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Infiniium 9000 シリーズ・オシロスコープ用 USB プロトコル

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Infiniium 9000 シリーズ・オシロスコープ用 USB プロトコル
Infiniium 9000 シリーズ・オシロスコープ用
USB プロトコル・トリガ/デコード・
アプリケーション
Data sheet
このアプリケーションには、以下のライセンスをご用意しています。
• ユーザ・インストール・ライセンスをご希望の場合は、N5464Bをご注文
ください
• 新規に9000シリーズ・オシロスコープをご購入の場合は、オプション005
をご注文ください
• サーバ・ライセンスをご希望の場合は、N5435Aオプション034をご注文く
ださい
Infiniium 9000 オシロスコープを使って、USB プロトコルを含む
デザインを簡単にデバッグ/テスト
USB(ユニバーサル・シリアル・バス)インタフェースなどのシリアル・バス・インタフェースは、電子機器に広く用いら
れています。多くのデザインでは、このようなシリアル・バスの内容を解析する必要があります。しかし、USB プロトコ
ルはビットをシリアル伝送するため、従来のオシロスコープを使用する場合は限界があります。捕捉した 1 および 0 をプ
ロトコルに手動で変換するのは大変で、リアルタイムで行うことは不可能です。また、人為的なミスが生じる可能性があ
ります。さらに、プロトコル・レベルの条件の指定には、従来のオシロスコープ・トリガでは不十分です。
Agilent の USB トリガ/デコード・アプリケーションにより、オシロスコープの機能を拡張することができます。このア
プリケーションを使用すれば、Infiniium 9000 オシロスコープを使って、Low、Full、High-Speed USB プロトコルを含む
デザインを簡単にデバッグ/テストできます。
• 30秒足らずでUSBプロトコル・デコードを表示するように、オシロスコープをセットアップ可能。
• 豊富なプロトコル・レベルのトリガ機能にアクセス可能。
• プロトコル・レベルのパケットを表示して、人為的なミスを解消。
• 時間相関表示を使用して、シリアル・プロトコルの問題をタイミング/シグナル・インテグリティの根本原因まで遡
ってすばやくトラブルシューティング可能。
ワン ・ ボタンで操作可能
測 定 器 の フ ロ ン ト・ パ ネ ル に あ る
“Serial Decode”ボタンまたは“Setup”
メニューで、デコードをオン/オフし
ます。波形表示またはプロトコル・ビュ
ワーのリスト・ウィンドウにデコード
結果が表示されます。
(4 ∼ 5 ページを
参照)。
30 秒足らずでセットアップ可能
30 秒足らずでプロトコル・デコードを
表示するように、オシロスコープを設
定できます。サンプリング・レート、
メモリ容量、しきい値、トリガ・レベ
ルを自動設定するには、"Auto Setup"
を使用します。
2
アナログ・チャネルとデジタル・
チャネルの両方に対応
任意の組み合わせのチャネルを使用し
て、Low、Full-Speed USB 信号を捕捉
できます。MSO モデルのデジタル・
チャネルを使用する場合は、アナログ・
チャネルは他の時間相関信号の表示用
に使用できます。アナログ差動チャネ
ルを使用すれば、High-Speed USB を
高いシグナル・インテグリティで解析
できます。
USB プロトコル・トリガとサーチ
豊富なプロトコル・レベルのトリガ機能にアクセスできます。このアプリケーションでは、USB 固有のプロトコル・レベ
ルのトリガ条件を設定できます。シリアル・トリガを選択した場合は、オシロスコープ内部の特別なリアルタイム・トリガ・
ハードウェアがオンになります。
ハードウェア・トリガにより、オシロスコープがトリガ・イベントを見逃すことはありません。このハードウェアは、オ
シロスコープ・チャネルやデジタル・チャネルが捕捉した信号を受け取り、プロトコル・フレームを復元します。次に、
これらのプロトコル・フレームを指定したプロトコル・レベルのトリガ条件と比較して、条件が満たされた場合にトリガ
をかけます。
USB トリガ・セットアップ
USB トリガ・セットアップ
トークン、データ、ハンドシェーク、スペシャル、
エラー・タイプなど、幅広い USB プロトコルを
トリガ条件に使用できます。
オシロスコープのトリガ・メニューからプロト
コル・トリガ機能にすばやくアクセスできます。
200 ビットまでの 16 進数、2 進数または 10 進数
で USB トリガを指定できます。
ペイロード・エディタ
収集後のサーチ
イベントのクイック検出
ペイロード・エディタを使用して、デー
タ値をワード単位で指定します。
トリガ・メニューと同じメニューを
使って、収集したプロトコル・リスト
をサーチできます。
指定したイベントの次の発生箇所に
すばやく移動できます。
3
Low、Full-Speed USB プロトコルのデコード
波形間の正確な時間相関とリストによる Full-Speed USB プロトコルのデコード
Agilent のマルチタブ・プロトコル・ビュワーには、波形および選択したパケッ
ト間の相関が表示されます。選択したパケット(リストの強調表示されている青
色の行)は、波形表示の青色の線と時間相関されています。波形の中を青色のト
ラッキング・マーカを時間軸に沿って動かすと、青色のバーがパケット・ウィン
ドウ内で自動的にトラッキングします。または、パケット・ビュワー内をスクロー
ルして、特定のパケットを強調表示すれば、時間相関トラッキング・マーカも波
形の対応するポイントに移動します。
Low、Full、High-Speed USB の
サポート
Low、Full-Speed USB に MSO のデジ
タル・チャネルを使用すれば、アナロ
オシロスコープの波形領域を活用して、 フルスクリーン・リストを使用して、
グ・チャネルを他のシステム動作用に
デコード情報を表示できます。USB で ディスプレ全体にプロトコル情報を表
使用できます。
は、小目盛りはクロック遷移を示し、 示できます。プロトコル・ビュワー・
大目盛りはシリアル・パケットの各ワー ウィンドウには、リスト内の各シリア
ドの始まりと終わりを示しています。
ル・パケットのインデックス番号、タ
イムスタンプ、データが表示されます。
デコードされたシリアル・パケットを
スクロールして、目的のイベントや伝
送エラーを見つけることができます。
また、リスト・ウィンドウ内のデータ
を .csv または .txt ファイルに保存して、
オフラインで解析したり、レポートを
作成することができます。
画面に表示された USB プロトコル
フルスクリーン USB リスト
4
High-Speed USB プロトコルのデコード
時間相関マーカを使用して、物理層と High-Speed USB のプロトコル
層の間をすばやく移動できます。またデコード機能により、プロトコ
ル・データが波形領域に表示できます。さらに、業界初のオシロスコー
プ・ベースのマルチタブ・プロトコル・ビュワーを使用して、リスト・
フォーマットでプロトコル・イベントを表示できます。小目盛りマー
クは、クロック遷移を示し、大目盛りは、USB シリアル・パケット
のセクションを示しています。
詳 細 タ ブ で は 読 み や す い テ キ ス ト・
フィールドにパケットが分割され、マ
ウスを重ねると、ポップアップに追加
の詳細情報が表示されます。
ペイロード・タブには、バイトごとに
16 進 /ASCII 表示されたパケットで伝
送されるデータが表示されます。
5
ヘッダ・タブには、データ・ブック・
フォーマットのパケットが表示されま
す。タブ上にマウスを重ねると、ポッ
プアップに追加の詳細情報が表示され
ます。
USB の仕様と特性
USB 2.0 のサポート速度
Low-Speed(1.5 Mb/s)
Full-Speed(12 Mb/s)
High-Speed(480 Mb/s)(差動接続が必須)
プロービング
Low、Full-Speed USB にはシングルエンド接続が必須
High-Seed USB には差動接続が必須
D+ および D −データ・ソース
アナログ・チャネル:1、2、3 、4
任意の波形メモリ
Low、Full-Speed USB プロトコルについては、MSO モデルでは、デジタル・
チャネル D0 ∼ D15 も使用可能
自動設定
トリガ・レベル、測定しきい値、V/div、垂直軸オフセット、メモリ容量、
サンプリング・レート、トリガ、ホールドオフを自動的に設定し、デコード/
トリガを正確に実行
トリガ・タイプ
トークン:
任意のトークン:OUT、IN、SOF または SETUP
以下のうちの最大 3 個の論理和
PID チェック、アドレス、終端点または CRC
データ:
DATA0、DATA1、DATA2、MDATA
PID チェック、ペイロード、CRC 値の論理和
ハンドシェーク:
任意のハンドシェーク:ACK、NAK、NYET、STALL
ハンドシェーク用の PID チェック値
スペシャル
任意のスペシャル・トリガ
PID チェック値で予約
以下のうちの 3 個の論理和で分割
• PID チェック
• アドレス
• SC(SSPLIT または CSPLIT を選択)
• ポート
• S(Full-Speed または Low-Speed を選択)
• ET(アイソクロナス、バルクまたは割り込みを選択)
• CRC
PING:以下のうちの 3 個の論理和
PID チェック、アドレス、終端点、CRC
PID チェック値を持つ PRE/ERR
エラー
任意のエラー、PID エラー、異常 5 ビット CRC、異常 16 ビット CRC
6
オーダ情報
このアプリケーションは、すべての 9000 シリーズ・オシロスコープ・モデルで使用できます。
ソフトウェア・
アプリケーション
オシロスコープの新規購入時の
ロック・ライセンス
ユーザ・インストールの
ノードロック・
ライセンス
サーバ・ライセンス
(N5435A オプション)
005
N5464B
034
USB トリガ/デコード
関連カタログ
タイトル
カタログ・タイプ
カタログ番号
Infiniium 9000 シリーズ ・ オシロスコープ
Data Sheet
5989-3746JAJP
N5416A Infiniium USB テスト・オプション
Data Sheet
5989-4044JAJP
7
電子計測UPDATE
www.agilent.co.jp/find/emailupdates-Japan
Agilent からの最新情報を記載した電子メール
を無料でお送りします。
Agilent Direct
www.agilent.co.jp/find/agilentdirect
測定器ソリューションを迅速に選択して、使用
できます。
Remove all doubt
アジレント・テクノロジーでは、柔軟性の高
い高品質な校正サービスと、お客様のニーズ
に応じた修理サービスを提供することで、お
使いの測定機器を最高標準に保つお手伝いを
しています。お預かりした機器をお約束どお
りのパフォーマンスにすることはもちろん、
そのサービスをお約束した期日までに確実に
お届けします。熟練した技術者、最新の校正
試験プログラム、自動化された故障診断、純
正部品によるサポートなど、アジレント・テ
クノロジーの校正・修理サービスは、いつも
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ます。
また、お客様それぞれの技術的なご要望やビ
ジネスのご要望に応じて、
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ラミングのプロセスを簡素化することにより、
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アを支援します。Agilent の広範囲のシステム
対応測定器、オープン・インダストリ・ソフトウ
ェア、PC 標準 I/O、
ワールドワイドのサポートは、
テスト・システムの開発を加速します。
●
アプリケーション・サポート
●
システム・インテグレーション
導入時のスタート・アップ・サービス
教育サービス
●
●
など、専門的なテストおよび測定サービスも
提供しております。
世界各地の経験豊富なアジレント・テクノロ
ジーのエンジニアが、お客様の生産性の向上、
設備投資の回収率の最大化、測定器のメイン
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www.agilent.co.jp/find/removealldoubt
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スで、
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を提供します。Agilentは、
LXIコンソーシアム
の設立メンバです。
アジレント・テクノロジー株式会社
本社〒 192-8510 東京都八王子市高倉町 9-1
Windows®はMicrosoft Corporationの登録商標です。
計測お客様窓口
受付時間 9:00-18:00(土・日・祭日を除く)
TEL ■■ 0120-421-345
(042-656-7832)
FAX ■■ 0120-421-678
(042-656-7840)
Email
[email protected]
電子計測ホームページ
www.agilent.co.jp
●
記載事項は変更になる場合があります。
ご発注の際はご確認ください。
Agilent Technologiesのオシロスコープ
20 MHz∼90 GHz以上でさまざまなサイズ、業界最高レベルの仕様と、幅広いアプリケーション
© Agilent Technologies, Inc.2009
Published in Japan, June 15, 2009
5990-3922JAJP
0000-00DEP
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