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入 札 説 明 書

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入 札 説 明 書
入
札
説
明
書
件名
「横浜市立脳血管医療センター医療情報シス
テム運用管理業務委託」
(平成23年1月25日入札公告分)
横浜市立脳血管医療センター管理課
平成23年1月25日病院経営局調達公告第3号で公告した「横浜市立脳血管医療センター医
療情報システム運用管理業務委託」に係る入札等については、入札公告及び関係法令に定め
るもののほか、この入札説明書によります。
1
競争入札に付する事項
(1) 件名及び数量
横浜市立脳血管医療センター医療情報システム運用管理業務委託
一式
(2) 業務内容
別添設計図書のとおり
(3) 履行期間
平成23年4月1日から平成25年3月31日まで
(4) 履行場所
磯子区滝頭一丁目2番1号
横浜市立脳血管医療センター
(5) 入札方法
この入札は、総価により行います。
2
入札参加資格
入札に参加しようとする者は、次に掲げる条件をすべて満たし、かつ、入札参加資格を
有することの確認を受けなければなりません。
(1) 横浜市病院経営局契約規程(平成 17 年3月病院経営局規程第 32 号)第3条第1項に
掲げる者でないこと及び同条第2項の規定により定めた資格を有する者であること。
(2) 平成 23・24 年度横浜市一般競争入札有資格者名簿(物品・委託等関係)において「コ
ンピュータ業務」の「細目A
システム開発・保守・運用」に登録が認められている者
であること。
(3) 平成 23 年2月3日から入札日までの間のいずれの日においても、横浜市病院経営局
一般競争参加停止及び指名停止等措置要綱に基づく一般競争参加停止及び指名停止措
置を受けていない者であること。
(4) 日本電気株式会社製の医事業務システム「MegaOak-IBARS」並びに同社製電子カルテ及
びオーダリング(オーダエントリ)システム「MegaOak-HR」に係る運用管理業務を2年
以上履行した経験を有し、かつ、当該実績を証明できる契約書及び仕様書等の写しを提
出することができること。
(5) 病床数300床以上の病院において、電子カルテシステム又はオーダリングシステムの運
用管理に関する受託実績を延べ10年以上(平成23年4月1日現在)有し、かつ、当該実
績を証明できる契約書及び仕様書等の写しを提出することができること。
(6) 財団法人日本情報処理開発協会が認定するプライバシーマークを取得していること。
(7) 次の条件を満たす作業員を常駐させることができること。
ア
3年以上の医療情報システム運用管理業務実務経験を有し、一般社団法人日本医療
情報学会が認定する上級医療情報技師又は医療情報技師の資格を持った作業員を1名
以上。
イ
3年以上の医療情報システム運用管理業務実務経験を有する作業員を、上記アの作
業員も含めて、全作業員の半数以上。
3
入札参加の手続
入札に参加しようとする者は、次の(1)から(3)のとおり書類を提出しなければなりま
せん。
(1) 提出書類
ア
物品・委託等入札参加資格審査申請書及び添付書類(平成23・24年度横浜市一般競
争入札有資格者名簿に登載されていない者に限ります。)
イ
営業種目追加登録申請書(平成23・24年度横浜市一般競争入札有資格者名簿に登載
されている者で「コンピュータ業務」の「細目A
システム開発・保守・運用」に登録
が認められていない者に限ります。)
ウ
一般競争入札参加資格確認申請書
エ
2(4)(5)に係る委託業務経歴書及び契約書の写し又は取引証明書
オ
2(6)に係る認定証の写し
カ
2(7)に係る配置予定届出書及び合格証の写し
(2) 提出場所
ア
(1)ア及びイの提出場所
〒231-0017
中区港町1丁目1番地
横浜市総務局契約財産部契約第二課(関内中央ビル2階)
電話
イ
045(671)2249(直通)
(1)ウ及びエの提出場所
〒235-0012
磯子区滝頭一丁目2番1号
横浜市立脳血管医療センター管理部管理課
枡田
電話
045(753)2615(直通)
(3) 提出期限
平成23年2月3日まで(日曜日、土曜日及び祝日を除く毎日午前9時から正午まで
及び午後1時から午後5時まで)
(4) 入札参加に係る通知
次のア及びイによる通知は、平成23年2月17日までに行います。
ア
一般競争入札有資格者名簿登載に係る審査結果通知書
イ
入札参加資格確認に係る一般競争入札参加資格確認結果通知書
(5) その他
入札に参加しようとする者は、入札日までの間に会社合併・分割等の予定がある場合
(会社合併・分割等を行った後に申出をしていない場合を含む。)は、格付け等級を変更
することがあるので、必ず、入札説明書の交付期限までに申し出なければなりません。
格付等級の変更によって、入札参加資格を満たさなくなった場合は、当該入札に参加す
ることができません。
4
入札参加資格の喪失
入札参加資格の確認結果の通知後、入札参加資格を有することの確認を受けた者が次の
いずれかに該当するときは、当該入札に参加することができません。
(1) 2の資格条件を満たさなくなったとき。
(2) 3(1)に定める提出書類(当該書類に記載すべき事項を記録した電磁的記録を含む。以
下同じ。)に虚偽の記載をしたとき。
5
設計図書等に関する質問
(1) 方法
入札参加者は、設計図書等に質問があり回答を求める場合には、平成23年2月21日ま
でに別紙質問書を(2)の部課に提出しなければなりません。
(2) 質問書の提出先
〒235-0012
磯子区滝頭一丁目2番1号
横浜市立脳血管医療センター管理課
枡田
電話
物品管理係
045(753)2615(直通)
(3) 回答
質問に対する回答は、平成 23 年3月3日までに病院経営局ホームページ入札・契約
情報( http://www.city.yokohama.jp/me/byouin/keiyaku.html )で行います。また、平
成 23 年3月3日までに(2)の部課において文書により閲覧に供します。
(4) その他
入札後、当該設計図書等について不知又は不明を理由として異議を申し立てることは
できません。
6
入札方法
(1) 入札方法は、入札参加者が別紙様式による入札書を入札時に直接投函するか、又は
(3)の郵便入札に限ります。
(2) 入札及び開札の日時及び場所
日時
平成23年3月9日
午前10時
場所
磯子区滝頭一丁目2番1号
横浜市立脳血管医療センター
2階
会議室
(3) 郵便入札の方法等
ア
対象
郵便入札は、原則として遠隔地(例えば日本国外等)にある者を対象とします。郵
便入札を行う場合は、3(2)イの部課に事前に連絡しなければなりません。
イ
受領期限
平成23年3月8日午後5時までに3(2)イの部課に必着のこと。
ウ
方法
郵便入札は、書留郵便によらなければなりません。この書留郵便は、二重封筒とし、
別紙様式による入札書を中封筒に入れ密封の上、中封筒の封皮には氏名等を朱書し、
外封筒の封皮には公告番号、件名、数量及び開札日とともに「入札書在中」と朱書し
なければなりません。また、郵送した日に3(2)イに掲げる部課に必ず電話連絡しなけ
ればなりません(日曜日、土曜日及び祝日を除く毎日午前9時から正午まで及び午後
1時から午後5時まで)。
エ
郵送先
3(2)イに同じ
7
入札書の作成等
(1) 入札書及び入札に係る文書に使用する言語並びに通貨は、日本語及び日本国通貨に限
ります。
(2) 入札参加者は、一切の諸経費を含めた契約希望金額を見積もらなければなりません。
入札書には、課税事業者であるか免税事業者であるかを問わず、契約希望金額の105 分
の100 に相当する金額を入札書に記載しなければなりません。
なお、落札決定に当たっては、入札書に記載された金額に5パーセントを加算した金
額(契約希望金額)を落札価額とします。
(3) 入札参加者は、入札書の記載は、入札において行うことができます。
(4) 入札参加者は、入札書の記載事項を訂正する場合には、当該訂正部分について押印を
しなければなりません。ただし、入札金額を訂正する場合は、入札書を再作成しなけれ
ばなりません。
(5) 入札参加者は、その提出した入札書の引換え、変更又は取消しをすることはできませ
ん。
8
入札及び開札における注意事項
(1) 入札
ア
入札参加者は、入札室に入場しようとするときは、入札関係職員に一般競争入札参
加資格確認結果通知書を提示することとします。
イ
入札参加者は、遅刻した場合には、入札に参加できません。
ウ
入札参加者は、本件調達に係る入札について他の入札参加者の代理人となることが
できません。
エ
入札参加者は、入札・開札がすべて終了するまでの間、横浜市病院事業管理者(以
下「事業管理者」という。)が特にやむを得ない事情があると認めた場合のほか、入
札室を退場することができません。
オ
入札室には、入札参加者又は入札関係職員以外の者は入場することができません。
カ
入札室において、公正な競争の執行を妨げ、若しくは妨げようとした者又は公正な
価格を害し、若しくは談合をした者は、当該入札室から退去させます。
(2) 開札
開札は入札参加者が出席して行います。入札参加者が立ち会わないときは、当該入札
事務に関係のない本市職員を立ち会わせてこれを行います。
(3) 再度入札
開札をした場合において、入札参加者の入札のうち、予定価格以下の入札がないとき
は、直ちに再度の入札を行います。
なお、再度入札の回数は1回とします。
(4) 入札の中止
事業管理者は、入札参加者が談合し、又は不穏の挙動をする等の場合で競争入札を公
正に執行することができない状態にあると認めたときは、当該入札を延期し、又はこれ
を中止することがあります。
(5) 入札の辞退
入札参加者は、入札書を投函するまでは、次のア又はイの方法により、いつでも入札
を辞退することができます。
なお、入札を辞退した者は、これを理由として以後の指名等について不利益な取扱い
を受けるものではありません。
ア
入札執行前
入札辞退届を契約担当職員に直接持参するか、又は郵送しなければなりません。た
だし、郵送の場合は、6(3)イの期限までに3(2)イの部課に必着のこと。
イ
入札執行中
入札辞退届又はその旨を明記した入札書を、入札を執行する職員に直接提出しなけ
ればなりません。
(6) 入札の無効
次の入札は無効とします。
9
ア
横浜市病院経営局契約規程第24条の規定に該当する入札
イ
2に定める入札参加資格を満たさない者が行った入札
ウ
3(1)に定める提出書類について虚偽の記載をした者が行った入札
エ
前各号に定めるもののほか、この入札説明書に定める方法によらない入札
落札者の決定
(1) 横浜市病院経営局契約規程第 17 条の規定に基づいて作成された予定価格以下で最低
の価格をもって有効な入札を行った者を落札者とします。
(2) 開札の結果、落札となるべき同価の入札をした者が2人以上あった場合、直ちに当該
入札者にくじを引かせ、落札者を決定します。
(3) (2)の同価の入札をした者のうち、開札に出席しない者又はくじを引かない者がある
ときは、当該入札事務に関係のない本市職員がこれに代ってくじを引き、落札者を決定
します。
10
入札保証金及び契約保証金
いずれも免除します。
11
契約書の作成
(1) 競争入札を執行し、契約の相手方が決定したときは、契約の相手方と別紙様式による
契約書を取りかわします。
(2) 事業管理者が契約の相手方とともに契約書に記名押印したときに、本契約は確定しま
す。
(3) 契約の相手方は、その所在地が遠隔地にある場合には、事業管理者から2通の契約書
案の送付を受けて記名押印します。また、事業管理者は、当該契約書の案を受けてこれ
に記名押印し、そのうちの1通を契約の相手方に送付します。
(4) 契約書及び契約に係る文書に使用する言語並びに通貨は、日本語及び日本国通貨に限
ります。
12
契約金の支払方法
(1) 前金払
行いません。
(2) 契約金の支払方法
設計図書に定める部分払いの基準により、部分検査終了後、請求に基づき支払います。
13
契約の条件
この契約は、平成23年度横浜市各会計予算が平成23年3月31日までに横浜市議会におい
て可決された上、同年4月1日以降に契約書を交換することによって確定します。
14
その他
(1) 当該入札参加者及び当該契約の相手方が本件調達に関して要した費用については、す
べて当該入札参加者又は当該契約の相手方が負担します。
(2) 苦情申立て
ア
当該入札手続に関し、横浜市入札等監視委員会に対し苦情申立てを行うことができ
ます。
なお、落札者の決定後苦情申立てが行われた場合、横浜市調達に係る苦情処理手続
要領に基づき、契約締結の停止等が行われる場合があります。
イ
事務局
〒231-0017
中区港町1丁目1番地
横浜市総務局契約財産部契約第一課(関内中央ビル2階)
電話
045(671)3805(直通)
(3) 契約手続に関しての問い合わせ先
〒235-0012
磯子区滝頭一丁目2番1号
横浜市立脳血管医療センター管理課
枡田
電話
物品管理係
045(753)2615(直通)
(4) 入札説明書を入手した者は、これを当該入札以外の目的で使用できません。
平成23年度 病院事業会計 収益的支出 第3款1項3目 経費 17節 委託料
種 目 番 号
受付
番号
ふ り が な
よしだ としひろ
委託担当
担当者名
吉田 憲弘
連絡先 脳血管医療センター医事課医療情報担当
電話 045-753-2583
設
計
書
1 委 託 件 名
横浜市立脳血管医療センター医療情報システム運用管理業務委託
2 履 行 場 所
横浜市立脳血管医療センター 横浜市磯子区滝頭1-2-1
3 履 行 期 限
■期間
平成23年4月1日 から 平成25年3月31日
又 は 期 限
□期限
平成 年 月 日まで 4 契 約 区 分
■確定契約
5 その他特約事項
なし
6 現場説明
■ 不要
□概算契約
□ 要 ( 月 日 時 分 場所 )
7 委託概要
脳血管医療センターにおける電子カルテシステムを根幹とする「医療情報
システム」の安定的な稼動に資するため、システムの運用管理業務委託を
行います。
-1-
8 部 分 払
■ する(24回以内)
□ しない
業 務 内 容
運用管理業務
部分払の基準
履 行
予定月
平成23年4月
~
平成25年3月
委 託 代 金 額
内 訳
数量 単位
24
月
¥
業務価格
¥
消費税及び地方消費税相当額
¥
-2-
単
価
金
額
内 訳 書
名
称
形状寸法等
数 量
単位
単 価
(円)
運用管理業務
金
額
摘
(円)
システムの運用
(1)リーダオペレータ
人月
(2)オペレータ
人月
小 計
消費税相当額
総 合 計
※概算数量の場合は、数量及び金額を( )で囲む
-3-
要
横浜市立脳血管医療センター 医療情報システム運用管理業務委託仕様書
横浜市立脳血管医療センター(以下「脳血管医療センター」という。
)における、医療情報システム(以下「シス
テム」という。
)に係る運用管理業務委託契約について、内容の詳細を次のとおり定める。
(目的)
第 1 条 本仕様書では、本業務の委託者となる横浜市病院事業管理者(以下「甲」という。
)が、本業務を受託す
る者(以下「乙」という。
)に対し、委託するシステムの運用(オペレーション)業務及びこれに関連する業務(以
下「本業務」という。
)のほか、乙が遵守すべき事項等について明示し、これを定めることを目的とする。
(対象システム)
第2条 乙が本業務を履行するにあたって対象となるシステム及び機器は、甲が別に定める特記事項に記載したと
おりとする。
(契約の履行期間)
第3条 この契約の履行期間については、平成 23 年4月1日から平成 25 年3月 31 日までの2年間とする。ただ
し、別に定める「委託契約約款」
(以下「契約約款」という。
)第 36 条各項に規定する場合のほか、乙が本業務の
履行を継続することが困難になった場合、又は乙が本業務の受託にあたって申請及び明示した内容に虚偽があった
場合は、この限りでない。
(業務時間等)
第4条 業務の対象となる日は、土曜・日曜・祝日・年末年始等を含むすべての日、またその時間帯は 24 時間と
し、この勤務時間の間、乙の作業担当者が甲の院内に常駐して作業を行うこと。ただし、この人数、業務・役割分
担、及び常駐する区画等については、甲が別に定める特記事項に記載したとおりとする。
2 乙の作業担当者に係る、休息及び休憩・休暇の取得、研修受講等の詳細については本仕様書では特に定めない
が、関係法令に基づくこれらの取得を禁ずるものではない。ただし、傷病その他の突発的な事情により乙の作業担
当者が、一定の間、予定されていた勤務に就くことができなかったときなど、通常時とは異なる場合の臨時的な対
応については、甲が別に定める特記事項、又は甲乙協議の結果に基づいて行うこと。
(業務を担当する者の条件)
第5条 乙は、本業務の履行にあたり、すべての作業担当者が業務開始時点までに以下の条件を満たすよう、事前
に十分な準備及び人材育成を行わなければならない。また、この作業担当者は、院内の利用者と直接係わり良好な
コミュニケーションを図る必要があることから、乙は、作業担当者が頻繁に入れ替わることがないよう勤務体制を
工夫するとともに、個々の能力を引き上げることを目的とした継続的な取組みを実施すること。
(1)日本電気(NEC)製電子カルテシステム、オーダリングシステム、医事会計システム等の操作経験及び知識
をもち、作業担当者個人が他者に頼ることなく、マニュアル等を参照しながら円滑に操作・設定ができること。
(2)リレーショナルデータベースや SQL 文に関する基礎的な知識を有し、データベース定義情報等を参照しな
がら Microsoft SQL Server や Oracle などシステムで利用している各種データベースに対し、ODBC 接続デー
タソースの設定及びアタッチが可能であること。その上で、Microsoft Access 等のツールを利用し、各種のク
エリ作成や修正のほか、ニーズに応じたデータ抽出が可能であること。
(3)Microsoft Excel が使用でき、オートフィルタ機能の利用や CSV ファイルの加工、各種グラフ作成や簡単な
分析等を行うことが可能であること。また、Microsoft Excel VBA 又は Access VBA(Visual Basic for
Applications)のコードを理解することができ、必要に応じてこのプログラミングが可能であること。
(4)医療情報システムの構成機器となる、ごく一般的な PC やプリンタ、ネットワーク機器等に関して、ハード
ウェアに関する用語やその接続規格等、機器諸元表が理解できる程度の知識をもち、必要最小限の設定等につ
いては作業担当者個人が他者に頼ることなく行うことができることとあわせて、これらの作業や内容などを、
院内の利用者に対し、わかりやすく説明することが可能であること。
(5)Microsoft Windows オペレーティングシステム(Windows XP)が提供する主な機能を把握しており、これ
を利用するシステム、及び有線・無線ネットワークの運用管理を行う上で、一般的に使用する用語について特
別な説明を受けることなく内容を理解できること。またあわせて、クライアント・サーバベースのシステムだ
1/6
けでなく、Web ベースのシステムの動作環境・概念を理解しており、甲の担当者と詳細を調整のうえ履行する
HTML(4.0 以上)や CSS(Cascading Style Sheets)を用いての Web ページの作成又は改訂等の作業が可能
であること。
(6)Microsoft Windows Server 2000 又は 2003 の利用経験をもち、Microsoft 管理コンソール(MMC)など各
種のサーバ管理ツールの操作・確認方法を習得しており、作業担当者自身が CPU やメモリ等のシステムパフ
ォーマンスのチェックなどを行うことができること。また、VNC 等の遠隔操作ソフトウェアの操作方法を習
得しており、障害対応等において迅速なエンドユーザサポートができることとあわせて、ファイルのフルパス
などの情報をもとに、システムログなどを特定して出力する作業や、必要に応じてツール等を利用しながらの
バイナリレベルのファイル加工作業ができること。
(7)作業担当者の中で指導・管理的立場のものを明確に定め、この指導・管理的立場のものは、5 年以上の医療
情報システムの運用管理業務実務経験を有し、一般社団法人日本医療情報学会が行う「上級医療情報技師」ま
たは「医療情報技師」の認定試験に合格していること。その他の作業担当者についても、
「医療情報技師」の認
定試験に合格しているか、又はこの育成テキストの内容を精読し、システムの技術的側面のみならず、診療業
務・診療報酬制度の概要や病院各部門の業務内容等について一定の理解があること。
(8)実際に業務を開始するまでに、すでにホームページ等で公開している情報に基づき、脳血管医療センターと
してのごく基本的な内容(病床数、標榜診療科、部署名、病院の特色など)について把握していること。
(9)個人情報保護法及び関連法規についての社内外の研修等に参加し、乙として、又は作業を担当する者が個人
として、業務開始までに個人情報保護に関する何らかの認定証・研修受講証等を交付されているなど、患者や
職員等の個人情報についてその重要性・社会的影響を十分認識して行動できること。
(委託業務の内容)
第6条 甲が乙に対し委託する業務は、本仕様書で定める以下の内容に加えて、甲が別に定める特記事項に記載し
た事項のとおりとする。なお、作業の実施にあたって必要となる以下の内容の詳細については、甲乙協議の上で決
定するものとし、乙の責任及び負担においてこれを履行するものとする。
(1)稼動管理関連業務
ア システム稼動状況等の確認、監視
電子カルテシステム及びオーダリングシステムと、看護支援システムや医事業務システム等とのインタフ
ェース機器を含む全てのサーバ機器の運用に関して、以下の作業を行うこと。
(ア) CPU やメモリ・ディスク装置に対する負荷状況、レスポンス状況等の確認
(イ) エラー発生状況、利用(ユーザアクセス)状況、ネットワーク疎通状況などの確認
(ウ) 常駐アプリケーションプログラム、サービスプログラムの起動状況確認
(エ) ディスク容量状況やデータベース拡張状況の確認
(オ) データバックアップ処理のログの確認、及びメディア装填状況の確認
(カ) コンピュータ室など特別な設置区画における室温等の確認
(キ) 給電状況及び無停電電源装置(UPS)のバッテリー容量の確認
(ク) スケジューリングされたサーバリブート結果の確認
イ 保守管理・資源管理
サービスレベルの確保又は向上、障害や問題の発生を可能な限り抑止することを目的として、定期的、又
は不定期(随時)に以下の作業を行うこと。
(ア) マスタとなるデータの管理、テンプレートデータの作成及び管理、文書管理アシスタントの入力フォ
ームの作成及び管理(甲の担当者の指定に基づく)
(イ) 予約基本スケジュール管理・展開・対応
(ウ) 利用者(ユーザ)アカウントの管理
(エ) カレンダマスタの変更等の年次作業
(オ) 医事業務に関するレセプトや会計カード等のデータの退避
(カ) サーバやクライアントのバックアップ媒体の管理、バックアップ装置のクリーニング
(キ) 予備クライアントのセットアップ
(ク) クライアントやレーザプリンタ、ネットワーク機器、サプライ品の点検・クリーニング
(ケ) 遠隔操作による一部クライアントの定期的再起動
(コ) 甲の担当者が行う備品や消耗品(プリンタトナー等)に係る在庫管理作業の支援、交換作業
(サ) ユーザやクライアントに対する各種セキュリティポリシー適用
2/6
(シ) コンピュータ室など特別な設置区画への入退室状況管理
(ス) Microsoft Windows Server のグループポリシーやレジストリ変更等、各種セキュリティ設定の実施
(セ) 各種調査や設定変更など、システム保守業者が履行する作業に関する進ちょく確認
ウ 構成管理・ドキュメント管理
問合せへの対応や設定内容等の変更に備えて、システムを運用するために必要な情報を適切に管理してお
く必要があることから、甲の担当者の求めに応じて、適宜以下の作業を行うこと。また、システム運用管理
に必要なドキュメントであるにもかかわらず、システム稼動時に提供されていないものについては、甲の担
当者の了承のもと、システム導入業者等との調整も行うこと。
なお、乙が本業務の受託前に、別の病院等において実際に作成し運用していたものを流用して作成したド
キュメントにかかる諸般の権利は乙に留保されるが、この契約に基づく業務が終了した後も甲がその業務を
履行する上で必要なドキュメントについては、甲が院内で使用する限りにおいて、乙はその改訂・再配布等
を認めるものとする。
(ア) メディア・保証書・説明書等、ソフトウェアに関するドキュメント等の維持・管理
(イ) ネットワーク設定情報、各機器のネットワークアドレスや ID 等の作成、維持・管理
(ウ) システム論理構成図・配置図、ネットワーク構成図、端末管理台帳等の作成、維持・管理
(エ) 各種操作マニュアル・運用マニュアル、トラブル対応マニュアル等の作成、維持・管理
(2)問合せ対応及び業務運用支援業務
ア 質問対応等
利用部門からの質問に対し、
乙の作業担当者はその趣旨を正しく把握した上で適切に回答を行うとともに、
即答できないものはコール元の連絡先を確認した上で一度回答を留保して預かり、甲の担当者と協議した上
で対応を検討すること。なお、質問はシステム操作上の内容に留まらず、業務運用上の内容のほか、またパ
ソコン操作や Microsoft Excel の操作などごく一般的な内容である場合も想定される。特に業務運用上の質
問の場合、誤った回答を行うと患者サービス等に影響が生じることも考えられることから、質問の趣旨を正
しく理解するとともに、乙の作業担当者自身で判断がつかないものは、甲にその内容を正確に伝えて判断を
仰ぐようにしなければならない。
イ FAQ 作成・改訂
利用部門からの問合せのうち、頻繁にコールが来る内容について、乙の作業担当者は甲の担当者の求めに
応じて、FAQ(Frequently Asked Questions:頻繁に尋ねられる質問への対応集)の作成及び改訂を行い、
これらを院内に公開して利用部門自らが迅速に対応できるような支援を行うこと。
ウ 問合せ内容の集計・分析等
利用部門からの各種の問合せについて、乙の作業担当者はこれらの問合せ内容を「操作方法関連の問合せ
一覧」
「業務運用関連の問合せ一覧」
「障害や不具合等対応一覧」
「データやマスタ修正等の一覧」
「排他制御
(患者データ占有)解除の対応一覧」など、適切かつ確実に分類の上、これらを月次、又は甲の求めに応じ
た頻度で集計し、この傾向を管理するとともに資料としてまとめること。あわせて、ハードウェアの故障以
外の理由で同じような問合せを何度も受けているようなものは同様に抽出し、その問題を改善する対応がで
きないか、甲の担当者とそのつど検討すること。
エ 病院事情に特化した業務運用の支援等
甲の事情に応じて、医療情報担当部門が所管している業務のうち、甲が別に定める特記事項に記載されて
いるものについて、乙の作業担当者は、他の作業との優先順位について甲の担当者の判断を仰いだ上で、確
実に実施しなければならない。具体的には、システムの運用・保守を行う上で必要となる外部機関との間の
事務手続きや、診療情報の提供手続きの支援などが想定されるが、これらの作業については、第4条で規定
する担当者の人数で対応できる範囲であることを条件として、作業が発生したそのつど、完了時期について
甲乙の担当者間で協議するものとする。
(3)障害・不具合対応関連業務
ア 一次切り分け作業
(ア) 障害や不具合が発生した場合、甲乙の担当者で共同して、システム利用部門からの問合せに対応する
窓口機能となる役割を担うことにより業務運用の状況及び影響範囲などの確認を行い、一次切り分けを
行うこと。
(イ) 状況を確認した上で、迅速に対応すべき内容かどうか緊急性について迅速に判断し、関連する作業の
実施及びシステム保守業者への連絡等を行うこととあわせて、甲の担当者にその事実や経緯を報告する
こと。
3/6
イ ソフトウェア障害、データエラー等に関する作業
(ア) 担当者は、一次切り分けの結果、データ又はソフトウェアに関して不具合が生じていると判断できる
とき、この問題が個別の患者データで不具合が発生するのか、再発性があるかどうかを検証した上で、
業務に特段の影響が出ている場合にはこれを復旧することを最優先とし、初期対応を迅速に行わなけれ
ばならない。
(イ) 障害の原因が特定できた場合は、甲の担当者やシステム保守業者と共同してその再発を防ぐための手
立てを講じるとともに、運用上で回避しなければならない場合は、その周知徹底を図る方法を甲の担当
者とともに検討し、実施にうつすこと。また、同様の障害が発生することを想定して、この検出・検知
方法などについてもシステム保守業者等と確認・調整を図ること。
ウ ハードウェア・ネットワーク障害に関する作業
(ア) 担当者は、一次切り分けの結果どこに影響が出ているかを特定し、個別のハードウェア機器の交換で
障害の復旧が期待できるのか、又はその交換だけで復旧する見込みがない場合はどこまでの作業を行う
ことにより障害復旧の判断ができるのかを検証した上で、業務に特段の影響が出ている場合にはこれを
復旧することを最優先とし、初期対応を迅速に行わなければならない。
(イ) 障害箇所となる機器が特定できた場合は、甲の担当者やシステム保守業者と共同して、影響が及ぶ部
門の担当者との事前調整を行うとともに、この交換作業に立ち会い、障害が発生する前の状況に復旧で
きているかどうか、監視ツールの目視確認やコマンドの投入結果等により必ず確認すること。また、同
様の障害が発生することを想定した上で、この検出・検知方法などについてもシステム保守業者等と確
認・調整を図ること。
(ウ) 機器を交換した場合において、復旧する前と比較して定義情報や設定情報等が異なってしまった場合
には、別に定めるとおりこれらの内容を確実にドキュメントとして残すか、又はこれらのドキュメント
の改訂作業を履行するようシステム保守業者に連絡し、その結果を確実に管理して、ドキュメントの内
容を最新にしておかなければならない。
エ 停電時、震災発生等の緊急対応
(ア) 電気設備や給電系統のトラブル等により、電気の供給がストップし通常利用している電源系統が正常
な運用を継続できない事態が万一発生した場合、無停電電源装置(UPS)が稼動してシステムのシャッ
トダウンシーケンスに移行してしまうことになる。これによりシステム停止等の障害が発生した場合に
は、前項のハードウェア機器の障害と同様に、障害箇所を特定するとともに、復旧のための適切な対応
を迅速に行うこと。
(イ) 大規模な震災が発生し、サーバ機器の損壊などシステムに甚大な影響が生じ、短時間のうちには復旧
のメドが立たない場合、甲の担当者と迅速に判断を行い、最善の措置を講じること。ただしこうした状
況の場合、病院として医療機能の確保が最優先されることから、乙の作業担当者は病院職員の一員とし
て、事前に業務仕様として定められているか否か、又は甲の担当者と詳細を調整のうえ履行すると定め
た作業内容か否かにかかわらず、甲の担当者の求めに応じて、可能な範囲で人道的作業等の支援を行わ
なければならない。
オ 事後の障害管理
(ア) 障害の直接原因・間接的原因をシステム保守業者と協力して究明するとともに、その影響範囲を精査
の上、復旧の手立てを確実に講じて、これら一連の経緯について、乙、又はシステム保守業者から別途
報告するよう内部調整を行うこと。
(イ) 障害の発生状況及び復旧までの経過を報告書にまとめるだけでなく、再発防止に役立てられるよう詳
細な記録として残すとともに、発生原因・対象箇所・影響範囲などについて適切に整理・分類し、必要
に応じて後日、集計や分析が出来るよう一元管理すること。
(ウ) 同様の障害の再発を未然に防止するため、甲の担当者やシステム保守業者と共同して必要な対策を検
討するとともに、その実施に向けて具体的な内容を詰め、行動に移すこと。
(4)データ抽出・データ加工関連業務
ア 定型的作業
乙の作業担当者は予め日次・週次・月次などの頻度で定型的に行うものとして甲の担当者から指定された
データ抽出・加工等の作業を実施し、その実施が正常に終了したかどうか等の結果について、別に定める報
告書等により甲の担当者に確実に報告すること。なお、これらの作業については、本業務の受託後に詳細を
明示するものとするが、第4条で規定する担当者の人数で対応できる範囲であることを条件として、完了時
期について甲乙の担当者間で協議するものとする。
4/6
イ 臨時的作業
乙の作業担当者は、テーブルやレコードの項目定義等の情報を収集・把握した上で、甲の担当者や各部門
との調整内容に基づき、システムに登録されているデータについて、設定条件に従ってのデータ抽出や、資
料にまとめる上での関連データ加工などの作業を随時行うこと。なお、これらの作業については、第4条で
規定する担当者の人数で対応できる範囲であることを条件として、作業が発生したそのつど、完了時期につ
いて甲乙の担当者間で協議するものとする。
(5)研修業務
ア 異動時研修
乙の作業担当者は、甲の職員の異動時に院内ポータルシステム、電子カルテシステム、オーダリングシス
テム、医事業務システムほか各部門システム等主たるシステムの操作方法や、留意すべき事項について、適
宜研修を行うこと。なお、この場合の研修形態は、研修を行う対象となる職員の数や職種等を考慮し、集合
形式・現場での個別質問対応など、進め方についてそのつど甲乙の担当者間で協議して進めること。
イ 通常時研修
上記アに係る職員の異動時以外で、甲の職員に対しシステム操作・機器の取扱いなど一般的な事項につい
ての研修が必要と判断される場合、障害対応等他に優先すべき作業に影響しない範囲において、甲乙の担当
者間で協議した上で、この研修を随時行うこと。
(6)業務引き継ぎ等
ア システムの追加・変更等
甲のシステム追加・変更等があった場合には、乙の作業担当者はこれらの各種設定仕様や運用手順等につ
いて、システム導入・保守業者から引き継ぎを受け、運用に必要なドキュメント等が揃っているかどうか、
事前に十分確認しなければならない。また同時に、事前の求めに応じて随時、システム導入・保守業者から
技術的指導を受けることが可能な体制で業務にあたること。
イ 受託者の変更等に伴う引き継ぎ等
この契約に基づく業務を混乱なく履行するため、履行期間となる業務開始日から逆算して最低1ヶ月前か
ら、乙は実際に作業担当者のうち一部の者又は指導・監督的立場となる者を、原則として週3日以上、甲乙
間で協議の上定めた時間について甲の院内に常駐させ、その開始日まで本業務を受託している者から業務の
詳細について引き継ぎを受け、業務開始日から円滑に作業が実施できるよう配慮しなければならない。
また逆に、この契約に基づく業務が終了する際、乙は、次に本業務を受託した者に対し、その業務終了日
から逆算して最低1ヶ月前から、実際の作業について、その詳細な内容をドキュメント等に基づいて引き継
ぎを実施しなければならない。
(7)定例打合せへの参加等
ア 懸案事項の整理及び改善
本業務を円滑な実施を目的として、乙は、常に甲の担当者との情報共有を心がけるともに、甲の求めに応
じて週次・月次などの頻度で行う定例的な打合せに指導・監督的立場となる者を参加させ、留意すべき事項
や甲の担当者と詳細を調整のうえ履行する作業事項の確認を行うとともに、懸案となっている事項に関して
はその改善に必要な措置などについて事前に検討を行い、甲の担当者とともに具体的な改善に努めなければ
ならない。
イ 議事録の作成及び作業進ちょくの確認等
乙は、甲の求めに応じて前項の打合せに係る議事録を作成することに加えて、甲の担当者と詳細を調整の
うえ履行する作業事項について、その指導・監督的立場にある者が、各担当者の作業進ちょく状況を確実に
管理すること。
2 契約期間中に生じた甲の業務変更などの理由により、前項の内容について変更の必要性が生じた場合、乙は、
甲乙協議を前提とした上で適宜調整に応じること。
3 第1項に定められた本委託業務をなす作業の実施にあたり、乙に帰すべき理由によって甲又は第三者に損害を
及ぼした場合、乙は迅速に甲にこの旨の報告を行うとともに、その処理については甲乙間で別に合意する内容にし
たがわなければならない。
(作業報告等)
第7条 乙の作業担当者が行う第6条に定めた日々の業務内容については、業務報告書を作成し、原則として0時
からの 24 時間を一日単位として、新たな課題などが発生していないかどうかなどの点についてこれを提出するこ
ととあわせて、原則として翌開院日に明瞭簡潔に報告を行わなければならない。なお、この業務報告書の書式につ
5/6
いては、甲乙間で別途協議して決定するとともに、適宜見直しを行い、運用の改善に努めるものとする。
2 緊急の対応で重要なものについて、乙の作業担当者は、この業務報告書の作成を行うより前に、随時甲の担当
者に口頭などで逐次報告し、その判断を得ることを最優先として対応しなければならない。
(作業体制表の提出等)
第8条 乙は、本業務の開始時点までに本業務にかかわる作業担当者のうち乙の中で指導・監督的立場となる者を
明確に定め、この者の緊急連絡先や、担当者の人数及び職務経歴を含めた作業体制表を書面で作成し、甲が別に指
定する期限までに提出しなければならない。なお、これらの書面の様式については甲乙間で別途協議すること。
2 作業担当者の勤務体制の見直し等の事由により作業担当者を交代させる場合、乙は、第1項に定める書面を用
意することに加えて、原則としてその交代予定日の2ヶ月以上前に甲の担当者にその旨を伝えるとともに、1ヶ月
間を引き継ぎ期間として新旧の作業担当者を甲の院内に常駐させ、交代する者が十分にその職責を果たせるように
適切な引き継ぎ及び後任者育成を図らなければならない。
3 乙の中で指導・監督的立場となる者は、第6条に定める本業務の委託内容の他、本仕様書に記載されている内
容を、作業担当者全員に周知を図るとともに、遵守すべき事項等について、内部で必ずその内容の点検・確認を行
うこと。
(経費負担)
第9条 本業務に付随して必要となる次の経費については、乙の負担とする。ただし、これら以外の経費が必要と
なった場合は、甲乙協議の上で決定する。
(1)脳血管医療センターまでの乙の担当者の交通費、及び必要な場合の宿泊費
(2)乙の担当者のみが使用する消耗品・備品・書籍資料等の購入費、印刷費などの費用
(3)乙の担当者間での連絡・伝達にあたって必要となる通信費
(個人情報の保護及び機密の保持)
第 10 条 乙は、この委託契約による事務を処理するための個人情報の取扱いについて、別に定める「個人情報取
扱特記事項」に加えて、甲が別に定める院内の個人情報保護に係る基本方針を遵守しなければならない。
2 また乙は、本業務の受託により知り得た患者の個人情報を含む全ての情報を、いかなる理由を問わず、甲の許
可なく第三者に開示・発表・転用等を行ってはならない。さらに乙は、本業務の履行によって病院に常駐する担当
者に対し、自宅等に持ち帰って作業を行うことを全面的に禁止するとともに、委託業務契約が継続されている間だ
けではなくその終了後についても、機密保持を義務づけ、個人情報を保護しなければならないことについて周知・
徹底を図ること。
(電子計算機処理等の契約に関する情報取扱特記事項等の遵守)
第 11 条 乙は、この委託契約による業務を遂行するにあたって、別に定める「電子計算機処理等の契約に関する
情報取扱特記事項」の他、周知徹底すべきとして甲が別に明示した院内の各種規定・要綱等の内容は必ず遵守しな
ければならない。
(委託代金の支払)
第 12 条 甲は、乙が履行した業務の結果に対して、契約約款に基づき、乙に委託代金を支払うものとする。
(その他)
第 13 条 本仕様書に定めのない事項、及び業務開始後に本仕様書の内容に疑義が生じた場合には、甲乙協議の上
で誠意を持って対応すること。
以 上
6/6
横浜市立脳血管医療センター 医療情報システム運用業務委託に係る特記事項
ここでは、横浜市立脳血管医療センター(以下「脳血管医療センター」という。
)医療情報システム運用業務委託
仕様書(以下「仕様書」という。
)で規定していない事項、及び別に定めると規定した事項について、本業務の委託
者となる横浜市病院事業管理者(甲)が、本業務の受託者(以下「乙」という。
)に明示することを目的として、そ
の詳細を定める。
(対象システム)
1 仕様書第2条において、乙が業務の対象とするシステム等は以下のとおりとする。
(1)システム
ア 電子カルテシステム(日本電気 MegaOak-HR:テンプレート等含む)
イ 文書管理システム(日本電気 文書管理アシスタント)
ウ オーダリングシステム(日本電気 MegaOak-HR)
エ 看護支援システム(日本電気 MegaOak-HR:バーコードチェックシステム等含む)
オ 医事業務システム(日本電気 MegaOak-IBARS:督促管理含む)
カ DPCコーディング支援システム(日本電気 DPCNavi)
キ ユーザ認証システム(日本電気 WebAuth)
ク 院内ポータルシステム(サイボウズ・ガルーン)
ケ 医療安全・インシデントレポート管理支援システム(NEC ソフト セーフティアシスタント)
コ DWH(データウェアハウス)システム(システムリサーチ MegaOak-DWH)
サ 物流管理(医療材料管理、ME 機器管理)システム(NEC ソフト MegaOak-M3)
シ 患者案内表示盤システム(メルス)
ス JSA 麻酔台帳・手術室管理システム 2006(日本麻酔科学会、日揮情報システム)
セ 地域連携システム(北海道日本電気ソフトウェア)
ソ 看護勤務管理支援システム(日本インターシステムズ Nurse AID)
タ 調剤支援システム(TOSHO)
チ 服薬指導管理システム(NEC ソフト)
ツ 医薬品管理システム(クラヤ三星堂 MEDICEO-Q1zig)
テ 栄養給食管理システム(大和電設工業 ニュートリメイト 700Win)
ト リハビリ管理システム(キーウェア北海道 PAPIRIKA)
ナ 輸血検査・製剤管理システム(A&T コーポレーション CLINILAN)
ニ 生理検査システム(システム計画研究所 IPHYS)
ヌ 健診システム(石川コンピュータセンター PC-健診)
ネ 医療辞書システム(ジャストシステム)
ノ 感染管理システム(オネスト ICT-Web)
ハ NST システム(大和電設工業)
ヒ カルテ管理システム(コスモ開発 Doko-Coko)
フ 検体検査システム(SRL)や画像診断部門システム(富士フィルムメディカル SYNAPSE)等、各部門
システムとの間に設置される接続インタフェースシステム
ヘ 検疫システム(Symantec)
ホ ドメイン及び Active Directory 環境、Web サーバ(Microsoft IIS や Apache 等)
マ ネットワーク管理システム(日本電気 WebSAM NetVisor)
ミ 不正接続防止システム(日本電気 WebSAM SecureVisor)
ム 診断書作成システム(インフォコム medi-support-PLAS)
メ 横浜市行政情報ネットワーク(YCAN)の端末・プリンタ
※質問、設定、非常時対応のみ
モ 横浜市病院経営局人事給与システム(SAP)
※ハードウェア動作確認と非常時対応のみ
ヤ 甲が今後導入する関連システム
(2)機器など
ア サーバ機器、端末
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イ
ウ
エ
オ
カ
キ
ク
ケ
コ
サ
シ
プリンタ(レーザプリンタ、ラベル印字用ミニプリンタ、レセプト印刷用プリンタ)
ネットワーク機器、無線 LAN カード・アクセスポイント等無線 LAN 構成機器
再来受付機、患者案内表示盤、エンボッサ
バーコードリーダ、スキャナ、指紋認証ユニット、マウス等の周辺機器
ナーシングカート及び同カート搭載パソコン稼動用の外付けバッテリー装置
画像参照用高精細モニタ
ハンディターミナル(医薬品管理システム用)
ネットワーク等監視装置及び関連機器
システム標準時刻取得のためのタイムサーバ機器
プロジェクタ
※操作・設定支援、臨時的に発生する移設作業のみ
甲が今後導入する関連機器
(業務時間等)
2 仕様書第4条第1項及び第2項に定める、業務時間及び乙の作業担当者の人数、常駐する区画等は以下のとお
りとする。
(1)開院日の日勤帯(8時~18時)
:2名以上
(2)開院日でない日の日勤帯(8時~18時) :1名以上 (祝祭日、年末年始等もこの中に含む)
(3)夜間勤務帯(18時~翌朝8時)
:1名以上
(4)作業担当者の人数配置及び勤務ローテション作成にあたっては、労働関係法令を遵守して適切に行わなけれ
ばならない。またあわせて、上記(1)の2名以上のうち1名は指導・管理的な立場を担う者とすること。
(5)傷病発生及び公共交通機関の運行停止、その他の突発的な事情により乙の作業担当者が、予定されていた勤
務に就くことができないとき、甲は上記(1)の場合でその日を含め2日間以内に限り、1名以上での対応と
することを特例的な措置として認める。ただし、これ以外のすべての時間帯において、乙は必ず別の者を臨時
に対応させる等の措置をとらなければならない。なお、大規模震災発生時の対応は甲乙別途協議とする。
(6)乙の作業担当者は、利用者からの特段の問合せや、サーバ機器設置区画であるコンピュータ室での作業等が
ない場合は通常、脳血管医療センター2階の医療情報室に常駐して作業を履行すること。
(委託業務)
3 仕様書第6条に定める業務の内容に加えて、甲が乙に委託する業務は以下のとおりとする。
(1)診療情報の提供(診療録の開示を含む)手続きやこれに関する作業の支援
(2)横浜市行政情報ネットワーク(YCAN)に接続されている PC の設定等、利用者からの一般的質問への対応
(3)横浜市病院経営局人事給与システムの動作確認、電気設備定期点検に伴う停電時作業等の臨時的作業
(4)医療情報室に併設している医療情報研修室の環境整備、及びプロジェクタ設定・確認等の関連作業
(5)病棟など部門に設置している端末やプリンタ等の定期的な清掃
(6)特定のデータに関して、業務運用上必要な、日次や週次で発生する編集(加工)
・確認等の作業
(7)医療情報委員会など、システム運用に関する内容を取扱う院内委員会への出席、及び事前の資料等作成支援
(8)甲の担当者が行う、システム運用に関する資料等の院内配布や掲示に関する作業支援
(9)脳血管医療センター内のリニア搬送機に関する操作及び問合せ対応等の軽微な作業
(10)その他、システム運用や診療録管理に関して甲の担当者が臨時的に行う整理・整頓等、軽微な作業の支援
(損害を生じさせた場合の取扱い)
4 仕様書第6条第3項に定める、乙に帰すべき理由により甲又は脳血管医療センター、若しくは第三者に損害を
生じさせた場合の対応については、甲乙間で別に定める「損害を生じさせた場合の補償の取扱いに係る覚書」の
内容にしたがうこと。
(個人情報保護方針)
5 仕様書第 10 条第1項に定める個人情報保護に係る甲の基本方針とは、脳血管医療センターが定めた「個人情
報保護基本方針(プライバシーポリシー)
」の内容をさすものとする。
(院内規定・要綱等)
6 仕様書第 11 条に定める甲の院内規定・要綱について、乙の作業担当者は、脳血管医療センターが定めた「診
2/3
療記録管理要綱」の内容を理解し、診療録の参照等の業務にかかわる内容についてはこれを遵守しなければなら
ない。
(業務量)
7 医療情報室への問合せ件数など、乙が行う業務量に関する内容について甲は別に明示するものとする。
以 上
3/3
損害を生じさせた場合の補償の取扱いに係る覚書
横浜市病院事業管理者(以下「甲」という。
)と、平成 xx 年 xx 月 xx 日に締結した「医療情報システム運用管理
業務委託」の受託者である xxxxxxxx(以下「乙」という。
)とは、乙の責めに帰すべき理由によって甲又は脳血管
医療センターに損害を生じさせ、これをもって、別に添付する「委託契約約款」第 23 条又は第 24 条に該当する場
合となった際の補償の取扱いを明記することを目的として、以下のとおり覚書を締結する。
(乙の責めに帰すべき理由)
第1条 乙に責めに帰すべき理由として位置づけられるものは以下のとおりとする。
(1)乙の従事者が不作為を含む故意、又は重過失によってかかる損害が生じたとき。
(2)乙の従事者が民法上の善管注意義務を怠り、内容や方法等を誤ったことによりかかる損害が生じたとき。
(3)甲が乙に対しその是正を再三指摘してきた内容について、その不履行によりかかる損害が生じたとき。
(損害について補償を求めることができる場合)
第2条 乙が生じさせた損害に対して甲が補償を求めることができる場合は以下のとおりとする。
(1)甲が、第 1 条の理由に該当する重大な損害が生じたと判断する事態に至ったとき。
(2)甲の会計処理や診療報酬請求事務・収納事務処理等、病院収益に直結する処理が一定期間滞る、又は病院経
営に係る重大な支障を生じさせその回復が二度とできない事態に至ったとき。
(3)診察等の診療行為などの業務が一定時間できなくなるなど、甲の病院運営上多大な支障、及び病院としての
イメージダウンを生じさせる事態に至ったとき。
(4)甲の患者に、身体的影響を生じさせる事態に至ったとき。
(補償の際の金額の上限)
第3条 上記第2条のいずれかの項目に該当する事態に至ったときに、甲が乙に対し補償を求める場合の金額の上
限は、かかる事態がなければ対応する必要がなかったと考えられる甲の時間あたりの延べ人件費の額、及び甲の
医業収益額のうち、かかる事態が生じたことにより収納できなくなった額を加えたものとする。なお、補償すべ
き金額の確定やその金額の甲への納入方法、収納できないと判断する場合の取扱い、上記第2条(4)に該当す
る場合に甲の患者に対する直接的な乙の責任の所在等、詳細についてはそのつど、甲乙間での協議とする。
(適正な業務履行の確保)
第4条 受託業務を適正に履行するため、
乙は、
これらの業務に関する規定や実施すべき点や指示が具体的でない、
又は明確でないために、相当の作業リスクが生じると考えうる場合については、乙の各々の従事者の単独判断に
基づいて処理せず、委託業務の仕様書に定める責任者を通して事前に甲の担当者にその旨を必ず確認するよう、
各従事者に徹底しなければならない。
(特定の従事者による問題発生への対応)
第5条 乙が、勤務状況が悪い、又は患者対応や業務遂行能力に問題があると客観的に判断される従事者を、再三
の甲の求めに反して従事させた結果として、第1条及び第2条に該当する事態が生じた場合、別途甲乙間で協議
の上、対応を決定するものとする。
以 上
平成 年 月 日
(甲) 横浜市病院事業管理者
(乙)
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