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農業後継者の研修体制のあり方に関する報告書

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農業後継者の研修体制のあり方に関する報告書
農業後継者の研修体制のあり方に関する報告書
平成25年12月
富山県農業後継者育成確保対策検討委員会
目
次
Ⅰ 富山県農業後継者育成確保対策検討委員会の設置
1 設置の背景と目的
・・・・・・ 1
2 検討経過
・・・・・・ 2
Ⅱ 農業後継者の研修体制のあり方
第 1 農業後継者を巡る情勢と課題
・・・・・・ 3
1 本県の取り組み
2 現状と課題
3 ニーズ調査・先進地調査結果
第 2 農業後継者の研修体制のあり方
・・・・・・ 5
1 新たな研修機関の設置
2 相談・研修・就農の支援体制の構築
3 既就農者の研修内容の充実
○ 望ましい研修体系のイメージ
・・・・・・ 7
第 3 新研修機関の設置に向けた提案
・・・・・・ 8
1 研修期間・募集定員について
2 カリキュラムの構成について
3 開設に向けた提案
(参考資料)
農業研修に関するアンケート調査結果の概要
・・・・・・ 9
先進事例調査結果一覧
・・・・・・10
検討委員会設置要綱、委員名簿
・・・・・・11
Ⅰ 富山県農業後継者育成確保対策検討委員会の設置
1 設置の背景と目的
農業の担い手の高齢化が進むなか、農業後継者の育成・確保の重要性がますます高
まっている。このため、本県では、新規就農者対策として、県独自の新たな担い手の
育成確保対策や、国の青年就農給付金の活用を総合的に進めてきており、その結果、
ここ数年の新規就農者数は、本県が目標としている「50 人以上」を上回り、特に平成
24 年度は 74 人となっている。
また、就農希望者に対する農業研修についても、先進的な農家等での研修を支援す
るとともに、就農後は「とやま農業スクール協議会」による研修や、中央農業高校の
専攻科における実践教育などを行っている。
しかしながら、近年、新規就農者のうち農業教育を全く受けていない人が約8割と
多くなっていることや、本県には国の青年就農給付金制度の要件である年間 1,200 時
間以上の研修を満たす研修機関がないことなど課題も指摘されており、農業後継者の
育成確保を進めるための農業研修体制をより一層充実していく必要がある。
また、全国の状況は、42 道府県で農業大学校が設置され、いずれも明治以来の歴史
をもち、校舎や農場など相当規模の施設と職員が配置されている。一方、農業大学校
を設置していない県では、対象者を就農の意思が明確な人に限定し、農業大学校とい
う形にとらわれずに、既存の施設を利用して効率的な方式で研修機関を運営すること
により一定の成果をあげている例も見られる。
このため、こうした他県の農業大学校等の状況や、今後、就農を希望する若い人達
や農業経営者の方々のニーズを調査するとともに、研修機関の新設の必要性や、本県
のニーズに合った研修体制のあり方などについて検討することとし、
「農業後継者育成
確保対策検討委員会」が設置されたものである。
[1]
2 検討経過
(1) 検討委員会等の開催
① 第 1 回検討委員会
(平成 25 年 4 月 25 日、富山県民会館 302 号会議室)
・農業後継者を巡る情勢
・今後のスケジュール等
ニーズ調査・先進地調査(案) 等
② 先進事例視察調査
(平成 25 年 7 月 12 日、石川県)
・いしかわ耕稼塾(河北潟研修館 他)
③ 第2回検討委員会
(平成 25 年 8 月 2 日、富山県民会館 302 号会議室)
・研修体制のあり方(骨子案)の検討
ニーズ及び先進地調査の結果
新たな研修機関の必要性 等
④ 第3回検討委員会
(平成 25 年 10 月 15 日、富山県民会館 302 号会議室)
・研修体制のあり方(中間とりまとめ)の検討
⑤ 第4回検討委員会
(平成 25 年 12 月 19 日、富山県民会館 302 号会議室)
・最終報告の協議
(2) ニーズ調査の実施(アンケート記入方式)
・ 調査時期 平成 25 年 5 月 15 日~6 月 11 日
・ 調査対象 農業法人等の経営者、新規就農者、高校生等
・ 回答者数 592 名/864 名(調査対象数)
※回答率 68.5%
(3) 先進地調査の実施(県外の農業研修機関の視察調査)
・ 兵庫県立農業大学校
・・・平成 25 年 6 月 3 日
・ 奈良県立農業大学校 京都府立農業大学校 ・・・平成 25 年 6 月 4 日
・ 岐阜県農業大学校
・・・平成 25 年 7 月 4 日
・ 山形県立農業大学校
・・・平成 25 年 7 月 8 日
・ 秋田県農業研修センター
・・・平成 25 年 7 月 9 日
・ いしかわ耕稼塾(石川県)(委員会先進事例視察)
・・・平成 25 年 7 月 12 日
[2]
Ⅱ 農業後継者の研修体制のあり方
○ はじめに
意欲ある担い手が地域農業の相当部分を占める農業構造を実現するため、新規就農者
を確保し、増大する企業的な経営体を支える人材を育成することが求められている。
また、米を中心としつつ、園芸の導入なども進め、バランスのとれた生産構造にする
ため、いろいろな分野の生産・加工・販売に意欲的な農業者を育成することも大切であり、
次代を担う農業後継者の育成確保は、本県農業の振興のために非常に重要となっている。
第1 農業後継者を巡る情勢と課題
1 本県の取り組み
① 毎年、50 名以上の新規就農者の確保と定着
就農相談会や体験研修を実施し、円滑な就農と定着に取り組んでいる。
[県農林水産公社]
② 就農後、概ね 10 年で、地域農業を担う農業後継者(法人経営の中核を担える人材)
を育成
・経営の複合化や多角化への取り組み
・経営管理能力やマーケティング能力の強化
・低コスト技術や革新的技術への積極的な取り組み など
関係機関が連携して、効率的、効果的な研修を実施している。
[とやま農業スクール協議会]
2 現状と課題
① ここ 4 年間、新規就農者が安定的に 50 人を超え目標を達成しているが、農業の基
礎的な教育を受けていない者が約 8 割を占め増加している。
また、担い手への農地集積が進み、7割程度が、法人経営等の従業員として就農
(雇用就農)している。
② 次の課題が生じており、就農前研修への要望が強い。
ア 就農後は基本的な知識、技術を身につける十分な時間が取れない。
イ 新規就農者を雇用する経営主側の技術指導等の負担が増加している。
ウ 本県の就農前研修は先進農家体験中心で、座学を行う研修機関(青年就農給付金
活用可能な年間 1,200 時間以上の研修)がない。
[3]
③ こうしたことを踏まえ、
本県のニーズに合った、
農業後継者の研修体制のあり方、
新たな研修機関の設置の必要性について検討した。
3 ニーズ調査・先進地調査結果
① 新たな研修機関の必要性や設置する場合の研修内容について、新規就農者や農業
経営者等へのニーズ調査を実施し、新規就農者や農業経営者等の約 8 割が就農前に
基礎的知識・技術を学ぶことを希望しており、その 8 割が 1 年以下の研修を希望し
ているとの結果となった。
(調査結果:参考資料①)
② 他県の農業大学校は、定員の縮小や就農率が低い傾向(4割程度)にある。農業
後継者の育成確保を図る効果的な研修体制づくりに取組む先進地の調査を実施し、
2 年制の農業大学校より短期の研修で就農を目指す傾向が見られ、奈良県等の農業
大学校やいしかわ耕稼塾等 1 年制を導入する例が増えているとの結果となった。
(調査結果:参考資料②)
○ ニーズ調査結果の概要
[4]
第2 農業後継者の研修体制のあり方
1 新たな研修機関の設置
① ニーズ調査で、新規就農者や農業経営者等の約8割が就農前に基礎的知識・技術
を学ぶことを希望しており、その約8割が1年以下の研修を希望している。
② また、近年、2年制の農業大学校より短期の研修で就農を目指す傾向が見られ、
奈良県等の農業大学校やいしかわ耕稼塾等1年制を導入する例が増えており、基礎
的知識・技術の修得は1年でも可能と考えられる。
(1) 取り組みの基本方針
1年制の新たな研修機関を設置し、就農希望者が本県の営農条件に即した基礎
的知識・実践的技術を体系的に修得できる、通年での座学・実習(青年就農給付
金活用)を実施する。
(2) 具体化のための方策
ア 対 象 者
本県での就農を希望し、1年間通学して、体系的な学習を修得することが可能
な者とすること。
次代を担う農業後継者の育成確保
を図るため、新研修機関を県内外に
広くPRし募集に努めるとともに、
一定の入学資格を設けることを検討
することが望ましい。
他 県 の事 例
学力
年齢
京都府立農業大学校 高卒同等 40歳未満
兵庫県立農業大学校 高卒同等 25歳未満
奈良県農業大学校 高卒同等
-
いしかわ耕稼塾
-
65歳未満
秋田農業研修センター
-
45歳未満
本 県(案)
-
原則45歳未満
イ 研修内容
就農意向
-
-
県内就農希望
県内就農希望
県内就農希望
県内就農希望
※青年就農給付金の支給年齢に設定
1年間で農業の基礎的知識・技術を体系的に修得できる座学と、栽培管理から
販売までの実践的な実習等を組み合わせたカリキュラムを構築すること。
ニーズ調査で要望の多い項目(栽培技術・理論、農業機械操作、販売・流通知識)
や作物(水稲・大麦・大豆、野菜)を柱とする。
また、本県の営農条件に即した土壌学、気象学等の基礎となる座学も重視するとと
もに、6次産業化など農業の視野を広げる研修も実施することが望ましい。
ウ 運営体制
次の基本的考え方で、運営体制づくりに取り組むこと。
(ア) 校舎施設
既存施設を活用し早期に開設することが望ましい。
本校舎の設置場所については、県内全域からの研修生の受け入れや、県内
各地の先進農家や研究機関での実習等を考慮し、県中央部が望ましい。
(他県の例)最近設置した石川、秋田、奈良県は、県の普及・研究機関の施設を活用して校舎
施設を整備
(イ) 実習体制
関係機関の協力を得て、既存のほ場・施設等を最大限に活用する方式で本
県農業を実践的に学べる体制をつくることが望ましい。
(例)先進農家等(実習ほ場での営農体験)
、農業総合研修所(情報処理・宿泊研修)
、機械
研修センター(農業機械操作体験、免許取得)
、県研究機関・中央農業高校(基礎技術講習)
[5]
(ウ) 支援協力
先進農家等の支援・協力組織(サポート・ネットワーク)の構築に取り組
むことが望ましい。
(例)実習ほ場の受け入れ(本県農業の技術・ノウハウ実習)
、入学希望者の紹介・卒業者へ
の就農関係情報の提供(雇用予定、自営可能な農場等)
2 相談・研修・就農の支援体制の構築
相談、研修、就農を一貫して支援することが大切である。
(1) 取り組みの基本方針
就農前研修と、就農相談や支援を一体的に実施し、本県で就農を希望する者の
ワンストップの就農窓口として利用しやすい研修機関とする。
(2) 具体化のための方策
ア 就農啓発・相談・研修・定着まで、青年農業者等をワンストップで支援する、
県青年農業者等育成センター(県農林水産公社)と新研修機関との連携体制を構
築することが望ましい。
イ 新研修機関卒業者の更なる多様な研修ニーズに対応する幅広い研修機関との
連携やマッチングに努めることが望ましい。
(例)日本農業経営大学校(高い経営力)
、先進農家(先進農業体験)
、中央農業高校専攻科・県
研究機関(技術力向上)
ウ 自営就農を目指す者への支援の充実にも取り組むことが望ましい。
(例)生産から販売までの実習研修、就農可能なほ場等の斡旋
3 既就農者の研修内容の充実
① 既就農者の約7割が改めて基礎的知識・技術を学ぶことを希望している。
② 就農直後を重点に、概ね 10 年で地域農業を担う農業後継者(法人経営の中核を
担える人材)の育成を支援することが大切である。
(1) 取り組みの基本方針
新研修機関での短期の基礎研修の実施など、就農後、働きながら資質向上が図
れるよう、既就農者を対象とした研修内容の充実を図る。
(2) 具体化のための方策
ア 公開講座として、既就農者等が幅広く参加しやすい冬期の短期基礎講座(座学
中心、3 ヶ月程度)を実施することが望ましい。
イ 関係機関の協力を得て、就農しながら資質向上を図るとやま農業スクールの研
修内容を一層充実するよう努めることが望ましい。
(例)県内外の高度な知識を有する多様な講師の活用、日本農業経営大学校など県外、海外の長期
研修への参加支援の充実
[6]
○望ましい研修体系のイメージ
※農業経営基盤強化促進法の改正に対応
相談・研修・定着までワンストップ支援
就
農
啓
発
・
相
談
体験研修
(5~30日)
・農家での農業体験
就
(農
基前
礎研
知修
識
・
技
能
修
得
)
1年制の新たな研修機関
[対象者] 本県就農を希望する者
[研修内容]
・座学 基礎的知識・技術を修得
・実習 実践的な農業技術を体験
[運営体制]
・校舎施設 既存施設の活用
・実習体制 先進農家ほ場等の活用
・支援協力 先進農家等支援・協力
履修後すぐ
就農する者
就
農
支
援
更なる多様な
研修ニーズへの対応
更に研修を
希望する者
就農
自営就農への
支援の充実
就農
就
農
後
研
修
働きながら資質向上
・短期基礎講座実施
・就農後研修の充実
地域を担う農業後継者
[7]
[8]
参 考 資 料
参考資料①
農業研修に関するアンケート調査結果の概要
3 就農する前に身に付けておきたい (おきたかっ た) と思う基礎的な知識・技術の項目は
何ですか。(複数回答) (平成24年度事前調査結果を含む)
Ⅰ アンケート調査の概要と回答者の構成
栽培技術・理論・ 258人(30%)
○アンケート実施時期:平成25年5月15日~6月11日 (回答率68.5% 592/864名)
①法人代表者
②法人従業員
③近年就農者
④就農相談者
⑤高校生
⑥保護者
計
'19
208
208
864
12(27)
200(219)
144(144)
592(663)
農業機械操作等 202人(23%)
販売・流通知識・ 195人(22%)
対象者数(人)
329
'83
'17
回 答 数(人)
151(151)
78(78)
7(44)
※( )は平成24年度事前調査における回答者(71/205名:回答率35%)を合算したもの
○回答者の区分
①法人代表者 :農業法人の代表者
②法人従業員 :就農後5年未満の法人従業員
③近年就農者 :法人従業員を除く平成24年度新規就農者
⑤高 校 生 :農業を学ぶ高校2年生
④就農相談者 :平成25年度就業相談会参加者
⑥保 護 者 :農業を学ぶ高校2年生の保護者
経営手法・・・・・・・ 106人(12%)
農政知識・・・・・・・・・ 56人(6%)
農産加工・・・・・・・・・ 39人(5%)
その他・・・・・・・・・・・ 15人(2%)
0
バイオ、農業体験、英語、自然農法、作業日
誌、農地取得・賃借の知識 等
Ⅱ アンケートの集計結果
10%
20%
30%
40%
①法人代表者(140)
69%
③近年就農者( 42)
生( 56)
⑥保
護
者( 25)
合合
70%
80%
90%
31%
71% (40名)
計(365
名)
計 (365)
0%
20%
40%
就農予定及び未
定と回答した者へ
の設問
(5名)
勉強したいと思う(しておけば良かった、しておいてほしい)
80%
0
研 修 期 間 (H24調査含む)
1年未満
1年
2年
2年以上
100%
②法人従業員
勉強したいと思わない
④就農相談者
⑤高校生
「勉強したいと思う」との回答が全体の8割に達している。
2 就農前に基礎的な知識・技術を知っておきたい (知っ ておけば良かっ た) と思う作物は
何ですか(複数回答)
17
7
8
9
19
16
10
16
させた
いと思
う
96名
73%
果樹・・・・・・・・・・・・・ 54人(10%)
花き・・・・・・・・・・・・・・・ 29人(6%)
その他・・・・・・・・・・・・・ 19人(4%)
100
150
200
「水稲・大麦・大豆」が46%、「野菜」が34%で合計80%と大部分を占めている。
2
0
1
3
合 計
45
26
22
38
60
80
100
120
140 人
・約半数(45%)が「1年」と回答しており、次いで「1年未
満」が34%となり、1年以内を合計すると約8割となり、
「2年」又は「2年以上」の合計は約2割となっている。
・「1年未満」の内訳では、6ヶ月以内合計が94%となっ
ている。
思わ
ない
35名
27%
野菜・・・・・・・・・・・・ 173人(34%)
50
7
3
3
10
40
5 本県に通年型で農業に関する基礎的な知識・技術を学べる研修機関が出来た場合、そのような研
修機関で改めて勉強したいと思いますか。
水稲・大麦・大豆・・ 234人(46%)
0
20
対象者別回答数
③近年就農者
内訳:畜産6、球根1、加工1
1年未満の内訳
2年以上・・・・ 12人(4%)
21%
60%
300 人
2年・・・・・・ 48人(17%)
12%
79%
250
1年・・・・ 124人(45%)
29% (16名)
88%
200
1年未満・・ 96人(34%)
(10名)
19%
(22名)
150
4 研修期間はどのくらいが適当だと思いますか。
(平成24年度事前調査結果を含む: 1年未満の期間記入未設定)
(23名)
24%
(32名)
81%
100%
14%
(52名)
76%
④就農相談者( 27)
校
60%
86%
②法人従業員( 75)
⑤高
50%
100
「栽培技術」、「機械操作」、「販売知識」の3項目に回答した割合
(合計75%)が高く、次いで「経営手法」となっている。
1 就農する前に、本県に通年で農業に関する基礎的な知識・技術を学べる研修機関ができるとしたら
そのような研修機関で勉強したい ( しておけば良かっ た) と思いますか。
(平成24年度事前調査結果を含む)
0%
50
①法人代表者
思わな
い
30名
41%
思う
43名
59%
②法人従業員
思う
4名
57%
思わな
い
3名
43%
③近年就農者
250 人
「法人代表」の7割、「法人従業員」や「近年就農者」の5割以上が「思う」と回答している。
[9]
[10]
参考資料③
富山県農業後継者育成確保対策検討委員会設置要綱
(目的)
第1条 将来の富山県農業を担う農業後継者を育成・確保するために必要な農業研修のあり方に
ついて検討するため、富山県農業後継者育成確保対策検討委員会(以下「検討委員会」という。
)
を設置する。
(所掌事務)
第2条 検討委員会は、次に掲げる事項について協議、検討するものとする。
(1) 富山県における就農希望者の農業研修のあり方に関する事項
(2) その他、検討委員会の目的を達成するために必要な事項
(組織)
第3条 検討委員会は、知事が委嘱又は任命する別表1に掲げる委員をもって組織す
る。
2 委員会の設置期間は、検討結果のとりまとめを終えた日までとする。
(委員長及び副委員長)
第4条 検討委員会に委員長及び副委員長を置く。
2 委員長は、委員の互選により選出する。
3 副委員長は、委員長が指名する者をもって充て、委員長が不在のときは、その職務を代理す
る。
(招集等)
第5条 検討委員会は、委員長が招集し、委員長が議長となる。
2 委員長は、
必要があると認めるときは、
検討事項に関係ある者の出席を求めることができる。
(幹事会)
第6条 検討委員会における検討事項の整理、その他委員長から指示のあった事務を処理するた
め、検討委員会に幹事会を置く。
2 幹事会の幹事は、別表2に掲げる者をもって充てる。
3 幹事会に幹事長を置き、農林水産部参事の職にある者をもって充てる。
4 幹事会は幹事長が招集し、幹事長が主宰する。
(庶務)
第7条 検討委員会及び幹事会の庶務は、農林水産部農業経営課において処理する。
(その他)
第8条 この要綱に定めるもののほか、検討委員会の運営に関して必要な事項は委員長が、幹事
会の運営に関して必要な事項は幹事長が、別に定める。
附則
この要綱は、平成25年4月1日から施行する。
[11]
別表1
農業後継者育成確保対策検討委員会 委員名簿
所 属 等
氏 名
備 考
富山大学教授、県農政審議会 会長
酒井 富夫
委員長
日本農業経営大学校 校長理事
岸 康彦
富山経済同友会 六次産業化委員会 委員長
桶屋 泰三
農業関係団体
富山県農業協同組合中央会 会長
穴田 甚朗
〃
JA富山県女性組織協議会 会長
細田 かずゑ
〃
富山県野菜出荷協議会 会長
高慶 義平
農 業 経 営 者
富山県農業法人協会 会長
鍋嶋 太郎
〃
(有)アグリおがわ 取締役
小川 好美
学 識 経 験 者
〃
経
農
済
業
界
青 年
富山県青年農業者協議会 会長
前田 真一郎
〃
JA富山県青壮年組織協議会 会長
宇川 純矢
〃
女性青年農業士
橋本 めぐみ
生 徒 保 護 者
富山県高等学校PTA連合会 会長
毛利 一朗
行
富山県教育委員会 教育長
寺井 幹男
〃
富山県農林水産部 部長
須沼 英俊
〃
(公社)富山県農林水産公社 理事
太田 清
政
等
[12]
副委員長
別表2
農業後継者育成確保対策検討委員会幹事会 幹事名簿
所 属
職
氏 名
備 考
富山県農業協同組合中央会
農業対策部長
山 瀬
公益社団法人富山県農林水産公社
事務局長
牧
公益社団法人富山県農林水産公社
農業部長
西 川
清 秀
富山県農業会議
富山県農業法人協会
事務局次長
事務局長
石 黒
宏 治
農林水産部
参 事
小林
農林水産企画課
参 事・課 長
河 村
幹 治
農産食品課
課 長
鶴 山
元 紀
農業経営課
課 長
廣 島
義 雄
農業技術課
課 長
谷
広域普及指導センター
所 長
津 田
新川農林振興センター
所 長
作 井
農林水産総合技術センター
総務課長
江 口 真 二
農林水産総合技術センター
企画情報課長
廣 瀬
県立学校課
課 長
坪
県立中央農業高等学校
校 長
竹 田
[13]
洋 明
勇
真 一郎
徹 朗
池
敏
英 人
富 雄
宏
誠
幹事長
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