ、現行犯逮捕に協力しました。
ラー(毎週水曜日放送)」―大麻編―の に渡って本学が紹介されました。
http://www.rakuno.ac.jp/news/201011/news61.html
http://www.rakuno.ac.jp/news/201011/news60.html
撮影が行われ、雨上がり決死隊の蛍原さん
とタカアンドトシのお二人が本学にやっ
てきました。
大学生活にあこがれていたという3方
は、馬術部、熱気球愛好会、環境GIS研
究室、乳製品製造学研究室、家畜セン
ター、肉牛研究会、乳牛研究会、高校普
通科フードクリエイトコース、清温寮、ブ
ルーグラス研究所の学生たちとさまざま
http://www.rakuno.ac.jp/news/201011/news58.html
㓗㎰ᏛᅬࡔࡼࡾYROյ
『「とわ」につな ご う 、 歴 史 と 平 和 と そ の 想 い 』
教諭 田村 敬子(二学年主任)
今年度の修学旅行は、メインテーマ『「とわ」につなごう、歴史と平和とその想い』サブテーマ「真実が伝えてくれる
もの」として取り組みました。
奈良・京都では事前学習をした「日本の歴史」を実際に自分の目で見てくるものでした。
沖縄では「平和と文化」を学ぶ研修でした。沖縄キリスト教学院で「集団自決」の体験者でもある金城先生のお話を聞
き、さらに「ひめゆり平和祈念資料館」「辺野古地区」「佐喜眞美術館」などの見学を通して、戦争の悲惨さ、平和の大
切さを痛感しました。また、「琉球村」「美ら海水族館」「マリンスポーツ」では、文化や気候など北海道との違いを学
ぶと共に楽しいひと時を過ごしました。
生徒たちの感想は「楽しかった」とありますが、楽しい思い出だけではなく、今後の人生に大きな影響を与えた旅であっ
てほしいと願っています。 マリンスポーツ
奈良の春日大社
美ら海水族館
辺野古の平和活動か
らの講話
獣医進 学 コ ー ス 研 修 旅 行
教諭 宮本 禎
獣医進学コース研修旅行を10月6日∼2泊3日で行いました。主な目的は、様々な獣医師の仕事を実感し、自らの生き
方についての考えを深める、課題発見・課題解決能力を高めることです。具体的には、畜産試験場・帯広食肉衛生検査所・
旭山動物園・さけますセンター千歳・東大演習林を訪れました。各施設とも事前学習を踏まえた講話をしていただき、熱
心にメモを取る姿が印象的でした。前の3施設では複数の獣医学部卒業生に指導して頂き、夢に具体性が持てたようです。
畜産試験場・帯広食肉衛生検査所
ն㓗㎰ᏛᅬࡔࡼࡾYRO
旭山動物園
東大演習林
「OF J フ ァイナリスト ET」がエクセレント を 獲 得 ! !
教諭 伊藤 有輝
「OFJファイナリストET」は、昨年度、兵庫県のOFJシンジケート
の仲山晃由様より、高校生の学習活動に役立ててほしいと寄付され
ました。そして、生徒たちが日常の一般管理など、愛情を込めて飼
育してきました。6月に分娩し、生徒たちも立会いのもと9月の体
格審査で90点(エクセレント)を獲得し、共に感動を分かち合いまし
た。
これも日頃ご協力をいただいている獣医学科の小岩政照教授やス
タッフの皆様、江別市大麻の中田和孝様(機農高校・酪農経営科1974
年卒/大学・酪農学科1978年卒)、
その他関係の皆様にお礼申し上げます。
フードクリエイトコース の 今
教諭 龍 梓
今まで、自分たちが育てた作物を身近な場所で販売してきました。そして、11月
22日に「北のアメ横−さっぽろ2010」という本格的なイベントに出店をしました。
プロの中での販売とあり、最初は声も出ず、お客も来ず、で心配をしました。し
かし、少しずつ品物が売れるにつれて声も大きく堂々と販売することができました。
中には、厳しい声もいただきましたが生徒にとってとてもよい経験となりました。
これからは、ハウスでの栽培を予定しています。そして販売も予定していますの
で、ぜひお買い求めください! 英 検準1級合格
ア マ チ ュ ア 囲 碁 で 全 道 優 勝 ・ 全 国3 位
フードクリエイトコース1年生
の高橋畔奈さんが、実用英語技能
検定(英検)準1級に合格しまし
た。高橋さんは英検準1級に2回
目の挑戦で、前回は一次試験での
不合格だっただけに、かなり勉強
をしたとのことです。今後は英検
1級への挑戦と、農業で世界を回
りたいという夢を実現するためにも英語をさらに勉強
したいと強い意欲を見せています。高橋さんから"Don't
give up and challenge yourself."というメッセージを寄せて
いただきました。
総合教育コース1年生の伊藤優真くん
が、アマチュア囲碁の全道一を決める「第
17回全道アマチュア・女流アマチュア本
因坊戦」(毎日新聞主催)で初優勝しま
した。また、別の大会では北海道代表と
して出場し、全国3位に入賞しました。
伊藤くんは「優勝決定戦は途中で劣勢
になったけれど、逆転できる碁だと思い
ながら打った。優勝できてうれしい。」と喜びを語っていま
す。囲碁を小学校3年生の頃に始め、そのきっかけは漫画「ヒ
カルの碁」。「囲碁は人それぞれの打ち方があるが、奥が深
く面白い」とのことで、今後も期待されます。
第 10回酪農学園大学&とわの森三 愛 高 校
ク リスマス・ジョイントコンサ ー ト を 開 催
第10回酪農学園大学&とわの森三愛高校クリスマス・ジョイントコン
サートが、12月11日に黒澤記念講堂にて開催されました。
■プログラム:
酪農学園大学室内楽団 人生のメリーゴーランド(久石 譲)他 酪農学園大学吹奏楽団 サウンド・オブ・ミュージック(R.ロジャース)他
とわの森三愛高校音楽部 主よ、人の望みの喜びよ(J.S.バッハ)他
とわの森三愛高校吹奏楽部 イフ・ウィー・ホールド・オン・トゥゲザー
(J.ホーナー.W.ジェニングス)他 㓗㎰ᏛᅬࡔࡼࡾYROշ
活 躍 する 同 窓 生 V o l . 3 9
本館
酪 農 で 少 年 の 心 を 育くむ
社会福祉法人 北海道家庭学校について
北海道家庭学校は、1914(大正3)年、留岡
幸助氏によって設立された男子の児童自立支
援施設で、家庭やその他環境上の理由から生
博物館
活指導が必要となった子どもたちに自立のた
めのサポートを提供する福祉施設です。地方
自治体などが設置運営する施設が多い中、男
子の施設としては全国で唯一の社会福祉法人
による経営が行われています。
総面積436ヘクタールの広大な敷地、樹齢
100年を超える樹木が繁茂する森に本館、礼
拝堂、図書館、寮、給食棟、牛舎、バター製
北海道紋別郡遠軽町
北海道紋別郡遠軽町留岡
社会福祉法人 北海道家庭学校 酪農部 指導員
わく もと
けん
じ
ひろ
本 賢治さん み
広美さん 大学 酪農学部食品科学科 1996年卒業 大学 酪農学部酪農学科 1996年卒業
名古屋市出身 1973年生まれ 札幌市出身 1973年生まれ 造舎、博物館などの建物が点在しています。
平和寮
キリスト教精神での教育と生徒が職員家族
と小規模の寮に共に住む小舎夫婦制、そして、
校内管理、園芸そ菜、酪農などの労働を重視
することが特徴です。
留岡幸助氏は不良青少年の父といわれた人
趣味はパソコン。生物、化学系が好きで、
趣味は読書、家庭菜園
物で、「一人でも不良と呼ばれる青少年を救
得意だったことと高校の先生からの勧めで
牛、農業をやりたいと本学に入学。
えば、国益ではないか」と考え、子どもに
本学に入学。
学生時代は、家畜管理学研究室に所属。
とって両親からいつくしみを受けて育つこと
学生時代は、乳製品製造学研究室に所属。
また、酪農学園生活協同組合学生委員
が最高であるが、不幸にしてそういう境遇で
また、なぜかキャンプサークルのようだっ
会で賢治さんと共に活動。他の事を一
ない子どもたちのためにと家庭学校を作りま
た酪農学園生活協同組合学生委員会に所属
切考えないで卒論に打ち込めたり、や
した。2010年秋には、その生涯を描いた映画
して、よくキャンプに行ったことが思い出。
りたいことを存分にできたことが思い
が製作され、殺伐とした現代社会において、
広美さんと子ども5人の7人家族。
出。
その存在が、ますます注目を浴びています。
雪が降り積もったばかりの遠軽町に
北海道家庭学校で酪農を指導している
Q.今の仕事に就いた理由
A . 就農を目指して、お金を貯めてと考
Q.苦労とやりがいを感じる時は?
本さんご夫妻をお訪ねして、お話
えていたのですが、家庭学校の中で酪
を伺いました。
牛舎
校門
礼拝堂
礼拝堂内部
指導の様子
Q.映画「大地の詩」の撮影でのエピソードを
Q.在学生へのメッセージ
A.一人ひとりがそれぞれの事情を抱え
A.牛の分娩のシーンがあったのですが、うち
A.大学の時にしかできないことがたくさんあるので、大学生活を楽しんで欲しい。ま
ています。関わりを持ってあげると喜
の牛は年中外で運動しているせいか、お産が
た、私は酪農関係に近い職場だということもあると思いますが、卒業してから酪農学
農をするという形も良いかなぁと考え
ぶのですが、親しくなっても、生徒と
軽くてすぐに生まれてしまい、いつも撮影が
園の卒業生に会うことが多いです。みな、個性的でいい人たちばかりです。私たち
本さんご夫妻は、本学で出会い卒
て決めました。
間に合わなくて、12月に入ってからやっと分
が、この職場にいるのも大学の先輩のつてでした。今は就職するのも大変だと聞きま
れなれしくならないようにしなければ
娩シーンを撮ることができました。その時も、
す。困ったときには各方面で活躍する先輩達が助けてくれるかもしれませんよ。
酪農家に就職。その後、北海道家庭学
Q.仕事の内容
A . 基本的には普通の酪農家の仕事とほ
指導員は対等になってはいけない。な
業後結婚、酪農の新規就農を目指して
いけません。生徒との距離感を保つの
撮影のために牛を古い牛舎に移して、分娩を
校酪農部の指導者として推薦を受け
とんど同じで、その他に週に3回2時間
が、難しいですね。
待っていましたが、慣れない環境に牛が落ち
1998年11月に赴任しました。
生徒を指導する作業の時間があります。
それから、職場の中に私たち夫婦以
着かず、皆が昼食に出ると分娩が始まってし
現在、生徒数は46人で、11歳から19
外に酪農の専門知識のある人がいない
まって、危うく撮り逃すところでした。
歳までが在籍していますが、中学生が主
ので、多少間違っていても誰からも指摘
されないという気楽さはありますが、
点在していて、生徒たちは、高校生の寮
実情に即した提案や指摘を受けたい時
Q.映画によって注目を集めることをどう思
いますか
A . 私達もここに来るまで、このような施設、
映画「大地の詩」
体です。学校の敷地内には、寮や住宅が
の他、5つの寮で指導員の家族と共に生
創設者留岡幸助氏の
心の開拓史を映画化
−留岡幸助物語ーについて
北海道家庭学校を創設した留岡幸助
には苦労します。
活動があることを知りませんでした。フィク
氏の心の開拓史が映画化され、製作:
活をしています。非行だけでなく子ども
やりがいを感じるのは、生徒が喜ん
ションと現実を混同されて困ることもあると
Ⓒ現代ぷろだくしょん、監督:山田火
に身体面、医療面、教育面、情報面で必
で仕事をしている姿を見る時ですね。
思いますが、多くの人に知ってもらえるきっ
砂子、主演:村上弘明、工藤夕貴で、
Q.目標
かけになればと思います。それから、家庭学
2010年10月に北海道でのロケが行われ
A.今は、年に1度ゴーダチーズを作っ
校はあと4年で創立100年を迎えます。今も
ました。ロケは北海道家庭学校や札幌
ているのですが、もっと製造回数を増
この学校が留岡先生の意思を継いで、続いて
市の北海道開拓の村などで行われ、酪
やしたいと考えています。それから、
いることも知って欲しいですね。
農学園からも15人の学生、生徒、教員
41頭を飼育、自家用として1917(大正6)
今はやっていない鶏や馬も飼ってみた
でも本当は、こういう施設が必要なくなる
がエキストラとして協力しました。映
年から始めたバター製造も続けています。
いですね。
ように、子育て中のご両親に頑張って欲しい。
画は、2011年春から全国各地で上映さ
また、地域社会の支援にも期待したいです。
れる予定です。
要不可欠なものを与えないネグレクトか
らの児童の保護や引きこもりの子も受け
入れています。
酪農部では、現在、経産牛25頭を含め
「森のチャペル」と地元で親しまれている礼拝堂は、1919(大正8)年の建造
ո㓗㎰ᏛᅬࡔࡼࡾYRO
㓗㎰ᏛᅬࡔࡼࡾYROչ
スリランカでリサイクル ∼ゴミが価値ある資源に∼
ゴミ処理の問題など身近な環境問題から海外・途上国の環境問題や環境保全に取り組み、主にリサイクルやエネルギー
消費などの地域における未利用資源の利用について研究している、押谷 一 教授(環境システム学部地域環境学科資源
再利用学研究室) が中心となって行っている取り組みについてご紹介します。 押谷教授は、2009年に三井物産の「三井物産環境基金」
から助成を受け、本学の卒業生であり、スリランカを拠点に
活動しているNPO法人APCAS(アプカス)スリランカ
事務所共同代表石川直人さん(酪農学部酪農学科2002年卒
業)と日本事務所事務局長伊藤俊介さん(酪農学部酪農学科
2002年卒業)、現地NGOの協力のもと、「産業廃棄物で
あるおが屑の有効活用を通じたスリランカ・モラトゥワ市・
ボルゴダ湖の自然環境保全事業」(期間は2009年∼2010
年)に取り組んでいます。
押谷教授は、数年前20年ぶりにスリランカを訪れ、実際
に何ができるかを考えていたときに、アプカスの石川さんや
政府関係者から、ボルゴダ湖周辺の廃棄物対策を進めたいと
の相談を受けました。その後、ゼミの学生たちと現地を訪問
し、このプロジェクトの立案に至りました。
アプカスは、青年海外協力隊員としてスリランカで環境教
育に携わり、現地の言葉や文化にも詳しい現地駐在の石川さん
と日本事務所の伊藤さんが、担当スタッフを束ね、スリラン
カに常駐していない押谷教授をサポートしています。また、
お二人は2009年7月から特任研究員として本学のスタッフ
に加わっています。
モラトゥワ
市は、人口約
22万人の木材
産業と観光業
が盛んな大都
市で、スリラ
ンカ最大の淡
写真左端)伊藤さん、中央)押谷教授、右端)石川さん
水湖であるボ
ルゴダ湖があります。この湖には、スリランカに生息する
野生動物総数の約1/3が生息し、この中にはスリランカ固有
種の約1/10が含まれており、大都市のオアシスであると共
に重要な観光資源となっています。しかし、湖周辺では環
境破壊が進んでいます。その要因の一つが製材場から出る
産業廃棄物の「おが屑」です。
本事業では、ゴミ(おが屑)を資源として活用するオガ
ライトの生産作業所を設置し、ゴミの減量につなげ、ゴミ
だったおが屑は「価値あるもの」と価値観の転換の重要性
を伝え、市民のゴミ問題に対する意識を変えてゆきます。
この取り組みにより、ゴミ問題を解決し、環境保全と産
業育成を目指しています。
◆押谷教授のコメント
発展途上にある国々も多くの環境問題を抱えています。とりわけ環
境問題と経済発展を同時に達成しなければならないため、解決が難し
いのが現状です。大切なことは、そこに住む人びとの意識改革によっ
て解決を図ることであると考えています。わたしたちは、スリランカ
において廃棄物を資源として活用することを通じて良い環境づくりが
できることを現地の人びとと実際の活動を通じて学んでいます。製材
所などから排出されるおが屑を固形燃料として再利用することは、森
林資源の保全、地球温暖化防止対策、さらには人びとの生活改善にも
つながる効果が期待できると考えています。
おが屑の有効活用
環境保全・産業育成の取り組み
資 源
(オガライト)
ボルゴダ湖
野積みされた
おが屑
保全
調査
資源
対話
オガライトの
成型作業
話し合い
■「三井物産環境基金」は、2005年7月に三井物産
が設立し、経済と環境が調和する持続可能な社会の実
現を目的に、地球環境問題の解決に向けたさまざまな
活動を支援・促進しています。
■NPO法人APCAS(特定非営利活動法人アプカ
ス)は、2004年12月に発生したインド洋大津波のス
リランカ人被災者を支援するために設立された、北海
道生まれの国際協力市民団体です。
「対話・自立・持続」をテーマに、そこに暮らす人々
の生き方を大切にしながら、災害の緊急復興、僻地で
の教育支援、環境保全の活動、家庭菜園や農業技術の
普及、衛生向上や雇用の創出、現地アーティストとの
商品開発等を行っています。
<問題点>
①おが屑が湖周辺に不法投棄され、おが屑が水面に漂うことで浄化作用を持つ水性
植物の光合成が阻害され、生物の生息に悪影響をおよぼす。魚など食料資源の減少。
マングローブの生息に影響、野鳥や野生動物の減少。
②野焼きが、子どもや高齢者の気管支系疾患の原因になる。
<改善策と具体的な取り組み>
①湖周辺の調査(アプカス、現地大学など)
②現地の人と協力、話し合う。おが屑を資源として活用することで、ゴミを
減らす。
「おが屑=価値ある資源」という価値観へ転換。
③オガライト生産
おが屑をバイオマスエネルギーとして有効利用する。
④地域住民、子どもたちへの環境教育。
<結果>
①化石燃料による温室効果ガスの排出を抑制することで、地球温暖化を防ぐことに貢献。
②モラトゥワ市の持続可能な環境保全と産業発展。
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同窓会だより
◆◆酪農学園高等学校合同同窓会◆◆
ࠉ酪農学園高等学校合同同窓会関東地区同窓会が、10月30日(土)に汽笛一声
新橋停留場記念館で30名程が集い盛大に開催されました。
東京支部は37年前の昭和49年に発足され、富士五湖経由山梨・那須高原等
への親睦旅行や東京同窓会が定期的に開催されていましたが、8年前からは機
農・三愛女子・とわの森三愛の高等学校合同同窓会関東地区同窓会として開催
しています。
今回は野幌から福山二仁酪農学園常務理事、榮忍校長、黒畑勝男副校長、新
谷良一同窓会連合会事務局長、関東からは南雲良三関東同窓会会長・高澤靖東
京事務所所長等の来賓をお迎えして開催しました。
本会は関東甲信越に700名強の会員のうち資金難で300名程しか連絡出来ず
残念に思うと同時に、発起人一同反省しています。来年も開催しますので是非連
絡を頂きます様お願いいたします。
1月から、酪農学園東京事務所が、有楽町の交通会館11階に移転しました。是
非お出かけくださり、情報交換の場として利用されると同時に新入生の推薦・就
職支援等に尽力下さい。
今後も関東甲信越高等学校同窓会の発展のために努力してまいります。 発起人会 後藤 久雄(機農高校1959年卒)
ࠉ
ࠉ
◆◆東北地区同窓会設立準備会開催◆◆
ࠉ 連合会会則第7条の定めにより地区割りに変更したことに伴い、11月20日
(土)、仙台市で、東北6県の東北地区同窓会設立準備会を開催しました。
出席者は青森県支部長の澤口正義氏、秋田県支部長渡辺東四郎氏、宮城県支
部長遠藤秀之氏、福島県支部長鈴木紀男氏(岩手県・山形県両県の支部長は都
合により欠席)
と新谷良一連合会事務局長が出席しました。
世話人代表澤口氏の司会により、自己紹介を兼ねて各県の活動状況の報告、
連合会の会則改定の趣旨説明、東北地区同窓会の設立についての意見交換をし
ました。
連合会事務局長から今回の会則改正と地区同窓会設立の趣旨説明があり、今
回の会議では、結論を出さずにそれぞれ各県の意見等を求め、年度内に再度会
議を開催することを決め散会しました。
酪農学園同窓会連合会
◆◆
◆◆
ࠉ
北海道第3地区有志会
桧山支部長生出正美氏のご尽力により11
月25日(木)八雲町にて、北海道第3地区設立
に関する有志の会が、
13名の参加で開催されま
した。
生出桧山支部長から今回の会合の趣旨説
明、また連合会会長の野村武会長からは学
園、同窓会の現況説明と特に北海道地区の
区割り変更について詳細な説明があいさつ
の中でされました。
会議では次の事項が協議されました。
1.道南地区における同窓会のあり方(渡島、桧山、
日高地区と広域に亘ることになった経緯とこれか
らの活動について)
参加者の意見交換で、日高地区が一緒に活動
するには交通手段や地域性から困難であるので
分離すべきとの意見が出され、連合会の理事会
に要請することになりました。
2.役員選出
北海道第3地区会長:都築信夫氏、渡島第1
支部長:安藤廣氏、渡島第2支部長:吉田英明氏、
渡島第3支部長:片桐哲男氏、事務局長は、安藤
氏が兼務でそれぞれ選任され、日高地区につい
ては井澤敏郎氏が日高第1支部長として今後協
議を進めることになりました。
今回の決定は理事会へ上程されることに
なりました。
ࠉ
◆◆そのほかに開催された同窓会◆◆
9月22日 連合会・札幌支部
9月29日 短大・4期11回同期会
10月11日 連合・神奈川県支部
10月18日 高校・農村経済科クラス会
10月23日 獣医・白樺会
11月13日 連合・福島県
11月14日 獣医・大分県支部
11月20日 短大・Ⅱコース
44年入学同期会
12月4日 連合・広島県支部
獣医・広島県支部
■お知らせとお願い■
※住所変更された同窓生の方は下記のいずれかの方法で、同窓会連合会事務局までご連絡ください。
なお、住所変更の際、新住所への発送に多少時間がかかることがございますので、
ご了承ください。
T E L :011-386-1196 F A X :011-386-5987
E-mail:rg-dosok@rakuno.ac.jp 手紙・ハガキ:
〒069-8501 江別市文京台緑町582 酪農学園同窓会連合会事務局
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東京事務所(東京オフィス)拡充移転のお知らせ
本学は東京事務所の機能強化を図るべく、本年1月1日より、事務所をこれまでの
西新橋から有楽町駅前の東京交通会館内に「酪農学園東京オフィス」として移転(従
来の約2倍半の面積)しました。
東京オフィスは、学生・生徒の募集活動並びに在学生の就職活動の強化をはじめ諸
活動を活発に行う場として利用していきます。30名収容のセミナールームやミーティ
ングルーム等を備えておりますので、気軽にお立ち寄りご活用いただけますようお願
い申し上げます。
●新事務所名称:酪農学園東京オフィス
●新事務所住所:〒100-0006
東京都千代田区有楽町2丁目10番1号 東京交通会館 11階 1112号
電話:03-6269-9955 FAX:03-6269-9944
■交通機関 JR・・・有楽町駅(京橋口、中央口(銀座側))
地下鉄・・有楽町線 有楽町駅直結(出口D8)
(千代田線・都営三田線の日比谷駅と地下で連絡)
丸の内線・銀座線・日比谷線 銀座駅(出口C9)
ミーティングルーム
セミナールーム
貴農同志会だより
「第17回総会」を終えて
酪農学園貴農同志会会長 原田 泉
学園のホームカミングデーに合わせた総会日も定着し、17回総会は皆様のご協力を得ま
して無事終了いたしました。誠に有難く感謝申し上げます。
総会での事務的な数字と活動報告、計画は例年どおりでした。
学園で学び学園を陰の力として支えてくださっている多数の「高酪、通信教育の卒業生」
の存在意義について意見が出されました。
色々な方にお会いできて昔を懐かしく楽しく思い出しました。
この酪農学園で教職員として過ごした共通の時間、まさに同じ場所で空気を吸い、学園
の変化の時代に偶然居合わせた仲間が、年に一度集まることは大変意義のあることだと思
います。「総会」なんて面白い会ではないが、面白くなくても「皆が集まる」ことに意味がある。
前向きに歩むためなら、今まで歩んできた道、過去、歴史を知ることが大切で、未来を
開く課題が見えてくるのだと思います。
いつの時代も課題はたくさんあります。
集う場所は学園内で、弁当は生協にお願いして普段着で集まる同志会。
「学園は今、世のため人のために役立っているのか?」
学生・生徒数が減少しているこの時、学生・生徒募集のお手伝いをどのように出来るか?
その時々に、共に60年の学園の歴史の一端を担った貴農同志会会員お一人お一人の共通
の願いは、姿かたちが大きくなることではなく、存在理由をはっきり社会に表現すること
人の動き
2010年11月30日付け発令
〔依願退職〕
大学
地域環境学科 山下亜紀郎(講師)
訃 報
安藤 功一 様(69歳)
2010年12月5日逝去
酪農学園大学 名誉教授
(在職期間1964年4月∼2006年9月)
学園役職員一同、ご家族の上に慰
めと平安がありますようお祈りし、
衷心より深く感謝申し上げます。
だと思います。
聖句解説
藤井 創(大学 環境システム学部 地域環境学科 キリスト教学研究室 教授)
昨年のプロ野球開幕直前、「城島、聖書の言葉で新天地での試練乗り越える」とい
うニュースが報道されました。
メジャーリーグから日本球界に復帰した阪神・城島健司選手。「開幕はいつやって
もガチガチになる。逃げられるものなら逃げたい。でも『試練は乗り越えられるもの
しかやって来ない』と、よく王さんが言っていた。乗り越えられるから大きな試練が
どんどん来る。それを乗り越えられる人になりたい。」試練をバネに大活躍した城島
選手を支えていたのが、恩師王貞治さんから聞かされていた新約聖書の言葉だったの
です。
新しい年、わたしたち一人ひとりにも、酪農学園にも、乗り越えるべき試練が待っ
ています。城島選手を支えた聖書の言葉に、わたしたちも支えられていきたいと思う
のです。
ご意見募集!!
ռ㓗㎰ᏛᅬࡔࡼࡾYRO
Vol . 131
2 011. 1. 31
発行:学校法人酪農学園
酪農学園大学/大学院/酪農学園大学短期大学部
とわの森三愛高等学校
編集:学園広報室
〒069-8501 北海道江別市文京台緑町582
TEL(011)388-4158 FAX(011)388-4157
E-mail:koho@rakuno.ac.jp
HPアドレス:http://www.rakuno.ac.jp/
※本紙の内容を無断で複写・複製(コピー)することを禁じます。
学園広報室では、酪農学園だよりに対するご意見・ご感想を広く募集しております。FAXまたは郵
送で学園広報室までお送りください。■あて先:上記参照
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