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ご案内 ご案内 - 愛媛県後期高齢者医療広域連合

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ご案内 ご案内 - 愛媛県後期高齢者医療広域連合
愛媛県内の市町の問い合わせ先一覧
各種申請や届出の受付・保険料に関するご相談などは、
お住まいの市町の担当部署にお問い合わせください。
東
予
中
予
南
予
市町名
担当部署
電話番号
今 治 市
新 居 浜 市
西 条 市
四国中央市
上 島 町
松 山 市
伊 予 市
東 温 市
久万高原町
松 前 町
砥 部 町
宇 和 島 市
八 幡 浜 市
大 洲 市
西 予 市
内 子 町
伊 方 町
松 野 町
鬼 北 町
愛 南 町
保険年金課
国 保 課
国保医療課
国保医療課
住 民 課
高齢福祉課
保険年金課
保険年金課
住 民 課
保 険 課
保険健康課
保険健康課
市 民 課
保険環境課
市 民 課
住 民 課
福 祉 課
町 民 課
町 民 課
町 民 課
0898-36-1520
0897-65-1230
0897-52-1212
0896-28-6017
0897-77-2503
089-948-6862
089-982-1111
089-964-4408
0892-21-1111
089-985-4107
089-962-7057
0895-24-1111
0894-22-3111
0893-24-2111
0894-62-6405
0893-44-6152
0894-38-0217
0895-42-1113
0895-45-1111
0895-72-7300
後期高齢者医療制度 の
ご案内
平成 25 年度版
※担当部署・電話番号については、
機構改革等により変更になる場合があります。
愛媛県後期高齢者医療広域連合
〒799-2430 松山市北条辻 6 番地 ☎089(911)7733
この冊子は環境に配慮し、
植物油インキを使用しています。
愛媛県後期高齢者医療広域連合
はじめに
75 歳(一定の障がいがあると認定されたときは 65
歳)以上の方は、
「後期高齢者医療制度」の被保険者と
なって医療を受けます。
この制度は、高齢者と現役世代の負担を明確にし、社
会全体で高齢者の医療費を支え合うためにつくられ、
都道府県単位ですべての市町村が加入する「後期高齢
者医療広域連合」が保険者となって運営しています。
もくじ
広域連合が 被保険者の認定や保険料の決定、医療
の給付など制度の運営を行います。
行うこと
市町が
行うこと
被保険者への保険証の引渡し、被保険
者からの各種届出や申請の受付、保険
料の徴収などを行います。
●保険証の提示
●医療費の窓口負担
被保険者
75 歳(一定の障がいが
ある方は 65 歳)以上の
方が対象です
●保険証は1人に1枚
交付されます
●診療
1割または3割の自己
負担で診療が受けられ
ます
●高額療養費な
どの給付
●資格の認定と
管理
●保険料の決定
●届出事項などの
情報提供
●徴収した保険料の
納付
●医療費の請求
市町
医療機関等
●医療費の支払い
●各種届出や申請
●保険料の納付
2
制度の運営は、愛媛県内の全ての市町が加入する
『愛媛県後期高齢者医療広域連合』と、市町とで役割分
担しています。
●保険証の引渡し
■制度のしくみ ……………………………………… 3
■被保険者となる方 ………………………………… 4
■保険証(被保険者証)……………………………… 5
■保険料 ……………………………………………… 6
■自己負担割合 ……………………………………… 10
■医療費が高額になったとき ……………………… 12
■入院したときの食事代 …………………………… 13
■高額医療・高額介護合算制度、訪問看護療養費、
葬祭費、特定疾病 ………………………………… 14
■払い戻しが受けられるとき……………………… 15
■柔道整復(接骨院・整骨院)の正しいかかり方 …… 16
■あんま・マッサージ、はり・きゅうの正しいかかり方… 17
■ジェネリック医薬品を活用しましょう ……… 18
■交通事故にあったとき ………………………… 20
(健診)
を受けましょう……………… 21
■健康診査
■臓器提供意思表示欄(保険証裏面)について …… 22
■医療機関における適正受診にご協力をお願いします … 24
■不審な電話・還付金詐欺にご注意ください! …… 24
■こんなときは必ず届出を ………………………… 26
■愛媛県内の市町の問い合わせ先一覧 ……… 裏表紙
制度のしくみ
広域連合
(全市町が加入)
●保険証の交付
(市町経由)
3
被保険者となる方
●愛媛県内にお住まいの 75 歳以上の方
75 歳の誕生日から被保険者となります。
加入手続きは不要です。
●愛媛県内にお住まいの 65 歳から 74 歳の一定の
障がい(身体障害者手帳 1∼3 級または 4 級の一
部など)がある方で、申請により広域連合の認定
を受けた方
認定を受けた日から被保険者となります。
認定を受けようとする方は、身体障害者手帳、または障が
いの程度が確認できる年金証書等と印かんを用意して、お住
まいの市町の担当窓口へ申請してください。
なお、75 歳になるまでは、いつでも将来に向かって申請
を撤回することができます。
保険証(被保険者証)
被保険者には、
「後期高齢者医療被保険者証」が一人に 1
枚交付されます。保険証の有効期間は、原則、毎年 8 月 1 日
から翌年の 7 月 31 日までとなっています。
新規
・75 歳の誕生日までに送付されます。
・65 歳から 74 歳で 一定の障がいがあると広域連
合から認定された時に交付されます。
・他 県 か ら 転 入 し て き た 場 合 な ど 被 保 険 者 と
なった時に交付されます。
更新
・毎年 7 月下旬に送付されます。
〓〓〓 ※生活保護受給者は除きます。
※施設等に入所している場合など、愛媛県内にお住まいでな
くても被保険者となる場合があります(住所地特例)。
〓〓〓〓
〓〓 〓
〓〓〓〓
〓〓〓〓
〓〓〓〓
〓〓〓〓
〓 〓〓
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〓〓〓
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〓〓 〓
〓〓〓〓
〓〓〓〓
〓〓〓〓
〓
取り扱いの注意事項
確 認 ●交付されたら記載内容を確かめてください。
保 管 ●いつでも使えるよう、大事に保管してください。
受 診 ●お医者さんにかかるときは、必ず窓口に提示し
制度加入前日に会社の健康保険などに
加入されていた方ヘ
制度加入後、それまで加入していた健康保険などの
資格喪失の手続きをしてください。
また、その被扶養者だった方は国民健康保険などに別
途加入することになりますので、必要な手続きをしてく
ださい。
4
てください。
(75 歳を迎えた方など、新たに保険
証が交付された方は、再診であっても新しい保
険証を医療機関の窓口に提示してください。)
再交付 ●紛失した場合や破れて使えなくなった場合
は再交付できます。お住まいの市町の担当窓
口へ申請してください。
返 却 ●資格が無くなった場合や一部負担金の割合が
変わった場合は返却してください。
※保険証をコピーしたものは使えません。
※本人以外は絶対に使用しないでください。
(法律により罰せられます。)
5
保険料
保険料は広域連合で決定し、被保険者一人ひとり
に納めていただきます。
◆保険料の決まり方
保険料は、被保険者が等しく負担する「均等割額 J と、
前年の所得に応じて負担する「所得割額」の合計となり
ます。
保険料を決める基準である保険料率(均等割額と所得
割率)は 2 年ごとに見直され、愛媛県内のいずれの市町
にお住まいでも同じです。
平成25年度保険料額(1人当たり年額)
保険料
(年額)
=
(10円未満切捨て)
限度額55万円
均等割額
( +
44,194円
所得割額
)
総所得金額等−33万円
[基礎控除額]
×
所得割率 8.72%
※年度の途中で被保険者の資格を取得したときや喪失したとき
は、
月割で計算した保険料になります。
◆保険料は大切な財源です
医療にかかる費用のうち、
医療にかかる費用
医療機関等で支払う窓口負
保険料
担を除いた費用を、公費(国・ 約 1 割
県・市町の負担金)で約 5 割、
公費
後期高齢者
約5割
後期高齢者支援金(現役世代
国:県:市町
支援金
の 保 険 料)で 約 4 割、残 り の (現役世代の保険料) (4:1:1)
約4割
約1割を被保険者の皆さま
が保険料として負担し、社会
+
全体で後期高齢者医療制度
患者負担額
(窓口負担分)
を支えています。
6
◆保険料の軽減
所得の低い方の軽減
均等割額の軽減
同一世帯内の被保険者と世帯主の総所得金額等の合計
額に応じて均等割額が軽減されます。
世帯の総所得金額等
(世帯主と被保険者により判定)
軽減割合
被保険者全員の各所得が 0 円となる場
33 万円以下 合(公 的 年 金 所 得 は 控 除 額 を 80 万 円
として計算)
の世帯
9割
上記以外の場合
【33 万円 + 24.5 万円 × 世帯に属する被保険者数】
(被保険者である世帯主を除く)
以下の世帯
【33 万円 +
35 万円 × 世帯に属する被保険者数】
以下の世帯
8.5 割
5割
2割
※軽減判定は4月1日
(4月2日以降新たに加入した場合は加入した日)
の
世帯状況で行います。
※65歳以上の公的年金受給者は、
軽減判定の際に限り、
総所得金額等
から年金所得の範囲内で最大15 万円が控除されます。
※軽減判定時の総所得金額等では、
専従者控除、
土地・建物等の譲渡所
得の特別控除は適用されません。
所得割額の軽減
所得割額を負担する方のうち総所得金額等から33万
円
(基礎控除額)
を差し引いた額が58万円
(年金収入のみ
の場合、
収入金額が211万円)
以下の方は、
所得割額が5
割軽減されます。
被用者保険の被扶養者だった方の軽減
制度に加入する前日に、
会社の健康保険などの被用者保険
の被扶養者だった方
(国民健康保険・国民健康保険組合は除
く)
は、
所得割額の負担はなく、
均等割額が9割軽減されます。
7
◆保険料の納め方
保険料は、年金から天引きされる「特別徴収」での納付
が原則となります。ただし、天引き対象となる年金額に
よっては納付書または口座振替による「普通徴収」での
納付となります。
※天引き対象となる年金について
天引き対象となる年金は、種類等によって優先順位が定められていま
す。複数の年金を受給している場合、最も優先順位の高い年金のみで特
別徴収の判定がなされるため、受給している年金の総額が年額 18 万円
以上の場合でも年金天引きにならない場合があります。
天引き対象となる年金が年額 18 万円以上ある
ある
ない
介護保険料と後期高齢者医療保険料の合計額が
天引き対象となる年金額の2分の 1 を超える
超えない
超える
年金から天引きされる場合
特別徴収
年金支給の際に、年金から保険料が天引きされます。
仮 徴 収
●前年の所得が確定するまでは、原則、前
年度の 2 月に天引きされた額と同額が
天引きされます。
本 徴 収
●前年の所得が 確 定した後は、年 間 保 険
料額から仮徴収分を引いた額が三期に
分けて天引きされます。
4月
6月
8月
(1 期) (2 期) (3 期)
10 月
12 月
2月
(4 期) (5 期) (6 期)
納付書・口座振替で納める場合
普通徴収
市町から送られてくる納付書により、指定された金融
機関で納期限内に納めます。便利な口座振替をご利用く
ださい。
◆保険料は、必ず納期限内にお納めください
事情により保険料の納付が困難なときは、お早めに
お住まいの市町の担当窓口にご相談ください。
保険料を滞納したとき
年金から天引きされる
【特別徴収】
納付書・口座振替で納める
【普通徴収】
※年金天引きの条件に該当しても、新たに被保険者となる方や
住所を異動した方は一定期間、
普通徴収となる場合があります。
年金天引きから
口座振替に変更できます
保険料は、年金天引きの対象となる方でも、申し
出により各市町が認めた場合、口座振替による納
付に変更できます。
変更を希望される方は、お住まいの市町の担当
窓口へお申し出ください。
8
保険料を滞納すると、
督促状を送付し、
電話や文書等による
催告を行います。
また、
督促手数料や延滞金が発生したり、
有効期限の短い保険証が交付される場合があります。
財産
(預金、
不動産など)
の差押えを受ける場合もあります。
災害など特別な事情がないのに1年以上保険料を滞納する
と、
保険証を返還いただき、
「資格証明書」
が交付される場合
があります。
その場合は、
いったん医療費を全額負担し、
後
日申請することで、
本来の自己負担分を除いて広域連合か
ら支給されます。
(その支給の際に納付相談等を行います。
)
さらに、
滞納が1年6か月以上になると、
医療給付
(高額療
養費など)
の支払いが一時差し止められ、
その給付額が滞納
保険料に充てられる場合があります。
9
自己負担割合
3割負担
病気やケガで診療を受けるときは、保険証を医療機
関 等 の 窓 口 へ 提 示 し て、か か っ た 医 療 費 の 一 部(1 割
または 3 割)を自己負担します。
※健康診断、予防接種、差額ベッド代、仕事中の病気やケガ(労災保険)
などは対象外です。
一般
低所得者Ⅱ
低所得者Ⅰ
1割
現役並み
所 得 者
3割
◆自己負担割合の判定時期
●年単位
前年の所得に基づき判定を行い、毎年8月から新しい
自己負担割合が適用されます。
●月単位
所得更正や、世帯異動等があった場合には判定を見直
します。この見直しにより所得区分が変更になった場合
は、該当する期間までさかのぼって適用されますので、医
療機関の窓口で支払った自己負担の差額を調整(追加徴
収、または還付)することとなります。
◆自己負担割合の所得区分
1割負担
■一般
現役並み所得者、低所得者Ⅰ・Ⅱに該当しない方
■低所得者Ⅱ
世帯全員が住民税非課税の方
■低所得者Ⅰ
世帯全員が住民税非課税であり、
各種収入等から必要
経費・控除を差し引いた所得が 0 円となる方
※年金収入は控除額を 80 万円として計算します。
10
■現役並み所得者
同一世帯に住民税課税所得(注)が 145 万円以上(各
種控除後)の被保険者がいる世帯の方をいいます。
(注)前年の 12 月 31 日現在において世帯主であって同一
世帯内に合計所得 38 万円以下である 19 歳未満の方
がいる被保険者は、住民税課税所得から次の①と②の
合計を控除した額。
①16 歳未満・・・・・・・・・・1人につき 33 万円
②16 歳以上 19 歳未満・・・1 人につき 12 万円
ただし、住民税課税所得が145万円以上でも収入額(年金・
給与等収入合計)が一定の基準額に満たない場合は、申請に
より 1 割負担となります。
◆自己負担割合の基準収入額
■同一世帯に被保険者が一人の場合
住民税課税所得
被保険者の収入額
自己負担割合
145 万円未満
−
1割
383 万円未満
3割
(申請により1割)
383 万円以上
3割
145 万円以上
■同一世帯に被保険者が二人以上いる場合
住民税課税所得
145 万円未満
145 万円以上
被保険者全員の
収入合計額
自己負担割合
−
1割
520 万円未満
3割
(申請により1割)
520 万円以上
3割
■同一世帯に被保険者が一人で、かつ 70 歳から 74 歳の方がいる場合
被保険者の
被保険者と 70 歳から 74
住民税課税所得 歳の方全員の収入合計額
145 万円未満
−
145 万円以上
自己負担割合
1割
383 万円以上 520 万円未満
3割
(申請により1割)
520 万円以上
3割
11
医療費が高額になったとき
1 か月にかかる自己負担額が高額になった場合、申請し
て認められると、所得区分に応じた負担限度額を超えた分
が「高額療養費」として支給されます。
所得区分
外来
外来+入院
(個人ごとの負担限度額) (世帯ごとの負担限度額)
現役並み所得者
44,400 円
80,100 円+1%(注 1)
(注 2)
[44,400 円]
一 般
12,000 円
44,400 円
低所得者Ⅱ
低所得者Ⅰ
8,000 円
24,600 円
15,000 円
※ 75 歳到達月(月の初日が誕生日の場合を除きます)について
は、個人単位の負担限度額が 2 分の 1 になります。
(注1)
「+1%」は医療費が 267,000 円を超えた場合、超過額の 1% を加算。
(注2)[ ] 内は後期高齢者医療制度において、過去 12 か月以内に世帯です
でに 3 回以上の高額療養費が支給されている場合、4 回目からの額。
入院したときの食事代
入院したときは、所得区分に応じた
食事代を自己負担します。
現役並み所得者
◆申請について
はじめて高額療養費に該当した方は、お知らせと申請
書を送付しますので、お住まいの市町の担当窓口へ申請
してください。(一度申請すると、次回から申請の必要は
ありません)
◆高額な外来診療も窓口負担が軽減
平成 24 年 4 月 1 日から、入院と同様に外来診療でも
1 か月の間に 1 つの医療機関等に支払う自己負担額が所
得区分に応じた負担限度額までとなりました。
※柔道整復、
はり・きゅう、
あんま・マッサージなどは対象外です。
12
260 円
一 般
低所得者Ⅱ
過去 12 か月の入院日数が 90 日以内
210 円
過去 12 か月の入院日数が 91 日以上
160 円(注1)
低所得者Ⅰ
100 円
(注1)適用を受けるためには、90 日超過後にお住まいの市町の担当窓口で
別途「長期入院該当」の申請が必要です。
◆療養病床に入院したときの食事代・居住費
所得区分に応じた食事代と居住費を自己負担します。
※入院医療の必要性が高い方(人工呼吸器、静脈栄養等が必要な方や
難病の方等)は上記の「入院したときの食事代」を自己負担します。
◆計算にあたっての注意
・病院、診療所、診療科の区別なく合算します。
・自己負担額には入院時の食事代、差額ベッド代、その
他保険適用外の額は含みません。
・まず、外来(個人ごとの負担限度額)を適用した後に、
外来 + 入院(世帯ごとの負担限度額)を適用します。
1食あたり
の食事代
所得区分
所得区分
現役並み所得者
一 般
1食あたり
の食事代
460 円(注2)
低所得者Ⅱ
210 円
低所得者Ⅰ
130 円
老齢福祉年金受給者
1日あたり
の居住費
100 円
320 円
0円
(注 2)
保険医療機関の施設基準等により、420 円の場合もあります。
低所得者Ⅰ・Ⅱに該当する方へ
●「高額療養費」及び「高額な外来診療」
「食事代」
「居住費」に
おいて低所得者Ⅰ・Ⅱの適用を受けるためには、医療機関
等の窓口で「限度額適用・標準負担額減額認定証」を事前に
提示していただく必要があります。
の交付を受けるには、
お
●「限度額適用・標準負担額減額認定証」
住まいの市町の担当窓口へ申請してください。
13
高額医療・高額介護合算制度
払い戻しが受けられるとき
同一世帯の被保険者で、1 年間の医療費と介護サービス費の自己
負担額の合算が高額になった場合、申請して認められると、所得区分
に応じた負担限度額を超えた額が支給されます。
下の表のような場合で医療費などを全額支払ったときは、お住ま
いの市町の担当窓口へ申請して認められると保険給付分の払い戻
しを受けることができます。
所得区分
負担限度額(年額)
現役並み所得者
67 万円
一般
56 万円
低所得者Ⅱ
31 万円
低所得者Ⅰ
19 万円
●1年間とは毎年8月1日から翌年7月31日までです。
●自己負担額には、入院時の食事代、差額ベッド代、その他保険適用外の
額は含みません。また、高額療養費が支給された場合は、その額を差し
引いた額になります。
●自己負担額から負担限度額を差し引いた額が500円を超える場合に限
り支給されます。
訪問看護療養費
医 師 が 必 要 と 認 め て 訪 問 看 護 ス テ ー
ションなどを利用した場合は、費用の一部
を自己負担すれば、残りの費用は広域連合
が負担します。
葬祭費
被保険者が亡くなった場合、申請により葬祭を
行った方に 2 万円が支給されます。
申請に
必要なもの
こんなとき
1 ▶
急病など、やむを得ない事情で保険
証を出さずに治療を受けたとき
申請に必要な書類
●診療報酬明細書
(レセプト)
●領収書
2 ▶ 装具を作ったとき
●医師の意見書
●領収書
3 ▶
医師の同意の下、はり・きゅう、あん
ま・マッサージの施術を受けたとき
●施術内容明細書
●医師の同意書
●領収書
4 ▶
海外渡航中、急病などにより治療を
うけたとき(治療目的で海外へ行っ
た場合や日本国内で保険適用となら
ないものについては対象となりませ
ん)
●診察内容明細書
●領収書
●日本語翻訳文
5 ▶
負傷、疾病等により移動が困難な方
が、医師の指示に基づいた緊急的な
入院、
転院をする場合に、
移送に要し
た費用がかかったとき
※緊急その他やむを得ない場合に限
ります。
●医師の意見書
●領収書
医師が認めたコルセットなど治療用
特定疾病
特定疾病(人工透析実施の慢性腎不全、血友病、抗ウイルス剤投与
の後天性免疫不全症候群)の治療を受ける場合は、医療機関窓口に
「特定疾病療養受療証」を提示すれば、1 つの医療機関等での 1 か月
の自己負担額が 1 万円までとなります。
(入院・外来別)
該当する方は、
お住まいの市町の担当窓口へ申請してください。
●保険証 ●印かん
●口座番号、口座名義人が確認できるもの
※以前加入の健康保険で特定疾病療養認定の方も再度申請が必要です。
14
15
柔道整復
(接骨院・整骨院)
の
正しいかかり方
あんま・マッサージ、
はり・きゅうの正しいかかり方
柔道整復(接骨・整骨・骨つぎ)とは、骨や関節・筋肉の
ケガ(すべったり、転んだり、ぶつけたりした時の新しい
負傷)の治療・応急手当を目的とする施術です。
他に治療の手段がなく医師が必要と認めた場合、症状
改善などの目的で、あんま・マッサージ、はり・きゅうが
受けられます。
医療保険が使える施術
医療保険が使える施術
●打撲 ●ねんざ ●挫傷(肉離れなど)
●骨折・脱臼(応急手当の場合を除き、医師の同意が必
要です)
【あんま・マッサージ】
●筋麻痺・関節拘縮などで、医療上マッサージを必
要とする症状
・負傷の原因を正しく伝えましょう。
・治療が長引く場合は、一度医師の診断を受けましょう。
【はり・きゅう】
●神経痛 ●腰痛症 ●頚椎捻挫後遺症
●五十肩 ●リウマチ ●頸腕症候群
注意 !
全額自己負担になる施術
●日常生活での疲れや肩こり・腰痛
●特にケガはないが、気持ちがいいから受けるもの(慰安目的)
●スポーツなどによる肉体疲労
●病気(神経痛・リウマチ・五十肩・関節炎・ヘルニアなど)
からくる痛み
●古傷など、症状改善の見られない長期の治療
●脳疾患後遺症などの慢性病
●整形外科や外科で治療中の部位
●「ついでに他の部分も」や「家族に付き添ったついでに」など
の「ついでに」受診
●交通事故や業務上の負傷 など
・療養費支給申請書の内容をよく確認し、自分で署名ま
たは捺印しましょう。
・医師の同意書が必要です。また、継続して受ける場合には、定
期的に医師の同意を受けなければなりません。
・歩行不能・歩行困難など、通院ができ
ない特別な理由がある場合で、
医師が同
意した往療料(往診にかかる費用)も医
療保険が使えます。
注意 !
全額自己負担になる施術
●疲 れ や コ リ を と る た め や、気 持 ち が い い か ら 受 け る も の
(疲労回復や慰安目的)
●疾病予防のため など
注意 ! 全額自己負担になる往療料
●交通手段がない ●遠い など
・あんま・マッサージ、はり・きゅう、柔道整復の施術を受け
るときは、医療保険を正しく利用しましょう。
・領収書をもらいましょう。
16
17
ジェネリック医薬品を活用しましょう
ジェネリック医薬品希望カードの使い方
ジェネリック医薬品(後発医薬品)とは、先発医薬品の
ジェネリック医薬品を希望する方は、医療機関や薬局
特許が切れた後に国の承認を得て販売される、先発医薬
品と同じ有効成分をもつ医薬品のことです。
の窓口で保険証や診察券といっしょにこの「ジェネリック
医薬品希望カード」を提示しましょう。
●先発医薬品より安価で、
経済的です。
処方せん
処
方
ポイント
変更不可
個々の処方薬について、後発
には、
「変更不可」欄に「‫」ݱ‬又は
※患者さんの負担軽減、
医療保険財政の
改善につながります。
備考
●効き目や安全性は、
先発医薬品と同等です。
※薬の形、
色や味は、
先発医薬品と異なる場合があり
ま す。ジェネリック医 薬 品 を 希 望 さ れる 場 合 は、
「ジェネリック医薬品希望カード」
を医療機関や薬局
窓口に提示し、
利用について相談しましょう。
●ジェネリック医薬品の使用に不安が
ある場合は、医 師や 薬 剤 師に相 談し
ましょう。
●服 用をはじめたあとも、効 き目など
が変更前と異なると感じるときは、医
師や薬剤師に相談しましょう。
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「変更不可」欄に「‫」ݱ‬又は「×
署名又は記名 押印
場合は、署名又は記名・押印
処 方せんの変 更 不 可欄が 空 欄で、備 考 欄
に医師の署名がないときは、薬局でジェネ
リック医薬品に変更できます。
※平成24年4月から成分名で処方された場合、
先発医薬品、
ジェ
ネリック医薬品のどちらを選択してもよいことになりました。
●キリトリ線にそって
切り取ってお使いください。
何か疑問な点や不安な点があるときは、
医師や薬剤師に相談してみましょう。
保険医署名
ジェネリック医薬品を
希望します
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ジェネリック医薬品希望カード
交通事故にあったとき
交通事故など第三者から傷害を受けた場合でも、後期
高齢者医療制度で診療を受けることができます。
この場合は、警察に届けると同時に、お住まいの市町の
担当窓口への届出が必要です。
届出に
必要なもの
注意
□ 第三者行為による傷病届等
□ 保険証 □ 印かん
□ 事故証明書(後日でも可)
示談の前に必ず市町の担当窓口へ届出を
届出前に示談を済ませてしまうと、
後期高齢者医療制
度での診療が受けられなくなる場合があります。
健康診査
(健診)
を受けましょう
●1 年度に 1 回、無料で受けることができます。
●生活習慣病等により、
すでに医療機関で受診されている
方等は対象外となります。
※糖尿病、高血圧性疾患、心疾患などの生活習慣病等により、す
でに医療機関で受診されている方、6 か月以上継続して入院
している方、
(特別)養護老人ホーム・介護保険施設・障害者支
援施設に入所されている方などは対象となりません。
●地域の実情に応じて受診できるよう各市町で実施して
います。健診の日程、申込み方法や受診場所等について
は、お住まいの市町の健診担当窓口へお問い合わせく
ださい。
基本的な健診項目
●身体計測(身長、体重、BMI)
●血圧測定 ・ 血液検査 ●検尿(尿糖・尿蛋白)
●尿潜血 ●血清クレアチニン ●血清尿酸 など
基準に基づき医師が必要と認める項目
●貧血検査 ●心電図検査 ●眼底検査
医師・薬剤師の皆さまへ
●ジェネリック医薬品の処方が可能であれば、
お願いします。
●ジェネリック医薬品の処方が適切でない場合
は、先発医薬品をお願いします。
●このカードは、保険証・診察券と一緒にお戻
しください。
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臓器提供意思表示欄
(保険証裏面)
について
臓器移植に関する法律の改正により、移植医療に対す
る理解を深めていただくことができるよう、保険証の裏
面に「臓器提供に関する意思表示欄」を設けています。
◆臓器移植について
臓器移植は病気や事故によって臓器(心臓や肝臓など)が機
能しなくなった方に、他の方の健康な臓器を移植して、機能を
回復させる医療です。
◆臓器提供について
臓器提供は、脳死後あるいは心臓が停止した死後にできます。
臓器移植法が改正され、生前に書面で臓器を提供する意思を
表示している場合に加え、ご本人の臓器提供の意思が不明な場
合も、ご家族の了承があれば臓器提供できるようになりました。
そのため、みなさん自身の意思を尊重するためにも、今、臓器
提供について考え、家族と話し合い、自分の臓器提供に関する意
思を表示しておくことが大切です。
臓器移植に関する (社)
日本臓器移植ネットワーク
ご質問・
フリーダイヤル 0120-78-1069
お問い合わせは
携帯電話からは 03-3502-2071
ホームページ http://www.jotnw.or.jp/
臓器提供の意思表示欄の記入について
●これまで 0∼70 歳代の方からの臓器提供が行われており、どなた
でも記入いただけます。
また、記入するかどうかは、ご本人の判断によるものであり、必ず
しも意思表示欄に記入する必要はありません。
●意思表示した内容について、医療機関等に知られたくないという
方のために、意思表示欄の記載内容を隠すための保護シールをお
住まいの市町担当窓口に備えています。
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意思表示欄への記入方法
❶
1.私は、
脳死後及び心臓が停止した死後のいずれでも、
移植の為に臓
器を提供します。
2.私は、
心臓が停止した死後に限り、
移植の為に臓器を提供します。
3.私は、
臓器を提供しません。
《1又は2を選んだ方で、
提供したくない臓器があれば、
》
× をつけてください。
❷【心 臓 ・ 肺 ・ 肝 臓 ・ 腎 臓 ・ 膵 臓 ・ 小 腸 ・ 眼球】
じん
すい
❸ 〔特記欄: 〕
❹
署名年月日: 年 月 日
本人署名(自筆)
:
家族署名(自筆)
:
記入時の ・ボールペンを使用して記入してください。
注意点 ・保護シールを貼って、記載内容を隠すことができます。
❶ 意思の選択
自分の意思に合う番号にひとつだけ○をしてください。
・脳死後及び心臓が停止した死後に提供してもいいと思われている方
は、1 に○をしてください。
・脳死後での臓器提供はしたくないが、心臓が停止した死後は臓器を提
供してもいいと思われている方は、2 に○をしてください。
(この場合、
法律に基づく脳死判定を受けることはありません。)
・臓器を提供したくないと思われている方は、3に○をしてください。
[❹へ]
❷ 提供したくない臓器の選択
1 か 2 に○をした方で、提供したくない臓器があれば、その臓器に × を
つけてください。なお、提供できる臓器は、それぞれ以下のとおりです。
脳死後: 心臓 ・肺・肝臓・腎臓・膵臓・小腸・眼球
心臓が停止した死後: 腎臓・膵臓・眼球
❸ 特記欄への記載について
・組織の提供について
1 か 2 に○をした方で、皮膚、心臓弁、血管、骨などの組織も提供してもいい
方は、
「すべて」あるいは「皮膚」
「心臓弁」
「血管」
「骨」などと記入できます。
・親族優先の意思について
親族に優先して臓器提供をしたい場合は「親族優先」と記入できます。
❹ 署名など
本人の署名及び署名年月日を自筆で記入してください。
可能であれば、本人が保険証に意思表示したことを知っている家族
が、そのことの確認のために署名してください。
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医療機関における適正受診に
ご協力をお願いします
●休日や夜間に救急医療機関で受診しようとする際
には、平日の時間内に受診することができないか、
もう一度考えてみましょう。
●かかりつけの医師を持ち、気になることがあった
ら、まずは相談しましょう。
●同じ病気で複数の医療機関で受診することは控え
ましょう。重複する検査や投薬により、かえって体
に悪影響を与えるおそれがあります。
●薬が余っている時は、医師や薬剤師に相談しま
しょう。
不審な電話・還付金詐欺に
ご注意ください!
医療費の還付金を装って現金自動預け払い機(ATM)
等を利用してお金を振り込ませようとするなどの不審
な電話が全国各地で多発しております。
広 域 連 合 や 市 町 な ど の 公 的 機 関 の 職 員 が、電 話 で
ATM の操作をお願いすることは絶対にありません。
少しでも不審に感じたら、指示に従わず、ご家族又は
警察などに相談するか、広域連合、お住まいの市町の担
当窓口までお問い合わせください。
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こんなときは必ず届出を
こんなとき
必要なもの
愛媛県内で住所が変わったとき
●保険証
●印かん
愛媛県外へ転出するとき
●保険証
●印かん
愛媛県内に転入するとき
●負担区分等証明書
●印かん
県 外 の 施 設・ 病 院 等 に 入 所・
●保険証
入院し、住所を施設等の所在地
●印かん
に移すとき
●保険証
生活保護を受けるようになった
●生活保護開始決定通知書
とき
●印かん
●生活保護停廃止決定通
知書
生活保護を受けなくなったとき
●印かん
被保険者が亡くなられたとき
(P.14)
●亡くなった方の保険証
●葬祭執行者の預金通帳
●印かん
●国民年金証書
一定の障がいのある方が 65 歳
●各種手帳(身体障害者・
になったとき、または一定の障
療育・精神障害者保健
がいのある状態となったとき
福祉)等障がいの程度
で認定を希望されるとき(65
が確認できる書類
歳から 74 歳の方)
(P.4)
こんなとき
必要なもの
広域連合による障害認定を撤
●保険証
回 す る と き(65 歳 か ら 74 歳
●印かん
の方)(P.4)
自己負担割合が 3 割で収入額 ●印かん
が一定の基準額に満たないと ●対象者の収入状況のわ
き(P.11)
かるもの
住民税非課税世帯の方で「限度
額適用・標準負担額減額認定」 ●保険証
を受けるとき
●印かん
(P.13)
「限度額適用・標準負担額減額 ●保険証
認 定 」を 受 け た 低 所 得 者 Ⅱ の ●印かん
方が、長期入院に該当するとき ●病院等が発行する入院
(P.13)
期間がわかる領収書等
人工透析を必要とする慢性腎不 ●保険証
全・血友病等の治療を受けると ●医師の意見書
き(P.14)
●印かん
「保険証」「限度額適用・標準
負担額減額認定証」「特定疾病 ●身分を証明するもの
療養受療証」をなくしたり、汚 ●印かん
れて使えなくなったとき
※上記以外のものが必要になる場合があります。
市町の担当窓口までお問い合わせください。
●印かん
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